JP2013534179A - 水性洗剤を使用するパーツウォッシャー - Google Patents

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Abstract

上方部分(3)と下方部分(2)とを有するパーツウォッシャー(1)であって、部品は上方部分(3)において洗浄されてよく、下方部分(2)は水性洗浄溶液を内包するドラム(10)を有することを特徴とするパーツウォッシャー(1)。また、パーツウォッシャー(1)において物品を洗浄する方法、及び、パーツウォッシャー(1)の内部で洗浄溶液を再生する方法が開示される。

Description

この開示は、洗浄のために車両などの大きな装置から取り外された機械部品から泥、オイル及びグリースを洗浄するために使用される高温高圧の水性洗剤を使用するパーツウォッシャーに関する。より具体的には、本パーツウォシャーは、その場で洗浄液を再生する包括的な内蔵型の水処理機能を包含する。
産業界及び自動車業界における洗浄及び潤滑油除去操作は、化学的性質、熱、機械的動作、及び時間のバランスが要求される。有機溶剤は一般的に高Kb(Kari−Butanol)値を維持するため、油分(fat)、グリース、及びオイルを取り除くときに、熱及び機械的エネルギー又は時間をあまり必要としない。熱及び運動エネルギーをあまり要求しないことは、それらの有機溶剤を多くの用途に対して、非常に簡潔な解決方法として提供する。水性溶剤のみの洗浄能力、すなわち、洗浄パワー(cleaning horsepower)は、グリース及びオイルに対する有機溶剤の洗浄性能に匹敵しないため、水性溶剤を用いる場合には、上記のバランスを、化学的性質から、熱、運動エネルギー及び時間に移さなければならないが、そのうちの時間が最も重大な障害となる。
現在の水性洗剤を使用する洗浄マシンは、手動と自動の2つのカテゴリに分けられる。手動マシンは、一般的に、運動エネルギーを提供するためにブラシを使用するのに対して、自動洗浄マシンは、機械的洗浄動作を提供するために、流れ又は圧力、及び時間を使用する。これらの操作は、いずれも、有機溶剤によって提供されるリアルタイムの解決策を提供せず、長時間の洗浄サイクルを必要とするため、洗剤の溶解力不足を時間によって補うことを必要とする。
本発明の目的は、水性溶剤を使用しながらリアルタイムの洗浄を提供するために、運動エネルギー、熱及び洗剤の溶解力に注目することである。本発明のパーツウォッシャーの設計は、高速で効果的な洗浄を提供するという目的のイベントにおいて、構成要素の全てが協働することを可能にする。
洗浄溶液に混入する油及び汚染物質は、連続的に化学的性質を悪化させ、同様に、ポンプ及び圧力システムに損傷を与える環境を作り上げる。本装置の設計は、洗浄溶液そのものを浄化するとともに、洗浄溶液の寿命を延ばすための化学的・機械的プロセスを提供する。
有機溶剤を使用するパーツウォッシャーは、溶剤そのものの洗浄効果によって、潤滑油除去のタスクの大半を実行している。それらの溶剤の有効性により、低圧水流を提供するための単純な水中用ポンプのみが要求される。これらのポンプは上面から溶剤ドラムの中へ沈めることができ、溶剤の水位よりも下に排水口を設ける必要はないため、ドラムの完全性は損なわれない。ドラムは、洗浄溶剤が使用可能期間の終期に達したときに溶剤容器及び運搬用コンテナを提供するために、本装置に不可欠である。ドラムの交換中に、ポンプはドラムの上面から取り外される。その後、ドラムには蓋が取り付けられ、オフサイトの廃棄処分場又はリサイクルセンターへの輸送のための運搬用コンテナとして使用される。
有機溶剤の有効性に匹敵するように、水性溶剤の有効性を、熱と圧力の使用により向上させる必要がある。本発明は、UN/DOT規格の運搬用コンテナの完全性を維持しつつ、110リットルドラムの制約内で、水性洗剤を使用するシステムに従来から付随する問題点に取り組み、そして克服する。本設計内の制御及び設計基準は、以下を含むが、それのみに限定はされない:溶液水位アラーム;ヒーター要素;圧力ポンプの液体で満たされた状態での吸引(flooded suction);容積型高圧ポンプ(positive displacement high pressure pump)に微粒子が混入していない流体を提供する部分;汚染物質、油及び水の分離を提供する反応容器。これらの詳細は、以下の明細書中で説明される。
パーツウォッシャーのレンタルルートサービス(rental route service)のオペレーターは、レンタルされる全パーツウォッシャーのドラムが、新品の製品及び使用済の製品の運搬用コンテナを提供しつつ、現場における素早いドラム交換を可能とするように、取り付けられていることを要求する。レンタルルートサービスのオペレーターにとって好ましいドラム付き装置の形態を維持しつつ、有機溶剤の洗浄性能に匹敵するか又はそれを上回る水性洗剤を使用するパーツウォッシャーを提供することが、本発明の目的である。
本発明は、内蔵型の水再生システムによって、あらゆる静的な溶剤溶液槽システムよりも洗浄溶液の寿命を長期化するとともに、特別な分解システムの使用によって、ドラム型の保管容器を完全に携帯可能にするようなパーツウォッシャーについて概説する。上記の分解システムは、ドラムから延伸する接続具を不要にしつつ、圧力ポンプの液体で満たされた状態での吸引(flooded suction)を可能にする。本装置は、ドラム内で洗浄溶液の化学的な浄化を実現するために、特定の洗剤及び浄化剤の組み合わせに合わせて設計される。
本発明によると、パーツウォッシャーであって、シンク状の洗浄台、2つの一体型の頑丈なグローブが通過して固定される蓋、視認用パネル、高圧ノズル、シンク状の洗浄台から排水するための排水口を備える上方部分と、水性洗浄溶液を内包するドラム、溶液をドラムから高圧ノズルに汲み出す高圧ポンプ、再生と再利用のために、流出した溶液を上方部分から下方部分に返却するように、排水口を通って上方部分のシンク状の洗浄台からドラムに通過させる下部チューブ、ドラム内に洗浄溶液を加熱するためのヒーター要素、パーツウォッシャーを操作するための安全手段及び制御手段を備える下方部分と、を有するパーツウォッシャーが提供される。
特許請求の範囲及び実施形態には、選択的かつ好適な特徴が記載される。例えば、上記の上方部分は、洗浄される部品を支持するためのフレーム、及び/又は、視認用パネルを洗浄するためのエアーナイフをさらに有してもよい。また、上記の上方部分は、洗浄された部品を乾燥するためのエアースプレーをさらに有してもよい。
