JP2007177753A - 内燃機関の遮音構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】インジェクタから発生する音が室内へ伝搬することを防止することが可能な内燃機関の遮音構造を提供する。
【解決手段】内燃機関の遮音構造は、右バンク1011および左バンク1012を有するV型のシリンダブロック101と、右バンク1011に気体を供給する右バンク用吸気管21と、左バンク1012に気体を供給し、右バンク用吸気管21と交差する左バンク用吸気管24と、左右のバンクおよび吸気管に囲まれた包囲空間29に配置される筒内噴射用インジェクタ11,12と、筒内噴射用インジェクタ11,12から交差領域28の間で包囲空間29に配置される遮音部材200とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】内燃機関の遮音構造は、右バンク1011および左バンク1012を有するV型のシリンダブロック101と、右バンク1011に気体を供給する右バンク用吸気管21と、左バンク1012に気体を供給し、右バンク用吸気管21と交差する左バンク用吸気管24と、左右のバンクおよび吸気管に囲まれた包囲空間29に配置される筒内噴射用インジェクタ11,12と、筒内噴射用インジェクタ11,12から交差領域28の間で包囲空間29に配置される遮音部材200とを備える。
【選択図】図1
Description
この発明は、内燃機関の遮音構造に関し、特に燃料噴射装置から発生する音を遮音する内燃機関の遮音構造に関するものである。
従来、内燃機関の遮音構造は、たとえば特開2000−179351号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2000−179351号公報
特許文献1では、エンジン本体の外部に設けられた直噴用燃料噴射弁の周囲に遮音カバーを設ける構造が開示されている。
V型エンジンでは、右バンクと左バンクとの間の狭い領域に燃料噴射装置が配置され、従来の技術ではこの狭い領域に遮音カバーを設けることが困難であるという問題があった。
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、エンジン本体部から発生する音が車内へ伝播することを抑制することが可能な内燃機関の遮音構造を提供することを目的とする。
この発明に従って内燃機関の遮音構造は、左右のバンクを有するシリンダブロックと、右バンクに気体を供給する複数の第一吸気管と、左バンクに気体を供給し、第一吸気管と交差する複数の第二吸気管と、左右のバンクおよび第一および第二吸気管に囲まれた包囲空間に配置される燃料噴射装置と、燃料噴射装置から第一および第二吸気管の交差する交差領域の間で包囲空間に配置され、第一および第二吸気管双方に接触して複数の第一および第二吸気管が並ぶ方向に延在する遮音部材とを備える。
このように構成された内燃機関の遮音構造では、左右のバンクと第一および第二吸気管で囲まれた包囲領域に遮音部材を配置し、遮音部材は第一および第二吸気管双方に接触して複数の第一および第二吸気管が並ぶ方向に延在するため、包囲空間に配置される燃料供給装置の発生させる音を遮音部材が吸収することができる。
好ましくは、複数の第一および第二吸気管の間に遮音部材が配置される。この場合、複数の第一および第二吸気管間から音が漏れることを防止でき、より高い遮音性能を得ることができる。
さらに好ましくは、遮音部材は一体的に設けられる。この場合、遮音部材に隙間が生じることがないため遮音性能を高めることができる。
さらに好ましくは、交差領域から遮音部材までの間に隙間が設けられる。この場合、この隙間に空気が流通するため、隙間に接する遮音部材の温度を下げることができ、包囲空間の温度を下げることができる。その結果、包囲空間に配置される燃料噴射装置の温度を下げて燃料噴射装置内の燃料の気化を防止することができる。
好ましくは、内燃機関の遮音構造は、左右のバンクの上に配置されるシリンダヘッドと、シリンダヘッドと第一および第二吸気管との間に配置されるガスケットとをさらに備え、ガスケットと遮音部材が一体的に設けられる。この場合シリンダヘッドから第一および第二吸気管への熱の伝達を抑制することができる。そのため、包囲空間の温度上昇を抑制することができ、包囲空間に設けられた燃料噴射装置内で燃料が気化することを抑えることができる。
