JP5922303B2 - アイソレータ - Google Patents

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Description

本開示は、再生医療関連及び製薬関連の実験環境機器に用いられるアイソレータに関する。
特許文献1は、作業板の下方に設けられた遠心分離機を開示している。この遠心分離機は、開閉自在な蓋部によって覆われている。蓋部は、作業板の一部であり、作業板と面一に設けられている。
特開2011−177091号公報
例えば、特許文献1の蓋部の開閉操作は、グローブを用いて作業者の手作業によって行われている。ところが、蓋部が作業板と面一に設けられているために、蓋部の開閉操作を行い難くなる虞がある。そこで、本開示は、操作性を向上させたアイソレータを提供する。
本開示におけるアイソレータは、グローブが装着されるアイソレータであって、外部と隔離された作業空間を形成する本体ケースと、前記本体ケース内に設けられ、前記本体ケースの下部に設けられる装置と前記作業空間とを接続する開口部が形成された作業板と、前記開口部を開閉可能に前記作業板に取り付けられ、かつ、作業者の指が挿入される孔部が形成された第1蓋部材と、前記孔部を開閉可能に前記第1蓋部材に取り付けられた第2蓋部材と、を備える。
本開示におけるアイソレータは、操作性を向上させるのに有効である。
実施の形態1に係るアイソレータシステムの正面図 実施の形態1に係るアイソレータシステムの斜視図 実施の形態1に係るインキュベータ装着時のアイソレータシステムの斜視図 実施の形態1に係る作業台の構成を示す概略図 実施の形態1に係る蓋部材と蝶番の構成を示す概略図 実施の形態1に係る蓋部材と蝶番の構成を示す概略図 実施の形態1に係る蓋部材と蝶番の動作を示す概略図 実施の形態1に係る蓋部材と蝶番の動作を示す概略図 実施の形態1に係る蓋部材と蝶番の動作を示す概略図 実施の形態1に係る蓋部材と蝶番の動作を示す概略図 実施の形態1に係るグローブを示す図 他の実施の形態に係る蓋部材と孔部の構成を示す概略図 他の実施の形態に係る蓋部材と蝶番の構成を示す概略図 他の実施の形態に係る蓋部材と蝶番の構成を示す概略図 他の実施の形態に係る蓋部材と蝶番の構成を示す概略図 他の実施の形態に係る蓋部材と蝶番の構成を示す概略図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
以下、アイソレータシステムの一例として、実施の形態1でアイソレータシステム100について、図1〜10を用いて説明する。
実施の形態1におけるアイソレータシステム100は、滅菌された環境で、例えば細胞の培養、操作、観察等の作業を行うための装置である。尚、滅菌とは、微生物や細胞等を殺菌して無菌に近づけることを示すものとする。
なお、本実施形態において、Z軸は、アイソレータシステム100が立設する垂直方向に沿う軸であり、上側に向かう方向を+Z方向とし、下側(下方)に向かう方向を−Z方向とする。Y軸は、アイソレータシステム100の正面と背面とに直交する方向に沿う軸であり、作業空間の内部で作業を行うための開口が設けられた正面から、正面とは反対側の背面に向かう方向を−Y方向とし、背面から正面に向かう方向を+Y方向とする。X軸は、正面から見て左右の側面に直交する方向に沿う軸であり、正面から見て左側面から右側面へ向かう方向を+X方向とし、右側面から左側面に向かう方向を−X方向とする。
[1.構成]
[1−1.アイソレータシステム]
アイソレータシステム100の全体構成について、図1〜4を用いて説明する。図1及び図2は実施の形態1に係るアイソレータシステム100の正面図及び斜視図、図3は実施の形態1に係るインキュベータ200装着時のアイソレータシステム100の斜視図である。
図1に示すように、実施の形態1におけるアイソレータシステム100は、アイソレータ110、遠心機ユニット120、観察ユニット130、滅菌ユニット140、空調ユニット150、制御ユニット160、パスボックス170及び空調ユニット180を備える。
