JP2008527086A - 電荷輸送材料 - Google Patents

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Abstract

電荷輸送材料、およびその製造方法を提供する。

Description

本開示は、一般に、有機電子デバイス中に見られるような電荷輸送材料、ならびにそれを製造するための材料および方法に関する。
(関連出願の相互参照)
本出願は、2004年12月30日に出願された米国仮特許出願第60/640,320号明細書および2005年6月28日に出願された米国仮特許出願第60/694,913号明細書に対する利益を主張し、これらそれぞれの開示はそれらの記載内容全体が本明細書に援用される。
有機電子デバイスは、電気エネルギーを放射線に変換したり、電子的過程を介して信号を検出したり、放射線を電気エネルギーに変換したり、1つまたは複数の有機半導体層を含んだりする。大部分の有機電子デバイスは電荷輸送材料を含んでいる。
したがって、さらなる電荷輸送材料が必要とされている。
国際公開第02/02714号パンフレット 米国特許出願公開第2001/0019782号明細書 欧州特許第1191612号明細書 国際公開第02/15645号パンフレット 欧州特許第1191614号明細書 米国特許第6,303,238号明細書 国際公開第00/70655号パンフレット 国際公開第01/41512号パンフレット 「可溶性伝導性ポリマーから製造される可撓性発光ダイオード」(Flexible Light−Emitting Diodes Made From Soluble Conducting Polymer),Nature,1992,357,477−479 カーク・オスマー工業化学百科事典(Kirk Othmer,Encyclopedia of Chemical Technology),Vol.18,837−860(第4版(4th ed.)1996) ブラッドリー(Bradley)ら,Synth.Met.2001,116(1−3),379−383 キャンベル(Campbell)ら,Phys.Rev.B,Vol.65 085210
1実施形態において、置換トリフェニル−アミン化合物およびポリマー、ならびにその製造方法ならびにそれを含むデバイスおよびサブアセンブリの製造方法を提供する。
以上の全体的説明および以下の詳細な説明は、単に例および説明であり、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明を限定するものではない。
本明細書において提示される概念をより理解しやすくするために、添付の図面に実施形態を示している。
図面は例として提供しており、本発明を限定することを意図するものではない。当業者であれば理解できるように、図面中の物体は、単純および明確にするために示されており、必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではない。たとえば、図面中の一部の物体の寸法は、実施形態を理解しやすくするために、他の物体に対して誇張されている場合がある。
一実施形態においては、以下の式IまたはIIを有する化合物を提供し:
Figure 2008527086
上式中:
Qは、存在ごとに独立して、ビニル基、アクリレート基、またはメタクリレート基である。
一実施形態においては、Qはパラ位にある。
一実施形態においては、Qはビニル基である。
一実施形態においては、式IまたはIIの化合物の少なくとも1種類から形成される単位を含むポリマーを提供する。一実施形態においては、このポリマーは、ランダムコポリマー、ブロックコポリマー、グラフトコポリマー、または交互コポリマーである。
一実施形態においては、本発明のポリマーは以下の式IIIのポリマーである:
Figure 2008527086
一実施形態においては、本発明のポリマーは以下の式IVのポリマーである:
Figure 2008527086
一実施形態においては、本発明は、電荷輸送基(CTG)を含み、重合性基を有する第1の置換基と、反応性基を有する第2の置換基とをさらに含むモノマーを含む。一実施形態においては、CTGは、トリアリールアミン、トリアリールメタン、またはN−置換カルバゾールである。一実施形態においては、重合性基は、ビニル基、アクリレート基、またはメタクリレート基である。一実施形態においては、第2の置換基は反応性基を有する。この反応性基は、ビニル基、シアネート基、パーフルオロビニルエーテル基、3,4−ベンゾシクロブタン−1−イル基、アルデヒド基、またはシロキサン基である。一実施形態においては、反応性基は、さらに反応して重合性基を形成することができる。
一実施形態においては、本発明のモノマーは、以下の式Vの化合物を含み:
Figure 2008527086
上式中:
CTGは電荷輸送基であり;
Qは、重合性基を有する第1の置換基であり;
Zは、反応性基を有する第2の置換基である。
別の実施形態においては、本発明のモノマーは、以下の式VIの化合物を含み:
Figure 2008527086
上式中:
1は、存在ごとに同種の場合も異種の場合もあり、H、D、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキレン、ヘテロアリールアルキレン、Cnde、C6fg、アリールアミン、アリールアルキルアミン、アリールエーテル、アルキルエーテル、アリチオエーテル(arythioether)、およびアルキルチオエーテルから選択され;
2は、存在ごとに同種の場合も異種の場合もあり、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキレン、ヘテロアリールアルキレン、Cnhi、C6jk、アリールアミン、アリールアルキルアミン、アリールエーテル、アルキルエーテル、アリチオエーテル(arythioether)およびアルキルチオエーテルから選択され;
