JP5068942B2 - 真空ディスペンス装置 - Google Patents

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Description

本発明は樹脂封止装置において液状樹脂を被成形品に供給する際等に用いられる真空ディスペンス装置に関する。
被成形品に液状樹脂を供給して樹脂封止する樹脂封止装置においては、ディスペンス装置を用いて被成形品に液状樹脂を供給して樹脂封止する。このディスペンス装置は、大気下で被成形品(被塗布品)に液状樹脂を供給する場合もあるが、樹脂中にエアが混入したりしないように、真空下で液状樹脂を供給する方法が考えられている。
図11は、真空下で被塗布品10に液状樹脂を供給する真空ディスペンス装置の例である。この真空ディスペンス装置は、被塗布品10を支持するステージ2と、ディスペンサ8と、ステージ2およびディスペンサ8を収容する真空チェンバー9とを備える。
ステージ2はXYZ軸方向へ移動可能に設けられ、ディスペンサ8に対して被塗布品10を移動させて位置合わせ可能に設けられる。ディスペンサ8は、ディスペンサ本体4と、ディスペンサ本体4に供給する液状樹脂を収容する容器5と、ディスペンサ本体4を駆動してノズル4aから所定量ずつ液状樹脂を吐出させる駆動部6とを備える。この真空ディスペンス装置では、ステージ2に被塗布品10をセットし、真空チェンバー9内を真空排気した後、被塗布品10を移動させて位置決めしながらディスペンサ8から液状樹脂を塗布するように操作される。
特開2004−179460号公報 特開平10−221151号公報
図11に示す真空ディスペンス装置では、ステージ2とディスペンサ8を真空チェンバー9内に収容して真空チェンバー内を真空排気する構成となっているために、真空排気する領域が広く、真空排気する時間がかかるという問題がある。
なお、特許文献1に記載されているように、ノズルとノズルチューブとを真空チェンバー内に配置し、ディスペンサ本体4や液状樹脂を収容する容器5を真空チェンバー9の外部に配置する構成とすることも可能である。しかしながら、この場合もXYZ軸方向に移動するステージ2を真空チェンバー9内に収容するため、真空チェンバー9の小型化が阻害される。
本発明は、これらの課題を解決すべくなされたものであり、真空チェンバーの小型化を図ることによって、装置をよりコンパクトに形成することを可能とし、真空チェンバーの排気を容易にして液状樹脂の供給操作を効率化することができる真空ディスペンス装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、液状樹脂を供給する被塗布品を真空室内に配置し、液状樹脂を供給するディスペンサから前記被塗布品の所定位置に、真空下において液状樹脂を供給する真空ディスペンス装置であって、前記被塗布品を収容する真空チェンバーを、前記被塗布品を収容して支持する第1の容器部分と、前記ディスペンサのノズルを装着する第2の容器部分とによって構成し、前記第1の容器部分と前記第2の容器部分とを、真空チェンバーの気密状態を破ることなくX−Y平面内で相対的に可動とし、前記第1と第2の容器部分の少なくとも一方をX−Y平面内で移動させ、前記被塗布品と前記ノズルとの相対的な平面位置を可変とするX−Y駆動部を、前記真空チェンバーの外部に設置し、前記ノズルは、前記第2の容器部分にZ軸方向に対し気密に挿抜可能に装着され、前記ディスペンサをZ軸方向に移動させるZ軸駆動部が設けられていることを特徴とする。
なお、本発明においては液状樹脂を供給する被塗布品の形状、材質はとくに限定されず、半導体チップを搭載した基板の他に半導体ウエハ等の種々製品が対象となる。
また、本発明において第1の容器部分とは真空チェンバーを構成する容器部分のうちで被塗布品を配置する側をいい、第2の容器部分とはディスペンサのノズルを装着する側をいう。第1の容器部分と第2の容器部分の形態はとくに限定されるものではなく、平板な蓋状に形成される場合も容器部分という。また、各々の容器部分は複数の部材から構成される場合もある。
あるいは、液状樹脂を供給する被塗布品を真空室内に配置し、液状樹脂を供給するディスペンサから前記被塗布品の所定位置に、真空下において液状樹脂を供給する真空ディスペンス装置であって、前記被塗布品を収容する真空チェンバーを、前記被塗布品を収容して支持する第1の容器部分と、前記ディスペンサのノズルを装着する第2の容器部分とによって構成し、前記第1の容器部分と前記第2の容器部分とを、真空チェンバーの気密状態を破ることなくX−Y平面内で相対的に可動とし、前記第1と第2の容器部分の少なくとも一方をX−Y平面内で移動させ、前記被塗布品と前記ノズルとの相対的な平面位置を可変とするX−Y駆動部を、前記真空チェンバーの外部に設置し、前記ノズルに、アタッチメントを気密に外挿して装着し、前記第2の容器部分に設けた挿通孔に前記ノズルの先端側を進入させるとともに、前記アタッチメントが前記挿通孔の外方から前記第2の容器部分に当接して該挿通孔を気密にシールすることを特徴とする。
