JP7034239B1 - 乗客コンベア - Google Patents

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Abstract

【課題】異常検出装置における誤検知を抑制できる乗客コンベアを提供する。【解決手段】乗客コンベアは、追従ローラ取付け部を有する踏段本体と、追従ローラ取付け部に取り付けられた追従ローラと、を有し、循環して移動する踏段と、追従ローラを案内する追従レールと、追従レールに対する追従ローラ取付け部の異常変位を検出する異常検出装置と、追従ローラ取付け部に付着した異物を除去する清掃装置と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、循環して移動する踏段を備えた乗客コンベアに関するものである。
特許文献1には、乗客コンベアが記載されている。この乗客コンベアは、無端状の踏段チェーンにより連結された複数の踏段と、踏段の沈み込みを検出する異常検出装置と、を備えている。異常検出装置は、往路側の踏段の下方に設けられている。
特開2007-76823号公報
上記の乗客コンベアにおいて、踏段は、踏段本体と、踏段本体の底部に位置するローラ取付け部に回転自在に取り付けられた追従ローラと、を有している。上記の乗客コンベアにおいて、追従ローラの破損又は脱落により踏段の沈み込みが生じた場合、ローラ取付け部が下方に変位する。ローラ取付け部の下方への変位が大きくなると、異常検出装置がローラ取付け部と接触する。これにより、踏段の沈み込みが異常検出装置によって検出される。
しかしながら、ローラ取付け部に異物が付着していると、踏段の沈み込みが生じていなくても、異常検出装置が異物と接触してしまう場合がある。このため、異常検出装置において誤検知が生じる場合があるという課題があった。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、異常検出装置における誤検知を抑制できる乗客コンベアを提供することを目的とする。
本開示に係る乗客コンベアは、追従ローラ取付け部を有する踏段本体と、前記追従ローラ取付け部に取り付けられた追従ローラと、を有し、循環して移動する踏段と、前記追従ローラを案内する追従レールと、前記追従レールに対する前記追従ローラ取付け部の異常変位を検出する異常検出装置と、前記追従ローラ取付け部に付着した異物を除去する清掃装置と、を備える。
本開示によれば、異常検出装置における誤検知を抑制することができる。
実施の形態1に係る乗客コンベアの構成を模式的に示す側面図である。 図1のA部に位置する踏段を拡大して示す図である。 実施の形態1に係る乗客コンベアの異常検出装置の構成を示す側面図である。 実施の形態1に係る乗客コンベアの清掃装置及びその周囲を図2のC方向に見たときの構成を示す図である。 実施の形態1に係る乗客コンベアの清掃装置の構成を示す斜視図である。 実施の形態1に係る乗客コンベアにおいて追従ローラ取付け部に異物が付着している状態を示す図である。 図1のB部に位置する踏段を拡大して示す図である。 実施の形態1に係る乗客コンベアの清掃装置及びその周囲を図7のD方向に見たときの構成を示す図である。
実施の形態1.
