JPH10109876A - 乗客コンベア踏段清掃装置 - Google Patents

乗客コンベア踏段清掃装置

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JPH10109876A
JPH10109876A JP26482396A JP26482396A JPH10109876A JP H10109876 A JPH10109876 A JP H10109876A JP 26482396 A JP26482396 A JP 26482396A JP 26482396 A JP26482396 A JP 26482396A JP H10109876 A JPH10109876 A JP H10109876A
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JP
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cleaning
liquid
passenger conveyor
steps
cleaning liquid
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JP26482396A
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Kazunari Morimoto
本 和 成 森
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Elevator Technos KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗客コンベアの踏段を容易且つ確実に清掃す
ることができる乗客コンベア踏段清掃装置を提供する。 【解決手段】 乗客コンベアの踏段50を収納し得る洗
浄室1を内部に形成した洗浄容器2を有する。前記踏段
50を洗浄するための洗浄液Wを貯蔵する貯液タンク8
を有する。前記貯液タンク8に貯蔵された前記洗浄液W
を前記洗浄室1に収納された前記踏段50に供給する給
液装置10を有する。前記踏段50の洗浄に使用された
前記洗浄液WDを浄化する濾過装置6を有する。そし
て、前記濾過装置6によって浄化された前記洗浄液Wを
前記貯液タンク8に還流させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレータや動
く歩道などの乗客コンベアの踏段を清掃するための乗客
コンベア清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、乗客コンベアの一例としてエス
カレータを示しており、このエスカレータは、連続的に
配置された複数の踏段50、50…50を備えている。
これらの踏段50、50…50は踏段チェーン51によ
って階段状に連結されており、踏段チェーン51は踏段
スプロケット52に巻装されている。踏段スプロケット
52は駆動チェーン53を介して駆動機54によって回
転駆動される。踏段スプロケット52が回転駆動される
と、踏段チェーン51を介して踏段50、50…50が
循環して移動され、踏段50に乗った乗客は下階から上
階へ、又は上階から下階へと移送される。
【0003】上述したように乗客コンベアは踏段チェー
ン51という大きなチェーンを備えており、この大きな
踏段チェーン51を錆や摩耗から守るために潤滑油を塗
布する必要がある。踏段チェーン51に塗布された潤滑
油は、乗客コンベアの稼働中に踏段50の前輪軸(図示
せず)や踏段ローラ(図示せず)を介して伝播し、踏段
50の表面を汚染してしまう。また、乗客コンベアは乗
客を土足で運ぶものであるので、土や塵埃等が踏段50
の表面に伝播した潤滑油と混ざり合い、ますます踏段5
0の表面が汚損されることになる。一般に、乗客コンベ
アはデパートのように多くの人々が出入りする場所に設
置されており、このような場所には多くの塵埃が存在す
る。しかも、多くの人々が出入りする場所に設置された
乗客コンベアはその稼働率が高いため、踏段チェーン5
1などへの給油量が多くなり、このため、踏段50の表
面の油汚れがますますひどくなる。このように乗客コン
ベアの外観が汚れていると、それを見るものに不快感を
与えるばかりでなく、乗客コンベアの乗客の衣服を汚し
てしまう恐れがある。
【0004】したがって、乗客コンベアの清掃は必要不
可欠であり、従来は、図6に示したようにエスカレータ
の踏段50の表面をブラシ60でこすって汚れを落とす
という方法で掃除されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したブ
ラシ60による清掃は最も手軽な方法であるが、ブラシ
60と踏段50の表面との摩擦によって汚れを落とす方
