JP2009179219A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2009179219A
JP2009179219A JP2008021164A JP2008021164A JP2009179219A JP 2009179219 A JP2009179219 A JP 2009179219A JP 2008021164 A JP2008021164 A JP 2008021164A JP 2008021164 A JP2008021164 A JP 2008021164A JP 2009179219 A JP2009179219 A JP 2009179219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
groove portion
tread
width direction
lug groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008021164A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5435877B2 (ja
Inventor
Shin Mori
新 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2008021164A priority Critical patent/JP5435877B2/ja
Priority to US12/865,616 priority patent/US8371348B2/en
Priority to EP08871720A priority patent/EP2248684B1/en
Priority to PCT/JP2008/073618 priority patent/WO2009096133A1/ja
Priority to CN2008801284253A priority patent/CN101983137B/zh
Priority to ES08871720T priority patent/ES2402186T3/es
Publication of JP2009179219A publication Critical patent/JP2009179219A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5435877B2 publication Critical patent/JP5435877B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/0311Patterns comprising tread lugs arranged parallel or oblique to the axis of rotation
    • B60C11/0316Patterns comprising tread lugs arranged parallel or oblique to the axis of rotation further characterised by the groove cross-section
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/0311Patterns comprising tread lugs arranged parallel or oblique to the axis of rotation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C2200/00Tyres specially adapted for particular applications
    • B60C2200/06Tyres specially adapted for particular applications for heavy duty vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C2200/00Tyres specially adapted for particular applications
    • B60C2200/06Tyres specially adapted for particular applications for heavy duty vehicles
    • B60C2200/065Tyres specially adapted for particular applications for heavy duty vehicles for construction vehicles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】この発明の目的は、トレッドパターンの適正化を図ることにより、耐偏耗性を向上させた空気入りタイヤを提供することにある。
【解決手段】空気入りタイヤは、トレッド部内にベルト層を埋設してなり、かかるトレッド部に、トレッド部のタイヤ幅方向外側のトレッド端からタイヤ赤道面に向かって延在し、タイヤ赤道面に到達することなく終端する複数本のラグ溝及びタイヤ赤道面を挟んで位置している2本のラグ溝の終端同士を連通させるとともに、路面に接地する際には閉口する細溝を具える。かかるラグ溝は、タイヤ幅方向外側の第一ラグ溝部とタイヤ幅方向内側の第二ラグ溝部とを有し、第二ラグ溝部の最大深さが、第一ラグ溝部の最大深さよりも大きい。また、第二ラグ溝部は、タイヤ周方向断面で見て、浅溝部分及び浅溝部分の溝底の一部を切り欠いた深溝部分を有し、深溝部分の深さは、浅溝部分の深さよりも大きく、また、深溝部分のタイヤ周方向距離は、浅溝部分のタイヤ周方向距離よりも小さい。
【選択図】図2

Description