実施の形態1に係る乗客コンベアについて説明する。図1は、本実施の形態に係る乗客コンベア100の構成を模式的に示す側面図である。本実施の形態では、乗客コンベア100として、エスカレータを例示している。
図1に示すように、乗客コンベア100は、上階121の床と下階122の床との間に架設されたトラス11を有している。トラス11には、複数の踏段12が設けられている。複数の踏段12は、当該複数の踏段12の幅方向両側に配置された一対の無端状の踏段チェーン13により、互いに連結されている。
トラス11の上階121側の端部には、駆動機14と、駆動機14により駆動される一対の踏段スプロケット15aと、駆動機14を制御する制御盤16と、が設けられている。一対の踏段スプロケット15aには、一対の踏段チェーン13がそれぞれ巻き掛けられている。複数の踏段12は、踏段スプロケット15a及び踏段チェーン13を介して伝達される駆動機14の駆動力により循環して移動する。
踏段12の循環経路には、往路20、上部反転部15、帰路21及び下部反転部17が含まれている。往路20は、踏段12によって乗客を搬送するための経路である。帰路21は、踏段12が往路20とは逆方向に移動する経路であり、往路20の下方に位置している。上部反転部15及び下部反転部17のそれぞれでは、踏段12の移動方向が反転する。上部反転部15は、トラス11の上階121側の端部に設けられている。下部反転部17は、トラス11の下階122側の端部に設けられている。踏段12の循環経路において、上部反転部15は往路20の一端と帰路21の一端との間に位置しており、下部反転部17は往路20の他端と帰路21の他端との間に位置している。
乗客コンベア100が上昇運転を行う場合、踏段12は、往路20、上部反転部15、帰路21及び下部反転部17をこの順に循環する。乗客コンベア100が下降運転を行う場合、踏段12は、往路20、下部反転部17、帰路21及び上部反転部15をこの順に循環する。
トラス11の上部には、複数の踏段12を挟んで対向する一対の欄干18が設けられている。一対の欄干18のそれぞれの周縁部には、複数の踏段12と共に移動する無端状の移動手摺19が設けられている。
図2は、図1のA部に位置する踏段12、すなわち、帰路21側の下部水平部に位置する踏段12を拡大して示す図である。図2では、上下方向及び踏段12の移動方向の双方を含む平面により踏段12を切断した断面を示している。図2中の太矢印は、踏段12の移動方向を表している。踏段12は、帰路21において下部反転部17から上部反転部15に向かって移動する。つまり、乗客コンベア100は下降運転を行っている。
図2に示すように、踏段12は、踏段本体29と、踏段本体29にそれぞれ取り付けられた一対の駆動ローラ34及び一対の追従ローラ36と、を有している。踏段本体29は、踏板30、ライザ31、踏段ブラケット32、踏段軸33、及び一対の追従ローラ軸35を有している。駆動ローラ34、追従ローラ36、及び追従ローラ軸35は、踏段12の幅方向両側に1つずつ設けられている。
踏板30は、乗客を乗せる長方形平板状の部材である。踏段12が帰路21に位置しているとき、踏板30の踏面30aは下方を向いている。一方、踏段12が往路20に位置しているときには、後述する図7に示すように、踏面30aは上方を向きかつ水平になっている。ライザ31は、下降運転時における踏板30の前方、すなわち上昇運転時における踏板30の後方に設けられている。
踏段ブラケット32は、踏板30及びライザ31を支持している。踏段ブラケット32は、踏段12の幅方向両側に1つずつ配置された一対の側枠部32aを有している。一対の側枠部32aのそれぞれは、三角形状の枠状に形成されている。側枠部32aの1つの辺32b1は、踏板30に沿って配置されている。側枠部32aは、追従ローラ36が取り付けられる追従ローラ取付け部32cを有している。追従ローラ取付け部32cは、側枠部32aの辺32b1と対向する角部32b2から、側枠部32aの外側に向かって突出して設けられている。
