JP2013508375A - 電子用途用のトリアリールアミン化合物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、電子用途に有用なトリアリールアミン化合物に関する。活性層がそのような化合物を含む電子デバイスにも関する。

Description

関連データ
本出願は、米国特許法第119条(e)に基づき、2009年10月19日に出願された米国仮特許出願第61/252808号明細書、および2010年7月8日に出願された米国仮特許出願第61/362427号明細書の優先権を主張し、これらの記載内容が参照により本明細書に援用される。
本発明は、トリアリールアミン化合物に関する。また、少なくとも1つの活性層がそのような化合物を含む電子デバイスにも関する。
光を発する有機電子デバイス(ディスプレイを構成する発光ダイオードなど)は、多くの種類の電子機器の中に存在する。そのようなデバイスすべてにおいて、有機活性層が2つの電気接触層の間に挟まれている。電気接触層の少なくとも1つは、光が電気接触層を通過できるように光透過性である。電気接触層から電気接触層にかけて電気を流すと、有機活性層は光透過性の電気接触層を通して光を発する。
発光ダイオードの活性成分として有機エレクトロルミネセンス化合物を使用することはよく知られている。アントラセン、チアジアゾール誘導体、およびクマリン誘導体などの単純な有機分子は、エレクトロルミネセンスを示すことが知られている。IrおよびPtの環状メタル化(Cyclometalated)錯体などの有機金属化合物は、エレクトロルミネセンスを示すことが知られている。半導体共役ポリマーも、エレクトロルミネセンス成分として使用されてきている。多くの場合、エレクトロルミネセン化合物はホスト物質中にドーパントとして存在する。
電子デバイス用の新規の物質が引き続き必要とされている。
式I、II、またはIII:
Figure 2013508375
[式中:
1、R2、およびR3は、同一または異なっていて、アルキル基であり、2つ以上のアルキル基は結合して環状基または多環式基(multicyclic group)を形成してもよく;
4、R5、およびR6は、同一または異なっていて、アルキル基およびアリール基からなる群から選択され、R5およびR6は結合して環状基を形成してもよく;
7およびR8は、同一または異なっていて、アルキル基であり
9は、H、D、およびアルキル基からなる群から選択され、
7、R8、およびR9の2つ以上は結合して環状基または多環式基を形成してもよく;
10およびR11は、同一または異なっていて、アルキル基であり
12は、H、D、およびアルキル基からなる群から選択され、R10、R11、およびR12の2つ以上は結合して環状基または多環式基を形成してもよく;
13およびR14は、同一または異なっていて、アルキル基、アリール基、およびアリールアミノ基からなる群から選択されるか、あるいはR13およびR14は結合して環状基を形成してもよい]
を有する化合物を含む活性層を含む電子デバイスが提供される。
(a)式I、IIまたはIIIを有するトリアリールアミンと、(b)380〜750nmの間に発光極大を有するエレクトロルミネセンスが可能な有機金属ドーパントとを含む電気活性組成物がさらに提供される。
第1の電気接触層と、第2の電気接触層と、それらの間の少なくとも1つの活性層とを含み、活性層が式I、式II、または式IIIを有するトリアリールアミン化合物を含む有機電子デバイスがさらに提供される。
本明細書で提示する概念がいっそう理解されるように添付図で実施形態を説明する。
有機電子デバイスの一例の説明図を含む。 有機電子デバイスの別の一例の説明図を含む。
図中の物体は、簡単にするためまた明快にするために例示されているのであり、必ずしも縮尺通り描かれてはいないことは、当業者なら理解することである。例えば、図中の一部の物体の大きさは、実施形態をいっそう理解するのを助けるために、他の物体との関係で誇張されていることがある。
詳細な説明
多くの態様および実施形態が本明細書に開示されているが、それらは例示的なものであり、限定するものではない。本明細書を読むならば、本発明の範囲の中で他の態様および実施形態が可能であることは、当業者なら理解することである。
実施形態のいずれか1つまたはそれ以上における他の特徴および利点は、以下の詳細な説明および請求項から明らかであろう。詳細な説明では、最初に用語の定義と説明を扱い、その後、トリアリールアミン化合物、電子デバイス、そして最後に実施例を扱う。
1.用語の定義と説明
以下に説明する実施形態の詳細を扱う前に、一部の用語について定義し説明する。
本明細書で使用される「脂肪族環(aliphatic ring)」という用語は、非局在パイ電子を持たない環状基(cyclic group)を意味することを意図する。実施形態によっては、脂肪族環に不飽和はない。実施形態によっては、その環は1個の二重結合または三重結合を有する。
「アルキル」という用語は、結合点が1つある脂肪族炭化水素に由来する基を意味することを意図しており、直鎖状基、分枝状基、または環状基(cyclic group)を含む。この用語はヘテロアルキルを含むことを意図する。「炭化水素アルキル」という用語は、ヘテロ原子を持たないアルキル基を表す。「重水素化アルキル」という用語は、少なくとも1個の利用可能なHがDと置換されているアルキルである。実施形態によっては、アルキル基は1〜20個の炭素原子を有する。
「分枝状アルキル」という用語は、少なくとも1個の第二級または第三級炭素を有するアルキル基を表す。「第二級アルキル」という用語は、第二級炭素原子を有する分枝状アルキル基を表す。「第三級アルキル」という用語は、第三級炭素原子を有する分枝状アルキル基を表す。実施形態によっては、分枝状アルキル基は第二級または第三級炭素を介して結合する。
「アリール」という用語は、結合点が1つある芳香族炭化水素に由来する基を意味することを意図する。「芳香族化合物」という用語は、非局在パイ電子を有する少なくとも1個の不飽和環状基を含む有機化合物を意味することを意図する。この用語は、ヘテロアリールを含むことを意図する。「炭化水素アリール」という用語は、環の中にヘテロ原子を持たない芳香族化合物を意味することを意図する。アリールという用語は、1つの環を有する基、および縮合できるかまたは単結合で結合できる複数の環を有する基を含む。「重水素化アリール」という用語は、アリールに直接結合している少なくとも1個の利用可能なHがDと置換しているアリール基を表す。「アリーレン」という用語は、結合点が2つある芳香族炭化水素に由来する基を意味することを意図する。実施形態によっては、アリール基は3〜60個の炭素原子を有する。
「電荷輸送」という用語は、層、物質、部材、または構造を表す場合、そのような層、物質、部材、または構造が、比較的効率的かつ少ない電荷損失で、そのような層、物質、部材、または構造の厚さを通過するそのような電荷の移動を促進することを意味することを意図する。正孔を輸送する層、物質、部材、または構造は、正電荷を促進する。電子を輸送する層、物質、部材、または構造は、負電荷を促進する。発光物質も、ある程度の電荷輸送特性を有する場合があるが、「電荷、正孔、または電子を輸送する層、物質、部材、または構造」という用語は、主要な機能が発光である層、物質、部材、および構造を含まないことを意図する。
「化合物」という用語は、分子で構成される帯電していない物質(分子は、原子からさらに構成され、物理的手段では原子を分離できない)を意味することを意図する。「隣接した」という語句は、デバイス中の層を表すのに用いられる場合、1つの層が別の層のすぐ隣にあることを必ずしも意味しない。その一方で、「隣接したR基」という語句は、化学式において隣同士のR基(すなわち、1つの結合でつながれた原子にあるR基)を表すのに用いられる。
「重水素化(されている)」という用語は、少なくとも1個のHがDと置換されていることを意味することを意図する。重水素は、天然存在レベルの少なくとも100倍存在する。化合物Xの「重水素化誘導体」は、化合物Xと同じ構造を有するが、少なくとも1つのDでHが置換されている。
「ドーパント」という用語は、は、ホスト材料を含む層中で、その層の電子的特性、あるいは放射線の放出、受容、またはフィルタリングの目標波長を、そのような物質を含まない層の電子的特性、あるいは放射線の放出、受容、またはフィルタリングの波長に対して変化させる物質を意味することを意図する。
「電気活性」という用語は、層または物質を表す場合、電子的または電気放射的(electro−radiative)性質を示す層または物質を意味することを意図する。電子デバイス中で、電気活性物質は、デバイスの動作を電子的に促進する。電気活性物質の例としては、電荷を伝導、注入、輸送、または遮断する物質であって、電荷が電子または正孔のいずれであってもよい物質、あるいは放射線を受けたときに放射線を放出する、または電子−正孔対の濃度変化を示す物質があるが、これらに限定されない。不活性物質の例としては、平坦化材料、絶縁材料、および環境障壁材料があるが、これらに限定されない。