図2に示すように、アイソレータ110は、周囲と隔離された略箱状の作業空間Aを形成する。詳細な構成については、後述する。遠心機ユニット120は、アイソレータ110の下部に設けられ、作業空間Aから接続できる。遠心機ユニット120は、作業空間A内で作業するサンプルを遠心分離させるための遠心機を内部に備えている。観察ユニット130は、アイソレータ110の下部に設けられ、作業空間Aから接続できる。観察ユニット130は、作業空間A内で作業するサンプルを観察するための観察装置を内部に備えている。また、観察ユニット130は、内部に設けられた観察装置を昇降可能な昇降機構と、外部に設けられ昇降機構を操作するハンドルと、を備えている。作業者は、ハンドルによって昇降機構を操作することで、観察装置を使用するときは観察装置を作業空間A内に押し上げ、観察装置を使用しないときは観察ユニット130内に観察装置を収容することができる。滅菌ユニット140は、アイソレータ110内を滅菌するためにアイソレータ110の下部に設けられる。滅菌ユニット140は、アイソレータ110内に設けられたノズル143を介して滅菌液をミスト化した滅菌ミストを噴霧して、内部を滅菌する。
空調ユニット150は、アイソレータ110の上部に設けられ、内部の空調を制御する。空調ユニット150は、吸気ユニット150aと排気ユニット150とを備える。空調ユニット150は、アイソレータ110内の上面板に設けられた吸気口151及び排出口155を有する。アイソレータ110内には吸気口151から空気が供給され、排出口155から空気が排出される。アイソレータ110では、内部の無菌環境を確保するために、吸気口151にHEPAフィルタ152の微粒子捕集フィルタが設けられ、微粒子捕集フィルタを介して空気がアイソレータ110内に供給される。また、排出口155にもHEPAフィルタ156が設けられ、アイソレータ110内の気体はHEPAフィルタ156を介してアイソレータ110内から排気される。また、アイソレータ110では、過酸化水素などの滅菌物質を内部に噴霧し、アイソレータ110内を滅菌する滅菌処理が実行される。
制御ユニット160は、アイソレータ110及びパスボックス170の上部に設けられ、例えば滅菌ユニット140、空調ユニット150及び後述する複数の拡散ファン190等の各装置の動作を制御する。
パスボックス170は、作業者が外部から作業空間Aの内部に作業物を入れるためにアイソレータ110の側面に設けられる。パスボックス170の内部には、作業物を一時的に保管する搬送空間Bが形成される。搬送空間Bは、周囲環境に対して気密性を有する。外部から作業空間Aに作業物を入れる前に、作業物が搬送空間B内で滅菌される。パスボックス170の側面には、作業物を移動させるための開口が設けられており、アイソレータ110の側面に設けられた開口と対向して、アイソレータ110とパスボックス170とが固定される。これにより作業空間Aと搬送空間Bとが気密性を有したまま連通する。パスボックス170の開口には、開閉可能な扉が取り付けられている。扉は、搬送空間Bと作業空間Aとを気密性を有して隔てることができる。空調ユニット180は、パスボックス170の上部に設けられ、内の搬送空間B内の空調を制御する。
また、図2に示すように、アイソレータシステム100は、アイソレータ110におけるパスボックス170が設けられる側面とは反対の側面にインキュベータ200が装着される。インキュベータ200は、内部に収容室(図示せず)を備える。この収容室は、培養物を収容する室であり、例えば直方体状の箱体によって外部からの菌の侵入が抑制される空間として区画される。収容室は例えばステンレス鋼板によって区画されている。インキュベータ200、アイソレータシステム100に対して着脱可能に構成されている。これにより、インキュベータ200毎に培養物の管理ができる。例えば、ドナー毎に専用のインキュベータ200を使用することにより、培養物の取り違え等の不具合を抑制できる。
[1−2.アイソレータ]
アイソレータ110の構成について、図2を用いて説明する。図2に示すように、アイソレータ110は、複数の前面開口部113が設けられた前面板112、底面板、上面板、及び、左右の側面板によって区画され、作業を行う為の作業台111と仕切板117とを内部に備える。作業台111、仕切板117、上面板、及び、左右の側面板によって、作業を行う空間である箱状の作業空間Aを形成する。アイソレータ110は、外部からの菌の侵入が抑制されるように気密性を有して区画される。作業台111と底面板との間及び背面板と仕切板117との間には、作業空間A内の気体を排気するダクトが形成されている。本実施の形態のアイソレータ110は、作業台111、仕切板117、底面板、背面板、上面板、及び、左右の側面板は、清掃や消毒のしやすいステンレス鋼板で構成されている。
