JP2013501037A - C−metチロシンキナーゼモジュレーターとしての3−ヘテロアリールメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル誘導体 - Google Patents

C−metチロシンキナーゼモジュレーターとしての3−ヘテロアリールメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル誘導体 Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)
Figure 2013501037

〔式中、置換基は明細書に定義する通りである。〕
の化合物およびその塩、特にC−Metチロシンキナーゼ仲介疾患に関連したヒトまたは動物の処置方法における式(I)の化合物の適用;かかる疾患の処置用医薬の製造のための式(I)の化合物の使用;場合により組合せパートナーの存在下に式(I)の化合物を含む医薬組成物;および式(I)の化合物の製造方法に関する。

Description

本発明は、下に記載する式(I)の3−ヘテロアリールメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル誘導体ならびにその塩;特に増殖性疾患に関連したヒトまたは動物の処置方法における式(I)の化合物の適用;かかる疾患の処置用医薬の製造のための式(I)の化合物の使用;場合により組合せパートナーの存在下に式(I)の化合物を含む医薬組成物;および式(I)の化合物の製造方法に関する。
ここでc−Metと呼ぶ肝細胞増殖因子受容体は、種々の悪性腫瘍において過発現しているおよび/または遺伝的に改変されていることが示されている受容体チロシンキナーゼであり、特に、遺伝子増幅および多数のc−Met変異が種々の固形腫瘍で見られる(例えばWO2007/126799参照)。さらに、受容体チロシンキナーゼc−Metは胚形成および組織再生を伴う移動、侵襲および形態形成の過程に関与する。C−metはまた転移の過程にも関与する。c−Metが腫瘍病因に役割を有することを示すいくつかの証拠がある。c−Metの機能獲得型生殖系列変異は、遺伝性乳頭状腎細胞癌(PRCC)の発症に関係する。c−Metの増幅または変異はまた孤発形態のPRCC、頭頚部扁平上皮細胞癌、胃癌、膵臓癌および肺癌でも報告されている。かかる変異はまた、数例(selected instances)で、腫瘍をc−Metに依存性とするおよび/または他の標的療法に耐性とすることが示されている。高レベルのc−Metは、その独特なリガンドHGF/SFと共に、多くの臨床的に関連する腫瘍で高頻度で観察される。発現の増加と、疾患進行、転移および患者死亡率の相関が、膀胱癌、乳癌癌、扁平上皮細胞癌および胃癌ならびに平滑筋肉腫および神経膠芽腫を含む数種の癌で報告されている。
WO2008/008539は、HGF仲介疾患の処置に有用なある種の縮合ヘテロ環誘導体を開示する。WO2007/013673は、免疫抑制剤として有用なLck阻害剤としての縮合ヘテロ環誘導体を開示する。EP0490587は、アンギオテンシンIIアンタゴニストとして有用なある種のピラゾロピリミジン類を開示する。
それ故に、本発明の目的は、c−Metを調節(特に阻害)するさらなる化合物を提供することである。
本発明により、下に記載する式(I)の化合物が有利な薬理学的特性を有し、例えばc−Metを阻害することが判明した。下に記載する式(I)の化合物は、好ましくは溶解性が改善し、/またはチトクロムP450阻害が減少し、それ故に薬物−薬物相互作用に至る可能性が低い。それ故、式(I)の化合物は、例えば、c−Met活性に依存する疾患、特に固形腫瘍またはそれからの転移の処置に使用するのに適する。c−Met阻害を介して、本発明の化合物はまた、例えば感染が原因の、例えば炎症状態の処置のための抗炎症剤としても有用である可能性がある。
本発明は式(I)
Figure 2013501037
〔式中、
およびRは、それらが結合している窒素と一体となって、RおよびRが結合している1個の環N原子と、場合により1個のさらなる環N原子を含む6員または7員飽和単環基を形成し、ここで、該単環基は、非置換であるか、またはC−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル、ハロ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、ホルミル、アミノ−カルボニル、アミノ−C−C−アルキル−カルボニル、ハロ−C−C−アルキルカルボニル、ハロ−C−C−アルコキシカルボニル、フェニル、ピリジル、オキソから独立して選択される置換基で1個以上置換されており;
は水素、ヒドロキシ、ハロゲンまたはC−C−アルキルであり;
は水素、ハロゲンまたはC−C−アルキルであり;
はインダゾリルまたはキノリニルであり、その各々は少なくとも1個のハロゲン原子で置換されている。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩またはN−オキシドを提供する。
次の一般的定義を、特にことわらない限り本明細書において適用するものとする:
“本発明の化合物”、または“本発明の化合物群”、または“1個の本発明の化合物”は、ここに記載する1個または複数個の式(I)の化合物を意味する。
ここで使用する用語“含む”、“包含する”および“含有する”は、その開放的、非限定的意味で使用する。
複数表現(例えば化合物群、塩類)が使用されているとき、これはまた単数(例えば1個の化合物、1個の塩)を含む。“1個の化合物”は(例えば医薬製剤において)1個を超える式(I)の化合物(またはその塩)が存在することを除外しない。
“処置”は、疾患、障害または状態の予防的(防止的)および治療的処置ならびに進行遅延を含む。
ハロゲン(またはハロ)はフッ素、臭素、塩素またはヨウ素、特にフッ素または塩素、特にフッ素を意味する。ハロゲンで置換されたアルキル(ハロゲンアルキルまたはハロアルキル)のようなハロゲン置換された基および部分は単、多または過ハロゲン化され得る。
1個を超える炭素原子を有する任意の非環状炭素含有基または部分は直鎖または分枝鎖である。
“アルキル”は、直鎖または分枝鎖アルキル基を意味する。例えば、C−Cアルキルは、1個(1個を含む)から7個(7個を含む)までの炭素原子を有するアルキルであり、メチル、エチル、n−またはイソ−プロピル、n−、イソ−、sec−またはtert−ブチル、n−ペンチル、ネオ−ペンチル、n−ヘキシルおよびn−ヘプチルを含み、特に好ましいのはメチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチルおよびイソ−ブチルである。C−Cアルキルが好ましい。アルキルは置換されていなくても、置換されていてもよい。例示的置換基はヒドロキシル、アルコキシ、ハロゲンおよびアミノを含み、これらに限定されない。置換アルキルの例はトリフルオロ−メチルである。
“ハロ−C−C−アルキル”、“アミノ−C−C−アルキル”、“C−C−アルキルカルボニル”、“C−C−アルコキシカルボニル”、“アミノ−カルボニル”、“アミノ−C−C−アルキル−カルボニル”、“ハロ−C−C−アルキルカルボニル”、“ハロ−C−C−アルコキシカルボニル”のような他の基のアルキル部分は、上に記載した“アルキル”の定義と同じ意味を有するべきである。
“C−C12−シクロアルキル”は、炭素環あたり3〜12個の環原子を有する、飽和または部分的に飽和の、単環式、縮合多環式またはスピロ他環式の炭素環を意味する。シクロアルキル基の説明的例は、次の部分を含む:シクロプロピル、シクロブチル、シクロ(cycl)ペンチルおよびシクロ(cylclo)ヘキシル。シクロアルキルは置換されていなくても、置換されていてもよい;例示的置換基はアルキルの定義に記載する。C−C−シクロアルキル、例えばシクロプロピルが好ましい。
本発明は、以下の用語の定義および最後の実施例を参照してより完全に認識されるであろう。ここで使用する用語“含む”、“包含する”および“含有する”は、その開放的、非限定的意味で使用する。
およびRは好ましくはそれらが結合している窒素と一体となって、RおよびRが結合している1個の環N原子と、場合により1個のさらなる環N原子を含む6員または7員飽和単環基を形成する
およびRとそれらが結合している窒素から形成され、1このさらなる環Nを含む基の例は、ピペラジン(特にピペラジン−4−イル)およびジアゼパン(特に1,4−ジアゼパン、例えば1,4−ジアゼパン−4−イル)を含む(しかし、これらに限定されない)。
置換されているとき、RおよびRから形成される単環基は好ましくはC−C−アルキル、C−C12−シクロ−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、ホルミル、アミノ−カルボニル、ハロ−C−C−アルキルカルボニル、フェニル、ピリジル、オキソから独立して選択される1個、2個または3個の置換基で置換されている。好ましくは、該置換基はC−C−アルキル、C−C−シクロ−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、ホルミル、アミノ−カルボニル、ハロ−C−C−アルキルカルボニル、フェニル、ピリジル、オキソから成る群から独立して選択される。特に好ましいのはメチル、シクロプロピル、メチルカルボニル、ホルミル、メトキシカルボニル、アミノカルボニル、トリフルオロメチルカルボニル、フェニル、ピリジルおよびオキソから選択される置換基である。
およびRから形成される単環基がその環炭素原子で置換されているとき、好ましい置換基はC−C−アルキル(より好ましくはC−C−アルキル、最も好ましくはメチル)および/またはオキソ(=O)を含む。この点において、好ましくは、1個、2個または3個の環炭素原子、最も好ましくは2個の環炭素原子が置換されている。
好ましくは、該1個のさらなる環Nが置換されているとき、好ましい置換基はC−C−アルキル、C−C12−シクロ−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、ホルミル、アミノ−カルボニル、ハロ−C−C−アルキルカルボニル、フェニル、ピリジルから成る群から選択される。好ましくは、該置換基は独立してC−C−アルキル、C−C−シクロ−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、ホルミル、アミノ−カルボニル、ハロ−C−C−アルキルカルボニル、フェニル、ピリジルからなる群から選択される。特に好ましいのはメチル、シクロプロピル、メチルカルボニル、ホルミル、メトキシカルボニル、アミノカルボニル、トリフルオロメチルカルボニル、フェニル、ピリジルから選択される置換基である。
本発明の一態様において、RおよびRはそれらが結合している窒素と一体となって基:
Figure 2013501037
〔式中、
点線は存在しないか(すなわちピペラジン環を形成する)または単結合(すなわちジアゼパン環を形成する)であり;
nは0または1であり(すなわちオキソ基は存在するか、または存在しない);
は水素またはC−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル、ハロ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、ホルミル、アミノ−カルボニル、アミノ−C−C−アルキル−カルボニル、ハロ−C−C−アルキルカルボニル、ハロ−C−C−アルコキシカルボニル、フェニル、ピリジルから選択される基であり;
各Rは独立して水素、非置換C−C−アルキルまたは置換C−C−アルキル(例えばハロ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル)から選択される。〕
を形成し;
およびRは、それらが結合する窒素と一体となって、非常に好ましくは1−メチル−ピペラジン−4−イル−2−オン、ピペラジン−4−イル−2−オン、ピペラジン−1−イル、4−メチル−ピペラジン−1−イル、1−(4−ピペラジン−1−イル)−エタノン、ピペラジン−4−イル−1−カルボアルデヒド、ピペラジン−4−イル−1−カルボン酸メチルエステル、ピペラジン−4−イル−1−カルボン酸アミド、1−(4−ピペラジン−1−イル)−2,2,2−トリフルオロ−エタノン、3−メチル−ピペラジン−4−イル−2−オン、[1,4]ジアゼパン−1−イル−5−オン、1−シクロペンチルピペラジン−4−イル−2−オン、1,3−ジメチルピペラジン−4−イル−2−オン、1−フェニルピペラジン−4−イル−2−オン、5−メチルピペラジン−4−イル−2−オン、6−メチルピペラジン−4−イル−2−オンまたは1−(ピリジン−2−イル)ピペラジン−4−イル−2−オンである。
は好ましくは水素またはC−C−アルキル、より好ましくは水素またはC−C−アルキル、最も好ましくは水素またはメチルである。
は好ましくは水素またはC−C−アルキル、より好ましくは水素またはC−C−アルキル、最も好ましくは水素またはメチルである。
好ましくは、RおよびRの少なくとも一方が水素である。
最も好ましくは、RおよびRの一方が水素であり、他方がC−C−アルキル、特にメチルであり、それらが結合している炭素原子の好ましい立体化学はS−であり、式(I)の化合物のS−エナンチオマーがそれ故好ましい。
好ましくはRは、少なくとも1個のハロ置換基、好ましくは少なくとも1個のフルオロ置換基で置換されたインダゾリルまたはキノリニルである。
好ましくはRは、1個または2個のフルオロ置換基、最も好ましくは2個のフルオロ置換基で置換されたインダゾリルまたはキノリニルである。
本発明の特定の態様において、Rは6位をフルオロ置換基で、かつ場合により4位をフルオロ置換基で置換された1−メチル−インダゾール−5−イル、すなわち1−メチル−6−フルオロ−インダゾール−5−イルまたは1−メチル−4−フルオロ−6−フルオロ−インダゾール−5−イルであるか;または
は、7位を場合によりフルオロ置換基で、かつ場合により5位をフルオロ置換基で置換されたキノリン−6−イル、すなわち7−フルオロ−キノリン−6−イルまたは7−フルオロ−5−フルオロ−キノリン−6−イルである。
本発明の他の態様において、Rは基Aまたは基B:
Figure 2013501037
〔式中、Rは水素またはハロゲンであり、Rはハロゲンである。〕
により表される。好ましくは、Rは水素またはフルオロであり、Rはフルオロである。
本発明のさらなる態様において、式(I)
Figure 2013501037
〔式中、
およびRは、それらが結合している窒素と一体となって、RおよびRが結合している1個の環N原子と、場合により1個のさらなる環N原子を含む6員または7員飽和単環基を形成し、ここで、該単環基は、非置換であるか、またはC−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル、ハロ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、ホルミル、アミノ−カルボニル、アミノ−C−C−アルキル−カルボニル、ハロ−C−C−アルキルカルボニル、ハロ−C−C−アルコキシカルボニル、フェニル、ピリジル、オキソから独立して選択される置換基で1個以上置換されており;
およびRは両方とも水素であるか;または
は水素であり、Rはメチルであり;
は1−メチル−6−フルオロ−インダゾール−5−イル、1−メチル−4−フルオロ−6−フルオロ−インダゾール−5−イル、7−フルオロ−キノリン−6−イルまたは7−フルオロ−5−フルオロ−キノリン−6−イルである。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩またはN−オキシドが提供される。
この態様において、好ましくはRは7−フルオロ−キノリン−6−イルまたは7−フルオロ−5−フルオロ−キノリン−6−イルである。
この態様において、Rが水素であり、Rがメチルであるとき、それらが結合している炭素原子の好ましい立体化学はS−であり、および式(I)の化合物のS−エナンチオマーがそれ故好ましい。
本発明のさらなる態様において、式(II):
Figure 2013501037
〔式中、
点線は存在しないかまたは単結合であり;
nは0または1であり;
は水素、ヒドロキシ、ハロゲンまたはC−C−アルキルであり;
は水素、ハロゲンまたはC−C−アルキルであり;
は少なくとも1個のハロゲン原子で置換されたインダゾリルまたはキノリニルであり;
は水素またはC−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル、ハロ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、ホルミル、アミノ−カルボニル、アミノ−C−C−アルキル−カルボニル、ハロ−C−C−アルキルカルボニル、ハロ−C−C−アルコキシカルボニル、フェニル、ピリジルから選択される基であり;
各Rは独立して水素、C−C−アルキルまたは置換C−C−アルキル(例えばハロ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル)から選択される。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩またはN−オキシドが提供される。
この態様において、好ましくは式(II)の化合物中、点線は存在せず、それ故にピペラジン部分、すなわち
Figure 2013501037
を提供する。
好ましくは、この態様において、n=1、すなわちオキソ基が存在する。
さらに、この態様において、式(I)に関する他の態様において定義した好ましい置換基もまた式(II)に適用し、特に、好ましくは、
およびRは両方とも水素であるか;または
は水素であり、Rはメチルであり;
は1−メチル−6−フルオロ−インダゾール−5−イル、1−メチル−4−フルオロ−6−フルオロ−インダゾール−5−イル、7−フルオロ−キノリン−6−イルまたは7−フルオロ−5−フルオロ−キノリン−6−イルである。
本発明のさらなる態様は、次の式(I’):
Figure 2013501037
〔式中、
およびRは、それらが結合している窒素と一体となって、RおよびRが結合している1個の環N原子と、場合により1個のさらなる環N原子を含む6員または7員飽和単環基を形成し、ここで、該単環基は、非置換であるか、またはC−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル、ハロ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、ホルミル、アミノ−カルボニル、アミノ−C−C−アルキル−カルボニル、ハロ−C−C−アルキルカルボニル、ハロ−C−C−アルコキシカルボニル、フェニル、ピリジル、オキソから独立して選択される置換基で1個以上置換されており;
は水素またはハロゲンであり;
はハロゲンである。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩またはN−オキシドを含む。
好ましくは、この態様においてRは水素またはフルオロであり、Rはフルオロである。
より好ましくは、この態様においてRはフルオロであり、Rはフルオロである。
さらに、この態様において、基RおよびRは、それらが結合している窒素と一体となって、ここで他の態様に関して記載した形も取り得る。
本発明の種々の態様をここに記載する。各態様に特定されている特性を他に特定されている特性と組み合わせてさらなる態様を提供することは認識される。
式(I)の化合物についての説明はまた式(I’)および(II)の化合物についての説明も含む。
特定の態様において、本発明はここに開示されている実施例化合物から選択される1個以上の化合物、またはその薬学的に許容される塩またはN−オキシドを提供する。
ここに記載されている全ての式は、該構造式ならびにそのある変化形態またはある形態を有する化合物を表すことを意図する。特に、ここに記載する全ての化合物は、不斉中心を有する可能性があり、それ故異なるエナンチオマー形態で存在する。少なくとも1個の不斉炭素原子が式(I)の化合物に存在するならば、かかる化合物は光学活性形態または光学異性体混合物形態、例えばラセミ混合物形態で存在し得る。全ての光学異性体およびラセミ混合物を含むその混合物は本発明の一部である。それ故に、ここに記載する全ての式は、ラセミ体、1種以上のエナンチオマー形態、1種以上のジアステレオマー形態、1種以上のアトロプ異性体形態、およびそれらの混合物を表すことを意図する。さらに、ある構造は、幾何異性体(すなわちcisおよびtrans異性体)、互変異性体、またはアトロプ異性体として存在し得る。
ここで使用する用語“異性体”は、同じ分子式を有するが、原子の配置および構造が異なる別の化合物を意味する。またここで使用する用語“光学異性体”または“立体異性体”は、ある本発明の化合物で存在し得る種々の立体異性体のいずれかを意味し、幾何異性体を含む。置換基が炭素原子のキラル中心に結合し得ると理解される。それ故に、本発明は本化合物のエナンチオマー、ジアステレオマーまたはラセミ体を含む。“エナンチオマー”は、互いに重ね合わない鏡像体である立体異性体の対である。エナンチオマー対の1:1混合物が“ラセミ”混合物である。本用語は、適合であるときラセミ混合物を表すために使用する。“ジアステレオ異性体”は、少なくとも2個の不斉原子を有するが、互いに鏡像ではない立体異性体である。絶対立体化学は、カーン・インゴールド・プレローグR−Sシステムに従い特定する。化合物が純粋エナンチオマーであるとき、各キラル炭素での立体化学はRまたはSのいずれかに特定し得る。絶対配置が未知である分割した化合物は、ナトリウムD線の波長での平面偏光を回転させる方向(右旋性または左旋性)により(+)または(−)に割り当てできる。ここに記載する化合物のいくつかは1個所以上の不斉中心または軸を含み、それ故に、エナンチオマー、ジアステレオマー、および、(R)−または(S)−としての絶対立体化学の点で定義し得る他の立体異性形態を生じ得る。本発明は、ラセミ混合物、光学的に純粋な形態および中間の混合物を含む全ての可能なかかる異性体を包含することを意図する。光学活性(R)−および(S)−異性体は、キラルシントンまたはキラル反応材を使用して製造でき、または慣用法を使用して分割できる。化合物が二重結合を含むならば、置換基はEまたはZ配置であり得る。化合物が二置換シクロアルキルを含むとき、シクロアルキル置換基はcis−またはtrans−配置を有し得る。全ての互変異性体形態もまた包含することを意図する。
本発明の化合物の何らかの不斉原子(例えば、炭素など)は、ラセミまたはエナンチオマー富化された、例えば(R)−、(S)−または(R,S)−配置で、例えばR、RおよびR置換基が結合している炭素原子が不斉炭素原子である場合にここに記載されているように存在できる。ある態様において、各不斉原子は(R)−または(S)−配置において少なくとも50%エナンチオマー過剰、少なくとも60%エナンチオマー過剰、少なくとも70%エナンチオマー過剰、少なくとも80%エナンチオマー過剰、少なくとも90%エナンチオマー過剰、少なくとも95%エナンチオマー過剰、または少なくとも99%エナンチオマー過剰である。好ましくは、R、RおよびR置換基が結合している炭素原子が不斉炭素原子であるとき、(S)−エナンチオマーが上に記載した量で過剰である。
従って、ここで使用する、本発明の化合物は可能な異性体、回転異性体、アトロプ異性体、互変異性体またはそれらの混合物の形の一つ、例えば、実質的に純粋な幾何(cisまたはtrans)異性体、ジアステレオマー、光学異性体(アンチポード)、ラセミ体またはそれらの混合物であり得る。
得られた異性体混合物のいずれも、構成要素の物理化学的差異に基づき、例えば、クロマトグラフィーおよび/または分別結晶により、純粋なまたは実質的に純粋な幾何または光学異性体、ジアステレオマー、ラセミ体に分離できる。
最終生成物または中間体の得られるラセミ体のいずれも、既知の方法により、例えば、光学活性酸または塩基と得たそのジアステレオマー塩を分離し、光学活性酸性または塩基性化合物を遊離することにより、光学アンチポードに分割できる。特に、塩基性部分を、このように、本発明の化合物を、例えば、光学活性酸、例えば、酒石酸、ジベンゾイル酒石酸、ジアセチル酒石酸、ジ−O,O’−p−トルオイル酒石酸、マンデル酸、リンゴ酸またはカンファー−10−スルホン酸と形成した塩の分別結晶による、その光学アンチポードへの分割に用い得る。ラセミ生成物をまた、キラル吸着剤を使用するキラルクロマトグラフィー、例えば、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により分割できる。
加えて、ここに記載する式のいずれも、かかる化合物の水和物、溶媒和物、および多形、およびそれらの混合物を表すことを意図する。
ここに記載する式のいずれもまた本化合物の非標識形態ならびに同位体標識形態を表すことを意図する。同位体標識化合物は、1個以上の原子が、選択した原子質量または質量数を有する原子で置き換えられている以外、ここに示す式により表される構造を有する。本発明の化合物に取り込み得る同位体の例は、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素、および塩素の同位体、例えばそれぞれH、H、11C、13C、14C、15N、18F、31P、32P、35S、36Cl、125Iを含む。種々の同位体標識された本発明の化合物には、例えば放射活性同位体、例えばH、13C、および14Cが取り込まれている。かかる同位体標識化合物は代謝試験(好ましくは14Cを用いる)、反応動力学試験(例えばHまたはHを用いる)、検出または造影法[例えば薬物または基質組織分布アッセイを含む陽電子放出断層撮影(PET)または単光子放射型コンピュータ断層撮影法(SPECT)]、または患者の放射線処置に有用である。特に、18Fまたは標識化合物はPETまたはSPECT試験に特に好ましい。さらに、重い同位体、例えば重水素(すなわち、H)での置換は、大きな代謝安定性に起因するある治療利益、例えばインビボ半減期延長または必要投与量減少をもたらし得る。同位体標識された本発明の化合物およびそのプロドラッグは、一般に下のスキームまたは実施例および製造に開示された方法を実施し、容易に入手可能な同位体標識反応材を非同位体標識反応材に置き換えることにより製造できる。
さらに、重い同位体同位体、特に重水素(すなわち、HまたはD)での置換は、大きな代謝安定性に起因するある治療利益、例えばインビボ半減期延長または必要投与量減少または治療指数の改善をもたらし得る。この状況での重水素は、式(I)の化合物の置換基と見なすと解釈される。かかる重い同位体、特に重水素の濃度は、同位体富化指数により定義し得る。ここで使用する用語“同位体富化指数”は、特定の同位体の同位体存在量と天然存在量の比を意味する。本発明の化合物における置換基が重水素と記されているならば、かかる化合物は、各指定された重水素原子について少なくとも3500(各指定された重水素原子で52.5%重水素取り込み)、少なくとも4000(60%重水素取り込み)、少なくとも4500(67.5%重水素取り込み)、少なくとも5000(75%重水素取り込み)、少なくとも5500(82.5%重水素取り込み)、少なくとも6000(90%重水素取り込み)、少なくとも6333.3(95%重水素取り込み)、少なくとも6466.7(97%重水素取り込み)、少なくとも6600(99%重水素取り込み)、または少なくとも6633.3(99.5%重水素取り込み)の同位体富化指数を有する。本発明の化合物において、特定の同位体として特にしていない全ての原子は、その原子の何らかの安定な同位体を表すことを意味する。特にことわらない限り、ある位置が特に“H”または“水素”と指定されているとき、その位置は、天然の同位体組成含量で水素を有すると解釈される。従って、本発明の化合物において、特に重水素(D)として指定された何らかの原子は、例えば上に記した範囲の、重水素を表すことを意図する。
同位体標識された式(I)の化合物は、一般に当業者に既知の慣用法により、または、下の実施例および製造に記載する方法に準じて、適当な同位体標識された反応材を前に用いた標識されていない反応材の代わりに使用することにより製造できる。
複数表現(例えば化合物群、塩類)を使用するとき、これは単数表現(例えば化合物、塩)を含む。“化合物”は、(例えば医薬製剤において)1個を超える式(I)の化合物(またはその塩)が存在することを除外しない。
“塩類”(“またはその塩類”または“またはその塩”により表されるそれは、単独でまたは遊離の式(I)の化合物と混合されている)は、好ましくは薬学的に許容される塩類である。かかる塩類は、例えば、好ましくは有機または無機酸類との酸付加塩類として、塩基性窒素原子を有する式(I)の化合物から形成され、特に薬学的に許容される塩類である。適当な無機酸類は、例えば、ハロゲン酸類、例えば塩酸、硫酸、またはリン酸である。適当な有機酸類は、例えば、カルボン酸類またはスルホン酸類、例えばフマル酸またはメタンスルホン酸である。単離または精製目的で、薬学的に許容されない塩類、例えばピクリン酸塩または過塩素酸塩を使用することも可能である。治療使用のために、薬学的に許容される塩類または遊離化合物のみが用いられ(適用可能であれば医薬製剤の形で)、それ故に、これらが好ましい。新規化合物の遊離形と、例えばそれらの精製または同定において中間体として使用できる塩類を含むその塩類の形態との密接な関係の点から、前記および後記で遊離化合物についてのすべての言及は、適当であり、好都合である限り、対応する塩類にも言及すると解釈すべきである。
ここで使用する用語“薬学的に許容される塩類”は、本発明の化合物の生物学的有効性および特性を保持し、典型的に生物学的にまたは他の点で望ましくないものではない塩類を意味する。塩は単独でまたは遊離の式(I)の化合物と混合されて存在できる。多くの場合、本発明の化合物は、アミノ基またはそれに類似する基が存在するために、酸塩を形成できる。
