JP2015513664A - 電子デバイスの湿分への曝露を検知し反応するための装置、システム、及び方法 - Google Patents

電子デバイスの湿分への曝露を検知し反応するための装置、システム、及び方法 Download PDF

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Abstract

電子デバイスは、当該電子デバイスを他の電子デバイスへ接続するためのポートと、第1のポートの中の電気伝導性液体を検知するように構成されている湿分検知器と、を含んでいる。湿分検知器は、ポートの第1の電気接点上の電圧を維持するように、及びポートの第1の電気接点と第2の電気接点の間の短絡を検知するように、構成されている。湿分検知器は、モニタモジュールが短絡を検知すれば、電子デバイスは電気伝導性液体に曝露されてしまったと判定する。湿分検知器は、更に、電子デバイスが電気伝導性液体に曝露された場合、電子デバイスをセーフモードに入れることができる。【選択図】図1

Description

(関連出願の相互参照)
「電子デバイスの湿分への曝露を検知し反応するための装置、システム、及び方法」という名称の米国仮特許出願第61/750,328号の出願日である2013年1月8日に対する優先権の恩典を求める主張をこれによりなす。同仮出願の開示全体をこれによりここに援用する。
本開示は、概括的には、電子デバイスの湿分への曝露を検知するための方法及びシステムに関する。より厳密には、本開示は、電子デバイスのポートの接点を含め、電子デバイスの1つ又はそれ以上の電気伝導性接点における電気伝導性湿分の存在を検知するための手法に関する。
電子デバイスの耐久性は消費者にとって主要な懸念事項である。セルラー電話、タブレットコンピュータ、携帯式メディアプレーヤ、ラップトップコンピュータ、及び他の電子デバイスのための保護ケースは需要が高い。これらのケースの殆どは、電子デバイスの引っ掻き傷や他の物理的損害からの保護を提供しはするが、水害に対する保護を提供するものは殆ど無い。水害に対する保護を提供している保護ケースは、確実に電子デバイスが水に曝されないようにすることによって保護を提供するものであって、概して、電子デバイス全体を包む或いは包囲しているわけである。結果として、防水ケースは、幾分嵩張ったり大きくなったりしがちであり、電子デバイスへのアクセスを制限してしまう傾向がある。
HzO,Inc.の様な一部の会社は、電子デバイスを水から保護するのに異なった手法をとっている。HzO手法は、電子デバイス内部の回路構成及び/又は構成要素への薄膜即ち保護被覆の塗工を採用している。この保護被覆は、外部の嵩張る保護ケースを要すること無しに、電子デバイスを水や他の種類の湿分から護る。HzOによって開発されてきた耐湿被覆は、電子デバイスを、高い湿度、雨、こぼれた飲み物、洗濯機、また更にはデバイスが水中に落下した場合、を含む多種多様な偶発的或いは事故的な湿分への曝露から保護する。
HzOによって開発されている様な保護被覆は電子デバイスの内部を保護することはあっても、電子デバイスのポート、即ち電子デバイスのバッテリの充電を可能にするポート及び/又は電子デバイスを他の電子デバイス(コンピュータ、周辺機器、など)へ電気的に連結する及び/又は通信するのを可能にするポートを含むポートは、それらの意図された使途に供するうえでポートの電気伝導性機構(例えば、ピン、リード、他の電気接点、など)との電気的接触を確立することが必須であることから、典型的には依然として湿分に曝される。
電子デバイスのポート又は他の電気接点が湿分に曝露されているかどうかを判定することができることは、電子デバイスのより強力な保護を可能にする。市場に出回る一部の特定の電子デバイスは湿分センサを内包しているが、これらのセンサの多くは、湿分の存在に不可逆的に反応する1回使用センサである。例えば、携帯式の消費者向け電子デバイスは、ステッカーとして具現化されている場合が多い1つ又はそれ以上の内部水害センサを含んでいることもあるが、それらは、保守技術員にデバイスが湿分に曝露されてしまったかどうかを、ひいてはデバイスの製品保証が無効にされてしまったかどうかを、判定させるものである。また一方で、センサは、電子デバイスの湿分への曝露時に電子デバイスの何れか部分の動作を打ち切ることはなく、電子デバイスと通信してもいず、電子デバイスを相手に使用する個人に当該電子デバイスが湿分に曝露されてしまった旨の警告又は他の指示物を提供することもしない。湿分への曝露後にセンサをリセットさせることもできない。
米国仮特許出願第61/750,328号
本開示による電子デバイスは、電子デバイスのポート又は別の電気接点が電気伝導性の湿分又は液体に曝露されてしまったときに報知することのできるセンサを含んでいる。湿分検知器は、ポート又は電気接点の別のセットを含んでいる湿分検知回路と通信していてもよい。湿分検知器は、モニタモジュール及びセンサモジュールを含んでいてもよい。
モニタモジュールは、湿分検知回路の1つ又はそれ以上の特性(例えば、電気的特性、機械的特性、光学的特性、磁気的効果、など)を監視するように構成されていてもよい。或る具体的な実施形態では、モニタモジュールは、第1の電気接点上の電圧を維持するように、及び第1の電気接点の第2の電気接点への短絡を検知するように、構成されていてもよい。湿分検知回路(例えばポート又はポートの他の電気接点)は、第1の電圧を有する第1のノードと、第1の電圧とは異なる第2の電圧を有する第2のノードと、を備えていてもよい。
湿分検知器は、更に、湿分検知回路の特性が電気伝導性液体への曝露に特徴的な基準特性に対応していることに応えて、湿分検知回路は電気伝導性液体に曝露されていると判定するように構成されているセンサモジュールを含んでいてもよい。以上に提示されているモニタモジュールが短絡を検知することのできる特定の実施形態を続けると、センサモジュールは、モニタモジュールが短絡を検知したことに応えて、ポート又は他の電気接点群が電気伝導性液体に曝露されてしまったと判定するように構成されていてもよい。
更に、ポート及び他の電気接点の電気伝導性液体への曝露を判定するための方法が開示されている。方法は、ポートが未接続状態にある間、電子デバイスの複数の電気接点のうちの第1の電気接点(例えば、ポートの第1の接点、など)に第1の電圧を提供する段階を含んでいてもよい。方法は、更に、ポートが未接続状態にある間の電気接点の1つ又はそれ以上における電気的活動を監視する段階を含んでいてもよい。加えて、方法は、電気接点の1つ又はそれ以上における電気的活動パターンであって、電気伝導性液体によって引き起こされる短絡に特徴的な電気的活動パターンを、感知する段階を含んでいてもよい。方法は、更に、電気伝導性液体によって引き起こされる短絡に特徴的な電気的活動パターンを感知したことに応えて電気伝導性液体への曝露を判定する段階を含んでいてもよい。
開示されている主題の他の態様並びに各種態様の特徴及び利点は、次の説明、添付図面、及び付随の特許請求の範囲を考慮することにより、当業者には自明となるであろう。
湿分検知器を含む電子デバイスの或る実施形態の略図である。 湿分検知器及び別の電子デバイスとの通信を可能にするように構成されているポートを含む電子デバイスの或る実施形態の略図である。 電子デバイスのポートを含んでいる湿分検知回路の或る実施形態を示す配線図である。 湿分検知器の或る実施形態を示すブロック線図である。 湿分検知器及びポートコントローラを含む演算システムの或る実施形態を示すブロック線図である。 湿分検知回路の或る実施形態を示す回路図である。 曝露モデルを作成するための方法の或る実施形態を示す流れ図である。 ポート又は別の電気接点群の電気伝導性液体への曝露を検知するための方法の或る実施形態を示す流れ図である。
図1は、湿分検知器120と湿分検知回路140を備える電子デバイス110の或る実施形態を示している。湿分検知器120と湿分検知回路140は、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されてしまったかどうかを判定するべく協働する。電気伝導性液体とは、液体中を比較的自由に動くことのできる可動電荷を内包する電気伝導体である液体類をいう。例えば、電気伝導性液体は、水道水、雨水、塩水、ジュース、又は可動電荷を有する他の液体、とすることができる。概して、保護されていない電子デバイス110の電気伝導性液体への曝露は、内側の電子的構成要素への損害を引き起こしかねない。電子デバイス110は、電気伝導性液体中に沈められることによって、又は空気中の電気伝導性液体が電子デバイス110の上又は中に凝縮することによって、又は他のやり方で、電気伝導性液体に曝露されることがある。
湿分検知器120は、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されたときにそれを検知するように構成されている。湿分検知器120は、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されてしまったとの湿分検知回路140を介した判定に応えて、電子デバイス110を保護するべく手段を講じるようになっていてもよい。湿分検知器120は、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されたときに電子デバイス110を損害から護るのを手助けすることができる。
電子デバイス110には、命令を実行及び記憶する能力あろう。電子デバイス110の幾つかの非限定的な例には、セルラー電話、タブレットコンピュータ、携帯式メディアプレーヤ、着用式電子デバイス、ラップトップコンピュータ、デジタルリーダ、及び他の消費者向け電子デバイスが含まれる。本開示の教示は、更に、工業用電子機器、車載電子機器、医療用デバイス、など、を含む多岐にわたる他の型式の電子デバイスにも適用できる。典型的な電子デバイス110は、電気伝導性液体に曝露されたなら、深刻な損害を受けないとも限らない。
湿分検知器120は、湿分検知回路140を含んでいてもよい。湿分検知回路140は、電気伝導性液体に曝露されたときに反応する1つ又はそれ以上の電気的構成要素を含んでいる。湿分検知器120は、湿分検知回路140を、電気伝導性液体への曝露に特徴的とされる電気的、機械的、光学的、及び磁気的な特性の変化について監視していてもよい。
1つの実施形態では、湿分検知回路140は、第1の電圧を有する第1のノードと、第1の電圧とは異なる第2の電圧を有する第2のノードと、を含んでいる。例えば、第1のノードは5ボルトの電圧を有していてもよく、第2のノードは接地電位(0ボルト)にあってもよい。湿分検知器120は、湿分検知回路140の特性を監視し、湿分検知回路140の特性が電気伝導性液体への曝露に特徴的な第1のノードの基準特性の変化及び第2のノードの基準特性の変化に対応していることに応えて、湿分検知回路140が電気伝導性液体に曝露されてしまったと判定することになる。
例えば、電気伝導性液体への曝露は、第1のノードと第2のノードの間に短絡を発生させるかもしれない。ここでの使用に際し、短絡とは、水によって作られる接続の様な、電気回路の2つのノードの低インピーダンス経路を発生させてしまう異常な接続をいう。短絡は、湿分検知回路140の1つ又はそれ以上の特性を変えてしまうことがある。1つ又はそれ以上のノードの電圧が短絡に応えて変化することがある。湿分検知回路140に流れる電流の量が短絡に応えて変化することがある。湿分検知回路140の測定抵抗が短絡に応えて変化することがある。湿分検知回路140の測定周波数が短絡に応えて変化することがある。当業者には、短絡が回路の特性を変えてしまうやり方が認識されるはずである。
湿分検知器120は、電気伝導性液体への曝露に特徴的な1つ又はそれ以上の基準特性を記憶していてもよい。例えば、湿分検知器120は、第1のノードと第2のノードの間の短絡を形成する電気伝導性液体のモデルから導出される基準特性のセットを記憶していてもよい。湿分検知器120は、湿分検知回路140の測定された特性をモデルから導出された基準特性と比較するようになっていてもよい。湿分検知器120は、測定された特性が基準特性に対応していることに応えて、電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されてしまったと判定することができる。ここでの使用に際し、数値は、それらが互いの受容可能範囲内であれば、互いに対応しているものとする。例えば、基準電流値が200mAであるとしよう。湿分検知器120は、基準電流値の10%内であれば何れの測定電流値も基準電流値に対応していると判定するものであってもよい。特定の誤差限界は、通常の条件の下での電流値と電気伝導性液体への曝露時の電流値の間の差に依存していよう。
図2は、湿分検知器120及びポート250を備える電子デバイス110の1つの実施形態と、第2のポート260を有する第2の電子デバイス270を示している。第2の電子デバイス270は、データ及び/又は電気パワーを電子デバイス110と共有する能力のある電子デバイスである。典型的な第2の電子デバイス270には、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ステレオ、充電ステーション、など、が含まれる。
第2の電子デバイス270は、典型的には、当該第2の電子デバイス270が電子デバイス100へポート250を通じて接続できるようにする第2のポート260を含んでいる。第2の電子デバイス270と電子デバイス110は、ポート250及び第2のポート260を介して直接に接続することができる。例えば、第2のポート260は、ドッキングポートであってもよく、ポート250は、電子デバイス110用のドックコネクタ。第2の電子デバイス270は、電子デバイス110へ間接的に接続していてもよい。例えば、ケーブルが第2のポート260とポート250を接続して、データ及び/又はパワーの伝送を可能にしていてもよい。
