JP2006277129A - 故障防止機能付き携帯端末装置および携帯端末装置の故障防止方法 - Google Patents

故障防止機能付き携帯端末装置および携帯端末装置の故障防止方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
本発明の目的は、故障防止機能付き携帯端末装置および携帯端末装置の故障防止方法を提供することである。
【解決手段】
本発明における携帯端末装置は、湿度センサ(13)と、バッテリー(19)と、通話部(18)と、バッテリー(19)から通話部(18)への電流供給を制御する電流供給スイッチ(17)と、湿度センサ(13)から出力される湿度データに基づいて電流供給スイッチ(17)を制御する制御部(16)とを具備している。本発明における携帯端末装置においては、湿度センサ(13)が検出する湿度の上昇に対応して通話部(18)への電流供給を自動的に遮断することが可能である。これにより、仮に通話部(18)の備える回路が結露によりショートしている場合であっても、そこへは電流が供給されないので、携帯端末装置の故障が防止される。
【選択図】
図3

Description

本発明は、故障防止機能付き携帯端末装置および携帯端末装置の故障防止方法に関し、特に、故障防止機能付き携帯電話装置および携帯電話装置の故障防止方法に関する。
携帯電話装置をはじめとする携帯端末装置においては、様々な場所に携行されて使用されるため、常に最適な使用環境下で使用されるわけではなく、そのために様々な問題が生じえる。例えば、使用者の発汗、使用する環境の湿度変化等のために、携帯端末装置の内部で結露が生じて携帯端末装置の内部回路がショートする場合がある。回路のショートしている場所に電流が供給され続けると、携帯端末装置の故障に至る可能性が高い。そこで、従来から携帯端末装置の内部に侵入した水分への対策がとられてきた。
図1は従来の水濡れ検出機能付き携帯電話機の構成を示す分解斜視図である。従来の水濡れ検出機能付き形態電話機は、上ケース2と下ケース1との間に収納されるプリント基板3上の外部コネクタ4の近傍に湿気を含む水分を検出するサンサ5を備えている。サンサ5は湿気を含む水分を検出し、それを電気信号に変換して出力する。この携帯電話機においては、水濡れ故障の原因となる惧れがある危険湿度レベル以上の湿度をセンサが検出すると、その湿度の履歴が記憶装置に記録される。また、これより湿度が上昇して水濡れ故障レベルであると判断された場合には、表示部に警報表示を表示し、さらに、警告音を発するようになされている。このため、この携帯電話機が故障した場合には、記憶装置に記録されている湿度の履歴を調べることにより、水濡れ等の有無を推定することが可能である(特許文献1参照)。
図1に示す従来の水濡れ検出機能付き携帯電話機の他にも、動作環境の変化に起因して携帯電話機を含む電子機器に障害が発生することを予防する障害発生予防装置が従来から知られている。この障害発生予防装置は、湿度を含む動作環境の検出手段と、検出手段の検出結果に基づいて電子機器の障害を誘発する可能性を判定する判定手段と、判定手段の判定結果に対応して動作環境の改善をユーザに喚起する喚起手段とを備えている(特許文献2参照)。
前述した二つの従来技術は、湿度の変化が閾値を超えた場合にそのことをユーザに通知する機能に関係している。一方、次に説明する電源ブレーカ駆動装置は、湿度の変化に対応して電源ブレーカをトリップする機能を有している。
従来知られている電源ブレーカ駆動装置は、直流または交流電源を受電し、各種電源電圧を生成して装置内回路へ供給する電源装置を内蔵した装置の筐体に設置されている。この電源ブレーカ駆動装置は、装置周辺の湿度を検出する湿度センサと、湿度センサで検出された湿度が所定のレベルを超えると、電源装置のブレーカをトリップする検出・駆動回路を備えている。この電源ブレーカ駆動装置は、湿度が一定の限度を超えて上昇した場合に、高圧電源部に絶縁不良を生じて破壊的事故に至ることを防ぐためのものである(特許文献3参照)。
特開2001−197175 特開2003−345627 実開平3−124740
本発明の目的は、故障防止機能付き携帯端末装置および携帯端末装置の故障防止方法を提供することである。
以下に、(発明を実施するための最良の形態)で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための最良の形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の携帯端末装置は、バッテリー(19、59)と、前記バッテリーから予め決められた回路部(18、58)への電流の供給及び遮断を制御する電流供給スイッチ(17、57)と、湿度データ(H)に基づいて前記電流供給スイッチを制御する制御部(16、56)とを具備している。