薬学的に許容される酸付加塩類は無機酸類および有機酸類と形成でき、例えば、酢酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベシル酸塩、ブロマイド/ヒドロブロマイド、重炭酸塩/炭酸塩、重硫酸塩/硫酸塩、カンファースルホン酸塩、クロライド/ヒドロクロライド、クロルテオフィロナート(chlortheophyllonate)、クエン酸塩、エタンジスルホン酸塩、フマル酸塩、グルセプチン酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、馬尿酸塩、ヒドロアイオダイド/アイオダイド、イセチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩、メチル硫酸塩、ナフトエ酸塩、ナプシル酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オクタデカン酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、リン酸塩/リン酸水素塩/リン酸二水素塩、ポリガラクツロン酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、スルホサリチル酸塩、酒石酸塩、トシル酸塩およびトリフルオロ酢酸塩である。塩を形成できる無機酸は、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などを含む。塩を形成できる有機酸は、例えば、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、スルホサリチル酸などを含む。
本発明の薬学的に許容される塩類は親化合物の、塩基性または酸性部分から、慣用化学法により合成できる。一般に、かかる塩類は、遊離塩基形態のこれらの化合物と、化学量論量の適当な酸を反応させることにより製造できる。かかる反応は、典型的に水または有機溶媒中、またはこれら2種の混合物中で行う。一般に、実行可能なとき、エーテル、酢酸エチル、エタノール、イソプロパノール、またはアセトニトリルのような非水性媒体が望ましい。さらなる適当な塩類の一覧は、例えば、“Remington's Pharmaceutical Sciences”, 20th ed., Mack Publishing Company, Easton, Pa., (1985); and in “Handbook of Pharmaceutical Salts: Properties, Selection, and Use” by Stahl and Wermuth (Wiley-VCH, Weinheim, Germany, 2002)に見ることができる。“塩類”、または“その塩類”または“またはその塩”は、単独でまたは遊離の式(I)の化合物と混合して存在できる。
水素結合のドナーおよび/またはアクセプターとして作用できる基を含む本発明の化合物、すなわち式(I)の化合物は、適当な共結晶形成剤と共結晶を形成できる可能性がある。これらの共結晶は、式(I)の化合物から既知共結晶形成法により製造できる。かかる方法は、式(I)の化合物と共結晶形成剤を、結晶化条件下で粉砕、加熱、共昇華、共融解、または接触させ、そうして形成した共結晶を単離することを含む。適当な共結晶形成剤は、WO2004/078163に記載のものを含む。それ故に、本発明はさらに式(I)の化合物を含む共結晶を提供する。
本発明の化合物は、それ故、ここに定義した式(I)の化合物、その多形、および異性体(光学、幾何および互変異性体を含む)および同位体標識された式(I)の化合物を含む。独立して、集合的に、または任意の組合せまたは下位の組合せで好ましいものである好ましい態様において、本発明は、置換基がここに定義した通りである遊離塩基形態または酸付加塩形態の式(I)の化合物に関する。
本発明の化合物はプロドラッグとして投与してよい。それ故に、それ自体は薬理学的活性をほとんど有しないか有しなくてもよい式(I)の化合物のある誘導体は、身体内にまたは身体上に投与したとき、例えば、加水分解的開裂により所望の活性を有する式(I)の化合物に変換できる。かかる誘導体は‘プロドラッグ’と呼ぶ。[プロドラッグの使用についてのさらなる情報は、‘Pro-drugs as Novel Delivery Systems’, Vol. 14, ACS Symposium Series (T Higuchi and W Stella)および‘Bioreversible Carriers in Drug Design’, Pergamon Press, 1987 (ed. E B Roche, American Pharmaceutical Association).]に見ることができる
プロドラッグは、例えば、式(I)の化合物に存在する適当な官能基を、例えば、“Design of Prodrugs” by H Bundgaard (Elsevier, 1985)に記載の通り、‘プロモワイエティ(pro-moieties)’として当業者に既知のある基に置き換えることにより製造できる。
かかるプロドラッグのいくつかの例は:
(i)式(I)の化合物がカルボン酸官能基(−COOH)を含むとき、そのエステル、例えば、水素の(C−C)アルキルでの置換;
(ii)式(I)の化合物がアルコール官能基(−OH)を含むとき、そのエーテル、例えば、水素の(C−C)アルカノイルオキシメチルでの置換;および
(iii)式(I)の化合物が1級または2級アミノ官能基(−NHまたは−NHR(ここで、R≠H))を含むとき、そのアミド、例えば、一方または両方の水素の(C−C10)アルカノイルでの置換
を含む。
ある式(I)の化合物はまたそれ自体他の式(I)の化合物のプロドラッグとして作用し得る。
本発明は、さらに式(I)の化合物の薬学的に許容されるプロドラッグに関する。本発明はさらに式(I)の化合物の薬学的に許容される代謝産物(特に薬学的に活性な代謝産物)に関する。
“C−Metチロシンキナーゼ仲介疾患”は、特に、タンパク質チロシンキナーゼの阻害、特にc−Metキナーゼの阻害に有利な方法(例えば1種以上の症状の改善、疾患の発症遅延、疾患の一時的乃至は完全な治癒)で応答するような障害である。これらの障害は、増殖性疾患、例えば腫瘍疾患、特に固形腫瘍およびそこからの転移、例えば遺伝性乳頭状腎細胞癌(PRCC)、散発性PRCC、頭頚部癌、扁平上皮細胞癌、胃癌、膵臓癌、肺癌、膀胱癌、乳癌、平滑筋肉腫、神経膠芽腫、黒色腫、胞巣状軟部肉腫を含む。これらの障害は炎症状態、例えば感染が原因の炎症状態を含む。
“処置”は、疾患、障害または状態の予防的(防止的)および治療的処置ならびに進行遅延を含む。
“組合せ”は、一つの投与単位形態の固定された組合せ、または式(I)の化合物および組合せパートナー(例えば下に説明する他の薬物であり、“治療剤”または“併用剤”とも呼ぶ)を独立して同時にまたは、ある間隔で、特にこれらの組合せパートナーが協調的、例えば相乗作用を示すことを可能にする間隔で組合せ投与するためのパーツ・キットである。ここで使用する用語“共投与”または“組合せ投与”などは、選択した組合せパートナーのそれを必要とする一対象(例えば一患者)への投与を包含することを意味し、複数薬剤を必ずしも同じ投与経路でまたは同時に投与するものではない処置レジメンを含むことを意図する。ここで使用する用語“組合せ剤”は、1種を超える有効成分の混合または組合せに由来する製品を意味し、複数有効成分が固定されたおよび固定されていない組合せの両方を含む。用語“固定された組合せ”は、複数有効成分、例えば式(I)の化合物および組合せパートナーが、一患者に両者同時に単一の薬物または投与量剤形として投与されることを意味する。用語“固定されていない組合せ”は、複数有効成分、例えば式(I)の化合物および組合せパートナーが、両方とも一患者に別々の物として、同時に、一緒にまたは連続的に具合的時間制限なく投与されることを意味し、ここで、かかる投与は患者体内で2化合物の治療的有効レベルを提供する。後者はまたカクテル療法、例えば、3種を超える有効成分の投与にも適用される。
独立して、集合的に、または任意の組合せまたは下位の組合せで好ましいものである好ましい態様において、本発明は、置換基がここに定義した通りである遊離塩基形態または酸付加塩形態の式(I)の化合物に関する。
本発明は、さらに式(I)の化合物の薬学的に許容されるプロドラッグに関する。本発明は、さらに式(I)の化合物の薬学的に許容される代謝産物に関する。
本発明は、特に実施例に記載する式(I)の化合物、ならびに下に記載する製造方法に関する。
式(I)の化合物は、前におよび後に記載するとおり、価値ある薬理学的特性を有する。
本発明の他の態様において、c−Met関連障害または状態の処置方法が提供される。処置される障害または状態は、好ましくは増殖性疾患、例えば癌または炎症状態である。式(I)の化合物は、さらにc−Met関連状態と関連する疾患の処置に有用である。
A:増殖性疾患:式(I)の化合物は、次の増殖性疾患の1種以上の処置に特に有用である:
式(I)の化合物は癌の処置に有用であり、ここで、癌は脳腫瘍、胃癌、生殖器癌、泌尿器癌、前立腺癌、膀胱癌(表在性および筋肉浸潤性)、乳癌、頚部癌、結腸癌、結腸直腸癌、神経膠腫(神経膠芽腫、未分化星状細胞腫、乏突起星細胞腫、乏突起神経膠腫を含む)、食道癌、胃癌、消化器癌、肝臓癌、肝細胞癌(HCC)(小児HCCを含む)、頭頚部癌(頭頚部扁平細胞癌、鼻咽頭癌を含む)、ハースル細胞癌、上皮性癌、皮膚癌、黒色腫(悪性黒色腫を含む)、中皮腫、リンパ腫、骨髄腫(多発性骨髄腫を含む)、白血病、肺癌(非小細胞肺癌(全ての組織学的サブタイプを含む:腺癌、扁平上皮細胞癌、気管支肺胞癌、大細胞癌、および腺扁平上皮混合型を含む)、小細胞肺癌を含む)、卵巣癌、膵臓癌、前立腺癌、腎臓癌(乳頭状腎細胞癌を含むが、これらに限定されない)、腸癌、腎細胞癌(遺伝性および散発性乳頭状腎細胞癌、I型およびII型、および明細胞腎臓細胞癌を含む);肉腫、特に骨肉腫、明細胞肉腫、および軟組織肉腫(肺胞および胚性横紋筋肉腫、胞巣状軟部肉腫を含む);甲状腺癌(乳頭および他のサブタイプを含む)である。
式(I)の化合物は癌の処置に有用であり、ここで、癌は胃、結腸、肝臓、生殖器、泌尿器、黒色腫、または前立腺の癌である。特定の態様において、癌は肝臓または食道の癌である。
式(I)の化合物は、例えば、肝臓への転移を含む結腸癌、および非小細胞肺癌の処置に有用である。
式(I)の化合物はまた遺伝性乳頭状腎臓癌 (Schmidt, L. et al. Nat. Genet. 16, 68-73, 1997)およびc−METが過発現しているか、または変異(Jeffers and Vande Woude. Oncogene 18, 5120-5125, 1999;およびそこで引用されている参考文献)または染色体再構築(例えばTPR−MET;Cooper et al. Nature 311, 29-33, 1984; Park. et al. Cell 45, 895-904, 1986)により構成的に活性化されている他の増殖性疾患の処置にも有用であり得る。
式(I)の化合物は、さらにここに記載する、または当業者に既知のさらなる癌および状態の処置に有用である。
B:炎症状態:式(I)の化合物は、1種以上の炎症状態の処置に特に適当である。
さらなる態様において、炎症状態は感染が原因である。一つの態様において、処置方法は、病原体感染の遮断である。特定の態様において、感染は細菌感染、例えば、リステリア感染である。例えば、細菌表面タンパク質が、c−Metキナーゼを受容体の細胞外ドメインへの結合を介して活性化し、それにより同族リガンドHGF/SFの作用を摸倣する、Shen et al. Cell 103: 501-10, (2000)参照。
式(I)の化合物は、さらにここに記載する、または当業者に既知のさらに炎症性障害および状態の処置に有用である。
C:組合せ治療:ある態様において、上記のいずれかの方法は、さらに化学療法剤の投与を含む。
関連態様において、化学療法剤は抗癌剤である。特定の組合せは全処置期間を通して提供される。
さらに関連する態様において、上記のいずれかの方法は、さらに経路特異的阻害剤の投与を含む。経路特異的阻害剤は化学療法剤も、生物学的薬剤、例えば抗体でもよい。経路特異的阻害剤は、EGFR、Her−2、Her−3、VEGFR、Ron、IGF−IR、PI−3K、mTOR、Rafの阻害剤を含むが、これらに限定されない。
上の方法のいくつかにさらに関連する態様において、対象への投与または細胞との接触に続いて、これらの方法は、さらに癌の改善または増大もしくは転移の遅延の観察を含み得る。
それ故に、一つの態様において、本発明は、処置を必要とする対象に式(I)の化合物の何れかの有効量を投与することを含む、c−Met関連障害または状態の処置方法に関連する。
さらなる態様において、本発明は、特に1種以上のC−Metチロシンキナーゼ仲介疾患の処置のための医薬としての/医薬として使用するための、式(I)の化合物または薬学的に許容される塩に関する。
さらなる態様において、本発明は、特に1種以上のC−Metチロシンキナーゼ仲介疾患の処置用医薬における有効成分としての式(I)の化合物または薬学的に許容される塩に関する。
さらなる態様において、本発明は、特に1種以上のC−Metチロシンキナーゼ仲介疾患の処置のための医薬としての、式(I)の化合物または薬学的に許容される塩に関する。
さらなる態様において、本発明は、1種以上のC−Metチロシンキナーゼ仲介疾患の処置のための医薬の製造のための式(I)の化合物または薬学的に許容される塩の使用に関する。
さらなる態様において、本発明は、特にC−Metチロシンキナーゼ仲介疾患の処置のための、最も具体的にはかかる処置を必要とする患者における、処置を必要とする対象における処置方法に使用するための、式(I)の化合物またはかかる化合物の薬学的に許容される塩に関する。
さらなる態様において、本発明は、C−Metチロシンキナーゼの阻害に応答する疾患または障害の処置方法であって、特に、該疾患に対する有効量で、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩(式中、基および記号は上に定義した意味を有する)を、かかる処置を必要とする温血動物に投与することを含む、方法に関する。
さらなる態様において、本発明は、有効成分としての式(I)の化合物を少なくとも1種の医薬担体または希釈剤と共に含む、医薬組成物に関する。かかる組成物は慣用法で製造できる。
さらなる態様において、本発明は、処置を必要とする対象における1種以上のC−Metチロシンキナーゼ仲介疾患の処置方法であって、かかる対象に治療有効量の式(I)の化合物を投与することを含む、方法に関する。
さらなる態様において、本発明は:(a)有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩類、薬学的に許容されるプロドラッグ、または薬学的に活性な代謝産物;および(b)1種以上の薬学的に許容される添加物および/または希釈剤を含む、医薬組成物に関する。
さらなる態様において、本発明は、ヒトを含む温血動物における疾患、例えば固形または流動腫瘍の処置のための医薬組成物であって、該疾患の処置に有効な用量の上に記載する式(I)の化合物またはかかる化合物の薬学的に許容される塩を薬学的に許容される担体(=担体物質)と含む医薬組成物に関する。
本発明はまたここに定義する式(I)の化合物、またはかかる化合物の薬学的に許容される塩、またはその水和物または溶媒和物、および少なくとも1個の薬学的に許容される担体および/または希釈剤および場合により1種以上のさらに治療剤を含む、医薬製剤(組成物)に関する。
本発明の化合物は慣用の何れかの経路で、特に非経腸的に、例えば注射液または懸濁液の形で、経腸的に、例えば経口的に、例えば錠剤またはカプセル剤の形で、局所的に、例えばローション剤、ゲル剤、軟膏剤またはクリーム剤の形で、または経鼻的にまたは坐薬形態で投与し得る。局所投与は例えば皮膚に対して行う。局所投与のさらなる形態は眼に対するものである。本発明の化合物を少なくとも1個の薬学的に許容される担体または希釈剤と共に含む医薬組成物は、薬学的に許容される担体または希釈剤との混合による慣用法で製造し得る。
本発明はまた有効量、特に上記疾患(=障害)の一つの処置に有効な量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を、局所、経腸、例えば経口または経直腸、または非経腸投与に適当であり、無機または有機の、固体または液体であり得る1種以上の薬学的に許容される担体と共に含む医薬組成物にも関する。有効成分を希釈剤、例えばラクトース、デキストロース、マンニトール、および/またはグリセロール、および/または滑剤および/またはポリエチレングリコールと共に含む、経口投与に使用できる、特に錠剤またはゼラチンカプセル剤でもあり得る。錠剤はまた結合剤、例えばケイ酸アルミニウム・マグネシウム、デンプン類、例えばコーン、小麦またはコメデンプン、ゼラチン、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロースおよび/またはポリビニルピロリドン、そして、要すれば、崩壊剤、例えばデンプン類、寒天、アルギン酸またはその塩、例えばアルギン酸ナトリウム、および/または起沸性混合物、または吸着剤、色素、風味剤および甘味剤も含み得る。薬理学的に活性な本発明の化合物を、非経腸投与可能組成物の形または輸液の形で使用することも可能である。本医薬組成物は滅菌してよくおよび/または添加物、例えば防腐剤、安定化剤、湿潤化合物および/または乳化剤、可溶化剤、浸透圧調整用塩および/または緩衝剤を含んでよい。要すれば、他の薬理学的に活性な物質を含んでよい本医薬組成物は、それ自体既知の方法で、例えば慣用の混合、造粒、糖衣付加、溶解または凍結乾燥工程により製造し、約1%〜99%、特に約1%〜約20%の有効成分を含む。
温血動物に適用すべき有効成分の量は、患者のタイプ、種、年齢、体重、性別および医学的状態;処置する状態の重症度:投与経路;患者の腎および肝機能;および用いる具体的化合物を含む種々の因子による。通常の技術の医師、臨床医または獣医は、該状態の予防、回復または停止に必要な薬物の有効量を容易に決定し、処方できる。毒性を伴わない効果を発現する薬物濃度の範囲を達成するための最適な詳細は、標的部位の薬物の利用能の動態に基づく投与計画を必要とする。これは、薬物の分布、平衡、および排泄の考察を含む。体重約70kgの温血動物、例えばヒトに投与する式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩の投与量は、好ましくは約3mg〜約5g、より好ましくは約10mg〜約1.5g/ヒト/日であり、好ましくは、例えば、各同量あり得る1〜3回量に分ける。通常、小児には成人の半量を投与する。
本発明はまた、式(I)の化合物と1種以上の他の治療活性剤の組合せにも関する。それ故に、式(I)の化合物は単独でまたは1種以上の他の治療剤と組み合わせて投与でき、可能な組合せ治療は固定された組合せの形を取り、または本発明の化合物および1種以上の他の治療剤の時間的にずれたまたは互いに独立した投与の形、または固定された組合せと1種以上の他の治療剤の組合せ投与の形を取る。
式(I)の化合物は、特に腫瘍治療のためには、化学療法剤、放射線療法、免疫療法剤、外科的処置、またはこれらの組合せと共にまたはそれらに加えて投与できる。長期治療は、上に記載する他の治療戦略と呼応してアジュバント治療と同様に可能である。他の可能な処置は、腫瘍緩解後の患者の状態の維持ための治療、または例えばリスクのある患者における化学予防的治療でさえある。
それ故に、式(I)の化合物は他の抗増殖性化合物と組み合わせて使用し得る。かかる抗増殖性化合物は、アロマターゼ阻害剤;抗エストロゲン;トポイソメラーゼI阻害剤;トポイソメラーゼII阻害剤;微小管活性化化合物;アルキル化化合物;ヒストンデアセチラーゼ阻害剤;細胞分化過程を誘発する化合物;シクロオキシゲナーゼ阻害剤;MMP阻害剤;mTOR阻害剤;抗新生物代謝拮抗剤;プラチン化合物;タンパク質または脂質キナーゼ活性を標的し/低下させる化合物;抗血管形成化合物;タンパク質または脂質ホスファターゼの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物;ゴナドレリンアゴニスト;抗アンドロゲン;メチオニンアミノペプチダーゼ阻害剤;ビスホスホネート類;生物学的応答修飾剤;抗増殖性抗体;ヘパラナーゼ阻害剤;Ras発癌性アイソフォームの阻害剤;テロメラーゼ阻害剤;プロテアソーム阻害剤;血液学的悪性腫瘍の処置に使用する化合物;Flt−3;Hsp90阻害剤の活性を標的し、低下し、または阻害する化合物;カイネシンスピンドルタンパク質阻害剤;MEK阻害剤;ロイコボリン;EDG結合剤;抗白血病化合物;リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤;S−アデノシルメチオニンデカルボキシラーゼ阻害剤;血管新生抑制ステロイド;コルチコステロイド;他の化学療法化合物(下に定義);光感作性化合物を含むが、これらに限定されない。
さらに、これとは別にまたはこれに加えて、それらは手術、電離放射線、光線力学的治療、例えばコルチコステロイド、ホルモン剤を伴うインプラントを含む他の腫瘍処置方法と組み合わせて使用してよく、またはそれらは放射線増感剤として使用してよい。
ここで使用する用語“アロマターゼ阻害剤”は、エストロゲン産生、すなわち基質であるアンドロステンジオンおよびテストステロンからそれぞれエストロンおよびエストラジオールへの変換を阻害する化合物に関する。本用語はステロイド、特にアタメスタン、エキセメスタンおよびフォルメスタンおよび、特に、非ステロイド、特にアミノグルテチミド、ログレチミド、ピリドグルテチミド、トリロスタン、テストラクトン、ケトコナゾール、ボロゾール、ファドロゾール、アナストロゾールおよびレトロゾールを含むが、これらに限定されない。エキセメスタンは、例えば、商品名AROMASINで市販されている形で、例えば投与できる。フォルメスタンは、例えば、商品名LENTARONで市販されている形で、例えば投与できる。ファドロゾールは、例えば、商品名AFEMAで市販されている形で、例えば投与できる。アナストロゾールは、例えば、商品名ARIMIDEXで市販されている形で、例えば投与できる。レトロゾールは、例えば、商品名フェマーラまたはFEMARで市販されている形で、例えば投与できる。アミノグルテチミドは、例えば、商品名ORIMETENで市販されている形で、例えば投与できる。アロマターゼ阻害剤である化学療法剤を含む本発明の組合せは、ホルモン受容体陽性腫瘍、例えば乳腫瘍の処置に特に有用である。
ここで使用する用語“抗エストロゲン”は、エストロゲン受容体レベルでエストロゲンの作用に拮抗する化合物に関する。本用語は、タモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよび塩酸ラロキシフェンを含むが、これらに限定されない。タモキシフェンは、例えば、商品名NOLVADEXで市販されている形で、例えば投与できる。塩酸ラロキシフェンは、例えば、商品名EVISTAで市販されている形で、例えば投与できる。フルベストラントはUS4,659,516に記載の通りに製剤でき、または、例えば、商品名FASLODEXで市販されている形で、例えば投与できる。抗エストロゲンである化学療法剤を含む本発明の組合せは、エストロゲン受容体陽性腫瘍、例えば乳腫瘍の処置に特に有用である。
ここで使用する用語“抗アンドロゲン”は、男性ホルモンの生物学的作用を阻害できる全ての物質に関し、例えばUS4,636,505に記載の通りに製剤できるビカルタミド(CASODEX)を含むが、これに限定されない。
ここで使用する用語“ゴナドレリンアゴニスト”は、アバレリクス、ゴセレリンおよび酢酸ゴセレリンを含むが、これらに限定されない。ゴセレリンはUS4,100,274に開示され、例えば、商品名ZOLADEXで市販されている形で、例えば投与できる。アバレリクスは、例えばUS5,843,901に開示の通りに製剤できる。
ここで使用する用語“トポイソメラーゼI阻害剤”は、トポテカン、ギマテカン(gimatecan)、イリノテカン、カンプトテシン(camptothecian)およびそのアナログ、9−ニトロカンプトテシンおよび巨大分子状カンプトテシンコンジュゲートPNU-166148(WO99/17804の化合物A1)を含むが、これらに限定されない。イリノテカンは、例えば、商品名CAMPTOSARで市販されている形で、例えば投与できる。トポテカンは、例えば、商品名HYCAMTINで市販されている形で、例えば投与できる。
ここで使用する用語“トポイソメラーゼII阻害剤”は、アントラサイクリン系、例えばドキソルビシン(リポソーム製剤、例えばCAELYXを含む)、ダウノルビシン、エピルビシン、イダルビシンおよびネモルビシン(nemorubicin)、アントラキノン系ミトキサントロンおよびロソキサントロン、およびポドフィロトキシン系エトポシドおよびテニポシドを含むが、これらに限定されない。エトポシドは、例えば、商品名ETOPOPHOSで市販されている形で、例えば投与できる。テニポシドは、例えば、商品名VM 26-BRISTOLで市販されている形で、例えば投与できる。ドキソルビシンは、例えば、商品名ADRIBLASTINまたはアドリアマイシンで市販されている形で、例えば投与できる。エピルビシンは、例えば、商品名FARMORUBICINで市販されている形で、例えば投与できる。イダルビシンは、例えば、商品名ZAVEDOSで市販されている形で、例えば投与できる。ミトキサントロンは、例えば、商品名NOVANTRONで市販されている形で、例えば投与できる。
ここで使用する用語“微小管活性化化合物”はタキサン類、例えばパクリタキセルおよびドセタキセル、ビンカアルカロイド、例えば、ビンブラスチン、特に硫酸ビンブラスチン、ビンクリスチン特に硫酸ビンクリスチン、およびビノレルビン、ディスコデルモライド類、コルヒチン(cochicine)およびエポチロン類およびその誘導体、例えばエポチロンBまたはDまたはその誘導体を含むが、これらに限定されない微小管安定化化合物、微小管脱安定化化合物および微小管重合化阻害剤に関する。パクリタキセルは、例えば、商品名タキソールで市販されている形で、例えば投与できる。ドセタキセルは、例えば、商品名タキソテールで市販されている形で、例えば投与できる。硫酸ビンブラスチンは、例えば、商品名VINBLASTIN R.P.で市販されている形で、例えば投与できる。硫酸ビンクリスチンは、例えば、商品名FARMISTINで市販されている形で、例えば投与できる。ディスコデルモライドは、例えば、US5,010,099に開示の通り得ることができる。また包含されるのは、WO98/10121、US6,194,181、WO98/25929、WO98/08849、WO99/43653、WO98/22461およびWO00/31247に開示されているエポチロン誘導体である。特に好ましいのはエポチロンAおよび/またはBである。
ここで使用する用語“アルキル化化合物”は、シクロホスファミド、イホスファミド、メルファランまたはニトロソウレア(BCNUまたはグリアデル)を含むが、これらに限定されない。シクロホスファミドは、例えば、商品名CYCLOSTINで市販されている形で、例えば投与できる。イホスファミドは、例えば、商品名HOLOXANで市販されている形で、例えば投与できる。
ここで使用する用語“ヒストンデアセチラーゼ阻害剤”または“HDAC阻害剤”は、ヒストンデアセチラーゼを阻害し、抗増殖性活性を有する化合物に関する。これはWO02/22577に開示される化合物、特にN−ヒドロキシ−3−[4−[[(2−ヒドロキシエチル)[2−(1H−インドール−3−イル)エチル]−アミノ]メチル]フェニル]−2E−2−プロペンアミド、N−ヒドロキシ−3−[4−[[[2−(2−メチル−1H−インドール−3−イル)−エチル]−アミノ]メチル]フェニル]−2E−2−プロペンアミドおよびその薬学的に許容される塩を含む。さらに特にスベロイルアニリドヒドロキサム酸(SAHA)を含む。ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)の活性を標的し、低下し、または阻害する化合物、例えば酪酸ナトリウムおよびスベロイルアニリドヒドロキサム酸(SAHA)は、ヒストンデアセチラーゼとして既知の酵素の活性を阻害する。具体的HDAC阻害剤は、MS275、SAHA、FK228(以前はFR901228)、トリコスタチンAおよびUS6,552,065に開示の化合物、特に、N−ヒドロキシ−3−[4−[[[2−(2−メチル−1H−インドール−3−イル)−エチル]−アミノ]メチル]フェニル]−2E−2−プロペンアミド、またはその薬学的に許容される塩およびN−ヒドロキシ−3−[4−[(2−ヒドロキシエチル){2−(1H−インドール−3−イル)エチル]−アミノ]メチル]フェニル]−2E−2−プロペンアミド、またはその薬学的に許容される塩、特に乳酸塩を含む。
用語“抗新生物代謝拮抗剤”は、5−フルオロウラシルまたは5−FU、カペシタビン、ゲムシタビン、DNA脱メチル化化合物、例えば5−アザシチジンおよびデシタビン、メトトレキサートおよびエダトレキサート、および葉酸アンタゴニスト、例えばペメトレキセドを含むがこれらに限定されない。カペシタビンは、例えば、商品名XELODAで市販されている形で、例えば投与できる。ゲムシタビンは、例えば、商品名GEMZARで市販されている形で、例えば投与できる。
ここで使用する用語“プラチン化合物”は、カルボプラチン、シスプラチン、シスプラスチンおよびオキサリプラチンを含むが、これらに限定されない。カルボプラチンは、例えば、商品名CARBOPLATで市販されている形で、例えば投与できる。オキサリプラチンは、例えば、商品名ELOXATINで市販されている形で、例えば投与できる。
ここで使用する用語“タンパク質または脂質キナーゼ活性を標的し/低下させる化合物”;または“タンパク質または脂質ホスファターゼ活性”;または“さらなる抗血管形成化合物”は、c−Metチロシンキナーゼおよび/またはセリンおよび/またはスレオニンキナーゼ阻害剤または脂質キナーゼ阻害剤、例えば、
a)血小板由来増殖因子−受容体(PDGFR)の活性を標的し、低下し、または阻害する化合物、例えばPDGFRの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物、特にPDGF受容体を阻害する化合物、例えばN−フェニル−2−ピリミジン−アミン誘導体、例えばイマチニブ、SU101、SU6668およびGFB−111;
b)線維芽細胞増殖因子−受容体(FGFR)の活性を標的し、低下し、または阻害する化合物;
c)インシュリン様増殖因子受容体I(IGF−IR)の活性を標的し、低下し、または阻害する化合物、例えばIGF−IRの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物、特にIGF−I受容体のキナーゼ活性を阻害する化合物、例えばWO02/092599に開示の化合物、またはIGF−I受容体の細胞外ドメインまたはその増殖因子を標的とする抗体;
d)Trk受容体チロシンキナーゼファミリーの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物、またはエフリンキナーゼファミリー阻害剤;
