JPH0577698U - 装置本体の安全扉 - Google Patents

装置本体の安全扉

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JPH0577698U
JPH0577698U JP2544092U JP2544092U JPH0577698U JP H0577698 U JPH0577698 U JP H0577698U JP 2544092 U JP2544092 U JP 2544092U JP 2544092 U JP2544092 U JP 2544092U JP H0577698 U JPH0577698 U JP H0577698U
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JP
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fulcrum
safety door
opened
arm
main body
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Application number
JP2544092U
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Inventor
敏男 笹井
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Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置本体の作業側の全体が開くと共に、開閉
する安全扉の作業側及び上方への開閉軌跡の飛び出しを
小さくできる装置本体の安全扉を提供する。 【構成】 装置本体8作業側を覆う閉位置と装置本体8
上方に退避する開位置との間で開閉自在な安全扉11に
おいて、装置本体8両側に第1支点A及び第2支点Bを
設け、安全扉11の両側縁に第3支点C及び第4支点D
を設け、第1支点Aと第3支点Cを第1の腕13で回転
自在に連結し、第2支点Bと第4支点Dを第2の腕14
で回転自在に連結し、第1〜4支点A〜D及び第1・2
の腕13,14で形成される四角形リンクの変形で安全
扉11を開閉させるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、装置本体作業側を覆う閉位置と装置本体上方に退避する開位置との 間で開閉自在な装置本体の安全扉に関し、特に開閉する安全扉の作業側及び上方 への開閉軌跡の飛び出しを小さくするためにリンク機構により開閉するものに関 する。
【0002】
【従来の技術】
回転体とか走行する線条体などの危険物を有する装置本体には、人が不用意に 接近して回転体に接触しないよう、また断線により線条体端末が飛散して人に当 たらないよう開閉自在な安全扉が設けられる。この安全扉は開閉の仕方が異なる 種々のタイプがあり、装置本体の種類によって適切なタイプが選択使用される。 開閉のタイプとして、扉を昇降させるもの、扉を左右にスライドさせるもの、扉 の上端に設けた軸を中心に回転させるものが一般的である。
【0003】 ところが、装置本体の構成や大きさによって、これらの一般的な開閉タイプの 安全扉では不十分な場合がある。このような装置として通信ケーブルを製造する 星撚り機のサプライ装置を例にして不具合を説明する。図3は星撚り機の機器構 成図である。星撚り機はサプライ装置1とサプライ張力調整装置2と巻取装置3 とを直列配置したものであり、このような星撚り機の2台が背中合わせにされ、 さらに作業通路を挟んで向かい合わせに2台の組の多数組が配列される。サプラ イ装置1は撚られる線条体の数(図示例では4本)だけのボビン4を有し、ボビ ン4は撚り戻しのための回転体5に支持されている。ボビン4から繰り出される 線条体は本体上側に設けられたガイドローラ6を経てサプライ張力調整装置2に 導かれる。そして、巻取機3で4本の線条体が撚られて一本の線条体として巻き 取られる。
【0004】 上述したサプライ装置1では、ボビン4の取り替えは一斉に行われる。そのた め、作業側の上側にホイストを装着できるホイスト架台7が架設されている。ま た、作業側前面を覆う安全扉11が開閉自在に設けられる。この安全扉11を左 右スライドタイプにすると、ボビン4の取り替え時に半分しか開かないために片 側を取り替えた後でもう片側を開けて取り替えしなければならず、作業効率が悪 くなる。そこで、作業側前面の安全扉11が装置上方に退避する昇降タイプや回 転タイプのものが適している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、昇降タイプの安全扉では扉を上に上げたときに、ホイスト架台 7に接触するので、建屋の天井高さの制限から充分な開度を確保できないという 問題点を有する。また、扉の上端に設けた軸を中心に回転する回転タイプの安全 扉では回転半径が扉の高さと同じとなるため、向かい合わせに配置される星撚り 機に安全扉が接触しないようにするためには、作業通路の幅が広くなりすぎ機器 レイアウトのスペースが余分にいるという問題点を有する。
【0006】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、装置本体の作業側の全体が開くと共に、開閉する安 全扉の作業側及び上方への開閉軌跡の飛び出しを小さくできる装置本体の安全扉 を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における装置本体の安全扉は、装置本体作 業側を覆う閉位置と装置本体上方に退避する開位置との間で開閉自在な安全扉に おいて、装置本体両側に第1支点及び第2支点を設け、安全扉両側縁に第3支点 及び第4支点を設け、第1支点と第3支点を第1の腕で回転自在に連結し、第2 支点と第4支点を第2の腕で回転自在に連結し、第1〜4支点及び第1・2の腕 で形成される四角形リンクの変形で安全扉を開閉させるものである。また、前記 四角形リンクの変形は電磁切換弁で作動するシリンダで行われ、前記電磁切換弁 とシリンダとの配管途中に非通電時に開放される電磁弁を介設するものとするこ ともできる。
【0008】
【作用】
第1〜4回転支点及び第1・2の腕で形成される四角形リンクの変形により、 安全扉は装置本体作業側から装置本体上方へと引き込まれるようにして開く。ま た、装置の修理などで電源を切ると、非通電時に開放される電磁弁によりシリン ダはフリーとなり、手動開閉が可能となる。
【0009】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。図1は本考案の安全扉の側 面図、図2は本考案の安全扉の正面図である。なお、図2の正面は右側のみ図示 しているが、左側も左右対称の同じ形状なっている。