接頭語の「ヘテロ」は、1つまたは複数個の炭素原子が異なる原子で置換されていることを示す。実施形態によっては、異なる原子は、N、O、またはSである。
「ホスト物質」という用語は、ドーパントが加えられる物質を意味することを意図する。ホスト物質は、電子的特性、あるいは放射線を放出、受容、またはフィルタリングする能力を有する場合もあるし、有さない場合もある。実施形態によっては、ホスト物質はより高濃度で存在する。
「層」という用語は、「膜」という用語と同義語的に使用され、目的の領域を覆うコーティングを表す。この用語は大きさによって限定されるものではない。この領域は、デバイス全体と同じくらい大きくても、あるいは実際の表示装置など特定の機能領域と同じくらい小さくても、あるいは単一のサブピクセルと同じくらい小さくても構わない。層および膜は、蒸着、液体付着(連続技法および不連続技法)、および熱転写を含め、従来の任意の付着技法で形成できる。連続付着技法としては、スピンコーティング、グラビアコーティング、カーテンコーティング、浸漬被覆、スロットダイコーティング(slot−die coating)、吹付け塗り、および連続ノズルコーティングがあるが、これらに限定されない。不連続付着技法としては、インクジェット印刷、グラビア印刷、およびスクリーン印刷があるが、これらに限定されない。
「有機電子デバイス」またはときにはただの「電子デバイス」という用語は、1種または複数種の有機半導体層または有機半導体物質を含むデバイスを意味することを意図する。
すべての基は、特に記載のない限り、置換されていても非置換であってよい。実施形態によっては、置換基は、D、ハロゲン化物、アルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、シアノ、およびNR2[ここで、Rはアルキルまたはアリールである]よりなる群から選択される。
特に定義されていない限り、本明細書に用いられている技術用語および科学用語はすべて、本発明が関係する技術分野の当業者が一般的に理解するのと同じ意味を有する。本明細書に記載する方法および物質と同様または同等の方法および物質を本発明の実施または試験に使用できるが、好適な方法および物質を以下に記載しておく。本明細書で挙げる刊行物、特許出願、特許、および他の文献はすべて、その全体を援用する。矛盾がある場合には、定義を含んでいる本明細書で調整されるであろう。さらに、そうした物質、方法、および実施例は例示にすぎず、限定することを意図するものではない。
全体を通してIUPAC番号付け方式(IUPAC numbering system)が使用されており、その方式では、周期律表の族は左から右に1〜18の番号が付けられる(CRC Handbook of Chemistry and Physics,81st Edition,2000)。
2.トリアリールアミン化合物
本発明のトリアリールアミン化合物は、式I、II、またはIIIを有する:
Figure 2013508375
上式において:
1、R2、およびR3は、同一または異なっていて、アルキル基であり、2つ以上のアルキル基は結合して環状基または多環式基を形成してもよく;
4、R5、およびR6は、同一または異なっていて、アルキル基およびアリール基からなる群から選択され、R5およびR6は結合して環状基を形成してもよく;
7およびR8は、同一または異なっていて、アルキル基であり
9は、H、D、およびアルキル基からなる群から選択され、
7、R8、およびR9の2つ以上は結合して環状基または多環式基を形成してもよく;
10およびR11は、同一または異なっていて、アルキル基であり
12は、H、D、およびアルキル基からなる群から選択され、R10、R11、およびR12の2つ以上は結合して環状基または多環式基を形成してもよく;
13およびR14は、同一または異なっていて、アルキル基、アリール基、およびアリールアミノ基からなる群から選択されるか、あるいはR13およびR14は結合して環状基を形成してもよい。
実施形態によっては、アルキル基は1〜3個の炭素原子を有する。実施形態によっては、アルキル基はメチルである。実施形態によっては、アルキル基は重水素化されている。
実施形態によっては、アリール基は、フェニル、ビフェニル、ナフチル、それらの重水素化誘導体、および式IV:
Figure 2013508375
[式中:
Ar1およびAr2は、同一または異なっていて、アリール基であるか、あるいはAr1およびAr2は結合してカルバゾール基を形成してもよく;
15は、それぞれの出現において同一または異なっていて、H、D、およびアルキルからなる群から選択されるか、あるいは隣接したR15基は結合して芳香環を形成してもよく;
mは、それぞれの出現において同一または異なっていて、0〜5の整数である]
を有する基からなる群から選択される。
実施形態によっては、トリアリールアミン化合物は少なくとも10%が重水素化されている。これは、化合物中の水素の少なくとも10%が重水素に置換されていることを意味する。実施形態によっては、トリアリールアミン化合物は、少なくとも20%が重水素化されており;実施形態によっては、少なくとも30%が重水素化されており;実施形態によっては、少なくとも40%が重水素化されており;実施形態によっては、少なくとも50%が重水素化されており;実施形態によっては、少なくとも60%が重水素化されており;実施形態によっては、少なくとも70%が重水素化されており;実施形態によっては、少なくとも80%が重水素化されており;実施形態によっては、少なくとも90%が重水素化されており;実施形態によっては、100%が重水素化されている;
上記式を有するトリアリールアミン化合物のいくつかの例としては、以下に示す化合物があるが、これらに限定されない。
Figure 2013508375
Figure 2013508375
Figure 2013508375
新規トリアリールアミン化合物は、周知のカップリングおよび置換反応で調製できる。次いで重水素化類似化合物は、重水素化前駆体物質を用いるか、あるいは、より一般的には、ルイス酸H/D交換触媒(例えば、三塩化アルミニウムまたはエチルアルミニウムクロライド(ethyl aluminum chloride)、またはCF3COOD、DCIなどの酸等)の存在下で、非重水素化合物を重水素化溶媒(d6−ベンゼンなど)で処理することにより、同じような仕方で調製できる。例示的な調製を実施例に示す。
3.電子デバイス
本明細書に記載のトリアリールアミン化合物を含んでいる1つまたは複数の層を有することから恩恵を受けることのできる有機電子デバイスとしては、(1)電気エネルギーを放射線に変換するデバイス(例えば、発光ダイオード、発光ダイオードディスプレイ、またはダイオードレーザー)、(2)エレクトロニクスの処理による信号を検出するデバイス(例えば、光検出器、光伝導セル、フォトレジスター、光電スイッチ、フォトトランジスター、光電管、IR検出器、またはバイオセンサー)、(3)放射線を電気エネルギーに変換するデバイス(例えば、光電変換装置または太陽電池)、および(4)1つまたは複数の有機半導体層を含んでいる1つまたは複数の電子部品を含むデバイス(例えば、トランジスターまたはダイオード)があるが、これらに限定されない。
有機電子デバイス構造の1つの説明図を図1に示す。デバイス100は、第1電気接触層である陽極層110と、第2電気接触層である陰極層160と、それらの間にある光活性層140とを有する。陽極の隣には正孔注入層120が存在する場合がある。正孔注入層の隣には、正孔輸送物質を含む正孔輸送層130が存在する場合がある。陰極の隣には、電子輸送物質を含む電子輸送層150が存在する場合がある。デバイスでは、陽極110の隣の1つまたは複数の更なる正孔注入層または正孔輸送層(図示せず)および/または陰極160の隣の1つまたは複数の更なる電子注入層または電子輸送層(図示せず)を使用してもよい。実施形態によっては、デバイスは、処理に役立つようにまたは機能を向上させるために、更なる層を有する。
層120〜150は、個別にも集合的にも活性層と呼ばれる。
実施形態によっては、電気活性層140は、図2に示されるようにピクセル化される。層140は、ピクセル単位またはサブピクセル単位141、142、および143に分割され、これらは層全体にわたって繰り返される。ピクセル単位またはサブピクセル単位のそれぞれは、異なる色を表す。実施形態によっては、サブピクセル単位は、赤色用、緑色用、および青色用である。図中には3つのピクセル単位が示されているが、2つまたは4つ以上を使用してもよい。
1つの実施形態では、種々の層の厚さの範囲は以下の通りである:陽極110は500〜5000Åで、1つの実施形態では1000〜2000Åであり;正孔注入層120は50〜2000Åで、1つの実施形態では200〜1000Åであり;正孔輸送層130は50〜2000Åで、1つの実施形態では200〜1000Åであり;電気活性層140は10〜2000Åで、1つの実施形態では100〜1000Åであり;層150は50〜2000Åで、1つの実施形態では100〜1000Åであり;陰極160は200〜10000Åで、1つの実施形態では300〜5000Åである。デバイス中の電子−正孔再結合域の場所(したがってデバイスの発光スペクトル)は、各層の相対的厚さによって影響されうる。層の厚さの所望の比率は、使用する物質のまさにその性質によって異なるであろう。