追従ローラ取付け部32cは、踏段本体29において踏板30から最も離れた部分である。踏段12が帰路21に位置しているとき、すなわち踏板30の踏面30aが下方を向いているとき、追従ローラ取付け部32cは、踏段本体29において最も上方に位置している。つまり、踏段12が帰路21に位置しているときには、追従ローラ取付け部32cは、踏段本体29の頂部となる。踏段12が往路20に位置しているとき、すなわち踏板30の踏面30aが上方を向いているとき、追従ローラ取付け部32cは、踏段本体29において最も下方に位置している。つまり、踏段12が往路20に位置しているときには、追従ローラ取付け部32cは、踏段本体29の底部となる。
追従ローラ取付け部32cは、後述する異常検出装置50又は異常検出装置51による検出対象となる被検出面32dを有している。踏段12が帰路21に位置しているとき、被検出面32dは上方を向いている。踏段12が往路20に位置しているとき、被検出面32dは下方を向いている。
踏段軸33は、下降運転時における踏段ブラケット32の後部に設けられている。踏段軸33は、踏段12の幅方向に沿って延びており、一対の側枠部32aを貫通している。踏段軸33の両端部は、一対の踏段チェーン13にそれぞれ連結されている。踏段チェーン13のそれぞれには、複数の踏段12の踏段軸33が一定のピッチで連結されている。
駆動ローラ34は、踏段軸33の両端部に取り付けられている。つまり、駆動ローラ34は、踏段軸33を介して、下降運転時における踏段ブラケット32の後部、すなわち上昇運転時における踏段ブラケット32の前部に取り付けられている。
追従ローラ軸35は、追従ローラ取付け部32cに取り付けられており、踏段12の幅方向に沿って延びている。追従ローラ36は、追従ローラ軸35に取り付けられている。つまり、追従ローラ36は、追従ローラ軸35を介して、追従ローラ取付け部32cに取り付けられている。追従ローラ36は、下降運転時において駆動ローラ34よりも前方に位置しており、上昇運転時において駆動ローラ34よりも後方に位置している。
トラス11には、駆動レール37及び追従ローラ36が固定されている。一対の踏段チェーン13によって踏段12が牽引されると、駆動ローラ34は駆動レール37によって案内され、追従ローラ36は追従レール38によって案内される。
図1に戻り、乗客コンベア100は、異常検出装置50及び異常検出装置51をさらに有している。異常検出装置50及び異常検出装置51は、乗客コンベア100に備えられる安全装置の一種である。
異常検出装置50及び異常検出装置51は、いずれも往路20における踏段12の下方に設けられている。異常検出装置50及び異常検出装置51のそれぞれは、追従レール38に対する追従ローラ取付け部32cの下方向の異常変位、すなわち、往路20における踏段12の沈み込みを検出するように構成されている。異常検出装置50は、上階121の乗降口付近の傾斜部において、踏段12を挟んで左右両側に1つずつ設けられている。異常検出装置51は、下階122の乗降口付近の傾斜部において、踏段12を挟んで左右両側に1つずつ設けられている。
図3は、本実施の形態に係る乗客コンベア100の異常検出装置50の構成を示す側面図である。以下、2つの異常検出装置50のうちの一方の異常検出装置50の構成について説明するが、2つの異常検出装置50のうちの他方の異常検出装置50、及び2つの異常検出装置51も同様の構成を有している。
図3に示すように、異常検出装置50は、異常を検出する機構として、軸部61、カム62及び作動片63を有している。軸部61は、踏段12の幅方向に沿って延伸しており、不図示の軸受によって回転自在に支持されている。カム62は、軸部61と同軸の円板状の形状を有しており、軸部61に固定されている。カム62の外周面の一部には、軸方向に延伸した溝状の凹部64が形成されている。作動片63は、軸部61に固定されるとともに軸部61から上方に向かって突出している。
また、異常検出装置50は、押ボタン65を備えたスイッチ66を有している。押ボタン65は、押されていない状態でカム62の凹部64内に挿入されている。
