JP2004141845A - 流体噴射回収装置 - Google Patents

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Kawamoto Eiichi
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SANKYO REIJAKKU KK
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Abstract

【課題】対象物に流体を吹付けることができると共に、少なくともこの吹付けられた流体を回収し、この回収された流体を濾過して再び利用可能な流体噴射回収装置を提供する。
【解決手段】内部に流体を収容可能なメインタンク11と、メインタンク11内に収容された流体を濾過可能な濾過器12と、濾過器12で濾過された流体を対象物に吹付ける流体吹付器13と、前記対象物に吹付けられた流体及び当該流体によって除去された汚れをメインタンク11内に回収可能な回収器14と、を備えた流体噴射回収装置である。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、流体を対象物に吹付け(噴射し)、少なくとも前記対象物に吹付けられた流体を回収し、この回収した流体を濾過して再び使用する流体噴射回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、壁、天井、床、風呂場、トイレ、家具、あるいは換気扇やエアコン等の機器、さらに自動車、自動二輪車、自転車等の乗り物類等の対象物(被洗浄物)に付着した汚れは、比較的取り除き難く、洗浄が困難である。特に、これらの被洗浄物にこびりついた油汚れ等は、通常の洗浄液でふき取る、あるいは洗い流すことが困難である。
【0003】
そこで、近年では、被洗浄物に付着した汚れに洗浄液を吹付けて、この洗浄液の吹付力で、当該汚れを落とす洗浄装置が提案されている。また、洗浄装置で落としきれない汚れは、例えば、雑巾やたわし、モップ等で再度こする等して除去している。しかしながら、この洗浄装置は、例えば、床等の水平な面に付着した汚れを洗浄する場合、床等に吹付けられた洗浄液及びこの洗浄液によって除去された汚れ(以下、この「吹付けられた洗浄液」及び「この洗浄液によって除去された汚れ」をまとめて、単に「汚水」ということがある)が、そのまま床面等に残るため、これらを例えば雑巾等でふき取る必要があった。
【0004】
また、壁等の垂直な面や天井等に付着した汚れを洗浄する場合も、これらに吹付けられた洗浄液と、この洗浄液によって除去された汚れが、液だれあるいは落下し、この汚水を例えば雑巾等でふき取る必要がある。また、汚れていなかった部分に前記汚水が液だれあるいは落下した場合は、さらにこの部分の清掃も必要となる。さらにまた、汚れを洗浄すべき壁や天井の下に、例えば植木や、家具、電化製品等が置かれている場合、これらに液だれや落下した洗浄液がかかると、植木が枯れたり、家具や電化製品等が損傷したり故障する等の問題もある。そこで、この場合は、前記植木や、家具、電化製品等にビニールシート等のカバーを被せる等して、これらに直接汚水がかからないようにして、壁や天井等の汚れを洗浄する必要があった。
【0005】
また、昨今、寝たきりや痴呆症などの高齢者急増に伴い、その介護、特に排泄物の処理が非常に重大な懸案となってきている。これまで、こうした高齢者の排泄物処理にはオムツを用いていた。すなわち排泄終了後、もしくは定期的にオムツを交換することで、排泄物処理を行っているのが現状である。だが、オムツを交換しただけでは、身体に排泄物の一部が付着したままとなり、衛生上問題がある。ゆえにオムツ交換時に、依然として身体に付着している排泄物を除去してやる必要がある。
【0006】
これまでこうした作業は、市販の清浄用品や蒸しタオルなどを用い、手作業にて行われてきた。すなわち、介護者が高齢者の身体の汚れた部位を直接拭いているのが、つまり身体に付着した排泄物を拭き取っているのが実情である。しかしながら、身体に付着した排泄物は、オムツを交換する頃には既に固まっていることが(固着状態となっていることが)多く、手作業にてそれを除去するには多大な時間や労力が必要となる。
【0007】
そこで、本出願人は、前述したような汚れ等の被吸引物を容易に吸引除去することが可能な吸引装置を提案している。(特許文献1)。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−161762号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記汚水を吸引して回収するタイプの吸引装置は、被洗浄物に汚水が残ったり、汚水の液だれや落下等が生じることがなく、洗浄作業を簡略化することができるが、回収された汚水は廃棄され、再び洗浄液等として再利用することができなかった。このため、洗浄液の消費量が多く、また、使用済み洗浄剤や汚水等の量を減らすことができなかった。
【0009】
本発明は、このような従来の吸引装置を改良することを目的とするものであり、流体を対象物に吹付ける(噴射させる)ことができると共に、少なくともこの吹付けられた流体をメインタンク内に回収し、この回収された流体を濾過して再び利用可能な流体噴射回収装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は、内部に流体を収容可能なメインタンクと、前記メインタンクに接続され、かつ当該メインタンク内に収容された流体を濾過可能な濾過器と、前記濾過器に接続され、かつ前記濾過器で濾過された流体を対象物に吹付ける流体吹付器と、前記メインタンクに接続され、かつ少なくとも前記対象物に吹付けられた流体を前記メインタンク内に回収可能な回収器と、を備えた流体噴射回収装置を提供するものである。
【0011】
