JP2014183141A - 半導体装置の製造方法およびそれに用いられる露光マスク - Google Patents

半導体装置の製造方法およびそれに用いられる露光マスク Download PDF

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Abstract

【課題】クラックの発生確率を小さくし、製造コストを低減できる半導体装置の製造方法およびそれに用いられる露光マスクを提供する。
【解決手段】表面保護膜3のスクライブパターン200aにおいて、最外周のスクライブ200bの交差部分200cに外周に向かって突出箇所200dを形成することで、チップ形成箇所21に発生するクラックの発生確率を小さくして製造コストの低減を図る。
【選択図】 図9

Description

この発明は、ダイシングブレードでウェハを切断する工程を有する半導体装置の製造方法およびそれに用いられる露光マスクに関する。
半導体装置の製造工程として、ダイシングブレードで表面保護膜に形成されたスクライブに沿ってウェハを切断する工程がある。この工程において、ウェハの外周部ではスクライブが形成されない箇所を切断することが多い。このウェハの切断に係る工程について説明する。
図16は、スクライブを形成するためのレチクル51の要部平面図である。レチクル51は縮小露光マスクであり、複数個のチップ形成箇所52を有している。図16ではチップ形成箇所52が4個形成されている場合を示す。このチップ形成箇所52はスクライブパターン53で分離されている。スクライブパターン53はチップ形成箇所52を取り囲むスクライブ54と隣接するチップ形成箇所52を分離する格子状のスクライブ54からなる。
図17は、スクライブを形成するための等倍露光マスク57の要部平面図である。この等倍露光マスク57は1回の露光でウェハ1全域を露光し、図示しないウェハ58上に形成された金属膜および表面保護膜などをパターニングできるマスクである。
このように、図16のレチクル51および図17の等倍露光マスク57などの従来の露光マスクでは、最外周のスクライブ54の交差部分55から外周に向けてスクライブの突出箇所56(点線)は形成されていない。
図18は、レチクル51を用いてウェハ1上のレジスト61を露光したときのスクライブパターン62の平面図である。
露光時にはウェハ1を前後、左右にステップ的に移動させて、ウェハ1が停止する度にウェハ1のレジスト61に露光を繰り返す。このときの1回の露光でレジスト61にレチクル51のパターンが縮小露光され、そのレジスト61にレチクル51のスクライブパターンが転写され、露光を繰り返すことでウェハ1上のレジストにスクライブパターン62が形成される。ここでは1回の露光をワンショットと称し、このワンショットで
レジスト61に形成されるパターンをワンショットパターン63と称す。大きな直径のウェハ1ではショット数は数十回程になり、ウェハ全面にチップ形成するためショットエリアを小さくするとショット数は数百回に達する。
例えば、レチクル51を用いた場合には、レジスト61のスクライブパターン62は、互いに隣接するワンショットパターン63が最外周のスクライブ64で重なるように露光して形成される。このレジスト61のスクライブパターン62を用いて表面保護膜71をエッチングして図示しない表面保護膜71にスクライブパターン72(図示せず)を形成する。太点線で囲まれた領域はワンショットパターン63のエリアを示し、図18ではレジスト61に形成された2つのワンショットパターン63が太点線で示され、このワンショットパターン63を構成する最外周のスクライブ64で重なった状態を示す。チップ形成箇所74の数を増やすためワンショットパターン63は外周部ではウェハ1から一部はみ出すように形成される。図18では上方と右側および左側下方でワンショットパターン63がはみ出している。
また、図の丸印66は表面保護膜71に形成されたスクライブ73に沿って、ウェハ1を切断したときにクラック(チッピングを含む)が発生しやすい箇所を示す。また矢印Eは切断方向を示す。ここで、チッピングとは、ダイシングにより、ダイシング端面からチップ内部にわたって発生する欠けやクラックなどの傷のことである。
図19は、等倍露光マスク9を用いてウェハ1上のレジスト61を露光したときのスクライブパターン62の平面図である。スクライブ64はウェハ1からはみ出さずに形成されている。この場合も図の丸印66は切断したときにクラック(チッピングを含む)が発生しやすい箇所を示す。また矢印Eは切断方向を示す。
