JP5576802B2 - C−Metチロシンキナーゼ介在疾患の治療用のイミダゾ[1,2−b]ピリダジン誘導体 - Google Patents

C−Metチロシンキナーゼ介在疾患の治療用のイミダゾ[1,2−b]ピリダジン誘導体 Download PDF

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Description

本発明は、下記式(I)で示される3−メチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン誘導体、ならびにその塩;式(I)で示される化合物のヒトまたは動物における、特に増殖性疾患の治療における使用;かかる疾患の治療用の医薬の製造における式(I)で示される化合物の使用;式(I)で示される化合物、および所望により組み合わせパートナーを含む医薬組成物;式(I)で示される化合物の製造方法に関する。
幹細胞成長因子受容体(本明細書において、以下c−Metと称する)は、種々の悪性腫瘍で、過剰発現、および/または遺伝的変異をしていることが示されている受容体チロシンキナーゼであり、特に、遺伝子増幅および多くのc−Met突然変異が、種々の固形腫瘍において見られる(例えば、WO2007/126799を参照)。さらに、受容体チロシンキナーゼc−Metは、胚形成および組織再生に伴う移動、浸潤および形態形成のプロセスに関与している。C−metはまた、転移のプロセスにも関与している。数系列の証拠が、c−Metは腫瘍病因にも役割を果たすことを示している。c−Metでの生殖細胞系突然変異の機能獲得が、遺伝性乳頭腎細胞癌(PRCC)の発症に関連している。c−Metにおける増幅または突然変異は、散発型のPRCC、頭頸部扁平上皮癌および胃癌、胃癌、膵臓癌および肺癌でも報告されている。かかる変化は、腫瘍のc−Metへの依存を与える選択的事例および/または他の標的治療への耐性において示されている。c−Met、それとともにその独自のリガンドHGF/SFのレベルの上昇は、多くの臨床上関連のある腫瘍で高頻度に見られる。発現の上昇と疾病の進行、転移および患者の死亡率との間の相関が、膀胱癌、乳癌扁平上皮癌および胃癌ならびに平滑筋肉腫および膠芽腫を含むいくつかの癌で報告されている。
WO2008/008539は、HGF介在疾患の治療に有用なある種の縮合ヘテロサイクリック誘導体を開示している。WO2007/013673は、免疫抑制剤として有用なLck阻害剤としての縮合ヘテロサイクリック誘導体を開示している。EP0490587は、アンギオテンシンIIアンタゴニストとして有用なある種のピラゾロピリミジンを開示している。
かくして、本発明の目的は、c−Metをモジュレート(特に阻害)する、および/または良好な代謝安定性を示す、さらなる化合物を提供することがである。
以下に示す式(I)で示される化合物が、有利な薬理学的特性を有し、例えば、c−Metを阻害することが見出された。さらに、以下に示す式(I)で示される化合物が、改善された代謝安定性を示すことが見出された。したがって、式(I)で示される化合物は安定であり、例えば、c−Met活性に依存する疾患、特に固形腫瘍またはそれ由来の転移の治療に有用であることが見出された。c−Metの阻害により、本発明の化合物はまた、抗炎症剤として有用であり、例えば、感染による炎症性症状の治療に有用である。
第一の態様において、本発明は、式(I)
Figure 0005576802
[式中、
は、非置換または置換ヘテロサイクリル、非置換または置換アリール、非置換または置換シクロアルキル、非置換または置換アルキル、非置換または置換アルコキシ、シアノ、カルボキサミド、またはハロゲンであり;
は、非置換または置換ヘテロサイクリル、非置換または置換アリールであり;
は、H、重水素、低級アルキルであり、R`は、H、重水素、低級アルキル、ハロゲン、ヒドロキシであるか、または
はハロゲンであり、R`はハロゲンであるか、または
およびR`は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロアルキルまたはビニルを意味し;
は、直接結合、−SO−基、または基
Figure 0005576802
(式中:
*の結合はRに結合しており;
nは、0または1であり;
mは、0、1、2、3、4または5であり;
は、Hまたは非置換アルキルであり;
、R`は、互いに独立して、Hまたは非置換アルキルであり;
は、OまたはNRである)
である]
で示される化合物またはその塩に関する。
本発明は、以下の用語および実施例を含む記載を参照することにより本発明をより完全に説明する。簡潔にするために、本明細書に記載の刊行物の開示は、出典明示により本明細書に組み入れる。本明細書で用いられる場合、「含む」、「含有する」および「含む」は、非制限的な意味で用いられる。
本明細書に与えられる式はいずれも、構造式ならびにある種のバリエーションまたは形態で示される構造を有する化合物を示すことを目的とする。特に、本明細書に与えられる式で示されるいずれの化合物も、不斉中心を有していてもよく、したがって、異なるエナンチオマー形態が存在し得る。少なくとも1つの不斉炭素原子が式(I)で示される化合物に存在する場合、かかる化合物は、光学活性形態または光学異性体の混合物、例えばラセミ混合物の形態で存在することができる。すべての光学異性体およびラセミ混合物を含むこれらの混合物は、本発明の一部である。かくして、いずれの本明細書に与えられる式は、ラセミ体、1つまたはそれ以上のエナンチオマー形態、1つまたはそれ以上のジアステレオマー形態、1つまたはそれ以上のアトロプ異性体およびそれらの混合物を意味する。さらに、ある種の構造は、幾何異性体(すなわち、cisおよびtrans異性体)として、互変異性体として、またはアトロプ異性体として存在することができる。加えて、いずれの本明細書に与えられる式は、水和物、溶媒和物およびかかる化合物の多形体およびそれらの混合物を意味する。
いずれの本明細書に与えられる式ははまた、化合物の非標識形態ならびに同位体標識化形態を意味する。化合物は、1つまたはそれ以上の原子が、選択された原子量または質量数を有する原子により置換されている以外は、本明細書に与えられる式により示される構造を有する。本発明の組み射られることができる同位体の例としては、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素、および塩素、例えば、それぞれ、H、H、11C、13C、14C、15N、1831P、32P、35S、36Cl、125Iが挙げられる。本発明の種々の同位体標識化合物は、例えば、H、13C、および14Cのような放射性同位体を導入したものであってもよい。かかる同位体標識化合物は、代謝研究(好ましくは、14C)、反応動力学研究(例えば、HまたはH)、検出またはイメージング手法、例えば、薬剤または組織基質分布アッセイを含む、陽電子放出断層撮影(PET)または単一光子放出コンピュータ断層撮影法(SPECT)、または患者の放射性治療に有用である。特に、18Fまたは標識化合物は、特に、PETまたはSPECTの研究に好ましい。さらに、重同位体、例えば重水素(すなわちH)を有する置換基は、優れた代謝安定性、例えばインビボ半減期の増加または投与要求量の減少を与えるある治療的利点を提供する。この発明同位体標識化合物およびそのプロドラッグは、一般的に、スキームまたは実施例に開示の方法および非同位体標識化試薬の代わりに容易に入手できる標識化試薬を用いて下記のように調製することにより、調製することができる。
さらに、重同位体、例えば重水素(すなわち、HまたはD)での置換は、より大きな代謝安定性、例えば、インビボ半減期の増加または投与要求量の減少または治療インデックスの改善を与えるある治療的利点を提供し得る。本明細書において重水素は、式(I)で示される化合物の置換基を意味することは理解される。かかる重同位体、特に重水素の濃度は、同位体濃縮係数により定義される。「同位体濃縮係数」なる用語は、本明細書で用いられる場合、同位体の存在量および特定の同位体の天然の存在量の間の比を意味する。本発明の化合物の置換基が重水素で示される場合、かかる化合物は、各々指定の重水素原子について、少なくとも3500(各々指定の重水素原子で、52.5%重水素混入量)、少なくとも4000(60%重水素混入量)、少なくとも4500(67.5%重水素混入量)、少なくとも5000(75%重水素混入量)、少なくとも5500(82.5%重水素混入量)、少なくとも6000(90%重水素混入量)、少なくとも6333.3(95%重水素混入量)、少なくとも6466.7(97%重水素混入量)、少なくとも6600(99%重水素混入量)、または少なくとも6633.3(99.5%重水素混入量)の同位体濃縮係数を有する。本発明の化合物において、特定の同位体が特に指定されていないいずれの原子は、その原子の安定な同位体であることを意味する。特記しない限り、位置を、特に「H」または「水素」で指定した場合、その位置は、その正常な存在量での同位体組成で水素を有すると理解される。したがって、本発明の化合物において、重水素(D)で特に指定されたいずれの原子は、例えば上記の範囲での重水素を意味する。
所定の式で示された場合、特定の変数に関する可能性ある種のリストからの特定の基の選択は、他の場所にある変数に関する基を定義することを意図しない。言い換えれば、変数が一つ以上ある場合、特定のリストからの種の選択は、式中の他の場所の同じ変数に関する種の選択から独立している(上記または下記に好ましいとして特徴付けられる具体例における1つまたはそれ以上、すべての一般表記が、より具体的な定義に置き換えることができる場合、それぞれ、本発明のより好ましい具体例となる)。
複数形(例えば、化合物(s)、塩(s))を用いる場合、これは単数(例えば、単一の化合物、単一の塩)も含む。「化合物」は、(例えば、医薬処方において)より多くの式(I)で示される化合物(またはその塩)の存在を除外しない。
式(I)で示される化合物の酸付加塩は、好ましくは、医薬上許容される塩である。かかる塩は当該分野で公知である。
以下の一般的な定義を本明細書において適用する:
ハロゲン(またはハロ)は、フッ素、臭素、塩素またはヨウ素、特にフッ素、塩素である。ハロゲン−置換基および部分、例えばハロゲンにより置換されているアルキル(ハロゲンアルキル)は、モノ−、ポリ−または過ハロゲン化されていてもよい。
ヘテロ原子は、CおよびH以外の原子、好ましくは、窒素(N)、酸素(O)、硫黄(S)である。
炭素含有基、部または分子は、1〜8個、好ましくは1〜6個、より好ましくは1〜4個、最も好ましくは1または2個の炭素原子を含有する。1個より多い炭素原子を有するいずれの非環式炭素含有基または部は、直鎖または分枝鎖である。
「アルキル」は、直鎖または分枝鎖アルキル基を意味し、好ましくは、直鎖または分枝鎖C1−12アルキル、特には、好ましくは直鎖または分枝鎖C1−7アルキル;例えば、メチル、エチル、n−またはイソ−プロピル、n−、イソ−、sec−またはtert−ブチル、n−ペンチル、neo−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシルを意味し、特に好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピルおよびn−ブチルおよびイソ−ブチルを意味する。アルキルは、非置換または置換されていてもよい。代表的な置換基としては、限定するものではないが、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロゲンおよびアミノが挙げられる。置換アルキルの例としては、トリフルオロ−メチルが挙げられる。シクロアルキルはまた、アルキルに対する置換基であってもよい。かかる場合の例としては、基(アルキル)−シクロプロピルまたはアルカンジイル−シクロプロピル、例えば、−CH−シクロプロピルが挙げられる。C−C−アルキルは、好ましくは、1〜7個の、好ましくは、1〜4個を有する、直鎖または分枝鎖アルキルであり;好ましくは、低級アルキルは、ブチル、例えばn−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、プロピル、例えばn−プロピルまたはイソプロピル、エチルであり、または好ましくはメチルである。
「アルコキシ」、「アルコキシアルキル」、「アルコキシカルボニル」、「アルコキシカルボニル−アルキル」、「アルキルスルホニル」、「アルキルスルフィニル」、「アルキルアミノ」、「ハロゲンアルキル」のような他の基の一部としての各々のアルキルは、「アルキル」の上記記載と同意義である。接頭語「低級」または「C−C」は、最大7個まで、特に再議4個までの炭素原子を含むラジカルを意味し、このラジカルは、直鎖または単一または複数の枝を有する分枝鎖であってもよい。
「アルカンジイル」は、異なる炭素原子により部分に結合している直鎖または分枝鎖アルカンジイル基を意味し、これは、好ましくは、直鎖または分枝鎖C1−12アルカンジイル、特に好ましくは、直鎖または分枝鎖C1−6アルカンジイル;例えば、メタンジイル(−CH−)、1,2−エタンジイル(−CH−CH−)、1,1−エタンジイル((−CH(CH)−)、1,1−、1,2−、1,3−プロパンジイルおよび1,1−、1,2−、1,3−、1,4−ブタンジイルであり、特に好ましくは、メタンジイル、1,1−エタンジイル、1,2−エタンジイル、1,3−プロパンジイル、1,4−ブタンジイルである。
「アルケンジイル」は、異なる2つの炭素原子により分子に結合している直鎖または分枝鎖アルケンジイル基であり、これは、好ましくは、直鎖または分枝鎖C2−6アルカンジイル;例えば−CH=CH−、−CH=C(CH)−、−CH=CH−CH−、−C(CH)=CH−CH−、−CH=C(CH)−CH−、−CH=CH−C(CH)H−、−CH=CH−CH=CH−、−C(CH)=CH−CH=CH−、−CH=C(CH)−CH=CH−であり、特に好ましくは−CH=CH−CH−、−CH=CH−CH=CH−である。アルケンジイルは、置換されていても、非置換であってもよい。
「シクロアルキル」は、飽和または部分的に飽和した、炭素環あたり3〜12個の環原子を有する、単環、縮合ポリサイクリックまたはスピロポリサイクリック、カルボサイクルを意味する。シクロアルキル基の代表的な例としては、以下の基:シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルが挙げられる。シクロアルキルは、非置換または置換であってもよい;代表的な置換基は、アルキルの定義に与えられる。
「アリール」は、6個またはそれ以上の炭素原子を有する芳香族ホモサイクリック環を意味する;アリールは、好ましくは、6〜14個の環炭素原子、より好ましくは、6〜10個の環炭素原子を有する芳香族基、例えばフェニルまたはナフチル、好ましくはフェニルである。アリールは、非置換または1個またはそれ以上、好ましくは3個まで、より好ましくは、2個までの置換基により置換されていてもよく、置換基は、独立して、以下に記載の非置換または置換ヘテロサイクリル、特に、ピロリジニル、例えばピロリジノ、オキソピロリジニル、例えばオキソピロリジノ、C−C−アルキル−ピロリジニル、2,5−ジ−(C−Cアルキル)ピロリジニル、例えば2,5−ジ−(C−Cアルキル)−ピロリジノ、テトラヒドロフラニル、チオフェニル、C−C−アルキルピラゾリジニル、ピリジニル、C−C−アルキル−ピペリジニル、ピペリジノ、環炭素原子を介してアミノまたはN−モノ−またはN,N−ジ−[低級アルキル、フェニル、C−C−アルカノイルおよび/またはフェニル−低級アルキル]−アミノ、非置換またはN−低級アルキル置換ピペリジニルにより置換されているピペリジノ、ピペラジノ、低級アルキルピペラジノ、モルホリノ、チオモルホリノ、S−オキソ−チオモルホリノまたはS,S−ジオキソチオモルホリノ;C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、N−C−C−アルカノイルアミノ−C−C−アルキル、N−C−C−アルカンスルホニル−アミノ−C−C−アルキル、カルバモイル−C−C−アルキル、[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−カルバモイル]−C−C−アルキル、C−C−アルカンスルフィニル−C−C−アルキル、C−C−アルカンスルホニル−C−C−アルキル、フェニル、ナフチル、モノ−〜トリ−[C−C−アルキル、ハロおよび/またはシアノ]−フェニルまたはモノ〜トリ−[C−C−アルキル、ハロおよび/またはシアノ]−ナフチル;C−C−シクロアルキル、モノ−〜トリ−[C−C−アルキルおよび/またはヒドロキシ]−C−C−シクロアルキル;ハロ、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルコキシ−低級アルコキシ、(低級アルコキシ)−低級アルコキシ−低級アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、フェノキシ、ナフチルオキシ、フェニル−またはナフチル−低級アルコキシ;アミノ−C−C−アルコキシ、低級アルカノイルオキシ、ベンゾイルオキシ、ナフトイルオキシ、ホルミル(CHO)、アミノ、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ、C−C−アルカノイルアミノ、C−C−アルカンスルホニルアミノ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、例えば;フェニル−またはナフチル−低級アルコキシカルボニル、例えばベンジルオキシカルボニル;C−C−アルカノイル、例えばアセチル、ベンゾイル、ナフトイル、カルバモイル、N−モノ−またはN,N−二置換カルバモイル、例えばN−モノ−またはN,N−二置換カルバモイル(ここに、置換基は、低級アルキル、(低級アルコキシ)−低級アルキルおよびヒドロキシ−低級アルキル;アミジノ、グアニジノ、ウレイド、メルカプト、低級アルキルチオ、フェニル−またはナフチルチオ、フェニル−またはナフチル−低級アルキルチオ、低級アルキル−フェニルチオ、低級アルキル−ナフチルチオ、ハロゲン−低級アルキルメルカプト、スルホ(−SOH)、低級アルカンスルホニル、フェニル−またはナフチル−スルホニル、フェニル−またはナフチル−低級アルキル−スルホニル、アルキルフェニルスルホニル、ハロゲン−低級アルキルスルホニル、例えばトリフルオロメタンスルホニル;スルホンアミド、ベンゾスルホンアミド、アジド、アジド−C−C−アルキル、特にアジドメチル、C−C−アルカン−スルホニル、スルファモイル、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−スルファモイル、モルホリノスルホニル、チオモルホリノスルホニル、シアノおよびニトロからなる群から選択される;ここに、置換基または置換アルキル(または、本明細書に記載の置換アリール、ヘテロサイクリル等において)の置換基の一部として上記したフェニルまたはナフチル(フェノキシまたはナフトキシにおいても)は、それ自体非置換または1個またはそれ以上、例えば3個まで、好ましくは1個または2個のハロ、ハロ−低級アルキル、例えばトリフルオロメチル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、アジド、アミノ、N−モノ−またはN,N−ジ−(低級アルキルおよび/またはC−C−アルカノイル)−アミノ、ニトロ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、カルバモイル、シアノおよび/またはスルファモイルからなる群から独立して選択される置換基により置換であってもよい。
「ヘテロサイクリル」は、不飽和(=環内に可能性ある最大数の二重結合を有する、この場合、別に、ヘテロサイクリルは、ヘテロアリールとして示される)、飽和または部分的に不飽和である、ヘテロサイクリックラジカルを意味し、好ましくは、単環または本発明のより広い態様において、二環式、三環式またはスピロ環であり;3〜24個、より好ましくは4〜16個、最も好ましくは5〜10個、最も好ましくは5または6個の環原子を有し;ここに、1個またはそれ以上、好ましくは1〜4個、特に1〜2個の炭素環原子は、ヘテロ原子により置換されていてもよく、結合する環は、好ましくは、4〜12個、特に5〜7個の環原子を有する。ヘテロサイクリックラジカル(ヘテロサイクリル)は非置換であるか、または置換アルキルまたはアリールに関して定義した置換基の群から独立して選択される1個またはそれ以上、特に1〜3個の置換基、および/または1個またはそれ以上の以下の置換基:オキソ(=O)、チオカルボニル(=S)、イミノ(=NH)、イミノ−低級アルキルにより置換されていてもよい。さらに、ヘテロサイクリルは、特にオキシラニル、アジリニル、アジリジニル、1,2−オキサチオラニル、チエニル(=チオフェニル)、フラニル、テトラヒドロフラニル、ピラニル、チオピラニル、チアントレニル、イソベンゾフラニル、ベンゾフラニル、クロメニル、2H−ピロリル、ピロリル、ピロリニル、ピロリジニル、イミダゾリル、イミダゾリジニル、ベンズイミダゾリル、ピラゾリル、ピラジニル、ピラゾリジニル、チアゾリル、イソチアゾリル、ジチアゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピリダジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、(S−オキソまたはS,S−ジオキソ)−チオモルホリニル、インドリジニル、アゼパニル、ジアゼパニル、特に、1,4−ジアゼパニル、イソインドリル、3H−インドリル、インドリル、ベンズイミダゾリル、クマリル、インダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、プリニル、4H−キノリジニル、イソキノリル、キノリル、テトラヒドロキノリル、テトラヒドロイソキノリル、デカヒドロキノリル、オクタヒドロイソキノリル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、ジベンゾチオフェニル、フタラジニル、ナフチリジニル、キノキサリル、キナゾリニル、キナゾリニル、シノリニル、プテリジニル、カルバゾリル、ベータ−カルボリニル、フェナンスリジニル、アクリジニル、ペリミジニル、フェナントリニル、フラザニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、クロメニル、イソクロマニル、クロマニル、ベンゾ[1,3]ジオキソl−5−イルおよび2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルからなる群から選択されるヘテロサイクリルラジカルであり、これらのラジカルは各々、非置換であるか、または置換アリールについて上記した置換基から選択される1個またはそれ以上、好ましくは、3個までの置換基、および/または1個またはそれ以上の以下の置換基:オキソ(=O)、チオカルボニル(=S)、イミノ(=NH)、イミノ−低級アルキルにより置換されていてもよい。
「アリールアルキル」は、アルキル基、例えばメチルまたはエチル基を介して分子に結合するアリール基を意味し、好ましくは、フェネチルまたはベンジル、特にベンジルである。同様に、シクロアルキルアルキルおよびヘテロサイクリルは、アルキル基を介して分子に結合するシクロアルキル基またはアルキル基を介して分子に結合するヘテロサイクリル基を意味する。各々において、アリール、ヘテロサイクリル、シクロアルキルおよびアルキルは、上記の置換基により置換されていてもよい。
「塩」(「またはそれらの塩」または「またはその塩」により意味されるものは、単独、式(I)で示される遊離化合物との混合物として存在し得る)は、好ましくは、医薬上許容される塩である。かかる塩は、例えば酸付加塩として形成され、好ましくは有機または無機酸と形成し、式(I)で示される化合物と塩基性窒素原子から形成され、特に医薬上許容される塩として形成される。適当な無機酸は、例えば、ハロゲン酸、例えば塩酸、硫酸またはリン酸である。適当な有機酸は、例えばカルボン酸またはスルホン酸、例えばフマル酸またはメタンスルホン酸である。単離または精製のために、医薬上許容されない塩、例えばピクリン酸塩または過塩素酸塩を用いることもできる。治療用途に関しては、医薬上許容される塩または遊離化合物だけが適用され(医薬製剤の形成に適用できる)、したがって、これらが好ましい。遊離形態の新規化合物と、例えば新規化合物の生成または同定において中間体として用いることができるそれらの塩を含むその塩形態の密な関係を考慮すると、本明細書に記載の遊離化合物への言及は、適宜対応する塩を意味するものとして理解されるべきである。
「C−Metチロシンキナーゼ介在疾患」は、具体的には、蛋白質チロシンキナーゼの阻害、特にc−Metキナーゼの阻害が有益(例えば、1つまたはそれ以上の兆候の改善、疾患の発症の遅延、疾患からの一時的または完全な治癒)である障害である。これらの障害は、増殖性疾患、例えば腫瘍疾患、特に固形腫瘍およびそれ由来の転移、例えば、遺伝性乳頭状腎細胞癌(PRCC)、散発型PRCC、頭部および頸部癌、扁平上皮癌、胃癌、膵臓癌、肺癌、膀胱癌、乳癌、平滑筋肉腫、膠芽細胞腫、メラノーマ、胞巣状軟部肉腫を含む。これらの障害は、さらに、炎症性の症状、例えば感染による炎症性症状を含む。
「治療」は、疾患、障害または症状の予防および治療的処理ならびに疾患の進行の遅延を含む。
「組み合わせ」は、1回単位剤形での固定組み合わせ、または、式(I)で示される化合物および組み合わせパートナー(例えば、以下に説明するような他の薬剤、「治療剤」または「同時使用薬剤」とも称される)が、独立して、同時にまたは、特に、これらのインターバル時間が組み合わせパートナーが協力的な効果、例えば相乗効果を示す間隔をおいて連続して投与される、組み合わせ投与用キットを意味する。「同時投与」または「組み合わせ投与」または本明細書で用いられる類似の用語は、選択した組み合わせパートナーのそれを必要とする単一の対象(例えば、患者)に投与することを含み、薬剤を必ずしも同じ投与経路で同時に投与する必要のない治療計画を含む。「医薬組み合わせ」なる用語は、本明細書で用いられる場合、1つより多い活性成分を混合するまたは組み合わせることにより得られ、活性成分の固定および非固定組み合わせの両方を含む。「固定組み合わせ」なる用語は、活性成分、例えば式(I)で示される化合物および組み合わせパートナーの両方が、単一のものまたは投与量で同時に患者に投与されることを意味する。「非固定組み合わせ」なる用語は、活性成分、例えば式(I)で示される化合物および組み合わせパートナーの両方が、別のものとして、同時に、平行してまたは連続して、特定の時間制限なく投与されることを意味し、かかる投与は、患者の体内で2つの化合物の治療効果レベルを与える。後者はまた、カクテル両方、例えば3つまたはそれ以上の活性成分の投与に適用される。
独立して、共同でまたは組み合わせまたはサブ組み合わせにおいて好ましい具体例において、本発明は、遊離塩基形態または酸付加塩形態である、置換基が上記したものである式(I)で示される化合物に関する。
一の具体例において、本発明は式(IA)
Figure 0005576802
[式中、置換基は式(I)で示される化合物と同意義である]
で示される化合物に関する。
さらなる具体例において、本発明は式(IB)
Figure 0005576802
[式中、置換基は式(I)で示される化合物と同意義である]
で示される化合物に関する。
さらなる具体例において、本発明は式(IC)
Figure 0005576802
[式中、置換基は式(I)で示される化合物と同意義である]
で示される化合物に関する。
さらなる具体例において、本発明は式(ID)
Figure 0005576802
[式中、置換基は式(I)で示される化合物と同意義である]
で示される化合物に関する。
さらなる具体例において、本発明は式(IE)
Figure 0005576802
[式中、Rは、非置換または置換シクロアルキル;非置換または置換アルキルであり、n、m、A、R、R、R`、R、R、R`は本明細書の記載と同意義である]
で示される化合物に関する。
さらなる具体例において、本発明は式(IF)
Figure 0005576802
[式中、Rは非置換または置換ヘテロサイクリル、非置換または置換アリールであり、R、R、R`は本明細書の記載と同意義である]
で示される化合物に関する。
さらなる具体例において、本発明は式(IG)
Figure 0005576802
で示される化合物に関する。
さらなる具体例において、本発明は式(IH)
Figure 0005576802
[式中、置換基は式(I)で示される化合物と同意義である]
で示される化合物に関する。
さらなる具体例において、本発明は式(IJ)
Figure 0005576802
[式中、置換基は式(I)で示される化合物と同意義である]
で示される化合物に関する。
さらなる具体例において、本発明は式(IK)
Figure 0005576802
[式中、置換基は式(I)で示される化合物と同意義である]
で示される化合物に関する。
本発明の好ましい化合物は、Aが直接結合である化合物、すなわち、R基が直接イミダゾ[1,2−b]ピリダジン二環系に結合している化合物である。
は、好ましくは、非置換または置換ヘテロサイクリルであり;
ここに、該ヘテロサイクリルは、4〜16個の環原子を有し、1〜4個のヘテロ原子が存在する、単環式、二環式、三環式またはスピロ環式である、不飽和、飽和または部分不飽和ヘテロサイクルから選択され;
ここに、該置換基は、1個またはそれ以上、好ましくは、1〜4個の以下の基:ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシ、C−C−アルキル、C−C12−シクロ−アルキル、フェニル−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、N−C−C−アルカノイルアミノ−C−C−アルキル、N−C−C−アルカンスルホニル−アミノ−C−C−アルキル、ピロリジノ−C−C−アルキル、オキソ−ピロリジノ−C−C−アルキル、ピペリジノ−C−C−アルキル、ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキルまたはC−C10−シクロアルキル)−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−(アミノ−C−C−アルキル)−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキルアミノ)−C−C−アルキル]−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、モルホリノ−C−C−アルキル、チオモルホリノ−C−C−アルキル、S−モノ−またはS,S−ジオキソ−チオ−モルホリノ−C−C−アルキル、カルバモイル−C−C−アルキル、[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−カルバモイル]−C−C−アルキル、C−C−アルカンスルフィニル−C−C−アルキル、C−C−アルカンスルホニル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、アミノ、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ、C−C−アルカノイルアミノ、N−C−C−アルカノイル−N−C−C−アルキル−アミノ、C−C−アルキルオキシカルボニル−アミノ、N−C−C−アルキルオキシカルボニル−N−C−C−アルキル−アミノ、ピロリジノ、オキソ−ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジン−1−イル、4−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキルまたはC−C10−シクロアルキル)−ピペラジン−1−イル、4−(アミノ−C−C−アルキル)−ピペラジン−1−イル、4−[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキルアミノ)−C−C−アルキル]−ピペラジン−1−イル、モルホリノ、チオモルホリノ、S−オキソ−またはS,S−ジオキソチオ−モルホリノ、C−C−アルカンスルホニルアミノ、カルバモイル、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキルおよび/または(N’−モノ−またはN’,N’−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ−C−C−アルキル)−カルバモイル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、ホルミル、C−C−アルキルカルボニル、アミノ−カルボニル、アミノ−C−C−アルキル−カルボニル、ハロ−C−C−アルキルカルボニル、ハロ−C−C−アルコキシカルボニル、N−C−C−アルカノイルアミノ−C−C−アルキルカルボニル、ピロリジン−1−カルボニル、ピペリジン−1−カルボニル、ピペラジン−1−カルボニル、4−(C−C−アルキル)ピペラジン−1−カルボニル、モルホリン−1−カルボニル、チオモルホリン−1−カルボニル、S−オキソ−またはS,S−ジオキソチオ−モルホリン−1−カルボニル、スルホ、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキル−スルフィニル、C−C−アルキルチオ、スルファモイル、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−スルファモイル、モルホリノスルホニル、チオモルホリノスルホニル;オキソ(例えば、C=OまたはN(+)−O(−))またはC1−6アルカンジイルから独立して選択される。
は、特に好ましくは、非置換または置換ヘテロサイクリルであり;
ここに、該ヘテロサイクリルは、インダニル、ピロール、ピロリン、ピロリジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、トリアゾール、トリアゾリン、トリアゾリジン、テトラゾール、フラン、ジヒドロフラン、テトラヒドロフラン、フラザン(オキサジアゾール)、ジオキソラン、チオフェン、ジヒドロチオフェン、テトラヒドロチオフェン、オキサゾール、オキサゾリン、オキサゾリジン、イソキサゾール、イソキサゾリン、イソキサゾリジン、チアゾール、チアゾリン、チアゾロリジン、イソチアゾール、イソチアゾリン、イソチアゾリジン、チアジアゾール、チアジアゾリン、チアジアゾリジン、ピリジン、ピペリジン、ピリダジン、ピラジン、ピペラジン、トリアジン、ピラン、テトラヒドロピラン、チオピラン、テトラヒドロチオピラン、オキサジン、チアジン、ジオキシン、モルホリン、プリン、プテリン、および対応するベンゼン縮合ヘテロサイクル、例えば、インドール、イソインドール、クマリン、クマロンシノリン、イソキノリン、キノリン、チオナフテンからなる群から選択され;
ここに、該ヘテロサイクリルは、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ−カルボニル、C−C−アルキルスルホニルアミノ、C−C−アルキル、(アミノ、C−C−アルキル−アミノ、C−C−ジアルキル−アミノ)−C−C−アルキル、(アミノ、C−C−アルキル−アミノ、C−C−ジアルキル−アミノ)−C−C−アルキルオキシ、ハロ−C−C−アルキル、N−C−C−アルカノイルアミノ−C−C−アルキル、N−C−C−アルカンスルホニル−アミノ−C−C−アルキル、ピロリジノ−C−C−アルキル、オキソ−ピロリジノ−C−C−アルキル、ピペリジノ−C−C−アルキル、ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキルまたはC−C10−シクロアルキル)−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−(アミノ−C−C−アルキル)−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキルアミノ)−C−C−アルキル]−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、モルホリノ−C−C−アルキル、チオモルホリノ−C−C−アルキル、S−モノ−またはS,S−ジオキソ−チオモルホリノ−C−C−アルキル、カルバモイル−C−C−アルキル、[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−カルバモイル]−C−C−アルキル、C−C−アルカンスルフィニル−C−C−アルキル、C−C−アルカンスルホニル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、アミノ、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ、C−C−アルカノイルアミノ、ピロリジノ、オキソ−ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジン−1−イル、4−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキルまたはC−C10−シクロアルキル)−ピペラジン−1−イル、4−(アミノ−C−C−アルキル)−ピペラジン−1−イル、4−[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル−アミノ)−C−C−アルキル]−ピペラジン−1−イル、モルホリノ、チオモルホリノ、S−オキソ−またはS,S−ジオキソ−チオ−モルホリノ、C−C−アルカンスルホニルアミノ、カルバモイル、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキルおよび/または(N’−モノ−またはN’,N’−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ−C−C−アルキル)−カルバモイル、ピロリジン−1−カルボニル、ピペリジン−1−カルボニル、ピペラジン−1−カルボニル、4−(C−C−アルキル)ピペラジン−1−カルボニル、モルホリン−1−カルボニル、チオモルホリン−1−カルボニル、S−オキソ−またはS,S−ジオキソチオモルホリン−1−カルボニル、スルホ、C−C−アルカンスルホニル、C−C−アルカンスルフィニル、スルファモイル、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−スルファモイル、モルホリノ−スルホニル、チオモルホリノスルホニル、メタンジイル、エタンジイルおよびオキソからなる群から独立して選択される、1個またはそれ以上、好ましくは1〜3個の基により置換されている。
は、さらに特に好ましくは、非置換または置換ヘテロサイクリルであり;
ここに、該ヘテロサイクリルは、ピロール、ピロリン、ピロリジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、トリアゾール、トリアゾリン、トリアゾリジン、テトラゾール、フラン、ジヒドロフラン、テトラヒドロフラン、フラザン、ジオキソラン、チオフェン、ジヒドロチオフェン、テトラヒドロチオフェン、オキサゾール、オキサゾリン、オキサゾリジン、イソキサゾール、イソキサゾリン、イソキサゾリジン、チアゾール、チアゾリン、チアゾロリジン、イソチアゾール、イソチアゾリン、イソチアゾリジン、チアジアゾール、チアジアゾリン、チアジアゾリジン、ピリジン、ピペリジン、ピリダジン、ピラジン、ピペラジン、トリアジン、ピラン、テトラヒドロピラン、チオピラン、テトラヒドロチオピラン、オキサジン、チアジン、ジオキシン、モルホリン、プリン、プテリン、および対応するベンゼン縮合ヘテロサイクル、例えば、インドール、イソインドール、クマリン、クマロンシノリン、イソキノリン、キノリン、チオナフテンからなる群から選択され;
ここに、該ヘテロサイクリルは、ハロ、C−C−アルキル、ベンジル、C−C−アルキルオキシ、ハロ−C−C−アルキル、ピロリジノ−C−C−アルキル、ピペリジノ−C−C−アルキル、オキソからなる群から独立して選択される1個またはそれ以上、好ましくは1または2個の基により置換されている。
は、さらに好ましくは、非置換または置換アリールであり;
ここに、該アリールは、6〜14個の環炭素原子を有する芳香族基から選択され;
ここに、該置換基は、1個またはそれ以上、好ましくは、1〜2個の以下の基:ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシ、C−C−アルキル、C−C12−シクロアルキル、フェニル−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキルアミノ−C−C−アルキル、N−C−C−アルカノイルアミノ−C−C−アルキル、N−C−C−アルカンスルホニル−アミノ−C−C−アルキル、ピロリジノ−C−C−アルキル、オキソ−ピロリジノ−C−C−アルキル、ピペリジノ−C−C−アルキル、ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキルまたはC−C10−シクロアルキル)−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−(アミノ−C−C−アルキル)−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキルアミノ)−C−C−アルキル]−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、モルホリノ−C−C−アルキル、チオモルホリノ−C−C−アルキル、S−モノ−またはS,S−ジオキソ−チオ−モルホリノ−C−C−アルキル、カルバモイル−C−C−アルキル、[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−カルバモイル]−C−C−アルキル、C−C−アルカンスルフィニル−C−C−アルキル、C−C−アルカンスルホニル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、アミノ、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ、C−C−アルカノイルアミノ、N−C−C−アルカノイル−N−C−C−アルキル−アミノ、C−C−アルキルオキシカルボニル−アミノ、N−C−C−アルキルオキシカルボニル−N−C−C−アルキル−アミノ、ピロリジノ、オキソ−ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジン−1−イル、4−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキルまたはC−C10−シクロアルキル)−ピペラジン−1−イル、4−(アミノ−C−C−アルキル)−ピペラジン−1−イル、4−[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキルアミノ)−C−C−アルキル]−ピペラジン−1−イル、モルホリノ、チオモルホリノ、S−オキソ−またはS,S−ジオキソチオ−モルホリノ、C−C−アルカンスルホニルアミノ、カルバモイル、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキルおよび/または(N’−モノ−またはN’,N’−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ−C−C−アルキル)−カルバモイル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、ホルミル、C−C−アルキルカルボニル、アミノ−カルボニル、アミノ−C−C−アルキル−カルボニル、ハロ−C−C−アルキル−カルボニル、ハロ−C−C−アルコキシ−カルボニル、N−C−C−アルカノイル−アミノ−C−C−アルキルカルボニル、ピロリジン−1−カルボニル、ピペリジン−1−カルボニル、ピペラジン−1−カルボニル、4−(C−C−アルキル)−ピペラジン−1−カルボニル、モルホリン−1−カルボニル、チオモルホリン−1−カルボニル、S−オキソ−またはS,S−ジオキソチオ−モルホリン−1−カルボニル、スルホ、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルチオ、スルファモイル、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−スルファモイル、モルホリノスルホニル、チオモルホリノスルホニルから選択される。
は、さらに特に好ましくは、非置換または置換フェニルまたはナフチルであり、該置換基は、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノカルボニル、C−C−アルキルスルホニルアミノ、C−C−アルキル、(アミノ,C−C−アルキル−アミノ、C−C−ジアルキル−アミノ)−C−C−アルキル、(アミノ、C−C−アルキル−アミノ、C−C−ジアルキル−アミノ)−C−C−アルキルオキシ、ハロ−C−C−アルキル、N−C−C−アルカノイルアミノ−C−C−アルキル、N−C−C−アルカンスルホニル−アミノ−C−C−アルキル、ピロリジノ−C−C−アルキル、オキソ−ピロリジノ−C−C−アルキル、ピペリジノ−C−C−アルキル、ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキルまたはC−C10−シクロアルキル)−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−(アミノ−C−C−アルキル)−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキルアミノ)−C−C−アルキル]−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、モルホリノ−C−C−アルキル、チオモルホリノ−C−C−アルキル、S−モノ−またはS,S−ジオキソ−チオモルホリノ−C−C−アルキル、カルバモイル−C−C−アルキル、[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−カルバモイル]−C−C−アルキル、C−C−アルカンスルフィニル−C−C−アルキル、C−C−アルカンスルホニル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、アミノ、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ、C−C−アルカノイル−アミノ、ピロリジノ、オキソ−ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジン−1−イル、4−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキルまたはC−C10−シクロアルキル)−ピペラジン−1−イル、4−(アミノ−C−C−アルキル)−ピペラジン−1−イル、4−[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキルアミノ)−C−C−アルキル]−ピペラジン−1−イル、モルホリノ、チオモルホリノ、S−オキソ−またはS,S−ジオキソ−チオモルホリノ、C−C−アルカンスルホニルアミノ、カルバモイル、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキルおよび/または(N’−モノ−またはN’,N’−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ−C−C−アルキル)−カルバモイル、ピロリジン−1−カルボニル、ピペリジン−1−カルボニル、ピペラジン−1−カルボニル、4−(C−C−アルキル)−ピペラジン−1−カルボニル、モルホリン−1−カルボニル、チオモルホリン−1−カルボニル、S−オキソ−またはS,S−ジオキソチオモルホリン−1−カルボニル、スルホ、C−C−アルカンスルホニル、C−C−アルカンスルフィニル、スルファモイル、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−スルファモイル、モルホリノスルホニル、チオモルホリノスルホニルからなる群から独立して選択される、1個またはそれ以上、好ましくは1〜3個の基である。
は、さらに好ましくは、特にA基が直接結合である場合ハロゲンである。特に、この具体例において、Rはクロロである。
は、さらに好ましくは、C−C−アルコキシ、例えばエトキシである。
は、さらに好ましくは、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルまたはC−C12シクロアルキルである。
は、さらに好ましくは、C−C−アルコキシ、シアノ、カルボキサミド、またはハロゲンである。
は、特にさらに好ましくは、C−C−アルキル、C−C−フルオロアルキルまたはC−Cシクロアルキルである。
は、さらにより好ましくは、メチル、エチル、n−またはイソ−プロピル、n−、イソ−、sec−またはtert−ブチル、n−ペンチル、ネオ−ペンチル、トリフルオロメチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチルである。
は、好ましくは、非置換または置換ヘテロサイクリルまたは非置換または置換アリールであり;
ここに、該ヘテロサイクリルは、4〜16個の環原子を有し、1〜4個のヘテロ原子が存在する、単環式、二環式、三環式またはスピロ環式である、不飽和、飽和または部分不飽和ヘテロサイクルであり;
ここに、該アリールは、6〜14個の環炭素原子を有する芳香族基から選択され;
ここに、該置換基は、1個またはそれ以上、好ましくは、1〜4個の以下の基:ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシ、C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、N−C−C−アルカノイルアミノ−C−C−アルキル、N−C−C−アルカンスルホニル−アミノ−C−C−アルキル、ピロリジノ−C−C−アルキル、オキソ−ピロリジノ−C−C−アルキル、ピペリジノ−C−C−アルキル、ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキルまたはC−C10−シクロアルキル)−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−(アミノ−C−C−アルキル)−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキルアミノ)−C−C−アルキル]−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、モルホリノ−C−C−アルキル、チオモルホリノ−C−C−アルキル、S−モノ−またはS,S−ジオキソ−チオモルホリノ−C−C−アルキル、カルバモイル−C−C−アルキル、[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−カルバモイル]−C−C−アルキル、C−C−アルカンスルフィニル−C−C−アルキル、C−C−アルカンスルホニル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、アミノ、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ、C−C−アルカノイル−アミノ、ピロリジノ、オキソ−ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジン−1−イル、4−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキルまたはC−C10−シクロアルキル)−ピペラジン−1−イル、4−(アミノ−C−C−アルキル)−ピペラジン−1−イル、4−[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキルアミノ)−C−C−アルキル]−ピペラジン−1−イル、モルホリノ、チオモルホリノ、S−オキソ−またはS,S−ジオキソチオ−モルホリノ、C−C−アルカンスルホニルアミノ、カルバモイル、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキルおよび/または(N’−モノ−またはN’,N’−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ−C−C−アルキル)−カルバモイル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、アミノ−カルボニル、アミノ−C−C−アルキルカルボニル、ハロ−C−C−アルキルカルボニル、ハロ−C−C−アルコキシカルボニル、N−C−C−アルカノイル−アミノ−C−C−アルキルカルボニル、ピロリジン−1−カルボニル、ピペリジン−1−カルボニル、ピペラジン−1−カルボニル、4−(C−C−アルキル)ピペラジン−1−カルボニル、モルホリン−1−カルボニル、チオモルホリン−1−カルボニル、S−オキソ−またはS,S−ジオキソチオモルホリン−1−カルボニル、スルホ、C−C−アルカンスルホニル、C−C−アルカンスルフィニル、スルファモイル、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−スルファモイル、モルホリノ−スルホニル、チオモルホリノスルホニルおよびオキソ(Rがヘテロサイクリルである場合、C=OまたはN(+)−O(−))から独立して選択される。
は、特に好ましくは、非置換または置換ヘテロサイクリルまたは非置換または置換アリールであり;
ここに、該ヘテロサイクリルまたはアリールは、フェニル、ナフチル、インダニル、ピロール、ピロリン、ピロリジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、トリアゾール、トリアゾリン、トリアゾリジン、テトラゾール、フラン、ジヒドロフラン、テトラヒドロフラン、フラザン(オキサジアゾール)、ジオキソラン、チオフェン、ジヒドロチオフェン、テトラヒドロチオフェン、オキサゾール、オキサゾリン、オキサゾリジン、イソキサゾール、イソキサゾリン、イソキサゾリジン、チアゾール、チアゾリン、チアゾロリジン、イソチアゾール、イソチアゾリン、イソチアゾリジン、チアジアゾール、チアジアゾリン、チアジアゾリジン、ピリジン、ピペリジン、ピリダジン、ピラジン、ピペラジン、トリアジン、ピラン、テトラヒドロピラン、チオピラン、テトラヒドロチオピラン、オキサジン、チアジン、ジオキシン、モルホリン、プリン、プテリン、および対応するベンゼン縮合ヘテロサイクル、例えば、インドール、イソインドール、クマリン、クマロンシノリン、イソキノリン、シノリンからなる群から選択され
ここに、該ヘテロサイクリルまたはアリールは、1個またはそれ以上、好ましくは1〜3個のハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノカルボニル、C−C−アルキルスルホニルアミノ、C−C−アルキル、(アミノ、C−C−アルキル−アミノ、C−C−ジアルキル−アミノ)−C−C−アルキル、(アミノ、C−C−アルキル−アミノ、C−C−ジアルキル−アミノ)−C−C−アルキルオキシ、ハロ−C−C−アルキル、N−C−C−アルカノイルアミノ−C−C−アルキル、N−C−C−アルキル−スルホニル−アミノ−C−C−アルキル、ピロリジノ−C−C−アルキル、オキソ−ピロリジノ−C−C−アルキル、ピペリジノ−C−C−アルキル、ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキルまたはC−C10−シクロアルキル)−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−(アミノ−C−C−アルキル)−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキルアミノ)−C−C−アルキル]−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、モルホリノ−C−C−アルキル、チオモルホリノ−C−C−アルキル、S−モノ−またはS,S−ジオキソ−チオモルホリノ−C−C−アルキル、カルバモイル−C−C−アルキル、[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−カルバモイル]−C−C−アルキル、C−C−アルカンスルフィニル−C−C−アルキル、C−C−アルキル−スルホニル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、アミノ、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ、C−C−アルカノイルアミノ、ピロリジノ、オキソ−ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジン−1−イル、4−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキルまたはC−C10−シクロアルキル)−ピペラジン−1−イル、4−(アミノ−C−C−アルキル)−ピペラジン−1−イル、4−[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキルアミノ)−C−C−アルキル]−ピペラジン−1−イル、モルホリノ、チオモルホリノ、S−オキソ−またはS,S−ジオキソチオモルホリノ、C−C−アルカンスルホニルアミノ、カルバモイル、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキルおよび/または(N’−モノ−またはN’,N’−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ−C−C−アルキル)−カルバモイル、ピロリジン−1−カルボニル、ピペリジン−1−カルボニル、ピペラジン−1−カルボニル、4−(C−C−アルキル)ピペラジン−1−カルボニル、モルホリン−1−カルボニル、チオモルホリン−1−カルボニル、S−オキソ−またはS,S−ジオキソチオモルホリン−1−カルボニル、スルホ、C−C−アルカンスルホニル、C−C−アルキル−スルフィニル、スルファモイル、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−スルファモイル、モルホリノスルホニル、チオモルホリノスルホニルおよびオキソ(ただし、Rはヘテロサイクリルである)からなる群から独立して選択される基により置換されている。
は、特により好ましくは、下記リスト:
Figure 0005576802
から選択されるフェニルまたはヘテロサイクリルであり;
ここに該フェニルまたはヘテロサイクリルは、各々、非置換または1またはそれ以上置換基により置換されており、該置換基は、フルオロ、クロロ、ブロモ、1−メチル−1H−ピラゾール(特に、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)、ピリジル(特に、3−ピリジル)、フェニル(特に、置換フェニル、より詳細には3−ベンゾニトリル)、ヒドロキシ、アミノ、アミノカルボニル、シアノ、C−C−アルキル(特に、メチル、エチル)、ビニル、C−C−アルキルオキシ(特に、メトキシ)、ホルミル、C−C−アルキルカルボニル(特に、1−エタノン)、ヒドロキシル−C−C−アルキル(特に、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、エタン−1,2−ジオール)、ハロ−C−C−アルキル(特に、CF)、C−C−アルキルオキシ−C−C−アルキル(特に、メトキシメチル)、C−C−アルキルスルホニルアミノ(特に、メチルスルホニルアミノ)からなる群から選択される。
は、特に好ましい具体例において、下記リスト:
Figure 0005576802
Figure 0005576802
の基に関する。
は、より好ましい具体例において、下記リスト:
Figure 0005576802
の基に関する。
は、好ましくは、H、メチル、エチル、n−またはイソ−プロピル、ハロ−C−C−アルキル(特に、CF)、およびR`は、好ましくは、H、メチル、エチル、n−またはイソ−プロピル、フルオロ、クロロ、ヒドロキシであるか、または
およびR`は、両方フルオロまたはクロロであるか、または
およびR`は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピルを意味する。
およびR`は、特に好ましくは、下記リスト:
Figure 0005576802
から選択される。
は、好ましくは、H、C−C−アルキル(特にH)である。
は、好ましくは、H、C−C−アルキル(特にH)である。
`は、好ましくは、H、C−C−アルキル(特にH)である。
nは、好ましくは、0または1である。
nは、特に好ましくは、0である。
mは、好ましくは、0、1または2である。
mは、特に好ましくは、0である。
は、好ましくは、酸素である。
さらに、本発明は、式(I)で示される化合物の医薬上許容されるプロドラッグに関する。さらに、本発明は、式(I)で示される化合物の医薬上許容される代謝産物に関する。
本発明は、特に、実施例に記載の式(I)で示される化合物ならびにそこに記載の製造方法に関する。
式(I)で示される化合物は、本願明細書に記載のように、有益な生理学的特性を有する。
第二の態様において、本発明は、c−Met関連障害または症状の治療方法を提供する。治療される障害または症状は、好ましくは、増殖性疾患、例えば癌または炎症性症状である。さらに、式(I)で示される化合物は、望ましくない細胞、特にc−Met−関連症状に関する細胞の治療に有用である。
A:増殖性疾患:式(I)で示される化合物は、特に、1つまたはそれ以上の以下の増殖性疾患の治療に有用である:
式(I)で示される化合物は癌の治療に有用であり、ここに、該癌は、脳癌、胃癌、性器癌、尿道癌、前立腺癌、膀胱癌(表面性および筋肉浸潤性)、乳癌、子宮頸癌、結腸癌、結腸直腸癌、神経膠腫(膠芽細胞腫、未分化星城細胞腫、乏突起星細胞腫、乏突起膠腫を含む)、食道癌、胃癌、消化器癌、肝臓癌、幼児期HCCを含む肝細胞癌(HCC)、頭部および頸部癌(頭頸部細胞癌、鼻咽頭癌を含む)、ヒュルトレ細胞癌、上皮癌、メラノーマ(悪性メラノーマを含む)、中皮癌、リンパ腫、骨髄腫(多発性骨髄腫を含む)、白血病、肺癌(非小細胞肺癌(すべての組織学的サブタイプを含む)を含む):腺癌、扁平上皮癌、気管支肺胞癌、巨大細胞癌、および腺扁平上皮ミックス腎臓癌(限定するものではないが、乳頭状腎細胞癌)、腸癌、腎細胞癌(遺伝性および散発性乳頭状腎細胞癌、タイプIおよびタイプII、および明細胞腎細胞癌を含む);肉腫、特に、骨肉腫、明細胞肉腫および軟組織肉腫(肺胞および胚性横紋筋肉腫、胞巣状軟部肉腫を含む);甲状腺癌(乳頭および他のサブタイプ)からなる群から選択される。
式(I)で示される化合物は、胃、結腸、肝臓、生殖器、泌尿器官、メラノーマ、または前立腺癌の治療に有用である。特定の具体例において、癌は肝臓または食道癌である。
式(I)で示される化合物は、例えば、肝臓における転移癌を含む結腸癌および非小細胞肺癌の治療に有用である。
式(I)で示される化合物はまた、遺伝性乳頭状腎癌(Schmidt,L.et al.Nat.Genet.16,68−73,1997)およびc−METが過剰発現するか、または突然変異により構造的に活性化かれた、他の増殖性疾患(Jeffers and Vande Woude.Oncogene 18,5120−5125,1999;およびそこに記載の文献)または染色体再配列(例えば、TPR−MET;Cooper et al.Nature 311,29−33,1984;Park.et al.Cell45,895−904,1986)の治療に有用であり得る。
式(I)で示される化合物はさらに、本明細書に記載のまたは当該分野で知られているさらなる癌および症状の治療に有用である。
B:炎症性症状:式(I)で示される化合物は、1つまたはそれ以上の炎症性症状の治療に特に適している。
さらなる具体例において、炎症性症状は感染に起因する。一の具体例において、治療方法は、病原菌感染を防ぐものである。特に具体的には、感染症は細菌感染症、例えばリステリア菌感染症である。例えば、Shen et al.Cell 103:501−10,(2000)を参照すると、細菌表面蛋白質は、受容体の細胞外ドメインに結合してc−Metキナーゼを活性化し、それにより、同種リガンドHGF/SFの効果を模倣する。
さらに、式(I)で示される化合物は、さらなる炎症性障害および本明細書に記載の、または当該分野で公知の症状の治療に有用である。
C:組み合わせ療法:ある種の具体例において、方法はいずれも、さらに化学療法剤を投与することを含んでいてもよい。
関連する具体例において、化学療法剤は、抗癌剤である。特定の組み合わせは、本明細書に記載する。
さらなる関連する具体例において、上記方法はいずれも、さらに、経路特異性阻害剤を投与することを含む。経路特異性阻害剤は、化学療法剤であってもよく、生物学的作用剤、例えば抗体であってもよい。経路特異性阻害剤は、限定するものではないが、EGFR、Her−2、Her−3、VEGFR、Ron、IGF−IR、PI−3K、mTOR、Rafの阻害剤を含む。
さらなる関連する具体例において、上記方法のいくつかは、対象に投与するか、または細胞に接触することに続いて、これらの方法はさらに、癌の進行または転移の改善または遅延が見られるさらなる方法を含み得る。
かくして、一の具体例において、本発明は、c−Met関連障害または症状の治療方法であって、有効量の式(I)で示される化合物のいずれかをこれを必要とする対象に投与することを含む方法に関する。