この構成を備えた流体噴射回収装置は、回収器によってメインタンク内に回収された流体を、濾過器によって濾過し、この濾過された流体吹付器から対象物に対して吹付けることができる。このため、前記流体を効率よく再使用することができ、前記流体の補充インターバルを長くとることができる。また、少なくとも流体吹付器から対象物に吹付けられた流体は、メインタンク内に確実に回収されるため、例えば、対象物の下方や付近に流体が飛び散ったり、落下することがない。したがって、様々な場所で安心して使用することができる。
【0012】
ここで、本発明でいう対象物とは、本発明にかかる流体噴射回収装置から噴射される流体が吹付けられる物であれば、特に限定される物ではないが、例えば、壁、天井、床、風呂場、トイレ、家具、あるいは換気扇やエアコン等の機器、さらに自動車、自動二輪車、自転車等の乗り物類、各種機械類、コンクリートや石、金属等の部材、人間や他の動物の身体等、様々な物が挙げられる。
【0013】
また、前記回収器は、前記対象物に吹付けられた流体の他、当該流体によって除去された除去物も回収可能とすることができる。
【0014】
このような構成にすることで、流体吹付器から対象物に吹付けられ流体によって除去された除去物もメインタンク内に確実に回収される。
【0015】
ここで、本願でいう除去物とは、流体吹付器から対象物に吹付けられ流体によって除去されるものであれば、特に限定されるものではないが、例えば、対象物に付着していた洗浄除去されるべき汚れ、対象物を高圧の流体(例えば、ウオータジェット等)で切断した際に発生する欠片、対象物(例えば、人間やその他の動物の身体や顔等)を流体によりマッサージした際に対象物から剥がれ落ちる剥離片(例えば、垢等)、様々な物が挙げられる。
【0016】
また、前記回収器は、前記メインタンクに接続された吸引ホースと、当該吸引ホースの先端に接続されたノズルと、を備え、前記ノズルは、前記対象物と対向可能な開口部と、少なくとも前記対象物に吹付けられた流体を吸引する吸引口と、を有すると共に、前記流体吹付器の先端が接続されてなるよう構成することができる。
【0017】
このような構成にすることで、前記利点に加え、前記対象物に対して、ノズルを介して前記流体をより効率良く吹付けること(作用させること)ができる。
【0018】
そしてまた、前記吸引口は、前記対象物に吹付けられた流体の他、当該流体によって除去された除去物を吸引することもできる。
【0019】
また、本発明にかかる流体噴射回収装置は、前記メインタンクに、当該メインタンク内の気体を吸引して該メインタンク内を負圧にする吸引器を接続することができる。
【0020】
そしてまた、前記流体が液体であり、前記吸引器は、前記メインタンク内の気体と液体とを分離する気液分離装置を有し、当該気液分離装置を介して、前記メインタンク内の気体を吸引して該メインタンク内を負圧にするよう構成することもできる。
【0021】
前記気液分離装置は、気液混合流体が導入される流体導入室を備え、当該流体導入室内に旋回流を発生させ、サイクロンの原理で気体と液体とを分離させるよう構成することもできる。
【0022】
また、前記回収器は、前記メインタンク内の負圧によって、少なくとも前記対象物に吹付けられた流体を前記メインタンク内に回収することができる。
【0023】
そしてまた、前記回収器は、前記対象物に吹付けられた流体及び当該流体によって除去された除去物を回収することもできる。
【0024】
前記流体吹付器の一態様としては、前記濾過器に接続された流体供給チューブと、前記濾過器で濾過された流体を当該流体供給チューブに供給し、かつ当該流体供給チューブの先端から当該流体を吹出させるポンプと、を備えることができる。
【0025】
また、前記メインタンクには、該メインタンク内に前記流体を補充する補充タンクを接続することができる。
【0026】
さらに具体的には、前記メインタンクに、当該メインタンク内に前記流体を補充する補充タンクをコックを介して接続し、当該コックを開状態にした際に、前記メインタンク内の負圧によって、当該補充タンク内の流体が当該メインタンク内に移動させることもできる。
【0027】
このようにすることで、流体噴射回収装置の運転中であっても、流体噴射回収装置の運転を停止させることなく、コックを開くだけで、メインタンク内に流体の補充を行うことができる。
【0028】
そしてまた、前記メインタンクには、当該メインタンク内に収容された流体の温度を調節可能な温度調節器を接続することもできる。
【0029】
このようにすることで、前記対象物に付着した除去物に吹付けられる流体の温度を、当該除去物の除去に最適な温度に維持することができるため、さらに効率の良い洗浄を行うことができる。
【0030】
前記メインタンク内に収容された流体は、例えば、水(温水)、水蒸気、アルカリ性洗浄液、あるいはさらに強力な強アルカリ洗浄液、漂白剤やカビ取り剤のような塩素系洗浄液、中性洗剤、アルコール系消毒液、化粧水、美容液、保湿液、アロマ剤(香気剤)剤入り溶液や蒸気等、使用目的に応じて任意に選択することができる。勿論、これらの流体の温度、吹付け量等の条件も、流体の種類や使用目的に応じて適宜選択することができる。
【0031】
そしてまた、本発明にかかる流体噴射回収装置は、内部に流体を収容可能なサブタンクをさらに備え、前記濾過器と前記サブタンクは、切換バルブを介して前記流体吹付器に接続され、当該切換バルブの動作に応じて当該流体吹付器への流体の供給を制御することもできる。
【0032】
さらにまた、前記サブタンク内に収容された流体が、洗浄仕上液であり、前記メインタンクから前記対象物に吹付けられた流体及び当該流体によって除去された除去物の残渣を、前記回収器によって前記メインタンク内に回収するよう構成してもよい。
【0033】
このように構成すれば、例えば、メインタンク内にアルカリ性洗浄液等の洗剤が収容されていた場合であっても、この洗剤によって除去物(例えば、汚れ)を除去(洗浄)した後、切換バルブを切り換えて、この部分に洗浄仕上げ液を流体吹付器から吹付けることで、前記洗剤や除去物の残渣を確実に除去、回収することができる。このため、面倒な水拭き等をする必要がなく、洗浄作業をより簡略化することができる。なお、前記洗浄仕上液としては、水(温水)等が挙げられる。