隣接するR1および/またはR2は結合して、縮合アルキルまたは芳香族の5員環または6員環を形成することができ;
aは0または1〜4の整数であり、bは1〜5の整数であり、ここでa+b≦5であり;
cは0または1〜20の整数であり;
d、e、f、およびgは整数であり、ここでe+f=2n+1−、およびg+h=5を満たし;
h、i、j、およびkは整数であり、ここでh+i=2n、およびj+k=4を満たし;
nは1〜20の整数であり;
Zは、反応性基を有する第2の置換基である。
一実施形態においては、本発明のモノマーは、以下の式VIIまたはVIIIの化合物を含み、
Figure 2008527086
上式中:
1は、存在ごとに同種の場合も異種の場合もあり、H、D、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキレン、ヘテロアリールアルキレン、Cnde、C6fg、アリールアミン、アリールアルキルアミン、アリールエーテル、アルキルエーテル、アリチオエーテル(arythioether)、およびアルキルチオエーテルから選択され;
隣接するR1は結合して、縮合アルキルまたは芳香族の5員環または6員環を形成することができ;
d、e、f、およびgは整数であり、ここでe+f=2n+1−、およびg+h=5であり;
nは1〜20の整数であり;
Zは反応性基である。
一実施形態においては、反応性基はシアネートエステル基である。別の実施形態においては、反応性基はパーフルオロビニルエーテル基である。別の実施形態においては、反応性基は3,4−ベンゾシクロブタン−1−イル基である。別の実施形態においては、反応性基はシロキサン基である。別の実施形態においては、反応性基はさらに反応して重合性基を得ることができ、この反応性基はアルデヒド基またはケトン基である。
一実施形態においては、本発明は、以下の式IXの化合物を含むモノマーを提供する:
Figure 2008527086
別の実施形態においては、本発明は、電荷輸送基を含み、重合性基を有する第1の置換基と、反応性基を有する第2の置換基とをさらに含むモノマーから誘導される少なくとも1つのモノマー単位を有するポリマーを提供する。
別の実施形態においては、本発明は、式Vのモノマーから誘導される少なくとも1つのモノマー単位を含むポリマーを提供する。別の実施形態においては、本発明は、式Vのモノマーから誘導される少なくとも1つの第1のモノマー単位(0〜100%)と、式Xのモノマーから誘導される少なくとも1つの第2のモノマー単位(0〜100%)とを含むポリマーを提供する。
Figure 2008527086
1は、存在ごとに同種の場合も異種の場合もあり、H、D、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキレン、ヘテロアリールアルキレン、Cnde、C6fg、アリールアミン、アリールアルキルアミン、アリールエーテル、アルキルエーテル、アリチオエーテル(arythioether)、およびアルキルチオエーテルから選択され;
2は、存在ごとに同種の場合も異種の場合もあり、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキレン、ヘテロアリールアルキレン、Cnhi、C6jk、アリールアミン、アリールアルキルアミン、アリールエーテル、アルキルエーテル、アリチオエーテル(arythioether)、およびアルキルチオエーテルから選択され;
隣接するR1および/またはR2は結合して、縮合アルキルまたは芳香族の5員環または6員環を形成することができ;
aは0または1〜4の整数であり、bは1〜5の整数であり、ここでa+b≦5であり;
cは0または1〜20の整数であり;
d、e、f、およびgは整数であり、ここでe+f=2n+1−、およびg+h=5であり;
h、i、j、およびkは整数であり、ここでh+i=2n、およびj+k=4であり;
nは1〜20の整数である。
一実施形態においては、本発明のモノマーは、以下の式XI〜XIIIの化合物を含み
Figure 2008527086
上式中:
1は、存在ごとに同種の場合も異種の場合もあり、H、D、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキレン、ヘテロアリールアルキレン、Cnde、C6fg、アリールアミン、アリールアルキルアミン、アリールエーテル、アルキルエーテル、アリチオエーテル(arythioether)およびアルキルチオエーテルから選択され;
隣接するR1は結合して、縮合アルキルまたは芳香族の5員環または6員環を形成することができ;
d、e、f、およびgは整数であり、ここでe+f=2n+1−、およびg+h=5であり;
nは1〜20の整数である。
一実施形態においては、本発明は、以下の式XIV、XVのモノマー、またはそれらの混合物から誘導されるモノマー単位を有する式Xの化合物を含むポリマーを提供し:
Figure 2008527086
上式中、xおよびyは1以上の整数である。
一実施形態においては、上述の化合物のいずれかと、少なくとも1種類の溶媒、加工助剤、電荷輸送材料、または電荷障壁材料とを含む組成物が提供される。これらの組成物は、限定するものではないが、溶媒、エマルジョン、およびコロイド分散体などのあらゆる形態であってよい。
(デバイス)
図1を参照すると、代表的な有機電子デバイス100が示されている。デバイス100は基体105を含む。基体105は、剛性または可撓性であってよく、たとえば、ガラス、セラミック、金属、またはプラスチックであってよい。電圧が印加されると、発せられた光は基体105を通して見ることができる。