上記のノズルは、オペレーターによって使用中に持ち上げられて移動される手動式ノズルであってよい。あるいは、上記のノズルは、シンク状の洗浄台の任意の場所に据え付けられることができ、上記の部品は、その全表面が墳流にさらされるように動かされることができる。上記の据え付け場所は、異なる形状又はサイズの部品を収容するために変化してよい。また、2つ以上のノズルが備えられていてもよく、それらのノズルは固定式であっても手動式であってもよい。
好ましい一実施形態の蓋は、洗浄される部品へのアクセスを許容すべく蓋の開放を支援し、そして、ユーザーに対する蓋の位置調整を改善する、4つの棒からなる機構(four bar lid mechanism)を備えることができる。上記の蓋は、操作中にロック可能であり、好ましい実施形態ではリードスイッチによってロック可能であり、このリードスイッチは、上記の蓋を構成する2つの層の間に配置されることができる。これにより、上記の蓋を操作前にロックするための効果的で確実な機構が実現するため、オペレーターがロック用スイッチを物理的に動かす必要がなくなる。
上記のドラムは、溶液がドラムからポンプに流れることができるように特別に設計された栓であって、ドラムの外表面を超えて延伸しない栓を有することができる。これにより、洗浄効果を有さなくなるほど多くの回数だけ再生された溶液を処理施設に運搬して最終的に廃棄物を処分するための運搬用コンテナとして、上記のドラムをそのまま使用することが可能になる。
また、本発明は、本発明に係るパーツウォッシャーの上方部分の内部に配置される物品の洗浄方法であって、ウォッシャーの蓋が、閉じられてロックされること、ユーザーが、ウォッシャーの蓋を貫通する一体型の頑丈なグローブの内側に手を入れること、システムが、スイッチを入れられること、ポンプが、ウォッシャーの内部に収容されたドラムから洗浄溶液を汲み出し、上方部分のシンク状の洗浄台のノズルに、汲み出した洗浄溶液を通過させること、ユーザーが、ノズルから流出する洗浄液の噴流を使用して、物品の汚れを落とすこと、及び、超過分の洗浄溶液が、排水口を通って下部チューブに流れた後に、ドラムの下部に流れることを特徴とする物品の洗浄方法にも及ぶ。
さらに、本発明は、パーツウォッシャーの洗浄溶液の再生方法であって、シンク状の洗浄台の汚れた溶液が、下部パイプを通過して、洗浄溶液を収容するドラムに流入するときに、ドラムの上部に静穏な区域を維持するために、洗浄溶液の上面よりも下方の水位でドラムに流入すること、油性の廃棄物から水性溶液を分離するための浄化剤が、水性の混合物に加えられること、ドラムの上部の静穏な区域が、異なる成分を分離すること、油の層が、分離後にドラムから取り出されること、水性溶液が適切な水位になるまで、真水が注ぎ足されること、溶液の化学的特性が、検査されること、及び、追加の洗浄溶液が、必要に応じて追加されることを特徴とする洗浄溶液の再生方法にも及ぶ。好ましい実施形態において、上記の再生方法は、本発明のパーツウォッシャーに適用される。
上記の装置に関して記載される好適かつ選択的な特徴は、操作方法及び再生方法にも同様に適用される。
本発明は、多くの方法で実施可能であり、1つの限定されない実施例が以下の添付図を参照しながら詳細に説明される。
本発明に係るパーツウォッシャーの概略を示す。 ベース部分の内部が露出された状態の図1のパーツウォッシャーを示す。 上方部分の光源の分解図を示す。 本発明の実施形態における光源の位置を示す。 本発明の実施形態における光源の位置を示す。 本発明の蓋の4つの棒からなる機構を示す。 本発明の蓋の4つの棒からなる機構を示す。 蓋が開放位置にあるときのパーツウォッシャーを示す。 蓋が部分的に開いた状態を示す 蓋のグローブポートの相対的な位置を示す。 本発明のウォッシャーにおけるドラムで使用される特別に設計された栓を示す。 本発明のウォッシャーにおけるドラムで使用される特別に設計された栓を示す。 本発明で使用するヒーター組立体を示す。 上方部分からドラムの下部へと至る下部チューブの実施形態を示す。
図1を参照すると、本発明は、例えば、動力車から取り外された汚れた部品を洗浄するために使用される水性洗剤を使用するパーツウォッシャー1を含む。パーツウォッシャー1は、ベース部分2及び上方部分3を有する。ベース部分2は、洗浄溶液、動作制御部及び高圧ポンプを収納し、より詳細には図2に示される。上記の上方部分は、シンク状の洗浄台及び蓋を有し、そのシンク状の洗浄台は、洗浄される部品を保持する内部フレーム又はバスケットを有してもよいし、有していなくてもよい。上記の蓋は、2つの一体型の頑丈なグローブを有し、それらのグローブは、差し込み口4において蓋に固定される。さらに、上記の蓋は、のぞき窓5を有し、ユーザーは、のぞき窓を介して、洗浄されるアイテムを見ることができ、それを完全に洗浄するためにノズルの方向を変えることができる。パーツウォッシャー1の内部には、洗浄ユニットのベース部分から高圧ポンプによって作動される1つ以上の流入ノズル(不図示)がある。
図2は、ベース部分2の内部を露出させた状態のパーツウォッシャー1を概略的に示す。上記のベース部分は、洗浄溶液を収容するウォッシャードラム10を有する。ドラム10は、上方部分に収容されるノズル組立体を作動させるポンプ12に、パイプ11経由で洗浄液を通過させる。ドラム10から洗浄液を汲み出すポンプ12の動作は、装置内の適切な場所に配置される制御手段13によって制御される。上方部分のシンク状の洗浄台から溢れた溶液は、ドラム下部へと延伸する下部チューブ14によってドラム10に戻される。
パーツウォッシャーの操作を最適化するために、本実施形態の上方部分は、以下の特徴を有する。上方部分は、特別な照明システムを備える。ウォッシャーの洗浄環境は筐体内部に位置するため、ユーザーが効果的に部品を洗浄するためには良好な内部照明が必要とされる。しかしながら、上記の洗浄環境は、非常に過酷な環境であるため、光源は、高圧、温度及び化学物質から適切に保護されなければならない。図3aを参照する好ましい実施形態によると、光源20は、強化ガラススリーブ21に収容され、弾力性のあるPVCパイプキャップ22が両端に取り付けられ、その各々は、ホース締め具23を用いて、適切な位置において確実に固定・シールされる。耐薬品性及び防水の電源ケーブルが、一方のエンドキャップに配置された防水ケーブルのグランド(gland)を通って、光源へと供給される。光源内部では、一般的な汎用CFL(compact fluorescent light)バルブ25を受けるバイオネットキャップ(bayonet−cap)型のランプホルダー24が、ソケットセパレーター27に据え付けられる。
図3b及び図3cは、パーツウォッシャーの上方部分内の光源の相対位置を示す。光源20は、パーツウォッシャー1の上方部分3の上背面部に収容される。上記の光源は、洗浄される部品が配置される場所から離れた場所に配置され、シンク状の洗浄台全体に対して良好な光を供給する。