【0034】
そしてまた、本発明にかかる流体噴射回収装置は、前記流体吹付器から噴出される流体の圧力を制御する圧力制御装置をさらに備えることもできる。
【0035】
このようにすることで、流体の圧力を高くすれば、例えば、ウオータジェット等により、コンクリートや石、金属等を切断することも可能となる。また、流体の圧力を人間やその他の動物の身体や顔等に吹付けた際に、心地よい圧力にすれば、マッサージ効果や美顔効果等を得ることもできる。
【0036】
さらにまた、本発明にかかる流体噴射回収装置は、前記流体吹付器から噴出される流体の流量を制御する流量制御装置をさらに備えることもできる。
【0037】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態にかかる流体噴射回収装置について、図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施の形態1〜3は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる流体噴射回収装置の概略図、図2は、図1に示す流体噴射回収装置の濾過器付近を示す拡大側面図、図3は、図1に示すIII−III線に沿った断面図、図4は、図1に示す流体噴射回収装置の流体の循環を示す概念図である。
【0038】
なお、実施の形態1では、対象物として壁を、除去物としてこの壁に付着した汚れを、流体として洗浄液を使用した場合を例にとって説明する。
【0039】
図1〜図4に示すように、実施の形態1にかかる流体噴射回収装置1は、内部に洗浄液100を収容可能なメインタンク11と、メインタンク11に接続され、メインタンク11内に収容された洗浄液100を濾過する濾過器12と、濾過器12に接続され、濾過器12で濾過された洗浄液100を対象物としての壁110に吹付ける流体吹付器13と、メインタンク11に接続され、壁110に吹付けられた洗浄液100及びこの洗浄液100によって除去された汚れ111をメインタンク11内に回収する回収器14と、メインタンク11に接続され、メインタンク11内の気体を吸引してメインタンク11内を負圧にする吸引器15と、メインタンク11に接続され、メインタンク11内に収容された洗浄液100の温度を制御するヒータ16と、流体噴射回収装置1の運転を制御する制御盤17と、これらを載置して移動可能な基台18と、を備えて構成されている。
【0040】
メインタンク11は、密閉可能な略円筒形を有し、吸引器15による減圧(例えば、約15×10Pa)に耐えうる強度を有している。また内部に収容される洗浄液100に犯されない材質で構成されている。メインタンク11の上面(天井面)には、その内部に洗浄液100を投入するための投入口21が形成されている。メインタンク11の下部には、内部の洗浄液100を外部に排出するためのドレイン用コック22が設けられている。また、メインタンク11の壁面には、内部に収容した洗浄液100の液量を目視可能な液面計23と、後に詳述する流体吹付器13の流体供給チューブ31と、回収器14の吸引ホース35を掛止可能なフック24が設けられている。
【0041】
濾過器12は、連結ホース28を介してメインタンク11に連通されている。この濾過器12は、メインタンク11内に収容された洗浄液100が連結ホース28を介して供給されるタンク26と、タンク26内に収容され、洗浄液100を濾過するフィルタ27を備えて構成されている。このフィルタ27は、洗浄液100の種類や、壁110に付着した汚れ111等に応じて良好な濾過を行うことができるよう、材質、メッシュのサイズ等の条件を任意に選択することができる。また、交換も可能であり、タンク26内から取り出して洗浄することもできる。
【0042】
流体吹付器13は、基端が濾過器12のフィルタ27に接続され、先端が後に詳述するノズル36に接続された流体供給チューブ31と、流体供給チューブ31に接続されたポンプ32を備えて構成されている。このポンプ32は、濾過器12内に収容されかつフィルタ27により濾過された洗浄液100を汲み上げて流体供給チューブ31の先端から吹出させるものである。この流体供給チューブ31は、留め具33によって、吸引ホース35に固定されている。
【0043】
回収器14は、基端がメインタンク11に接続され、先端がノズル36に接続された吸引ホース35を備えている。この吸引ホース35の基端は、メインタンク11内を気密にできるよう、例えばOリング等のシール部材を介して接続されている。前記ノズル36は、特に図3に示すように、筒状のノズル本体51と、その内部に設けられた断面L字形の遮蔽板53と、この遮蔽板53に連結され、遮蔽板53を変位させるための駆動部54を備えている。このノズル36内には、流体供給チューブ31の先端が、中空のステイ55に支持された状態で配置されており、流体供給チューブ31の先端から噴出した洗浄液100は、ステイ55を経てノズル本体51の先端側に形成された開口部52から壁110に付着した汚れ111に対して吹付けられる。
【0044】
遮蔽板53は、断面略L字状を有し、このL字状を画定する略垂直面部分の略中央部分に、開口部53aが形成されている。駆動部54は、環状のガイド壁部56内の空間に設けられたピストン部57が、軸部58を介して遮蔽板53に連結された構成となっている。この軸部8には、ピストン部57を上方に付勢するコイル状のスプリング59が設けられている。この駆動部54は、ノズル本体51内が十分な負圧になった際に、大気圧とこの負圧との差圧が、ピストン部57をスプリング59の弾撥力に抗して下方(ノズル本体1の内部空間に近接する方向)に変位させ、更に、このピストン部57の変位が、軸部58を介して遮蔽板53を変位させるよう構成されている。したがって、ノズル36は、ノズル本体51内が十分な負圧となっていない状態、つまりノズル36が壁110から離間している状態では、上限位置に存在しており、開口部53aの下部面に、流体供給チューブ31から噴出した洗浄液100が衝突し、ノズル36の開口部52から外部に噴出しない。一方、ノズル本体51内が十分な負圧になった際には、この負圧との差圧が、ピストン部57をスプリング59の弾撥力に抗して遮蔽板53を下方(ノズル本体1の内部空間に近接する方向)に変位させ、開口部53aから洗浄液100を噴出させる。なお、符号60は、周囲の外気をノズル本体1内に導入する役割を果たすための切欠部である。