ポート250は、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポートの様な標準ポートであってもよい。ポート250は有標ポートであってもよい。他の実施形態では、ポート250は、有標構成を有してはいるが標準的な周辺インターフェースを使用して通信している。例えば、iPhone(登録商標)は、有標30ピン・コネクタを有しているが、USBポートである第2のポート260へ接続することができる。ポート250の他の変型及び対応する第2のポート260は本発明の範囲の内にある。ポート250は、第2の電子デバイス270の第2のポート260と区別するために第1のポートと呼称されてもよい。
一部の特定の実施形態では、湿分検知器120は、ポート250を使用して湿分検知回路140を実装している。その様な実施形態では、ポート250は、湿分検知回路140を備えていよう。湿分検知器120は電子デバイス110の既存のハードウェアに実現させることができるので、湿分検知回路140を実装する追加のハードウェアは不要である。例えば、湿分検知器120は少なくとも一部がポート250用のコントローラ上に実現されていてもよい。
図3は、センサモジュール312とモニタモジュール310を備える湿分検知器120の1つの実施形態を示している。ポート250は、複数の電気接点330を含んでおり、それらは通例的にピン330a、330b、330c、330dとも呼称される。電気接点330上の電気信号は、パワー及び/又はデータを、ポート250を通じて伝送することができる。ピンの数は、ポートの特定の型式に基づいて変わるものであって、例えば、USB2.0ポートは、接地ピン、パワーの提供及び/又は受信のための5ボルトピン、及びデータを通信するための2つのデータラインピン(D+及びD−)、を含んでいよう。
描かれている実施形態では、湿分検知器120は、ポート250と関連付けられており、ポート250の中の電気伝導性液体を検知する。湿分検知器120は、少なくとも1つの電気接点330上の電圧を維持するように構成されているモニタモジュール310を含んでいる。例えば、モニタモジュール310は、電気接点330a上に5ボルトを維持していてもよい。モニタモジュール310は、第1の電気接点330aと電気接点330dの様な第2の電気接点の間の短絡を検知するように構成されていてもよい。1つの実施形態では、モニタモジュール310は、パワーを伝送するのに使用される電気接点330aには5ボルトを掛け、電気接点330aと0ボルト即ち接地を表す電気接点330dとの間の短絡について監視する。「第1の電気接点」及び「第2の電気接点」という指定は、ポート250の何れかの特定の電気接点を指すのに使用されているのではなく、むしろ「第1」及び「第2」という指定は、第1の電気接点と第2の電気接点がポート250内の異なった電気接点であることを強調するのに使用されている。センサモジュール312は、モニタモジュール310が短絡を検知したことに応えて、電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されていると判定するように構成されていてもよい。
一部の特定の実施形態では、モニタモジュール310は、更に、ポート250の接続状態を監視し、判定することができる。モニタモジュール310は、ポート250が未接続状態にあるか接続状態にあるかに関してセンサモジュール312に知らせるようになっていてもよい。センサモジュール312は、モニタモジュール310が、ポート250は未接続状態にあり且つ短絡が存在することを検知した場合に、電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されていると判定するように構成されていてもよい。その様な実施形態は、センサモジュール312が、電気伝導性液体によって引き起こされた短絡と障害のあるケーブル又は第2の電子デバイス270によって引き起こされた短絡とを区別することを可能にするであろう。センサモジュール312は、ポート250が第2の電子デバイス270へ接続されている間に検知される何らかの短絡は、第2の電子デバイス270又は接続ケーブルの不具合のせいであると推測することができる。
センサモジュール312は、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されてしまったか否かを判定するに当たり、基準特性を含んでいる1つ又はそれ以上の曝露モデルを使用してもよい。例えば、センサモジュール312は、水道水への曝露に特徴的な基準特性を含んでいる曝露モデルと、塩水への曝露に特徴的な基準特性を含む別個の曝露モデルと、を有していてもよい。その様な実施形態では、センサモジュール312は、追加的に、電気伝導性液体への曝露が起きてしまったか否かを判定することに加えて電子デバイス110が曝露されてしまった電気伝導性液体の種類について理に適った仮説を立てることができよう。
一部の特定の実施形態では、曝露モデルは、人工神経回路網(ANN)、ルックアップ表、人工知能、又は別の学習アルゴリズム又はシステム、を使用して作成される。ANNは、コネクショニスト手法を使用して情報を処理するプロセッサのネットワークである。ANNは、複雑な関係をモデル化しデータセットのパターンを見つけることのできる適応システムである。ANNには、湿分検知回路140を導電性液体に曝露することによって生成されたデータを保有する複数のデータセットが提供されていてもよい。データセットは、電気伝導性液体に曝露された湿分検知回路140の測定された特性を保有していてもよい。データセットを生成するのに使用される湿分検知回路140は、電子デバイス110に使用されることになっている湿分検知回路140とアーキテクチャが同一であるか又は実質的に類似であるのが好ましい。
ANNは、曝露モデルを生成するに当たり、何れかの適切な学習パラダイム(教師有り学習、教師無し学習、及び強化学習を含む)及び何れかの適切な学習アルゴリズム(進化的方法、模擬焼きなまし法、他)を使用することができる。センサモジュール312は、1つ又はそれ以上の曝露モデルを記憶し配信する遠隔サーバから更新された曝露モデルを受信するように構成されていてもよい。同様に、センサモジュール312は、電子デバイス110上で測定された測定特性を遠隔サーバへ送信するように構成されていてもよい。ANNは、複数の電子デバイス110からの測定された特性を収集し、これらの測定された特性を使用して曝露モデルを精密化し続けるようになっていてもよい。
図4は、湿分検知器120の別の実施形態を示している。湿分検知器120は、以上に説明されている様にセンサモジュール312とモニタモジュール310を含んでいてもよい。湿分検知器120は、更に、保護モジュール414を含んでいてもよい。保護モジュール414は、センサモジュール312が電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されていると判定したことに応えて、電子デバイス110をセーフモードに入れるように構成されていてもよい。ここでの使用に際し、セーフモードとは、電子デバイス110の1つ又はそれ以上のハードウェア要素が使用禁止にされている動作のモードをいう。例えば、保護モジュール414は、保護モジュール414が電子デバイス110をセーフモードに入れたことに応えて、Bluetooth(登録商標)モジュール、全地球測位システム(GPS)モジュール、及び他のモジュール、を使用禁止にすることもあろう。電子デバイス110は、典型的には、セーフモードでは機能性を縮小されるが、電気伝導性液体への曝露に因る永久的な損害の可能性は低減されることになる。
保護モジュール414は、センサモジュール312が電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されていると判定したことに応えて、先ず、電子デバイス110を電源オフするようになっていてもよい。保護モジュール414は、次いで、電子デバイス110をセーフモードで再起動させるようになっていてもよい。1つの実施形態では、保護モジュール414は、自動的に、電子デバイス110をセーフモードで再起動させることができる。別の実施形態では、保護モジュール414は、電子デバイス110をオフにしたままにし、ユーザーが電子デバイス110を電源オンしたことに応えて電子デバイス110をセーフモードで再起動させる。保護モジュール414は、確実に、電気伝導性液体に応えた電源オフ後の最初の再起動時に電子デバイス110がセーフモードで起動されるようにしている。
保護モジュール414は、更に、センサモジュール312が電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されてしまったと判定した後に、電子デバイス110へ1つ又はそれ以上の診断的試験を行うようになっていてもよい。保護モジュール414は、電子デバイス110の1つ又はそれ以上の構成要素が診断的試験で不合格になったことに応えて、電子デバイス110を引き続きセーフモードで起動させるようになっていてもよい。診断的試験は、電子デバイス110のソフトウェア及びハードウェアの完全性を判定するテストを含んでいてもよい。診断的試験は、電子デバイス110の1つ又はそれ以上の構成要素が失陥してしまったことを見極めることができる。保護モジュール414は、重大な構成要素及び重大ではないが診断的試験に不合格である構成要素を起動させないようにする。
保護モジュール414は、電子デバイス110の電源と電子デバイス110の電子的構成要素の少なくとも幾つかの間の通信を打ち切るようになっていてもよい。1つの実施形態では、保護モジュール414は、電子デバイス110の電源と湿分検知器120の電子的構成要素以外の全ての電子的構成要素との間の通信を打ち切る。湿分検知器120が複数の電子的構成要素に亘って分散されている実施形態では、保護モジュール414は、電源と電子的構成要素で湿分検知器120の実行に関与しているものに限ってそれらの間の通信を許容している。
一部の特定の実施形態では、保護モジュール414は、電子デバイス110の、電源と1つ又はそれ以上の電子的構成要素の間の通信を制御するためのスイッチを、制御するようになっていてもよい。スイッチは、電子デバイス110の全ての電子的構成要素へパワーを提供する通常位置を有していよう。スイッチは、更に、電子デバイス110の、電源と電子的構成要素の間のパワーの通信を打ち切る応答位置を有していよう。保護モジュール414は、パワーの分配を、スイッチを制御することによって制御することができる。
他の実施形態では、保護モジュール414は、電子デバイス110内のパワー分配を制御するために1つ又はそれ以上のメッセージを送信する。例えば、保護モジュール414は、メッセージを、マザーボード、バスコントローラ、又は電子デバイス110でのパワーの分配を管理している他の電子的構成要素へ送信することによって、一部の特定の電子的構成要素を電源オフするようになっていてもよい。保護モジュール414は、適切なメッセージをパワー分配に関与する電子的構成要素へ送信することによって、電子デバイス110の電子的構成要素のオン及びオフを命令するようになっていてもよい。
湿分検知器120は、更に、ログモジュール416を含んでいてもよい。ログモジュール416は、センサモジュール312が電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されていると判定したとの事実を毎回ログするように構成されていてもよい。ログモジュール416は、センサモジュール312に電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されていると判定させることになった特性を備えているログエントリを作成するようになっていてもよい。例えば、ログモジュール416は、センサモジュール312による判定に至るまでの関連期間の間に、ポート250の1つ又それ以上の電気接点330における電圧及び/又は電流の示度を記録するようになっていてもよい。一部の特定の実施形態では、ログエントリは、権限を与えられた第三者がアクセスできるようになっていてもよい。その様な実施形態は、電子デバイス110が曝露されてしまったか否かを判定するのに使用されている曝露モデルを更に精密化させることを可能にする。更に、ログエントリへのアクセスを許容することは、保守職員又は権限を与えられた第三者が、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露された回数を求めることを可能にする。その様な情報は、例えば、保証情報又は保護被覆を電子デバイス110へ再塗工する必要があるかどうかを判定することに関連があるかもしれない。
湿分検知器120は、更に、電気伝導性液体への曝露を受けて、ユーザーに、電子デバイス110に処置を施すための1つ又はそれ以上の命令を提供するように構成されている命令モジュール418を含んでいてもよい。命令モジュール418は、電子デバイス110のディスプレイに命令を表示するようになっていてもよい。命令モジュール418は、ユーザーによって指定されたeメールアドレスへ命令を送信するようになっていてもよい。命令は、電子デバイス110への損害の可能性を低減するにはどうすればよいかをユーザーに指図するものであってもよい。例えば、命令は、電子デバイス110を電源オンしようと試みる前に、一定期間、電子デバイス110を乾燥させることを指定するものであってもよい。命令は、ユーザーに、圧縮空気を使用して電子デバイス110を乾燥させるよう指導することもあれば、電子デバイス110を乾燥剤の中に入れるよう指導することもあろう。
