JP2013128462A - 分注システム、アイソレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で汚染の発生を抑制することが可能な分注システムを提供する。
【解決手段】分注システムは、作業用のグローブが前面に取り付けられ、培養室を備える培養装置が一方の側面に装着されて前記培養室と連通可能になる作業室に設置される分注システムであって、液体を吸入または吐出するノズルを備えるシリンジと、シリンジを移動させる駆動装置と、を備える分注装置と、作業室に装着された培養装置の培養室と作業室との間に設けられた扉が開放された後に培養室から取り出される培養物を収納する容器が載置され、分注装置の前面側に設けられた載置台と、載置台よりも他方の側面側に設けられ、培養物を培養する際に使用する培養液を貯留する第1貯留容器と、載置台よりも他方の側面側かつ、第1貯留容器の前面側に設けられ、培養物を培養する際に使用された培養液を貯留する第2貯留容器と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、分注システムおよびアイソレータに関する。
アイソレータ等の作業室では、培養されている細胞の一部または全てを新しい容器に植え継ぐ作業(継代)や培地交換作業等が行われる。特許文献1には、このような作業を自動で行うことが可能な自動培養装置が開示されている。
特開2005−218413号公報
ところで、前述のような自動培養装置のサイズは一般的に大きい。自動培養装置のサイズを小さくするためには、例えば自動培養装置の一部のシステムを手動化することが考えられる。ただし、手動の作業内容によっては、人の手や作業用グローブからのパーティクル(塵埃)により試料が汚染されてしまう恐れがある。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、小型で汚染の発生を抑制することが可能な分注システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一つの側面に係る、作業用のグローブが前面に取り付けられ、培養室を備える培養装置が一方の側面に装着されて前記培養室と連通可能になる作業室に設置される分注システムは、液体を吸入または吐出するノズルを備えるシリンジと、前記シリンジを移動させる駆動装置と、を備える分注装置と、前記作業室に装着された前記培養装置の前記培養室と前記作業室との間に設けられた扉が開放された後に前記培養室から取り出される培養物を収納する容器が載置され、前記分注装置の前記前面側に設けられた載置台と、前記載置台よりも他方の側面側に設けられ、前記培養物を培養する際に使用する培養液を貯留する第1貯留容器と、前記載置台よりも前記他方の側面側かつ、前記第1貯留容器の前記前面側に設けられ、前記培養物を培養する際に使用された培養液を貯留する第2貯留容器と、を備える。
小型で汚染の発生を抑制することが可能な分注システムを提供することができる。
本発明の一実施形態であるアイソレータ10の概要を示す図である。 分注システム37の−Y方向から見た斜視図である。 分注システム37の+Y方向から見た斜視図である。 分注装置50の側面図である。 分注装置50の正面図である。 載置台51、リザーバ52、及び薬液回収容器53の配置を説明するための図である。 分注装置50に内蔵されている構成の一例を示す図である。 制御装置57の構成の一例を示す図である。 制御装置57に実現される機能ブロックの一例を示す図である。 培地交換の際に実行される処理の一例を示すフローチャートである。 培地交換作業の際のノズル60の軌跡を示す図である。 培地交換作業を説明するための図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
図1は、本発明の一実施形態であるアイソレータ10の概要を示す図である。アイソレータ10は、その作業室内を除染する機能を備え、作業者が滅菌された環境で細胞等を扱う作業を行うための装置である。また、アイソレータ10には、細胞等の培養物を培養するための培養装置15が取り付け取り外し可能に装着され、装着時には培養装置15の培養室とアイソレータ10の作業室とが連通可能とされている。培養装置15は、培養物が収納された容器A1,A2を収納する培養室20と、培養室20を密閉する扉21とを備える。なお、ここでは、X軸方向をアイソレータ10に対する前後の方向とし、Y軸方向をアイソレータ10に対する左右の方向とし、Z軸方向をアイソレータ10に対する上下の方向とする。また、アイソレータ10の前面を+X方向とし、培養装置15は、アイソレータ10の−Y方向側に装着されることとする。