汎用バルブは、市販の他のウォッシャーの照明に関する欠点を克服する。他のウォッシャーは、第一に、蛍光バルブから分離された非一体型のバラスト(ballast)を使用し、第二に、一般的ではない蛍光灯を1つだけ使用する。このことは、光源又はバラストの少なくとも一方が(場合によっては同時に)故障した場合、そのマシンは、特注される必要がある新しい部品が到着するまで使用不能になることを意味する。家庭用商品の販売店であれば入手可能な一般的なCFLバルブの使用は、この問題を克服する。また、これらのバルブは、バラストとバルブが一体化した単一のユニットをなしているため、バラスト又はバルブのどちらが故障したのかを推測する必要がなくなり、単純にバルブユニット全体を交換すればよい。最後に、最も重要なのは、光源に2つのバルブがあることである。2つのバルブが同時に故障する可能性は、非常に低い。仮に1つが故障しても、代替のバルブが調達されるまで、半分の光源でマシンを使用し続けることができる。
上方部分の蓋は、汚れた部品の洗浄が制限された環境で実行されるように、操作中は閉じた状態にされるため、上方部分の蓋は、高温、高圧の溶液とオペレーターが接触する危険を回避する。上記の蓋は、リードスイッチによってロックされる。種々の機械的なインターロック式スイッチが市場で入手可能であるが、それらの多くは、操作上の問題を有している。それらの中には、特に正確に配列されるべきものもあり、正確に配列されない場合に、破損する危険性もある。大半のインターロック式スイッチは、機械的なインターロック係合を維持するために、ユーザーが物理的に蓋をラッチすることを必要とする。本発明のウォッシャーの使用を極力簡単にするためには、インターロックシステムに対するユーザーの信頼性を高めること及びインターロックシステムをシームレス化することの両方が重要であった。リードスイッチは、その両方を達成する。それは、非常にシームレスな構造を有するため、大半のユーザーにインターロックシステムが配置されていることを感じさせない。
リードスイッチは、印加された磁界によって動作する電気スイッチである。(電磁石、又は、永久磁石による)磁界は、リードを屈曲させ、それらを引き寄せて接触させることによって、電気回路を形成する。リードの剛性により、磁界の消滅時に、リード同士を分離させることができ、回路を開放状態にすることができる。リードスイッチの主要な利点は、スイッチを起動するために物理的な接触を必要としないこと、すなわち、磁界の存在のみを必要とすることである。
好ましい実施形態のウォッシャーには、蓋に取り付けられた磁石、及び、シンク状の洗浄台の内側に取り付けられ、パーツウォッシャーを正面から見たときに上方部分の右手上方のコーナーに配置されたリードスイッチが存在する。磁石が起動されるためには、磁石が約5cm(2inch)のリードスイッチ内に配置されなければならないが、その状態は、蓋が閉じている場合においてのみ達成される。1つの好ましい配置において、磁石は、蓋の右手上方のコーナーに取り付けられるが、そのときは、ユーザーの視界に入らない。リードスイッチは、シンク状の洗浄台の内側において、特別に設計されたブラケットに取り付けられる(不図示)。シンク状の洗浄台が(回転成形の設計により)二重壁の構造を有するため、リードスイッチは、それを環境から完全に保護する二重壁の間に取り付けることができる。磁石とリードスイッチとの間の距離が大きい場合であっても、サイズが非常に小さく、且つ、作動ギャップが5cm(2inch)に及ぶリードスイッチを選択することにより、リードスイッチがマグネットとスイッチとの間に2つのプラスチックの壁(蓋及びシンクの一方の壁)があったとしてもリードスイッチを確実に動作させることができるため、その問題は解決される。
ウォッシャー1の蓋の窓5が操作中に汚れるのは、避けることができない。自動車がフロントガラスにワイパーを必要とするのと同じように、手動操作の高圧パーツウォッシャーの窓は、何を行っているのかユーザーが分かるように、水やせっけん水が付着しないようにしなければならない。しかしながら、ウォッシャーの過酷な動作環境を考えると、ワイパーのような可動部品をキャビネット内部に備える装置は、すぐに汚染され、故障する可能性が高い。可動部によらない1つの代替案は、スクリーンが汚れないようにするために、スクリーンに向かって送風することである。
残念ながら、上記の代替案は典型的に低品質なクリーニング方法であり、その結果は好ましくない。一部のシステムにおいては、ファンから送風された空気の使用が試され、他のシステムにおいては、蛇腹を有するパイプを通過する圧縮空気の使用が試されたが、結果は好ましくなかった。本発明の好ましい実施形態においては、可動部なしで効果的な洗浄を行うことの長所のみを集約するために、エアーナイフが使用される。さらに、エアーナイフは自己洗浄方式であり、エアーナイフの排気口の近くに蓄積する汚染物質が、圧縮空気によって吹き飛ばされるため、エアーナイフは、非常に信頼性の高い設計であるといえる。エアーナイフは、蓋の前面下方のエッジ部分におけるグローブ部の近傍に配置されるのが好ましい。これにより、ユーザーは、上記ナイフを素早く手にすることができ(ナイフが見えない場合であっても)、それを用いて窓をクリーニングすることができる。
市販のナイフの大半は、あまり効果的でないこと、大量の空気を消費すること、騒音が大きすぎることという3つの問題のうち、少なくとも1つの問題を抱えている。本発明の好ましい実施形態においては、直線上に互いに隣接して配置される16個の微小な排気口を備えるエアーナイフが使用される。排気口の各々は、表面をより効果的に洗浄する空気の渦流れを生成する。これら16個の渦流れは、空気をあまり消費せず、且つ、静粛に動作しながら、非常に効果的な窓のクリーニングを実現する。
高圧洗浄システムにおいて常に見出される主要な問題点として、シンク状の洗浄台から部品を出し入れするのが難しいということが挙げられる。大半の設計は1つの側面からのアクセスのみを許容するため、操作位置と同一の位置からのアクセスは許容されない。また、このタイプの設計は、簡単に部品を積み込んだり取り出したりすることができるように、マシンの傍に大きなスペースが残されていることを必要とする。他の設計ではアクセス箇所が前面に配置されるが、この場合の蓋の開閉動作は、前面に取り付けられた固定式のグローブと常に干渉することになる。これら全ての設計は、スプレー洗浄の直後に部品を取り出す際に、ユーザーに水が滴り落ちてしまうという欠点を有する。