一部の特定の実施形態では、命令モジュール418は、電子デバイス110が曝露されてしまった導電性液体の種類に基づいて異なった命令を提供することができる。以上に説明されている様に、センサモジュール312は、電子デバイス110が曝露されてしまった導電性液体の種類をセンサモジュール312が判定できるように多数の曝露モデルを使用することができる。センサモジュール312は、電子デバイス110が曝露された導電性液体の種類に関して命令モジュール418に知らせることができる。命令モジュール418は、命令を然るべく仕立てるようになっていてもよい。例えば、電子デバイス110が塩水に曝露されたなら、水分が除去された後であっても塩性残留物が電子デバイス110に電気的問題を引き起こしてしまう危険性がある。命令モジュール418は、ユーザーに、回復プロセスの一環として、塩水への曝露後直ちに電子デバイス110を蒸留水及び/又は水道水で洗い流すよう指図することができる。
湿分検知器120は、更に、電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露された旨のユーザー確認を要求する確認モジュール420を含んでいてもよい。確認モジュール420は、確認を求める要求を電子デバイス110のディスプレイに表示するようになっていてもよいし、確認を求める音声要求を生成するようになっていてもよいし、或いはそれ以外のやり方でユーザー入力を要求するようになっていてもよい。確認モジュール420は、保護モジュール414が1つ又はそれ以上の保護プロトコルを開始する前に確認を要求するようになっていてもよいし、また確認モジュール420は、保護モジュール414が保護プロトコルを開始した後に確認を要求するようになっていてもよい。湿分検知器120は、ユーザーが電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されなかったと指示していることに応えて保護プロトコルを途中停止してもよい。ログモジュール416は、なお当該事象をログするようになっていてもよく、更に、ユーザーが電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されていないと指示したことをエントリ中に注記するようにしてもよい。誤検知のログエントリは、曝露モデルを更に精密化するのに使用することができるであろうし、また電子デバイス110のユーザーと関連付けられる保証モデルを修正するのに使用することができるであろう。誤検知のログエントリが続いた後にデバイスへの損害が起これば、電子デバイス110についての保証範囲に悪影響が出かねない。
湿分検知器120は、更に、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されてしまったことを指示する注意喚起を生成する注意喚起モジュール422を含んでいてもよい。注意喚起モジュール422は、電子デバイス110のユーザーによって知覚され得る警報を生成するようになっていてもよい。注意喚起モジュール422は、例えば、可聴警報、可視警報、振動警報、又は同種のもの、を生成することができよう。注意喚起モジュール422は、ディスプレイに、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されてしまったことをユーザーに視覚的に指示するよう仕向けてもよい。例えば、注意喚起モジュール422は、視覚的指示物を電子デバイス110のディスプレイパネルに出現させるメッセージを生成するようになっていてもよい。メッセージは、テキストベースのメッセージであってもよい。注意喚起モジュール422は、更に、点滅光の様な追加の視覚的指示物を使用してもよい。注意喚起モジュール422は、更に、可聴警報とテキストベースのメッセージの様な知覚的注意喚起の組合せを使用することもできよう。
注意喚起モジュール422は、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されていることに応えて、遠隔監視サービスへのメッセージを生成し送信するように構成されていてもよい。注意喚起モジュール422は、メッセージを送信するのにセルラーネットワーク、ワイヤレスインターネットネットワーク、又は他の適した通信ネットワークを使用することができよう。注意喚起モジュール422は、メッセージを通信するのに電子デバイス110の1つ又はそれ以上の通信要素を使用するように構成されていてもよい。メッセージは、ログモジュール416によって生成された、電気伝導性液体への曝露に係わるデータを含んでいてもよい。遠隔監視サービスは、セルラー電話プロバイダ、移動体サービスプロバイダ、保証履行プロバイダ、又は他のエンティティとすることができる。遠隔監視サービスは、更に、電子デバイス110を提供しているユーザーの雇用主であることもあろう。注意喚起モジュール422は、多数の遠隔監視サービスへのメッセージを生成及び送信していてもよい。
注意喚起モジュール422は、更に、画像を表示したり入力を受信したりすることのできるユーザーインターフェースを提供するように構成されていてもよい。その様な実施形態では、注意喚起モジュール422は少なくとも一部が電子デバイス110上のアプリケーションとして実行するようになっていてもよい。注意喚起モジュール422は、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されていることに応えて立ち上げられるようになっていてもよい。注意喚起モジュール422は、最後に耐水被覆が電子デバイス110の構成要素へ塗工された時期の様な、電子デバイス110の防水機構に係わるメッセージを提供するようになっていてもよい。注意喚起モジュール422は、一部の特定の実施形態では、保証情報、修理情報、電子デバイス110の湿分への曝露によって引き起こされる潜在的損害を軽減することに関係のある公告、及び他の湿分関連情報、を提供することができよう。
図5は、電子デバイス110の例示的な電子的構成要素の1つの実施形態を示している。電子デバイス110は、プロセッサ510、キャッシュ512、ノースブリッジ514、メモリ516、サウスブリッジ518、基本入出力システム(BIOS)520、周辺コントローラインターフェース(PCI)522、ポートコントローラ530、及びポート250、を含んでいてもよい。システムは、図5に示されている構成要素に比べ、より多い構成要素、より少ない構成要素、又は異なった構成要素を含んでいてもよく、例えば、システムは、シリアルATアタッチメント(SATA)コントローラ、ネットワークインターフェースカード(NIC)、又は他の構成要素、を含むことができる。アーキテクチャは、更に、電子デバイスの型式に基づいて変わるものであって、例えば、ラップトップとスマートフォンは異なったアーキテクチャ及び異なった構成要素を有していよう。
プロセッサ510は、システムのための一連の記憶された命令を実行する。命令及び他のデータは、メモリ516に記憶される。メモリ516は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、又は他の適したメモリとすることができる。プロセッサ510は、メモリ516に記憶されている使用頻度の高いデータ命令にアクセスするのに必要な時間を削るために高速キャッシュ512を使用することができる。ノースブリッジ514は、プロセッサ510とメモリ516とサウスブリッジ518の間の通信を取り扱うための構成要素である。ノースブリッジ514は、同様に、ビデオカードの様な他の構成要素からの通信も取り扱うことができる。
サウスブリッジ518は、システムのための入力/出力(I/O)機能性を提供し、システムが様々な追加の構成要素を利用できるようにしている。サウスブリッジ518は、例えば、基本入出力システム(BIOS)520、PCI522、及びポートコントローラ530を取り扱うことができる。サウスブリッジ518は、ダイレクトメモリアクセス(DMA)、イーサネット(登録商標)接続性、他、の様な、図5に示されていない追加の機能性を提供することができる。
1つの実施形態では、ポート250はUSBポートである。ポート250は、パワー及び/又はデータが電子デバイス110へ及び電子デバイス110から伝送されるのを可能にする。ポート250は、上流USBポートレセプタクルであってもよいし、又は下流USBポートレセプタクルであってもよい。ポート250は、A型レセプタクル又はマイクロA−B型レセプタクルの様な標準USBレセプタクルを有するように構成されていてもよい。
ポートコントローラ530は、電子デバイス110のためのUSB接続性を提供するために必要なハードウェア及びソフトウェア/ファームウェアを提供する。一部の特定の実施形態では、ポートコントローラ530はサウスブリッジ518へ一体化されている。他の実施形態では、ポートコントローラ530は、サウスブリッジ518へ通信接続によって接続されている別体のチップである。ポートコントローラ530は、様々なUSBデバイスへ接続することのできるポート150への及びポート150からの通信を管理する。湿分検知器120は、全部又は一部が、ポートコントローラ530の部分として実装されていてもよい。モニタモジュール310及びセンサモジュール312は、ポートコントローラ530上のファームウェアを備えていてもよい。
当然ながら、ノースブリッジ514とサウスブリッジ518の言及されている機能は反転されていることもあり得る。
電子的構成要素及び回路構成には、それら電子的構成要素及び回路構成の水害に耐える能力を高め、電子デバイス110が電気伝導性液体への曝露後も正しく機能し続ける公算を高める、耐水被覆が設けられていてもよい。耐水被覆は、電子的構成要素の正常な動作に悪影響を及ぼすことなく、電子的構成要素及び回路構成へ塗工することができる。耐水被覆は、電子デバイス110の外部の全体又は部分、電子デバイス110の内部面の全体又は部分、及び電子デバイス110の電子的構成要素及び回路構成の1つ又はそれ以上、を覆っていてもよい。一部の特定の実施形態では、少なくとも、湿分検知器120と関連付けられる電子的構成要素は耐水被覆で加工処理されている。湿分検知器120がポート250を湿分検知回路140として使用している場合、電気接点330のうち少なくとも幾つかは、電気伝導性液体の検知を行えるように未加工処理のままにされよう。1つの実施形態では、耐水被覆は、HzO,Inc.社によるWaterBlock(商標)の様なナノテクノロジー被覆である。
その様な実施形態の湿分検知器120は、ポート250内の電気伝導性液体を検知するのにポートコントローラ530の既存の機能性を活用することができよう。ポートコントローラ530は、ポート250における接続性を提供することに対する責任の一環としてポート250の電気接点330における電圧レベルを制御するように構成されていてもよい。モニタモジュール310は、ポートコントローラ530のハードウェア構成及びファームウェア構成を使用して、ポート250のピン上の電圧を維持し、またポート250の2つ又はそれ以上のピン同士間の短絡を検知することができる。
例えば、モニタモジュール310は、ポート250のVBUSピン上に5ボルトを維持していてもよい。別の実施形態では、モニタモジュール310は、ポート250のD+ピン又はD−ピン上に3.3ボルトを維持していよう。モニタモジュール310は、更に、電気伝導性液体への曝露を検知するために、特性の変化について該当するピンを監視するのに既存のポートコントローラ530ハードウェア及び/又はファームウェアを使用することができよう。
湿分検知器120の一部の特定の態様は、電子デバイス110の他の構成要素に実装されていてもよい。例えば、命令モジュール418は、電子デバイス110のオペレーティングシステムの部分として実装されていてもよい。保護モジュール414は、電子デバイス110をブートさせてセーフモードに入れるために、少なくとも部分的に、BIOS520と協働に実装されていてもよい。当業者には、以上に説明されているモジュールは、様々なデバイス上に、及び電子デバイス110の様々なレベルに、実装され得ることが認識されるであろう。
図6は、湿分検知回路140を表す簡略化された回路図を表現している。描かれている実施形態では、湿分検知回路140は、ポート250の電気接点330a及び電気接点330bを組み入れている。電気接点330a及び330bは、電子デバイス110の外面上に露出していてもよい。電気接点330a及び330bは、ポート250にとって必要な接続を提供するために露出しているのが典型的である。モニタモジュール310の論理機能及び感知機能を実装するハードウェアは、電子デバイス110の内部に置かれていてもよい。
図6は、湿分検知回路140のための3.3ボルトを提供する電圧源を示している。ポートコントローラ530は、湿分検知回路140のための電圧源であってもよい。例えば、電圧源は、ポートコントローラ530をホストする集積回路のピンであってもよい。ポートコントローラ530は、図6に示されている電気的接地を提供する別体のピンを含んでいてもよい。モニタモジュール310は、湿分検知回路140のための3.3ボルトを維持することができる。
