JP2013147325A - 剥離装置、及び電子デバイスの製造方法 - Google Patents

剥離装置、及び電子デバイスの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ナイフを界面に精度良く挿入できる剥離装置を提供すること。
【解決手段】基板2Aと、基板2Aに貼り付けられた補強板3Aとを剥離する剥離装置10において、基板2Aと補強板3Aの第1主面3Abとの界面8Aに挿入されるナイフ20と、ナイフ20の挿入前に、界面8Aに対して垂直な方向における、ナイフ20の刃先20aと界面8との間隔WAを調整する調整部と、界面8Aに対して垂直な方向における、ナイフ20の刃先20aと、補強板3Aの第1主面3Abとは反対側の第2主面3Aaとの相対位置(距離LAを含む)を検出する位置検出部と、補強板3Aの板厚DAを検出する板厚検出部60Aと、位置検出部の検出結果と、板厚検出部60Aの検出結果とに基づいて、調整部30、40を動作させる調整処理部84とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板と補強板とを剥離する剥離装置、及び電子デバイスの製造方法に関する。
表示パネル、太陽電池、薄膜2次電池等の電子デバイスの薄型化、軽量化に伴い、電子デバイスに用いられる基板の薄板化が要望されている。基板が薄くなると、基板のハンドリング性が悪くなるので、基板上に電子デバイス用の機能層(例えば薄膜トランジスタ、カラーフィルタ)を形成するのが難しくなる。
そこで、補強板で補強した基板上に機能層を形成した後、基板と補強板とを剥離する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。基板と補強板との剥離は、基板の主面と補強板の主面との界面の一端にナイフを挿入した後、界面を一端側から他端側に向けて順次剥離するように、基板及び補強板の少なくとも一方を撓み変形させて行われる。
従来から、ナイフの挿入位置を調整するため、カメラが用いられている。カメラは、ナイフの刃先の位置と界面の位置とを同時に撮像し、撮像した画像データを画像処理部に供給する。画像処理部は、カメラから供給された画像データを画像処理して、ナイフの刃先と界面との相対位置を検出する。
国際公開第2010/090147号
しかし、界面の位置を直接検出することが困難な場合があった。例えば、機能層の形成時に基板の端面及び補強板の端面がコーティングされる場合や、補強板に含まれる樹脂層が基板の端面にはみ出ている場合等、界面の位置が隠れている場合が挙げられる。また、基板の端面又は補強板の端面にクラックが存在する場合、界面の位置を誤って検出する虞がある。そのため、ナイフの挿入位置の精度が悪くなることがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、ナイフを界面に精度良く挿入できる剥離装置、及び電子デバイスの製造方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一の態様による剥離装置は、
基板と、該基板に貼り付けられた補強板とを剥離する剥離装置において、
前記基板と前記補強板の第1主面との界面に挿入されるナイフと、
該ナイフの挿入前に、前記界面に対して垂直な方向における、前記ナイフの刃先と前記界面との間隔を調整する調整部と、
前記界面に対して垂直な方向における、前記ナイフの刃先と、前記補強板の前記第1主面とは反対側の第2主面との相対位置を検出する位置検出部と、
前記補強板の板厚を検出する板厚検出部と、
前記位置検出部の検出結果と、前記板厚検出部の検出結果とに基づいて、前記調整部を動作させる調整処理部とを備える。
また、本発明の他の態様による電子デバイスの製造方法は、
補強板で補強した基板上に機能層を形成する工程と、前記機能層が形成された前記基板と前記補強板とを剥離する工程とを有する電子デバイスの製造方法において、
前記基板と前記補強板の第1主面との界面にナイフを挿入する前に、前記界面に対して垂直な方向における、前記ナイフの刃先と前記界面との間隔を調整する調整工程を有し、
該調整工程は、
前記界面に対して垂直な方向における、前記ナイフの刃先と、前記補強板の前記第1主面とは反対側の第2主面との相対位置を検出する位置検出工程と、
前記補強板の板厚を検出する板厚検出工程と、
前記位置検出工程で検出された前記相対位置、及び前記板厚検出工程で検出された前記補強板の板厚に基づいて前記間隔を調整する調整処理工程とを備える。
