JP2006264816A - エスカレータの踏み段清掃装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】踏み段の踏み面と蹴上げ面の双方を容易に清掃することができるエスカレータの踏み段清掃装置を提供する。
【解決手段】エスカレータの踏み段清掃装置は、エスカレータの踏み段2を収容する上面が開放された容器11と、この容器の底部に設けられ収容した踏み段の踏み面2a及び蹴上げ面2bが上方を向くように支持する踏み段支持部材12と、上記踏み段の踏み面及び蹴上げ面を洗浄するスチーム洗浄機14とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】エスカレータの踏み段清掃装置は、エスカレータの踏み段2を収容する上面が開放された容器11と、この容器の底部に設けられ収容した踏み段の踏み面2a及び蹴上げ面2bが上方を向くように支持する踏み段支持部材12と、上記踏み段の踏み面及び蹴上げ面を洗浄するスチーム洗浄機14とを備える。
【選択図】図1
Description
この発明はエスカレータの保守に用いられるエスカレータの踏み段清掃装置に関する。
エスカレータの稼動中は、踏み段を駆動している踏み段鎖への給油が行なわれており、油の一部が踏み段にも飛散し、塵埃とともに付着するため、特に踏み段鎖に近い踏み段の両側方端部の汚れが目立つ。このため、踏み段の踏み面の両側方端部に設けられている黄色の注意マークが見えにくくなり、乗客の安全確保に支障を来したり、また、同様の原因による蹴上げ面の汚れにより乗客の衣服の裾、あるいは、鞄や荷物が蹴上げ面に接触したときに汚れる場合がある等の問題を抱えていた。この油を含んだ塵埃の清掃のため、エスカレータ機械室内で、スチームを踏み段の汚れ個所に吹き付けながら、清掃体で汚れをこすり取る方法が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
上記のような従来技術においては、踏み段の踏み面の清掃は可能であるが、蹴上げ面についてはスチームや清掃体が届かず、清掃が不完全で、相変わらず、乗客の衣服あるいは鞄や荷物などが汚れる場合があるという課題があった。
この発明は上記のような従来技術の課題を解消するためになされたもので、踏み段の踏み面と蹴上げ面の双方を容易に清掃することができるエスカレータの踏み段清掃装置を提供することを目的としている。
この発明によるエスカレータの踏み段清掃装置は、エスカレータの踏み段を収容する上面が開放された容器と、この容器の底部に設けられ収容した踏み段の踏み面及び蹴上げ面が上方を向くように支持する踏み段支持部材と、上記踏み段の踏み面及び蹴上げ面を洗浄するスチーム洗浄機とを備えるようにしたものである。
この発明においては、エスカレータの踏み段を収容する上面が開放された容器内に、該エスカレータの踏み段の踏み面及び蹴上げ面が上方を向くように支持する踏み段支持部材を設け、この支持部材に踏み段の踏み面及び蹴上げ面が上方を向くように収容し、スチーム洗浄機で上方を向いた踏み段の踏み面及び蹴上げ面を清掃するようにしたことにより、踏み段の踏み面と蹴上げ面の双方を容易に清掃することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエスカレータの踏み段清掃装置を示す側面断面図である。図において、エスカレータの踏み段清掃装置1は、エスカレータの踏み段2を収容する上面11aが開放された容器11と、この容器1の底部11bに設けられ、踏み段2の踏み板部分である踏み面2aと蹴上げ面2bが上方を向くように支持する踏み段支持部材12と、踏み段2を高温のスチーム13で洗浄するためのスチーム洗浄機14と、スチーム13で落ちない汚れを擦り取るためのロータリーブラシ15aを有するブラシ洗浄機15とから構成されている。
図1はこの発明の実施の形態1によるエスカレータの踏み段清掃装置を示す側面断面図である。図において、エスカレータの踏み段清掃装置1は、エスカレータの踏み段2を収容する上面11aが開放された容器11と、この容器1の底部11bに設けられ、踏み段2の踏み板部分である踏み面2aと蹴上げ面2bが上方を向くように支持する踏み段支持部材12と、踏み段2を高温のスチーム13で洗浄するためのスチーム洗浄機14と、スチーム13で落ちない汚れを擦り取るためのロータリーブラシ15aを有するブラシ洗浄機15とから構成されている。