e)Axl受容体チロシンキナーゼファミリーの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物;
f)Ret受容体チロシンキナーゼの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物;
g)Kit/SCFR受容体チロシンキナーゼの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物、例えばイマチニブ;
h)C−kit受容体チロシンキナーゼ類−(PDGFRファミリーの一部)の活性を標的し、低下し、または阻害する化合物、例えばc−Kit受容体チロシンキナーゼファミリーの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物、特にc−Kit受容体を阻害する化合物、例えばイマチニブ;
i)c−Ablファミリーのメンバー、その遺伝子融合産物(例えばBCR−Ablキナーゼ)および変異体の活性を標的し、低下し、または阻害する化合物、例えばc−AbIファミリーメンバーおよびその遺伝子融合産物の活性を標的し、低下し、または阻害する化合物、例えばN−フェニル−2−ピリミジン−アミン誘導体、例えばイマチニブまたはニロチニブ(AMN107);PD180970;AG957;NSC680410;ParkeDavisのPD173955;またはダサチニブ(BMS-354825)
j)タンパク質キナーゼC(PKC)およびセリン/スレオニンキナーゼ類のRafファミリーのメンバー、MEK、SRC、JAK、FAK、PDK1、PKB/Akt、およびRas/MAPKファミリーメンバーのメンバー、および/またはサイクリン依存性キナーゼファミリー(CDK)のメンバーの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物、特にUS5,093,330に開示のスタウロスポリン誘導体、例えばミドスタウリン;さらなる化合物の例は、例えばUCN-01、サフィンゴール、BAY 43-9006、ブリオスタチン1、ペリホシン;イルモホシン;RO 318220およびRO 320432;GO 6976;Isis 3521;LY333531/LY379196;イソキノリン(isochinoline)化合物、例えばWO00/09495に開示の化合物;FTIs;PD184352またはQAN697(P13K阻害剤)またはAT7519(CDK阻害剤);
k)タンパク質チロシンキナーゼの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物、例えばタンパク質チロシンキナーゼの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物はメシル酸イマチニブ(GLEEVEC)またはチロホスチンを含む。チロホスチンは、好ましくは低分子量(Mr<1500)化合物、またはその薬学的に許容される塩、特にベンジリデンマロニトリルクラスまたはS−アリールベンゼンマロニトリル(malonirile)または二基質キノリンクラスの化合物から選択される化合物、より具体的には、チロホスチンA23/RG-50810;AG 99;チロホスチンAG 213;チロホスチンAG 1748;チロホスチンAG 490;チロホスチンB44;チロホスチンB44(+)エナンチオマー;チロホスチンAG 555;AG 494;チロホスチンAG 556、AG957およびアダフォスチン(4−{[(2,5−ジヒドロキシフェニル)メチル]アミノ}−安息香酸アダマンチルエステル;NSC 680410、アダフォスチン)からなる群から選択される任意の化合物;
l)受容体チロシンキナーゼ類の上皮細胞増殖因子ファミリー(ホモまたはヘテロ二量体としてのEGFR、ErbB2、ErbB3、ErbB4)およびその変異体の活性を標的し、低下し、または阻害する化合物、例えば上皮細胞増殖因子受容体ファミリーの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物は、特にEGF受容体チロシンキナーゼファミリーのメンバー、例えばEGF受容体、ErbB2、ErbB3およびErbB4を阻害する、またはEGFまたはEGF関連リガンドに結合する化合物、タンパク質または抗体であり、特にWO97/02266(例えば実施例39の化合物)、またはEP0564409、WO99/03854、EP0520722、EP0566226、EP0787722、EP0837063、US5,747,498、WO98/10767、WO97/30034、WO97/49688、WO97/38983および、特に、WO96/30347(例えばCP 358774として既知の化合物)、WO96/33980(例えば化合物ZD 1839)およびWO95/03283(例えば化合物ZM105180)に一般的におよび具体的に開示の化合物、タンパク質またはモノクローナル抗体;例えばトラスツマブ(HerceptinTM)、セツキシマブ(ErbituxTM)、Iressa、Tarceva、OSI-774、CI-1033、EKB-569、GW-2016、E1.1、E2.4、E2.5、E6.2、E6.4、E2.11、E6.3またはE7.6.3、およびWO03/013541に開示の7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジン誘導体;
m)c−Met受容体の活性を標的し、低下し、または阻害する化合物、例えばc−Metの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物、特にc−Met受容体のキナーゼ活性を阻害する化合物、またはc−Metの細胞外ドメインを標的とするまたはHGFに結合する抗体;および
n)Ron受容体チロシンキナーゼの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物。
さらなる抗血管形成化合物は、その活性について、例えばタンパク質または脂質キナーゼ阻害とは無関係の他の機構を有する化合物、例えばサリドマイド(THALOMID)およびTNP-470を含む。
用語“タンパク質または脂質ホスファターゼの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物”は、ホスファターゼ1、ホスファターゼ2A、またはCDC25の阻害剤、例えばオカダ酸またはその誘導体を含むが、これらに限定されない。
用語“細胞分化過程を誘発する化合物”は、例えばレチノイン酸、α− γ−またはδ−トコフェロールまたはα− γ−またはδ−トコトリエノールを含むが、これらに限定されない。
ここで使用する用語“シクロオキシゲナーゼ阻害剤”は、例えばCox−2阻害剤、5−アルキル置換2−アリールアミノフェニル酢酸および誘導体、例えばセレコキシブ(CELEBREX)、ロフェコキシブ(VIOXX)、エトリコキシブ、バルデコキシブまたは5−アルキル−2−アリールアミノフェニル酢酸、例えば5−メチル−2−(2’−クロロ−6’−フルオロアニリノ)フェニル酢酸、ルミラコキシブを含むが、これらに限定されない。
ここで使用する用語“ビスホスホネート類”は、エチドロン、クロドロン、チルドロン、パミドロン、アレンドロン、イバンドロン、リセドロンおよびゾレドロン酸を含むが、これらに限定されない。“エチドロン酸”は、例えば、商品名DIDRONELで市販されている形で、例えば投与できる。“クロドロン酸”は、例えば、商品名BONEFOSで市販されている形で、例えば投与できる。“チルドロン酸”は、例えば、商品名SKELIDで市販されている形で、例えば投与できる。“パミドロン酸”は、例えば、商品名AREDIATMで市販されている形で、例えば投与できる。“アレンドロン酸”は、例えば、商品名FOSAMAXで市販されている形で、例えば投与できる。“イバンドロン酸”は、例えば、商品名BONDRANATで市販されている形で、例えば投与できる。“リセドロン酸”は、例えば、商品名ACTONELで市販されている形で、例えば投与できる。“ゾレドロン酸”は、例えば、商品名ZOMETAで市販されている形で、例えば投与できる。
用語“mTOR阻害剤”は、ラパマイシンの哺乳動物標的(mTOR)を阻害し、抗増殖性活性を有する化合物、例えばシロリムス(Rapamune(登録商標))、エベロリムス(CerticanTM)、CCI-779およびABT578に関する。
ここで使用する用語“ヘパラナーゼ阻害剤”は、硫酸ヘパリンの分解を標的し、低下させ、または阻害する化合物に関する。本用語は、PI-88を含むがこれに限定されない。
ここで使用する用語“生物学的応答修飾剤”は、リンホカインまたはインターフェロン類、例えばインターフェロンγに関する。
ここで使用するH−Ras、K−Ras、またはN−Rasのような“Ras発癌性アイソフォームの阻害剤”なる用語は、Rasの発癌性活性を標的師、低下し、または阻害する化合物、例えば“ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤”、例えばL-744832、DK8G557またはR115777(Zarnestra)に関する。
ここで使用する用語“テロメラーゼ阻害剤”は、テロメラーゼの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物に関する。テロメラーゼの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物は、特にテロメラーゼ受容体を阻害する化合物、例えばテロメスタチンである。
ここで使用する用語“メチオニンアミノペプチダーゼ阻害剤”は、メチオニンアミノペプチダーゼの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物に関する。メチオニンアミノペプチダーゼの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物は、例えばベンガミドまたはその誘導体である。
ここで使用する用語“プロテアソーム阻害剤”は、プロテアソームの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物に関する。プロテアソームの活性を標的し、低下し、または阻害する化合物は、例えばBortezomid(ベルケイドTM)およびMLN 341を含む。
ここで使用する用語“マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤”または(“MMP”阻害剤)は、コラーゲンペプチド摸倣性および非ペプチド摸倣性阻害剤、テトラサイクリン誘導体、例えばヒドロキサメートペプチド摸倣性阻害剤、バチマスタットおよびその経口生体利用可能アナログであるマリマスタット(BB-2516)、プリノマスタット(AG3340)、メタスタット(NSC 683551) BMS-279251、BAY 12-9566、TAA211、MMI270BまたはAAJ996を含むが、これらに限定されない。
ここで使用する用語“血液学的悪性腫瘍の処置に使用する化合物”は、FMS様チロシンキナーゼ阻害剤、例えばFMS様チロシンキナーゼ受容体(Flt−3R)の活性を標的し、低下し、または阻害する化合物;インターフェロン、1−b−D−アラビノフラノシルシトシン(ara−c)およびビスルファン;およびALK阻害剤、例えば未分化リンパ腫を標的し、低下し、または阻害するキナーゼ化合物を含むが、これらに限定されない。
用語“FMS様チロシンキナーゼ受容体(Flt−3R)の活性を標的し、低下し、または阻害する化合物”は、特にFlt−3R受容体キナーゼファミリーのメンバーを阻害する化合物、タンパク質または抗体、例えばPKC412、ミドスタウリン、スタウロスポリン誘導体、SU11248およびMLN518である。
ここで使用する用語“HSP90阻害剤”は、HSP90の内因性ATPase活性を標的し、低下し、または阻害する化合物;ユビキチンプロテオソーム経路を介して、HSP90クライアントタンパク質を標的し、低下し、または阻害する化合物を含むが、これらに限定されない。HSP90の内因性ATPase活性を標的し、低下し、または阻害する化合物は、特にHSP90のATPase活性を阻害する化合物、タンパク質または抗体、例えば、17−アリルアミノ,17−デメトキシゲルダナマイシン(17AAG、17−DMAG)、ゲルダナマイシン誘導体;他のゲルダナマイシン関連化合物;ラジシコールおよびHDAC阻害剤;Conforma TherapeuticsのIPI-504、CNF1010、CNF2024、CNF1010;Novartisのテモゾロミド(TEMODAL(登録商標))、AUY922である。
ここで使用する用語“抗増殖性抗体“は、トラスツマブ(HerceptinTM)、トラスツマブ-DM1、アービタックス、ベバシズマブ(AvastinTM)、リツキシマブ(リツキサン(登録商標))、PRO64553(抗CD40)および2C4抗体を含むが、これらに限定されない。抗体により、例えば完全なモノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、少なくとも2個の完全な抗体から形成された多特異的抗体、および所望の生物学的活性を示す限り抗体フラグメントを意味する。
用語“抗白血病化合物”は、例えば、デオキシシチジンの2’−アルファ−ヒドロキシリボース(アラビノシド)誘導体であるAra-C、ピリミジンアナログを含む。また包含されるのは、ヒポキサンチン、6−メルカプトプリン(6−MP)およびリン酸フルダラビンのプリンアナログである。急性骨髄性白血病(AML)の処置のために、式(I)の化合物を標準白血病治療と組み合わせて、特にAMLの処置に使用される処置と組み合わせて使用できる。特に、式(I)の化合物は、例えば、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤および/またはAMLの処置に有用な他の薬物、例えばダウノルビシン、アドリアマイシン、Ara-C、VP-16、テニポシド、ミトキサントロン、イダルビシン、カルボプラチンおよびPKC412と組み合わせて投与できる。
ここで使用する“ソマトスタチン受容体アンタゴニスト”は、ソマトスタチン受容体を標的し、処置し、または阻害する化合物、例えばオクトレオチド、およびSOM230を意味する。
“腫瘍細胞傷害法”は、電離放射線のような方法を意味する。上におよび下に記載する用語“電離放射線”は、電磁波(例えばX線およびガンマ線)または粒子(例えばアルファおよびベータ粒子)のいずれかとして発生する電離放射線を意味する。電離放射線は、放射線療法を含むが、これに限定されずに提供され、当分野で既知である。Hellman, Principles of Radiation Therapy, Cancer, in Principles and Practice of Oncology, Devita et al., Eds., 4th Edition, Vol. 1, pp. 248-275 (1993)参照。
ここで使用する用語“EDG結合剤”は、リンパ球再循環を調節する免疫抑制剤群、例えばFTY720に関する。
用語“カイネシンスピンドルタンパク質阻害剤”は同分野で既知であり、GlaxoSmithKlineのSB715992またはSB743921、CombinatoRxのペンタミジン/クロルプロマジンを含む。
用語“MEK阻害剤”は同分野で既知であり、Array PioPharmaのARRY142886、AstraZenecaのAZD6244、PfizerのPD181461、ロイコボリンを含む。
用語“リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤”は、フルダラビンおよび/またはシトシンアラビノシド(ara-C)、6−チオグアニン、5−フルオロウラシル、クラドリビン、6−メルカプトプリン(特にALLに対してara-Cとの組合せ)および/またはペントスタチンを含むが、これらに限定されないピリミジンまたはプリンヌクレオシドアナログを含むが、これらに限定されない。リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤は、特にヒドロキシウレアまたは2−ヒドロキシ−1H−イソインドール−1,3−ジオン誘導体、例えばNandy et al., Acta Oncologica, Vol. 33, No. 8, pp. 953-961 (1994)に記載のPL-1、PL-2、PL-3、PL-4、PL-5、PL-6、PL-7またはPL-8である。
ここで使用する用語“S−アデノシルメチオニンデカルボキシラーゼ阻害剤”は、US5,461,076に開示されている化合物を含むが、これらに限定されない。
また包含されるのは、特にWO98/35958(例えば1−(4−クロロアニリノ)−4−(4−ピリジルメチル)フタラジンまたはその薬学的に許容される塩、例えばコハク酸塩)またはWO00/09495、WO00/27820、WO00/59509、WO98/11223、WO00/27819およびEP0769947に開示の化合物、タンパク質またはVEGF/VEGFRのモノクローナル抗体;Prewett et al, Cancer Res, Vol. 59, pp. 5209-5218 (1999);Yuan et al., Proc Natl Acad Sci USA, Vol. 93, pp. 14765-14770 (1996);Zhu et al., Cancer Res, Vol. 58, pp. 3209-3214 (1998);およびMordenti et al., Toxicol Pathol, Vol. 27, No. 1, pp. 14-21 (1999);WO00/37502およびWO94/10202に開示のもの;O'Reilly et al., Cell, Vol. 79, pp. 315-328 (1994)により記載のアンジオスタチン;O'Reilly et al., Cell, Vol. 88, pp. 277-285 (1997)により記載のエンドスタチン;アントラニル酸アミド類;ZD4190;ZD6474;SU5416;SU6668;ベバシズマブ;または抗VEGF抗体または抗VEGF受容体抗体、例えばrhuMAbおよびRHUFab、VEGFアプタマー、例えばMacugon;FLT−4阻害剤、FLT−3阻害剤、VEGFR−2 IgG1抗体、Angiozyme(RPI 4610)およびベバシズマブ(AvastinTM)である。
ここで使用する“光線力学的治療”は、癌を処置するために、光感作性化合物として知られるある化学物質を使用する治療に関する。光線力学的治療の例は、例えばVISUDYNEおよびポルフィマーナトリウムのような化合物での処置を含む。
ここで使用する“血管新生抑制ステロイド”は、例えば、アネコルタブ、トリアムシノロン、ヒドロコルチゾン、11−α−エピヒドロコルチゾール(11-α-epihydrocotisol)、コルテキソロン、17α−ヒドロキシプロゲステロン、コルチコステロン、デスオキシコルチコステロン、テストステロン、エストロンおよびデキサメサゾンのような、血管形成を遮断または阻止する化合物に関する。
ここで使用する“コルチコステロイド”は、特にインプラントの形態の例えばフルオシノロン、デキサメサゾンのような化合物を含むが、これらに限定されない。
“他の化学療法化合物”は、植物アルカロイド、ホルモン化合物およびアンタゴニスト;生物学的応答修飾剤、好ましくはリンホカイン類またはインターフェロン類;アンチセンスオリゴヌクレオチド類またはオリゴヌクレオチド誘導体;shRNAまたはsiRNA;または雑多な化合物もしくは他の未知の作用機序を有する化合物を含むが、これらに限定されない。
式(I)の化合物はまた、抗炎症性医薬原体;抗ヒスタミン医薬原体;気管支拡張性医薬原体、NSAID;ケモカイン受容体のアンタゴニストからなる群から選択される1種以上のさらなる医薬原体と組み合わせても使用し得る。
本発明の化合物は、特に炎症性疾患、例えば上に記載のものの処置において、かかるさらなる医薬原体と組み合わせて使用するための共治療化合物として、例えばかかる薬物の治療活性の増強剤としてまたはかかる薬物の必要投与量または副作用の可能性を減らす手段としても有用である。本発明の化合物は、かかる他の医薬原体と固定された医薬組成物で混合してよく、または別々に(すなわち他の医薬原体の前に、同時にまたは後に)投与してよい。従って、本発明は、式(I)の化合物と、抗炎症性医薬原体;抗ヒスタミン医薬原体;気管支拡張性医薬原体、NSAID、ケモカイン受容体のアンタゴニストからなる群から選択される1種以上のさらに医薬原体を含み;該式(I)の化合物および該医薬原体が同じまたは異なる医薬組成物にある、組合せを含む。
適当な抗炎症性薬物はステロイド、特にグルココルチコステロイド、例えばブデソニド、二プロピオン酸ベクロメタゾン(beclamethasone)、プロピオン酸フルチカゾン、シクレソニドまたはフロ酸モメタゾン、またはWO02/88167、WO02/12266、WO02/100879、WO02/00679(特に実施例3、11、14、17、19、26、34、37、39、51、60、67、72、73、90、99および101のもの)、WO03/035668、WO03/048181、WO03/062259、WO03/064445、WO03/072592に記載のステロイド、非ステロイド性グルココルチコイド受容体アゴニスト、例えばWO00/00531、WO02/10143、WO03/082280、WO03/082787、WO03/104195、WO04/005229に記載のもの;LTB4アンタゴニスト、例えばLY293111、CGS025019C、CP-195543、SC-53228、BIIL 284、ONO 4057、SB 209247およびUS5451700に記載のもの;LTD4アンタゴニスト、例えばモンテルカストおよびザフィルカスト;PDE4阻害剤、例えばシロミラスト(Ariflo(登録商標)GlaxoSmithKline)、ロフルミラスト(Byk Gulden)、V-11294A(Napp)、BAY19-8004(Bayer)、SCH-351591(Schering-Plough)、アロフィリン(Almirall Prodesfarma)、PD189659/PD168787(Parke-Davis)、AWD-12-281(Asta Medica)、CDC-801(Celgene)、SelCID(TM)CC-10004(Celgene)、VM554/UM565(Vernalis)、T-440(田辺)、KW-4490(協和発酵工業)、およびWO92/19594、WO93/19749、WO93/19750、WO93/19751、WO98/18796、WO99/16766、WO01/13953、WO03/104204、WO03/104205、WO03/39544、WO04/000814、WO04/000839、WO04/005258、WO04/018450、WO04/018451、WO04/018457、WO04/018465、WO04/018431、WO04/018449、WO04/018450、WO04/018451、WO04/018457、WO04/018465、WO04/019944、WO04/019945、WO04/045607およびWO04/037805に記載のもの;A2aアゴニスト、例えばEP409595A2、EP1052264、EP1241176、WO94/17090、WO96/02543、WO96/02553、WO98/28319、WO99/24449、WO99/24450、WO99/24451、WO99/38877、WO99/41267、WO99/67263、WO99/67264、WO99/67265、WO99/67266、WO00/23457、WO00/77018、WO00/78774、WO01/23399、WO01/27130、WO01/27131、WO01/60835、WO01/94368、WO02/00676、WO02/22630、WO02/96462、WO03/086408、WO04/039762、WO04/039766、WO04/045618およびWO04/046083に開示のもの;A2bアンタゴニスト、例えばWO02/42298に記載のもの;およびベータ−2アドレナリン受容体アゴニスト、例えばアルブテロール(サルブタモール)、メタプロテレノール、テルブタリン、サルメテロールフェノテロール、プロカテロール、および特に、フォルモテロールおよびその薬学的に許容される塩、および引用により本明細書に包含させるWO0075114の式Iの化合物(遊離または塩または溶媒和物形態)、好ましくはその実施例の化合物、特に式
Figure 2013501037
の化合物およびその薬学的に許容される塩、ならびにWO04/16601の式Iの化合物(遊離または塩または溶媒和物形態)、およびまたWO04/033412の化合物を含む。
適当な気管支拡張性薬物は、抗コリンまたは抗ムスカリン化合物、特に臭化イプラトロピウム、臭化オキシトロピウム、チオトロピウム塩類およびCHF 4226(Chiesi)、およびグリコピロレートだけでなく、またWO01/04118、WO02/51841、WO02/53564、WO03/00840、WO03/87094、WO04/05285、WO02/00652、WO03/53966、EP424021、US5171744、US3714357、WO03/33495およびWO04/018422に記載のものも含む。
適当なケモカイン受容体は、例えばCCR−1、CCR−2、CCR−3、CCR−4、CCR−5、CCR−6、CCR−7、CCR−8、CCR−9およびCCR10、CXCR1、CXCR2、CXCR3、CXCR4、CXCR5、特にCCR−5アンタゴニスト、例えばSchering-PloughアンタゴニストSC-351125、SCH-55700およびSCH-D、武田アンタゴニスト、例えばN−[[4−[[[6,7−ジヒドロ−2−(4−メチルフェニル)−5H−ベンゾ−シクロヘプテン−8−イル]カルボニル]アミノ]フェニル]−メチル]テトラヒドロ−N,N−ジメチル−2H−ピラン−4−アミニウムクロライド(TAK-770)、およびUS6166037(特に請求項18および19)、WO00/66558(特に請求項8)、WO00/66559(特に請求項9)、WO04/018425およびWO04/026873に記載のCCR−5アンタゴニストを含む。
適当な抗ヒスタミン医薬原体は、塩酸セチリジン、アセトアミノフェン、フマル酸クレマスチン、プロメタジン、ロラタジン(loratidine)、デスロラタジン(loratidine)、ジフェンヒドラミンおよび塩酸フェキソフェナジン、アクティバスチン(activastine)、アステミゾール、アゼラスチン、エバスチン、エピナスチン、ミゾラスチンおよびテルフェナジン(tefenadine)ならびにWO03/099807、WO04/026841および特開2004−107299に開示のものを含む。
組み合わせる可能性のある治療剤は、特に1種以上の抗増殖性、細胞増殖抑制または細胞毒性化合物、例えばポリアミン生合成の阻害剤、タンパク質キナーゼ、特にセリン/スレオニンタンパク質キナーゼ、例えばタンパク質キナーゼC、またはチロシンタンパク質キナーゼ、例えばEGF受容体チロシンキナーゼの阻害剤、例えばIressa(登録商標)、VEGF受容体チロシンキナーゼ、例えばPTK787またはAvastin(登録商標)、リガンドVEGF、またはPDGF受容体チロシンキナーゼに対する抗体、例えばSTI571(Glivec(登録商標))、PI3K(例えばNovartisのBEZ235)およびmToR阻害剤、例えばラパマイシン、RAD001、サイトカイン、負の増殖制御剤、例えばTGF−βまたはIFN−β、アロマターゼ阻害剤、例えばレトロゾール(フェマーラ(登録商標))またはアナストロゾール、SH2ドメインとリン酸化タンパク質の相互作用の阻害剤、抗エストロゲン、トポイソメラーゼI阻害剤、例えばイリノテカン、トポイソメラーゼII阻害剤、微小管活性化剤、例えばパクリタキセルまたはエポチロン、アルキル化剤、抗増殖性代謝拮抗剤、例えばゲムシタビンまたはカペシタビン、プラチン化合物、例えばカルボプラチンまたはシスプラチン、ビスホスホネート類、例えばAREDIA(登録商標)またはZOMETA(登録商標)、および、例えばHER2に対する、モノクローナル抗体、例えばトラスツマブからなる群から選択される1種または数種の薬物である。
コード番号、一般名または商品名により同定している活性剤の構造は、標準的概論“The Merck Index”の現版またはデータベース、例えばPatents International(例えばIMS World Publications)から取り得る。それらの対応する内容は引用により本明細書に包含させる。
式(I)の化合物と組み合わせて使用できる上記化合物は、文献に記載の通り、例えば上に引用した文献に記載の通り、製造および投与できる。
それ故に、本発明は、さらなる態様において同時のまたは連続的投与のための、治療有効量の遊離形または薬学的に許容される塩形態の式(I)の化合物および第二治療活性剤
を含む組合せ、特に医薬組成物に関する。さらなる治療剤は、好ましくは抗癌剤;抗炎症剤からなる群から選択する。
本発明は、さらにC−Metチロシンキナーゼに応答する疾患または障害、特に増殖性障害または疾患、特に癌の処置方法に関し、該方法は、有効量の:(a)式(I)の化合物;および(b)1種以上の薬学的活性剤を含む薬剤の組合せを、それを必要とする対象、特にヒトに投与することを含む。
本発明は、さらにC−Metチロシンキナーゼに応答する疾患または障害、特に増殖性障害または疾患、特に癌の処置のための:(a)式(I)の化合物;および(b)1種以上の薬学的活性剤を含む薬剤の組合せの使用に関する。
本発明は、さらにC−Metチロシンキナーゼに応答する疾患または障害、特に増殖性障害または疾患、特に癌の処置用医薬の製造における:(a)式(I)の化合物;および(b)1種以上の薬学的活性剤を含む薬剤の組合せの使用に関する。
本発明は、さらに(a)式(I)の化合物および(b)薬学的活性剤;および(c)薬学的に許容される担体を含み;ここで、少なくとも1個の薬学的活性剤が抗癌治療剤である医薬組成物に関する。
本発明は、さらに:
(a)式(I)の化合物;および(b)同時の、一緒の、別々のまたは逐次的使用のための薬学的活性剤を含む医薬製剤を含み;ここで、少なくとも1個の薬学的活性剤が抗癌治療剤である、商業的包装物または製品に関する。
また、好ましくは複数組合せ成分−薬物が、複数組合せ成分−薬物を独立してその治療効果に相互作用が見られないほど長い間隔で使用したときに見られる効果を超える併用効果を示すように、2種以上の連続的な、別々のおよび同時の投与も可能であり、相乗作用が特に好ましい。
