JP4563782B2 - 培養装置 - Google Patents

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Description

本発明は、細胞を培養する培養装置に関する。
従来の自動式の細胞培養の例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載の細胞培養装置においては、培地を自動的に交換するために、自動培地交換装置がインキュベータと培地交換ロボットと管理コンピュータとを備えている。管理コンピュータは、細胞を培養する培養トレイをインキュベータの中から搬送ロボット等により外部へ取り出し、培養トレイ内の液体培地をニードルで排出して新たな液体培地をニードルで注入し、培養トレイをインキュベータに入庫している。
細胞培養において、培養容器の汚染を低減し、細胞の効率的な培養を簡易な構成で達成するための培養容器の例が、特許文献2に記載されている。この公報に記載の培養容器は、内部を滅菌処理され、その一部に膜を備える容器本体と、この容器本体内部に連通し、先端が閉鎖された熱溶着可能な材質からなる少なくとも1本のチューブとを備えている。
特開2002-262856号公報
特開2004-129568号公報
細胞を培養する際の最も重要な課題は、塵埃や細菌、ウィルス等から培養細胞が汚染されるのを防止することである。汚染を防止するためには、細胞の播種や培地交換等の一連の細胞培養における処理を無菌状態で行い、汚染物が入らないように配慮する必要がある。現在、細胞の培養や加工の際には、GMP(GOOD MANUFACTURING PRACTICE)等で規定された手法を用い、減菌された各施設からなる大規模な培養施設のセルプロセッシングセンター内で熟練した技術者が作業している。このような汚染管理においては、産業化を目指して生産性を向上させることやコストを低下させることが困難である。
この不具合を解消するために、自動化技術を用いて熟練した技術者と同等レベルの作業が可能で品質が保持される、特許文献1に示すような自動培養装置が提案されている。この公報に記載の装置では、細胞播種や培地交換をロボットアームのような駆動装置を用いて実施するので、アームの稼動範囲を考慮したクリーンな空間や制御系を必要とし、装置全体が非常に大規模になる。
また、培養ディッシュ等の現行の培養器具は、外空間に対して開放系であるから、播種装置周辺の空間の雑菌を減らさないと安全性が確保できず、セルプロセッシングセンターのような建屋全体を減菌した施設等でないと自動培養装置を設置できず、培養細胞から小さな組織を作成するのに大きな減菌システムが必要である。
このような不具合を解消するためには、特許文献2に記載のように、培養空間を閉鎖系にして外部とのつながりを排除すれば、汚染を防止できる。この公報に記載の培養容器を用いれば、確かに装置の小型化が可能であるが、完全な閉鎖系にすると外空間との物質の移動が困難になる。
本発明は上記従来技術の不具合に鑑みなされたものであり、その目的は、細胞培養において外部からの汚染を防止しながら、細胞の播種と培地の交換を簡単に行うことにある。
上記目的を達成する本発明の特徴は、細胞を培養する培養空間が形成された培養容器部材とこの培養容器部材の培養空間の上部に配置された第1の弾性シールとを有する培養容器と、この培養容器に培地等の溶液を供給する供給手段が設けられた継ぎ手部材とこの継ぎ手部材に接着された第2の弾性シールとを有する継ぎ手とを備え、継ぎ手に形成した吸引手段を用いて培養容器を継ぎ手に着脱可能としたものである。
そしてこの特徴において、吸引手段は、第2の弾性シールに取り付けた吸引パッドと、この吸引パッドに連通し吸引力を作動させるポンプとを有するのがよく、第1の弾性シールは複数箇所に切り込みを有し、この切込みを弁として使用するのがよい。また、第2の弾性シールでは切込みに対応した位置に孔が形成されており、この孔の周囲にリング状の所定厚さの段差部を形成し、第2の弾性シール部材を貫通して第1の弾性シールを押し込んで、培養空間に溶液を供給可能にするチューブを継ぎ手部材に取り付けるのがよい。