さらなる具体例において、本発明は、特に、1つまたはそれ以上のC−Metチロシンキナーゼ介在疾患の治療に用いるための医薬として/医薬として用いるための式(I)で示される化合物または医薬上許容される塩に関する。
さらなる具体例において、本発明は、特に、1つまたはそれ以上のC−Metチロシンキナーゼ介在疾患の治療に用いるための医薬における活性成分としての、式(I)で示される化合物または医薬上許容される塩の使用に関する。
さらなる具体例において、本発明は、特に、1つまたはそれ以上のC−Metチロシンキナーゼ介在疾患の治療に用いるための医薬としての式(I)で示される化合物または医薬上許容される塩の使用に関する。
さらなる具体例において、本発明は、1つまたはそれ以上のC−Metチロシンキナーゼ介在疾患の治療に用いるための医薬の製造における、式(I)で示される化合物または医薬上許容される塩の使用に関する。
さらなる具体例において、本発明は、治療を必要とする対象の、C−Metチロシンキナーゼ介在疾患の治療、最も具体的にはかかる治療を必要とする患者における治療方法において用いるための式(I)で示される化合物またはかかる化合物の医薬上許容される塩に関する。
さらなる具体例において、本発明は、C−Metチロシンキナーゼの阻害に応答する疾患または障害の治療方法であって、式(I)(基および記号は上記の通りである)で示される化合物またはその医薬上許容される塩を、特に該疾患に対して有効な量でこれを必要とする恒温動物に投与することを含む方法に関する。
さらなる具体例において、本発明は、活性成分として式(I)で示される化合物を、少なくとも1つの医薬担体または希釈剤を含む医薬組成物に関する。かかる組成物は、慣用的な方法で製造することができる。
さらなる具体例において、本発明は、1つまたはそれ以上のC−Metチロシンキナーゼ介在疾患の治療方法であって、該治療を必要とする対象に、治療的に有効な量の式(I)で示される化合物を投与することを含む方法に関する。
さらなる具体例において、本発明は、(a)有効量の式(I)で示される化合物および医薬上許容される塩、医薬上許容されるプロドラッグ、および医薬上活性な代謝産物;および(b)1つまたはそれ以上の医薬上許容される賦形剤および/または希釈剤を含む医薬組成物に関する。
さらなる具体例において、本発明は、ヒトを含む恒温動物の疾患、例えば固形癌または液性癌の治療用医薬組成物であって、該疾患に有効な投与量の上記した式(I)で示される化合物またはかかる化合物の医薬上許容される塩と医薬上許容される担体(=担体物質)を含む医薬組成物に関する。
第3の態様において、本発明は、上記した式(I)で示される化合物またはかかる化合物の医薬上許容される塩もしくは水和物または溶媒和物および少なくとも1つの医薬上許容される担体および/または希釈剤および所望により1つまたはそれ以上のさらなる治療剤を含む医薬製剤(組成物)を提供する。
本発明で示される化合物は、慣用的な経路、特に非経口、例えば注射可能な溶液または懸濁液の形態、経腸的、例えば、経口、例えば錠剤またはカプセルの形態、局所的、例えば、ローション、ゲル、軟膏またはクリームの形態で、鼻腔内または坐剤形態で投与することができる。局所投与は、例えば皮膚に対して行う。さらなる局所投与形態は、眼に適用される。本発明の化合物を少なくとも1つの医薬上許容される担体または希釈剤と一緒に含む医薬組成物は、医薬上許容される担体または希釈剤と混合することにより慣用的な手段で製造することができる。
本発明はまた、有効量、特に上記した疾患(=障害)の1つの治療に有効な量の式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される塩と1つまたはそれ以上の医薬上許容される担体を含み、局所、腸内、例えば経口または直腸、または非経口投与に適し、無機または有機、固体または液体である、医薬組成物に関する。これらは、経口投与用に、特に錠剤またはゼラチンカプセル用に用いることができ、活性成分と希釈剤、例えば、ラクトース、デキストロース、マンニトール、および/またはグリセロール、および/または滑沢剤および/またはポリエチレングリコールを含む。錠剤はまた、結合剤、例えば、珪酸アルミニウムマグネシウム、スターチ、例えばコーンスターチ、麦またはコメデンプン、ゼラチン、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロースおよび/またはポリビニルピロリドン、および所望により崩壊剤、例えば、スターチ、寒天、アルギン酸またはその塩、例えばアルギン酸ナトリウム、および/または発泡性混合物または吸着剤、染料、フレーバー剤および甘味料を含んでいてもよい。また、医薬上活性な本発明の化合物は、非経口投与可能な組成物の形態で、または注入液の形態で用いることができる。医薬組成物は、滅菌し、および/または賦形剤、例えば保存剤、安定化剤、湿潤化合物および/または乳化剤、可溶過剤、浸透圧調節用の塩および/または緩衝液を含んでいてもよい。所望により、他の医薬活性剤を含む本発明の医薬組成物は、公知の方法で調製することができ、例えば、慣用的な混合、造粒、調合、溶解または凍結乾燥法により調製することができ、約1%〜99%、特に約1%〜約20%の活性成分を含む。
恒温動物に適用される活性成分の量は、患者のタイプ、種、年齢、体重、性別および医学的症状;治療する症状の重症度;投与経路;患者の腎臓および肝臓機能;および用いる特定の化合物を含む多くの因子に依存する。医者、臨床医または獣医は、容易に、症状の進行を防止、対抗、または停止するのに必要な薬剤の有効量を決定および処方することができる。毒性なく効果を与える範囲内の薬剤の濃度を達成する最適な精度は、目的の部位に対する薬剤の利用能の動力学に基づいた計画を要求する。これは、薬剤の分布、平衡および排泄を考慮する。式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される塩の恒温動物、例えば体重70kgのヒトに投与するための投与量は、好ましくは、約3mg〜約5g、より好ましくは、約10mg〜約1.5g(1日当たり)であり、好ましくは、例えば同じサイズである1〜3回の投与に分割される。一般的に、子供は大人の半分の量である。
第4の態様において、本発明は、式(I)で示される化合物と1つまたはそれ以上の他の治療活性剤の組み合わせに関する。かくして、式(I)で示される化合物は、単独または、固体組み合わせの形態で組み合わせ治療が可能な1つまたはそれ以上の他の治療剤と組み合わせて投与されるか、または本発明の化合物および1つまたはそれ以上の他の治療剤の投与は、調製され、または他方から独立して与えられ、または固定組み合わせおよび1つまたはそれ以上の他の治療剤の組み合わせ投与で与えられる。
式(I)で示される化合物は、加えて、特に、化学療法、放射線治療、免疫療法、外科的処置またはそれらの組み合わせと組み合わせて腫瘍治療のために投与することができる。長期間の治療も、上記したような他の治療方法において、同様に補助的治療であってもよい。他の可能性ある治療は、腫瘍軽減後の患者の状態を保持するための治療であるか、または例えばリスクがある患者における化学的予防的治療である。
かくして、式(I)で示される化合物は、他の抗増殖化合物と組み合わせて用いてもよい。かかる抗増殖化合物は、限定するものではないが、アロマターゼ阻害剤;抗エストロゲン剤;トポイソメラーゼI阻害剤;トポイソメラーゼII阻害剤;微小管活性化化合物;アルキル化化合物;ヒストンデアセチラーゼ阻害剤;細胞分化プロセスを誘発する化合物;シクロオキシゲナーゼ阻害剤;MMP阻害剤;mTOR阻害剤;抗新生物代謝拮抗剤;プラチナ化合物;プロテインまたは脂質キナーゼ活性を標的とする/減少させる化合物;抗血管形成化合物;プロテインまたは脂質ホスファターゼの活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物;ゴナドレリンアゴニスト;抗アンドロゲン剤;メチオニンアミノペプチダーゼ阻害剤;ビスフォスフォネート;生物反応修飾剤;抗増殖抗体;ヘパラナーゼ阻害剤;Ras発癌遺伝子アイソフォーム阻害剤;テロメラーゼ阻害剤;プロテアソーム阻害剤;悪性血液疾患の治療に用いる化合物;Flt−3の活性を標的とする、減少させる、または阻害する化合物;Hsp90阻害剤;キネシンスピンドル蛋白質阻害剤;MEK阻害剤;ロイコボリン;EDG結合剤;抗白血病化合物;リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤;S−アデノシルメチオニンデカルボキシラーゼ阻害剤;アンギオスタチン系ステロイド;コルチコステロイド;他の化学療法化合物(以下に定義する);光増感化合物を含む。
さらに、別法としてまたは加えて、これらは、手術、電離放射線、光治療、インプラントを含む他の腫瘍治療アプローチと組み合わせて、例えば、コルチコステロイド、ホルモンと一緒に用いてもよく、またはこれらは放射線増感剤として用いてもよい。
「アロマターゼインヒビター」なる用語は、本明細書において使用するとき、エストロゲン生産を阻害し、すなわち基質のアンドロステンジオンおよびテストステロンのエストロンおよびエストラジオールへのそれぞれの変換を阻害する化合物に関する。かかる用語には、ステロイド、とりわけアタメスタン、エキセメスタンおよびホルメスタン、およびとりわけ非ステロイド、とりわけアミノグルテチミド、ログレチミド、ピリドグルテチミド、トリロスタン、テストラクトン、ケトコナゾール、ボロゾール、ファドロゾール、アナストロゾールおよびレトロゾールが含まれるが、これらに限定されない。エキセメスタンは例えば、AROMASINの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。ホルメスタンは例えば、LENTARONの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。ファドロゾールは例えば、AFEMAの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。アナストロゾールは例えば、ARIMIDEXの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。レトロゾールは例えば、FEMARAまたはFEMARの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。アミノグルテチミドは例えば、ORIMETENの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。アロマターゼインヒビターである化学療法剤を含む本発明の組合せ剤が、ホルモン受容体陽性腫瘍、例えば乳癌の処置にとりわけ有用である。
「抗エストロゲン剤」なる用語は、本明細書において使用するとき、エストロゲン受容体レベルでエストロゲンの効果と拮抗する化合物に関する。かかる用語には、タモキシフェン、フルベストラント、ラロキシフェンおよびラロキシフェン塩酸塩が含まれるが、これらに限定されない。タモキシフェンは例えば、NOLVADEXの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。ラロキシフェン塩酸塩は例えば、EVISTAの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。フルベストラントは、US4,659,516に記載の通りに製剤することができるか、または例えば、FASLODEXの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。抗エストロゲン剤である化学療法剤を含む本発明の組合せ剤が、エストロゲン受容体陽性腫瘍、例えば乳癌の処置にとりわけ有用である。
「抗アンドロゲン剤」なる用語は、本明細書において使用するとき、アンドロゲンホルモンの生物学的効果を阻害することができるあらゆる物質に関し、例えばUS4,636,505に記載のとおりに製剤することができるビカルタミド(CASODEX)を含むが、これに限定されない。
「ゴナドレリンアゴニスト」なる用語は、本明細書において使用するとき、アバレリクス、ゴセレリンおよびゴセレリン酢酸塩を含むが、これらに限定されない。ゴセレリンはUS4,100,274に記載されており、例えばZOLADEXの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。アバレリクスは例えば、US5,843,901に記載のとおりに製剤することができる。
「トポイソメラーゼI阻害剤」なる用語には、本明細書において使用するとき、トポテカン、ギマテカン、イリノテカン、カンプトテシおよびそのアナログ、9−ニトロカンプトテシンおよび巨大分子カンプトテシン結合PNU−166148(WO99/17804の化合物A1)が含まれるが、これらに限定されない。イリノテカンは例えば、CAMPTOSARの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。トポテカンは例えば、HYCAMTIN(商標)の商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。
「トポイソメラーゼII阻害剤」なる用語には、本明細書において使用するとき、アントラサイクリン、例えばドキソルビシン(リポソーム製剤を含む、例えばCAELYX)、ダウノルビシン、エピルビシン、イダルビシンおよびネモルビシン、アントラキノンミトキサントロンおよびロソキサントロン、およびポドフィロトキシン、エトポシド、およびテニポシドが含まれるが、これらに限定されない。エトポシドは例えば、ETOPOPHOSの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。テニポシドは例えば、VM 26−BRISTOLの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。ドキソルビシンは例えば、ADRIBLASTINまたはADRIAMYCINの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。エピルビシンは例えば、FARMORUBICINの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。イダルビシンは例えば、ZAVEDOSの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。ミトキサントロンは例えば、NOVANTRONの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。
「微小管活性化化合物」なる用語は、微小管安定化化合物、微小管脱安定化化合物および微小管重合阻害剤に関し、タキサン、例えばパクリタキセルおよびドセタキセル、ビンカアルカロイド、例えばビンブラスチン、とりわけビンブラスチン硫酸塩、ビンクリスチン、とりわけビンクリスチン硫酸塩およびビノレルビン、ディスコデルモリド、コヒチンおよびエポチロンおよびその誘導体、例えばエポチロンBおよびDまたはその誘導体を含むが、これらに限定されない。パクリタキセルは例えば、TAXOLの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。ドセタキセルは例えば、TAXOTEREの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。ビンブラスチン硫酸塩は例えば、VINBLASTIN R.P.の商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。ビンクリスチン硫酸塩は例えば、FARMISTINの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。ディスコデルモリドは例えば、US5,010,099に記載のとおりに得ることができる。また、WO98/10121、US6,194,181、WO98/25929、WO98/08849、WO99/43653、WO98/22461およびWO00/31247に記載のエポチロン誘導体が含まれる。エポチロンAおよび/またはBが特に好ましい。
「アルキル化化合物」なる用語は、本明細書において使用するとき、シクロホスファミド、イフォスファミド、メルファランまたはニトロソウレア(BCNUまたはGliadel)が含まれるが、これらに限定されない。シクロホスファミドは例えば、CYCLOSTINの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。イフォスファミドは例えば、HOLOXANの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。
「ヒストンデアセチラーゼ阻害剤」または「HDAC阻害剤」なる用語は、ヒストンデアセチラーゼを阻害し、抗増殖性活性を有する化合物に関する。これは、WO02/22577に記載の化合物、とりわけN−ヒドロキシ−3−[4−[[(2−ヒドロキシエチル)[2−(1H−インドール−3−イル)エチル]−アミノ]メチル]フェニル]−2E−2−プロペンアミド、N−ヒドロキシ−3−[4−[[[2−(2−メチル−1H−インドール−3−イル)−エチル]−アミノ]メチル]フェニル]−2E−2−プロペンアミドおよびその薬学的に許容される塩を含む。これはさらに、とりわけスベロイルアニリドヒドロキサム酸(SAHA)を含む。ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)阻害剤の活性を標的とする、減少させる、または阻害する化合物、例えば酪酸ナトリウムおよびスベロイルアニリドヒドロキサム酸(SAHA)は、ヒストンデアセチラーゼとして知られる酵素の活性を阻害する。特にHDAC阻害剤は、MS275、SAHA、FK228(以前は、FR901228)、トリコスタチンAおよびUS6,552,065に開示されている化合物、特に、N−ヒドロキシ−3−[4−[[[2−(2−メチル−1H−インドール−3−イル)−エチル]−アミノ]メチル]フェニル]−2E−2−プロペンアミド、またはその医薬上許容される塩およびN−ヒドロキシ−3−[4−[(2−ヒドロキシエチル){2−(1H−インドール−3−イル)エチル]−アミノ]メチル]フェニル]−2E−2−プロペンアミド、またはその医薬上許容される塩、特に乳酸塩を含む。
「抗新生物代謝拮抗剤」なる用語には、5−フルオロウラシルまたは5−FU、カペシタビン、ゲムシタビン、DNA脱メチル化化合物、例えば5−アザシチジンおよび葉酸アンタゴニスト、例えばペメトレキシドを含むが、これらに限定されない。カペシタビンを例えば、XELODAの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。ゲムシタビンを例えば、GEMZARの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。
「プラチナ化合物」なる用語は、本明細書において使用するとき、カルボプラチン、シスプラチン、シスプラチナムおよびオキサリプラチンを含むが、これらに限定されない。カルボプラチンは例えば、CARBOPLATの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。オキサリプラチンは例えば、ELOXATINの商品名で、例えば市販されている形態で投与することができる。
「プロテインまたは脂質キナーゼ活性を標的とする/減少させる化合物」;または「プロテインまたは脂質ホスファターゼ活性」;または「さらなる抗血管形成化合物」なる用語は、本明細書において使用するとき、c−Metチロシンキナーゼおよび/またはセリンおよび/またはスレオニンキナーゼ阻害剤または脂質キナーゼ阻害剤、例えば下記のものを含むが、これらに限定されない:
a)血小板由来増殖因子受容体(PDGFR)の活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物、例えばPDGFRの活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物、とりわけPDGF受容体を阻害する化合物、例えばN−フェニル−2−ピリミジン−アミン誘導体、例えばイマチニブ、SU101、SU6668およびGFB−111;
b)繊維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)の活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物;
c)インシュリン様増殖因子受容体I(IGF−IR)の活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物、例えばIGF−IRの活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物、とりわけIGF−I受容体のキナーゼ活性を阻害する化合物、例えばWO02/092599に記載の化合物、またはIGF−I受容体の細胞外ドメインまたはその増殖因子を標的とする抗体;
d)Trk受容体チロシンキナーゼファミリーの活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物、またはエフリンキナーゼファミリー阻害剤;
e)Axl受容体チロシンキナーゼファミリーの活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物;
f)Ret受容体チロシンキナーゼの活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物;
g)Kit/SCFR受容体チロシンキナーゼの活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物、例えばイマチニブ;
h)C−kit受容体チロシンキナーゼ(PDGFRファミリーの一部)の活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物、例えばc−Kit受容体チロシンキナーゼの活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物、とりわけc−Kit受容体を阻害する化合物、例えばイマチニブ;
i)c−Ablファミリーのメンバー、それらの遺伝子融合生成物(例えばBCR−Ablキナーゼ)および変異体の活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物、例えばc−AbIファミリーメンバーおよびそれらの遺伝子生成物の活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物、例えばN−フェニル−2−ピリミジン−アミン誘導体、例えばイマチニブまたはニロチニブ(AMN107);PD180970;AG957;NSC680410;ParkeDavisのPD173955;またはダサチニブ(BMS−354825)
j)プロテインキナーゼC(PKC)のメンバーおよびセリン/スレオニンキナーゼのRafファミリー、MEK、SRC、JAK、FAK、PDK1、PKB/AktおよびRas/MAPKファミリーのメンバー、および/またはサイクリン依存性キナーゼファミリー(CDK)のメンバーの活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物、とりわけUS5,093,330に記載のスタウロスポリン誘導体、例えばミドスタウリン;さらなる化合物の例には、例えばUCN−01、サフィンゴール、BAY43−9006、ブリオスタチン1、ペリフォシン;イルモフォシン;RO318220およびRO320432;GO6976;Isis3521;LY333531/LY379196;イソキノリン化合物、例えばWO00/09495に記載のもの;FTI;PD184352またはQAN697(P13K阻害剤)またはAT7519(CDK阻害剤)が含まれる;
k)プロテインチロシンキナーゼ阻害剤の活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物、例えばプロテインチロシンキナーゼ阻害剤の活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物は、イマチニブメシレート(GLEEVEC)またはチルホスチンを含む。チルホスチンは好ましくは低分子量(Mr<1500)化合物またはその薬学的に許容される塩、とりわけ化合物のベンジリデンマロニトリルクラスまたはS−アリールベンゼンマロニトリル、もしくは2基質キノリンクラスから選択される化合物、よりとりわけチルホスチンA23/RG−50810;AG99;チルホスチンAG213;チルホスチンAG1748;チルホスチンAG490;チルホスチンB44;チルホスチンB44(+)エナンチオマー;チルホスチンAG555;AG494;チルホスチンAG556、AG957およびアダホスチン(4−{[(2,5−ジヒドロキシフェニル)メチル]アミノ}−安息香酸アダマンチルエステル;NSC 680410、アダホスチン)からなる群から選択される任意の化合物である;
l)受容体チロシンキナーゼ(ホモ−またはヘテロダイマーとしてのEGF−R、ErbB2、ErbB3、ErbB4)の上皮細胞増殖因子ファミリーまたはそれらの変異体の活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物、例えば上皮細胞増殖因子受容体ファミリーの活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物は、とりわけEGF受容体チロシンキナーゼファミリー、例えばEGF受容体、ErbB2、ErbB3およびErbB4のメンバーを阻害するか、またはEGFもしくはEGF関連リガンドに結合する化合物、タンパク質または抗体であり、とりわけWO97/02266の例えば実施例39に、またはEP0564409、WO99/03854、EP0520722、EP0566226、EP0787722、EP0837063、US5,747,498、WO98/10767、WO97/30034、WO97/49688、WO97/38983およびとりわけWO96/30347(例えばCP358774として知られている化合物)、WO96/33980(例えば化合物ZD1839)およびWO95/03283(例えば化合物ZM105180)に一般的かつ具体的に記載されている化合物、タンパク質またはモノクローナル抗体;WO03/013541に記載されている、例えばトラスツヅマブ(HERCEPTIN(商標))、セツキシマブ(Erbitux(商標))、イレッサ、Tarceva、OSI−774、CI−1033、EKB−569、GW−2016、E1.1、E2.4、E2.5、E6.2、E6.4、E2.11、E6.3またはE7.6.3、およびWO03/013541に記載の7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジン誘導体である;
m)c−Met受容体の活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物、例えばc−Metの活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物、とりわけc−Met受容体のキナーゼ活性を阻害する化合物、またはc−Metの細胞外ドメインを標的とするか、またはHGFと結合する抗体;および
n)Ron受容体チロシンキナーゼのアッセイを標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物。
さらなる抗血管形成化合物には、例えばタンパク質または脂質キナーゼ阻害と無関係ある、それらの活性について他の機構を有する化合物、例えばサリドマイド(THALOMID)およびTNP−470が含まれる。
「プロテインまたは脂質ホスファターゼの活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物」なる用語は、限定するものではないが、例えばホスファターゼ1、ホスファターゼ2A、またはCDC25の阻害剤、例えばオカダ酸またはその誘導体を含む。
「細胞分化プロセスを誘導する化合物」なる用語は、限定するものではないが、例えばレチン酸、α−γ−もしくはδ−トコフェロールα−γ−もしくはδ−トコトリエノールを含む。
「シクロオキシゲナーゼ阻害剤」なる用語は、本明細書において使用するとき、例えばCox−2阻害剤、5−アルキル置換2−アリールアミノフェニル酢酸および誘導体、例えばセレコキシブ(CELEBREX)、ロフェコキシブ(VIOXX)、エトリコキシブ、バルデコキシブまたは5−アルキル−2−アリールアミノフェニル酢酸、例えば5−メチル−2−(2’−クロロ−6’−フルオロアニリノ)フェニル酢酸、ルミラコキシブを含むが、これらに限定されない。
「ビスホスホネート」なる用語は、本明細書において使用するとき、エトリドン酸、クロドロン酸、チルドロン酸、パミドロン酸、アレンドロン酸、イバンドロン酸、リセドロン酸およびゾレドロン酸を含むが、これらに限定されない。「エトリドン酸」は、例えばDIDRONELの商標名の下に例えば市販されている形態で投与することができる。「クロドロン酸」は、例えばBONEFOSの商標名の下に例えば市販されている形態で投与することができる。「チルドロン酸」は、例えばSKELIDの商標名の下に例えば市販されている形態で投与することができる。「パミドロン酸」は、例えばAREDIA(商標)の商標名の下に例えば市販されている形態で投与することができる。「アレンドロン酸」は、例えばFOSAMAXの商標名の下に例えば市販されている形態で投与することができる。「イバンドロン酸」は、例えばBONDRANATの商標名の下に例えば市販されている形態で投与することができる。「リセドロン酸」は、例えばACTONELの商標名の下に例えば市販されている形態で投与することができる。「ゾレドロン酸」は、例えばZOMETAの商標名の下に例えば市販されている形態で投与することができる
「mTOR阻害剤」なる用語は、ラパマイシンの哺乳類標的(mTOR)を阻害し、抗増殖性活性を有する化合物、例えばシロリムス(Rapamune(登録商標))、エベロリムス(Certican(商標))、CCI−779およびABT578に関する。
「ヘパラナーゼ阻害剤」なる用語は、本明細書において使用するとき、ヘパリン硫酸塩分解を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物を意味する。当該用語には、限定されないが、PI88が含まれる。
「生物応答修飾」なる用語は、本明細書において使用するとき、リンホカインまたはインターフェロン、例えばインターフェロンγを意味する。
H−Ras、K−Ras、またはN−Rasのような「Ras発がん遺伝子アイソフォーム阻害剤」なる用語は、本明細書において使用するとき、Rasの発がん遺伝子活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物、例えば「ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤」、例えばL−744832、DK8G557またはR115777(Zarnestra)を意味する。
「テロメラーゼ阻害剤」なる用語は、本明細書において使用するとき、テロメラーゼの活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物を意味する。テロメラーゼの活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物は、とりわけテロメラーゼ受容体を阻害する化合物、例えばテロメスタチンである。
「メチオニンアミノペプチダーゼ阻害剤」なる用語は、本明細書において使用するとき、メチオニンアミノペプチダーゼの活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物を意味する。メチオニンアミノペプチダーゼの活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物は、例えばベンガミドまたはその誘導体である。
「プロテアソーム阻害剤」なる用語は、本明細書において使用するとき、プロテアソームの活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物を意味する。プロテアソームの活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物には、例えばボルテゾミド(Velcade(商標))およびMLN341が含まれる。
「マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤」または(「MMP阻害剤」)なる用語は、本明細書において使用するとき、コラーゲンペプチド模倣性および非模倣性阻害剤、テトラサイクリン誘導体、例えばヒドロキサメートペプチド模倣性阻害剤、バチマスタットおよびその経口的に生物学的に利用可能なアナログ、マリマスタット(BB−2516)、プリノマスタット(AG3340)、メタスタット(NSC683551)BMS−279251、BAY12−9566、TAA211、MMI270BまたはAAJ996を含むが、これらに限定されない。
「血液学的悪性腫瘍の処置に用いる薬剤」なる用語は、本明細書において使用するとき、FMS様チロシンキナーゼ阻害剤、例えばFMS様チロシンキナーゼ受容体(Flt−3R)の活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物;インターフェロン、1−b−D−アラビノフランシルシトシン(ara−c)およびビスルファン;およびALK阻害剤、例えば未分化リンパ腫キナーゼを標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物を含むが、これらに限定されない。
「FMS様チロシンキナーゼ受容体(Flt−3R)の活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物」なる用語は、とりわけFlt−3R受容体キナーゼファミリーを阻害する化合物、タンパク質または抗体、例えばPKC412、ミドスタウリン、スタウロスポリン誘導体、SU11248およびMLN518である。
「HSP90阻害剤」なる用語は、本明細書において使用するとき、HSP90の内因性ATPアーゼ活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物;ユビキチンプロテアーゼ経路を介してHSP90クライアントタンパク質を分解するか、標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物を含むが、これらに限定されない。HSP90の内因性ATPアーゼ活性を標的とするか、減少させるかまたは阻害する化合物は、とりわけHSP90のATPアーゼ活性を阻害する化合物、タンパク質または抗体、例えば17−アリルアミノ、17−デメトキシゲルダナマイシン(17AAG、17−DMAG)、ゲルダナマイシン誘導体;他のゲルダナマイシン関連化合物;ラジシコールおよびHDAC阻害剤;IPI−504、CNF1010、CNF2024、CNF1010(Conforma Therapeutics);テモゾロミド(TEMODAL(登録商標))、AUY922(Novartis)である。
「抗増殖性抗体」なる用語は、本明細書において使用するとき、トラスツヅマブ(Herceptin(商標))、トラスツヅマブ−DM1、エルビタックス、ベバシヅマブ(Avastin(商標))、リツキシマブ(Rituxan(登録商標))、PRO64553(抗CD40)および2C4抗体を含むが、これらに限定されない。抗体は、そのままのポリクローナル抗体、ポリクローナル抗体、少なくとも2種のそのままの抗体から形成した複数種の抗体、および所望の生物学的活性を示す長さの抗体フラグメントを意味する。
「抗白血病化合物」なる用語は、例えばAra−C、デオキシシチジンの2’−アルファ−ヒドロキシリボース(アラビノシド)誘導体であるピリミジンアナログを含む。また、ヒポキサンチン、6−メルカプトプリン(6−MP)およびフルダラビンホスフェートのプリンアナログも含まれる。急性骨髄性白血病(AML)の処置のために、式(I)の化合物を標準的な白血病治療との組合せで、とりわけAMLの処置に使用する治療との組合せで、使用することができる。とりわけ、式(I)の化合物を例えばファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤および/またはAMLの処置に有用な他の薬剤、例えばダウノルビシン、アドリアマイシン、Ara−C、VP−16、テニポシド、ミトキサントロン、イダルビシン、カルボプラチナムおよびPKC412との組合せで使用することができる。
「ソマトスタチン受容体アンタゴニスト」は、本明細書において使用するとき、ソマトスタチン受容体を標的とするか、処置するかまたは阻害する化合物、例えばオクトレオチドおよびSOM230を意味する。
「腫瘍細胞損傷アプローチ」は、例えば電離放射線アプローチを意味する。「電離放射線」なる用語は、本明細書において使用するとき、電磁波(例えばX線およびガンマ線)または粒子(例えばアルファ粒子およびベータ粒子)として生じる電離放射線を意味する。電離放射線は放射線療法において提供されるが、これに限定されず、そして当該技術分野において既知である。Hellman,Principles of Radiation Therapy,Cancer,Principles and Practice of Oncology,Devita et al.,Eds.,4th Edition,Vol.1,pp.248−275(1993)参照。
「EDG結合剤」なる用語は、本明細書において使用するとき、リンパ球再循環を調節する免疫抑制剤のクラス、例えばFTY720を意味する。
「キネシンスピンドル蛋白質阻害剤」なる用語は、当該分野で知られており、SB715992またはSB743921(GlaxoSmithKline)、ペンタミジン/クロルプロマジン(CombinatoRx)を含む。
「MEK阻害剤」なる用語は、当該分野で知られており、ARRY142886(Array PioPharma)、AZD6244(AstraZeneca)、PD181461(Pfizer)、リュコボリンを含む。
「リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤」なる用語は、限定するものではないが、フルダラビンおよび/またはシトシンアラビノシド(ara−C)、6−チオグアニン、5−フルオロウラシル、クラドリビン、6−メルカプトプリン(とりわけALLに対するara−Cとの組合せにおいて)および/またはペントスタチンを含むピリミジンまたはプリンヌクレオシドアナログを意味するが、これらに限定されない。リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤はとりわけ、ヒドロキシウレアまたは2−ヒドロキシ−1H−イソインドール−1,3−ジオン誘導体、例えばNandyetal.,ActaOncologica,Vol.33,No.8,pp.953−961(1994)に記載のPL−1、PL−2、PL−3、PL−4、PL−5、PL−6、PL−7またはPL−8を含む。
「S−アデノシルメチオニンデカルボキシラーゼ阻害剤」なる用語は、本明細書において使用するとき、US5,461,076に記載の化合物を含むが、これらに限定されない。
また特に、WO98/35958に記載のVEGF/VEGFRの化合物、タンパク質またはモノクローナル抗体、例えば1−(4−クロロアニリノ)−4−(4−ピリジルメチル)フタラジンまたはその薬学的に許容される塩、例えばコハク酸塩、またはWO00/09495、WO00/27820、WO00/59509、WO98/11223、WO00/27819およびEP0769947に記載のもの;Prewettetal,CancerRes,Vol.59,pp.5209−5218(1999);Yuanetal.,ProcNatlAcadSciUSA,Vol.93,pp.14765−14770(1996);Zhuetal.,CancerRes,Vol.58,pp.3209−3214(1998);およびMordentietal.,ToxicolPathol,Vol.27,No.1,pp.14−21(1999)に記載のもの;WO00/37502およびWO94/10202に記載のもの;O’Reillyetal.,Cell,Vol.79,pp.315−328(1994)に記載のANGIOSTATIN;O’Reillyetal.,Cell,Vol.88,pp.277−285(1997)に記載のENDOSTATIN;アントラニル酸アミド;ZD4190;ZD6474;SU5416;SU6668;ベバシヅマブ;または抗VEGF抗体または抗VEGF受容体抗体、例えばrhuMAbおよびRHUFab、VEGFアプタマー、例えばMacugon;FLT−4阻害剤、FLT−3阻害剤、VEGFR−2 IgG1抗体、Angiozyme(RPI 4610)およびベバシヅマブ(Avastin(商標))が含まれる。
「光線力学療法」は、本明細書において使用するとき、がんを処置または予防するための光感作化合物として知られている化学物質を用いる治療を意味する。光線力学療法の例には、化合物、例えばVISUDYNEおよびポルフィマーナトリウムでの処置が含まれる。
「血管形成阻害ステロイド」は、本明細書において使用するとき血管新生を阻止または阻害する化合物、例えばアネコルタブ、トリアムシノロン、ヒドロコルチゾン、11−α−エピヒドロコチゾール、コルテキソロン、17α−ヒドロキシプロゲステロン、コルチコステロン、デスオキシコルチコステロン、テストステロン、エストロンおよびデキサメタゾンを意味する。
「コルチコステロイド」は、本明細書で用いられる場合、化合物、例えばフルオシノロン、デキサメタゾンを含み、特にインプラントの形態を含む。
「他の化学療法化合物」は、植物アルカロイド、ホルモン化合物およびアンタゴニスト;生物学的応答修飾剤、好ましくはリンホカインまたはインターフェロン;アンチセンスオリゴヌクレオチドまたはオリゴヌクレオチド誘導体;shRNAまたはsiRNA;または他のもしくは未知の作用機構を有するその他の化合物を含むが、これらに限定されない。
式(I)で示される化合物はまた、抗炎症剤;抗体ヒスタミン剤;気管支拡張剤、NSAID;ケモカイン受容体のアンタゴニストからなる群から選択される、1つまたはそれ以上のさらなる薬剤を含む。
本発明の化合物は、さらなる薬剤との組合せにおいて、とりわけ炎症性疾患、例えば本明細書に記載のものの処置における、例えば当該薬剤の治療活性の増強剤として、または当該薬剤の必要な投与量もしくは潜在的な副作用を減少させるための手段として使用するための共治療化合物としても、有用である。本発明の化合物を固定された医薬組成物において他の薬剤物質と混合することができ、あるいは他の薬剤と別個に(すなわち、他の薬剤の前に、同時にまたは後に)投与することができる。したがって、本発明は、式(I)で示される化合物と、抗炎症剤;抗ヒスタミン剤;気管支拡張剤、ケモカイン受容体のNSAIDアンタゴニストからなる群から選択される1つまたはそれ以上のさらなる薬剤の組み合わせを含み;該式(I)で示される化合物および該薬剤は、同じまたは別個の医薬組成物であってもよい。
好適な抗炎症剤には、下記のものが含まれる:ステロイド、特にグルココルチコステロイド、例えばブデソニド、ベクラメタゾンジプロピオネート、フルチカゾンプロピオネート、シクレソニドまたはモメタゾンフロエート、またはWO02/88167、WO02/12266、WO02/100879、WO02/00679(とりわけ実施例3、11、14、17、19、26、34、37、39、51、60、67、72、73、90、99および101に記載のもの)、WO03/035668、WO03/048181、WO03/062259、WO03/064445、WO03/072592に記載のステロイド、非ステロイド性グルココルチコイド受容体アゴニスト、例えばWO00/00531、WO02/10143、WO03/082280、WO03/082787、WO03/104195、WO04/005229に記載のもの;LTB4アンタゴニスト、例えばLY293111、CGS025019C、CP−195543、SC−53228、BIIL284、ONO4057、SB209247およびUS5451700に記載のもの;LTD4アンタゴニスト、例えばモンテルカストおよびザフィルルカスト;PDE4阻害剤、例えばシロミラスト(Ariflo(登録商標)、GlaxoSmithKline)、Roflumilast(Byk Gulden)、V−11294A(Napp)、BAY19−8004(Bayer)、SCH−351591(Schering−Plough)、Arofylline(AlmirallProdesfarma)、PD189659/PD168787(Parke−Davis)、AWD−12−281(AstaMedica)、CDC−801(Celgene)、SelCID(商標)CC−10004(Celgene)、VM554/UM565(Vernalis)、T−440(Tanabe)、KW−4490(Kyowa Hakko Kogyo)、およびWO92/19594、WO93/19749、WO93/19750、WO93/19751、WO98/18796、WO99/16766、WO01/13953、WO03/104204、WO03/104205、WO03/39544、WO04/000814、WO04/000839、WO04/005258、WO04/018450、WO04/018451、WO04/018457、WO04/018465、WO04/018431、WO04/018449、WO04/018450、WO04/018451、WO04/018457、WO04/018465、WO04/019944、WO04/019945、WO04/045607およびWO04/037805に記載のもの;A2aアゴニスト、例えばEP409595A2、EP1052264、EP1241176、WO94/17090、WO96/02543、WO96/02553、WO98/28319、WO99/24449、WO99/24450、WO99/24451、WO99/38877、WO99/41267、WO99/67263、WO99/67264、WO99/67265、WO99/67266、WO00/23457、WO00/77018、WO00/78774、WO01/23399、WO01/27130、WO01/27131、WO01/60835、WO01/94368、WO02/00676、WO02/22630、WO02/96462、WO03/086408、WO04/039762、WO04/039766、WO04/045618およびWO04/046083に記載のもの;A2bアンタゴニスト、例えばWO02/42298に記載のもの;およびベータ−2アドレノセプターアゴニスト、例えばアルブテロール(サルブタモール)、メタプロテレノール、テルブタリン、サルメテロール、フェノテロール、プロカテロール、および特にフォルモテロールおよびその薬学的に許容される塩、ならびにWO0075114(当該文献を出典明示により本明細書の一部とする)の式Iの化合物(遊離形または溶媒和物形)、好ましくはその実施例の化合物、とりわけ式
Figure 0005576802
の化合物およびその薬学的に許容される塩、ならびにWO04/16601の式Iの化合物(遊離形または塩形または溶媒和物形)、ならびにWO04/033412の化合物。
好適な気管支拡張剤は、抗コリン化合物または抗ムスカリン化合物、特にイプラトロピウムブロマイド、オキシトロピウムブロマイド、チオトロピウム塩およびCHF4226(Chiesi)、およびグリコピロレート、またはWO01/04118、WO02/51841、WO02/53564、WO03/00840、WO03/87094、WO04/05285、WO02/00652、WO03/53966、EP424021、US5171744、US3714357、WO03/33495およびWO04/018422に記載のものを含む。
好適なケモカイン受容体のアンタゴニストは、例えばCCR−1、CCR−2、CCR−3、CCR−4、CCR−5、CCR−6、CCR−7、CCR−8、CCR−9およびCCR10、CXCR1、CXCR2、CXCR3、CXCR4、CXCR5、特にCCR−5アンタゴニスト、例えばSchering−PloughアンタゴニストSC−351125、SCH−55700およびSCH−D、Takedaアンタゴニスト、例えばN−[[4−[[[6,7−ジヒドロ−2−(4−メチルフェニル)−5H−ベンゾ−シクロヘプテン−8−イル]カルボニル]アミノ]フェニル]−メチル]テトラヒドロ−N,N−ジメチル−2H−ピラン−4−アミン−イウムクロライド(TAK−770)、およびUS6166037(特に請求項18および19)、WO00/66558(特に請求項8)、WO00/66559(特に請求項9)、WO04/018425およびWO04/026873に記載のCCR−5アンタゴニストとのものを含む。
好適な抗ヒスタミン剤は、セチリジン塩酸塩、アセトアミノフェン、クレマスタチンフマル酸塩、プロメタジン、ロラチジン、デスロラチジン、ジフェンヒドラミンおよびフェキソフェナジン塩酸塩、アクチバスチン、アステミゾール、アゼラスチン、エバスチン、エピナスチン、ミゾラスチンおよびテフェナジンならびにWO03/099807、WO04/026841およびJP2004107299に記載のものを含む。
組合せる可能性のある治療剤は、とりわけ1種以上の抗増殖性化合物、細胞増殖抑制化合物または細胞毒性化合物、例えばポリアミン生合成阻害剤、プロテインキナーゼ、とりわけセリン/スレオニンプロテインキナーゼ、例えばプロテインキナーゼC、またはチロシンプロテインキナーゼ、例えばEGF受容体チロシンキナーゼの阻害剤、例えばイレッサ(登録商標)、VEGF受容体チロシンキナーゼ、例えばPTK787またはAvastin(登録商標)、リガンドVEGFに対する抗体、またはPDGF受容体チロシンキナーゼ、例えばSTI571(Glivec(登録商標))、PI3K(例えば、BEZ235(Novartis))およびmToR阻害剤、例えばラパマイシン、RAD001、サイトカイン、ネガティブな増殖レギュレーター、例えばTGF−βもしくはIFN−β、アロマターゼインヒビター、例えばレトロゾール(Femara(登録商標))またはアナストロゾール、SH2ドメインとリン酸化タンパク質の相互作用の阻害剤、抗エストロゲン剤、トポイソメラーゼI阻害剤、例えばイリノテカン、トポイソメラーゼII阻害剤、微小管活性化剤、例えばパクリタキセルまたはエポチロン、アルキル化剤、抗増殖性代謝拮抗剤、例えばゲムシタビンまたはカペシタビン、プラチナ化合物、例えばカルボプラチンまたはシスプラチン、ビスホスホネート、例えばAREDIA(登録商標)またはZOMETA(登録商標)、および例えばHER2に対するモノクローナル抗体、例えばトラスツヅマブを含むが、これらに限定されない群から選択される1種または数種の薬剤である。
コード番号、一般名または商品名によって同定される化合物の構造は、標準的な概説書「TheMerckIndex」の現行版から、またはデータベース、例えばPatents International(例えばIMS World Publications)から入手することができる。その対応する内容を参照により本明細書の一部とする。
式(I)の化合物との組み合わせで使用することができる上記化合物を、文献、例えば上記文献に記載のとおりに製造および投与することができる。
かくして、本発明は、さらなる具体例において、同時または連続投与用の、治療的に有効な量の式(I)で示される化合物の遊離形態または医薬上許容される塩形態および第二の治療剤を含む組み合わせ(特に、医薬組成物)に関する。さらなる治療剤は、好ましくは、抗癌剤;抗炎症剤から選択される。
さらに、本発明は、C−Metチロシンキナーゼに応答する疾患または障害、特に、増殖性障害または疾患、特に癌の治療方法であって、(a)式(I)で示される化合物;および(b)1つまたはそれ以上の医薬活性剤を含む、有効量の薬剤の組み合わせを、それを必要とする対象、特にヒトに投与することを含む方法に関する。
さらに、本発明は、C−Metチロシンキナーゼに応答する疾患または障害、特に増殖性障害または疾患、特に癌の治療のための、(a)式(I)で示される化合物;および(b)1つまたはそれ以上の医薬活性剤を含む薬剤の組み合わせの使用に関する。
本発明は、さらに、C−Metチロシンキナーゼに応答する疾患または障害、特に増殖性障害または疾患、特に増殖性障害または疾患、特に癌の治療用の医薬の製造における、(a)式(I)で示される化合物;および(b)1つまたはそれ以上の医薬活性剤を含む薬剤の組み合わせの使用に関する。
本発明は、さらに、(a)式(I)で示される化合物および(b)医薬活性剤;および(c)医薬上許容される担体を含み、少なくとも1つの医薬活性剤が抗癌治療剤である、医薬組成物に関する。
本発明はさらに、同時、平衡、別個または連続使用するための、(a)式(I)で示される化合物;および(b)医薬活性剤の医薬処方を含み、少なくとも1つの医薬活性剤が抗癌治療剤である、市販パッケージまたは製品に関する。
好ましくは、組み合わせコンポネント薬剤が、組み合わせコンポネント薬剤を、治療効果の相互作用がないように間隔を取って独立して用いた場合の効果を超える共同的治療効果、特に好ましくは相乗効果を示すように、2つ以上の連続、別個および同時投与の組み合わせもまた可能である。
「進行の遅延」なる用語は、本明細書で用いられる場合、処置すべき疾患の最初の徴候または再発の前段階または早期相にある患者に対する組合せ剤の投与を意味し、ここで患者は、例えば対応する疾患の前形態にあると診断されるか、または、例えば、医学的処置中または事故に起因する状態の、対応する疾患を発症しそうな状況下の状態にある。
「共同的治療活性」または「共同的治療効果」なる用語は、化合物を、好ましくは、処置すべき温血動物、とりわけヒトにおいて、それらが(好ましくは、相乗的な)相互作用(共同的治療効果)を未だ示すような間隔で、個別に(長期的に時間差の方法、とりわけ特定の順序の方法で)与えることができることを意味する。共同的治療効果は、とりわけ、両化合物が、少なくとも任意の間隔内に処置すべきヒトの血中に存在することを示す血中レベルに従い決定され得る。
「薬理学的に有効」なる用語は、好ましくは、増殖性疾患、とりわけ固形腫瘍、好ましくは上記した疾患または障害の進行に対して、治療的に有効であるか、または広い意味で予防的にも有効である量に関する。
「市販パッケージ」または「製品」なる用語は、本明細書で用いられる場合、とりわけ、上記に定義の成分(a)および(b)が、独立して、または区別される量の成分(a)および(b)を有する異なる固定した組合せ剤の使用により、すなわち同時または異なる時点での使用により投薬され得るという意味で、「複数部分のキット」を定義する。さらに、これらの用語は、活性成分として成分(a)および(b)を、増殖性疾患の進行の遅延または処置における、その同時使用、連続(長期的に時間差の、時間内に特定の順序で、優先的な)使用または(あまり好ましくない)個別使用のための説明書と共に含む(とりわけ、組み合わせる)商業的パッケージを包含する。次に、複数部分のキットの部分を、例えば、同時にまたは、異なる時間点で、かつ複数部分のキットの各部分について等しいかまたは異なる間隔で長期的に時間差で投与することができる。非常に好ましくは、前記間隔は、複数部分の併用において処置される疾患に対する効果が、組み合わせパートナー(a)および(b)のいずれか1個のみの使用により得られであろう効果よりも大きい(標準方法により決定され得る)ように選択される。組み合わせ製剤で投与されるべき全量の、組み合わせパートナー(b)に対する組み合わせパートナー(a)の比は、例えば、処置すべき患者の下位集団の必要性または一人の患者の必要性(異なる必要性は、患者の特定の疾患、年齢、性別、体重などにより得る。)に対応するために、変化し得る。好ましくは、少なくとも1個の有益な効果、例えば、組み合わせパートナー(a)および(b)の効果の相互増強、特に付加効果以上が得られ、それ故に、組合せ剤なしに個々の薬物のみを用いる処置の場合に許容できるよりも、組み合わせた薬物のそれぞれをより低用量で用いて、さらなる有利な効果、例えば副作用が少ないか、または組み合わせパートナー(成分)(a)および(b)の一方または両方の非有効投与量での合わせた治療効果、および好ましくは組み合わせパートナー(a)および(b)の非常に強い相乗作用をもたらすことができる。
成分(a)および(b)の組合せ剤ならびに商業的パッケージの使用の場合、両方とも、同時、連続および個別使用のあらゆる組み合わせも可能であり、そのことは、成分(a)および(b)を、ある時点で同時に投与し、次いでより低い宿主毒性を有する一方の成分を、後の時点で長期的に、例えば、1日用量投与を3〜4週間以上、かつその後に他方の成分を投与するか、またはさらに後の時点で(最適な効果のためのその後の薬物組み合わせ治療コースで)両成分の組合せ剤を投与することができることなどを意味する。
さらなる態様において、本発明は、式(I)で示される化合物およびその中間体の製造方法に関する。式(I)で示される化合物は、本発明の新規化合物に従来用いられておらず、したがって新規な方法であるが、それ自体は公知の方法により調製することができる。以下のスキームは、かかる調製法を説明する。スキーム1は、式(I)で示される化合物を得るための合成理論の概要を示す。
Figure 0005576802
スキーム2に、上記工程a)の詳細である、式(IA)、(IB)および(IC)で示される好ましい化合物を得るための合成法の概要を与える。
Figure 0005576802
スキーム3に、式(IB)で示される好ましい化合物を得るための別の合成法の詳細を与える。
Figure 0005576802
スキーム4に、式(IC)で示される好ましい化合物を得るための別の合成法の詳細を与える。
Figure 0005576802
スキーム5に、式(ID)および(IG)の好ましい化合物を得るための合成法の詳細を提供する。
Figure 0005576802
スキーム6に、式(I)で示される化合物を得るための保護基Pの除去による化合物(XVI)および(XVII)の脱保護の概要を与える。
Figure 0005576802
かくして、本発明は、さらなる態様において、式(I)で示される化合物の製造方法であって、
−方法A− 式(II)
Figure 0005576802
[式中、置換基は本明細書の記載と同意義である]
で示される化合物を式(I)で示される化合物に変換すること、または
−方法B− 式(VII)
Figure 0005576802
[式中、置換基は本明細書の記載と同意義であり、Xは脱離基、例えばトシレート、メシレートまたはハロ、特にクロライドである]
で示される化合物を、式(VI)
−A−X(VI)
[式中、Xは、水素またはアルカリ金属であり、RおよびAは本明細書の記載と同意義である]
で示される化合物と反応させて、式(I)で示される化合物を得ること、
のいずれか、所望により、
方法A)または方法B)により得られた式(I)で示される化合物を、式(I)で示される異なる化合物に変換すること、および/または式(I)で示される化合物の入手可能な塩を、その異なる塩に変換すること、および/または式(I)で示される入手可能な遊離化合物をその塩に変換すること、および/または式(I)で示される化合物の1またはそれ以上の入手可能な異なる異性体から、式(I)で示される一の入手可能な異性体を分割すること、
を含む方法に関する。
本発明はまた、さらなる態様において、式(IA)で示される化合物の製造方法であって:
工程a1:式(II)
Figure 0005576802
[式中、置換基は本明細書の記載と同意義である]
で示される化合物を、1,2−エタンジチオールと、所望により酸、例えば三フッ化ホウ素酢酸複合体の存在下で反応させて、式(XI)
Figure 0005576802
[式中、置換基は本明細書の記載と同意義である]
で示される化合物を得ること、および
工程a2:このように得られた式(XI)で示されるを、フッ化剤、例えばDASTと、所望により酸、例えばNBSの存在下で反応させて、式(IA)で示される化合物を得ること、
所望により、得られた式(IA)で示される化合物を、異なる式(IA)で示される化合物に変換すること、および/または式(IA)で示される化合物の入手可能な塩を、その異なる塩に変換すること、および/または式(IA)で示される入手可能な遊離化合物をその塩に変換すること、および/または式(IA)で示される化合物の1またはそれ以上の入手可能な異なる異性体から、式(IA)で示される一の入手可能な異性体を分割すること、
を含む方法に関する。
本発明はまた、さらなる態様において、式(IB)で示される化合物の製造方法であって、
工程a3:式(II)
Figure 0005576802
[式中、置換基は本明細書の記載と同意義である]
で示される化合物を還元剤、例えば水素化ホウ素と反応させて、式(IB)で示される化合物を得ること、および
所望により、得られた式(IB)で示される化合物を、異なる式(IB)で示される化合物に変換すること、および/または式(IB)で示される化合物の入手可能な塩を、その異なる塩に変換すること、および/または式(IB)で示される入手可能な遊離化合物をその塩に変換すること、および/または式(IB)で示される化合物の1またはそれ以上の入手可能な異なる異性体から、式(IB)で示される一の入手可能な異性体を分割すること、
を含む方法に関する。
本発明はまた、さらなる態様において、式(IC)で示される化合物の製造方法であって、
工程a4:式(IB)
Figure 0005576802
[式中、置換基は本明細書の記載と同意義である]
で示される化合物を、還元剤、例えばシランまたは次リン酸およびヨウ素の混合物と反応させること、または
工程a5:式(II)
Figure 0005576802
[式中、置換基は本明細書の記載と同意義である]
で示される化合物を、還元剤、例えば水素と、水素化触媒の存在下で反応させて、式(IC)で示される化合物を得ること、および
所望により、得られた式(IC)で示される化合物を、異なる式(IC)で示される化合物に変換すること、および/または式(IC)で示される化合物の入手可能な塩を、その異なる塩に変換すること、および/または式(IC)で示される入手可能な遊離化合物をその塩に変換すること、および/または式(IC)で示される化合物の1またはそれ以上の入手可能な異なる異性体から、式(IC)で示される一の入手可能な異性体を分割すること、
を含む方法に関する。
本発明はまた、さらなる態様において、式(IB)で示される化合物の製造方法であって、
工程i:式(XI)
Figure 0005576802
[式中、Xはハロゲン、特にクロロであり、X1*はハロゲン、特にブロモである]
で示される化合物を、最初に、グリニャールタイプのMg−化合物、詳細には、EtMgBrと反応させ、ついで、式(XII)
HCO−R(XII)
[式中、Rは本明細書の記載と同意義である]
と反応させること、および
工程e:得られた式(VIIA)(Rが水素であり、R`がヒドロキシルである式(VII)で示される化合物)
Figure 0005576802
[式中、Rは本明細書の記載と同意義である]
で示される化合物を、化合物(VI)
−A−X(VI)
(R−A−X(VI)は、好ましくは、パラジウム触媒の存在下で反応(スズキ反応)するボロン酸またはエステル;または別法として、求核芳香族置換により反応する脂肪族または芳香族アミン、または求核ヘテロ原子を含有する化合物である)
[式中、置換基は、本明細書の記載と同意義である]
と反応させて、式(I)で示される化合物を得ること;または
工程k:式(XIII)
Figure 0005576802
[式中、RおよびA本明細書の記載と同意義である]
で示される化合物を、ハロゲン化剤、例えばNBSと反応させること、および
工程j:式(XIV)
Figure 0005576802
[式中、RおよびA本明細書の記載と同意義であり、X*はハロゲン、特にブロモである]
で示される化合物を、最初にグリニャールタイプのMg−化合物、詳細にはEtMgBrと反応させ、ついで、式(XII)
HCO−R(XII)
[式中、Rは本明細書の記載と同意義である]
で示されるアルデヒドと反応させ、および
所望により、得られた式(IB)で示される化合物を、異なる式(IB)または(IC)で示される化合物に変換すること、および/または式(IB)で示される化合物の入手可能な塩を、その異なる塩に変換すること、および/または式(IB)で示される入手可能な遊離化合物をその塩に変換すること、および/または式(IB)で示される化合物の1またはそれ以上の入手可能な異なる異性体から、式(IB)で示される一の入手可能な異性体を分割すること、
を含む方法に関する。
本発明はまた、さらなる態様において、式(IC)または(IH)で示される化合物の製造方法であって、
工程l:式(VIIA)
Figure 0005576802
[式中、置換基は本明細書の記載と同意義である]
で示される化合物を、還元剤、例えば低リン酸およびヨウ素の組み合わせと反応させて、式(VIIB)
Figure 0005576802
[式中、置換基は本明細書の記載と同意義である]
で示される化合物を得、ついで、
該式(VIIB)で示される化合物を、式R−A−Xで示される化合物と、工程eと類似の方法で反応させて、式(IC)または別法として、好ましくは(IH)(式中、A1=BOND)で示される化合物を得ること、
を含む方法に関する。
本発明はまた、さらなる態様において、式(ID)または(IJ)で示される化合物の製造方法であって、
工程m:式(VIIA)
Figure 0005576802
[式中、置換基は本明細書の記載と同意義である]
