JP2015083788A - 内燃機関の防音構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動及び騒音を効果的に抑制すると共に、組付作業を簡便に遂行すること。【解決手段】エンジンカバー20は、内燃機関本体18の外方に配置され、少なくとも内燃機関本体18の一部を覆うカバー本体32と、カバー本体32の内燃機関本体18に対向する面33に取り付けられた発泡材料からなる発泡遮音部材34とを有し、インジェクタ22に対する発泡遮音部材34の少なくとも一端側が、ブリーザチャンバ28に当接するように設けられ、インジェクタ22に対する発泡遮音部材34の他端側が、燃料配管26を介してインジェクタ22に燃料を供給するコモンレール24に当接するように設けられ、インジェクタとシリンダヘッドカバー14との間に間隙40が設けられ、間隙40には、カバー本体32と別体からなり発泡遮音部材34と同じ発泡材料で形成されたスペーサ42が挟持される。【選択図】図2

Description

本発明は、カバー本体と発泡遮音部材とを有する内燃機関の防音構造に関する。
内燃機関の防音構造として、例えば、特許文献1には、エンジンのシリンダヘッドカバーの上方から車体前方の燃料噴射ポンプの上方にわたる範囲を覆う遮音カバーが開示されている。この遮音カバーは、樹脂製の外側カバー部材と、外側カバー部材の内側に固定されたウレタン製の内側遮音部材とから構成されている。
特許文献1に開示された防音構造は、遮音カバーによってコモンレール等の高圧配管の上方を覆い、且つ、内側遮音部材の一端側が冷却水パイプに当接すると共に、内側遮音部材の他端側がシリンダヘッドカバーに当接するように構成されている。
特許第4284780号公報
しかしながら、特許文献1に開示された防音構造では、例えば、燃料噴出音を発生させるインジェクタや振動を伝達する燃料配管系を囲い込んで完全に密封する構造が採用されていない。このため、例えば、コモンレールとヘッドカバーとの間に形成される間隙を通じて、燃料噴出音が外部に漏れるおそれがある。
この場合、コモンレールとヘッドカバーとの間に形成される間隙を、例えば、内側遮音部材とは別途に構成された遮音部材等で閉塞することが考えられる。しかしながら、遮音部材を取り付けるための取付部材が必要となり、組付工程が増加すると共に組付作業が煩雑となる。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、振動及び騒音を効果的に抑制すると共に、組付作業を簡便に遂行することが可能な内燃機関の防音構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、内燃機関本体の外方に配置され、少なくとも前記内燃機関本体の一部を覆うカバー本体と、前記カバー本体の前記内燃機関本体に対向する面に取り付けられた発泡材料からなる発泡遮音部材とを有する内燃機関の防音構造であって、前記カバー本体は、少なくとも前記内燃機関本体に設けられた高圧燃料噴射装置を所定間隔離間して覆う位置に配設され、前記高圧燃料噴射装置に対する前記発泡遮音部材の少なくとも一端側が、前記内燃機関本体に当接するように設けられ、前記高圧燃料噴射装置に対する前記発泡遮音部材の他端側が、高圧燃料配管を介して前記高圧燃料噴射装置に燃料を供給する高圧燃料供給部に当接するように設けられ、前記高圧燃料供給部と前記内燃機関本体との間に間隙が設けられ、前記間隙には、前記カバー本体と別体からなる他の発泡遮音部材が挟持されることを特徴とする。
本発明によれば、内燃機関の構成要素の中で比較的に振動・騒音の大きい高圧燃料噴射装置及び高圧燃料供給部の上方を発泡遮音部材によって覆うことで遮音すると共に、高圧燃料噴射装置から高圧燃料配管を介して振動が伝達される高圧燃料供給部と内燃機関本体との間の間隙を他の発泡遮音部材で閉塞することで、振動発生源である高圧燃料供給部を囲い込むことができる。この結果、本発明では、車室内へ振動が伝達されることを回避することができると共に、外部への音漏れを効果的に防止することができる。
また、本発明によれば、高圧燃料供給部と内燃機関本体との間で他の発泡遮音部材を挟み込むことで簡便に固定することができる。このため、別途取付部材等が不要となり部品点数が増加することを抑制すると共に、廃棄処分を効率的に行うことができ、しかも、安価な構成で組付作業性を向上させることができる。