より好ましくは、遮音部材は発泡ウレタンで構成される。この場合、発泡ウレタンを使用することで、遮音性に優れ、さらに軽量で柔軟性を有しているため加工も容易となる。
好ましくは、遮音部材は燃料噴射装置の接触するように配置される。この場合、遮音部材は燃料噴射装置に接触して燃料噴射装置から発生する音をさらに確実に吸収することができる。
好ましくは、複数の第一および第二吸気管の間に遮音部材が嵌合する。この場合、遮音部材を第一および第二吸気管に係合させた状態で第一および第二吸気管をシリンダヘッドなどの他の部材に取付けることができ、組立性が向上する。
この発明に従えば、遮音性能が向上した内燃機関の遮音構造を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明については繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従った内燃機関の遮音構造の断面図である。図1を参照して、この発明の実施の形態1に従った内燃機関の遮音構造1は、内燃機関としてのエンジン100に燃料を供給する燃料噴射装置としての筒内噴射用インジェクタ11,12と、エンジン100に気体を供給する金属製吸気管構造体としてのインテークマニホールド20と、インテークマニホールド20に連結する樹脂製吸気管構造体としてのサージタンク部30とを備える。
図1は、この発明の実施の形態1に従った内燃機関の遮音構造の断面図である。図1を参照して、この発明の実施の形態1に従った内燃機関の遮音構造1は、内燃機関としてのエンジン100に燃料を供給する燃料噴射装置としての筒内噴射用インジェクタ11,12と、エンジン100に気体を供給する金属製吸気管構造体としてのインテークマニホールド20と、インテークマニホールド20に連結する樹脂製吸気管構造体としてのサージタンク部30とを備える。
エンジン100はシリンダブロック101を有し、シリンダブロック101内にピストン110が配置される。ピストン110はコネクティングロッドによりクランクシャフトに接続される。
シリンダブロック101は右バンク1011および左バンク1012を有し互いが交差するように、かつ互いが所定の角度をなすように構成している。右バンク1011と左バンク1012がなす角度は0°を超え180°未満であればよい。なお、この実施の形態ではV型のエンジンを示しているが、これに限られるものではなく、W型など、右バンクが左バンクに対して角度をなすようなエンジンに本発明を適用することが可能である。
右バンク1011上に右バンク用シリンダヘッド121が配置され、左バンク1012上に左バンク用シリンダヘッド122が配置されている。右バンク用シリンダヘッド121と左バンク用シリンダヘッド122とがシリンダヘッド120を構成している。シリンダヘッド120には点火プラグ141,142が配置される。点火プラグの両側に吸気用バルブ181および排気用バルブ182が設けられて燃焼室への混合気の流入および燃焼室から排気ガスの排出を制御する。吸気用バルブ181および排気用バルブ182はともにロッカーアーム165により駆動される。
右バンク1011と左バンク1012との間にはウォーターバイパスパイプ150が配置されている。
右バンク用シリンダヘッド121には筒内噴射用インジェクタ11が配置され、左バンク用シリンダヘッド122には筒内噴射用インジェクタ12が配置される。筒内噴射用インジェクタ11,12は燃焼室内へ直接的に燃料を噴射するための燃料噴射装置である。筒内用燃料噴射装置としての筒内噴射用インジェクタ11,12は右バンク1011と左バンク1012とで囲まれた領域に配置される。
右バンク用シリンダヘッド121と左バンク用シリンダヘッド122との上にインテークマニホールド20が配置される。インテークマニホールド20は金属製の吸気通路であり、インテークマニホールド20を通過した空気にポート噴射用インジェクタ13,14から燃料が噴射される。なお、ポート噴射用インジェクタ13,14は、各々右バンク用シリンダヘッド121,左バンク用シリンダヘッド122に取付けられる。吸気用バルブ181および排気用バルブ182の開閉のタイミングは、それぞれ吸気用可変バルブタイミング機構162,排気側可変バルブタイミング機構163で制御される。