図20は、図18または図19のレジスト61に形成されたスクライブパターン62のF部を矢印Gの方向から見た要部斜視図である。スクライブ64はレジスト61の側壁で挟まれて形成されている。スクライブ64では表面保護膜71が露出している。
図21は、図18または図19のレジスト61のスクライブパターン62を用いて形成した表面保護膜71のスクライブパターン72の要部斜視図である。スクライブ73は表面保護膜71の側壁に挟さまれている。この表面保護膜71の側壁71aはチップ形成箇所74の端部74aから10μm程度は離れている。また、最外周のスクライブ73の外側の表面保護膜71下に、チップ形成箇所74に形成される金属膜75と同じ金属膜が形成されていることが多い。スクライブ73からウェハ1の表面(シリコン面)が露出している。
また、点線で示したダイシングブレード76は奥から手前に向かっ矢印Hの方向にスクライブ73に沿って進むことになる。この表面保護膜71は通常ポリイミドなどで形成され、下地にはアルミ・シリコンなどの金属膜75がある。
図22は、ダイシングブレード76を用いて、スクライブ73に沿ってウェハ1を切断している様子を示す要部斜視図である。図22では、スクライブ73に沿ってダイシングブレード76によるウェハ1の切断は、スクライブ73の左側から右側へ矢印78の方向に向かって回転79したダイシングブレード76を進行させている様子を示す。左右に伸びるスクライブ73に対して直交するスクライブ73(一部点線で示す)が形成されており、この直交するスクライブ73に沿って奥側から手前側に向かってウェハ1を切断し、チップが形成される。
この切断の際、前記の図18に示したレジストマスクを用いて形成した図21の表面保護膜71のスクライブパターン72において、以下の問題がある。すなわち、図18の丸印66に対応する交差部分80の近傍にあるチップ形成箇所74(最外周のスクライブ73に隣接するチップ形成箇所)にクラック77が発生して不良となる場合が多い。ダイシングブレード76は前記したように左側から侵入して右側へ回転しながら進行する。また、奥側から手前側へ向かって進行する。クラック77が発生している箇所は、最外周のスクライブ73の交差部分80に隣接して配置されたチップ形成箇所74である。
つぎに、ウェハ1の切断時にクラック77が発生するメカニズムについて説明する。
図23は、切断時にクラック77が発生するメカニズムを推定して説明した図である。同図(a)は表面保護膜71(金属膜200含む)の切断を開始した図である。同図(b)はダイシングブレード76の先端部がスクライブ73に達した時点の図である。同図(c)はダイシングブレード76がスクライブ73に沿って進行している図である。図23は、最外周のスクライブ73の交差部分80付近を示す図であり、スクライブ73はT字型に交差している。
同図(a)から同図(b)の間では、ダイシングブレード76の先端部は表面保護膜71(下地の金属膜200も含む)に接触し、表面保護膜71を切り開きながら進行する。このとき、図24に示すように、表面保護膜71(下地の金属膜200も含む)を切断しながら進行するダイシングブレード76には微小な振動81が発生する。この振動81は表面保護膜71とこの表面保護膜71(下地の金属膜200も含む)の下にあるウェハ1に伝達され、表面保護膜71(下地の金属膜200も含む)とウェハ1に応力が印加される。この応力が大きくなるとウェハ1にクラック77(チッピングを含む)が発生する。
同図(b)から同図(c)の間では、ウェハ1に発生したクラック77は前記した応力により進行する。同図(b)の時点からは、ダイシングブレード76の先端部は表面保護膜71に接触しないため、前記した応力はダイシングブレード76がスクライブ73に沿って進行するにつれて小さくなる。つまり、表面保護膜71にダイシングブレード76が接触している箇所から離れるにつれて前記した応力は小さくなり、クラック77の伸びが小さくなる。
このダイシングブレード76が表面保護膜71に接触して発生する前記の応力は、スクライブ73の端部73aから100μm程度進んだ箇所では殆ど消滅する(この箇所でのクラック77の発生確率は0.1%程度のオーダになる)。そのため、スクライブ73の幅Wは100μm程度に設定されている。
図25は、スクライブ73が形成されないでウェハ1の外周部の表面保護膜71と下地の金属膜75をダイシングブレード76が進行して行き、ウェハ1を切断している状態を示す要部断面図である。ダイシングブレード76で切断する箇所には表面保護膜71と金属膜75があり、ダイシングブレード76がこの表面保護膜71および金属膜75に接触することで、ダイシングブレード76には微小な振動81が発生する。この振動81による応力で、ウェハ1にクラック77が発生し、このクラック77がチップ形成箇所74まで延伸する。
