JPH081113A - 溶剤用洗浄装置 - Google Patents

溶剤用洗浄装置

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JPH081113A
JPH081113A JP13537994A JP13537994A JPH081113A JP H081113 A JPH081113 A JP H081113A JP 13537994 A JP13537994 A JP 13537994A JP 13537994 A JP13537994 A JP 13537994A JP H081113 A JPH081113 A JP H081113A
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JP
Japan
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solvent
cleaning device
container
cleaning
liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP13537994A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Nakamura
紀之 中村
Mitsukiyo Tani
光清 谷
Yasuyuki Komatsubara
保幸 小松原
Tomio Asano
富雄 浅野
Mitsugi Shirai
貢 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Computer Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Computer Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Computer Electronics Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Computer Electronics Co Ltd
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Publication of JPH081113A publication Critical patent/JPH081113A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】爆発か引火、もしくはその両方の可能性のある
溶剤を洗浄液として使用する洗浄装置。 【構成】排気ダクト1を設置し、オートダンパー2と自
動消火器を熱感知センサー21に連動させる。ガス濃度
計7で常時洗浄装置内のガス濃度を測定する。エアード
ポンプを用いて電気部品を洗浄装置内に一切使用しな
い。新液缶14は新液の容器ごとセットする。廃液は廃
液缶13ごと取りはずして処理する。共に交換は容易で
ある。 【効果】低コスト・小型化を図れる。安全性を向上させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は爆発か引火、もしくはそ
の両方の可能性のある溶剤を洗浄液として使用する洗浄
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】爆発か引火、もしくはその両方の可能性
のある溶剤を洗浄液として使用する洗浄装置において
は、洗浄装置内に着火源が発生しないような機器の設
計、選定を行い、例えば防爆型のソレノイドバルブやポ
ンプを使用し、洗浄装置内に窒素パージや酸素濃度管理
を行うことで安全性を高めることが一般的である。
【0003】また溶剤の供給・廃液はポンプを利用して
洗浄装置に設置してあるタンクに供給したり、廃液タン
クより他の容器へ移したりするのが一般的である。
【0004】このような洗浄装置は、例えば大川原化工
機(株)の「IPA洗浄乾燥装置」がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、防爆型の電気
部品はコストが高く、また窒素パージを行うと設備が大
型化する上にメンテナンスが必要となる。また窒素ガス
を供給するための設備が必要であり、洗浄装置自体のコ
ストが高くなる。また電気部品を使用するため防爆にも
心配があった。
【0006】また溶剤を移す時にも、溶剤の雰囲気内で
作業することになり、人体への影響や、液もれ、引火な
どの危険が考えられる。
【0007】本発明は、溶剤を使用する洗浄装置におい
て、低コストで小型化が可能であり、安全性も高めるこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので爆発か引火、もしくはその両
方の可能性のある溶剤を洗浄液として使用する洗浄装置
において、ガス濃度計で常時、洗浄装置内のガス濃度を
測定、表示し、洗浄装置内に設置した熱感知センサーと
連動して作動するオートダンパーと自動消火器が設置し
てある。これと併用して、溶剤の供給・ろ過等にエアー
ドポンプを利用することにより、洗浄装置内の溶剤雰囲
気内に一切の電気部品を設置しないことで安全性を高め
たことを特徴とする洗浄装置が提供される。
【0009】この場合、新しい溶剤の供給は購入時の容
器に入った状態のまま洗浄装置にセットして使用し、使
用後の容器は他の新しい溶剤の入った容器と容易に交換
できる。廃液においても、空の容器を廃液タンクとして
セットし、液量の管理は重量計で行う。容量がいっぱい
になった廃液の容器は他の空の容器と容易に交換ができ
る。以上により溶剤の供給や廃液時の危険や人体への影
響をなくしたことを特徴とする洗浄装置が提供される。
【0010】
【作用】ガス濃度計で洗浄装置内のガス濃度を測定し表
示する。もし爆発範囲に対し危険である場合はブザーに
より警告する。引火した場合の対策としてオードダンパ
ーと自動消火器により、火災の発生を防ぐ。また着火源
を排除するために宵剤雰囲気となる洗浄装置内に電気部
品を一切使用しない。
【0011】溶剤の供給、廃液時の移しかえをなくすこ
とにより危険や人体への影響を避ける。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2を用いて説
明する。IPA(イソプロピルアルコール)を用いて基
板等に付着したフラックス等の汚れを、スプレー洗浄も
しくは浸漬洗浄する洗浄装置である。
【0013】IPA等の溶剤を使用する場合、防爆等の
対策が重要である。バット室28、タンク室29よりそ
れぞれバット室用ダクト3とタンク室用ダクト4が設置
してあり、排気ダクト1へつないである。このとき排気
ダクト1は危険物専用のダクトであることが好ましい。
これによりIPAの雰囲気を換気する。
【0014】バット室28の天井には熱感知センサー2
1が設置してあり、設定した温度、例えば70℃以上の
熱を感知すると、オートダンパー2が閉じ、排気ダクト
1を通して他へ火がまわらないようにすると同時に、自
動消火器12が作動し、消火器ノズルa22aがバット室