踏段12の沈み込みが生じていない場合、踏段12の移動方向に沿って見ると、追従ローラ取付け部32cと作動片63との間は離れている。このため、踏段12の沈み込みが生じていない場合、作動片63は、追従ローラ取付け部32cと接触しない。ここで、踏段12の沈み込みが生じていない、という状態には、追従ローラ取付け部32cの下方への変位が全く生じていない状態だけでなく、追従レール38に対する追従ローラ取付け部32cの下方への変位が適正範囲である状態も含まれる。
追従ローラ36が破損又は脱落した場合、踏段12の沈み込みが生じ、追従ローラ取付け部32cが下方に変位する。追従レール38に対する追従ローラ取付け部32cの下方への変位が適正範囲を超えて大きくなると、踏段12が異常検出装置50を通過する際、作動片63が追従ローラ取付け部32cの被検出面32dと接触する。追従ローラ取付け部32cと接触した作動片63は、追従ローラ取付け部32cによって踏段12の移動方向に押されることにより、軸部61及びカム62と共に回転する。カム62が回転すると、カム62により押ボタン65が押され、スイッチ66が作動する。これにより、異常検出装置50では、追従ローラ取付け部32cの下方への異常変位、すなわち踏段12の沈み込みが検出される。踏段12の沈み込みが検出されると、異常検出装置50から制御盤16に異常検出信号が出力され、制御盤16の制御により乗客コンベア100の運転が停止する。
図1に戻り、乗客コンベア100は、異常検出装置52及び異常検出装置53をさらに有している。異常検出装置52及び異常検出装置53は、乗客コンベア100に備えられる安全装置の一種である。
異常検出装置52及び異常検出装置53は、いずれも帰路21における踏段12の上方に設けられている。異常検出装置52及び異常検出装置53のそれぞれは、追従レール38に対する追従ローラ取付け部32cの上方向の異常変位、すなわち、帰路21における踏段12の浮き上がりを検出するように構成されている。異常検出装置52は、上階121付近の傾斜部において、踏段12を挟んで左右両側に1つずつ設けられている。異常検出装置53は、下階122付近の傾斜部において、踏段12を挟んで左右両側に1つずつ設けられている。2つの異常検出装置52及び2つの異常検出装置53はいずれも、図3に示した異常検出装置50の上下を反転させた構成を有している。
図示を省略しているが、踏段12の浮き上がりが生じていない場合には、2つの異常検出装置52及び2つの異常検出装置53のそれぞれの作動片は、追従ローラ取付け部32cと接触しない。ここで、踏段12の浮き上がりが生じていない、という状態には、追従ローラ取付け部32cの上方への変位が全く生じていない状態だけでなく、追従レール38に対する追従ローラ取付け部32cの上方への変位が適正範囲である場合も含まれる。
踏段12の浮き上がりが生じると、追従ローラ取付け部32cが上方に変位する。追従ローラ取付け部32cの上方への変位が適正範囲を超えて大きくなると、上記作動片が追従ローラ取付け部32cと接触する。これにより、異常検出装置52及び異常検出装置53のそれぞれにおいて、追従ローラ取付け部32cの上方への異常変位、すなわち踏段12の浮き上がりが検出される。踏段12の浮き上がりを検出した異常検出装置からは、制御盤16に異常検出信号が出力される。
本実施の形態の各異常検出装置50、51、52、53は、追従ローラ取付け部32cと接触する作動片63を備えた接触式である。しかしながら、各異常検出装置50、51、52、53は、追従ローラ取付け部32cと接触せずに追従ローラ取付け部32cの上下方向の異常変位を検出する近接センサを備えた非接触式であってもよい。
図2に戻り、乗客コンベア100は、清掃装置40をさらに有している。清掃装置40は、帰路21における踏段12の上方であって、追従ローラ取付け部32cの移動軌跡39に沿った位置に設けられている。清掃装置40は、追従ローラ取付け部32cに付着したごみ等の異物を除去するように構成されている。本実施の形態では、清掃装置40は、追従ローラ取付け部32cの被検出面32dに付着したごみ等の異物を除去するように構成されている。清掃装置40は、被検出面32dと対向するように、トラス11に固定されている。