本発明の好ましい実施形態における蓋には、これらの問題を克服する2つの改良点を有する、標準的な4つの棒からなる機構(four−bar mechanism)が存在する。4つの棒からなる機構は、蓋を後方且つ上方に引っ張ることによって、蓋が開くことを可能にする。4つの棒は、上向きの曲線に沿って蓋をガイドする。蓋を持ち上げるとき、蓋は適切な位置に保持される。蓋を下方に戻すためには、蓋を一度持ち上げる必要がある。本発明の4つの棒からなる設計の第一の利点は、非常に扱いやすく、蓋を開閉するためにユーザーが操作位置から移動する必要がないことである。また、蓋が45°の角度でシンク状の洗浄台と接触するため、ラッチを使用せずに蓋の重量によって蓋が洗浄台を十分に密閉することを可能にする。図4a及び図4bは、上記の機構(棒)を蓋なしの状態で示している。各側面には、4つの棒30a、30b、30c及び30dが存在し、2つの棒30dは、渡し棒31によって接合されている。図4aは蓋が閉じているときの棒の位置を示しており、図4bは蓋が開いたときの棒の位置を示している。
上述したように、4つの棒からなる標準メカニズムがユーザーにとってより良いものとなるように、その用途に応じた2つの改良が加えられている。第一に、蓋が垂直な姿勢にあるときは、上記の改良により、作業領域の前半分に水が滴り落ちることを効果的に防止することができるため、ユーザーが水に濡れることなく部品の乾燥、積み込み、及び取り出しを行うための十分なスペースを提供することができる。このことは、蓋が開いた姿勢で示されている図5で確認することができる。蓋40が略垂直向きにされるとき、そのフロントリップ41は、洗浄される部品が置かれるシンク状の洗浄台6の上方を洗浄台6の途中まで後退される。
第二に、上記の蓋は、マシンの内部に延伸する特別なグローブポートを有する。それによって、蓋の開閉時におけるグローブの干渉という従来の設計が有する他の典型的な問題を解決することができる。本発明では、グローブが従来のグローブポートよりも遠い位置からマシンの内部に垂れ下っているため、蓋の開閉時にグローブが邪魔になることを回避することができ、蓋とシンク状の洗浄台との間にグローブが引っかかることを防止することができる。このことは図6において特に明確に把握されるが、同図の通り、蓋を開ける際に蓋が完全に伸展状態になったとしても、固定式のグローブポート50の先端51(そこにグローブが取り付けられる)が、シンク状の洗浄台6のフロントリップを越えて移動することはない。その結果、グローブがシンク状の洗浄台の上部空間の外にでることはないため、グローブからユーザーに水が滴り落ちることはないし、蓋を閉めるときにグローブが蓋に挟まれることもない。
シンク状の洗浄台は、金属、又は、MDEP(中密度ポリエチレン)若しくは強化高分子材料(例えば、ABS)などの適切なプラスチックから回転成形された一体成形品であることが好ましい。シンク状の洗浄台は、操作中に存在する高温の水性溶液、せっけん、高圧、及び油に適合するように設計される。シンク状の洗浄台は、幅700mm、奥行400mm、高さ400mmの部品を収容できる大きさであることが好ましい。シンク状の洗浄台の典型的な寸法は、710×503mmである。シンク状の洗浄台は、剛性を高めるための二重壁構造を有しており、床面からの適切な高さを有していることが好ましい。
シンク状の洗浄台は、洗浄される部品を保持するためのフレーム(不図示)を選択的に含んでもよい。そのようなフレームは、恒久的にシンク状の洗浄台に取り付けられてもよいし、より大きな部品を収容・洗浄することができるように取り外し可能にされてもよい。上記のフレームは、洗浄環境に耐えうる適切な金属から作ることができ、例えば、ステンレス、亜鉛めっき鋼、又はアルミニウムから作ることができる。上記のフレームは、適切なプラスチック又は他の高分子材料であってもよい。洗浄台の高さは、通常、床上1.0mであるが、床上1.3mを超える場合もある。フレームの有無によらず、シンク状の洗浄台全体が、75kg程度の部品の重量に耐えうるものでなければならない。
通常、ウォッシャーは1つの高圧ノズルを有するが、高圧ノズルの個数は2以上であってもよい。上記のノズルは、約400psiの圧力で毎分2ガロンの水のファン噴流(fan jet)を発生させるハンドヘルド式のノズルである。上記のノズル及びその部品は、ウォッシャーの操作中に、上記の蓋に取り付けられた一体型の頑丈なグローブを使用するユーザーによって操作される。作業の種類に応じて異なるサイズ及び形状のノズルがシステムに取り付けられるように、上記のノズルは交換可能とされる場合がある。ノズルのサイズ及び形状は、部品の汚れ度合い、部品の形状、部品の一部又は全部の強度、洗浄液の粘度、又は当業者に周知の他の関連する条件に従って決定することができる。
図6及び図7に戻ると、一体型の頑丈なグローブは、蓋の開閉時に引っかからないように、蓋から4cm〜5cmだけ離れた位置において、ウォッシャーの蓋に固定される。上記のグローブは、洗浄環境での使用に適しており、熱伝導に対して抵抗があり、そして、柔軟性を有する一方で使用中に容易に擦り減ったり、穴が開いたり、引き裂かれたり、破れたりすることのない成形用材料又は織物素材から作られることが好ましい。上記のグローブは、選択的にニトリル又はPVCから作られ、部品が洗浄される温度環境、圧力環境及び化学的な環境からユーザーを保護するように設計される。通常、ユーザーは自分専用のグローブの裏地を使用するであろうが、そのグローブの裏地はマシンの使用の都度、新しくされることができ、そのことによって、衛生環境が促進される。上記の蓋に取り付けられるグローブのマシン全体に対する位置は、マシンを使用するときに、ユーザーが人間工学に基づく理想的な位置に立つことができるように決定される。このことは、ユーザーの背中のケガを軽減又は予防するだろう。グローブポートは、シンク状の洗浄台の内部にノズル及び部品を操作するための領域をユーザーに最大限提供するために、蓋の前面の略外側部に配置される。
ウォッシャーのベース部分すなわち下方部分には、UN/DOT規格の運搬用コンテナの要件を満たす標準サイズの110リッタードラム内に保持された洗浄溶液が収容される。これによって、必要なときに溶液を簡単に交換でき、後処理及び廃棄のために汚れた溶液を簡単に運搬できる。パーツウォッシャーのルートサービス業界は、洗浄液が製品として顧客に運搬されるとともに、溶液が汚れたときに浄化施設に戻されることを必要とする。このような有機溶剤を使用したビジネスモデルが長年に渡って利用されてきているが、水性洗剤を使用するマシン及びサービスドラムに関連するシステムを設計する技術は、これまでに取り組みがなされていない。