また、特許文献1の例えば図1には、メインチップの端部に露光膜を延在させたレチクルが記載されている。
また、特許文献2には、ウェハの外周部のスクライブラインに不要パターンを残さないように、スクライブライン用の専用レチクルをしようすることが記載されている。
また、特許文献3には、ネガレジストにより最外周の領域に導電膜が残らないようにする方法が記載されている。
特開平2−135343号公報 特開平1−260451号公報 特開2002−216281号公報
前記したように、ダイシングブレード76がスクライブ73に沿って100μm以上進んだ箇所でも、ある確率でクラックは発生する。そのため、近年、このクラック77(チッピングも含む)の発生確率を現状より低くして、良品率を向上させ、コストダウンを図ることが強く要望されている。特に、車載用素子においては、不良率をppm以下のオーダーまで極限的に低くする必要がある。その対策としてつぎのことが考えられる。
図26は、レチクル51を用いてウェハ1の外周まで露光する様子を示した図である。このように外周部全域にスクライブ73を形成することで、ダイシングブレード76は表面保護膜71や下地の金属膜75に接することなく、ウェハ1を切断できる。そのため、クラック77の発生確率を極めて小さくすることができる。
しかし、露光回数(ショット数)が増加するようになり、露光装置の能力の低下を招き、処理時間が長くなることで製造コストは増大する。
また、図26のようにウェハ1の外周部までスクライブ73を形成する場合には、外観検査では除去できないパターン欠損を含むチップ(本来不良チップ)が良品と判定され組み立てられる確率が大きくなり、半導体装置の信頼性に不安が残る。
また、前記した従来のレチクル51または等倍露光マスク57を用いて表面保護膜にスクライブパターン72を形成した場合でも、ウェハ1の切断時に外周部にあるチップ形成箇所74にクラック77(チッピングを含む)が導入される可能性がある。そのため、外観検査を行うことが不可欠になる。しかし、この外観検査で不良チップを完璧に除去することは不可能に近い。そのため、予め不良チップが発生すると予想されるウェハ1の外周部のチップ形成箇所を外観検査せずに、この箇所にあるチップをすべて不良扱いとする。しかし、この方法では、良品チップを不良チップとして排除する可能性があるため、良品率の低下を招き、製造コストが増大する可能性がある。
この発明の目的は、前記の課題を解決して、クラックの発生確率を小さくし、製造コストを低減できる半導体装置の製造方法およびそれに用いられる露光マスクを提供することにある。
前記の目的を達成するために、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明によれば、スクライブパターンが描画された露光マスクにおいて、前記スクライブパターンは、該スクライブパターンの最外周にある2本の前記スクライブパターンが交差する部分のさらに外周側に延在する突出部を有する露光マスクとする。
また、特許請求の範囲の請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、前記突出部の長さが100μmにマスクの倍率を掛けた値以上である露光マスクとするとよい。
また、特許請求の範囲の請求項3記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明において、前記突出部の長さが500μmにマスクの倍率を掛けた値以下である露光マスクとするとよい。
また、特許請求の範囲の請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか一項に
記載の発明において、前記露光マスクが、レチクルもしくは等倍露光マスクであるとよい。
また、特許請求の範囲の請求項5記載の発明によれば、スクライブに沿ってダイシングブレードで半導体ウェハを切断する工程を有する半導体装置の製造方法において、前記半導体ウェハ上を被覆している表面保護膜の表層に塗布したレジストに、スクライブパターンが描画された露光マスクを用いて前記スクライブパターンを転写する転写工程と、現像により前記スクライブパターン部のレジストを選択的に除去する現像工程と、前記レジストをマスクとして、前記レジストが除去されたスクライブパターン部の表面保護膜を選択的にエッチングしてスクライブを形成するエッチング工程と、ダイシングブレードを用いて前記スクライブに沿って該スクライブの内部を切断し、前記半