デバイス100の用途に応じて、電気活性層140は、印加電圧によって活性化される発光層であってよいか(発光ダイオードまたは発光電気化学セルの場合など)、あるいはバイアス印加電圧の有無にかかわりなく放射エネルギーに反応して信号を発生する物質の層(光検出器の場合など)であってよい。光検出器の例としては、光伝導セル、フォトレジスター、光電スイッチ、フォトトランジスター、および光電管、および光起電力セルがあり、これらの用語は、Markus,John,Electronics and Nucleonics Dictionary,470 and 476(McGraw Hill,Inc.1966)に記載されている通りである。
本明細書に記載するトリアリールアミン化合物は、有機発光ダイオード(「OLED」)において特に有用である。OLEDにおいて、発光物質は、Ir、Pt、Os、Rhなどの重原子を含有する有機金属化合物であることが多い。これらの有機金属化合物の最低励起状態は、一重項および三重項が混合された性質を有することが多い(Yersin,Hartmut;Finkenzeller,Walter J., Triplet emitters for organic light−emitting diodes:basic properties. Highly Efficient OLEDs with Phosphorescent Materials (2008))。三重項特性のため、励起状態では、そのエネルギーが、同じ層または隣接した層中にあってもよい近くの分子の三重項状態に移動することがある。この結果ルミネセンス消光が生じる。OLEDデバイス中のこのようなルミネセンス消光を防止するため、OLEDデバイスの種々の層中に用いられる物質の三重項状態エネルギーは、有機金属発光体の最低励起状態エネルギーと同等以上となる必要がある。例えば、緑色発光体Ir(ppy)3の場合、NPBを正孔輸送層として使用すると、NPBの低い三重項状態エネルギーのために輝度消光(luminance quenching)が生じることが示されている(Y.Wang,Appl.Phys.Lett.,85,4848(2004))。有機金属発光体の励起状態エネルギーは、典型的には輝度ピークよりも高いエネルギーである輝度スペクトルの0−0遷移から決定できることに留意されたい。
OLEDデバイスの発光層中の再結合域が正孔輸送側にある場合、励起子輝度(exciton luminance)は、用いられる正孔輸送層の三重項エネルギーにより影響されやすくなる。逆に、再結合域が電子輸送側にある場合、励起子輝度(exciton luminance)は、用いられる電子輸送層の三重項エネルギーにより影響されやすくなる。励起子輝度(exciton luminance)は、ホスト物質の三受光エネルギーの影響を最も受ける。
通常用いられる高い三重項エネルギーを有する正孔輸送材料の1つが1,1−ビス[(ジ−4−トリルアミノ)フェニル]シクロヘキサン(「TAPC」)である。三重項特性を有する緑色、青緑色、および青色の発光体用に用いるためにその三重項エネルギーをさらに増加させることが引き続き必要とされている。式I、II、またはIIIを有する新規のトリアリールアミン化合物は、アリール−N基の面外のねじれのため、増加した三重項エネルギーを有する。したがって、新規のトリアリールアミン化合物は、有機金属発光体が用いられるデバイスで特に有用である。トリアリールアミン化合物は、正孔輸送材料として層130中、ホスト材料として層140中、またはその両方に存在することができる。
有機有機電子デバイスは、第1の電気接触層と、第2の電気接触層と、それらの間の少なくとも1つの活性層とを含み、活性層は、式I、式II、または式IIIを有するトリアリールアミン化合物を含む。実施形態によっては、活性層は正孔輸送層130である。実施形態によっては、活性層は電気活性層140である。
実施形態によっては、有機電子デバイスは、陽極、第1の電気活性層、第2の電気活性層、および陰極を含み、第1の電気活性層は、式I、式II、または式IIIを有する化合物を含み、第2の電気活性層は、380〜750nmの間に発光極大を有するエレクトロルミネセンスが可能な有機金属化合物を含む。実施形態によっては、第1の電気活性層は正孔輸送層であり、第2の電気活性層はエレクトロルミネセンス層である。実施形態によっては、第2の電気活性層は、式I、式II、または式IIIを有する化合物を含む。
a.正孔輸送層
実施形態によっては、正孔輸送層は、式I、式II、または式IIIを有する新規のトリアリールアミン化合物を含む。実施形態によっては、正孔輸送層は新規のトリアリールアミン化合物から実質的になる。トリアリールアミン化合物層は、気相堆積、液相堆積、および熱転写などのあらゆる堆積方法によって形成することができる。
実施形態によっては、正孔輸送層は異なる正孔輸送物質を含む。層130の他の正孔輸送物質の例は、例えば、Kirk−Othmer Encyclopedia of Chemical Technology,Fourth Edition,Vol.18,p.837−860,1996,by Y.Wangに要約されている。正孔輸送分子および正孔輸送ポリマーの両方を使用できる。通常用いられる正孔輸送分子は以下のものである:N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジアミン(TPD)、1,1−ビス[(ジ−4−トリルアミノ)フェニル]シクロヘキサン(TAPC)、N,N’−ビス(4−メチルフェニル)−N,N’−ビス(4−エチルフェニル)−[1,1’−(3,3’−ジメチル)ビフェニル]−4,4’−ジアミン(ETPD)、テトラキス−(3−メチルフェニル)−N,N,N’,N’−2,5−フェニレンジアミン(PDA)、a−フェニル−4−N,N−ジフェニルアミノスチレン(TPS)、p−(ジエチルアミノ)−ベンズアルデヒドジフェニルヒドラゾン(DEH)、トリフェニルアミン(TPA)、ビス[4−(N,N−ジエチルアミノ)−2−メチルフェニル](4−メチルフェニル)メタン(MPMP)、1−フェニル−3−[p−(ジエチルアミノ)スチリル]−5−[p−(ジエチルアミノ)フェニル]ピラゾリン(PPRまたはDEASP)、1,2−トランス−ビス(9H−カルバゾール−9−イル)シクロブタン(DCZB)、N,N,N’,N’−テトラキス(4−メチルフェニル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン(TTB)、N,N’−ビス(ナフタレン−1−イル)−N,N’−ビス−(フェニル)ベンジジン(□−NPB)、およびポルフィリン化合物(porphyrinic compound)(銅フタロシアニンなど)。通常用いられる正孔輸送ポリマーには、ポリビニルカルバゾール、(フェニルメチル)−ポリシラン、およびポリアニリンがある。正孔輸送分子(上述したものなど)をポリマー(ポリスチレンおよびポリカーボネートなど)にドープすることによって、正孔輸送ポリマーを得ることも可能である。場合によっては、トリアリールアミンポリマー、特にトリアリールアミン−フルオレンコポリマーが使用される。場合によっては、ポリマーおよびコポリマーは架橋性である。架橋性の正孔輸送ポリマーの例は、例えば、米国特許出願公開第2005−0184287号明細書および公開されたPCT出願の国際公開第2005/052027号パンフレット中に見出すことができる。実施形態によっては、正孔輸送層は、テトラフルオロテトラシアノキノジメタンおよびペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸−3,4,9,10−二無水物などのp−ドーパントがドープされる。
実施形態によっては、式I、式II、または式IIIを有する新規のトリアリールアミン化合物は、電気活性層140中のエレクトロルミネセンス物質用のホストである。実施形態によっては、電気活性組成物は、(a)式I、式II、または式IIIを有するトリアリールアミン化合物ホスト、および(b)380〜750nmの間に発光極大を有するエレクトロルミネセンスが可能な有機金属ドーパントを含む。実施形態によっては、電気活性組成物は、(c)第2のホスト物質をさらに含む。実施形態によっては、電気活性組成物は、(a)式I、式II、または式IIIを有するトリアリールアミン化合物ホスト、および(b)380〜750nmの間に発光極大を有するエレクトロルミネセンスが可能な有機金属ドーパントから実質的になる。実施形態によっては、電気活性組成物は、(a)式I、式II、または式IIIを有するトリアリールアミン化合物ホスト、(b)380〜750nmの間に発光極大を有するエレクトロルミネセンスが可能な有機金属ドーパント、および(c)第2のホスト物質から実質的になる。