この発明は、トレッド部内にベルト層を埋設してなり、かかるトレッド部に、トレッド部のタイヤ幅方向外側のトレッド端からタイヤ赤道面に向かって延在し、タイヤ赤道面に到達することなく終端する複数本のラグ溝及びタイヤ赤道面を挟んで位置する2本のラグ溝の終端同士を連通させるとともに、路面に接地する際には閉口する細溝を具える空気入りタイヤ、特には重荷重用空気入りタイヤに関するものであり、かかる空気入りタイヤの耐摩耗性の向上を図る。
一般に、重荷重用空気入りタイヤは、相当の重量を支えることを可能とするために、タイヤのベルト剛性を高くしている。また、様々な走行条件下での走行を可能とするために、トレッド部にラグ溝を配したトレッドパターンとすることが多い。
このようなトレッドパターンを採用した重荷重用空気入りタイヤでは、ベルト剛性が高くして、トレッド部全体の剛性が高くすることで、摩耗を抑制しているが、一般車両の空気入りタイヤに比べ負荷荷重が相当に高いことから、その抑制効果は充分ではなく、タイヤ負荷転動に伴う摩耗速度も速く、タイヤ寿命が短い。その対策として、トレッド部のゲージ厚を大きくし、トレッド部のネガティブ率を小さくすることで、トレッド体積を大きくしたりして、交換までのタイヤ寿命を少しでも延ばす努力がなされてきた。
しかし、それら空気入りタイヤを、駆動力を伝達する駆動輪として装着した場合には、駆動力を路面に伝達する際に路面からトレッド部に負荷される摩擦力が、トレッド接地域のトレッド接地端側よりもタイヤ赤道面側で大きいことから、トレッド接地端側よりもタイヤ赤道面側から先に摩耗していくので、トレッド部が全体として偏摩耗することとなる。反対に、駆動力を伝達しない車輪として装着した場合には、タイヤ負荷転動時に路面からトレッド部に負荷される摩擦力は、トレッド接地域のタイヤ赤道面側よりもトレッド接地端側の方が大きいことから、トレッド接地端側から先に摩耗していくので、トレッド部が全体として偏摩耗することとなる。このように、トレッド部が偏摩耗すると、タイヤ寿命が短くなるという問題が発生する。
かかる問題の対策として、例えば、特許文献1に開示されているように、ラグ溝の一部を浅くする、すなわちラグ溝に底上げ部を設けることで、ブロック陸部のタイヤ周方向への倒れ込み変形に抗する応力を高めて、トレッド部踏面におけるブロック陸部の単位面積あたりの駆動力負担の増大を抑制し、倒れ込み変形に起因した偏摩耗を抑制して、タイヤ寿命を延ばす方法が記載されている。
特開2004−155335号公報
特許文献1に記載の空気入りタイヤは、耐偏摩耗性を向上させてタイヤ寿命が延びているものの、その更なる向上が希求されている。
したがって、この発明の目的は、トレッドパターンの適正化を図ることにより、耐偏摩耗性を向上させ、タイヤ寿命を更に向上させた空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明の空気入りタイヤは、トレッド部内にベルト層を埋設してなり、かかるトレッド部に、トレッド部のタイヤ幅方向外側のトレッド端からタイヤ赤道面に向かって延在し、タイヤ赤道面に到達することなく終端する複数本のラグ溝及びタイヤ赤道面を挟んで位置している2本のラグ溝の終端同士を連通させるとともに、路面に接地する際には閉口する細溝を具え、かかるラグ溝は、タイヤ幅方向外側の第一ラグ溝部とタイヤ幅方向内側の第二ラグ溝部とを有し、第二ラグ溝部の最大深さが、第一ラグ溝部の最大深さよりも大きく、第二ラグ溝部は、タイヤ周方向断面で見て、浅溝部分及び浅溝部分の溝底の一部を切り欠いた深溝部分を有し、深溝部分の深さは、浅溝部分の深さよりも大きく、また、深溝部分のタイヤ周方向距離は、浅溝部分のタイヤ周方向距離よりも小さいことを特徴とする。かかる構成では、第二ラグ溝部の最大深さが第一ラグ溝部の最大深さよりも大きいことから、第二ラグ溝部の摩耗寿命が第一ラグ溝部の摩耗寿命よりも長く、第一ラグ溝部が摩耗してしまっても、第二ラグ溝部によりエッジ成分が充分に確保され、また、トレッド端のエッジ成分により踏込時にエッジ部の接地圧が顕著に増加し、タイヤ負荷転動時のトレッド踏面全体の平均路面接地圧、特にトレッド端側の路面接地圧が充分に大きくなることから、トレッド部の路面に対する滑りが防止されるので、トレッド部踏面全域の摩耗が抑制され、耐偏摩耗性が向上する。そのことから、タイヤ赤道面側がトレッド端側よりも先に摩耗することを抑制して、偏摩耗を抑制することが可能となる。また、第二ラグ溝部が浅溝部分と深溝部分を有しており、浅溝部分の深さが深溝部分の深さよりも小さいことから、第二ラグ溝部の深さを一定とした場合の第二ラグ溝部の剛性よりも、第二ラグ溝部の剛性が向上し、タイヤ負荷転動時に路面とトレッドゴムとの摩擦により第二ラグ溝部がタイヤ周方向へと倒れ込み変形する際に、過剰に倒れ込み変形することを抑制して、過剰な倒れ込み変形に起因した滑り摩耗を有効に抑制することが可能となる。また、大きな摩擦力により第二ラグ溝部がタイヤ周方向に倒れ込み変形したとしても、深溝部分のタイヤ周方向距離が浅溝部分のタイヤ周方向距離よりも小さいことから、深溝部分が浅溝部分に先立って当接することとなり、かかる当接部分が支えとなって、浅溝部分が更に倒れ込み変形することを抑制することができるので、過剰な倒れ込み変形に起因した滑り摩耗を有効に抑制することが可能となる。これらのことから、ラグ溝近傍における倒れ込み変形に起因した滑り摩耗を抑制しつつも、タイヤ全体として偏摩耗を抑制することが可能となる。
また、浅溝部分の深さは、第二ラグ溝部の最大深さの30〜40%の範囲内にあることが好ましく、より好ましくは32〜35%の範囲内である。
更に、深溝部分のタイヤ周方向距離は、浅溝部分のタイヤ周方向距離の65〜75%の範囲内にあることが好ましく、より好ましくは67〜72%の範囲内である。
更にまた、第二ラグ溝部は、タイヤ幅方向断面で見て、第一ラグ溝部のタイヤ幅方向内側端からタイヤ幅方向内側に、トレッド幅の20〜30%の範囲内まで延在することが好ましく、より好ましくは25〜30%の範囲内まで延在する。