で示される化合物を、酸化剤、例えばデス−マーティンペルヨウジナンまたは2−ヨウドキシ安息香酸と反応させて、式(IIX)
Figure 0005576802
で示される化合物を得ること、ついで、
工程n:式(IIX)で示される化合物を低アルキルマグネシウムグリニャール試薬、例えばメチルマグネシウムグリニャールと反応させて、式(VIIC)
Figure 0005576802
で示される化合物を得ること、ついで、
工程o:式(VIIC)で示される化合物を、還元剤、例えば低リン酸およびヨウ素の組み合わせと反応させること、または
工程p:式(VIIC)で示される化合物を、無機酸と反応させて、式(XV)
Figure 0005576802
で示される化合物を得ること、ついで、
工程q:得られた式(XV)で示される化合物を、還元剤、例えば水素と、水素化触媒の存在下で反応させて、式(VIID)
Figure 0005576802
で示される化合物を得ること、ついで、
該式(VIID)で示される化合物を、式R−A−Xで示される化合物と、工程eと類似の方法で反応させて、式(ID)
Figure 0005576802
または別法として、好ましくは(IJ)(式中、A1=BONDである)で示される化合物を得ること、
を含む方法。
本発明はまた、さらなる態様において、式(IG)
Figure 0005576802
または(IK)で示される化合物の製造方法であって、
式(VIIC)
Figure 0005576802
で示される化合物を、式R−A−Xで示される化合物
[式中、置換基は本明細書の記載と同意義である]
と、工程eに類似の方法で反応させて、式(IG)または、別法として、好ましくは(IK)(式中、A1=BONDである)で示される化合物を得ること
を含む方法に関する。
本発明はまた、さらなる態様において、式(I)で示される化合物の製造方法であって、
式(XVI)
Figure 0005576802
[式中、Pは保護基である]
で示される化合物
または式(XVII)
Figure 0005576802
[式中、Pは保護基である]
で示される化合物を、無機または強有機酸と反応させることにより脱保護して、式(I)で示される化合物を得ることを含む方法に関する。
反応条件
温度を上記または下記する場合、所定の数値のわずかな偏差、例えば±10%の偏差は許容できるので、「約」を加えなければならない。すべての反応は、1またはそれ以上の希釈剤および/または溶媒の存在下で行うことができる。出発物質は、等モル量で用いてもよく;別法として、化合物は、例えば、溶媒として機能するように、または平衡を移動させつために、または反応速度を速くするために、過剰量用いてもよい。反応補助剤、例えば酸、塩基または触媒を、当該分野で公知のように、反応に必要な量、および一般に公知のプロシージャに沿って、適量加えてもよい。
バックウォルド反応
この反応は、バックウォルドアミノ化またはバックウォルド−ハルトビヒ反応とも呼ばれ、当該分野で一般に知られている。この反応は、遷移金属、特にCuまたはPd複合体または塩により触媒され、1つまたはそれ以上の塩基性化合物(例えば、アミンまたはアルカリアルコキシド)および1つまたはそれ以上の希釈剤(例えば、極性非プロトン性希釈剤)の存在下で行われる。
スズキ反応
この反応は当該分野で一般に知られている。スズキ反応は、パラジウム錯体により触媒される、アリール−またはビニル−ボロン酸とアリール−またはビニル−ハライドの有機反応である。
還元
カルボニル、ヒドロキシ基還元反応は、一般的に知られている。本明細書に記載の方法に適した典型的な条件は:例えば、Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis(Ed:L.Paquette)2004,J.Wiley & Sons,New Yorkの「ボロヒドリドナトリウム」に記載のような、ボロヒドリドナトリウムによるカルボニル還元;例えば、Tetrahedron Letters,1993,34,1605−1608に記載のような、TFAの存在下、トリエチルシランを用いる、または例えば、Tetrahedron Letters,2001,42,831−833に記載のような、低リン酸およびヨウ素の組み合わせを用いるベンジルアルコールの還元である(これらの文献は出典明示により本明細書に組み入れる)。
フッ素化
カルボニルおよびヒドロキシ基の対応するフルオロ化合物への変換方法は、一般的に公知である。この方法に適当な典型的な条件は、例えば、J.Org.Chem.,1986,51,3508−3513またはJ.Am.Chem.Soc.1984,106,4189−4192に記載されている(これらの文献は出典明示により本明細書に組み入れる)。
アルキル化
カルボニル基は、対応するアルキル化ヒドロキシル基に、グリニャール反応を用いて変換することができる。この方法に適した典型的な条件は、例えば、Synthesis,1981,585−604に記載されている。さらに、カルボニル基は、対応するジアルキル化化合物に、マルチ工程プロトコールを用いて、例えばChem.Ber.,1985,118,1050−1057に記載のように変換することができる。さらに、カルボニル基は、対応するスピロシクロプロパン化合物に、例えばChem.Rev.,1989,89,863−927に記載のように2工程のWittigオレフィン化、ついで、Org.React.,2001,58,1−415に記載のような、シクロプロパン化、例えばSimmons−Smithにより、変換することができる(これらの文献は出典明示により本明細書に組み入れる)。
保護基
1つまたはそれ以上の他の官能基、例えばカルボキシ、ヒドロキシ、アミノ、スルフヒドリル等が、本明細書に記載の出発物質または他の前駆体において保護されている、または保護する必要がある場合、これらは反応に係わるらない、または反応を阻害するものであるので、これらは、ペプチド化合物の合成、およびまた、セファロスポリンおよびペニシリン、ならびに、核酸誘導体および糖の合成において、一般的に用いられている基である。保護基は、一旦除去されると最終化合物には存在しない基であり、置換基として残る基は、出発物質または中間体ステージで加えられ、除去されて、最終化合物を与えるような本明細書で用いる意味としては保護基ではない。また、式(I)で示される化合物を別の式(I)に変換する場合、必要に応じて、保護基を導入し、除去してもよい。
保護基は前駆体に存在していてもよく、第二の望ましくない反応、例えばアシル化、エーテル化、エステル化、酸化、加溶媒分解および同様の反応に対して感受性な官能基を保護する。保護基の特性は、それ自体を容易に、すなわち、望ましくない第二の反応なく、典型的には酢化分解、プロトノリシス、加溶媒分解、還元、光分解または酵素活性による分解、例えば生理学的条件と類似の条件下での分解により除去し、最終生成物に存在しないことである。上記および下記の反応に適した保護基は当業者に公知であるか、容易に確立することができる。
かかる官能基の保護基による保護、保護基自体およびその除去反応は、例えば、標準的な参考資料、例えばJ.F.W.McOmie,「Protective Groups in Organic Chemistry」,Plenum Press,LondonおよびNew York 1973;T.W.Greene,「Protective Groups in Organic Synthesis」,Third edition,Wiley,New York 1999;「ThePeptides」;Volume3(editor:E.GrossおよびJ.Meienhofer),Academic Press,LondonおよびNew York 1981,「Methoden der organischen Chemie」(Methods of organic chemistry),Houben Weyl,4th edition,Volume 15/I,Georg Thieme Verlag,Stuttgart 1974;Time.−D.JakubkeおよびH.Jescheit,「Aminosauren,Peptide,Proteine」(Aminosauren,Peptide,Proteine),Verlag Chemie,Weinheim,Deerfield Beach,およびBasel 1982,およびJochen Lehmann,「Chemie der Kohlenhydrate:Monosaccharide und Derivate」(Chemistry of carbohydrates:monosaccharidesandderivatives),Georg Thieme Verlag,Stuttgart 1974に記載されている。
任意の反応および変換
式(I)で示される化合物は、別の式(I)で示される化合物に変換してもよい。例えば、Rまたは特にRがアミノまたはアミノ−C−C−アルキル置換基を有する式(I)で示される化合物において、アミノをアシルアミノ、例えばC−C−アルカノイルアミノまたはC−C−アルカンスルホニルアミノに、対応するC−C−アルカノイルハロゲン化物またはC−C−アルカンスルホニルハロゲン化物、例えば対応するクロライドと、第三級窒素塩、例えばトリエチルアミンまたはピリジンの存在下、適当な溶媒、例えば塩化メチレンの存在下または非存在下、例えば−20〜50℃の範囲の温度、例えば約室温で反応させることにより変換することができる。
または特にRがシアノ置換基を有する式(I)で示される化合物において、シアノを、アミノメチル基に、例えば、適当な金属触媒、例えばラネーニッケルまたはラネーコバルトの存在下、適当な溶媒、例えば低級アルカノール、例えばメタノールおよび/またはエタノール中、例えば、−20〜50℃の範囲の温度、例えば約室温で水素化することにより変換することができる。
または特にRがカルボキシル(COOH)置換基を有する式(I)で示される化合物において、アミド基、例えばN−C−C−アルキル−カルバモイル基に、対応するアミンと、例えば、系内でカルボキシル基の好ましい反応性誘導体を形成するカップリング剤の存在下、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド/1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(DCC/HOBT);ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)リン酸クロライド(BOPCl);O−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリジル)−N,N,N‘,N‘−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TPTU);O−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU);(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)−トリピロリジノホスホニウム−ヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)、O−(1H−6−クロロベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドヒドロクロライド/ヒドロキシベンゾトリアゾールまたは/1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(EDC/HOBTまたはEDC/HOAt)またはHOAt単独の存在下、または(1−クロロ−2−メチル−プロペニル)−ジメチルアミンと反応させることにより変換することができる。他の可能なカップリング剤に関しては、例えば、Klauser;Bodansky,Synthesis(1972),453−463を参照のこと。反応混合物は、好ましくは、−20および50℃の間の温度、特に、0℃および30℃の間の温度、例えば室温にて撹拌される。
または特にRが隣接アミノ基を有する式(I)で示される化合物において、アミノ基の2つの窒素原子は、−CH=基により架橋され、かくして、元のアミノ基が結合する2つの炭素原子およびその間の結合と一緒になって、RまたはRが環化した1H−イミダゾロ環を形成する;例えば、(隣接ジアミノ)−フェニルは、この方法により、ベンゾイミダゾリルに変換することができる。反応は、好ましくは、隣接アミノ基を有する式(I)で示される化合物をギ酸と、例えば上記パラグラフに記載したようにカップリング剤、例えばEDCヒドロクロライド、塩基、例えばN,N−ジメチルアミノピリジン(DMAP)および好ましくは適当な溶媒、例えば塩化メチレンの存在下、例えば−20〜50℃の範囲の温度、例えば約室温で反応させて、かくして、隣接アミノ基の1つ(特に、パラ位)をホルミルアミノ基に変換することにより行われる。第二の工程において、ついで、アミノおよびホルミルアミノ基は、酸、特に酢酸の存在下、例えば、50〜110℃の範囲の温度、例えば約100℃で加熱することにより−N=C−N−に反応する。
塩形成基を有する式(I)で示される化合物の塩は、よく知られた方法により調製することができる。かくして、式(I)で示される化合物の酸付加塩は、酸または適当なアニオン交換試薬で処理することにより得ることができる。2つの酸分子との塩(例えば、式(I)で示される化合物の二ハロゲン化物)もまた、化合物(例えば、モノハロゲン化物)あたり1つの酸分子を用いて塩に変換することができる;これは、加熱して融解することにより、または例えば、減圧下、高温、例えば130〜170℃で固体として、式(I)で示される化合物の分子につき1分子の酸を放出させることにより行われる。塩は、通常、遊離化合物に、例えば、適当な塩基性化合物、例えばアルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、またはアルカリ金属水酸化物、典型的には炭酸カリウムまたは水酸化ナトリウムで処理することにより変換することができる。
立体異性体混合物、例えば、ジアステレオマーの混合物は、適当な分割手段により、公知の方法で対応する異性体に分割することができる。ジアステレオマー混合物は、例えば、分別結晶化、クロマトグラフィー、溶媒分配および同様の方法により個々のジアステレオマーに分割することができる。この分割は、出発化合物レベルまたは式(I)で示される化合物それ自体においても行うことができる。エナンチオマーは、ジアステレオマー塩を形成することにより、例えば鏡像的に純粋なキラル酸と塩を形成することにより、またはキラルリガンドを有するクロマトグラフィー基質を用いるクロマトグラフィー、例えばHPLCにより分割することができる。
この章で述べた変換と類似の反応もまた、適当な中間体レベルで行うことができることを強調する(かくして、対応する出発物質の調製に有用である)。
出発物質:
式II、III、V、VII、IIX、IX、XIおよびXIIIで示される出発物質、ならびに、本明細書に記載の他の出発物質は、当該分野で公知の方法に従ってまたは類似の方法で調製することができるか、および/または市販されている。新規出発物質、ならびにその製造方法は、本明細書の具体例と同様である。好ましい具体例において、好ましい化合物を取得できるように、かかる出発物質を用い、反応が選択される。
適切な場合、塩として用いられる、および/または得られる出発物質(中間体を含む)において、置換基は、好ましくは、式(I)で示される化合物の記載と同意義である。
特に、本発明はまた、式(II)、(XI)および(XIII):
Figure 0005576802
[式中、各々において、置換基は式(I)の記載と同意義である]
で示される化合物およびその製造方法に関する。
式(II)で示される化合物は、式(V)
Figure 0005576802
[式中、置換基は式(I)の記載と同意義である]
で示される化合物は、最初にN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(スキーム1の工程c)と反応し、ついで、式(IV)
Figure 0005576802
[式中、Rは式(I)の記載と同意義であり、Xは脱離基、特にハロゲン、例えばクロロを意味する]
で示される化合物と、所望により希釈剤の存在下、所望により反応性酸の存在下で反応させることにより得ることができる。
式(XI)で示される化合物は、工程a1に記載の方法により得ることができる。
式(XIII)で示される化合物は、式(XV)
Figure 0005576802
[式中、RおよびAは式(I)の記載と同意義である]
で示される化合物を、クロロアセトアルデヒドを用いて、所望により、希釈剤の存在下、所望により反応性酸の存在下で変換することにより得ることができる。
式(XV)で示される化合物は公知であり、対応するクロロ−ピリミジンアミドの置換反応またはスズキ反応により得ることができる。
以下の実施例は、本発明を説明するためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。実施例において、温度は摂氏で測定した。特記しない限り、反応は室温で行った。さらに、特記しない限り、分析HPLC条件は以下の通りである:
条件1および2:
フローは、2mL/分のアセトニトリルおよび水(両方0.1%TFA含有)
0−2.2分:5%〜95%のアセトニトリル
2.2−2.7分:95%のアセトニトリル
勾配は条件1および2において同じ。単なるカラム変更
条件1:カラム Atlantis T3 3μm 4.6×30mm(Waters)
条件2:カラム Sunfire C18 3.5μm 2.1×2.0IS(Waters)
条件3:
フローは、2mL/分のアセトニトリルおよび水(両方0.1%ギ酸含有)
0−8.0分:2%〜100%のアセトニトリル
8.0−10.0分:100%のアセトニトリル
カラム:Chromolith Performance,RP−18e 4.6×100mm(Merck)
プレカラム:Chromolith Performance,RP−18e 4.6×5mm(Merck)
条件4:
フローは、1.2mL/分の溶出液AおよびB
溶出液A:2500mL水、5mLオルト−リン酸85%、50mLテトラメチル水酸化アンモニウム溶液10%
溶出液B:500mL水、2.5mLオルト−リン酸85%、25mLテトラメチル水酸化アンモニウム溶液10%、2000mLアセトニトリル
0−6.67分:0%〜95%の溶出液B
6.67−10分:95%溶出液B
カラム:CC70/3 Nucleosil 100−3 C−18(Macherey−Nagel)
プレカラム:CC8/3 Nucleosil 100−3 C18(Macherey−Nagel)
オーブン温度:45℃
条件5、6および7:
溶出液A:0.1%トリフルオロ酢酸含有水
溶出液B:0.1%トリフルオロ酢酸含有アセトニトリル
カラム温度:45℃
条件5:フローは、3mL/分の溶出液AおよびB
0−4分:5%〜100%のアセトニトリル
カラム:SunFire C18 20×4.6mm、3.5μm、逆相
条件6:フローは、2mL/分の溶出液AおよびB
0−分:5%〜100%のアセトニトリル
カラム:XTerra MS C18 50×4.6mm、5μm、逆相
条件7:フローは、3mL/分の溶出液AおよびB
0−3分:1%〜35%のアセトニトリル
3−3.3分:35%〜100%のアセトニトリル
カラム:SunFire C18 20×4.6mm、3.5μm、逆相
条件8
フローは、2mL/分のアセトニトリルおよび水(両方0.1%TFA含有)
0−4.5分:2%〜100%アセトニトリル
4.5−5.5分:100%のアセトニトリル
カラム:Chromolith Performance RP−18e 100×4.6(Merck)
条件9
フローは、2mL/分のアセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)
0−0.5分:2%のアセトニトリル
0.5−2.9分:2%〜100%のアセトニトリル
2.9−3.2分:100%のアセトニトリル
カラム:Sunfire C18 3.5μm2.1×2.0IS(Waters)
条件10:
フローは、2mL/分のアセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)
0−2.7分:5%〜50%のアセトニトリル
2.7−2.9分:50%〜95%のアセトニトリル
2.9−3.3分:95%のアセトニトリル
カラム:Atlantis T3 3μm 4.6×30mm(Waters)
条件11:
フローは、1.4mL/分のアセトニトリルおよび水(+0.05%TFA)
0−8分:5%〜95%のアセトニトリル
カラム:CC 70/3 Nucleosil 100−3C−18(Macherey−Nagel)
プレカラム:CC 8/3 Nucleosil 100−3C18(Macherey−Nagel)
カラム温度:45℃
条件12:
システム:Agilent 1100シリーズ(Waters Micromass ZQ)
カラム:XBridge C18、3×30mm、2.5micron
流速:1.4−2.4mL/分
溶出液A:HO、5%アセトニトリルおよび0.8%HCOOH含有
溶出液B:アセトニトリル、0.6%HCOOH含有
勾配:0−2.9分:1%〜95%のB
条件13:
フローは、2mL/分のアセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)
0−8.0分:2%〜100%のアセトニトリル
8.0−10.0分:100%のアセトニトリル
カラム:Chromolith Performance、RP−18e 4.6×100mm(Merck)
以下の実施例において、下記する略語を用いる:
AIBN α,α’−アゾ−イソブチロニトリル
atm 雰囲気
BINAP 2,2’−ビス−ジフェニルホスファニル−[1,1’]ビナフタレニル
Bn ベンジル
Boc tert−ブトキシカルボニル
CDI 1,1’−カルボニルジイミダゾール
DAST ジエチルアミノ硫黄三フッ化物
DCM ジクロロメタン
DME 1,2−ジメトキシエタン
DMF N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
eq. 当量
h 時間
HATU 2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
HV 減圧
Isolute Isolute(登録商標)HM−N(International Solvent Technology Ltd.,U.K)
LAH 水素化アルミニウムリチウム
LCMS 液体クロマトグラフィー質量スペクトル
LDA リチウムジイソプロピルアミド
mL ミリリットル
分 分
MPLC 中圧液体クロマトグラフィー
MS−ES エレクトロスプレーマススペクトル
MW マイクロ波
NBS N−ブロモスクシニミド
n−BuLi n−ブチルリチウム
NMP N−メチルピロリジノン
PdCl(dppf) 1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)
Pd(dba) トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)
PL PolymerLabs(カートリッジ業者)
RM 反応混合物
TLCのフロント比
SPE 固相抽出
rt 室温
TBAF テトラブチルアンモニウムフルオライド
TBME メチルtert−ブチルエーテル
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
TLC 薄層クロマトグラフィー
保持時間
UV 紫外線
アルデヒド中間体の合成:
中間体および
5−フルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド()および7−フルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(
Figure 0005576802
対応する位置異性体(i)のDCM中溶液を、10当量MnOで、室温で処理することにより、標題化合物を得た。16時間撹拌した後、黒色固体をセライトで濾過し、溶媒を除去して、白色固体を得た。5−フルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド()(t0.9分(条件1)、MH+=176,H−NMR(DMSO−d6):10.47(s,1H);9.13(s,1H);8.70(d,1H);8.05(t,1H);7.97(d,1H);7.75(dd,1H))または7−フルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド()(t0.5分(条件1)、MH+=176,H−NMR(DMSO−d6):10.31(s,1H);9.05(s,1H);8.66(d,1H);8.63(d,1H);7.91(d,1H);7.64(dd,1H))。
(5−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノールおよび(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(i):
位置異性体(ii)(792mg、3.6mmol)の混合物をTHF(7.5mL)中に窒素雰囲気下で溶解し、氷水浴で0℃に冷却した。ついで、LiAlH(THF中1M、4.3mL)の溶液をゆっくりと加えた。形成した沈殿を濾取し、濾液を濃縮した。残渣をDCM/MeOH勾配で溶出するMPLCにより精製して、(5−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノールを黄色固体として(1H−NMR(t0.3分(条件1)による純度79%、MH+=178)および白色固体として(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(t0.3分(条件1)%、MH+=178)得た。
5−フルオロ−キノリン−6−カルボン酸エチルエステルおよび7−フルオロ−キノリン−6−カルボン酸エチルエステル(ii)
4−アミノ−2−フルオロ−安息香酸(iii)(1g、6.38mmol)の硫酸75%(15mL)中懸濁液に、無水グリセロール(2.108mL、28.72mmol)および3−ニトロスルホン酸ナトリウム(2.93g、12.8mmol)を加えた。混合物を100℃で4時間撹拌した。ついで、60℃に冷却し、EtOHを加えた。ついで、混合物を60℃で45時間撹拌した。溶液を氷水混合物に注ぎ、ついで、飽和水酸化アンモニウム水溶液で塩基性化した。EtOAcで2回抽出した。有機相を合し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮した。残渣を、DCM/MeOH勾配で溶出するMPLCにより精製して、黄色油を5−フルオロ−キノリン−6−カルボン酸エチルエステルおよび7−フルオロ−キノリン−6−カルボン酸エチルエステルの混合物(1:1)として得た(t1.3分、およびt1.1分(条件1)、MH+=220)。
中間体および
5−クロロ−キノリン−6−カルボアルデヒド()および7−クロロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(
Figure 0005576802
フルオロ誘導体位置異性体(i)をクロロ誘導体位置異性体(i)に置き換えて、5−フルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(A)および7−フルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(B)と類似の方法により、5−クロロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(C)(t1.6分(条件1)、MH+=192,H−NMR(DMSO−d6):10.60(s,1H);9.14(s,1H);8.836(d,1H);8.20(s,2H);7.82(dd,1H))または7−クロロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(D)(t1.5分(条件1)、MH+=192,H−NMR(DMSO−d6):10.44(s,1H);9.05(d,1H);8.64(m,2H);8.20(s,1H);7.67(dd,1H))を得た。
(5−クロロ−キノリン−6−イル)−メタノールおよび(7−クロロ−キノリン−6−イル)−メタノール(i):
フルオロ誘導体位置異性体(ii)をクロロ誘導体位置異性体(ii)で置き換えて、フルオロ誘導体位置異性体(i)と類似の方法により標題化合物を得た。(5−クロロ−キノリン−6−イル)−メタノール(t1.0分(条件1)、MH+=194)および(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(t0.9分(条件1)、MH+=194)
5−クロロ−キノリン−6−カルボン酸エチルエステルおよび7−クロロ−キノリン−6−カルボン酸エチルエステル(ii):
4−アミノ−2−フルオロ−安息香酸(iii)を4−アミノ−2−クロロ−安息香酸(iii)に置き換えて、フルオロ誘導体位置異性体(ii)と類似の方法により、標題化合物を得た。5−クロロ−キノリン−6−カルボン酸エチルエステルおよび7−クロロ−キノリン−6−カルボン酸エチルエステルの混合物(2:1)(t1.8分、およびt1.7分(条件1)、MH+=236)
中間体
6−フルオロ−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒド
Figure 0005576802
5−ブロモ−6−フルオロ−1H−インダゾール(3g、13.95mmol)のTHF(10mL)中溶液を、NaH(3.38g、141mmol)のTHF(100mL)中懸濁液に、10分にわたって0℃で加えた。RMを−70℃に冷却し、ついで、s−Buli溶液(1.4M、19mL)を、20分にわたってゆっくりと加えた。この温度で45分間撹拌した。DMF(6.18mL、80mmol)のTHF(10mL)中溶液を、15分にわたって−70℃で加え、ついで、RMを1時間30分にわたって室温に加温した。反応物を100mLの1NのHClでクエンチした。RMをEtOAcで2回抽出した。ついで、有機相を合し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣をEtOで1時間トリチュレートした。形成した沈殿を濾取し、所望のアルデヒドと同定した。濾液を一晩冷凍庫に置き、第二のバッチの生成物を濾取して、標題化合物を淡黄色固体として得た(t0.7分(条件2)、MH+=165,H−NMR(DMSO−d6):13.50(s,1H);10.15(s,1H);8.39(d,1H);8.32(s,1H);7.45(d,1H))。
中間体
5,7−ジフルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド
Figure 0005576802
5,7−ジフルオロ−6−ビニル−キノリン(iv)(614mg、3.21mmol)をジオキサン(1.7mL)および水(0.6mL)中に溶解した。2,6−ルチジン(0.761mL、6.42mmol)、過ヨウ素酸ナトリウム(2.75g、12.85mmol)および四酸化オスミウム(653mg、0.064mmol)を、前の溶液に加えた。RMを室温で15分間撹拌した。沈殿が形成した。水をRMに加え、EtOAcで2回抽出した。有機相を合し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣を、ヘキサンおよびEtOAcを用いるMPLCにより精製して、標題化合物を白色固体として得た(t1.2分(条件2)、MH+=244,H−NMR(DMSO−d6):10.36(s,1H);9.15(s,1H);8.65(d,1H);7.79(d,1H);7.69(dd,1H))。
5,7−ジフルオロ−6−ビニル−キノリン(iv)
6−ブロモ−5,7−ジフルオロ−キノリン(v)(1g、4.10mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(47mg、0.041mmol)およびトリブチル(ビニル)スズ(1.34g、4.10mmol)を、ジオキサン(3.7mL)と一緒に、マイクロ波反応器中に置き、25分間150℃でマイクロ波照射下で撹拌した。溶媒を除去し、残渣を、ヘキサンおよびEtOAcを用いるMPLCにより精製した。標題化合物を無色油として得た(t1.1分(条件2)、MH+=192)。
6−ブロモ−5,7−ジフルオロ−キノリン(v)
4−アミノ−2−フルオロ−安息香酸(iii)を3,5−ジフルオロ−4−ブロモアニリン(vi)に置き換えて、エタノールでエステル化工程を回避して、中間体およびの5−フルオロ−キノリン−6−カルボン酸エチルエステルおよび7−フルオロ−キノリン−6−カルボン酸エチルエステル(ii)と類似の方法により、標題化合物を褐色固体として得た(t0.8分(条件2)、MH+=194)。
中間体
7−トリフルオロメチル−キノリン−6−カルボアルデヒド
Figure 0005576802
4−アミノ−2−フルオロ−安息香酸(iii)の代わりに4−アミノ−2−トリフルオロメチル−安息香酸を用いて、7−フルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(中間体)と類似の方法で標題化合物を得た(t1.62分(条件12)、MH+=226(LCMS),H−NMR(DMSO−d6):10.30(s,1H);9.22(d,1H);8.90(s,1H);8.75(d,1H);8.52(s,1H);7.75(dd,1H))。
中間体
6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒド
Figure 0005576802
n−ブチルマグネシウムクロライドのTHF(4.8mL、9.57mmol)中2M溶液を、トルエン(34mL)に、窒素雰囲気下で加え、−10℃に冷却した。これにn−ブチルリチウムのヘキサン(12.2mL、19.5mmol)中1.3M溶液を加え、1時間後、RMを−30℃に冷却した。ついで、RMに5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール(vii)(4g、17.73mmol)のTHF(17mL)中溶液を加え、反応物を−10℃に加温した。1時間後、DMF(8.23mL、106mmol)を加え、RMをさらに1時間−10℃で撹拌した。反応を2NのHClを用いてクエンチし、室温に加温した。30分後、RMを飽和NaHCO水溶液で塩基性化し、ついで、EtOAcで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、減圧下で蒸発させた。残渣をEtOでトリチュレートした。形成した沈殿を濾取して、黄色固体を所望のアルデヒドとして同定した(t0.79分(条件2)、MH+=179)。
5−ブロモ−6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール(vii)
NaH(1.637g、41mmol)のTHF(8mL)中懸濁液に、5−ブロモ−6−フルオロ−1H−インダゾール(viii)(8g、37mmol)のTHF(8mL)中溶液を滴下した。15分後、MeI(2.6mL、41mmol)を加え、RMを0℃〜5℃で3時間撹拌した。反応をHCl2N溶液でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機相を合し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、減圧下で蒸発させた。形成した2つの異性体を、ヘプタンおよびEtOAcを用いるMPLCで分離して、標題化合物を黄色固体として得た(t1.4分(条件2)、MH+=229)。
中間体
4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒド
Figure 0005576802
4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール(viii)(168mg、1mmol)の乾燥THF(1mL)中溶液を、LDA(n−BuLi 1.25mLおよびジイソプロピルアミン0.285mL、2mmol、10mLのTHF中)の新たに調製した溶液に−78℃で滴下した。溶液をこの温度で2時間撹拌し、ついで、N−メチルホルムアニリド(0.247mL、2mmol)を−70℃で滴下した。さらに−78℃で2時間撹拌した後、RMを氷酢酸でクエンチし、水で希釈し、EtOAcで2回抽出した。合した有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣を、(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、n−ヘキサン/EtOAc=95:5−−>50:50)で精製して、標題化合物を黄色がかった結晶性粉末として得た(t4.49分(条件3)、MH+=197,H−NMR(DMSO−d6):10.2(s,1H);8.42(s,1H);7.61(d,1H);4.04(s,3H))。
4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール(viii)
Synthethic Communications,1997,27(7),1199−1207に記載の方法に従って標題化合物を合成した:[1−(2,4,6−トリフルオロ−フェニル)−メト−(E)−イリデン]−ヒドラジン(ix)(1.84g、9.8mmol)を、150℃で1時間溶解させた。残渣を、(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、n−ヘキサン/EtOAc=95:5−−>80:20)で精製して、標題化合物を黄色結晶性粉末として得た(t5.26分(条件3)、H−NMR(DMSO−d6):8.17(s,1H);7.45(dt,1H);7.00(td,1H);4.00(s,3H))。
[1−(2,4,6−トリフルオロ−フェニル)−メト−(E)−イリデン]−ヒドラジン(ix)
2,4,6−トリフルオロ−ベンズアルデヒド(x)(4.5g、27.3mmol)をEtO中に溶解し、メチルヒドラジン(1.43mL、27.3mmol)を加え、RMを一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、固体残渣をペンタンおよびEtOAcの混合物に懸濁させて、濾過して、標題化合物を黄褐色結晶性固体として得た(t4.95分(条件3)、MH+=198.1)。
中間体
3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボアルデヒド
Figure 0005576802
5−フルオロ−キノリン−6−カルボン酸エチルエステルおよび7−フルオロ−キノリン−6−カルボン酸エチルエステル(ii)の代わりに3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸メチルエステル(xi)から開始して、中間体と同様の方法で標題化合物を調製した(t1.62分(条件8)、MH+=244)。
3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸メチルエステル(xi)
4−アミノ−3−(2−ピロリジン−1−イル−エチルアミノ)−安息香酸メチルエステル(xii)(1.14g、4.33mmol)およびトリエチルオルトホルメート(20mL、120mmol)を120℃で18時間加熱し、ついで、蒸発させて乾燥した。残渣をEtOAcおよび飽和NaHCO水溶液中に溶解した。水層をEtOAcで2回抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させて乾燥して、標題化合物を褐色油として得た(t1.83分(条件8)、MH+=274)。
4−アミノ−3−(2−ピロリジン−1−イル−エチルアミノ)−安息香酸メチルエステル(xii)
4−ニトロ−3−(2−ピロリジン−1−イル−エチルアミノ)−安息香酸メチルエステル(xiii)(1.30g、4.42mmol)を、MeOH/THF1:1(40mL)中、ラネーニッケルの存在下で、1.1barのH下、室温で40分間振盪した。触媒を濾取し、MeOHで洗浄した。濾液を蒸発させて、標題化合物を油として得た得た(t2.05分(条件8)、MH+=264)。
4−ニトロ−3−(2−ピロリジン−1−イル−エチルアミノ)−安息香酸メチルエステル(xiii)
3−フルオロ−4−ニトロ−安息香酸メチルエステル(xiv)(1.08g、5.41mmol)および2−ピロリジン−1−イル−エチルアミン(1.36g、11.9mmol)のMeOH(19mL)中溶液を、マイクロ波照射下、100℃で10分間撹拌した。RMをEtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液およびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させて乾燥した。残渣をシリカゲルに乾燥ローディングし、DCMおよびMeOHを用いるクロマトグラフィーにより精製して、標題生成物を橙色固体として得た(t2.45分(条件8)、MH+=294)。
中間体
3−メチル−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボアルデヒド
Figure 0005576802
2−ピロリジン−1−イル−エチルアミンの代わりにMeOH中メチルアミン溶液を用い、3−フルオロ−4−ニトロ−安息香酸メチルエステル(xiv)と反応させて、中間体の記載と同様の方法で標題化合物を合成した(t1.56分(条件8)、MH+=161)。
中間体
7−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボアルデヒド
Figure 0005576802
7−フルオロ−6−ビニル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン(xv)(94mg、0.58mmol)、過ヨウ素酸ナトリウム(496mg、2.32mmol)および2,6−ルチジン(0.135mL、1.16mmol)のジオキサン/水3:1(4.8mL)中溶液に、四酸化オスミウムのtert−ブタノール(2×0.728mL、2×0.058mmol)中2.5%溶液を2回加えた。RMを室温で19.5時間、50℃で24時間撹拌した。RMを飽和NaHCO水溶液で希釈し、EtOAcで2回抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させて乾燥した。残渣を、DCMおよびMeOHを用いるクロマトグラフィーにより精製して、標題生成物を褐色固体として得た(TLCR(DCM/MeOH9:1)=0.40,MH+=165)。
7−フルオロ−6−ビニル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン(xv)
4−フルオロ−5−ビニル−ピリジン−2−イルアミン(xvi)(200mg、1.45mmol)およびNaHCO(182mg、2.17mmol)のEtOH(2mL)中溶液に、2−クロロアセトアルデヒド(0.204mL、1.74mmol)の55%水溶液を加えた。RMをシールし、80℃で3時間加熱した。RMを、アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)を用いる分取HPLCにより精製して、標題化合物を白色固体として得た(t1.84分(条件8)、MH+=163)。
4−フルオロ−5−ビニル−ピリジン−2−イルアミン(xvi)
5−ブロモ−4−フルオロ−ピリジン−2−イルアミンモノHCl塩(xvii)(368mg、1.62mmol)、トリブチル(ビニル)スタンナン(0.52mL、1.78mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(19mg、0.016mmol)のジオキサン(6mL)中溶液を、アルゴン雰囲気下、マイクロ波照射下で120℃で45分間撹拌した。ついで、トリブチル(ビニル)スタンナン(0.2mL、0.685mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(7mg、0.006mmol)を加え、RMをアルゴン雰囲気下に置き、マイクロ波照射下120℃で45分間の加熱を1回以上行った。RMをEtOAcで希釈し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させて乾燥した。残渣をヘキサンおよびEtOAcを用いるクロマトグラフィーにより精製して、標題生成物を黄色固体として得た(t1.76分(条件8)、MH+=139)。
5−ブロモ−4−フルオロ−ピリジン−2−イルアミンモノHCl塩(xvii)
4−フルオロ−ピリジン−2−イルアミン(xviii)(3g、20.2mmol)のアセトニトリル中モノHCl塩に、0℃で、3部のN−ブロモスクシニミド(3.59g、20.2mmol)を1.5時間にわたって加えた。RMを0℃で1時間撹拌し、沈殿を濾過し、減圧下で乾燥して、標題化合物をモノHCl塩として得た(t1.61分(条件8)、MH+=191,193)。
実施例1
(rac)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−キノリン−6−イル−メタノール
Figure 0005576802
マイクロ波チューブに、rac−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−キノリン−6−イル−メタノール(工程1.1,1.12g、3.60mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(789mg、3.60mmol)、テトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(210mg)、2MのNaCO(6.5mL)およびDME(11mL)を加えた。マイクロ波照射下で10分間150℃で加熱した。RMををEtOAcで処理し、10%NaCOおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をDCM/MeOH勾配で溶出するMPLCにより精製して、標題化合物を褐色固体として得た(t1.0分(条件1)、MH+=357)。
工程1.1
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−キノリン−6−イル−メタノール
ボロヒドリドナトリウム(103mg、2.62mmol)を、(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−キノリン−6−イル−メタノン(工程1.2、1.62g、5.25mmol)のエタノール(17mL)中溶液に加え、溶液を室温で4時間撹拌した。水を加え、混合物を9:1DCM/MeOHで抽出した。有機抽出物を乾燥し、濾過し、濃縮して、標題化合物を褐色固体として得た(t1.0分(条件1)、MH+=311)。
工程1.2
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−キノリン−6−イル−メタノン
N’−(6−クロロ−ピリダジン−3−イル)−N,N−ジメチル−ホルムアミジン(工程1.6、2g、10.8mmol)、2−ブロモ−1−キノリン−6−イル−エタノン(工程1.3、3.36g、10.8mmol)およびトリエチルアミン(1.1g、10.8mmol)の混合物を、90分間還流温度で撹拌した。反応物を冷却し、水(100mL)を加えた。得られた赤色沈殿を濾取して、標題化合物を赤色固体として得た(t1.2分(条件1)、MH+=309)。
工程1.3
2−ブロモ−1−キノリン−6−イル−エタノン
臭素(6.69g、132mmol)を、1−キノリン−6−イル−エタノン(工程1.4、18.8g、110mmol)の酢酸(50mL)中加温(100℃)溶液に加えた。混合物を100℃で45分間撹拌し、ついで、室温に冷却した。沈殿が形成し、これを濾取し、EtOで洗浄した。減圧下50℃で乾燥して、標題化合物を褐色固体として得た(t1.3分(条件1)、MH+=251.8)。
工程1.4
1−キノリン−6−イル−エタノン
メチルマグネシウムブロマイド(190mLのトルエン/THF3:1中1.4M溶液、270mmol)を、35分にわたって、キノリン−6−カルボン酸メトキシ−メチル−アミド(工程1.5、26g、120mmol)のTHF中溶液に、窒素雰囲気下0℃で加えた。RMを30分間0℃で撹拌し、ついで、室温まで加温した。RMを1MのHClでクエンチし、THFを減圧下で除去した。残渣をEtOAcで処理し、有機層を分離し、乾燥し、濃縮して、標題化合物を黄色固体として得た(t1.0分(条件1)、MH+=172)。
工程1.5
キノリン−6−カルボン酸メトキシ−メチル−アミド
CDI(25.8g、151mmol)を、6−キノリンカルボン酸(25g、141mmol)のDMF中溶液に加え、混合物を室温で10分間撹拌した。N,O−ジメチルヒドロキシルアミンヒドロクロライド(14.1g、142mmol)を加え、混合物をさらに1時間撹拌した。ついで、ブラインを加え、混合物をEtOAcで抽出した。有機抽出物を乾燥し、濾過し、濃縮して、標題化合物を黄色油として得た(t0.2分(条件2)、MH+=217)。
工程1.6
N’−(6−クロロ−ピリダジン−3−イル)−N,N−ジメチル−ホルムアミジン
3−アミノ−6−クロロピリダジン(6.39g、49.3mmol)およびN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(7.67mL、54.3mmol)の混合物を、75分間還流温度で撹拌した。過剰のN,N−ジメチル−ホルムアミドジメチルアセタールを除去して、標題化合物をベージュの固体として得た(t1.0分(条件1)、MH+=185)。
実施例2
6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン
Figure 0005576802
Tetrahedron Letters,2001,42,831−833)に記載のように標題化合物を合成した:ヨウ素(207mg、0.82mmol)およびHPO(0.44mLの50%水溶液、4.07mmol)を、(rac)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−キノリン−6−イル−メタノール(実施例1、145mg、0.41mmol)の酢酸(1mL)中溶液に加えた。RMに、150℃で30分間MW照射した。RMを水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を分離し、飽和KCO溶液で注意深く洗浄し、ついで、乾燥し、濾過し、濃縮した。HPLCにより精製し、ついで、遊離塩基を単離して、標題化合物を白色固体として得た(t1.055分(条件1)、MH+=341.2,H−NMR(DMSO−d6):8.9(d,1H),8.5(s,1H),8.4(d,1H),8.2(d,1H),8.1(s,1H),8.05(s,1H),8.0(d,1H),7.9(d,1H),7.8(s,1H),7.7(d,1H),7.6(dd,1H),4.6(s,2H),4.0(s,3H))。
実施例3
(rac)−(4−メトキシ−フェニル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール
Figure 0005576802
出発物質として、(4−メトキシ−フェニル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノン(工程3.1)を用いて、工程1.1の化合物の合成と類似の方法で標題化合物を調製した(tR0.8分(条件2)、MH+=336)。
工程3.1
(4−メトキシ−フェニル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノン
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(4−メトキシ−フェニル)−メタノン(工程3.2)から出発して、実施例1の化合物の合成と類似の方法で標題化合物を調製した。(t1.1分(条件2)、MH+=334)
工程3.2
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(4−メトキシ−フェニル)−メタノン
2−ブロモ−1−(4−メトキシ−フェニル)−エタノンを用いて、工程1.2の化合物と類似の方法に従って標題化合物を得た(t2.93分(条件8)、MH+=288)。
実施例4
3−(4−メトキシ−ベンジル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
化合物6−クロロ−3−(4−メトキシ−ベンジル)−イミダゾ−[1,2−b]−ピリダジン(工程4.1、100mg、0.36mmol)を、マイクロ波反応器に、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボラン−2−イル)−1H−ピラゾール(75mg、0.36mmol)と加え、1mLの2−ジメトキシエタンに溶解した。2MのNaCO水溶液(660μL、1.3mmol)をこの混合物に加え、テトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(21mg、0.02mmol)を加えた。RMを180℃で30分間マイクロ波照射下で加熱した。反応物をEtOAcで処理し、10%NaCOおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣を、アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)を用いる分取HPLCで精製して、白色固体標題化合物を得た(t1.0分(条件2)、MH+=320)。
工程4.1
6−クロロ−3−(4−メトキシ−ベンジル)−イミダゾ−[1,2−b]−ピリダジン
化合物(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(4−メトキシ−フェニル)−メタノン(工程3.2、2.04g、7.1mmol)を、エタノール(20mL)中に、ボロヒドリドナトリウム(140mg、3.6mmol)と懸濁させ、室温で7時間撹拌した。ついで、水を加え、形成した沈殿を濾取した。ついで、得られた黄色固体を、TFA(50mL)中に溶解した。トリエチルシラン(2.85mL、17.7mmol)を溶液に加え、室温で30分間撹拌した。RMを氷水に注いだ。EtOAcで抽出し、1N水酸化ナトリウム水溶液で、ついで、ブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濃縮した。残渣を、DCMおよびMeOHを用いるクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を白色固体として得た(t1.1min(条件2)、MH+=274)。
実施例5
4−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−フェノール
Figure 0005576802
10%炭素担持パラジウム(49mg)を、3−(4−ベンジルオキシ−ベンジル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(工程5.1、214mg、0.46mmol)のエタノール中溶液に加え、得られた混合物を、水素雰囲気下常温で24時間撹拌した。RMをセライトにより濾過し、減圧下で濃縮した。HPLCにより精製して、標題化合物を白色固体として得た(t0.8min(条件2)、MH+=306,H−NMR、CDOD:8.4(s,1H),8.2(d,1H),8.1(s,1H),8.0(d,1H),7.7(s,1H),7.2(d,2H),6.8(d,2H),4.3(s,2H),4.0(s,3H))。
工程5.1
3−(4−ベンジルオキシ−ベンジル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
ボロヒドリドナトリウムを、(4−ベンジルオキシ−フェニル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノン(工程5.2、190mg、0.46mmol)のエタノール(1.5mL)中溶液に加え、反応物を16時間撹拌した。水を反応物に加え、得られた固体を濾取し、減圧下で乾燥した。固体をTFA(2mL)中に溶解し、この溶液に、トリエチルシラン(0.18mL、1.16mmol)を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。水を加え、混合物をEtOAcで抽出した。EtOAc抽出液を乾燥し、濾過し、濃縮して、標題化合物を赤色固体として得た(t1.3分(条件2)、MH+=396)。
工程5.2
(4−ベンジルオキシ−フェニル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノン
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−キノリン−6−イル−メタノールの代わりに、(4−ベンジルオキシ−フェニル)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−メタノン(工程5.3、600mg、1.65mmol)を用いて、実施例と同様の方法で、標題化合物を褐色固体として得た(t1.4分(条件2)、MH+=410)。
工程5.3
(4−ベンジルオキシ−フェニル)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−メタノン
2−ブロモ−1−キノリン−6−イル−エタノンの代わりに1−(4−ベンジルオキシ−フェニル)−2−ブロモ−エタノン(687mg、3.72mmol)を用いて、(工程1.2)と同様の方法により、標題化合物を黒色固体として得た(t1.6分(条件2)、MH+=364)。
実施例6
6−{ジフルオロ−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メチル}−キノリン
Figure 0005576802
マイクロ波チューブに、6−[(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−ジフルオロ−メチル]−キノリン(工程6.1,10mg、0.03mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(10mg、0.045mmol)、テトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(1.7mg)、2MのNaCO(0.054mL)およびDME(1mL)を加えた。マイクロ波照射下150℃で20分間加熱した。RMをEtOAc(2mL)で処理し、10%NaCOおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をHPLCにより精製して、標題化合物を褐色固体として得た(t1.379分(条件1)、MH+=376.8,H−NMR(DMSO−d6):9.00(m,1H);8.65(d,1H);8.52(s,1H);8.30(s,1H);8.21(d,1H);8.14(d,1H);7.99(m,2H);7.87(s,1H);7.66(m,2H);3.86(s,3H))。
工程6.1
6−[(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−ジフルオロ−メチル]−キノリン
DAST(0.059mL、0.45mmol)を、N−ブロモスクシニミド(32mg、0.18mmol)のDCM(1.5mL)中溶液に窒素雰囲気下室温で加えた。6−[2−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−[1,3]ジチオラン−2−イル]−キノリン(工程6.2、35mg、0.09mmol)のDCM(0.5mL)中溶液を加え、RMを室温で1時間撹拌した。ついで、RMを水およびEtOAc間で分配した。有機層を乾燥し、濾過し、濃縮して、標題化合物を黄色油として得た(t1.532分(条件1)、MH+=330.8)。
工程6.2
6−[2−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−[1,3]ジチオラン−2−イル]−キノリン
ボラントリフロオライド酢酸複合体(0.062mL、0.16mmol)を、−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−キノリン−6−イル−メタノン(工程1.2、50mg、0.16mmol)の1,2−エタンジチオール(0.17mL、2.1mmol)中溶液に、N雰囲気下で加えた。RMを60℃に2時間加熱し、ついで、室温に冷却した。RMをEtOAcで希釈し、飽和NaHCO溶液、1MのNaOHおよびブラインで2回洗浄した。ついで、有機相を乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。ついで、残渣をHPLCにより精製して、標題化合物を赤色固体として得た(t1.138分(条件1)、MH+=384.8)。
実施例7
6−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン
Figure 0005576802
tert−ブチル 4−(4−(4,4,5−トリメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキシレートを用い、最終反応前にさらに脱保護を行う、実施例2の化合物の合成と類似の方法で標題化合物を調製した(t1.0分(条件1)、MH+=410)。
実施例8
3−ベンゾフラン−5−イルメチル−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
工程9.1の化合物の合成と類似の方法で得られた粗ベンジルアルコール中間体を用いて、工程8.1の化合物および1−ベンゾフラン−5−カルボアルデヒドで開始して、実施例2の化合物の合成と類似の方法で標題化合物を調製した(t1.5分(条件2)、MH+=330,H−NMR(DMSO−d6):8.5(s,1H);8.3(d,1H);8.2(s,1H);7.9(d,1H);7.8(m,2H);7.7(s,1H);7.5(d,1H);7.3(d,1H);6.9(d,1H);4.4(s,2H);3.9(s,3H))。
工程8.1
3−ブロモ−6−(1−メチル−1h−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(工程8.2、2.22g、11.1mmol)をDMF(33mL)中に溶解し、氷水浴で0℃に冷却した。ついで、N−ブロモ−スクシニミド(2.3g、12.3mmol)を加え、RMを同じ温度で1時間45分間撹拌した、ついで、EtOAcで処理し、飽和NaHCO溶液およびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣をEtOでトリチュレートし、沈殿を濾取して、標題化合物を黄色固体として得た(t1.3分(条件2)、MH+=278)。
工程8.2
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリダジン−3−イルアミン(工程8.3、2.41g、13.8mmol)をEtOH(18mL)中に溶解した。クロロアセトアルデヒド55%のHO(1.61mL、13.8mmol)中溶液およびNaHCO(2.3g、27.5mmol)を加えた。RMを80℃で5時間撹拌した。溶媒を除去し、5%NaHCOを加えた。混合物を、DCM/MeOH(9/1)で2回抽出した。合した有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、溶媒を除去して、標題化合物を黒色固体として得た(t1.0分(条件2)、MH+=200)。
工程8.3
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリダジン−3−イルアミン
3−アミノ−6−クロロピリダジン(7.76g、59.9mmol)を、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボラン−2イル)−1H−ピラゾール(13.1g、59.9mmol)と丸底フラスコに加え、2−ジメトキシエタン(160mL)中に溶解した。2MのNaCO水溶液(110mL、220mmol)をこの混合物に加え、テトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(3.5g、2.99mmol)を加えた。RMを窒素雰囲気下で26時間還流した。ついで、EtOAcで処理し、1NのNaOHおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣をEtOでトリチュレートして、標題化合物を黄色固体として得た(t0.9分(条件2)、MH+=176)。
実施例9
(rac)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール
Figure 0005576802
