JP2007287546A - 真空容器及び電子線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部容器と内部容器とを有する真空容器及びこのような真空容器構造を備える電子線装置において、外部容器の真空室内の内部空間と内部容器の内部空間との間を簡単な構成で遮断する。
【解決手段】真空容器101を、内部が真空状態にされる真空室120を有する外部容器121と、内部容器110であってその内外を連通する開口部117を有しこの開口部117を含んだ少なくともその一部分又は全体が真空室120内に収容される内部容器110と、備えて構成し、さらに内部容器110の内部空間を真空室120の内部空間から遮断する遮断機構191〜194とを外部容器に設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は一般に、外部容器とその内部に収容される内部容器とを備え、その内部が真空状態にされる真空容器に関する。特に、電子線を試料に照射する、例えば電子顕微鏡のような電子線装置であって、電子線発生装置を収容するための内部容器としての電子線鏡筒と、試料を収容する真空室を有する筐体を外部容器として有し、電子線鏡筒の少なくとも一部が真空室に収容される電子線装置に関する。より詳しくは、これら外部容器及び内部容器の一方を非真空状態にした場合に他方を真空状態に保つ技術に関する。
半導体デバイスなどの製造プロセスでは、エッチング装置や電子顕微鏡など、試料の製造工程や検査工程を真空中で行うために真空容器を使用する場合がある。例えば、半導体装置の表面に形成された微細パターンの外観を観察するためには、以下の図1に示すような走査型電子顕微鏡(SEM)が使用されている。
走査型電子顕微鏡1は、試料S上で照射位置が走査するように電子ビームEBを照射する電子線鏡筒10と、試料Sからの2次電子又は反射電子を検出するための電子検出器EDと、を備え、試料S上で走査される電子ビームEBの各時点の照射位置と、それぞれの時点において電子線検出器EDにて検出した電子量とを同期させて2次元の顕微鏡像を得る。
走査型電子顕微鏡1には、真空中で試料Sに電子ビームEBを照射するための真空試料室20が設けられる。観察中の試料Sは、筐体21によって外部と遮断された真空試料室20内に置かれ、試料室20の内部は不図示の真空ポンプにより高真空度に保たれている。
電子線鏡筒10によって電子ビームEBを偏向できる範囲はごく狭いため、試料全体を観察するためには、試料Sと電子線鏡筒10とを相対移動させて試料S上の所望の観察位置へ電子線鏡筒10を位置付ける必要がある。このため従来の走査型電子顕微鏡1は、電子線鏡筒10の真下に試料を移動させるためのステージ22を備えている。ステージ22は静電チャックなどの手段によって試料Sを保持したまま、水平に支持されたベース(定盤)30上を2次元移動することによって、試料上の所望の観察位置を電子線鏡筒10の真下に位置付ける。
さて、このような真空容器を使用する装置では、性能の向上及び新しい機能の実現のため、特に上記のような製造装置においてはスループット向上のために、外部容器とその内部に収容される内部容器とを備える二重構造を採用する場合がある。その例を図2に示す。
図2は、外部容器としての筐体21と、電子銃などの電子線発生装置を収容する内部容器としての電子線鏡筒10と、を有する走査型電子顕微鏡の概略構成図である。電子線鏡筒10が外部容器としての筐体21に収容されることで、走査型電子顕微鏡2は二重真空容器の構成を備える。
電子線露光装置2は、さらに電子線鏡筒10を試料Sの観察面と平行な水平面(XY面)で移動させるためのX方向直線駆動機構60a、60b及びY方向直線駆動機構70を備え、電子線鏡筒10を2次元平面内で移動させることによって、試料上の所望の観察位置の真上に電子線鏡筒10を位置付ける。
本構成の電子線露光装置2によれば、ステージ22を大きく移動しないので装置の床面積(フットプリント)を小さく構成することが可能となる。したがってクリーンルーム内での省スペース化が図られ半導体デバイス等の製造コストの削減に寄与する。
特許第3039562号公報 特開平10−154481号公報 国際公開第WO99/34418号パンフレット 特開平8−101128号公報 特開平3−257170号公報 特開平4−33326号公報