本発明によれば、ナイフを界面に精度良く挿入できる剥離装置、及び電子デバイスの製造方法が提供される。
本発明の一実施形態による電子デバイスの製造工程に供される積層板を示す断面図 本発明の一実施形態による電子デバイスの製造工程の途中で作製される積層体を示す断面図 本発明の一実施形態による剥離装置の要部を示す断面図であって、図4のIII-III断面図 本発明の一実施形態による剥離装置の要部を示す平面図 剥離装置の剥離動作を示す断面図(1) 剥離装置の剥離動作を示す断面図(2) 撮像部による撮像時の剥離装置の状態を示す図(1) 撮像部によって撮像される画像を示す図(1) 撮像部による撮像時の剥離装置の状態を示す図(2) 撮像部によって撮像される画像を示す図(2) 撮像部による撮像時の剥離装置の状態を示す図(3) 撮像部による撮像時の剥離装置の状態を示す図(4) 図12の状態から行われる剥離装置の剥離動作を示す断面図
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において、同一の又は対応する構成には、同一の又は対応する符号を付して、説明を省略する。
本実施形態の電子デバイスの製造方法は、電子デバイスに用いられる基板の薄板化に対応するため、補強板で補強した基板上に機能層を形成する工程と、機能層が形成された基板と補強板とを剥離する工程とを有する。補強板は、電子デバイスの一部とはならない。
ここで、電子デバイスとは、表示パネル、太陽電池、薄膜2次電池等の電子部品をいう。表示パネルは、液晶パネル(LCD)やプラズマパネル(PDP)、有機ELパネル(OLED)を含む。
(積層板)
図1は、本発明の一実施形態による電子デバイスの製造工程に供される積層板を示す断面図である。積層板1は、基板2と、基板2を補強する補強板3とを含む。
(基板)
基板2には、電子デバイスの製造工程の途中で、所定の機能層(例えば、導電層)が形成される。
基板2は、例えばガラス基板、セラミックス基板、樹脂基板、金属基板、又は半導体基板等である。これらの中でも、ガラス基板は、耐薬品性、耐透湿性に優れ、且つ、線膨張係数が小さいので好ましい。線膨張係数が小さくなるほど、高温下で形成される機能層のパターンが冷却時にずれ難い。
ガラス基板のガラスとしては、特に限定されないが、例えば、無アルカリガラス、ホウケイ酸ガラス、ソーダライムガラス、高シリカガラス、その他の酸化ケイ素を主な成分とする酸化物系ガラス等が挙げられる。酸化物系ガラスとしては、酸化物換算による酸化ケイ素の含有量が40〜90質量%のガラスが好ましい。
ガラス基板のガラスとしては、電子デバイスの種類やその製造工程に適したガラスが採用されることが好ましい。例えば、液晶パネル用のガラス基板は、アルカリ金属成分を実質的に含まないガラス(無アルカリガラス)からなることが好ましい。このように、ガラス基板のガラスは、適用される電子デバイスの種類及びその製造工程に基づいて適宜選択される。
樹脂基板の樹脂は、結晶性樹脂であっても、非結晶性樹脂であってもよく、特に限定されない。
結晶性樹脂としては、例えば、熱可塑性樹脂であるポリアミド、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、もしくはシンジオタクティックポリスチレン等が挙げられ、熱硬化性樹脂ではポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、液晶ポリマー、フッ素樹脂、もしくはポリエーテルニトリル等が挙げられる。
非結晶性樹脂として、例えば、熱可塑性樹脂であるポリカーボネート、変性ポリフェニレンエーテル、ポリシクロヘキセン、もしくはポリノルボルネン系樹脂等が挙げられ、熱硬化性樹脂ではポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリアリレート、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、もしくは熱可塑性ポリイミドが挙げられる。
樹脂基板の樹脂としては、非結晶性で熱可塑性の樹脂が特に好ましい。
基板2の厚さは、基板2の種類に応じて設定される。例えば、ガラス基板の場合、電子デバイスの軽量化、薄板化のため、好ましくは0.7mm以下であり、より好ましくは0.3mm以下であり、さらに好ましくは0.1mm以下である。0.3mm以下の場合、ガラス基板に良好なフレキシブル性を与えることが可能である。0.1mm以下の場合、ガラス基板をロール状に巻き取ることが可能である。また、ガラス基板の厚さは、ガラス基板の製造が容易であること、ガラス基板の取り扱いが容易であること等の理由から、0.03mm以上であることが好ましい。