これにより、真空チェンバーとディスペンサとの脱着操作を容易に行うことができる。
また、前記真空チェンバーの外部に、前記ノズルからの液垂れ受け容器が配置されていることにより、真空チェンバーの小型化を好適に図ることが可能となる。
また、前記ディスペンサは、シリンダブロックと、シリンダブロックに設けられたシリンダ部内を摺動するプランジャと、前記シリンダ部に液状樹脂を供給する容器とシリンダ部とを連通する流路に交差する配置に設けられた供給バルブと、前記シリンダ部と前記ノズルとを連通する流路と交差する配置に設けられた吐出バルブと、前記プランジャを、前記容器から前記シリンダ部に液状樹脂を吸入する位置と、前記ノズルから液状樹脂を吐出させる位置との間で進退動させる駆動部と、前記供給バルブを、前記容器と前記シリンダ部とを連通する流路と供給バルブに設けた連通孔とが重複する連通位置と、流路と連通孔とが偏位する遮断位置との間で進退動させる駆動部と、前記吐出バルブを、前記シリンダ部と前記ノズルとを連通する流路と吐出バルブに設けた連通孔とが重複する連通位置と、流路と連通孔とが偏位する遮断位置との間で進退動させる駆動部とを備えていることを特徴とする。これによって、被塗布品に所定量ずつ液状樹脂を供給する操作を容易に行うことが可能となる。
また、前記シリンダブロックの外周囲を囲む配置に、前記シリンダブロックと前記プランジャ、前記供給バルブおよび前記吐出バルブとの摺動部分からのエア混入を防止する真空チェンバーが設けられていることを特徴とする。
また、前記プランジャ、供給バルブおよび吐出バルブの基端部と、それぞれの前記駆動部とが凹凸嵌合により連結され、当該連結部分のクリアランスによるがたを解消する手段が設けられていることにより、ディスペンス操作の際にディスペンサ内の容積変化により液状樹脂の吐出精度が不良となることを防止することができる。
また、前記ノズルの先端のノズル内に、ノズルと同軸の軸線方向に可動となるニードルバルブが設けられ、前記ノズルの流路を開放する位置と、前記ノズルの流路を閉止する位置との間で前記ニードルバルブを軸線方向に押動させる駆動部が設けられていること、また、前記ノズルの先端に、第1の円板が固定され、
前記ノズルに、前記第1の円板と液密に摺接する第2の円板が固定された回動筒がノズルと同軸に外挿されるとともに、前記被塗布品を収容する前記真空チェンバーに当該回動筒が装着され、前記第1の円板に設けられた連通孔と前記第2の円板に設けられた連通孔が連通する位置と、前記第1の円板に設けられた連通孔と前記第2の円板に設けられ連通孔とが遮断される位置との間で前記回動筒を軸線の回りで回動させる駆動部が設けられていることにより、シリンダブロックとプランジャ等との摺動部分からのエアの混入を防止し、ディスペンサ内の容積変化による液状樹脂の吐出量の精度不良を解消し、液材に混入しているエアの膨張によりノズルからの液垂れを防止することができる。
本発明に係る真空ディスペンス装置によれば、真空チェンバーを第1の容器部分と第2の容器部分から構成し、第1の容器部分と第2の容器部分を相対的に可動としたことによって、真空チェンバーの外部にX−Y駆動部等の駆動機構を配置することが可能となり、真空チェンバーの小型化を図ることを可能にし、液状樹脂を供給する操作のサイクルタイムを短縮することができるとともに、装置全体をコンパクトに形成することが可能になる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係る真空ディスペンス装置の第1の実施の形態の構成を示す断面図である。本実施形態の真空ディスペンス装置は、液状樹脂が供給される被塗布品10を真空に保持する真空チェンバー20と、真空チェンバー20に収容された被塗布品10に液状樹脂を供給するディスペンサ30とから構成される。
真空チェンバー20は、被塗布品10を収容する第1の容器部分としての容器部22と第2の容器部分としての蓋部24とを備える。容器部22の底部には被塗布品10を支持するテーブル23が設けられる。容器部22は上部が開口する箱状に形成され、蓋部24は容器部22の開口部を覆う大きさの平板体に形成される。