上記目的を達成する本発明の他の特徴は、上面に第1の弾性シールを接着し培養空間が形成された培養容器と、この培養容器に培地等の溶液を供給する供給部が形成され、下面に微細突起を有する第2の弾性シール部材を接着した継ぎ手とを備え、第1の弾性シールは溶液を供給または排出するための弁を有し、第2の弾性シールは弁に対応した位置に漏れを防止する微細突起が形成されており、培養容器と継ぎ手とを第1の弾性シールと第2の弾性シール間で吸引して一体化した播種装置を形成したものである。
そしてこの特徴において、第2の弾性シールに吸着手段を設け、この吸着手段に吸引ポンプをチューブを介して接続し、吸引ポンプの動作により第1の弾性シールと第2の弾性シール間で培養容器と継ぎ手とを着脱させるのがよく、弁と微細突起の表面に、撥水処理を施こすことが好ましい。また、播種装置を載置するベースを有し、このベースには培養容器の幅に対応した位置に突起が形成されており、培養容器の側部にこの突起が係止する溝を設け、培養時にこの溝に突起を係止して播種装置を保持可能にすることが望ましい。
上記特徴においてまた、継ぎ手の側面にアームを設け、このアームの先端部を回転軸に接続し、培養空間に培地等の溶液を注入または培養空間から溶液を排出するときには、吸着手段により一体化された播種装置を水平方向から傾けるように回転軸が動作するのがよく、弁を培養空間の外方に対応する位置に複数設け、溶液交換時には下方に位置する弁部から溶液を供給し、上方に位置する弁部から溶液を排出することを可能とすることが好ましい。
本発明によれば、播種装置に着脱自在な継ぎ手を設け、この継ぎ手を樹脂によりシールしたので、外部からの汚染を防止しながら容易に培地交換や細胞の播種が可能になる。さらに、装着した継ぎ手と播種装置を垂直方向に傾けた状態で、下から培養溶液に注液するので培養空間に確実に注液できる。その際、培養空間に混入した気泡が抜けるという効果もある。
以下、発明に係る培養装置の一実施例を、図面を用いて説明する。図6に、培養装置110を上面図で示す。培養装置110は、滅菌された培養装置110内に培養容器60を投入するための培養容器投入口部112と、培養容器60内で細胞培養するための培養室113とを有している。培養装置110内部にほぼ平行に配置された1対の継ぎ手保持位置決め部111の一方を前後方向111a、11bに移動させて、培養容器投入口部112から培養装置110内に投入された培養容器60を培養室113に運ぶ。
培養室113には裏面に駆動系を有するターンテーブル96が配置されており、ターンテーブル96上には複数個のベース95が周方向に間隔をおいて配置されている。培養の開始時に細胞を培養容器60に投入するときは、他方の継ぎ手保持位置決め部111が前後方向111a、111bに移動し、培養装置110が有する細胞投入部114から投入された細胞懸濁液を培養容器60に注液する。注液された培養容器60は、培養室113に戻され、培養が進行する。培地交換の際には、培地供給部115から供給され培地を、継ぎ手保持位置決め部111に保持された培養容器に60に注液する。培地供給部115は、滅菌されたドラフト116外に置かれている。培養が終了したら、培養容器投入口部112または別に設けた培養容器取り出し部に、継ぎ手保持位置決め部111が培養容器を戻す。
細胞の播種や培地の交換の様子を、図1ないし図5を用いて説明する。図1は、培養容器60と継ぎ手50を一体化した播種装置70をターンテーブル96上に取り付ける様子を示した斜視図である。図2は、図1に示した播種装置70の分解斜視図である。図3は、播種装置70の部分詳細断面図である。播種装置70は、中央部に培養空間42bが形成された容器部材40を有する培養容器60と、培養容器60の上部に配置され、培養液を培養空間42bに導入および培養空間42bから排出するための継ぎ手50とを備えている。
容器部材40は厚みの薄い直方体状をしており、中央部に円形の中空部である培養空間41bが形成されている。容器部材40の底面には、膜42aが接着等で取り付けられている。容器部材40の円形空間部の周りには、4個の止まり穴41が形成されている。止まり穴41の底部近傍には、培養空間42bとこの止まり穴41を連通する流路43が形成されている。