加えて、第一ラグ溝部は、タイヤ幅方向断面で見て、トレッド端からタイヤ幅方向内側に、トレッド幅の20〜25%の範囲内まで延在することが好ましく、より好ましくは20〜23%の範囲内まで延在する。
加えてまた、第一ラグ溝部の最大深さは、第二ラグ溝部の最大深さの20〜30%の範囲内にあることが好ましく、より好ましくは25〜30%の範囲内である。
また、タイヤをリムに装着してタイヤ車輪とし、タイヤ車輪に正規内圧を充填した状態において、タイヤ幅方向断面にて、トレッド部の形状が、タイヤ赤道面からタイヤ幅方向外側に、トレッド幅の25%離間した位置において、シングルラジアスプロファイルに比べ第二ラグ溝部の最大深さの1〜3%小さいことが好ましい。なお、ここでいう「正規内圧」は、後述する規格の適用サイズにおける標準リムにタイヤを組み付け、かかる規格の適用サイズにおける標準空気圧をいうものとする。規格は、タイヤが生産又は使用される地域に有効な産業規格をいい、例えばアメリカ合衆国ではThe Tire and Rim Association Inc.の“Year Book”、欧州ではThe European Tyre and Rim Technical Organisationの“Standard Manual”、日本では日本自動車協会の“JATMA Year Book”に記載の規格である。また、ここでいう「シングルラジアスプロファイル」とは、タイヤとリムの組立体のタイヤ幅方向断面にて、タイヤ赤道面からトレッド端までをタイヤとリムにより画定される断面形状の中点位置から同一の長さで仮想的に延ばした円弧線形状をいうものとする。
更に、トレッド部に、タイヤ赤道面上を、タイヤ周方向に沿って延在する中央タイヤ周方向溝を具え、中央タイヤ周方向溝のタイヤ幅方向距離は、トレッド幅の0.5〜2.0%の範囲内にあり、中央タイヤ周方向溝の深さは、第二ラグ溝部の最大深さの60〜70%の範囲内にあることが好ましい。
更にまた、トレッド部に、タイヤ赤道面を挟んでタイヤ周方向に延在する一対の側方タイヤ周方向溝を具え、側方タイヤ周方向溝のタイヤ幅方向距離は、トレッド幅の0.5〜2.0%の範囲内にあり、側方タイヤ周方向溝の深さは、第二ラグ溝の最大深さよりも小さく、トレッド幅の1.0〜2.5%の範囲内にあることが好ましい。
加えて、側方タイヤ周方向溝は、タイヤ幅方向断面で見て、タイヤ赤道面から、タイヤ幅方向外側にトレッド幅の25%を超えた位置に配設されてなることが好ましい。また、側方タイヤ周方向溝は、ベルト層のタイヤ幅方向端よりもタイヤ幅方向外側に配されていることが好ましい。
以下、図面を参照しつつこの発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明に従う代表的な空気入りタイヤ(以下「タイヤ」という。)のタイヤ幅方向断面図である。図2は、図1に示すタイヤのトレッド部の一部の展開図であり、図3は、図2に示すタイヤのIII−III線にて切断した端面を示した図であり、図4は、図2に示すタイヤのIV−IV線断面図である。また、図5(A)〜(B)は、この発明に従うその他のタイヤの深溝部分のタイヤ周方向端面図である。図6は、この発明に従うその他のタイヤのトレッド部の一部の展開図である。
この発明のタイヤ1は、慣例に従い、路面に接地するトレッド部2と、このトレッド部2の両側部からタイヤ径方向内側に延びる一対のサイドウォール部3と、各サイドウォール部3のタイヤ径方向内側に設けられ、リムRに嵌合される一対のビード部4とで構成されている。このタイヤ1の内部には、各ビード部4に埋設したビードコア5、5間にトロイド状に延びてタイヤ1の骨格構造をなす、ラジアル構造のカーカス層6と、このカーカス層6のクラウン域の外周側に位置し、トレッド部2を補強するベルト層7とが配設されている。また、タイヤ1の内面側、すなわちタイヤ1とリムRとにより画定されるタイヤ内腔8に面する側には空気不透過性のインナーライナ9が配設されている。また、この発明のタイヤ1は、図2に示すように、トレッド部2に、トレッド部2のタイヤ幅方向外側のトレッド端10からタイヤ赤道面CLに向かって延在し、タイヤ赤道面CLに到達することなく終端する複数本のラグ溝11及びタイヤ赤道面CLを挟んで位置している2本のラグ溝11の終端同士を連通させるとともに、路面に接地する際には閉口する細溝12を具える。かかるラグ溝11は、タイヤ幅方向外側の第一ラグ溝部13とタイヤ幅方向内側の第二ラグ溝部14とを有し、第二ラグ溝部14の最大深さD1が、第一ラグ溝部13の最大深さD2よりも大きい。また、第二ラグ溝部14は、タイヤ周方向断面で見て、深溝部分15及び深溝部分15をタイヤ径方向外側にて囲み、トレッド部踏面に開口する浅溝部分16を有し、深溝部分15の深さD4は、浅溝部分16の深さD3よりも大きく、深溝部分15のタイヤ周方向距離D5は、浅溝部分16のタイヤ周方向距離D6よりも小さい。かかる構成では、第一ラグ溝部13の最大深さD2が第二ラグ溝部14の最大深さD1よりも大きいことから、第二ラグ溝部14の摩耗寿命が第一ラグ溝部13の摩耗寿命よりも長く、第一ラグ溝部13が摩耗してしまっても、第二ラグ溝部14によりエッジ成分が充分に確保され、タイヤ負荷転動時のトレッド端側の路面接地圧が充分に大きくなることから、トレッド部の路面に対する滑りが防止されるので、トレッド部踏面全域の摩耗が抑制され、耐偏摩耗性が向上する。そのことから、タイヤ赤道面CL側がトレッド接地端側よりも先に摩耗することを抑制して、偏摩耗を抑制することが可能となる。また、第二ラグ溝部14が浅溝部分16と深溝部分15を有しており、浅溝部分16の深さD3が深溝部分15の深さD4よりも小さいことから、第二ラグ溝部が一定の深さを有する場合に比べ、第二ラグ溝部14の溝底側の剛性が向上し、タイヤ負荷転動時に路面とトレッドゴムとの摩擦により第二ラグ溝部14がタイヤ周方向へと倒れ込み変形する際に、過剰に倒れ込み変形することを抑制して、過剰な倒れ込み変形に起因した滑り摩耗を有効に抑制することが可能となる。また、大きな摩擦力により第二ラグ溝部14がタイヤ周方向に倒れ込み変形したとしても、深溝部分15のタイヤ周方向距離D5が浅溝部分16のタイヤ周方向距離D6よりも小さいことから、深溝部分15が浅溝部分16よりも先に当接することとなり、浅溝部分16が更に倒れ込み変形することを支えることで抑制することができるので、過剰な倒れ込み変形に起因した滑り摩耗を有効に抑制することが可能となる。これらのことから、ラグ溝11近傍における倒れ込み変形に起因した滑り摩耗を抑制しつつも、タイヤ全体として偏摩耗を抑制することが可能となる。タイヤ全体としての偏摩耗を抑制することで、タイヤ寿命を更に延ばすことが可能となる。