新規のトリアリールアミン化合物は、あらゆる発光色を有するドーパント用のホストとして用いることができる。実施形態によっては、新規のトリアリールアミン化合物は、緑色から青色の範囲の発光色を有するエレクトロルミネセンス物質用のホストとして用いられる。
他のホスト物質としては、クリセン類、フェナントレン類、トリフェニレン類、フェナントロリン類、ナフタレン類、アントラセン類、キノリン類、イソキノリン類、キノキサリン類、フェニルピリジン類、ベンゾジフラン類、インドロカルバゾール類、および金属キノリネート錯体があるが、これらに限定されない。
電気活性組成物中に存在するドーパントの量は、一般には組成物の全重量を基準として3〜20重量%の範囲内であり;実施形態によっては5〜15重量%の範囲内である。第2のホストが存在する場合、式I、式II、または式IIIを有するトリアリールアミンホストと第2のホストとの比は、一般に1:20〜20:1の範囲内であり;実施形態によっては5:15〜15:5の範囲内である。実施形態によっては、トリアリールアミンホスト物質は、全ホスト物質の少なくとも50重量%であり;実施形態によっては少なくとも70重量%である。
実施形態によっては、第2のホスト物質は式Vを有する:
Figure 2013508375
上式において:
Ar3は、それぞれの出現において同一または異なっていて、アリール基であり;
Qは、多価アリール基;および
Figure 2013508375
からなる群から選択され;
Tは、(CR’)a、SiR2、S、SO2、PR、PO、PO2、BR、およびRからなる群から選択され;
Rは、それぞれの出現において同一または異なっていて、アルキル、およびアリールからなる群から選択され;
R’は、それぞれの出現において同一または異なっていて、Hおよびアルキルからなる群から選択され;
aは1〜6の整数であり;
nは0〜6の整数である。
nは0〜6の値を有することができるが、Q基によっては、基の化学的性質によってnの値が制限される。実施形態によっては、nは0または1である。
式IVの実施形態によっては、隣接したAr基は結合してカルバゾールなどの環を形成する。式IVにおいて、「隣接した」は、それらのA基が同じNに結合していることを意味する。
実施形態によっては、Ar3は、独立して、フェニル、ビフェニル、ターフェニル、クアテルフェニル、ナフチル、フェナントリル、ナフチルフェニル、およびフェナントリルフェニルからなる群から選択される。5〜10個のフェニル環を有するクアテルフェニルよりも高次の類似体を使用することもできる。
実施形態によっては、Ar3の少なくとも1つは、少なくとも1つの置換基を有する。置換基は、ホスト物質の物理的または電子的性質を変化させるために存在することができる。実施形態によっては、置換基は、ホスト物質の加工性を改善する。実施形態によっては、置換基は、ホスト物質の溶解性を増加させたり、および/またはTgを上昇させたりする。実施形態によっては、置換基は、D、アルキル基、アルコキシ基、シリル基、シロキサン、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される。
実施形態によっては、Qは、少なくとも2つの縮合環を有するアリール基である。実施形態によっては、Qは、3〜5個の芳香環を有する。実施形態によっては、Qは、クリセン、フェナントレン、トリフェニレン、フェナントロリン、ナフタレン、アントラセン、キノリン、およびイソキノリンからなる群から選択される。
ドーパントは、380〜750nmの間に発光極大を有するエレクトロルミネセンスが可能な電気活性物質である。実施形態によっては、ドーパントは、赤色、緑色、または青色の光を発する。赤色発光物質の例としては、フェニルキノリン配位子またはフェニルイソキノリン配位子を有するIrの環状メタル化錯体、ペリフランテン類、フルオランテン類、およびペリレンがあるが、これらに限定されない。赤色発光物質は、例えば、米国特許第6,875,524号明細書、および米国特許出願公開第2005/0158577号明細書に開示されている。
緑色発光物質の例としては、フェニルピリジン配位子を有するIrの環状メタル化錯体、ジアミノアントラセン類、およびポリフェニレンビニレンポリマーがあるが、これらに限定されない。緑色発光物質は、例えば、国際公開第2007/021117号パンフレットに開示されている。
青色発光物質の例としては、ジアリールアントラセン類、ジアミノクリセン類、ジアミノピレン類、フェニルピリジン配位子を有するIrの環状メタル化錯体、およびポリフルオレンポリマーがあるが、これらに限定されない。青色発光物質は、例えば、米国特許第6,875,524号明細書、ならびに米国特許出願公開第2007/0292713号明細書および米国特許出願公開第2007/0063638号明細書に開示されている。
実施形態によっては、ドーパントは有機金属錯体である。実施形態によっては、ドーパントは、イリジウムまたは白金の環状メタル化錯体である。このような物質は、例えば、米国特許第6,670,645号明細書、ならびに国際公開第03/063555号パンフレット、国際公開第2004/016710号パンフレット、および国際公開第03/040257号パンフレットに開示されている。
実施形態によっては、ドーパントは式Ir(L1)x(L2)y(L3)z錯体であり;式中、
L1は、炭素および窒素を介して配位するモノアニオン性二座環状メタル化(cyclometalating)配位子であり;
L2は、炭素を介しては配位しないモノアニオン性二座配位子であり;
L3は単座配位子であり;
xは1〜3であり;
yおよびzは独立して0〜2であり;
x、y、およびzは、イリジウムが六配位となり、錯体が電気的に中性となるように選択される。
式の一部の例としては、Ir(L1)3;Ir(L1)2(L2);およびIr(L1)2(L3)(L3’)[ここで、L3はアニオン性であり、およびL3’は非イオン性である]があるが、これらに限定されない。
実施形態によっては、L1は、以下に概略的に示されるようなN−複素環式環が第2の芳香環に結合する構造を有する。
Figure 2013508375
N−複素環式環の例としては、ピリジン、キノリン、イソキノリン、ジアジン類、ピラゾール類、およびトリアジン類があるが、これらに限定されない。第2の芳香環の例としては、フェニル、ピロール、チオフェン、およびピリジンがあるが、これらに限定されない。N−複素環式環および第2の芳香環は、D、ハロゲン化物(特にF)、アルキル、アルコキシ、アリール アリールオキシ、シリル、アリールアミノ、およびシアノからなる群から選択される1つまたは複数の置換基を有することができる。
L1配位子の例としては、フェニルピリジン類、フェニルキノリン類、フェニルピリミジン類、フェニルピラゾール類、チエニルピリジン類、チエニルキノリン類、チエニルピリミジン類、および1,7−フェナントロリンがあるが、これらに限定されない。特に明記しない限り、本明細書で使用される「キノリン類」という用語は「イソキノリン類」を含んでいる。これらの配位子は、前述の置換基を有することができる。
モノアニオン性二座配位子L2は、金属配位化学の分野においてよく知られている。一般に、これらの配位子は、配位原子としてN、O、P、またはSを有し、イリジウムに配位するときに5または6員の環を形成する。好適な配位基としては、アミノ、イミノ、アミド、アルコキシド、カルボキシレート、ホスフィノ、チオレートなどがある。これらの配位子の好適な親化合物の例としては、β−ジカルボニル類(β−エノラート配位子)、ならびにそれらのNおよびS類似体;アミノカルボン酸類(アミノカルボキシレート配位子);ピリジンカルボン酸類(イミノカルボキシレート配位子);サリチル酸誘導体(サリチレート配位子);ヒドロキシキノリン類(ヒドロキシキノリネート配位子)およびそれらのS類似体;ならびにホスフィノアルカノール類(ホスフィノアルコキシド配位子)がある。
実施形態によっては、L2は
Figure 2013508375
[式中:
16は、それぞれの出現において同一または異なっていて、アルキルおよびフルオロアルキルからなる群から選択され;
17は、H、D、またはFであり;
18は、それぞれの出現において同一または異なっていて、アルキルおよびフルオロアルキルからなる群から選択され;
*は、Irと配位する位置を表している]
からなる群から選択される。
単座配位子L3は、アニオン性または非イオン性であってもよい。アニオン性配位子としては、H-(「水素化物」)、ならびに配位原子としてC、O、またはSを有する配位子があるが、これらに限定されない。配位基としては、アルコキシド、カルボキシレート、チオカルボキシレート、ジチオカルボキシレート、スルホネート、チオレート、カルバメート、ジチオカルバメート、チオカルバゾン陰イオン、スルホンアミド陰イオンなどがあるが、これらに限定されない。場合によっては、β−エノラート類およびホスフィノアルコキシド類などのL2として前述した配位子が、単座配位子として機能する場合がある。単座配位子は、ハロゲン化物、シアニド、イソシアニド、ニトレート、サルフェート、ヘキサハロアンチモネートなどの配位陰イオンであってもよい。これらの配位子は一般に市販されている。
単座L3配位子は、COまたは単座ホスフィン配位子などの非イオン性配位子であってもよい。