容器部材40に形成した止まり穴41に対応する位置に弁31が形成された矩形状の第1の弾性シール30を、容器部材40の上面に接着等により保持する。第1の弾性シールは、シリコーン樹脂のような粘弾性部材で作られており、弁31はこの粘弾性部材に形成した十字型の切り込みである。容器部材40と第1の弾性シール30は、培養容器60を形成する。
継ぎ手50は、培養容器60の上面に配置される矩形状の第2の弾性シール20と、この第2の弾性シール20が接着等で固定され厚みの薄い直方体状に形成された継ぎ手部材10とを有している。第2の弾性シール20は、シリコーン樹脂のような粘弾性部材で作られている。第2の弾性シール20は、容器部材40に形成した止まり穴41に対応する位置であって第1の弾性シール30に対向する位置に、リング状の微細突起21が形成されている。第2の弾性シール20の角部には、詳細を後述する吸引パッド用の孔22が形成されている。
継ぎ手部材10は、厚みの薄い直方体状に形成されており、4角部であって底面には、第2の弾性シール20に形成した吸引パッド用の孔22に対応する位置に、ラッパ形状の吸着パッド15が取り付けられている。継ぎ手部材10の底面には、容器部材40の止まり穴41に嵌合するチューブ13を取り付ける貫通孔が形成されている。図3に示すように、この孔は段付き孔であり、上部の孔は、嵌合するコネクタ11を取り付けるために、ねじ孔になっている。
コネクタ11には、細胞懸濁液や培地、薬品を供給可能なチューブ12が着脱自在に接続される。継ぎ手部材10には、吸着パッド15の背面側に連通する孔も形成されており、この孔には吸引用チューブ14が嵌合されている。さらに、継ぎ手部材10の一方の側面には、アーム80が取り付けられている。
継ぎ手50と培養容器60とは、吸引用チューブ14から吸引して一体化され、播種装置70を構成する。一体化された播種装置70は、ベース95に形成した突起91と培養容器60の下部の周囲部に形成した溝90とを係合することにより、ベース95に固定される。
このように構成した播種装置70を用いた培養方法を、以下に説明する。初めに図3を用いて、培養容器60を継ぎ手50に吸着させるときの様子を説明する。培養容器部材40にはチューブ13用の孔41が形成されているから、培養容器部材40を開放したままハンドリングすると、外からの菌等により汚染されるおそれがある。また、孔41からの液漏れにより、環境を汚染するおそれもある。また、新しいチューブ13を培地交換の度に容器部材40に形成した孔41に挿入して汚染を防いでいるが、その結果、チューブ13の交換頻度が高くなる。したがって、交換頻度が高くなっても、チューブ13と孔41間が確実にシールされるとともに、チューブ13を取り外しても孔41からの漏れが生じないように、孔41を自動的に閉じる必要がある。そこで、培養容器60内が汚染されるのを防止するために、次のようなシールを用いている。
すなわち、培養容器60と継ぎ手50の着脱時における密着性と液漏れ防止性を向上させるために、第2の弾性シール20を継ぎ手部材10の底面側に、第1の弾性シール30を培養容器部材40の上面側にそれぞれ接着する。そして、第2の弾性シール20に第1の弾性シール30を吸引ポンプを用いて密着させた。第2の弾性シール20と第1の弾性シール30の密着性を向上させるために、これらの弾性シール20、30に、粘弾性部材を使用した。
孔41からの菌等の混入や液漏れを防止するとともに、チューブ13が孔41に挿入されていないときには、孔41を自動的に閉じるフタの代わりに、第1の弾性シール30にスリット31aからなる弁31を形成している。チューブ13挿入時にスリット31a部から下方に押し出されていたシール片31bが、チューブ13が孔41に挿入されていないときは弾性力により復元して、弁31は閉じた状態を維持する。その結果、液漏れが防止される。
培養のために、チューブ13をスリットに挿入すると、シール片31bが下方に押し広げられ、弁31は開かれる。弁31を構成するシール片31bは弾性力により、チューブ13に密着するので、液の漏れや逆流が防止される。なお、弁31には液漏れと汚染防止のために、撥水処理を施している。