また、本発明は、前記他の発泡遮音部材に、貫通孔が形成され、前記貫通孔には、前記高圧燃料供給部を前記内燃機関本体に固定するための締結部材が挿通されることを特徴とする。
本発明によれば、他の発泡遮音部材の貫通孔に対し、高圧燃料供給部を内燃機関本体に締結する締結部材を挿通することで、高圧燃料供給部の組付工程に合わせて他の発泡遮音部材を略同時に組み付けて固定することができる。このため、組付作業性を向上させることができると共に、他の発泡遮音部材を容易に着脱し、新たな他の発泡遮音部材の交換を簡便に行うことができる。また、他の発泡遮音部材の着脱作業が容易であるため、着脱作業時に他の発泡遮音部材に損傷を与える可能が少なく、効果的に再利用することができる。
さらに、本発明は、前記他の発泡遮音部材に、切り込み部が形成され、前記切り込み部には、前記高圧燃料供給部を前記内燃機関本体に固定するための締結部材が挿し込まれることを特徴とする。
本発明によれば、高圧燃料供給部を内燃機関本体に締結する締結部材を他の発泡遮音部材に形成された切り込み部に沿って押し込むことで、他の発泡遮音部材を組み付けて固定することができる。このため、高圧燃料供給部を取り外さなくても他の発泡遮音部材を簡便に着脱することができる。また、他の発泡遮音部材は弾力性を有するため、内燃機関の駆動時にその弾性力によって離脱することを防止することができると共に、車室内の静粛性を確保することができる。
さらにまた、本発明は、前記カバー本体の前記内燃機関本体と対向する面に、頂部に係止部を有する突起が設けられ、前記発泡遮音部材には、前記突起に対応する位置にスリットが形成され、前記カバー本体の前記突起を前記発泡遮音部材の前記スリットに圧入貫通させることで、前記発泡遮音部材が前記カバー本体に取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、カバー本体の係止部で発泡遮音部材が係止されて固定することができるため、組付作業性を向上させることができる。また、カバー本体の内燃機関への装着時に、発泡遮音部材が内燃機関本体の一部に当接して保持されるため、カバー本体から発泡遮音部材が外れにくくなると共に、簡素な構成で発泡遮音部材をカバー本体に確実且つ安定して保持することができる。
さらにまた、本発明は、締結部材を介して前記内燃機関本体に締結される被締結部材を有し、前記高圧燃料噴射装置に対する前記発泡遮音部材の少なくとも一端側は、前記被締結部材に当接されることを特徴とする。
本発明によれば、締結部材を介して内燃機関本体に締結固定された被締結部材は、締結剛性を有するため、被締結部材自体が遮音壁として機能して遮音性能を向上させることができる。なお、ここでいう「被締結部材」とは、例えば、本発明の実施形態におけるブリーザチャンバ28が相当する。
さらにまた、本発明は、前記発泡遮音部材の少なくとも一端側が当接する前記内燃機関本が、気液分離室を有するブリーザチャンバであることを特徴とする。
本発明によれば、カバー本体に取り付けられた発泡遮音部材の一端側が、気液分離室を有するブリーザチャンバに当接することで、カバー本体を内燃機関本体に対して極力近接して配置することができ、内燃機関本体の小型化を達成することができる。また、所定の容量(容積)を確保するために気液分離室を内燃機関本体のクランク軸方向に沿って延設すると、カバー本体の当接面積が増大して安定して固定することができる。さらに、内部が空洞で形成された気液分離室に対して発泡遮音部材の一端側が当接することで、例えば、高圧燃料噴射装置で発生した振動が気液分離室に伝達されて共振することを抑制し、騒音抑制効果及び振動抑制効果をそれぞれ向上させることができる。