法であるために十分な清掃効果が得られなかった。つま
り、ブラシ60による清掃方法においてはブラシ60が
汚れ部分に直接あたらなければならないが、図6に示し
たようにエスカレータの踏段50のクリート部分55及
びライザー部分56はそれらの表面に凹凸が形成されて
いるため、ブラシ60の毛先が凹凸の隅々まではとどき
にくい。このため、ブラシ60による摩擦力だけでは油
汚れを十分に落とすことができず、また、この清掃作業
は完全に人手によるものであるために多大の労力を必要
とするものであった。
【0006】このようにブラシ60による清掃方法は労
力の割には清掃効果が小さく、油汚れが落ちないという
問題があった。
【0007】そこで、本発明は、乗客コンベアの踏段を
容易且つ確実に清掃することができる乗客コンベア踏段
清掃装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る乗客コンベア踏段清掃装置は、乗客コンベアの踏段を
収納し得る洗浄室を内部に形成した洗浄容器と、前記踏
段を洗浄するための洗浄液を貯蔵する貯液タンクと、前
記貯液タンクに貯蔵された前記洗浄液を前記洗浄室に収
納された前記踏段に供給する給液装置と、前記踏段の洗
浄に使用された前記洗浄液を浄化する濾過装置と、を備
え、前記濾過装置によって浄化された前記洗浄液を前記
貯液タンクに還流させるようにしたことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明による乗客コンベア踏
段清掃装置は、前記給液装置は、前記洗浄液を加圧し且
つ加温して前記踏段に噴射するようにしたことを特徴と
する。
【0010】請求項3記載の発明による乗客コンベア踏
段清掃装置は、前記洗浄室に収納された前記踏段の全体
に前記洗浄液を供給できるように前記洗浄容器の内部の
適所に複数の洗浄液吹出し口を配設したことを特徴とす
る。
【0011】請求項4記載の発明による乗客コンベア踏
段清掃装置は、前記洗浄室に温風を供給する温風供給装
置をさらに有することを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明による乗客コンベア踏
段清掃装置は、前記洗浄容器の内部に、前記踏段を固定
するための踏段固定具を設けたことを特徴とする。
【0013】請求項6記載の発明による乗客コンベア踏
段清掃装置は、前記踏段に施された塗装の経年劣化の程
度を考慮して前記給液装置から供給する前記洗浄液の温
度及び圧力を設定し、洗浄の際に前記踏段の塗装がはが
れ落ちないようにしたことを特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明による乗客コンベア踏
段清掃装置は、前記給液装置は、研磨剤を混入した洗浄
液を噴射することが可能であり、前記踏段に施された塗
装が経年劣化して再塗装が必要である場合には、前記給
液装置は、前記洗浄室に収納された前記踏段に対して前
記研磨剤を混入した洗浄液を噴射して前記踏段の塗装を
除去するようにしたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】第1実施形態 以下、本発明の第1実施形態による乗客コンベア踏段清
掃装置について図面を参照して説明する。
【0016】図1は、本実施形態による乗客コンベア踏
段清掃装置(以下、「踏段清掃装置」と略称する。)の
概略構成を示している。この踏段清掃装置は、エスカレ
ータの踏段50を収納し得る洗浄室1を内部に形成した
洗浄容器2を備えている。この洗浄容器2の上面は開閉
可能な上蓋3によって構成されており、図1は上蓋3を
開放した状態を示している。この上蓋3を閉じることに
よって洗浄室1が外界から水密且つ気密に隔離される。
【0017】洗浄容器2の底部には排水口4が形成され
ており、この排水口4は排水管5を介して濾過装置6に
接続されている。この濾過装置6は還流配管7を介して
貯水タンク8に接続されており、この貯水タンク8の内
部には洗浄用の液体(洗浄液)が貯蔵されている。な
お、この洗浄液には、水の中に洗浄剤を混入させたもの
を使用しても良いし、洗浄剤を含まない単なる水を使用
することもできる。貯水タンク8は輸送配管9を介して
給液装置10に接続されており、この給液装置10は給
水配管11を介して洗浄容器2に接続されている。さら
に、洗浄容器2には給風配管12を介して温風供給装置
13が接続されており、給風配管12は、洗浄容器2の
内側の適所に配設された複数の温風吹出し口14、14
…14に連通している。
【0018】また、洗浄容器2の内部には踏段50を載
置して固定するための踏段固定具15、16が設けられ
ている。一方の踏段固定具15の上端には、踏段50の
前輪軸受け部57にはまり合う棒状支持部材17が設け