実施形態によっては、1つまたは複数の配位子は、Fおよびフッ素化アルキルからなる群から選択される少なくとも1つの置換基を有する。
イリジウム錯体ドーパントは、例えば、米国特許第6,670,645号明細書に記載されるような標準的合成技法を使用して調製することができる。
赤色または赤橙色の発光を示すイリジウム錯体ドーパントの一部の非限定例を以下に示す。
Figure 2013508375
Figure 2013508375
Figure 2013508375
緑色発光を示すイリジウム錯体ドーパントの一部の非限定例を以下に示す。
Figure 2013508375
Figure 2013508375
Figure 2013508375
青緑色から青色の発光を示すイリジウム錯体ドーパントの一部の非限定例を以下に示す。
Figure 2013508375
Figure 2013508375
Figure 2013508375
Figure 2013508375
Figure 2013508375
Figure 2013508375
Figure 2013508375
Figure 2013508375
実施形態によっては、ドーパントは有機化合物である。実施形態によっては、ドーパントは、非高分子のスピロビフルオレン化合物、フルオランテン化合物、アミノ置換クリセン類、およびアミノ置換アントラセン類からなる群から選択される。
c.デバイスの他の層
デバイス中の他の層は、そのような層に有用であることが知られている任意の物質で作ることができる。
陽極110は、正の電荷担体を注入するのに特に効率的な電極である。それは、例えば、金属を含む物質、混合金属、合金、金属酸化物または混合金属酸化物で作ることができるか、またはそれは導電性ポリマーにすることができるか、あるいはそれらの混合物にすることもできる。好適な金属としては、11族の金属、4〜6族の金属、および8〜10族の遷移金属がある。陽極を光透過性にする場合、12族、13族および14族の金属の混合金属酸化物(インジウム−スズ−酸化物など)が一般的に使用される。陽極110は、“Flexible light−emitting diodes made from soluble conducting polymer,”Nature vol.357,pp 477−479(11 June 1992)に記載されているようにポリアニリンなどの有機物質を含むこともできる。生じた光を見ることができるように、陽極および陰極のうちの少なくとも1つが、望ましくは少なくとも部分的に透明である。
正孔注入層120は、正孔注入物質を含み、限定されないが下にある層の平坦化、電荷輸送特性及び/または電荷注入特性、不純物(酸素または金属イオンなど)の除去、および有機電子デバイスの性能を促進または向上させる他の側面などの、有機電子デバイスにおいて1つまたは複数の機能を有しうる。正孔注入物質は、気相堆積することができるし、ポリマー、オリゴマー、または小分子でありうる。それらは、溶液、分散液、懸濁液、エマルジョン、コロイド状混合物、または他の組成物の形であり得る液体から堆積することもできる。
正孔注入層は、ポリアニリン(PANI)またはポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)などの高分子材料(プロトニック酸がドープされることが多い)によって形成させることができる。プロトン酸は、例えば、ポリ(スチレンスルホン酸)、ポリ(2−アクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸)などであってもよい。
正孔注入層は、銅フタロシアニンおよびテトラチアフルバレン−テトラシアノキノジメタン系(TTF−TCNQ)などの電荷移動化合物などを含むことができる。
実施形態によっては、正孔注入層は、少なくとも1種の導電性ポリマーおよび少なくとも1種のフッ素化酸ポリマーを含む。このような物質は、例えば、米国特許出願公開第2004/0102577号明細書、米国特許出願公開第2004/0127637号明細書、および米国特許出願公開第2005/0205860号明細書、ならびに国際公開第2009/018009号パンフレットに記載されている。
電子輸送層150に使用できる電子輸送物質の例としては、金属キレートオキシノイド化合物(トリス(8−ヒドロキシキノラト)アルミニウム(AlQ)、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)(p−フェニルフェノラト)アルミニウム(BAlq)、テトラキス−(8−ヒドロキシキノラト)ハフニウム(HfQ)、およびテトラキス−(8−ヒドロキシキノラト)ジルコニウム(ZrQ)などの金属キノレート誘導体など);およびアゾール化合物(2−(4−ビフェニリル)−5−(4−t−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(PBD)、3−(4−ビフェニリル)−4−フェニル−5−(4−t−ブチルフェニル)−1,2,4−トリアゾール(TAZ)、および1,3,5−トリ(フェニル−2−ベンゾイミダゾール)ベンゼン(TPBI)など);キノキサリン(誘導体(2,3−ビス(4−フルオロフェニル)キノキサリンなど);フェナントロリン類(4,7−ジフェニル−1,10−フェナントロリン(DPA)および2,9−ジメチル−4,7−ジフェニル−1,10−フェナントロリン(DDPA)など);およびそれらの混合物があるが、これらに限定されない。実施形態によっては、電子輸送物質は、金属キノレート類およびフェナントロリン誘導体からなる群から選択される。実施形態によっては、電子輸送層は、n−ドーパントをさらに含む。n−ドーパント物質はよく知られている。n−ドーパントとしては、これらに限定されない、1族および2族の金属;1族および2族の金属塩(LiF、CsF、およびCs2CO3など);1族および2族の金属有機化合物(Liキノレートなど);および分子n−ドーパント(ロイコ染料、W2(hpp)4[ここでhpp=1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−2H−ピリミド−[1,2−a]−ピリミジンである]などの金属錯体、ならびにコバルトセン、テトラチアナフタセン、ビス(エチレンジチオ)テトラチアフルバレン、複素環式ラジカルまたはジラジカル、ならびに複素環式ラジカルまたはジラジカルのダイマー、オリゴマー、ポリマー、ジスピロ化合物、および多環化合物)があるが、これらに限定されない。層150は、電子輸送を促進するために機能することも、層界面での励起子の失活を防止するための正孔注入層または閉じ込め(confinement)層として働くこともできる。好ましくは、この層は電子移動性を促進し、励起子の失活を低減する。
陰極160は、電子または負の電荷担体を注入するのに特に効率的な電極である。陰極は、陽極よりも仕事関数の小さい任意の金属または非金属であってよい。陰極用の物質は、1族のアルカリ金属(例えば、Li、Cs)、2族の(アルカリ土類)金属、12族の金属(希土類元素およびランタニドを含む)、およびアクチニドから選択できる。アルミニウム、インジウム、カルシウム、バリウム、サマリウムおよびマグネシウムなどの物質、ならびにそれらの組合せを使用できる。動作電圧を下げるために、有機層と陰極層との間にLi含有またはCs含有の有機金属化合物、LiF、CsF、およびLi2Oを付着させることもできる。
有機電子デバイス中に別の層を設けることが知られている。例えば、注入される正電荷の量を制御するため、かつ/または層のバンドギャップを一致させるため、あるいは保護層として機能するための、陽極110とバッファー層120との間の層(図示せず)があってよい。当該技術分野において知られている層を使用でき、それには、銅フタロシアニン、酸窒化ケイ素、フルオロカーボン類、シラン類、または金属(Ptなど)の極薄層がある。あるいはまた、陽極層110、活性層120、130、140、および150、または陰極層160の一部または全部を表面処理して、電荷担体輸送効率を増大させることができる。各成分層の物質の選択は、好ましくは、デバイスが高いエレクトロルミネセンス効率となるように正電荷と負電荷を釣り合わせることにより決定する。
各機能層は、複数の層で構成できることが理解される。
好適な基板上に個々の層を順次蒸着させることを含め、さまざまな技法でデバイスを作製できる。ガラス、プラスチック、および金属などの基板を使用できる。熱蒸発、化学蒸着などの従来の蒸着手法を使用できる。あるいはまた、スピンコーティング、浸漬塗装、ロール間技法(roll−to−roll techniques)、インクジェット印刷、スクリーン印刷、グラビア印刷などの従来のコーティング技法または印刷技法(但し、それらに限定されない)を用いて、適切な溶媒の分散液または溶液から有機層を施すことができる。
本発明はまた、2つの電気接触層の間に配置された少なくとも1つの活性層を含む電子デバイスであって、デバイスの少なくとも1つの活性層が式I、IIまたはIIIのトリアリールアミン化合物を含む電子デバイスに関する。デバイスは、更なる正孔輸送層および電子輸送層を有することがしばしばある。
効率の高いLEDを実現するために、正孔輸送物質のHOMO(最高被占軌道)は、陽極の仕事関数と一致するのが望ましく、また電子輸送物質のLUMO(最低空軌道)が陰極の仕事関数と一致するのが望ましい。物質の化学的適合性および昇華温度も、電子輸送物質および正孔輸送物質を選択する際の重要な考慮事項である。
本明細書に記載のアントラセン化合物で作られたデバイスの効率は、デバイス中の他の層を最適化することによってさらに改善できると考えられる。例えば、Ca、BaまたはLiFなどのさらに効率的な陰極を使用できる。動作電圧の低減または量子効率の増大をもたらす形状化基板および新規の正孔輸送物質も、使用できる。種々の層のエネルギー準位を調整するため、またエレクトロルミネセンスを促進するため、更なる層を加えることもできる。
以下の実施例は、本発明の特定の特徴および利点を示す。それらは、本発明を例示することを意図したものであり、限定するものではない。百分率はすべて、特に記載がない限り、重量百分率である。
実施例1
この実施例は、本明細書に記載のトリアリールアミン化合物の三重項エネルギーの増加を例示するものである。参照化合物は、三重項エネルギーが3.12eVのトリフェニルアミンである。TAPCの三重項エネルギーは2.87eVであると報告されている。
すべての計算は、Gaussian 03 suite of programs(Gaussian 03、revision D.01;Gaussian、Inc.、Wallingford、CT、2004)内の密度関数理論(DFT)法で行った。分子構造は、最初にBP86/6−31G+IrMWB60レベルで最適化し、次いでこの同じレベルの計算での後の分析的振動周波数計算に使用することで、これらの構造が実際に平衡構造であることを確認した。励起状態を計算する場合、最初の7つの一重項および三重項エネルギー変化の計算に、B3LYP/6−31G+IrMWB60レベルにおける時間依存DFT(TDDFT)が十分であることが、過去の経験から示されている。これらの分子のHOMO値およびLUMO値を求めるために、B3LYP/6−31+G(d)+IrMWB60レベルを使用した。
計算結果を以下の表1に示す。
Figure 2013508375
実施例2
この実施例は、式IIIを有するトリアリールアミン化合物である4’,4’’−(ジフェニルメチレン)ビス(N,N−ビス(2,4,5−トリメチルフェニル)ビフェニル−3−アミン)(化合物1)の調製を例示するものである。
Figure 2013508375
ドライボックス中で、4’,4’’−(ジフェニルメチレン)ジビフェニル−3−アミン(0.95g、1.80mmol)、1−ブロモ−2,4,5−トリメチルベンゼン(1.52g、7.58mmol)、トリス(tert−ブチル)ホスフィン(0.029g、0.144mmol)、およびPd2(DBA)3(0.066g、0.072mmol)を丸底フラスコ中で一緒にして、35mlの乾燥トルエン中に溶解させた。溶液を1分間攪拌し、続いてナトリウムtert−ブトキシド(0.76g、7.94mmol)、および5mlの乾燥トルエンを加えた。マントルヒーターを取り付け、反応物を60Cで18時間加熱した。次いで反応混合物を室温まで冷却して、濾過し、クロロホルムで洗浄した。溶媒を回転蒸発によって除去し、残留物を、ヘキサン中のクロロホルムのグラジエント(0〜36%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによってさらに精製した。複数の画分を含有する生成物を回収して一緒にした。溶媒を回転蒸発によって除去した。残留物をジクロロメタンおよびエタノールから結晶化させて、1.20g(68%)の生成物を白色粉末として得た。1H NMR(CDCl3)は化合物1の構造と一致する。
実施例3
この実施例は、式IIIを有するトリアリールアミン化合物であるN,N’,N’’,N’’’−(4,4’,4’’,4’’’−メタンテトライルテトラキス(ベンゼン−4,1−ジイル))テトラキス(2,4,5−トリメチル−N−(2,4,5−トリメチルフェニル)アニリン)(化合物2)の調製を例示するものである。
Figure 2013508375
a.テトラキス(4−ニトロフェニル)メタン
これは、文献の手順(J.Am.Chem.Soc.,2001,123(19),4432−4445)に従って調製した。
マグネチックスターラーおよび氷浴を備えた250mLのRBフラスコに発煙硝酸(45mL)を加えた。攪拌しながら約0℃でテトラフェニルメタン(8.21g、13.00mmol)を15分にわたってゆっくり加えた。約0℃の温度に維持しながら、この反応物に無水酢酸(14mL)と酢酸(28mL)との混合物をゆっくり加えた。反応をさらに30分間続けた。その後、さらに酢酸(55mL)を加え、混合物を15分間攪拌した。粗生成物の沈殿を濾過し、酢酸および水で洗浄し、風乾した。THFからの再結晶によって7.22g(56%)の生成物を白色結晶として得た。
b.4,4’,4’’,4’’’−メタンテトライルテトラアニリン
マグネチックスターラーおよび油浴を備えた250mLのRBフラスコに、テトラキス(4−ニトロフェニル)メタン(6.50g、13.00mmol)、Pd/C(0.98g、15重量%)、およびn−ブタノール(150mL)を加えた。窒素バブリングしながら、混合物を50℃で15分間、加熱し攪拌した。温度を50〜60℃に維持しながら、滴下漏斗でヒドラジン水和物((7.6mL、156mmol)を滴下した。この滴下は30分間で終了した。その後、反応物を50℃でさらに2時間攪拌した。その時間の間、反応物は不均一のままであった。HPLC分析により、すべての出発物質が消費されたことが示され、生成物が唯一の成分であると思われた。RTまで冷却した後、混合物に窒素を10分間パージし、次いで濾過し、THFで洗浄した。溶媒を回転蒸発によって除去し、残留物を、エタノールから結晶化させて、生成物を薄いベージュ色の結晶3.76g(76%)として得た。MSおよびNMR結果は、企図した構造と一致する。
c.N,N’,N’’,N’’’−(4,4’,4’’,4’’’−メタンテトライルテトラキス(ベンゼン−4,1−ジイル))テトラキス(2,4,5−トリメチル−N−(2,4,5−トリメチルフェニル)アニリン)
ドライボックス中で、4,4’,4’’,4’’’−メタンテトライルテトラアニリン(1.00g、3.08mmol)、1−ブロモ−2,4,5−トリメチルベンゼン(1.35g、3.67mmol)、トリス(tert−ブチル)ホスフィン(0.10g、0.50mmol)、およびPd2(DBA)3(0.23g、0.25mmol)を丸底フラスコ中で一緒にして、120mlの乾燥トルエン中に溶解させた。溶液を1分間攪拌し、続いてナトリウムtert−ブトキシド(2.72g、28.33mmol)および5mlの乾燥トルエンを加えた。マントルヒーターを取り付け、反応物を80Cで18時間加熱した。さらに1−ブロモ−2,4,5−トリメチルベンゼン(350mg)およびNaOtBu(180mg)を加え、反応物を80Cでさらに24時間攪拌した。次いで反応混合物を室温まで冷却して、濾過し、トルエン(200mL)で洗浄した。溶媒を回転蒸発によって除去し、残留物をクロロホルム(40mL)中に再溶解させた。粗生成物をメタノール(300mL)中に沈殿させ、濾過によって回収した(3.3g、純度85%)。粗生成物を、ヘキサン中のクロロホルムのグラジエント(5〜21%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによってさらに精製した。クロロホルムおよびエタノールからの再結晶によって、2.60g(64%)の生成物を淡黄色固体として得た。1H NMR(CDCl3)は化合物2の構造と一致する。
実施例4
この実施例は、式IIIを有するトリアリールアミン化合物であるN,N’−(4,4’−(シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(2,4,5−トリメチル−N−(2,4,5−トリメチルフェニル)アニリン)(化合物3)の調製を例示するものである。
Figure 2013508375
a.4,4’−(シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(4,1−フェニレン)ビス(トリフルオロメタン−スルホネート)
マグネチックスターラー 滴下漏斗を備えた1Lの3口RBフラスコに、4,4’−(ジフェニルメチレン)ジフェノール(30.00g)、DCM(350mL)、およびピリジン(38.00mL)を加えた。最初は不均一だった混合物が、周囲温度で10分間の攪拌後には均一になった。次いでフラスコを氷浴中に入れ、攪拌しながら25分間でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(50mLのDCM中39.50mLを滴下した(発煙した)。その後、反応物を周囲温度で1時間攪拌した。HPLC分析によって、すべて出発物質が消費されたことが示され、生成物が唯一の成分であると思われた。溶液を希HCl(10%、2×200mL)、水(200mL)、および飽和ブライン(200mL)で洗浄した。次いで溶液をMgSO4(20g)とともに周囲温度で1時間攪拌した。混合物をショートシリカゲルカラムで濾過し、DCMで溶出させた。溶媒を回転蒸発によって除去し、残留した油を周囲温度で静置して結晶化させた。その材料を回収し、真空オーブン中周囲温度で終夜乾燥させた。収量は57.8g(97%)であり、HPLC分析による純度は99%である。