基体105の上には、第1の電気接触層110が堆積される。説明のため、層110はアノード層である。アノード層は線として堆積することができる。アノードは、たとえば、金属、混合金属、合金、金属酸化物、または混合金属酸化物を含有するまたは含む材料でできていてよい。アノードは、伝導性のポリマー、ポリマーブレンド、またはポリマー混合物を含むことができる。好適な金属としては、11族金属、4族、5族、および6族の金属、ならびに8族、10族の遷移金属が挙げられる。アノードが光透過性である場合、インジウムスズ酸化物などの12族、13族、および14族金属の混合金属酸化物が一般に使用される。アノードは、有機材料を含むこともでき、特に、(非特許文献1)に記載される代表的材料などの、ポリアニリンなどの伝導性ポリマーを含むことができる。アノードおよびカソードの少なくとも1つは、発生した光を観察できるようにするため、少なくとも部分的に透明であるべきである。
場合により、ホール輸送材料などの緩衝層120を、アノード層110の上に堆積することができ、このホール輸送材料は「ホール注入接触層」と呼ばれることもある。層120としての使用に適したホール輸送材料の例は、たとえば、(非特許文献2)にまとめられている。ホール輸送「小」分子とオリゴマーおよびポリマーと両方を使用することができる。ホール輸送分子としては:N,N’ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジアミン(TPD)、1,1ビス[(ジ−4−トリルアミノ)フェニル]シクロヘキサン(TAPC)、N,N’ビス(4−メチルフェニル)−N,N’−ビス(4−エチルフェニル)−[1,1’−(3,3’−ジメチル)ビフェニル]−4,4’−ジアミン(ETPD)、テトラキス(3−メチルフェニル)−N,N,N’,N’−2,5−フェニレンジアミン(PDA)、a−フェニル4−N,N−ジフェニルアミノスチレン(TPS)、p(ジエチルアミノ)ベンズアルデヒドジフェニルヒドラゾン(DEH)、トリフェニルアミン(TPA)、ビス[4(N,N−ジエチルアミノ)−2−メチルフェニル](4−メチルフェニル)メタン(MPMP)、1フェニル−3−[p−(ジエチルアミノ)スチリル]−5−[p−(ジエチルアミノ)フェニル]ピラゾリン(PPRまたはDEASP)、1,2trans−ビス(9H−カルバゾール−9−イル)シクロブタン(DCZB)、N,N,N’,N’テトラキス(4−メチルフェニル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン(TTB)、および銅フタロシアニンなどのポルフィリン系化合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。有用なホール輸送ポリマーとしては、ポリビニルカルバゾール、(フェニルメチル)ポリシラン、およびポリアニリンが挙げられるが、これらに限定されるものではない。伝導性ポリマーは、有用な種類の1つである。前述のようなホール輸送部分を、ポリスチレンおよびポリカーボネートなどのポリマー中にドープすることによって、ホール輸送ポリマーを得ることもできる。
有機層130は、緩衝層120が存在する場合にはその上に堆積することができるし、第1の電気接触層110の上に堆積することもできる。ある実施形態においては、有機層130は、種々の成分を含む多数の別個の層であってよい。デバイスの用途に依存するが、有機層130は、電圧を適用することによって励起する発光層(発光ダイオードまたは発光電気化学セル中など)、あるいは放射エネルギーに応答し、バイアス電圧を使用しまたは使用せずに信号を発生する材料の層(光検出器中など)であってよい。
デバイス中の他の層は、そのような層が果たすべき機能を考慮することによってそのような層に有用であることが知られているあらゆる材料でできていてよい。
あらゆる有機エレクトロルミネッセンス(「EL」)材料を、光活性材料(たとえば、層130中)として使用することができる。このような材料としては、蛍光染料、小分子有機蛍光化合物、蛍光性およびリン光性の金属錯体、共役ポリマー、ならびにそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。蛍光染料の例としては、ピレン、ペリレン、ルブレン、それらの誘導体、およびそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。金属錯体の例としては、トリス(8−ヒドロキシキノラト)アルミニウム(Alq3)などの金属キレート化オキシノイド化合物;ペトロフ(Petrov)らの(特許文献1)に開示されるようなフェニルピリジン、フェニルキノリン、またはフェニルピリミジンの配位子を有するイリジウム錯体などの、シクロメタレート化されたイリジウムおよび白金のエレクトロルミネッセンス化合物、ならびに、たとえば、米国特許公報(特許文献2)、(特許文献3)、(特許文献4)、および(特許文献5)に記載されるような有機金属錯体;ならびにそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。電荷キャリアホスト材料と金属錯体とを含むエレクトロルミネッセンス発光層が、トンプソン(Thompson)らにより米国特許公報(特許文献6)に、ならびにバローズ(Burrows)およびトンプソン(Thompson)により(特許文献7)および(特許文献8)に記載されている。共役ポリマーの例としては、ポリ(フェニレンビニレン)、ポリフルオレン、ポリ(スピロビフルオレン)、ポリチオフェン、ポリ(p−フェニレン)、それらのコポリマー、およびそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明のデバイスの一実施形態においては、光活性材料が有機金属錯体であってよい。別の実施形態においては、光活性材料が、イリジウムまたは白金のシクロメタレート化錯体である。他の有用な光活性材料を使用することもできる。フェニルピリジン、フェニルキノリン、またはフェニルピリミジンの配位子を有するイリジウム錯体が、エレクトロルミネッセンス化合物としてペトロフ(Petrov)らの(特許文献1)に開示されている。他の有機金属錯体が、たとえば、米国特許公報(特許文献2)、(特許文献3)、(特許文献4)、および(特許文献5)に記載されている。イリジウムの金属錯体でドープしたポリビニルカルバゾール(PVK)の活性層を有するエレクトロルミネッセンスデバイスが、バローズ(Burrows)およびトンプソン(Thompson)により(特許文献7)および(特許文献8)に記載されている。電荷キャリアホスト材料とリン光性白金錯体とを含むエレクトロルミネッセンス発光層が、米国特許公報トンプソン(Thompson)らにより(特許文献6)、(非特許文献3)、および(非特許文献4)に記載されている。