【0045】
なお、このようなノズルに関しては、例えば、特開2001−245953号公報、特開2001−245952号公報、特開2001−252329号公報、特開2001−276172号公報、及び特開2001−299903号公報等に記載されている既に公知のノズルも好適に使用することができる。
【0046】
また、ノズル36の開口部52には、例えば、図示しないブラシ毛やスポンジ等を設け、これらによって汚れ111をこする動作を付加する等して補助的な除去を行うこともできる。
【0047】
吸引器15は、ファンモータ41と、一端がファンモータ41に接続された吸引ホース42と、吸引ホース42の他端に接続された気液分離装置としてのセパレータ43を備えて構成されている。この吸引ホース42は、メインタンク11内を気密にできるよう、例えばOリング等のシール部材を介して、メインタンク11内に引き込まれ、セパレータ43に接続されている。
【0048】
このセパレータ43は、メインタンク11内であって、洗浄液100の水面より上部に配置されたケース44内に収容されており、羽根車と、この羽根車により回転されている水分離器で構成され、吸引ホース42から吸引したメインタンク11内の気体中、あるいは洗浄液100の液面より水滴がファンモータの中に浸入することを防止している。なお、このセパレータ43(気液分離機構)は、例えば、特開平10−304993号公報に記載されているものが好適に使用できる。
【0049】
次に、実施の形態1にかかる流体噴射回収装置1を使用して、壁110に付着した油性の汚れ111を除去する際の具体的動作について説明する。
【0050】
メインタンク11内に所望の洗浄液100を所定量収容する。この洗浄液100は、ヒータ16によって、任意の温度に保温されている。
【0051】
制御盤17を操作して吸引器15のファンモータ41を駆動すると、ファンモータ41の吸気力により、吸引ホース42を介してメインタンク11内の気体が吸引される。この吸引時、前記気体の流れにより、セパレータ43の羽根車が回転し、同時に、水分離器が回転し、吸気の際の気体と一緒に飛び散った洗浄水100を遠心力により振り払い、ファンモータ41に洗浄液100が吸い込まれないようにしている。この吸引された気体は、ファンモータ41を通り、所定の排気口から外部に排出される。
【0052】
一方、ポンプ32の作動によって、洗浄液100は、濾過器12のタンク26内に収容されている洗浄液100を汲み上げ、流体供給チューブ31を介して、洗浄液100をノズル36に供給する。この状態では、つまりノズル36が壁110から離間しているため、ノズル本体51内が十分な負圧となっていない。したがって、ピストン部57はノズル上限位置に存在しており、流体供給チューブ31から噴出している洗浄液100は、開口部53aの下部面に衝突し、ノズル36の開口部52から外部に噴出しない。
【0053】
この状態で、ノズル36の開口部52を壁110に押し当てると、吸引器15の吸引によって、ノズル本体51内が十分な負圧になる。すなわち、大気圧と、この負圧との差圧によって、駆動部54のピストン部57がスプリング59の弾撥力に抗して、ノズル36の内側(下方)に向けて変位させる。さらに、このピストン部57の変位が、軸部58を介して遮蔽板53を変位させ、開口部53aから洗浄液100を壁110に向けて噴出させる。
【0054】
この動作によって、ノズル36の開口部52から、汚れ111が付着した壁110に吹付けられた洗浄液100は、その吹付け力及び洗浄力等によって、壁110から汚れ111を除去し、除去された汚れ111、吹付けられた洗浄液100を含む汚水は、直ちにノズル36を介して吸引ホース35から吸引され、メインタンク11内に回収される。したがって、吹付けられた洗浄液100や除去された汚れ111等が、壁110づたいに液だれしたり、あるいは落下して床等を汚したりすることがない。以上によって、メインタンク11内は、洗浄液100と回収した汚水とが共存することになる。
【0055】
メインタンク11内に収容された洗浄液100及び汚水は、ポンプ32の作動によって濾過器12に供給され、ここでフィルタ27によって濾過されて流体供給チューブ31から、再び洗浄液100としてノズル36に供給される。
【0056】
このように、実施の形態1にかかる流体噴射回収装置1は、図4に示すように、「洗浄液100の吹付け→吹付けられた洗浄液100による汚れ111の除去→吹付けられた洗浄液100と汚れ111の吸引回収→回収された洗浄液100及び汚れ111の濾過→濾過されて再び洗浄液100として吹付けられる」、というサイクルを繰り返す。この結果、洗浄液100を効率よく再使用することができ、洗浄液100の補充インターバルを長くとることができる。したがって、流体噴射回収装置1の連続運転時間を長くとることができ、作業効率が向上すると共に、廃棄される洗浄液100の量も減らすことができる。
【0057】
この洗浄作業中、メインタンク11内の洗浄液100の液量は、液面計23によって確認することができ、洗浄液100が不足した場合は、投入口21から適宜補充すればよい。また、メインタンク11内の洗浄液100を総入換えする場合は、コック22を開いて、メインタンク11内の洗浄液100を簡単に廃棄することができる。洗浄作業が終了した際には、吸引ホース35及び流体供給チューブ31を、フック24に引っ掛けて収納すれば、コンパクトに保管することができる。
【0058】
なお、この流体噴射回収装置1は、図示しない任意のハウジング内に収容することもできる。また、基台18には、車輪19と、ハンドル20が設けられているため、簡単に移動させることができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2にかかる流体噴射回収装置について図面を参照して説明する。