湿分検知回路140は抵抗器R1を含んでいてもよい。R1は、一部の特定の実施形では、抵抗器とされていて、即ち、それは電圧源と電気接点330aの間の経路中の抵抗を表すものである。モニタモジュール310は、図6に示されている様に、電気接点330aにおける電圧を測定していてもよい。モニタモジュール310は、更に、電気接点330aにおける電流を監視していてもよい。モニタモジュール310は、図6に示されている場所とは異なった場所における電圧及び/又は電流を測定するようになっていてもよい。
ポート250が接続されていないとき、電気接点330aと電気接点330bの間には接続が無い。結果として、R1を通って流れる電流はなく、電気接点330aと電気接点330bの間の電圧差は3.3ボルトとなるはずである。モニタモジュール310は、デバイスがポート250へ接続されると、それを検知し、ポート250が接続状態にある間は、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されているかどうかを判定することを目的とした電圧及び/又は電流の監視を中止するようにしてもよい。
電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されるという事象では、電気伝導性液体が電気接点330aと電気接点330bの間に電気伝導性経路を形成することによって湿分検知回路140を短絡させるかもしれない。結果として、電流は抵抗器R1を通って流れ、R1を跨いで電圧を低下させ、電気接点330aにおける電圧を変化させる。モニタモジュール310は、電気伝導性液体が電気接点330aと電気接点330bの間に経路を形成した結果としての湿分検知回路140を通る電圧及び/又は電流の変化を検知することになる。電子デバイス110が電気伝導性液体から離され、電気接点330aと330bの間の接続を形成する電気伝導性液体が除去されると、湿分検知回路140は以上に説明されているその起動状態へ戻る。ログモジュール416は、電気接点330aと330bの間に短絡が存在している期間中にモニタモジュール310によって測定された特性をログすることができる。
センサモジュール312は、湿分検知回路140の測定された特性をモニタモジュール310から受信し、測定された特性を電気伝導性液体への曝露に特徴的な基準特性と比較することができる。以上に説明されている様に、センサモジュール312は基準特性を含む複数の曝露モデルを含んでいてもよい。
実際の湿分検知回路140は、図6に示されている実施例より複雑であるかもしれない。例えば、ポート250が湿分検知回路140を実装するのに使用されている場合、電気接点は2つの電気接点330a−330bより多くあろう。加えて、ポート250がその未接続状態にある間、電圧を維持される電気接点330が1つより多ければ、1つより多くの電圧源が存在していよう。一部の特定の実施形態では、モニタモジュール310は、湿分検知回路140中の1箇所より多くの場所における特性を測定する。モニタモジュール310は、例えば、ポート250中の各電気接点330における特性を監視するようにしてもよい。その様な実施形態では、モニタモジュール310は、第1の電圧を有する電気接点330aと接地にある第2の電気接点330bの間の短絡、非ゼロ電圧を有する2つの電気接点330間の短絡、又はそれらの組合せ、について監視するように構成されていてもよい。
一部の特定の実施形態では、ポート250は、割り当てられた役割を持たず留保されている1つ又はそれ以上の電気接点330を含んでいることもある。一部の特定の実施形態では、モニタモジュール310は、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されてしまったかどうかを判定するための基準電圧を提供するために、留保されているピンへ基準電圧が掛けられるよう仕向けるようになっていてもよい。
図7は、電気伝導性液体への曝露に特徴的な基準特性を判定するための方法700の1つの実施形態を示している。方法700は、符号720の、湿分検知回路140を電気伝導性液体に曝露する段階で始まる。方法700は、更に、符号704の、湿分検知回路140が電気伝導性液体に曝露されている間の湿分検知回路140の特性を測定する段階を含んでいてもよい。
方法700は、更に、符号706の、測定された特性を人工神経回路網(ANN)へ提供する段階を伴っていてもよい。ANNは、次いで、符号708で、測定された特性を使用して曝露モデルを精密化することができる。方法700は、ANNがセンサモジュール312に電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されてしまったと判定させるに十分に堅牢な曝露モデルを展開するまで、繰り返すことになる。
特定の実施形態では、方法700は、一連の導電性液体の各々について実施されている。例えば、方法700は、水道水、プール用水、塩水、及び/又は他の導電性液体についての曝露モデルを展開するように分けて実行されていてもよい。センサモジュール312は、曝露モデルの1つ又はそれ以上を使用して電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されてしまったかどうかを判定することができる。特定の実施形態では、曝露モデルは、1つ又はそれ以上の特性についての閾値を求めるのに使用される。センサモジュール312は、特性(電流レベルなど)が閾値を超過していることに応えて電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されてしまったと判定することになる。
図8は、電子デバイス110の中の電気伝導性液体の存在を検知するための方法800の1つの実施形態を示している。方法800は、符号802の、電子デバイス110のポート250中の複数の電気接点330の第1の電気接点330に第1の電圧を提供する段階で始まる。一部の特定の実施形態では、モニタモジュール310は、ポート250が未接続状態にある間、第1の電圧を提供する。方法800は、更に、符号804の、モニタモジュール310が未接続のポート250の電気接点330の1つ又はそれ以上における電気的活動を監視する段階を伴っていてもよい。
モニタモジュール310は、符号806で、電気接点330における電気的活動パターンが電気伝導性液体によって引き起こされる短絡に特徴的なものであるかどうか判定することができる。モニタモジュール310がその様な電気的活動パターンを感知しなければ、モニタモジュール310は、符号804で、電気的活動パターンを監視し続けることになる。モニタモジュール310が電気的活動パターンの変化を感知すれば、センサモジュール312は、符号808で、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されてしまったと判定することになる。
本出願は、1つ又はそれ以上のモジュールに言及している。モジュールとは、1つ又はそれ以上の機能を実行するための構成要素をいう。モジュールは、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの組合せ、として実現させることができる。モジュールは、1つ又はそれ以上のメモリ場所に記憶されプロセッサによって実行可能である1つ又はそれ以上の命令を含んでいよう。これらの命令は、同じ記憶装置に記憶されていてもよいし、別々の複数の記憶装置に亘って分散されていてもよい。モジュールは、揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリに記憶されていてもよい。モジュールは、コンピュータ可読記憶媒体上に記憶されているコンピュータプログラム製品として実現されていてもよい。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラム製品を記憶する能力のある揮発性及び不揮発性の何らかの有形の記憶媒体とすることができ、例えば、CD、DVD、RAM、ROM、フラッシュメモリ、遠隔的に在クラウド、他、などがある。
モジュールが実行可能な命令を備えている場合、モジュールは、演算システム中の異なった構成要素によって記憶されていてもよく、また命令は、演算システム内の異なった構成要素によって実行されていてもよい。例えば、単一のモジュールが、汎用中央処理ユニット(CPU)によって実行可能な命令と、演算システム内のマイクロコントローラによって実行可能な命令と、を含んでいることがあろう。本願の図内におけるブロックとしてのモジュールの表現は、便宜上のものであり、モジュールが演算システム中の他のハードウェアユニットから分離されている単一のハードウェアユニットであることを示唆するものではない。
以上の開示は、多くの詳細を提供しているが、それらは付随の特許請求の範囲の請求項の何れについてもその範囲を限定するものと解釈されてはならない。特許請求の範囲による範囲から逸脱していない他の実施形態も考案され得る。異なった実施形態からの特徴は組み合わせて採用されてもよい。従って、開示されている主題に対する追加、削除、及び修正であって、特許請求の範囲による範囲内に入る全ての追加、削除、及び修正は、それにより包含されるものとする。各請求項の範囲は、その平明な用語遣い及びその要素に対する利用可能な法的等価物の最大限の範囲によってのみ指示され限定される。
110 電子デバイス
120 湿分検知器
140 湿分検知回路
250 ポート
260 第2のポート
270 第2の電子デバイス
310 モニタモジュール
312 センサモジュール
330、330a、330b、330c、330d 電気接点
414 保護モジュール
416 ログモジュール
418 命令モジュール
420 確認モジュール
422 注意喚起モジュール
510 プロセッサ
512 キャッシュ
514 ノースブリッジ
516 メモリ
518 サウスブリッジ
520 基本入出力システム(BIOS)
522 周辺コントローラインターフェース(PCI)
530 ポートコントローラ
R1 抵抗器
(関連出願の相互参照)
「電子デバイスの湿分への曝露を検知し反応するための装置、システム、及び方法」という名称の米国仮特許出願第61/750,328号の出願日である2013年1月8日に対する優先権の恩典を求める主張をこれによりなす。同仮出願の開示全体をこれによりここに援用する。
本開示は、概括的には、電子デバイスの湿分への曝露を検知するための方法及びシステムに関する。より厳密には、本開示は、電子デバイスのポートの接点を含め、電子デバイスの1つ又はそれ以上の電気伝導性接点における電気伝導性湿分の存在を検知するための手法に関する。
電子デバイスの耐久性は消費者にとって主要な懸念事項である。セルラー電話、タブレットコンピュータ、携帯式メディアプレーヤ、ラップトップコンピュータ、及び他の電子デバイスのための保護ケースは需要が高い。これらのケースの殆どは、電子デバイスの引っ掻き傷や他の物理的損害からの保護を提供しはするが、水害に対する保護を提供するものは殆ど無い。水害に対する保護を提供している保護ケースは、確実に電子デバイスが水に曝されないようにすることによって保護を提供するものであって、概して、電子デバイス全体を包む或いは包囲しているわけである。結果として、防水ケースは、幾分嵩張ったり大きくなったりしがちであり、電子デバイスへのアクセスを制限してしまう傾向がある。
HzO,Inc.の様な一部の会社は、電子デバイスを水から保護するのに異なった手法をとっている。HzO手法は、電子デバイス内部の回路構成及び/又は構成要素への薄膜即ち保護被覆の塗工を採用している。この保護被覆は、外部の嵩張る保護ケースを要すること無しに、電子デバイスを水や他の種類の湿分から護る。HzOによって開発されてきた耐湿被覆は、電子デバイスを、高い湿度、雨、こぼれた飲み物、洗濯機、また更にはデバイスが水中に落下した場合、を含む多種多様な偶発的或いは事故的な湿分への曝露から保護する。
HzOによって開発されている様な保護被覆は電子デバイスの内部を保護することはあっても、電子デバイスのポート、即ち電子デバイスのバッテリの充電を可能にするポート及び/又は電子デバイスを他の電子デバイス(コンピュータ、周辺機器、など)へ電気的に連結する及び/又は通信するのを可能にするポートを含むポートは、それらの意図された使途に供するうえでポートの電気伝導性機構(例えば、ピン、リード、他の電気接点、など)との電気的接触を確立することが必須であることから、典型的には依然として湿分に曝される。
電子デバイスのポート又は他の電気接点が湿分に曝露されているかどうかを判定することができることは、電子デバイスのより強力な保護を可能にする。市場に出回る一部の特定の電子デバイスは湿分センサを内包しているが、これらのセンサの多くは、湿分の存在に不可逆的に反応する1回使用センサである。例えば、携帯式の消費者向け電子デバイスは、ステッカーとして具現化されている場合が多い1つ又はそれ以上の内部水害センサを含んでいることもあるが、それらは、保守技術員にデバイスが湿分に曝露されてしまったかどうかを、ひいてはデバイスの製品保証が無効にされてしまったかどうかを、判定させるものである。また一方で、センサは、電子デバイスの湿分への曝露時に電子デバイスの何れか部分の動作を打ち切ることはなく、電子デバイスと通信してもいず、電子デバイスを使用する個人に当該電子デバイスが湿分に曝露されてしまった旨の警告又は他の指示物を提供することもしない。湿分への曝露後にセンサをリセットさせることもできない。
米国仮特許出願第61/750,328号
本開示による電子デバイスは、電子デバイスのポート又は別の電気接点が電気伝導性の湿分又は液体に曝露されてしまったときに報知することのできるセンサを含んでいる。湿分検知器は、ポート又は電気接点の別のセットを含んでいる湿分検知回路と通信していてもよい。湿分検知器は、モニタモジュール及びセンサモジュールを含んでいてもよい。