マイクロ波チューブに、アルゴン雰囲気下で、(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−メタノール(工程9.1、89.9mg、0.3mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(62.4mg、0.3mmol)、Pd(PPhCl(6.3mg)および2MのKCO(0.405mL)およびDME(1mL)を加えた。混合物を80℃で3時間加熱した。RMをDCMで処理し、NaCl溶液で洗浄した。両方の層を濾過した後、固体部分をMeOHに溶解し、蒸発させて乾燥した。残渣をEtOAc中で撹拌し、濾過して、純粋な標題化合物を得た。最初の濾液の有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/MeOH=95:5−−>80:20)で精製して、第二のバッチの標題化合物を得た(t2.57分(条件3)、MH+=346.2)。
工程9.1
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−メタノール
エチルマグネシウムブロマイド(EtO中3M、333μL、1mmol)を、3−ブロモ−6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(116mg、0.5mmol)のTHF(5mL)中溶液に室温で加えた。RMを30分間撹拌し、イミダゾ(1,2−a)ピリジン−6−カルボアルデヒド(154mg、2mmol)のTHF(3mL)中溶液を滴下した。1時間後、RMをNHClおよびEtOAc溶液で抽出した。合した有機相をNaSOで乾燥し、減圧下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、ヘキサン/EtOAc=95:5−−>0:100)により精製して、標題化合物を黄色がかった結晶性化合物として得た(t2.72分(条件3)、MH+=300.2)。
実施例10
3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
ヨウ素(50.8mg、0.2mmol)およびHPO(0.11mLの50%水溶液、1.0mmol)を、(rac)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール(実施例9、34.5mg、0.1mmol)の酢酸(0.5mL)中に加えた。RMを150℃で1時間加熱した。RMを水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を分離し、10%NaCO溶液で洗浄し、ついで、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。合した水層を完全に中和し、再び少量のMeOHを含むDCMで抽出した。有機層を蒸発させ、2回の抽出からの粗物質を一緒に、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/MeOH=95:5−−>80:20)により精製した。生成物を含有するフラクションを蒸発させ、残渣をEtOAcおよびペンタンに溶解し、濾過し、減圧下で乾燥して、標題化合物をベージュの結晶として得た(t2.70分(条件3)、MH+=330.2,H−NMR(DMSO−d6):8.58(s,1H);8.44(s,1H);8.12(s,1H);8.08(d,1H);7.90(s,1H);7.62(s,1H);7.54−7.44(m,3H);7.22(d,1H);4.31(s,2H);3.90(s,3H))。
実施例11
(rac)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−キノキサリン−6−イル−メタノール
Figure 0005576802
工程11.1の化合物で開始して、実施例9の化合物と類似の方法で標題化合物を調製した(t 3.18分(条件3)、MH+=358.2)。
工程11.1
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−キノキサリン−6−イル−メタノール
キノキサリン−6−カルボアルデヒドを出発物質として用いて、工程9.1の化合物と類似の方法で標題化合物を調製した(t5.42分(条件4、MH+=311.9)。
実施例12
3−ベンゾチアゾール−6−イルメチル−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
ベンゾチアゾール−6−カルボアルデヒドを出発物質として用いて、実施例8の化合物と類似の方法で標題化合物を調製した(t1.3分(条件2)、MH+=347,H−NMR(DMSO−d6):9.3(s,1H);8.5(s,1H);8.3(d,1H);8.2(s,1H);8.1(s,1H);8.0(d,1H);7.9(s,1H);7.8(d,1H);8.6(d,1H);4.3(s,2H);3.9(s,3H))。
実施例13
3−(2−メチル−ベンゾチアゾール−6−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
2−メチル−ベンゾチアゾール−6−カルボアルデヒドを出発物質として用いて、実施例8の化合物と類似の方法で標題化合物を調製した(t1.4分(条件2)、MH+=361,H−NMR(DMSO−d6):8.5(s,1H);8.3(d,1H);8.2(s,1H);8.1(s,1H);7.9(s,1H);7.8(m,2H);7.5(d,1H);4.5(s,2H);3.9(s,3H))。
実施例14
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−キノリン
Figure 0005576802
PO(28.8mLの50%水溶液、263mmol)を、(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−キノリン−6−イル−メタノール(工程1.1,10.89g、35.0mmol)の酢酸(272mL)中溶液に、80℃で加えた。ヨウ素(13.34g、52.6mmol)を加え、RMを110℃で90分間撹拌した。RMを室温に冷却し、酢酸を除去した。残渣を水およびDCMで溶解した。2NのNaOH溶液をpH=11になるまで加えた。ついで、有機層を分離し、水(2X)で洗浄した。さらに、水層をDCM(3X)で抽出した。合した有機層を乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣をEtOAc中で結晶化した。得られた固体を、フラッシュクロマトグラフィー(Flashmaster、50gシリカゲルカラム、TBME/MeOH:97:3→84:16)で精製した。固体をEtOAc/EtOで再び結晶化した。これを濾過し、減圧下で乾燥して、標題化合物を白色固体として得た(t4.72分(条件4、MH+=295.0,H−NMR(DMSO−d6):8.86(m,1H);8.30(m,1H);8.23(d,1H);7.98(d,1H);7.82(m,1H);7.72(m,2H);7.50(dd,1H);7.35(d,1H);4.52(s,2H))。
実施例15
2−クロロ−4−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ベンズアミド
Figure 0005576802
マイクロ波チューブに、(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−キノリン(実施例14、150mg、0.509mmol)、4−カルバモイル−3−クロロフェニルボロン酸(304mg、1.527mmol)、DME(1.6mL)およびDMF(250μL).2MのNaCO(763μL、1.527mmol)を加え、ついで、テトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(21mg、0.025mmol)を加えた。RMを90℃で24時間加熱した。冷却した反応混合物をDCMに注ぎ、セライトバッドで濾過し、水で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮すると、いくらかの結晶が現れた。結晶を濾取し、乾燥して、標題化合物をベージュの固体として得た(t4.28分(条件4、MH+=414.4,H−NMR(DMSO−d6):8.85(m,1H);8.32(m,1H);8.24(d,1H);8.11(m,1H);8.07(dd,1H);7.97(m,3H);7.86(d,1H);7.80(s,1H);7.78(dd,1H);7.70(s,1H);7.61(d,1H);7.51(dd,1H);4.63(s,2H))。
実施例16〜71
以下の化合物を、適当なボロン酸またはエステルで開始し、適当な精製方法:結晶化、分取LCMSまたはフラッシュクロマトグラフィーを用いて、実施例15の方法に従って調製した。
Figure 0005576802
Figure 0005576802
Figure 0005576802
Figure 0005576802
Figure 0005576802
Figure 0005576802
Figure 0005576802
Figure 0005576802
Figure 0005576802
Figure 0005576802
実施例72
3−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−安息香酸
Figure 0005576802
3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−安息香酸エチルエステルで開始し、触媒としてPdCl(dppf)/CHCl(1/1)を用い、さらなるエステル脱保護工程を行う実施例15の化合物と類似の方法で、標題化合物を調製した(t3.14分(条件11)、MH+=380.9)。
実施例73
5−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピリジン−2−オール
Figure 0005576802
三臭化ホウ素(1364mg、5.44mmol)を、6−[6−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン(実施例62、200mg、0.544mmol)のDCM(5mL)中懸濁液に、−78℃で加えた。RMを−78℃で15分間撹拌し、ついで、室温に加温した。室温で68時間撹拌した。RMを濾過し、得られた固体を逆相クロマトグラフィー(水+0.1%TFA/アセトニトリル+0.1%TFA)により精製した。得られた油をTBME/MeOH中で沈殿させて、標題化合物を白色粉末として得た(t4.21分(条件4、MH+=354.3,H−NMR(DMSO−d6):9.00(m,1H);8.58(m,1H);8.31(m,2H);8.19(dd,1H);8.05(m,4H);7.92(dd,1H);7.70(dd,1H);6.54(d,1H);4.65(s,2H))。
実施例74
6−クロロ−3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
工程9.1を出発物質として用いて、工程14の化合物と類似の方法で、標題化合物を調製した(t4.62分(条件4、MH+=284.1,H−NMR(DMSO−d6):8.42(s,1H);8.23(d,1H);7.90(s,1H);7.72(s,1H);7.52(m,2H);7.36(d,1H);7.20(dd,1H);4.32(s,2H))。
実施例75
2−(3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イルアミノ)−エタノール
Figure 0005576802
エタノールアミン(277μL、4.55mmol)を、(6−クロロ−3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例74、65mg、0.228mmol)およびKF(67mg、1.138mmol)のNMP(1.5mL)中溶液に加えた。RMを180℃で2時間加熱した。混合物をEtOAcで希釈し、1MのNaCO(1X)および水(3X)で洗浄した。水層をEtOAc(X2)で抽出した。合した有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。水相をさらにDCM(4X)で抽出した。ついで、有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。合した残渣を分取LCMSで精製して、標題化合物を黄色油として得た(t2.62分(条件4、MH+=309.1,H−NMR(DMSO−d6):8.84(s,1H);8.28(d,1H);8.16(d,1H);7.95(m,3H);7.86(s,1H);7.72(m,1H);7.16(d,1H);4.40(s,2H);3.52(t,2H);3.32(m,2H))。
実施例76
[(R)−1−(3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピロリジン−3−イル]−ジメチル−アミン
Figure 0005576802
ジメチル−(R)−ピロリジン−3−イル−アミンを出発物質として用いて、実施例75の化合物と類似の方法で標題化合物を調製した(t0.93分(条件7)、MH+=362.1,H−NMR(DMSO−d6):8.48(s,1H);7.86(s,1H);7.76(d,1H);7.52(s,1H);7.46(d,1H);7.37(s,1H);7.19(d,1H);6.78(d,1H);4.17(s,2H);3.63(m,2H);3.35(m,1H);3.16(m,1H);2.78(m,1H);2.18(m,7H);1.81(m,1H))。
実施例77
(rac)−(6−イソブチルアミノ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−キノリン−6−イル−メタノール
Figure 0005576802
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−キノリン−6−イル−メタノール(工程1.1、80mg、0.257mmol)およびKF(30mg、0.515mmol)をNMP(2mL)中に懸濁した。イソブチルアミン(129μL、1.287mmol)を加え、RMを160℃で7時間加熱した。混合物をTBMEで希釈し、水(3X)で洗浄した。ついで、水層をTBME(3X)で抽出した。合した層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(Flashmaster)により精製して、標題化合物を黄色泡沫体として得た(t4.11分(条件4、MH+=348.0,H−NMR(DMSO−d6):8.86(m,1H);8.32(m,1H);8.02(m,1H);7.94(d,1H);7.80(m,1H);7.61(d,1H);7.51(dd,1H);7.31(s,1H);6.88(t,1Ht);6.61(d,1H);6.24(m,1H);6.12(d,1H);2.98(m,2H);1.82(m,1H);0.86(m,6H))。
実施例78
sec−ブチル−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−アミン
Figure 0005576802
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン(実施例14、70mg、0.237mmol)、KF(70mg、1.187mmol)およびsec−ブチルアミン(484μL、4.75mmol)をNMP(1mL)中に懸濁させた。RMを180℃で29時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、1MのNaCO(X1)および水(X2)で洗浄した。水相をさらにEtOAc(2X)で抽出した。合した有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(Flashmaster)により精製して、ついで、EtOで結晶化して、標題化合物をベージュの固体として得た(t4.28分(条件4、MH+332.3,H−NMR(DMSO−d6):8.83(m,1H);8.25(m,1H);7.92(d,1H);7.83(m,1H);7.70(m,1H);7.61(d,1H);7.48(dd,1H);7.32(s,1H);6.66(d,1H);6.56(d,1H);4.34(s,2H);3.70(m,1H);1.46(m,2H);1.07(d,3H);0.80(t,3H))。
実施例79〜118
適当なアミン、イミダゾール、フェノールまたはチオールから出発して、実施例78の方法に従って調製した。
Figure 0005576802
Figure 0005576802
Figure 0005576802
Figure 0005576802
Figure 0005576802
Figure 0005576802
Figure 0005576802
Figure 0005576802
実施例119
(rac)−メチル−[1−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピロリジン−3−イル]−アミン
Figure 0005576802
(rac)−メチル−[1−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピロリジン−3−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル(実施例87、105mg、0.231mmol)をDCM(5mL)およびTFA(2mL)中に溶解した。RMを室温で1.5時間撹拌した。塩基処理(1MのNaCO)、ついで、EtOで結晶化して、標題化合物を白色結晶として得た(t2.46分(条件4、MH+=359.2,H−NMR(DMSO−d6):8.83(m,1H);8.28(d,1H);7.93(d,1H);7.88(s,1H);7.75(d,2H);7.48(dd,1H);7.39(s,1H);6.74(d,1H);4.37(s,2H);3.46(m,3H);3.23(m,2H);2.27(s,3H);2.07(m,1H);1.80(m,1H))。
実施例120
1−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピペリジン−4−オン
Figure 0005576802
6−[6−(1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デク−8−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン(実施例110、132mg、0.329mmol)をTHF(493μL)中に溶解した。2MのHCl溶液(493μL)を加え、RMを室温で22時間撹拌し、ついで、40℃で3時間撹拌した。塩基処理(KHCO)、ついで、EtO/イソプロパノールで結晶化して、標題化合物を白色結晶として得た(t1.33/1.48分(条件6)、MH+=358.1,H−NMR(DMSO−d6):8.84(m,1H);8.29(m,1H);7.90(m,3H);7.72(m,1H);7.49(m,2H);7.22(d,1H);4.42(s,2H);3.85(m,4H);2.35(m,4H))。
実施例121
(3−クロロ−フェニル)−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−アミン
Figure 0005576802
NaH(34mg、0.85mmol)をNMP(1.5mL)中にアルゴン雰囲気下で懸濁させた。3−クロロアニリン(108μL、1.017mmol)を加え、RMを85℃に加熱した。10分後、6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン(実施例14、100mg、0.339mmol)を加え、RMを85℃で1時間加熱した。ついで、混合物を160℃に10分間加熱した。混合物をEtOAcで希釈し、水(3X)で洗浄した。水層をEtOAc(3X)で抽出した。合した有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(Flashmaster)で精製して、EtOで結晶化して、標題化合物を黄色固体として得た(t4.99分(条件4、MH+=386.1,H−NMR(DMSO−d6):9.57(s,1H);8.82(m,1H);7.93(m,3H);7.86(m,1H);7.71(m,1H);7.56(s,1H);7.47(dd,1H);7.43(m,1H);7.25(t,1H);6.99(m,1H);6.85(d,1H);4.50(s,2H))。
実施例122
フェニル−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−アミン
Figure 0005576802
3−クロロアニリンの代わりに、アニリンを出発物質として用い、フラッシュクロマトグラフィーの代わりに分取LCMS精製を行って、実施例121の化合物と類似の方法で、標題化合物を調製した(t4.30分(条件4、MH+=352.3,H−NMR(DMSO−d6):8.91(m,1H);8.36(m,1H);8.17(d,1H);8.08(s,1H);8.03(d,1H);7.96(m,1H);7.79(m,1H);7.58(dd,1H);7.50(m,2H);7.35(d,1H);7.25(t,2H);7.01(t,1H);4.59(s,2H))。
実施例123
6−(6−エトキシ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン
Figure 0005576802
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン(実施例14、112mg、0.380mmol)をEtOH(1mL)中に懸濁させた。2MのNaOH(950μL、1.900mmol)を加え、RMを80℃で1時間撹拌した。混合物を2MのHClでpH=6になるまで中和し、ついで、濃縮した。残渣をDCMで希釈し、得られた溶液をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣をEtOおよび少量のイソプロパノール中で結晶化した。得られた固体をフラッシュクロマトグラフィー(Flashmaster、20gシリカゲルカラム、TBME/MeOH:100:0→85:15)により精製して、再びEtOで結晶化して、標題化合物を黄色固体として得た(t1.67分(条件6)、MH+=305.2,H−NMR(DMSO−d6):8.85(m,1H);8.30(m,1H);7.95(m,2H);7.89(m,1H);7.75(m,1H);7.56(s,1H);7.50(dd,1H);6.80(d,1H);4.44(s,2H);4.35(q,2H);1.31(t,3H))。
実施例124
6−[6−((R)−3−フルオロ−ピロリジン−1−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン
Figure 0005576802
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン(実施例14、100mg、0.339mmol)、(R)−(−)−3−フルオロピロリジンヒドロクロライド(220mg、1.696mmol)およびKF(99mg、1.696mmol)をNMP(1.5mL)中に懸濁させた。N−エチルジイソプロピルアミン(296μL、1.696mmol)を加え、RMを170℃で4時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、1MのHCl(3X)で抽出した。水層をTBME(2X)で洗浄し、ついで、2MのNaOHでpH10に調節した。溶液をDCM(3X)で抽出した。有機層を水(2X)で洗浄し、ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(Flashmaster)により精製し、DCMでトリチュレートして、標題化合物を黄色泡沫体として得た(t4.14分(条件4、MH+=348.5,H−NMR(DMSO−d6):8.84(m,1H);8.29(m,1H);7.93(m,2H);7.81(d,1H);7.76(m,1H);7.49(dd,1H);7.43(s,1H);6.81(d,1H);5.46(m,1H);4.38(s,2H);3.62(m,4H);2.20(m,2H))。
実施例125
6−[6−((S)−3−フルオロ−ピロリジン−1−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン
Figure 0005576802
(R)−(−)−3−フルオロピロリジンヒドロクロライドの代わりに(S)−(+)−3−フルオロピロリジンヒドロクロライドを出発物質として用いて、実施例124の化合物と類似の方法で、標題化合物を調製した(t3.89分(条件4、MH+=348.2,H−NMR(DMSO−d6):8.84(m,1H);8.29(m,1H);7.92(m,2H);7.81(d,1H);7.75(m,1H);7.49(dd,1H);7.43(s,1H);6.81(d,1H);5.46(m,1H);4.38(s,2H);3.62(m,4H);2.21(m,2H))。
実施例126
(4−ピペリジン−1−イルメチル−フェニル)−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−アミン
Figure 0005576802
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン(実施例14、101mg、0.343mmol)、rac−BINAP(13mg、0.021mmol)およびPd(dba)(6mg、0.007mmol)を、アルゴン雰囲気下で容器に加えた。トルエン(1.5mL)を加え、ついで、KOtBu(119mg、1.028mmol)を加えた。トルエン(1.5mL)を再び加え、最後に3−(ピペリジン−1−イルメチル)アニリン(134mg、0.685mmol)を加えた。RMを115℃で45分間加熱した。ついで、EtOAcで希釈し、2MのHCl(3X)で抽出した。水層をEtOAc(X2)で洗浄し、ついで、2MのNaOHでpH10に調節した。溶液をEtOAc(X3)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(Flashmaster)により、ついで、分取−LCMSにより精製して、標題化合物を黄色固体として得た(t3.47分(条件4、MH+=449.5,H−NMR(DMSO−d6):8.91(m,1H);8.33(m,1H);8.21(d,1H);8.01(m,2H);7.89(s,1H);7.80(m,1H);7.70(m,1H);7.55(m,2H);7.35(m,2H);7.16(d,1H);4.62(s,2H);4.19(m,2H);3.29(d,2H);2.79(m,2H);1.75(d,2H);1.60(m,3H);1.29(m,1H))。
実施例127〜141
以下の化合物を、適当な芳香族アミンから出発して、実施例126の方法に従って調製した。
Figure 0005576802
Figure 0005576802
Figure 0005576802
実施例142
6−[(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−ジデューテロ−メチル]−キノリン
Figure 0005576802
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−デューテロ−キノリン−6−イル−メタノール(工程142.1、460mg、1.476mmol)を、酢酸−d4中に懸濁させた。次亜リン酸−d3(1.51mL、14.8mmol)を混合物に90℃で加えた。ヨウ素(749mg、2.951mmol)を最後に加え、RMを還流温度(116℃)で5時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、酢酸−d4を減圧下で除去した。残渣を水で溶解し、2MのNaOHでpH11−12に調節した。溶液をDCM(3X)で抽出した。合した有機層を水(2X)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(Flashmaster)により精製して、標題化合物を油として得た(t5.24分(条件4、MH+=297.1)。
工程142.1
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−デューテロ−キノリン−6−イル−メタノール
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−キノリン−6−イル−メタノン(工程1.2、480mg、1.55mmol)をEtOH(8mL)中に懸濁させた。NaBD(33mg、0.777mmol)を、窒素雰囲気下室温で懸濁液に加えた。RMを室温で3時間撹拌した。重水を混合物に加え、溶液をDCM(3X)で抽出した。有機層を水(X2)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、標題化合物を橙色結晶として得た(t4.81分(条件4、MH+=311.9)。
実施例143
6{ジデューテロ−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]}−キノリン
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−キノリン(実施例14)の代わりに、6−[(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−ジデューテロ−メチル]−キノリン(実施例142)を出発物質として用いて、結晶化の代わりに分取−LCMSにより精製して、実施例15の化合物と類似の方法で標題化合物を調製した(t0.77分(条件5)、MH+=343.3,H−NMR(DMSO−d6):8.98(m,1H);8.56(m,2H);8.33(d,1H);8.18(s,1H);8.13(m,1H);8.04(m,2H);7.95(m,1H);7.89(d,1H);7.67(dd,1H);3.96(s,3H))。
実施例144
2−クロロ−N−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−4−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ベンズアミド
Figure 0005576802
フラスコに、(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−キノリン(実施例14、300mg、1.018mmol)、3−クロロ−4−(2−ピロリジン−1−イル−エチルカルバモイル)−ボロン酸(工程144.1、604mg、2.036mmol)、DME(6.4mL)およびDMF(1mL)を充填した。2MのNaCO(1.527mL、3.05mmol)を加え、ついで、Pd(dppf)/CHCl1:1(42mg、0.051mmol)を加えた。RMを90℃で25時間加熱した。冷却したRMをDCMに加え、水(3X)で洗浄した。水層を合し、DCM(2X)で抽出した。合した有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた油を、フラッシュクロマトグラフィー(Flashmaster、50gシリカゲルカラム、TBME/(MeOH/NH39:1)=80:20→60:40)により精製した。残渣をイソプロパノール/EtO2:8で結晶化した。結晶を濾取し、乾燥して、標題化合物をベージュの固体として得た(t4.16分(条件4、MH+=511.3,H−NMR、CDCl:8.91(m,1H);8,15(m,1H);8.07(m,2H);8.00(m,1H);7.84(m,3H);7.75(dd,1H);7.72(s,1H);7.46(d,1H);7.41(dd,1H);4.62(s,2H);3.65(m,2H);2.72(m,6H);1.86(m,4H))。
工程144.1
3−クロロ−4−(2−ピロリジン−1−イル−エチルカルバモイル)−ボロン酸
4−カルボキシ−3−クロロフェニルボロン酸(500mg、2.495mmol)をDCM(10mL)中に懸濁させた。塩化チオニル(378μL、2.99mmol)を加え、懸濁液を加熱還流した。ガスが少し発生したので、溶媒をDME(10mL)に交換した。懸濁液を75℃で6時間撹拌し、混合物を室温に冷却した。トリエチルアミン(834μL、5.99mmol)および1−(2−アミノエチル)−ピロリジン(377μL、2.99mmol)を加え、RMを30分間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を0.4MのHCl溶液に注いだ。溶液をEtOAc(3X)で洗浄し、合した有機層を2MのHCl(2X)で抽出した。有機相は87%のボロン酸(出発物質)を含有していた。これを廃棄した。ついで、水相を2MのNaOHでpH7に中和した。EtOAcで抽出して、25mgの所望の生成物をベージュの結晶として得た。水層を逆相クロマトグラフィー(Flashmaster、65gRP18カラム、MeOH/水=100:0→0:100)により精製し、凍結乾燥して、標題化合物をベージュの固体として得た(t2.58分(条件4、MH+=297.2,H−NMR(DMSO−d6)+DO:7.81(m,1H);7.73(m,1H);7.36(d,1H);3.33(t,2H);2.55(t,2H);2.47(m,4H);1.68(m,4H))。
実施例145
6−[6−(3−クロロ−ベンゼンスルホニル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン
Figure 0005576802
6−[6−(3−クロロ−フェニルスルファニル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン(実施例112、100mg、0.248mmol)およびMoO(1.7mg、0.012mmol)をフラスコにチャージした。ついで、EtOH(500μL)を加え、ついで、H(107μL、1.241mmol)を加えた。RMを80℃に加熱し、8時間撹拌した(所望の生成物と過剰に酸化された生成物の混合物)。ついで、混合物を水に注ぎ、NaHSO溶液で撹拌した。ついで、溶液をDCM(2X)で抽出した。得られた有機層を合し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(Flashmaster、4gシリカゲルカラム、TBME/MeOH=100:0→60:40)により副生成物から分離し、ついで、EtOで結晶化して、標題化合物を黄色結晶として得た(t5.70分(条件4、MH+=435.1,H−NMR(DMSO−d6):8.86(m,1H);8.46(d,1H);8.22(m,1H);8.07(s,1H);7.99(m,1H);7.88(m,3H);7.76(m,1H);7.71(m,1H);7.58(m,1H);7.50(m,2H);4.49(s,2H))。
実施例146
7−フルオロ−6−{6−[1−(1−メチル−アゼチジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−キノリン
Figure 0005576802
フラスコにMeOH(1mL)を加えた。6−[6−(1−アゼチジン−3−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−7−フルオロ−キノリン(工程146.1、26mg、0.065mmol)、ホルムアルデヒド(9.7μL、0.130mmol)およびNaBHCN(20mg、0.325mmol)を加えた。pHを、酢酸を滴下して、5〜6に調節し、RMを室温で2時間撹拌した。ついで、混合物をDCMで希釈し、NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、4g RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/(DCM/MeOH19:1)=100:0→0:100))により精製した。残渣をDCMで結晶化した。固体を濾過し、EtOAcに溶解した。溶液をNaHCOで再び洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、標題化合物を泡沫体として得た(t2.93分(条件3)、MH+=414.1,H−NMR(DMSO−d6):8.85(m,1H);8.60(s,1H);8.35(m,1H);8.09(m,3H);7.77(m,1H);7.58(m,2H);7.47(m,1H);5.01(m,1H);4.55(s,2H);3.71(m,2H);3.40(m,2H);2.34(s,3H))。
工程146.1
6−[6−(1−アゼチジン−3−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−7−フルオロ−キノリン
ジオキサン(5mL)をフラスコに加えた。3−{4−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(工程146.2、100mg、0.200mmol)およびジオキサン中HCl(4M溶液、500μL、2.002mmol)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。RMをEtOAc/NaHCOで希釈した。有機層を分離し、ブライン(2X)で洗浄し、ついで、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、4g RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/(DCM/MeOH19:1)=100:0→0:100)により精製し、EtO中で沈殿させて、標題化合物を泡沫体として得た(t2.87分(条件3)、MH+=400.1)。
工程146.2
3−{4−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
フラスコに、6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン(工程173.1、100mg、0.320mmol)、3−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾール−1−イル]−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(工程146.3)、168mg、0.480mmol)、DME(2mL)、Pd(PPhCl(11mg、0.05mmol)および2MのKCO(432μL、0.863mmol)を加えた。RMを95℃で2時間加熱した。冷たいRMをEtOAc/NaHCOで希釈した。有機相を分離し、ブライン(2X)で洗浄し、ついで、NaSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、4g RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/(DCM/MeOH19:1)=100:0→0:100)により精製して、標題化合物を泡沫体として得た(t4.33分(条件3)、MH+=500.1)。
工程146.3
3−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾール−1−イル]−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
国際公開WO2008148867に記載のように標題化合物を調製した:
1−BOC−3−ヒドロキシアゼチジン(1.0g、5.77mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(7mg、0.058mmol)およびトリエチルアミン(0.880mL、6.35mmol)のDCM(15mL)中0℃に冷却した溶液に、メタンスルホニルクロライド(0.45mL、5.77mmol)を滴下した。RMを18時間室温で撹拌し、DCMで希釈し、飽和NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、溶媒を減圧下で除去した。油として得られた3−メタンスルホニルオキシ−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを、直接次の工程に用いた。
4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(1.4g5.57mmol)のDMF(20mL)中溶液を0℃で撹拌し、これに水素化ナトリウム(油中55%、0.243g、5.57mmol)を加えた。添加後、混合物を1時間室温で撹拌し、上記の得られた3−メタンスルホニルオキシ−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.4g、5.57mmol)のDMF(3mL)中溶液を加えた。RMを30分間室温で撹拌し、ついで、3時間95℃で撹拌した。室温に冷却した後、混合物を氷水に注ぎ、EtOAcで抽出した。合した有機相を、飽和NaHCO溶液およびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出液としてヘプタンおよびEtOAc)により精製して、標題化合物を油として得た(t4.33分(条件3)、MH+=350.1)。
実施例147
2−(4−{4−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−ピペリジン−1−イル)−エタノール
Figure 0005576802
フラスコに、THF(5mL)、6−[6−(1−{1−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エチル]−ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−7−フルオロ−キノリン(工程147.1、96mg、0.164mmol)およびテトラブチルアンモニウムフルオライド(819μLの1M溶液、0.819mmol)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。RMをEtOAcで希釈し、NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣をMPLCにより精製して、ついで、NaHCOに溶解し、DCMで抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(t2.99分(条件3)、MH+=472.1,H−NMR(DMSO−d6):8.84(m,1H);8.50(s,1H);8.34(m,1H);8.08(m,2H);8.06(m,1H);7.76(d,1H);7.60(s,1H);7.53(d,1H);7.47(m,1H);4.55(s,2H);4.41(t,1H);3.50(m,2H);2.97(m,2H);2.42(t,2H);2.13(m,2H);1.97(m,4H))。
工程147.1
6−[6−(1−{1−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エチル]−ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−7−フルオロ−キノリン
7−フルオロ−6−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン(実施例180、70mg、0.164mmol)、tert−ブチルジメチルシリルオキシ−アセトアルデヒド(47μL、0.246mmol)およびNaBHCN(52mg、0.246mmol)のMeOH(2mL)中混合物を、室温で2時間撹拌した。ついで、pHを、AcOHで5−6に調節し、RMをさらに室温で2時間撹拌した。混合物をDCMで希釈し、NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、標題化合物を泡沫体として得た(t4.27分(条件3)、MH+=586.1)。
実施例148
6−{6−[1−(1−エチル−ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−7−フルオロ−キノリン
Figure 0005576802
7−フルオロ−6−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン(実施例180、50mg、0.117mmol)およびヨウ化エチル(19μL、0.234mmol)のジオキサン(1mL)中混合物を室温で2時間撹拌した。CsCO(19mg、0.059mmol)を加え、RMをさらに室温で5時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、4g RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/(DCM/MeOH9:1+NH3)=100:0→0:100)により精製して、標題化合物を泡沫体として得た(t3.10分(条件3)、MH+=456.2,H−NMR(DMSO−d6):8.84(m,1H);8.50(s,1H);8.34(m,1H);8.08(m,2H);8.04(d,1H);7.76(d,1H);7.60(s,1H);7.53(d,1H);7.47(dd,1H);4.55(s,2H);4.18(m,1H);2.96(m,2H);2.35(q,2H);1.97(m,6H);1.01(t,3H))。
実施例149
7−フルオロ−6−(6−{1−[1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン
Figure 0005576802
7−フルオロ−6−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン(実施例180、50mg、0.117mmol)、2,2,2−トリフルオロエチルメタンスルホネート(55μL、0.468mmol)およびCsCO(76mg、0.234mmol)のTHF(1mL)中混合物を、70℃で2時間撹拌した。2,2,2−トリフルオロエチルメタンスルホネート(69μL、0.585mmol)を加え、RMを還流温度で24時間撹拌した。2,2,2−トリフルオロエチルメタンスルホネート(69μL、0.585mmol)を再び加え、RMをさらに還流温度で18時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、4g RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/(DCM/MeOH19:1)=100:0→0:100)により精製して、標題化合物を得た(t3.74分(条件3)、H−NMR(DMSO−d6):8.85(m,1H);8.54(s,1H);8.34(d,1H);8.07(m,3H);7.77(d,1H);7.61(s,1H);7.54(d,1H);7.47(dd,1H);4.55(s,2H);4.39(m,1H);3.67(m,2H);2.94(m,4H);2.16(m,2H);2.00(m,2H))。
実施例150
3−(1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
(rac)−(1H−イミダゾール−5−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール(工程150.1)を出発物質として用いて、実施例2の化合物の合成と類似の方法で標題化合物を調製した(t1.10分(条件2)、MH+=330)。
工程150.1
(rac)−(1H−イミダゾール−5−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール
TBAF(1M、1mL)を、THF(5mL)に溶解した(rac)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−[2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−メタノール(工程150.2、91mg、0.191mmol)に加えた。RMを1時間加熱還流した。溶媒を蒸発させた後、残渣をEtOAcに溶解し、飽和炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。水相を再びEtOAcで3回抽出し、合した有機層をNaSOで乾燥した。溶媒を蒸発させた後、粗物質を、アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)を用いる分取HPLCで精製した。標題化合物を凍結乾燥してTFA塩として得た(t0.90分(条件2)、MH+=346)。
工程150.2
(rac)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−[2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−メタノール
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−[2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−メタノール(工程150.3、134mg、0.296mmol)を、マイクロ波容器に、DME(2mL)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(173mg、0.815mmol)と一緒に加え、ついで、2MのNaCO(0.300mL)およびPdCl(PPh(20mg)を加えた。RMに、150℃で30分間マイクロ波照射した。濾過し、溶媒を蒸発させた後、残渣をEtOAcに溶解し、炭酸ナトリウムで洗浄した。水相を再びEtOAcで3回抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥した。溶媒を蒸発させた後、粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、12g RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/MeOH=100:0−−>92:8)により精製して、標題化合物を得た(t1.17分(条件2)、MH+=476)。
工程150.3
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−[2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−メタノール
イミダゾ(1,2−a)ピリジン−6−カルボアルデヒドの代わりに2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−インダゾール−5−カルボアルデヒド(工程150.4)を用いて、(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−メタノール(工程9.1)と類似の方法で標題化合物を調製した(t5.39分(条件3)、MH+=430)。
工程150.4
2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−インダゾール−5−カルボアルデヒド
2H−インダゾール−5−カルボアルデヒド(工程150.5、770mg、5.27mmol)をTHF(54mL)中に溶解し、ジシクロヘキシルメチルアミン(1.37mL、6.32mmol)を加えた。(2−クロロメトキシ−エチル)−トリメチル−シラン(1.21mL、6.32mmol)を滴下した後、RMを室温で48時間撹拌した。ついで、EtOAcに注ぎ、0.5MのNaOH水溶液およびブラインで連続して洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、蒸発させ、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、n−ヘキサン/EtOAc=100:0−−>70:30)により精製して白色結晶の標題化合物を得た(t7.14分(条件3)、MH+=277)。
工程150.5
2H−インダゾール−5−カルボアルデヒド
5−ブロモ−2H−インダゾール(2g、9.85mmol)をTHF(50mL)中に溶解し、−40℃に冷却した。n−ヘキサン中n−BuLi(1.6M、15.4mL)を滴下した。15分撹拌した後、DMF(1.53mL、19.7mmol)を加え、RMを30分間−40℃で撹拌し、ついで、室温に加温した。1時間後、水(60mL)を加え、混合物をEtOAcで3回抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥した。溶媒を蒸発させた後、粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、12g RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、n−ヘキサン/EtOAc=100:0−−>50:50)により精製して、標題化合物を得た(t3.63分(条件3)、MH−=145)。
実施例151
(R)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−キノリン−6−イル−メタノール
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralcel OD(5×50cm)カラム、流速80mL/分のn−ヘキサン:EtOH:MeOH60:35:5(v/v)、オーブン20℃、検出210nm(t24分))を用いて、実施例1の化合物のキラル分割により標題化合物を得た(t1.0分(条件1)、MH+=357)。
実施例152
(S)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−キノリン−6−イル−メタノール
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralcel OD(5x50cm)カラム、流速80mL/分のn−ヘキサン:EtOH:MeOH60:35:5(v/v)(t32分)、オーブン20℃、検出210nm)を用いて、実施例1の化合物のキラル分割により標題化合物を得た(t1.0分(条件1)、MH+=357)。
実施例153
(rac)−2,2,2−トリフルオロ−N−(6−{ヒドロキシ−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メチル}−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−アセトアミド
イミダゾ(1,2−a)ピリジン−6−カルボアルデヒドの代わりに、2,2,2−トリフルオロ−N−(6−ホルミル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−アセトアミド(工程153.1)を用いて、(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−メタノール(工程9.1)と類似の方法で標題化合物を得た。(t0.82分(条件2)、(MH+=457)。
工程153.1
2,2,2−トリフルオロ−N−(6−ホルミル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−アセトアミド
2,2,2−トリフルオロ−N−(6−ヨウド−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−アセトアミド(工程153.2、1g、2.82mmol)をTHF(15mL)中に溶解し、窒素雰囲気下−40℃に冷却した。iPrMgClのTHF(2M、2.8mL)中溶液を滴下した。1時間撹拌した後、冷却したDMF(0.65mL、8.46mmol)のTHF(1mL)中溶液を加え、RMを−10℃に4時間で加温した。NHCl溶液を加え、混合物をEtOAcで3回抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥した。溶媒を蒸発させた後、粗物質を、アセトニトリル/水(0.1%TFA)を用いる分取HPLCにより精製して、標題化合物を得た(t0.88分(条件2)、(MH+=258
工程153.2
2,2,2−トリフルオロ−N−(6−ヨウド−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−アセトアミドを、以下の文献公知の方法により得た(Synthesis,1998,867)(t1.28分(条件1)、(MH+=356)。
実施例154
6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−ビニル]−キノリン
Figure 0005576802
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−キノリン−6−イル−エタノール(工程154.1、50mg、0.154mmol)を酢酸>99%(0.150mL)および硫酸濃98%(0.050mL)中に溶解し、混合物を1時間加熱還流した。室温に冷却した後、氷水を加えた。混合物をNaOH1Nで塩基性化し、EtOAcで2回抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥した。溶媒を蒸発させた後、粗物質を分取HPLC(アセトニトリル/水(0.1%TFA))により精製して、標題化合物を黄色固体として得た(t1.10分(条件1)、(MH+=307)。
工程154.1
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−キノリン−6−イル−エタノール
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−キノリン−6−イル−メタノン(工程1.2、500mg、1.62mmol)を無水THF(10mL)に溶解し、0℃に冷却した。メチルマグネシウムブロマイドのトルエン/THF(1.4M、1.27mL)中溶液をゆっくりと加え、ついで、RMを室温に加温し、4時間撹拌した。水(2mL)を加え、形成した沈殿を濾取した。濾液を濃縮して、標題化合物を褐色固体として得た(t0.50分(条件2)、(MH+=325)。
実施例155
6−{1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−ビニル}−キノリン
Figure 0005576802
6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−ビニル]−キノリン(実施例154、2.5g、8.15mmol)をDME(20mL)中にアルゴン雰囲気下で溶解した。1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(2.54g、12.22mmol)を加え、ついで、2MのKCO(11mL)およびPdCl(PPh(172mg)を加えた。RMを90℃で3時間撹拌した。ついで、EtOAcおよびブラインの混合物に注ぎ、抽出した。有機相をNaSOで乾燥した。溶媒を蒸発させた後、粗物質を、シリカゲルのカラムクロマトグラフィー(EtOAc/MeOH=9:1、ついで、4:1で溶出)により精製した。回収した生成物含有フラクションを濃縮し、EtOAc/ペンタンから再結晶した。一晩減圧下で乾燥した後、標題化合物をベージュの粉末として得た(t3.65分(条件3)、MH+=353)。
実施例156
(rac)−6−{1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン
Figure 0005576802
6−{1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−ビニル}−キノリン(実施例155、2.2g、6.24mmol)をエタノール(300mL)に溶解し、H雰囲気下、室温で、Pd/5%Cの存在下で水素化した。10時間後、RMをセライトで濾過し、濾液減圧下で蒸発させた。残渣を一晩減圧下で乾燥し、シリカゲルカラム(EtOAc/MeOH=9:1、ついで、85:15)で溶出し、溶媒を蒸発させた後、標題化合物の結晶を得た(t3.24分(条件3)、MH+=359)。
実施例157
(rac)−6−{1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン
Figure 0005576802
6−{1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−ビニル}−キノリン(実施例155、2.2g、6.24mmol)をエタノール(300mL)中に溶解し、H雰囲気下、室温で、Pd/5%Cの存在下で水素化した。10時間後、RMをセライトで濾過し、濾液を減圧下で蒸発させた。残渣を一晩減圧下で乾燥し、シリカゲルカラム(EtOAc/MeOH=9:1、ついで、85:15)で溶出して、溶媒を蒸発させた後、標題化合物を黄色泡沫体として得た(t3.21分(条件3)、MH+=355)。
実施例158
6−{(R)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralpak AD−H5um(20×250mm)カラム、流速15mL/分のn−ヘプタン:EtOH:MeOH6:3:1(v/v)、オーブン20℃、検出280nm)により、実施例157の化合物をキラル分割して標題化合物を得た(t16.3分)(t3.28分(条件3)、MH+=355,H−NMR(DMSO−d6):8.8(dd,1H);8.33(s,1H);8.31(t,1H);8.04(d,1H);7.98(s,2H);7.92(d,1H);7.78(dd,1H);7.74(s,1H);7.46(dd,1H);7.44(d,1H);4.82(q,1H);3.87(s,3H);1.83(d,3H))。
実施例159
6−{(S)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralpak AD−H5umカラム(20x250mm)、流速15mL/分のn−ヘプタン:EtOH:MeOH6:3:1(v/v)、オーブン20℃、検出280nm(t21.0分)により、実施例157の化合物をキラル分割して標題化合物を得た(t3.27分(条件3)、MH+=355,H−NMR(DMSO−d6):8.8(dd,1H),8.33(s,1H),8.31(t,1H),8.04(d,1H),7.98(s,2H),7.92(d,1H),7.78(dd,1H),7.74(s,1H),7.49to7.42(m,2H),4.82(q,1H),3.87(s,3H),1.83(d,3H))。
実施例160
5−フルオロ−6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン
Figure 0005576802
(rac)−(5−フルオロ−キノリン−6−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール(工程160.1)から開始して、実施例2に記載の合成に従って、標題化合物を得た(t1.0分(条件1)、(MH+=359)。
工程160.1
3−ブロモ−6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジンの代わりに3−ブロモ−6−(1−メチル−1h−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(工程8.1)を、イミダゾ(1,2−a)ピリジン−6−カルボアルデヒドの代わりに5−フルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(中間体)を用いて、工程9.1の方法に従って、(rac)−(5−フルオロ−キノリン−6−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノールを得た(t0.90分(条件1)、(MH+=375)。
実施例161
(rac)−(2−アミノ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール
Figure 0005576802
(rac)−2,2,2−トリフルオロ−N−(6−{ヒドロキシ−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メチル}−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−アセトアミド(実施例153、120mg、0.263mmol)をTHF/MeOH1:1(2mL)中に溶解した。KCO(363mg、2.63mmol)を水(1mL)と加え、RMを一晩90℃に加熱した。減圧下で濃縮した後、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、12g RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/MeOH=8:2−−>DCM/MeOH/HO/アンモニア=80:19:0.5:0.5)により精製して、標題化合物を得た(MH+=361,1HNMRinDMSO−d6:.8.5(s,1H);8.4(s,1H);8.1(s,1H);8.0(d,1H);7.6(s,1H);7.5(d,1H),7.1(q,2H),7.0(s,1H);6.2(s,2H);5.0(s,2H);3.9(s,3H))。