有機層130の上には、第2の電気接触層160が堆積される。説明のため、層160はカソード層である。
カソード層は、線としてまたは薄膜として堆積することができる。カソードは、アノードよりも低い仕事関数を有するあらゆる金属または非金属であってよい。カソードの代表的材料としては、アルカリ金属、特にリチウム、2族(アルカリ土類)金属、12族金属、たとえば希土類元素およびランタニド、ならびにアクチニドを挙げることができる。アルミニウム、インジウム、カルシウム、バリウム、サマリウム、およびマグネシウム、ならびにそれらの組み合わせなどの材料を使用することができる。系の動作電圧を下げるために、LiFおよびLi2Oなどのリチウム含有化合物およびその他の化合物を、有機層とカソード層との間に堆積することもできる。
電子輸送層140または電子注入層150は、場合によりカソードに隣接して配置され、カソードは「電子注入接触層」と呼ばれることもある。
水および酸素などの望ましくない成分がデバイス100内に入るのを防止するために、接触層160の上に封入層170が堆積される。このような成分は、有機層130に対して悪影響を及ぼすことがある。一実施形態においては、封入層170は、障壁層またはフィルムである。
図示していないが、デバイス100は追加の層を含むことができることを理解されたい。たとえば、層の正電荷輸送および/またはバンドギャップの整合性を促進するため、または保護層として機能させるために、アノード110とホール輸送層120との間に層(図示せず)が存在してもよい。当技術分野またはその他の分野で知られている他の層を使用することもできる。さらに、上述のいずれかの層は、2つ以上の副層を含むことができるし、層状構造を形成することもできる。あるいは、アノード層110ホール輸送層120、電子輸送層140および150、カソード層160、ならびにその他の層の一部またはすべて、電荷キャリア輸送効率またはデバイスの他の物理的性質を改善するための処理、特に表面処理を行うことができる。それぞれの構成要素層の材料の選択は、好ましくは、デバイスの稼働寿命を考慮した高いデバイス効率、製造時間、および複雑な要因、ならびに当業者によって認識されているその他の重要事項を有するデバイスを提供するための複数の目標のバランスを取るように決定される。最適な構成要素、構成要素の構成、および組成の決定は、当業者の日常業務であることを理解されたい。
一実施形態においては、本発明の種々の層は、以下の範囲の厚さを有する:アノード110、500−5000Å、一実施形態においては1000〜2000Å;ホール輸送層120、50〜2000Å、一実施形態においては200〜1000Å;光活性層130、10〜2000Å、一実施形態においては100〜1000Å;層140および150、50〜2000Å、一実施形態においては100〜1000Å;カソード160、200〜10000Å、一実施形態においては300〜5000Å。デバイス中の電子−ホール再結合領域の位置、したがってデバイスの発光スペクトルは、各層の相対厚さの影響を受けることがある。たとえば、電子−ホール再結合ゾーンが発光層中に存在するように、電子輸送層の厚さを選択すべきである。層の厚さの望ましい比は、使用される材料の厳密な性質に依存する。
動作中、適切な電源(図示せず)からの電圧がデバイス100に印加される。それによって、デバイス100の層に電流が流れる。電子が有機ポリマー層に入り、フォトンを放出する。アクティブマトリックスOLEDディスプレイと呼ばれる一部のOLEDでは、光活性有機フィルムの個別の堆積物が、電流の流れによって独立して励起し、それによって個別のピクセルが発光することができる。パッシブマトリックスOLEDディスプレイと呼ばれる一部のOLEDでは、光活性有機フィルムの堆積物は、電気接触層の行および列によって励起させることができる。
デバイスは、種々の技術を使用して作製することができる。このようなものとしては、非限定的な例として、気相堆積技術および液相堆積が挙げられる。デバイスは、後に組み合わせることでデバイスを形成することが可能な分離した複数の製品に組み立てることもできる。
(定義)
「a」または「an」の使用は、本発明の要素および成分を記述するために使用される。これは、単に便宜上のものであり、本発明の一般的意味を示すために使用される。この記述は、1つまたは少なくとも1つを含むものと読むべきであり、特に明記しない限り単数形は、複数形も包含するものとする。
層または材料について言及される場合、用語「活性」は、電子的または電気放射的(electro−radiative)性質を示す層または材料を意味することを意図している。活性層材料は、放射線を受けた場合に、放射線を放出する場合もあるし、電子−ホール対の濃度変化を示す場合もある。したがって、用語「活性材料」は、デバイスの動作を電子的に促進する材料を意味する。活性材料の例としては、限定するものではないが、電荷を伝導、注入、輸送、またはブロックする材料が挙げられ、この電荷は電子またはホールのいずれであってもよい。不活性材料の例としては、平坦化材料、絶縁材料、および環境障壁材料が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本明細書において使用される場合、用語「含んでなる」(comprises)、「含んでなること」(comprising)、「含む」(includes)、「含むこと」(including)、「有する」(has)、「有すること」(having)、またはそれらの他のあらゆる変形は、非排他的な包含を扱うことを意図している。たとえば、ある一連の要素を含むプロセス、方法、物品、または装置は、それらの要素にのみに必ずしも限定されるわけではなく、そのようなプロセス、方法、物品、または装置に関して明示されず固有のものでもない他の要素を含むことができる。さらに、反対の意味で明記されない限り、「または」(or)は、包含的な「または」(or)を意味するのであって、排他的な「または」(or)を意味するのではない。たとえば、条件AまたはBが満たされるのは、Aが真であり(または存在する)Bが偽である(または存在しない)、Aが偽であり(または存在しない)Bが真である(または存在する)、およびAおよびBの両方が真である(または存在する)のいずれか1つによってである。