上記容器11は、可搬形の風呂桶状に形成されており、上端部には容器強度を確保すると共に運搬時に持ち易くするための鍔状の縁部11cが形成され、底部には固定脚11dが設けられている。上記踏み段支持部材12の一端部には、踏み段2の後部のローラ2cを受け入れ、保持する凹部からなるローラ保持部12aが形成され、他端部には踏み段2の前部に設けられた軸受部2dを保持する凹部からなる支え軸12bが設けられ、これらローラ保持部12aと支え軸12bとは、図示省略しているエスカレータから外し出した踏み段2をセットしたときに、踏み面2a及び蹴上げ面2bの何れもが上方向を向くように支え軸12bの側が所定寸法高く設定されている。なお、容器11は、踏み段支持部材12に踏み段2をセットしたときに、踏み段2の少なくとも過半部が縁部11cの下側に隠れる程度の深さを有している。
上記スチーム洗浄機14は、筐体内に収容した何れも図示を省略している水をヒータにより蒸発させ、耐熱ホース14aを通じてその先端部に設けられたノズル14bから高温のスチーム13として洗浄対象物に向けて噴出させるように構成されたものであり、この実施の形態1では筐体底部に洗浄操作時の移動を容易にするためのキャスター14cが取り付けられている。また、上記ブラシ洗浄機15は、例えば既成のベルトサンダーを改造して、回転軸を有する筒体に、放射状にブラシを植え込んだロータリーブラシ15aを回転駆動するようにしたもので、周辺機材として用いられる。
次に上記のように構成された実施の形態1の動作について説明する。まず、踏み段支持部材12を、風呂桶状の容器11内の底部11bにセットする。併せて、スチーム洗浄機14を付属品の耐熱ホース14a、ノズル14bを含めて準備する。次に、図示を省略しているエスカレータから取り外した踏み段2を、その後部のローラ2cが、風呂桶状の容器11内にセットされた踏み段支持部材12のローラ保持部12aにはまるように置いた後、このローラ2cを支点として、踏み段2を前傾させて、軸受部2dが、踏み段支持部材12の支え軸12bに噛み合あうようにセットして固定する。
これにより、踏み段2は踏み面2aと蹴上げ面2bのいずれもが、清掃できる姿勢となって容器11内に確実に保持される。次に、スチーム洗浄機14により、耐熱ホース14aを経由してノズル14bから高温のスチーム13を充分噴出させ、踏み段2の踏み面2a、及び蹴上げ面2bに噴射する。スチーム13により浮き上がった油及び塵埃などは、ブラシ洗浄機15で高速回転させたロータリーブラシ15aにより掻きだす。掻きだし後に汚れが残った場合は、更にウエス等で適宜汚れを拭き取ることにより、踏み段2は、踏み面2a、蹴上げ面2bのいずれもが満足のいく清掃面となる。清掃が完了した踏み段2は、再びエスカレータに戻されるとともに、次の汚れた踏み段2をセットして、同様の手順で順次清掃される。
なお、スチーム洗浄により踏み段2の表面部で凝縮し、踏み面2aや蹴上げ面2bを洗浄した汚れを含んだ水は風呂桶状の容器11の底部に滴下して溜まるので、図示を省略している例えば排水ポンプにより別途用意された複数のプラスチック容器等に適宜収容し、別途法令に準拠した所定の浄化処理が行なわれる。溜まった水の汲み出しあるいは排水を容易にするために、例えば容器11に排水ポンプを付設し、あるいは容器11の底部に配水管や止水栓、開閉弁などを設けてもよい。さらに、排水口にフィルターを設け、粗大な塵埃等の流失を阻止するようにすることも好ましい。また、容器11底部の固定脚11dは、キャスターに変えて移動を容易にするようにしてもよい。さらにまた、スチーム洗浄機14による洗浄操作は単純なパターンの繰り返しからなるので、ロボットに行わせるように構成することもできる。
上記説明したように、この実施の形態1によれば、エスカレータの踏み段2を容器11の底部11bに設けられた踏み段支持部材12に、踏み面2a及び蹴上げ面2bの双方が上方を向くようにセットし、スチーム洗浄機14で洗浄するようにしたことにより、踏み面2a及び蹴上げ面2bを容易に洗浄できる。また、風呂桶状の容器11は踏み段2の過半部が収まる深さを有しているので洗浄水が周囲に飛散しにくい。また、スチーム洗浄時の踏み段2の踏み面2aと蹴上げ面2bとの作業動線が良く、作業性が良い。さらに、踏み段2を容器11内の踏み段支持部材12上に置くだけで良く、作業の効率が上がるなどの効果が得られる。
