JP5433205B2 - 電子機器 - Google Patents
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<実施形態>
図1は、本発明の実施形態による電子機器の構成を示すブロック図である。この図は、電子機器の一例である携帯電話機1の構成を示している。携帯電話機1は、制御部2、操作部3、通信部4、音源IC5a、スピーカ5b、記憶部6、表示部7、バッテリ(電源部)11、電源回路12a,12b、電流検出抵抗(電流検出部)13、ヒューズ14、電流アンプ15、IrDA近距離通信部16等によって構成されている。
なお、図中の実線によるブロック間の結線は制御信号ラインを示し、図中の破線による結線は電流供給ラインを示す。
操作部3は、複数のキースイッチやスライドスイッチなどからなり、ユーザの操作内容を示す信号を制御部2へ入力するように構成されている。
通信部4は、制御部2の制御に応じて、携帯電話機1の外部と無線通信を行うように構成されている。
記憶部6は、制御部2が用いる制御用プログラム、ユーザによって設定された動作モード等を示すデータ、携帯電話機1の使用履歴を示すデータ、メール等の文章を示すデータ、映像データ、また、電流検出の処理に用いるデータなどを記憶しているメモリである。
バッテリ11は、充電式の二次電池であり、例えば高電位側の出力端子に電流検出抵抗13の一端を接続させている。
電源回路12a,12bは、各々複数の電圧を出力するように構成されており、リニアレギュレータ(以下、LDOと記載する)やDC/DCコンバータを備えている。
IrDA近距離通信部16は、携帯電話機1の近傍に位置する他の装置と、制御部2の制御に応じて、赤外線を用いたデータの送受を行うように構成されている。
また、DC/DCコンバータ34は、出力電圧をLDO35へ供給するように接続されている。LDO35は、記憶部6へ出力電圧を供給するように接続されている。
なお、IrDA近距離通信部16には、電流検出抵抗13およびヒューズ14を介してバッテリ11の電源電圧が供給される。
操作側筺体21には、例えば、制御部2、操作部3、通信部4、音源IC5a、スピーカ5b、記憶部6、バッテリ11、電源回路12a、電流検出抵抗13、ヒューズ14、電流アンプ15、LDO35などが配設されている。
なお、前述のヒューズ14は、表示側筺体20に配設されている表示部7、IrDA近距離通信部16などの負荷回路や電源電流供給ラインに異常が発生し、この異常発生個所に流れる電流が増大することによって溶断する定格を有している。
図2に示した電子デバイス(A)〜(C)、および、電子デバイス(1)〜(n)は、例えば図1に示した各部に備えられ、また前述のように制御部2によって動作等が制御されるように接続構成されている。
ヒューズ14と電源回路12bの入力端子との接続点には、電子デバイス(C)が接続される。即ち、バッテリ11の高電位側端子から、電流検出抵抗13およびヒューズ14を介した電圧が、電子デバイス(C)へ供給されるように接続されている。
[携帯電話機の動作]
携帯電話機1は、操作部3になされた操作内容に応じて制御部2が各部を制御し、通信部4を制御して外部とのデータ等の送受信を行い、当該データが示す音声を前述の音声入出力部から出力する。
また、音声入出力部へ入力された音声を所定のデータ形式に変換し、通信部4を用いて外部へ送信する。上記の通信動作を行うとき、通信先等の情報を表示部7に表示させる。
携帯電話機1は、例えば上記のような通信機能を備えており、また、図示を省略したカメラを用いた撮像機能などの各機能を備えている。ここでは、携帯電話機1を構成する上記の各部等によって実現される機能の動作説明を省略する。
図3は、本実施形態の携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
制御部2は、前述のように電流アンプ15によって増幅された電流値、即ち電流検出抵抗13によって検出された電源電流値を読み取る(ステップST101)。
図1等に示したように、携帯電話機1は、電流検出抵抗13の両端電圧から電源電流供給ラインの電流値を検出している。前述のように、低抵抗値の電流検出抵抗13を、電源電流供給ラインに直列接続させてバッテリ11から出力される電流値を検出することから、各デバイスへ印加される電圧の降下を防ぐことが可能となる。
上記のステップST106の工程において、制御部2は、電源電流の監視動作、即ち、前述の閾値を用いた判定動作を一定周期毎に行うように、次の処理動作を開始するタイミングを調整する。このように、制御部2は、所定の周期毎に電流検出動作を行い、電流検出に要する消費電流を抑制する。
制御部2は、前述の閾値を超えた回数をカウントすることにより、各電源電流供給ラインに生じているノイズ、各信号等から発せられたノイズ、各部が動作を開始するときなどに生じる突入電流などによる誤判定を排除するようにしている。即ち、前述の“N回”は、上記のような誤判定を抑制することができる適当な回数である。
また、このように複数回の閾値超えに対応して異常電流の有無を判定することにより、制御部2自らを構成するデバイス等においてリードエラーなどが発生したときの誤判定に基く誤った制御を、当該制御部2が行うことを防ぐことも可能になる。
このように異常電流を検出したと判断したとき、制御部2は、例えば表示部7を制御して液晶表示装置のバックライトを最も明るく点灯させ、表示部7において消費される電流が最大になるように動作させる。
即ち、ヒューズ14を介してバッテリ11からの電源電流が供給されているデバイスの消費電流が最大となるように、当該デバイスを制御する(ステップST108)。