また、本発明の携帯端末装置は、さらに、湿度センサ(13、53)を具備している。そして、前記湿度センサは、湿度を検出して前記湿度データとして出力する。
また、本発明の携帯端末装置は、さらに、入力部(24、63)から入力された設定値(H1、H2、D1、D2、D3)を記憶することができる記憶部(14、54)を具備している。そして、前記制御部は、前記湿度データと前記設定値との比較に基づいて前記電流供給スイッチを制御する。
また、本発明の携帯端末装置は、さらに、警告音を発生することが可能な発音部(62)と、警告表示を表示することが可能な表示部(61)とを具備している。そして、前記制御部は、前記湿度データと前記設定値との比較に基づいて前記発音部及び前記表示部を制御する。
また、本発明の携帯端末装置は、さらに、湿度比較部(15、55)を具備している。ここで、前記設定値は、設定湿度値(H2)と判断基準値(D1、D2、D3)とを含んでいる。そして、前記湿度比較部は、前記設定湿度値と前記湿度データとから差分(X)を計算し、前期差分と前記判断基準値とを比較して前記電流を供給するか遮断するか、前記警告表示を表示させるか前記警告表示の表示を停止させるか、前記警告音を発生させるか前記警告音の発生を停止させるかの判断を行なう。
また、本発明の携帯端末装置においては、前記制御部は、前記判断に従って、前記電流供給スイッチによる前記電流の遮断と、前記発音部による前記警告音の発生と、前期表示部による前記警告表示の表示とを行わせる。
また、本発明の携帯端末装置においては、前記制御部は、前記判断に従って、前記電流供給スイッチによる前記電流の供給と、前記発音部による前記警告音の発生の停止と、前期表示部による前記警告表示の表示の停止とを行わせる。
また、本発明の携帯電話装置は、実測湿度データ(H)と設定湿度データ(H1、H2)とに基づいて、予め決められた回路部(18、58)へのバッテリー(19、59)からの電流供給を制御する。
また、本発明の携帯端末装置の故障防止方法は、湿度を検出して湿度データ(H)に変換して出力することと(ST3、6、13)、前記湿度データと記憶されている設定値(H1、H2、D1、D2、D3)とを比較することと(ST4、7、15)、前記比較に基づいて予め決められた回路部(18、58)への電流を供給するか遮断するかの判断をすること(ST4、7、16)と、前記判断に従って前記予め決められた回路部への電流を供給又は遮断をすること(ST5、8、17−3、17−4)を含んでいる。
また、本発明の携帯端末装置の故障防止方法においては、前記設定値は、設定湿度値(H2)と判断基準値(D1、D2、D3)とを含んでいる。そして、前記比較をすることは、前記湿度データと前記設定湿度値とから差分(X)を計算すること(ST14)と、前記差分と前記判断基準値との比較をすること(ST15)を含んでいる。
また、本発明の携帯端末装置の故障防止方法においては、前記比較をすることのあとに、前記比較に基づいて警告音を発生するか警告音の発生を停止するかを判断をすること(ST16)と、警告音を発生するか警告音の発生を停止するかの前記判断に従って警告音の発生又は警告音の発生の停止をすること(ST17−2、17−5)を含んでいる。
また、本発明の携帯端末装置の故障防止方法においては、前記比較をすることのあとに、前記比較に基づいて警告表示を表示するか警告表示の表示を停止するかを判断をすること(ST16)と、警告表示の表示をするか警告表示の表示を停止するかの前記判断に従って警告表示の表示又は警告表示の表示の停止をすること(ST17−1、17−6)を含んでいる。
本発明に係る携帯端末装置においては、湿度センサが検出する湿度の上昇に対応して予め決められた回路部への電流供給を自動的に遮断することが可能である。これにより、仮に前記回路部の備える回路が結露によりショートしている場合であっても、そこへは電流が供給されないので、携帯端末装置の故障が防止される。
また、本発明に係る携帯端末装置においては、警告表示の表示又は警告音の発生により、湿度センサが検出する湿度が上昇していることを使用者に通知することが可能である。使用者はこの通知により、湿度の低い所へ移動するなどして携帯端末装置の故障を防止することができる。
従って、本発明により故障防止機能付き携帯端末装置および携帯端末装置の故障防止方法が提供される。