また、浅溝部分16の深さD3は、第二ラグ溝部14の最大深さD1の30〜40%の範囲内にあることが好ましく、より好ましくは30〜35%の範囲内である。なぜなら、浅溝部分16の深さD3が、第二ラグ溝部14の最大深さD1の30%未満の場合には、タイヤ負荷転同時に深溝部分15が当接したとしても、浅溝部分16の深さD3が不足していることから、ラグ溝11を設けることによるそもそもの効果が充分に得られずに、凹凸が多い路面における駆動力及び制動力が不足することとなり、走行性能が低下する可能性があるからである。一方、浅溝部分16の深さD3が、第二ラグ溝部14の最大深さD1の40%を超える場合には、第二ラグ溝部14の最大深さD1が大きくなり過ぎることから、第二ラグ溝部14近傍におけるトレッド部2の剛性を有効に向上することができずに、タイヤ負荷転動時の第二ラグ溝部14近傍の過剰な倒れ込み変形を抑制することができずに、耐偏摩耗性が低下する可能性があるからである。
更に、深溝部分15のタイヤ周方向距離D5は、浅溝部分16のタイヤ周方向距離D6の65〜75%の範囲内にあることが好ましく、より好ましくは70〜75%の範囲内である。なぜなら、深溝部分15のタイヤ周方向距離D5が、浅溝部分16のタイヤ周方向距離D6の65%未満の場合には、所定の溝深さに対して、充分な大きさの溝底Rを設定することができずに、タイヤ負荷転動の際の踏込時及び蹴出時において、溝底のブロック陸部が開閉することで、溝底側に応力が過剰に集中し、亀裂が発生し易くなり、溝底クラック性が低下する可能性があるからである。一方、深溝部分15のタイヤ周方向距離D5が、浅溝部分16のタイヤ周方向距離D6の75%を超える場合には、深溝部分15のタイヤ周方向距離D5が大きくなり過ぎて、第二ラグ溝部14の溝底側の剛性を充分に向上することができずに、タイヤ負荷転動時に過剰に倒れ込み変形して、倒れ込み変形に起因した偏摩耗を充分に有効に防止することができない可能性があるからである。
更にまた、第二ラグ溝部14は、タイヤ幅方向断面で見て、第一ラグ溝部13のタイヤ幅方向内側端からタイヤ幅方向内側に、トレッド幅D7の20〜30%の範囲内まで延在することが好ましく、より好ましくは25〜30%の範囲内まで延在する。発明者は走行試験の結果から、タイヤ負荷転動時には、タイヤ幅方向断面で見て、タイヤ赤道面CLからタイヤ幅方向外側に、トレッド幅D7の25%の位置17(以下「25%位置17」とする。)にてラグ溝11が倒れ込み変形し易く、他のトレッド部分に比べ早期に摩耗し易いことをつきとめた。そのことから、25%位置17が浅溝部分16の範囲内に含まれていることで、25%位置17におけるトレッド部剛性の低下を抑制することができ、偏摩耗をより効果的に抑制することが可能となる。
加えて、第一ラグ溝部13は、タイヤ幅方向断面で見て、トレッド端10からタイヤ幅方向内側に、トレッド幅D7の20〜25%の範囲内まで延在することが好ましく、より好ましくは20〜22%の範囲内まで延在する。なぜなら、第一ラグ溝部13が、タイヤ幅方向断面で見て、トレッド端10からタイヤ幅方向内側に、トレッド幅D7の20%未満の場合には、第一ラグ溝部13が摩耗してしまっても、第二ラグ溝部14によりエッジ成分を充分に確保することができるが、タイヤ負荷転動時のトレッド端側の路面接地圧が充分に確保されないことから、トレッド部の路面に対する滑りを防止できずに、耐偏摩耗性が低下する可能性があるからである。一方、第一ラグ溝部13が、タイヤ幅方向断面で見て、トレッド端10からタイヤ幅方向内側に、トレッド幅D7の25%を超える場合には、第一ラグ溝部13が摩耗してしまうと、第二ラグ溝部14だけでは充分なエッジ成分を確保することができないことから、トラクション性が低下する可能性があるからである。
加えてまた、第一ラグ溝部13の最大深さD2は、第二ラグ溝部14の最大深さD1の20〜30%の範囲内にあることが好ましく、より好ましくは25〜30%の範囲内である。なぜなら、第一ラグ溝部13の最大深さD2が、第二ラグ溝部14の最大深さD1の20%未満の場合には、第二ラグ溝部14の最大深さD1が充分に確保されていても、第一ラグ溝部13の最大深さD2が充分に確保することができずに、第一ラグ溝部13が早期に摩耗してしまうことから、第一ラグ溝部13を設けることによるエッジ成分が充分な期間にわたり得られずに、トラクション性が早期に低下する可能性があるからである。一方、第一ラグ溝部13の最大深さD2が、第二ラグ溝部14の最大深さD1の30%を超える場合には、第一ラグ溝部13の剛性が下がり、この溝部での摩耗負担が低下する可能性があるからである。