前面板112は、ガラス板で構成され、前面に作業手の挿入部である複数の前面開口部113が設けられている。複数の前面開口部113のそれぞれには、グローブ400が装着される。前面板112は、上端部にもうけられたヒンジを軸として開閉することができる。これにより、アイソレータ110の前面を開閉することができる。左右の側面板には、パスボックス170やインキュベータ200を装着するための開口が設けられている。アイソレータ110では、右側面板の開口にパスボックス170が装着され、パスボックス170の受渡口の扉が右側面板の一部を構成する。また、左側面板の左開口にインキュベータ200が装着され、インキュベータ200の扉が左側面板の一部を構成する。作業時において、作業者は、グローブを介して作業空間A内で作業を行う。上面板には、作業で用いられるものを吊り下げる吊下棒が設けられている。
[1−3.作業台]
作業台111の構成について、図4〜6を用いて説明する。図4は、実施の形態1に係る作業台111の構成を示す概略図である。
作業台111は、作業台111の下方に設けられた遠心機ユニット120に接続するための接続開口部115と、作業台111の下方に設けられた観察ユニット130に接続するための接続開口部116と、を形成している。作業台111には、作業台111の一部を構成し接続開口部115を開閉可能なカバー123が蝶番124を介して取り付けられている。カバー123は、蝶番124よって蝶番124を支点に上方へ開閉可能となる。カバー123は、カバー123を上方へ引き上げて開くときに作業者が指を引っ掛ける孔部125を形成している。また、カバー123は、作業台111の一部を構成し孔部125を開閉可能なカバー126(「蓋部材126」とも称する)を蝶番127を介して備える。なお、カバー123及びカバー126は、作業台111と略同一平面上に設けられている。
同様に、作業台111には、作業台111の一部を構成し接続開口部116を開閉可能なカバー134が蝶番135を介して取り付けられている。カバー134は、蝶番135によって蝶番135を支点に上方へ開閉可能となる。カバー134は、カバー134を上方へ引き上げて開くときに作業者が指を引っ掛ける孔部136を形成している。また、カバー134は、作業台111の一部を構成し孔部136を開閉可能なカバー137(「蓋部材137」とも称する)を蝶番138を介して備える。なお、カバー134及びカバー137は、作業台111と略同一平面上に設けられている。
この構成により、遠心機ユニット120を使用する場合には、作業者は、作業空間Aから孔部125に指を引っ掛けてカバー123を上方へ開けて遠心機ユニット120に接続する。同様に、観察ユニット130を使用する場合は、作業者は、作業空間Aから孔部136に指を引っ掛けてカバー134を上方へ開けて観察ユニット130に接続し、昇降機構により観察ユニット130内の観察装置を昇降させる。
[1−4.蓋部材]
蓋部材126、137の詳細な構成について、図5、6、11を用いて説明する。図5、6は、実施の形態1に係る蓋部材126と蝶番127の構成を示す概略図である。なお、カバー137及び蝶番138の構成については、カバー126及び蝶番127の構成と同様であるので、ここでは説明を省略する。なお、図5における例えば2個の取付部127aのうちの、カバー123に取り付けられている一方が第1部分に相当し、カバー126に取り付けられている他方が第2部分に相当する。また、カバー126は、例えばレーザ加工機を用いて形成されていることとしてもよい。
図5に示すように、カバー123及びカバー126の裏面には、それぞれ2本のボルト128aが溶着されている。蝶番127は、ボルト128aに嵌合され、ナット128bによりカバー123及びカバー126の裏面(−Z)に固定される。蝶番127は、カバー123及びカバー126の裏面に夫々固定される例えば2個の取付部127aと、取付部127aを回動可能に連結する軸芯127bと、軸芯127bに取り付けられ取付部127aを付勢するスプリングバネ129と、を備える。これにより、カバー126に固定される取付部127aが、カバー123に固定される取付部127aに対して、軸芯127bを回動軸Axにして回動可能となる。また、スプリングバネ129は、軸芯127bを支点にして取付部127aをカバー123及びカバー126の裏面に向かって付勢している。つまり、カバー126は、蝶番127によりカバー123に対して上方、つまりカバー123の表面側へ付勢される。また、カバー126に固定される取付部127aは、軸芯127b近傍の一部である規制部Sがカバー126と当接せずにカバー123と当接している。これにより、カバー126に固定される取付部127aの回動が規制され、カバー126の定常位置が決定される。ここで、カバー126は、定常位置において、少なくともの回動軸Axとは反対側の端部と孔部125の縁部との開口幅Wが前面開口113に装着されるグローブ400の厚みD1(図11)の3倍の長さよりも大きくなる位置に配置されている。本実施の形態において、グローブ400における指先の厚みD1が0.8mmであり、開口幅Wが4.0mmである。よって、開口幅Wがグローブ400の厚みD1の3倍の長さよりも大きくなっている。