インテークマニホールド20は右バンク用吸気管21と左バンク用吸気管24とを有し、交差領域28でそれぞれが集合するような形状とされている。インテークマニホールド20と右バンク用シリンダヘッド121および左バンク用シリンダヘッド122との接触面が接合面42を構成している。また、インテークマニホールド20とサージタンク部30との接触面が接合面41を構成している。インテークマニホールド20の右バンク用吸気管21と左バンク用吸気管24で囲まれた領域が包囲空間29であり、この部分に発泡ウレタンからなる遮音部材200が配置される。この実施の形態では、遮音部材200はインテークマニホールド20に接触しているが、これに限られるものではなく、遮音部材200が右バンク用シリンダヘッド121および左バンク用シリンダヘッド122と接触していてもよい。
なお、遮音部材200は、発泡ウレタンだけでなく、たとえば金属の不織布で構成されていてもよい。また、エンジニアリングプラスチックなどの有機物で構成されていてもよい。
図2は、遮音部材の底面図である。図2を参照して、遮音部材200はピストンが配置される方向に沿って、長手方向に延びるように構成されている。遮音部材200の長手方向両端には脚部204,205が設けられており、シリンダヘッドの両端部において包囲空間を取囲むように構成される。2つの脚部204,205の間には突出部201,202,203が設けられてインテークマニホールド20に嵌合するように構成されている。
図3は、図2中の矢印IIIで示す方向から見た遮音部材の側面図である。図3を参照して、遮音部材200の脚部204,205は下方向に延びるように突出しており、その他の部分では、遮音部材200の下面はほぼ平坦である。脚部204,205よりも高い位置に突出部203が設けられる。
図4は、図3中の矢印IVで示す方向から見た遮音部材の平面図である。図4を参照して、遮音部材200の上面には、遮音部材200を変形しやすくするような複数の凹部211が長手方向に交差するように設けられている。凹部211が設けられていない部分に突出部201,202,203が配置される。
図5は、図4中の矢印Vで示す方向から見た遮音部材の側面図である。図5を参照して、脚部205に近い位置に突出部202が設けられ、脚部204から離れた位置に突出部201が設けられる。突出部201,202の外周はR形状とされ、インテークマニホールドに係合しやすい形とされる。
図6は、遮音部材が組込まれたインテークマニホールドの平面図である。図6を参照して、インテークマニホールド20は右バンク用吸気管21,22,23と、左バンク用吸気管24,25,26とが結合された構造である。右バンク用吸気管21,22間に突出部203が係合する。また、左バンク用吸気管24,25の間に突出部201が係合する。左バンク用吸気管26に突出部202が係合する。
図7は、遮音部材が組込まれたインテークマニホールドの側面図である。図7を参照して、インテークマニホールド20の下面から脚部204,205が突出している。これにより、インテークマニホールド20の両端部において、確実に空間を封止することができる。その結果、遮音性能をより高めることが可能となる。なお、脚部204,205は必ずしも設けられていなくてもよい。さらに、突出部201,202,203も必ずしも設けられる必要はない。インテークマニホールド20側に突出部が設けられて、この突出部に遮音部材200が係合していてもよい。
図8は、遮音部材が組込まれたインテークマニホールドの底面図である。図8を参照して、インテークマニホールド20の左右の吸気路に沿うような形状に遮音部材200が加工されている。これにより、遮音部材200はインテークマニホールド20の隙間から音が漏れるのを防止することができる。インテークマニホールド20に沿った形状に遮音部材200を成形する場合、たとえばインテークマニホールド20と同じ形状の型を用いて発泡材料により遮音部材200を構成することが可能である。遮音部材200はたとえば他の発泡樹脂により構成することも可能である。また、発泡材だけでなく、多孔体により遮音部材200を構成することもできる。