また、タイヤ1をリムRに装着してタイヤ車輪とし、タイヤ車輪に正規内圧を充填した状態において、タイヤ幅方向断面にて、トレッド部の形状が、トレッド幅D7の25%位置17において、シングルラジアスプロファイルXに比べ第二ラグ溝部14の最大深さD1の1〜3%小さいことが好ましい。発明者は、試験の結果から、タイヤ負荷転動時には、タイヤの遠心力により、25%位置17において、タイヤ径方向外側及びタイヤ幅方向外側に拡径変形して、25%位置17が路面との摩擦により他のトレッド部領域に先立って摩耗することを見出した。そのことから、25%位置17におけるトレッド部2をシングルラジアスプロファイルXよりも小さくして、路面接地域の一部が過剰に突出して路面に接地することを抑制することで、25%位置17における摩耗を抑制して、トレッド部全体をより均等に摩耗させることが可能となる。このとき、25%位置17におけるトレッド部2の形状が、シングルラジアスプロファイルXに比べ第二ラグ溝部14の最大深さD1の1%未満小さい場合には、タイヤ負荷転動時に、25%位置17が、タイヤ径方向外側及びタイヤ幅方向外側に拡径変形し過ぎることを充分に抑制することができずに、25%位置17における早期摩耗を抑制することができない可能性がある。一方、25%位置17におけるトレッド部2の形状が、シングルラジアスプロファイルXに比べ第二ラグ溝部14の最大深さD1の3%を超えて小さい場合には、25%位置17におけるトレッド部2のゴムの厚さが不足することから、摩耗によりベルト層7が早期に露出することとなり、タイヤ寿命が短くなる可能性があるからである。
更に、トレッド部2に、タイヤ赤道面CL上を、タイヤ周方向に沿って延在する中央タイヤ周方向溝18を具え、中央タイヤ周方向溝18のタイヤ幅方向距離は、トレッド幅D7の0.5〜2.0%の範囲内にあり、中央タイヤ周方向溝18の深さは、第二ラグ溝部14の最大深さD1の60〜70%の範囲内にあることが好ましい。一般に、ベルト層7は、タイヤ負荷転動により繰り返し変形して発熱する発熱源となる。かかる発熱に起因して、トレッド部2にて過剰に蓄熱することで、トレッド部2の破壊を招く虞がある。そのことから、中央タイヤ周方向溝18の深さが上記範囲内とすることにより、中央タイヤ周方向溝18をベルト層7近傍に配置して、ベルト層7にて生じた熱を中央タイヤ周方向溝18から有効に放熱することができ、蓄熱によるトレッド部2の破壊を抑制することが可能となる。また、上記したように、有効に放熱させつつも、かかる中央タイヤ周方向溝18のトレッド幅D7が充分小さな範囲内に設定されていることから、トレッドゴムの体積を充分に確保して、摩耗速度を抑制することが可能となる。
更にまた、トレッド部2に、タイヤ赤道面CLを挟んでタイヤ周方向に延在する一対の側方タイヤ周方向溝19を具え、側方タイヤ周方向溝19のタイヤ幅方向距離は、トレッド幅D7の0.5〜2.0%の範囲内にあり、側方タイヤ周方向溝19の深さは、第二ラグ溝部14の最大深さD1よりも小さく、トレッド幅D7の1.0〜2.5%の範囲内にあることが好ましい。上述したように、ベルト層7は、タイヤ負荷転動により繰り返し変形して発熱する発熱源となり、トレッド部2にて過剰に蓄熱することで、トレッド部2の破壊を招く虞がある。そのことから、側方タイヤ周方向溝19の深さが上記範囲内とすることにより、側方タイヤ周方向溝19をベルト層7近傍に配置して、ベルト層7にて生じた熱を側方タイヤ周方向溝19から有効に放熱することができ、蓄熱によるトレッド部2の破壊を抑制することが可能となる。また、上記したように、有効に放熱させつつも、かかる側方タイヤ周方向溝19のトレッド幅D7が充分小さな範囲内に設定されていることから、トレッドゴムの体積を充分に確保して、摩耗速度を抑制することが可能となる。
加えて、側方タイヤ周方向溝19は、タイヤ幅方向断面で見て、タイヤ赤道面CLから、タイヤ幅方向外側にトレッド幅D7の25%を超えた位置に配設されてなることが好ましい。なぜなら、側方タイヤ周方向溝19が、タイヤ幅方向断面で見て、タイヤ赤道面CLから、タイヤ幅方向外側にトレッド幅D7の25%以下の位置に配設されている場合には、タイヤ負荷転動時にトレッド部踏面が路面との摩擦によりタイヤ幅方向へ引っ張られたときに、側方タイヤ周方向溝19により、タイヤ幅方向外側のトレッド部踏面に負荷される摩擦力を複数の陸部に有効に分散して負担させることができずに、タイヤ幅方向外側のトレッド部踏面に摩擦力が過剰に負荷されることで、かかる踏面がタイヤ幅方向に過剰に倒れ込み変形して、耐偏摩耗性が低下する可能性があるからである。また、ベルト層7のタイヤ幅方向端20よりもタイヤ幅方向外側に配されていることが好ましい。なぜなら、側方タイヤ周方向溝19が、ベルト層7のタイヤ幅方向端20よりもタイヤ幅方向内側にある場合には、側方タイヤ周方向溝19近傍の陸部剛性が低いことから、タイヤ負荷転動時にベルト層7が変形したときに、かかるベルト層7の変形に追従して側方タイヤ周方向溝19近傍のトレッド部6が過剰に変形することとなり、耐偏摩耗性が低下する可能性があるからである。
なお、上述したところはこの発明の実施形態の一部を示したに過ぎず、この発明の趣旨を逸脱しない限り、これらの構成を交互に組み合わせたり、種々の変更を加えたりすることができる。例えば、深溝部分15の形状を、図5(A)に示すように深溝部分15の溝底側を湾曲した形状としたり、図5(B)に示すように深溝部分を多段形状としたりすることも可能である。また、図6に示すように、ラグ溝をタイヤ幅方向に対して傾斜した方向に延在させることも可能である。
次に、従来技術のトレッドパターンを有するタイヤ(従来例タイヤ)及びこの発明に従うトレッドパターンを有するタイヤ(実施例タイヤ)を、タイヤサイズ46/90R57の重荷重用タイヤとして、夫々試作し、性能評価を行ったので、以下に説明する。