容器部22は装置の基体等に固定して支持されるのに対して、蓋部24はX−Y平面内で可動に設けられる。蓋部24の下面に対向する容器部22の上端面(平面形状が矩形枠状となる)には、蓋部24の下面に当接して真空チェンバー20内を気密にシールする真空シール用のパッキン26が周設されている。蓋部24は真空チェンバー20内を真空に維持したままX−Y平面内の所定範囲にわたって可動となるように、容器部22の平面領域よりも外形形状が大形に形成されている。
蓋部24には、蓋部24をXY平面内で移動させるXY駆動部50が取り付けられている。XY駆動部50は、蓋部24の移動方向(X軸方向とY軸方向)をガイドするガイド部と、X軸方向とY軸方向に蓋部24を個別に押動するサーボモータ等の駆動部とを備える。
ディスペンサ30は、シリンダブロック32と、シリンダブロック32に設けられたシリンダ部32a内を摺動するプランジャ40と、液状樹脂の供給、吐出操作を制御する供給バルブ42および吐出バルブ44とを備える。供給バルブ42および吐出バルブ44は、プランジャ40を上下に挟む配置に設けられ、シリンダブロック32にはシリンダ部32aと軸線方向を平行にして供給バルブ42および吐出バルブ44を挿通する貫通孔が設けられている。供給バルブ42および吐出バルブ44は貫通孔に各々液密に摺入され、長手方向に可動となる。
プランジャ40、供給バルブ42および吐出バルブ44は、基端部で駆動部46、47、48に脱着可能に連結される。駆動部46、47、48はサーボモータ等の駆動源により、プランジャ40、供給バルブ42および吐出バルブ44をその長手方向に進退動させる。
シリンダブロック32の上部にはシリンダ部32aに液状樹脂を供給するための容器34が装着される。容器34は流路36aを介してシリンダ部32aに連通する。シリンダブロック32の下部からは、真空チェンバー20に向けてノズル38が延出する。ノズル38は流路36bを介してシリンダ部32aに連通する。
供給バルブ42および吐出バルブ44は流路36a、36bと交差する配置に設けられ、供給バルブ42および吐出バルブ44には、流路36a、36bと略同径に形成された連通孔42a、44aがバルブ部材を貫通して設けられる。
供給バルブ42および吐出バルブ44は、流路36a、36bと連通孔42a、44aとの位置が重複する位置に移動することにより、流路36a、36bとシリンダ部32aとが連通し(連通位置)、流路36a、36bと連通孔42a、44aとが重複しない位置に移動することにより流路36a、36bとシリンダ部32aとの間が遮断される(遮断位置)。
ディスペンサ30に設けられたノズル38は、真空チェンバー20の蓋部24に設けられた挿通孔25に挿入して装着される。挿通孔25の内周面にはノズル38の外周面との間を気密にシールするパッキン27が周設されている。ノズル38を挿通孔25に挿入する際にパッキン27にノズル38の外周面が摺接し、ノズル38は蓋部24と気密にシールされた状態で上下動可能となる。
ディスペンサ30には、真空チェンバー20に対してディスペンサ30を鉛直方向(Z軸方向)に昇降させるZ軸駆動部52が設けられている。被塗布品10に液状樹脂を塗布する操作は、ノズル38を挿通孔25に挿通した状態でなされる。
図1に示すディスペンス装置により被塗布品10に液状樹脂を供給する操作は次のようにして行われる。
まず、被塗布品10を真空チェンバー20内の所定位置に配置する。本実施形態ではテーブル23を容器部22の底部から離間させた下位置に下降させてテーブル23に被塗布品10をセットし、テーブル23を上位置に上昇させ、容器部22の底部にテーブル23を当接させて真空チェンバー20内を真空排気することによって真空下で液状樹脂を供給する。
被塗布品10へ液状樹脂を塗布する操作は、XY駆動部50により蓋部24とともにディスペンサ30を所定位置に移動させ、被塗布品10に対する液状樹脂の吐出位置を制御して行う。
ディスペンサ30によって液状樹脂を吐出させる動作は、まず、吐出バルブ44を流路36bを遮断する位置まで移動させ、駆動部47により供給バルブ42を連通孔42aが流路36aと重複する位置(連通位置)まで移動させた後、駆動部46によりプランジャ40を前進位置から後退させ、シリンダ部32aに容器34から液状樹脂を吸入する。次いで、供給バルブ42を遮断位置に移動し、駆動部48により吐出バルブ44を連通位置に移動させた後、プランジャ40を前進させ、シリンダ部32aに吸入された液状樹脂をノズル38(流路36b)を介して被塗布品10に液状樹脂を塗布することによってなされる。
このように供給バルブ42と吐出バルブ44を交互に連通位置と遮断位置に移動させ、プランジャ40を進退動させることによって、容器34からシリンダ部32aに所定量の液状樹脂を吸入して、ノズル38から液状樹脂を吐出させることができる。
