JP2019500267A - 騒音低減トレッド - Google Patents
騒音低減トレッド Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019500267A JP2019500267A JP2018533700A JP2018533700A JP2019500267A JP 2019500267 A JP2019500267 A JP 2019500267A JP 2018533700 A JP2018533700 A JP 2018533700A JP 2018533700 A JP2018533700 A JP 2018533700A JP 2019500267 A JP2019500267 A JP 2019500267A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- flexible fence
- width
- flexible
- tread
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C19/00—Tyre parts or constructions not otherwise provided for
- B60C19/002—Noise damping elements provided in the tyre structure or attached thereto, e.g. in the tyre interior
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/04—Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag
- B60C11/042—Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag further characterised by the groove cross-section
- B60C11/047—Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag further characterised by the groove cross-section the groove bottom comprising stone trapping protection elements, e.g. ribs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/13—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
- B60C11/1307—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/13—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
- B60C11/1353—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove bottom
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/13—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
- B60C11/1307—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls
- B60C2011/1338—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls comprising protrusions
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/13—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
- B60C11/1353—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove bottom
- B60C2011/1361—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove bottom with protrusions extending from the groove bottom
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
本発明は、少なくとも2つの可撓性フェンスを含む複数の閉鎖装置が設けられた主溝を有するタイヤ用のトレッドを提供し、少なくとも1つの第1の可撓性フェンスは厚さt1を有し、溝底部から半径方向外側に延び、少なくとも1つの第2の可撓性フェンスは厚さt2を有し、一方の溝側壁から他方の溝側壁に向かって延び、第2の可撓性フェンスは、第2の可撓性フェンスの上縁部の自由端と第2の可撓性フェンスの底縁部の自由端とを結ぶ仮想線と、上縁部の自由端からタイヤの半径方向に延びる仮想線との間で角度A1をなすように成形され、溝底部での第1の可撓性フェンスの幅wb1は、最大で、主溝の溝底部の幅WBの45%であり、底縁部での第2の可撓性フェンスの幅wb2は、最大で、幅WBの40%である。
Description
本発明は、タイヤ用のトレッド、特に、主溝の溝共鳴によって発生する騒音の減衰を可能にする閉鎖装置を有するタイヤ用のトレッドに関する。
溝共鳴は、トレッドの溝と、タイヤと接触する路面との間に画定される空気柱での共振の発生によって起こる。この溝共鳴の周波数は、接地面において、溝と路面との間に形成される空気柱の長さに依存する。
この溝共鳴は、そのようなタイヤを装備した車両の内部騒音および外部騒音となり、これら内部および外部騒音の周波数は、人間の耳が感知しやすい1kHz周辺であることが多い。