(補強板)
補強板3は、基板2に密着されると、剥離操作が行われるまで、基板2を補強する。補強板3は、機能層の形成後、電子デバイスの製造工程の途中で、基板2から剥離され、電子デバイスの一部とはならない。
補強板3は、温度変化による反りや剥離を抑制するため、基板2との線膨張係数差の絶対値の小さいものが好ましい。基板2がガラス基板の場合、補強板3はガラス板を含むものが好ましい。このガラス板のガラスは、ガラス基板のガラスと同じ種類であることが好ましい。
補強板3は、支持板4と、支持板4上に形成される樹脂層5とを備える。樹脂層5と基板2との間に作用するファンデルワールス力等により樹脂層5と基板2とが剥離可能に結合される。
尚、本実施形態の補強板3は、支持板4と樹脂層5とで構成されるが、支持板4のみで構成されてもよい。支持板4と基板2との間に作用するファンデルワールス力等により支持板4と基板2とが剥離可能に結合される。支持板4であるガラス板と、基板2であるガラス基板とが高温で接着しないように、支持板4の表面に無機薄膜が形成されていてもよい。また、支持板4の表面に表面粗さの異なる領域を設けること等によって、支持板4と基板2との界面に、結合力の異なる領域が設けられていてもよい。
また、本実施形態の補強板3は、支持板4と樹脂層5とで構成されるが、支持板4は複数であってもよい。同様に、樹脂層5は複数であってもよい。
(支持板)
支持板4は、樹脂層5を介して、基板2を支持して補強する。支持板4は、電子デバイスの製造工程における基板2の変形、傷付き、破損等を防止する。
支持板4は、例えば、ガラス板、セラミックス板、樹脂板、半導体板、又は金属板等である。支持板4の種類は、電子デバイスの種類や基板2の種類等に応じて選定される。支持板4と基板2とが同種であると、温度変化による反りや剥離が低減される。
支持板4と基板2の平均線膨張係数の差(絶対値)は、基板2の寸法形状等に応じて適宜設定されるが、例えば35×10−7/℃以下であることが好ましい。ここで、「平均線膨張係数」とは、50〜300℃の温度範囲における平均線膨張係数(JIS R 3102)をいう。
支持板4の厚さは、例えば0.7mm以下である。また、支持板4の厚さは、基板2を補強するため、0.4mm以上であることが好ましい。支持板4の厚さは、基板2よりも厚くてもよいし、薄くてもよい。
支持板4の外形は、支持板4が樹脂層5の全体を支持できるように、図1に示すように樹脂層5の外形と同一であるか、樹脂層5の外形よりも大きいことが好ましい。
(樹脂層)
樹脂層5は、基板2に密着されると、剥離操作が行われるまで、基板2の位置ずれを防止する。樹脂層5は剥離操作によって基板2から容易に剥離する。基板2を容易に剥離することで、基板2の破損を防止でき、また、意図しない位置(樹脂層5と支持板4との間)での剥離を防止できる。
樹脂層5は、支持板4との結合力が、基板2との結合力よりも相対的に高くなるように形成される。これによって、剥離操作が行われる際に、積層板1が意図しない位置(樹脂層5と支持板4との間)で剥離するのを防止できる。
樹脂層5の樹脂は、特に限定されない。例えば、樹脂層5の樹脂としては、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミドシリコーン樹脂等が挙げられる。いくつかの種類の樹脂を混合して用いることもできる。中でも、耐熱性や剥離性の観点から、シリコーン樹脂、ポリイミドシリコーン樹脂が好ましい。
樹脂層5の厚さは、特に限定されないが、好ましくは1〜50μm、より好ましくは4〜20μmである。樹脂層5の厚さを1μm以上とすることで、樹脂層5と基板2との間に気泡や異物が混入した場合に、気泡や異物の厚さを吸収するように樹脂層5が変形できる。一方、樹脂層5の厚さが50μm以下であると、樹脂層5の形成時間を短縮でき、さらに樹脂層5の樹脂を必要以上に使用しないため経済的である。
樹脂層5の外形は、樹脂層5が基板2の全体を密着できるように、図1に示すように基板2の外形と同一か、基板2の外形よりも大きいことが好ましい。
尚、樹脂層5は2層以上からなっていてもよい。この場合「樹脂層の厚さ」は全ての樹脂層の合計の厚さを意味するものとする。
また、樹脂層5が2層以上からなる場合は、各々の層を形成する樹脂の種類が異なってもよい。
(積層体)
図2は、本発明の一実施形態による電子デバイスの製造工程の途中で作製される積層体を示す断面図である。