さらにまた、本発明は、内燃機関本体の外方に配置され、少なくとも前記内燃機関本体の一部を覆うカバー本体と、前記カバー本体の前記内燃機関本体に対向する面に取り付けられた発泡材料からなる発泡遮音部材とを有する内燃機関の防音構造であって、前記カバー本体は、少なくとも前記内燃機関本体に設けられた高圧燃料噴射装置を所定間隔離間して覆う位置に配設され、前記高圧燃料噴射装置に対する前記発泡遮音部材の他端側が、高圧燃料配管を介して前記高圧燃料噴射装置に燃料を供給する高圧燃料供給部に圧縮して当接するように取り付けられ、前記高圧燃料供給部に当接する前記発泡遮音部材の他端側を除いて前記高圧燃料噴射装置を囲む前記発泡遮音部材の側端位置において、締結部材を介して前記内燃機関本体に締結される被締結部材に対して前記発泡遮音部材が圧縮して当接するように形成され、前記高圧燃料供給部と前記内燃機関本体との間に間隙が設けられ、前記間隙には、前記カバー本体と別体からなる他の発泡遮音部材が圧縮挟持されることを特徴とする。
本発明によれば、発泡遮音部材によって高圧燃料噴射装置からの騒音が外部に漏れることをより確実に防止することができると共に、さらに、音源となる高圧燃料噴射装置を取り囲む構造を採用することにより、発泡遮音部材と内燃機関本体との間のクリアランスから漏れ出た騒音や振動が車室側へ伝達されることを防止することができる。
また、本発明によれば、発砲遮音部材の側端位置を内燃機関本体に締結される被締結部材に対して発泡遮音部材を圧縮させて当接することで、内燃機関作動時に内燃機関から伝達される振動・騒音を低減することができるので、車両全体における静粛性を向上させることができる。
さらに、本発明によれば、締結部材を介して内燃機関本体に締結固定される被締結部材に対して発泡遮音部材自体を圧縮して当接させることで、内燃機関作動時の振動により一時的に発泡遮音部材と内燃機関本体との間にクリアランスが生じることを回避して、遮音性能を向上させることができる。
なお、「前記高圧燃料供給部に当接する前記発泡遮音部材の他端側を除いて前記高圧燃料噴射装置を囲む前記発泡遮音部材の側端位置において、締結部材を介して前記内燃機関本体に締結される被締結部材」とは、例えば、本発明の実施形態中における、シリンダヘッド12、シリンダヘッドカバー14、及び、チェーンカバー16等が相当する。
本発明では、振動及び騒音を効果的に抑制すると共に、組付作業を簡便に遂行することが可能な内燃機関の防音構造を得ることができる。
発明の実施形態に係る防音構造が適用された内燃機関の上部透過概略斜視図である。 図1に示す内燃機関の上部側の車体前後方向に沿った模式断面図である。 (a)は、発泡遮音部材側からエンジンカバーを見た一部破断平面図、(b)は、カバー本体に設けられた突起部を示す斜視図、(c)は、発泡遮音部材に形成されたスリットを示す斜視図である。 スペーサの斜視図である。 図4に示すスペーサの平面図である。 変形例に係るスペーサの斜視図である。 図6に示すスペーサの平面図である。 コモンレールとシリンダヘッドカバーとの間にスペーサが介装された状態を示す部分平面図である。 スペーサがスタッドボルトで固定された状態を示す部分平面図である。 図9のX−X線に沿った縦断面図である。 図9のXI−XI線に沿った縦断面図である。 本発明の他の実施形態に係る防音構造が適用された内燃機関の上部側の車体前後方向に沿った模式断面図である。 第2スペーサを介して燃料配管保護用リヤカバーが取り付けられた状態を示す平面図である。 図13のXIV−XIV線に沿った縦断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る防音構造が適用された内燃機関の上部透過概略斜視図、図2は、図1に示す内燃機関の上部側の車体前後方向に沿った模式断面図である。なお、各図中に矢印で示される、「前後」及び「上下」は、車体の前後方向及び上下方向を示し、「左右」は、運転席から見た左右方向をそれぞれ示している。
本発明の実施形態に係る防音構造が適用された内燃機関10は、例えば、多気筒直噴型のディーゼルエンジンからなり、図示しない車両前部のパワープラント室内に横置きに配置される。なお、内燃機関10は、ディーゼルエンジンに限定されるものではなく、例えば、直噴ガソリンエンジン等も含まれる。
図1に示されるように、内燃機関10は、図示しないシリンダブロックの上面に結合されるシリンダヘッド12と、シリンダヘッド12の上面に結合されるシリンダヘッドカバー14(図2参照)と、シリンダブロック、シリンダヘッド12及びシリンダヘッドカバー14の側壁にそれぞれ結合されるチェーンカバー16とを有する。
これらのシリンダブロック、シリンダヘッド12、シリンダヘッドカバー14、及びチェーンカバー16は、全体として内燃機関本体18を構成する。内燃機関本体18の最上位には、図1及び図2に示されるように、内燃機関本体18の上面の一部を覆うエンジンカバー20が配置されている。エンジンカバー20は、平面視して略矩形状からなり、図示しないグロメットによって内燃機関本体18に着脱自在に保持されている。
図2に示されるように、シリンダヘッド12の上面には、図示しない各気筒内に対して高圧の燃料を噴射する複数のインジェクタ(高圧燃料噴射装置)22と、各インジェクタ22に対して高圧の燃料を供給する単一のコモンレール(高圧燃料供給部)24と、コモンレール24から分岐して各インジェクタ28に接続される燃料配管(高圧燃料配管)26とが配設されている。
また、シリンダヘッドカバー14の上面には、インジェクタ22から所定距離離間する車両前方側に位置し、エンジンカバー20側の上方に向かって突出するブリーザチャンバ28が配設されている。ブリーザチャンバ28は、車幅方向に沿って延在する空洞の中空体からなり、内部に気液分離室30が設けられている。なお、本実施形態では、ブリーザチャンバ28とシリンダヘッド12とをそれぞれ別体で構成しているが、これに限定されるものではなく、ブリーザチャンバ28とシリンダヘッド12とを一体で形成してもよい。
図1に示されるように、コモンレール24は、車幅方向に沿って延在する金属製の略円柱体からなり、軸方向に沿った両端部が図示しない一組の保持具を介してシリンダヘッド12の上面に固定されている。また、コモンレール24は、平面視して、車室に近接するシリンダヘッド12の車両後方側に位置している。
エンジンカバー20は、内燃機関本体18の外方に配置された樹脂体からなり、少なくとも内燃機関本体18の一部を覆うカバー本体32と、カバー本体32の内壁でカバー本体32の内燃機関本体18と対向する面に取り付けられた発泡材料からなる発泡遮音部材34とを有する。
図3(a)は、発泡遮音部材側からエンジンカバーを見た一部破断平面図、図3(b)は、カバー本体に設けられた突起部を示す斜視図、図3(c)は、発泡遮音部材に形成されたスリットを示す斜視図である。
図3(b)に示されるように、カバー本体32において内燃機関本体18と対向する面33(図2参照)には、突起部(突起)36が一体的に設けられている。この突起部36は、内燃機関本体18と対向する面33から離間する方向に向かって突出する軸部36aと、軸部36aの頂部に設けられ軸部36aの軸線と直交する方向に延在する半月板状の係止部36bとから構成される。
一方、図3(c)に示されるように、発泡遮音部材34には、突起部36に対応する位置に略円形状の窪み部37を介して直線状のスリット38が形成されている。この場合、カバー本体32に設けられた突起部36を、発泡遮音部材34のスリット38に対して圧入貫通させることで、発泡遮音部材34がカバー本体32に一体的に取り付けられる(図3(a)参照)。スリット38を貫通した係止部36bが、発泡遮音部材34におけるカバー本体32と対向する反対側の面34aを係止することで、カバー本体32から発泡遮音部材34が離脱することを阻止している。また、図3(a)に示されるように、カバー本体32に設けられる複数の突起部36のうち一部の突起部36の係止部36の延在方向(向き)を変えることで、エンジン作動時の振動によって突起部36がスリット38から離脱することを確実に防止することができる。
図2に示されるように、カバー本体32は、略平板状に形成される平板部32aと、平板部32aに連続し車両後方側に立ち下がるように折曲(傾斜)する折曲部32bと、折曲部32bに連続し鉛直下方向に向かって下垂する下垂壁部32cとを有する。また、カバー本体32(平板部32a)は、インジェクタ22の上方に位置し、インジェクタ22と上下方向で所定間隔離間してインジェクタ22の上方を覆うように設けられる。
前記のようなカバー本体32の前記の形状に対応して、発泡遮音部材34は、平板部34a、折曲部34b及び下垂壁部34cとから構成される。
インジェクタ22を基準とする発泡遮音部材34の一端側(平板部34aの車両前方側)は、内部に気液分離室30が形成されたブリーザチャンバ28に当接するように設けられる。また、インジェクタ22を基準とする発泡遮音部材34の他端側(下垂壁部34cの下端)は、燃料配管26を介してインジェクタ22に高圧の燃料を供給するコモンレール24の上面部に当接するように設けられる。
コモンレール24の下側とシリンダヘッドカバー14の上面との間には、間隙40が設けられる。この間隙40には、カバー本体32及び発泡遮音部材34と別体からなるスペーサ(他の発泡遮音部材、第1スペーサ)42が挟持されている。このスペーサ42は、発泡遮音部材34と同じ発泡材料で一体的に形成され、コモンレール24の中心軸と略平行に延在するように配置される。なお、本実施形態では、スペーサ42を発泡遮音部材34と同じ発泡材料で形成しているが、遮音性能及び耐久性が同等であれば発泡遮音部材34と異なる発泡材料で形成してもよい。
図4は、スペーサの斜視図、図5は、図4に示すスペーサの平面図、図6は、変形例に係るスペーサの斜視図、図7は、図6に示すスペーサの平面図、図8は、コモンレールとシリンダヘッドカバーとの間にスペーサが介装された状態を示す部分平面図、図9は、スペーサがスタッドボルトで固定された状態を示す部分平面図、図10は、図9のX−X線に沿った縦断面図、図11は、図9のXI−XI線に沿った縦断面図である。
図4及び図5に示されるように、スペーサ42には、略上下方向に沿って貫通する一対の貫通孔44と、燃料配管26等の逃げとして機能する複数の湾曲凹部46が形成されている。この貫通孔44には、コモンレール24をシリンダヘッドカバー14の上面に対して固定するためのスタッドボルト(締結部材)48が挿通される。具体的には、図8〜図11に示されるように、コモンレール24に付設された締結ボス部50がスペーサ42の貫通孔44内に装着され、締結ボス部50を貫通したスタッドボルト48のねじ部48aをシリンダヘッドカバー14のねじ孔14aに対して螺入することで、コモンレール24とスペーサ42とをシリンダヘッドカバー14に対して略同時に取り付けることができる。なお、スタッドボルト48は、締結部材の一例として示したものであり、これに限定されるものではない。
シリンダヘッドカバー14に取り付けられたスペーサ42は、シリンダヘッドカバー14とコモンレール24との間に形成された間隙40に挟持される(図10及び図11参照)。なお、スペーサ42の側壁には、コモンレール24の外周面の一部に当接する湾曲した当接面51が形成されている(図4及び図5参照)。
図6及び図7に示されるように、変形例に係るスペーサ42aでは、スペーサ42aの側壁52から貫通孔44に連通するスリット状の切り込み部54が形成されている点に特徴がある。スペーサ42aを横方向から押圧して、スタッドボルト48が切り込み部54に沿って押し込まれることにより、スペーサ42aがコモンレール24とシリンダヘッドカバー14との間の間隙40に挟持される。
本実施形態に係る防音構造が適用された内燃機関10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
本実施形態では、内燃機関10の構成要素の中で比較的に振動・騒音の大きいインジェクタ22及びコモンレール24の上方を、カバー本体32に取り付けられた発泡遮音部材34によって覆うことで遮音すると共に、インジェクタ22から燃料配管26を介して振動が伝達されるコモンレール24とシリンダヘッドカバー14との間の間隙40を発泡遮音部材34と同じ発泡材料で形成されたスペーサ42(スペーサ42a)で閉塞することで、振動発生源であるコモンレール24を囲い込むことができる。この結果、本実施形態では、車室内へ振動が伝達されることを回避することができると共に、外部への音漏れを効果的に防止することができる。
また、本実施形態では、コモンレール24とシリンダヘッドカバー14との間でスペーサ42(スペーサ42a)を挟み込むことで簡便に固定することができる。このため、別途取付部材等が不要となり部品点数が増加することを抑制すると共に、廃棄処分を効率的に行うことができ、しかも、安価な構成で組付作業性を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、スペーサ42に形成された貫通孔44に対し、コモンレール24をシリンダヘッドカバー14に締結するスタッドボルト48を挿通することで、コモンレール24の組付工程に合わせてスペーサ42を略同時に組み付けて固定することができる。このため、組付作業性を向上させることができると共に、スタッドボルト48を介してスペーサ42を容易に着脱し、新たなスペーサ交換作業を簡便に行うことができる。また、スペーサ42の着脱作業が容易であるため、着脱作業時にスペーサ42に対して損傷を与える可能が少なく、効果的に再利用することができる。
さらにまた、本実施形態では、コモンレール24をシリンダヘッドカバー14に締結するスタッドボルト48をスペーサ42aに形成された切り込み部54に沿って押し込むことで、スペーサ42aを組み付けて固定することができる。このため、コモンレール24を取り外さなくてもスペーサ42a自体を簡便に着脱することができる。また、スペーサ42aは発泡材料で形成されて弾力性を有するため、内燃機関の駆動時にその弾性力によって離脱することを防止することができると共に、車室内の静粛性を確保することができる。
さらにまた、本実施形態では、カバー本体32に設けられた係止部36bで発泡遮音部材34が係止されて簡便に固定することができるため、組付作業性を向上させることができる。また、エンジンカバー20を内燃機関本体18に装着する際、発泡遮音部材34の一端側の平板部34a及び他端側の下垂壁部34cは、内燃機関本体18の一部(ブリーザチャンバ28及びコモンレール24)にそれぞれ当接して保持されるため、カバー本体32から発泡遮音部材34が外れにくくなると共に、簡素な構成で発泡遮音部材34をカバー本体32に確実且つ安定して保持することができる。
さらにまた、本実施形態では、カバー本体32に取り付けられた発泡遮音部材34の一端側が、気液分離室30を有するブリーザチャンバ28に当接することで、カバー本体32を内燃機関本体18に対して極力近接して配置することができ、内燃機関本体18の小型化を達成することができる。また、所定の容量(容積)を確保するために気液分離室30を内燃機関本体18の図示しないクランク軸の軸方向(クランク軸方向)に沿って延設すると、カバー本体32の当接面積が増大して安定して固定することができる。さらに、内部が空洞で形成された気液分離室30に対して発泡遮音部材34の一端側が当接することで、例えば、インジェクタ22で発生した振動が気液分離室28に伝達されて共振することを抑制し、騒音抑制効果及び振動抑制効果をそれぞれ向上させることができる。
さらにまた、本実施形態では、例えば、スタッドボルト等の締結部材を介して内燃機関本体18に締結固定されたブリーザチャンバ28(被締結部材)は、内燃機関本体18に対して締結剛性を有するため、ブリーザチャンバ28自体が遮音壁として機能して遮音性能を向上させることができる。
ところで、本実施形態では、エンジンカバー本体32に取り付けられた発泡遮音部材34と、コモンレール24とシリンダヘッドカバー14の上面との間隙40に挟持されたスペーサ42とにより、主としてコモンレール24周辺からの音漏れを防止する構造を採用している。
これに加えて、本実施形態では、音源であるインジェクタ22やインジェクタ22に高圧燃料を供給するコモンレール24全体をカバー本体32に取り付けられた発泡遮音部材34によって被覆することでインジェクタ22からの騒音が外部へ漏れるのを防止するだけでなく、発泡遮音部材34と内燃機関本体18との間のクリアランスから漏れ出た騒音や振動が車室側へ伝達されることも防止することができる。
以下に、コモンレール24との当接位置以外での発泡遮音部材34によるインジェクタ22の囲い込み構造について説明する。
図2に示されるように、インジェクタ22に対する発泡遮音部材34の他端側は、コモンレール24と当接し、インジェクタ22に対する発泡遮音部材34の一端側は、図示しない締結部材を介して内燃機関本体18に取り付けられたブリーザチャンバ28に当接している。さらに、図1に示されるように、カバー本体32に取り付けられた発泡遮音部材34の内燃機関本体18の右側側面にあたる部位(側端位置)を、チェーンケース(被締結部材)16に圧縮して当接させることが好ましい。
このように構成することにより、インジェクタ22からの騒音が外部に漏れることをより確実に防止することができると共に、さらに、エンジン作動時のチェーンケース(チェーンカバー16)からの振動・騒音を低減することができるので、車両全体における静粛性を向上させることができる。
また、図1に示される内燃機関本体18の左側側面(側端位置)では、シリンダヘッドカバー(被締結部材)14又はシリンダヘッド12自体(被締結部材)、若しくは、締結部材を介してシリンダヘッド12に締結固定される他の被締結部材(例えば、衝突緩衝部材等)に当接するように発泡遮音部材34を成形することが好ましい。
この発泡遮音部材34は、前述したように、カバー本体32と別個に成形されるものであり、種々の内燃機関10(エンジン)の形状に合わせて容易に成形することができるため、カバー本体32と内燃機関本体18との間のクリアランスを埋めるように(密封するように)成形することで、従来と比較して遮音性能を向上させることができる。
加えて、音源となるインジェクタ22を発泡遮音部材34で囲い込むことで、インジェクタ22の周囲に汚泥や水等の異物が浸入することを防止することができるので、インジェクタ22の耐久性を向上させることができる。
さらに、スタッドレスボルト等の締結部材を介して内燃機関本体18に締結固定される被締結部材に対して発泡遮音部材34自体を圧縮して当接させることで、エンジン作動時の振動により一時的に発泡遮音部材34と内燃機関本体18との間にクリアランスが生じることを回避して、遮音性能を向上させることができる。
次に、本発明の他の実施形態に係る防音構造が適用された内燃機関10aを図12に示す。図12は、本発明の他の実施形態に係る防音構造が適用された内燃機関の上部側の車体前後方向に沿った模式断面図である。なお、以下に示す実施形態では、図1〜図11に示す前記実施形態と同一の構成要素には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
図12に示されるように、他の実施形態に係る防音構造が適用された内燃機関10aでは、前記実施形態におけるエンジンカバー20の車両後方側に設けられたカバー本体32の下垂壁部32c及び発泡遮音部材34の下垂壁部34cをそれぞれ別体で分離構成し、エンジンカバー20をエンジントップカバー60とエンジンリヤカバー62とによって構成している点で異なっている。
エンジントップカバー60及びエンジンリヤカバー62を分割構造とすることで、レイアウトがそれぞれ異なる種々の内燃機関10に対する車両装着性を向上させることができる。なお、エンジントップカバー60に取り付けられた発泡遮音部材34bとエンジンリヤカバー62に取り付けられた発泡遮音部材34cとの合わせ面64は、例えば、製造誤差や組付誤差等による音漏れを防止するため、凹面と凸面とを一体的に合わせたラビリンス構造にするとよい。
図13は、第2スペーサを介して燃料配管保護用リヤカバーが取り付けられた状態を示す平面図、図14は、図13のXIV−XIV線に沿った縦断面図である。
図13及び図14に示されるように、樹脂製の燃料配管保護用リヤカバー70を付設し、図示しない高圧ポンプからコモンレール24に対して高圧の燃料を供給する燃料供給配管27(図13参照)と燃料配管保護用リヤカバー70との間に、第1スペーサ42と同じ発泡材料で形成され且つ第1スペーサ42と別体からなる第2スペーサ72を介装するようにしてもよい。
このようにすると、第2スペーサ72によって燃料供給配管27を保護することができると共に、第2スペーサ72がコモンレール24に当接することでコモンレール24を取り囲むことができ、より一層遮音性を向上させることができる。
なお、エンジントップカバー60に取り付けられた発泡遮音部材34bとエンジンリヤカバー62に取り付けられた発泡遮音部材34cとの合わせ面64のように、カバー本体32自体がエンジンに締結固定されておらず、発泡遮音部材34b、34cの双方が弾性部材のような弾性力がある場合には両者が接していればエンジン作動時にもクリアランスが生じないので、厳密に位置決め等を行うことが不要となり、組付作業性を向上させることができる。
10、10a 内燃機関
16 チェーンカバー(被締結部材)
18 内燃機関本体
20 エンジンカバー
22 インジェクタ(高圧燃料噴射装置)
24 コモンレール(高圧燃料供給部)
26 燃料配管
28 ブリーザチャンバ(被締結部材)