ここで使用する用語“進行遅延”は、処置する疾患の最初の顕在化または再発の前段階または初期相にある患者への組合せの投与を意味し、ここで、患者は、例えば、対応する疾患の前段階が診断されているか、または患者は、例えば、医学的処置中または自己に起因する状態であり、その下で対応する疾患を発症する可能性がある。
用語“併用治療活性”または“併用治療効果”は、複数化合物を別々に(時間をずらして、特に、順番を特定した方法で)、好ましくは、処置する温血動物、特にヒトで、なお、(好ましくは相乗的)相互作用(併用治療効果)をなお示す間隔で与え得ることを示す。併用治療効果は、とりわけ、両化合物が処置するヒトの血中に少なくとも一定間隔で存在することを示す、血中濃度の追跡により決定できる。
用語“薬学的に有効”は、好ましくはここに開示する疾患または障害の進行に対して、治療的に、または広い意味ではまた予防的に有効である量に関する。
ここで使用する用語“商業的包装物”または“製品”は、特に上に定義する成分(a)および(b)を独立して、または成分(a)および(b)の異なる量の異なる固定された組合せの使用により、すなわち、同時にまたは異なる時点で投与できる点で“パーツ・キット”である。さらに、これらの用語は、有効成分として、成分(a)および(b)を、増殖性疾患の進行遅延またはのための、その同時の、逐次的な(時間をずらした、好ましくは、時間特異的順番で)または(あまり好ましくない)別々の使用の指示と共に含む(とりわけ組み合わされている)商業的包装物を含む。パーツ・キットのパーツは、例えば、同時にまたは時間をずらして、すなわち異なる時点で、パーツ・キットの何れかのパーツと等しいまたは異なる間隔で投与できる。極めて好ましくは、パーツの組合せ使用の処置疾患に対する効果が、組合せパートナー(a)および(b)のいずれか一方のみの使用により得られる効果より大きくなるように間隔を選択する(標準法により決定できる)。組合せ製剤の投与する組合せパートナー(a)の総量の組合せパートナー(b)に対する比は、例えば、処置する患者亜集団の要求にまたは一患者の要求に合うように、変えることができ、この異なる要求は患者の特定の疾患、年齢、性別、体重、などによるものであり得る。好ましくは、少なくとも1個の有益な効果、例えば、組合せパートナー(a)および(b)の相互の効果の増強、特に相加以上の効果が存在し、それ故に、それぞれの組合せ薬物の投与量を、個々の薬物のみで組み合わせずに処置した場合に耐容性であるより低い用量に減らすことができ、さらなる有利な効果、例えば、少ない副作用または一方または両方の組合せパートナー(成分)(a)および(b)の非有効投与量での組合せ治療効果、極めて好ましくは組合せパートナー(a)および(b)の強い相乗効果を生じる。
成分(a)および(b)の組合せおよび商業的包装物の場合の両方とも、同時の、逐次的なおよび別々の使用の任意の組合せも可能であり、成分(a)および(b)を一つの時点で同時に投与し、その後、低い宿主毒性の一方の成分のみを長期に、例えば、3〜4週間を超えて毎日投与し、さらにその後他方の成分または両方の成分の組合せを投与してよい(最適効果のためのその後薬物組合せ処置コースにおいて)などである。
さらなる面において、本発明は式(I)の化合物およびその中間体の製造法に関する。式(I)の化合物は、これまで新規な本発明の化合物のためには適用されたことがなく、それ故、新規方法を構成するが、それ自体既知の方法により製造し得る。次のスキームはかかる製造法を説明する。スキーム1は式(I)の化合物を得るための合成法の一般的概観を提供する。
Figure 2013501037
式(I#a)の化合物の製造
Figure 2013501037
工程a:式(III)
Figure 2013501037
〔式中、Xはハロゲン、特にクロロであり、X1*はハロゲン、特にブロモである。〕
の化合物を、最初にグリニャールタイプのMg化合物、特にEtMgBrと反応させ、つづいて、式(IV)
Figure 2013501037
〔式中、Rはここで定義した通りである。〕
のアルデヒドと反応させて、式(II#d)を得て、そして
工程b:式(II#d)
Figure 2013501037
〔式中、置換基はここで定義した通りである。〕
の化合物を還元剤、例えば次亜リン酸とヨウ素の組合せと反応させて、式(II#a)の化合物を得て、そして
工程c:式(II#a)
Figure 2013501037
〔式中、置換基はここで定義した通りである。〕
と式RNHのアミン、好ましくはピペラジン(pipererazine)またはピペラジノン誘導体をKFまたはKFおよびN−エチルジイソプロピルアミンの存在下、有機溶媒、好ましくはN−メチルピロリドン中で反応させて、式(I#a)の化合物を得る。
式(I#c)の化合物の製造
Figure 2013501037
工程d:式(II#d)
Figure 2013501037
〔式中、置換基はここで定義した通りである。〕
の化合物を、酸化剤、例えばDess-Martinペルヨージナンまたは2−ヨードキシ安息香酸と反応させて、式(II#e)の化合物を得て、そして
工程e:式(II#e)
Figure 2013501037
〔式中、置換基はここで定義した通りである。〕
の化合物と、メチルマグネシウムを反応させて、式(II#f)の化合物を得るか、
または、別方法として、
工程f:式(II#g)
Figure 2013501037
〔式中、置換基はここで定義した通りである。〕
の化合物を、X−R (V)(式中、XはHであるか、またはハロ、例えばBrまたはIであり得る)とリチウムジイソプロピルアミドまたはブチルリチウムから得た有機リチウム種と反応させて、式(II#f)の化合物を得て、
式(II#f)
Figure 2013501037
の化合物を、工程bに準じて反応させて、式(II#c)の化合物を得て、
式(II#c)
Figure 2013501037
の化合物を、工程cに準じて反応させて、式(I#c)の化合物を得る。
式(I#b)の化合物の製造
工程g:式(II#c)
Figure 2013501037
〔式中、置換基はここで定義した通りである。〕
の化合物のエナンチオマーをキラルクロマトグラフィーを使用して分離して、式(II#b)の純粋エナンチオマーを得て、式(II#b)
Figure 2013501037
の化合物と、工程cに準じて反応させて、式(I#b)の化合物を得るか、
または、別方法として、
式(II#c)
Figure 2013501037
の化合物を、工程cに準じて反応させて、式(I#c)の化合物を得て、
式(I#c)
Figure 2013501037
の化合物のエナンチオマーを、工程gに準じて分離して、式(I#b)の化合物を得る。
Figure 2013501037
式(I#e)の化合物の別の製造
工程h:式(I#d)
Figure 2013501037
の化合物と、アルキル化またはアシル化(好ましくはアシル化)剤、例えばアセチルクロライドまたはギ酸4−ニトロフェニルまたはクロロギ酸メチルを、有機塩基、例えばピリジンの存在下で反応させて、式(I#e)の化合物を得る。
反応条件
上でおよび下で温度が記載されているとき、記載の数値からの僅かな逸脱、例えば±10%の変化が許容できるため、“約”を付すべきである。全ての反応は、1種以上の希釈剤および/または溶媒の存在下で行い得る。出発物質は等モル量で使用してよい;あるいは、化合物は、例えば溶媒として機能するため、または平衡をシフトさせるため、または一般に反応速度を加速させるために、過剰に使用してよい。反応助剤、例えば酸類、塩基または触媒を、当分野で既知の通り、反応において必要である、および一般に既知の方法に従って、適当な量で添加してよい。
保護基
1種以上の他の官能基、例えばカルボキシ、ヒドロキシ、アミノ、スルフヒドリルなどが、ここに記載する出発物質または何らかの他の前駆体において、反応に参加すべきでないため、または反応を妨害するために保護され、または保護する必要があり、これらは、通常ペプチド化合物、およびまたセファロスポリン類およびペニシリン類、ならびに核酸誘導体および糖類の合成に使用されるこのような基である。保護基は、除去されたら最終化合物にもはや存在しない基であり、置換基として残る基は、出発物質または中間体段階で付加され、最終化合物を得るために除去される基であるここで使用する意味では保護基ではない。ある式(I)の化合物から別の式(I)の化合物への変換の場合、保護基は、有用であるか、または必要であるならば、導入および除去し得る。
保護基は既に前駆体に存在してよく、意図する官能基を望まない二次反応、例えばアシル化、エーテル化、エステル化、酸化、加溶媒分解、および類似の反応に対して保護しなければならない。それ自体容易に、すなわち望まない二次反応なしに、典型的にアセトリシス、プロトノリシス、加溶媒分解、還元、光分解または、例えば生理学的条件に類似する条件下の酵素活性により除去され、最終生成物に存在しないのが保護基の特徴である。専門家は、どの保護基が、上におよび下に記載する反応に適当であるか知っているか、または容易に確立できる。
かかる保護基によるかかる官能基の保護、保護基自体、およびその除去反応は、例えば標準参考書、例えばJ. F. W. McOmie, “Protective Groups in Organic Chemistry”, Plenum Press, London and New York 1973, in T. W. Greene, “Protective Groups in Organic Synthesis”, Third edition, Wiley, New York 1999, in “The Peptides”; Volume 3 (editors: E. Gross and J. Meienhofer), Academic Press, London and New York 1981, in "Methoden der organischen Chemie" (Methods of organic chemistry), Houben Weyl, 4th edition, Volume 15/I, Georg Thieme Verlag, Stuttgart 1974, in H.-D. Jakubke and H. Jescheit, “Aminosaeuren, Peptide, Proteine” (Amino acids, peptides, proteins), Verlag Chemie, Weinheim, Deerfield Beach, and Basel 1982, and in Jochen Lehmann, “Chemie der Kohlenhydrate: Monosaccharide und Derivate” (Chemistry of carbohydrates: monosaccharides and derivatives), Georg Thieme Verlag, Stuttgart 1974に記載されている。
塩形成基を有する式(I)の化合物の塩類は、それ自体既知の方法により製造し得る。式(I)の化合物の酸付加塩類は、例えば酸または適当なアニオン交換試薬での処理により得ることができる。2個の酸分子(例えば式(I)の化合物のジハロゲニド)もまた、化合物あたり1個の酸分子の塩(例えばモノハロゲニド)に変換し得る;これは、融解するまで加熱するか、または例えば固体として、高真空下、高温で、例えば130〜170℃で加熱し、式(I)の化合物の1分子あたり酸の1分子を排出することにより行い得る。塩類は、通常遊離化合物に、例えば適当な塩基性化合物、例えばアルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、またはアルカリ金属水酸化物、典型的に炭酸カリウムまたは水酸化ナトリウムで処理することにより変換できる。
立体異性混合物、例えばジアステレオマー混合物は、その対応する異性体に、適当な分離法の手段によりそれ自他基既知の方法で分離できる。ジアステレオマー混合物は、例えばその個々のジアステレオマーに、分別結晶、クロマトグラフィー、溶媒分布、および類似の方法により分離し得る。この分離は、出発化合物のレベルで、または式(I)の化合物それ自体で行い得る。エナンチオマーは、例えばエナンチオマー純粋キラル酸との塩形成によるジアステレオマー塩の形成を介して、またはキラルリガンドを有するクロマトグラフィー基材を使用するクロマトグラフィー、例えばHPLCにより分離し得る。
この章に記載する変換に類似する反応もまた適当な中間体のレベルでも行い得ることは強調すべきである(そしてそれ故に対応する出発物質の製造に有用である)。
次の実施例は、限定することなく本発明を説明する。記載する実施例において、温度は摂氏度で測定する。特にことわらない限り、反応はrtで行う。さらに、特にことわらない限り、分析的HPLC条件は次の通りである:
条件1:
流速は2mL/分のアセトニトリルおよび水(両方とも+0.1%TFA)
0−8.0分:2%〜100%のアセトニトリル
8.0−10.0分:100%のアセトニトリル
カラム:MerckのChromolith Performance, RP-18e 4.6 x 100 mm
条件2:
流速は0.7mL/分の20%n−ヘキサンおよび80%エタノール
カラム:DaicelのChiralpak AD, 4.6 x 250 mm
条件3:
流速は0.7mL/分の20%n−ヘキサンおよび80%エタノール
カラム:DaicelのChiralcel OJ, 4.6 x 250 mm
条件4:
流速は2mL/分のアセトニトリルおよび水(両方とも+0.1%TFA)
0−2.2分:5%〜95%のアセトニトリル
2.2−2.7分:95%のアセトニトリル
2.7−2.9分:95%〜5%のアセトニトリル
2.9−3.5分:5%のアセトニトリル
カラム:WatersのSunfire C18 3.5μm, 2.1 x 20 mm
条件5:
流速は2mL/分のアセトニトリルおよび水(両方とも+0.1%ギ酸)
0−8.0分:2%〜100%のアセトニトリル
8.0−10.0分:100%のアセトニトリル
カラム:MerckのChromolith Performance, RP-18e 4.6 x 100 mm
プレカラム:MerckのChromolith Performance, RP-18e 4.6 x 5 mm
条件6:
流速は2mL/分のアセトニトリルおよび水(両方とも+0.1%TFA)
0−2.2分:5%〜95%のアセトニトリル
2.2−2.7分:95%のアセトニトリル
カラム・WatersのAtlantis T3 3μm 4.6 x 30 mm
次の実施例において、次の略語を使用する:
Figure 2013501037
中間体の合成:
中間体A、B、CおよびDの合成:
Figure 2013501037
中間体A
6−[(R)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン
Figure 2013501037
および
中間体B
6−[(S)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン
Figure 2013501037
表題化合物を分取HPLC(カラム:AD−H:温度:40℃;移動相:メタノール/CO=40/60;流速:3mL/分;背圧:150bar)を使用する(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体C、10.0g、28.5mmol)のキラル分離により、白色固体として得た:
中間体A(ピーク1):(t 3.60分(条件1)、t 9.76分(条件2)、1H-NMR in DMSO-d6: 8.93 (d, 1H); 8.43 (d, 1H); 8.16 (d, 1H); 7.93 (s, 1H); 7.67 (d, 1H); 7.58 (m, 1H); 7.25 (d, 1H); 5.06 (q, 1H); 1.88 (d, 3H))。
中間体B(ピーク2):(t 3.60分(条件1)、t 10.87分(条件2)、1H-NMR in DMSO-d6: 8.93 (s, 1H); 8.43 (d, 1H); 8.16 (d, 1H); 7.93 (s, 1H); 7.67 (d, 1H); 7.58 (m, 1H); 7.25 (d, 1H); 5.06 (q, 1H); 1.88 (d, 3H))。
中間体C
(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン
Figure 2013501037
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エタノール(中間体D、23.2g、63.7mmol)を酢酸(317mL)に溶解し、23個のマイクロ波リアクター−バイアルに仕込んだ。アイオダイド(2.11g×23、191mmol)、HPO 50%(2.28mL×23、464mmol)を各バイアルに添加した。それらを5分間、150℃でマイクロ波照射した。合わせたRMを真空で濃縮し、残留物を水で希釈し、4M NaOH溶液で塩基性化し、EtOAc(3×)で抽出した。有機物を合わせ、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、溶媒を除去した。残留物をジイソプロピルエーテルで摩砕した。形成した沈殿を濾別して、ベージュ色固体を得た(t 3.60分(条件1)、t 9.76/10.87分(条件2)、MH+ = 345, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.93 (d, 1H); 8.43 (d, 1H); 8.16 (d, 1H); 7.93 (s, 1H); 7.67 (d, 1H); 7.58 (m, 1H); 7.25 (d, 1H); 5.06 (q, 1H); 1.88 (d, 3H))。
中間体D
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エタノール
Figure 2013501037
5,7−ジフルオロ−キノリン(CAS 34522-72-0、18.57g、112mmol)の乾燥THF(120mL)溶液に、新たに調製したLDA(n−BuLi 77mLおよびジイソプロピルアミン18.94mL、123mmol、500mL THF中)を−78℃で滴下した。溶液をこの温度で1時間撹拌し、1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エタノン(CAS 90734-71-7、20.0g、102mmol)の400mL THF溶液を−70℃で滴下した。さらに45分間、−70乃至−30℃で撹拌後、RMを1M NHClでクエンチし、水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製し、DCMで結晶化して、表題化合物をベージュ色固体として得た(t 2.94分(条件1)、MH+ = 361, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.93 (d, 1H); 8.43 (d, 1H); 8.18 (d, 1H); 7.92 (s, 1H); 7.57 (m, 2H); 7.24 (d, 1H); 6.49 (s, 1H); 2.18 (s, 3H))。
中間体E、FおよびGの合成:
Figure 2013501037
中間体E
6−クロロ−3−[(S)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 2013501037
および
中間体F
6−クロロ−3−[(R)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 2013501037
表題化合物を分取HPLC(カラム:OD Sepaxcel;温度:39℃;移動相:メタノール/CO=30/70;流速:3mL/分;背圧:151bar)を使用する(rac)−6−クロロ−3−[1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(中間体G、10.0g、30.3mmol)のキラル分離により、僅かに黄色固体として得た:
中間体E(ピーク1):(t 4.04分(条件1)、t 14.39分(条件2)、1H-NMR in DMSO-d6: 8.19 (d, 1H); 7.92 (s, 1H); 7.80 (s, 1H); 7.55 (d, 1H); 7.42 (d, 1H); 7.28 (d, 1H); 4.84 (m, 1H); 3.96 (s, 3H); 1.71 (d, 3H))。
中間体F(ピーク2):(t 4.04分(条件1)、t 16.40分(条件2)、1H-NMR in DMSO-d6: 8.19 (d, 1H); 7.92 (s, 1H); 7.80 (s, 1H); 7.55 (d, 1H); 7.42 (d, 1H); 7.28 (d, 1H); 4.84 (m, 1H); 3.96 (s, 3H); 1.71 (d, 3H))。
中間体G
(rac)−6−クロロ−3−[1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 2013501037
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エタノール((i)、21.4g、61.9mmol)を酢酸(310mL)に溶解し、20個のマイクロ波リアクター−バイアルに仕込んだ。アイオダイド(2.36g×20、186mmol)、HPO 50%(2.56mL×20、464mmol)を各バイアルに添加した。それらを10分間、150℃でマイクロ波照射した。合わせたRMを真空で濃縮し、残留物を水で希釈し、4M NaOH溶液で塩基性化し、EtOAcで2回抽出した。有機物を合わせ、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、溶媒を除去した。残留物をジイソプロピルエーテルで摩砕した。形成した沈殿を濾別して、ベージュ色固体を得た(t 4.08分(条件1)、t 14.39/16.40分(条件2)、MH+ = 330, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.19 (d, 1H); 7.92 (s, 1H); 7.80 (s, 1H); 7.55 (d, 1H); 7.42 (d, 1H); 7.28 (d, 1H); 4.84 (m, 1H); 3.96 (s, 3H); 1.71 (d, 3H))。
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エタノール(i)
撹拌している(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−メタノン((ii)、25.45g、74mmol)およびTHF(4L)の懸濁液に、メチルマグネシウムブロマイド(3M、43mL)を、38℃で15分間かけて添加した。混合物を38℃で20分間撹拌した。RMをRTに冷却し、1M NaHCOでクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。表題化合物を、DCM−TBME(1:2)で結晶化後、ベージュ色固体として得た(t 3.30分(条件1);MH+ = 346)。
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−メタノン(ii)
撹拌している(rac)−6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−メタノール((iii)、25.5g、77mmol)およびアセトン(2L)の懸濁液に、2−ヨードキシ安息香酸(CAS 61717-82-6、44.4g、154mmol)をRTで添加した。混合物を7時間、還流温度で撹拌した。RMをRTに冷却し、真空で濃縮した。
残留物に、水(1L)および1M NaOH(1L)を添加し、得られた懸濁液を一夜、RTで撹拌した。結晶を濾別し、水(3×)で洗浄し、乾燥させて、表題化合物をベージュ色固体として得た(t 4.06分(条件1);MH+ = 330.0)。
(rac)−6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−メタノール(iii)
3−ブロモ−6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(CAS 13526-66-4、19.69g、85mmol)をTHF(303mL)に懸濁し、エチルマグネシウム溶液(1M、102mL)を、アルゴン条件下、0〜5℃でゆっくり添加した。RMを30分間、RTで撹拌した。RMを0℃に冷却し、6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒド((iv)、15.4g、85mmol)のTHF(303mL)溶液を0〜5℃でゆっくり添加した。RMをさらに2時間、RTで撹拌した。RMを真空で濃縮した。残留物に水(0.5L)を添加し、得られた懸濁液を一夜、RTで撹拌した。結晶を濾別し、水(1×)で洗浄し、乾燥させた。粗生成物にEtOAc(0.5L)を添加し、得られた懸濁液を一夜、RTで撹拌した。結晶を濾別し、EtOAc(1×)で洗浄し、乾燥させて、表題化合物をベージュ色固体として得た(t 3.26分(条件1);1H-NMR in DMSO-d6: 8.22 (d, 1H); 8.07 (s, 1H); 7.90 (d, 1H); 7.50 (d, 1H); 7.48 (s, 1H); 7.37 (d, 1H); 6.44 (d, 1H); 6.30 (d, 1H); 2.48 (s, 3H))。
6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒド(iv)
THF中n−ブチルマグネシウムクロライドの2M溶液(22.4mL、44.8mmol)を、トルエン(160mL)に窒素下添加し、−10℃に冷却した。これにヘキサン中n−ブチルリチウムの1.6M溶液(57mL、91mmol)を添加し、1時間後、RMを−30℃に冷却した。RMに5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール((v) 19.0g、83mmol)のTHF(160mL)溶液を添加し、反応物を−10℃に温めた。1時間後、DMF(8.23mL、106mmol)を添加し、RMを−10℃でさらに1時間撹拌した。反応物を2N HClを使用してクエンチし、室温に温めた。30分間後、RMを飽和水性NaHCO溶液で塩基性化し、EtOAcで抽出した。有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、真空下蒸発させた。残留物をEtOで摩砕した。形成した沈殿を濾別して、ベージュ色固体を得て、所望のアルデヒドと同定された(t 3.61分(条件1)、NMR in DMSO-d6: 10.16 (s, 1H); 8.36 (d, 1H); 8.30 (s, 1H); 7.70 (d, 1H); 4.03 (s, 3H))。
5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール(v)
NaH(8.84g、221mmol)のTHF(50mL)懸濁液に、5−ブロモ−6−フルオロ−1H−インダゾール(CAS 105391-70-6、44.1g、201mmol)のTHF(200mL)を5℃で滴下した。15分間、5℃の後、MeI(31.7mL、221mmol)を5℃で添加し、RMを0℃〜5℃で1.5時間撹拌した。反応物を0.5M HClでクエンチし、EtOAcで抽出した。有機相を合わせ、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、真空下蒸発させた。形成した2個の異性体をヘプタンおよびEtOAcを用いるMPLCで分離して、表題化合物を黄色固体として得た(t 5.07分(条件1)、NMR in DMSO-d6: 8.14 (d, 1H); 8.04 (s, 1H); 7.79 (d, 1H); 4.00 (s, 3H))。
中間体HおよびIの合成:
Figure 2013501037
中間体H
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−5,7−ジフルオロ−キノリン
Figure 2013501037
撹拌している(rac)−6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール((vi)、21.0g、60.6mmol)および酢酸(303mL)の溶液に、HPO 50%(33.3mL、303mmol)、アイオダイド(30.7g、121mmol)を添加した。混合物を2時間、還流温度(油浴温度=130℃)で撹拌した。RMを真空で濃縮し、残留物を水で希釈し、2M NaOH溶液で塩基性化し、DCMで2回抽出した。有機物を合わせ、NaSOで乾燥させ、溶媒を除去した。残留物をEtOで摩砕した。形成した沈殿を濾別して、ベージュ色固体を得た(t 3.55分(条件1)、MH+ = 331.0, NMR in DMSO-d6: 8.97 (d, 1H); 8.48 (d, 1H); 8.19 (d, 1H); 7.74 (d, 1H); 7.61 (d, 1H); 7.60 (s, 1H); 7.33 (d, 1H); 4.50 (s, 2H))。
(rac)−6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(vi)
3−ブロモ−6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(CAS 13526-66-4、15.0g、63.9mmol)をTHF(235mL)に懸濁し、0℃に冷却し、エチルマグネシウム溶液(1M、77mL)を、アルゴン条件下、0〜5℃でゆっくり添加した。RMをRTで30分間撹拌した。RMを0℃に冷却し、5,7−ジフルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(中間体I、12.46g、63.9mmol)のTHF(235mL)溶液を滴下した。RMをさらに1時間RTで撹拌し、真空で濃縮した。残留物に水(0.4L)を添加し、得られた懸濁液を一夜、RTで撹拌した。結晶を濾別し、水(1×)で洗浄し、乾燥させた。粗生成物にEtOAc(0.5L)を添加し、得られた懸濁液を2時間、RTで撹拌した。結晶を濾別し、EtOAc(1×)で洗浄し、乾燥させて、表題化合物をベージュ色固体として得た(t 2.94分(条件1)、MH+ = 347)。