られており、他方の踏段固定具16の上端には、踏段5
0の後輪軸部分58を受けることができる凹状支持部材
18が設けられている。
【0019】また、洗浄容器2の内壁面及び一方の踏段
固定具15には複数の温水吹出し口19、19…19が
配設されており、これらの温水吹出し口19、19…1
9は給水配管11に連通している。温水吹出し口19、
19…19は、洗浄室1内に収納された踏段50の全体
に洗浄液を供給できるように適所に配設されている。
【0020】次に、本実施形態による踏段清掃装置の作
用について、図面を参照して説明する。まず、図1に示
したように洗浄容器2の上蓋3を開放し、表面に塵埃、
油汚れD等が付着した踏段50を洗浄室1内に搬入す
る。このとき、踏段50の前輪軸受け部57及び後輪軸
部分58が、踏段固定具15、16の棒状支持部材17
及び凹状支持部材18にそれぞれ係合するようにして踏
段1を搬入する。すると、踏段50は、踏段固定具1
5、16によって固定され、洗浄室1内に安定的に設置
される。このようにして洗浄室1内に踏段50を収納し
たら、上蓋3を閉じて洗浄室1を外界から隔離する。
【0021】次に、図2に示したように、給液装置10
を作動させて輸送配管9を介して貯水タンク8内の洗浄
液を吸い上げ、吸い上げた洗浄液を給液装置10で加圧
し且つ加温する。そして、加圧・加温された洗浄液を給
水配管11を介して複数の温水吹出し口19、19…1
9に送り、これらの温水吹出し口19、19…19から
踏段50に向けて洗浄液Wを噴射させる。ここで、温水
吹出し口19、19…19は適所に配設されているの
で、洗浄液Wは、踏段50のクリート部分55、ライザ
ー部分56、或いは裏側の部分を含めて踏段50の全体
に供給される。また、踏段50は踏段固定具15、16
によって固定されているので、洗浄液Wの圧力によって
踏段50が揺動したり、落下したりするようなことがな
い。そして、踏段50に向けて噴射された洗浄液Wは、
踏段50の表面に付着した汚れDをその圧力及び温度に
よって効果的に除去し、特に、踏段50のクリート部分
55及びライザー部分56の凹凸部に付着した汚れDを
確実に除去する。
【0022】温水吹出し口19、19…19から洗浄室
1内に噴射され、踏段50の洗浄に使用された使用済洗
浄液WDは、洗浄容器2の底部の排水口4から排水管5
を経由して濾過装置6に送られる。そして、使用済洗浄
液WDを濾過装置6で濾過して汚れDを取り除いた後、
還流配管7を介して濾過済の洗浄液Wを貯水タンク8に
還流させる。
【0023】上記のようにして踏段50の表面に付着し
た汚れDを除去したら、給液装置10の運転を停止し、
図3に示したように温風供給装置13を作動させる。な
お、この時点ではまだ洗浄室1内に使用済洗浄液WDが
残存しているので、濾過装置6による使用済洗浄液WD
の濾過、及び濾過済の洗浄液Wの貯水タンク8への還流
は継続して行うようにする。
【0024】温風供給装置13を作動させると、洗浄容
器2内に配設された複数の温風吹出し口14、14…1
4から踏段50に向けて温風Aが噴射される。ここで、
温風吹出し口14は適所に配置されているので、洗浄後
の踏段50の全体を効率的且つ確実に乾燥させることが
できる。このようにして踏段50を完全に乾燥させた
ら、温風供給装置13の運転を停止し、上蓋3を開放し
て洗浄室1内から踏段50を取り出して清掃作業を終了
する。
【0025】以上述べたように本実施形態の踏段清掃装
置によれば、洗浄液Wを噴射させて踏段50を洗浄する
ようにしたので、踏段50の表面に付着した塵埃、油汚
れD等が容易且つ確実に除去され、特に、従来の清掃方
法では除去できなかった踏段50のクリート部分55及
びライザー部分56の凹凸部に付着した汚れDを確実に
除去することができる。
【0026】また、本実施形態の踏段清掃装置によれ
ば、踏段50の洗浄に使用された使用済洗浄液WDを濾
過装置6で濾過して汚れDを取り除いた後、還流配管7
を介して貯水タンク8に還流させるようにしたので、使
用済洗浄液WDを装置外に排水するための特別の手段を
確保する必要がないばかりでなく、洗浄液の総量は減ら
ないので作業現場において大量の洗浄液Wを確保して補
給する必要もない。このため、エスカレータの設置場所
近くの現場に踏段清掃装置を設置して現場で清掃作業を
行うことが極めて容易になる。なお、現場において清掃
作業を行う際には、踏段清掃装置を車載して現場に搬入
することができる。
【0027】さらに、洗浄液Wによる洗浄が行われた後
に、温風供給装置13からの温風Aによって踏段50を
強制的に乾燥させるようにしたので、ウェスなどを用意
する必要がないばかりでなく、清掃作業の所要時間を大
幅に短縮させることができる。
【0028】第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態による踏段清掃装置につい