さて、上記のような真空容器を備える装置では、内部容器を真空状態に保ったまま、外部状態を真空状態から非真空状態(例えば大気圧状態)へと変更する必要が生じることがある。例えば、図2に示す走査型電子顕微鏡の例では、試料Sを搬入出する際には筐体21に設けた試料入出口(図示せず)を開ける前に真空室20を大気圧状態にするが、この間に電子線鏡筒10内の電子ビーム発生装置を保護するために、電子線鏡筒10内を真空に保つ必要がある。
このような場合には従来、図3に示すように内部容器の外部の非真空状態と内部の真空状態とを分離するためにゲートバルブを、内部容器側に設けていた。
図3は、図2に示す電子線鏡筒10の概略構成図である。図示の電子線鏡筒10の構成例は、内部空間13に電子銃14、電磁レンズや静電レンズで実現される第1レンズ15及び第2レンズ16を備えたガウシアンビーム方式(ペンシルビーム方式)の電子光学系を収容する。電子銃14で発生した電子ビームEBを、第1レンズ15及び第2レンズ16からなる電磁レンズ系によって絞ることによってスポット状の電子ビームEBを作り鏡筒開口部から試料Sへ照射する。
また電子線鏡筒10には電子検出器EDが設けられ、電子検出器EDによって電子線鏡筒10の開口部17から電子を発射した際の試料Sからの電子を検出する。実際には、電子線鏡筒10に対物アパーチャ、偏向電極や非点補正コイル等が設けられるが、ここでは説明を省略する。
さらに、電子線鏡筒10には、電子ビームEBを出射する開口部17を開閉するシャッター部19が設けられており、試料室20内を大気圧状態に開放しても、シャッター部19により開口部17を閉じることによって電子線鏡筒10内の空間13を真空状態に維持する。
しかしながら、シャッター部19のようなゲートバルブを内部容器側に設ける構成は、機構的に複雑なものとなり操作性及び装置の信頼性を低下させるという問題があった。
例えば、真空容器が上述の電子線鏡筒10のような可動内部容器を有する場合には、ゲートバルブを動作させるための駆動部を可動部位に設ける必要があり、その重量や配線の取り回しのために、可動内部容器の駆動機構に負担を生じることになる。
上記問題点に鑑み、本発明は、外部容器と内部容器とを有する真空容器及びこのような真空容器構造を備える電子線装置において、外部容器の真空室内の内部空間と内部容器の内部空間との間を遮断する機構を、簡易な構造で設けることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、内部容器の内部空間を外部容器内の真空室の内部空間から遮断する遮断機構を外部容器側に設ける。遮断機構を外部容器側に設置することによって、遮断機構の設置が容易となる。例えば遮断機構を外部容器側に設置すれば、内部容器が外部容器内を移動できるように真空容器を構成しても、内部容器を駆動する駆動機構に負担を生じることなく、遮断機構を設けることが可能となる。
すなわち本発明の第1形態による真空容器は、内部が真空状態にされる真空室を有する外部容器と、内部容器であってその内外を連通する開口部を有しこの開口部を含んだ少なくともその一部分又は全体が真空室内に収容される内部容器と、を有し、さらに内部容器の内部空間を真空室の内部空間から遮断する遮断機構が、外部容器に設けられる。
遮断機構を外部容器に設けるために様々な構成を採用することができる。
例えば、遮断機構は、内部容器の開口部を真空室から遮る位置とこの開口部を遮らない位置との間で移動する遮断部材を備えて構成してもよい。
この場合には内部容器の開口部に遮断部材を押圧する間、この押圧方向への内部容器の移動を止めるためのストッパを備えることが好ましい。これによって遮断部材を内部容器の開口部に押圧して内部容器の開口部を真空室から遮る際に、内部容器やその支持機構に過度の力が掛かるのを防止する。
または、遮断機構は、内部容器の開口部を真空室から遮るための遮断部材と、内部容器の開口部が遮断部材によって真空室から遮られる位置と遮られない位置との間で内部容器を移動させる移動機構と、を備えて構成してもよい。
遮断機構により真空室の内部空間から遮断された内部容器の内部を真空引きするポンプをさらに設けてもよい。外部容器の真空室内を非真空状態にする間に、内部容器内の真空度を、例えば焼き出し処理を行うことによって内部の残留物をガスにして吸引する等により、より高く維持することが可能となる。
さらに外部容器に真空室につながる退避室をさらに設けてもよい。そして遮断機構として、内部容器を真空室から退避室へ移動させる移動機構と、退避室と真空室との間を開閉する開閉機構と、を備えて構成してもよい。
このとき退避室と外部容器の外側との間を開閉する他の開閉機構をさらに備えてもよい。