またさらに、制御部2は、前述のように異常電流を検出したとき、デバイスの動作状態もしくは設定状態、また、検出電流値等の詳細情報をエラーログとして例えば記憶部6へ記憶させる(ステップST110)。
また、ステップST107の工程において、制御部2は、閾値を超えた回数がN回ではない、即ちN回未満であると判定したとき、処理タイミングを調整するウエイト処理を行い(ステップST106)、ステップST101の工程に戻って以降の各工程を同様に行う。
図4は、本実施形態の携帯電話機の動作を示す説明図である。この図は、前述のステップST108の工程において、制御部2の制御によりデバイスの消費電流を最大にする動作を示している。
図4に示したデバイス40は、表示側筺体20に配設されている負荷回路であり、例えば前述の表示部7である。ここでは、電流IBAT1は表示部7の消費電流である。
図4に示したように表示側筺体20に配設された部分に、故障が発生した場合、ヒューズ14にはIBAT1+IBAT2の電流が流れる。
ヒューズ14は、例えば図1に示した電源回路12b、表示部7、IrDA近距離通信部16等が正常に動作しているとき、詳しくは消費電流が最大となる動作を行なったときでも溶断しない定格を有する電流ヒューズである。
上記の電源回路12b、表示部7、IrDA近距離通信部16等が動作しているとき、特に電流消費の少ない状態となっているとき、いずれかの部分に異常が発生して消費電流が増大しても、ヒューズ14が溶断する電流に達しない場合がある。
具体的には、図4に示したデバイス40が正常に動作して電流IBAT1が流れ、また、故障個所41に異常な電流IBAT2が流れて、ヒューズ14にIBAT1+IBAT2の電流が流れたときに溶断しないことがある。
上記のような異常電流によるダメージを防ぐため、制御部2は、前述のステップST108の工程において、デバイス40を制御して当該デバイス40における消費電流を増大させ、ヒューズ14を溶断させる。
制御部2は、ステップST108の工程において、デバイス40の消費電流を増大させるとき、例えば、表示部7に備えられた複数のLEDを点灯させるLEDドライバを制御し、各LEDを最も明るく点灯させて消費電流を増大させる。
このように、ヒューズ14を確実に溶断させるためにLEDなどを明るく点灯させると、この明光によりユーザ等に携帯電話機1の異常発生を報知することもできる。
即ち、図4のデバイス40として、上記の音声出力部のスピーカやパワーアンプ等を用いる。このスピーカは、当該スピーカを駆動するパワーアンプ等とともに表示側筺体20に配設されており、制御部2の制御に応じて音声等を出力するように接続構成されている。
また、上記のスピーカ等を駆動する電力は、例えば電源回路12bから供給され、バッテリ11からヒューズ14を介して供給されている。
このスイッチング素子は、制御部2の制御により上記の接点動作が制御されるように当該負荷回路を構成しており、例えば一方の接点を当該負荷回路のGND等に接続し、等価回路的に接地接続をON/OFFさせるものである。
このようにすると、制御部2は、自ら行っている携帯電話機1の各部の制御内容から、当該各部の負荷回路の稼働状態を認識し、また、上記の記憶手段に記憶させておいた消費電流値を参照することにより、現在の動作状態における正常な消費電流を認識することが可能である。
制御部2は、異常電流であると判定したときに用いた閾値が、ヒューズ14を含む電源電流供給ラインに対応させたものではないとき、ヒューズ14を溶断させないように各部の動作を制御する。
このように動作処理を行うことにより、前述のようにヒューズ14を溶断させないように各部を制御しながら、ユーザに異常を報知することが可能になる。
具体的には、携帯電話機1の電源オフ、またはリセット等の操作によって障害が解決して正常動作が可能になる場合には、ヒューズ14を溶断させていないため、全ての電源電流供給ラインに電流が供給され、各部を動作可能な状態に復帰させることができる。
このことにより、電流を検出する部品点数を抑制することができ、実装スペースおよびコストを抑えることができる。
また複数回所定の閾値を超えたとき、異常電流を検出したと判定するようにしたので、電源電流供給ラインにおいて発生したノイズ、また他の制御信号ライン等から電源電流供給ラインに侵入したノイズ、突入電流等の影響を抑制して異常を検出することができる。
また、制御部2を構成するデバイス等のリードエラーによる異常電流の誤検出を抑えることができる。
また、異常電流が流れてもヒューズ14が溶断しないとき、デバイス40の動作により確実にヒューズ14を溶断し、異常電流が流れ続けることによる障害を防ぐことができる。
Claims (2)
- 電源部と、
表示部と、
前記電源部と前記表示部との間に配され、所定電流量以上の電流が流れると溶断するヒューズと、
前記所定電流量より小さい異常電流が前記ヒューズに流れたとき、前記表示部の消費電流を増大させて当該ヒューズを溶断するために、前記表示部を最も明るく点灯するよう制御する制御部と、
を備える電子機器。 - 電源部と、
第1電子部品と、
前記電源部と前記第1電子部品との間に配され、所定電流量以上の電流が流れると溶断するヒューズと、
前記所定電流量より小さい異常電流が前記ヒューズに流れたとき、当該ヒューズを溶断するために、前記第1電子部品の消費電流を増大させるよう制御する制御部と、
前記電源部からの電流が前記ヒューズを介さずに供給され、かつ前記異常電流を検出しても前記ヒューズが溶断されずに当該異常をユーザに報知するように制御されている第2電子部品と、
を備える電子機器。
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