アイソレータ10には、培養装置15が装着される作業室25、パスボックス26が設けられている。
作業室25は、細胞等の生体由来材料を対象とする作業を行う空間であり、パスボックス26は、作業室25内に搬入する培養器具や培地等の物品を滅菌するための空間である。なお、パスボックス26には、培養器具を搬入、搬出するための扉27が設けられている。
作業室25には、扉30,31、前面扉32、作業用グローブ34、連結部材36、及び分注システム37が設けられている。また、作業室25の培養装置15が取り付けられる−Y側の壁面には開口部40が設けられ、作業室25のパスボックス26が設置された+Y側の壁面には開口部41が設けられている。
扉30は、開口部40を開放または閉塞可能に設けられており、扉31は、開口部41を開放または閉塞可能に設けられている。また、作業室25の前面には前面扉32が開閉可能に設けられている。
作業用グローブ34は、前面扉32が閉じられた状態で作業者が作業室25内の細胞等を扱う作業ができるよう、前面扉32に設けられた開口部(不図示)に取り付けられている。また、扉30,31、前面扉32が閉じられている状態では、作業室25は密閉される。
連結部材36は、アイソレータ10と培養装置15とを連結させるための部材であり、開口部40を囲むように作業室25の外側の壁面に設けられている。また、培養装置15が連結部材36に取り付けられた際に扉30及び扉21が開放されると、作業室25と培養室20との間は開口部40を介して連通する。さらに、作業室25とパスボックス26との間は、扉31が開放された際に、開口部41を介して連通する。
分注システム37は、継代や培地交換作業等を行うためのシステムであり、分注装置50、載置台51、リザーバ52、薬液回収容器53、タンク54、ポンプ55、操作パネル56、及び制御装置57を含んで構成される。図2及び図3は、分注システム37の主要な構成を示す斜視図である。なお、図2,図3においては、操作パネル56は便宜上省略されている。また、制御装置57は、分注装置50やポンプ55が取り付けられている筐体の内部に設けられており、図2、図3においては図示されていない。
分注装置50は、液体(薬液、培養液等)を吸入または吐出するためのノズル60を備えるシリンジ61を含んで構成される。なお、分注装置50の詳細については後述する。
載置台51は、培養装置15から取り出され、培養物を収納する容器(例えば、容器A1)が載置される台である。また、載置台51は、分注装置50の前面側(+X側)に設けられている。なお、図2及び図3では、載置台51に実際に容器A1が載置された状態が図示されている。
リザーバ52(第1貯留容器)は、例えば培地交換用の新たな培養液等の薬液が収納される容器であり、載置台51よりも+Y側に設置されている。
薬液回収容器53(第2貯留容器)は、例えば、使用された培養液等の薬液が収納(回収)される容器であり、リザーバ52の前面側、かつ載置台51よりも+Y側に設置されている。
タンク54は、例えば新たな培養液等の薬液を貯蔵する。ポンプ55は、制御装置57の制御に基づいて、タンク54の培養液をチューブ(不図示)で汲み上げ、リザーバ52にチューブ(不図示)を介して供給する。
操作パネル56(設定部)は、作業者が分注システム37の動作の開始や終了、作業の内容等を設定するための装置であり、載置台51よりも−Y側の作業室25の床に移動可能に置かれている。また、操作パネル56での操作結果(シリンジ61の位置情報や作業内容)は、ケーブル(不図示)を介して制御装置57へと送信される。なお、操作パネル56は、作業室25の床に移動可能に置かれているが、固定されていても良い。
制御装置57は、操作部56の操作結果に基づいて、分注システム37を統括制御する。なお、制御装置57の詳細は後述する。
<<分注装置50の詳細について>>
図4は、分注装置50の−Y側から見た側面図であり、図5は、分注装置50の正面図である。
図4、5に示すように、分注装置50はシリンジ61以外に、レール部材62、スライダー63、スライド装置64、及び回転装置65を含んで構成される。
垂直方向に沿って延びるレール部材62には、スライダー63がZ軸方向に移動可能に取り付けられている。そして、スライド装置64(第2移動装置)は、スライダー63をZ軸方向に移動させる。スライダー63には、回転装置65と、回転装置65によって回転されるシリンジ61とが取り付けられている。このため、スライダー63が上下に移動するのに伴い、シリンジ61も上下に移動することになる。