添付図面を参照して、本発明による携帯端末装置を実施するための最良の形態を以下に説明する。なお、携帯電話装置を例として説明しているが、本発明は携帯電話装置に限らずPDAを含む携帯端末装置に適用することが可能である。
図2は、本発明による携帯電話装置11の外観を示す図である。携帯電話装置11は、後述する第1の実施形態及び第2の実施形態に係る携帯電話装置に共通する外観を示している。携帯電話装置11は、液晶表示装置21と、一群のキーボタン22と、スピーカ12と、マイク23とを筐体25の表側面に備えている。湿度センサ(不図示)は、携帯電話装置11に内蔵されている。
(第1の実施形態)
図3は、本発明の第1の実施形態に係る携帯電話装置の構成を示すブロック図である。図3において第1の実施形態に係る携帯電話装置は、携帯電話装置の周囲の湿度を検出し、湿度データに変換して出力する湿度センサ13と、入力部24から入力された設定値を記憶する記憶部14と、湿度センサ13からの湿度データと記憶部14に記憶されている設定値とを比較し、制御部16にどのような制御をさせるかを判断する湿度比較部15と、バッテリー19から通話部18への電流の供給及び遮断を制御する電流供給スイッチ17と、湿度比較部15の判断に従って電流供給スイッチ17を制御する制御部16とを備えている。
また、第1の実施形態に係る携帯電話装置においては、バッテリー19と電流供給スイッチ17との間には主電源スイッチ20が設けられている。ここで、主電源スイッチ20は、バッテリー19から電流供給スイッチ17を介した通話部18への電流供給と併せて、バッテリー19から図3において点線枠で囲まれている湿度センサ13、記憶部14、湿度比較部15及び制御部16への電流供給についても供給及び遮断をする。したがって、電流供給スイッチ17を開いて通話部18への電流を遮断することによっては、湿度センサ13、記憶部14、湿度比較部15及び制御部16への電流は遮断されない。このため、通話部18への電流供給が遮断された場合であっても、湿度センサ13、記憶部14、湿度比較部15、制御部16及び電流供給スイッチ17は機能し続けることが可能となされている。
図4は、図3に示された本発明の第1の実施形態に係る携帯電話装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図4に示すステップST1において、使用者は主電源スイッチ20を操作して主電源を投入する。さらに、ステップST2において、使用者はキーボタン22に例示される入力部24を操作して設定値H1を入力する。設定値H1は記憶部14に記憶される。次にステップST3において、湿度センサ13は湿度Hを検出し、湿度データに変換して出力する。さらに、ステップST4において、湿度比較部15は湿度Hと設定値H1とを比較する。ここで、湿度Hは設定値H1よりも大きいと湿度比較部15が判断した場合には、ステップST5に進み、そうでないと湿度比較部15が判断した場合には、ステップST3に戻る。ステップST5に進んだ場合には、制御部16は、湿度Hは設定値H1よりも大きいとの湿度比較部15の判断に従って電流供給スイッチ17を制御してバッテリー19から通話部18への電流供給を遮断する。
ステップST6においては、湿度センサ13は湿度Hを検出し、湿度データに変換して出力する。さらに、ステップST7において、湿度比較部15は湿度Hと設定値H1とを比較する。ここで、湿度Hは設定値H1よりも小さいと湿度比較部15が判断した場合には、ステップST8に進み、そうでないと湿度比較部15が判断した場合には、ステップST6に戻る。ステップST8に進んだ場合には、制御部16は、湿度Hは設定値H1よりも小さいとの湿度比較部15の判断に従って電流供給スイッチ17を制御してバッテリー19から通話部18への電流供給を復活させる。
上記から明らかなように、第1の実施形態に係る携帯電話装置においては、湿度センサ13が検出する湿度Hが使用者があらかじめ設定して入力しておいた設定値H1よりも高くなった場合には、通話部18への電流供給が自動的に遮断される。これにより、仮に通話部18の備える回路が結露によりショートしている場合であっても、そこへは電流が供給されないので、携帯電話装置の故障が回避される。また、電流供給スイッチ17によっては、湿度センサ13、記憶部14、湿度比較部15、制御部16及び電流供給スイッチ17への電流供給は遮断されない。このため、第1の実施形態に係る携帯電話装置においては、ステップST6からステップST8までにおいて、引き続き湿度の監視を継続し、湿度が下がった場合には通話部18への電流供給を復活させることが可能である。
