JP2016078475A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】排水性が良く制動距離が短い空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】主溝11によりタイヤ幅方向内側の部分と隔てられたショルダー部12aを有し、ショルダー部12aにタイヤ幅方向に伸びるスリット2が形成された空気入りタイヤであって、スリット2の側壁のうち、タイヤ回転時に先に接地する陸部15側の側壁23に第1テーパ部21が、後に接地する陸部16側の側壁27に第2テーパ部25が形成され、第1テーパ部21の主溝側の端部22は第2テーパ部25の主溝側の端部26よりも主溝に近く、第2テーパ部25は、スリットの接地面への開口端の幅が、第2テーパ部25が形成されていない部分における当該幅よりも広がるように形成されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は空気入りタイヤに関する。
通常、空気入りタイヤのトレッドには、タイヤ周方向に伸びる幅が広い主溝や、タイヤ幅方向に伸びる比較的幅が狭いスリット等が設けられている。そして、主溝やスリット等により区分された複数の陸部が形成されている。このような空気入りタイヤでは、制動時に陸部の端部付近に大きな接地圧がかかり、陸部内における接地圧が不均一になる。その結果、制動距離が長くなったり、偏摩耗が生じたりする。
これに対し、特許文献1や特許文献2に記載されているように、陸部の端部付近がテーパ状になっている空気入りタイヤがある。このような空気入りタイヤでは、陸部の端部付近にかかる接地圧が低減され、陸部内における接地圧が比較的均一になる。そのため、制動距離が短くなり、偏摩耗も生じにくくなる。
特開2007−112218号公報 特開2009−61985号公報
しかし、陸部の端部付近がテーパ状であるだけでは解決されない問題として、スリットにおける排水性の悪さがある。排水性が悪いとその影響で制動距離が長くなる。
そこで本発明は、排水性が良く制動距離が短い空気入りタイヤを提供することを課題とする。
実施形態の空気入りタイヤは、トレッドに、主溝によりタイヤ幅方向内側の部分と隔てられたショルダー部を有し、前記ショルダー部にタイヤ幅方向に伸びる溝状のスリットが形成された空気入りタイヤであって、前記スリットの側壁のうち、タイヤ回転時に先に接地する陸部側の側壁に第1テーパ部が、後に接地する陸部側の側壁に第2テーパ部が形成され、前記第1テーパ部の前記主溝側の端部は前記第2テーパ部の前記主溝側の端部よりも前記主溝に近く、前記第2テーパ部は、前記スリットの接地面への開口端の幅が、前記第2テーパ部が形成されていない部分における当該幅よりも広がるように形成されていることを特徴とする。
実施形態の空気入りタイヤは、排水性が良く、そのぶん制動距離が短い。
実施形態の空気入りタイヤのトレッドパターンを示す図。 (a)実施形態の空気入りタイヤのスリット2を示す図。(b)A−A断面図。(c)B−B断面図。(d)C−C断面図。 (a)実施形態の空気入りタイヤの別の形態のスリット2を示す図。(b)A−A断面図。(c)B−B断面図。(d)C−C断面図。
実施形態の空気入りタイヤの断面構造は周知の構造である。具体的には、タイヤの骨格を形成するカーカスの上にベルト層等が設けられ、その上にトレッド1が設けられている。トレッド1の表面には、図1に例示するようなトレッドパターンが形成されている。
図1の実施形態では、トレッド1には、タイヤ周方向に伸びる4本の主溝11が設けられている。そして、主溝11により隔てられて、タイヤ幅方向両側のショルダー部12a、12bと、タイヤ幅方向中央のセンター部13と、センター部13とショルダー部12a、12bとの間のメディエイト部14a、14bとが設けられている。
ショルダー部12a、12bのうち少なくともいずれか一方には、以下に説明する溝状のスリット2が形成されている。本実施形態では、車両に取り付けた場合にOUT側(車両幅方向外側)となるショルダー部12aにスリット2が形成されているものとする。通常スリット2はタイヤ周方向に複数個並んでいる。図示するように、ショルダー部12aにはスリット2以外の溝が形成されていても良い。
図2に示すように、スリット2は、タイヤ幅方向に伸び、主溝11に開口している。タイヤ径方向外方から見て、スリット2はタイヤ回転方向に凸となるように湾曲している。またスリット2はタイヤ幅方向に対し斜めになっている。詳細には、スリット2は、主溝11への開口部を基準としてタイヤ回転方向へ斜めになっている。つまり、スリット2のタイヤ幅方向外側の端部は、スリット2の主溝11への開口部よりも、タイヤ回転方向の位置にある。