図9は、インテークマニホールドおよびガスケットの斜視図である。図9を参照して、インテークマニホールド20は複数の管状部材が結合された形状を有し、その隙間部27に突出部203が嵌め合わせられる。この実施の形態では、V型6気筒のエンジンを示しているが、これに限られるものではなく、さらに多い気筒のエンジンまたは少ない気筒のエンジンに本発明を採用することが可能である。ガスケット210は、インテークマニホールド20と、その下に設けられるシリンダヘッドとの間の気密を高めるための部材であり、たとえば金属により構成される。この実施の形態では、1気筒当り吸気用の2つのバルブが設けられるため、ガスケット210において、1気筒当りの吸気通路が2つ設けられているが、これに限られるものではなく、1気筒当り1つの吸気通路のみが設けられる構成とされていてもよい。
実施の形態1に従って内燃機関の遮音構造1では、右バンク1011および左バンク1012を有するV型のシリンダブロック101と、右バンク1011に気体を供給する第一吸気管としての右バンク用吸気管21と、左バンク1012に気体を供給し、右バンク用吸気管21と交差する左バンク用吸気管24と、左右のバンクおよび左右の吸気管に囲まれた包囲空間29に配置される燃料噴射装置としての筒内噴射用インジェクタ11,12と、筒内噴射用インジェクタ11,12から右バンク用吸気管21および左バンク用吸気管24の交差する交差領域28の間で包囲空間29に配置され、右バンク用吸気管21,22,23と、左バンク用吸気管24,25,26双方に接触して右バンク用吸気管21,22,23と、左バンク用吸気管24,25,26が並ぶ方向に延在する遮音部材200とを備える。
右バンク用吸気管21,22,23と、左バンク用吸気管24,25,26との間に遮音部材200の突出部201,202,203が配置される。遮音部材200は一体的に設けられる。また、交差領域28から遮音部材200までの間に隙間が設けられる。
高圧の燃料噴射弁である筒内噴射用インジェクタ11,12では、燃料噴射の際に作動音が発生する。この作動音は空気中を伝搬して車内へ伝わるため、車両の静寂性の影響を与えるおそれがある。そこで、筒内噴射用インジェクタ11,12の周囲を取囲むように配置されている部材の中で、インテークマニホールド20の配置の構成により吸気管の間に隙間ができるため、その隙間から作動音が車室外へ伝搬すること防止するために遮音部材200を設けて、車両の静寂性を保つことができる。
交差領域28と筒内噴射用インジェクタ11,12との間に遮音部材200を設けることにより、遮音部材200の作用で筒内噴射用インジェクタ11,12で発生する音を遮断することができる。
さらに、遮音部材200を設けた場合には、シリンダヘッド120から発生した熱が包囲空間29にこもるおそれがある。そこで、交差領域28から遮音部材200までの間に空間を設けることで外気流路を確保して温度上昇を抑制することができる。その結果、筒内噴射用インジェクタ11,12内部でのベーパーの発生を抑制することができる。なお、この実施の形態では包囲空間29内に筒内噴射用インジェクタ11,12が設けられる構成を示したが、これに限られるものではなく、包囲空間29内にポート噴射用インジェクタ13,14が設けられていてもよい。
(実施の形態2)
図10は、この発明の実施の形態2に従った内燃機関の遮音構造の断面図である。図10を参照して、この発明の実施の形態2に従った内燃機関の遮音構造1では、遮音部材200が交差領域28まで達している点で、実施の形態1に従った内燃機関の遮音構造1と異なる。遮音部材200が交差領域28まで達しているため、遮音部材200は三角形状(三角柱形状)となる。
図10は、この発明の実施の形態2に従った内燃機関の遮音構造の断面図である。図10を参照して、この発明の実施の形態2に従った内燃機関の遮音構造1では、遮音部材200が交差領域28まで達している点で、実施の形態1に従った内燃機関の遮音構造1と異なる。遮音部材200が交差領域28まで達しているため、遮音部材200は三角形状(三角柱形状)となる。
(実施の形態3)