従来例タイヤは、トレッド部に、一定の深さを有するラグ溝及び細溝を具えており、表1に示す諸元を有する。また、実施例タイヤは、タイヤ幅方向外側の第一ラグ溝部とタイヤ幅方向内側の第二ラグ溝部からなるラグ溝及び細溝を具える。タイヤ幅方向断面で見て、第一ラグ溝部は、トレッド端からタイヤ幅方向内側に、トレッド幅の20〜25%の範囲内まで延在し、第二ラグ溝部はかかる位置から更にタイヤ幅方向内側にトレッド幅の20〜30%の範囲内まで延在している。第一ラグ溝部は第二ラグ溝部の最大深さは、第一ラグ溝部の最大深さよりも大きく、タイヤ周方向断面で見て、第二ラグ溝部は、深溝部分及び深溝部分を囲む浅溝部分を有し、かかる深溝部分の深さは、浅溝部分の深さよりも大きく、深溝部分のタイヤ周方向距離は、浅溝部分のタイヤ周方向距離よりも小さい。更に、タイヤをリムに装着してタイヤ車輪とし、タイヤ車輪に正規内圧を充填した状態において、タイヤ幅方向断面にて、タイヤ赤道面からタイヤ幅方向外側に、トレッド幅の25%離間した位置におけるトレッド部のシングルラジアスプロファイルが、他のトレッド部領域のシングルラジアスプロファイルに比べ第二ラグ溝部の最大深さの2%小さい。また、実施例タイヤは、表1に示す諸元を有する。
Figure 2009179219
これら各供試タイヤをサイズ29.00×6.0のリムに取付けてタイヤ車輪とし、テストに使用するダンプ車両に操舵車輪である前輪及び駆動車輪である後輪に装着して、空気圧:700kPa(相対圧)、タイヤ負荷荷重608kNを適用し、耐摩耗性の評価に供した。耐摩耗性は、各種地域(地域A〜C)の一般道にて走行させ、摩耗によりベルト層が出現する位置を目視にて確認し、タイヤ赤道面及び25%位置における摩耗量を測定し、交換までのタイヤ寿命を測定することで評価した。なお、実施例タイヤにおける耐摩耗性及びタイヤ寿命の数値は、従来例タイヤにおけるそれらを100として換算し比較した数値であり、かかる数値が大きいほど、それら性能が向上していることを示す。その評価結果は、表2にまとめた。
Figure 2009179219
表2の結果から明らかなように、実施例タイヤは、夫々の地域における路面状況が異なることから、ベルト出現位置や耐摩耗指数の評価結果に地域差はあるにせよ、いずれの地域においても、従来例タイヤに比べ、トレッド部の摩耗量がトレッド部全体に少なく、摩耗寿命が向上していた。
以上のことから明らかなように、この発明により、トレッドパターンの適正化を図ることにより、耐摩耗性を向上させた空気入りタイヤを提供することが可能となった。
この発明に従う代表的な空気入りタイヤのタイヤとリムの組立体のタイヤ幅方向断面図である。 図1に示すタイヤのトレッド部の一部の展開図である。 図2に示す展開図のIII−III線端面図である。 図2に示す展開図のIV−IV線断面図である。 (A)〜(B)は、この発明に従うその他のタイヤの深溝部分のタイヤ周方向断面図である。 この発明に従うその他のタイヤのトレッド部の一部の展開図である。
符号の説明
1 タイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス層
7 ベルト層
8 タイヤ内腔
9 インナーライナ
10 トレッド端
11 ラグ溝
12 細溝
13 第一ラグ溝部
14 第二ラグ溝部
15 深溝部分
16 浅溝部分
17 25%位置
18 中央タイヤ周方向溝
19 側方タイヤ周方向溝
20 ベルト層のタイヤ幅方向端
R リム
CL タイヤ赤道面
D1 第二ラグ溝部の最大深さ
D2 第一ラグ溝部の最大深さ
D3 浅溝部分の深さ
D4 深溝部分の深さ
D5 深溝部分のタイヤ周方向距離
D6 浅溝部分のタイヤ周方向距離
D7 トレッド幅
X シングルラジアスプロファイル

Claims (11)

  1. トレッド部内にベルト層を埋設してなり、該トレッド部に、該トレッド部のタイヤ幅方向外側のトレッド端からタイヤ赤道面に向かって延在し、タイヤ赤道面に到達することなく終端する複数本のラグ溝及びタイヤ赤道面を挟んで位置している2本の該ラグ溝の終端同士を連通させるとともに、路面に接地する際には閉口する細溝を具える空気入りタイヤにおいて、
    前記ラグ溝は、タイヤ幅方向外側の第一ラグ溝部とタイヤ幅方向内側の第二ラグ溝部とを有し、該第二ラグ溝部の最大深さが、該第一ラグ溝部の最大深さよりも大きく、該第二ラグ溝部は、タイヤ周方向断面で見て、浅溝部分及び該浅溝部分の溝底の一部を切り欠いた深溝部分を有し、該深溝部分の深さは、該浅溝部分の深さよりも大きく、該深溝部分のタイヤ周方向距離は、該浅溝部分のタイヤ周方向距離よりも小さいことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記浅溝部分の深さは、該第二ラグ溝部の最大深さの30〜40%の範囲内にある、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記深溝部分のタイヤ周方向距離は、前記浅溝部分のタイヤ周方向距離の65〜75%の範囲内にある、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第二ラグ溝部は、タイヤ幅方向断面で見て、前記第一ラグ溝部のタイヤ幅方向内側端からタイヤ幅方向内側に、トレッド幅の20〜30%の範囲内まで延在する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記第一ラグ溝部は、タイヤ幅方向断面で見て、トレッド端からタイヤ幅方向内側に、トレッド幅の20〜25%の範囲内まで延在する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記第一ラグ溝部の最大深さは、前記第二ラグ溝部の最大深さの20〜30%の範囲内にある、請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記タイヤをリムに装着してタイヤ車輪とし、該タイヤ車輪に正規内圧を充填した状態において、タイヤ幅方向断面にて、前記トレッド部の形状は、タイヤ赤道面からタイヤ幅方向外側に、トレッド幅の25%離間した位置において、シングルラジアスプロファイルに比べ第二ラグ溝部の最大深さの1〜3%小さい、請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  