そのような溝共鳴を抑えるために、ゴム系の材料でできており、厚さが比較的薄い可撓性フェンスの形態の複数の閉塞装置を各主溝に設けることは公知である。各可撓性フェンスが、主溝の断面領域のすべて、または少なくとも大部分をカバーすることは効果的である。各可撓性フェンスは、溝底部から延びるか、またはそのような主溝を画定する溝側壁の少なくとも1つに固定することができる。厚さが比較的薄いので、各可撓性フェンスは、主溝断面を開放して、路面、特に、濡れた路面上で水を流すために曲がらざるを得ない。
そのような可撓性のフェンスにより、空気柱の長さは、接地面内の主溝の全長よりも短いように短縮され、これは、溝共鳴の周波数を変化させる。共振周波数のこの変化により、溝共鳴によって発生する音が人間の耳にとって感知しにくくなる。
排水機能を維持するために、雨天時に走行する場合に、そのような可撓性フェンスは、主溝の断面部を開くために、水圧の作用によって、適切な形で曲がることが必要である。主溝の溝共鳴を抑えるために、この種の閉塞装置を使用する様々な問題解決策が提案された。
欧州特許第0908330号は、図4aで、3つの可撓性フェンスを含むフェンス部分を装備した主たる(主要な)溝を有するトレッドを開示しており、2つの可撓性フェンスが、対向する溝側壁から延び、もう1つの可撓性フェンスは、溝底部から延びる。しかし、そのような構成の場合、溝底部から延びる可撓性フェンスの流体動圧による曲げは、通常、そのような可撓性フェンスの中間部と底部との間で起こり、そのような可撓性フェンスの曲げ剛性は、摩耗とともに高くなり、結果として排水を妨害するので、特に、溝深さが摩耗で浅くなった場合に、溝共鳴の満足のいく抑制を維持しながら、満足のいく排水能力を維持することは困難である。さらに、そのような状況においてでさえ、溝側壁から延びる可撓性フェンスは、付加的な排水能力を示すことができない。
国際公開WO2013/072169号は、図1で、2つの可撓性装置(可撓性フェンス)を設けた溝を有するトレッドを開示しており、2つの可撓性装置の両方は、溝側壁の両側から延び、可撓性装置には、それらの底部壁にノッチが設けられている。しかし、そのような構成の場合、可撓性フェンスによる溝の断面の占有率が、ノッチのために不十分となり、またそのような可撓性フェンスを型成形および離型するのは困難であり、その結果、そのようなトレッドの生産性が低下する。
定義
「半径方向/配向」とは、タイヤの回転軸に垂直な方向/配向である。この方向/配向は、トレッドの厚さ方向に一致する。
「軸方向/配向」とは、タイヤの回転軸に平行な方向/配向である。
「円周方向/配向」とは、回転軸を中心とした任意の円に対して接線方向の方向/配向である。この方向/配向は、軸方向/配向、および半径方向/配向の両方に垂直である。
「タイヤ」とは、内圧がかかるか、またはかからないかにかかわらず、すべてのタイプの弾性タイヤを意味する。
タイヤの「トレッド」とは、横面と、タイヤが転動しているときに、一方が地面と接触することを意図された2つの主面とに囲まれた所定量のゴム材料を意味する。
「溝」とは、2つのゴム面/側壁間の空間であり、この2つのゴム面/側壁は、通常の転動状態のもとでそれら自体の間の接触はなく、別のゴム面/底部によって連結される。溝は、幅および深さを有する。
「主溝」とは、主に排水を担う比較的幅の広い溝である。多くの場合、そのような主溝は、通常、直線状、ジグザグなどの形態で円周の向きの方に延びる。主溝はまた、傾斜した向きの方に延び、排水を主に担う比較的広い幅を有する溝と解釈することもできる。
「接地面」とは、ETRTO、JATMA、またはTRAなどのタイヤの標準規格で特定される標準リムに取り付けられ、標準負荷をかけられて標準圧力で空気を注入されたタイヤの踏み跡である。
したがって、本発明の目的は、タイヤ用のトレッドを提供することであり、そのトレッドは、溝共鳴の満足のいく抑制と、そのようなトレッドの製造の生産性とを維持しながら、溝の深さが浅くなった場合でも、排水能力を改善することができる。
本発明は、転動時に地面と接触することを意図された接触面を有するタイヤ用のトレッドを提供し、このトレッドは、深さDを有し、2つの対向する溝側壁によって画定される少なくとも1つの主溝を含み、これらの溝側壁は、溝底部によって軸方向に連結され、主溝には、少なくとも2つの可撓性フェンスを含む複数の閉塞装置が設けられ、少なくとも1つの第1の可撓性フェンスは厚さt1を有し、溝底部からタイヤの半径方向外側に延び、少なくとも1つの第2の可撓性フェンスは厚さt2を有し、一方の溝側壁から他方の溝側壁に向かって延び、各閉塞装置は、主溝の断面領域の少なくとも70%をカバーし、少なくとも1つの閉塞装置が、接地面内の主溝に常に位置するように配置され、第2の可撓性フェンスは、溝底部に沿って、および溝底部から離間して延びる底縁部と、接触面に実質的に平行に延びる上縁部とを有し、第2の可撓性フェンスは、第2の可撓性フェンスの上縁部の自由端と第2の可撓性フェンスの底縁部の自由端とを結ぶ仮想線と、上縁部の自由端からタイヤの半径方向に延びる仮想線との間で角度A1をなすように成形され、溝底部での第1の可撓性フェンスの幅wb1は、最大で、主溝の溝底部の幅WBの45%であり、底縁部での第2の可撓性フェンスの幅wb2は、最大で、主溝の溝底部の幅WBの40%である。
この構成は、特に、溝深さがトレッドの摩耗で浅くなった場合に、排水能力を改善し、その一方で、溝共鳴の満足のいく抑制と、そのようなトレッドの製造の生産性を維持する。
上記の構成によれば、主溝には、主溝の断面領域の少なくとも70%をカバーするように、少なくとも2つの可撓性フェンスを含む複数の閉塞装置を設けられ、複数の閉塞装置は、転動時に、少なくとも1つの閉塞装置が、接地面内の主溝に常に位置するように配置される。したがって、路面により形成される主溝の空気柱の長さは、閉塞装置のない場合に形成される空気柱の長さと異なり、溝共鳴のピークは、人間の耳に聞こえる周波数領域の外に移動する。その結果、主溝の空気柱共振による溝共鳴を改善することができる。
溝底部での第1の可撓性フェンスの幅wb1は、最大で、主溝の溝底部の幅WBの45%であるので、第1の可撓性フェンスが、摩耗により、液体の流体動圧で曲がるのが困難になる溝深さまで浅くなった場合でさえ、排水のための満足のいく空間を維持することができる。その結果、浅い溝深さでの主溝の排水能力を改善することができる。