【0059】
図5は、実施の形態2にかかる流体噴射回収装置の概略図である。なお、実施の形態2では、実施の形態1で説明した流体噴射回収装置1と同様の部材には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0060】
図5に示すように、実施の形態2にかかる流体噴射回収装置2の、実施の形態1にかかる流体噴射回収装置1との異なる点は、洗浄液100をメインタンク11内に補充する補充タンク61と、内部に洗浄仕上液101を収容可能なサブタンク71を、メインタンク11に接続した点と、濾過器12が電磁バルブ72を介してポンプ32に接続されている点である。
【0061】
補充タンク61は内部に洗浄液100を収容可能であり、この補充タンク61の内部には、この洗浄液100をメインタンク11内に供給するための供給用チューブ63の一端が挿入されている。また、この供給用チューブ63の他端は、メインタンク11に取付けられたコック64に、カップラ65によって接続されている。なお、この補充タンク61内に収容されている洗浄液100は、吸引器15による気体の吸引によって、メインタンク11内が負圧になっていることを利用して、コック64を開くだけで、自動的にメインタンク11内に移動(供給)される。
【0062】
サブタンク71は、サブタンク71内に収容された洗浄仕上液101を供給するための供給用チューブ73が接続されている。この供給用チューブ73は、電磁バルブ72を介してポンプ32に接続されている。また、濾過器12も電磁バルブ72を介してポンプ32に接続されている。すなわち、電磁バルブ72を切り換えることで、濾過器12内に収容された洗浄液100を流体供給チューブ31に供給するか、あるいは洗浄仕上液101を流体供給チューブ31に供給するか、を適宜選択することができる。
【0063】
次に、実施の形態2にかかる流体噴射回収装置2の具体的動作について説明する。
【0064】
流体噴射回収装置2は、壁110に付着した汚れ111の除去(洗浄)を開始する初期状態では、電磁バルブ72は、濾過器12内に収容されている洗浄液100が流体供給チューブ31に供給されるように設定されている。また、補充タンク61に接続されているコック64は、閉じられている。
【0065】
この状態で、実施の形態1で説明した流体噴射回収装置1と同様に制御盤17を操作して吸引器15のファンモータ41を駆動し、メインタンク11内を負圧にする。また、ポンプ32を作動させ、濾過器12のタンク26内に収容されている洗浄液100を汲み上げ、流体供給チューブ31を介して、洗浄液100をノズル36に供給する。
【0066】
この状態で、ノズル36を壁110に押し当てると、ノズル本体51内が十分な負圧になり、ノズル36のピストン部57がノズル36の内側に向けて変位し、開口部53aから洗浄液100を壁110に向けて噴出させる。
【0067】
この動作によって、実施の形態1と同様に、ノズル36の開口部52から汚れ111が付着した壁110に吹付けられた洗浄液100は、その吹付け力及び洗浄力等によって、壁110から汚れ111を除去し、除去された汚れ111、吹付けられた洗浄液100を含む汚水は、直ちにノズル36を介して吸引ホース35から吸引され、メインタンク11内に回収される。
【0068】
メインタンク11内に収容された洗浄液100及び汚水は、ポンプ32の作動によって、濾過器12に供給され、ここで濾過されて流体供給チューブ31から、再び洗浄液100としてノズル36に供給される。
【0069】
この動作を繰り返している際に、液面計23を目視することによって、メインタンク11内の洗浄液100の水位が下がり、メインタンク11内に洗浄液100を補充する必要が生じたことを確認した場合は、コック64を開くと、補充タンク61内に収容されていた洗浄液100が、メインタンク11内に吸引されて移動する。この時、メインタンク11内は、負圧になっているため、ポンプ等の装置を補充タンク61に接続することなく、補充タンク61内に収容されている洗浄液100をメインタンク11内に移動させることができる。
【0070】
このように、流体噴射回収装置2の運転を停止することなく、コック64をひねるだけで、簡単にメインタンク11内に洗浄液100を補充することができる。適量の洗浄液100をメインタンク11内に補充した後は、再びコック64を閉めておけばよい。
【0071】
なお、メインタンク11には、内部に収容された洗浄液100の水位が一定の高さより低くなった場合に、アラーム等で知らせる機構を設けてもよい。
【0072】
このように、実施の形態2にかかる流体噴射回収装置2は、実施の形態1にかかる流体噴射回収装置1と同様に、洗浄液100の再使用ができることに加え、簡単にメインタンク11内に洗浄液100を補充することができる。
【0073】
次に、洗浄液100を使用した壁110の洗浄が終了した後、制御盤17を操作して電磁バルブ72を切り換えて、サブタンク71内から流体供給チューブ31に洗浄仕上液101を供給する。この洗浄仕上液101は、例えば、水やぬるま湯、あるいはお湯等、洗浄の仕上げ液として使用可能な流体が好適に使用される。この洗浄仕上液101も、前述した洗浄液100と同様に、ノズル36の開口部52から壁110に吹付けられ、壁110に吹付けられた洗浄液100の残渣(残り)、洗浄液100によって除去された汚れ111の残渣と共に、吸引ホース35を介してメインタンク11内に回収される。
【0074】
したがって、例えば、メインタンク11内に収容していた洗浄液100が、強アルカリ性洗浄液等の洗剤であっても、この洗浄液100によって汚れ111を除去した後、電磁バルブ72を切り換えて、この部分に洗浄仕上液101を吹付けることで、洗浄液100や汚れ111の残渣を確実に除去、回収することができる。このため、面倒な水拭き等をする必要がなく、洗浄作業をより簡略化することができる。
【0075】