このディスペンサ30による液状樹脂の吐出操作と、XY駆動部50によりディスペンサ30をX−Y平面で移動する操作とを組み合わせて制御することにより、被塗布品10の適宜位置に適宜分量で液状樹脂を供給することができる。被塗布品10に供給される液状樹脂の分量は、シリンダ部32aの内容積とプランジャ40の移動量によって調節される。
(変形例)
図2は、図1に示すディスペンス装置の変形例を示す。この実施形態では、真空チェンバー20を、ディスペンサ30を装着する第2の容器部分としての容器部22aと、容器部22aの下面開口部を覆う第1の容器部分としての蓋部24aに形成し、容器部22aを装置の基体に固定し、蓋部24aにXY駆動部50を取り付けて、蓋部24aをX−Y方向に可動としたものである。ディスペンサ30の構成は上述した第1の実施の形態とまったく同様である。
本実施形態では、蓋部24aに被塗布品10を配置し、XY駆動部50により蓋部24aをX−Y平面内で移動させて、ディスペンサ30により被塗布品10に液状樹脂を塗布する。
このように、被塗布品10を支持する側をX−Y平面内で可動とし、容器部22aおよびディスペンサ30を固定側(ディスペンサ30はZ軸方向に可動)として被塗布品10に液状樹脂を供給することも可能である。
本実施形態の真空ディスペンス装置によれば、被塗布品10を真空チェンバー20内に配置し、ディスペンサ30のノズル38を真空チェンバー20に装着可能に構成したことにより、真空下で被塗布品10に液状樹脂を塗布することができ、液状樹脂にエアを混入させずに被塗布品10に液状樹脂を供給することができる。
本実施形態では、真空チェンバー20内に被塗布品10を配置し、ディスペンサ30のノズル38の先端側を真空チェンバー20に挿入して装着する構成とし、ノズル38が装着された容器部分と被塗布品を支持する容器部分とをX−Y平面内で相対的に可動とし、被塗布品10を移動させるXY駆動部50およびディスペンサ30の主要部については、真空チェンバー20の外部に配置する構成としたことによって、真空チェンバー20の大きさを被塗布品10を収容する最小領域とすることができ、真空チェンバーの小型化を効率的に図ることが可能となる。
これによって、真空ディスペンス装置全体としての小型化を図ることができるとともに、真空チェンバー20を真空排気する時間を短縮することができ、被塗布品10に液状樹脂を供給するサイクルタイムを短縮することが可能となる。また、耐圧容器として形成する真空チェンバー20の製作が容易になる。
(第2の実施の形態)
図3〜5は本発明に係る真空ディスペンス装置の第2の実施の形態の構成を示す。真空ディスペンス装置ではノズルから被塗布品に液状樹脂を吐出して供給するが、品種切り替え等で、液状樹脂の吐出操作をいったん休止させるような場合には、ノズルの先端に付着して残留した液状樹脂が落下して装置を汚さないように、液垂れ受け容器をノズルの下に配置させておくようにしている。また、ディスペンサによる液状樹脂の供給操作を再開する場合には、何回か空打ちして液状樹脂にエアが混入しないように、また、吐出操作の際にノズルの先端に付着して残留する液状樹脂の量を最適化して再開する。液垂れ受け容器は、このようなディスペンサによる空打ちの液状樹脂を受ける際にも使用する。
液垂れ受け容器は、真空チェンバー内に配置することも可能であるが、真空チェンバー内に液垂れ受け容器を配置すると、被塗布品10を収容するスペースよりも大きなスペースが必要になるから、真空チェンバーの小型化が制約されるという問題が生じる。
図3に示す真空ディスペンス装置は、液垂れ受け容器60を真空チェンバー20の外部に配置し、これによって真空チェンバー20の小型化を阻害しない構成とするとともに、真空チェンバー20の外部に配置された液垂れ受け容器60に不要な液状樹脂を排出する操作を容易に可能にした例を示す。
本実施形態においても、図1に示した真空ディスペンス装置と同様に、真空チェンバー20が、容器部22と容器部22の開口部を塞ぐ蓋部24bとによって形成され、容器部22と蓋部24bとがパッキン26によって気密にシールされる構成となっている。
本実施形態の真空ディスペンス装置において特徴とする構成は、ディスペンサ30のノズル38に気密にアタッチメント28を外挿して装着し、蓋部24bに設けた挿通孔25にノズル38の先端側を進入させるとともに、アタッチメント28により挿通孔25を気密にシールして真空チェンバー20とディスペンサ30とを気密に保持するように設けたことにある。