導体ウェハをチップ化する切断工程を含み、前記露光マスクが単数もしくは複数のチップパターンを有し、前記露光マスクに描画されたスクライブパターンは、該スクライブパターンの最外周にある2本の前記スクライブパターンが交差する部分のさらに外周側に延在する突出部を有し、前記転写工程により前記スクライブパターンの前記半導体ウェハ上の最外周部の前記レジストに前記突出部が転写され、前記突出部を有するスクライブパターン部のレジストが前記現像工程により選択的に除去され、前記突出部を有するスクライブパターン部下の前記表面保護膜が前記エッチング工程により選択的にエッチングされることにより、前記突出部下に突出除去部が形成されたスクライブが形成され、前記切断工程により前記スクライブの突出除去部に沿って該突出除去部の内側の前記半導体ウェハを切断する半導体装置の製造方法とする。
また、特許請求の範囲の請求項6記載の発明によれば、請求項5に記載の発明において、前記突出除去部の長さが100μm以上であるとよい。
また、特許請求の範囲の請求項7記載の発明によれば、請求項5または6に記載の発明において、前記突出除去部の長さが500μm以下であるとよい。
また、特許請求の範囲の請求項8記載の発明によれば、請求項5〜7のいずれか一項に
に記載の発明において、前記表面保護膜がポリイミドであるとよい。
また、特許請求の範囲の請求項9記載の発明によれば、請求項5〜8のいずれか一項に
に記載の発明において、前記表面保護膜の下地に金属膜があるとよい。
また、特許請求の範囲の請求項10記載の発明によれば、前記請求項5〜9のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法で用いられる前記露光マスクが、レチクルもしくは等倍露光マスクであるとよい。
この発明では、表面保護膜のスクライブパターンにおいて、最外周のスクライブの交差部分に外周に向かって突出箇所を形成することで、チップ形成箇所に発生するクラックの発生確率を小さくして、不良率を十分低くでき、また製造コストの低減を図ることができる。
この発明の一実施例に係る半導体装置の要部製造工程図である。 図1に続く、この発明の一実施例に係る半導体装置の要部製造工程図である。 図2に続く、この発明の一実施例に係る半導体装置の要部製造工程図である。 図3に続く、この発明の一実施例に係る半導体装置の要部製造工程図である。 図4に続く、この発明の一実施例に係る半導体装置の要部製造工程図である。 図5に続く、この発明の一実施例に係る半導体装置の要部製造工程図である。 図6に続く、この発明の一実施例に係る半導体装置の要部製造工程図である。 図7に続く、この発明の一実施例に係る半導体装置の要部製造工程図である。 図1の表面素子構造120について説明する図であり、(a)はウェハ端部付近に形成された表面素子構造120の要部断面図であり、(b)は、ウェハ1の要部平面図である。 図3の工程で用いる露光マスクの要部平面図であり、同図(a)はレチクル8、同図(b)は等倍露光マスク9の要部平面図である。 図4の工程でウェハ1上のレジスト4にレジストスクライブパターン10が形成された図であり、(a)は要部平面図、(b)は(a)のA部の矢印B方向から見た要部斜視図である。 図5の工程でウェハ1上の表面保護膜3に保護膜スクライブパターン17を形成した図であり、(a)は要部平面図、(b)は(a)のC部の矢印D方向から見た要部斜視図である。 図6の工程で、スクライブ14に沿って(矢印Gの方向)ダイシングブレード19でウェハ1を切断している要部斜視図である。 レチクル8のスクライブパターンを示し、(a)は突出箇所の長さL3が短い場合、(b)は突出箇所の長さL3が長い場合の図である。 等倍露光マスク9のスクライブパターンで突出箇所の長さL3がウェハ1の外周端まで延伸している場合の図である。 スクライブを形成するための従来のレチクル51の要部平面図である。 スクライブを形成するための従来の等倍露光マスク57の要部平面図である。 レチクル51を用いてウェハ1上のレジスト61を露光したときのスクライブパターン62の平面図である。 等倍露光マスク57を用いてウェハ1上のレジスト61を露光したときのスクライブパターン62の平面図である。 図18または図19のレジスト61に形成されたスクライブパターン62のF部を矢印Gの方向から見た要部斜視図である。 図18または図19のレジスト61のスクライブパターン62を用いて形成した表面保護膜71のスクライブパターン72の要部斜視図である。 ダイシングブレード76を用いて、スクライブ73に沿ってウェハ1を切断している様子を示す要部斜視図である。 