中間体I
5,7−ジフルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド
Figure 2013501037
5,7−ジフルオロ−6−ビニル−キノリン((vii)、614mg、3.21mmol)をジオキサン(1.7mL)および水(0.6mL)に溶解した。2,6−ルチジン(0.761mL、6.42mmol)、過ヨウ素酸ナトリウム(2.75g、12.85mmol)および四酸化オスミウム(653mg、0.064mmol)を先の溶液に添加した。RMをRTで15分間撹拌した。沈殿が形成した。水をRMに添加し、それをEtOAcで2回抽出した。有機物を合わせ、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、溶媒を除去した。残留物をヘキサンおよびEtOAcを用いるMPLCで精製して、表題化合物を白色固体として得た(t 1.2分(条件4)、MH+ = 244, 1H-NMR in DMSO-d6: 10.36 (s, 1H); 9.15 (s, 1H); 8.65 (d, 1H); 7.79 (d, 1H); 7.69 (dd, 1H))。
5,7−ジフルオロ−6−ビニル−キノリン(vii)
6−ブロモ−5,7−ジフルオロ−キノリン((viii)、1g、4.10mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(47mg、0.041mmol)およびトリブチル(ビニル)錫(1.34g、4.10mmol)を、ジオキサン(3.7mL)と共にマイクロ波リアクターに仕込み、25分間、150℃でマイクロ波照射下に撹拌した。溶媒を除去し、残留物をヘキサンおよびEtOAcを用いるMPLCで精製した。表題化合物を無色油状物として得た(t 1.1分(条件4)、MH+ = 192)。
中間体J、KおよびLの合成:
Figure 2013501037
中間体J
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン
Figure 2013501037
表題化合物を、(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(ix)から、中間体Hにおいて記載する条件でヨウ素およびHPOで処理して得た(t 4.41分(条件5)、MH+ = 313)。
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(ix)
3−ブロモ−6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(CAS 13526-66-4、1.327g、5.71mmol)をTHF(40mL)に溶解し、窒素条件下、それを0℃に冷却し、エチルマグネシウムブロマイド溶液(1M、6.85mL)を添加した。RMをRTで30分間撹拌し、7−フルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(中間体K、1.0g、5.71mmol)のTHF(20mL)溶液を0℃で添加した。RMをRTで2時間撹拌した。溶媒を蒸発により一部除去し、水(40mL)を残存マッシュ状物に添加した。1時間撹拌後、結晶化生成物を濾過し、真空下で一夜乾燥させて、表題化合物を粉末として得た(t 3.70分(条件5)、MH+ = 329, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.90 (dd, 1H); 8.46 (d, 1H); 8.29 - 8.23 (m, 2H); 7.72 (d, 1H); 7.54 - 7.49 (m, 2H); 7.40 (d, 1H); 6.56 - 6.49 (m, 2H))。
中間体K
7−フルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド
Figure 2013501037
および
中間体L
5−フルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド
Figure 2013501037
表題化合物を、DCMに溶解したそれぞれの対応する位置異性体(x)および(xi)を、10当量MnOでRTで処理して得た。16時間撹拌後、黒色固体をセライトを通して濾去し、溶媒を除去して、白色固体を得た。
中間体K(t 4.04分(条件5)、MH+ = 176, 1H-NMR in DMSO-d6: 10.31 (s, 1H); 9.05 (s, 1H); 8.66 (d, 1H); 8.63 (d, 1H); 7.91 (d, 1H); 7.64 (dd, 1H))。
中間体L(t 4.37分(条件5)、MH+ = 176, 1H-NMR in DMSO-d6: 10.47 (s, 1H); 9.13 (s, 1H); 8.70 (d, 1H); 8.05(t, 1H); 7.97 (d, 1H); 7.75 (dd, 1H))。
(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(x)および(5−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(xi)
位置異性体混合物((xii)、792mg、3.6mmol)をTHF(7.5mL)に窒素下溶解し、氷水浴で0℃に冷却した。LiAlH(THF中1M、4.3mL)をゆっくり添加した。形成した沈殿を濾別し、濾液を濃縮した。残留物をDCM/MeOH勾配で溶出するMPLCで精製して:
(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(x)を白色固体として得た(t 0.3分(条件6)、MH+ = 178)。
(5−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(xi)を、H−NMRで79%純粋の黄色固体として得た(t 0.3分(条件6)、MH+ = 178)。
5−フルオロ−キノリン−6−カルボン酸エチルエステルおよび7−フルオロ−キノリン−6−カルボン酸エチルエステル混合物(xii)
4−アミノ−2−フルオロ−安息香酸(1g、6.38mmol)の硫酸75%(15mL)懸濁液に、グリセロール無水(2.108mL、28.72mmol)および3−ニトロスルホン酸ナトリウム(2.93g、12.8mmol)を添加した。混合物を100℃で4時間撹拌した。それを60℃に冷却し、EtOHを添加した。混合物を60℃で45時間撹拌した。溶液を氷水混合物に注ぎ、飽和水性水酸化アンモニウムで塩基性化した。それをEtOAcで2回抽出した。有機相を合わせ、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物をDCM/MeOH勾配で溶出するMPLCで精製して、5−フルオロ−キノリン−6−カルボン酸エチルエステルおよび7−フルオロ−キノリン−6−カルボン酸エチルエステル(t 1.3分およびt 1.1分(条件6)、MH+ = 220)の混合物(1:1)として黄色油状物を得た。
中間体Mの合成:
Figure 2013501037
中間体M
(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−7−フルオロ−キノリン
Figure 2013501037
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−エタノール((xiii)、200mg、0.584mmol)の酢酸(3.2mL)溶液にヨウ素(296mg、1.167mmol)およびHPO(0.642mLの50%水溶液、5.84mmol)を添加した。RMを150℃で30分間加熱した。RTに冷却後、酢酸を減圧下蒸発させ、水を添加し、溶液を10%NaHCO溶液で中和した。沈殿した生成物をDCMで抽出し、合わせた有機相をMgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発乾固し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を灰白色結晶性固体として得た(t 4.61分(条件5)、MH+ = 327.2, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.85 (dd, 1H); 8.28 (dd, 1H); 8.20 (d, 1H); 7.85 (s, 1H); 7.78-7.68 (2H, m); 7.44 (dd, 1H); 7.29 (d, 1H); 4.95 (q, 1H); 1.79 (d, 3H))。
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−エタノール(xiii)
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノン((xiv)、294mg、0.9mmol)を無水THF(70mL)に40℃で溶解し、メチルマグネシウムブロマイドのEtO溶液(3M、0.36mL)をゆっくり添加し、RMをRTに冷却し、2時間撹拌した。さらにメチルマグネシウムブロマイドのEtO溶液(3M、0.5mL)を添加し、RMをさらに1時間撹拌した。それをDCMおよび10%水性NaHCO溶液に溶解し、抽出した。有機相をMgSOで乾燥させた。溶媒蒸発後粗物質をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を得た(t 3.74分(条件5)、MH+ = 343, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.87 (dd, 1H); 8.50 (d, 1H); 8.49 (d, 1H); 8.18 (d, 1H); 7.85 (s, 1H); 7.59 (d, 1H); 7.51 (dd, 1H); 7.23 (d, 1H); 6.33 (s, 1H); 2.13 (s, 3H))。
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノン(xiv)
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール((ix)、329g、1.0mmol)をアセトン(40mL)に溶解し、2−ヨードキシ安息香酸(45%、1.245g、2.0mmol)を添加した。RMを3時間加熱還流した(懸濁液)。アセトンを減圧下除去し、残留物を水および2M NaOHに溶解した。ベージュ色懸濁液を濾過し、水で洗浄し、真空下で一夜乾燥させて、表題化合物をベージュ色粉末として得た(t 4.31分(条件5)、MH+ = 327, 1H-NMR in DMSO-d6: 9.03 (d, 1H); 8.53 (d, 1H); 8.49 - 8.41 (m, 2H); 8.39 (s, 1H); 7.90 (d, 1H); 7.74 (d, 1H); 7.62 (dd, 1H))。
中間体N
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−5−フルオロ−キノリン
Figure 2013501037
表題化合物を、中間体Jの製造に使用した方法に準じて処理をして、5−フルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(中間体L)から得た(t 4.96分(条件5)、MH+ = 313)。
中間体O
6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5−フルオロ−キノリン
Figure 2013501037
表題化合物を、中間体Mの製造に使用した方法に準じて処理をして、5−フルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(中間体L)から得た(t 0.9分(条件5)、MH+ = 176)。
中間体P、Q、RおよびSの合成:
Figure 2013501037
中間体P
6−クロロ−3−[(R)−1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 2013501037
および
中間体Q
6−クロロ−3−[(S)−1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 2013501037
表題化合物を分取HPLC(カラム:AD−H温度:25℃;移動相:ヘキサン/エタノール(0.1%DEA)=70/30;流速:1mL/分)を使用する(rac)−6−クロロ−3−(1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(中間体R、580mg、1.67mmol)のキラル分離により白色固体として得た:
中間体P(ピーク1):(t 5.36分(条件5)、t 8.48分(条件2)、1H-NMR in DMSO-d6: 8.16 (d, 1H); 8.11 (s, 1H); 7.85 (s, 1H); 7.43 (d, 1H); 7.25 (d, 1H); 4.94 (m, 1H); 3.97 (s, 3H); 1.81 (d, 3H))。
中間体Q(ピーク2):(t 5.39分(条件5)、t 10.50分(条件2)、1H-NMR in DMSO-d6: 8.16 (d, 1H); 8.11 (s, 1H); 7.85 (s, 1H); 7.43 (d, 1H); 7.25 (d, 1H); 4.94 (m, 1H); 3.97 (s, 3H); 1.81 (d, 3H))。
中間体R
(rac)−6−クロロ−3−(1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 2013501037
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾール[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エタノール((xv)、1.1g、3.02mmol)を酢酸(16mL)に溶解し、2個のマイクロ波リアクター−バイアルに仕込んだ。アイオダイド(1.15g×2、9.07mmol)、HPO 50%(1.18mL×2、22.68mmol)を各バイアルに添加した。それらを温油浴(150℃)に10分間付した。合わせたRMを真空で濃縮し、残留物を水で希釈し、NaHCO 10%溶液で塩基性化し、EtOAc(3×)で抽出した。有機物を合わせ、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、溶媒を除去した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製し、EtOAc/ペンタンで結晶化して、表題化合物を黄色固体として得た(t 5.41分(条件5)、(t 8.59/10.78分(条件2)、(MH+ = 348.1, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.16 (d, 1H); 8.12 (s, 1H); 7.86 (s, 1H); 7.43 (d, 1H); 7.25 (d, 1H); 4.94 (m, 1H); 3.97(s, 3H); 1.81 (d, 3H))。
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾール[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エタノール(xv)
N−BuLi、6.88mLを、4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール((xvi)、1.68g、10mmol)の乾燥THF(50mL)溶液に−78℃で滴下した。溶液をこの温度で1時間撹拌し、1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エタノン(CAS 90734-71-7、1.95g、10mmol)の50mL THF溶液を−70/75℃で滴下した。さらに3時間、−70/75℃で撹拌後、RMをNHCl 10%でクエンチし、0℃で水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を黄色泡状物として得た(t 4.40分(条件5)、MH+ = 364.2, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.16 (d, 1H); 8.11 (s, 1H); 7.85 (s, 1H); 7.30 (d, 1H); 7.22 (d, 1H); 6.26 (s, 1H); 3.96 (s, 3H); 2.12 (d, 3H))。
4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール(xvi)
表題化合物を、Synthethic Communications, 1997, 27(7), 1199-1207に記載する方法に従い合成した:N−メチル−N’−[1−(2,4,6−トリフルオロ−フェニル)−メチリデン]−ヒドラジン(xvii)(1.84g、9.8mmol)を150℃で1時間融解した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を黄色結晶性粉末として得た(t 5.26分(条件5)、1H-NMR in DMSO-d6: 8.17 (s, 1H); 7.45 (dt, 1H); 7.00(td, 1H); 4.00 (s, 3H))。
N−メチル−N’−[1−(2,4,6−トリフルオロ−フェニル)−メチリデン]−ヒドラジン[1−メチル−2−(2,4,6−トリフルオロベンジリデン)ヒドラジン](xvii)
2,4,6−トリフルオロ−ベンズアルデヒド(4.5g、27.3mmol)をEtOに溶解し、メチルヒドラジン(1.43mL、27.3mmol)を添加し、RMを一夜撹拌した。溶媒を蒸発させ、固体残留物をペンタンとEtOAcの混合物に懸濁し、濾過して、表題化合物を明黄色結晶性固体として得た(t 4.95分(条件5)、MH+ = 198.1)。
中間体S
4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒド
Figure 2013501037
4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール((xvi)、168mg、1mmol)の乾燥THF(1mL)を新たに調製したLDA(n−BuLi 1.25mLおよびジイソプロピルアミン0.285mL、2mmol、10mL THF中)溶液に−78℃で滴下した。溶液をこの温度で2時間撹拌し、N−メチルホルムアニリド(0.247mL、2mmol)を−70℃で滴下した。さらに2時間、−78℃で撹拌後、RMを氷酢酸でクエンチし、水で希釈し、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、溶媒を除去した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を帯黄色結晶性粉末として得た(t 4.49分(条件5)、MH+ = 197, 1H-NMR in DMSO-d6: 10.2 (s, 1H); 8.42 (s, 1H); 7.61 (d, 1H); 4.04 (s, 3H))。
中間体T
6−クロロ−3−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 2013501037
表題化合物を、中間体Jの製造に使用した方法に準じて処理をして、4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒド(中間体S)から得た(t 5.28分(条件5)、MH+ = 334.1)。
中間体U
(rac)−6−クロロ−3−(1−(4,6−ジフルオロ−1−イソプロピル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 2013501037
表題化合物を、中間体Rに準じて、4,6−ジフルオロ−1−イソプロピル−1H−インダゾール(xviii)を4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾールの代わりに反応させて、製造した(t 7.60分(条件5)、MH+ = 376.2, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.16 (d, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.50 (d, 1H), 7.26 (d, 1H), 4.93 (m, 2H), 1.81 (d, 3H), 1.42 (m, 6H)。
4,6−ジフルオロ−1−イソプロピル−1H−インダゾール(xviii)
Figure 2013501037
1N−イソプロピル−N’−[1−(2,4,6−トリフルオロ−フェニル)−メチリデン]−ヒドラジン((xix)、865mg、4mmol)を5mL メシチレンに溶解し、KCO(1.65g、12.00mmol)を添加し、170℃で6時間撹拌した。RMを冷却し、濾過し、EtOAcで洗浄し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を黄色油状物として得た(t 6.86分(条件5)、MH- = 195, 1H-NMR in CDCl3: 7.25 (s, 1H); 6.89 (d, 1H), 6.60 (m, 1H), 4.70 (m, 1H), 1.58 (d, 6H)。
N−イソプロピル−N’−[1−(2,4,6−トリフルオロ−フェニル)−メチリデン]−ヒドラジン[1−イソプロピル−2−(2,4,6−トリフルオロベンジリデン)ヒドラジン](xix)
2,4,6−トリフルオロベンズアルデヒド(CAS 58551-83-0、658mg、4.11mmol)をEtO(11mL)に溶解し、イソプロピルヒドラジン−ヒドロクロライド(CAS 16726−41−3、500mg、4.52mmol)、水(1mL)およびNaHCO(380mg、4.52mmol)を添加し、3時間、RTで撹拌した。エマルジョンが形成され、EtOを添加し、塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、溶媒を除去して、表題化合物を明黄色液体として得た(898mg、t 5.81分(条件5)、MH+ = 217.2)。
実施例1
(rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1−メチル−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体C、50mg、0.145mmol)、KF(84mg、1.45mmol)および1−メチルピペラジン−2−オンヒドロクロライド(65mg、0.435mmol)をNMP(0.483mL)に懸濁した。RMを180℃で5時間撹拌した。混合物を濾過し、得られた濾液を逆相クロマトグラフィー(水+0.1%TFA/アセトニトリル+0.1%TFA)で精製した。回収したフラクションを濃縮し、残留物をMeOHに溶解し、PL-HCO3MPのSPEカートリッジを通した。濾液を濃縮して、表題化合物を帯褐色油状物として得た(t 3.19分(条件1)、MH+ = 423)。
実施例2
4−{3−[(S)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1−メチル−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
6−[(S)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体B、3.0g、8.58mmol)、KF(2.52g、42.9mmol)、1−メチルピペラジン−2−オンヒドロクロライド(3.88g、25.7mmol)、N−エチルジイソプロピルアミン(5.99mL、35mmol)をNMP(60mL)に懸濁した。RMを180℃で8.5時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、1M NaCO(1×)および水(2×)で洗浄した。水性物をさらにEtOAc(2×)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製し、EtOAcで結晶化して、表題化合物を白色固体として得た(t 3.19分(条件1)、(t 8.84分(条件2)、MH+ = 423.2, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.94 (d, 1H); 8.45 (d, 1H); 7.84 (d, 1H); 7.63 (s, 1H); 7.59 (m, 2H); 7.08 (d, 1H); 4.98 (m, 1H); 4.02 (d, 1H); 3.73 (d, 1H); 3.60 (m, 2H); 3.31 (m, 1H); 3.25 (m, 1H); 2.80 (s, 3H); 1.88 (d, 3H))。
実施例3
(rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体C、6.40g、18.21mmol)、KF(5.34g、91.0mmol)、ピペラジン−2−オン(5.64g、54.6mmol)をNMP(60mL)に懸濁した。RMを180℃で7時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、1M NaCO(1×)および水(2×)で洗浄した。水性物をさらにEtOAc(2×)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製し、DCMで結晶化して、表題化合物をベージュ色固体として得た(t 3.02分(条件1)、(t 7.58/10.54分(条件3、MH+ = 409.1, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.94 (d, 1H); 8.45 (d, 1H); 8.05 (s, 1H); 7.83 (d, 1H); 7.63 (m, 1H); 7.62 (s, 1H); 7.59 (m, 1H); 7.05 (d, 1H); 4.99 (m, 1H); 3.97 (d, 1H); 3.69 (d, 1H); 3.51 (m, 2H); 3.19 (m, 1H); 3.12 (m, 1H); 1.88 (d, 3H))。
実施例4
4−{3−[(R)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
表題化合物を分取HPLC(カラム:Chiracel OJ 10 x 50cm;移動相:ヘプタン−エタノール60:40;流速:110mL/分;検出:UV 210nm)を使用する、実施例3の化合物のキラル分離により得た。第一溶出ピーク(t 85分)、表題化合物をEtOAcでの結晶化後、僅かにベージュ色固体を得た(t 3.00分(条件1)、(t 7.58分(条件3)、MH+ = 409.1, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.94 (d, 1H); 8.45 (d, 1H); 8.05 (s, 1H); 7.83 (d, 1H); 7.63 (m, 1H); 7.62 (s, 1H); 7.59 (m, 1H); 7.05 (d, 1H); 4.99 (m, 1H); 3.97 (d, 1H); 3.69 (d, 1H); 3.51 (m, 2H); 3.19 (m, 1H); 3.12 (m, 1H); 1.88 (d, 3H))。
実施例5
4−{3−[(S)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
表題化合物を、分取HPLC(カラム:Chiracel OJ 10 x 50cm;移動相:ヘプタン−エタノール60:40;流速:110mL/分;検出:UV 210nm)を使用する実施例3の化合物のキラル分離により得た。第二溶出ピーク(t 130分)、表題化合物をEtOAcで結晶化して、僅かにベージュ色固体を得た(t 3.00分(条件1)、(t 10.54分(条件3)、MH+ = 409.1, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.94 (d, 1H); 8.45 (d, 1H); 8.05 (s, 1H); 7.83 (d, 1H); 7.63 (m, 1H); 7.62 (s, 1H); 7.59 (m, 1H); 7.05 (d, 1H); 4.99 (m, 1H); 3.97 (d, 1H); 3.69 (d, 1H); 3.51 (m, 2H); 3.19 (m, 1H); 3.12 (m, 1H); 1.88 (d, 3H))。
実施例6
(rac)−5,7−ジフルオロ−6−[1−(6−ピペラジン−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン
Figure 2013501037
(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体C、200mg、0.569mmol)、KF(371mg、6.26mmol)およびピペラジン(490mg、5.69mmol)をNMP(2.85mL)に懸濁した。RMを170℃で1時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、1M NaCO(1×)および水(2×)で洗浄した。水性物をさらにEtOAc(2×)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を黄色泡状物として得た(t 2.78分(条件1)、MH+ = 395)。
実施例7
5,7−ジフルオロ−6−[(S)−1−(6−ピペラジン−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン
Figure 2013501037