ここで、図11は、実施の形態1に係るグローブを示す図である。なお、図11においては、説明の便宜上、グローブ400の外形は実線で示されており、グローブ400の内形は破線で示されている。グローブ400は、指先の厚みD1(例えば0.8mm)が例えば手の平及び手首等の指先以外の厚みD2(例えば0.4mm)よりも厚くなるように形成されている。なお、厚みD1、D2は、グローブ400における内側と外側との間の厚みを示している。
また、図6に示すように、カバー126は、カバー126の少なくともの回動軸Axとは反対側の上面端部がカバー123の上面よりも上方に位置するようにカバー123に取り付けられている。本実施の形態では、カバー126の回動軸Axとは反対側の上面端部が、カバー123の上面よりも高さH分上方に位置するように、カバー126はカバー123に取り付けられている。また、カバー126は、カバー126の回動軸Axとは反対側の下面端部がカバー123の上面よりも下方へ位置するようカバー123に取り付けられている。つまり、カバー126の回動軸Axとは反対側の上面端部が上方に位置する高さHがカバー126の厚みより大きくならないように、カバー126がカバー123に取り付けられる。高さHは、取付部127aと軸芯127bとの間にはガタがあるため、規制部Sの位置及び面積を変更することで調整することができる。本実施の形態では、カバー123とカバー126とは同一部材で構成されており、カバー123の厚みDとカバー126の厚みとが同一であるため、高さHが厚みDより小さくなっている。具体的には、厚みDが1.5mm程度であるのに対して、高さHは0.5mm程度である。
[2.動作]
作業者が作業空間Aから遠心機ユニット120に接続する動作について、図7〜10を用いて説明する。図7〜10は、実施の形態1に係る蓋部材と蝶番の動作を示す概略図である。ここでは、カバー123を開く動作を説明するが、カバー123を閉じる動作も、基本的に同様であるため、説明を省略する。また、観察ユニット130への接続についても同様であるため、説明を省略する。
まず、作業者は、作業空間Aから遠心機ユニット120に接続する際、カバー123を上方へ引き上げて開く必要がある。そのため、作業者は、図7に示すように、定常状態(図6)から指300でカバー126の上面を下方へ押し込み、指300を孔部125内へ突っ込む。そして、指300を孔部125の手前側の縁部に引っ掛ける。そして、指先で、押し込んだカバー126の上面に力を加えて、カバー123を上方へ引き上げる。このとき、蝶番127を介して下方へ押し込まれたカバー126は、下面に設けられたボルト128a同士が当接して、止まる。具体的には、カバー123の下面に設けられたボルト128aとカバー126の下面に設けられたボルト128aとが当接する。これにより、カバー126はカバー123に対して所定の角度で制止される。そのため、作業者は、カバー126の上面に指先でしっかりと力を加えることができる。本実施の形態では、カバー126は、カバー123に対して約60度の位置で制止される。
その後、作業者は孔部125から指300を抜く必要がある。図8に示すように、作業者が指300を抜く際、指300がカバー126から離れると、蝶番127によってカバー126が作業台111の一部となる定常状態の位置まで戻される。このとき、グローブ400と指先とはぴったりと接触している訳ではなく、グローブ400と指先との間には空間が形成されてしまうことがある。そのため、作業者が、指300を孔部125から抜いたとしても、カバー126と孔部125の縁部との間にグローブ400が挟まれてしまうことがある。
しかし、アイソレータ110は、カバー126の回動軸Axと反対側の端部と孔部125の縁部との開口幅Wがグローブ400の厚みの3倍の長さよりも大きくなる位置に、カバー126を配置している。そのため、図9、10に示すように、カバー126と孔部125の縁部との間にグローブ400が挟まれたとしても、作業者は、グローブ400をカバー126と孔部125の縁部との間から抜くことができる。
ここで、開口幅Wを変更した実施例について表1を用いて説明する。実施例におけるグローブ400は厚み0.8mmのものを使用した。表1において、「操作性」は、指300の抜きやすさを示し、「落下問題」は、作業に用いる物品等の落下問題を示し、「評価」は、操作性及び落下問題を考慮した商品としての評価を示す。