積層体6は、積層板1の基板2上に、導電層等の機能層を形成してなる。機能層の種類は、電子デバイスの種類に応じて選択される。複数の機能層が基板2上に順次積層されてもよい。機能層の形成方法としては、一般的な方法が用いられ、例えばCVD法やPVD法等の蒸着法、スパッタ法等が用いられる。機能層は、フォトリソグラフィ法やエッチング法で所定のパターンに形成される。
例えば、積層体6は、補強板3A、基板2A、液晶層7、基板2B、及び補強板3Bをこの順で有する。この積層体6は、LCDの製造工程の途中で作製されるものである。一方の基板2A上の液晶層7側の面には図示されない薄膜トランジスタ(TFT)が形成されており、他方の基板2B上の液晶層7側の面には図示されないカラーフィルタ(CF)が形成されている。
補強板3A、3Bが剥離された後、偏光板、バックライト等が取り付けられ、製品であるLCDが得られる。補強板3A、3Bの剥離には、後述の剥離装置が用いられる。
尚、本実施形態では、補強板3A、3Bの剥離は、液晶層7の形成後に行われるが、TFTやCFの形成後、液晶層7の形成前に行われてもよい。
(剥離装置)
図3は、本発明の一実施形態による剥離装置の要部を示す断面図であって、図4のIII-III断面図である。図4は、本発明の一実施形態による剥離装置の要部を示す平面図である。図5及び図6は、剥離装置の剥離動作を示す断面図である。図5(a)は基板2Aと補強板3Aとの界面8Aにナイフを挿入した状態を示し、図5(b)は基板2A及び補強板3Aを互いに反対方向に撓み変形させた状態を示す。図6(a)は基板2Bと補強板3Bとの界面8Bにナイフを挿入した状態を示し、図6(b)は基板2B及び補強板3Bを互いに反対方向に撓み変形させた状態を示す。
剥離装置10は、図5(a)に示すように、基板2Aと補強板3Aの下面(第1主面)3Abとの界面8Aの一端にナイフ20を挿入する。その後、剥離装置10は、図5(b)に示すように、界面8Aを一端側から他端側に向けて順次剥離するように、基板2A及び補強板3Aの少なくとも一方(図では両方)を撓み変形させる。
また、剥離装置10は、図6(a)に示すように、基板2Bと補強板3Bの上面(第1主面)3Baとの界面8Bの一端にナイフ20を挿入する。その後、剥離装置10は、図6(b)に示すように、界面8Bを一端側から他端側に向けて順次剥離するように、基板2B及び補強板3Bの少なくとも一方(図では両方)を撓み変形させる。
剥離装置10は、ナイフ20を界面8A、8Bに挿入するとき、ナイフ20の挿入位置に向けて流体(例えば圧縮空気)を噴射するノズルを有してもよい。ナイフ20の挿入位置は、図4に示すように、積層体6の角部であってよい。
このようにして、剥離装置10は、積層体6から補強板3A、3Bを剥離する。尚、本実施形態では、積層体6から上側の補強板3Aを剥離した後に下側の補強板3Bを剥離するが、下側の補強板3Bを剥離した後に上側の補強板3Aを剥離してもよい。以下、剥離装置10の各構成について説明する。
剥離装置10は、図3に示すように、積層体6の下面(第1主面)6bを支持する可撓性板11Bと、積層体6の上面(第2主面)6aを支持する可撓性板11Aと、可撓性板11A、11B上に固定される複数の可動体12A、12Bと、ナイフ20とを備える。
可撓性板11A、11Bは、積層体6を真空吸着する。尚、真空吸着する代わりに、静電吸着又は磁気吸着してもよい。可撓性板11A、11B上には複数の可動体12A、12Bが固定される。
複数の可動体12A、12Bは、図4に示すように間隔をおいて2次元的に配置され、フレームFrに対して移動可能に構成される。複数の可動体12A、12Bはモータ等によって駆動される。複数の可動体12A、12Bを所定の順序で移動させることにより、可撓性板11A、11Bが撓み変形する。
ナイフ20は、基板2A、2Bと補強板3A、3Bとの界面8A、8Bに挿入されるとき弾性変形するように、例えば50〜600μmの厚さを有する。ナイフ20の刃先20aは、界面8A、8Bに対して平行に配置され、例えば水平に配置される。
剥離装置10は、可撓性板11A、11Bで支持される積層体6に対してナイフ20を相対的に移動するため、図3に示すように、ナイフ移動部30と、積層体移動部40とをさらに備える。
ナイフ移動部30は、フレームFrに対してナイフ20を水平方向に移動させる水平駆動用モータ31と、フレームFrに対してナイフ20を鉛直方向に移動させる鉛直駆動用モータ32とを備える。
水平駆動用モータ31は、サーボモータであってよく、正逆回転可能なモータ本体部31a、及びモータ本体部31aの回転量及び回転方向を検出するエンコーダ部31b等で構成される。モータ本体部31aは、モータ本体部31aの回転運動を直線運動に変換するボールネジ33を介して、水平可動体34と連結されている。モータ本体部31aが回転すると、水平可動体34が水平方向に移動する。モータ本体部31aは、水平可動体34の位置が目標位置となるように、エンコーダ部31bの検出結果に基づいてフィードバック制御される。