て、図4を参照して説明する。なお、上述した第1実施
形態と同一部材には同一符号を付して詳細な説明は省略
する。
【0029】本実施形態による踏段清掃装置は、研磨剤
が蓄えられた研磨剤タンク20を備えており、この研磨
剤タンク20は輸送配管21を介して給液装置10に接
続されている。そして、給液装置10は、貯水タンク8
からの洗浄液Wの中に研磨剤タンク20からの研磨剤を
混入させ、研磨剤が混入された洗浄液Wを加圧・加温し
て温水吹出し口19、19…19から噴射させることが
できる。
【0030】そして、本実施形態による踏段清掃装置に
おいては、清掃対象のエスカレータの踏段50に施され
た塗装が経年劣化して再塗装が必要である場合には、研
磨剤が混入された洗浄液Wを使用して踏段50を洗浄す
ることによって、踏段50の表面に付着した汚れDと一
緒に塗装もはがすようにする。そして、踏段50の洗浄
及び乾燥が終了したら、洗浄室1から踏段50を取り出
して再塗装を行う。
【0031】以上述べたように本実施形態によれば、再
塗装が必要な踏段50に対しては洗浄と同時に塗装はが
しも行うことができるので、塗装はがし専用の別途の装
置を用意する必要がなく、エレベータの踏段50の保守
作業を極めて効率的に行うことができる。
【0032】第3実施形態 次に、本発明の第3実施形態による踏段清掃装置につい
て説明する。なお、上述した第1及び第2実施形態と同
一部材には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0033】本実施形態による踏段清掃装置は、上記第
2実施形態による踏段清掃装置とその基本的な構成を共
通にするものであるが、本実施形態による踏段清掃装置
においては、清掃対象のエスカレータの踏段50に施さ
れた塗装の経年劣化の程度を考慮して、給液装置10か
ら供給する洗浄液Wの温度及び圧力を選択して設定し、
洗浄の際に踏段50の塗装がはがれ落ちないようにした
点に特徴がある。以下、具体的に説明する。
【0034】まず、清掃対象の踏段50の製造年月日と
現在の日付とを比較し、踏段50の使用期間を(1)5
年未満、(2)5年以上10年未満、(3)10年以
上、という具合に分類する。
【0035】そして、踏段50の使用期間が(1)5年
未満の場合には、踏段50に施された塗装の経年劣化は
それほど進行していないと判断されるので、給液装置1
0において洗浄液Wの温度及び圧力を高めに設定する。
具体的には、洗浄液Wとして水を使用する場合、水温を
80から100℃に設定し、水圧を約140kg/cm
2 に設定する。このようにすれば、洗浄液Wの温度及び
圧力によって踏段50の表面の汚れDを効率的に除去す
ることが可能であり、一方、踏段50に施された塗装は
さほど経年劣化していないので洗浄液Wによってはがれ
落ちるようなことはない。
【0036】また、踏段50の使用期間が(2)5年以
上10年未満の場合には、踏段50の塗装の経年劣化が
進んでいると判断されるので、洗浄液Wの温度又は圧力
を上げすぎると、洗浄の際に汚れDと共に塗装自体もは
がれ落ちてしまう可能性がある。そこで、(2)の場合
には、給液装置10において、水温を60から80℃に
設定し、水圧を30から80kg/cm2 に設定する。
なお、洗浄剤を混入した水を洗浄液Wとして使用する場
合には、洗浄剤による洗浄効果が期待できるので洗浄液
Wの温度を常温とすることができる。
【0037】さらに、踏段50の使用期間が(3)10
年以上の場合には、踏段50の塗装が相当に経年劣化し
ていると判断されるので、研磨剤を混入した洗浄液Wを
使用して踏段50の洗浄と同時に塗装自体をはがし、再
塗装することにする。ここで、洗浄液Wの温度及び圧力
については前記(1)の場合と同じ設定にする。そし
て、踏段50の洗浄及び乾燥が終了したら、洗浄室1か
ら踏段50を取り出して再塗装を施す。
【0038】以上述べたように本実施形態の踏段清掃装
置によれば、踏段50に施された塗装の経年劣化の程度
を考慮して洗浄液Wの温度及び圧力を選択するようにし
たので、洗浄の際に踏段50の塗装がはがれ落ちるよう
なことがなく、さらに、再塗装が必要な踏段50につい
ては洗浄と同時に塗装をはがすようにしたので、エスカ
レータの踏段50の保守作業を極めて効率的且つ的確に
行うことができる。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように本発明の乗客コンベア
踏段清掃装置によれば、給液装置から供給された洗浄液
によって踏段を洗浄するようにしたので、踏段を容易且
つ確実に清掃することが可能であり、特に踏段表面の凹
凸部に付着した油汚れ等を確実に除去することができ、
さらに、使用済の洗浄液を濾過装置によって浄化して再
利用するようにしたので、汚水処理の必要がないばかり