また、回転装置65(第1移動装置)は、回転装置65に取り付けられたシリンジ61のノズル60が前後に移動するよう、シリンジ61をX軸方向に回転させ、ノズル60が左右に移動するよう、シリンジ61をY軸方向に回転させる。このため、ノズル60は、シリンジ61がY軸方向に回転する際の回転支点を中心に、水平面における異なる半径の円周上を移動することができる。
図6は、本実施形態における載置台51、リザーバ52、及び薬液回収容器53の配置を説明するための図である。図6の一点鎖線は、水平面における半径r1の円周上をノズル60が移動した際のノズル60の軌跡であり、点線は、水平面における半径r2(>r1)の円周上をノズル60が移動した際のノズル60の軌跡である。リザーバ52は、半径r1の円周上における、載置台51よりも+Y側の所定の位置(第1の位置)に設置されている。また、薬液回収容器53は、半径r2の円周上における、載置台51よりも+Y側かつリザーバ52よりも前面の所定の位置(第2の位置)に設置されている。また本実施形態では、リザーバ52の外周は、半径r2の円周の内側にあり、薬液回収容器53の外周は、半径r1の円周の外側にある。さらに、リザーバ52及び薬液回収容器53の外周同士が接しないような位置にリザーバ52、薬液回収容器53は設置されている。
図7は、分注装置50に内蔵されている構成の一例を示す図である。分注装置50は、モータ70〜72、ポンプ73,74、フィルタ75、及びバルブV1〜V3を含んで構成される。
モータ70は、シリンジ61をX軸方向に移動させるためのモータであり、モータ71は、シリンジ61をY軸方向に移動させるためのモータである。回転装置65は、モータ70が回転するとシリンジ61をX軸方向に回転させ、モータ71が回転するとシリンジ61をY軸方向に回転させる。
また、モータ72は、スライダー63をZ軸方向に移動させるためのモータである。スライド装置64は、モータ72が回転するとスライダー63を上下させる。
ポンプ73は、外気をシリンジ61内に導入して、ノズル60を介してシリンジ61内の液体を吐出する圧力を発生させる吐出用ポンプである。
ポンプ74は、シリンジ61内の気体(空気)を排出して、ノズル60を介してシリンジ61内に液体を吸入する圧力(負圧)を発生させる吸入用ポンプである。
フィルタ75は、例えば、雑菌などの混入によってシリンジ61内の液体が汚染されるのを防止するためメンブレンフィルタである。
バルブV1は、シリンジ61とポンプ73との間の流路を開閉するように接続されている。また、バルブV2は、シリンジ61と外気との間の流路を開閉するように接続されている。さらに、バルブV3は、シリンジ61とポンプ74との間の流路を開閉するように接続されている。なお、各バルブとして、例えば、ソレノイドバルブ(電磁弁)や電動ピンチバルブなどを用いることができる。
<<制御装置57の詳細について>>
制御装置57は、操作パネル56の操作結果に基づいて、分注装置50の各ブロック(例えば、モータ70やバルブV1等)やポンプ55を制御する。制御装置57は、図8に示すようにメモリ80、CPU(Central Processing Unit)81、及びIF(Inter Face)回路82を含んで構成される。
メモリ80は、CPU81が実行するプログラムや各種データを記憶する。CPU81は、メモリ80に記憶されるプログラムを実行することにより、各種機能を実現する。
IF回路82は、分注装置50の各ブロックやポンプ55等と、CPU81との間で各種データのやりとりを行う。
図9は、CPU81がプログラムデータを実行することにより、制御装置57に実現される機能ブロックの一例を示す図である。制御装置57には、モータ制御部90、バルブ制御部91、及びポンプ制御部92が実現される。
モータ制御部90は、操作結果に基づいてモータ70〜72を制御し、バルブ制御部91は、操作結果に基づいてバルブV1〜V3を制御する。さらに、ポンプ制御部92は、操作結果に基づいてポンプ55,73,74を制御する。
==培地交換処理の一例==