6−[(S)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体B、200mg、0.569mmol)、KF(371mg、6.26mmol)およびピペラジン(490mg、5.69mmol)をNMP(2.85mL)に懸濁した。RMを170℃で1時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、1M NaCO(1×)および水(2×)で洗浄した。水性物をさらにEtOAc(2×)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を黄色泡状物として得た(t 2.78分(条件1)、MH+ = 395, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.95 (d, 1H); 8.45 (d, 1H); 7.77 (d, 1H); 7.61 (d, 1H); 7.59 (s, 1H); 7.58 (m, 1H); 7.02 (d, 1H); 4.95 (m, 1H); 3.23 (m, 2H); 3.07 (m, 2H); 2.62 (m, 2H); 2.56 (m, 2H); 1.87 (d, 3H))。
実施例8
(rac)−5,7−ジフルオロ−6−{1−[6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン
Figure 2013501037
(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体C、69mg、0.20mmol)、KF(58mg、1.0mmol)およびN−メチル−ピペラジン(60mg、0.60mmol)をNMP(1.0mL)に懸濁した。RMを170℃で2時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、1M NaCO(1×)および水(2×)で洗浄した。水性物をさらにEtOAc(2×)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を黄色泡状物として得た(t 2.83分(条件1)、MH+ = 409.1)。
実施例9
5,7−ジフルオロ−6−{(S)−1−[6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例8に準じて、6−[(S)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体B)を(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリンの代わりに使用して製造した(t 2.85分(条件1)、MH+ = 409.1, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.94 (d, 1H); 8.45 (d, 1H); 7.78 (d, 1H); 7.63 (d, 1H); 7.60 (s, 1H); 7.59 (d, 1H); 7.04 (d, 1H); 4.96 (m, 1H); 3.15 - 3.35 (m, 4H); 2.22 - 2.11 (m, 4H); 2.06 (s, 3H); 1.87 (d, 3H))。
実施例10
(rac)−1−(4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−イル)−エタノン
Figure 2013501037
(rac)−5,7−ジフルオロ−6−[1−(6−ピペラジン−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン(実施例6、50mg、0.127mmol)をピリジン(1.27mL)に溶解し、アセチルクロライド(0.014mL、0.190mmol)を添加した。RMをRTで0.5時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物をベージュ色泡状物として得た(t 3.36分(条件1)、MH+ 437)。
実施例11
1−(4−{3−[(S)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−イル)−エタノン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例10に準じて、5,7−ジフルオロ−6−[(S)−1−(6−ピペラジン−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン(実施例7)を(rac)−5,7−ジフルオロ−6−[1−(6−ピペラジン−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリンの代わりに使用して製造した(t 3.39分(条件1)、(t 8.38分(条件2)、MH+ = 437, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.94 (d, 1H); 8.49 (d, 1H); 7.82 (d, 1H); 7.65 (d, 1H); 7.62 (s, 1H); 7.60 (m, 1H); 7.07 (d, 1H); 4.98 (m, 1H); 3.15 - 3.40 (m, 8H); 1.98 (s, 3H); 1.88 (d, 3H))。
実施例12
(rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−カルボアルデヒド
Figure 2013501037
(rac)−5,7−ジフルオロ−6−[1−(6−ピペラジン−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン(実施例6、50mg、0.127mmol)およびギ酸4−ニトロフェニル(29.7mg、0.177mmol)をDCM(1.27mL)に溶解し、トリエチルアミン(0.021mL、0.152mmol)を添加した。RMをRTで0.5時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を白色泡状物として得た(t 3.25分(条件1)、MH+ = 423)。
実施例13
4−{3−[(S)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−カルボアルデヒド
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例12に準じて、5,7−ジフルオロ−6−[(S)−1−(6−ピペラジン−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン(実施例7)を(rac)−5,7−ジフルオロ−6−[1−(6−ピペラジン−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリンの代わりに使用して製造した(t 3.28分(条件1)、(t 9.84分(条件2)、MH+ = 423, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.95 (d, 1H); 8.47 (d, 1H); 8.02 (s, 1H); 7.82 (d, 1H); 7.65 (d, 1H); 7.63 (s, 1H); 7.60 (m, 1H); 7.08 (d, 1H); 4.98 (m, 1H); 3.15 - 3.40 (m, 8H); 1.88 (d, 3H))。
実施例14
(rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸メチルエステル
Figure 2013501037
(rac)−5,7−ジフルオロ−6−[1−(6−ピペラジン−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン(実施例6、35mg、0.089mmol)をピリジン(0.89mL)に溶解し、クロロギ酸メチル(0.010mL、0.133mmol)を添加した。RMをRTで1.5時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物をベージュ色泡状物として得た(t 3.70分(条件1)、MH+ = 453)。
実施例15
(rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸アミド
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例3に準じて、(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体C)およびピペラジン−1−カルボキサミドをピペラジン−2−オンの代わりに使用して製造した(t 3.16分(条件1)、MH+ = 438, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.95 (d, 1H); 8.46 (d, 1H); 7.80 (d, 1H); 7.65 (d, 1H); 7.61 (s, 1H); 7.60 (m, 1H); 7.08 (d, 1H); 6.07 (s, 2H); 4.98 (m, 1H); 3.15 - 3.40 (m, 8H); 1.88 (d, 3H))。
実施例16
4−{3−[(S)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸アミド
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例3に準じて、6−[(S)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体B)およびピペラジン−1−カルボキサミドをピペラジン−2−オンの代わりに使用して製造した(t 3.17分(条件1)、MH+ = 438, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.95 (d, 1H); 8.46 (d, 1H); 7.80 (d, 1H); 7.65 (d, 1H); 7.61 (s, 1H); 7.60 (m, 1H); 7.08 (d, 1H); 6.07 (s, 2H); 4.98 (m, 1H); 3.15 - 3.40 (m, 8H); 1.88 (d, 3H))。
実施例17
(rac)−1−(4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−イル)−2,2,2−トリフルオロ−エタノン
Figure 2013501037
(rac)−5,7−ジフルオロ−6−[1−(6−ピペラジン−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン(実施例6、50mg、0.127mmol)およびトリエチルアミン(0.141mL、1.014mmol)をTHF(1.27mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸無水物(0.070mL、0.507mmol)を添加した。RMをRTで0.75時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、1M NaHCO(1×)および塩水(1×)で洗浄した。水性物をさらにEtOAcで抽出した(1×)。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物をベージュ色泡状物として得た(t 4.00分(条件1)、MH+ = 491, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.95 (d, 1H); 8.48 (d, 1H); 7.86 (d, 1H); 7.66 (d, 1H); 7.64 (s, 1H); 7.60 (m, 1H); 7.06 (d, 1H); 4.99 (m, 1H); 3.25 - 3.55 (m, 8H); 1.88 (d, 3H))。
実施例18
(rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−3−メチル−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体C、55mg、0.160mmol)、KF(46.3mg、0.798mmol)、3−メチルピペラジン(54.6mg、0.479mmol)をNMP(532μL)に懸濁した。RMを180℃で16時間撹拌した。混合物をアセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)を用いる分取HPLCで精製し、フラクションを回収し、アセトニトリルを除去した。それをEtOAc/MeOH(9/1)に溶解し、5%NaCO溶液および塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を除去した。褐色固体を得た(t 0.9分(条件4)、MH+ = 423)
実施例19
(rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−[1,4]ジアゼパン−5−オン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例18に準じて、1,4ジアゼパン−5−オンを3−メチルピペラジン−2−オンの代わりに5時間、180℃で使用して製造した(t 0.9分(条件4)、MH+ = 423)
実施例20
(rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1−シクロペンチルピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体C、50mg、0.145mmol)、KF(84mg、1.450mmol)、1−シクロペンチルピペラジン−2−オンTFA塩(129mg、0.435mmol)をNMP(483μL)に懸濁した。RMを180℃で5時間撹拌した。混合物をアセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)を用いる分取HPLCで精製し、フラクションを回収し、アセトニトリルを除去した。それをMeOHに溶解し、polymer labのPL-HCO3MPのSPEカートリッジを通した。溶媒を除去し、褐色固体を得た(t 1.1分(条件4)、MH+ = 477)
実施例21
(rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1,3−ジメチルピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体C、50mg、0.145mmol)、KF(84mg、1.450mmol)、1,3−ジメチルピペラジン−2−オンHCl塩(75mg、0.435mmol)をNMP(483μL)に懸濁した。RMを180℃で20時間撹拌した。混合物をアセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)を用いる分取HPLCで精製し、フラクションを回収し、アセトニトリルを除去した。それをMeOHに溶解し、polymer labのPL-HCO3MPのSPEカートリッジを通した。溶媒を除去し、褐色固体を得た(t 0.9分(条件4)、MH+ = 437)。
実施例22
(rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1−フェニルピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体C、50mg、0.145mmol)、KF(84mg、1.450mmol)、1−フェニルピペラジン−2−オンTFA塩(133mg、0.435mmol)をNMP(483μL)に懸濁した。RMを180℃で5時間撹拌した。混合物をアセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)を用いる分取HPLCで精製し、フラクションを回収し、アセトニトリルを除去した。それをMeOHに溶解し、polymer labのPL-HCO3MPのSPEカートリッジを通した。溶媒を除去し、褐色固体を得た(t 1.0分(条件4)、MH+ = 485)。
実施例23
(rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−5−メチルピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体C、50mg、0.145mmol)、KF(84mg、1.450mmol)、5−メチルピペラジン−2−オン塩酸塩(65.5mg、0.435mmol)をNMP(483μL)に懸濁した。RMを180℃で16時間撹拌した。混合物をアセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)を用いる分取HPLCで精製し、フラクションを回収し、アセトニトリルを除去した。それをMeOHに溶解し、polymer labのPL-HCO3MPのSPEカートリッジを通した。溶媒を除去し、褐色固体を得た(t 0.9分(条件4)、MH+ = 423)。
実施例24
(rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−6−メチルピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体C、50mg、0.145mmol)、KF(42.1mg、0.725mmol)、6−メチルピペラジン−2−オン(49.7mg、0.435mmol)をNMP(483μL)に懸濁した。RMを180℃で16時間撹拌した。混合物をアセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)を用いる分取HPLCで精製し、フラクションを回収し、アセトニトリルを除去した。それをMeOHに溶解し、polymer labのPL-HCO3MPのSPEカートリッジを通した。溶媒を除去し、褐色固体を得た(t 0.9分(条件4)、MH+ = 423)。
実施例25
(rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1−(ピリジン−2−イル)ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体C、50mg、0.145mmol)、KF(84mg、1.450mmol)、1−(ピリジン−2−イル)ピペラジン−2−オンジ塩酸塩(109mg、0.435mmol)をNMP(483μL)に懸濁した。RMを180℃で16時間撹拌した。混合物をアセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)を用いる分取HPLCで精製し、フラクションを回収し、アセトニトリルを除去した。それをMeOHに溶解し、polymer labのPL-HCO3MPのSPEカートリッジを通した。溶媒を除去し、褐色固体を得た(t 1.0分(条件4)、MH+ = 486)。
実施例26
4−{3−[(S)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1−メチル−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
6−クロロ−3−[(S)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(中間体E、50.0mg、0.152mmol)、KF(26.4mg、0.455mmol)および1−メチルピペラジン(perazine)−2−オンヒドロクロライド(51.9mg、0.455mmol)をNMP(1mL)に懸濁した。RMを180℃で5時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、NaHCO 10%(2×)および水(4×)で洗浄した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を明褐色泡状物として得た(t 3.66分(条件5)、(t 12.22分(条件2)、MH+ = 408.2, 1H-NMR in DMSO-d6: 7.92 (s, 1H); 7.83 (d, 1H); 7.49 (m, 3H); 7.11 (d, 1H); 4.78 (m, 1H); 4.00 (d, 1H); 3.95 (s, 3H); 3.86 (d, 1H); 3.67 (m, 2H); 3.30 (m, 2H); 2.80 (s, 3H); 1.71 (d, 3H))。
実施例27
(rac)−4−{3−[1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
(rac)−6−クロロ−3−[1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(中間体G、100mg、0.303mmol)、KF(88mg、1.5mmol)、ピペラジン−2−オン(91mg、0.91mmol)をNMP(1mL)に懸濁した。RMを180℃で2時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、1M NaCO(1×)および水(2×)で洗浄した。水性物をさらにEtOAc(2×)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をアセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)を用いる分取HPLCで精製した。フラクションを合わせ、凍結乾燥した。残留物をMeOHに溶解し、それをHCO のSPEカートリッジを通して、TFA塩を除去した。濾液を蒸発させ、残留物をペンタンで摩砕した。沈殿を濾別し、乾燥させて、表題化合物を白色固体として得た(t 0.88分(条件4)、MH+ = 394, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.10 (br. s, 1H); 7.95 - 7.87 (m, 2H); 7.65 (s, 1H); 7.51 (s, 1H); 7.54 (d, 1H); 7.49 (s, 1H); 7.22 (d, 1H); 4.79 (q, 1H); 3.95 (s, 4H); 3.87 - 3.78 (m, 1H); 3.67 - 3.55 (m, 2H); 3.22 (dd, 1H); 3.29 - 3.14 (m, 1H); 1.71 (d, 3H))。
実施例28
4−{3−[(S)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
6−クロロ−3−[(S)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(中間体E、66.0mg、0.2mmol)、KF(59.3mg、1.0mmol)およびピペラジン−2−オン(61.9mg、0.6mmol)をNMP(0.5mL)に懸濁した。RMを180℃で3時間撹拌した。混合物をCHCNで希釈し、逆相クロマトグラフィー(BuechiMPLC:5−24%CHCN、0.1%HCOOH)で精製した。フラクションを合わせ、濃縮し、NaHCOで中和し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、表題化合物を黄色泡状物として得た(t 3.53分(条件4)、(t 8.25 (条件5)、MH+ = 394.3, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.04 (s, 1H); 7.92 (s, 1H); 7.81 (d, 1H); 7.50 (m, 1H); 7.46 (d, 1H); 7.06 (d, 1H); 4.78 (m, 1H); 3.95 (s, 3H); 3.95 (d, 1H); 3.80 (d, 1H); 3.58 (m, 2H); 3.22 (m, 2H); 1.71 (d, 3H))。
実施例29
1−(4−{3−[(S)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−イル)−エタノン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例38に準じて、6−クロロ−3−[(S)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(中間体E)(50mg、0.153mmol)および1−アセチルピペラジン(39.2mg、0.306mmol)を使用して製造した(t 3.67分(条件5)、MH+ = 421, 1H-NMR in DMSO-d6: 7.93 (s, 1H); 7.81 (d, 1H); 7.52 (d, 1H); 7.50 (s, 1H); 7.47 (d, 1H); 4.75(m, 1H); 3.95 (s, 3H); 3.42 (m, 6H); 2.00 (s, 3H); 1.70 (d, 3H))。
実施例30
4−[3−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−1−メチル−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例1に準じて、6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体H)を(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリンの代わりに使用して製造した。(t 3.49分(条件5)、MH+ = 409.1, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.94 (m, 1H); 8.48 (d, 1H); 7.83 (d, 1H); 7.66 (d, 1H); 7.60 (m, 1H); 7.40 (s, 1H); 7.12 (d, 1H); 4.43 (s, 2H); 4.02 (s, 2H); 3.73 (m, 2H); 3.38 (m, 2H); 2.85 (s, 3H))。
実施例31
4−[3−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例3に準じて、6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体H)を使用して製造した(t 2.79分(条件1)、MH+ = 395, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.97 (d, 1H); 8.49 (d, 1H); 8.12 (s, 1H); 7.84 (d, 1H); 7.68 (d, 1H); 7.61 (m, 1H); 7.41 (s, 1H); 7.11 (d, 1H); 4.45 (s, 2H); 3.99 (s, 2H); 3.66 (m, 2H); 3.27 (m, 2H))。
実施例32
5,7−ジフルオロ−6−(6−ピペラジン−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例6に準じて、た6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体H)を使用して製造し(t 2.96分(条件5)、MH+ = 381.2, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.94 (d, 1H); 8.46 (d, 1H); 8.75 (d, 1H); 7.67 (d, 1H); 7.59 (m, 1H); 7.37 (s, 1H); 7.05 (d, 1H); 4.41(s, 2H); 3.30(m, 4H); 2.70(m, 4H))。
実施例33
5,7−ジフルオロ−6−[6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例8に準じて、6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体H)を使用して製造した(t 2.97分(条件5)、MH+ = 395.1, 1H-NMR ,600MHz in DMSO-d6: 9.03 (d, 1H); 8.55 (d, 1H); 8.28 (d, 1H); 8.17 (s, 1H); 7.78(m, 2H); 7.66 (m, 1H); 4.55 (s, 2H); 4.39(d, 2H); 3.56 (d, 2H); 3.33 (m, 2H) 3.07(m, 2H); 2.80 (s, 3H))。
実施例34
1−{4−[3−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピペラジン−1−イル}−エタノン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例10に準じて、5,7−ジフルオロ−6−(6−ピペラジン−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン(実施例32)を使用して製造した(t 3.58分(条件5)、MH+ = 423.1, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.95 (d, 1H); 8.49 (d, 1H); 7.81 (d, 1H); 7.68 (d, 1H); 7.59 (m, 1H); 7.40 (s, 1H); 7.11 (d, 1H); 4.42 (s, 2H); 3.47(s, 6H); 3.40 (m, 2H); 2.01(s, 3H))。
実施例35
4−[3−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピペラジン−1−カルボアルデヒド
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例12に準じて、5,7−ジフルオロ−6−(6−ピペラジン−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン(実施例32)を使用して製造した(t 3.53分(条件5)、MH+ = 409.1, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.95 (d, 1H); 8.48 (d, 1H); 8.06 (s, 1H); 7.83 (d, 1H); 7.68 (d, 1H); 7.60 (m, 1H); 7.42 (s, 1H); 7.14 (d, 1H); 4.43 (s, 2H); 3.50 (m, 2H); 3.42 (s, 2H); 3.32 (s, 4H))。