なお、実施の形態2では、補充タンク61と、サブタンク71を両方備えた場合について説明したが、これに限らず、補充タンク61あるいはサブタンク71のいずれか一方のみを備えていてもよい。
【0076】
また、実施の形態2では、補充タンク61は、メインタンク11に対し別体に構成し、両者を供給用チューブ63で接続した場合について説明したが、これに限らず、例えば、図6に示すように、補充タンク61をメインタンク11に直接設置してもよい。
【0077】
また、サブタンク71には、洗浄仕上液101を収容した場合について説明したが、これに限らず、サブタンク71内は、他の種類の洗浄液や、つや出し剤等、任意の流体を収容してもよい。
【0078】
なお、実施の形態1及び実施の形態2では、壁110に付着した汚れ111を除去(洗浄)する場合について説明したが、これに限らず、本発明にかかる流体噴射回収装置は、洗浄剤100の種類等を変更することにより、様々な部分を洗浄することができることは勿論である。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3にかかる流体噴射回収装置について図面を参照して説明する。
【0079】
図7は、実施の形態3にかかる流体噴射回収装置の側面の一部を破断した状態を示す図、図8は、図7に示す流体噴射回収装置のセパレータ部分を示す平面図、図9は、図7に示す流体噴射回収装置の流体の循環を示す概念図である。
【0080】
なお、実施の形態3では、対象物として身体を、流体として水(温水)を使用した場合を例にとって説明する。また、実施の形態3では、前述した実施の形態で説明した流体噴射回収装置1及び2と同様の部材には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0081】
図7〜図9に示すように、実施の形態3にかかる流体噴射回収装置3は、内部に水200を収容可能なメインタンク120と、メインタンク120に接続され、メインタンク120内に収容された水200を濾過する濾過器12と、濾過器12に接続され、濾過器12で濾過された水200を対象物としての人間の身体210に吹付ける流体吹付器13と、メインタンク120に接続され、身体210に吹付けられた水200をメインタンク120内に回収する回収器14と、メインタンク120に接続され、メインタンク120内の気体を吸引してメインタンク120内を負圧にする吸引器150と、メインタンク120に接続され、メインタンク120から濾過器12を経て供給される水200の温度を制御するヒータ160と、流体噴射回収装置1の運転を制御する制御盤17と、これらを載置して移動可能な基台18と、を備えて構成されている。
【0082】
メインタンク120は、密閉可能であり、略中央部が中空となった略円筒形を有し、吸引器150による減圧(例えば、約15×10Pa)に耐えうる強度を有している。また、内部に収容される流体に犯されない材質で構成されている。メインタンク120の上面(天井面)には、後に詳述するセパレータ143が配設されている。メインタンク120の下部には、内部の水200を外部に排出するための、前述した実施の形態で使用したドレイン用コック22と同様のコック(図示せず)が設けられている。また、メインタンク120の壁面には、内部に収容した水200の液量を目視可能な液面計23と、流体吹付器13の流体供給チューブ31と、回収器14の吸引ホース35を掛止可能なフック24が設けられている。また、メインタンク120の略中央部に形成された中空部分には、上端がセパレータ143に連通し、下端がファンモータ41に連通したダクト130が配設されている。
【0083】
流体吹付器13は、基端が濾過器12のフィルタ27に接続され、先端が、前述した実施の形態で使用したノズル36(図1及び図3参照)に接続された流体供給チューブ31と、流体供給チューブ31に接続されたポンプ132を備えて構成されている。このポンプ132は、濾過器12内に収容されかつフィルタ27により濾過された水200を汲み上げて流体供給チューブ31の先端から吹出させるものであり、吹出される水200の圧力を制御する圧力制御装置133が接続されている。この圧力制御装置133は、水200(温水)を身体210に吹付ける際の水圧を任意に制御可能であり、この水圧を制御することによって、水200によるマッサージ効果を得ることもできる。なお、圧力制御装置133は、例えば、吹出される水200の圧力を、強、中、弱等のいくつかの段階に切り替えるようにしてもよく、さらに細かく制御してもよい。また、圧力制御装置133の操作は、例えば、制御盤17に設けられた切り替えスイッチ(図示せず)によって行ってもよく、コントローラ等によって遠隔操作してもよい。
【0084】
吸引器150は、メインタンク120の下方に配設されたファンモータ41と、一端がファンモータ41に連通されたダクト130と、ダクト130の他端が連通されると共に、メインタンク120の上方に配設された気液分離装置としてのセパレータ143を備えて構成されている。
【0085】
このセパレータ143は、図8に示すように、平面(上面)から見て略円形を備えた略ドーム型を有しており、内部に気液混合流体が導入される流体導入室144を備えている。流体導入室144内には、メインタンク120から気液混合流体を導入するための吸込口145が形成されている。また、流体導入室144内には、流体導入室144内で旋回流を発生させるように、気液混合流体が接線方向に吸気されるよう構成した吸気ガイド146が、吸込口145に連続して形成されている。そして、流体導入室144内に導入された気液混合流体は、サイクロンの原理で気体と液体とに分離され、分離された気体がファンモータ41によってダクト130を介して吸引される。この構成により、水滴がファンモータ41の中に浸入することを防止している。
【0086】
ヒータ160は、メインタンク120の外部に設けられ、メインタンク120から濾過器12を経て、ポンプ132によって供給された水200を所定の温度に保温する。この保温された水(温水)200は、流体供給チューブ31を介してノズル36(図1及び図3参照)から、身体210に吹付けられる。