一方、第2の弾性シール20のチューブ13用の孔の周辺に、環状の微細突起21を設けて、第1の弾性シール30と第2の弾性シール20との吸着に用いる。継ぎ手50と培養容器60とを吸着させるときには、図4に詳細を示す吸着パッド15を用いて、真空吸引する。吸着パッド15は、吸引チューブ14を介して図示しない吸引ポンプに接続されている。吸引の際には、微細突起21を培養容器60に押し付けて、孔41周辺に形成したシール部の密着性を高めている。
第2の弾性シール20に微細突起21を形成したので第1の弾性シール30と第2の弾性シール20との接触面積が低減し、接触部の面圧が増大する。これに対して、微細突起21がないと、第1の弾性シール30と第2の弾性シール20との面圧が低下し、チューブ13周辺におけるシール性が低下する。
また、微細突起21を設けたので、培養容器60を継ぎ手50から外すのが容易になる。第1、第2の弾性シール30、20は、ともに粘弾性部材であるから密着性がよい。そこで、環状の微細突起21であるシール部以外の部分が、不用意に培養容器60に密着するのを微細突起21の段差が防止する。この微細突起21の形成により、継ぎ手50と培養容器60間の液漏れが防止されるとともに、継ぎ手50を外した時に液がチューブ13近傍に残って周囲を汚染するのが防止される。さらに、微細突起21に撥水処理を施しているので、微細突起21に培地が付着することはない。
次に、図4および図5、図7を用いて、培養容器60に細胞懸濁液や培地を注液する方法を説明する。図4は、播種装置70の正面図である。水平に置かれた培養容器60の上方に継ぎ手50を配置する。継ぎ手50の側部に、アーム80が取り付けられており、アーム80の端部は回転軸81に接続されている。回転軸81は、上方向70aおよび下方向70bに移動可能である。
継ぎ手50を位置決めするときは、培養容器60に形成した孔41に継ぎ手50に取り付けたチューブ13を合わせる。図3に示すように、継ぎ手50に固定したチューブ13が、シール片31bを下方に押出して、培養容器60に形成した孔41にチューブ13が挿入される。培養容器60に継ぎ手50が載ったら、図示しない吸引ポンプを作動させ、吸引用チューブ14が接続された吸引パッド15が培養容器60を吸引して継ぎ手50に密着する。これにより第2の樹脂シール20と第1の樹脂シール30が密着する。
継ぎ手50と培養容器60が密着して一体型の播種装置70が形成されたら、回転軸81を用いて、一体型の播種装置70を傾斜させる。図5に、播種装置70の正面図を示す。回転軸81を時計周り81aに90度回転させる。密着した培養容器60と継ぎ手50を水平方向から垂直方向に回転70cさせる。
この状態で、培養空間42bに下方向に位置するチューブ12から、培地や細胞懸濁液を注液12bする。一方、上方向に位置するチューブ12から、播種装置60内の廃液や気体を排出12aする。注液する培地は、別の場所に冷蔵保管したものを用い、使用直前に適温に温めて新鮮な培地として図示しないポンプで培養空間42bに供給する。播種装置60を垂直方向に立てて、注液および排液作業するので、培養空間42bに混入した気泡を抜くことができる。
所定の液を注液し終えたら、回転軸81を反時計周り81bに回転させる。一体化した播種装置70を、垂直方向から水平方向70dに戻す。上下方向に移動可能な回転軸81を操作して、図1に示したベース95に播種装置60をセッテングする。播種装置60の側面には、溝90に係合する突起91が形成されているので、播種装置70を予め定められた係止前の位置に位置決めする。その後、水平方向92aに播種装置70を移動させて突起91を溝90に係止する。
吸着パッド15からの吸引を停止するために、吸引ポンプを止める。その後、吸着パッド15に圧力空気を供給する。圧力空気が送風されると、培養容器60と継ぎ手50間の吸引力の代わりに反発力が発生し、培養容器60と継ぎ手50間の密着力が失われる。培養容器60と継ぎ手50間の密着力が失われたので、上下方向70a、70bに移動可能な回転軸80を、上方向70aに操作して、播種装置60と継ぎ手50を離す。