溝底部での第1の可撓性フェンスの幅wb1が、主溝の溝底部の幅WBの45%を超える場合、浅い溝深さでの主溝の排水能力が維持できないというリスクがある。第1の可撓性フェンスのこの幅wb1を、最大で、主溝の溝底部の幅WBの45%に設定することで、浅い溝深さでの主溝の排水能力を改善することができる。溝底部での第1の可撓性フェンスのこの幅wb1は、最大で、主溝の溝底部の幅WBの40%であるのが好ましい。
底縁部での閉塞装置の第2の可撓性フェンスの幅wb2は、最大で、主溝の溝底部の幅WBの40%である。したがって、型成形および離型時の第2の可撓性フェンスの十分な可撓性が保証されるので、第2の可撓性フェンスの型成形および離型時における、特に、第2の可撓性フェンスの底縁部が、溝側壁に連結される領域付近でのクラックの発生を回避することが可能である。その結果、トレッドの生産性が維持される。
底縁部での第2の可撓性フェンスの幅wb2が、主溝の溝底部の幅WBの40%を超える場合、型成形および離型時に、特に、第2の可撓性フェンスの底縁部が溝側壁に連結される領域で、第2の可撓性フェンスのクラックが発生するリスクがある。底縁部での第2の可撓性フェンスのこの幅wb2を、最大で、主溝の溝底部の幅WBの40%に設定することで、トレッドの生産性が維持される。底縁部での第2の可撓性フェンスのこの幅wb2は、好ましくは、最大で、主溝の溝底部の幅WBの35%、より好ましくは、最大で30%である。
別の好ましい実施形態では、第1の可撓性フェンスおよび第2の可撓性フェンスは周方向に重ならない。
この構成によれば、第1および第2の可撓性フェンスは共に、単純なツールで、例えば、国際公開WO2013/076233号に記載した通りの成形型要素で製造することができるので、可撓性フェンスを有するトレッドの製造がより容易になり、したがって、トレッドの生産性をさらに改善することができる。
別の好ましい実施形態では、角度A1は、−25°〜25°である。
この構成によれば、型成形および離型時の第2の可撓性フェンスの十分な可撓性がさらに保証されるので、第2の可撓性フェンスの型成形および離型時における、特に、第2の可撓性フェンスの底縁部が、溝側壁に連結される領域付近でのクラックの発生をさらに回避することが可能である。
角度A1が、−25°未満、または25°を超える場合、底縁部での第2の可撓性フェンスの幅wb2が、最大で、主溝の溝底部の幅WBの40%に制限される場合でさえ、型成形および離型時に、特に、第2の可撓性フェンスの底縁部が溝側壁に連結される領域で、第2の可撓性フェンスのクラックが発生するリスクがある。この角度A1を−25°〜25°に設定することで、トレッドの生産性が維持される。この角度A1は、好ましくは−20°〜20°、より好ましくは−18°〜18°である。
別の好ましい実施形態では、閉塞装置は、1つの第1の可撓性フェンスおよび2つの第2の可撓性フェンスを含み、各第2の可撓性フェンスは、各対向する溝側壁から延びる。
この構成によれば、各可撓性フェンスによってカバーされる断面領域は、閉塞装置としての可撓性フェンスを有するトレッドを製造するための単純なツールを使用して縮小できるので、閉塞装置としての可撓性フェンスを有するトレッドの良好な生産性を維持しながら、閉塞装置によって、主溝の可能な限り広い断面領域を効率的にカバーすることが可能である。
別の好ましい実施形態では、第1の可撓性フェンスの厚さt1は、第2の可撓性フェンスの厚さt2と異なる。
この構成によれば、可撓性フェンスにより、性能を折衷することができる。第1の可撓性フェンスの厚さt1を第2の可撓性フェンスの厚さt2よりも厚くすることで、第2の可撓性フェンスと比較して第1の可撓性フェンスの曲げ剛性が高くなるために、第1の可撓性フェンスの摩耗をトレッド摩耗と調和させることが可能である。反対に、第1の可撓性フェンスの厚さt1を第2の可撓性フェンスの厚さt2よりも薄くすることで、溝深さが浅くなった場合でさえ、第1の可撓性フェンスを容易に曲げることができ、これは、排水能力をさらに向上させる。
本発明の他の特徴および利点が、添付図面を参照して下記になされる説明から明らかになり、添付図面は、本発明の実施形態を非限定的な例として示す。
本発明の好ましい実施形態が、図面を参照して下記に説明される。
本発明の第1の実施形態によるタイヤ用のトレッド1が図1、2、3を参照して説明される。図1は、本発明の第1の実施形態によるトレッド1の一部分の概略図である。図2は、図1でIIとして指示した部分を示す拡大概略図である。図3は、図1のIII−III線に沿って切り取った概略断面図である。
トレッド1は、寸法225/45R17を有するタイヤ用のトレッドであり、転動時に地面と接触することを意図された接触面2と、XX’として示すタイヤの周方向に延びる複数の主溝3とを含む。主溝3は、互いに対向し、溝底部33によって連結された2つの溝側壁31、32によって画定される。主溝3は、接触面2の高さ位置での幅WFと、(図3に示す)深さDとを有する。溝底部33は、接触面2の高さ位置での幅WFよりも狭い幅WBを有する。
図1に示すように、接地面5は、トレッド1を含むタイヤが、その標準リムに取り付けられ、その標準圧力で空気を注入され、その標準負荷をかけられた場合に、タイヤの周方向に接地面長さLを有する。‘ETRTO Standard Manual 2015’によれば、このサイズの標準リムは7.5Jであり、標準圧力は250kPaであり、標準負荷は615kgである。
図1に示すように、主溝3に複数の閉塞装置4が設けられている。閉塞装置4は、転動時に、地面と接地面5内の主溝3とで形成される空気柱を分割する1つの第1の可撓性フェンス41および2つの第2の可撓性フェンス42を含む。各閉塞装置4は、主溝3内で、タイヤの周方向に距離Pだけ互いに離間している。距離Pは、各主溝3内の少なくとも1つの閉塞装置4が、転動時に接地面5に常に配置されるように、接地面長さLよりも短くなっている。
閉塞装置4は、厚さt1を有し、主溝3の溝底部33からタイヤの半径方向外側に延びる1つの第1の可撓性フェンス41と、厚さt2を有し、主溝3の溝側壁31、32の一方から、同じ主溝3の対向する溝側壁32、31に向かって延びる2つの第2の可撓性フェンス42とを含む。図2および図3に示すように、各閉塞装置4は、主溝3の断面領域の少なくとも70%をカバーし、一方、各可撓性フェンスの半径方向最外部分は、接触面2の高さ位置から半径方向内側にずれている。