モニタモジュールは、湿分検知回路の1つ又はそれ以上の特性(例えば、電気的特性、機械的特性、光学的特性、磁気的効果、など)を監視するように構成されていてもよい。或る具体的な実施形態では、モニタモジュールは、第1の電気接点上の電圧を維持するように、及び第1の電気接点の第2の電気接点への短絡を検知するように、構成されていてもよい。湿分検知回路(例えばポート又はポートの他の電気接点)は、第1の電圧を有する第1のノードと、第1の電圧とは異なる第2の電圧を有する第2のノードと、を備えていてもよい。
湿分検知器は、更に、湿分検知回路の特性が電気伝導性液体への曝露に特徴的な基準特性に対応していることに応えて、湿分検知回路は電気伝導性液体に曝露されていると判定するように構成されているセンサモジュールを含んでいてもよい。以上に提示されているモニタモジュールが短絡を検知することのできる特定の実施形態を続けると、センサモジュールは、モニタモジュールが短絡を検知したことに応えて、ポート又は他の電気接点群が電気伝導性液体に曝露されてしまったと判定するように構成されていてもよい。
更に、ポート及び他の電気接点の電気伝導性液体への曝露を判定するための方法が開示されている。方法は、ポートが未接続状態にある間、電子デバイスの複数の電気接点のうちの第1の電気接点(例えば、ポートの第1の接点、など)に第1の電圧を提供する段階を含んでいてもよい。方法は、更に、ポートが未接続状態にある間の電気接点の1つ又はそれ以上における電気的活動を監視する段階を含んでいてもよい。加えて、方法は、電気接点の1つ又はそれ以上における電気的活動パターンであって、電気伝導性液体によって引き起こされる短絡に特徴的な電気的活動パターンを、感知する段階を含んでいてもよい。方法は、更に、電気伝導性液体によって引き起こされる短絡に特徴的な電気的活動パターンを感知したことに応えて電気伝導性液体への曝露を判定する段階を含んでいてもよい。
開示されている主題の他の態様並びに各種態様の特徴及び利点は、次の説明、添付図面、及び付随の特許請求の範囲を考慮することにより、当業者には自明となるであろう。
湿分検知器を含む電子デバイスの或る実施形態の略図である。 湿分検知器及び別の電子デバイスとの通信を可能にするように構成されているポートを含む電子デバイスの或る実施形態の略図である。 電子デバイスのポートを含んでいる湿分検知回路の或る実施形態を示す配線図である。 湿分検知器の或る実施形態を示すブロック線図である。 湿分検知器及びポートコントローラを含む演算システムの或る実施形態を示すブロック線図である。 湿分検知回路の或る実施形態を示す回路図である。 曝露モデルを作成するための方法の或る実施形態を示す流れ図である。 ポート又は別の電気接点群の電気伝導性液体への曝露を検知するための方法の或る実施形態を示す流れ図である。
図1は、湿分検知器120と湿分検知回路140を備える電子デバイス110の或る実施形態を示している。湿分検知器120と湿分検知回路140は、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されてしまったかどうかを判定するべく協働する。電気伝導性液体とは、液体中を比較的自由に動くことのできる可動電荷を内包する電気伝導体である液体類をいう。例えば、電気伝導性液体は、水道水、雨水、塩水、ジュース、又は可動電荷を有する他の液体、とすることができる。概して、保護されていない電子デバイス110の電気伝導性液体への曝露は、内側の電子的構成要素への損害を引き起こしかねない。電子デバイス110は、電気伝導性液体中に沈められることによって、又は空気中の電気伝導性液体が電子デバイス110の上又は中に凝縮することによって、又は他のやり方で、電気伝導性液体に曝露されることがある。
湿分検知器120は、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されたときにそれを検知するように構成されている。湿分検知器120は、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されてしまったとの湿分検知回路140を介した判定に応えて、電子デバイス110を保護するべく手段を講じるようになっていてもよい。湿分検知器120は、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されたときに電子デバイス110を損害から護るのを手助けすることができる。
電子デバイス110には、命令を実行及び記憶する能力があってもよい。電子デバイス110の幾つかの非限定的な例には、セルラー電話、タブレットコンピュータ、携帯式メディアプレーヤ、着用式電子デバイス、ラップトップコンピュータ、デジタルリーダ、及び他の消費者向け電子デバイスが含まれる。本開示の教示は、更に、工業用電子機器、車載電子機器、医療用デバイス、など、を含む多岐にわたる他の型式の電子デバイスにも適用できる。典型的な電子デバイス110は、電気伝導性液体に曝露されたなら、深刻な損害を受けないとも限らない。
湿分検知器120は、湿分検知回路140を含んでいてもよい。湿分検知回路140は、電気伝導性液体に曝露されたときに反応する1つ又はそれ以上の電気的構成要素を含んでいる。湿分検知器120は、湿分検知回路140を、電気伝導性液体への曝露に特徴的とされる電気的、機械的、光学的、及び磁気的な特性の変化について監視していてもよい。
1つの実施形態では、湿分検知回路140は、第1の電圧を有する第1のノードと、第1の電圧とは異なる第2の電圧を有する第2のノードと、を含んでいる。例えば、第1のノードは5ボルトの電圧を有していてもよく、第2のノードは接地電位(0ボルト)にあってもよい。湿分検知器120は、湿分検知回路140の特性を監視し、湿分検知回路140の特性が電気伝導性液体への曝露に特徴的な第1のノードの基準特性の変化及び第2のノードの基準特性の変化に対応していることに応えて、湿分検知回路140が電気伝導性液体に曝露されてしまったと判定することになる。
例えば、電気伝導性液体への曝露は、第1のノードと第2のノードの間に短絡を発生させるかもしれない。ここでの使用に際し、短絡とは、水によって作られる接続の様な、電気回路の2つのノードの低インピーダンス経路を発生させてしまう異常な接続をいう。短絡は、湿分検知回路140の1つ又はそれ以上の特性を変えてしまうことがある。1つ又はそれ以上のノードの電圧が短絡に応えて変化することがある。湿分検知回路140に流れる電流の量が短絡に応えて変化することがある。湿分検知回路140の測定抵抗が短絡に応えて変化することがある。湿分検知回路140の測定周波数が短絡に応えて変化することがある。当業者には、短絡が回路の特性を変えてしまうやり方が認識されるはずである。
湿分検知器120は、電気伝導性液体への曝露に特徴的な1つ又はそれ以上の基準特性を記憶していてもよい。例えば、湿分検知器120は、第1のノードと第2のノードの間の短絡を形成する電気伝導性液体のモデルから導出される基準特性のセットを記憶していてもよい。湿分検知器120は、湿分検知回路140の測定された特性をモデルから導出された基準特性と比較するようになっていてもよい。湿分検知器120は、測定された特性が基準特性に対応していることに応えて、電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されてしまったと判定することができる。ここでの使用に際し、数値は、それらが互いの受容可能範囲内であれば、互いに対応しているものとする。例えば、基準電流値が200mAであるとしよう。湿分検知器120は、基準電流値の10%内であれば何れの測定電流値も基準電流値に対応していると判定するものであってもよい。特定の誤差限界は、通常の条件の下での電流値と電気伝導性液体への曝露時の電流値の間の差に依存していよう。
図2は、湿分検知器120及びポート250を備える電子デバイス110の1つの実施形態と、第2のポート260を有する第2の電子デバイス270を示している。第2の電子デバイス270は、データ及び/又は電気パワーを電子デバイス110と共有する能力のある電子デバイスである。典型的な第2の電子デバイス270には、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ステレオ、充電ステーション、など、が含まれる。
第2の電子デバイス270は、典型的には、当該第2の電子デバイス270が電子デバイス100へポート250を通じて接続できるようにする第2のポート260を含んでいる。第2の電子デバイス270と電子デバイス110は、ポート250及び第2のポート260を介して直接に接続することができる。例えば、第2のポート260は、ドッキングポートであってもよく、ポート250は、電子デバイス110用のドックコネクタであってもよい。第2の電子デバイス270は、電子デバイス110へ間接的に接続していてもよい。例えば、ケーブルが第2のポート260とポート250を接続して、データ及び/又はパワーの伝送を可能にしていてもよい。
ポート250は、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポートの様な標準ポートであってもよい。ポート250は有標ポートであってもよい。他の実施形態では、ポート250は、有標構成を有してはいるが標準的な周辺インターフェースを使用して通信している。例えば、iPhone(登録商標)は、有標30ピン・コネクタを有しているが、USBポートである第2のポート260へ接続することができる。ポート250の他の変型及び対応する第2のポート260は本発明の範囲の内にある。ポート250は、第2の電子デバイス270の第2のポート260と区別するために第1のポートと呼称されてもよい。
一部の特定の実施形態では、湿分検知器120は、ポート250を使用して湿分検知回路140(図1)を実装している。その様な実施形態では、ポート250は、湿分検知回路140を備えていよう。湿分検知器120は電子デバイス110の既存のハードウェアに実現させることができるので、湿分検知回路140を実装する追加のハードウェアは不要である。例えば、湿分検知器120は少なくとも一部がポート250用のコントローラ上に実現されていてもよい。
図3は、センサモジュール312とモニタモジュール310を備える湿分検知器120の1つの実施形態を示している。湿分検知器120のポート250は、複数の電気接点330を含んでおり、それらは通例的にピン330a、330b、330c、330dとも呼称される。電気接点330上の電気信号が、パワー及び/又はデータを、ポート250を通じて伝送することができる。ピンの数は、ポートの特定の型式に基づいて変わるものであって、例えば、USB2.0ポートは、接地ピン、パワーの提供及び/又は受信のための5ボルトピン、及びデータを通信するための2つのデータラインピン(D+及びD−)、を含んでいよう。
描かれている実施形態では、湿分検知器120は、ポート250と関連付けられており、ポート250の中の電気伝導性液体を検知する。湿分検知器120は、少なくとも1つの電気接点330上の電圧を維持するように構成されているモニタモジュール310を含んでいる。例えば、モニタモジュール310は、第1の電気接点330a上に5ボルトを維持していてもよい。モニタモジュール310は、第1の電気接点330aと電気接点330dの様な第2の電気接点の間の短絡を検知するように構成されていてもよい。1つの実施形態では、モニタモジュール310は、パワーを伝送するのに使用される第1の電気接点330aには5ボルトを掛け、第1の電気接点330aと0ボルト即ち接地を表す第2の電気接点330dとの間の短絡について監視する。「第1の電気接点」及び「第2の電気接点」という指定は、ポート250の何れかの特定の電気接点を指すのに使用されているのではなく、むしろ「第1」及び「第2」という指定は、第1の電気接点と第2の電気接点がポート250内の異なった電気接点であることを強調するのに使用されている。センサモジュール312は、モニタモジュール310が短絡を検知したことに応えて、電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されていると判定するように構成されていてもよい。
一部の特定の実施形態では、モニタモジュール310は、更に、ポート250の接続状態を監視し、判定することができる。モニタモジュール310は、ポート250が未接続状態にあるか接続状態にあるかに関してセンサモジュール312に知らせるようになっていてもよい。センサモジュール312は、モニタモジュール310が、ポート250は未接続状態にあり且つ短絡が存在することを検知した場合に、電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されていると判定するように構成されていてもよい。その様な実施形態は、センサモジュール312が、電気伝導性液体によって引き起こされた短絡と障害のあるケーブル又は第2の電子デバイス270によって引き起こされた短絡とを区別することを可能にするであろう。センサモジュール312は、ポート250が第2の電子デバイス270へ接続されている間に検知される何らかの短絡は、第2の電子デバイス270又は接続ケーブルの不具合のせいであると推測することができる。
センサモジュール312は、電子デバイス110(図1及び図2)が電気伝導性液体に曝露されてしまったか否かを判定するに当たり、基準特性を含んでいる1つ又はそれ以上の曝露モデルを使用してもよい。例えば、センサモジュール312は、水道水への曝露に特徴的な基準特性を含んでいる曝露モデルと、塩水への曝露に特徴的な基準特性を含む別個の曝露モデルと、を有していてもよい。その様な実施形態では、センサモジュール312は、追加的に、電気伝導性液体への曝露が起きてしまったか否かを判定することに加えて電子デバイス110が曝露されてしまった電気伝導性液体の種類について理に適った仮説を立てることができよう。