また本発明の第2形態による電子線装置は、内部が真空状態にされる真空室を有する筐体と、電子線を放出する開口部を有する電子線鏡筒であって開口部を含んだ少なくともその一部分又は全体が真空室内に収容される電子線鏡筒と、を有し、電子線鏡筒の内部空間を真空室の内部空間から遮断する遮断機構が、筐体に設けられる。
外部容器と内部容器とを有する真空容器及びこのような真空容器構造を備える電子線装置において、外部容器の真空室内の内部空間と内部容器の内部空間との間を簡単な構成で遮断することが可能となり、装置のコストダウン及び信頼性に寄与する。
以下、添付する図面を参照して本発明の実施例を説明する。図4の(A)は、本発明による真空容器の第1実施例の概略構成を示す立面図であり、図4の(B)は、図4の(A)の真空容器101の平面図であり、図4の(C)は、図4の(A)に示す内部容器110の部分切断図である。このうち図4の(A)では真空容器101の外部容器121の手前側の壁が取り除かれた状態で示し、図4の(B)では外部容器121の上面の壁が取り除かれた状態で示す。
真空容器101は、外部容器121と、その内部の真空室120に収容される内部容器110と備える。図示するとおり内部容器110は、その全体が真空室120に収容されて二重構造を成し、真空二重容器を構成する。
図4の(A)に示すとおり、外部容器121には真空ポンプ151が接続されて、非真空状態(例えば大気圧状態)になっている真空室120を真空引きすることによって真空室120内部を真空状態にすることが可能である。さらに外部容器121にはガス源152も接続されて、真空状態にされた真空室120に所定の充填ガスを注入することによって、真空室120内部を非真空状態に戻すことが可能である。
さらに、外部容器121には開口部123と、開口部123を開閉する開閉機構124が設けられており、かかる開口部123を経由して外部容器121の真空室120内に被収容物を搬入出する。
真空室120内に被収容物を搬入出する際には、ガス源152から真空室120に充填ガスを注入して大気圧状態にしてから、開閉機構124により開口部123を開ける。そして被収容物を搬入出が終了すると、開閉機構124により開口部123を閉じ、その後に真空ポンプ151で真空引きすることによって真空室120内部を真空状態にする。
また、図4の(A)及び図4の(B)に示すとおり、外部容器121には、真空室120内に収容された内部容器110を2次元移動させるための移動機構を備える。かかる移動機構は、第1の方向に沿って内部容器110を移動させるための1対の第1方向ガイド160a及び160bと、第2の方向に沿って電子線鏡筒10を移動させるための可動第2方向ガイド170と、可動第2方向ガイド170を支持したまま第1の方向に延在する第1方向ガイド160a及び160bにそれぞれ沿って移動する1対の第1方向移動部161a及び161bと、内部容器110を支持したまま第2方向に延在する可動第2方向ガイド170に沿って移動する第2方向移動部171と、を備えて構成される。
各移動部161a、161b及び可動第2方向ガイド170からなる組立体を第1方向に移動させるため、及び第2方向移動部171を第2方向への移動させるために、様々な直線駆動機構を使用することが可能である。
例えば、第1方向ガイドの一方の160aに回転可能なボールネジ(図示せず)を第1の方向に沿って設け、第1方向各移動部161aにナット(図示せず)を設けてボールネジと螺合させる。そして第1方向ガイド160aを固定した状態で、図示しないモータによってボールネジを回転させることによって、第1方向各移動部161aに対して第1の方向の駆動力を加えることとしてよい。
また可動第2方向ガイド170に、回転可能なボールネジ(図示せず)をY方向に沿って設け、第2方向各移動部171にナット(図示せず)を設けてボールネジと螺合させる。そして第2の方向について可動第2方向ガイド170を固定した状態で、図示しないモータによってボールネジを回転させることによって、第2方向各移動部171に対して第2の方向の駆動力を加えることとしてよい。
このようなボールネジ機構によって内部容器110を支持する第2方向移動部171を可動第2方向ガイド170に沿って駆動し、この可動第2方向ガイド170を支持する第1方向移動部161a及び161bを第1方向ガイド160a及び160bにそれぞれ沿って駆動することにより、内部容器110を2次元移動させる。なお直線駆動機構としてベルト駆動機構を使用してもよい。
図4の(C)に示すように、内部容器110の面118には、その内部空間111と内部容器の外側とを連通する開口部117が設けられる。そして内部容器110は、その開口部117が空いた状態で真空室120が真空状態にされると、その内部空間111も真空状態になる。