洗浄液を収容するドラムは、新品の栓アダプターによって、ウォッシャーの上方部分においてノズルを提供するポンプに接続される。ポンプとの接続に関しては、ドラムがUN/DOT規格に準拠する適切な運搬用コンテナとして認定されることの障害となりうる、ドラム側面から突出する拡張型の接続具の使用を避けることが重要である。図8a及び図8bには、栓アダプターの詳細が描かれているが、この栓アダプターは、標準的な2インチのドラム接続具が組み込まれる陥凹部をドラム内に形成するために使用される。これによって、高圧ポンプの吸引口を取り付けるための固定具を提供しつつ、運搬用ドラムの適切な閉鎖状態を実現することができる。また、上記の固定具は、ドラムの洗浄液に残留している可能性のある固体状の残留物(debris)からポンプを保護するためのスクリーンフィルターを有する。
言ってみれば、上記の栓アダプターは、ドラムから突出する接続具又は外付けのコネクターを不要にしつつ、ドラムへの流体接続を可能とするように設計される。スレッド及びフランジの配置は、適切な筐体としてのドラムの完全性を維持しつつ、UN/DOT規格の運搬用コンテナの要件を満たす標準的な5cm(2インチ)のドラム栓にアダプターが装着されることを可能とする。
上記のドラムは、ルートベースの溶剤交換業者にとって必要不可欠であり、洗浄溶剤が使用可能期間の終期に達したときには、溶剤の格納容器のみならず運搬用コンテナとして機能する。典型的な有機溶剤ベースのパーツウォッシャーでは、単純な水中用ポンプをドラムの上部から外へ取り出すことによってドラム交換が行われ、その後、ドラムは蓋を取り付けられ、オフサイトの廃棄センター又はリサイクルセンターへ廃棄物を運搬するための運搬用コンテナとして使用される。
水性洗剤を使用するパーツウォッシャーでは、液体で満たされた状態での吸引(flooded suction)を必要とする高圧ポンプを使用しなければならない。液体で満たされた状態での吸引(flooded suction)を提供するためには、溶液水位より下方でドラムに接続される必要がある。
図8a及び図8bを参照すると、栓アダプター100は溶接又は鋳造により形成された陥凹部であって、ドラムとポンプとの間の接続部/連結部を収容・保護するための空間をドラムの壁の内部に提供する。この陥凹部の幅及び深さによって、クイックリリース方式の漏れ防止ホースコネクター102をドラムの外径内で保護するためのハウジングが提供される。アダプターの外側部104は、標準的な5cm(2インチ)nptの雄型バットスレッド(butt thread)及びフルフェイス型のフランジ(full face flange)106を有するように設計される。この設計により、アダプターの外側部のねじ山がドラムの栓開口部に挿入されるときに、アダプターが栓の内側にはめ込まれる。上記のフランジには、液密な接続を提供するフルフェイス型のシール108が組み込まれる。クイックリリース型のホース接続部は、上記のアダプターの後方に位置する1.25cm(1/2インチ)のねじ山を有するポート110に挿入されるので、上記のアダプターは、完全な埋め込み式のホース接続箇所を形成する。
この配置の利点は、ポンプから突出する外付けのコネクターなしで、ポンプが液体で満たされた状態での吸引(flooded suction)ができることである。この設計は、ポンプ接続のための開口部又はポートを提供しつつ、ドラムの完全性を維持する。ドラムの完全性を維持しつつ、5cm(2インチ)の栓開口部という制約のもとで注入口又は陥凹部を提供することは、洗浄システムの一部として標準的な運搬用コンテナを使用するという点で、非常にユニークなアプローチである。
また、ドラム内部には、ヒーター組立体とそれに関連する安全機構が格納される。ドラムの完全性を確保するために、低水位アラーム及びサーモスタットを有することが好ましいヒーター組立体全体は、ドラムからの迅速な取り外し、及び運搬用の筐体の交換が可能となるように取り付けられる。また、ヒーター組立体は、1つの電気コネクターのみを使用するためパーツウォッシャーから素早く取り外すことができる。上記の組立体全体が、ドラムの筐体(蓋)に取り付けられる75mm(3インチ)の金属製チューブに含まれる。
上述の通り、水性溶剤が有機溶剤に匹敵する性能を発揮するためには、熱のみならず機械的動作(圧力)が必要とされる。本発明は、洗浄液を内包するサービスドラムであって、取り外し及び交換を必要とするサービスドラムに合わせて設計される。このような理由により、加熱システムは、適切な時期にドラムが簡単に交換されるように、ウォッシャーとの簡単な接続及び取り外しを可能にすべく設計される。
本発明の好ましい実施形態は図9に示されるヒーター組立体200を使用するが、そのヒーター組立体は、ヒーター又はヒーター要素202、スペーサー203によってヒーター要素から離間されたサーモスタット204、及びフロート型の低水位スイッチ206及びそれに関連する低水位アラーム(不図示)の全てを、1つの取り外し可能な組立体210の内部に包含する。上記の組立体210は、75mm(3インチ)の金属製パイプであることが好ましく、汚れた溶剤のドラムから取外し可能とされ、かつ、1つの電気コネクターのみで清浄なドラムに再接続可能とされるカスタムデザインの取り外し可能な蓋220に取り付けられることが好ましい。組立体は、シールキャップ208によって密封される。
本発明の装置はルートサービス用のドラムに合わせて設計されるが、ドラムからの取り外し及びドラムへの再接続は当該ビジネスモデルにとって不可欠である。この設計の利点は、1つの標準的な電気コネクター及び蓋に配置された1つの標準的なクランプを用いて組立体全体を接続可能、かつ、再接続可能にすることである。組立体の全構成要素は直列に接続されるため、温度、ヒーター及び低水位制御部を管理する上で必要となるのは、1つの電気回路のみである。
本発明の装置は、標準的な電気コネクターを使用してドラムに設置・接続することができる。この迅速な接続及び取り外しによって、ドラムの簡単な取り外し及び適切な運搬用の筐体との交換が可能になる。組立体全体は、マシンの使用中に筐体となるドラムの蓋に設置・収容される。カスタムデザインされたドラムの蓋220が使用済み溶液の運搬のためにドラムから取り外されるとき、ドラムの蓋220は、UN/DOT規格の運搬用コンテナの要件を満たす標準的な蓋と交換される。
ドラムの洗浄液は、栓アダプターを通過してから、標準的なフレキシブルパイプ(flexible pipe)を通過してポンプに至る。好ましい実施形態では、最大圧力が68.9Pa(1000psi)であり、最大流速が3.0gpmであり、最大速度が1750rpmであるツインピストンポンプ(twin piston pump)又はツインプランジャーポンプ(twin plunger pump)を上記のポンプとすることができる。上記のポンプとして、使用される溶液の体積及びノズルの種類に応じた適切なものが選択される。上記のポンプは、汚れた部品を洗浄するためにウォッシャーの上方部分で使用されるノズルを作動させる。