実施例36
4−[3−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピペラジン−1−カルボン酸メチルエステル
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例14に準じて、5,7−ジフルオロ−6−(6−ピペラジン−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン(実施例32)を使用して製造した(t 3.88分(条件5)、MH+ = 439.1, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.95 (d, 1H); 8.48 (d, 1H); 7.83 (d, 1H); 7.68 (d, 1H); 7.60 (m, 1H); 7.44 (s, 1H); 7.13 (d, 1H); 4.43 (s, 2H); 3.61 (s, 3H); 3.42 (m, 8H))。
実施例37
4−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−1−メチル−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例38に準じて、6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン(中間体J、50mg、0.160mmol)および1−メチルピペラジン−2−オンヒドロクロライド(36.5mg、0.320mmol)を使用して製造した(t 3.11分(条件5)、MH+ = 391, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.84 (d, 1H); 8.33 (d, 1H); 7.95 (s, 1H); 7.85 (d, 1H); 7.71 (d, 1H); 7.48(m, 1H); 7.46 (s, 1H); 7.15 (d, 1H); 4.42 (s, 2H); 4.06 (s, 2H); 3.75 (m, 2H); 3.49 (m, 2H); 2.83 (m, 3H))。
実施例38
4−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
表題化合物を6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン(中間体J、50mg、0.160mmol)、ピペラジン−2−オン(80mg、0.799mmol)およびKF(27.9mg、0.480mmol)をNMP(1.0mL)に懸濁して使用して製造した。RMを180℃で5時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し1M NaHCO(1×)および水(2×)で洗浄した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を泡状物として得た(t 2.88分(条件5)、MH+ = 377, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.85 (d, 1H); 8.33 (d, 1H); 8.07 (s, 1H); 7.98 (d, 1H); 7.83 (d, 1H); 7.74 (m, 1H); 7.5 (s, 2H); 7.11 (d, 1H); 4.41 (s, 2H); 4.00 (s, 2H); 3.67 (m, 2H); 3.26 (m, 2H))。
実施例39
1−{4−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピペラジン−1−イル}−エタノン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例38に準じて、6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン(中間体J、50mg、0.160mmol)および1−アセチルピペラジン(41.0mg、0.320mmol)を使用して製造した(t 3.17分(条件5)、MH+ = 391, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.85 (d, 1H); 8.33 (d, 1H); 7.94 (d, 1H); 7.84 (d, 1H); 7.74 (d, 1H); 7.46(m, 1H); 7.44 (s, 1H); 7.14 (d, 1H); 4.40 (s, 2H); 3.48 (s, 6H); 3.42 (m, 2H); 2.00 (s, 3H))。
実施例40
(rac)−4−{3−[1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1−メチル−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例38に準じて、(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−7−フルオロ−キノリン(中間体K、50mg、0.153mmol)、1−メチルピペラジン−2−オンヒドロクロライド(46.1mg、0.306mmol)を使用して製造した(t 3.24分(条件5)、MH+ = 404, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.83 (d, 1H); 8.28 (d, 1H); 7.84 (s, 1H); 7.81 (d, 1H); 7.72 (d, 1H); 7.56(s, 1H); 7.43 (m, 1H); 7.11 (d, 1H); 4.88 (m, 1H); 3.98 (d, 1H); 3.83 (m, 1H); 3.25 (m, 2H); 2.77 (s, 3H); 1.78 (d, 3H))。
実施例41
(rac)−4−{3−[1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例3に準じて、(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−7−フルオロ−キノリン(中間体K)を(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリンの代わりに使用して製造した(t 2.55分(条件1)、MH+ = 391.1, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.85 (d, 1H); 8.31 (d, 1H); 8.07 (s, 1H); 7.85 (m, 2H); 7.74 (d, 1H); 7.55 (s, 1H); 7.46 (m, 1H); 7.09 (d, 1H); 4.91 (m, 1H); 3.97 (d, 1H); 3.80 (d, 1H); 3.58 (m, 2H); 3.20 (m, 2H); 1.80 (d, 3H))。
実施例42
(rac)−1−(4−{3−[1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−イル)−エタノン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例38に準じて、(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−7−フルオロ−キノリン(中間体K、50mg、0.153mmol)および1−アセチルピペラジン(39.2mg、0.306mmol)を使用して製造した(t 3.33分(条件5)、MH+ = 419, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.83 (d, 1H); 8.30 (d, 1H); 7.83 (d, 1H); 7.74 (d, 1H); 7.56 (s, 1H); 7.44 (m, 1H); 7.10 (d, 1H); 4.87 (m, 1H); 3.37 (m, 8H); 1.98 (s, 3H); 1.78 (d, 3H))。
実施例43
4−[3−(5−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−1−メチル−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例38に準じて、6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−5−フルオロ−キノリン(中間体N、70mg、0.224mmol)、1−メチルピペラジン−2−オンヒドロクロライド(67.4mg、0.448mmol)を使用して製造した(t 3.31分(条件5)、MH+ = 391, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.91 (m, 1H); 8.47 (d, 1H); 7.85 (d, 1H); 7.78 (d, 1H); 7.69 (d, 1H); 7.66(s, 1H); 7.61 (m, 1H); 7.50 (s, 1H); 4.42 (s, 2H); 4.03 (s, 2H); 3.74 (m, 2H); 3.35 (m, 2H); 2.84 (s, 3H))。
実施例44
4−[3−(5−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例38に準じて、6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−5−フルオロ−キノリン(中間体N、100mg、0.320mmol)、ピペラジン−2−オン(96mg、0.959mmol)を使用して製造した(t 3.16分(条件5)、MH+ = 377, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.91 (m, 1H); 8.47 (d, 1H); 8.07 (s, 1H); 7.84 (d, 1H); 7.78 (d, 1H); 7.69 (m, 1H); 7.60 (m, 1H); 7.47 (s, 1H); 7.12 (d,1H); 4.42 (s, 2H); 3.98 (s, 2H); 3.66 (m, 2H); 3.25 (m, 4H))。
実施例45
1−{4−[3−(5−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピペラジン−1−イル}−エタノン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例38に準じて、6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−5−フルオロ−キノリン(中間体N、70mg、0.224mmol)および1−アセチルピペラジン(57.4mg、0.448mmol)を使用して製造した(t 3.40分(条件5)、MH+ = 405, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.92 (m, 1H); 8.49 (d, 1H); 7.83 (d, 1H); 7.79 (d, 1H); 7.67 (m, 1H); 7.61(m, 1H); 7.45 (s, 1H); 7.13 (d, 1H); 4.41 (s, 2H); 3.47 (s, 4H); 3.41 (m, 1H); 3.28 (m, 1H); 2.00 (s, 3H))。
実施例46
(rac)−4−{3−[1−(5−フルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1−メチル−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例38に準じて、(rac)−6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−5−フルオロ−キノリン(中間体O,100mg、0.306mmol)および1−メチルピペラジン−2−オンヒドロクロライド(92mg、0.612mmol)を使用して製造した(t 3.44分(条件5)、MH+ = 405, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.91 (m, 1H); 8.49 (d, 1H); 7.94 (d, 1H); 7.75 (d, 1H); 7.68 (s, 1H); 7.60(m, 1H); 7.55 (m, 1H); 7.12 (d, 1H); 4.97 (m, 1H); 4.01 (d, 1H); 3.77 (d, 1H); 3.62 (m, 2H); 3.23 (m, 2H); 2.77 (s, 3H); 1.77 (d, 3H))。
実施例47
(rac)−4−{3−[1−(5−フルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例38に準じて、(rac)−6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−5−フルオロ−キノリン(中間体O、100mg、0.320mmol)およびピペラジン−2−オン(92mg、0.918mmol)を使用して製造した(t 3.33分(条件5)、MH+ = 391, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.91 (m, 1H); 8.48 (d, 1H); 8.00 (s, 1H); 7.81 (d, 1H); 7.74 (d, 1H); 7.59 (m, 3H); 7.05 (d, 1H); 4.97 (m, 1H); 3.96 (d, 1H); 3.72 (d, 1H); 3.54 (m, 2H); 3.15 (m, 2H); 1.77 (d 3H))。
実施例48
(rac)−1−(4−{3−[1−(5−フルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−イル)−エタノン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例38に準じて、(rac)−6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−5−フルオロ−キノリン(中間体O、100mg、0.306mmol)および1−アセチルピペラジン(78mg、0.612mmol)を使用して製造した(t 3.56分(条件5)、MH+ = 419, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.92 (m, 1H); 8.52 (d, 1H); 7.79 (d, 1H); 7.75 (d, 1H); 7.60 (m, 2H); 7.53(m, 2H); 7.05 (d, 1H); 4.95 (s, 1H); 3.34 (m, 8H); 1.95 (s, 3H); 1.77 (d, 3H))。
実施例49
(rac)−4−(3−(1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−1−メチルピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
(rac)−6−クロロ−3−(1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(中間体R、69.5mg、0.2mmol)、KF(58.1mg、1.0mmol)および1−メチルピペラジン(perazine)−2−オンヒドロクロライド(95.0mg、0.6mmol)をNMP(0.5mL)に懸濁した。RMを180℃で4.5時間撹拌した。混合物をCHCNで希釈し、逆相クロマトグラフィー(BuechiMPLC:3−26%CHCN、0.1%HCOOH)で精製した。フラクションを合わせ、濃縮し、NaHCOで中和し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、表題化合物を明褐色泡状物として得た(t 3.76分(条件4)、MH+ = 426.2, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.08 (s, 1H); 7.80 (d, 1H); 7.53 (s, 1H); 7.36 (d, 1H); 7.05 (d, 1H); 4.85 (m, 1H); 4.01 (d, 1H); 3.95 (s, 3H); 3.77 (d, 1H); 3.62 (m, 2H); 3.25 (m, 2H); 2.81 (s, 3H); 1.79 (d, 3H))。
実施例50
4−{3−[(S)−1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1−メチル−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
6−クロロ−3−[(S)−1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(中間体Q、50.0mg、0.144mmol)、KF(42.6mg、0.719mmol)および1−メチルピペラジン(perazine)−2−オンヒドロクロライド(67.0mg、0.431mmol)をNMP(0.4mL)に懸濁した。RMを180℃で4時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、NaHCO 10%(2×)および水(4×)で洗浄した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を明褐色泡状物として得た(t 3.75分(条件5)、(t 11.35分(条件2)、MH+ = 425.9, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.07 (s, 1H); 7.80 (d, 1H); 7.52 (s, 1H); 7.36 (d, 1H); 7.05 (d, 1H); 4.85 (m, 1H); 4.01 (d, 1H); 3.95 (s, 3H); 3.78 (d, 1H); 3.62 (m, 2H); 3.27 (m, 2H); 2.81 (s, 3H); 1.79 (d, 3H))。
実施例51
(rac)−4−{3−[1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−}−ピペリジン−2−オン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例28に準じて、(rac)−6−クロロ−3−[1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(中間体R)を(rac)−6−クロロ−3−[1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジンの代わりに使用して製造した(t 0.96分(条件4)、MH+ = 412, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.13 - 8.00 (m, 2H); 7.80 (d, 1H); 7.54 (s, 1H); 7.37 (d, 1H); 7.04 (d, 1H); 4.85 (d, 1H); 4.02 - 3.89 (m, 4H); 3.72 (d, 1H); 3.54 (q, 2H); 3.21 (d, 1H); 3.13 (d, 1H); 1.79 (d, 3H))。
実施例52
4−{3−[(S)−1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
6−クロロ−3−[(S)−1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(中間体Q、50mg、0.144mmol)、KF、42.6mg、0.719mmol)およびピペラジン−2−オン(44.5mg、0.431mmol)をNMP(0.3mL)に懸濁した。RMを170℃で3時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、NaHCO 10%(2×)および水(4×)で洗浄した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製し、EtOAc/ペンタンで結晶化して、表題化合物を明褐色固体として得た(t 3.63分(条件5)、(t 10.82分(条件2)、MH+ = 412.2, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.07 (s, 1H); 8.03 (s, 1H); 7.79 (d, 1H); 7.52 (s, 1H); 7.36 (d, 1H); 7.02 (d, 1H); 4.85 (m, 1H); 3.95 (d, 1H); 3.95 (s, 3H); 3.73 (d, 1H); 3.54 (m, 2H); 3.17 (m, 2H); 1.79 (d, 3H))。
実施例53
1−(4−{3−[(S)−1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−イル)−エタノン
Figure 2013501037
6−クロロ−3−[(S)−1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(中間体Q、36.6mg、0.105mmol)、KF(30.6mg、0.526mmol)および1−アセチルピペラジン(40.5mg、0.316mmol)をNMP(0.4mL)に懸濁した。RMを180℃で3.5時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、NaHCO 10%(2×)および水(4×)で洗浄した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を明褐色泡状物として得た(t 3.80分(条件5)、t 13.31分(条件3)、MH+ = 440.3, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.12 (s, 1H); 7.79 (d, 1H); 7.52 (s, 1H); 7.39 (d, 1H); 7.04 (d, 1H); 4.84 (m, 1H); 3.96 (s, 3H); 3.36 (m, 8H); 1.99 (s, 3H); 1.79 (d, 3H))。
実施例54
4−[3−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例52に準じて、6−クロロ−3−((4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(中間体T、(100mg、0.300mmol)およびピペラジン−2−オン(90mg、0.899mmol)を使用して製造した(t 3.47分(条件4)、MH+ = 398, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.13 (s, 1H); 8.11 (s, 1H); 7.81 (d, 1H); 7.45 (d, 1H); 7.27 (s, 1H); 7.09 (d, 1H), 4.27 (s, 2H); 3.98 (m, 5H); 3.67 (m, 2H), 3.29(m, 2H))。
実施例55
1−(4−(3−((4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)ピペラジン−1−イル)エタノン
Figure 2013501037
6−クロロ−3−((4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(中間体T、40.0mg、0.12mmol)、KF(34.8mg、0.6mmol)および1−アセチルピペラジン(46.1mg、0.36mmol)をNMP(0.3mL)に懸濁した。RMを180℃で3時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、NaHCO 10%(2×)および水(4×)で洗浄した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を明褐色泡状物として得た(t 3.72分(条件5)、MH+ = 426.3, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.16 (s, 1H); 7.80 (d, 1H); 7.46 (d, 1H); 7.27 (s, 1H); 7.10 (d, 1H); 4.27 (s, 2H); 3.98 (s, 3H); 3.50 (s, 6H); 3.44 (m, 2H); 2.03 (s, 3H))。
実施例56
(rac)−4−(3−(1−(4,6−ジフルオロ−1−イソプロピル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−1−メチルピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
(rac)−6−クロロ−3−(1−(4,6−ジフルオロ−1−イソプロピル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(中間体U、56.4mg、0.15mmol)、KF(43.6mg、0.75mmol)および1−メチルピペラジン(perazine)−2−オンヒドロクロライド(51.4mg、0.45mmol)をNMP(0.4mL)に懸濁した。RMを180℃で4時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、NaHCO 10%(2×)および水(4×)で洗浄した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を明褐色泡状物として得た(t 4.06分(条件5)、MH+ = 454.3, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.09 (s, 1H); 7.81 (d, 1H); 7.53 (s, 1H); 7.43 (d, 1H); 7.05 (d, 1H), 4.86 (m, 2H); 4.03 (d, 1H); 3.81 (d, 1H); 3.64 (m, 2H); 3.24 (m, 2H); 2.80 (s, 3H); 1.79 (d, 3H), 1.41 (m, 6H))。
実施例57
(rac)−4−(3−(1−(4,6−ジフルオロ−1−イソプロピル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
(rac)−6−クロロ−3−(1−(4,6−ジフルオロ−1−イソプロピル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(中間体U、56.4mg、0.15mmol)、KF(44.5mg、0.75mmol)およびピペラジン−2−オン(46.4mg、0.45mmol)をNMP(0.5mL)に懸濁した。RMを180℃で3時間撹拌した。混合物をCHCNで希釈し、逆相クロマトグラフィー(BuechiMPLC:5−28%CHCN、0.1%HCOOH)で精製した。フラクションを合わせ、濃縮し、NaHCOで中和し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した、EtOAcで結晶化して、表題化合物を白色固体として得た(t 3.98分(条件5)、MH+ = 440.3, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.09 (s, 1H); 7.80 (d, 1H); 7.53 (s, 1H); 7.41 (d, 1H); 7.05 (d, 1H), 4.86 (m, 2H); 4.03 (d, 1H); 3.74 (d, 1H); 3.54 (d, 2H); 3.17 (m, 2H); 1.79 (d, 3H); 1.41 (m, 6H))。
実施例58
(rac)−4−{3−[(S)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−3−メチル−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例18に準じ、エナチオマー的に純粋な6−[(S)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体B、50mg、0.145mmol)をラセミ体の代わりに使用し、精製用に逆相クロマトグラフィー(BuechiMPLC:5−24%CHCN、0.1%HCOOH)を使用して製造した(t 3.58分(条件5)、t 7.38および8.53分(条件2)、MH+ = 423.1, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.92 (m, 1H); 8.46 (d, 1H); 7.90 (s, 1H); 7.80 (d, 1H); 7.69-7.54 (m, 3H); 7.02 (d, 1H); 4.95 (m, 1H); 4.51および4.28 (q, 1H); 3.87 (m, 1H); 3.38-2.88 (m, 3H); 1.86 (m, 3H); 1.32および0.92 (d, 3H))。
実施例59