8. トレッド部に、タイヤ赤道面上を、タイヤ周方向に沿って延在する中央タイヤ周方向溝を具え、該中央タイヤ周方向溝のタイヤ幅方向距離は、トレッド幅の0.5〜2.0%の範囲内にあり、該中央タイヤ周方向溝の深さは、前記第二ラグ溝部の最大深さの60〜70%の範囲内にある、請求項1〜7のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  9. トレッド部に、タイヤ赤道面を挟んでタイヤ周方向に延在する一対の側方タイヤ周方向溝を具え、該側方タイヤ周方向溝のタイヤ幅方向距離は、トレッド幅の0.5〜2.0%の範囲内にあり、該側方タイヤ周方向溝の深さは、前記第二ラグ溝の最大深さよりも小さく、トレッド幅の1.0〜2.5%の範囲内にある、請求項1〜8のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記側方タイヤ周方向溝は、タイヤ幅方向断面で見て、タイヤ赤道面から、タイヤ幅方向外側にトレッド幅の25%を超えた位置に配設されてなる、請求項9に記載の空気入りタイヤ。
  11. 前記側方タイヤ周方向溝は、前記ベルト層のタイヤ幅方向端よりもタイヤ幅方向外側に配されている、請求項10に記載の空気入りタイヤ。
JP2008021164A 2008-01-31 2008-01-31 空気入りタイヤ Expired - Fee Related JP5435877B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008021164A JP5435877B2 (ja) 2008-01-31 2008-01-31 空気入りタイヤ
US12/865,616 US8371348B2 (en) 2008-01-31 2008-12-25 Pneumatic tire
EP08871720A EP2248684B1 (en) 2008-01-31 2008-12-25 Pneumatic tire
PCT/JP2008/073618 WO2009096133A1 (ja) 2008-01-31 2008-12-25 空気入りタイヤ
CN2008801284253A CN101983137B (zh) 2008-01-31 2008-12-25 充气轮胎
ES08871720T ES2402186T3 (es) 2008-01-31 2008-12-25 Neumático

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008021164A JP5435877B2 (ja) 2008-01-31 2008-01-31 空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009179219A true JP2009179219A (ja) 2009-08-13
JP5435877B2 JP5435877B2 (ja) 2014-03-05

Family

ID=40912491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008021164A Expired - Fee Related JP5435877B2 (ja) 2008-01-31 2008-01-31 空気入りタイヤ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8371348B2 (ja)
EP (1) EP2248684B1 (ja)
JP (1) JP5435877B2 (ja)
CN (1) CN101983137B (ja)
ES (1) ES2402186T3 (ja)
WO (1) WO2009096133A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016148178A1 (ja) * 2015-03-19 2016-09-22 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP2016175459A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP2017088146A (ja) * 2015-11-17 2017-05-25 株式会社ブリヂストン 自動二輪車用空気入りタイヤ

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5702398B2 (ja) * 2010-10-19 2015-04-15 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP5759291B2 (ja) * 2011-07-14 2015-08-05 株式会社ブリヂストン 建設車両用の空気入りラジアルタイヤ
JP5608709B2 (ja) * 2012-07-04 2014-10-15 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP5600143B2 (ja) * 2012-07-04 2014-10-01 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP5695099B2 (ja) * 2013-01-30 2015-04-01 株式会社ブリヂストン 建設車両用空気入りタイヤ
JP5799043B2 (ja) * 2013-03-13 2015-10-21 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
ITRM20130447A1 (it) * 2013-07-30 2015-01-31 Trelleborg Wheel Sys Italia Spa Pneumatico con migliorate capacita' di trazione.