本発明の第1の実施形態においては、携帯電話装置に内臓されている湿度センサが検出して出力する湿度データに基づいて制御を行なっているが、湿度データを外部から取得して制御を行なう構成とすることも可能である。また、本実施形態においては、電流供給スイッチ17は通話部18へ供給される電流を制御している。ここで、通話部へ供給される電流に限らず、通話部に例示される携帯電話装置に内蔵されている回路部であって、予め決められた回路部へ供給される電流を制御する構成とすることも可能である。
また、第1の実施形態に係る携帯電話装置の使用者は、通話部18への電流の遮断及び供給の判断に用いる設定値H1を自由に設定することができる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る携帯電話装置の構成を示すブロック図である。図5において第2の実施形態に係る携帯電話装置は、携帯電話装置の周囲の湿度を検出し、湿度データに変換して出力する湿度センサ53と、入力部63から入力された設定値を記憶する記憶部54と、湿度センサ53からの湿度データと記憶部54に記憶されている設定値とを比較し、制御部56にどのような制御をさせるかを判断する湿度比較部55と、バッテリー59から通話部58への電流の供給及び遮断を制御する電流供給スイッチ57と、湿度比較部55の判断に従って、電流供給スイッチ57、表示部61及び発音部62を制御する制御部56とを備えている。表示部61は、液晶表示装置21を備えており、警告表示を文字又は絵若しくは図形により表示することができる。発音部62は、スピーカ12と、音声合成回路とを備えており、単純な警告音及び合成音声からなる警告音を発生することができる。
また、第2の実施形態に係る携帯電話装置においては、バッテリー59と電流供給スイッチ57との間には主電源スイッチ60が設けられている。ここで、主電源スイッチ60は、バッテリー59から電流供給スイッチ57を介した通話部58への電流供給と併せて、バッテリー59から図5において点線枠で囲まれている湿度センサ53、記憶部54、湿度比較部55、制御部56、表示部61及び発音部62への電流供給についても供給及び遮断をする。したがって、電流供給スイッチ57を開いて通話部58への電流を遮断することによっては、湿度センサ53、記憶部54、湿度比較部55及び制御部56への電流は遮断されない。このため、通話部58への電流供給が遮断された場合であっても、湿度センサ53、記憶部54、湿度比較部55、制御部56及び電流供給スイッチ57は機能し続けることが可能となされている。
図6は、図5に示された本発明の第2の実施形態に係る携帯電話装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図6に示すステップST11において、使用者は主電源スイッチ60を操作して主電源を投入する。さらに、ステップST12において、使用者はキーボタン22に例示される入力部63を操作して設定値H2、D1、D2及びD3を入力する。設定値H2、D1、D2及びD3は記憶部54に記憶される。ここで、設定値H2は、後述する差分Xを計算するために使用される設定湿度値である。また、設定値D1、D2及びD3は、それぞれ、警告表示を表示させるか警告表示の表示を停止させるか、警告音を発生させるか警告音の発生を停止させるか、及び、通話部58への電流を遮断するか供給するかの判断に使用される判断基準値である。ステップST13において、湿度センサ53は湿度Hを検出し、湿度データに変換して出力する。ステップST14において、湿度比較部55は、湿度Hから設定値H2を減じることで差分Xを計算する。ステップST15において、湿度比較部55は、差分Xと、判断基準値D1、D2又はD3とをそれぞれ比較する。ステップST16において、湿度比較部55は、比較結果に応じて制御部56にどのような制御をさせるかを判断し、判断内容を制御部56へと出力する。その後、ステップST13からステップST16までの一連のステップが繰り返されると共に、ステップST17において、制御部56は、ステップST16における判断内容に応答して電流供給スイッチ57、表示部61及び発音部62を制御する。
図7に、本発明の第2の実施形態に係る携帯電話装置の状態遷移図を示す。以下、図7を用いて図6に示すステップST16において湿度比較部55が行なう判断と、ステップST17において制御部56が行なう制御とについて詳しく説明する。