(R)−4−{3−[(S)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−3−メチル−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例18に準じ、エナチオマー的に純粋な6−[(S)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体B、50mg、0.145mmol)および(R)−3−メチル−ピペラジン−2−オン(33.1mg、0.29mmol)をラセミ体の代わりに使用し、精製にフラッシュクロマトグラフィーを使用して製造した。表題化合物と実施例60の2:1混合物(t 3.59分(条件5)、t 8.66および10.19分(条件3、90%n−ヘキサンおよび10%イソプロパノール)、MH+ = 423.1, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.91 (m, 1H); 8.42 (d, 1H); 7.90 (s, 1H); 7.80 (d, 1H); 7.69-7.50 (m, 3H); 7.05 (d, 1H); 4.93 (m, 1H); 4.50および4.28 (q, 1H); 3.87 (m, 1H); 3.43-2.89 (m, 3H); 1.84 (m, 3H); 1.30および0.93 (d, 3H))。
実施例60
(S)−4−{3−[(S)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−3−メチル−ピペラジン−2−オン
Figure 2013501037
表題化合物を、実施例18に準じ、エナチオマー的に純粋な6−[(S)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(中間体B、50mg、0.145mmol)および(S)−3−メチル−ピペラジン−2−オン(33.1mg、0.29mmol)をラセミ体の代わりに使用し、精製にフラッシュクロマトグラフィーを使用して製造した。表題化合物と実施例59の化合物の70:30混合物(t 3.54分(条件5)、t 8.63および10.13分(条件3、90%n−ヘキサンおよび10%イソプロパノール)、MH+ = 423.1, 1H-NMR in DMSO-d6: 8.92 (m, 1H); 8.43 (d, 1H); 7.90 (s, 1H); 7.78 (d, 1H); 7.66-7.51 (m, 3H); 7.00 (d, 1H); 4.93 (m, 1H); 4.49および4.29 (q, 1H); 3.85 (m, 1H); 3.40-2.88 (m, 3H); 1.85 (m, 3H); 1.30および0.93 (d, 3H))。
C−Met酵素アッセイ
いくつかの本発明の化合物を、次の抗体を利用するキナーゼリン酸化アッセイでアッセイした。
EPK c−Metプロファイリングアッセイ:
酵素の細胞質ドメインを含む精製組み換えGST融合タンパク質を使用するc−Met受容体チロシンキナーゼのためのEPKキナーゼアッセイが開発された。GST−c−Met(969−1390)は親和性クロマトグラフィーにより精製した。
本キナーゼアッセイはLanthaScreenTM技術に基づく。LanthaScreenTMは、種々の結合パートナーの間の相互作用を測定するための、ランタニドキレートを使用する時間分解蛍光共鳴エネルギー転移(TR−FRET)の検出である。TR−FRETキナーゼアッセイにおいて、長寿命ランタニドドナー種を、適当なアクセプターフルオロフォアで標識したキナーゼ反応のリン酸化産物に特異的に結合する抗体にコンジュゲートする。この抗体仲介相互作用がランタニドドナーおよびアクセプターを、共鳴エネルギー転移が起こり、FRETシグナルの検出可能な増加をもたらすことができるように近接にする。
キナーゼ反応を384ウェルマイクロタイタープレートで、総反応体積9.05μLで行った。アッセイプレートを、ウェルあたり0.05μLの“化合物希釈の調製”の下に記載する適当な試験濃度の試験化合物で調製した。4.5μLのATP溶液を4.5μLの酵素−基質混合物(キナーゼおよび基質から成る)と合わせることにより反応を開始した。キナーゼ反応中の最終濃度は35mM Tris/HCl、1mM DTT、0.025%Tween 20、10μM オルトバナジウム酸ナトリウム、0.25%BSA、0.6%DMSO、10mM MgCl、3mM MnCl、2μM ATP、50nM Fluorescein-PolyEAY、および0.3nM酵素であった。
反応物を60分間、室温でインキュベートし、4.5μLの停止緩衝液(50mM EDTA、0.04%NP40、20mM Tris/HCl)の添加により停止させた。
続いて4.5μLの検出混合物(50mM Tris/HCl、2mM DTT、0.05%Tween 20、20μM オルトバナジウム酸ナトリウム、1%BSA、1.72μg/mL Tb-PY20抗体)を添加して反応を停止させた。30分間室温でインキュベーション後、プレートをBMG Pherastar蛍光リーダーで測定した。酵素活性に対する化合物の効果を、全てのアッセイで、線形プログレス曲線から得て、一つの読み取り値から決定した(終点測定)。結果をしたの表1に要約する。
化合物希釈の調製
試験化合物をDMSO(10mM)に溶解し、独特な2Dマトリックスを担持する1.4mL平底またはV型マトリックスチューブに移した。原液を、直ぐに使用しないならば−20℃で貯蔵した。試験工程のために、バイアルを霜取りし、スキャナーにより同定し、それにより次の作業工程の指標となる作業表(working sheet)を作成した。
化合物希釈を96ウェルプレートで行った。この形式は、最大で4個の参照化合物を含む、40個の試験化合物の8濃度(一点)でのアッセイを可能にした。希釈プロトコールは、“希釈前プレート、マスタープレート”および“アッセイプレート”の作製を包含した。
希釈前プレート:96ポリプロピレンウェルプレートを希釈前プレートとして使用した。合計4個の希釈前プレートを、各プレートのA1−A10位置に10個の試験化合物、A11に1個の標準化合物およびA12に1個のDMSO対照を含んで調製した。全ての希釈工程は、HamiltonSTARロボットを使用して行った。
マスタープレート:4個の“希釈前プレート”から、100μLの各化合物希釈を、標準化合物および対照を含み、384個の“マスタープレート”に移し、これは、それぞれ、90%のDMSO中の1'820μM、564μM、182μM、54.6μM、18.2μM、5.46μM、1.82μMおよび0.546μM濃度を含んだ。
アッセイプレート:次いで同一の“アッセイプレート”を、“マスタープレート”の化合物希釈の各50nLを、HummingBird 384チャネルディスペンサーの手段により384ウェル“アッセイプレート”にピペット輸送することにより調製した。これらのプレートを、直接9.05μLの総量で行ったアッセイに使用した。これにより、アッセイ中、10μM、3.0μM、1.0μM、0.3μM、0.1μM、0.03μM、0.01μMおよび0.003μMの化合物濃度および0.5%の最終DMSO濃度となった。
Figure 2013501037
C−Met依存性細胞アッセイ
いくつかの本発明の化合物を、次のc−Met依存性増殖およびリン酸化アッセイでアッセイした。
GTL−16増殖アッセイ:MET増幅胃癌細胞株GTL−16を、標準細胞培養条件下、10%熱不活性化ウシ胎児血清および2mM L−グルタミンを添加したDMEM[ダルベッコ変法イーグル培地](高グルコース)で増殖した。増殖アッセイのために、細胞を96ウェルプレートのウェルあたり3000で播種した。24時間後、各化合物の10点連続希釈物(3倍工程、1mM〜0.05mMの範囲)をDMSOで調製した。次いで化合物を増殖培地で2段階で1000倍希釈し、トリプリケートで細胞に添加し、最終体積100mL/ウェルおよび最大最終化合物濃度1mMとした。DMSOのみの対照を包含させた。細胞を72時間インキュベートし、生存可能細胞の量を20mLのMTS試薬(CellTiter 96(登録商標) AQueous Non-Radioactive Cell Proliferation Assay, Promega)の添加により測定し、さらに30分間インキュベートし、光学密度を490nmで読んだ。このデータからのIC50値の計算を、曲線適合ソフトウェアXLFit 4.3.2を使用して行った。
AlphaScreen(登録商標)検出により測定したGTL−16 c−Met自己リン酸化:ヒトMET増幅胃癌細胞GTL−16を、384ウェルプレートに、20μl完全増殖培地(10%(v/v)熱不活性化ウシ胎児血清および1mM ピルビン酸ナトリウムを添加したDMEM高グルコース)中、10'000細胞の密度で播種し、37%C/5%CO/95%湿度で20時間インキュベーションした。細胞を洗浄し、30μlアッセイ緩衝液(DMEM高グルコース、1mM ピルビン酸ナトリウム、0.1%ウシ血清アルブミン)を添加した。化合物を384ウェル化合物プレートで希釈して、90%DMSO中、40個の試験化合物の8点連続希釈、ならびに参照化合物と16個の高および16個の低(阻害)対照を得た。これらの化合物プレートを、アッセイ緩衝液で1:200に希釈し、化合物前希釈プレートに入れ、10μlの前希釈化合物溶液を、384ウェルピペッターを使用して細胞プレートに移し、、最終DMSO濃度0.11%とした。細胞を1時間、37%C/5%CO/95%湿度でインキュベーションした。上清を除去し、細胞を、2mM バナジン酸ナトリウムおよびプロテアーゼ阻害剤カクテルを添加した25μlのRIPA[放射性元素標識免疫沈降アッセイ]溶解緩衝液に溶解し、細胞プレートを−80℃で貯蔵した。
p−c−Met検出のために、AlphaScreen(登録商標)ベースのアッセイを使用した。AlphaScreen(登録商標)(Amplified Luminescent Proximity Homogeneous Assay, ALPHA, Perkin Elmer, U.S.A)は、均質マイクロタイタープレート形式で生体分子相互作用を試験するための非放射活性ビーズベースの近接アッセイ技術である。この技術を、総タンパク質およびホスホ−特異的エピトープに対する特異的抗体ペアの使用により、細胞溶解物中の内因性細胞タンパク質のリン酸化の測定に適合させた。5μlの細胞溶解物を、検出のために384ウェルピペッターを使用して384ウェル低体積Proxiplateに移した。最初に、0.25%(v/w) TOP BLOCK、2mM バナジン酸ナトリウム、およびプロテアーゼ阻害剤カクテルを添加したRIPA緩衝液中の5μlの抗c−Met抗体(0.25μg/ml f.c.)、ビオチニル化PY20抗体(ホスホチロシン抗体、0.05μg/ml f.c.)およびAlphaScreen(登録商標)タンパク質A結合アクセプタービーズ(10μg/ml f.c.)の前混合物を添加し、プレートを密閉し、プレートシェーカー上で2時間、室温でインキュベーションした。第二に、RIPA緩衝液中にAlphaScreen(登録商標)ストレプトアビジン被覆ドナービーズ(10μg/ml f.c.)を含む2μlの希釈緩衝液を添加し、上に記載したプレートシェーカー上でさらに2時間インキュベートした。プレートを、AlphaScreen(登録商標)互換性プレートリーダーで、標準AlphaScreen(登録商標)設定を使用して読んだ。結果を下の表2に要約する。
Figure 2013501037
溶解性
いくつかの本発明の化合物を、pH7の溶解性アッセイおよび空腹時人工腸液(FaSSIF)によりアッセイした。
化合物の溶解性を約0.3〜1.0mgの医薬原体を0.1mLのpH7のリン酸緩衝液およびFaSSIFに懸濁することにより決定した。
緩衝液pH7は、MERCKからTritisol(登録商標)リン酸緩衝液として得た。空腹時小腸上部を摸倣するための媒体(空腹時人工腸液)またはFaSSIFは、J. Dressmannの刊行物Jantratid Ekarat; Janssen Niels; Reppas Christos; Dressman Jennifer B Dissolution media simulating conditions in the proximal human gastrointestinal tract: an update. Pharmaceutical research (2008), 25(7), 1663-76に従い開発した。
FaSSIFの組成を次の表3に記載する。
Figure 2013501037
タウロコール酸ナトリウムおよび塩化ナトリウムを最初に400mLの純粋に溶解し、1mLの1N HClを添加した。30分間撹拌後、レシチンを添加し、混合物を30分間超音波処理した。溶液を2時間撹拌し、マレイン酸および500mL水を添加した。次いで溶液を一晩撹拌し、翌朝1N NaOHによりpHを6.8に調節し、総量を1Lに調節した。最終溶液は透明であり、使用しないときは4℃で貯蔵する。
懸濁液または溶液を一晩室温で撹拌した。未溶解部分を濾過(0.45μm PVDFまたはPTFEフィルターを使用した遠心分離)により分離後、溶液を、必要であれば、アセトニトリルで希釈して、UPLC分析前に1.0mg/mL未満の濃度とした。サンプルをUPLCで分析して、種々の媒体中での濃度を得た。分析前に、一致した較正により各化合物について方法を展開した。
UPLCパラメータ:カラムAquity50 2.1mm C18 1.7ym;カラム温度:40℃;移動相A:MilliQ水+0.1%TFAおよびBアセトニトリル、勾配グレード、+0.1%TFA。結果を下の表4に要約する。
Figure 2013501037

Claims (15)

  1. 式(I)
    Figure 2013501037
    〔式中、
    およびRは、それらが結合している窒素と一体となって、RおよびRが結合している1個の環N原子と、場合により1個のさらなる環N原子を含む6員または7員飽和単環基を形成し、ここで、該単環基は、非置換であるか、またはC−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル、ハロ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、ホルミル、アミノ−カルボニル、アミノ−C−C−アルキル−カルボニル、ハロ−C−C−アルキルカルボニル、ハロ−C−C−アルコキシカルボニル、フェニル、ピリジル、オキソから独立して選択される置換基で1個以上置換されており;
    は水素、ヒドロキシ、ハロゲンまたはC−C−アルキルであり;
    は水素、ハロゲンまたはC−C−アルキルであり;
    はインダゾリルまたはキノリニル、その各々は少なくとも1個のハロゲン原子で置換されている。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩またはN−オキシド。
  2. およびRがそれらが結合している窒素と一体となって:
    Figure 2013501037
    の基を形成し、ここで、
    点線は存在しないかまたは単結合であり;
    nは0または1であり;
    は水素またはC−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル、ハロ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、ホルミル、アミノ−カルボニル、アミノ−C−C−アルキル−カルボニル、ハロ−C−C−アルキルカルボニル、ハロ−C−C−アルコキシカルボニル、フェニル、ピリジルから選択される基であり;
    各Rは独立して水素、非置換C−C−アルキルまたは、ハロ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキルから選択される置換C−C−アルキルから選択される、
    請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  3. およびRがそれらが結合している窒素と一体となって:
    Figure 2013501037
    の基を形成し、ここで、
    が水素またはC−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル、ハロ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、ホルミル、アミノ−カルボニル、アミノ−C−C−アルキル−カルボニル、ハロ−C−C−アルキルカルボニル、ハロ−C−C−アルコキシカルボニル、フェニル、ピリジルから選択される基であり;
    各Rが独立して水素、非置換C−C−アルキルまたは、ハロ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキルから選択される置換C−C−アルキルsから選択される、
    請求項2に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  4. が少なくとも1個のハロ置換基で置換されているインダゾリルまたはキノリニルである、
    請求項2または3に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  5. が少なくとも1個のフルオロ置換基で置換されているインダゾリルまたはキノリニルである、
    請求項4に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  6. が1個または2個のフルオロ置換基で置換されているインダゾリルまたはキノリニルある、
    請求項5に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  7. 次のものから選択される、式(I)の化合物:
    (rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1−メチル−ピペラジン−2−オン;
    4−{3−[(S)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1−メチル−ピペラジン−2−オン;
    (rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−2−オン;
    4−{3−[(R)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−2−オン;
    4−{3−[(S)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−2−オン;
    (rac)−5,7−ジフルオロ−6−[1−(6−ピペラジン−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン;
    5,7−ジフルオロ−6−[(S)−1−(6−ピペラジン−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン;
    (rac)−5,7−ジフルオロ−6−{1−[6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン;
    5,7−ジフルオロ−6−{(S)−1−[6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン;
    (rac)−1−(4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−イル)−エタノン;
    1−(4−{3−[(S)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−イル)−エタノン;
    (rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−カルボアルデヒド;
    4−{3−[(S)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−カルボアルデヒド;
    (rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸メチルエステル;
    (rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸アミド;
    4−{3−[(S)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−カルボン酸アミド;
    (rac)−1−(4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−イル)−2,2,2−トリフルオロ−エタノン;
    (rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−3−メチル−ピペラジン−2−オン;
    (rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−[1,4]ジアゼパン−5−オン;
    (rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1−シクロペンチルピペラジン−2−オン;
    (rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1,3−ジメチルピペラジン−2−オン;
    (rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1−フェニルピペラジン−2−オン;
    (rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−5−メチルピペラジン−2−オン;
    (rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−6−メチルピペラジン−2−オン;
    (rac)−4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1−(ピリジン−2−イル)ピペラジン−2−オン;
    4−{3−[(S)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1−メチル−ピペラジン−2−オン;
    (rac)−4−{3−[1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−2−オン;
    4−{3−[(S)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−2−オン;
    1−(4−{3−[(S)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−イル)−エタノン;
    4−[3−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−1−メチル−ピペラジン−2−オン;
    4−[3−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピペラジン−2−オン;
    5,7−ジフルオロ−6−(6−ピペラジン−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン;
    5,7−ジフルオロ−6−[6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    1−{4−[3−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピペラジン−1−イル}−エタノン;
    4−[3−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピペラジン−1−カルボアルデヒド;
    4−[3−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピペラジン−1−カルボン酸メチルエステル;
    4−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−1−メチル−ピペラジン−2−オン;
    4−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピペラジン−2−オン;
    1−{4−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピペラジン−1−イル}−エタノン;
    (rac)−4−{3−[1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1−メチル−ピペラジン−2−オン;
    (rac)−4−{3−[1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−2−オン;
    (rac)−1−(4−{3−[1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−イル)−エタノン;
    4−[3−(5−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−1−メチル−ピペラジン−2−オン;
    4−[3−(5−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピペラジン−2−オン;
    1−{4−[3−(5−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピペラジン−1−イル}−エタノン;
    (rac)−4−{3−[1−(5−フルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1−メチル−ピペラジン−2−オン;
    (rac)−4−{3−[1−(5−フルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−2−オン;
    (rac)−1−(4−{3−[1−(5−フルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−イル)−エタノン;
    (rac)−4−(3−(1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−1−メチルピペラジン−2−オン;
    4−{3−[(S)−1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−1−メチル−ピペラジン−2−オン;
    (rac)−4−{3−[1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−}−ピペリジン−2−オン;
    4−{3−[(S)−1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−2−オン;
    1−(4−{3−[(S)−1−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピペラジン−1−イル)−エタノン;
    4−[3−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピペラジン−2−オン;
    1−(4−(3−((4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)メチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)ピペラジン−1−イル)エタノン;
    (rac)−4−(3−(1−(4,6−ジフルオロ−1−イソプロピル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−1−メチルピペラジン−2−オン;
    (rac)−4−(3−(1−(4,6−ジフルオロ−1−イソプロピル−1H−インダゾール−5−イル)エチル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)ピペラジン−2−オン;
    (rac)−4−{3−[(S)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−3−メチル−ピペラジン−2−オン;
    (R)−4−{3−[(S)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−3−メチル−ピペラジン−2−オン;
    (S)−4−{3−[(S)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−3−メチル−ピペラジン−2−オン。
  8. 医薬として使用するための、遊離形または薬学的に許容される塩形態の請求項1〜7のいずれかに記載の式(I)の化合物。
  9. 1種以上のC−Metチロシンキナーゼ仲介疾患の処置のための、遊離形または薬学的に許容される塩形態の請求項1〜7のいずれかに記載の式(I)の化合物。
  10. 1種以上のC−Metチロシンキナーゼ仲介疾患の処置のための、遊離形または薬学的に許容される塩形態の請求項1〜7のいずれかに記載の式(I)の化合物の使用。
  11. 1種以上のC−Metチロシンキナーゼ仲介疾患の処置のための医薬の製造のための、遊離形または薬学的に許容される塩形態の請求項1〜7のいずれかに記載の式(I)の化合物の使用。
  12. C−Metチロシンキナーゼ仲介疾患または障害の処置方法であって、処置を必要とする対象に治療有効量の遊離形または薬学的に許容される塩形態の請求項1〜7のいずれかに記載の式(I)の化合物を投与することを含む、方法。
  13. 有効成分として治療有効量の遊離形または薬学的に許容される塩形態の請求項1〜7のいずれかに記載の式(I)の化合物、および1種以上の薬学的に許容される担体物質および/または希釈剤を含む、医薬組成物。
  14. 治療有効量の遊離形または薬学的に許容される塩形態の請求項1〜7のいずれかに記載の式(I)の化合物、治療有効量の1種以上の組合せパートナー、および1種以上の薬学的に許容される担体物質および/または希釈剤を含む、同時のまたは逐次投与に適合した、組合せ医薬組成物。
  15. 固形腫瘍およびそこからの転移を含む疾患が、遺伝性乳頭状腎細胞癌(PRCC)、孤発形態のPRCC、腎臓癌、頭頚部癌、扁平上皮細胞癌、胃癌、膵臓癌、肺癌、膀胱癌、乳癌、平滑筋肉腫、神経膠芽腫、黒色腫、胞巣状軟部肉腫から選択される、請求項9に記載の処置のための式(I)の化合物、請求項10または請求項11に記載の式(I)の化合物の使用、または請求項12に記載の処置方法。
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