表1に示すように、開口幅Wが2.0mmでは、グローブ400がスムーズには抜けないが抜くことができた。開口幅Wが3.0mm以上では、グローブ400はスムーズに抜け、開口幅Wが4.0mm以上では、違和感なく抜くことができた。このように、操作性は、開口幅Wを大きくすればするほど向上する。
また、開口幅Wが5.0mm以下では、物品等の落下問題はほぼ発生しないが、開口幅Wが6.0mm以上では、物品等の落下の可能性が高まる。このように、落下問題は、開口幅Wを小さくする発生しにくくなるので好ましい。
以上の結果より、発明者らは、グローブ400の厚みが0.8mmの場合の開口幅Wは、3倍以上であると操作性の観点から好ましく、5.0mm以下であると落下問題の観点から好ましいと評価した。
[3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、アイソレータシステム100(アイソレータの一例)は、外部と隔離された作業空間Aを形成し、作業空間A内に作業手を挿入するためのグローブ400が装着される複数の前面開口部113を前面に形成する略箱状のアイソレータ110(本体ケースの一例)を備える。アイソレータ110は、作業を行うための作業台111(作業板の一例)を有し、作業台111は、作業台111の下部設けられる例えば遠心機ユニット120に作業空間Aから接続するための接続開口部115(接続開口部の一例)を形成し、かつ、作業台111の一部を構成し接続開口部115を開閉可能なカバー123(第1蓋部材の一例)を備える。カバー123は、カバー123を上方へ引き上げて開くために作業者が指を引っ掛ける孔部125(孔部の一例)を形成し、かつ、作業台111の一部を構成し孔部125を開閉可能なカバー126(第2蓋部材の一例)を蝶番127(弾性部材の一例)を介して備えている。カバー126は、蝶番127によって、カバー126の前側(一端側の一例)を回動軸Axに作業者が指300で下方へ押し込むことが可能であり、かつ、作業者の指300が離れると作業台111の一部となる位置まで戻る。つまり、作業者の指300がカバー126から離れると、カバー126は、カバー123と略同一平面上に戻ることになる。さらに、カバー126は、少なくともカバー126の後ろ側(他端側の一例)の端部と孔部125の縁部との開口幅Wが前面開口部113に装着されるグローブ400の厚みの3倍以上の長さになる位置に配置されている。
これにより、作業者は、グローブ400に手を挿入していても、1本の指300でカバー126を下方へ押し込むだけで、孔部125に指300を引っ掛けることができる。そのため、作業者は、1本の指300だけでカバー123を容易に開けることができる。さらに、指300を孔部125から抜くときも、孔部125とカバー126との間にグローブ400が挟まれて抜けなくなることが抑制できる。したがって、アイソレータシステム100は、作業者の操作性を向上させることができる。
また、本実施の形態において、カバー126は、少なくともカバー126の後ろ側の上面端部がカバー123の上面よりも上方に位置するように蝶番127を介してカバー123に取り付けられている。
これにより、作業で使用される実験機器やサンプル等の物品等が転がってカバー126の上面で滞留することを抑制できる。そのため、作業者が指300でカバー126を下方へ押し込むときに、誤って孔部125内に物品等を落下させることを抑制できる。したがって、アイソレータシステム100は、作業者の操作性を向上させることができる。
また、本実施の形態において、カバー126は、カバー126の後ろ側の下面端部がカバー123の上面よりも下方へ位置するように蝶番127を介してカバー123に取り付けられている。
これにより、作業台111の一部を構成するカバー126が、カバー123の上面よりも大きく突出することがないため、作業台111上での作業中に実験機器やサンプル等の物品等がカバー126に引っ掛かることを抑制できる。したがって、アイソレータシステム100は、作業者の操作性を向上させることができる。 また、本実施の形態において、カバー123及びカバー126の下面には、カバー123に対するカバー126の回動を制止するボルト128aが設けられている。ここで、本実施の形態では、ボルト128aをカバー123及びカバー126のそれぞれの下面に設けたが、カバー123に対するカバー126の回動を制止する制止部は、カバー123及びカバー126の少なくとも一方に設けられればよい。