b.4,4’−(シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(N−(ジフェニルメチレン)アニリン)
マグネチックスターラーと窒素ラインに取り付けられた凝縮器とを備えた1000mLのRBフラスコに、4,4’−(シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(4,1−フェニレン)ビス(トリフルオロメタンスルホネート)(18.22g、34.22mmol)、4,4’−(シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(4,1−フェニレン)ビス(トリフルオロメタンスルホネート)(14.88g、82.12mmol)、Pd2(OCOCH32(0.46g、2.05mmol)、BINAP(1.92g、3.08mmol)、Cs2CO3(31.22g、95.82mmol)、およびTHF(250mL)を加えた。枝からガラス管を介して混合物に窒素を15分間バブリングしながら、窒素ラインからの窒素を系にパージした。その後、混合物を窒素下80℃(油浴)で終夜(18時間)攪拌し加熱した。冷却した後、トルエン(300mL)を加えた。その溶液を、水(2×200mL)、飽和ブライン(100mL)で洗浄し、MgSO4を用いて周囲温度で4時間乾燥させた。溶媒を回転蒸発によって除去すると、濃い褐色の油が得られ、それをシリカゲルカラム上のクロマトグラフィーによって分離しDCM/ヘキサングラジエント(1/4、1/1、および1/0)で溶出させた。複数の画分を含有する生成物を一緒にして、溶媒を回転蒸発によって除去して、淡褐色の濃厚な油を得た。その濃厚な油にメタノール(500mL)を加え、混合物を周囲条件で2時間攪拌した。その時間の間、多量の白色沈殿が形成された。生成物を濾過によって回収し、メタノールで洗浄し、風乾した。収量は14.1g(69.3%)であり、UPLC分析による純度は95%である。
c.4,4’−(シクロヘキサン−1,1−ジイル)ジアニリン
1Lの丸底フラスコ中の上記固体(14.0g、23.54mmol)にTHF(200mL)を攪拌しながら加えた。HCl水溶液(2.5M、40mL)をゆっくり加えた。混合物をRTで10分間攪拌した。次いで溶液をエーテル(200mL)で抽出した。水層を分離し、NaOHを加えてアルカリ性にし、エーテル(2×150mL)で抽出した。複数のエーテル抽出物を一緒にして、飽和ブラインで洗浄し、MgSO4を用いて周囲温度で3時間乾燥させた。濾過した後、溶媒を回転蒸発によって除去して淡黄色の油を得た。その粗生成物をシリカゲルカラム上で分離し、最初にヘキサン/DCMグラジエント(1/1、1/0)、次いでMeOH/DCM(1/9)で溶出させた。複数の画分を含有する生成物を回収し、溶媒を回転蒸発によって除去して、無色の濃厚な油を得た。DCM/ヘキサンを用いて結晶化させて、生成物を淡黄色の結晶材料として得た。収量は5.75g(90%)である。NMRスペクトルは生成物の構造に一致する。
d.N,N’−(4,4’−(シクロヘキサン−1,1−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(2,4,5−トリメチル−N−(2,4,5−トリメチルフェニル)アニリン)
ドライボックス中で、4,4’−(シクロヘキサン−1,1−ジイル)ジアニリン(6.75g、25.09mmol)、1−ブロモ−2,4,5−トリメチルベンゼン(21.19g、105.36mmol)、トリス(tert−ブチル)ホスフィン(0.41g、2.01mmol)、およびPd2(DBA)3(0.92g、1.00mmol)を丸底フラスコ中で一緒にして、450mlの乾燥トルエン中に溶解させた。溶液を1分間攪拌し、続いてナトリウムtert−ブトキシド(10.61g、110.38mmol)、および50mlの乾燥トルエンを加えた。マントルヒーターを取り付け、反応物を80Cで18時間加熱した。次いで反応混合物を室温まで冷却して、濾過し、クロロホルムで洗浄した。溶媒を回転蒸発によって除去し、残留物を、ヘキサン中のクロロホルムのグラジエント(0〜25%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによってさらに精製した。複数の画分を含有する生成物を回収して一緒にした。溶媒を回転蒸発によって除去した。粗生成物をDCM(100mL)中に溶解させ、メタノール(700mL)中に沈殿させて、17.47g(94%)の生成物を白色粉末として得た。1H NMR(CDCl3)は構造に一致する。
実施例5
これは、式IIIを有するトリアリールアミン化合物であるN,N’−(4,4’−(1−フェニルエタン−1,1−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(3’−フェニル−6−メチル−N−(2,4,6−トリイソプロピルフェニル)ビフェニル−3−アミン(化合物4)の調製を例示するものである。
Figure 2013508375
50mLの丸底フラスコに、Pd(OAc)2およびS−Phos(0.12g、0.29mmol)およびジオキサン(10mL)を加えた。攪拌しながら、系に窒素を10分間パージした。別のフラスコ中で、水(0.004g、0.23mmol)をジオキサン(2mL)と混合し、窒素を5分間パージし、次いで触媒溶液に加えた。混合物を1分間100Cに加熱すると、明赤色から暗い黒/赤色に色が濃くなった。
窒素下で200mLの2口丸底フラスコに、N,N’−(4,4’−(1−フェニルエタン−1,1−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(2,4,6−トリイソプロピルアニリン)(2.02g、2.91mmol)、5−、およびジオキサン(50mL)を加えた。攪拌しながら、系に窒素を10分間パージし、次いで触媒溶液を加えた。マントルヒーターを取り付け、反応物を窒素下で110Cに3日間加熱した。次いで反応混合物を室温まで冷却して、濾過し、クロロホルムで洗浄した。溶媒を回転蒸発によって除去し、残留物を、ヘキサン中のクロロホルムのグラジエント(0〜31%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによってさらに精製した。複数の画分を含有する生成物を回収して一緒にした。溶媒を回転蒸発によって除去した。残留物をジクロロメタンおよびアセトニトリルから繰り返し結晶化させて、UPLC分析による純度が>99.9%の白色粉末として0.34g(10%)の生成物を得た。1H NMR(CDCl3)は構造に一致する。
実施例6〜8ならびに比較例AおよびB
これらの例は、デバイス中の新規のトリアリールアミン化合物の性能を例示するものである。
(a)材料:
HIJ−1は、導電性ポリマーと高分子フッ素化スルホン酸との水性分散液である。そのような物質は、例えば、米国特許出願公開第2004/0102577号明細書、米国特許出願公開第2004/0127637号明細書、および米国特許出願公開第2005/0205860号明細書、ならびに国際公開第2009/018009号パンフレットに記載されている。
TAPCは、以下に示す1,1−ビス[(ジ−4−トリルアミノ)フェニル]シクロヘキサンである。
Figure 2013508375
NPBは、以下に示すN,N’−ビス(ナフタレン−1−イル)−N,N’−ビス−(フェニル)ベンジジンである。
Figure 2013508375
緑色−1は、以下に示す構造を有する有機金属Ir発光体である。
Figure 2013508375
ホスト−1は、以下に示すインドロカルバゾール誘導体である。そのような物質は欧州特許出願公開第2080762号明細書に記載されている。
Figure 2013508375
ET−1は、トリフェニレン誘導体である。
ET−2は、金属キノレート誘導体である。
(b)デバイス
これらの例では、デバイスは、溶液処理と気相堆積技法とを併用することによって作製した。80nmのインジウム・スズ・酸化物(「ITO」)を有する基板を陽極として使用した。水性分散液からHIJ−1をスピンコーティングによって塗布した。他の物質は、蒸発堆積によって塗布した。デバイス構造は以下の通りであった:
陽極:ITO(80nm)
正孔注入層:HIJ−1(60nm)
正孔輸送層:表2に示される物質(20nm)
電気活性層:ホスト−1中の10%緑色−I(66nm)
第1の電子輸送層:ET−1(5nm)
第2の電子輸送層:ET−2(15nm)
電子注入層:LiF(1nm堆積)