図4は、本実施の形態に係る乗客コンベア100の清掃装置40及びその周囲を図2のC方向に見たときの構成を示す図である。ここで、図2のC方向は、踏段12の移動方向に沿った方向である。図5は、本実施の形態に係る乗客コンベア100の清掃装置40の構成を示す斜視図である。
図4及び図5に示すように、清掃装置40は、断面L字状に形成された金属製のベース板41を有している。ベース板41は、平板状のベース部41aと、ベース部41aの一端側に設けられベース部41aに対して折り曲げられた取付け部41bと、ベース部41aの他端側に設けられた櫛状部42と、を有している。櫛状部42は、フォークのように先端がいくつかに分かれた櫛状に形成されている。櫛状部42は、複数の歯42aと、互いに隣り合う2つの歯42aの間に形成された少なくとも1つの切れ込み部42bと、を有している。複数の歯42aは、ベース部41aと同一の平面内において、ベース部41aから一方向に突出している。図4の左右方向において、櫛状部42の幅は、追従ローラ取付け部32cの幅よりも広くなっている。
取付け部41bは、トラス11に取り付けられている。ベース部41a及び櫛状部42は、追従ローラ取付け部32cの移動軌跡39に沿って設けられている。ベース部41a及び櫛状部42は、移動軌跡39から距離L1だけ離れた位置に配置されている。すなわち、踏段12の移動方向に沿って見たとき、ベース部41a及び櫛状部42は、追従ローラ取付け部32cから距離L1だけ離れた位置に配置されている。距離L1は、例えば5mm程度である。櫛状部42と移動軌跡39との間には、隙間43が形成されている。櫛状部42は、複数の歯42aの突出方向と踏段12の移動方向とが平行かつ逆向きになるように設けられている。
さらに、清掃装置40は、追従ローラ取付け部32cと接触するブラシ部44を有している。ブラシ部44は、ベース部41aにおける踏段ブラケット32側の表面41a1に設けられている。図4の左右方向において、ブラシ部44の幅は、追従ローラ取付け部32cの幅よりも広くなっている。ブラシ部44は、ベース部41aの表面41a1に植え付けられた樹脂製の複数の毛材44aを有している。毛材44aのそれぞれは、ベース部41aの表面41a1から垂直に、追従ローラ取付け部32cの移動軌跡39にまで達するか又は移動軌跡39を超えるように延びている。すなわち、毛材44aのそれぞれの長さL2は、距離L1以上である。これにより、複数の毛材44aのうち少なくとも一部の毛材44aは、追従ローラ取付け部32cの被検出面32dと接触する。
ブラシ部44は、踏段12の移動方向において櫛状部42よりも前方に配置されている。すなわち、ブラシ部44は、踏段12に対する清掃装置40の相対的な移動方向において、櫛状部42よりも後方に配置されている。これにより、追従ローラ取付け部32cは、櫛状部42を通過した後にブラシ部44を通過する。
図6は、本実施の形態に係る乗客コンベア100において追従ローラ取付け部32cに異物70が付着している状態を示す図である。図6に示す状態では、追従ローラ取付け部32c及びその周囲の追従ローラ軸35に、糸くず70a、髪の毛70b、綿埃70cなどが一体化した異物70が絡みついている。
踏段12の移動に伴って追従ローラ取付け部32cが清掃装置40に近づくと、追従ローラ取付け部32cに付着した異物70は、まず櫛状部42に接触する。追従ローラ取付け部32cがさらに清掃装置40に近づくと、櫛状部42の歯42aが異物70に突き刺さる。歯42aが突き刺さった異物70は、踏段12の移動に伴い、歯42aによって引きちぎられて取り去られる。これにより、異物70の大部分は、追従ローラ取付け部32cから除去される。
その後、追従ローラ取付け部32cは、ブラシ部44に接触する。追従ローラ取付け部32cに残存する異物70の残骸は、踏段12の移動に伴い、ブラシ部44の複数の毛材44aによって擦り取られる。これにより、異物70は、追従ローラ取付け部32cから除去される。