上記のポンプは、回路の適切な部分であればどこに配置されてもよい中央制御ユニットによって制御される。上記の中央制御ユニットは、ポンプの電源、並びにサーモスタット及びヒーターの電源を制御する。また、上記の中央制御ユニットは、アラーム及び上方部分の光源を制御する。上記の制御ユニットは、一定の時間にわたり、既定の温度・圧力下で動作するようにセットされたプログラムによって自動的に制御されてもよいし、例えば、システムに従ってフローをスタート/ストップするためのフットスイッチを用いて手動で管理されてもよい。
また、上記のドラムは、上方部分においてシンク状の洗浄台から延伸し、カスタム設計された取り外し可能な蓋を通過して下方の溶液に至る下部チューブを有している。シンク状の洗浄台における部品の洗浄により発生した超過分の溶液は、下部チューブを通って溶液へと返却される。上記のチューブは、ドラムの上部に受動的又は静穏な区域が設けられるように十分に下方に延伸しており、例えば、上記のチューブがドラムの内部を下方に延伸する長さは、ドラムの三分の一から半分の長さにされるように設計される。図10は、下方に延伸するチューブ110の長さがドラム10の約三分の一である例を示している。超過分の溶液は、受動的な区域112から離れた位置に排出されるため、その排出によって生み出される乱流は、ドラムの上部に達するときまでに減衰される。受動的又は静穏な区域は、油性の液体及び水性の液体が密度の違いによって分離されることを可能とし、油の層が浄化プロセスの一部として除去されることを可能とする。
化学的プロセス及び機械的プロセスの組み合わせでは、洗浄溶液からの汚染物質の分離が可能であることが必要とされる。上記のシステムは、油及び汚染物質の完全な分離のために静穏すなわち受動的な区域を提供すると同時に、マシンの連続的な使用を実現するように設計される。
上記の下部チューブは、洗浄室から油の層を通って当該層の下方に水を送るように設計される。上記の下部チューブは、微粒子物質を取り除くためにフィルターハウジングを包含する。上記の下部チューブは、その上方に位置する静穏な区域から排水バルブを通って水が除かれるような特定の水位に配置されている。
サービス技術者が水の浄化を開始する際に、そして、上記のマシンの使用中に、ドラムに侵入する水及び乱流が静穏な区域において油の層を乱すことはない。このような油は時間をかけて形成され、最終的に油排出バルブから排出される。この過程で全ての油が除去されるわけではなく、洗浄溶液の上部に薄い層が形成されることになる。上記の油の層は、洗浄溶液の蒸発及び熱損失を遅らせるのに役立つブランケットを水の上部に提供するため、上記のマシンのライフサイクルを通じて重要である。
本発明の他の態様は、液体の溶液の改善・処理方法に関する。ウォッシャーが1回以上使用された後、水の改善・処理用の容器としてドラムを使用する本発明の上記のプロセスが開始される。せっけん、化学的浄化剤、及びマシンの機械的設計の組合せによって、実際に当該設計がマシン内で洗浄溶液を処理し、油及び汚染物質を除去することが可能になる。これによって、洗浄溶液の寿命が格段に延びる。
本発明のウォッシャーに入り込む汚染物質は、主に泥又はシリカ、及び油からなる。大半の洗浄用途に使用される洗剤は、油と混合されてエマルション(emulsion)を生成する。上記のエマルションは、本来は溶液から凝結してドラムの底部に沈降する微粒子を浮遊状態に補足してしまう。本発明は、エマルションの生成を最小限に抑える油放出洗剤(oil releasing detergent)を使用するが、時間が経過しても、多少の油がエマルション内に残存することになる。上記の洗剤が効果的に機能するためには、上記の油及び粒子を洗浄溶液の外部に除去することが必要である。
本発明の洗剤は、溶剤ドラムに注入されたときに、即座に洗浄溶液から油を分離する特別な浄化溶液とともに機能するように設計されている。このプロセスは、早ければ15分以内に実行される。上記の油は、即座に洗浄溶液から放出され、ドラムの上部に層を形成する。この層が形成されるとすぐに、サービス技術者又はオペレーターは、油排出バルブを開いて洗浄溶液の上部から油の層を取り除くことができる。
一般的な水性洗剤を使用する洗浄マシンの大半は、洗浄溶液から油を取り除くために、油水分離器又は機械的なベルトシステムのどちらか一方を使用する。上記の改善方法は油を取り除くために良好に機能するが、洗浄液内でエマルションに補足された油に対してはあまり効果がない。本発明は、化学的・機械的解決法を使用することによって、補足された油を洗浄溶液からより高い割合で取り除くことができる。
ドラム及び洗浄装置の特別な設計によって、ポンプの乱流及びドラムに流入する洗浄溶液から隔離された乾舷区域(freeboard area)すなわち静穏な区域がドラムの上部に提供される。このような静穏な区域は、サービス中に油が油排出バルブを通って排出されるまで、油が滞留する領域を提供する。上記のポンプ、下部チューブ、及び排出バルブの全てが近接していることによって、マシンの操作中に浄化プロセスを実行することができる。マシンから油が排出されるとすぐに、ドラム内の水及びせっけんが充足され、溶液内の油を除去されたマシンが継続使用可能な状態にされる。
本発明で機能するように開発された洗剤は、予め生成された塩基と、湿潤材、再沈殿防止材、及び消泡材としても機能する活性剤と、からなる両極性の製品(binary product)である。バランスのとれた性能が与えられるように塩基と活性剤との間の相乗効果が開発されてきたが、完全な水性システムでは溶剤は使われない。これらの成分は、安定した単一成分として混合する場合の相性はよくないが、希釈されて混合された場合は、効果的な洗浄、及び油の排除が可能であり、低発泡性を有し、そして、洗浄される金属部品を損傷しないという相乗効果を奏する混合物を生成する。そのバランスによって、50℃以下という比較的低い温度において、低発泡性を維持しながら、溶液の寿命を延ばすための凝固剤に対する適合性を提供することができる。
単数又は複数の活性剤は、個別の顧客の要求を満たすように柔軟性を維持しつつ、広範囲の操作パラメーターにわたって一定の性能を与えるように最適化された界面活性剤の相乗的な混合物からなる。使用される全ての界面活性剤は生物分解され、EC/648/2004規則(洗剤及び界面活性剤の生物分解に関する規則を含む欧州洗剤指令(the European Detergent Directive))に適合する。