ノズル38とアタッチメント28とは、アタッチメント28に設けられたノズル挿通孔の内周面に装着されたパッキン29aにより気密にシールされる。アタッチメント28と蓋部24bとは、アタッチメント28に設けられたフランジ部28aが、蓋部24bの挿通孔25を囲む配置に装着されたパッキン29bに蓋部24bの外側から当接することによって気密にシールされる。本実施形態では、容器部22にXY駆動部50が取り付けられ、蓋部24bが装置の基体に固定して支持されている。
シリンダブロック32および液状樹脂を収容する容器34等のディスペンサ30についての構成は第1の実施の形態におけると同様であるので説明を省略する。
本実施形態の真空ディスペンス装置により被塗布品10に液状樹脂を供給する操作は次のようにして行われる。
図3は、被塗布品10に液状樹脂を塗布している状態を示す。被塗布品10を容器部22の所定位置に配置し、真空チェンバー20にアタッチメント28とともにノズル38を装着した状態で、真空チェンバー20を真空に排気する。次いで、XY駆動部50により容器部22をX−Y平面内で移動させ、被塗布品10に対して液状樹脂を塗布する位置を制御しながらディスペンサ30から被塗布品10に液状樹脂を吐出する。液状樹脂を吐出する際には、Z軸駆動部52によりノズル38の吐出高さを随時調節して行う。
こうして、真空下で被塗布品10に液状樹脂が供給される。
図4は、液状樹脂の吐出操作を完了し、液垂れ受け容器60に液状樹脂を排出する状態を示す。真空チェンバー20を大気開放した後、Z軸駆動部52によりノズル38を真空チェンバー20から上方に離間する位置まで移動させ、液垂れ容器60をノズル38の下方まで移動させて、ノズル38の先端から落下する液状樹脂を受けるようにする。
ディスペンサ30による液状樹脂の吐出操作を再開する際には、図4に示すように、ノズル38を上位置に移動させた状態でノズル38から液垂れ受け容器60に液状樹脂を何回か空打ちして吐出させ、ノズル38から吐出される液状樹脂にエアが混入しないようにし、また、ノズル38の先端に付着する液状樹脂の量を最適にしてから、真空チェンバー20の蓋部24bにアタッチメント28とともにノズル38を装着し、被塗布品10に液状樹脂を吐出する操作に移る。
本実施形態の真空ディスペンス装置は、真空チェンバー20にノズル38を脱着する操作を簡単に行えるように構成されているから、真空チェンバー20の外部に液垂れ受け容器60を配置して、ノズル38から漏出する液状樹脂を受ける操作や、液状樹脂を空打ちするといった操作を容易に行うことが可能である。また、液垂れ受け容器60を真空チェンバー20の外部に配置したことにより真空チェンバー20の小型化が損なわれない形態となる。
図5は、本実施形態の真空ディスペンス装置の他の使用方法を示すもので、容器部22から蓋部24bを取り外し、容器部22の上部を開放した状態でディスペンサ30から容器部22に配置された被塗布品10に液状樹脂を供給している状態を示す。本実施形態の真空ディスペンス装置では、容器部22から蓋部24bを外すことによって、大気下で被塗布品10に液状樹脂を供給する形態として使用することが簡単に行える。製品によっては、大気下で液状樹脂を供給してもかまわない場合があり、また、被塗布品10に対して液状樹脂が供給される状態を目視する必要があるような場合には、本実施形態の真空ディスペンス装置を有効に使用することができる。
(第3の実施の形態)
上述した真空ディスペンス装置においては、真空チェンバー20にディスペンサ30のノズル38を装着した状態で真空チェンバー20を真空排気すると、ディスペンサ30に対して真空チェンバー20が負圧になることから、ディスペンサ30と真空チェンバー20との間の圧力差によってディスペンサ30から液状樹脂が真空チェンバー20の側に吸引される作用が生じ、シリンダブロック32とプランジャ40や供給バルブ42、吐出バルブ44との摺動部分からエアが混入することがある。
以下では、このようなエアの混入による問題を解消する真空ディスペンス装置についての実施の形態について説明する。
図6はこのような真空チェンバー20とディスペンサ30との圧力差によって生じるエア混入の問題を解消する方法として、シリンダブロック32の外周囲をエア混入防止用の真空チェンバー70によって包囲し、真空チェンバー70内を真空排気して真空チェンバー20と真空チェンバー70に収容されたディスペンサ30との間の圧力差を解消する構成とした例である。
エア混入防止用の真空チェンバー70は、ノズル38の外周囲をパッキン71により気密にシールし、シリンダブロック32と容器34とを連通する流路が設けられた供給口の外周囲をパッキン72により気密にシールし、プランジャ40および供給バルブ42、吐出バルブ44との摺動部分に、パッキン73、74、75を気密にシールする状態に介装している。