【0010】 図1及び図2において、8はサプライ装置の本体、6は本体8の上部に取り付 けられたガイドローラである。本体8は作業側の上隅が斜めにカットされており 、この本体8の作業側前面を覆うように安全扉11が設けられている。この安全 扉11は、板体12、第1の腕13、第2の腕14、バランスウエイト15、エ アシリンダ16、シリンダ駆動装置30とを主要部分として構成されている。
【0011】 図2に示されるように、本体8の側面に長短2本の軸21,22が突設されて おり、第1の腕13のボス23が軸21に回転自在に支承され第1支点Aを形成 し、第2の腕14のボス24が軸22に回転自在に支承され第2支点Bを形成し ている。また、板体12の側縁背面に孔付ブラケット25,26が左右にずらさ れて突設されており、孔付ブラケット25にピン27を介して第1の腕13が回 転自在に支承され第3支点Cを形成し、孔付ブラケット26にピン28を介して 第2の腕14が回転自在に支承され第4支点Dを形成している。すなわち、本体 8の側面、安全扉11の側縁背面、第1の腕13、第2の腕14が回転自在な第 1〜4支点A〜Dを介して四角形のリンクを形成している。
【0012】 図1に示されるように、第1の腕13の第1支点Aの延長部分の先端に安全扉 11の重さを考慮したバランスウエイト15が取り付けられ、第1の腕13の第 1支点Aと第2支点Bの中間と本体8の側面のブラケット29との間に安全扉1 1を開閉するエアシリンダ16が取り付けられている。シリンダ駆動装置30は 、エア源31に接続された電磁切換弁32と、エアシリンダ16を短縮させる配 管33に接続された電磁弁34及びスピコン35と、エアシリンダ16を伸長さ せる配管36に接続された電磁弁37及びスピコン38とからなっている。電磁 切換弁32は、エア源31を配管33に連通させる切換位置a1と、配管33, 36をブロックする中立位置a2と、エア源31を配管36に連通させる切換位 置a3とを有しており、電磁ポート32aへの通電でa1位置に切り換わり、電 磁ポート32bへの通電でa3位置に切り換わり、非通電で中立位置a2となる 。電磁弁34,37は、連通位置b1,c1と、開放位置b2,c2とを有して おり、電磁ポート34a,37aへの通電でb1,c1位置にあり、ばね34b ,37bにより非通電時に開放位置b2,c2に切り換わる。すなわち、通電時 には、電磁弁34,37が連通位置b1,c1にあり電磁切換弁32の操作でエ アシリンダ16を駆動して安全扉11を遠隔操作で開閉することができる。非通 電時には、電磁切換弁32が中立位置a2にあるものの、電磁弁34,37が開 放位置b2,c2にあってエアシリンダ16が大気開放され、安全扉11は手動 開閉できる。
【0013】 つぎに、上述した第1〜4支点A〜Dの位置設定の手順を以下に説明する。安 全扉11が本体8の作業側を覆う閉位置は図示の実線位置で必然的に決まる。安 全扉11の開位置は本体8上部に取り付けられたガイドローラ6をかわした位置 で装置本体上方に退避した所望位置(図示例の最上部の二点鎖線位置)に決める 。第3支点Cは安全扉11の縦幅の重心付近に設定する。第4支点Dは第3支点 Cの下方付近適所に設定する。そして、第3支点の閉位置Cと開位置C′との間 の線分aの二等分線b上の適所に第1支点Aを設定する。同様に、第4支点の閉 位置Dと開位置D′との間の線分cの二等分線d上の適所に第2支点Bを設定す る。すると、第3支点Cの軌跡は円弧eとなり、第4支点Dの軌跡は円弧fとな る。その結果、安全扉11は図示の二点鎖線の状態を経て閉位置から開位置とな る。この時、安全扉11の下端縁の軌跡が向かい合わせのサプライ装置に干渉し ないこと、安全扉11の上端縁がガイドローラ6に干渉しないことなどを確かめ 、干渉するようだと、第1支点Aと第2支点Bと第4支点Cの位置を再設定して 干渉しない最適位置を探す。
【0014】 上述した安全扉の作動は以下の通りである。図1において、星撚り作業中にボ ビンの巻量が空になったり、サイズ替えなどでボビンを取り替える必要が生じた ときなどの様に装置本体に対する作業が必要となった場合、安全扉11を閉位置 から開位置にする。そのため、エアシリンダ16を伸長方向に作動させることに より、第1支点A及び第2支点Bを固定の支点として、第1腕13の第1支点A と第3支点C間の距離を半径として第3支点Cが円弧e上を移動し、第2腕14 の第2支点Bと第4支点D間の距離を半径として第4支点Dが円弧f上を移動す る。このような第1〜4支点A〜Dのリンク機構で決まる第1の腕13と第2の 腕14の円弧運動により安全扉11は本体8の作業側から本体8の上方へと揺動 し、ガイドローラ6をかわして斜め状態の閉位置からほぼ水平状態となっけ安全 扉11が開く。この時安全扉11の上端縁は本体8の上方に引き込まれるように して揺動するので、安全扉11の上端縁を支点にする場合の円弧gに比べて作業 側への飛び出しがかなり小さくなる。また、本体8の上方の飛び出しは安全扉1 1を昇降させる場合に比べて殆どなくなる。この作業側及び上方への飛び出しの 程度は第1〜4支点A〜Dの設定により任意に調整可能であることはいうまでも ない。また、駆動装置30により安全扉11の開閉が遠隔操作できる。しかし、 非通電時に駆動装置30がエアシリンダ16を大気開放し、安全扉11が簡単に 手動開閉できるので、装置に対する電源が切られる修理・保全などの場合に便利 である。
【0015】 なお、上述した実施例の説明では、安全扉11はエアシリンダ16で開閉する ものであったが、バランスウエイト15で閉位置と開位置を維持するようにしマ ニュアル操作で開閉するものにすることができる。また、この安全扉11は星撚 り機に限らず、装置本体作業側を覆う閉位置と装置本体上方に退避する開位置と の間で開閉自在な安全扉が求められる種々の装置に適用可能である。
【0016】
【考案の効果】
本考案における装置本体の安全扉は、装置本体両側に第1支点及び第2支点を 設け、安全扉両側縁に第3支点及び第4支点を設け、第1支点と第3支点を第1 の腕で回転自在に連結し、第2支点と第4支点を第2の腕で回転自在に連結し、 第1〜4支点及び第1・2の腕で形成される四角形リンクの変形で安全扉を開閉 させるものであり、安全扉は装置本体作業側から装置本体上方へと引き込まれる ようにして開くので、装置本体の作業側の全体が開くにもかかわらず、開閉する 安全扉の作業側及び上側への開閉軌跡の飛び出しを小さくすることができる。ま た、前記四角形リンクの変形は電磁切換弁で作動するシリンダで行われ、前記電 磁切換弁とシリンダとの配管途中に非通電時に開放される電磁弁を介設するもの とすることもでき、電源を切ると、シリンダはフリーとなり、手動開閉が可能と なるので、装置の修理や保全の際に簡単に安全扉を開閉でき便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の安全扉の側面図である。
【図2】本考案の安全扉の正面図である。
【図3】本考案の安全扉が適用される星撚り機の機器配
置図である。
【符号の説明】
8 本体 11 安全扉 13 第1の腕 14 第2の腕 16 エアシリンダ 32 電磁切換弁 34,37 電磁弁 A 第1支点 B 第2支点 C 第3支点 D 第4支点