陰極:Al(100nm)
実施例6では、正孔輸送物質は化合物3である。
実施例7では、正孔輸送材料は化合物4である。
実施例8では、正孔輸送材料は化合物1である。
比較例Aでは、正孔輸送材料はTAPCである。
比較例Bでは、正孔輸送材料はNPBである。
OLED試料は、(1)電流−電圧(I−V)曲線、(2)エレクトロルミネセンスの輝度 対 電圧、および(3)エレクトロルミネセンススペクトル 対 電圧を測定して特徴を決定した。3種類の測定はすべて同時にコンピュータで実行し制御した。ある一定電圧でのデバイスの電流効率は、LEDのエレクトロルミネセンス輝度を、デバイスを作動させるのに必要な電流密度で割ることによって求める。単位はcd/Aである。次いで外部量子効率(EQE)が、電発した光のLambertian分布を仮定して電流効率(cd/A)およびエレクトロルミナンス(electroluminance)スペクトルから計算される。結果を表2に示す。
Figure 2013508375
本発明の新規のトリアリールアミン化合物を用いると外部量子効率および電流密度は大きくなる。
概要および実施例において上で述べた作業のすべてが必要であるわけではないこと、特定作業の一部は必要ではないことがあること、また説明したものに加えて1つまたは複数の更なる作業が実行されうることに留意されたい。またさらに、列挙されている作業の順序は、必ずしもそれらが実行される順序ではない。
上記の明細書により、各概念が特定の実施形態に関連して説明された。しかし、以下の請求項に記載した本発明の範囲から逸脱することなく様々な修正および変更を行うことができることは、当業者により理解される。したがって、明細書および図は、制限的な意味ではなく例示的なものと見なすべきであり、そのような修正はすべて本発明の範囲に含まれることが意図される。
上記において、便益、他の利点、および問題の解決法は、特定の実施形態に関連して説明されている。しかし、便益、利点、問題の解決法、ならびにいずれかの便益、利点、または解決法をもたらしうるかまたはより顕著なものにしうるどの特徴も、いずれかまたはすべての請求項の重要な特徴、必須の特徴、または基本的特徴と解釈すべきではない。
明快にするために別々の実施形態の文脈において本明細書で説明されている特定の複数の特徴を、1つの実施形態で兼ね備えさせることもできることを理解すべきである。その逆に、簡潔にするために1つの実施形態の文脈で説明されている様々な特徴を、別個に、あるいは任意の副次的な組合せで備えさせることもできる。さらに、範囲内に示されている値に言及する場合、それはその範囲内の各値およびすべての値を含む。

Claims (15)

  1. 式I、式II、または式III:
    Figure 2013508375
    [式中:
    、R、およびRは、同一または異なっていて、アルキル基であり、2つ以上のアルキル基は結合して環状基または多環式基を形成してもよく;
    、R、およびRは、同一または異なっていて、アルキル基およびアリール基からなる群から選択され、RおよびRは結合して環状基を形成してもよく;
    およびRは、同一または異なっていて、アルキル基であり
    は、H、D、およびアルキル基からなる群から選択され、
    、R、およびRの2つ以上は結合して環状基または多環式基を形成してもよく;
    10およびR11は、同一または異なっていて、アルキル基であり
    12は、H、D、およびアルキル基からなる群から選択され、R10、R11、およびR12の2つ以上は結合して環状基または多環式基を形成してもよく;
    13およびR14は、同一または異なっていて、アルキル基、アリール基、およびアリールアミノ基からなる群から選択されるか、あるいはR13およびR14は結合して環状基を形成してもよい]
    を有するトリアリールアミン化合物。
  2. 少なくとも10%が重水素化されている、請求項1に記載の化合物。
  3. 少なくとも50%が重水素化されている、請求項1に記載の化合物。
  4. 100%が重水素化されている、請求項1に記載の化合物。
  5. 前記アルキル基が1〜3個の炭素原子を有する、請求項1に記載の化合物。
  6. 前記アリール基が、フェニル、ビフェニル、ナフチル、それらの重水素化誘導体、および式IV:
    Figure 2013508375
    [式中:
    ArおよびArは、同一または異なっていて、アリール基であるか、あるいはArおよびArは結合してカルバゾール基を形成してもよく;
    15は、それぞれの出現において同一または異なっていて、H、D、およびアルキルからなる群から選択されるか、あるいは隣接したR15基は結合して芳香環を形成してもよく;
    mは、それぞれの出現において同一または異なっていて、0〜5の整数である]
    を有する基からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  7. 電気活性組成物であって:
    (a)式I、式II、または式III:
    Figure 2013508375
    [式中:
    、R、およびRは、同一または異なっていて、アルキル基であり、2つ以上のアルキル基は結合して環状基または多環式基を形成してもよく;
    、R、およびRは、同一または異なっていて、アルキル基およびアリール基からなる群から選択され、RおよびRは結合して環状基を形成してもよく;
    およびRは、同一または異なっていて、アルキル基であり
    は、H、D、およびアルキル基からなる群から選択され、
    、R、およびRの2つ以上は結合して環状基または多環式基を形成してもよく;
    10およびR11は、同一または異なっていて、アルキル基であり
    12は、H、D、およびアルキル基からなる群から選択され、R10、R11、およびR12の2つ以上は結合して環状基または多環式基を形成してもよく;
    13およびR14は、同一または異なっていて、アルキル基、アリール基、およびアリールアミノ基からなる群から選択されるか、あるいはR13およびR14は結合して環状基を形成してもよい]
    を有するトリアリールアミン化合物ホストと;
    (b)380〜750nmの間に発光極大を有するエレクトロルミネセンスが可能な有機金属ドーパントと、
    を含む電気活性組成物。
  8. (c)第2のホスト物質をさらに含む、請求項7に記載の電気活性組成物。
  9. 前記第2のホスト物質が、クリセン類、フェナントレン類、トリフェニレン類、フェナントロリン類、ナフタレン類、アントラセン類、キノリン類、イソキノリン類、キノキサリン類、フェニルピリジン類、ベンゾジフラン類、インドカルバゾール類、および金属キノリネート錯体からなる群から選択される、請求項8に記載の電気活性組成物。
  10. 第1の電気接触層と、第2の電気接触層と、それらの間の少なくとも1つの活性層と、を含む有機電子デバイスであって、
    前記活性層が、式I、式II、または式III:
    Figure 2013508375
    [式中:
    、R、およびRは、同一または異なっていて、アルキル基であり、2つ以上のアルキル基は結合して環状基または多環式基を形成してもよく;
    、R、およびRは、同一または異なっていて、アルキル基およびアリール基からなる群から選択され、RおよびRは結合して環状基を形成してもよく;
    およびRは、同一または異なっていて、アルキル基であり
    は、H、D、およびアルキル基からなる群から選択され、
    、R、およびRの2つ以上は結合して環状基または多環式基を形成してもよく;
    10およびR11は、同一または異なっていて、アルキル基であり
    12は、H、D、およびアルキル基からなる群から選択され、R10、R11、およびR12の2つ以上は結合して環状基または多環式基を形成してもよく;
    13およびR14は、同一または異なっていて、アルキル基、アリール基、およびアリールアミノ基からなる群から選択されるか、あるいはR13およびR14は結合して環状基を形成してもよい]
    を有するトリアリールアミン化合物を含む、有機電子デバイス。
  11. 前記活性層が、380〜750nmの間に発光極大を有するエレクトロルミネセンスが可能な有機金属ドーパントをさらに含む電気活性層である、請求項10に記載のデバイス。
  12. 前記活性層が、式I、式II、または式IIIを有する化合物および前記有機金属ドーパントから実質的になる、請求項11に記載のデバイス。
  13. 前記活性層が正孔輸送層である、請求項10に記載のデバイス。
  14. 前記活性層が式I、式II、または式IIIを有する化合物から実質的になる、請求項13に記載のデバイス。
  15. 前記第1の電気接触層と前記活性層との間に正孔注入層をさらに含み、前記正孔注入層が、少なくとも1種の導電性ポリマーおよび少なくとも1種のフッ素化酸ポリマーを含む、請求項10に記載のデバイス。
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