これにより、蝶番127を介して下方へ押し込まれたカバー126は、下面に設けられた制止部よって所定の位置で止まる。本実施の形態では、カバー123の下面に設けられたボルト128aとカバー126の下面に設けられたボルト128aとが当接し、カバー126はカバー123に対して所定の角度で制止される。そのため、作業者は、カバー126の上面に指先でしっかりと力を加えることができる。本実施の形態では、カバー126はカバー123に対する鋭角が約60度となる位置で制止されるが、カバー123に対する鋭角は、約90度より小さいと有効である。カバー123に対する鋭角は、45度以上75度以下であるとより有効である。
また、本実施の形態において、ボルト128aは、カバー123及びカバー126の下面に蝶番127を固定させる部品を兼ねている。
これにより、カバー123に対するカバー126の回動を制止する制止部を別途設ける必要がなくなるため、設計が容易となり、コスト的にもメリットがある。カバー123に対するカバー126の回動を制止する制止部とカバー123及びカバー126の下面に蝶番127を固定させる部品とは、ボルトとナットであると有効である。設計が容易で、コスト的にもメリットがあるからである。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1では、弾性部材の一例として蝶番127及び蝶番138を説明した。しかし、本開示の技術は、これに限定されない。弾性部材は、カバー126の一端側を回動軸Axに作業者が指300でカバー126を下方へ押し込むことが可能であり、かつ、作業者の指300が離れるとカバー126が作業台111の一部となる位置まで戻すことができればよい。したがって、弾性部材として、復元力を有するゴムや合成樹脂等の高弾性部材を用いてもよい。
<カバー及び孔部の中心>
また、カバー126及び孔部125(実施の形態1)が、図5に示されるように略円形状を呈しており、双方の中心が略一致するように設けられていることに限られない。例えば、図12に示されているように、カバー126の中心H2と孔部125の中心H1とが一致しないように、カバー126がカバー123に取り付けられることとしてもよい。
図12は、他の実施の形態に係るカバーと孔部の構成を示す概略図である。図12は、上側(+Z)から下側(−Z)に向かって見た状態の、カバー123及びカバー126を示している。なお、軸芯127bは見えない状態となっているが、説明の便宜上破線で示されている。又、孔部125の中心H1を通りX軸に平行な第1線X1及び中心H1を通りY軸に平行な第2線Y1も、説明の便宜上破線で示されている。
図12におけるカバー126は、カバー126の中心H2が孔部125の中心H1よりもY軸方向において軸芯127b側(+Y)に設けられるように、カバー123に取り付けられている。なお、カバー126は、カバー126とカバー123との間の隙間の幅D11、D12、D13、D14が夫々2.5mm、2.5mm、4mm、1mmとなるように取り付けられることとしてもよい。この構成により、カバー126を開閉する際にグローブ400が挟まるのを確実に防止すると共に作業に用いる物品が孔部125から落下するのを防止することができる。
<カバーの形状>
また、カバー126(実施の形態1)が、図6に示されるように平板形状を呈していることに限られない。例えば、カバー126に対応するカバー126B(図13)、カバー126C(図14)のように湾曲した形状を呈していることとしてもよい。図13、14は、他の実施の形態に係るカバーと蝶番の構成を示す概略図である。なお、図13、14における図6に示されている構成と同様な構成には、同様な符号を付し、その説明については省略する。
カバー126B(図13)は、カバー126Bにおける−Y側の端部がカバー123よりも上側(+Z)に設けられるように湾曲した形状を呈する。よって、カバー126Bが傾斜することになる。従って、作業空間A内において使用されるサンプル等がカバー126B上に置かれた場合、サンプル等が、カバー126B上から例えばカバー123上へ自重により転がって(滑って)移動することになる。従って、サンプル等が、カバー126B上に滞留するのを防止することができる。よって、カバー126Bが指300によって下方へ押し込まれる際に、カバー126B上のサンプル等が、孔部125へ落下するのを防止することができる。カバー126Bは、例えば、金型を用いた打ち抜き加工により形成されていることとしてもよい。
カバー126C(図14)は、カバー126Cにおける−Y側の端部がカバー123よりも下側(−Z)に設けられるように湾曲した形状を呈する。カバー126Cは、例えば、金型を用いた打ち抜き加工により形成されていることとしてもよい。この構成により、例えばカバー126Cが作業台111よりも上側に突出して、例えば作業に用いる物品及びグローブ400等が引っ掛るのを防止することができる。
<ストッパー>