このようにシリンダブロック32の外周囲を真空チェンバー70により気密に封止し、真空チェンバー70を真空排気することにより、真空チェンバー20とディスペンサ30の各部とが真空に保持され、シリンダブロック32に装着されているプランジャ40等の摺動部分からエアが混入することを防止することができる。
(第4の実施の形態)
図7は、プランジャ40、供給バルブ42および吐出バルブ44と駆動部46、47、48との連結部分の構成を示す。
図1に示す真空ディスペンス装置では、プランジャ40、供給バルブ42および吐出バルブ44と駆動部46、47、48との連結部分が、駆動部46等の前端部に設けたT形スロットに、プランジャ40等の基端部に形成した平面形状がT形の連結基部40a等を嵌合する構造となっている。図7(b)は、駆動部46に設けたT形スロット46aにプランジャ40のT形の連結基部40aが凹凸嵌合して連結される様子を示している。
図7(b)に示すように、T形スロット46aには、T形の連結基部40aが容易に嵌合できるように、若干のクリアランスを設けている。このため、プランジャ40等を駆動部46等に連結した状態で、プランジャ40等は長手方向に僅かに移動可能となる。このように、プランジャ40等が長手方向にクリアランス分(がた分)について可動となる結果、真空チェンバー20を真空排気して真空チェンバー20とディスペンサ30との間に圧力差が生じるとプランジャ40等が長手方向に微動し、ディスペンサ30内における容積変化によって液状樹脂の吐出精度が不良となる。
図7(a)は、上記のクリアランス分によるプランジャ40の微動を解消するため、駆動部46にストッパ80を装着した例を示す。ストッパ80は、T形スロット46a内でプランジャ40の連結基部40aに係合する配置にスペーサ部80aを配置するとともに、作用部80bを駆動部46に設けたスリット孔46b内に延出させ、作用部80bに弾発スプリング82を装着して設けられている。弾発スプリング82は、プランジャ40の連結基部40aの端面が、T形スロット46aの内側面に当接する向きに付勢する作用をなし、スペーサ部80aが連結基部40aに係合するようにプランジャ40を装着することによって、連結基部40aとT形スロット46aとの間のクリアランス(がた)が解消される。
また、供給バルブ42および吐出バルブ44の駆動部47、48にもプランジャ40に設けると同様のストッパを設けることにより、供給バルブ42および吐出バルブ44の長手方向へのがたが解消される。
こうして、プランジャ40、供給バルブ42および吐出バルブ44のがた分を解消することにより、真空時にディスペンサ30内でプランジャ40、供給バルブ42および吐出バルブ44が前方に微動し、ディスペンサ30内で液状樹脂が収容されている部位での容積が変化して、液状樹脂の吐出精度が不良となることを防止することができる。なお、プランジャ40、供給バルブ42および吐出バルブ44の長手方向へのがたを解消する方法は図7に示すストッパ80を用いる方法に限られるものではない。
(第5の実施の形態)
図8は、ディスペンサ30における液垂れを防止する方法として、ノズル38にニードルバルブ90を装着した実施の形態を示す。
すなわち、ノズル38の先端にノズル38と同軸に軸線方向に可動にニードルバルブ90を配置し、ニードルバルブ90の先端面をノズル端38aに当接可能とし、ノズル端38aに設けたノズル流路38bをニードルバルブ90により開閉可能とする。ニードルバルブ90は駆動部92により軸線方向に押動可能に設けられ、ニードルバルブ90の先端面がノズル端38aに当接することによってノズル流路38bが閉止され、ニードルバルブ90の端面がノズル端38aから離間することによってノズル流路38bがディスペンサ30の流路36bに連通する。
本実施形態の真空ディスペンス装置においては、真空チェンバー20を真空排気する際には、駆動部92によりニードルバルブ90の先端面をノズル端38aに当接させ、ノズル流路38bを閉止してノズル流路38bから液状樹脂が吐出されないようにしておき、被塗布品10に液状樹脂を塗布する際にはじめてノズル流路38bを開放して液状樹脂を塗布する。
このように、液状樹脂を塗布する際にのみノズル流路38bが開放されるようにニードルバルブ90を制御することによって、真空チェンバー20が真空排気された場合にノズル38から真空チェンバー20側に液状樹脂が吸引されることを防止することができ、これによってディスペンサ30の摺動部分等でエア混入が生じることを防止することが可能となる。
(第6の実施の形態)
図9は、ニードルバルブ90にかえて、2枚の円板を用いた円板バルブにより液垂れを防止する構成とした真空ディスペンサ装置を示す。