なお、上記説明では、容器11として、上端部が鍔状の縁部11cで形成された風呂桶状の容器を用い、スチーム洗浄機14としてキャスター14cを設けたものについて説明したが、これらに限定されるものではないことは当然である。また、容器11内に複数の踏み段2を収容して、一方で洗浄を行なっている間に他方で交換、セットを行なえるようにするなど、種々の変形や変更が可能である。
1 踏み段清掃装置、 2 踏み段、 2a 踏み面、 2b 蹴上げ面、 2c ローラ、 2d 軸受部、 11 容器、 11a 上面、 11b 底部、 11c 縁部、 11d 固定脚、 12 踏み段支持部材、 12a ローラ保持部、 12b 支え軸、 13 スチーム、 14 スチーム洗浄機、 14a 耐熱ホース、 14b ノズル、 14c キャスター、 15 ブラシ洗浄機、 15a ロータリーブラシ。
Claims (3)
- エスカレータの踏み段を収容する上面が開放された容器と、この容器の底部に設けられ収容した踏み段の踏み面及び蹴上げ面が上方を向くように支持する踏み段支持部材と、上記踏み段の踏み面及び蹴上げ面を洗浄するスチーム洗浄機とを備えたことを特徴とするエスカレータの踏み段清掃装置。
- 上記踏み段支持部材は、上記踏み段に設けられたローラを支持する凹部からなるローラ保持部が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載のエスカレータの踏み段清掃装置。
- 上記容器は、風呂桶状の可搬形に形成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエスカレータの踏み段清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005082476A JP2006264816A (ja) | 2005-03-22 | 2005-03-22 | エスカレータの踏み段清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005082476A JP2006264816A (ja) | 2005-03-22 | 2005-03-22 | エスカレータの踏み段清掃装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006264816A true JP2006264816A (ja) | 2006-10-05 |
Family
ID=37201190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005082476A Pending JP2006264816A (ja) | 2005-03-22 | 2005-03-22 | エスカレータの踏み段清掃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006264816A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7034239B1 (ja) * | 2020-11-25 | 2022-03-11 | 三菱電機株式会社 | 乗客コンベア |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10109876A (ja) * | 1996-10-04 | 1998-04-28 | Toshiba Elevator Technos Kk | 乗客コンベア踏段清掃装置 |
JP2004148080A (ja) * | 2002-10-29 | 2004-05-27 | Kenji Tsunanaga | 流し台自由自在水圧泡洗浄器 |
JP2005000919A (ja) * | 2004-08-12 | 2005-01-06 | Shoei Kigyo:Kk | 自動洗濯機の回転槽を洗浄する方法、装置及び洗浄作業自動車 |
-
2005
- 2005-03-22 JP JP2005082476A patent/JP2006264816A/ja active Pending
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