【0087】
次に、実施の形態3にかかる流体噴射回収装置3を使用して、身体200をマッサージする際の具体的動作について説明する。
【0088】
メインタンク120内に水200を所定量収容する。次に、制御盤17を操作して吸引器150のファンモータ41を駆動すると、ファンモータ41の吸気力により、セパレータ143の流体導入室144内に、メインタンク120内の気液混合流体が、吸込口145から導入される。この吸込口145から導入された気液混合流体は、吸気ガイド146誘導され、図7及び図8に矢印で示すように流体導入室144内に旋回流を発生させる。この動作によって、サイクロンの原理により、前記気液混合流体は、気体と液体とに分離され、ファンモータ41に水200が吸い込まれないようにしている。ダクト130を介してファンモータ41によって吸引された気体は、ファンモータ41を通り、所定の排気口から外部に排出される。
【0089】
一方、ポンプ132の作動によって、水200は、濾過器12のタンク26内に収容されている水200を汲み上げる。この時、ポンプ132は、圧力制御装置133によって、水200がノズルから噴出される際の圧力を制御する。汲み上げられた水200は、ヒータ160によって、所望温度に保温され、この保温された水(温水)200は、流体供給チューブ31を介して、ノズル36(図1及び図3参照)に供給される。
【0090】
この状態では、ノズル36が身体210から離間しているため、前述した実施の形態で説明したように、ノズル本体51内が十分な負圧となっていない。したがって、ピストン部57はノズル上限位置に存在しており、流体供給チューブ31から噴出している洗浄液100は、開口部53aの下部面に衝突し、ノズル36の開口部52から外部に噴出しない。この状態で、ノズル36の開口部52を身体210に押し当てると、吸引器150の吸引によって、ノズル本体51内が十分な負圧になる。すなわち、大気圧と、この負圧との差圧によって、駆動部54のピストン部57がスプリング59の弾撥力に抗して、ノズル36の内側(下方)に向けて変位させる。さらに、このピストン部57の変位が、軸部58を介して遮蔽板53を変位させ、開口部53aから水200を身体210に向けて噴出させる。
【0091】
この動作によって、ノズル36の開口部52から、身体210に吹付けられた水(温水)200は、その吹付け力によってマッサージ効果を身体210にもたらすことができる。身体210に吹付けられた水200は、直ちにノズル36を介して吸引ホース35から吸引され、メインタンク120内に回収される。この時、例えば、身体210に吹付けられた水200によって、老化した皮膚や汚れ等が身体210から剥がされた場合は、これらも水200と一緒にメインタンク120内に回収される。また、このような老化した皮膚や汚れ等が身体210から剥がされない場合には、メインタンク120内に水200が回収される。したがって、吹付けられた水200が、液だれしたり、あるいは落下して使用者の衣服や、布団、あるいは床等を濡らしたりすることがない。以上によって、メインタンク120内は、水200と回収した液とが共存することになる。
【0092】
メインタンク120内に収容された水200及び回収した液は、ポンプ132の作動によって濾過器12に供給され、ここでフィルタ27によって濾過されて流体供給チューブ31から、再びノズル36に供給される。
【0093】
このように、実施の形態3にかかる流体噴射回収装置3は、図9に示すように、「水200の吹付け→吹付けられた水200によるマッサージ→吹付けられた水200の吸引回収→回収された水200の濾過→濾過されて再び水200として吹付けられる」、というサイクルを繰り返す。この結果、水200を効率よく再使用することができ、水200の補充インターバルを長くとることができる。したがって、流体噴射回収装置3の連続運転時間を長くとることができる。
【0094】
なお、前述した実施の形態1及び2では、対象物として壁を、除去物としてこの壁に付着した汚れを、流体として洗浄液を使用した場合について説明し、実施の形態3では、対象物として身体210を、流体として水(温水)200を使用し、身体210を水200によってマッサージする場合について説明したがこれに限らず、対象物としては、本明細書中で前述したように、本発明にかかる流体噴射回収装置から噴射される流体が吹付けられる物であれば、特に限定される物ではないことは勿論である。
【0095】
すなわち、実施の形態1及び2にかかる流体噴射回収装置1及び2を、実施の形態3のように身体210をマッサージするために使用してもよい。この場合、流体噴射回収装置1及び2に、圧力制御装置133を装備させることもできる。また、実施の形態3にかかる流体噴射回収装置3を洗浄装置として使用してもよい。
【0096】
さらにまた、ノズル36から噴出する流体の圧力を任意に制御することで、例えば、対象物として人間の顔を使用し、流体として水(温水、水蒸気)、化粧水、美容液、保湿液、アロマ剤(香気剤)剤入り溶液等を使用して、本発明にかかる流体噴射回収装置を美顔器として利用することもできる。
【0097】
そしてまた、ノズル36から噴出する流体の圧力を高圧にすれば、ノズル36からウォータージェットを噴出させ、例えば、コンクリートや石、金属等を切断したり、加工することもできる。
【0098】
さらにまた、
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかる流体噴射回収装置は、回収器によってメインタンク内に回収された流体を、濾過器によって濾過し、この濾過された流体を再び流体吹付器から対象物に対して吹付けることができる。このため、前記流体を効率よく再使用することができ、前記流体の補充インターバルを長くとることができる。この結果、流体噴射回収装置の連続運転時間を延長することができ、作業効率が向上すると共に、廃棄される流体の量も減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる流体噴射回収装置の概略図である。