溝底部33での第1の可撓性フェンス41の幅(軸方向長さ)wb1は、最大で、主溝3の溝底部33の幅(軸方向長さ)WBの45%に設定されている。第1の実施形態では、溝底部33での第1の可撓性フェンス41のこの幅wb1は、主溝3の溝底部33の幅WBの34%である4.0mmに設定される。
第2の可撓性フェンス42は、底縁部422および上縁部421を有する。底縁部422は、溝底部33から上方に離間した高さ位置で、溝底部33に平行に、軸方向に延び、底縁部422と溝底部33との間で軸方向に延びる狭いギャップを画定する。上縁部421は、接触面2から下方に離間した高さ位置で、接触面2に実質的に平行に、軸方向に延びている。この実施形態では、上縁部421および底縁部422の自由端または先端は、半径方向に整列している。
底縁部422での第2の可撓性フェンス42の幅(軸方向長さ)wb2は、最大で、溝底部33の幅(軸方向長さ)WBの40%に設定される。この第1の実施形態では、同じ第2の可撓性フェンス42の底縁部422での第2の可撓性フェンス42のこの幅wb2は、主溝3の溝底部33の幅WBの20%である2.4mmである。
図2および図3に示すように、第2の可撓性フェンス42の自由端または先端側縁部と、第1の可撓性フェンス41の側縁部との間には、半径方向に延びる狭いギャップが形成されている。したがって、第1の可撓性フェンス41および第2の可撓性フェンス42は周方向に重ならないように成形されている。
さらに、第2の可撓性フェンス42は、上縁部421および底縁部422の自由端を結ぶ仮想線と、自由端、上縁部421からタイヤの半径方向に延びる仮想線との間で角度A1をなすように成形されている。この第1の実施形態では、上縁部421および底縁部422の自由端は半径方向に整列しているので、この角度A1は0°であり、図1、2、3に示されていない。
トレッド1は、閉塞装置4に関連する構成を除いて、従来のトレッドと同じ構造であり、従来の空気式ラジアルタイヤおよび他の非空気式タイヤに適用されることを意図されている。したがって、トレッド1の内部構造の説明は省略する。
主溝3は、それぞれが、主溝3の半径方向断面領域の少なくとも70%をカバーする複数の閉塞装置4を設けられ、この閉塞装置4は、少なくとも1つの閉塞装置4が、接地面5に常に位置するように配置される。したがって、接地面5内で主溝3によって形成される空気柱の長さは、溝共鳴ピークが、人間の耳の可聴周波数領域から外れる長さに変わる。したがって、主溝3の空気柱共振による溝共鳴は無害になり得る。
閉塞装置4の第2の可撓性フェンス42は、溝底部33に対向する底縁部422を有するように設けられ、溝底部33での第1の可撓性フェンス41の幅wb1は、最大で、主溝3の溝底部33の幅WBの45%である。摩耗により、第1の可撓性フェンス41が、水の流体動圧で曲がるのが困難になる溝深さまで浅くなった場合でさえ、排水のための満足のいく空間を維持することができる。その結果、浅い溝深さでの主溝3の排水能力を改善することができる。溝底部33での第1の可撓性フェンス41のこの幅wb1は、最大で、主溝3の溝底部33の幅WBの40%であるのが好ましい。
底縁部422での閉塞装置4の第2の可撓性フェンス42の幅wb2は、最大で、主溝3の溝底部33の幅WBの40%である。その結果、型成形および離型時に、第2の可撓性フェンス42の十分な可撓性が保証されるので、第2の可撓性フェンス42の型成形および離型時に、特に、第2の可撓性フェンス42の底縁部422が、溝側壁31、32に連結される領域付近でのクラックの発生を回避することができる。その結果、トレッド1の生産性が維持される。底縁部422での第2の可撓性フェンス42のこの幅wb2は、好ましくは、最大で、主溝3の溝底部33の幅WBの35%、より好ましくは、最大で30%である。
第1の可撓性フェンス41および第2の可撓性フェンス42は周方向に重ならない。第1の可撓性フェンス41および第2の可撓性フェンス42は共に、単純なツールで、例えば、国際公開第2013/076233号パンフレットに記載した通りの成形型要素で製造することができるので、閉塞装置4(可撓性フェンス41、42)を有するトレッド1の製造がより容易になり、したがって、トレッドの生産性をさらに改善することができる。
閉塞装置4は、1つの第1の可撓性フェンス41と、対向する溝側壁31、32から延びる2つの第2の可撓性フェンス42とを含む。各可撓性フェンス41、42によってカバーされる断面領域は、閉塞装置4として可撓性フェンス41、42を有するトレッド1を製造するための単純なツールを使用して縮小することができるので、閉塞装置4として可撓性フェンス41、42を有するトレッド1の良好な生産性を維持しながら、閉塞装置4によって、主溝3の断面領域の大部分を効率的にカバーすることが可能である。
本発明の第2の実施形態によるトレッド21が、図4および図5を参照して説明される。図4は、本発明の第2の実施形態による一部分の拡大概略図である。図5は、本発明の第2の実施形態による概略断面図である。この第2の実施形態の構成は、図4および図5に示す構成以外は第1の実施形態の構成と同様であり、したがって、図4および図5を参照して説明する。
第2の実施形態では、閉塞装置24は、厚さt1を有し、主溝23の溝底部233から延びる1つの第1の可撓性フェンス241と、厚さt2を有し、各対向する溝側壁231、232から延びる2つの第2の可撓性フェンス242とを含む。2つの第2の可撓性フェンス242は、主溝3内で周方向に互いにずれている。第1の可撓性フェンス241は、2つの第2の可撓性フェンス242、242の周方向の間の位置に配置され、主溝23内で両方の第2の可撓性フェンス242から周方向にずれている。第1の可撓性フェンス241の厚さt1は、図4に示すように、第2の可撓性フェンス242の厚さt2よりも薄くなっている。第1の可撓性フェンス241および第2の可撓性フェンス242は、周方向に部分的に重なっている。第1の可撓性フェンス241および第2の可撓性フェンス242は、図5に示すように、主溝23の断面領域の少なくとも70%をカバーする。