図10は、培地交換の作業をする際に実行される処理の一例を示すフローチャートである。図11は、培地交換作業の際のノズル60の軌跡を示す図であり、図12は、培地交換作業を説明するための図であり適宜参照する。なお、リザーバ52に新たな培養液が収納されていることとする。また、作業者は、図1に示す培養室20及び作業室25の間の扉21,30を開放し、培養物が収納された容器A1を取り出して、載置台51に設置していることとする。なお、作業者は、例えば作業グローブ34を用いて容器A1を移動させるが、培養室20から載置台51までの間には、リザーバ52及び薬液回収容器53は配置されていない。このため、例えばリザーバ52の培養液は作業用グローブ34からのパーティクルにより汚染されることはない。
まず、作業者が操作パネル56を操作して培地交換作業の開始を指示すると、モータ制御部90はモータ70〜72を制御し、ノズル60(シリンジ61)を容器A1(載置台51)における位置P1(充填位置)に移動させる(S100)。そして、バルブ制御部91及びポンプ制御部92は、充填動作を実行する(S101)。充填動作では、バルブ制御部91は、図7に示すバルブV1,V2を閉じた状態としつつバルブV3を開く。さらに、ポンプ制御部92は、ポンプ73を停止させつつ、ポンプ74を動作させる。このため、ポンプ74が発生させる圧力(負圧)によってシリンジ61内に培養液が吸入される。
また、モータ制御部90は、ノズル60を半径r2の円周に沿って、位置P1から薬液回収容器53における位置P2(吐出位置)に移動させる(S102)。そして、バルブ制御部91及びポンプ制御部92は、吐出動作を実行する(S103)。吐出動作では、バルブ制御部91は、図7に示すバルブV2,V3を閉じた状態としつつバルブV1を開く。そして、ポンプ制御部92は、ポンプ74を停止させつつ、ポンプ73を動作させる。この結果、ポンプ73が発生させる圧力によってシリンジ61内の培養液が吐出されることになる。なお、処理S103では、ポンプ73により培養液を吐出させることとしたが、これに限られない。例えば、バルブV1,V3を閉じた状態としつつバルブV2を開き、ポンプ73,74を停止させても良い。これにより、シリンジ61内の培養液を自重によって流出、すなわち、自然落下(フリーフォール)させることができる。この場合、培養液の飛散が抑制されるため、汚染の可能性が低下する。
また、処理S103の吐出動作が実行されると、モータ制御部90は、ノズル60をリザーバ52の位置P3(充填位置)に移動させる(S104)。そして、バルブ制御部91及びポンプ制御部92は、充填動作を実行する(S105)。このため、シリンジ61内には、新しい培養液が充填されることになる。さらに、モータ制御部90は、ノズル60を半径r1の円周に沿って、位置P3から容器A1(載置台51)の位置P4(吐出位置)に移動させる(S106)。そして、バルブ制御部91及びポンプ制御部92は、吐出動作を実行する(S107)。この結果、容器A1の培地交換が行われる。また、培地交換が完了すると、作業者は、例えば作業用グローブ34を用いて容器A1を培養室20内に収容する。
以上、本実施形態の分注システム37及びアイソレータ10について説明した。分注システム37におけるリザーバ52、薬液回収容器53は、載置台51の+Y側(他方の側面側)に設けられている。さらに、薬液回収容器53は、リザーバ52の前面に配置されている。このため、作業者が作業用グローブ34を用いて容器A1等を移動させる際や、薬液回収容器53を交換する際に、リザーバ52の培養液が汚染されることを防ぐことができる。また、本実施形態では、手動で容器A1等を移動させているため、容器A1等を搬送する一般的な際に搬送装置を設ける必要はない。したがって、分注システム37を小型化することができる。
また、ノズル60が例えば位置P1(P3)から位置P2(P4)に移動する際には、複雑な経路をたどることなく、例えば図11に示す半径r2(r1)の円周上を移動する。このため、ノズル60は、短時間で位置P2(P4)に移動することになる。
また、ノズル60を位置P1から位置P2に移動させた際のノズル60の軌跡には、リザーバ52は存在しない。したがって、仮にシリンジ61に充填された古い培養液がノズル60から垂れてしまった場合であっても、リザーバ52に古い培養液が混入することは無い。
一般に、スライダー63を上下に移動させるスライド装置64が動作する際には、塵(パーティクル)等が多く発生する傾向がある。ただし、スライド装置64は、分注装置50における−Y側(一方の側面側)、つまり、載置台51やリザーバ52から離れた位置に設けられている。したがって、スライド装置64が動作することにより発生する塵によって、培養物、培養液が汚染されることを抑制できる。