CA2980743C (en) * 2015-03-27 2022-04-19 Danny Earp Operation-side containment structure for automated cleaning of a process vessel
FR3045465B1 (fr) * 2015-12-16 2017-12-22 Michelin & Cie Pneumatique presentant des proprietes d'usure ameliorees
FR3045466B1 (fr) * 2015-12-16 2017-12-22 Michelin & Cie Pneumatique presentant des proprietes d'usure et de resistance au roulement ameliorees
FR3045468B1 (fr) * 2015-12-16 2017-12-22 Michelin & Cie Pneumatique presentant des proprietes d'usure et de resistance au roulement ameliorees
FR3045467B1 (fr) * 2015-12-16 2017-12-22 Michelin & Cie Pneumatique presentant des proprietes d'usure et de resistance au roulement ameliorees
FR3045473B1 (fr) * 2015-12-16 2017-12-22 Michelin & Cie Pneumatique presentant des proprietes d'usure et de resistance au roulement ameliorees
JP7438809B2 (ja) * 2020-03-26 2024-02-27 Toyo Tire株式会社 空気入りタイヤ
CN114987659A (zh) * 2022-07-13 2022-09-02 东莞市卓蓝自动化设备有限公司 一种新能源电池转运agv小车

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62151101U (ja) * 1986-03-18 1987-09-25
JPS6325108A (ja) * 1986-07-18 1988-02-02 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JPH05286419A (ja) * 1992-04-08 1993-11-02 Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The タイヤの石噛み込み防止構造
JP2000233610A (ja) * 1999-02-17 2000-08-29 Bridgestone Corp 重荷重用タイヤ
JP2001213120A (ja) * 2000-02-03 2001-08-07 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP2006327320A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Yokohama Rubber Co Ltd:The 重荷重用空気入りタイヤ
JP2006347512A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5663065U (ja) 1979-10-18 1981-05-27
JPS6122001Y2 (ja) * 1981-04-30 1986-07-02
JPS588408A (ja) * 1981-07-02 1983-01-18 Bridgestone Corp 悪路向け大型空気入りゴムタイヤ
JPH064365B2 (ja) 1986-07-17 1994-01-19 住友ゴム工業株式会社 重車両用空気入りタイヤ
JPH03193507A (ja) * 1989-12-22 1991-08-23 Bridgestone Corp 棄却限界を延伸した建設車両用空気入りタイヤ
US20010045237A1 (en) * 2000-02-03 2001-11-29 Hisanobu Monobe Refrigerant transporting rubber hose
JP4170066B2 (ja) 2002-11-07 2008-10-22 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
EP1759890B1 (en) * 2004-06-23 2009-11-11 Bridgestone Corporation Pneumatic tire
WO2006013758A1 (ja) * 2004-08-03 2006-02-09 Bridgestone Corporation 空気入りタイヤ
JP4602782B2 (ja) * 2005-02-03 2010-12-22 株式会社ブリヂストン 重荷重用空気入りタイヤ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62151101U (ja) * 1986-03-18 1987-09-25
JPS6325108A (ja) * 1986-07-18 1988-02-02 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JPH05286419A (ja) * 1992-04-08 1993-11-02 Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The タイヤの石噛み込み防止構造
JP2000233610A (ja) * 1999-02-17 2000-08-29 Bridgestone Corp 重荷重用タイヤ
JP2001213120A (ja) * 2000-02-03 2001-08-07 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP2006327320A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Yokohama Rubber Co Ltd:The 重荷重用空気入りタイヤ
JP2006347512A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016148178A1 (ja) * 2015-03-19 2016-09-22 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP2016175459A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP2017088146A (ja) * 2015-11-17 2017-05-25 株式会社ブリヂストン 自動二輪車用空気入りタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
EP2248684A1 (en) 2010-11-10
ES2402186T3 (es) 2013-04-29
CN101983137A (zh) 2011-03-02
CN101983137B (zh) 2013-09-11
EP2248684B1 (en) 2013-01-23
JP5435877B2 (ja) 2014-03-05
EP2248684A4 (en) 2011-08-31
US8371348B2 (en) 2013-02-12
WO2009096133A1 (ja) 2009-08-06
US20110005651A1 (en) 2011-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5435877B2 (ja) 空気入りタイヤ
WO2009107436A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP4539774B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP2006256433A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
WO2014178186A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP5894443B2 (ja) 重荷重用タイヤ
JP5109481B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP6109693B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4227239B2 (ja) 空気入りタイヤ
EP2732984B1 (en) Pneumatic radial tire
JP2007076594A (ja) 空気入りタイヤ
JP4687342B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6431435B2 (ja) 重荷重用タイヤ
JP4690064B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2019217968A (ja) 空気入りタイヤ
JP5497462B2 (ja) タイヤ
JPH0885308A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP7275464B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2006273258A (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP7053238B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2878356B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP6077288B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2005138609A (ja) 空気入りタイヤ
JP5675228B2 (ja) タイヤ
JP5739997B2 (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130820

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5435877

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees