JPH0583338U - エンジンの防音カバー - Google Patents

エンジンの防音カバー

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JPH0583338U
JPH0583338U JP2161092U JP2161092U JPH0583338U JP H0583338 U JPH0583338 U JP H0583338U JP 2161092 U JP2161092 U JP 2161092U JP 2161092 U JP2161092 U JP 2161092U JP H0583338 U JPH0583338 U JP H0583338U
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cylinder head
banks
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Isuzu Motors Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B75/22Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 着脱が容易で、エンジンの整備性を向上さ
せることができ、更に、防音カバーを取り付けるために
使用される部品を紛失する恐れのないエンジンの防音カ
バーを提供すること。 【構 成】 V型エンジン2の両バンクのシリンダヘッ
ドカバー12とこれらのシリンダヘッドカバー12に近接し
て設けられる各バンクのマニホールド5,14との間に、
それぞれ溝状の間隙を有するエンジン2において、少な
くともこのエンジン2の両バンク間を覆うように形成し
た防音カバー1に、この防音カバー1を支持すると共に
前記それぞれのシリンダヘッドカバー12とマニホールド
5,14との間に弾性的に嵌合する吸音材11を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はエンジンから発生する騒音を低減するために取り付けられる防音カバ ーに関し、更に詳しくは、着脱が容易で、エンジンの整備性を向上させ得る防音 カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年は特にディーゼルエンジンにおいて、排気ガス中のスモークや未燃焼ガス 等を低減し、更に燃費を向上させることを目的として、燃料噴射ポンプの噴射圧 力を高め、燃焼室内に勢い良く燃料を噴射するようにしている。このような高圧 の燃料噴射ポンプを使用する場合には、プランジャにかかる応力や、その反力が 強くなり、その結果、プランジャバレルやカムシャフトからポンプハウジングに 伝達する振動が大きくなり、この振動による騒音が大きくなりがちである。
【0003】 そして、このような燃料噴射ポンプをV型エンジンに装着する場合には、通常 、エンジンの両バンク間に配置されており、特にこの両バンク間においては、エ ンジン本体から発生する騒音に、燃料噴射ポンプから発生する騒音が付加するこ とから、この両バンク間の周辺に対して防音対策を施す必要がある。 そこで、エンジン及び燃料噴射ポンプから発生する騒音を低減するために、従 来からV型エンジンに取り付けられている防音カバーとしては、例えば図7及び 図8に示すようなものがある。
【0004】 この防音カバー1をエンジン2に取り付ける場合には、先ず、ボルト3を螺合 するためのボルト穴4を形成した吸気マニホールド5の取り付け部6の上にマウ ントラバー7を載置し、このマウントラバー7の上から防音カバー1を被せ、更 にこの防音カバー1の上に別のマウントラバー8を載置する。その後、これらを 、ディスタンスチューブ9を貫通するボルト3によって、吸気マニホールド5に 一体的に締結して、燃料噴射ポンプ10が配設された両バンク間を覆うようにして いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記したように、V型エンジン2の両バンク間には燃料噴射ポンプ 10が配設されており、この燃料噴射ポンプ10は燃料の噴射量や噴射タイミングを 常に正確にコントロールする必要があるため、定期的に点検や整備を行う必要が ある。
【0006】 しかしながら、図7及び図8に示した前記従来例の防音カバー1では、点検・ 整備を行う度に、この防音カバー1の数箇所を締結している全てのボルト3を緩 めてそれぞれのボルト穴4から取り外し、その後に防音カバー1を取り外す必要 があり、また、燃料噴射ポンプ10の点検・整備の終了後には、前記した手順で再 度組み付け作業を行う必要があるため、防音カバー1の取り外し及び組み付けに 非常に時間がかかり、エンジン2の整備性が悪いという問題があった。
【0007】 更に、防音カバー1を吸気マニホールド5に固定するために使用されているボ ルト3、マウントラバー7,8、及びディスタンスチューブ9は、それぞれが全 て独立した部品として形成されているため、この防音カバー1の取り外し・組み 付け作業中や、燃料噴射ポンプ10の点検・整備中に、これらの細かい部品を紛失 する恐れがあるという問題があった。
【0008】 本考案は以上の問題点に鑑みて、着脱が容易で、エンジンの整備性を向上させ ることができ、更に、防音カバーを取り付けるために使用される部品を紛失する 恐れのないエンジンの防音カバーを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成すための本考案のエンジンの防音カバーは、V型エンジンの両 バンクのシリンダヘッドカバーとこれらのシリンダヘッドカバーに近接して設け られる各バンクのマニホールドとの間に、それぞれ溝状の間隙を有するエンジン において、少なくともこのエンジンの両バンク間を覆うように形成した防音カバ ーに、この防音カバーを支持すると共に前記それぞれのシリンダヘッドカバーと マニホールドとの間に弾性的に嵌合する吸音材を設けた構成である。
【0010】 この吸音材は、ラバー、グラスウール等によって形成すると好ましいものであ るが、特にこれらに限定されるものではなく、発泡ウレタン、カオウール等の他 の材料を適宜使用しても構わないものである。 また、この吸音材を防音カバーに取り付ける方法としては、接着、ボルト締結 等の公知の手段を適宜使用して良いものである。
【0011】
【作 用】
本考案のエンジンの防音カバーは以上の構成を有しており、この防音カバーを 支持する吸音材は、エンジンの両バンクの各シリンダヘッドカバーとマニホール ドとの間に弾性的に嵌合するように形成されているため、この弾性力を利用する ことによって、いかなる工具を使用することもなく、極めて短時間で簡単にこの 防音カバーを着脱することができる。