実施例162
3−(1H−ベンゾイミダゾl−5−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
(rac)−(1H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール(工程162.1)から出発して、実施例2と類似の方法で標題化合物を得た(t0.7分(条件2)、(MH+=330)。
工程162.1
(rac)−(1H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール
TBAF(1M、200uL)を(rac)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−[1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾl−5−イル]−メタノール(工程162.2、42mg、0.088mmol)のTHF(3ml)中溶液に加えた。反応混合物を1時間加熱還流した。溶媒を蒸発させた後、残渣をEtOAcに注ぎ、炭酸ナトリウムで洗浄した。水相を再びEtOAc(3x)で抽出し、合した有機層をNaSOで乾燥した。溶媒を蒸発させた後、標題化合物を油として得た(t0.01分(条件2)、MH+=346)。
工程162.2
イミダゾ(1,2−a)ピリジン−6−カルボアルデヒドの代わりに、1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボアルデヒド(工程162.3)を用いて、工程9.1と類似の方法で、(rac)−(1H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノールを得た(t1.02分(条件2)、(MH+=476)。
工程162.3
イミダゾ(1,2−a)ピリジン−6−カルボアルデヒドの代わりに1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボアルデヒドを用いて、工程150.4の方法に従って、1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボアルデヒドを得た(t1.27分(条件2)、(MH+=277)。
実施例163
6−{1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−シクロプロピル}−キノリン
Figure 0005576802
NaH60%(96mg、2.41mmol)を丸底フラスコに加え、窒素雰囲気下に置いた。トリメチルスルホキソニウムクロライド(372mg、2.84mmol)のDMSO(4mL)中溶液を、室温でゆっくりと加えた。30分間H放出が終わるまで撹拌した。ついで、6−{1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−ビニル}−キノリン(実施例155、100mg、0.284mmol)のDMSO(3mL)中溶液を滴下した。RMを1.5時間撹拌し、ついで、1NのNaOHに注いだ。EtOAcで2回抽出し、有機相を合し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮した。残渣をEtOAcに注ぎ、水で4回洗浄して、残りのDMSOを除去し、ついで、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮した。アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)を用いる分取HPLCにより精製して、標題化合物を淡黄色固体として得た(t1.0分(条件1)、MH+=367)。
実施例164
(rac)−3−[1−(6−フルオロ−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
(rac)−1−[6−フルオロ−2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エタノールおよび(rac)−1−[6−フルオロ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エタノール(工程164.1、563mg、1.109mmol)、ヨウ素(844mg、3.33mmol)、HPO(1.815mLの50%水溶液、16.64mmol)および酢酸(9.5mL)の混合物を、マイクロ波チューブに加え、混合物に、150℃で5分間マイクロ波を照射した。溶媒を除去し、残渣を1NのHClで処理し、EtOAcで3回洗浄した。水層をNaOHペレットで塩基性化し、EtOAcで2回抽出した。有機相を合し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、溶媒を除去した。標題化合物をラセミ混合物として得た(t1.0分(条件2)、MH+=362)。
工程164.1
[6−フルオロ−2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノンおよび[6−フルオロ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−イミダゾール−5−イル]−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノン(工程164.2、840mg、1.709mmol)の混合物を、無水THF(13mL)に、窒素雰囲気下で溶解し、0℃に冷却した。THF中のメチルマグネシウムブロマイド(1.4M、4.05mL)をゆっくりと加え、ついで、RMを室温に加温し、6.5時間撹拌した。反応物を水でクエンチし、RMをEtOAcに注ぎ、水およびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣をクロマトグラフィー(DCMおよびMeOH)で精製して、(rac)−1−[6−フルオロ−2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エタノールおよび(rac)−1−[6−フルオロ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−イミダゾール−5−イル]−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エタノールの混合物を褐色油として得た(t1.3分(条件2)、MH+=508)。
工程164.2
(rac)−[6−フルオロ−2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノールおよび(rac)−[6−フルオロ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−イミダゾール−5−イル]−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール(工程164.3、1.57g、3.18mmol)の混合物をDCM(15mL)中に溶解し、デス−マーティンペルヨウジナン(1.349g、3.18mmol)を加えた。RMを1時間室温で撹拌した。ついで、EtOAcで処理し、2.5MのNaOHで2回、およびブラインで洗浄した。ついで、有機層をNaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣を、ヘキサンおよびEtOAcで溶出するMPLCにより精製して、[6−フルオロ−2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノンおよび[6−フルオロ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−イミダゾール−5−イル]−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノンの混合物を褐色固体として得た(t1.6分、および1.7分(条件2)、492)。
工程164.3
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−[6−フルオロ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−イミダゾール−5−イル]−メタノールおよび(rac)−[6−フルオロ−2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール(工程164.4)の混合物から開始し、PdCl(PPhの代わりにテトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウムを用い、一晩80℃でMW−照射して加熱して、工程150.2の方法に従って、(rac)−[6−フルオロ−2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノールおよび(rac)−[6−フルオロ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−イミダゾール−5−イル]−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノールの混合物を得た(t1.20分、両方(条件2)、MH+=494)。
工程164.4
6−フルオロ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒドおよび6−フルオロ−2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−インダゾール−5−カルボアルデヒド(工程164.5)の混合物から開始して、工程150.3の方法に従って、(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−[6−フルオロ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−イミダゾール−5−イル]−メタノールおよび(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−[6−フルオロ−2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−メタノールの褐色固体混合物を得た(t1.40分、および1.50分(条件2)。
工程164.5
中間体から開始し、シクロヘキシルメチルアミンの代わりにNaHを用い、(2−クロロメトキシ−エチル)−トリメチル−シランの添加前に2時間反応させ、ついで、30分後に水でクエンチして、工程150.4の方法に従って、6−フルオロ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒドおよび6−フルオロ−2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−インダゾール−5−カルボアルデヒドの無色の油性混合物を得た(MH+=295)。
実施例165
3−[(S)−1−(6−フルオロ−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralpak ADOOSC−JF004H(5x550cm)カラム、流速60mL/分のEtOH:MeOH60:40(v/v)、オーブン20℃、検出210nm)により、実施例164の化合物を光学分割して標題化合物を得た(t35分).(t1.0分(条件2)、MH+=362)。
実施例166
3−[(R)−1−(6−フルオロ−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralpak ADOOSC−JF004H(5x550cm)カラム、流速60mL/分のEtOH:MeOH60:40(v/v)、オーブン20℃、検出210nm)により、実施例164の化合物を光学分割して標題化合物を得た(t27分)(t1.0分(条件2)、MH+=362)。
実施例167
3−(6−フルオロ−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
(rac)−[6−フルオロ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−イミダゾール−5−イル]−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノールおよび(rac)−[6−フルオロ−2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール(工程164.3、400mg、0.810mmol)、ヨウ素(617mg、2.431mmol)およびHPO(1.326mLの50%水溶液、12.16mmol)の混合物をマイクロ波チューブに加え、混合物を、150℃で5分間マイクロ波を照射した。溶媒を除去し、残渣を1NのHClで処理し、EtOAcで3回洗浄した。水層をNaOHペレットで塩基性化し、EtOAc/MeOH(9:1)で3回抽出した。有機層を合し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣を、DCMおよびMeOHを用いるMPLCにより精製して、標題化合物を淡黄色固体として得た(t0.90分(条件2)、MH+=348,H−NMR(DMSO−d6):13.00(s,1H);8.40(s,1H);8.05(m,2H);7.75(d,1H);7.55(m,2H);7.32(d,1H))。
実施例168
(rac)−2,2,2−トリフルオロ−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−1−キノリン−6−イル−エタノール
Figure 0005576802
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロ−1−キノリン−6−イル−エタノール(工程168.1)から開始して、実施例1と類似の方法により標題化合物を得た(t0.8分(条件2)、MH+=425)。
工程168.1
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロ−1−キノリン−6−イル−エタノール
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−キノリン−6−イル−メタノン(工程1.2、411mg、1.331mmol)をTHF(1.5mL)およびDMF(1.5mL)中に、(トリフルオロメチル)−トリメチルシラン(0.255mL、1.598mmol)と一緒に溶解し、混合物を0℃に冷却した。TBAF溶液(1M、0.067mL)をゆっくりと加えた。5分後、RMを室温に加温した。24時間撹拌した後、50℃に加温し、さらに24時間撹拌した。反応を1NのHClでクエンチした。形成した沈殿を濾取し、純粋な出発物質が残っていたので、溶液をNaOHのペレットで塩基性化した。第二の沈殿が形成し、これを出発物質と同様に濾過した。水層をEtOAcで2回抽出し、ついで、合した有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥した。溶媒を除去した後、残渣を、DCMおよびMeOHを用いるMPLCにより精製して、標題化合物を褐色固体として得た(t0.8分(条件2)、MH+=379)。
実施例169
6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−7−トリフルオロメチル−キノリン
Figure 0005576802
(rac)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−(7−トリフルオロメチル−キノリン−6−イル)−メタノール(工程169.1)から開始して、実施例2と類似の方法で標題化合物を得た(t1.41分(条件12)、MH+=409(LCMS))。
工程169.1
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−トリフルオロメチル−キノリン−6−イル)−メタノール(工程169.2)から開始して、実施例1と類似の方法により、(rac)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−(7−トリフルオロメチル−キノリン−6−イル)−メタノールを得た(t1.33分(条件12)、MH+=425(LCMS))。
工程169.2
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−トリフルオロメチル−キノリン−6−イル)−メタノール
3−ブロモ−6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(500mg、2.15mmol)をTHF(50mL)に、窒素雰囲気下で溶解し、エチルマグネシウムブロマイド溶液(3M、0.860mL)を加えた。RMを室温で30分間撹拌し、ついで、7−トリフルオロメチル−キノリン−6−カルボアルデヒド(中間体、723mg、2.15mmol)のTHF中溶液を加えた。室温で1時間撹拌した。溶媒を除去し、残渣をEtOAcで処理し、水およびブラインで洗浄した。NaSOで乾燥し、溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣をEtOでトリチュレートし、沈殿を濾取した。標題化合物を灰色固体として得た(t1.48分(条件12)、MH+=379)。
実施例170
5,7−ジフルオロ−6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン
Figure 0005576802
7−トリフルオロメチル−キノリン−6−カルボアルデヒド(中間体)の代わりに5,7−ジフルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(中間体)を用いて、実施例169と類似の方法で標題化合物を得た(t0.9分(条件2)、MH+=377)。
実施例171
2−{4−[3−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール
Figure 0005576802
5,7−ジフルオロ−6−(6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン(工程170.1、82.2mg、0.168mmol)をDCM(2mL)中に溶解し、ジオキサン中4NのHCl(0.126mL)を加えた。RMを室温で1時間撹拌し、溶媒を除去した。ついで、EtOAcで処理し、飽和NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣を分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA))により精製した。溶媒を除去し、残渣をMeOHで希釈した。溶液を、HCO のSPEカートリッジに通して、TFA塩を除去した。濾液を蒸発させて、標題化合物の遊離塩を得た(t0.8分(条件2)、MH+=407,H−NMR(DMSO−d6):8.92(dd,1H);8.51(d,1H);8.38(s,1H);8.06(t,2H);7.72(d,1H);7.59(dd,1H);7.57(s,1H);7.51(d,1H);4.55(s,2H);4.20(t,2H);3.78−3.73(m,2H),3.13(s,1H))。
工程171.1
5,7−ジフルオロ−6−(6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−5,7−ジフルオロ−キノリン(工程171.2、90mg、0.272mmol)をマイクロ波反応器に1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(工程171.4、88mg、0.272mmol)、テトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(15.72mg)、2MのNaCO(0.490mL)およびDME(0.9mL)と一緒に加えた。混合物を、マイクロ波照射下で150℃で30分間加熱した。RMをEtOAcで処理し、10%NaCOおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をMeOH中に溶解し、PL−チオールのカートリッジで濾過して、パラジウムを除去した。ついで、濾液を分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA))により精製して、標題化合物を得た(t1.1分(条件2)、MH+=491)。
工程171.2
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−5,7−ジフルオロ−キノリン
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(工程171.3、200mg、0.577mmol)を酢酸(4.93mL)中に溶解し、マイクロ波反応器にヨウ素(439mg、1.731mmol)およびHPO(0.47mLの50%水溶液、8.65mmol)と一緒に加えた。RMを、マイクロ波照射下150℃で5分間加熱した。2.5MのNaOH溶液により塩基性化し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、溶媒を除去して、標題化合物をベージュの固体として得た(t1.0分(条件2)、MH+=331)。
工程171.3
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール
3−ブロモ−6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(4.40g、18.95mmol)をTHF(189mL)中に懸濁し、エチルマグネシウム溶液(3M、6.32mL)を、窒素雰囲気下でゆっくりと加えた。RMを室温で15分間撹拌し、ついで、5,7−ジフルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒドの溶液(中間体、3.66g、18.95mmol)を加えた。30分後、反応物を、10%塩化アンモニウムでクエンチした。沈殿を濾取し、最初の標題化合物を白色固体として得た。濾液を濃縮し10%NHClで処理した。沈殿を濾取し、EtOAcで洗浄した。第二の標題化合物を褐色固体として得た(t0.8分(条件2)、MH+=347)。
工程171.4
1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール
US2007/0265272,p.38および39に記載のように調製した:
4−ヨウド−1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール(工程171.5、7g、21.73mmol)の無水THF(55mL)中溶液に、アルゴン雰囲気下、0℃で、iPrMgClのTHF(2M、21.73mL)中溶液を滴下した。RMを0℃で1時間撹拌した。ついで、2−メトキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(5.36g、32.6mmol)を0℃で加え、溶液を室温で1時間撹拌した。ついで、RMを140mL飽和NHCl水溶液でクエンチし、3×150mLのEtOAcで抽出した。合した有機層を70mL飽和NHCl水溶液で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させて乾燥した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(4×20cm、ヘキサン/EtOAc5%−40%)により精製して、標題化合物を無色油として得た(t3.20分(条件8)、MH+=323)。
工程171.5
4−ヨウド−1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール
フラスコに、4−ヨウドピラゾール(10g、51.6mmol)、炭酸セシウム(20.16g、61.9mmol)および無水DMF(98mL)を加えた。懸濁液を室温で5分間撹拌し、ついで、2−(2−ブロモエトキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(9.74mL、61.9mmol)を加え、70℃で17時間加熱した。ついで、RMを100mL水でクエンチし、3×120mLEtOAcで抽出した。合した有機層を3×100mL水および1×100mLブラインで洗浄し、ついで、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させて乾燥した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(6×25cm、ヘキサン/EtOAc0%−30%)により精製して、標題化合物を無色油として得た(t3.12分(条件8)、MH+=323)。
実施例172
5−クロロ−6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン
Figure 0005576802
7−トリフルオロメチル−キノリン−6−カルボアルデヒド(中間体)を5−クロロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(中間体)で置き換えて実施例169と類似の方法で標題化合物を得た(t2.38分(条件8)、MH+=375)。
実施例173
7−フルオロ−6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン
Figure 0005576802
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン(工程173.1)から開始して、NaCOの代わりにKCOを用い、95℃加熱により2時間マイクロ波照射して、工程150.2の方法に従って標題化合物を得た(t3.41分(条件3)、MH+=359)。
工程173.1
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(工程174.3)から、ヨウ素およびHPOで、実施例2に記載の条件下で処理して標題化合物を得た(t4.41分(条件3)、MH+=313)。
実施例174
(rac)−1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エタノール
Figure 0005576802
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−エタノール(工程174.1、51.4mg、0.15mmol)を、DME(1mL)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(46.8mg、0.225mmol)と一緒にマイクロ波容器に加え、ついで、2MのKCO(0.203mL)およびPd(PPhCl(3.2mg)を加えた。RMを80−90℃で2時間加熱した。RMをDCMおよび水で抽出した。有機相をMgSOで乾燥した。溶媒を蒸発させた後、粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、4g RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、EtOAc/MeOH=100:0−−>80:20)により精製して、ペンタン/EtOAc中で再結晶して、ベージュの粉末として標題化合物を得た(t3.31分(条件3)、MH+=389,H−NMR(DMSO−d6):8.86(d,1H);8.64(d,2H);8.03(d,1H);7.83(d,2H);7.57−7.49(m,2H);7.42(s,1H);7.38(d,2H);6.26(s,1H);3.68(s,3H);2.14(s,3H))。
工程174.1
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−エタノール
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノン(工程174.2、294mg、0.9mmol)を無水THF(70mL)中に40℃で溶解し、メチルマグネシウムブロマイドのEtO中溶液(3M、0.36mL)をゆっくりと加え、RMを室温に冷却し、2時間撹拌した。さらにメチルマグネシウムブロマイドのEtO中溶液(3M、0.5mL)を加え、RMを1時間撹拌した。ついで、DCMおよび10%NaHCO水溶液に溶解し、抽出した。有機相をMgSOで乾燥した。溶媒を蒸発させた後、粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、EtOAc/MeOH=100:0−−>90:10)により精製して、標題化合物を得た(t3.74分(条件3)、MH+=343,H−NMR(DMSO−d6):8.87(dd,1H);8.50(d,1H);8.49(d,1H);8.18(d,1H);7.85(s,1H);7.59(d,1H);7.51(dd,1H);7.23(d,1H);6.33(s,1H);2.13(s,3H))。
工程174.2
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノン
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(工程174.3、329g、1.0mmol)のアセトン(40mL)中に溶解し、2−ヨウドキシ安息香酸(45%、1.245g、2.0mmol)を加えた。RMを3時間加熱還流した(懸濁液)。ついで、アセトンを減圧下で除去し、残渣を水および2MのNaOHで処理した。ベージュの懸濁液を濾過し、水で洗浄し、減圧下で一晩乾燥して、標題化合物をベージュの粉末として得た(t4.31分(条件3)、MH+=327,H−NMR(DMSO−d6):9.03(d,1H);8.53(d,1H);8.49−8.41(m,2H);8.39(s,1H);7.90(d,1H);7.74(d,1H);7.62(dd,1H))。
工程174.3
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール
3−ブロモ−6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(1.327g、5.71mmol)をTHF(40mL)中に、窒素雰囲気下でに溶解し、0℃に冷却し、エチルマグネシウムブロマイド溶液(1M、6.85mL)を加えた。RMを室温で30分間撹拌し、ついで、7−フルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(中間体)、(1.0g、5.71mmol)のTHF(20mL)中溶液を、0℃で加えた。RMを室温で2時間撹拌した。溶媒を一部蒸発させて除去し、水(40mL)を残渣に加えた。1時間撹拌した後、結晶化した生成物を濾過し、一晩減圧下で乾燥して、標題化合物を粉末として得た(t3.70分(条件3)、MH+=329,H−NMR(DMSO−d6):8.90(dd,1H);8.46(d,1H);8.29−8.23(m,2H);7.72(d,1H);7.54−7.49(m,2H);7.40(d,1H);6.56−6.49(m,2H))。
実施例175
(R)−1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エタノール
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiracel OJ(20um)10×50cmカラム、流速100−120mL/分のn−ヘキサン:EtOH70:30(v/v)、オーブン20℃、検出210nm)により、実施例174の化合物のキラル分割により標題化合物を得た(t77.6)(t3.24分(条件3)、MH+=389H−NMR(DMSO−d6):8.86(d,1H);8.64(d,2H);8.03(d,1H);7.83(d,2H);7.57−7.49(m,2H);7.42(s,1H);7.38(d,2H);6.26(s,1H);3.68(s,3H);2.14(s,3H))。
実施例176
{4−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−アセトニトリル
Figure 0005576802
1−(2−クロロエチル)ピロリジンヒドロクロライドの代わりにブロモアセトニトリルを用いて、実施例231の化合物と類似の方法で標題化合物を調製した(t3.52分(条件3)、MH+=384.1)。
実施例177
(rac)−2−{4−[3−(1−キノリン−6−イル−エチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール
Figure 0005576802
フラスコに、(rac)−6−[1−(6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン(工程177.1、147mg、0.33mmol)およびDCM(4mL)を加え、ついで、ジオキサン中HCl(4N、0.248mL)を加えた。RMを室温で1時間撹拌し、ついで、窒素を吹き付けた。残渣を水/CHCN1:1中に溶解した。溶液をNaHCO(約0.5g)で塩基性化し、ついで、濃縮した。白色懸濁液を濾過し、ケークを水で洗浄し、ついで、減圧下で乾燥した。粗物質をMeOH/水中に溶解し、分取HPLC(HO/CHCN/TFA1000:0:1〜750:250:1、20分)により精製した。回収した生成物を含有するフラクションを合し、NaHCOで塩基性化し、ついで、濃縮した。得られた白色懸濁液を濾過し、ケークを水で洗浄し、ついで、減圧下で乾燥して、標題化合物を白色固体として得た(t1.83分(条件8)、MH+=360)。
工程177.1
(rac)−6−[1−(6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン
マイクロ波容器に、アルゴン雰囲気下、1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(工程171.4、85mg、0.262mmol)および(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン(実施例271、54mg、0.175mmol)を1.2mLのDMEと一緒に加えた。溶液をアルゴンで脱気し、ついで、PdCl(PPh(4mg)および2MのKCO(0.236mL)を加えた。RMを90℃で4時間撹拌した。ついで、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液およびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させて乾燥して、標題化合物を黄色油として得た(t2.36分(条件8)、MH+=469)。
実施例178
2−{4−[3−((R)−1−キノリン−6−イル−エチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール
Figure 0005576802
分取HPLC(Chirapak AD−H(1185)0.46x25cmカラム、流速1mL/分のn−ヘプタン:EtOH:MeOH60:25:15(v/v)、オーブン20℃、検出220nm)を用いて、実施例177の化合物をキラル分割して標題化合物を得た(t3.095分(条件3)、MH+=385,H−NMR(DMSO−d6):8.80(dd,1H);8.36(s,1H);8.33(d,1H);8.03(d,1H);8,00−7.95(m,2H);7.90(d,1H);7.80−7.74(m,2H);7.49−7.44(m,2H);4.92(t,1H);4.82(q,1H);4.18(t,2H);3.74(q,2H);1.85(d,3H))。
実施例179
2−{4−[3−((S)−1−キノリン−6−イル−エチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール
Figure 0005576802
分取HPLC(Chirapak AD−H(1185)0.46×25cmカラム、流速1mL/分のn−ヘプタン:EtOH:MeOH60:25:15(v/v)、オーブン20℃、検出220nm)を用いて、実施例177の化合物をキラル分割して標題化合物を得た(t3.087分(条件3)、MH+=385,H−NMR(DMSO−d6):8.80(dd,1H);8.36(s,1H);8.33(d,1H);8.03(d,1H);8,00−7.95(m,2H);7.90(d,1H);7.80−7.74(m,2H);7.49−7.44(m,2H);4.92(t,1H);4.82(q,1H);4.18(t,2H);3.74(q,2H);1.85(d,3H))。
実施例180
7−フルオロ−6−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン
Figure 0005576802
4−{4−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(工程180.1、850mg、1.611mmol)を、ジオキサン中HCl(4M、4,03mL)を含有するジオキサン(15mL)中室温で1時間撹拌した。ついで、RMを飽和NaHCO水溶液で塩基性化し、ジオキサンを蒸発させた。得られた水溶液を、10%EtOH含有DCMで3回抽出した。合した有機層を乾燥し、蒸発させ、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/アンモニア含有MeOH=100:0−−>90:10)により精製して標題化合物を得た(t3.04分(条件3)、MH+=428)。
工程180.1
4−{4−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
マイクロ波チューブに、6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン(工程180.2、500mg、1.599mmol)、4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾール−1−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(WO2007/066185、p.9および10に記載のように調製した;905mg、2.398mmol)、Pd(PPhCl(56mg)、2MのKCO(2.158mL)およびDME(5mL)を加え、90℃で2時間撹拌しながら加熱した。RMをEtOAcおよびNaHCO水溶液で希釈した。有機層を乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣を減圧下(12mbar)で3日間乾燥して、標題化合物を得た(t4.5分(条件3)、MH+=528)。
工程180.2
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン
ヨウ素(3.09g、12.17mmol)およびHPO(1.673mLの50%水溶液、30.4mmol)を、(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(工程174.3、2g、6.08mmol)の酢酸(20mL)中溶液に加えた。RMを110℃で18時間撹拌しながら加熱した。ついで、RMを蒸発させ、DCMに溶解し、NaHCO溶液で洗浄し、DCM/NaHCO溶液で洗浄した。合した有機層を乾燥して濃縮した。残渣をアセトン中で撹拌し、濾過した。減圧下で3時間乾燥した後、標題化合物を得た(t4.41分(条件3)、MH+=313)。
実施例181
7−フルオロ−6−{6−[1−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−キノリン
Figure 0005576802
室温で撹拌した無水MeOH(6mL)に、7−フルオロ−6−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン(実施例180、104mg、0.243mmol)、ホルムアルデヒド(0.034mL、1.216mmol)およびNaBHCN(76mg、1.216mmol)を加えた。ついで、RMを、酢酸を添加してpH5−6に調製し、室温で2時間撹拌した。ついで、DCMに溶解し、飽和NaHCO溶液で洗浄した。ついで、有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させた。粗物質を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/アンモニア含有MeOH=100:0−−>90:10)により精製して、標題化合物を得た(t3.07分(条件3)、MH+=442,H−NMR(DMSO−d6):8.82(d,1H);8.49(s,1H);8.33(d,1H);8.10−8.01(m,3H),7.76(d,1H);7.59(s,1H);7.53(d,1H);7.46(dd,1H),4.53(s,2H);4.20−4.10(m,1H);2.85(d,2H);2.18(s,3H);2.06−1.92(m,6H)。
実施例182
(rac)−2−(4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール
Figure 0005576802
(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン(工程182.1、620mg、1.529mmol)のDME(5mL)中溶液を、マイクロ波反応器に、1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(工程171.4、493mg、1.529mmol)および2MのNaCO溶液(2.75mL)と加えた。ついで、テトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(88mg)を加え、RMを150℃で15分間マイクロ波照射下で加熱した。ついで、EtOAcで処理し、10%NaCO溶液およびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、溶媒を除去した。ついで、DCM(18mL)中に溶解し、ジオキサン中HCl(4N、1.146mL)を加えた。室温で2時間撹拌した。溶媒を除去し、EtOAc/MeOH(9:1)に溶解し、水およびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣をEtOでトリチュレートし、固体を濾取した。得られた黄色固体は、標題化合物の純粋なラセミ体であった(t1.1分(条件2)、MH+=421)。
工程182.1
(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−5,7−ジフルオロ−キノリン
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エタノール(工程182.2、570mg、1.58mmol)、ヨウ素(1.203g、4.74mmol)およびHPO(1.293mLの50%水溶液、23.7mmol)を、酢酸(16mL)と一緒にマイクロ波容器に加えた。混合物に、150℃で5分間マイクロ波を照射した。ついで、水で処理し、NaOH(2.5M)で塩基性化した。EtOAcで2回抽出し、有機層を合し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、溶媒を除去した。標題化合物を黄色固体として得た(t1.1分(条件2)、MH+=346)。
工程182.2
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エタノール
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−メタノン(工程182.3、3.05g、8.41mmol)をTHF(65mL)中に懸濁させ、混合物を0℃に氷浴で冷却した。ついで、メチルマグネシウムブロマイド(1.4M、15.01mL)をゆっくりと加えた。RMを30分間撹拌し、ついで、室温に加温した。2時間後、数mLの水でクエンチした。溶液を濾過した。固体残渣を水で洗浄し、濾液をEtOAcで2回抽出した。ついで、有機層を合し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、溶媒を除去した。粗物質をDCMおよびMeOHを用いるMPLCにより精製して、標題化合物を黄色固体として得た(t0.9分(条件2)、MH+=361)。
工程182.3
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−メタノン
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(工程182.4、3.0g、8.65mmol)をDCM(87mL)中に溶解し、デス−マーティンペルヨウジナン(4.40g、10.38mmol)を加えた。RMを3時間室温で撹拌した。溶媒を除去し、ついで、残渣をEtOAcに溶解し、2.5MのNaOHおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、溶媒を除去して、標題化合物を褐色固体として得た(t1.2分(条件2)、MH+=345)。
工程182.4
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール
3−ブロモ−6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(4.40g、18.95mmol)をTHF(189mL)中に窒素雰囲気下で溶解し、エチルマグネシウムブロマイド溶液(3M、6.32mL)をゆっくりと加えた。RMを室温で15分間撹拌し、ついで、5,7−ジフルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(中間体、3.66g、18.95mmol)のTHF中溶液を加えた。室温で30分間撹拌した。反応物を10%NHClでクエンチした。沈殿を濾取し、最初の標題化合物を白色固体として得た。濾液を濃縮し、10%NHClで溶解した。沈殿を濾取し、EtOAcで洗浄した。第二の標題化合物を褐色固体として得た(t0.8分(条件2)、MH+=347)。
実施例183
2−(4−{3−[(R)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralpak AD−H(20x250mm)5μmカラム、流速7mL/分のn−ヘプタン:EtOH20:80(v/v)、オーブン20℃、検出220nm(t13分))での実施例182の化合物のキラル分割により、標題化合物を黄色固体として得た(t1.50分(条件9)、MH+=421,H−NMR(DMSO−d6):8.90(d,1H);8.44(d,1H);8.24(s,1H);8.04(d,1H);7.83(d,2H);7.67(d,1H);7.56(dd,1H);7.46(d,1H);5.10(d,1H);4.95(t,1H);4.14(t,2H);3.71(q,2H);1.92(d,3H))。
実施例184
2−(4−{3−[(S)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralpak AD−H(20x250mm)5μmカラム、流速7mL/分のn−ヘプタン:EtOH20:80(v/v)、オーブン20℃、検出220nm(t18分))での実施例182の化合物のキラル分割により標題化合物を黄色固体として得た(t1.49分(条件9)、MH+=421,H−NMR(DMSO−d6):8.90(d,1H);8.44(d,1H);8.24(s,1H);8.04(d,1H);7.83(d,2H);7.67(d,1H);7.56(dd,1H);7.46(d,1H);5.10(d,1H);4.95(t,1H);4.14(t,2H);3.71(q,2H);1.92(d,3H))。
実施例185
(rac)−2−(4−{3−[1−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール
Figure 0005576802
(rac)−3−[1−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−エチル]−6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(工程185.1、600mg、1.018mmol)をDCM(10mL)およびMeOH(2.5mL)中に溶解した。ジオキサン中HCl(4N、1.272mL)を加え、RMを1時間室温で撹拌した。溶媒を全て蒸発させ、残渣を水/アセトニトリルに溶解した。NaHCOで塩基性化した。混合物をドライアイスで冷却し、超音波処理して、懸濁液を得た。濾過し、回収し、減圧下で一晩乾燥して、標題化合物を白色固体として得た(t2.04分(条件8)、MH+=388,H−NMR(DMSO−d6):8.39(s,1H);8.07(d,2H);8.01(d,1H);7.69(s,1H);7.61(s,1H);7.51(d,1H);7.47(d,1H);7.23(d,1H);4.95(t,1H);4.76(q,1H);4.18(t,2H);3.78(s,3H);3.75(q,2H);1.79(d,3H))。
工程185.1
(rac)−3−[1−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−エチル]−6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
(rac)−6−クロロ−3−[1−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(工程185.2、525mg、1.381mmol)を、マイクロ波反応器に、1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(工程171.4、667mg、2.071mmol)およびDME(9mL)と一緒に加えた。混合物をアルゴンで5分間パージした。Pd(PPhCl(38.8mg)および2MのKCO(1.864mL)を加え、混合物にアルゴンをフラッシュし、シールした。ついで、90℃で4、5時間加熱した。RMをEtOAcで希釈し、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、40g RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、25分でDCM/MeOH=100:0−−>92:8)により精製した。回収した生成物を含有するフラクションを蒸発させ、残渣を減圧下で乾燥して、標題化合物を油として得た(t2.39分(条件8)、MH+=472)。
工程185.2
(rac)−6−クロロ−3−[1−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
マイクロ波容器にて、(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−エタノール(工程185.3、650mg、1.507mmol)をAcOH(15mL)にアルゴン雰囲気下で溶解した。ヨウ素(1.148g、4.52mmol)およびHPO(1.233mLの50%水溶液、11.3mmol)を加え、混合物に、150℃で10分間マイクロ波を照射した。混合物を水で希釈した。NaOH10MでpH5にまで塩基性化し、ついで、飽和NaHCO溶液でpH7−8にした。ついで、EtOAcで1回抽出した。有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させた。ついで、減圧下で一晩乾燥して、標題化合物を泡沫体として得た(t2.12分(条件8)、MH+=312)。
工程185.3
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−エタノール
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−メタノン(工程185.4、560mg、1.796mmol)をTHF(50mL)中に、アルゴン雰囲気下で加熱しながら溶解した。溶液を冷却し、メチルマグネシウムブロマイド(3M、0.719mL)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。反応を完了させるために、さらにメチルマグネシウムブロマイド(3M、0.30mL)を加え、RMを30分以上撹拌した。ついで、EtOAcで希釈し、飽和NaHCOで洗浄した。水相をEtOAcで2回抽出した。合した有機物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させた。残渣を減圧下で一晩乾燥して、標題化合物を灰白色泡沫体として得た(t1.84分(条件8)、MH+=328)。
工程185.4
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−メタノン
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−メタノール(工程185.5、1.03g、3.22mmol)をDCM(30mL)中に懸濁させた。デス−マーティンペルヨウジナン(1.688g、3.86mmol)を加え、混合物を室温で1.5時間撹拌した。混合物を蒸発させて、乾燥し、残渣を1MのNaOHで溶解し、超音波処理した。15分撹拌した後、濾過した。沈殿を減圧下で一晩乾燥して、標題化合物を得た(t2.18分(条件8)、MH+=312)。
工程185.5
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−メタノール
3−ブロモ−6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(850mg、3.47mmol)をTHF(50mL)中にアルゴン雰囲気下で溶解した。エチルマグネシウムブロマイド溶液(1M、3.47mL)を加え、混合物を室温で20分間撹拌した。ついで、3−メチル−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボアルデヒドのTHF(10mL)中溶液をゆっくりと加え、混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を水およびNaHCOでクエンチした。EtOAcで2回抽出し、MeOHで固体を溶解させた。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させた。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、40g RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、25分でDCM/MeOH=100:0−−>94:6、ついで、11%MeOH)で精製した。回収した生成物を含有するフラクションを蒸発させ、残渣を減圧下で乾燥して、標題化合物を桃色泡沫体として得た(t1.79分(条件8)、MH+=314)。
実施例186
2−(4−{3−[(R)−1−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralpak ADoosC−JF004(5x50cm)カラム、流速100mL/分のn−ヘプタン:EtOH40:60(v/v)、オーブン20℃、検出220nm(t19.0分))により、実施例185の化合物のキラル分割により標題化合物を得た(t2.84分(条件3)、MH+=388,H−NMR(DMSO−d6):8.39(s,1H);8.07(d,2H);8.01(d,1H);7.69(s,1H);7.61(s,1H);7.51(d,1H);7.47(d,1H);7.23(d,1H);4.95(t,1H);4.76(q,1H);4.18(t,2H);3.78(s,3H);3.75(q,2H);1.79(d,3H))。
実施例187
2−(4−{3−[(S)−1−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralpak ADoosC−JF004(5x50cm)カラム、流速100mL/分のn−ヘプタン:EtOH40:60(v/v)、オーブン20℃、検出220nm(t39.3分))により、実施例185の化合物のキラル分割により標題化合物を得た(t2.84分(条件3)、MH+=388,H−NMR(DMSO−d6):8.39(s,1H);8.07(d,2H);8.01(d,1H);7.69(s,1H);7.61(s,1H);7.51(d,1H);7.47(d,1H);7.23(d,1H);4.95(t,1H);4.76(q,1H);4.18(t,2H);3.78(s,3H);3.75(q,2H);1.79(d,3H))。
実施例188
(rac)−2−(4−{3−[1−(5−クロロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール
Figure 0005576802
工程185.5の3−メチル−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボアルデヒドの代わりに5−クロロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(中間体)を用いて、実施例185と類似の方法で標題化合物を得た(t2.33分(条件8)、MH+=419)。
実施例189
(rac)−2−{4−[3−(1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール
Figure 0005576802
工程185.5において3−メチル−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボアルデヒドの代わりにイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボアルデヒドを用いて、実施例185と類似の方法で標題化合物を得た(t2.73分(条件3)、MH+=374)。
実施例190
(rac)−2−(4−{3−[1−(2H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール
Figure 0005576802
工程185.5において、3−メチル−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボアルデヒドの代わりに2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−インダゾール−5−カルボアルデヒド(工程150.4)を用いて、標題化合物を実施例185と類似の方法で標題化合物を得た。工程185.2のアルキル化条件において開裂するので、塩素中間体においてインダゾール基をさらに保護して、ついで、スズキカップリングした。これを工程150.4(ただし室温で)と類似の方法で行った。(t3.42分(条件3)、MH+=374)。
実施例191
(rac)−5,7−ジフルオロ−6−{1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン
Figure 0005576802
ヨウ素(723mg、2.85mmol)およびHPO(0.777mL、14.25mmol)を、(rac)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エタノール(工程191.1、386mg、0.950mmol)の酢酸(8mL)中溶液に加えた。RMに150℃で5分間マイクロ波を照射した。RMを2.5MのNaOH溶液で中和し、EtOAcで2回抽出した。有機相を合し、ブラインで洗浄し、ついで、NaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣をEtOでトリチュレートし、沈殿を濾取して、標題化合物を黄色固体として得た(t0.95分(条件2)、MH+=391,H−NMR(DMSO−d6):8.90(d,1H);8.49(d,1H);8.18(s,1H);8.04(d,1H);7.81(s,1H);7.67(d,1H);7.56(dd,1H);7.42(d,1H);5.10(q,1H);3.85(s,3H);1.91(d,3H))。
工程191.1
(rac)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エタノール
(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノン(工程191.2、666mg、1.706mmol)をTHF(13mL)中に溶解し、混合物を0℃に氷浴で冷却した。メチルマグネシウムブロマイドの溶液(1.4M、3.05mL)をゆっくりと加えた。RMを0℃で15分間撹拌し、ついで、室温に加温した。4時間撹拌した後、さらにメチルマグネシウムブロマイド(1.4M、1.0mL)を加え、1時間撹拌した後、反応物を数mLの水でクエンチした。RMを10%NaCO溶液と混合し、水層をEtOAcで抽出した。有機層を合し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣をEtOでトリチュレートし、黄色固体を濾取して、標題化合物を得た(t1.28分(条件12)、MH+=407)。
工程191.2
(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノン
(rac)−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール(工程191.3、1.0g、2.55mmol)をDCM(25.5mL)中に溶解し、デス−マーティンペルヨウジナン(1.621g、3.82mmol)を加えた。RMを1時間室温で撹拌し、ついで、2.5MのNaOH溶液を加えた。RMをEtOAc/MeOH(9:1)で2回抽出した。有機層を合し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣をDCMおよびMeOHを用いるMPLCにより精製して、明黄色固体として標題化合物を得た(t1.2分(条件2)、MH+=391)。
工程191.3
(rac)−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(工程171.3、1.8g、5.19mmol)を、マイクロ波反応器に、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(1.08g、5.19mmol)、テトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(300mg、0.26mmol)、2MのNaCO(9.34mL)およびDME(20mL)と一緒に加えた。混合物を、マイクロ波照射下150℃で50分間加熱した。RMをEtOAcで溶解し、10%NaCOおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をEtOでトリチュレートし、沈殿を濾取して、標題化合物を黒色固体として得た(t0.8分(条件2)、MH+=393)。
実施例192
5,7−ジフルオロ−6−{(S)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralpak AD20um、50x500mmカラム、流速70mL/分のEtOH、オーブン20℃、検出220nm(t38分))での実施例191の化合物のキラル分割により標題化合物を得た(t0.95分(条件2)、MH+=391,H−NMR(DMSO−d6):8.90(d,1H);8.49(d,1H);8.18(s,1H);8.04(d,1H);7.81(s,1H);7.67(d,1H);7.56(dd,1H);7.42(d,1H);5.10(q,1H);3.85(s,3H);1.91(d,3H))。
実施例193
5,7−ジフルオロ−6−{(R)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralpak AD20um、50x500mmカラム、流速70mL/分のEtOH.オーブン20℃、検出220nm(t23分))での実施例191の化合物のキラル分割により標題化合物を得た(t0.96分(条件2)、MH+=391,H−NMR(DMSO−d6):8.90(d,1H);8.49(d,1H);8.18(s,1H);8.04(d,1H);7.81(s,1H);7.67(d,1H);7.56(dd,1H);7.42(d,1H);5.10(q,1H);3.85(s,3H);1.91(d,3H))。
実施例194
3−[(S)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
3−[(S)−1−(6−フルオロ−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例165、23mg、0.065mmol)をDMF(0.374mL)中に溶解し、窒素雰囲気下0℃に冷却した。NaH(3.82mg、0.095mmol)を加え、RMを0℃で30分間撹拌した。ついで、ヨウ化メチル(10.84mg、0.076mmol)を加えた。RMを室温に加温し、2.5時間撹拌し、ついで、水でクエンチした。EtOAcで2回抽出した。有機層を合し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥した。溶媒を除去し、残渣を、取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出)により精製した。アセトニトリルを除去し、水溶液を5%NaHCOで塩基性化した。EtOAcで2回抽出し、ついで、有機層を合し、ブラインで洗浄した。NaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣をペンタンでトリチュレートし、沈殿を濾取して、標題化合物を白色固体として得た(t1.0分(条件2)、MH+=376,H−NMR(DMSO−d6):8.30(s,1H);8.06(d,1H);7.94(s,2H);7.67(s,1H);7.59(d,1H);7.54(d,1H);7.46(d,1H);4.95(q,1H);3.95(s,3H);3.88(s,3H);1.77(d,3H))。
実施例195
3−[(S)−1−(2H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
(rac)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−1−[2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−エタノール(工程195.1、194mg、0.396mmol)の酢酸(2.2mL)中溶液に、ヨウ素(201mg、0.792mmol)およびHPO(0.436mLの50%水溶液、3.96mmol)を加えた。ついで、混合物を150℃に30分間加熱した。室温に冷却した後、酢酸を減圧下で除去し、残渣を水および10%NaCO−溶液で洗浄した。沈殿を濾過し、水で洗浄し、減圧下で一晩乾燥して、ラセミ体を得た。ついで、混合物を、分取HPLC(Chiralpak ADOOSC−JF004(2.5x20cm)カラム、流速80mL/分のn−ヘプタン:EtOH:MeOH70:25:10(v/v)、オーブン20℃、検出210nm(t41.3分))に付して、標題化合物を純粋なエナンチオマーとして得た(t3.64分(条件3)、MH+=344,H−NMR(DMSO−d6):12.90(s,1H);8.29(s,1H);8.03−7.95(m,3H);7.71(s,1H);7.66(s,1H);7.44−7.33(m,3H);4.73(q,1H);3.87(s,3H);1.77(d,3H))。
工程195.1
(rac)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−1−[2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−エタノール
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−[2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−エタノール(工程195.2、400mg、0.901mmol)のDME(4mL)中溶液をアルゴンで脱気し、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(281mg、1.351mmol)、ついで、2MのKCO(1.216mL)およびPdCl(PPh(19mg)を加えた。RMを80℃で5時間加熱した。ついで、EtOAcおよびブラインに溶解し、抽出した。合した有機層をNaSOで乾燥し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、EtOAc/MeOH=100:0−−>80:20)により精製して、標題化合物を得た(t4.56分(条件3)、MH+=490)。
工程195.2
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−[2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−エタノール
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−[2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−メタノン(工程195.3、539mg、1.259mmol)のTHF(50mL)中溶液に、室温で、メチルマグネシウムブロマイドのEtO中溶液(3M、0.462mL)を滴下した。30分撹拌した後、RMをEtOAcに溶解し、10%NaHCO溶液、ついで、ブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、溶媒を蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、n−ヘキサン/EtOAc=95:5−−>0:100)により精製して、ついで、少量のEtOAcを含有するペンタンにより再結晶して、標題化合物を淡黄色粉末として得た(t5.6分(条件3)、MH+=444)。
工程195.3
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−[2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−メタノン
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−[2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−メタノール(工程195.4、580mg、1.349mmol)をアセトン(40mL)中に溶解し、1時間、2−ヨウドキシ安息香酸(1.133g、4.05mmol)と一緒に加熱還流した。RMを室温に冷却し、アセトンを減圧下で除去した。残渣を2MのNaOH溶液と混合し、EtOAcで抽出した。合した有機層をNaSOで乾燥し、溶媒を蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、n−ヘキサン/EtOAc=50:50−−>0:100)により精製して、標題化合物を淡褐色泡沫体として得た(t7.11分(条件3)、MH+=428)。
工程195.4
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−[2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−メタノール
3−ブロモ−6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(465mg、2.0mmol)のTHF(60mL)中溶液に、室温で、エチルマグネシウムブロマイドのEtOの溶液(3M、1.0mL)を加えた。温度をゆっくりと上げ(27℃まで)、RMを15分間撹拌した。ついで、2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−インダゾール−5−カルボアルデヒド(工程150.4、829mg、3.00mmol)のTHF(8mL)中溶液を滴下し、RMを2時間室温で撹拌した。ついで、RMをNHClの溶液で溶解し、EtOAcで抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、n−ヘキサン/EtOAc=95:5−−>0:100)により精製して、標題化合物を淡褐色粘性油として得た(t5.35分(条件3)、MH+=430)。
実施例196
3−[(S)−1−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
0℃に冷却したNaH(4.8mg、0.1mmol)のTHF(0.5mL)中混合物に、(3−[(S)−1−(2H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例195、34.3mg、0.10mmol)を加えた。RMを室温に加温し、15分撹拌した。ついで、再び冷却し、ヨウ化メチル(21.3mg、0.150mmol)を滴下した。RMを室温に加温し、5時間撹拌した。ついで、DCMおよびブラインに溶解し、抽出し、有機層を合し、MgSOで乾燥した。溶媒を除去し、残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、EtOAc中0〜20%MeOH)により精製して、溶媒を蒸発させ、減圧下で乾燥させた後、標題化合物を得た(t3.72分(条件3)、MH+=358,H−NMR(DMSO−d6):8.35(s,1H);8.03(d,1H);8.00(s,1H);7.94(s,1H);7.73(s,1H);7.70(s,1H);7.52(d,1H);7.45(d,1H);7.43(d,1H);4.73(q,1H);4.74(s,3H);3.89(s,3H);1.77(d,3H))。
実施例197
6−{ジフルオロ−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メチル}−キノリン
Figure 0005576802
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリンの代わりに6−[(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−ジフルオロ−メチル]−キノリン(工程6.1)を用い、さらに最後にDCM中TFAでBoc−脱保護して、工程180と類似の方法で標題化合物を得た(t1.24分(条件1)、MH+=446)。
実施例198
{4−[3−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−アセトニトリル
Figure 0005576802
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリンの代わりに5,7−ジフルオロ−6−[6−(1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン(実施例263)を用いて、実施例176の化合物と類似の方法で標題化合物を調製した(t3.28分(条件13)、MH+=402)。
実施例199
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
ヨウ素(412.5mg、1.617mmol)およびHPO(0.880mLのa50%水溶液、8.1mmol)を、(rac)−(1−ベンゼンスルホニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール(工程199.1、262mg、0.539mmol)の酢酸(3.2mL)中溶液に加えた。RMを150℃で30分間、マイクロ波照射下で加熱した。溶媒を除去した。分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA))により精製した後、生成物含有フラクションを凍結乾燥して、標題化合物のTFA塩を得た(t1.1分(条件1)、MH+=330)。
工程199.1
(rac)−(1−ベンゼンスルホニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール
3−ブロモ−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例8.1、150mg、0.539mmol)をTHF(15mL)中に窒素雰囲気下で溶解した。エチルマグネシウムブロマイド溶液(3M、0.360mL)を加え、混合物を室温で30分間撹拌した。ついで、1−ベンゼンスルホニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボアルデヒド(工程199.2、173mg、0.539mmol)のTHF(2mL)中溶液をゆっくりと加え、混合物を室温で3.5時間撹拌した。混合物を10%NHCl溶液でクエンチした。EtOAcで2回抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させた。標題化合物を黄色固体として得た(t1.4分(条件1)、MH+=486)。
工程199.2
1−ベンゼンスルホニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボアルデヒド
1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボアルデヒド(200mg、1.368mmol)をDCM(8mL)中に溶解した。ついで、硫酸水素テトラ−n−ブチルアンモニウム(48.4mg、0.137mmol)、ベンゼンスルホニルクロライド(0.176mL、1.37mmol)およびNaOH50%(0.263mL、3.3mmol)を加えた。RMを室温で1時間撹拌した。水を加え、DCMで2回抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させて、標題化合物を淡黄色固体として得た(t2.0分(条件1)、MH+=287)。
実施例200
3−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
中間体(rac)−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール(200.1)から(t1.83分(条件8)、MH+=360)、および3−メチル−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボアルデヒド(中間体K)を用いて(t2.04分(条件8)、MH+=344)、実施例8に記載の方法と類似の方法で標題化合物を得た。
実施例201
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−3H−ベンゾイミダゾl−5−イルメチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
中間体(rac)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル]−メタノール(201.1)から(t1.84分(条件8)、MH+=443)、および3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボアルデヒド(中間体J)を用いて(t2.00分(条件8)、MH+=427)、実施例8に記載の方法と類似の方法で標題化合物を得た。
実施例202
3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−フェノール
Figure 0005576802
2−フルオロ−4−メトキシ−ベンズアルデヒドを用いて、実施例8に記載の方法と類似の方法で標題化合物を得た(t2.36分(条件8)、MH+=324)。
実施例203
3−(4−ブロモ−2−フルオロ−ベンジル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
4−ブロモ−2−フルオロ−ベンズアルデヒドを用いて、実施例8に記載の方法と類似の方法で標題化合物を得た(t2.86分(条件8)、MH+=386,388)。
実施例204
3−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
2,4−ジフルオロ−ベンズアルデヒドを用いて、実施例8に記載の方法と類似の方法で標題化合物を得た(t2.69分(条件8)、MH+=326)。
実施例205
3−(7−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
7−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボアルデヒド(中間体L)を用いて、実施例8に記載の方法と類似の方法で標題化合物を得た(t1.99分(条件8)、MH+=348)。
実施例206
(rac)−3−[1−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
(rac)−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール(200.1)を用いて、実施例164に記載の方法と類似の方法で標題化合物を得た(t2.28分(条件8)、MH+=358)。
実施例207
(rac)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−{1−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル]−エチル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
(rac)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル]−メタノール(201.1)を用いて、実施例164に記載の方法と類似の方法で標題化合物を得た(t2.06分(条件8)、MH+=441)。
実施例208
3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−カルボニトリル
Figure 0005576802
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−キノリン(実施例14)(50mg、0.17mmol)およびCuCN(23mg、0.26mmol)の0.5mLNMP中溶液を、マイクロ波照射下で9.5時間、230℃で加熱した。RMをEtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液およびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させて乾燥した。残渣を分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出)により精製して、標題化合物を黄色固体として得た(t2.16分(条件8)、MH+=286)。
実施例209
3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−カルボキサミド
Figure 0005576802
長期間水分の存在下で加熱して、実施例208と類似の方法により標題化合物を得た(t1.70分(条件8)、MH+=304)。
実施例210
2−[4−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピラゾール−1−イル]−エタノール
Figure 0005576802
5,7−ジフルオロ−6−(6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン(工程170.1)の代わりに6−(6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン(工程236.2)を用いて、工程171の化合物と類似の方法で標題化合物を調製した(t1.94分(8),MH+=371.1,H−NMR(DMSO−d6):8.81(m,1H);8.42(s,1H);8.30(d,1H);8.09(s,1H);8.06(d,1H);7.95(m,2H);7.77(m,1H);7.62(s,1H);7.52(d,1H);7.47(dd,1H);4.94(t,1H);4.52(s,2H);4.20(t,2H);3.76(m,2H))。
工程210.1
6−(6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン
Figure 0005576802
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン(実施例14、500mg、1.679mmol)を、マイクロ波反応器に、1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(工程171.4、812mg、2.52mmol)およびDME(10mL)と一緒に加えた。溶液をアルゴンで脱気し、ついで、Pd(PPhCl(36mg、0.051mmol)および2MのKCO(2.267mL、4.53mmol)を加えた。混合物を90℃で5.5時間撹拌した。RMをEtOAcで溶解し、NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、最初のバッチの所望の生成物を褐色油として得た(80%純度)。10%の残渣をDCM中に溶解し、フラッシュクロマトグラフィー(DCM/MeOH=100:0→93.5:6.5)により精製して、標題化合物を褐色油として得た(t2.30分(8),MH+=455.1)。
実施例211
6−[6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン
Figure 0005576802
4−カルバモイル−3−クロロフェニルボロン酸の代わりに1−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用いて、実施例15と類似の方法で標題化合物を得た(t2.16分(条件8)、MH+=355)。
実施例212
6−[6−(1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン
Figure 0005576802
4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを用い;Boc保護基を反応条件下で開裂させて、実施例15と類似の方法で標題化合物を得た(t1.94分(条件8)、MH+=327)。
実施例213
3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−カルボン酸エチルアミド
Figure 0005576802
3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−カルボニトリル(実施例208;43mg、0.15mmol)のNaOHの1M水溶液(1.8mL、1.8mmol)中溶液を、マイクロ波照射下200℃で30分間加熱した。RMを2M水溶液のHCl(0.9mL、1.8mmol)でクエンチし、MeOHで希釈し、セライトで濾過した。濾液を蒸発させ、減圧下で乾燥した。残渣をDCM(3mL)中に懸濁し、0℃で冷却した。DMF(0.01mL)を加え、ゆっくりと、塩化オキサリル(0.055mL、0.65mmol)を加えた。RMを室温にし、この温度で45分間撹拌した。RMにエチルアミンのMeOH中2M溶液(6mL)を加えた。RMを室温で5分間撹拌し、ついで、蒸発させて乾燥し、残渣を飽和NaHCO水溶液でクエンチし、EtOAcで希釈した。水層をEtOAcで抽出し、合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させた。残渣を、分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出)により精製して、標題化合物を淡黄色固体として得た(t1.96分(条件8)、MH+=332)。
実施例214
3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−カルボン酸メチルアミド
Figure 0005576802
メチルアミン溶液を用いて、実施例213と類似の方法で標題化合物を得た(t1.85分(条件8)、MH+=318)。
実施例215
2−[4−(3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピラゾール−1−イル]−エタノール
Figure 0005576802
6−クロロ−3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例74)を用いて、実施例210と類似の方法で標題化合物を得た(t1.83分(条件8)、MH+=360)。
実施例216
2−[4−(3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピラゾール−1−イル]−エタノール
Figure 0005576802
1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(工程171.4)および(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−[2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−イミダゾール−5−イル]−メタノール(工程150.3)を用いて、実施例7と類似の方法で標題化合物を得た(t2.23分(条件8)、MH+=360)。
実施例217
2−{4−[3−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール
Figure 0005576802
6−クロロ−3−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(工程217.1)を用いて、実施例210と類似の方法で標題化合物を得た(t1.96分(条件8)、MH+=374)。
工程217.1
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−メタノール(工程217.2)から、実施例14と同様の方法で、6−クロロ−3−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジンを得た(t2.03分(条件8)、MH+=298)。
工程217.2
3−メチル−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボアルデヒド(中間体K)から開始して、工程164.5と同様の方法で、(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−メタノールを得た(t1.78分(条件8)、MH+=314)
実施例218
2−(4−{3−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−3H−ベンゾイミダゾl−5−イルメチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール
Figure 0005576802
3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボアルデヒド(中間体J)から開始して、実施例217と類似の方法で標題化合物を得た(t1.91分(条件8)、MH+=457)。
実施例219
3−フルオロ−4−{6−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−フェノール
Figure 0005576802
(rac)−(2−フルオロ−4−メトキシ−フェニル)−(6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−メタノール(工程219.1)から開始して、実施例10と類似の方法で標題化合物を得た(t2.26分(条件8)、MH+=354)。
工程219.1
2−フルオロ−4−メトキシ−ベンズアルデヒドから開始して、実施例9と類似の方法で(rac)−(2−フルオロ−4−メトキシ−フェニル)−(6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−メタノールを得た(t2.72分(条件8)、MH+=468)。
実施例220
4−{6−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−フェノール
Figure 0005576802
4−メトキシベンズアルデヒドから開始して、実施例171と類似の方法で標題化合物を得た(t2.16分(条件8)、MH+=336)。
実施例221
(rac)−4−(1−{6−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル}−エチル)−フェノール
Figure 0005576802
4−メトキシベンズアルデヒドから開始して、実施例185と類似の方法で標題化合物を得た(t2.27分(条件8)、MH+=350)。
実施例222
(rac)−4−{1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−フェノール
Figure 0005576802
1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用い、最後のHCl脱保護処理工程を行わずに、実施例221と類似の方法で標題化合物を得た(t2.41分(条件8)、MH+=320)。
実施例223
(rac)−5−クロロ−6−{1−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン
Figure 0005576802
4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾール−1−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(工程180.1を参照)を用い、5−クロロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(中間体C)から開始して、実施例182と類似の方法で標題化合物を得た(t2.25分(条件8)、MH+=458)。
実施例224
5−クロロ−6−(1−{6−[1−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル}−エチル)−キノリン
Figure 0005576802
(rac)−5−クロロ−6−{1−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン(131mg、0.287mmol)、37%水溶液のホルムアルデヒド(0.107mL、1.434mmol)および85%ナトリウムシアノボロヒドリド(106mg、1.434mmol)のMeOH(5mL)中溶液に、酢酸を加えてpH5−6にした。RMを室温で2.5時間撹拌し、濾過し、分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出)により精製して、標題化合物を白色泡沫体として得た(t2.29分(条件8)、MH+=472)。
実施例225
(rac)−5−クロロ−6−{1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン
Figure 0005576802
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(5−クロロ−キノリン−6−イル)−メタノールを用いて、実施例164と同様の方法で標題化合物を得た(工程225.1)(t2.48分(条件8)、MH+=389)。
工程225.1
5−クロロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(中間体C)を用いて、工程9.1の化合物と同様の方法で(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(5−クロロ−キノリン−6−イル)−メタノールを得た(t2.26分(条件8)、MH+=345)。
実施例226
2−{4−[3−(5−クロロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール
Figure 0005576802
1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(工程171.4)を用い、(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(5−クロロ−キノリン−6−イル)−メタノール(工程225.1)から開始して、実施例180と同様の方法で標題化合物を得た(t2.23分(条件8)、MH+=405)。
実施例227
5−クロロ−6−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン
Figure 0005576802
4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾール−1−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(工程180.1を参照)を用いて、実施例226と同様の方法で標題化合物を得た(t2.15分(条件8)、MH+=444)。
実施例228
5−クロロ−6−{6−[1−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−キノリン
Figure 0005576802
5−クロロ−6−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン(実施例227)から開始して、実施例224と同様の方法で標題化合物を得た(t2.21分(条件8)、MH+=458)。
実施例229
(rac)−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール
Figure 0005576802
標題化合物は工程200.1の化合物である。
実施例230
1−(4−{4−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−ピペリジン−1−イル)−エタノン
Figure 0005576802
7−フルオロ−6−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン(実施例180、50mg、0.117mmol)およびトリエチルアミン(33μL、0.234mmol)をTHF(1mL)中に溶解した。ついで、アセチルクロライド(9mg、0.117mmol)を滴下し、混合物を室温で2時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、4g RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/(DCM/MeOH9:1+NH3)=100:0→0:100)により精製して、標題化合物を泡沫体として得た(t3.50分(条件3)、MH+=470.2,H−NMR(DMSO−d6):8.84(m,1H);8.51(s,1H);8.34(m,1H);8.09(m,2H);8.04(d,1H);7.76(d,1H);7.60(s,1H);7.53(d,1H);7.47(dd,1H);4.55(s,2H);4.48(m,2H);3.92(m,1H);3.21(m,1H);2.72(m,1H);2.04(m,5H);1.89(m,1H);1.75(m,1H))。
実施例231
7−フルオロ−6−{6−[1−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−キノリン
Figure 0005576802
7−フルオロ−6−[6−(1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン(実施例251、50mg、0.145mmol)、1−(2−クロロエチル)ピロリジンヒドロクロライド(25mg、0.145mmol)およびCsCO(99mg、0.305mmol)のDMF(1mL)中混合物を、95℃で18時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、4g RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/(DCM/MeOH19:1)=100:0→0:100)により精製して、標題化合物を泡沫体として得た(t3.06分(条件3)、MH+=442.2,H−NMR(DMSO−d6):8.84(m,1H);8.44(s,1H);8.34(d,1H);8.08(m,2H);8.03(d,1H);7.76(d,1H);7.61(s,1H);7.52(d,1H);7.46(dd,1H);4.54(s,2H);4.26(t,2H);2.83(m,2H);2.44(m,4H);1.62(m,4H))。
実施例232
7−フルオロ−6−{6−[1−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−キノリン
Figure 0005576802
1−(2−クロロエチル)ピロリジンヒドロクロライドの代わりに2−クロロエチル−モルホリンヒドロクロライドを用い、第二のフラッシュクロマトグラフィー精製を行って、実施例231の化合物と類似の方法で標題化合物を調製した(t3.04分(条件3)、MH+=458.2,H−NMR(DMSO−d6):8.84(m,1H);8.44(s,1H);8.33(d,1H);8.09(m,2H);8.01(d,1H);7.76(d,1H);7.62(m,1H);7.52(d,1H);7.46(dd,1H);4.54(s,2H);4.28(t,2H);3.50(m,4H);2.72(m,2H);2.39(m,4H))。
実施例233
7−フルオロ−6−(6−{1−[2−(2−メトキシ−エトキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン
Figure 0005576802
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン(工程173.1、50mg、0.160mmol)、1−[2−(2−メトキシ−エトキシ)−エチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(工程233.1、47mg、0.160mmol)、Pd(PPhCl(6mg、0.008mmol)および2MのKCO(216μL、0.432mmol)のDME(1mL)中混合物を、95℃で1時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、4g RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/(DCM/MeOH19:1)=100:0→0:100)で2回精製して、標題化合物を泡沫体として得た(t3.56分(条件3)、MH+=447.1,H−NMR(DMSO−d6):8.84(m,1H);8.42(s,1H);8.33(d,1H);8.08(m,2H);8.01(d,1H);7.76(d,1H);7.61(s,1H);7.52(d,1H);7.46(dd,1H);4.55(s,2H);4.31(t,2H);3.79(t,2H);3.50(m,2H);3.36(m,2H);3.15(s,3H))。
工程233.1
1−[2−(2−メトキシ−エトキシ)−エチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール
4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(500mg、2.58mmol)、1−(2−ブロモ−エトキシ)−2−メトキシ−エタン(566mg、3.09mmol)およびCsCO(840mg、2.58mmol)のDMF(5mL)中混合物を、95℃で18時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、標題化合物を油として得た(MH+=297.1,H−NMR、CDCl:7.77(m,1または2H)4.31(t,2H);3.85(t,2H);3.54(m,2H);3.48(m,2H);3.35(s,3H);1.31(s,12H))。
実施例234
7−フルオロ−6−{6−[1−(2−メトキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−キノリン
Figure 0005576802
1−[2−(2−メトキシ−エトキシ)−エチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−(2−メトキシ−エチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(工程234.1)を用い、5時間の反応時間、フラッシュクロマトグラフィーで1回精製して、実施例233の化合物と類似の方法で標題化合物を調整した(t3.54分(条件3)、MH+=403.2,H−NMR(DMSO−d6):8.84(m,1H);8.42(s,1H);8.34(d,1H);8.09(m,2H);8.03(d,1H);7.76(d,1H);7.61(m,1H);7.54(d,1H);7.46(dd,1H);4.55(s,2H);4.32(t,2H);3.70(t,2H);3.22(s,3H))。
工程234.1
1−(2−ブロモ−エトキシ)−2−メトキシ−エタンの代わりに1−ブロモ−2−メトキシ−エタンを用いて、工程234.1の化合物と類似の方法で1−(2−メトキシ−エチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを調製した(MH+=253.2,H−NMR、CDCl:7.77(m,2H);4.29(t,2H);3.74(t,2H);3.31(s,3H);1.31(s,12H))。
実施例235
6−{6−[1−(2−アゼチジン−1−イル−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−キノリン
Figure 0005576802
ピロリジンの代わりにアゼチジンを用いて、実施例236の化合物と類似の方法で標題化合物を調製した(t2.62分(条件3)、MH+=410.2)。
実施例236
6−{6−[1−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−キノリン
Figure 0005576802
2−[4−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピラゾール−1−イル]−エタノール(実施例210、74mg、0.200mmol)、トリエチルアミン(61μL、0.440mmol)およびメシルクロライド(33μL、0.420mmol)のTHF(10mL)中混合物を、室温で24時間撹拌した。ピロリジン(6当量)を加え、混合物を60℃で48時間撹拌した。混合物をDCMで希釈し、NaHCO10%およびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、4g RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/(MeOH+NH3)=95:5→80:20)により精製して、標題化合物を得た(t2.70分(条件3)、MH+=424.3)。
実施例237
メチル−{2−[4−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピラゾール−1−イル]−エチル}−アミン
Figure 0005576802
ピロリジンの代わりにメチルアミンのMeOH中2M溶液を用いて、実施例236の化合物と類似の方法で標題化合物を調製した(t2.61分(条件3)、MH+=384.3、H−NMR(DMSO−d6):8.82(m,1H);8.56(s,1H);8.32(m,1H);8.19(s,2H);8.11(d,1H);7.94(m,2H);7.78(m,1H);7.66(s,1H);7.54(d,1H);7.48(dd,1H);4.53(m,4H);3.40(t,2H);2.55(s,3H))。
実施例238
6−{6−[1−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−キノリン
Figure 0005576802
7−フルオロ−6−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリンの代わりに6−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン(実施例7)を用いて、実施例181の化合物と類似の方法で標題化合物を調製した(t2.68分(条件3)、MH+=424.2)。
実施例239
6−((S)−1−{6−[1−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル}−エチル)−キノリン
Figure 0005576802
7−フルオロ−6−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリンの代わりに6−{(S)−1−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン(工程239.1)を用いて、実施例181の化合物と類似の方法で標題化合物を調製した(t2.84分(条件3)、MH+=438.2)。
工程239.1
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリンの代わりに6−[(S)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン(実施例273)から開始して、実施例180(工程180.1)と類似の方法により、6−{(S)−1−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリンを調製した(t2.80分(条件3)、MH+=424.2)。
実施例240
6−{(S)−1−[6−(1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン
Figure 0005576802
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン(工程180.2)の代わりに6−[(S)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン(実施例273)から開始して、4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾール−1−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの代わりに1−tert−ブトキシカルボニル−1H−ピラゾール−4−ボロン酸ピナコールエステルを用いて、実施例180の化合物と類似の方法で標題化合物を得た(t2.97分(条件3)、MH+=341.2)。
実施例241
7−クロロ−6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン
Figure 0005576802
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリンの代わりに7−クロロ−6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン(工程241.2)から開始して、実施例173の化合物と類似の方法で標題化合物を得た(t3.71分(条件3)、MH+=375.1)。
工程241.1
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノールの代わりに(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−クロロ−キノリン−6−イル)−メタノール(工程241.2)から開始して、工程173.1と類似の方法で、7−クロロ−6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリンを得た(t4.94分(条件3)、MH+=329.1)。
工程241.2
7−フルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒドの代わりに7−クロロ−キノリン−6−カルボアルデヒド(中間体)から開始して、工程174.3と類似の方法で、(rac)−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−クロロ−キノリン−6−イル)−メタノールを得た(t4.01分(条件3)、MH+=345.0)。
実施例242
7−クロロ−6−[6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン
Figure 0005576802
1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用いて、実施例241と類似の方法で標題化合物を得た(t3.71分(条件3)、MH+=375.1)。
実施例243
2−{4−[3−(7−クロロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール
Figure 0005576802
工程254.1で6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリンの代わりに7−クロロ−6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン(工程241.1)を用いて、実施例254と類似の方法で標題化合物を得た(t3.38分(条件3)、MH+=405.1)。
実施例244
4−{4−[3−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 0005576802
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−5,7−ジフルオロ−キノリン(工程171.2、264mg、0.798mmol)を、マイクロ波反応器中で、DME(2.5mL)に4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾール−1−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(工程180.1を参照、301mg、0.798mmol)および2MのNaCO溶液(1.44mL)と一緒に溶解した。ついで、テトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(46.1mg、0.040mmol)を加え、RMを150℃で5分間マイクロ波照射下で加熱した。ついで、EtOAcで溶解し、10%NaCO溶液およびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM中0〜20%MeOH)により精製して、溶媒を蒸発させた後、標題化合物を淡黄色固体として得た(t1.3分(条件2)、MH+=546)。
実施例245
5,7−ジフルオロ−6−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン
Figure 0005576802
4−{4−[3−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例244、219mg、0.401mmol)を、DCM(3mL)中に、TFA(0.619mL、8.03mmol)と一緒に溶解した。RMを室温で1時間15分撹拌し、氷水でクエンチした。EtOAcで2回抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥した。濾過し、溶媒を除去した。残渣を、分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出する)で精製した。フラクションを合し、アセトニトリルを除去した。水溶液を5%NaHCO溶液で塩基性化し、EtOAcで2回抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥した。濾過して、溶媒を蒸発させた後、標題化合物を白色固体として得た(t0.8分(条件2)、MH+=446)。
実施例246
5,7−ジフルオロ−6−{6−[1−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−キノリン
Figure 0005576802
5,7−ジフルオロ−6−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン(実施例245、40mg、0.090mmol)をMeOH(1.5mL)中に、ホルムアルデヒド(0.034mL、0.449mmol)およびシアノボロヒドリドナトリウム(33.2mg、0.449mmol)と一緒に溶解した。RMを室温で2時間撹拌した。水を加え、EtOAcで2回抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、溶媒を除去した。残渣を、アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)を用いる分取HPLCにより精製した。フラクションを合し、凍結乾燥した。残渣をMeOH中に溶解し、HCO のSPEカートリッジに通して、TFA塩を除去した。濾液を蒸発させて、標題化合物の遊離塩を得た(t0.8分(条件2)、MH+=460)。
実施例247
(rac)−(5−フルオロ−キノリン−6−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール
Figure 0005576802
標題化合物は工程160.1の化合物である。
実施例248
(rac)−7−フルオロ−キノリン−6−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール
Figure 0005576802
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−メタノール(工程9.1)の代わりに(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(工程174.3)を用いて、実施例9と類似の方法で標題化合物を調製した(t3.20分(条件3)、MH+=375.1)。
実施例249
(rac)−[6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール
Figure 0005576802
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−メタノール(工程9.1)の代わりに(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(工程174.3)を、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用いて、実施例9と類似の方法で標題化合物を調製した(t3.38分(条件3)、MH+=389.2)。
実施例250
6−[6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−7−フルオロ−キノリン
Figure 0005576802
1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用いて、実施例173と類似の方法で標題化合物を調製した(t3.65分(条件3)、MH+=373.1)。
実施例251
7−フルオロ−6−[6−(1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン
Figure 0005576802
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン(工程173.1、50mg、0.160mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(70.5mg、0.240mmol)、Pd(PPhCl(5.61mg)および2MのKCO(0.216mL、0.423mmol)のDME(1mL)中溶液を、90℃で3時間撹拌した。Boc保護基は反応中に外れた。混合物をEtOAc/NaHCOで希釈し、EtOAcで抽出した。合した有機相をNaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させて、乾燥し、残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/DCM/MeOH19:1=100:0−−>0:100)により濾過して、標題化合物を得た(t3.22分(条件3)、MH+=345.1)。
実施例252
(rac)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−[6−(1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール
Figure 0005576802
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン(工程173.1)の代わりに(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール(工程174.3)を用いて、実施例251と類似の方法で調製した(t3.98分(条件3)、MH+=361.1)。
実施例253
(rac)−7−フルオロ−6−{1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン
Figure 0005576802
[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用いて、工程255.1と類似の方法で調製した(t3.65分(条件3)、MH+=373.1)。
実施例254
2−{4−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール
Figure 0005576802
7−フルオロ−6−(6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン(工程254.1、72mg、0.152mmol)のDCM(2mL)中溶液に、室温で、ジオキサン中HCl溶液(4M、0.381mL)を加えた。RMを室温で1時間撹拌し、この間に生成物が油として沈殿した。上清DCMを廃棄し、ついで、残渣をEtOAcで溶解し、10%NaHCOの溶液で洗浄した。有機相をNaSOで乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/DCM/MeOH19:1=100:0−−>0:100)により精製して、標題化合物を白色粉末として得た(t3.20分(条件3)、MH+=389.1,H−NMR(DMSO−d6):8.82(d,1H),8.42(s,1H);8.33(d,2H);8.12−8.05(m,2H);8.02(d,1H);7.76(d,1H);7.58(s,1H);7.52(d,1H);7.49−7.43(m,1H);4.97(t,1H);4.54(s,2H);4.18(t,2H);3.72(q,2H))。
工程254.1
7−フルオロ−6−(6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン
[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(工程171.4、77mg、0.240mmol)、6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン(工程173.1、55mg、0.160mmol)、PdCl(PPh(5.6mg)および2MのKCO(0.216mL)のDME(0.5mL)中溶液を、アルゴン雰囲気下90℃で、2時間撹拌した。ついで、RMをEtOAcで希釈し、飽和NaHCO溶液およびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させて、乾燥し、残渣を(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/DCM/MeOH9:1=100:0−−>0:100)により精製して、標題化合物を得た(t3.97分(条件3)、MH+=473.1)。
実施例255
(rac)−2−(4−{3−[1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール
Figure 0005576802
(rac)−7−フルオロ−6−[1−(6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン(工程255.1、49mg、0.101mmol)のDCM(3mL)中撹拌溶液に、室温で、ジオキサン中HCl溶液(4M、0.252mL)を加えた。RMを室温で1時間撹拌し、この間に、生成物が油として沈殿した。残渣をDCMおよび水で溶解し、ついで、10%NaHCOの溶液で中和し、DCMで抽出した。合した有機相をMgSOで乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、EtOAc/MeOH(1%NH)=100:0−−>80:20)により精製して、標題化合物を白色結晶性粉末として得た(t3.40分(条件3)、MH+=403.3,H−NMR(DMSO−d6):8.81(d,1H),8.35−8.28(m,2H);8.05(d,1H);7.95−7.88(m,2H),7.76(d,1H);7.72(s,1H);7.49(d,1H);7.46−7.40(m,1H);5.03(q,1H);4.92(t,1H);4.15(t,2H);3.72(q,2H);2.83(d,3H))。
工程255.1
(rac)−7−フルオロ−6−[1−(6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン
[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(工程171.4、72.5mg、0.225mmol)、(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−7−フルオロ−キノリン(工程255.2、49mg、0.15mmol)、および2MのKCO(0.203mL)のDME(1mL)中撹拌溶液に、アルゴン雰囲気下80−90℃で、PdCl(PPh(3.2mg)を加えた。1.5時間後、室温に冷却し、RMをDCMおよび水で処理し、水相をDCMで抽出し、合した有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、蒸発させて、乾燥し、残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/MeOH=100:0−−>80:20)により精製して、標題化合物を白色固体として得た(t4.14分(条件3)、MH+=487.2)。
工程255.2
(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−7−フルオロ−キノリン
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−エタノール(工程174.1、200mg、0.584mmol)の酢酸(3.2mL)中溶液に、ヨウ素(296mg、1.167mmol)およびHPO(0.642mLの50%水溶液、5.84mmol)を加えた。RMを150℃で30分間加熱した。室温に冷却した後、酢酸を減圧下で蒸発させ、水を加え、溶液を10%NaHCO溶液で中和した。沈殿した生成物を、DCMで抽出し、合した有機相をMgSOで乾燥し、濾過し、蒸発させて、乾燥し、残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、ヘキサン/EtOAc=50:50−−>0:100)により精製して、標題化合物を灰白色結晶性粉末として得た(t4.61分(条件3)、MH+=327.2,H−NMR(DMSO−d6):8.85(dd,1H);8.28(dd,1H);8.20(d,1H);7.85(s,1H);7.78−7.68(2H,m);7.44(dd,1H);7.29(d,1H);4.95(q,1H);1.79(d,3H))。
実施例256
3−((R)−1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralpak AD−H5μm(250x4.0mm)カラム、流速0.7mL/分のn−ヘプタン:EtOH20:80(v/v)、オーブン25℃、検出220nm(t9.7分))を用いて、実施例255の化合物のキラル分割により標題化合物を得た(t3.36分(条件3)、MH+=403.2,H−NMR(DMSO−d6):8.81(d,1H),8.35−8.28(m,2H);8.05(d,1H);7.95−7.88(m,2H),7.76(d,1H);7.72(s,1H);7.49(d,1H);7.46−7.40(m,1H);5.03(q,1H);4.92(t,1H);4.15(t,2H);3.72(q,2H);2.83(d,3H))。
実施例257