また、シリンジ61の位置情報や作業内容等が設定される操作パネル56は、載置台51の−Y側に設けられている。つまり、操作パネル56は、リザーバ52や薬液回収容器53から離れた位置に設けられている。このため、作業者が操作パネル56を操作する際に、誤って薬液回収容器53等を倒してしまう危険性を軽減できる。
なお、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
本実施形態では、リザーバ52を一つとして説明したが、例えば複数あっても良い。
10 アイソレータ
15 培養装置
20 培養室
21,27,30,31 扉
25 作業室
26 パスボックス
32 前面扉
34 作業用グローブ
36 連結部材
37 分注システム
50 分注装置
51 載置台
52 リザーバ
53 薬液回収容器
54 タンク
55,73,74 ポンプ
56 操作パネル
57 制御装置
60 ノズル
61 シリンジ
62 レール部材
63 スライダー
64 スライド装置
65 回転装置
70〜72 モータ
75 フィルタ
80 メモリ
81 CPU
82 IF回路
90 モータ制御部
91 バルブ制御部
92 ポンプ制御部
V1〜V3 バルブ

Claims (6)

  1. 作業用のグローブが前面に取り付けられ、培養室を備える培養装置が一方の側面に装着されて前記培養室と連通可能になる作業室に設置される分注システムであって、
    液体を吸入または吐出するノズルを備えるシリンジと、前記シリンジを移動させる駆動装置と、を備える分注装置と、
    前記作業室に装着された前記培養装置の前記培養室と前記作業室との間に設けられた扉が開放された後に前記培養室から取り出される培養物を収納する容器が載置され、前記分注装置の前記前面側に設けられた載置台と、
    前記載置台よりも他方の側面側に設けられ、前記培養物を培養する際に使用する培養液を貯留する第1貯留容器と、
    前記載置台よりも前記他方の側面側かつ、前記第1貯留容器の前記前面側に設けられ、前記培養物を培養する際に使用された培養液を貯留する第2貯留容器と、
    を備えることを特徴とする分注システム。
  2. 請求項1の分注システムであって、
    前記駆動装置は、
    前記シリンジの前記ノズルが水平面における複数の異なる半径の円周上を移動するよう、前記シリンジを移動させ、
    前記第1貯留容器は、
    前記水平面における前記複数の異なる半径の円周上のうち第1の半径の円周上における、前記載置台よりも前記他方の側面側の第1の位置に設けられ、
    前記第2貯留容器は、
    前記水平面における前記複数の異なる半径の円周上のうち前記第1の半径より長い第2の半径の円周上における、前記載置台よりも前記他方の側面側かつ、前記第1貯留容器の前記前面側の第2の位置に設けられてなること、
    を特徴とする分注システム。
  3. 請求項2の分注システムであって、
    前記第1貯留容器の外周は、前記第2の半径の円周の内側にあり、前記第2貯留容器の外周は、前記第1の半径の円周の外側にあり、前記第1及び第2貯留容器の外周同士が接することのないよう、第1及び第2貯留容器は設置されてなること、
    を特徴とする分注システム。
  4. 請求項3に記載の分注システムであって、
    前記駆動装置は、
    前記ノズルを前記水平面における前記複数の異なる半径の円周上を移動させる第1移動装置と、
    前記シリンジの垂直方向の位置を変化させる第2移動装置と、
    を含み、
    前記第2移動装置は、
    前記分注装置における前記一方の側面側に設けられてなること、
    を特徴とする分注システム。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の分注システムであって、
    前記載置台を挟んで前記第1貯留容器とは反対側の前記分注システムの側面側に設けられ、前記分注装置の動作開始や終了を指示する設定部を更に備え、
    前記駆動装置は、前記設定部による指示に応じて前記シリンジを駆動すること、
    を特徴とする分注システム。
  6. 作業室内に請求項1乃至請求項5の何れかに記載の分注システムを備え、前記作業室の前面に作業用のグローブが取り付けられ、培養室を備える培養装置が一方の側面に装着されて前記培養室と前記作業室とが連通可能になるとともに、前記培養室から取り出した培養物を収納した容器に前記分注システムを使って分注作業を行い得ること、
    を特徴とするアイソレータ。
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