30 気液分離室
32 カバー本体
34 発泡遮音部材
36 突起部(突起)
36b 係止部
38 スリット
40 間隙
42、42a スペーサ(他の発泡遮音部材)
44 貫通孔
48 スタッドボルト(締結部材)
54 切り込み部

Claims (7)

  1. 内燃機関本体の外方に配置され、少なくとも前記内燃機関本体の一部を覆うカバー本体と、前記カバー本体の前記内燃機関本体に対向する面に取り付けられた発泡材料からなる発泡遮音部材とを有する内燃機関の防音構造であって、
    前記カバー本体は、少なくとも前記内燃機関本体に設けられた高圧燃料噴射装置を所定間隔離間して覆う位置に配設され、
    前記高圧燃料噴射装置に対する前記発泡遮音部材の少なくとも一端側が、前記内燃機関本体に当接するように設けられ、
    前記高圧燃料噴射装置に対する前記発泡遮音部材の他端側が、高圧燃料配管を介して前記高圧燃料噴射装置に燃料を供給する高圧燃料供給部に当接するように設けられ、
    前記高圧燃料供給部と前記内燃機関本体との間に間隙が設けられ、
    前記間隙には、前記カバー本体と別体からなる他の発泡遮音部材が挟持されることを特徴とする内燃機関の防音構造。
  2. 請求項1記載の内燃機関の防音構造において、
    前記他の発泡遮音部材には、貫通孔が形成され、
    前記貫通孔には、前記高圧燃料供給部を前記内燃機関本体に固定するための締結部材が挿通されることを特徴とする内燃機関の防音構造。
  3. 請求項1記載の内燃機関の防音構造において、
    前記他の発泡遮音部材には、切り込み部が形成され、
    前記切り込み部には、前記高圧燃料供給部を前記内燃機関本体に固定するための締結部材が挿し込まれることを特徴とする内燃機関の防音構造。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の内燃機関の防音構造において、
    前記カバー本体の前記内燃機関本体と対向する面には、頂部に係止部を有する突起が設けられ、
    前記発泡遮音部材には、前記突起に対応する位置にスリットが形成され、
    前記カバー本体の前記突起を前記発泡遮音部材の前記スリットに圧入貫通させることで、前記発泡遮音部材が前記カバー本体に取り付けられていることを特徴とする内燃機関の防音構造。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の内燃機関の防音構造において、
    締結部材を介して前記内燃機関本体に締結される被締結部材を有し、
    前記高圧燃料噴射装置に対する前記発泡遮音部材の少なくとも一端側は、前記被締結部材に当接されることを特徴とする内燃機関の防音構造。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の内燃機関の防音構造において、
    前記発泡遮音部材の少なくとも一端側が当接する前記内燃機関本体は、気液分離室を有するブリーザチャンバであることを特徴とする内燃機関の防音構造。
  7. 内燃機関本体の外方に配置され、少なくとも前記内燃機関本体の一部を覆うカバー本体と、前記カバー本体の前記内燃機関本体に対向する面に取り付けられた発泡材料からなる発泡遮音部材とを有する内燃機関の防音構造であって、
    前記カバー本体は、少なくとも前記内燃機関本体に設けられた高圧燃料噴射装置を所定間隔離間して覆う位置に配設され、
    前記高圧燃料噴射装置に対する前記発泡遮音部材の他端側が、高圧燃料配管を介して前記高圧燃料噴射装置に燃料を供給する高圧燃料供給部に圧縮して当接するように取り付けられ、
    前記高圧燃料供給部に当接する前記発泡遮音部材の他端側を除いて前記高圧燃料噴射装置を囲む前記発泡遮音部材の側端位置において、締結部材を介して前記内燃機関本体に締結される被締結部材に対して前記発泡遮音部材が圧縮して当接するように形成され、
    前記高圧燃料供給部と前記内燃機関本体との間に間隙が設けられ、
    前記間隙には、前記カバー本体と別体からなる他の発泡遮音部材が圧縮挟持されることを特徴とする内燃機関の防音構造。
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