本発明の第2の実施形態に係る携帯電話装置においては、警告表示の表示、警告音の発生又は通話部58への電流供給の遮断のいずれも行なわれていない初期状態である状態S1と、警告表示の表示のみが行なわれている状態S2と、警告表示の表示に加えて警告音の発生が行なわれている状態S3と、警告表示の表示、警告音の発生及び通話部58への電流供給の遮断の全てが行なわれている状態S4とが存在する。
携帯電話装置が状態S1にある場合において、湿度比較部55が差分Xは設定値D1よりも大きいと判断したときには、制御部56は表示部61に警告表示を表示させて携帯電話装置は状態S2に遷移する(ステップST17−1)。
携帯電話装置が状態S2にある場合において、湿度比較部55が差分Xは設定値D2よりも大きいと判断したときには、制御部56は発音部62に警告音を発生させて携帯電話装置は状態S3に遷移する(ステップST17−2)。
携帯電話装置が状態S3にある場合において、湿度比較部55が差分Xは設定値D3よりも大きいと判断したときには、制御部56は電流供給スイッチ57に通話部58への電流供給を遮断させて携帯電話装置は状態S4に遷移する(ステップST17−3)。
携帯電話装置が状態S4にある場合において、湿度比較部55が差分Xは設定値D3よりも小さいと判断したときには、制御部56は電流供給スイッチ57に通話部58へ電流を供給させて携帯電話装置は状態S3に遷移する(ステップST17−4)。
携帯電話装置が状態S3にある場合において、湿度比較部55が差分Xは設定値D2よりも小さいと判断したときには、制御部56は発音部62に警告音の発生を停止させて携帯電話装置は状態S2に遷移する(ステップST17−5)。
携帯電話装置が状態S2にある場合において、湿度比較部55が差分Xは設定値D1よりも小さいと判断したときには、制御部56は表示部61に警告表示の表示を停止させて携帯電話装置は状態S1に遷移する(ステップST17−6)。
このことを具体的な数値を使って説明する。以下に湿度H並びに設定値H2、D1、D2及びD3として用いる数値は湿度を相対湿度(%)で表したときの数値部分である。ここでは、設定値H2として98、設定値D1として−8、設定値D2として−3、設定値D3として−1が記憶部54に記憶されているとする。携帯電話装置が状態1にある場合において、湿度Hが90のとき、差分Xは−8である。このとき、差分Xは設定値D1、D2及びD3の何れよりも大きくないので、携帯電話装置は状態1のままである。こののち携帯電話装置周囲の湿度が上昇して湿度Hが94になると、差分Xは−4になる。このとき、差分Xは設定値D1よりも大きいため、表示部61に警告表示が表示されて携帯電話装置は状態S2に遷移する(ステップST17−1)。
上記から明らかなように、第2の実施形態に係る携帯電話装置においては、湿度が上昇して通話部58への電流供給が遮断される前の段階で、警告表示の表示又は警告音の発生により、湿度が上昇していることが使用者に通知される。使用者はこの通知により、湿度の低い所へ移動するなどして携帯電話装置が故障する危険を回避することができる。
また、第2の実施形態に係る携帯電話装置の使用者は、差分Xを計算するために使用される設定値H2、警告表示を表示させるか警告表示の表示を停止させるかの判断に使用される設定値D1、警告音を発生させるか警告音の発生を停止させるかの判断に使用される設定値D2、通話部58へ電流を供給するか遮断するかの判断に使用される設定値D3を自由に設定することができる。
第2の実施形態に係る携帯電話装置においては、電流供給スイッチ57は通話部58へ供給される電流を制御している。ここで、通話部へ供給される電流に限らず、通話部に例示される携帯電話装置に内蔵されている回路部であって、予め決められた回路部へ供給される電流を制御する構成とすることも可能である。
従来の水濡れ検出機能付き携帯電話機の構成を示す分解斜視図である。 本発明による携帯電話装置の外観を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯電話装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯電話装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る携帯電話装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る携帯電話装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る携帯電話装置の状態遷移図である。