切断時にクラック77が発生するメカニズムを推定して説明した図であり、(a)は表面保護膜71の切断を開始した図、(b)はダイシングブレード76の先端部がスクライブ73に達した時点の図、(c)はダイシングブレード76がスクライブ73に沿って進行している図ある。 表面保護膜71をダイシングブレードで切断する様子を示す図である。 スクライブ73が形成されないでウェハ1の外周部の表面保護膜71と下地の金属膜75をダイシングブレード76が進行して行き、ウェハ1を切断している状態を示す要部断面図である。 レチクル51を用いてウェハ1を移動させウェハ1外周まで露光する様子を示した図である。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1である半導体装置の製造方法について説明する。
図1〜図8は、この発明の一実施例に係る半導体装置の製造方法であり、工程順に示した要部製造工程図である。この製造工程は、図9のX2−X2線で切断した断面図である。半導体装置としてはダイオード、BJT(バイポーラトランジスタ)、MOSFET(MOS型電界効果トランジスタ)、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)、サイリスタ、IC(集積回路)などである。
図1の工程において、ウェハ1に多数の素子(チップ)を形成するために、図9に示すように、ウェハ1の表面側のチップ形成箇所21に各種拡散層を形成する。さらに電極などの金属膜、絶縁膜(層間絶縁膜105やゲート絶縁膜103および図示しないフィールド酸化膜など)および表面保護膜3を形成し、表面素子構造120を形成する。またウェハ1の裏面側には拡散層111と裏面電極112を形成する。但し、この工程では、電極などを形成する金属膜200にはスクライブ200bは形成されているが、ポリイミドなどで形成された表面保護膜3には保護膜スクライブパターン17はまだ形成されていない。
この表面保護膜3の内部には図示しない金属膜200や絶縁膜などが形成されている。また、図9に示す金属膜200(例えば、材質はアルミ・シリコン)は数μmの厚さである。金属膜200に形成されたスクライブパターン200aには、最外周のスクライブ200bの交差部分200cから外周に向かう突出箇所200d(長さL0)が形成されている。突出箇所200dの長さL0は後述のL3より10μm程度長い。また、スクライブ200bの幅W0は後述のWより10μm程度広い(同等の場合もある)。また、図1の符号で、21はチップ形成箇所である。
図9は、図1の表面素子構造120について説明する図であり、同図(a)はウェハ端部付近に形成された表面素子構造120の要部断面図であり、同図(b)は、ウェハ1の要部平面図である。同図(a)は同図(b)のX−X線で切断した要部断面図である。また、同図(b)においてスクライブは直線で示した。尚、図中の符号は、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)の場合である。101はウェル領域、102はエミッタ領域、103はゲート絶縁膜、104はゲート電極、105は層間絶縁膜、106はエミッタ電極、107はストッパ領域、108はストッパ電極、3は表面保護膜、110は表面素子構造、111は拡散層(コレクタ層)、112は裏面電極(コレクタ電極)、21はチップ形成箇所である。エミッタ電極106、ストッパ電極108は前記した金属膜200で形成されている。また、図中のドット印113はウェル領域101が続いて存在することを示す。
つぎに、図2の工程において、表面保護膜3上にレジスト4を被覆する。
つぎに、図3の工程において、露光マスクを用いてレジスト4にレジストスクライブパターン10を形成するために露光し、レジストスクライブパターン10をレジスト4に転写する(露光箇所10b)。露光マスクは、レチクル8または等倍露光マスク9である。また、露光マスクには、図10の最外周のスクライブ5の交差部分6から外周に向かって延在した突出箇所7を有するスクライブパターンを描画している。
つぎに、図4の工程において、露光されたレジスト4を現像して、図11に示す最外周のスクライブ11の交差部分12の外周に向かう突出箇所13を有するレジストスクライブパターン10の部分が開口するように、レジスト4を選択的に除去する。これにより、レジスト4にレジストスクライブパターン10を形成する。