図4の(A)に示すように、本実施例による真空容器101は、開口部117が設けられた内部容器110の面118に遮断部材191を押しつけることによって、内部容器110の内部空間111を真空室120の内部空間から遮断する遮断機構を、外部容器121側に有する。
例えば遮断機構は、図4の(A)に示すように蓋状の遮断部材191と、外部容器121に支持され遮断部材191を昇降させる昇降部192と、を備えて構成してよい。昇降部192の可動部への駆動力を真空室120の外側から供給する場合には、真空室120内の気密を維持するために、昇降部192の可動部分と外部容器121の壁部との間の間隙を覆う可撓性のカバー部材193を備えて構成してもよい。
内部容器110の内部空間111を真空室120の内部空間から遮断する際には、2次元移動機構160a、160b、161a、161b、170及び171によって、内部容器110を図の点線に示した位置から、実線で示した位置へと移動させた後に、昇降部192によって遮断部材191を内部容器110の面118に押し当てる。
このとき、遮断部材191を介して昇降部192から過度な押圧力が加わり、内部容器110が変位したり、また2次元移動機構160a、160b、161a、161b、170及び171に過度な押圧力が加わることを防止するために、外部容器121は、この押圧方向への内部容器110の移動を止めるためのストッパ125を備える。ストッパ125は、遮断部材191が押し当てられる内部容器110の面118の反対側の面に当接して内部容器110の移動を止める押止部材でもよく、内部容器110を把持して内部容器110の移動を止めるクランプでもよい。
図5は、本発明による真空容器101の第2実施例の概略構成図である。本実施例では、遮断機構を、遮断部材191と、これを昇降させる昇降部192と、昇降部192の可動部への駆動力を発生させる駆動力発生部194とにより構成し、これらを真空室120内部に設ける。
図6の(A)は図4に示す遮断機構の第2構成例を示す図であり、図6の(B)は図5に示す遮断機構の第2構成例を示す図である。これらの構成例では、遮断部材191により内部容器110の内部空間111が真空室120の内部空間から遮断する間に、真空ポンプ153によって内部容器110の内部空間111を真空引きする。
このため、遮断部材191には、内部容器110の面118に押し当てられたときに、真空室120の内部空間から遮断された内部容器110の内部空間111を真空ポンプ153に連通する開口部195と、連通路196とが設けられる。
図7は、本発明による真空容器101の第3実施例の概略構成図である。図4及び図5を参照して説明した実施例では、内部容器110の全体が真空室120に収容されていたが、本発明はこのように内部容器110の全体が外部容器121に収容された二重構造を成し、完全な真空二重容器を構成する態様に限定されるものではない。
例えば、図7に示すように、内部容器110の全体のうち、開口部117を含む一部分だけが、外部容器121に真空室120に収容される態様であっても、図4及び図5を参照して説明した実施例と同様の効果を有するため、これも本発明の対象である。
図8の(A)及び図8の(B)は、本発明による真空容器の第4実施例の概略構成図である。本構成において内部容器110の内部空間を真空室120の内部空間から遮断する遮断機構は、真空室120内に固定された遮断部材191と、内部容器110を移動させる移動機構160a、160b、161a、161b、170、171、180及び181とを備えて構成される。
この移動機構は、内部容器110の開口部117が遮断部材191によって真空室120から遮られない位置から、遮られる位置へと、内部容器110を移動させ、内部容器110の開口部117が設けられた面118に遮断部材191を押し当てて内部容器110の内部空間を真空室120の内部空間から遮断する。
内部容器110を移動させる移動機構は、内部容器110の姿勢を変えない平行移動のほか、内部容器110の姿勢が変わる回転運動など、様々な態様で内部容器110を移動させる移動機構を採用してよい。
例えば図8の(A)及び図8の(B)に示す例では、図の下方、すなわち上記第1及び第2の方向に直角な第3の方向に向いた開口部117を、その下方に設けた遮断部材191に押し当てて遮断するために、内部容器110を第3方向に移動させる第3方向直動機構180、181を採用する。