すなわち、ノズル38の端部に第1の円板94を取り付けるとともに、ノズル38に外挿して回動筒98を装着する。回動筒98の筒内の中途位置には、ノズル38に固定された第1の円板94の下面に上面が液密に摺接する第2の円板96が固定されている。回動筒98の先端部は真空チェンバー20の蓋部24に気密にシールして挿通され、回動筒98は駆動部100によりノズル38と同軸に軸線の回りで回動可能に設けられる。
図10は、第1の円板94と第2の円板96に設けた連通孔94a、96aの構成を示す。連通孔94a、96aは、図のように、断面形状が屈曲した形状で第1の円板94と第2の円板96を厚さ方向に貫通して設けられる。第1の円板94と第2の円板96の摺接面は図のA面とB面であり、摺動面における連通孔94a、96aの開口位置が中心から偏位して設けられている。
第1の円板94はノズル38に固定して支持され、第2の円板96は回動筒98に固定して支持されているから、回動筒98を軸線の回りで回動させた位置により、第1の円板94と第2の円板96に設けた連通孔94a、96aは、相互に連通する位置と遮断する位置に切り替えられる。
本実施形態の真空ディスペンス装置では、真空チェンバー20を真空排気する際には、第1の円板94と第2の円板96の連通孔94a、96aが相互に遮断される位置に回動筒98を回動させておき、被塗布品10に液状樹脂を塗布する際に、連通孔94a、96aが連通する位置に回動筒98を回動させて液状樹脂を供給する。
こうして、本実施形態の場合も、前述した第5の実施の形態と同様に、ノズル38から液状樹脂を吐出させる際にのみ、ディスペンサ30と真空チェンバー20とを連通させることができ、これによってディスペンサ30での不要な液垂れを防止することが可能となる。
なお、第5の実施の形態においては、ニードルバルブ90を軸線方向に押動させるようにするから、ニードルバルブ90が軸線方向に移動する際にノズル流路38bから液状樹脂がわずかに吐出されるおそれがあるが、本実施形態の真空ディスペンス装置は、連通孔94a、96aを設けた円板を回動させて連通をON−OFF制御するように構成されているから、液状樹脂を吐出するON−OFF操作によってノズル流路38bから液状樹脂が吐出されることがなく、被塗布品に対する液状樹脂の供給量をより精度よく制御できるという利点がある。
また、第5の実施の形態および第6の実施の形態におけるように、ノズル38にバルブを設けることにより、ディスペンサ内の容積変化による液状樹脂の吐出精度不良を抑えることができ、液材に混入したエアが膨張することによってノズル38から液垂れが生じることを防止することが可能となる。
真空ディスペンス装置の第1の実施の形態の構成を示す断面図である。 真空ディスペンス装置の第1の実施の形態の変形例を示す断面図である。 真空ディスペンス装置の第2の実施の形態の構成を示す断面図である。 真空ディスペンス装置の第2の実施の形態の作用を示す断面図である。 真空ディスペンス装置の第2の実施の形態の作用を示す断面図である。 真空ディスペンス装置の第3の実施の形態の構成を示す断面図である。 真空ディスペンス装置の第4の実施の形態において特徴的なプランジャ等と駆動部との連結部の構成を示す説明図である。 真空ディスペンス装置の第5の実施の形態の構成を示す断面図である。 真空ディスペンス装置の第6の実施の形態の構成を示す断面図である。 第1と第2の円板の構成を示す平面図および断面図である。 従来の真空ディスペンス装置の構成を示す説明図である。
符号の説明
10 被塗布品
20 真空チェンバー
22、22a 容器部
24、24a 蓋部
25 挿通孔
26、27、29a、29b パッキン
30 ディスペンサ
32 シリンダブロック
32a シリンダ部
34 容器
36a、36b 流路
38 ノズル
38a ノズル端
38b ノズル流路
40 プランジャ
40a 連結基部
42 供給バルブ
42a、44a 連通孔
44 吐出バルブ
46、47、48 駆動部
46a T形スロット
50 X−Y駆動部
52 Z軸駆動部
60 液垂れ受け容器
70 真空チェンバー
71、72、73、74、75 パッキン
80 ストッパ
90 ニードルバルブ
94 第1の円板
96 第2の円板
94a、96a 連通孔
98 回動筒

Claims (8)

  1. 液状樹脂を供給する被塗布品を真空室内に配置し、液状樹脂を供給するディスペンサから前記被塗布品の所定位置に、真空下において液状樹脂を供給する真空ディスペンス装置であって、
    前記被塗布品を収容する真空チェンバーを、前記被塗布品を収容して支持する第1の容器部分と、前記ディスペンサのノズルを装着する第2の容器部分とによって構成し、