一部の特定の実施形態では、曝露モデルは、人工神経回路網(ANN)、ルックアップ表、人工知能、又は別の学習アルゴリズム又はシステム、を使用して作成される。ANNは、コネクショニスト手法を使用して情報を処理するプロセッサのネットワークである。ANNは、複雑な関係をモデル化しデータセットのパターンを見つけることのできる適応システムである。ANNには、湿分検知回路140(図1)を導電性液体に曝露することによって生成されたデータを保有する複数のデータセットが提供されていてもよい。データセットは、電気伝導性液体に曝露された湿分検知回路140の測定された特性を保有していてもよい。データセットを生成するのに使用される湿分検知回路140は、電子デバイス110に使用されることになっている湿分検知回路140とアーキテクチャが同一であるか又は実質的に類似であるのが好ましい。
ANNは、曝露モデルを生成するに当たり、何れかの適切な学習パラダイム(教師有り学習、教師無し学習、及び強化学習を含む)及び何れかの適切な学習アルゴリズム(進化的方法、模擬焼きなまし法、他)を使用することができる。センサモジュール312は、1つ又はそれ以上の曝露モデルを記憶し配信する遠隔サーバから更新された曝露モデルを受信するように構成されていてもよい。同様に、センサモジュール312は、電子デバイス110上で測定された測定特性を遠隔サーバへ送信するように構成されていてもよい。ANNは、複数の電子デバイス110からの測定された特性を収集し、これらの測定された特性を使用して曝露モデルを精密化し続けるようになっていてもよい。
図4は、湿分検知器120の別の実施形態を示している。湿分検知器120は、以上に説明されている様にセンサモジュール312とモニタモジュール310を含んでいてもよい。湿分検知器120は、更に、保護モジュール414を含んでいてもよい。保護モジュール414は、センサモジュール312が電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されていると判定したことに応えて、電子デバイス110をセーフモードに入れるように構成されていてもよい。ここでの使用に際し、セーフモードとは、電子デバイス110の1つ又はそれ以上のハードウェア要素が使用禁止にされている動作のモードをいう。例えば、保護モジュール414は、保護モジュール414が電子デバイス110をセーフモードに入れたことに応えて、Bluetooth(登録商標)モジュール、全地球測位システム(GPS)モジュール、及び他のモジュール、を使用禁止にすることもあろう。電子デバイス110は、典型的には、セーフモードでは機能性を縮小されるが、電気伝導性液体への曝露に因る永久的な損害の可能性は低減されることになる。
保護モジュール414は、センサモジュール312が電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されていると判定したことに応えて、先ず、電子デバイス110を電源オフするようになっていてもよい。保護モジュール414は、次いで、電子デバイス110をセーフモードで再起動させるようになっていてもよい。1つの実施形態では、保護モジュール414は、自動的に、電子デバイス110をセーフモードで再起動させることができる。別の実施形態では、保護モジュール414は、電子デバイス110をオフにしたままにし、ユーザーが電子デバイス110を電源オンしたことに応えて電子デバイス110をセーフモードで再起動させる。保護モジュール414は、確実に、電気伝導性液体に応えた電源オフ後の最初の再起動時に電子デバイス110がセーフモードで起動されるようにしている。
保護モジュール414は、更に、センサモジュール312が電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されてしまったと判定した後に、電子デバイス110へ1つ又はそれ以上の診断的試験を行うようになっていてもよい。保護モジュール414は、電子デバイス110の1つ又はそれ以上の構成要素が診断的試験で不合格になったことに応えて、電子デバイス110を引き続きセーフモードで起動させるようになっていてもよい。診断的試験は、電子デバイス110のソフトウェア及びハードウェアの完全性を判定するテストを含んでいてもよい。診断的試験は、電子デバイス110の1つ又はそれ以上の構成要素が失陥してしまったことを見極めることができる。保護モジュール414は、重大な構成要素及び重大ではないが診断的試験に不合格である構成要素を起動させないようにする。
保護モジュール414は、電子デバイス110の電源と電子デバイス110の電子的構成要素の少なくとも幾つかの間の通信を打ち切るようになっていてもよい。1つの実施形態では、保護モジュール414は、電子デバイス110の電源と湿分検知器120の電子的構成要素以外の全ての電子的構成要素との間の通信を打ち切る。湿分検知器120が複数の電子的構成要素に亘って分散されている実施形態では、保護モジュール414は、電源と電子的構成要素で湿分検知器120の実行に関与しているものに限ってそれらの間の通信を許容している。
一部の特定の実施形態では、保護モジュール414は、電子デバイス110の、電源と1つ又はそれ以上の電子的構成要素の間の通信を制御するためのスイッチを、制御するようになっていてもよい。スイッチは、電子デバイス110の全ての電子的構成要素へパワーを提供する通常位置を有していよう。スイッチは、更に、電子デバイス110の、電源と電子的構成要素の間のパワーの通信を打ち切る応答位置を有していよう。保護モジュール414は、パワーの分配を、スイッチを制御することによって制御することができる。
他の実施形態では、保護モジュール414は、電子デバイス110内のパワー分配を制御するために1つ又はそれ以上のメッセージを送信する。例えば、保護モジュール414は、メッセージを、マザーボード、バスコントローラ、又は電子デバイス110でのパワーの分配を管理している他の電子的構成要素へ送信することによって、一部の特定の電子的構成要素を電源オフするようになっていてもよい。保護モジュール414は、適切なメッセージをパワー分配に関与する電子的構成要素へ送信することによって、電子デバイス110の電子的構成要素のオン及びオフを命令するようになっていてもよい。
湿分検知器120は、更に、ログモジュール416を含んでいてもよい。ログモジュール416は、センサモジュール312が電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されていると判定したとの事実を毎回ログするように構成されていてもよい。ログモジュール416は、センサモジュール312に電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されていると判定させることになった特性を備えているログエントリを作成するようになっていてもよい。例えば、ログモジュール416は、センサモジュール312による判定に至るまでの関連期間の間に、ポート250(図3)の1つ又それ以上の電気接点330における電圧及び/又は電流の示度を記録するようになっていてもよい。一部の特定の実施形態では、ログエントリは、権限を与えられた第三者がアクセスできるようになっていてもよい。その様な実施形態は、電子デバイス110が曝露されてしまったか否かを判定するのに使用されている曝露モデルを更に精密化させることを可能にする。更に、ログエントリへのアクセスを許容することは、保守職員又は権限を与えられた第三者が、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露された回数を求めることを可能にする。その様な情報は、例えば、保証情報又は保護被覆を電子デバイス110へ再塗工する必要があるかどうかを判定することに関連があるかもしれない。
湿分検知器120は、更に、電気伝導性液体への曝露を受けて、ユーザーに、電子デバイス110に処置を施すための1つ又はそれ以上の命令を提供するように構成されている命令モジュール418を含んでいてもよい。命令モジュール418は、電子デバイス110のディスプレイに命令を表示するようになっていてもよい。命令モジュール418は、ユーザーによって指定されたeメールアドレスへ命令を送信するようになっていてもよい。命令は、電子デバイス110への損害の可能性を低減するにはどうすればよいかをユーザーに指図するものであってもよい。例えば、命令は、電子デバイス110を電源オンしようと試みる前に、一定期間、電子デバイス110を乾燥させることを指定するものであってもよい。命令は、ユーザーに、圧縮空気を使用して電子デバイス110を乾燥させるよう指導することもあれば、電子デバイス110を乾燥剤の中に入れるよう指導することもあろう。
一部の特定の実施形態では、命令モジュール418は、電子デバイス110が曝露されてしまった導電性液体の種類に基づいて異なった命令を提供することができる。以上に説明されている様に、センサモジュール312は、電子デバイス110が曝露されてしまった導電性液体の種類をセンサモジュール312が判定できるように多数の曝露モデルを使用することができる。センサモジュール312は、電子デバイス110が曝露された導電性液体の種類に関して命令モジュール418に知らせることができる。命令モジュール418は、命令を然るべく仕立てるようになっていてもよい。例えば、電子デバイス110が塩水に曝露されたなら、水分が除去された後であっても塩性残留物が電子デバイス110に電気的問題を引き起こしてしまう危険性がある。命令モジュール418は、ユーザーに、回復プロセスの一環として、塩水への曝露後直ちに電子デバイス110を蒸留水及び/又は水道水で洗い流すよう指図することができる。
湿分検知器120は、更に、電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露された旨のユーザー確認を要求する確認モジュール420を含んでいてもよい。確認モジュール420は、確認を求める要求を電子デバイス110のディスプレイに表示するようになっていてもよいし、確認を求める音声要求を生成するようになっていてもよいし、或いはそれ以外のやり方でユーザー入力を要求するようになっていてもよい。確認モジュール420は、保護モジュール414が1つ又はそれ以上の保護プロトコルを開始する前に確認を要求するようになっていてもよいし、また確認モジュール420は、保護モジュール414が保護プロトコルを開始した後に確認を要求するようになっていてもよい。湿分検知器120は、ユーザーが電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されなかったと指示していることに応えて保護プロトコルを途中停止してもよい。ログモジュール416は、なお当該事象をログするようになっていてもよく、更に、ユーザーが電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されていないと指示したことをエントリ中に注記するようにしてもよい。誤検知のログエントリは、曝露モデルを更に精密化するのに使用することができるであろうし、また電子デバイス110のユーザーと関連付けられる保証モデルを修正するのに使用することができるであろう。誤検知のログエントリが続いた後にデバイスへの損害が起これば、電子デバイス110についての保証範囲に悪影響が出かねない。
湿分検知器120は、更に、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されてしまったことを指示する注意喚起を生成する注意喚起モジュール422を含んでいてもよい。注意喚起モジュール422は、電子デバイス110のユーザーによって知覚され得る警報を生成するようになっていてもよい。注意喚起モジュール422は、例えば、可聴警報、可視警報、振動警報、又は同種のもの、を生成することができよう。注意喚起モジュール422は、ディスプレイに、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されてしまったことをユーザーに視覚的に指示するよう仕向けてもよい。例えば、注意喚起モジュール422は、視覚的指示物を電子デバイス110のディスプレイパネルに出現させるメッセージを生成するようになっていてもよい。メッセージは、テキストベースのメッセージであってもよい。注意喚起モジュール422は、更に、点滅光の様な追加の視覚的指示物を使用してもよい。注意喚起モジュール422は、更に、可聴警報とテキストベースのメッセージの様な知覚的注意喚起の組合せを使用することもできよう。
注意喚起モジュール422は、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されていることに応えて、遠隔監視サービスへのメッセージを生成し送信するように構成されていてもよい。注意喚起モジュール422は、メッセージを送信するのにセルラーネットワーク、ワイヤレスインターネットネットワーク、又は他の適した通信ネットワークを使用することができよう。注意喚起モジュール422は、メッセージを通信するのに電子デバイス110の1つ又はそれ以上の通信要素を使用するように構成されていてもよい。メッセージは、ログモジュール416によって生成された、電気伝導性液体への曝露に係わるデータを含んでいてもよい。遠隔監視サービスは、セルラー電話プロバイダ、移動体サービスプロバイダ、保証履行プロバイダ、又は他のエンティティとすることができる。遠隔監視サービスは、更に、電子デバイス110を提供しているユーザーの雇用主であることもあろう。注意喚起モジュール422は、多数の遠隔監視サービスへのメッセージを生成及び送信していてもよい。