でなく、洗浄液の補給も不要となり、現場での清掃作業
を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による乗客コンベア踏段
清掃装置の概略構成を示し、踏段を洗浄室に搬入する様
子を示した図。
【図2】本発明の第1実施形態による乗客コンベア踏段
清掃装置において洗浄液を噴射して踏段を洗浄する様子
を示した図。
【図3】本発明の第1実施形態による乗客コンベア踏段
清掃装置において洗浄後の踏段を乾燥する様子を示した
図。
【図4】本発明の第2実施形態による乗客コンベア踏段
清掃装置の概略を示した構成図。
【図5】乗客コンベアの一例としてエスカレータの概略
を示した構成図。
【図6】従来の清掃方法によってエスカレータの踏段部
分を掃除する様子を示した部分斜視図。
【符号の説明】
1 洗浄室 2 洗浄容器 3 上蓋 4 排水口 5 排水管 6 濾過装置 7 還流配管 8 貯水タンク 9、21 輸送配管 10 給液装置 11 給水配管 12 給風配管 13 温風供給装置 14 温風吹出し口 15、16 踏段固定具 17 棒状支持部材 18 凹状支持部材 19 温水吹出し口 20 研磨剤タンク 50 踏段 55 クリート部分 56 ライザー部分 A 温風 D 汚れ W 洗浄液 WD 使用済洗浄液

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗客コンベアの踏段を収納し得る洗浄室を
    内部に形成した洗浄容器と、 前記踏段を洗浄するための洗浄液を貯蔵する貯液タンク
    と、 前記貯液タンクに貯蔵された前記洗浄液を前記洗浄室に
    収納された前記踏段に供給する給液装置と、 前記踏段の洗浄に使用された前記洗浄液を浄化する濾過
    装置と、を備え、 前記濾過装置によって浄化された前記洗浄液を前記貯液
    タンクに還流させるようにしたことを特徴とする乗客コ
    ンベア踏段清掃装置。
  2. 【請求項2】前記給液装置は、前記洗浄液を加圧し且つ
    加温して前記踏段に噴射するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の乗客コンベア踏段清掃装置。
  3. 【請求項3】前記洗浄室に収納された前記踏段の全体に
    前記洗浄液を供給できるように前記洗浄容器の内部の適
    所に複数の洗浄液吹出し口を配設したことを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の乗客コンベア踏段清掃装
    置。
  4. 【請求項4】前記洗浄室に温風を供給する温風供給装置
    をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれか一項に記載の乗客コンベア踏段清掃装置。
  5. 【請求項5】前記洗浄容器の内部に、前記踏段を固定す
    るための踏段固定具を設けたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれか一項に記載の乗客コンベア踏段
    清掃装置。
  6. 【請求項6】前記踏段に施された塗装の経年劣化の程度
    を考慮して前記給液装置から供給する前記洗浄液の温度
    及び圧力を設定し、洗浄の際に前記踏段の塗装がはがれ
    落ちないようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項5のいずれか一項に記載の乗客コンベア踏段清掃装
    置。
  7. 【請求項7】前記給液装置は、研磨剤を混入した洗浄液
    を噴射することが可能であり、 前記踏段に施された塗装が経年劣化して再塗装が必要で
    ある場合には、前記給液装置は、前記洗浄室に収納され
    た前記踏段に対して前記研磨剤を混入した洗浄液を噴射
    して前記踏段の塗装を除去するようにしたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の乗客
    コンベア踏段清掃装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006264816A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Mitsubishi Electric Corp エスカレータの踏み段清掃装置
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CN108408559A (zh) * 2018-05-04 2018-08-17 河北科技大学 扶梯清洗机及控制方法

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