単数又は複数の塩基は、本発明のために最適化された強力高性能洗浄用のNTAバージョンの大量生成されたリン酸塩(heavily built phospate)を含む。上記の塩基は、化学的にバランスがとれているため、鉄製の部品、アルミニウム、及び他の軟質金属を洗浄するのに適している。別の方法として、リン酸塩の使用が制限される場合を考慮して、バランスのとれた非リン酸塩のバージョンが開発されてきたし、さらに厳しい制限が存在する場合には、非NTA/EDTAバージョンの非リン酸塩(non−phosphate)が使用される。
上記の混合物における塩基に対する活性剤の比率は、本発明のために特別に設計された性能に固有の比率である。活性剤と塩基の基礎的な比率として、約5:2という比率を用いることができる。もちろん、この比率は、除去される土及び洗浄される部品に応じて変更することができる。この比率は、顧客の要求に応じて最適化することができる。この混合物はVOCを一切含んでおらず、例えば、鋼鉄をはじめとする合金部品、銅、ブロンズなどの黄色金属(yellow metal)部品、アルミニウム及び亜鉛を主成分とする部品、合金を含むマグネシウム、並びに、高分子材料、ラバー、及びプラスチックを含む多種多様な汚れた部品に有効な配合を可能とする。このような広範な部品は、洗浄のために取り外し可能な、動力車両中のあらゆる部品を含んでいる。
本発明で使用される凝固剤は、溶液中の土の汚染物質に応じて、非イオン性、陽イオン性、又は陰イオン性とすることができる。このような凝固剤は油混じりの土を凝固させ、凝固された土は表面に浮揚してスキミング(skimming)又はデカンテーション(decantation)によって取り除かれる。上記の凝固剤が界面活性剤/洗剤の成分を除去することはない。このことによって、ベース流体(水性)を再利用することが可能となり、新しい塩基及び活性剤を必要に応じてつぎ足すことが可能となるため、洗浄液の使用可能期間を延ばすことが可能となる。このことによって、溶液の清澄度(clarity)及び清浄度(cleanliness)を向上させることができ、除去済みの土による洗浄中の部品の再汚染を軽減することができる。このことによって、洗浄中の対象物(work piece)に対するオペレーターの可視度を改善することができる。一般的に凝固剤のレベルは、体積比で0.01%であるが、汚染物質のレベルや性質に応じて変更することができる。
使用中の塩基及び活性剤の濃度は、所要のサービス間隔に応じて決定することができる。試運転の結果、1%の活性剤及び2.5%の塩基という濃度が、大半の用途に適していることが分かった。
試験例(Example)
本発明で使用される塩基及び活性剤の適正な組み合わせが、相乗効果を発揮することを示すために試験を行った。このことは、泡を生じさせることなく、かつ、油分の分離・凝固を達成しつつ、少なくとも競合製品と同水準の効果的な洗浄を行うことにより立証することができる。研究室で使用される標準的な発泡性の測定技術が実際の経験と上手く相関しないため、Pure Solve ADS 40(手動式ではなく自動式である)と本願発明とを比較することによって発泡特性を検証した。Pure Solve ADS 40及び本発明の両方の溶液に作用する高せん断力は、長時間経過すると、ADS 40の汚水槽及び本発明のシンク状の洗浄台を溢れさせるほどの安定的な高濃度の泡を発生させる標準的な消泡システムを上回る可能性が高い。
凝固剤試験
様々な種類の土、及び様々な土による汚染レベルを用いた試験結果から、廃液の溶液を選択した。上記の廃液サンプルを使用して凝固剤の最適なレベルを調査した。凝固剤の最大レベルは0.2g/lであり、最小レベルは0.05g/lであることが分かった。
浄化の効率は、時間をかけて水性の流体から油性の流体を分離することによって例示される。
使用後に洗浄液内に残留する塩基成分のレベルを調べるために、試験系のpHを測定し、滴定曲線を使用した。対応する添加物の処理率が、溶液の作用を回復させるように決定された。
本発明の化学的エネルギーと運動エネルギーとの間の相乗効果は、低い温度の工程を容易にする。従来の装置に適した典型的な動作温度は、90℃に至るほどの高温である。本発明の装置の相乗効果によって、20℃という低温からの使用が可能であるが、典型的な温度範囲は25℃〜75℃であり、例えば40℃〜60℃である。
操作時には、浄化剤が洗浄液に注入され、時間(約15〜20分)の経過によって上記の分離が行われ、油及び汚染物質をマシンから排出するためにサービスドラムの側面に配置された特別なバルブが開かれる。汚染物質は、汚れた洗浄溶液内で土の塊を生み出す。上記の汚染物質が取り除かれると、洗浄溶液が洗剤とともに再充填される。ドラム内の水は、洗浄・浄化サイクルを通じて使用され続ける。
洗浄溶液内の水は、長い時間を経て洗浄溶液の化学的性質を維持できなくなった時点で交換される。この溶液は、適切なDOT/UN運搬用コンテナで廃棄物として運搬されなければならない。本発明のマシンは、それ自体が既に承認されたUN/DOT運搬用コンテナに合わせて設計されるため、完全に保守可能なルートベースのマシンとしての条件を満たすことができる。迅速に接続可能な流体の導管、並びにヒーター要素及び水位制御部の全ては、上記のコンテナ内部及び上記のコンテナの周辺に組み込まれる。マシンの保守が必要になったときには、技術者が、マシンからドラムを迅速に取り外し、DOT/UN規格の蓋を取り付けて排水を輸送することができる。
本発明は、以下を全て具備する唯一の装置である:
・ルートベースのドラム付き部品洗浄マシンにおいて高温/高圧洗浄によって得られる洗浄能力
・内蔵型の浄化装置を包含する取り外し可能なサービスドラムに高圧システムを連結する能力
・UN/DOT規格の運搬用コンテナを手動パーツウォッシャーに組み込む能力。
本発明に以下のような環境面の利点があることは明らかである。有機溶剤よりも効果的に洗浄することができる水性洗剤を使用する手動部品洗浄システムを設計することによって、有機溶剤から、より環境にやさしい水性溶液へ移行する機会をユーザーに与えることができる。
有機溶剤の使用によって、ユーザーは不快な蒸気にさらされ、空気層の下部にはVOCが発生する。多くの国や機関がそれらの保有する有機溶剤を排除しようと努めてきたが、現在のところ代替の洗浄方法及び化学的性質を利用できるまでには至っていない。
また、洗浄溶液の寿命を延ばすことによって、環境保護を促進する代替方法が実現しやすくなる。典型的な自動の加熱型洗浄マシンは、洗浄溶液を頻繁に交換することを必要とする。一般的に、上記の交換は、溶液が最終的に処理されて環境に排出されるまで、廃棄物が長距離輸送されることを必要とする。