また、実施の形態1では、規制部S(図5)がカバー123に当接することにより取付部127aの回動が規制されることについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カバー126に対して、取付部127aの回動を規制するストッパー126D(図15、16)が設けられることとしてもよい。図15、16は、他の実施の形態に係るカバーと蝶番の構成を示す概略図である。なお、図15、16における図6に示されている構成と同様な構成には、同様な符号を付し、その説明については省略する。図15は、ストッパー126Dによって取付部127aの回動が規制されている状態を示している。図16は、カバー126に上方から下方に向かって付与された力に基づいてカバー126が下方へ移動されている状態を示している。尚、図16においては、図15に示されている指300及びグローブ400は、説明の便宜上省略されている。
ストッパー126D(図15)は、カバー126の裏面(−Z)に固定される。ストッパー126Dは、例えば1枚の金属製の平板を折り曲げて形成される。ストッパー126Dは、第1折曲片126E、第2折曲片126F、第3折曲片126Gを有する。第1折曲片126Eにおける上側(+Z)の端部がカバー126に固定されている。第2折曲片126F、第3折曲片126Gは、第1折曲片126Eから折り曲げられて形成されている。第1折曲片126E、第2折曲片126F、第3折曲片126G夫々の長さは、先端部分401が収容される領域126Jが形成される程度の長さに設定される。領域126Jは、カバー126に対して上方から下方に向かって付与される力が取り除かれて、第3折曲片126Gの上側の端部がカバー123に当接した際に形成される領域である。領域126Jは、カバー126、第1折曲片126E、第2折曲片126F、第3折曲片126G、カバー123によって囲まれている領域である。又、先端部分401は、カバー126を押し下げつつ孔部125(図7)に挿入された指300が孔部125から抜かれる際に、カバー126とカバー123との間に挟まって、カバー126及びカバー123よりも下側に設けられることになるグローブ400の一部である。尚、第1折曲片126E、第2折曲片126F、第3折曲片126G夫々の長さは、例えば、カバー126を開閉操作する際に、先端部分401が第3折曲片126Gとカバー123との間に挟まれるか否かに基づいて実験的に設定されることとしてもよい。
例えば、カバー126に対して上方から下方に向かって付与される力が取り除かれた場合、第3折曲片126Gにおける上側の端部がカバー123の裏面に当接することにより、取付部127aの回動が規制される。なお、第3折曲片126GのZ軸方向における長さを調整することにより、カバー126に対して上方から下方に向かって付与される力が取り除かれた際のカバー126とカバー123との相対的位置を調整することが可能となる。例えば、カバー126とカバー123とが略同一平面上に設けられるように、第3折曲片126GのZ軸方向における長さが調整されることとしてもよいし、カバー126がカバー123よりも上方に設けられるように、第3折曲片126GのZ軸方向における長さが調整されることとしてもよいし、カバー126がカバー123よりも下方に設けられるように、第3折曲片126GのZ軸方向における長さが調整されることとしてもよい。従って、カバー126に対して上方から下方に向かって付与される力が取り除かれた際に、図15に示されているように、カバー126とカバー123とが略同一平面上に設けられることになる。つまり、カバー126とカバー123とをフラットな状態とすることができる。従って、作業空間A内において使用されるサンプル等が置かれた際に、当該サンプル等が自重により転がって移動するのを防止することができる。更に、カバー126に対して上方から下方に向かって付与される力が取り除かれた際に、先端部401が第3折曲片126Gとカバー123との間に挟まれずに領域126Jに収容される。従って、カバー126を開閉操作する際に、隙間126Hから確実に先端部分401を抜き出すことが可能となる。以上より、カバー126とカバー123とをフラットな状態とすることが可能であり、且つ、カバー126を操作する際にグローブ400が挟まって抜けなくなるのを防止することが可能である、使い勝手の良いアイソレータシステム100を提供することができる。尚、ストッパー126Dは、第1折曲片126E、第2折曲片126F、第3折曲片126G夫々に対応する別の部材を例えば溶接することにより形成されることとしてもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、箱状の実験環境に作業手を挿入して作業を行う実験環境機器に適用可能である。