つぎに、図5の工程において、このレジストスクライブパターン10が選択的に除去されたレジスト4をマスクとして、表面保護膜3を選択的にエッチングする。これにより、最外周のスクライブ14の交差部分15の外周に向かって延在する突出箇所16を有する保護膜スクライブパターン17状に、図12に示す表面保護膜3を、を開口する。続いて、レジスト4を除去する。この表面保護膜3に開口された保護膜スクライブパターン17は、図9に示す下地の金属膜200のスクライブパターン200aより多少小さく(例えば、金属膜200(ストッパ電極108)と表面保護膜3の間隔=10μm程度小さく)形成される。そのため、スクライブ14は表面保護膜3の側壁で挟まれた状態になる。また、表面保護膜3のスクライブ14の幅Wは100μm程度である。
つぎに、図6の工程において、ウェハ1の裏面1aを粘着性を有する樹脂のシート18に貼り付ける。続いて、スクライブ14に沿って、スクライブ14の内部に露出するウェハ1の表面から、ダイシングブレード19によりウェハ1を切断し、チップ20に断片化する。切断され断片化されたウェハ1の各断片の側面は、チップ20の側面であり、切断箇所22となる。図6では、左側のスクライブ14aは切断後、中央のスクライブ14bは切断中、右側のスクライブ14cは未切断の状態を示す。
つぎに、図7の工程において、シート18に貼り付けられた状態のチップ20にクラック(チッピングを含む)やパターン欠損の有無を外観検査でチェックして、チップ20の良否を判定する(良品チップ20a,不良チップ20b)。
つぎに、図8の工程において、良品チップ20aをシート18から外し、ボンディングなどの組立をした後、特性を測定し規格に合致したチップを組立して半導体装置は完成する。図8では良品チップ20aを取り外した状態を示す。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2である露光マスクについて説明する。
図10は、図3の工程で用いる露光マスクの要部平面図であり、同図(a)はレチクル8、同図(b)は等倍露光マスク9の要部平面図である。同図(a)および同図(b)の露光マスクには、スクライブのパターン(スクライブパターン)と、スクライブの内部には素子のパターンが描画されている。ここで、一般的には素子の構造はスクライブパターンとは独立したものであるので、素子のパターンについては図面での記述は省略する。
同図(a)において、露光マスクに描画されたスクライブパターンは、最外周のスクライブの交差部分6から外周に向けてスクライブが延在した突出箇所7を有している。この露光マスクを露光機(ステッパー等)にセットし、ステップアンドリピート(ショットの繰り返し)により図示しないレジスト4を露光する。これにより、レジスト4にレジストスクライブパターン10が転写される。その結果、レジスト4のレジストスクライブパターン10aには、ウェハの最外周側にあるスクライブ5の交差部分6から外周に向けてスクライブが延在することによって突出した、突出箇所7が形成される。
同図(b)において、等倍露光マスク9のレジストスクライブパターン10aの最外周のスクライブ5の交差部分6から外周に向かってスクライブ5が延長した突出箇所7が形成されている。露光によりパターンが等倍でレジスト4に転写形成され、レジスト4のレジストスクライブパターン10が形成される。
レチクル8の露光・転写の倍率には、2倍、5倍といった値がある。よって、レチクル8(すなわち露光マスク)に描画された突出箇所7の長さは、ウェハ上における所望の長さにレチクルの倍率を掛けた長さとすればよい。
レチクル8および等倍露光マスク9のどちらの露光マスクにおいても、最外周のスクライブ5の交差部分6から外周に向かって延在する突出箇所7が設けられている。露光マスクでの突出箇所7の長さL1’は、ウェハ上の突出箇所7の長さL1に、露光マスクの倍率αを掛けた長さとする。すなわち、L1’=αL1であり、αは2、5、等である。以降では、特に断りが無い場合は、突出箇所7の長さはウェハ上の長さL1とする。この突出箇所7の長さL1は、100μm以上とするとよい。好ましくは、100μm以上で500μm以下にするよい。この突出箇所7の長さL1についての詳細説明は後述する。
図11は、図4の工程でウェハ1上のレジスト4にレジストスクライブパターン10が形成された図であり、同図(a)は要部平面図、同図(b)は同図(a)のA部の矢印B方向から見た要部斜視図である。レチクル8および等倍露光マスク9を用いた場合、最外周のスクライブ11の交差部分12には外周に向かう突出箇所13が形成されている。この突出箇所13の長さをL2とすると、露光による長さの誤差はほとんど無いので、L1と同じとみなすことができる。このL2は、100μm以上とするとよい。好ましくは100μm以上で500μm以下である。