培養容器60を持ち上げる70aときは、回転軸80を下方向70bに操作し、継ぎ手50と培養容器60を吸着して密着させる。その後、図1に示すように突起91と溝90の係合を外す方向92bに、播種装置70を移動させる。溝90と突起91との係合が外れたら、播種装置70を上方向70aに移動して、注液する。この一連の作業手順により、培養容器60に細胞懸濁液や培地を入れるときであっても、培養空間42bを限りなく閉鎖系の状況に保つことができる。これにより、培養空間42b等からの漏れや汚染が防止される。
図7に、この一連の動作で使用する継ぎ手保持位置決め部111を、斜視図で示す。前後方向111a、111bにスタンド120が移動可能なように、移動方向に沿ってレール121が取り付けられている。スタンド120は基部でレール121に嵌合している。スタンド120の上下方向に延びる軸122には、上下方向70a、70bに移動可能なギア軸123が取り付けられている。ギア軸123にはラック124が噛み合っており、ギア軸123を回転させると、ラック124が左右方向92a、92bに進退する。ラック124の先端には、回転軸81が水平方向であってレールと同じ向きに取り付けられている。回転軸81には、播種装置70のアーム80が取り付け可能になっている。回転軸81を回転させると、播種装置70は前後方向111a、111bに延びる回転軸81周りに回転81a、81bする。
本発明に係る播種装置の一実施例の斜視図である。 図1に示した播種装置の分解斜視図である。 図1に示した播種装置の部分詳細断面図である。 図1に示した播種装置の正面図であり、培養容器を取り外す状態を示す図である。 図1に示した播種装置を傾けたときの正面図である。 本発明に係る培養装置の一実施例の上面図である。 図6に示した培養装置に用いる継ぎ手保持位置決め部の斜視図である。
符号の説明
10…継ぎ手部材、12…チューブ、12a…排気、廃液、12b…注液、13…チューブ、14…吸引用チューブ、15…吸着パッド、20…第2の弾性シール、21…微細突起、22…吸引パット用孔、30…第1の弾性シール、31…弁、40…培養容器部材、41…孔、42a…ガス透過膜、42b…培養空間、43…流路、50…継ぎ手、60…培養容器、70…播種装置、70a…継ぎ手移動上方向、70b…継ぎ手移動下方向、70c…右回転方向、70d…左回転方向、80…アーム、81…回転軸、81a…右回転方向、81b…左回転方向、90…溝、91…突起、92a…水平移動方向(非固定)、92b…水平移動方向(固定)、95…ベース、96…ターンテーブル、110…培養装置、111…継ぎ手保持位置決め部、111a…移動方向(前)、111b…移動方向(後)、112…培養容器投入口部、113…培養室、114…細胞投入部、115…培地供給部。

Claims (4)

  1. 細胞を培養する培養空間が形成された培養容器部材とこの培養容器部材の培養空間の上
    部に配置された第1の弾性シールとを有する培養容器と、この培養容器に培地等の溶液を
    供給する供給手段が設けられた継ぎ手部材とこの継ぎ手部材に接着された第2の弾性シー
    ルとを有する継ぎ手とを備え、前記継ぎ手に形成した吸引手段を用いて前記培養容器を前
    記継ぎ手に着脱可能としたことを特徴とする培養装置。
  2. 前記吸引手段は、前記第2の弾性シールに取り付けた吸引部材と、この吸引部材に連通
    し吸引力を作動させるポンプとを有することを特徴とする請求項1に記載の培養装置。
  3. 上面に第1の弾性シールを接着し培養空間が形成された培養容器と、この培養容器に培
    地等の溶液を供給する供給部が形成され、下面に微細突起を有する第2の弾性シール部材
    を接着した継ぎ手とを備え、前記第1の弾性シールは溶液を供給または排出するための弁
    を有し、前記第2の弾性シールは前記弁に対応した位置に漏れを防止する微細突起が形成
    されており、前記培養容器と前記継ぎ手とを吸引して、第1の弾性シールと第2の弾性シ
    ールを密着させて一体化した播種装置を形成したことを特徴とする培養装置。
  4. 前記弁と前記微細突起の表面に、撥水処理を施したことを特徴とする請求項3に記載の
    培養装置
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