第三方向直動機構は、第2方向可動部171に支持され第3の方向に沿って内部容器110を移動させるための可動第3方向ガイド180と、内部容器110を支持したまま第3方向に延在する可動第3方向ガイド180に沿って移動する第3方向移動部181によって構成される。第三方向直動機構にも上記ボールネジ機構やベルト駆動機構を使用してよい。
本実施例においても、図6の(A)及び図6の(B)に示す遮断機構と同様に、遮断部材191により内部容器110の内部空間111が真空室120の内部空間から遮断する間に、内部容器110の内部空間111を真空引きする真空ポンプ153を備えてもよい。
図9の(A)及び(B)は、本発明による真空容器の第5実施例の概略構成図である。本構成では、真空室120につながる退避室126を外部容器121に設け、内部容器110の内部空間を真空室120の内部空間から遮断する遮断機構として、内部容器110を真空室120から退避室126へ移動させる移動機構160、161と、退避室126と真空室120との間を開閉するゲートバルブなどの開閉機構183を備える。
図示の構成例では、移動機構160、161は、内部容器110を支持するアーム部材160と、ボールネジ機構やベルト駆動機構を用いてアーム部材160をその長手方向に移動させる駆動部161からなる直動機構で構成してよい。
図9の(A)に示すように開閉機構124により開口部123を閉じ、真空室120の内部を真空状態にしている状態では、開閉機構183を開けて、退避室126から真空室120へとアーム部材160を突き出して、真空室120内に内部容器110を移動させる。
図9の(B)に示すように、真空室120を大気圧状態にして開閉機構124により開口部123を開く場合には、アーム部材160及び内部容器110を退避室126に収容し、開閉機構183を閉じることによって内部容器110の内部空間を真空室120の内部空間から遮断する。
また退避室126には、例えば内部容器110を外部容器121内から搬出または搬入するように、外部容器121の外部へとつながる開口部127とその開閉部128を備えてもよい。そして開閉機構183を閉じた状態で、真空ポンプ154によって退避室126を真空引きし、又はガス源155から退避室126内へ充填ガスを注入することによって、真空室120を真空状態に保ったまま開閉部128を開閉して、内部容器110の点検交換を行えるように構成してもよい。
図10の(A)及び図10の(B)は、本発明による真空容器の第6実施例の概略構成図である。本構成では、図9の(A)に示す構成と同様に真空室120につながる退避室126を設け、そして図10の(B)に示すように真空室120を大気圧状態にする場合には、移動機構160、162によって内部容器110を退避室126へ退避させて、開閉機構183を閉じることによって内部容器110の内部空間を真空室120の内部空間から遮断する。
そのために本構成では、アーム部材160を回転させて内部容器110を退避室126に収容する回転駆動部162を備える。他の構成要素は、図9の(A)に示す構成と同様としてよい。
本発明による真空容器の電子線装置への適用例を以下に示す。ここでは走査型電子顕微鏡を例にして説明するが、本発明はこれに限定されず電子線露光装置等の他の電子線装置にも広く適用することが可能である。図11は、本発明による走査型電子顕微鏡(以下単に「顕微鏡」と記す)の第1実施例の内部構成を示す斜視図であり、図12は図11に示す顕微鏡2の内部構成を示す立面図である。図11において顕微鏡2の内部状態を示すために、筐体21と、筐体21に設けられた試料取り出し口23及びその開閉機構24を点線にて示し、図12において筐体21の上面の壁が取り除かれた状態で示す。
顕微鏡2には、真空中で試料に電子ビームEBを照射するための真空室20が設けられる。真空試料室20は筐体21によって外部と遮断され、真空ポンプ51によって、非真空状態になっている真空室20を真空引きすることによって内部を真空状態にする。またはガス源52によって真空状態にされた真空室20に所定の充填ガスを注入し、真空室20内部を非真空状態に戻す。室内には試料を静電チャックなどの手段により保持するための試料保持台22が設けられる。
顕微鏡2は、試料上で照射位置が走査するように電子ビームEBを照射する電子線鏡筒10を備える。電子線鏡筒10には試料Sからの電子を検出するための電子検出器EDが設けられており(図13を参照して後述する)、試料S上で走査される電子ビームEBの各時点の照射位置と、それぞれの時点において電子線検出器EDにて検出した電子量とを同期させることにより2次元の顕微鏡像を得る。