符号の説明
1…下ケース
2…上ケース
3…プリント基板
4…外部コネクタ
5…センサ
11…携帯電話装置
12…スピーカ
21…液晶表示装置
22…キーボタン
23…マイク
25…筐体
13、53…湿度センサ
14、54…記憶部
24、63…入力部
15、55…湿度比較部
16、56…制御部
17、57…電流供給スイッチ
18、58…通話部
19、59…バッテリー
20、60…主電源スイッチ
61…表示部
62…発音部

Claims (12)

  1. バッテリーと、
    前記バッテリーから予め決められた回路部への電流の供給及び遮断を制御する電流供給スイッチと、
    湿度データに基づいて前記電流供給スイッチを制御する制御部と
    を具備する携帯端末装置。
  2. 請求項1に記載の携帯端末装置であって、
    さらに、湿度センサを具備し、
    前記湿度センサは、湿度を検出して前記湿度データとして出力する
    携帯端末装置。
  3. 請求項2に記載の携帯端末装置であって、
    さらに、入力部から入力された設定値を記憶することができる記憶部を具備し、
    前記制御部は、前記湿度データと前記設定値との比較に基づいて前記電流供給スイッチを制御する
    携帯端末装置。
  4. 請求項3に記載の携帯端末装置であって、
    さらに、警告音を発生することが可能な発音部と、警告表示を表示することが可能な表示部とを具備し、
    前記制御部は、前記湿度データと前記設定値との比較に基づいて前記発音部及び前記表示部を制御する
    携帯端末装置。
  5. 請求項4に記載された携帯端末装置であって、
    さらに、湿度比較部を具備し、
    前記設定値は、設定湿度値と判断基準値とを含んでおり、
    前記湿度比較部は、前記設定湿度値と前記湿度データとから差分を計算し、
    前記湿度比較部は、前期差分と前記判断基準値とを比較して前記電流を供給するか遮断するか、前記警告表示を表示させるか前記警告表示の表示を停止させるか、前記警告音を発生させるか前記警告音の発生を停止させるかの判断を行なう
    携帯端末装置。
  6. 請求項5に記載された携帯端末装置であって、
    前記制御部は、前記判断に従って、前記電流供給スイッチによる前記電流の遮断と、前記発音部による前記警告音の発生と、前期表示部による前記警告表示の表示とを行わせる
    携帯端末装置。
  7. 請求項6に記載された携帯端末装置であって、
    前記制御部は、前記判断に従って、前記電流供給スイッチによる前記電流の供給と、前記発音部による前記警告音の発生の停止と、前期表示部による前記警告表示の表示の停止とを行わせる
    携帯端末装置。
  8. 実測湿度データと設定湿度データとに基づいて、予め決められた回路部へのバッテリーからの電流供給を制御する携帯電話装置。
  9. 湿度を検出し、湿度データに変換して出力することと、
    前記湿度データと記憶されている設定値との比較をすることと、
    前記比較に基づいて予め決められた回路部へ電流を供給するか遮断するかの判断をすることと、
    前記判断に従って前記予め決められた回路部へ電流を供給又は遮断すること
    を含む携帯端末装置の故障防止方法。
  10. 請求項9に記載の携帯端末装置の故障防止方法において、
    前記設定値は、設定湿度値と判断基準値とを含み、
    前記比較をすることは、
    前記湿度データと前記設定湿度値とから差分を計算することと、
    前記差分と前記判断基準値との比較をすること
    を含む携帯端末装置の故障防止方法。
  11. 請求項9に記載の携帯端末装置の故障防止方法において、
    前記比較をすることのあとに、
    前記比較に基づいて警告音を発生するか警告音の発生を停止するかの判断をすることと、
    警告音を発生するか警告音の発生を停止するかの前記判断に従って警告音を発生又は警告音の発生を停止すること
    を含む携帯端末装置の故障防止方法。
  12. 請求項9に記載の携帯端末装置の故障防止方法において、
    前記比較をすることのあとに、
    前記比較に基づいて警告表示を表示するか警告表示の表示を停止するかの判断をすることと、
    警告表示の表示をするか警告表示の表示を停止するかの前記判断に従って警告表示を表示又は警告表示の表示を停止すること
    を含む携帯端末装置の故障防止方法。
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