洗浄溶液から化学的に取り出された油は、サービス技術者によって手動で除去される。上記の油は、ユーザー又は第三者である収集者が所有する使用済み油の収集経路に投入され、最終的にリサイクルされる。水の処理によって大半の汚染物質が取り除かれるため、水の寿命は劇的に延びる。
有機溶剤を使用する場合と対照的に、有害化学物質にさらされることなく、より快適な操作のために人間工学に基づいて設計された安全なマシンを手に入れられるという恩恵をユーザーは受けることができる。
試験例(Examples)
本発明の装置及びシステムを使用した試験結果を、有機溶剤と比較して以下に示す。
本発明の水性溶液の効果と、有機溶剤を用いる手動マシンとを比較する試験を行った。部品の洗浄に要する時間に著しい差が認められた。
ベアリンググリースによって激しく汚染された典型的なローラーベアリングを洗浄するのに要する時間は、有機溶剤及び手動洗浄要素としての部品洗浄ブラシを使用すると10分である。上記と同じ典型的なベアリングを本発明及びそのプロセスを使用して洗浄するのに要した時間は、4分未満であった。
繊維、炭素、及びグリースで汚染された上質のメッシュフィルターバスケットを洗浄するのに要した時間は有機溶剤及び部品洗浄ブラシを使用すると10分であるが、溶剤を小さなメッシュ領域の内部に到達させることができないため、多くの汚染物質が部品に残留していた。これと同じスクリーンを洗浄するのに要した時間は、本発明を使用すると5分未満であった。少量の炭素及びカルシウムが5分間の洗浄サイクルの終了時点で残留していたが、2つのシステムの効果には著しい差が認められた。

Claims (16)

  1. パーツウォッシャーであって、
    シンク状の洗浄台、一体型の2つの頑丈なグローブが貫通した状態で固定される蓋、視認用のパネル、高圧ノズル、及び、前記シンク状の洗浄台からの排水口を備える上方部分と、
    水性の洗浄溶液を収容するドラム、前記ドラムから前記高圧ノズルに溶液を汲み出すための高圧ポンプ、前記上方部分から流出した液体を前記下方部分に戻して再生・再利用するために、前記上方部分の前記シンク状の洗浄台の前記排水口から前記ドラムに至る下部チューブ、前記ドラム内に前記洗浄溶液を加熱するための加熱手段、及び、前記パーツウォッシャーを操作するための安全手段及び制御手段を備える下方部分と、を有するパーツウォッシャー。
  2. 前記上方部分は、洗浄される部品を支持するためのフレームをさらに有することを特徴とする請求項1に記載のパーツウォッシャー。
  3. 前記上方部分は、前記視認用パネルを洗浄するためのエアーナイフをさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載のパーツウォッシャー。
  4. 前記ドラムは、運搬用コンテナとしての要件を満たすように構成される請求項1〜3のいずれか1つに記載のパーツウォッシャー。
  5. 前記ドラムは、液体が前記ドラムから前記ポンプに流れることができるように特別に設計された栓であって前記ドラムの外表面を超えて延伸しない栓、を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のパーツウォッシャー。
  6. 前記ドラムは、一体型の排水口を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のパーツウォッシャー。
  7. 前記蓋は、4つの棒からなる機構を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のパーツウォッシャー。
  8. 前記蓋は、リードスイッチによってロックされることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のパーツウォッシャー。
  9. 前記リードスイッチは、前記蓋を構成する2つの層の間に配置されることを特徴とする請求項8に記載のパーツウォッシャー。
  10. 前記ノズルは、前記シンク状の洗浄台の内部で移動可能な手動式ノズルであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載のパーツウォッシャー。
  11. 前記ノズルは、前記シンク状の洗浄台内部に固定されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載のパーツウォッシャー。
  12. 前記ノズルは、前記シンク状の洗浄台内部において他の固定位置に移動可能であり、及び/又は、前記ノズルの向きは、前記シンク状の洗浄台の異なる部分に向かうように調整可能であることを特徴とする請求項11に記載のパーツウォッシャー。
  13. 前記上方部分は、洗浄された部品を乾燥させるエアースプレーをさらに有することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載のパーツウォッシャー。
  14. パーツウォッシャーの上方部分の内部に配置される物品の洗浄方法であって、
    前記ウォッシャーの蓋が、閉じられてロックされること、
    ユーザーが、前記ウォッシャーの蓋を貫通する一体型の頑丈なグローブの内側に手を入れること、
    システムが、スイッチを入れられること、
    前記ポンプが、前記ウォッシャーの内部に収容されたドラムから洗浄液を汲み出し、前記上方部分の前記シンク状の洗浄台のノズルに、汲み出した洗浄液を通過させること、
    前記ユーザーが、前記ノズルから流出する洗浄液の噴流を使用して、前記物品の汚れを落とすこと、及び、
    超過分の洗浄溶液が、排水口を通って下部チューブに流れた後に、前記ドラムの下部に流れることを特徴とする物品の洗浄方法。
  15. パーツウォッシャーの洗浄溶液の再生方法であって、
    シンク状の洗浄台の汚れた洗浄溶液が、下部パイプを通過して、洗浄溶液を収容するドラムに流入するときに、前記ドラムの上部に静穏な区域を維持するために、洗浄溶液の上面よりも下方の水位で前記ドラムに流入すること、
    油性の廃棄物から水性溶液を分離するための浄化剤が、ドラム内の水性の混合物に加えられること、
    前記ドラムの上部の静穏な区域が、異なる成分を分離すること、
    油の層が、分離後にドラムから取り出されること、
    前記水性溶液が適切な水位になるまで、真水が注ぎ足されること、
    前記溶液の化学的特性が、検査されること、及び、
    追加の洗浄溶液が、必要に応じて追加されることを特徴とする洗浄溶液の再生方法。
  16. 前記パーツウォッシャーは、請求項1〜13のいずれか1つに記載のパーツウォッシャーであることを特徴とする請求項15に記載の方法。
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