注意喚起モジュール422は、更に、画像を表示したり入力を受信したりすることのできるユーザーインターフェースを提供するように構成されていてもよい。その様な実施形態では、注意喚起モジュール422は少なくとも一部が電子デバイス110上のアプリケーションとして実行するようになっていてもよい。注意喚起モジュール422は、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されていることに応えて立ち上げられるようになっていてもよい。注意喚起モジュール422は、最後に耐水被覆が電子デバイス110の構成要素へ塗工された時期の様な、電子デバイス110の防水機構に係わるメッセージを提供するようになっていてもよい。注意喚起モジュール422は、一部の特定の実施形態では、保証情報、修理情報、電子デバイス110の湿分への曝露によって引き起こされる潜在的損害を軽減することに関係のある公告、及び他の湿分関連情報、を提供することができよう。
図5は、電子デバイス110の例示的な電子的構成要素の1つの実施形態を示している。電子デバイス110は、プロセッサ510、キャッシュ512、ノースブリッジ514、メモリ516、サウスブリッジ518、基本入出力システム(BIOS)520、周辺コントローラインターフェース(PCI)522、ポートコントローラ530、及びポート250、を含んでいてもよい。システムは、図5に示されている構成要素に比べ、より多い構成要素、より少ない構成要素、又は異なった構成要素を含んでいてもよく、例えば、システムは、シリアルATアタッチメント(SATA)コントローラ、ネットワークインターフェースカード(NIC)、又は他の構成要素、を含むことができる。アーキテクチャは、更に、電子デバイスの型式に基づいて変わるものであって、例えば、ラップトップとスマートフォンは異なったアーキテクチャ及び異なった構成要素を有していよう。
プロセッサ510は、システムのための一連の記憶された命令を実行する。命令及び他のデータは、メモリ516に記憶される。メモリ516は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、又は他の適したメモリとすることができる。プロセッサ510は、メモリ516に記憶されている使用頻度の高いデータ命令にアクセスするのに必要な時間を削るために高速キャッシュ512を使用することができる。ノースブリッジ514は、プロセッサ510とメモリ516とサウスブリッジ518の間の通信を取り扱うための構成要素である。ノースブリッジ514は、同様に、ビデオカードの様な他の構成要素からの通信も取り扱うことができる。
サウスブリッジ518は、システムのための入力/出力(I/O)機能性を提供し、システムが様々な追加の構成要素を利用できるようにしている。サウスブリッジ518は、例えば、基本入出力システム(BIOS)520、PCI522、及びポートコントローラ530を取り扱うことができる。サウスブリッジ518は、ダイレクトメモリアクセス(DMA)、イーサネット(登録商標)接続性、他、の様な、図5に示されていない追加の機能性を提供することができる。
1つの実施形態では、ポート250はUSBポートである。ポート250は、パワー及び/又はデータが電子デバイス110へ及び電子デバイス110から伝送されるのを可能にする。ポート250は、上流USBポートレセプタクルであってもよいし、又は下流USBポートレセプタクルであってもよい。ポート250は、A型レセプタクル又はマイクロA−B型レセプタクルの様な標準USBレセプタクルを有するように構成されていてもよい。
ポートコントローラ530は、電子デバイス110のためのUSB接続性を提供するために必要なハードウェア及びソフトウェア/ファームウェアを提供する。一部の特定の実施形態では、ポートコントローラ530はサウスブリッジ518へ一体化されている。他の実施形態では、ポートコントローラ530は、サウスブリッジ518へ通信接続によって接続されている別体のチップである。ポートコントローラ530は、様々なUSBデバイスへ接続することのできるポート250への及びポート250からの通信を管理する。湿分検知器120は、全部又は一部が、ポートコントローラ530の部分として実装されていてもよい。モニタモジュール310及びセンサモジュール312は、ポートコントローラ530上のファームウェアを備えていてもよい。
当然ながら、ノースブリッジ514とサウスブリッジ518の言及されている機能は反転されていることもあり得る。
電子的構成要素及び回路構成には、それら電子的構成要素及び回路構成の水害に耐える能力を高め、電子デバイス110が電気伝導性液体への曝露後も正しく機能し続ける公算を高める、耐水被覆が設けられていてもよい。耐水被覆は、電子的構成要素の正常な動作に悪影響を及ぼすことなく、電子的構成要素及び回路構成へ塗工することができる。耐水被覆は、電子デバイス110の外部の全体又は部分、電子デバイス110の内部面の全体又は部分、及び電子デバイス110の電子的構成要素及び回路構成の1つ又はそれ以上、を覆っていてもよい。一部の特定の実施形態では、少なくとも、湿分検知器120と関連付けられる電子的構成要素は耐水被覆で加工処理されている。湿分検知器120がポート250を湿分検知回路140として使用している場合、電気接点330(図3)のうち少なくとも幾つかは、電気伝導性液体の検知を行えるように未加工処理のままにされよう。1つの実施形態では、耐水被覆は、HzO,Inc.社によるWaterBlock(商標)の様なナノテクノロジー被覆である。
その様な実施形態の湿分検知器120は、ポート250内の電気伝導性液体を検知するのにポートコントローラ530の既存の機能性を活用することができよう。ポートコントローラ530は、ポート250における接続性を提供することに対する責任の一環としてポート250の電気接点330における電圧レベルを制御するように構成されていてもよい。モニタモジュール310は、ポートコントローラ530のハードウェア構成及びファームウェア構成を使用して、ポート250のピン上の電圧を維持し、またポート250の2つ又はそれ以上のピン同士間の短絡を検知することができる。
例えば、モニタモジュール310は、ポート250のVBUSピン上に5ボルトを維持していてもよい。別の実施形態では、モニタモジュール310は、ポート250のD+ピン又はD−ピン上に3.3ボルトを維持していよう。モニタモジュール310は、更に、電気伝導性液体への曝露を検知するために、特性の変化について該当するピンを監視するのに既存のポートコントローラ530ハードウェア及び/又はファームウェアを使用することができよう。
湿分検知器120の一部の特定の態様は、電子デバイス110の他の構成要素に実装されていてもよい。例えば、命令モジュール418は、電子デバイス110のオペレーティングシステムの部分として実装されていてもよい。保護モジュール414は、電子デバイス110をブートさせてセーフモードに入れるために、少なくとも部分的に、BIOS520と協働に実装されていてもよい。当業者には、以上に説明されているモジュールは、様々なデバイス上に、及び電子デバイス110の様々なレベルに、実装され得ることが認識されるであろう。
図6は、湿分検知回路140を表す簡略化された回路図を表現している。描かれている実施形態では、湿分検知回路140は、ポート250の電気接点330a及び電気接点330bを組み入れている。電気接点330a及び330bは、電子デバイス110の外面上に露出していてもよい。電気接点330a及び330bは、ポート250にとって必要な接続を提供するために露出しているのが典型的である。モニタモジュール310の論理機能及び感知機能を実装するハードウェアは、電子デバイス110の内部に置かれていてもよい。
図6は、湿分検知回路140のための3.3ボルトを提供する電圧源を示している。ポートコントローラ530は、湿分検知回路140のための電圧源であってもよい。例えば、電圧源は、ポートコントローラ530(図5)をホストする集積回路のピンであってもよい。ポートコントローラ530は、図6に示されている電気的接地を提供する別体のピンを含んでいてもよい。モニタモジュール310は、湿分検知回路140のための3.3ボルトを維持することができる。
湿分検知回路140は抵抗器R1を含んでいてもよい。R1は、一部の特定の実施形では、抵抗器とされていて、即ち、それは電圧源と電気接点330aの間の経路中の抵抗を表すものである。モニタモジュール310は、図6に示されている様に、電気接点330aにおける電圧を測定していてもよい。モニタモジュール310は、更に、電気接点330aにおける電流を監視していてもよい。モニタモジュール310は、図6に示されている場所とは異なった場所における電圧及び/又は電流を測定するようになっていてもよい。
ポート250が接続されていないとき、電気接点330aと電気接点330bの間には接続が無い。結果として、R1を通って流れる電流はなく、電気接点330aと電気接点330bの間の電圧差は3.3ボルトとなるはずである。モニタモジュール310は、デバイスがポート250へ接続されると、それを検知し、ポート250が接続状態にある間は、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されているかどうかを判定することを目的とした電圧及び/又は電流の監視を中止するようにしてもよい。
電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されるという事象では、電気伝導性液体が電気接点330aと電気接点330bの間に電気伝導性経路を形成することによって湿分検知回路140を短絡させるかもしれない。結果として、電流は抵抗器R1を通って流れ、R1を跨いで電圧を低下させ、電気接点330aにおける電圧を変化させる。モニタモジュール310は、電気伝導性液体が電気接点330aと電気接点330bの間に経路を形成した結果としての湿分検知回路140を通る電圧及び/又は電流の変化を検知することになる。電子デバイス110が電気伝導性液体から離され、電気接点330aと330bの間の接続を形成する電気伝導性液体が除去されると、湿分検知回路140は以上に説明されているその起動状態へ戻る。ログモジュール416(図4)は、電気接点330aと330bの間に短絡が存在している期間中にモニタモジュール310によって測定された特性をログすることができる。
センサモジュール312は、湿分検知回路140の測定された特性をモニタモジュール310から受信し、測定された特性を電気伝導性液体への曝露に特徴的な基準特性と比較することができる。以上に説明されている様に、センサモジュール312は基準特性を含む複数の曝露モデルを含んでいてもよい。
実際の湿分検知回路140は、図6に示されている実施例より複雑であるかもしれない。例えば、ポート250が湿分検知回路140を実装するのに使用されている場合、電気接点は2つの電気接点330a−330bより多いこともある。加えて、ポート250がその未接続状態にある間、電圧を維持される電気接点330が1つより多ければ、1つより多くの電圧源が存在していよう。一部の特定の実施形態では、モニタモジュール310は、湿分検知回路140中の1箇所より多くの場所における特性を測定する。モニタモジュール310は、例えば、ポート250中の各電気接点330における特性を監視するようにしてもよい。その様な実施形態では、モニタモジュール310は、第1の電圧を有する電気接点330aと接地にある第2の電気接点330bの間の短絡、非ゼロ電圧を有する2つの電気接点330間の短絡、又はそれらの組合せ、について監視するように構成されていてもよい。
一部の特定の実施形態では、ポート250は、割り当てられた役割を持たず留保されている1つ又はそれ以上の電気接点330を含んでいることもある。一部の特定の実施形態では、モニタモジュール310は、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されてしまったかどうかを判定するための基準電圧を提供するために、留保されているピンへ基準電圧が掛けられるよう仕向けるようになっていてもよい。
図7は、電気伝導性液体への曝露に特徴的な基準特性を判定するための方法700の1つの実施形態を示している。方法700は、符号720の、湿分検知回路140を電気伝導性液体に曝露する段階で始まる。方法700は、更に、符号704の、湿分検知回路140が電気伝導性液体に曝露されている間の湿分検知回路140の特性を測定する段階を含んでいてもよい。
方法700は、更に、符号706の、測定された特性を人工神経回路網(ANN)へ提供する段階を伴っていてもよい。ANNは、次いで、符号708で、測定された特性を使用して曝露モデルを精密化することができる。方法700は、ANNがセンサモジュール312(図3−図5)に電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されてしまったと判定させるに十分に堅牢な曝露モデルを展開するまで、繰り返すことになる。