なお、このL2は、レジスト4に露光されたレジストスクライブパターン10を現像によって除去する場合において、サイドエッチが起こらないとした場合の長さである。サイドエッチとは、例えば露光マスク上のスクライブパターンの端部よりも、表面保護膜3の端部がスクライブの内側に後退することであり、その後退量の長さのことである。なお、露光されたレジスト4の現像では、このサイドエッチは生じないと考えてよい。また、スクライブ11の幅W1は突出箇所13の幅でもある。
図12は、図5の工程でウェハ1上の表面保護膜3に保護膜スクライブパターン17を形成した図であり、同図(a)は要部平面図、同図(b)は同図(a)のC部の矢印D方向から見た要部斜視図である。表面保護膜3(下地の金属膜200も含む)に形成された保護膜スクライブパターン17において、最外周のスクライブ14の交差部分15から外周に向かって突出箇所16が形成されている。この突出箇所16の長さをL3とする。
レジストスクライブパターン10が形成されたレジスト4をマスクに表面保護膜3を選択的にエッチングする場合、表面保護膜3の端部はサイドエッチされる。そのため、エッチングされた表面保護膜3の開口幅W2は、レジストスクライブパターン10の開口幅W1よりも、表面保護膜3の片側サイドエッチ量Dの2倍だけ大きくなる。
保護膜スクライブパターン17を形成するエッチングで、サイドエッチが起こる場合は、表面保護膜3の保護膜スクライブパターン17の突出箇所16の長さL3が前記した範囲になるように、L1およびL1’を設定する。すなわち、L1=L3+Dとする。このL3を100μm以上とするとよい。好ましくは100μm以上で500μm以下である。
また、チップ形成箇所21には図9(a)の金属膜200を含む表面素子構造120が形成されている。
図13は、図6の工程で、スクライブ14に沿って(矢印Gの方向)ダイシングブレード19でウェハ1を切断している要部斜視図である。
ダイシングブレード19の先端部がスクライブ14上に位置している。スクライブ14の交差部分15の外周に向かってL3の長さの突出箇所16を設けている。これにより、表面保護膜3、さらに表面保護膜3の下地のウェハといった、広範囲に伝播するクラックの発生確率を、低下させることができる。ウェハ1の切断に用いるダイシングブレード19の直径は例えば3cm〜6cm程度である。
前記のように突出箇所16を設けることで、ダイシングブレード19が表面保護膜3(下地のアルミ・シリコンの金属膜を含む)に接触している箇所からチップ形成箇所21までの距離Pを大きくすることができる。これにより、クラックの発生とそのチップ形成箇所21への伝播を抑制することができる。
スクライブ14の幅Wを100μmとしたとき、表面保護膜の厚さが10μm程度、金属膜の厚さが数μm程度である。突出箇所16の長さL3(最外周のスクライブ14の外側端部14aからの長さ)は、100μm〜500μmとする。これにより、ウェハ1の厚さが100μm〜300μm程度の範囲では、クラックの発生確率を大幅に低下させることができる(推定ではppmのオーダ)。L3が100μm未満ではクラックの発生確率はppmオーダに低下させることは困難である。また、L3を大きくする程、クラックの発生確率は減少するので好ましいが、下記のような不都合を生じる。
レチクル8の場合、図14に示すように、突出箇所の長さL3が大き過ぎると、チップ形成箇所21が集合した有効領域Qが減少する。そのため、チップ20の大きさを小さくする必要があり、大きなチップを形成することが困難になる。小さなチップにし1ショットに入れるチップ数を少なくした場合には、ショット数が増える。またチップ20の大きさを同じにしたときには、露光マスクの突出箇所7の長さL1の部分Jは、デッドスペースとなる(図で14では一箇所Jのみ示したが周囲全域がデットスペースとなる)。そのため、レチクル8に配置されるチップ数を減らす必要があり、ウェハ1に露光するショット数が増加する。そのため、レチクル8の場合は突出箇所7の長さL1は500μm以下にするとよい。
一方、等倍露光マスク9の場合は、レチクル8で発生したような制約がないため、突出箇所7の長さL1は500μm以上としてもよく、極端な場合には、図15に示すように、ウェハ1の端部25付近まで突出箇所7を延伸させても構わない。
前記したように、表面保護膜3の保護膜スクライブパターン17に突出箇所16を設けることで、ウェハ1の切断時に発生するクラックの発生確率を小さくできて、半導体装置の製造コストを低くすることができる。
尚、クラックの発生確率に最も大きく影響するのは保護膜スクライブパターン17の突出箇所16の長さL3であり、表面保護膜3や金属膜200の膜厚が通常形成する範囲であれば影響は小さい。