用語「層」は、用語「フィルム」と交換可能に使用され、希望する領域を覆うコーティングを意味する。この領域は、デバイス全体または実際の画像表示などの特定の機能性領域までの大きさであってもよいし、あるいは1つのサブピクセルの小ささであってもよい。フィルムは、気相堆積および液相堆積などのあらゆる従来の堆積技術によって形成することができる。液相堆積技術としては、スピンコーティング、グラビアコーティング、カーテンコーティング、浸漬コーティング、スロットダイコーティング、スプレーコーティング、および連続ノズルコーティングなどの連続堆積技術;ならびにインクジェット印刷、グラビア印刷、およびスクリーン印刷などの不連続堆積技術が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
用語「有機電子デバイス」は、1つまたは複数の半導体の層または材料を含むデバイスを意味することを意図している。有機電子デバイスとしては:(1)電気エネルギーを放射線に変換するデバイス(たとえば、発光ダイオード、発光ダイオードディスプレイ、ダイオードレーザー、または照明パネル)、(2)電子的過程を介して信号を検出するデバイス(たとえば、光検出器 光導電セル、フォトレジスタ、フォトスイッチ、フォトトランジスタ、光電管、赤外線(「IR」)検出器、またはバイオセンサー)、(3)放射線を電気エネルギーに変換するデバイス(たとえば、光起電性デバイスまたは太陽電池)、および(4)1つまたは複数の有機半導体層(たとえば、トランジスタまたはダイオード)を含む1つまたは複数の電子部品を含むデバイスが挙げられるが、これらに限定されるものではない。デバイスという用語は、記憶デバイス、帯電防止フィルム、バイオセンサー、エレクトロクロミックデバイス、固体電解コンデンサ、充電式電池などのエネルギー蓄積デバイス、および電磁遮蔽用途のためのコーティング材料も含んでいる。
用語「基体」は、剛性または可撓性のいずれであってもよく、1つまたは複数の材料の1つまたは複数の層を含むことができる工作物を意味することを意図しており、このような材料としては、ガラス、ポリマー、金属、またはセラミック材料、あるいはそれらの組み合わせを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
本明細書において説明される場合、モノマーから誘導されるモノマー単位は、重合性基が重合するときに形成される単位を意味する。たとえば、重合性基がビニル基である場合、
Figure 2008527086
から誘導される繰り返し単位を有するポリマーは、
Figure 2008527086
の繰り返し単位を有する。
用語「反応性基」は、初期ポリマー鎖のさらなる重合または架橋を引き起こす反応が可能である基を意味することを意図している。
特に定義しない限り、本明細書において使用されるすべての技術的および科学的な用語は、本発明が属する当業者によって一般に理解されているものと同じ意味を有する。本明細書に記載されているものと類似または同等の方法および材料を使用して、本発明の実施形態の実施または試験が可能であるが、好適な方法および材料については以下に説明する。本明細書において言及されるあらゆる刊行物、特許出願、特許、およびその他の参考文献は、特に明記しない限り、それらの記載内容全体が参照により援用される。抵触の場合には、定義を含めた本明細書が調整される。さらに、本発明の材料、方法、および実施例は単に説明的なものであって、限定を意味するものではない。
本明細書に記載されていない程度の、具体的な材料、処理行為、および回路に関する多くの詳細は従来通りであり、それらについては、有機発光ダイオードディスプレイ、光検出器、光電池、および半導体要素の技術分野の教科書およびその他の情報源中に見ることができる。
本明細書に記載される概念を以下の実施例でより詳細に説明するが、これらの実施例は、特許請求の範囲に記載される本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1)
Pd2(dba)3(1.48g、1.61mmol)と2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル(1.36g、3.87mmol)とのTHF(30mL)中の懸濁液を30分間撹拌する。これに、THF(70mL)中の、4−ブロモ−4’−ヒドロキシビフェニル(8.04g、32.3mmol)、N,N’−ジフェニルベンジジン(22.1g、65.6mmol)、およびLiN(Si(Me)32(11.89g、71.0mmol)を加え、化合物1に完全に転化するまで、得られた混合物を還流する。室温まで冷却した後、1MのHCl(約100mL)を加え、10分間撹拌した後、飽和NaHCO3溶液を使用して中和させる。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させる。蒸発させた後、クロマトグラフィーによって生成物1を精製する。
Figure 2008527086
(実施例2)
(化合物2の合成)