スリット2の底部のうち、スリット2の主溝11への開口端から、該開口端から一定距離だけスリット2内に入った位置までの部分が、底上げされて、ブリッジ3が形成されている。スリット2を挟んでタイヤ回転時に先に接地する陸部15と、後に接地する陸部16とがあり、ブリッジ3はこれらの陸部を繋いでいる。ブリッジ3の上部30は、接地面4に対して凹んでいる。ブリッジ3の上部30と、スリット2の最も深い部分とは、斜面によって繋がっていても良いし、段差になっていても良い。
スリット2の側壁のうち、タイヤ回転時に先に接地する陸部15側の側壁23には、第1テーパ部21が形成されている。第1テーパ部21は、先に接地する陸部15の接地面4の端部付近が面取りされた形状をしている。第1テーパ部21はタイヤ幅方向のブリッジ3が形成されている位置(例えば、ブリッジ3の主溝11側の端部の位置であっても良いし、ブリッジ3のタイヤ幅方向の長さの中間地点であっても良いが、図2の実施形態ではブリッジ3のタイヤ幅方向外側の端部の位置)からタイヤ幅方向外側に向かって形成されている。
スリット2の接地面4への開口端のうち先に接地する陸部15側の端部は、スリット2が主溝11に開口している位置から、スリット2のタイヤ幅方向外側の端部付近にかけて、1本の曲線Sとなっている。そして、第1テーパ部21は、該曲線Sよりもスリット2の内側へ突出した部分に形成されている。
第1テーパ部21の高さ、すなわち第1テーパ部21のスリット2底部側の端部21aから接地面4までのタイヤ径方向の長さは、スリット2の深さ、すなわちスリット2の底部(ここでの底部とは、スリット2の底が平面になっている場合はその平面のことで、スリット2の底が曲面になっている場合はその曲面の最も深い部分のことである。)から接地面4までのタイヤ径方向の長さの、10%以上50%以下であることが望ましい。また、第1テーパ部21のスリット2底部側の端部21aのスリット2底部(同上)からの高さが、ブリッジ3の上部30のスリット2底部(同上)からの高さと一致していることが望ましい。なお、ブリッジ3の上部30とは、上部30が平面になっている場合はその平面のことで、上部30が曲面になっている場合はその曲面の接地面4から最も凹んでいる部分のことである。
スリット2の側壁のうち、タイヤ回転時に後に接地する陸部16側の側壁27には、第2テーパ部25が形成されている。第2テーパ部25は、後に接地する陸部16の接地面4の端部付近が面取りされた形状をしている。第2テーパ部25の主溝11側の端部26は、第1テーパ部21の主溝11側の端部22よりも、タイヤ幅方向外側の位置にある。本実施形態の場合は、第2テーパ部25の主溝11側の端部26は、ブリッジ3よりもタイヤ幅方向外側にある。第2テーパ部25は、その主溝11側の端部26から、タイヤ幅方向外側に向かって形成されている。
この第2テーパ部25は、スリット2の接地面4への開口端の幅(ここで幅とは、スリット2の伸びる方向に直交する方向の長さのこと)が広がるように形成されている。そのため、第2テーパ部25が形成されている範囲におけるスリット2の接地面4への開口端の幅は、第2テーパ部25より主溝11側におけるスリット2の接地面4への開口端の幅よりも広い。スリット2の接地面4への開口端のうち後に接地する陸部16側の端部を表す線は2つの曲線からなる。1つめの曲線は、スリット2が主溝11に開口している位置から、第2テーパ部25の主溝11側の端部26までの曲線Tである。2つめの曲線は、第2テーパ部25の主溝11側の端部26から、スリット2のタイヤ幅方向外側の端部付近までの曲線Uである。そして、第2テーパ部25の主溝11側の端部26が、これら2つの曲線T、Uの屈曲点となっている。
また、スリット2の後に接地する陸部16側の側壁27のうち、第2テーパ部25を除く部分は、スリット2の主溝11への開口端から第2テーパ部25(後述するように第2テーパ部25の幅がタイヤ幅方向外側で狭くなっている場合は、第2テーパ部25のうちその幅が狭くなっていない部分)のタイヤ幅方向外側の端部までの範囲で、平面視で、1本の曲線Vを描いている。つまり、スリット2の後に接地する陸部16側の側壁27のうち第2テーパ部25を除く部分は、前記範囲において、1つの曲面である。
第2テーパ部25の高さ、すなわち第2テーパ部25のスリット2底部側の端部25aから接地面4までのタイヤ径方向の長さは、スリット2の深さ、すなわちスリット2の底部(ここでも、底部とは、スリット2の底が平面になっている場合はその平面のことで、スリット2の底が曲面になっている場合はその曲面の最も深い部分のことである。)から接地面4までのタイヤ径方向の長さの、10%以上50%以下であることが望ましい。また、第2テーパ部25のスリット2底部側の端部25aのスリット2の底部(同上)からの高さが、ブリッジ3の上部30のスリット2の底部(同上)からの高さと一致していることが望ましい。