3−((R)−1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralpak AD−H5μm(250x4.0mm)カラム、流速0.7mL/分のn−ヘプタン:EtOH20:80(v/v)、オーブン25℃、検出220nm(t22.0分))を用いる実施例255の化合物のキラル分割により標題化合物を得た(t3.36分(条件3)、MH+=403.2,H−NMR(DMSO−d6):8.81(d,1H),8.35−8.28(m,2H);8.05(d,1H);7.95−7.88(m,2H),7.76(d,1H);7.72(s,1H);7.49(d,1H);7.46−7.40(m,1H);5.03(q,1H);4.92(t,1H);4.15(t,2H);3.72(q,2H);2.83(d,3H))。
実施例258
(rac)−7−フルオロ−6−{1−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン
Figure 0005576802
6−[(S)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリンの代わりに(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−7−フルオロ−キノリン(工程255.2)を用いて、工程239.1と類似の方法で標題化合物を調製した(t3.11分(条件3)、MH+=442.2)。
実施例259
(rac)−7−フルオロ−6−(1−{6−[1−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル}−エチル)−キノリン
Figure 0005576802
7−フルオロ−6−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリンの代わりに(rac)−7−フルオロ−6−{1−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン(実施例258)を用いて、実施例181の化合物と類似の方法で標題化合物を調製した(t3.16分(条件3)、MH+=456.2)。
実施例260
(rac)−{1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピロリジン−3−イル}−メチル−アミン
Figure 0005576802
(rac)−{1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピロリジン−3−イル}−メチル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(工程260.1、179mg、0.376mmol)をDCM(7.5mL)およびTFA(3mL)中に溶解した。RMを室温で1時間撹拌した。塩基性処理(1MのNaCO)し、ついで、EtOで結晶化して、標題化合物を白色結晶として得た(t2.28分(条件13)、MH+=377,H−NMR(DMSO−d6):8.83(m,1H);8.30(d,1H);7.93(d,1H);7.75(m,2H);7.48(dd,1H);7.35(s,1H);6.74(d,1H);4.37(s,2H);3.52−3.35(m,3H);3.23−3.17(m,2H);2.27(s,3H);2.07(m,1H);1.86(bs,1H);1.80(m,1H))。
工程260.1
(rac)−{1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピロリジン−3−イル}−メチル−カルバミン酸tert−ブチルエステル
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン(工程173.1、150mg、0.474mmol)、KF(139mg、2.372mmol)および(rac)−メチル−ピロリジン−3−イル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(285mg、1.423mmol)をNMP(1.5mL)中に懸濁した。RMを170℃で1時間撹拌した。混合物をTBMEで希釈し、水(3X)で洗浄した。水相をさらにTBME(1X)で抽出した。合した有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をEtOで結晶化して、標題化合物をベージュの固体として得た(t3.91分(条件13)、MH+=477)。
実施例261
(S)−1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピロリジン−3−オール
Figure 0005576802
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン(工程173.1、100mg、0.316mmol)、KF(92mg、1.581mmol)および(S)−3−ヒドロキシピロリジン(83mg、0.949mmol)をNMP(1.5mL)中に懸濁した。RMを170℃で1時間撹拌した。混合物をDCM/MeOH(95:5)で希釈し、水(2X)で洗浄した。水相をさらにDCM/MeOH(95:5)(2X)で抽出した。合した有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣をDCMで結晶化して、標題化合物をベージュの固体として得た(t2.63分(条件13)、MH+=364)。
実施例262
(R)−1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピロリジン−3−オール
Figure 0005576802
(S)−3−ヒドロキシピロリジンの代わりに(R)−3−ヒドロキシピロリジンを用いて実施例261と類似の方法で標題化合物を得た(t2.62分(条件13)、MH+=364)。
実施例263
5,7−ジフルオロ−6−[6−(1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン
Figure 0005576802
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−5,7−ジフルオロ−キノリン(工程171.2、100mg、0.299mmol)をDME(3mL)中にアルゴン雰囲気下で溶解した。4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(136mg、0.449mmol)を加え、ついで、2MのKCO(0.40mL)およびPdCl(PPh(10.5mg、0.015mmol)を加えた。RMを90℃で11時間撹拌した。ついで、EtOAcおよびブラインの混合物に溶解し、抽出した。合した有機相をNaSOで乾燥した。溶媒を蒸発させた後、粗物質を、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(DCM/MeOH=10:1で溶出)により精製した。回収した生成物含有フラクションを濃縮し、減圧下で乾燥した。標題化合物を白色固体として得た(t2.97分(条件13)、MH+=363)。
実施例264
(rac)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−1−キノリン−6−イル−エタノール
Figure 0005576802
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−エタノールの代わりに(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−キノリン−6−イル−エタノール(工程154.1)を用いて実施例174と類似の方法で標題化合物を得た(t2.92分(条件3)、MH+=371.3)。
実施例265
(rac)−1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−1−{6−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル}−エタノール
Figure 0005576802
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−エタノール(工程174.1、200mg、0.584mmol)をDME(4mL)中に、アルゴン雰囲気下で溶解した。1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(工程171.4、282mg、0.875mmol)を加え、ついで、2MのKCO(0.79mL)およびPdCl(PPh(20.5mg、0.029mmol)を加えた。RMを90℃で1.5時間撹拌した。ついで、EtOAcおよび1MのNaCOの混合物で溶解し、抽出した。有機相をNaSOで乾燥し、濾過し、溶媒を蒸発させた。残渣をDCM(16mL)中に溶解し、4MのHCl(ジオキサン、0.438mL、1.751mmol)を10℃で加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をEtOAc/MeOH(95:5)で希釈し、1MのNaCO(1X)で洗浄した。水相をさらにEtOAc(1X)で抽出した。合した有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣をDCM/EtOで結晶化して、標題化合物をわずかに黄色い固体として得た(t2.37分(条件13)、MH+=419).H−NMR(DMSO−d6):8.86(m,1H),8.64(m,2H),8.02(d,1H),7.93(s,1H),7.82(s,1H),7.58−7.50(m,2H),7.45−7.40(m,2H),6.25(s,1H),4.86(t,1H),4.00(m,2H),3.60(m,2H),2.15(s,3H)。
実施例266
(R)−1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−1−{6−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル}−エタノール
Figure 0005576802
分取HPLC(ChiralpakIA(20um)10.5x50cmカラム、流速15mL/分のn−ヘプタン/TBME/エタノール50:20:30、オーブン20℃、検出254nm(t17分))を用いる実施例265の化合物のキラル分割により標題化合物を得た(t2.37分(条件13)、MH+=419,H−NMR(DMSO−d6):DMSO−d6:8.86(m,1H),8.64(m,2H),8.02(d,1H),7.93(s,1H),7.82(s,1H),7.58−7.50(m,2H),7.45−7.40(m,2H),6.25(s,1H),4.86(t,1H),4.00(m,2H),3.60(m,2H),2.15(s,3H)。
実施例267
(rac)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−1−{6−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル}−エタノール
Figure 0005576802
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−エタノール(工程174.1)の代わりに(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エタノール(工程182.2)を用いて、実施例265と類似の方法で標題化合物を得た(t2.72分(条件13)、MH+=437).H−NMR(DMSO−d6):8.93(m,1H),8.53(d,1H),8.11(s,1H),8.03(d,1H),7.82(s,1H),7.65(s,1H),7.60−7.40(m,3H),6.43(s,1H),4.90(t,1H),4.10(m,2H),3.65(m,2H),2.23(s,3H)。
実施例268
(R)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−1−{6−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル}−エタノール
Figure 0005576802
分取Chiralpak AD(20um)5x50cmカラム(流速60−150mL/分のn−ヘプタン/EtOH/MeOH50:25:25.オーブン20℃、検出220nm(t21分))を用いる実施例267の化合物のキラル分割により標題化合物を得た(t2.72分(条件13)、MH+=437).H−NMR(DMSO−d6):8.93(m,1H),8.53(d,1H),8.11(s,1H),8.03(d,1H),7.82(s,1H),7.65(s,1H),7.60−7.40(m,3H),6.43(s,1H),4.90(t,1H),4.10(m,2H),3.65(m,2H),2.23(s,3H))。
実施例269
(rac)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エタノール
Figure 0005576802
1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−エタノール(工程174.1)の代わりに1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エタノール(工程182.2)を用いて、実施例174と類似の方法で標題化合物を得た(t2.91分(条件13)、MH+=407).H−NMR(DMSO−d6):8.93(m,1H),8.53(d,1H),8.05(s,1H),8.03(d,1H),7.82(s,1H),7.62(s,1H),757(m,1H),7.53(d,1H),7.38(d,1H),6.43(s,1H),3.77(s,3H),2.23(s,3H)。
実施例270
(R)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エタノール
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralpak AD(20um)5x50cmカラム、流速50mL/分のヘプタン/EtOH/MeOH40:30:30.オーブン20℃、検出210nm(t75分))を用いる実施例269の化合物のキラル分割により標題化合物を得た(t2.91分(条件13).MH+=407).H−NMR(DMSO−d6):8.93(m,1H),8.53(d,1H),8.05(s,1H),8.03(d,1H),7.82(s,1H),7.62(s,1H),7.57(m,1H),7.53(d,1H),7.38(d,1H),6.43(s,1H),3.77(s,3H),2.23(s,3H)。
実施例271
(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン
Figure 0005576802
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−エタノールの代わりに(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−キノリン−6−イル−エタノール(工程154.1)を用いる工程255.2と類似の方法で標題化合物を調製した(t3.88分(条件3)、MH+=309.1)。
実施例272
6−[(R)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralpak AD(5x50cm)カラム、流速50mL/分EtOH100%.オーブン20℃、検出210nm(t116分))を用いる、実施例271の化合物のキラル分割により標題化合物を得た(t2.86分(条件2)、MH+=344.3)。
実施例273
6−[(S)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリン
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralpak AD(5x50cm)カラム、流速50mL/分EtOH100%.オーブン20℃、検出210nm(t74分))を用いる、実施例271の化合物のキラル分割により標題化合物を得た(t2.86分(条件2)、MH+=344.3)。
実施例274
(rac)−6−[1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロ−エチル]−キノリン
Figure 0005576802
ヨウ素(105mg、0.412mmol)およびHPO(0.225mLのa50%水溶液、2.059mmol)を、(rac)−1−(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロ−1−(キノリン−6−イル)エタノール(工程274.1、52mg、0.137mmol)の酢酸(1.4mL)中溶液に加えた。RMを150℃で45分間、マイクロ波照射下で加熱した。溶媒を除去した。残渣をEtOAcで溶解し、1NのHClで2回抽出した。合した水層をNaOHペレットでpH14に塩基性化した。ついで、EtOAc/MeOH(9:1)で2回抽出した。合した有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出する)で精製した後、生成物含有フラクションを凍結乾燥して、標題化合物のTFA塩を得た(t1.0分(条件1)、MH+=363)。
工程274.1
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−キノリン−6−イル−メタノン(工程1.2、50mg、0.162mmol)を、DMF(5mL)中に溶解し、(トリフルオロメチル)トリメチルシラン(1.294mL、8.10mmol)およびKF(4.70mg、0.081mmol)を加えた。室温で30分後、1NのHClをRMに加えた。室温で20時間撹拌した。反応は完了していなかった。ついで、マイクロ波照射下で5分間150℃に加熱した。EtOAcで2回抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥した。濾過し、溶媒を除去して、褐色固体として1−(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロ−1−(キノリン−6−イル)エタノールを得た(t0.8分(条件2)、MH+=379)。
実施例275
2−(5−{(S)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−イミダゾール−1−イル)−エタノール
Figure 0005576802
3−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジンの代わりに6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−((S)−1−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−イミダゾール−5−イル}−エチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(工程275.1)を用いて、実施例285と類似の方法で標題化合物を調製した(t3.45分(条件2)、MH+=388.3)。
工程275.1
(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−((S)−1−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−イミダゾール−5−イル}−エチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−((S)−1−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−イミダゾール−5−イル}−エチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例195、34mg、0.1mmol)を、NaH(55%、4.8mg0.11mmol)の乾燥THF(0.5mL)中懸濁液に0℃で加えた。RMを室温で15分間撹拌し、2−(2−ブロモ−エトキシ)−テトラヒドロ−ピラン(0.024mL、0.150mmol)を0℃で加えた。さらに7時間室温で、ついで、60℃で一晩、最後に120℃で7時間、加圧容器中で撹拌した。室温に冷却し、RMをDCMで溶解し、ブラインで洗浄し、有機相をMgSOで乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、EtOAc/MeOH=100:0−−>80:20)により精製して、6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−((S)−1−{2−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−2H−イミダゾール−5−イル}−エチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジンおよび標題化合物を得た(t4.05分(条件2)、MH+=472.3)。
実施例276
3−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
(rac)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノールの代わりに(rac)−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール(工程276.1)を用いて、実施例10と類似の方法で標題化合物を調製した(t3.71分(条件3)、MH+=344.3)。
工程276.1
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−メタノール(工程9.1)の代わりに(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−メタノール(工程276.2)を用いて、実施例9と類似の方法で(rac)−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノールを調製した(t3.33分(条件3)、MH+=360.3)。
工程276.2
イミダゾ(1,2−a)ピリジン−6−カルボアルデヒドの代わりに1−メチル−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒド(工程276.3)を用いて、工程9.1と類似の方法で、(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−メタノールを調製した(t3.98分(条件3)、MH+=314.2)。
工程276.3
1−メチル−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒドをWO2006040052に記載のように調製した(t4.17分(条件3)、MH+=161)。
実施例277
3−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
3−(6−フルオロ−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例167、18.6mg、0.054mmol)を、DMF(0.310mL)中に溶解し、0℃に冷却した。NaH(1.9mg、0.080mmol)を加え、RMを30分撹拌した。ついで、ヨウドメタン(4.02μL)を加え、室温に加温した。2.5時間撹拌した後、水を加え、tOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出する)により精製した。フラクションを合し、凍結乾燥した。残渣をMeOH中に溶解し、HCO のSPEカートリッジに通して、TFA塩を得た。濾液を蒸発させて、標題化合物の遊離塩を白色固体として得た(t1.0分(条件2)、MH+=362)。
実施例278
(rac)−3−[1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
(rac)−6−クロロ−3−[1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(工程278.1)、240mg、0.728mmol)を、マイクロ波反応器に、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(227mg、1.092mmol)およびDME(5mL)と一緒に加えた。混合物をアルゴンで5分間パージした。テトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(42.1mg)および2MのNaCO(1.31mL)を加え、混合物をアルゴンでフラッシュし、シールした。RMを、マイクロ波照射下で30分間150℃で加熱した。ついで、EtOAcで希釈し、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させた。残渣を、分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出)により精製して、標題化合物を白色固体として得た(t1.03分(条件2)、MH+=376)H−NMR(DMSO−d6):8.29(s,1H);8.05(d,1H);7.93(s,1H);7.67(s,1H);7.58(d,1H);7.53(d,1H);7.46(d,1H);7.23(d,1H);4.92(q,1H);3.94(s,3H);3.88(s,3H);1.76(d,3H))。
工程278.1
(rac)−6−クロロ−3−[1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−エタノール(工程278.2,2g、5.78mmol)を酢酸(80mL)に溶解し、4つのマイクロ波反応器に加えた。ヨウダイド(1.84g×4、29mmol)、ついで、HPO50%(2.36mL×4、87mmol)を各々の反応器に加えた。ついで、5分間150℃でマイクロ波照射した。合した後、2.5MのNaOH溶液で塩基性化し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、120g RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、30分でDCM/MeOH=100:0−−>94:6)により精製した。回収した生成物含有フラクションを蒸発させ、残渣を減圧下で乾燥して、標題化合物を得た(t1.15分(条件2)、MH+=330)。
工程278.2
(rac)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−エタノール
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−メタノン(工程278.3、3.7g、11.22mmol)をTHF(250mL)中にアルゴン雰囲気下で加熱しながら加えた。溶液を冷却し、メチルマグネシウムブロマイド(3M、7.48mL)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。ついで、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO溶液で洗浄した。水相をEtOAcで2回抽出した。合した有機物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、with120g RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、20分中のDCM/MeOH=100:0−−>94:6)で精製した。回収した生成物含有フラクションを蒸発させ、残渣を減圧下で乾燥して、標題化合物を得た(t1.14分(条件2)、MH+=346)。
工程278.3
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−メタノン
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−メタノール(工程278.4、4.2g、12.66mmol)を、DCM(250mL)中に懸濁させた。デス−マーティンペルヨウジナン(10.64g、38.0mmol)を加え、混合物を室温で1.5時間撹拌した。混合物を蒸発させて、乾燥し、残渣を1MのNaOH中に溶解し、超音波処理した。15分撹拌した後、濾過した。沈殿を減圧下で一晩乾燥して、標題化合物を得た(t1.13分(条件2)、MH+=330)。
工程278.4
5,7−ジフルオロ−キノリン−6−カルボアルデヒドの代わりに6−フルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒド(中間体)を用いて、工程171.3と類似の方法により(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−メタノールを調製した(t0.94分(条件2)、MH+=332)。
実施例279
(rac)−2−(4−{3−[1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール
Figure 0005576802
(rac)−3−[1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(工程279.1、250mg、0.511mmol)をDCM(5mL)に溶解した。ジオキサン中HCl(4N、0.5mL)を加え、RMを1時間室温で撹拌した。ついで、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO溶液で洗浄した。水相をEtOAcで2回抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させた。残渣を分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出)により精製して、標題化合物を白色固体として得た(t0.98分(条件2)、MH+=406,H−NMR(DMSO−d6):8.39(s,1H);8.07(d,2H);8.01(d,1H);7.69(s,1H);7.61(s,1H);7.51(d,1H);7.47(d,1H);7.23(d,1H);4.95(t,1H);4.76(q,1H);4.18(t,2H);3.78(s,3H);3.75(q,2H);1.79(d,3H))。
工程279.1
(rac)−3−[1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
(rac)−6−クロロ−3−[1−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(工程278.1、250mg、0.758mmol)を、マイクロ波反応器に、1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(工程171.4、366mg、1.137mmol)およびDME(5mL)と一緒に溶解した。混合物をアルゴンで5分間パージした。テトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(35mg)および2MのNaCO(1.36mL)を加え、混合物をアルゴンでフラッシュし、シールした。RMを、150℃で30分間マイクロ波照射した。ついで、EtOAcで希釈し、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、40g RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、25分でDCM/MeOH=100:0−−>92:8)により精製した。回収した生成物含有フラクションを蒸発させ、残渣を減圧下で乾燥して、標題化合物を得た(t1.17分(条件2)、MH+=490)。
実施例280
2−(4−{3−[(S)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralcel OD(50x500mm)カラム、流速60mL/分のn−ヘプタン/EtOH/MeOH8:1:1(v/v)、オーブン25℃、検出220nm)を用いる実施例279の化合物のキラル分割により標題化合物を得た(t0.98分(条件2)、MH+=406)。
実施例281
2−{4−[3−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール
Figure 0005576802
3−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(工程281.1、269mg、566μmol)をDCM(5mL)中に溶解した。ジオキサン中HCl(4N、283μl)を加え、RMを室温で1時間撹拌した。溶媒を全て蒸発させ、残渣をEtOAcで溶解し、飽和NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣を、分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA))により精製した。アセトニトリルを除去し、水溶液を5%NaHCOで塩基性化した。EtOAcで3回抽出し、ついで、有機層を合し、ブラインで洗浄した。NaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣をペンタンでトリチュレートして、沈殿を濾取して、標題化合物を白色固体として得た(t0.93分(条件2)、MH+=392,H−NMR(DMSO−d6):8.42(s,1H);8.1(s,1H);8.02(d,1H);7.97(s,1H);7.75(d,1H);7.52(t,3H);4.95(m,1H);4.40(s,2H);4.21(t,2H);3.96(s,3H);3.77(m,2H))。
工程281.1
3−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
6−クロロ−3−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(工程281.2、268mg、849μmol)を、マイクロ波反応器に、1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(工程171.4、410mg、1.273mmol)およびDME(5mL)と一緒に加えた。混合物をアルゴンで5分間パージした。テトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(39.2mg)および2MのNaCO(1.528mL)を加え、混合物をアルゴンフラッシュし、シールした。RMに、150℃で30分間マイクロ波照射した。RMをEtOAcで希釈し、水、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、40g RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、45分でDCM/MeOH=100:0−−>94:6)により精製した。回収した生成物含有フラクションを蒸発させ、残渣を減圧下で乾燥して、標題化合物を油として得た(t1.13分(条件2)、MH+=476)。
工程281.2
6−クロロ−3−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−メタノール(工程278.4、1g、3.01mmol)を酢酸(80mL)中に溶解し、4つのマイクロ波反応器に加えた。ヨウダイド(956mg×4、15.07mmol)、ついで、HPO50%(1.2m×4、45.2mmol)を各々の反応器に加えた。ついで、150℃で5分間マイクロ波照射し、2.5MのNaOH溶液で塩基性化し、EtOAcで2回抽出した。有機層を合し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、溶媒を除去した。残渣をEtOでトリチュレートして、標題化合物を得た(t1.26分(条件2)、MH+=316)。
実施例282
3−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
6−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−7−フルオロ−キノリン(工程180.2)の代わりに6−クロロ−3−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(工程281.2)を用い、最後にDCM中でTFABoc−脱保護して、工程180.1と類似の方法で標題化合物を得た(t0.85分(条件2)、MH+=431)。
実施例283
3−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−[1−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
撹拌無水MeOH(2mL)に、室温で、3−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例282、79mg、0.184mmol)、ホルムアルデヒド(0.068mL、0.918mmol)およびNaBHCN(58mg、0.918mmol)を加えた。ついで、RMを、酢酸を添加してpH5−6にし、室温で2時間撹拌した。ついで、EtOAcに溶解し、飽和NaHCO溶液で洗浄した。有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させた。ついで、残渣を分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出)により精製して、標題化合物を得た(t0.85分(条件2)、MH+=445)。
実施例284
3−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
マイクロ波容器に、アルゴン雰囲気下で、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(23mg、0.112mmol)および6−クロロ−3−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(工程284.1、25mg、0.075mmol)を0.3mLのDMEと一緒に加えた。溶液をアルゴンで脱気し、ついで、PdCl(PPh(1.5mg)および2MのKCO(0.101mL)を加えた。ついで、RMを80−90℃で30分間撹拌した。さらに−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(10mg、0.048mmol)およびPdCl(PPh(1.5mg)を加えた。ついで、RMをDCMで希釈し、飽和NaHCO水溶液およびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、蒸発させて、乾燥し、残渣を精製して(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、EtOAc/MeOH=100:0−−>80:20)、標題化合物をベージュの結晶性粉末として得た(t3.91分(条件3)、MH+=380.2,H−NMR(DMSO−d6):8.36(s,1H);8.18(s,1H);8.05(s,1H);8.02(d,1H);7.50(m,2H);7.45(s,1H);4.40(s,2H);3.97(s,3H);3.90(s,3H))。
工程284.1
(rac)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノールの代わりに(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−メタノール(工程284.2)から出発して、実施例9と類似の方法で6−クロロ−3−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジンを、ベージュの粉末として得た(t5.21分(条件3)、MH+=334.3)。
工程284.2
2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−インダゾール−5−カルボアルデヒドの代わりに4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒド(中間体)を反応させて、工程195.4と類似の方法により、(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−メタノールをベージュの粉末として得た(t4.18分(条件3)、MH+=350.2)。
実施例285
2−{4−[3−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール
Figure 0005576802
3−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(工程285.1、30mg、0.061mmol)のジオキサン(2mL)中撹拌溶液に、0℃で、ジオキサン中HCl溶液(4M、0.152mL)を加えた。RMを室温で1時間撹拌し、溶液10%NaHCOに注ぎ、水相をDCMで抽出した。合した有機相をMgSOで乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、ヘキサン/EtOAc=100:0−−>80:20)により精製して、標題化合物を白色粉末として得た(t3.68分(条件3)、MH+=410.2,H−NMR(DMSO−d6):8.38(s,1H);8.19(s,1H);8.06(s,1H);8.04(d,1H);7.53−7.46(m,3H);4.97(t,1H);4.40(s,2H);4.18(t,2H);3.97(s,3H);3.76(q,2H))。
工程285.1
1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(工程171.4)を用いる実施例284と類似の方法で、3−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジンを調製した(t4.35分(条件3)、MH+=494.2)。
実施例286
(rac)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−[1,5]ナフチリジン−2−イル−メタノール
Figure 0005576802
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−メタノール(工程9.1)の代わりに(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−[1,5]ナフチリジン−2−イル−メタノール(工程286.1)を用いて、実施例9と類似の方法で標題化合物を得た(t3.14分(条件3)、MH+=358.1)。
工程286.1
イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボアルデヒドの代わりに[1,5]ナフチリジン−2−カルボアルデヒド(工程286.2)を用いて、工程9.1と類似の方法で、(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−[1,5]ナフチリジン−2−イル−メタノールを調製した(t3.57分(条件3)、MH+=312.1)。
工程286.2
[1,5]ナフチリジン−2カルボアルデヒドを、WO2006040052に記載のように調製した(t0.9分(条件1)、MH+=159、H−NMR(DMSO−d6):10.13(s,1H);9.15(d,1H);8.65(d,2H);8.22(d,1H);7.92(dd,1H))。
実施例287
3−(3−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
6−フルオロ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒドおよび6−フルオロ−2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−インダゾール−5−カルボアルデヒド(工程164.5)の混合物の代わりに3−メチル−1−(2−トリメチルシラニルメトキシ−エチル)−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒド(工程287.1)を用いて、実施例167(全ての工程)と類似の方法で、標題化合物を調製した(t3.61分(条件3)、MH+=344.3)。
工程287.1
2H−インダゾール−5−カルボアルデヒドの代わりに3−メチル−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒド(工程287.2)を用いて、工程150.4と類似の方法により、3−メチル−1−(2−トリメチルシラニルメトキシ−エチル)−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒドを調製した(t7.74分(条件3)、MH+=291.3)。
工程287.2
−40℃での2.5当量n−BuLiと5−ブロモ−1H−インダゾールの代わりに、−78℃での3.2当量のt−BuLiと5−ブロモ−3−メチル−1H−インダゾールを用いて、工程150.5と類似の方法で、3−メチル−1H−インダゾール−5−カルボアルデヒド5−ブロモ−3−メチル−1H−インダゾールを調製した(t3.94分(条件3)、MH−=159.1)。
実施例288
3−(2−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例10、20mg、0.061)の乾燥THF(2mL)溶液に、NaH(55%、5.83mg、0.134mmol)およびSelecfluor(登録商標)(47mg、0.134mmol)を加えた。30分撹拌した後、さらにNaH(55%、5.83mg、0.134mmol)およびSelecfluor(登録商標)(47mg、0.134mmol)を加え、RMを一晩室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM/DCM/MeOH19:1=100:0−−>0:100)により精製して、標題化合物を得た(t2.84分(条件3)、MH+=348.1)。
実施例289
6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−メタノール(工程9.1)の代わりにクロロ−3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例74)を、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用いて、実施例9と類似の方法で標題化合物を調製した(t2.88分(条件3)、MH+=344.1)。
実施例290
3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−6−(1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
6−[(S)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリンの代わりにクロロ−3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例74)を用いて、実施例251と類似の方法で、標題化合物を調製した(t2.51分(条件3)、MH+=316.1)。
実施例291
3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
6−[(S)−1−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−エチル]−キノリンの代わりにクロロ−3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例74)を用いて、工程239.1と類似の方法で標題化合物を調製した(t2.42分(条件3)、MH+=399.1)。
実施例292
(rac)−6−クロロ−3−(1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
ヨウ素(4.8g、18.91mmol)およびHPO(5.1mLのa50%水溶液、46.8mmol)を、(rac)−1−(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)エタノール(工程292.1、1.85g、5.90mmol)の酢酸(50mL)中溶液に加えた。RMを3つのマイクロ波反応器に分け、150℃で5分間マイクロ波照射下で加熱した。2.5NのNaOH溶液で塩基性化し、ついで、EtOAc/MeOH(9:1)で2回抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、標題化合物を褐色固体として得た(t0.5分(条件2)、MH+=298)。
工程292.1
(rac)−1−(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)エタノール
(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−メタノン(工程292.2、4.0g、13.44mmol)をジオキサン(400mL)中に懸濁し、90℃で加熱した。全ての物質を溶液にし、50℃で冷却し、3Mメチルマグネシウムブロマイド溶液(28.8mL、40.3mmol)を加えた。2時間乾留した。ついで、室温に冷却し、形成した沈殿を濾取した。EtOAc/MeOH(9:1)で溶解し、飽和NaHCO溶液およびブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、標題化合物を褐色固体として得た(t0.3分(条件2)、MH+=314)。
工程292.2
(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)メタノン
(rac)−1−(6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−1−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)エタノール(工程9.1、5g、16.68mmol)をアセトン(334mL)中に2−ヨウドキシ安息香酸(45%、14.01g、22.5mmol)と懸濁させた。これを2時間還流した。ついで、RMを室温に冷却し、溶媒を除去した。残渣を2.5NのNaOH溶液でトリチュレートし、沈殿を濾取し、乾燥して、標題化合物をベージュの固体として得た(t0.6分(条件2)、MH+=298)。
実施例293
(rac)−3−(1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
(rac)−(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−メタノール(工程9.1)の代わりに(rac)−6−クロロ−3−(1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例292)を用いて、実施例9と類似の方法で標題化合物を調製した(t2.8分(条件3)、MH+=344.2)。
実施例294
3−((R)−1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralpak ADOOSC−JF004(5x500mm)カラム、流速60mL/分のEtOH:MeOH60:40(v/v)、オーブン20℃、検出210nm(t36.5分))での実施例293の化合物のキラル分割により標題化合物を得た(t2.86分(条件2)、MH+=344.3)。
実施例295
3−((S)−1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralpak ADOOSC−JF004(5x500mm)カラム、流速60mL/分のEtOH:MeOH60:40(v/v)、オーブン20℃、検出210nm(t43.5分))での実施例293の化合物のキラル分割により標題化合物を得た(t2.86分(条件2)、MH+=344.3)。
実施例296
3−(3−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例10、10mg、0.030mmol)をDCM(0.3mL)中にNBS(5.9mg、0.033mmol)と溶解した。RMを室温で2時間撹拌した。溶媒を除去した。残渣を、分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出)により精製した。フラクションを合し、アセトニトリルを除去した。水溶液を5%NaHCO溶液で塩基性化し、EtOAc/MeOH(9:1)で2回抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。得られた固体をEtOでトリチュレートした。沈殿を濾取して、標題化合物を白色固体として得た(t0.7分(条件2)、MH+=408)。
実施例297
6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボアルデヒド
Figure 0005576802
DMF(2mL)を0℃に冷却し、ついで、POCl(0.130mL、1.397mmol)をゆっくりと加えた。溶液を10分間撹拌し、ついで、室温に加温し、3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例10、200mg、0.607mmol)を加えた。RMを120℃に加温し、2時間撹拌した。これを室温に冷却し、および水を加えた。EtOAcで2回抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM中0〜20%MeOH)により精製して、溶媒を蒸発させた後、標題化合物を黄色固体として得た(t0.7分(条件2)、MH+=358)。
実施例298
3−(3−クロロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例10、33.6mg、0102mmol)をDCM(1mL)中にN−クロロスクシニミド(15mg、0.112mmol)と溶解した。RMを室温で22時間撹拌した。溶媒を除去した。残渣を、分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出する)により精製した。フラクションを合し、アセトニトリルを除去した。水溶液を5%NaHCO溶液で塩基性化し、これをEtOAcで2回抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、白色標題化合物を得た(t0.7分(条件2)、MH+=364)。
実施例299
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(3−ビニル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
3−(3−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例296、50mg、0.122mmol)を、ジオキサン(0.5mL)中に、マイクロ波反応器にて溶解した。ついで、トリブチル(ビニル)スズ(36.9μL、0.122mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(1.4mg、0.001mmol)を加えた。RMを150℃で30分間、マイクロ波照射下で加熱した。溶媒を除去し、残渣を、分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出する)により精製した。フラクションを合し、凍結乾燥した。残渣をMeOH中に溶解し、HCO のSPEカートリッジに通して、TFA塩を除去した。濾液を蒸発させて、標題化合物の遊離塩基を黄色固体として得た(t0.7分(条件2)、MH+=356)。
実施例300
{6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル}−メタノール
Figure 0005576802
6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボアルデヒド(実施例297、50mg、0.140mmol)をMeOH(3mL)および水(1mL)中に溶解し、ついで、NaBH(2.6mg、0.070mmol)を加えた。RMを室温で30分間撹拌した。これを水およびEtOAcでクエンチした。形成した沈殿を濾取した。濾液を濃縮し、ついで、MeOHでトリチュレートした。塩を濾取した。濾液を濃縮し、ついで、EtOでトリチュレートし、沈殿を濾取し、これを、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM中0〜20%MeOH)により精製して、溶媒を蒸発させた後、標題化合物を黄色固体として得た(t0.6分(条件2)、MH+=360)。
実施例301
1−{6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル}−エタノン
Figure 0005576802
3−(3−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例296、100mg、0.245mmol)を、ジオキサン(0.98mL)中に、マイクロ波反応器において溶解した。ついで、トリブチル(1−エトキシビニル)スズ(85μL、0.245mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(2.8mg、0.002mmol)を加えた。RMを150℃で1時間、マイクロ波照射下で加熱した。溶媒を除去し、残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM中0〜20%MeOH)により精製した。合したフラクションを濃縮し、残渣をEtOでトリチュレートした。沈殿を濾取し、乾燥して、標題化合物を白色固体として得た(t0.7分(条件2)、MH+=372)。
実施例302
6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリル
Figure 0005576802
3−(3−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例296、55mg、0.135mmol)を、マイクロ波反応器に、NMP(150μL)およびCuCN(15.7mg、0.175mmol)と加えた。RMを200℃で10+15分間加熱した。得られた黒色固体をDMFで溶解した。水を混合物に加え、これをEtOAc/MeOH(9:1)で2回抽出した。合した有機層を10%アンモニア溶液で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM中0〜20%MeOH)により精製した。合したフラクションを濃縮した。得られた白色固体を分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出する)で精製した。フラクションを合し、凍結乾燥した。残渣をMeOH中に溶解し、これをHCO のSPEカートリッジに通してTFA塩を除去した。濾液を蒸発させて、標題化合物の遊離塩基を白色固体として得た(t0.8分(条件2)、MH+=355)。
実施例303
1−{6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル}−エタノール
Figure 0005576802
1−{6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル}−エタノン(実施例301、50mg、0.135mmol)をMeOH(3mL)および水(1mL)中に溶解し、ついで、NaBH(3.1mg、0.081mmol)を加えた。RMを室温で2時間撹拌した。さらにNaBH(3回、5.1mg、0.135mmol)をRMに18時間にわたって加えた。ついで、ジオキサンを加え、これを60℃で2時間撹拌した。これをEtOAcでクエンチし、溶媒を除去した。残渣を分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出)により精製した。フラクションを合し、凍結乾燥した。残渣をMeOH中に溶解し、これをHCO のSPEカートリッジに通してTFA塩を得た。濾液を蒸発させて、標題化合物の遊離塩化合物を白色固体として得た(t0.6分(条件2)、MH+=374)。
実施例304
1−{6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル}−エタン−1,2−ジオール
Figure 0005576802
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(3−ビニル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例299、49mg、0.138mmol)をジオキサン(0.69mL)および水(0.69mL)中に溶解し、ついで、KMnO(21.8mg、0.138mmol)および2.5MのNaOH溶液(0.165mL、0.414mmol)を加えた。RMを室温で3時間撹拌した。これをセライトにより濾過し、溶媒を除去した。残渣を、分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出する)で精製した。フラクションを合し、凍結乾燥した。残渣をMeOH中に溶解し、これをHCO のSPEカートリッジに通して、TFA塩を除去した。濾液を蒸発させ、残渣をペンタンでトリチュレートした。沈殿を濾取し、乾燥して、標題化合物を白色固体として得た(t0.3分(条件2)、MH+=390)。
実施例305
3−{6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル}−ベンゾニトリル
Figure 0005576802
3−(3−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例296、80mg、0.196mmol)をDME(0.653mL)中に、3−シアノフェニルボロン酸(28.2mg、0.196mmol)、2MのNaCO溶液(0.353mL、0.705mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(11.3mg、0.010mmol)と一緒に加えた。RMを150℃で5分間マイクロ波照射下で加熱した。これをEtOAcで溶解し、10%NaCO溶液およびブラインで洗浄した。水層からの沈殿物を濾取し、乾燥して、標題化合物を灰色固体として得た(t0.8分(条件2)、MH+=431)。
実施例306
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(3−ピリジン−3−イル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
3−(3−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例296、80mg、0.196mmol)を、DME(0.653mL)中に、ピリジン−3−イルボロン酸(24.1mg、0.196mmol)、2MのNaCO溶液(0.353mL、0.705mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(11.3mg、0.010mmol)と一緒に加えた。RMを150℃で5分間マイクロ波照射下で加熱した。これをEtOAcで溶解し、10%NaCO溶液およびブラインで洗浄した。ついで、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣をMeOH中に溶解し、PL−チオールMPのSPEカートリッジに通してパラジウムを除去した。ついで、濾液を、分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出する)により精製した。フラクションを合し、凍結乾燥した。残渣をMeOH中に溶解し、これを、HCO のSPEカートリッジに通して、TFA塩を除去した。濾液を蒸発させて、標題化合物の遊離塩を白色固体として得た(t0.6分(条件2)、MH+=407)。
実施例307
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