化合物1(1.00g、1.48mmol)をCH2Cl2中に溶解させ、臭化シアノゲン(0.4g)と混合する。得られた混合物を冷却(−20℃)した後、Et3N(0.45g)のCH2Cl2溶液を加える。次に、この混合物を室温までゆっくり温める。1MのHClを加えた後、有機層を分離し、MgSO4上で乾燥させる。溶媒を除去し、クロマトグラフィーを使用して精製すると、化合物2が得られる。
(実施例3a 4−ビニル−トリフェニルアミンおよび3−ビニルベンズアルデヒドのコポリマー)
2g(0.0072モル)の4−ビニル−トリフェニルアミンおよび0.18gの3−ビニルベンズアルデヒド(0.0014モル)を採取し、グローブボックス中窒素下で7mLのトルエン中に溶解させる。20mgのAIBNを加え、70℃で終夜加熱撹拌する。この淡黄色溶液を採取し、撹拌しながら25mLのメタノール中に素早く注ぐ。得られた白色粘着性固形分を濾取し、白色粉末になるまで吸引乾燥する。塩化メチレン中に再溶解し、撹拌しながらこの溶液にヘキサンを加えて、白色固形分を再沈殿させる。濾過によって、回収し、再び白色固形分になるまで吸引乾燥する。メタノールおよびヘキサンで洗浄する。
塩化メチレン中の1−H NMRは、9.8ppmにおけるピークによって判断されるように、アルデヒドが十分に組み込まれていることがよく分かる。
Figure 2008527086
Figure 2008527086
(実施例3b アルデヒド基をビニル基に変化させることによる、コポリマー1aの架橋性種への転化)
0.356gの臭化メチルトリフェニルホスホニウムを2mLのTHF中に溶解させ、冷却しながら0.096gのナトリウムt−ブトキシドを加える。30分間撹拌した後、1.22gのポリマー1aを加えると、その溶液はオレンジ色に変化し、温度が上昇する。室温で5時間撹拌した後、室温で終夜静置する。窒素気流中で蒸発させた後、ヘキサンおよびメタノールで洗浄し、塩化メチレンで抽出する。セライトで濾過すると、淡黄色溶液が得られ、これを蒸発させ、メタノールを加えて沈殿させて、粉末状白色固形分(約700mg回収)を得た。1−H NMRより、アルデヒドが消失し、ビニルプロトンが現れたことがはっきり分かる。
Figure 2008527086
Figure 2008527086
ポリマー3bのDSCから、Tgが約136℃であり、約240℃において発熱することが分かった。得られる薄膜は薄いクリーム色であり、トルエンおよび塩化メチレンに対してほぼ不溶性である。
(実施例4a N−(3−ビニルフェニル),N−(1−ナフチル)−アニリン、および3−ビニルベンズアルデヒドのコポリマー)
5gのN−(3−ビニルフェニル),N−(1−ナフチル)−アニリン(15.5mM)および1.25gの3−ビニルベンズアルデヒド(9.5mM)を採取し、窒素を充填したグローブボックスに入れた褐色瓶中の3mLのクロロベンゼンに溶解させる。20mgのAIBNを加え、撹拌しながら70℃まで加熱する。終夜加熱撹拌する。瓶の内容物は濃厚な透明液体になる。窒素グローブボックスから取り出し、メタノールを加えると、粉末状の白色固形分が沈殿する。メタノールを濾過し、固形分を塩化メチレン中に溶解させると、透明で濃厚な液体となる。撹拌しながらヘキサンを加えると、白色固形分が再沈殿する。濾過によって回収し、窒素気流中で乾燥させる。
塩化メチレン中の1−H NMRから、この生成物は、多量のクロロベンゼン、ならびにメタノール、トルエン、およびヘキサンを依然として含有することが分かるが、その他の点においてはビニルは全く残留せず、およびほぼ正確なアルデヒド(30:1プロトン比)が分かり、これは38%の架橋密度となる。
Figure 2008527086
(実施例4b アルデヒド基をビニル基に変化させることによる、ポリマー4aの架橋性種への転化)
4gの臭化メチルトリフェニルホスホニウムを25mLのTHF中に溶解させ、冷却しながら1.1gのナトリウムt−ブトキシドを加える。30分間撹拌した後、THF中の5gのポリマー2aを加えると、非常に薄いオレンジがかった赤色に変化し、温度が上昇する。室温で5時間撹拌した後、室温で終夜静置する。窒素気流中で蒸発させた後、水で洗浄し、続いてメタノールで洗浄すると、粉末状の白色固形分が得られる。フリット上に回収し、メタノールおよびヘキサンで十分洗浄した後、吸引乾燥させる。塩化メチレン中に再溶解させ、ショートシリカゲルプラグで濾過する。蒸発させ、メタノールおよびヘキサンで十分洗浄して、白色粉末を単離させる。吸引乾燥し、塩化メチレン中に再溶解させ、シリカ上のクロマトグラフを塩化メチレンで溶離させて、微量のリン含有不純物を除去する。1−H NMR信号の積分値から、ポリマー中のモノマー比がほぼ正確に2.2:1のトリアリールアミン:ビニルであり、アルデヒド官能性が残留していないことが分かる。
Figure 2008527086
ポリマー4bのDSCから、Tgが約134℃であり、約220℃において架橋性の発熱が起こることが分かった。得られる薄膜は薄いクリーム色であり、トルエンおよび塩化メチレンに対してほぼ不溶性である。
(実施例5)
(以下のモノマーの合成)
Figure 2008527086
フェニル(1−ナフチル)アミン(10g、45.0mmol)、3−ブロモスチレン(9.2g、50.0mmol)、NaOtBu(5.1g、55.0mmol)、Pd2(dba)3(0.300g、0.33mmol)、およびP(tBu)3(0.150g、0.74mmol)の混合物を、トルエン(80mL)中、窒素下で20時間撹拌した。得られた溶液をジエチルエーテルで希釈し、セライトおよびシリカで濾過した。溶媒を蒸発させると、暗褐色粘稠材料が得られ、これをシリカ上のクロマトグラフィー(ヘキサン)によって精製すると、所望の生成物が白色固形分(9.8g、67%)として得られた。この生成物の1H NMRを以下に示す。
Figure 2008527086
(実施例6)
(以下のモノマーの合成)
Figure 2008527086