第1の可撓性フェンス241は、上方に向かって先細りになった台形形状を有する。主溝23の溝底部233での第1の可撓性フェンス241の幅wb1は、最大で、溝底部233の幅WBの45%に設定される。第1の可撓性フェンス241は、接触面22の高さに実質的に等しい高さまで半径方向に延びている。溝底部233での第1の可撓性フェンス241のこの幅wb1は、主溝23の溝底部233の幅WBの38%である4.5mmである。
第2の可撓性フェンス242の底縁部2422は、底縁部2422の下に三角形の空間を形成するように、溝側壁231、232から上方斜めに延びている。第2の可撓性フェンス242の上縁部2421は、接触面22よりも下の高さ位置で接触面22に実質的に平行に延びている。底縁部2422での可撓性フェンス242の幅wb2(底縁部2422のタイヤ軸方向の長さ)は、最大で、溝底部233の幅WBの40%に設定される。この第2の実施形態では、底縁部2422での第2の可撓性フェンス242のこの幅wb2は、主溝23の溝底部233の幅WBの30%である3.5mmである。
第2の可撓性フェンス242は、上縁部2421および底縁部2422の自由端または先端を結ぶ仮想線と、タイヤの半径方向に延びる仮想線との間で角度A1をなすように成形される。この第2の実施形態では、この角度A1は−10°である。
角度A1は、−25°〜25°とすることができる。角度A1が、−25°未満、または25°を超える場合、底縁部での第2の可撓性フェンスの幅wb2が、最大で、主溝の溝底部の幅WBの40%に制限される場合でさえ、型成形および離型時に、特に、第2の可撓性フェンスの底縁部が溝側壁に連結される領域で、第2の可撓性フェンスのクラックが発生するリスクがある。この角度A1を−25°〜25°に設定することで、トレッドの生産性が維持される。この角度A1は、好ましくは−20°〜20°、より好ましくは−18°〜18°である。
第1の可撓性フェンス241の厚さt1は、第2の可撓性フェンス242の厚さt2よりも薄くなっている。溝深さが浅くなった場合でさえ、第1の可撓性フェンス241を容易に曲げることができ、これは、排水能力をさらに改善する。第1の可撓性フェンス241の厚さt1および第2の可撓性フェンス242の厚さt2は共に、好ましくは1.5mm以下、より好ましくは、1.0mm〜0.2mmであり、2つの厚さt1、t2間の差は、好ましくは1.0mm以下、より好ましくは0.5mm以下である。
本発明の第3の実施形態によるトレッド51が、図6および図7を参照して説明される。図6は、本発明の第3の実施形態による一部分の拡大概略図である。図7は、本発明の第3の実施形態による概略断面図である。この第3の実施形態の構成は、図6および図7に示す構成以外は第1の実施形態の構成と同様であり、したがって、図6および図7を参照して説明する。
第3の実施形態では、閉塞装置54は、厚さt1を有し、主溝53の溝底部533から延びる1つの第1の可撓性フェンス541と、厚さt2を有し、各対向する溝側壁531、532から延びる2つの第2の可撓性フェンス542とを含む。第1の可撓性フェンス541の厚さt1は、図6に示すように、第2の可撓性フェンス542の厚さt2よりも厚くなっている。
図6および図7に示すように、第2の可撓性フェンス542の自由端または先端と、第1の可撓性フェンス541の側縁部との間には、半径方向に延びる狭いギャップが形成されている。したがって、第1の可撓性フェンス541および第2の可撓性フェンス542は周方向に重ならないように成形されている。第1の可撓性フェンス541および第2の可撓性フェンス542は、図7に示すように、主溝53の断面領域の少なくとも70%をカバーする。
第1の可撓性フェンス541は、上方に向かって先細りになった台形形状を有する。主溝53の溝底部533での第1の可撓性フェンス541の幅wb1は、最大で、溝底部533の幅WBの45%に設定される。第1の可撓性フェンス541は、接触面52の高さに実質的に等しい高さまで半径方向に延びている。この第3の実施形態では、溝底部533での第1の可撓性フェンス541のこの幅wb1は、主溝53の溝底部533の幅WBの35%である7.4mmである。
第2の可撓性フェンス542の底縁部5422は、溝底部533から上方に離間した高さ位置で、溝底部533に実質的に平行に軸方向に延びて、底縁部5422と溝底部533との間で軸方向に延びる狭いギャップを画定している。第2の可撓性フェンス542の上縁部5421は、接触面52の高さ位置で接触面52に実質的に平行に軸方向に延びている。
底20縁部5422での第2の可撓性フェンス542の幅wb2(軸方向長さ)は、最大で、溝底部533の幅WBの40%に設定される。この第3の実施形態では、底縁部5422での第2の可撓性フェンス542のこの幅wb2は、溝底部533の幅WBの30%である6.3mmである。
図6および図7に示すように、第2の可撓性フェンス542の自由端または先端と、第1の可撓性フェンス541の側縁部との間には、半径方向に斜めに延びる狭いギャップが形成されている。したがって、第1の可撓性フェンス541および第2の可撓性フェンス542は、周方向に重ならないように成形されている。
第2の可撓性フェンス542は、第2の可撓性フェンス542の上縁部5421および底縁部5422の自由端を結ぶ仮想線と、上縁部5421の自由端からタイヤの半径方向に延びる仮想線との間で角度A1をなすように成形されている。この第2の実施形態では、この角度A1は15°である。
第1の可撓性フェンス541の厚さt1は、第2の可撓性フェンス542の厚さt2よりも厚くなっている。その結果、第2の可撓性フェンス542と比較して第1の可撓性フェンス541の曲げ剛性が高くなるために第1の可撓性フェンス541の摩耗をトレッド摩耗と調和させることが可能である。
本発明は、説明および図示した例に限定されるものではなく、その枠組から外れることなく、様々な修正を行うことができる。
本発明の効果を確認するために、本発明が適用された実施例の1つのタイプの空気式タイヤと、基準例の別のタイプの空気式タイヤとを用意した。トレッド以外のこれらのタイヤの内部構造は、乗用車のタイヤ用の典型的なラジアルタイヤ構造とした。