特定の実施形態では、方法700は、一連の導電性液体の各々について実施されている。例えば、方法700は、水道水、プール用水、塩水、及び/又は他の導電性液体についての曝露モデルを展開するように分けて実行されていてもよい。センサモジュール312は、曝露モデルの1つ又はそれ以上を使用して電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されてしまったかどうかを判定することができる。特定の実施形態では、曝露モデルは、1つ又はそれ以上の特性についての閾値を求めるのに使用される。センサモジュール312は、特性(電流レベルなど)が閾値を超過していることに応えて電子デバイス110は電気伝導性液体に曝露されてしまったと判定することになる。
図8は、電子デバイス110の中の電気伝導性液体の存在を検知するための方法800の1つの実施形態を示している。方法800は、符号802の、電子デバイス110のポート250中の複数の電気接点330の第1の電気接点330に第1の電圧を提供する段階で始まる。一部の特定の実施形態では、モニタモジュール310は、ポート250が未接続状態にある間、第1の電圧を提供する。方法800は、更に、符号804の、モニタモジュール310が未接続のポート250の電気接点330の1つ又はそれ以上における電気的活動を監視する段階を伴っていてもよい。
モニタモジュール310は、符号806で、電気接点330における電気的活動パターンが電気伝導性液体によって引き起こされる短絡に特徴的なものであるかどうか判定することができる。モニタモジュール310がその様な電気的活動パターンを感知しなければ、モニタモジュール310は、符号804で、電気的活動パターンを監視し続けることになる。モニタモジュール310が電気的活動パターンの変化を感知すれば、センサモジュール312は、符号808で、電子デバイス110が電気伝導性液体に曝露されてしまったと判定することになる。
本出願は、1つ又はそれ以上のモジュールに言及している。モジュールとは、1つ又はそれ以上の機能を実行するための構成要素をいう。モジュールは、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの組合せ、として実現させることができる。モジュールは、1つ又はそれ以上のメモリ場所に記憶されプロセッサによって実行可能である1つ又はそれ以上の命令を含んでいよう。これらの命令は、同じ記憶装置に記憶されていてもよいし、別々の複数の記憶装置に亘って分散されていてもよい。モジュールは、揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリに記憶されていてもよい。モジュールは、コンピュータ可読記憶媒体上に記憶されているコンピュータプログラム製品として実現されていてもよい。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラム製品を記憶する能力のある揮発性及び不揮発性の何らかの有形の記憶媒体とすることができ、例えば、CD、DVD、RAM、ROM、フラッシュメモリ、遠隔的に在クラウド、他、などがある。
モジュールが実行可能な命令を備えている場合、モジュールは、演算システム中の異なった構成要素によって記憶されていてもよく、また命令は、演算システム内の異なった構成要素によって実行されていてもよい。例えば、単一のモジュールが、汎用中央処理ユニット(CPU)によって実行可能な命令と、演算システム内のマイクロコントローラによって実行可能な命令と、を含んでいることがあろう。本願の図内におけるブロックとしてのモジュールの表現は、便宜上のものであり、モジュールが演算システム中の他のハードウェアユニットから分離されている単一のハードウェアユニットであることを示唆するものではない。
以上の開示は、多くの詳細を提供しているが、それらは付随の特許請求の範囲の請求項の何れについてもその範囲を限定するものと解釈されてはならない。特許請求の範囲による範囲から逸脱していない他の実施形態も考案され得る。異なった実施形態からの特徴は組み合わせて採用されてもよい。従って、開示されている主題に対する追加、削除、及び修正であって、特許請求の範囲による範囲内に入る全ての追加、削除、及び修正は、それにより包含されるものとする。各請求項の範囲は、その平明な用語遣い及びその要素に対する利用可能な法的等価物の最大限の範囲によってのみ指示され限定される。
110 電子デバイス
120 湿分検知器
140 湿分検知回路
250 ポート
260 第2のポート
270 第2の電子デバイス
310 モニタモジュール
312 センサモジュール
330、330a、330b、330c、330d 電気接点
414 保護モジュール
416 ログモジュール
418 命令モジュール
420 確認モジュール
422 注意喚起モジュール
510 プロセッサ
512 キャッシュ
514 ノースブリッジ
516 メモリ
518 サウスブリッジ
520 基本入出力システム(BIOS)
522 周辺コントローラインターフェース(PCI)
530 ポートコントローラ
R1 抵抗器

Claims (30)

  1. 電子デバイスにおいて、
    複数の電子的構成要素と、
    前記電子デバイスと別の電子デバイスの間の通信を可能にするためのポートであって、第1の電気接点と第2の電気接点を備えているポートと、
    前記ポートの電気伝導性液体への曝露を検知するように構成されている湿分検知器であって、
    前記第1の電気接点上の電圧を維持するように、及び前記第1の電気接点と前記第2の電気接点の間の短絡を検知するように、構成されているモニタモジュールと、
    前記モニタモジュールが前記短絡を検知したことに応えて前記電子デバイスの前記ポートは電気伝導性液体に曝露されていると判定するように構成されているセンサモジュールと、を含んでいる湿分検知器と、を備えている電子デバイス。
  2. 前記モニタモジュールは、更に、前記ポートの接続状態を判定するように構成されており、
    前記センサモジュールは、更に、前記モニタモジュールが、
    前記ポートは未接続状態にあると検知したこと、及び、
    前記短絡を検知したこと、
    に応えて、前記電子デバイスの前記ポートは前記電気伝導性液体に曝露されていると判定するように構成されている、請求項1に記載の電子デバイス。
  3. 前記センサモジュールが前記電子デバイスの前記ポートは前記電気伝導性液体に曝露されていると判定したことに応えて前記電子デバイスにセーフモードに入るよう仕向けるように構成されている保護モジュールを更に備えている、請求項1に記載の電子デバイス。
  4. 電源と前記複数の電子的構成要素のうちの少なくとも幾つかの電子的構成要素との間の通信を打ち切るように構成されている保護モジュールを更に備えている、請求項1に記載の電子デバイス。
  5. 前記保護モジュールは、前記電源と前記湿分検知器の電子的構成要素以外の全ての電子的構成要素との間の通信を打ち切るように構成されている、請求項4に記載の電子デバイス。
  6. 前記電子デバイスの前記ポートが電気伝導性液体に曝露されてしまったとの注意喚起を生成するように構成されている注意喚起モジュールを更に備えている、請求項1に記載の電子デバイス。
  7. 前記注意喚起モジュールは、
    前記電子デバイスのユーザーに知覚され得る警報を生成するように、又は、
    ディスプレイに前記電子デバイスの前記ポートが電気伝導性液体に曝露されてしまったことを前記ユーザーに視覚的に指示するよう仕向けるように、構成されている、請求項6に記載の電子デバイス。
  8. 前記注意喚起モジュールは、遠隔監視サービスへのメッセージを生成し送信するように構成されている、請求項6に記載の電子デバイス。
  9. 前記センサモジュールが前記電子デバイスの前記ポートは前記電気伝導性液体に曝露されていると判定したとの事実をログするように構成されているログモジュールを更に備えている、請求項1に記載の電子デバイス。
  10. 前記ポートの前記電気伝導性液体への曝露を受けて、ユーザーに、前記電子デバイスに処置を施すための1つ又はそれ以上の命令を提供するように構成されている命令モジュールを更に備えている、請求項1に記載の電子デバイス。
  11. 前記電子デバイスの前記ポートが前記電気伝導性液体に曝露された旨のユーザー確認を要求するように構成されている確認モジュールを更に備えている、請求項1に記載の電子デバイス。
  12. 前記電子デバイスの内部内の少なくとも1つの電子的構成要素への耐湿被覆を更に備えている、請求項1に記載の電子デバイス。
  13. 前記ポートは、USBポート、有標ポート、又は音声ジャック用レセプタクルである、請求項1に記載の電子デバイス。
  14. 前記湿分検知器は、前記ポートのためのコントローラに実装されている、請求項1に記載の電子デバイス。
  15. 前記第1の電気接点はパワー電気接点であり、前記第2の電気接点は接地電気接点である、請求項1に記載の電子デバイス。
  16. 湿分検知器において、
    第1の電圧を有する第1のノードと前記第1の電圧とは異なる第2の電圧を有する第2のノードとを備える湿分検知回路の1つ又はそれ以上の特性を監視するように構成されているモニタモジュールと、
    前記湿分検知回路の前記1つ又はそれ以上の特性における、当該湿分検知回路の前記第1のノードと前記第2のノードの少なくとも一方の電気伝導性液体への曝露に特徴的な基準特性からの既定の変分に応えて、前記湿分検知回路の前記第1のノードと前記第2のノードの少なくとも一方は電気伝導性液体に曝露されていると判定するように構成されているセンサモジュールと、を備えている、湿分検知器。
  17. 前記電子デバイスのポートは、前記湿分検知回路を備えている、請求項16に記載の湿分検知器。
  18. 前記湿分検知回路の前記1つ又はそれ以上の特性は、
    前記湿分検知回路中の電流、又は、
    前記湿分検知回路中の電圧、又は、
    前記湿分検知回路中の抵抗、又は、
    前記湿分検知回路中の周波数、を備えている、請求項16に記載の湿分検知器。
  19. 前記センサモジュールは、前記湿分検知回路の前記1つ又はそれ以上の特性が短絡に特徴的な前記基準特性に対応していることに応えて、前記電子デバイスの当該湿分検知回路の前記第1のノードと前記第2のノードの少なくとも一方は電気伝導性液体に曝露されていると判定する、請求項16に記載の湿分検知器。
  20. 電気伝導性液体への曝露に特徴的な前記基準特性は、学習アルゴリズム又は学習システムを使用して生成される、請求項16に記載の湿分検知器。
  21. 更に、前記第1のノード及び前記第2のノードを少なくとも部分的に前記湿分検知器がその一部を成す前記電子デバイスの外部に露出させている前記湿分検知回路を備えている、請求項16に記載の湿分検知器。
  22. 前記センサモジュールが前記湿分検知回路前記電子デバイスの前記第1のノードと前記第2のノードの少なくとも一方は電気伝導性液体に曝露されていると判定したことに応えて、前記電子デバイスへのパワーを打ち切るように構成されている保護モジュールを更に備えている、請求項16に記載の湿分検知器。
  23. 前記保護モジュールは、更に、前記センサモジュールが前記電子デバイスの前記湿分検知回路の前記第1のノードと前記第2のノードの前記少なくとも一方は電気伝導性液体に曝露されていると判定した後にユーザーが当該電子デバイスを電源オンしたことに応えて、前記電子デバイスにセーフモードで電源オンするよう仕向けるように構成されている、請求項22に記載の湿分検知器。
  24. 前記センサモジュールに前記電子デバイスの前記湿分検知回路の前記第1のノードと前記第2のノードの少なくとも一方は電気伝導性液体に曝露されていると判定させることになった前記湿分検知回路の前記特性を備えるログエントリを作成するように構成されているログモジュールを更に備えている、請求項16に記載の湿分検知器。
  25. 前記電子デバイスの前記湿分検知回路の前記第1のノードと前記第2のノードの少なくとも一方が前記電気伝導性液体に曝露された旨のユーザー確認を受信するように構成されている確認モジュールを更に備えている、請求項16に記載の湿分検知器。
  26. 電子デバイスの一群の電気接点の湿分への曝露を検知するための方法において、
    電子デバイスのポートが未接続状態にある間、当該ポート中の複数の電気接点のうちの第1の電気接点へ第1の電圧を提供する段階と、
    前記ポートが前記未接続状態にある間の前記複数の電気接点の1つ又はそれ以上における電気的活動を監視する段階と、
    前記1つ又はそれ以上の電気接点における、電気伝導性液体によって引き起こされる短絡に特徴的な電気的活動パターンを感知する段階と、
    電気伝導性液体によって引き起こされる前記短絡に特徴的な前記電気的活動パターンを感知したことに応えて、前記複数の電気接点の1つ又はそれ以上の当該電気伝導性液体への曝露を判定する段階と、を備えている方法。
  27. 前記複数の電気接点の1つ又はそれ以上の前記電気伝導性液体への曝露を判定したことに応えて、前記電子デバイスの1つ又はそれ以上の構成要素への電源を落とす段階を更に備えている、請求項26に記載の方法。
  28. 1つ又はそれ以上の電気接点が電気伝導性液体に曝露された状態の試験用電子デバイスの電気的活動パターンから曝露モデルを作成する段階を更に備えている、請求項26に記載の方法。
  29. 前記複数の電気接点の1つ又はそれ以上の前記電気伝導性液体への曝露を判定する段階は、前記電気的活動パターンが前記曝露モデルに整合していると判定する段階を備えている、請求項28に記載の方法。
  30. 学習アルゴリズム又は学習システムを用いて前記曝露モデルを作成する段階を更に備えている、請求項28に記載の方法。
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