電子線鏡筒10によって電子ビームEBを偏向できる範囲はごく狭いため、試料全体を観察するためには、試料Sと電子線鏡筒10を相対移動させて試料上の所望の観察位置へ電子線鏡筒10を位置付ける必要がある。このために走査型電子顕微鏡1は、電子線鏡筒10を、試料Sの観察面(XY面)に平行な面内で2次元移動させるための移動機構を備える。
かかる移動機構は、試料の観察面を成す第1方向であるX方向と第2方向であるY方向のうち、X方向に沿って電子線鏡筒10を移動させるための1対のX方向ガイド60a及び60bと、Y方向に沿って電子線鏡筒10を移動させるための可動Y方向ガイド70と、可動Y方向ガイド70を支持したままX方向に延在するX方向ガイド60a及び60bにそれぞれ沿って移動する1対のX方向移動部61a及び61bと、電子線鏡筒10を支持したままY方向に延在する可動Y方向ガイド70に沿って移動するY方向移動部71と、を備えて構成される。
各移動部61a、61b及び可動Y方向ガイド70からなる組立体のX方向への駆動、並びにY方向移動部71のY方向への駆動のために、様々な直線駆動機構を使用でき、例えば上記説明したボールネジ機構やベルト駆動機構を用いることが可能である。
図13は、図11に示す電子線鏡筒10の内部構成例を示す図である。図示の電子線鏡筒10の例は、その鏡筒内の空間13に電子銃14、電磁レンズや静電レンズで実現される第1レンズ15及び第2レンズ16を備えたガウシアンビーム方式(ペンシルビーム方式)の電子光学系を備える。電子銃14で発生した電子ビームEBを、第1レンズ15及び第2レンズ16からなる電磁レンズ系によって絞ることによってスポット状の電子ビームEBを作り、鏡筒の外面18に設けられた開口部17から試料Sへ照射する。
また電子線鏡筒10には電子検出器EDが設けられ、電子検出器EDによって電子線鏡筒10の開口部17から電子を発射した際の試料Sからの電子を検出する。実際には、電子線鏡筒10に対物アパーチャ、偏向電極や非点補正コイル等が設けられるが、ここでは説明を省略する。
図12に戻り、本実施例による顕微鏡2は、開口部17が設けられた電子線鏡筒10の面18に遮断部材91を押しつけることによって、電子線鏡筒10の内部空間13を真空室20の内部空間から遮断する遮断機構を、筐体21側に有する。
例えば遮断機構は、蓋状の遮断部材91と、筐体21に支持され遮断部材91を昇降させる昇降部92とを備えて構成してよい。昇降部92の可動部への駆動力を真空室20の外側から供給する場合には、真空室内の20の気密を維持するために、昇降部92の可動部分と筐体21の壁部との間の間隙を覆う可撓性のカバー部材93を備えて構成してもよい。
電子線鏡筒10の内部空間13を真空室20の内部空間から遮断する際には、2次元移動機構60a、60b、61a、61b、70及び71によって、電子線鏡筒10を図の点線に示した位置から、実線で示した位置へと移動させた後に、昇降部92によって遮断部材91を電子線鏡筒10の面18に押し当てる。
このとき、遮断部材91の押圧により電子線鏡筒110が変位したり、また2次元移動機構60a、60b、61a、60b、70及び71に過度な押圧力が加わることを防止するために、筐体21は、この押圧方向への電子線鏡筒10の移動を止めるためのストッパ25を備える。ストッパ25は、遮断部材91が押し当てられる面18の反対側の面に当接して電子線鏡筒10の移動を止める押止部材でもよく、電子線鏡筒10を把持するクランプでもよい。
また顕微鏡2は、図5に示した真空容器101と同様に、遮断部材91を昇降させる昇降部92の可動部への駆動力を発生させる駆動力発生部94を、真空室20内部に設けてもよい。
また図6の(A)及び図6の(B)に示す遮断機構の構成例と同様に、遮断部材91により電子線鏡筒10の内部空間13が真空室20の内部空間から遮断する間に、電子線鏡筒10内を真空引きする真空ポンプ53を設けてもよい。
また顕微鏡2は、図7に示した真空容器101と同様に、内部容器10としての電子線鏡筒10の全体が、外部容器としての筐体21や真空室20に収容されず、少なくとも開口部17を含む一部分だけが、筐体21や真空室20に収容される態様で構成してもよい。
図14の(A)及び図14の(B)は、本発明による走査型電子顕微鏡2の第2実施例の概略構成図である。本構成において電子線鏡筒10の内部空間を真空室20の内部空間から遮断する遮断機構は、真空室20内に固定された遮断部材91と、電子線鏡筒10を移動させる移動機構60a、60b、61a、61b、70、71、80及び81とを備えて構成される。