実施例は、上記の第1の実施形態で説明した通りのトレッドを有する空気式タイヤとした。基準例は、実施例と同じであるが、主溝に閉塞装置がない形で形成されたトレッドを有する空気式タイヤとした。両方のタイヤは、7.5Jx17のリムに取り付け、220kPaで空気を注入した。
騒音試験:
未使用試験タイヤを1,400cc前輪駆動車両の4つのホイールすべてに取り付けた。ニュートラルギヤ位置で、エンジンを切った状態のまま、標準規格ISO 10844:2011に準拠した直線通路面上を惰走中に、標準規格ISO 13325に準拠した、いわゆる「コーストバイ(coast−by)」騒音を速度80km/hで測定した。結果を表1に示す。この表1において、結果は、基準例と比較した、デシベルで表した重み付け音圧レベル(dB(A))の差(基準値=0dB(A))によって示され、値が小さいほど良好な騒音性能を示す。
未使用試験タイヤを1,400cc前輪駆動車両の4つのホイールすべてに取り付けた。ニュートラルギヤ位置で、エンジンを切った状態のまま、標準規格ISO 10844:2011に準拠した直線通路面上を惰走中に、標準規格ISO 13325に準拠した、いわゆる「コーストバイ(coast−by)」騒音を速度80km/hで測定した。結果を表1に示す。この表1において、結果は、基準例と比較した、デシベルで表した重み付け音圧レベル(dB(A))の差(基準値=0dB(A))によって示され、値が小さいほど良好な騒音性能を示す。
ハイドロプレーニング試験:
未使用試験タイヤを1,400cc前輪駆動車両の4つのホイールすべてに取り付けた。深さが約8mmの水たまりを設けた直線通路アスファルト面上で、水たまりを通過中に、2つの駆動ホイールの一方が、10%のスリップ率に達する速度を測定した。結果が同じく表1に示されている。この表1では、基準例に対する結果が指数100で表され、数字が大きくなるほど良好なハイドロプレーニング性能を示す。
未使用試験タイヤを1,400cc前輪駆動車両の4つのホイールすべてに取り付けた。深さが約8mmの水たまりを設けた直線通路アスファルト面上で、水たまりを通過中に、2つの駆動ホイールの一方が、10%のスリップ率に達する速度を測定した。結果が同じく表1に示されている。この表1では、基準例に対する結果が指数100で表され、数字が大きくなるほど良好なハイドロプレーニング性能を示す。
形式表1を見ると、実施例のタイヤは、同等のハイドロプレーニング性能を維持しながら、騒音性能に関して有意な改善を見せている。
表1に示されるように、実施例のタイヤは、同等のハイドロプレーニング性能を維持しながら、騒音性能に関して有意な改善を見せている。
表1に示されるように、実施例のタイヤは、同等のハイドロプレーニング性能を維持しながら、騒音性能に関して有意な改善を見せている。
1、21、51 トレッド
2、22、52 接触面
3、23、53 主溝
31、231、531 主溝の溝側壁
32、232、532 主溝の溝側壁
33、233、533 主溝の溝底部
4、24、54 閉塞装置
41、241、541 第1の可撓性フェンス
42、242、542 第2の可撓性フェンス
421、2421、5421 第2の可撓性フェンスの上縁部
422、2422、5422 第2の可撓性フェンスの底縁部
5 接地面
2、22、52 接触面
3、23、53 主溝
31、231、531 主溝の溝側壁
32、232、532 主溝の溝側壁
33、233、533 主溝の溝底部
4、24、54 閉塞装置
41、241、541 第1の可撓性フェンス
42、242、542 第2の可撓性フェンス
421、2421、5421 第2の可撓性フェンスの上縁部
422、2422、5422 第2の可撓性フェンスの底縁部
5 接地面
Claims (7)
- 転動時に地面と接触することを意図された接触面(2)を有するタイヤ用のトレッド(1)であって、深さDを有し、2つの対向する溝側壁(31、32)によって画定される少なくとも1つの主溝(3)を含み、これらの溝側壁(31、32)は、溝底部(33)によって軸方向に連結され、前記主溝(3)には、少なくとも2つの可撓性フェンスを含む複数の閉塞装置(4)が設けられ、少なくとも1つの第1の可撓性フェンス(41)は厚さt1を有し、前記溝底部(33)から前記タイヤの半径方向外側に延び、少なくとも1つの第2の可撓性フェンス(42)は厚さt2を有し、一方の溝側壁(31、32)から他方の溝側壁(32、31)に向かって延び、各前記閉塞装置(4)は、前記主溝(3)の断面領域の少なくとも70%をカバーし、少なくとも1つの閉塞装置(4)が、接地面(5)内の前記主溝(3)に常に位置するように配置され、前記第2の可撓性フェンス(42)は、前記溝底部(33)に沿って前記溝底部(33)から離間して延びる底縁部(422)と、前記接触面(2)に実質的に平行に延びる上縁部(421)とを有し、前記第2の可撓性フェンス(42)は、前記第2の可撓性フェンス(42)の前記上縁部(421)の自由端と前記第2の可撓性フェンス(42)の前記底縁部(422)の自由端とを結ぶ仮想線と、前記上縁部(421)の前記自由端からタイヤの半径方向に延びる仮想線との間で角度A1をなすように成形されるトレッド(1)において、前記溝底部(33)での前記第1の可撓性フェンス(41)の幅wb1は、最大で、前記主溝(3)の前記溝底部(33)の幅WBの45%であることと、前記底縁部(422)での前記第2の可撓性フェンス(42)の幅wb2は、最大で、前記主25溝(3)の前記溝底部(33)の前記幅WBの40%であることと、を特徴とするトレッド(1)。
- 前記第1の可撓性フェンス(41)および前記第2の可撓性フェンス(42)は周方向に重ならない、請求項1に記載のトレッド(1)。
- 前記角度A1は、−25°〜25°である、請求項1または2に記載のトレッド(1)。
- 前記閉塞装置(4)は、1つの第1の可撓性フェンス(41)および2つの第2の可撓性フェンス(42)を含み、各前記第2の可撓性フェンス(42)は、各対向する溝側壁(31、32)から延びる、請求項1〜3のいずれか一項に記載のトレッド(1)。
- 前記主溝(3)の前記溝底部(33)での前記第1の可撓性フェンス(41)の前記幅wb1は、最大で、前記主溝(3)の前記溝底部(33)の前記幅WBの40%であり、前記底縁部(422)での前記第2の可撓性フェンス(42)の前記幅wb2は、最大で、前記主溝(3)の前記溝底部(33)の前記幅WBの30%である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のトレッド(1)。