28に、消火器ノズルb22bがタンク室29に消火剤を
噴射して消火を行う。
【0015】IPAガス濃度の爆発範囲の管理としてガ
ス濃度計7が設置してある。ガス濃度計7により、バッ
ト室28、タンク室29のそれぞれのガス濃度を常時測
定している。もしガス濃度が25LEL%(0.5vol
%)を越えた場合はブザーが鳴る。この時はただちに作
業を中止してガス濃度が下がるのを待ち、異常を調査す
るのが好ましい。
【0016】バット室28、タンク室29内には一切電
気部品を使用していない。ポンプはエアードポンプを利
用し、バルブはハンドバルブを用いて操作パネル8で操
作する。また照明5は、ステンレス製のボックスの中に
蛍光灯をセットして、ボックスの下側を強化ガラスとす
る。これをバット部28の天井に取り付けてガラス越し
に照明する。これにより蛍光灯がIPAガスの雰囲気に
さらされることをふせいでいる。またアース等の静電対
策もとってある。
【0017】次に洗浄方法を図1、図2及び図3を用い
て説明する。
【0018】スプレー洗浄の場合は、貯液スプレー洗
浄仕上スプレー洗浄エアーブローの順で行う。まず
操作パネル8で貯液エアードポンプ25にレバー20を
切り換える。次にワーク搬入出扉10を開けてワーク3
1をバット11上のワークスタンド33にセットする。
ワーク搬入出扉10を閉じてグローブボックス9を通し
てスプレーガン23をワーク31の洗浄部分に向ける。
スプレーガンフットスイッチ19を踏むと貯液タンク1
5のIPAがスプレーされるので、これで洗浄する。次
に操作パネル8で新液エアードポンプ24にレバー20
を切り換える。後は同じ方法で新液缶14のIPAで仕
上スプレー洗浄を行う。ここで使用したIPAは貯液タ
ンク15へ回収される。その後エアーガン32でエアー
ブローをして乾燥させる。この時エアーブロー用の圧縮
空気にはレギュレータ及びフィルターを通すのが好まし
い。
【0019】浸漬洗浄を行う場合は、廃液にバルブ26
と貯液バルブ27を閉じておき、バット11にIPAを
貯めてワーク31を浸漬洗浄を行う。洗浄後貯液にバル
ブ27を開ければIPAは貯液タンク15に回収され
る。
【0020】新液の供給方法及び廃液の処理方法を図1
及び図4を用いて説明する。
【0021】新液の供給や廃液時に液の移し替えを行う
と、溶剤の雰囲気内で作業することになり、引火等の危
険や人体への影響が考えられる。
【0022】新液缶14をセットする新液缶台16は新
液スライドレール44で前後にスライドし、セットしや
すいようになっている。新液缶14を新液缶台16にセ
ットし新液缶固定ジグ41で固定する。新液缶14の口
に新液用フタ42を取り付ける。新液は新液配管43を
通して供給される。ここで新液配管43は耐溶剤性の材
質でフレキシブルホースを用い、アースコイルにより静
電対策をとることが好ましい。
【0023】廃液缶13は空の1斗缶を利用している。
廃液缶台17は新液缶台16と同様に廃液スライドレー
ルによって前後にスライドする。また重量計18が設置
してあり、この上に廃液缶13をセットし、廃液缶固定
ジグ45で固定して廃液用フタ46を取り付ける。廃液
は廃液配管47を通して廃液缶13に貯液される。
【0024】廃液の液量管理は重量計18で行なう。ま
た新液缶14で使用した空缶を利用することが好まし
い。
【0025】以上により新液の供給・廃液時に溶剤雰囲
気を低下させて、危険や人体への影響を避けている。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、爆発か引火、もしくは
その両方の可能性のある溶剤を使用する洗浄装置を低コ
ストで、さらに小型化を図り、安全性を高めることもで
きた。また特殊なユーティリティやメンテナンスもなく
作業性を向上できた。
【0027】新液の供給・廃液時の作業性を上げ、危険
や人体への影響も排除できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の溶剤用洗浄装置である。
【図2】本発明の一実施例の溶剤用洗浄装置の配管フロ
ー図である。
【図3】溶剤用洗浄装置を用いての洗浄方法を示す図で
ある。
【図4】新液と廃液缶のセット方法を示す図である。
【符号の説明】
1…排気ダクト、 2…オートダンパー、 7…ガス濃度計、 11…バット、 12…自動消火器、 13…新液缶、 14…廃液缶、 18…重量計、 21…熱感知センサー、 23…スプレーガン、 24…新液用エアードポンプ、 25…貯液用エアードポンプ、 44…新液スライドレール、 48…廃液スライドレール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷 光清 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピューター事業部内 (72)発明者 小松原 保幸 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピューター事業部内 (72)発明者 浅野 富雄 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立コンピュータエレクトロニクス内 (72)発明者 白井 貢 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピューター事業部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】爆発か引火、もしくはその両方の可能性の
    ある溶剤を洗浄液として使用する洗浄装置において、ガ
    ス濃度計で常時、洗浄装置内のガス濃度を測定・表示
    し、洗浄装置内に設置した熱感知センサーと連動して作
    動するオートダンパーと自動消火器が設置してある。こ
    れと併用して、溶剤の供給・ろ過等にエアードポンプを
    利用することにより、洗浄装置内の溶剤雰囲気内に一切
    の電気部品を設置しないことで、安全性を高めたことを
    特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の洗浄装置において、新しい
    溶剤の供給は購入時の容器に入った状態のままセットし
    て使用し、使用後の容器は他の新しい溶剤の入った容器
    と容易に交換できる。廃液においても、空の容器を廃液
    タンクとしてセットし、液量の管理は重量計で行なう。
    容量がいっぱいになった廃液の容器は他の空の容器と容
    易に交換ができる。以上により溶剤の供給や廃液時の危
    険や人体への影響をなくしたことを特徴とする洗浄装
    置。
JP13537994A 1994-06-17 1994-06-17 溶剤用洗浄装置 Pending JPH081113A (ja)

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Cited By (6)

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