ジフェニルアミン(4.6g、27.0mmol)、3−ブロモスチレン(5.0g、27.0mmol)、NaOtBu(3.0g、38.0mmol)、Pd2(dba)3(0.300g、0.33mmol)、およびP(tBu)3(0.150g、0.74mmol)の混合物をトルエン(80mL)中、窒素下で20時間撹拌した。得られた溶液をジエチルエーテルで希釈し、セライトおよびシリカで濾過した。溶媒を蒸発させると、暗褐色粘稠材料が得られ、これをシリカ上のクロマトグラフィー(ヘキサン)によって精製すると、所望の生成物が白色固形分(4.25g、65%の収率)として得られた。この生成物の1H NMRを以下に示す。
Figure 2008527086
(実施例7)
(以下のモノマーの合成)
Figure 2008527086
K2CO3(8.20g、15.4mmol)のH2O(100mL)中の脱気した溶液を、(4−ブロモフェニル)ジフェニルアミン(5.00g、1.54mmol)、4−(ビニル)フェニルボロン酸(3.53g、18.2mmol)、およびPd(PPh3)4(0.89g、0.77mmol)のモノグライム(100mL)中の混合物に加えた後、80Cで終夜加熱した。冷却した後、その混合物をジエチルエーテルで希釈し、1MのHCl(約10mL)を加えた。NaHCO3の飽和溶液を使用して中和した後、その有機層を分離し、MgSO4上で乾燥させた。溶媒を蒸発させると、黄色固形分が得られ、これをシリカ上のクロマトグラフィー(ヘキサン)によって精製すると、所望の生成物が白色粉末(2.2g、41%)として得られた。この生成物の1H NMRを以下に示す。
Figure 2008527086
(実施例8)
(以下のモノマーの合成)
Figure 2008527086
N,N’−ジ(1−ナフチル)ベンジジン(2.16g、4.9mmol)、4−ブロモ−1,1’−ビフェニル−4’−(p,m−ビニル)ベンジル(3.8g、10mmol)、NaOtBu(1.15g、12mmol)、Pd2(dba)3(0.300g、0.33mmol)、およびP(tBu)3(0.150g、0.74mmol)の混合物を、トルエン(30mL)中、窒素下で20時間撹拌した。得られた溶液をジエチルエーテルで希釈し、セライトおよびシリカで濾過した。溶媒を蒸発させると、暗褐色粘稠材料が得られた。ヘキサンを加えると黄色粉末が生成し、これを濾過によって単離した。CH2Cl2/ヘキサンからさらに精製すると、所望の生成物(1.63g、33%)が得られた。この生成物の1H NMRを以下に示す。
Figure 2008527086
(実施例9)
(以下のモノマーの合成)
Figure 2008527086
化合物6Aの合成:1−ナフチルアミン(5.00g、34.9mmol)、4−ブロモ−スチレン(4.6g、25.1mmol)、NaOtBu(2.55g、27.4mmol)、Pd2(dba)3(0.300g、0.33mmol)、およびP(tBu)3(0.150g、0.74mmol)の混合物をトルエン(30mL)中、窒素下で20時間撹拌した。得られた溶液をジエチルエーテルで希釈し、セライトおよびシリカで濾過した。溶媒を蒸発させると、暗褐色粘稠材料が得られた。ヘキサンを加えると黄色粉末が生成し、これを濾過によって単離した。CH2Cl2/ヘキサンからさらに精製すると、所望の生成物が白色粉末(0.9g、10%)として得られた。
p−(N−1−ナフチル−N’−4−パーフルオロビニルオキシフェニル)アミノスチレン(6B)の合成:6A(1.07g、4.36mmol)、1−ブロモ−4−トリフルオロビニルオキシベンゼン(1.38g、5.45mmol)、(tBu3P)2Pd(56mg、0.11mmol)、およびナトリウムt−ブトキシド(0.42g、4.4mmol)の混合物を、トルエン(9mL)中、N2パージしたグローブボックス中で16時間撹拌する。得られた混合物をジエチルエーテル(90mL)で希釈し、セライト(Celite)(登録商標)で濾過する。その溶液をロータリーエバポレーター上で濃縮し、暗褐色油が得られるまで高真空下で乾燥させる。その生成物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;12:1のヘキサン/CH2Cl2)によって精製すると、透明油(1.4g、77%)が得られる。1H NMR(500MHz、CDCl3、TMS)スペクトルは所望の生成物と一致した。
(実施例10)
(N−(4−ビニルフェニル),N−(1−ナフチル)(4−パーフルオロビニルオキシアニリン)、およびN−(3−ビニルフェニル),N−(1−ナフチル)アニリンのコポリマー)
上述の1.35gのモノマー6b、および実施例5で得た2.6gのモノマーを採取し、窒素を充填したグローブボックスに入れた褐色瓶中の3mLのトルエンに溶解させる。20mgのAIBNを加え、その混合物を70℃で撹拌した。この混合物を終夜加熱撹拌した。翌日、瓶の内容物は濃厚な透明液体となった。この瓶をグローブボックスから取り出し、メタノールを加えると、濃厚でねばねばした白色固形分が沈殿した。メタノールをデカンテーションして、残留した白色ペーストを塩化メチレン中に溶解させると、透明で濃厚な液体となった。ヘキサンを加えると、白色ペーストが再び沈殿し、溶媒のデカンテーションによってこれを回収し、窒素気流中で乾燥させた。メタノールを加えることによってトルエンから最終的に再沈殿させると、粉末状で薄位クリーム色のポリマー生成物が得られた。
19−Fおよび1−HのNMRスペクトルは、少量の未反応ビニルモノマーおよびトルエン溶媒を含有する期待の生成物と一致している。
Figure 2008527086
Figure 2008527086
(実施例11)
(p−(N−1−ナフチル−N’−4−パーフルオロビニルオキシフェニル)アミノスチレンのポリマー)
Figure 2008527086