- 前記第1の可撓性フェンス(41)の前記厚さt1は、前記第2の可撓性フェンス(42)の前記厚さt2と異なる、請求項1〜5のいずれか一項に記載のトレッド(1)。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載のトレッドを有するタイヤ。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015086592 | 2015-12-25 | ||
JPPCT/JP2015/086592 | 2015-12-25 | ||
PCT/JP2016/087484 WO2017110663A1 (en) | 2015-12-25 | 2016-12-16 | A noise reducing tread |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019500267A true JP2019500267A (ja) | 2019-01-10 |
Family
ID=57680457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018533700A Pending JP2019500267A (ja) | 2015-12-25 | 2016-12-16 | 騒音低減トレッド |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20200164699A1 (ja) |
EP (1) | EP3393826B1 (ja) |
JP (1) | JP2019500267A (ja) |
CN (1) | CN108430803B (ja) |
BR (1) | BR112018013066A2 (ja) |
WO (1) | WO2017110663A1 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017209159A1 (en) * | 2016-05-31 | 2017-12-07 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin | A noise reducing tread |
EP3463786B1 (en) * | 2016-05-31 | 2021-12-01 | Compagnie Générale des Etablissements Michelin | Molding element for manufacturing a noise reducing tread |
EP3463787B1 (en) * | 2016-05-31 | 2020-11-25 | Compagnie Générale des Etablissements Michelin | Molding element for manufacturing a noise reducing tread |
JP6891556B2 (ja) * | 2017-03-14 | 2021-06-18 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ |
WO2018199273A1 (en) * | 2017-04-27 | 2018-11-01 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin | A noise reducing tread |
JP7027873B2 (ja) * | 2017-12-20 | 2022-03-02 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ |
KR102377325B1 (ko) * | 2020-07-27 | 2022-03-23 | 한국타이어앤테크놀로지 주식회사 | 보강부가 적용된 공기입 타이어 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60116510A (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-24 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 低騒音空気入りタイヤ |
JPH03276802A (ja) * | 1990-03-05 | 1991-12-09 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
FR2759323B1 (fr) * | 1997-02-12 | 1999-03-19 | Michelin & Cie | Sculpture de bande de roulement et procede de fabrication |
JPH10250317A (ja) * | 1997-03-13 | 1998-09-22 | Bridgestone Corp | 重荷重用空気入りタイヤ |
JP3815758B2 (ja) | 1997-10-06 | 2006-08-30 | 株式会社ブリヂストン | 重荷重用空気入りタイヤ |
JP2003165310A (ja) * | 2001-11-30 | 2003-06-10 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
CN1874904B (zh) * | 2003-10-29 | 2010-05-12 | 株式会社普利司通 | 充气轮胎 |
JP5615680B2 (ja) * | 2010-12-01 | 2014-10-29 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
EP2727748B1 (en) * | 2011-06-30 | 2016-08-10 | Compagnie Générale des Etablissements Michelin | Pneumatic tire tread |