100 アイソレータシステム
110 アイソレータ
111 作業台
112 前面板
113 前面開口
114 グローブ
115 接続開口
116 接続開口
117 仕切板
120 遠心機ユニット
123 カバー
124 蝶番
125 孔部
126 カバー
127 蝶番
127a 取付部
127b 軸芯
128a ボルト
128b ナット
129 スプリングバネ
130 観察ユニット
134 カバー
135 蝶番
136 孔部
137 カバー
138 蝶番
140 滅菌ユニット
150 空調ユニット
150a 吸気ユニット
150b 排気ユニット
160 制御ユニット
170 パスボックス
180 空調ユニット
200 インキュベータ
300 指
400 グローブ

Claims (13)

  1. グローブが装着されるアイソレータであって、
    外部と隔離された作業空間を形成する本体ケースと、
    前記本体ケース内に設けられ、前記本体ケースの下部に設けられる装置と前記作業空間とを接続する開口部が形成された作業板と、
    前記開口部を開閉可能に前記作業板に取り付けられ、かつ、作業者の指が挿入される孔部が形成された第1蓋部材と、
    前記孔部を開閉可能に前記第1蓋部材に取り付けられた第2蓋部材と、を備えた、
    アイソレータ。
  2. 前記第1及び第2蓋部材に取り付けられ、前記第1蓋部材に対して前記第2蓋部材を上方へ付勢する弾性部材と、を備え、
    前記第2蓋部材は、作業者の指によって下方へ押し込まれることにより下方へ移動するように構成され、かつ、作業者の指が前記第2蓋部材から離れると前記第1蓋部材と略同一平面上に戻るように構成されている、
    請求項1に記載のアイソレータ。
  3. 前記第2蓋部材は、前記弾性部材によって、前記第2蓋部材の一端側を軸にして前記第1蓋部材に対して回動する、
    請求項2に記載のアイソレータ。
  4. 前記第2蓋部材は、前記第1蓋部材と前記第2蓋部材との間の隙間が前記グローブの指先における素材の厚みより広くなる位置に配置されている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のアイソレータ。
  5. 前記第2蓋部材は、前記第2蓋部材の他端側の端部と前記第1蓋部材の前記孔部との開口幅が前記グローブの指先における素材の厚みの3倍以上の幅となる位置に配置されている、
    請求項4に記載のアイソレータ。
  6. 前記第1蓋部材と前記第2蓋部材は、前記作業板と略同一平面上に設けられている、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のアイソレータ。
  7. 前記第2蓋部材は、前記第2蓋部材の上面の一部が前記第1蓋部材の上面よりも上方に位置するように、前記弾性部材を介して前記第1蓋部材に取り付けられている、
    請求項2又は3に記載のアイソレータ。
  8. 前記第2蓋部材は、前記第2蓋部材の他端側の上面が前記第1蓋部材の上面よりも上方に位置するように、前記弾性部材を介して前記第1蓋部材に取り付けられている、
    請求項3に記載のアイソレータ。
  9. 前記第2蓋部材は、前記第2蓋部材の下面が前記第1蓋部材の上面よりも下方へ位置するように、前記弾性部材を介して前記第1蓋部材に取り付けられている、
    請求項7に記載のアイソレータ。
  10. 前記第2蓋部材は、前記第2蓋部材の他端側の下面が前記第1蓋部材の上面よりも下方に位置するように、前記弾性部材を介して前記第1蓋部材に取り付けられている、
    請求項8に記載のアイソレータ。
  11. 前記第1蓋部材及び前記第2蓋部材の少なくとも一方の下面には、前記第1蓋部材に対する前記第2蓋部材の回動を制止する制止部が設けられている、
    請求項2、3、7から10のいずれか一項に記載のアイソレータ。
  12. 前記制止部は、前記第1蓋部材及び前記第2蓋部材の少なくとも一方の下面に前記弾性部材を固定させる部品を兼ねる、
    請求項11に記載のアイソレータ。
  13. 前記弾性部材は、前記第1蓋部材に取り付けられる第1部分と、前記第2蓋部材に取り付けられる第2部分を有し、
    前記第2蓋部材は、前記第2部分の一部が前記第1蓋部材の裏面と当接することによって、静止状態となる、
    請求項2、3、7から12のいずれか一項に記載のアイソレータ。
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