仮に、追従ローラ取付け部32cに異物70が付着したままの踏段12が、図3に示した異常検出装置50を通過したとすると、作動片63が異物70と接触し、異常検出装置50における誤検知が生じてしまう場合がある。ここで、異常検出装置50における誤検知とは、踏段12の上下方向の異常変位が生じていないにも関わらず、踏段12の上下方向の異常変位が検出されてしまうことである。これに対し、本実施の形態では、追従ローラ取付け部32cに付着した異物70を清掃装置40によって除去できるため、異常検出装置50における誤検知を抑制することができる。
清掃装置40の設置位置は、図1のA部に限られず、踏段12の循環経路に沿った位置であればどの位置であってもよい。図7は、図1のB部に位置する踏段12、すなわち、往路20側の下部水平部に位置する踏段12を拡大して示す図である。図8は、本実施の形態に係る乗客コンベア及びその周囲を図7のD方向に見たときの構成を示す図である。ここで、図7のD方向は、踏段12の移動方向に沿った方向である。図7及び図8に示す例では、清掃装置40は、往路20側の下部水平部に沿った位置に設けられている。踏段12は、往路20において下部反転部17から上部反転部15に向かって移動する。つまり、図7及び図8に示す例では、乗客コンベア100は上昇運転を行っている。
図7及び図8に示すように、踏段12が往路20に位置しているとき、すなわち踏板30の踏面30aが上方を向いているとき、追従ローラ取付け部32cは、踏段本体29において最も下方に位置している。清掃装置40は、往路20における踏段12の下方であって、追従ローラ取付け部32cの移動軌跡39に沿った位置に設けられている。清掃装置40の構成、及び清掃装置40と追従ローラ取付け部32cとの位置関係は、図2及び図4に示した清掃装置40の構成、及び清掃装置40と追従ローラ取付け部32cとの位置関係を上下反転したものとなっている。図7及び図8に示す構成によっても、図2及び図4に示した構成と同様の効果が得られる。
清掃装置40が設けられる位置は、往路20側の上部水平部又は傾斜部に沿った位置であってもよいし、帰路21側の上部水平部又は傾斜部に沿った位置であってもよい。また、清掃装置40が設けられる位置は、上部反転部15又は下部反転部17に沿った位置であってもよい。清掃装置40がこれらの部分に設けられていても、同様の効果が得られる。
清掃装置40は、踏段12の移動方向に対して左側のみ又は右側のみに設けられていてもよいし、左右両側に設けられていてもよい。追従ローラ取付け部32cの上下方向の異常変位を検出する異常検出装置が踏段12の左右両側に設けられている場合、清掃装置40も左右両側に設けられるのが望ましい。
図2又は図7に示した構成において、踏段12の移動方向が逆向きである場合には、清掃装置40の向きを逆向きにすればよい。この場合であっても、同様の効果が得られる。
また、清掃装置40は、櫛状部42及びブラシ部44のうちいずれか一方のみを有していてもよい。この場合であっても、追従ローラ取付け部32cに付着した異物70を櫛状部42又はブラシ部44によって除去できるため、異常検出装置50、51、52、53のそれぞれにおける誤検知を抑制することができる。
本実施の形態では、乗客コンベア100としてエスカレータを例に挙げたが、本実施の形態は、動く歩道などの他の乗客コンベアにも適用可能である。
以上説明したように、本実施の形態に係る乗客コンベア100は、踏段12と、追従レール38と、異常検出装置50、51、52、53と、清掃装置40と、を備えている。踏段12は、追従ローラ取付け部32cを有する踏段本体29と、追従ローラ取付け部32cに取り付けられた追従ローラ36と、を有しており、循環して移動するように構成されている。追従レール38は、追従ローラ36を案内するように構成されている。異常検出装置50、51、52、53のそれぞれは、追従レール38に対する追従ローラ取付け部32cの上下方向の異常変位を検出するように構成されている。清掃装置40は、追従ローラ取付け部32cに付着した異物70を除去するように構成されている。
追従ローラ取付け部32cに異物70が付着していると、異常検出装置50、51、52、53のそれぞれにおいて誤検知が生じる場合がある。これに対し、上記構成によれば、追従ローラ取付け部32cに付着した異物70を清掃装置40によって除去できるため、異常検出装置50、51、52、53のそれぞれにおける誤検知を抑制することができる。