FR2982798B1 (fr) | 2011-11-18 | 2014-01-10 | Michelin Soc Tech | Dispositif anti bruit de resonance pour pneu |
FR2983115B1 (fr) | 2011-11-25 | 2014-06-20 | Michelin Soc Tech | Moule comportant une cavite pour le moulage d'un dispositif de fermeture dans une rainure |
CN105050835B (zh) * | 2013-03-15 | 2017-05-03 | 普利司通美国轮胎运营有限责任公司 | 胎面花纹包含表面下刚度调谐元件的轮胎及方法 |
US10926586B2 (en) * | 2013-12-26 | 2021-02-23 | Bridgestone Americas Tire Operations, Llc | Tire tread having a flexible gate apparatus |
EP3463786B1 (en) * | 2016-05-31 | 2021-12-01 | Compagnie Générale des Etablissements Michelin | Molding element for manufacturing a noise reducing tread |
-
2016
- 2016-12-16 WO PCT/JP2016/087484 patent/WO2017110663A1/en active Application Filing
- 2016-12-16 US US16/064,770 patent/US20200164699A1/en not_active Abandoned
- 2016-12-16 CN CN201680076325.5A patent/CN108430803B/zh active Active
- 2016-12-16 JP JP2018533700A patent/JP2019500267A/ja active Pending
- 2016-12-16 EP EP16819689.7A patent/EP3393826B1/en active Active
- 2016-12-16 BR BR112018013066-4A patent/BR112018013066A2/pt not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20200164699A1 (en) | 2020-05-28 |
CN108430803B (zh) | 2020-06-16 |
WO2017110663A1 (en) | 2017-06-29 |
EP3393826A1 (en) | 2018-10-31 |
CN108430803A (zh) | 2018-08-21 |
EP3393826B1 (en) | 2019-09-18 |
BR112018013066A2 (pt) | 2018-12-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2019500267A (ja) | 騒音低減トレッド | |
JP6467309B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6142930B1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6006772B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6231974B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6164235B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6125142B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2009179219A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2008279976A (ja) | 建設車両用重荷重空気入りラジアルタイヤ | |
CN111465510B (zh) | 用于车轮的轮胎 | |
JP5913247B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
WO2008075630A1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4970893B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2010064514A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2017501082A (ja) | 可撓性ゲート装置を有するタイヤトレッド | |
JP5728018B2 (ja) | 空気入りタイヤ用トレッド | |
JP6816519B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5001623B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6076127B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPWO2012017688A1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2010023760A (ja) | タイヤ | |
JP6431435B2 (ja) | 重荷重用タイヤ | |
US8413696B2 (en) | Pneumatic tire | |
CN109311352B (zh) | 噪音降低胎面 | |
JP2019111931A (ja) | 空気入りタイヤ |