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体作業側を覆う閉位置と装置本体
    上方に退避する開位置との間で開閉自在な安全扉におい
    て、装置本体両側に第1支点及び第2支点を設け、安全
    扉両側縁に第3支点及び第4支点を設け、第1支点と第
    3支点を第1の腕で回転自在に連結し、第2支点と第4
    支点を第2の腕で回転自在に連結し、第1〜4支点及び
    第1・2の腕で形成される四角形リンクの変形で安全扉
    を開閉させることを特徴とする装置本体の安全扉。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の安全扉において、前記四
    角形リンクの変形は電磁切換弁で作動するシリンダで行
    われ、前記電磁切換弁とシリンダとの配管途中に非通電
    時に開放される電磁弁を介設したことを特徴とする装置
    本体の安全扉。
JP2544092U 1992-01-31 1992-03-25 装置本体の安全扉 Pending JPH0577698U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2544092U JPH0577698U (ja) 1992-01-31 1992-03-25 装置本体の安全扉

Applications Claiming Priority (3)

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JP4-10438 1992-01-31
JP1043892 1992-01-31
JP2544092U JPH0577698U (ja) 1992-01-31 1992-03-25 装置本体の安全扉

Publications (1)

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JPH0577698U true JPH0577698U (ja) 1993-10-22

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ID=26345706

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JP2544092U Pending JPH0577698U (ja) 1992-01-31 1992-03-25 装置本体の安全扉

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013534179A (ja) * 2010-08-02 2013-09-02 エヌシーエイチ コーポレイション 水性洗剤を使用するパーツウォッシャー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6093024A (ja) * 1983-10-27 1985-05-24 Iseki & Co Ltd 揚穀機
JPH01182492A (ja) * 1988-01-18 1989-07-20 Mixton Co Ltd 電動回転昇降扉

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