3−(3−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例296、77mg、0.189mmol)を、DME(0.629mL)中に、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(39.2mg、0.189mmol)、2MのNaCO溶液(0.339mL、0.679mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(10.9mg、0.009mmol)と一緒に溶解した。RMを150℃で5分間マイクロ波照射下で加熱した。これをEtOAcで溶解し、10%NaCO溶液およびブラインで洗浄した。ついで、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣をMeOH中に溶解し、PL−チオールMPのSPEカートリッジに通して、パラジウムを得た。ついで、濾液を、分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出した)により精製した。フラクションを合し、アセトニトリルを除去した。水溶液を5%NaHCO溶液で塩基性化し、EtOAcで2回抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥した。これを濾過して、溶媒を蒸発させた後、標題化合物を白色固体として得た(t0.7分(条件2)、MH+=410)。
実施例308
(rac)−3−(1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−6−m−トリル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
(rac)−6−クロロ−3−(1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例292、200mg、0.672mmol)をDME(3.36mL)中に、3−トリルボロン酸(91mg、0.672mmol)、2MのNaCO溶液(1.21mL、2.418mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(38.8mg、0.034mmol)を溶解した。RMを150℃で5分間マイクロ波照射下で加熱した。これをEtOAcで溶解し、10%NaCO溶液およびブラインで洗浄した。ついで、これをNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM中0〜20%MeOH)により精製した。合したフラクションを濃縮した。得られた白色固体を分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出する)により精製した。フラクションを合し、凍結乾燥した。残渣をMeOH中に溶解し、これをHCO のSPEカートリッジに通して、TFA塩を除去した。濾液を蒸発させて、標題化合物の遊離塩を白色固体として得た(t0.9分(条件2)、MH+=354)。
実施例309
(rac)−3−[1−(3−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
(rac)−3−(1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例293、607mg、1.768mmol)をDCM(18mL)中に溶解し、NBS(346mg、1.944mmol)を加えた。これを室温で30分間撹拌し、ついで、溶媒を除去した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM中0〜20%MeOH)により精製した。合したフラクションを濃縮して、標題化合物を黄色固体として得た(t0.7分(条件2)、MH+=422,H−NMR(DMSO−d6):8.47(s,1H);8.37(s,1H);8.04(m,2H);7.78(s,1H);7.67(s,1H);7.54(d,1H);7.47(d,1H);7.32(d,1H);4.81(q,1H);3.89(s,3H);1.80(d,3H))。
実施例310
(rac)−2−(4−{3−[1−(3−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール
Figure 0005576802
(rac)−3−(1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン((rac)−6−クロロ−3−[1−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジンの代わりに(rac)−6−クロロ−3−(1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例292)、150mg、0.328mmolを用いて工程185.1と類似の方法で調製した)を、DCM(3.3mL)中に溶解し、NBS(64.2mg、0.984mmol)を加えた。これを室温で3時間撹拌し、ついで、溶媒を除去した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM中0〜20%MeOH)により精製した。合したフラクションを濃縮し、DCM(1mL)中に、4Nのジオキサン中HCl(0.246mL、0.984mmol)と溶解した。RMを室温で2分間撹拌した。溶媒を除去し、残渣を、分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出する)により精製した。フラクションを合し、アセトニトリルを除去した。水溶液を、5%NaHCO溶液で塩基性化し、EtOAcで2回抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥した。これを濾過して、溶媒を蒸発させた後、標題化合物を白色固体として得た(t0.7分(条件2)、MH+=452,H−NMR(DMSO−d6):8.46(s,1H);8.40(s,1H);8.04(m,2H);7.78(s,1H);7.67(s,1H);7.52(m,2H);7.33(d,1H);4.95(t,1H);4.76(q,1H);4.18(t,2H);3.75(q,2H);1.80(d,3H))。
実施例311
2−(4−{3−[(S)−1−(3−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール
Figure 0005576802
分取HPLC(Chiralpak AD20um500x50mmカラム、流速60−120mL/分のn−ヘプタン:EtOH50:50オーブン20℃、検出220nm)での実施例310の化合物のキラル分割により標題化合物を得た(t0.7分(条件2)、MH+=452,H−NMR(DMSO−d6):8.46(s,1H);8.40(s,1H);8.04(m,2H);7.78(s,1H);7.67(s,1H);7.52(m,2H);7.33(d,1H);4.95(t,1H);4.76(q,1H);4.18(t,2H);3.75(q,2H);1.80(d,3H))。
実施例312
(rac)−3−[1−(3−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−エチル]−6−m−トリル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
Figure 0005576802
(rac)−3−(1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−6−m−トリル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン(実施例308、100mg、0.283mmol)をDCM(2.8mL)中に溶解し、NBS(50.4mg、0.283mmol)を加えた。これを室温で1時間撹拌し、ついで、溶媒を除去した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィー(CombiFlash(登録商標)Companion system(登録商標)、RediSep(登録商標)シリカゲルカラム、DCM中0〜20%MeOH)により精製した。合したフラクションを濃縮した。残渣を、分取HPLC(アセトニトリルおよび水(+0.1%TFA)で溶出する)により精製した。フラクションを合し、アセトニトリルを除去した。水溶液を5%NaHCO溶液で塩基性化し、EtOAcで2回抽出した。合した有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥した。これを濾過して、溶媒を蒸発させた後、標題化合物を白色固体として得た(t1.0分(条件2)、MH+=432)。
C−Met酵素アッセイ
本発明の多くの化合物を、以下のように抗体に基づくキナーゼリン酸化アッセイにおいてアッセイした。
EPK cMETプロファイリングアッセイ:
酵素の細胞質ドメインを含有する精製組み換えGST−融合蛋白質を用いる、cMET受容体チロシンキナーゼに関するEPKキナーゼアッセイが開発された。GST−cMET(969−1390)を、アフィニティクロマトグラフィーにより精製した。
キナーゼアッセイは、LanthaScreenTMテクノロジーに基づく。LanthaScreenTMは、種々の結合パートナー間の相互作用を測定するための、ランタノイドキレートを用いる、時間分解蛍光共鳴エネルギー移動(TR−FRET)の検出である。TR−FRETキナーゼアッセイにおいて、超寿命ランタノイドドナー種は、適当なアクセプターフルオロフォアで標識されたキナーゼ反応のリン酸化生成物に特異的に結合する抗体とコンジュゲートする。この抗体媒介相互作用は、bringsランタノイドドナーおよびアクセプターを近接させて、共鳴エネルギー移動を可能にし、FRETシグナルを検出可能な程度に増加させる。
キナーゼ反応は、総反応容量9.05μL、384ウェルマイクロタイタープレートで行った。アッセイプレートを、以下の「化合物希釈液の調製」に記載するように、適当な試験濃度で、ウェルあたり0.05μLの試験化合物で調製した。反応を、4.5μLのATP溶液を、4.5μLの酵素基質ミックス(キナーゼおよび基質からなる)と組み合わせることにより開始した。キナーゼ反応における最終濃度は、35mMのTris/HCl、1mMのDTT、0.025%のTween20、10μMオルトバナジウム酸ナトリウム、0.25%のBSA、0.6%のDMSO、10mMのMgCl、3mMのMnCl、2μMのATP、50nMのフルオレセイン−PolyEAY、および0.3nMの酵素であった。
反応物を60分間室温にてインキュベートし、4.5μLの停止バッファー(50mMのEDTA、0.04%のNP40、20mMのTris/HCl)を添加して停止させた。
ついで、4.5μLの検出ミックス(50mMのTris/HCl、2mMのDTT、0.05%のTween20、20μMオルトバナジウム酸ナトリウム、1%のBSA、1.72μg/mlのTb−PY20抗体)を、停止した反応物に加えた。室温にて30分間インキュベートした後、プレートを、BMG Pherastar蛍光リーダーにおいて測定した。化合物の酵素活性に対する効果を、すべてのアッセイにおいて、線形プログレス曲線から取得し、一のリーディング(エンドポイント測定)から測定した。結果を下記表1に要約する。
化合物希釈液の調製
試験化合物をDMSO(10mM)に溶解し、ユニーク2Dマトリックスを有する、1.4mLの平底またはV−型マトリックスチューブに加えた。貯蔵液を、すぐに使用しない場合、−20℃で貯蔵した。試験方法に関して、容器を解凍し、スキャナーにより同定し、それにより、一連のワーキングステップを示すワーキングシートを作成した。
化合物希釈液を96ウェルプレートにて調製した。このフォーマットにより、4つの蛍光化合物を含む、8つの濃度(シングルプロット)での最大40種の試験化合物のアッセイを可能にした。希釈プロトコールは、「前希釈プレート」、「マスタープレート」および「アッセイプレート」の生成を含む。
前希釈プレート:96ポリプロピレンウェルプレートを、前希釈プレートとして用いた。合計4つの前希釈プレートは、各々プレート位置A1−A10に10個の試験化合物、すべてに1つの標準化合物およびA12に1つのDMSO対照を含むように調製した。すべての希釈工程を、HamiltonSTARロボットで行った。
マスタープレート:各々100μLの標準化合物を含む化合物希釈液および「前希釈プレート」の4つの対照を、それぞれ、以下の90%のDMSO中の濃度1820、564、182、54.6、18.2、5.46、1.82および0.546μMを含む384「マスタープレート」に移した。
アッセイプレート:ついで、「アッセイプレート」を、各々「マスタープレート」の50nLの化合物希釈液を384−ウェル「アッセイプレート」に、HummingBird 384−チャンネルディスペンサーを用いて分注して調製した。これらのプレートを、直接、総容量9.05μLで行うアッセイに用いた。これにより、アッセイにおいて、最終化合物濃度、10、3.0、1.0、0.3、0.1、0.03、0.01および0.003μMおよび最終DMSO濃度、0.5%となった。
Figure 0005576802
Figure 0005576802

Claims (15)

  1. 式(I):
    Figure 0005576802
    [式中
    は、非置換または置換ヘテロサイクリルであり、但し、3−メチルイソオキサゾールを除く;
    は、非置換または置換ヘテロサイクリル、または非置換または置換アリールであり;
    は、H、重水素、または低級アルキルであり、R`は、H、重水素、低級アルキル、ハロゲン、またはヒドロキシであるか、または
    はハロゲンであり、R`はハロゲンであるか、または
    およびR`は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロアルキルまたはビニルを意味し;
    は、直接結合、−SO−基、または基
    Figure 0005576802
    (式中、*印の結合はRに結合しており、
    nは、0または1であり;
    mは、0、1、2、3、4または5であり;
    は、Hまたは非置換アルキルであり;
    は、Hまたは非置換アルキルであり;
    `は、Hまたは非置換アルキルであり;
    は、OまたはNRである)
    である]
    で示される化合物またはその塩。
  2. が、非置換または置換ヘテロサイクリル(ここに、該ヘテロサイクリルは、単環式、二環式、三環式またはスピロ環式であり、1〜4個のヘテロ原子を含む4〜16個の環原子を有する、不飽和、飽和または部分不飽和ヘテロサイクルから選択される)であり;ここに、該置換基は、1個またはそれ以上、好ましくは、1〜4個の以下の基:ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシ、C−C−アルキル、C−C12−シクロ−アルキル、フェニル−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、N−C−C−アルカノイルアミノ−C−C−アルキル、N−C−C−アルカンスルホニル−アミノ−C−C−アルキル、ピロリジノ−C−C−アルキル、オキソ−ピロリジノ−C−C−アルキル、ピペリジノ−C−C−アルキル、ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキルまたはC−C10−シクロアルキル)−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−(アミノ−C−C−アルキル)−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキルアミノ)−C−C−アルキル]−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、モルホリノ−C−C−アルキル、チオモルホリノ−C−C−アルキル、S−モノ−またはS,S−ジオキソ−チオ−モルホリノ−C−C−アルキル、カルバモイル−C−C−アルキル、[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−カルバモイル]−C−C−アルキル、C−C−アルカンスルフィニル−C−C−アルキル、C−C−アルカンスルホニル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、アミノ、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ、C−C−アルカノイルアミノ、N−C−C−アルカノイル−N−C−C−アルキル−アミノ、C−C−アルキルオキシカルボニル−アミノ、N−C−C−アルキルオキシカルボニル−N−C−C−アルキル−アミノ、ピロリジノ、オキソ−ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジン−1−イル、4−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキルまたはC−C10−シクロアルキル)−ピペラジン−1−イル、4−(アミノ−C−C−アルキル)−ピペラジン−1−イル、4−[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキルアミノ)−C−C−アルキル]−ピペラジン−1−イル、モルホリノ、チオモルホリノ、S−オキソ−またはS,S−ジオキソチオ−モルホリノ、C−C−アルカンスルホニルアミノ、カルバモイル、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキルおよび/または(N’−モノ−またはN’,N’−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ−C−C−アルキル)−カルバモイル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、ホルミル、C−C−アルキルカルボニル、アミノ−カルボニル、アミノ−C−C−アルキル−カルボニル、ハロ−C−C−アルキルカルボニル、ハロ−C−C−アルコキシカルボニル、N−C−C−アルカノイルアミノ−C−C−アルキルカルボニル、ピロリジン−1−カルボニル、ピペリジン−1−カルボニル、ピペラジン−1−カルボニル、4−(C−C−アルキル)ピペラジン−1−カルボニル、モルホリン−1−カルボニル、チオモルホリン−1−カルボニル、S−オキソ−またはS,S−ジオキソチオ−モルホリン−1−カルボニル、スルホ、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキル−スルフィニル、C−C−アルキルチオ、スルファモイル、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−スルファモイル、モルホリノスルホニル、チオモルホリノスルホニル;オキソ(例えば、C=OまたはN(+)−O(−))またはC1−6アルカンジイルから独立して選択され;
    が、非置換または置換ヘテロサイクリルまたは非置換または置換アリール(ここに、該ヘテロサイクリルは、単環式、二環式、三環式またはスピロ環式であり、1〜4個のヘテロ原子を含む4〜16個の環原子を有する、不飽和、飽和または部分不飽和ヘテロサイクルから選択され;該アリールは、6〜14個の環炭素原子を有する芳香族基から選択される)であり;ここに、該置換基は、1個またはそれ以上、好ましくは、1〜4個の以下の基:ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシ、C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、N−C−C−アルカノイルアミノ−C−C−アルキル、N−C−C−アルカンスルホニル−アミノ−C−C−アルキル、ピロリジノ−C−C−アルキル、オキソ−ピロリジノ−C−C−アルキル、ピペリジノ−C−C−アルキル、ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキルまたはC−C10−シクロアルキル)−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−(アミノ−C−C−アルキル)−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、4−[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキルアミノ)−C−C−アルキル]−ピペラジン−1−イル−C−C−アルキル、モルホリノ−C−C−アルキル、チオモルホリノ−C−C−アルキル、S−モノ−またはS、S−ジオキソ−チオモルホリノ−C−C−アルキル、カルバモイル−C−C−アルキル、[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−カルバモイル]−C−C−アルキル、C−C−アルカンスルフィニル−C−C−アルキル、C−C−アルカンスルホニル−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、アミノ、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ、C−C−アルカノイルアミノ、ピロリジノ、オキソ−ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジン−1−イル、4−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキルまたはC−C10−シクロアルキル)−ピペラジン−1−イル、4−(アミノ−C−C−アルキル)−ピペラジン−1−イル、4−[N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキルアミノ)−C−C−アルキル]−ピペラジン−1−イル、モルホリノ、チオモルホリノ、S−オキソ−またはS、S−ジオキソチオ−モルホリノ、C−C−アルカンスルホニルアミノ、カルバモイル、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、アミノ−C−C−アルキルおよび/または(N’−モノ−またはN’、N’−ジ−(C−C−アルキル)−アミノ−C−C−アルキル)−カルバモイル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、アミノ−カルボニル、アミノ−C−C−アルキルカルボニル、ハロ−C−C−アルキルカルボニル、ハロ−C−C−アルコキシカルボニル、N−C−C−アルカノイルアミノ−C−C−アルキルカルボニル、ピロリジン−1−カルボニル、ピペリジン−1−カルボニル、ピペラジン−1−カルボニル、4−(C−C−アルキル)ピペラジン−1−カルボニル、モルホリン−1−カルボニル、チオモルホリン−1−カルボニル、S−オキソ−またはS、S−ジオキソチオモルホリン−1−カルボニル、スルホ、C−C−アルカンスルホニル、C−C−アルカンスルフィニル、スルファモイル、N−モノ−またはN,N−ジ−(C−C−アルキル)−スルファモイル、モルホリノスルホニル、チオモルホリノスルホニルおよびオキソ(C=OまたはN(+)−O(−)、ただし、Rはヘテロサイクリルである)から独立して選択され;
    が、H、重水素、メチル、エチル、n−またはイソ−プロピルであり、R`が、H、重水素、メチル、エチル、n−またはイソ−プロピル、フルオロ、クロロ、またはヒドロキシであるか、または
    およびR`が、両方ともフルオロまたはクロロのいずれかであるか、または
    およびR`が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピルまたはビニルを意味し;
    、R`およびRが、互いに独立して、HまたはC−C−アルキルから選択され;
    nが、0または1であり;
    mが、0、1または2であり、
    が酸素である、
    請求項1記載の式(I)で示される化合物またはその塩。
  3. が直接結合である、請求項1または2記載の化合物。
  4. が、下記:
    Figure 0005576802
    から選択される、フェニルまたはヘテロサイクリルであり、該フェニルまたはヘテロサイクルが、各々、非置換であるか、または、フルオロ、クロロ、ブロモ、1−メチル−1H−ピラゾール、ピリジル、フェニル、ヒドロキシ、アミノ、アミノカルボニル、シアノ、C−C−アルキル、ビニル、C−C−アルキルオキシ、ホルミル、C−C−アルキルカルボニル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、C−C−アルキルオキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルホニルアミノからなる群から選択される1個またはそれ以上の置換基により置換されている、請求項1〜3いずれか1項記載の化合物。
  5. が、下記:
    Figure 0005576802
    Figure 0005576802
    から選択される基である、請求項4記載の化合物。
  6. が、下記:
    Figure 0005576802
    から選択される基である、請求項5記載の化合物。
  7. 式(IJ):
    Figure 0005576802
    [式中、RおよびRは、上記請求項と同意義である]
    で示される、請求項1〜6いずれか1項記載の化合物。
  8. (rac)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−キノリン−6−イル−メタノール;
    6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    (rac)−(4−メトキシ−フェニル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール;
    3−(4−メトキシ−ベンジル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    4−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−フェノール;
    6−{ジフルオロ−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メチル}−キノリン;
    6−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    3−ベンゾフラン−5−イルメチル−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    (rac)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール;
    3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    (rac)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−キノキサリン−6−イル−メタノール;
    3−ベンゾチアゾール−6−イルメチル−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−(2−メチル−ベンゾチアゾール−6−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    6−(6−ピリジン−3−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン;
    6−(6−ベンゾフラン−2−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン;
    6−[6−(3−フェニル−イソキサゾール−5−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    6−[6−(1−メチル−1H−インドール−5−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    6−(6−ベンゾ[b]チオフェン−2−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン;
    6−(6−キノリン−3−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン;
    6−[6−(5−クロロ−チオフェン−2−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    6−(6−イソキノリン−4−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン;
    6−[6−(1H−インドール−5−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    6−[6−(1−プロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    6−[6−(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    6’−クロロ−5−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−[2,3’]ビピリジニル;
    6−[6−(2−クロロ−ピリジン−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    2’−クロロ−4−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−[2,4’]ビピリジニル;
    6−(6−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン;
    6−(6−ベンゾ[1,2,5]オキサジアゾール−5−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン;
    6−(6−ピリミジン−5−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン;
    6−[6−(2−メトキシ−ピリミジン−5−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    6−[6−(1H−インドール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    6−[6−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    6−[6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    6−(6−チオフェン−3−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン;
    6−[6−(2H−ピラゾール−3−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    5−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピリジン−2−オール;
    [(R)−1−(3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピロリジン−3−イル]−ジメチル−アミン;
    (3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−アミン;
    (1−メチル−ピペリジン−4−イル)−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−アミン;
    6−(6−モルホリン−4−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン;
    6−(6−ピロリジン−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン;
    ジメチル−[1−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピペリジン−4−イル]−アミン;
    メチル−[1−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピロリジン−3−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル;
    ジメチル−[(R)−1−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピロリジン−3−イル]−アミン;
    4−メチル−チアゾール−2−イル)−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−アミン;
    (2−ピロリジン−1−イル−エチル)−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−アミン;
    (1−エチル−ピロリジン−2−イルメチル)−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−アミン;
    1,1−ジオキソ−テトラヒドロ−1λ−チオフェン−3−イル)−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−アミン;
    4−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピペラジン−2−オン;
    (S)−1−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピロリジン−3−オール;
    (R)−1−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピロリジン−3−オール;
    1−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−[1,4]ジアゼパン−5−オン;
    6−[6−(1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デク−8−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    6−[6−(2−メチル−ピペリジン−1−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    6−(6−イミダゾール−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン;
    6−[6−(2−メチル−イミダゾール−1−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    (1−ベンジル−ピロリジン−3−イル)−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−アミン;
    6−[6−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    (rac)−メチル−[1−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピロリジン−3−イル]−アミン;
    1−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピペリジン−4−オン;
    6−[6−((R)−3−フルオロ−ピロリジン−1−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    6−[6−((S)−3−フルオロ−ピロリジン−1−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    ピリミジン−2−イル−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−アミン;
    ピリミジン−4−イル−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−アミン;
    (2−エチル−2H−ピラゾール−3−イル)−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−アミン;
    7−[6−(4−メチル−ピラゾール−1−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    6−(6−ピラゾール−1−イル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン;
    ベンゾ[1,2,5]オキサジアゾール−4−イル−(3−キノリン−7−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−アミン;
    6−[(6−クロロ−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル)−ジデューテロ−メチル]−キノリン;
    6{ジデューテロ−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]}−キノリン;
    7−フルオロ−6−{6−[1−(1−メチル−アゼチジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−lメチル}−キノリン;
    2−(4−{4−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−ピペリジン−1−イル)−エタノール;
    6−{6−[1−(1−エチル−ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−7−フルオロ−キノリン;
    7−フルオロ−6−(6−{1−[1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン;
    3−(1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    (R)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−キノリン−6−イル−メタノール;
    (S)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−キノリン−6−イル−メタノール;
    (rac)−2,2,2−トリフルオロ−N−(6−{ヒドロキシ−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メチル}−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)−アセトアミド;
    6−{1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−ビニル}−キノリン;
    (rac)−6−{1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン;
    (rac)−6−{1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン;
    6−{(R)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン;
    6−{(S)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン;
    5−フルオロ−6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    (rac)−(2−アミノ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール;
    3−(1H−ベンゾイミダゾl−5−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    6−{1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−シクロプロピル}−キノリン;
    (rac)−3−[1−(6−フルオロ−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−[(S)−1−(6−フルオロ−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−[(R)−1−(6−フルオロ−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−(6−フルオロ−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    (rac)−2,2,2−トリフルオロ−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−1−キノリン−6−イル−エタノール;
    6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−7−トリフルオロメチル−キノリン;
    5,7−ジフルオロ−6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    2−{4−[3−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール;
    7−フルオロ−6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    (rac)−1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エタノール;
    (R)−1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エタノール;
    [4−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピラゾール−1−イル]−アセトニトリル;
    (rac)−2−{4−[3−(1−キノリン−6−イル−エチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール;
    2−{4−[3−((R)−1−キノリン−6−イル−エチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール;
    2−{4−[3−((S)−1−キノリン−6−イル−エチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール;
    7−フルオロ−6−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    7−フルオロ−6−{6−[1−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−キノリン;
    (rac)−2−(4−{3−[1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール;
    2−(4−{3−[(R)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール;
    2−(4−{3−[(S)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール;
    (rac)−2−(4−{3−[1−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール;
    2−(4−{3−[(R)−1−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール;
    2−(4−{3−[(S)−1−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール;
    (rac)−2−(4−{3−[1−(5−クロロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール;
    (rac)−2−{4−[3−(1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール;
    (rac)−2−(4−{3−[1−(2H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール;
    (rac)−5,7−ジフルオロ−6−{1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン;
    5,7−ジフルオロ−6−{(S)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン;
    5,7−ジフルオロ−6−{(R)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン;
    3−[(S)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−[(S)−1−(2H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−[(S)−1−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    6−{ジフルオロ−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メチル}−キノリン;
    6−[2−メチル−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−3H−ベンゾイミダゾl−5−イルメチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−フェノール;
    3−(4−ブロモ−2−フルオロ−ベンジル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−(7−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    (rac)−3−[1−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    (rac)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−{1−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル]−エチル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    2−[4−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピラゾール−1−イル]−エタノール;
    6−(6−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン;
    6−[6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    6−[6−(1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    2−[4−(3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピラゾール−1−イル]−エタノール;
    2−[4−(3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピラゾール−1−イル]−エタノール;
    2−{4−[3−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール;
    2−(4−{3−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−3H−ベンゾイミダゾl−5−イルメチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール;
    3−フルオロ−4−{6−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−フェノール;
    4−{6−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−フェノール;
    (rac)−4−(1−{6−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル}−エチル)−フェノール;
    (rac)−4−{1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−フェノール;
    (rac)−5−クロロ−6−{1−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン;
    5−クロロ−6−(1−{6−[1−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル}−エチル)−キノリン;
    (rac)−5−クロロ−6−{1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン;
    2−{4−[3−(5−クロロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール;
    5−クロロ−6−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    5−クロロ−6−{6−[1−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−キノリン;
    (rac)−(3−メチル−3H−ベンゾイミダゾl−5−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール;
    1−(4−{4−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−ピペリジン−1−イル)−エタノン;
    7−フルオロ−6−{6−[1−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−キノリン;
    7−フルオロ−6−{6−[1−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−キノリン;
    7−フルオロ−6−(6−{1−[2−(2−メトキシ−エトキシ)−エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル)−キノリン;
    7−フルオロ−6−{6−[1−(2−メトキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−キノリン;
    6−{6−[1−(2−アゼチジン−1−イル−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−キノリン;
    6−{6−[1−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−キノリン;
    メチル−{2−[4−(3−キノリン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)−ピラゾール−1−イル]−エチル}−アミン;
    6−{6−[1−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−キノリン;
    6−((S)−1−{6−[1−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル}−エチル)−キノリン;
    6−{(S)−1−[6−(1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン;
    7−クロロ−6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    7−クロロ−6−[6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    2−{4−[3−(7−クロロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール;
    4−{4−[3−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル;
    5,7−ジフルオロ−6−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    5,7−ジフルオロ−6−{6−[1−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル}−キノリン;
    (rac)−(5−フルオロ−キノリン−6−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール;
    (rac)−7−フルオロ−キノリン−6−イル)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール;
    (rac)−[6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−メタノール;
    6−[6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−7−フルオロ−キノリン;
    7−フルオロ−6−[6−(1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    (rac)−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−[6−(1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−メタノール;
    (rac)−7−フルオロ−6−{1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン;
    2−{4−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール;
    (rac)−2−(4−{3−[1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール;
    3−((R)−1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−((R)−1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    (rac)−7−フルオロ−6−{1−[6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−キノリン;
    (rac)−7−フルオロ−6−(1−{6−[1−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル}−エチル)−キノリン;
    (rac)−{1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピロリジン−3−イル}−メチル−アミン;
    (S)−1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピロリジン−3−オール;
    (R)−1−[3−(7−フルオロ−キノリン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピロリジン−3−オール;
    5,7−ジフルオロ−6−[6−(1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−キノリン;
    (rac)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−1−キノリン−6−イル−エタノール;
    (rac)−1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−1−{6−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル}−エタノール;
    (R)−1−(7−フルオロ−キノリン−6−イル)−1−{6−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル}−エタノール;
    (rac)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−1−{6−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル}−エタノール;
    (R)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−1−{6−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル}−エタノール;
    (rac)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エタノール;
    (R)−1−(5,7−ジフルオロ−キノリン−6−イル)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エタノール;
    2−(5−{(S)−1−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−エチル}−イミダゾール−1−イル)−エタノール;
    3−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    (rac)−3−[1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    (rac)−2−(4−{3−[1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール;
    2−(4−{3−[(S)−1−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール;
    2−{4−[3−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール;
    3−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−(6−フルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−[1−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    2−{4−[3−(4,6−ジフルオロ−1−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール;
    (rac)−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イル]−[1,5]ナフチリジン−2−イル−メタノール;
    3−(3−メチル−1H−イミダゾール−5−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−(2−フルオロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    6−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−6−(1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル−6−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    (rac)−3−(1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−((R)−1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−((S)−1−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル−エチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    3−(3−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボアルデヒド;
    3−(3−クロロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(3−ビニル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    {6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル}−メタノール;
    1−{6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル}−エタノン;
    6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボニトリル;
    1−{6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル}−エタノール;
    1−{6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル}−エタン−1,2−ジオール;
    3−{6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルメチル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル}−ベンゾニトリル;
    6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(3−ピリジン−3−イル−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−[3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルメチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    (rac)−3−[1−(3−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−エチル]−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン;
    (rac)−2−(4−{3−[1−(3−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール;
    2−(4−{3−[(S)−1−(3−ブロモ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−エチル]−イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル}−ピラゾール−1−イル)−エタノール;
    から選択される化合物。
  9. 医薬としての遊離形態または医薬上許容される塩形態である、請求項1〜8いずれか1項記載の式(I)で示される化合物。
  10. 一またはそれ以上のC−Metチロシンキナーゼ介在疾患の治療用の医薬の製造における、遊離形態または医薬上許容される塩形態である、請求項1〜8いずれか1項記載の式(I)で示される化合物の使用。
  11. C−metチロシンキナーゼ介在疾患が増殖性疾患である、請求項10載の化合物の使用。
  12. C−metチロシンキナーゼ介在疾患が、遺伝性乳頭状腎細胞癌(PRCC)、散発型PRCC、腎臓癌、頭部および頸部癌、扁平上皮癌、胃癌、膵臓癌、肺癌、膀胱癌、乳癌、平滑筋肉腫、膠芽細胞腫、メラノーマ、胞巣状軟部肉腫から選択される、請求項10載の化合物の使用。
  13. C−Metチロシンキナーゼ介在疾患または障害の治療用の医薬組成物であって、治療的に有効な量の遊離形態または医薬上許容される塩形態である、請求項1〜8いずれか1項記載の式(I)で示される化合物を含む、医薬組成物。
  14. 治療的に有効な量の活性成分としての遊離形態または医薬上許容される塩形態である、請求項1〜8いずれか1項記載の式(I)で示される化合物;一またはそれ以上の医薬上許容される担体物質および/または希釈剤を含む、医薬組成物。
  15. 治療的に有効な量の遊離形態または医薬上許容される塩形態である、請求項1〜8いずれか1項記載の式(I)で示される化合物;治療的に有効な量の一またはそれ以上の組み合わせパートナー;一またはそれ以上の医薬上許容される担体物質および/または希釈剤を含む、同時または連続投与に適した組み合わせ医薬組成物。
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