図11は、この発明の実施の形態3に従った内燃機関の遮音構造の断面図である。図11を参照して、この発明の実施の形態3に従った遮音部材200はガスケット210と一体に構成されている。さらに、遮音部材200は筒内噴射用インジェクタ11,12と直接接触している。なお、遮音部材200はガスケット210と一体に構成され、かつ筒内噴射用インジェクタ11,12と接触するという2つの条件を満たしている必要はなく、たとえば遮音部材200はガスケット210と一体に設けられているが、筒内噴射用インジェクタ11,12と接触していなくてもよい。これとは逆に、遮音部材200は筒内噴射用インジェクタ11,12と接触しているが、ガスケット210と一体に設けられていなくてもよい。
図11は、この発明の実施の形態3に従った内燃機関の遮音構造の断面図である。図11を参照して、この発明の実施の形態3に従った遮音部材200はガスケット210と一体に構成されている。さらに、遮音部材200は筒内噴射用インジェクタ11,12と直接接触している。なお、遮音部材200はガスケット210と一体に構成され、かつ筒内噴射用インジェクタ11,12と接触するという2つの条件を満たしている必要はなく、たとえば遮音部材200はガスケット210と一体に設けられているが、筒内噴射用インジェクタ11,12と接触していなくてもよい。これとは逆に、遮音部材200は筒内噴射用インジェクタ11,12と接触しているが、ガスケット210と一体に設けられていなくてもよい。
このように構成された実施の形態3に従った内燃機関の遮音構造1では、ガスケット210と遮音部材200が一体形成されることにより、シリンダヘッド120からインテークマニホールド20への熱伝導を抑制することができる。そのため、包囲空間29の温度上昇も抑制することができ、筒内噴射用インジェクタ11,12内でのベーパーの発生を効果的に抑えることができる。さらに、遮音部材としてウレタンを使用することで遮音性に優れ、軽量で柔軟性を有し、加工が容易となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、車両に搭載される内燃機関の分野において用いることができる。
1 内燃機関の遮音構造、11,12 筒内噴射用インジェクタ、13,14 ポート噴射用インジェクタ、20 インテークマニホールド、21,22,23 右バンク用吸気管、24,25,26 左バンク用吸気管、30 サージタンク部、100 エンジン、101 シリンダブロック、120 シリンダヘッド、200 遮音部材、201,202,203 突出部、204,205 脚部、1011 右バンク、1012 左バンク。
Claims (8)
- 左右のバンクを有するシリンダブロックと、
前記右バンクに気体を供給する複数の第一吸気管と、
前記左バンクに気体を供給し、前記第一吸気管と交差する複数の第二吸気管と、
前記左右のバンクおよび前記第一および第二吸気管に囲まれた包囲空間に配置される燃料噴射装置と、
前記燃料噴射装置から前記第一および第二吸気管の交差する交差領域の間で前記包囲空間に配置され、前記第一および第二吸気管双方に接触して複数の前記第一および第二吸気管が並ぶ方向に延在する遮音部材とを備えた、内燃機関の遮音構造。 - 複数の前記第一および第二吸気管の間に前記遮音部材が配置される、請求項1に記載の内燃機関の遮音構造。
- 前記遮音部材は一体的に設けられる、請求項1または2に記載の内燃機関の遮音構造。
- 前記交差領域から前記遮音部材までの間に隙間が設けられる、請求項1に記載の内燃機関の遮音構造。
- 前記左右のバンクの上に配置されるシリンダヘッドと、
前記シリンダヘッドと前記第一および第二吸気管との間に配置されるガスケットとをさらに備え、
前記ガスケットと前記遮音部材が一体的に設けられる、請求項1から4のいずれか1項に記載の内燃機関の遮音構造。 - 前記遮音部材は発泡ウレタンで構成される、請求項1から5のいずれか1項に記載の内燃機関の遮音構造。
- 前記遮音部材は前記燃料噴射装置の接触するように配置される、請求項1から6のいずれか1項に記載の内燃機関の遮音構造。
- 複数の前記第一および第二吸気管の間に前記遮音部材が嵌合する、請求項1から7のいずれか1項に記載の内燃機関の遮音構造。
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