    前記第1の容器部分と前記第2の容器部分とを、真空チェンバーの気密状態を破ることなくX−Y平面内で相対的に可動とし、
    前記第1と第2の容器部分の少なくとも一方をX−Y平面内で移動させ、前記被塗布品と前記ノズルとの相対的な平面位置を可変とするX−Y駆動部を、前記真空チェンバーの外部に設置し
    前記ノズルは、前記第2の容器部分にZ軸方向に対し気密に挿抜可能に装着され、
    前記ディスペンサをZ軸方向に移動させるZ軸駆動部が設けられていることを特徴とする真空ディスペンス装置。
  2. 液状樹脂を供給する被塗布品を真空室内に配置し、液状樹脂を供給するディスペンサから前記被塗布品の所定位置に、真空下において液状樹脂を供給する真空ディスペンス装置であって、
    前記被塗布品を収容する真空チェンバーを、前記被塗布品を収容して支持する第1の容器部分と、前記ディスペンサのノズルを装着する第2の容器部分とによって構成し、
    前記第1の容器部分と前記第2の容器部分とを、真空チェンバーの気密状態を破ることなくX−Y平面内で相対的に可動とし、
    前記第1と第2の容器部分の少なくとも一方をX−Y平面内で移動させ、前記被塗布品と前記ノズルとの相対的な平面位置を可変とするX−Y駆動部を、前記真空チェンバーの外部に設置し
    前記ノズルに、アタッチメントを気密に外挿して装着し、
    前記第2の容器部分に設けた挿通孔に前記ノズルの先端側を進入させるとともに、前記アタッチメントが前記挿通孔の外方から前記第2の容器部分に当接して該挿通孔を気密にシールすることを特徴とする真空ディスペンス装置。
  3. 前記真空チェンバーの外部に、前記ノズルからの液垂れ受け容器が配置されていることを特徴とする請求項2記載の真空ディスペンス装置。
  4. 前記ディスペンサは、
    シリンダブロックと、
    シリンダブロックに設けられたシリンダ部内を摺動するプランジャと、前記シリンダ部に液状樹脂を供給する容器とシリンダ部とを連通する流路に交差する配置に設けられた供給バルブと、前記シリンダ部と前記ノズルとを連通する流路と交差する配置に設けられた吐出バルブと、
    前記プランジャを、前記容器から前記シリンダ部に液状樹脂を吸入する位置と、前記ノズルから液状樹脂を吐出させる位置との間で進退動させる駆動部と、
    前記供給バルブを、前記容器と前記シリンダ部とを連通する流路と供給バルブに設けた連通孔とが重複する連通位置と、流路と連通孔とが偏位する遮断位置との間で進退動させる駆動部と、
    前記吐出バルブを、前記シリンダ部と前記ノズルとを連通する流路と吐出バルブに設けた連通孔とが重複する連通位置と、流路と連通孔とが偏位する遮断位置との間で進退動させる駆動部と
    を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の真空ディスペンス装置。
  5. 前記シリンダブロックの外周囲を囲む配置に、前記シリンダブロックと前記プランジャ、前記供給バルブおよび前記吐出バルブとの摺動部分からのエア混入を防止する真空チェンバーが設けられていることを特徴とする請求項4記載の真空ディスペンス装置。
  6. 前記プランジャ、供給バルブおよび吐出バルブの基端部と、それぞれの前記駆動部とが凹凸嵌合により連結され、
    当該連結部分のクリアランスによるがたを解消する手段が設けられていることを特徴とする請求項4または5記載の真空ディスペンス装置。
  7. 前記ノズルの先端のノズル内に、ノズルと同軸の軸線方向に可動となるニードルバルブが設けられ、
    前記ノズルの流路を開放する位置と、前記ノズルの流路を閉止する位置との間で前記ニードルバルブを軸線方向に押動させる駆動部が設けられていることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項記載の真空ディスペンス装置。
  8. 前記ノズルの先端に、第1の円板が固定され、
    前記ノズルに、前記第1の円板と液密に摺接する第2の円板が固定された回動筒がノズルと同軸に外挿されるとともに、前記被塗布品を収容する前記真空チェンバーに当該回動筒が装着され、
    前記第1の円板に設けられた連通孔と前記第2の円板に設けられた連通孔が連通する位置と、前記第1の円板に設けられた連通孔と前記第2の円板に設けられ連通孔とが遮断される位置との間で前記回動筒を軸線の回りで回動させる駆動部が設けられていることを特徴とする請求項4〜7のいずれか一項記載の真空ディスペンス装置。
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