【図2】図1に示す流体噴射回収装置の濾過器付近を示す拡大側面図である。
【図3】図1に示すIII−III線に沿った断面図である。
【図4】図1に示す流体噴射回収装置の流体の循環を示す概念図である。
【図5】本発明の実施の形態2にかかる流体噴射回収装置の概略図である。
【図6】本発明の他の実施の形態にかかる流体噴射回収装置の補充タンク部分を示す概略図である。
【図7】本発明の実施の形態3にかかる流体噴射回収装置の側面の一部を破断した状態を示す図である。
【図8】図7に示す流体噴射回収装置のセパレータ部分を示す平面図である。
【図9】図7に示す流体噴射回収装置の流体の循環を示す概念図である。
【符号の説明】
1、2、3  流体噴射回収装置
11、120  メインタンク
12  濾過器
13  流体吹付器
14  回収器
15、150  吸引器
16、160  ヒータ
17  制御盤
18  基台
23  液面計
27  フィルタ
31  流体供給チューブ
32、132  ポンプ
35、42  吸引ホース
36  ノズル
41  ファンモータ
43、143  セパレータ
61  補充タンク
71  サブタンク
100  洗浄液
101  洗浄仕上液
110  壁
111  汚れ
144  流体導入室
200  水
210  身体

Claims (18)

  1. 内部に流体を収容可能なメインタンクと、
    前記メインタンクに接続され、かつ当該メインタンク内に収容された流体を濾過可能な濾過器と、
    前記濾過器に接続され、かつ前記濾過器で濾過された流体を対象物に吹付ける流体吹付器と、
    前記メインタンクに接続され、かつ少なくとも前記対象物に吹付けられた流体を前記メインタンク内に回収可能な回収器と、
    を備えた流体噴射回収装置。
  2. 前記回収器は、前記対象物に吹付けられた流体及び当該流体によって除去された除去物を回収可能である請求項1記載の流体噴射回収装置。
  3. 前記回収器は、前記メインタンクに接続された吸引ホースと、当該吸引ホースの先端に接続されたノズルと、を備え、
    前記ノズルは、前記対象物と対向可能な開口部と、少なくとも前記対象物に吹付けられた流体を吸引する吸引口と、を有すると共に、前記流体吹付器の先端が接続されてなる請求項1または請求項2記載の流体噴射回収装置。
  4. 前記吸引口は、前記対象物に吹付けられた流体及び当該流体によって除去された除去物を吸引する請求項3記載の流体噴射回収装置。
  5. 前記メインタンクに、当該メインタンク内の気体を吸引して該メインタンク内を負圧にする吸引器を接続した請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の流体噴射回収装置。
  6. 前記流体が液体であり、前記吸引器は、前記メインタンク内の気体と液体とを分離する気液分離装置を有し、当該気液分離装置を介して、前記メインタンク内の気体を吸引して該メインタンク内を負圧にする請求項5記載の流体噴射回収装置。
  7. 前記気液分離装置は、気液混合流体が導入される流体導入室を備え、当該流体導入室内に旋回流を発生させ、サイクロンの原理で気体と液体とを分離させる請求項6記載の流体噴射回収装置。
  8. 前記回収器は、前記メインタンク内の負圧によって、少なくとも前記対象物に吹付けられた流体を前記メインタンク内に回収する請求項5または請求項6記載の流体噴射回収装置。
  9. 前記回収器は、前記対象物に吹付けられた流体及び当該流体によって除去された除去物を回収する請求項8記載の流体噴射回収装置。
  10. 前記流体吹付器は、前記濾過器に接続された流体供給チューブと、前記濾過器で濾過された流体を当該流体供給チューブに供給し、かつ該流体供給チューブの先端から当該流体を吹出させるポンプと、を備えた請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の流体噴出回収装置。
  11. 前記メインタンクに、該メインタンク内に前記流体を補充する補充タンクを接続した請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の流体噴出回収装置。
  12. 前記メインタンクに、当該メインタンク内に前記流体を補充する補充タンクをコックを介して接続し、当該コックを開状態にした際に、前記メインタンク内の負圧によって、当該補充タンク内の流体が当該メインタンク内に移動する請求項5ないし請求項11のいずれか一項に記載の流体噴射回収装置。
  13. 前記メインタンクに、当該メインタンク内に収容された流体の温度を調節可能な温度調節器を接続した請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の流体噴射回収装置。
  14. 前記メインタンク内に収容された流体がアルカリ性洗浄液である請求項1ないし請求項13のいずれか一項に記載の流体噴射回収装置。
  15. 内部に流体を収容可能なサブタンクをさらに備え、
    前記濾過器と前記サブタンクは、切換バルブを介して前記流体吹付器に接続され、当該切換バルブの動作に応じて当該流体吹付器への流体の供給を制御する請求項1ないし請求項14のいずれか一項に記載の流体噴射回収装置。
  16. 前記サブタンク内に収容された流体が、洗浄仕上液であり、前記メインタンクから前記対象物に吹付けられた流体及び当該流体によって除去された除去物の残渣を、前記回収器によって前記メインタンク内に回収させる請求項1ないし請求項15のいずれか一項に記載の流体噴射回収装置。
  17. 前記流体吹付器から噴出される流体の圧力を制御する圧力制御装置をさらに備えた請求項1ないし請求項16のいずれか一項に記載の流体噴射回収装置。
  18. 前記流体吹付器から噴出される流体の流量を制御する流量制御装置をさらに備えた請求項1ないし請求項17のいずれか一項に記載の流体噴射回収装置。
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