2パージしたグローブボックス中で、25mLのシュレンク(Schlenk)管に、6B(0.52g、1.3mmol)、AIBN(5.5mg、1.0重量%)、およびトルエン(0.6g)の混合物を投入する。この溶液を、加熱アルミニウムブロック中で84℃に23時間加熱し、室温まで冷却する。得られたポリマー溶液をトルエン(10mL)で希釈し、アセトン:MeOH(1:1、125mL)から一度沈殿させた後、THF(2mL)中に再溶解させ、MeOH(75mL)中で沈殿させる。高真空下で乾燥させた後、所望のポリマーがクリーム色固形分(370mg、71.0%)として得られる。得られたポリマーの分子量を、サイズ排除クロマトグラフィー(THF、ポリスチレン標準物質に対する値)で測定すると、Mw=31,800;Mn=8,600、およびMw/Mn=3.70となる。1H NMR(500MHz、CDCl3、TMS)スペクトルは、所望の生成物と一致した。
以上の本明細書において、特定の実施形態を参照しながら本発明の概念を説明してきた。しかし、当業者には理解できるように、特許請求の範囲に記載される本発明の範囲から逸脱しない種々の修正および変形を行うことができる。したがって、本明細書および図面は、限定的ではなく説明的な意義があると見なすべきであり、このようなすべての修正が、本発明の範囲内に含まれることを意図している。
多数の態様および実施形態を以上に説明してきたが、これらは単に例示的で非限定的なものである。本明細書を読めば、本発明の範囲から逸脱しない他の態様および実施形態が実現可能であることが、当業者には分かるであろう。
特定の実施形態に関して、利益、その他の利点、および問題に対する解決法を以上に記載してきた。しかし、これらの利益、利点、問題の解決法、ならびに、なんらかの利益、利点、または解決法を発生させたり、より顕著となったりすることがある、あらゆる特徴が、特許請求の範囲のいずれかまたはすべての重要、必要、または本質的な特徴として構成されるものではない。
明確にするために、別々の実施形態の状況において、本明細書に記載されている特定の複数の特徴は、1つの実施形態の中で組み合わせても提供できることを理解されたい。逆に、簡潔にするため1つの実施形態の状況において説明した種々の特徴も、別々に提供したり、あらゆる副次的な組み合わせで提供したりすることができる。さらに、ある範囲において記載される値への言及は、その範囲内にあるすべての値を含んでいる。
有機電子デバイスの概略図である。

Claims (14)

  1. 以下の式IまたはIIであることを特徴とする化合物。
    Figure 2008527086
    (上式中:
    Qは、存在ごとに独立して、ビニル基、アクリレート基、またはメタクリレート基である)
  2. Qがパラ位にあることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  3. Qがビニル基であることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  4. 請求項1に記載の式IまたはIIの化合物の少なくとも1つから形成される単位を含むことを特徴とするポリマー。
  5. ランダムコポリマー、ブロックコポリマー、グラフトコポリマー、または交互コポリマーであることを特徴とする請求項4に記載のポリマー。
  6. 以下の式IIIを有することを特徴とする請求項4に記載のポリマー。
    Figure 2008527086
  7. 以下の式IVを有することを特徴とする請求項4に記載のポリマー。
    Figure 2008527086
  8. 請求項1に記載の化合物または請求項4に記載のポリマーを含むことを特徴とする組成物。
  9. 請求項4に記載のポリマーを含む活性層を有することを特徴とする有機電子デバイス。
  10. 請求項4に記載のポリマーを含むことを特徴とする、有機電子デバイスの製造に有用な物品。
  11. 以下の式VIであることを特徴とする化合物。
    Figure 2008527086
    上式中:
    1は、存在ごとに同種の場合も異種の場合もあり、H、D、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキレン、ヘテロアリールアルキレン、Cnde、C6fg、アリールアミン、アリールアルキルアミン、アリールエーテル、アルキルエーテル、アリチオエーテル(arythioether)、およびアルキルチオエーテルから選択され;
    2は、存在ごとに同種の場合も異種の場合もあり、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキレン、ヘテロアリールアルキレン、Cnhi、C6jk、アリールアミン、アリールアルキルアミン、アリールエーテル、アルキルエーテル、アリチオエーテル(arythioether)、およびアルキルチオエーテルから選択され;
    隣接するR1および/またはR2は結合して、縮合アルキルまたは芳香族の5員環または6員環を形成することができ;
    aは0または1〜4の整数であり、bは1〜5の整数であり、ここでa+b≦5であり;
    cは0または1〜20の整数であり;
    d、e、f、およびgは整数であり、ここでe+f=2n+1、およびg+h=5であり;
    h、i、j、およびkは整数であり、ここでh+i=2n、およびj+k=4であり;
    nは1〜20の整数であり;
    Zは、反応性基を有する第2の置換基である)
  12. 前記反応性基が、シアネート基、ビニル基、パーフルオロビニルエーテル基、3,4−ベンゾシクロブタン−1−イル基、シロキサン基、またはアルデヒド基であることを特徴とする請求項11に記載の化合物。
  13. 前記反応性基が、さらに反応して重合性基を得ることができる基であることを特徴とする請求項11に記載の化合物。
  14. 以下の式XIV、XV、またはそれらの混合物の化合物から誘導される少なくとも1つのモノマー単位を含むことを特徴とするポリマー。
    Figure 2008527086
    (上式中、xおよびyは1以上の整数である)
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