本実施の形態に係る乗客コンベア100において、清掃装置40は、一方向にそれぞれ突出した複数の歯42aを有する櫛状部42を有している。櫛状部42は、追従ローラ取付け部32cの移動軌跡39に沿って設けられている。複数の歯42aの突出方向は、踏段12の移動方向と逆向きになっている。この構成によれば、踏段12の移動を利用して、追従ローラ取付け部32cに付着した異物70を複数の歯42aによって引きちぎって取り去ることができる。このため、異物70をより確実に除去することができる。したがって、異常検出装置50、51、52、53のそれぞれにおける誤検知をより確実に抑制することができる。
本実施の形態に係る乗客コンベア100において、清掃装置40は、追従ローラ取付け部32cと接触するブラシ部44を有している。この構成によれば、踏段12の移動を利用して、追従ローラ取付け部32cに付着した異物70をブラシ部44によって擦り取ることができるため、異物70をより確実に除去することができる。したがって、異常検出装置50、51、52、53のそれぞれにおける誤検知をより確実に抑制することができる。
本実施の形態に係る乗客コンベア100において、清掃装置40は、上記の櫛状部42と、上記のブラシ部44と、を有している。ブラシ部44は、踏段12の移動方向において櫛状部42よりも前方に配置されている。この構成によれば、追従ローラ取付け部32cに付着した異物70の大部分が複数の歯42aにより引きちぎられて取り去られた後に、異物70の残骸がブラシ部44によって擦り取られるため、異物70をより確実に除去することができる。したがって、異常検出装置50、51、52、53のそれぞれにおける誤検知をより確実に抑制することができる。
11 トラス、12 踏段、13 踏段チェーン、14 駆動機、15 上部反転部、15a 踏段スプロケット、16 制御盤、17 下部反転部、18 欄干、19 移動手摺、20 往路、21 帰路、29 踏段本体、30 踏板、30a 踏面、31 ライザ、32 踏段ブラケット、32a 側枠部、32b1 辺、32b2 角部、32c 追従ローラ取付け部、32d 被検出面、33 踏段軸、34 駆動ローラ、35 追従ローラ軸、36 追従ローラ、37 駆動レール、38 追従レール、39 移動軌跡、40 清掃装置、41 ベース板、41a ベース部、41a1 表面、41b 取付け部、42 櫛状部、42a 歯、42b 切れ込み部、43 隙間、44 ブラシ部、44a 毛材、50、51、52、53 異常検出装置、61 軸部、62 カム、63 作動片、64 凹部、65 押ボタン、66 スイッチ、70 異物、70a 糸くず、70b 髪の毛、70c 綿埃、100 乗客コンベア、121 上階、122 下階。

Claims (3)

  1. 追従ローラ取付け部を有する踏段本体と、前記追従ローラ取付け部に取り付けられた追従ローラと、を有し、循環して移動する踏段と、
    前記追従ローラを案内する追従レールと、
    前記追従レールに対する前記追従ローラ取付け部の異常変位を検出する異常検出装置と、
    前記追従ローラ取付け部に付着した異物を除去する清掃装置と、
    を備え
    前記清掃装置は、一方向にそれぞれ突出した複数の歯を有する櫛状部を有しており、
    前記櫛状部は、前記追従ローラ取付け部の移動軌跡に沿って設けられており、
    前記複数の歯の突出方向は、前記踏段の移動方向と逆向きになっている乗客コンベア。
  2. 前記清掃装置は、前記追従ローラ取付け部と接触するブラシ部を有している請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 前記清掃装置は、前記追従ローラ取付け部と接触するブラシ部を有しており、
    前記ブラシ部は、前記踏段の前記移動方向において前記櫛状部よりも前方に配置されている請求項に記載の乗客コンベア。
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