1,58 ウェハ
1a 裏面
3,71 表面保護膜
4,61 レジスト
5,11,14,14a,14b,14c,54,64,73,200b スクライブ
6,12,15,55,80,200c 交差部分
7,13,16,56,200d 突出箇所
8,51 レチクル
9,57 等倍露光マスク
10,10a レジストスクライブパターン
17 保護膜スクライブパターン
10b 露光箇所
14a 外側端部
18 シート
19,76 ダイシングブレード
20 チップ
20a 良品チップ
20b 不良チップ
21,52,74 チップ形成箇所
22 切断箇所
25 端部
53,62,72,200a スクライブパターン
63 ワンショットパターン
71a 側壁
73a,74a 端部
75,200 金属膜
77 クラック
79 回転
81 振動
111 拡散層
112 裏面電極
120 表面素子構造

Claims (10)

  1. スクライブパターンが描画された露光マスクにおいて、
    前記スクライブパターンは、該スクライブパターンの最外周にある2本の前記スクライブパターンが交差する部分のさらに外周側に延在する突出部を有することを特徴とする露光マスク。
  2. 前記突出部の長さが100μmにマスクの倍率を掛けた値以上であることを特徴とする請求項1に記載の露光マスク。
  3. 前記突出部の長さが500μmにマスクの倍率を掛けた値以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の露光マスク。
  4. 前記露光マスクが、レチクルもしくは等倍露光マスクであることを特徴とする請求項1〜3に記載の露光マスク。
  5. スクライブに沿ってダイシングブレードで半導体ウェハを切断する工程を有する半導体装置の製造方法において、
    前記半導体ウェハ上を被覆している表面保護膜の表層に塗布したレジストに、スクライブパターンが描画された露光マスクを用いて前記スクライブパターンを転写する転写工程と、
    現像により前記スクライブパターン部のレジストを選択的に除去する現像工程と、
    前記レジストをマスクとして、前記レジストが除去されたスクライブパターン部の表面保護膜を選択的にエッチングしてスクライブを形成するエッチング工程と、
    ダイシングブレードを用いて前記スクライブに沿って該スクライブの内部を切断し、前記半導体ウェハをチップ化する切断工程を含み、
    前記露光マスクが単数もしくは複数のチップパターンを有し、
    前記露光マスクに描画されたスクライブパターンは、該スクライブパターンの最外周にある2本の前記スクライブパターンが交差する部分のさらに外周側に延在する突出部を有し、
    前記転写工程により前記スクライブパターンの前記半導体ウェハ上の最外周部の前記レジストに前記突出部が転写され、
    前記突出部を有するスクライブパターン部のレジストが前記現像工程により選択的に除去され、
    前記突出部を有するスクライブパターン部下の前記表面保護膜が前記エッチング工程により選択的にエッチングされることにより、前記突出部下に突出除去部が形成されたスクライブが形成され、
    前記切断工程により前記スクライブの突出除去部に沿って該突出除去部の内側の前記半導体ウェハを切断することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 前記突出除去部の長さが100μm以上であることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記突出除去部の長さが500μm以下であることを特徴とする請求項5または6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記表面保護膜がポリイミドであることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記表面保護膜の下地に金属膜があることを特徴とする請求項5〜8のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記請求項5〜9のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法で用いられる前記露光マスクが、レチクルもしくは等倍露光マスクであることを特徴とする露光マスク。
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