この移動機構は、電子線鏡筒10の開口部17が遮断部材91によって真空室20から遮られない位置から、遮られる位置へと、電子線鏡筒10を移動させ、電子線鏡筒10の開口部17が設けられた面18に遮断部材91を押し当てて、電子線鏡筒10の内部空間を真空室20の内部空間から遮断する。
電子線鏡筒10を移動させる移動機構は、電子線鏡筒10の姿勢を変えない平行移動のほか、電子線鏡筒10の姿勢が変わる回転運動など、様々な態様で電子線鏡筒10を移動させる移動機構を採用してよい。
例えば図14の(A)及び図14の(B)に示す例では、Z方向に向いた開口部17を、その先に設けた遮断部材91に押し当てて遮断するために、電子線鏡筒10をZ方向に移動させるZ方向直動機構80、81を採用する。
Z方向直動機構は、Y方向可動部71に支持されZ方向に沿って電子線鏡筒10を移動させるための可動Z方向ガイド80と、電子線鏡筒10を支持したままZ方向に延在する可動Z方向ガイド80に沿って移動するZ方向移動部81によって構成される。Z方向直動機構にも上記ボールネジ機構やベルト駆動機構を使用してよい。
なお、本実施例においても、図6の(A)及び図6の(B)に示す遮断機構と同様に、遮断部材91により電子線鏡筒10の内部空間13が真空室20の内部空間から遮断する間に、電子線鏡筒10内を真空引きする真空ポンプ53を設けてもよい。
図15の(A)及び(B)は、本発明による走査型電子顕微鏡2の第3実施例の概略構成図である。本構成では、真空室20につながる退避室26を筐体21に設け、電子線鏡筒10の内部空間を真空室20の内部空間から遮断する遮断機構として、電子線鏡筒10を真空室20から退避室26へ移動させる移動機構60、61と、退避室26と真空室20との間を開閉するゲートバルブなどの開閉機構83を備える。
図示の構成例では、移動機構60、61は、電子線鏡筒10を支持するアーム部材60と、ボールネジ機構やベルト駆動機構を用いてアーム部材60をその長手方向に移動させる駆動部61からなる直動機構で構成してよい。
図15の(A)に示すように開口部23を閉じ真空室20の内部を真空状態にしている状態では、開閉機構83を開けて、退避室26から真空室20へとアーム部材60を突き出して、真空室20内へ電子線鏡筒10を移動させる。
また図15の(B)に示すように、真空室20を大気圧状態にして開口部23を開く場合には、アーム部材60及び電子線鏡筒10を退避室26に収容し、開閉機構83を閉じることによって電子線鏡筒10の内部空間を真空室20の内部空間から遮断する。
また退避室26には、電子線鏡筒10を筐体外部から点検または交換できるように、筐体21の外部へとつながる開口部27とその開閉部28を備えてもよい。そして開閉機構83を閉じた状態で、真空ポンプ54によって退避室26を真空引きし、又はガス源55から退避室26内へ充填ガスを注入することによって、真空室20を真空状態に保ったまま開閉部28を開閉できるように構成してもよい。
図16(A)及び図16の(B)は、本発明による走査型電子顕微鏡2の第4実施例の概略構成図である。本構成では、図15の(A)に示す構成と同様に真空室20につながる退避室26を設け、そして図16の(B)に示すように真空室20を大気圧状態にする場合には、移動機構60、62によって電子線鏡筒10を退避室26へ退避させて、開閉機構83を閉じることによって電子線鏡筒10の内部空間を真空室20の内部空間から遮断する。
そのために本構成では、アーム部材60を回転させて電子線鏡筒10を退避室26に収容する回転駆動部62を備える。他の構成要素は、図16の(A)に示す構成と同様としてよい。
本発明は、外部容器とその内部に収容される内部容器とを備え、その内部が真空状態にされる真空容器に広く利用可能である。好適には、電子線を試料に照射するための、例えば電子顕微鏡や電子線露光装置などの電子線装置に利用可能である。
従来の走査型電子顕微鏡の概略構成図である。 従来の他の走査型電子顕微鏡の概略構成図である。 図2に示す電子線鏡筒の概略構成図である。 本発明による真空容器の第1実施例の概略構成図である。 本発明による真空容器の第2実施例の概略構成図である。 (A)は図4に示す遮断機構の第2構成例を示す図であり、(B)は図5に示す遮断機構の第2構成例を示す図である。 本発明による真空容器の第3実施例の概略構成図である。 本発明による真空容器の第4実施例の概略構成図である。 本発明による真空容器の第5実施例の概略構成図である。 本発明による真空容器の第6実施例の概略構成図である。 本発明による走査型電子顕微鏡の第1実施例の内部構成を示す斜視図である。 図11に示す走査型電子顕微鏡の内部構成を示す立面図である。 図11に示す電子線鏡筒の概略構成図である。 本発明による走査型電子顕微鏡の第2実施例の概略構成図である。 本発明による走査型電子顕微鏡の第3実施例の概略構成図である。 本発明による走査型電子顕微鏡の第4実施例の概略構成図である。