ここで、第1テーパ部21のスリット2底部側の端部21aと第2テーパ部25のスリット2底部側の端部25aとは、スリット2の底部(同上)から同じ高さにあることが望ましい。
スリット2の底部(ここでの底部とは、スリット2の底が平面になっている場合はその平面のことで、スリット2の底が曲面になっている場合はその曲面のことである。)の幅(ここで幅とは、スリット2の伸びる方向に直交する方向の長さのこと)は、第1テーパ部21と第2テーパ部25の両方が形成されている範囲において、一定である。
なお一般に、スリット2の深さはタイヤ幅方向外側ほど浅い。そのこと等と関連して、図示するように、スリット2のうちタイヤ幅方向外側の部分には、第1テーパ部21や第2テーパ部25が形成されていない場合がある。また、スリット2のうちタイヤ幅方向外側の部分において、第1テーパ部21や第2テーパ部25の幅(ここで幅とは、スリット2の伸びる方向に直交する方向の長さのこと)が狭くなっている場合がある。これらの部分のタイヤ幅方向の長さは、スリット2のタイヤ幅方向の全長の30%以内であることが望ましい。
以上の構造の空気入りタイヤの効果について説明する。
上記のように、スリット2の2つの側壁23、27にそれぞれ第1テーパ部21、第2テーパ部25が形成されており、このスリット2がタイヤ周方向に複数個並んでいる。そのため、2つのスリット2、2で挟まれた陸部は、踏み込み側と蹴り出し側の両方の端部にテーパ部が形成されていることになる。そのため、陸部の端部付近にかかる接地圧が低減され、陸部内における接地圧が比較的均一になる。そのため、タイヤの制動距離が短くなり、トレッド1の偏摩耗も生じにくくなる。
ここで、主溝11を流れて来た水は、タイヤ回転時に後に接地する陸部(すなわちスリット2よりもタイヤ回転方向の陸部)16側の側壁27のうち、スリット2の主溝11への開口端付近の部分に当たり、スリット2内に入る。その水の流路は図2に矢印で示されている通りである。スリット2内に入った水は、スリット2内を通って、タイヤ幅方向外側へ排出される。
そして、本実施形態では、第2テーパ部25の主溝11側の端部26は、第1テーパ部21の主溝11側の端部22よりも、主溝11から離れている。つまり、タイヤ回転時に後に接地する陸部16側の側壁27には、スリット2の主溝11への開口端から比較的長距離にわたって第2テーパ部25が形成されていない。そのため、タイヤ回転時に後に接地する陸部16側の側壁27に当たった水は、スリット2の伸びる方向へしっかりと方向付けされる。そのため、スリット2内に入った水がしっかり排水される。そのためタイヤの制動距離が短い。
さらに、第2テーパ部25が、スリット2の接地面4への開口端の幅が広がるように形成されているため、そのぶんスリット2内の水の流路が広い。そのため、スリット2からの排水性が良く、タイヤの制動距離が短い。
また、スリット2内の主溝11側の端部付近にブリッジ3が形成され、そのブリッジ3がタイヤ回転時に先に接地する陸部15と後に接地する陸部16とを繋いでいるため、これらの陸部15、16の剛性が高い。そのため、陸部15、16における接地圧が均一に保たれ易く、そのぶんタイヤの制動距離が短くなる。またトレッド1の偏摩耗も生じにくくなる。
また、第1テーパ部21の主溝11側の端部22が、主溝11に近いブリッジ3の位置にある。そのため、スリット2にはタイヤ幅方向に広い範囲にわたって第1テーパ部21が形成されていることになる。そのため、陸部の端部付近にかかる接地圧がより低減され、陸部内における接地圧がより均一になる。その結果、制動距離が短くなり、偏摩耗も生じにくくなる。
また、第1テーパ部21や第2テーパ部25の高さがスリット2の深さの10%以上であれば、スリット2における排水性が良い。また、第1テーパ部21や第2テーパ部25の高さがスリット2の深さの50%以下であれば、陸部の剛性が極端に低下しない。従って、第1テーパ部21や第2テーパ部25の高さがスリット2の深さの10%以上50%以下であれば、制動距離が特に短い。
実施例及び比較例の空気入りタイヤの制動距離及び耐偏摩耗性を調べた。
実施例の空気入りタイヤは上記実施形態の特徴を備えるものである。これに対し、比較例の空気入りタイヤでは、スリットの両側(タイヤ回転時に先に接地する陸部側と後に接地する陸部側)の側壁にテーパ部が形成されているが、これらのテーパ部はいずれもスリットの主溝への開口端からタイヤ幅方向外側へ形成されている。また、比較例の空気入りタイヤでは、ブリッジが形成されていない。