【0012】
【実 施 例】
次に図面を参照して本考案の実施例を説明する。先ず、図1に示す実施例1の 防音カバー1には、発泡ラバーからなる吸音材11が接着されており、この吸音材 11は、エンジン2のシリンダヘッドカバー12と吸気マニホールド5との間に形成 された溝状の間隙を埋め、このシリンダヘッドカバー12と吸気マニホールド5に 弾性的に嵌合するように形成されている。
【0013】 また、この防音カバー1は、V型エンジン2の両バンク間に配された燃料噴射 ポンプ10を覆うように設けられており、この両バンク間におけるエンジン2から の騒音と、燃料噴射ポンプ10からの放射音を遮断して、外部に透過する騒音を大 幅に低減している。 更に、前記吸音材11はシリンダヘッドカバー12と吸気マニホールド5との間を 埋めるように設けられており、従来この部位に生起していた定在波の発生を防止 するように作用している。
【0014】 この防音カバー1をエンジン2に取り付ける場合には、この防音カバー1を図 2に示すように、吸気マニホールド5の上方に持ち上げている状態から下方に降 ろして行き、図3に示すように、吸音材11を吸気マニホールド5に押しつける際 に、吸音材11の弾性力を利用することによってこの吸音材11を変形させ、そのま ま、この吸音材11をシリンダヘッドカバー12と吸気マニホールド5との間に嵌合 することによって、図1に示す固定状態になるようにしている。
【0015】 このようにして、いかなる工具も使用することなく、極めて短時間で簡単に防 音カバー1をエンジン2に取り付けることができ、逆に取り外す場合にも、前記 と反対の手順によって、容易に離脱させることができる。 次に、図4に示す実施例2の防音カバー1の吸音材11には、図5に示すシリン ダヘッドカバー12と吸気マニホールド5との間に開口したそれぞれの穴Hに挿入 される突起13が形成されている。この突起13を吸気マニホールド5の下方に回り 込ませることによって、この防音カバー1が位置ずれを起こし難くすることがで き、より確実にエンジン2に固定することができる。
【0016】 次に、図6に示す実施例3の防音カバー1は、吸音材11をシリンダヘッドカバ ー12と排気マニホールド14との間に嵌合させたものであり、この場合には、吸音 材11を耐熱性の高い材料で形成する必要があるが、両バンクのシリンダヘッドカ バー12を防音カバー1によって覆うことができるので、エンジン2から発生する 騒音を更に低減する効果が得られる。
【0017】 尚、以上の何れの実施例も、V型エンジン2の両バンク間に燃料噴射ポンプ10 が配設されている場合について説明したが、燃料噴射ポンプ10がこの部位に配設 されていないエンジン2に本考案を適用した場合であっても、エンジン2の騒音 を低減することができ、更にエンジンの整備性を向上させることができる。
【0018】
【考案の効果】
本考案のエンジンの防音カバーは、V型エンジンの両バンクのシリンダヘッド カバーとこれらのシリンダヘッドカバーに近接して設けられる各バンクのマニホ ールドとの間に、それぞれ溝状の間隙を有するエンジンにおいて、少なくともこ のエンジンの両バンク間を覆うように形成した防音カバーに、この防音カバーを 支持すると共に前記それぞれのシリンダヘッドカバーとマニホールドとの間に弾 性的に嵌合する吸音材を設けたので、以下の効果を奏することができる。
【0019】 前記防音カバーを支持する吸音材は、エンジンの両バンクの各シリンダヘッド カバーとマニホールドとの間に弾性的に嵌合するように形成されているため、こ の弾性力を利用することによって、いかなる工具を使用することもなく、極めて 短時間で簡単にこの防音カバーを着脱することができる。 また、このように防音カバーの着脱が容易であるため、エンジンの整備性を向 上させることができ、更に、防音カバーを取り付けるために使用される部品を紛 失する恐れのない優れたエンジンの防音カバーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1のエンジンの防音カバーをエ
ンジンに取り付けた状態を示す一部を断面にした正面図
である。
【図2】図1のエンジンの防音カバーをエンジンに取り
付ける前の状態を示す一部を断面にした要部正面図であ
る。
【図3】図1のエンジンの防音カバーをエンジンに取り
付け中の状態を示す一部を断面にした要部正面図であ
る。
【図4】本考案の実施例2のエンジンの防音カバーの断
面図である。
【図5】本考案のエンジンの防音カバーを取り付けるエ
ンジンの平面図である。
【図6】本考案の実施例3のエンジンの防音カバーをエ
ンジンに取り付けた状態を示す一部を断面にした正面図
である。
【図7】従来のエンジンの防音カバーをエンジンに取り
付けた状態を示す一部を断面にした正面図である。
【図8】図7のA部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 防音カバー 2 エンジン 5 吸気マニホールド 11 吸音材 12 シリンダヘッドカバー 14 排気マニホ
ールド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 V型エンジンの両バンクのシリンダヘッ
    ドカバーとこれらのシリンダヘッドカバーに近接して設
    けられる各バンクのマニホールドとの間に、それぞれ溝
    状の間隙を有するエンジンにおいて、少なくともこのエ
    ンジンの両バンク間を覆うように形成した防音カバー
    に、この防音カバーを支持すると共に前記それぞれのシ
    リンダヘッドカバーとマニホールドとの間に弾性的に嵌
    合する吸音材を設けたエンジンの防音カバー。
JP2161092U 1992-04-08 1992-04-08 エンジンの防音カバー Expired - Fee Related JP2559534Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007077956A1 (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 内燃機関の遮音構造
WO2013108704A1 (ja) * 2012-01-17 2013-07-25 東海ゴム工業株式会社 エンジンカバー
JP2015083788A (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 本田技研工業株式会社 内燃機関の防音構造
JP2022072836A (ja) * 2020-10-30 2022-05-17 株式会社イノアックコーポレーション 吸音カバーと音源部品

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