符号の説明
101 真空容器
110 内部容器
120 真空室
121 外部容器
191 遮断部材
192 昇降部

Claims (14)

  1. 内部が真空状態にされる真空室を有する外部容器と、
    内部容器であってその内外を連通する開口部を有し、該開口部を含んだ少なくともその一部分又は全体が前記真空室内に収容される内部容器と、
    を有する真空容器であって、
    前記内部容器の内部空間を前記真空室の内部空間から遮断する遮断機構を、前記外部容器に設けることを特徴とする真空容器。
  2. 前記遮断機構は、前記内部容器の開口部を前記真空室から遮る位置と遮らない位置との間で移動する遮断部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の真空容器。
  3. 前記内部容器の開口部に前記遮断部材を押圧する間、この押圧方向への前記内部容器の移動を止めるためのストッパを備えることを特徴とする請求項2に記載の真空容器。
  4. 前記遮断機構は、
    前記内部容器の開口部を前記真空室から遮るための遮断部材と、
    前記内部容器の開口部が前記遮断部材によって前記真空室から遮られる位置と遮られない位置との間で、前記内部容器を移動させる移動機構と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の真空容器。
  5. 前記遮断機構により前記真空室の内部空間から遮断された前記内部容器の内部を真空引きするポンプをさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の真空容器。
  6. 前記外部容器は、前記真空室につながる退避室をさらに備え、
    前記遮断機構は、
    前記内部容器を、前記真空室から前記退避室へ移動させる移動機構と、
    前記退避室と前記真空室との間を開閉する開閉機構と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の真空容器。
  7. 前記開閉機構を第1の開閉機構とし、
    前記退避室と前記外部容器の外側との間を開閉する第2の開閉機構をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の真空容器。
  8. 内部が真空状態にされる真空室を有する筐体と、
    電子線を放出する開口部を有する電子線鏡筒であって、前記開口部を含んだ少なくともその一部分又は全体が前記真空室内に収容される電子線鏡筒と、
    を有する電子線装置であって、
    前記電子線鏡筒の内部空間を前記真空室の内部空間から遮断する遮断機構を、前記筐体に設けることを特徴とする電子線装置。
  9. 前記遮断機構は、前記電子線鏡筒の開口部を前記真空室から遮る位置と遮らない位置との間で移動する遮断部材を備えることを特徴とする請求項8に記載の電子線装置。
  10. 前記電子線鏡筒の開口部に前記遮断部材を押圧する間、この押圧方向への前記電子線鏡筒の移動を止めるためのストッパを備えることを特徴とする請求項9に記載の電子線装置。
  11. 前記遮断機構は、
    前記電子線鏡筒の開口部を前記真空室から遮るための遮断部材と、
    前記電子線鏡筒の開口部が前記遮断部材によって前記真空室から遮られる位置と遮られない位置との間で、前記電子線鏡筒を移動させる移動機構と、
    を備えることを特徴とする請求項8に記載の電子線装置。
  12. 前記遮断機構により前記真空室の内部空間から遮断された前記電子線鏡筒の内部を真空引きするポンプをさらに備えることを特徴とする請求項8〜11のいずれか一項に記載の電子線装置。
  13. 前記筐体は、前記真空室につながる退避室をさらに備え、
    前記遮断機構は、
    前記電子線鏡筒を、前記真空室から前記退避室へ移動させる移動機構と、
    前記退避室と前記真空室との間を開閉する開閉機構と、
    を備えることを特徴とする請求項8に記載の電子線装置。
  14. 前記開閉機構を第1の開閉機構とし、
    前記退避室と前記筐体の外側との間を開閉する第2の開閉機構をさらに備えることを特徴とする請求項13に記載の電子線装置。
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