制動距離については次のように調べた。空気入りタイヤを、車両指定の空気圧とし、標準リムに組み、車両に取り付けた。そしてその車両を、1mmの水膜が張られた路面で時速100kmで走行させ、フルブレーキをかけ、停止するまでの距離を測定した。停止するまでの距離の逆数を取り、その逆数を、比較例1の値を100とする指数に変換した。指数が大きいほど制動距離が短いことを示している。
耐偏摩耗性については次のように調べた。空気入りタイヤを上記と同様に車両に取り付け、その車両を12000km走行させた。そしてヒールアンドトゥ摩耗を調べてその逆数を取り、その逆数を、比較例1の値を100とする指数に変換した。指数が大きいほど、ヒールアンドトゥ摩耗が少なく耐偏摩耗性が優れていることを示している。
用いた空気入りタイヤのサイズは225/50R17である。
結果は表1の通りである。制動距離、耐偏摩耗性共に、実施例の方が指数が大きかった。このことから、実施例の空気入りタイヤは比較例の空気入りタイヤよりも制動距離が短く、耐偏摩耗性が良いことがわかった。
Figure 2016078475
変更例について以下に説明する。
まず、主溝の数は4本に限定されない。主溝の数次第で、メディエイト部やセンター部が存在しない場合もあるし、これらの数が図1の実施形態における数と異なる場合もある。
また、スリットは湾曲していなくても良く、例えば直線状であっても良い。またスリットはタイヤ幅方向に対し斜めになっていなくても良い。
また、スリットにはブリッジが形成されていることが望ましいが、ブリッジが無くても良い。
また、図3に示すように、スリット2の第1テーパ部21と第2テーパ部25の両方が形成されている範囲において、スリット2の底部が、主溝11から遠ざかるにつれ幅広になっていても良い。このようになっているとスリット2の中の水がタイヤ幅方向外側へ排出されやすいため、タイヤの制動距離がさらに短くなる。
その場合、第1テーパ部21と第2テーパ部25の両方が形成されている範囲のうちタイヤ幅方向外側の端部におけるスリット2の底部の幅が、前記範囲のうち主溝11側の端部におけるスリット2の底部の幅の、110%以上150%以下であることが望ましい。これが110%以上であれば、スリット2における排水性が特に良い。またこれが150%以下であれば、陸部の剛性が極端に低下しない。従って、これが110%以上150%以下であれば、制動距離が特に短い。
1…トレッド、11…主溝、12a、12b…ショルダー部、13…センター部、14a、14b…メディエイト部、15…先に接地する陸部、16…後に接地する陸部、2…スリット、21…第1テーパ部、21a…第1テーパ部21のスリット2底部側の端部、22…第1テーパ部21の主溝11側の端部、23…陸部15側の側壁、25…第2テーパ部、25a…第2テーパ部25のスリット2底部側の端部、26…第2テーパ部25の主溝11側の端部、27…陸部16側の側壁、3…ブリッジ、30…ブリッジ3の上部、4…接地面、S…曲線、T…曲線、U…曲線、V…曲線

Claims (5)

  1. トレッドに、主溝によりタイヤ幅方向内側の部分と隔てられたショルダー部を有し、前記ショルダー部にタイヤ幅方向に伸びる溝状のスリットが形成された空気入りタイヤであって、
    前記スリットの側壁のうち、タイヤ回転時に先に接地する陸部側の側壁に第1テーパ部が、後に接地する陸部側の側壁に第2テーパ部が形成され、
    前記第1テーパ部の前記主溝側の端部は前記第2テーパ部の前記主溝側の端部よりも前記主溝に近く、
    前記第2テーパ部は、前記スリットの接地面への開口端の幅が、前記第2テーパ部が形成されていない部分における当該幅よりも広がるように形成されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記スリットの底部が、前記主溝から遠ざかるにつれ幅広になっている、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記スリットの底部のうち、前記スリットの前記主溝側の端部から、該端部から一定距離だけ前記スリット内に入った位置までの部分が、底上げされて、ブリッジが形成されている、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第1テーパ部の前記主溝側の端部が、タイヤ幅方向の前記ブリッジの位置にある、請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記第1テーパ部及び前記第2テーパ部のスリット底部側の端部のスリット底部からの高さが、前記ブリッジのスリット底部からの高さと一致している、請求項3又は4に記載の空気入りタイヤ。
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