鉛直駆動用モータ32は、水平可動体34に固定されるモータ支持部材35で支持される。鉛直駆動用モータ32は、サーボモータであってよく、正逆回転可能なモータ本体部32a、及びモータ本体部32aの回転量及び回転方向を検出するエンコーダ部32b等で構成される。モータ本体部32aは、モータ本体部32aの回転運動を直線運動に変換するボールネジ36を介して、鉛直可動体37と連結されている。モータ本体部32aが回転すると、鉛直可動体37が鉛直方向に移動する。モータ本体部32aは、鉛直可動体37の位置が目標位置となるように、エンコーダ部32bの検出結果に基づいてフィードバック制御される。
鉛直可動体37は、ナイフ支持部材38を支持している。ナイフ支持部材38は、ナイフ20を支持する部材であって、鉛直可動体37にボルト等で締結されている。
積層体移動部40は、可撓性板11A、11Bで支持される積層体6をフレームFrに対して鉛直方向に移動させる積層体用モータ41を備える。積層体用モータ41は、サーボモータであってよく、正逆回転可能なモータ本体部41a、及びモータ本体部41aの回転量及び回転方向を検出するエンコーダ部41b等で構成される。モータ本体部41aは、モータ本体部41aの回転運動を直線運動に変換するボールネジ42、及び可動体12Bを介して、可撓性板11Bと連結されている。モータ本体部41aが回転すると、可撓性板11A、11Bで支持される積層体6が鉛直方向に移動する。モータ本体部41aは、積層体6の位置が目標位置となるように、エンコーダ部41bの検出結果に基づいてフィードバック制御される。
ナイフ移動部30及び積層体移動部40によって、ナイフ20の挿入位置を調整する調整部が構成される。調整部は、ナイフ20の挿入前に、界面8A、8Bに対して垂直な方向(例えば鉛直方向)における、ナイフ20の刃先20aと界面8A、8Bとの間隔WA、WB(図3、図9(b)参照)を調整する。界面8Aは、基板2Aと補強板3Aの下面(第1主面)3Abとの境界面である。界面8Bは、基板2Bと補強板3Bの上面(第1主面)3Baとの境界面である。
ナイフ20の刃先20aと界面8Aとの間隔WAは、図3に示すように、ナイフ20の刃先20aに対する補強板3Aの上面(第2主面)3Aaの相対位置(距離LA、及び上下関係)と、補強板3Aの板厚DAとから算出される。同様に、ナイフ20の刃先20aと界面8Bとの間隔WBは、図9(b)に示すように、ナイフ20の刃先20aに対する補強板3Bの下面(第2主面)3Bbの相対位置(距離LB、及び上下関係)と、補強板3Bの板厚DBとから算出される。
剥離装置10は、ナイフ20の刃先20aに対する補強板3A、3Bの第2主面3Aa、3Bbの相対位置(距離LA、距離LB等)を検出するため、撮像部51と、画像処理部52と、ナイフ用光源53と、可撓性板用光源54とをさらに備える。
撮像部51は、CCDカメラやCMOSカメラ等のカメラで構成される。撮像部51は、フレームFrに対して固定される。撮像部51は、ナイフ20の刃先20aの位置、及び補強板3A、3Bの第2主面3Aa、3Bbの位置を撮像し、撮像した画像データを画像処理部52に供給する。撮像部51は、ナイフ20の刃先20aの位置と、補強板3A、3Bの第2主面3Aa、3Bbの位置とを別々に撮像してよい。画像処理による位置検出の精度が向上する。
画像処理部52は、CPU、ROMやRAM等の記憶媒体等を含むコンピュータで構成される。画像処理部52は、撮像部51から供給された画像を画像処理し、撮像部51に対するナイフ20の刃先20aの相対位置、及び撮像部51に対する補強板3A、3Bの第2主面3Aa、3Bbの相対位置を検出する。画像処理の方法としては、例えば微分フィルタを用いる方法等がある。微分フィルタを用いる方法では、画素の輝度(明度)等が急激に変化する位置を検出し、画像中におけるナイフ20の刃先20aの位置、及び画像中における補強板3A、3Bの第2主面3Aa、3Bbの位置を検出する。画像処理部52は、画像処理の結果を制御部80に供給する。
ナイフ用光源53は、撮像部51によってナイフ20の刃先20aの位置を撮像するとき、ナイフ20の刃先20aに向けて光を照射する。このとき、図4に示すように、ナイフ20の刃先20aは、撮像部51とナイフ用光源53との間に配置されてよい。
可撓性板用光源54は、撮像部51によって補強板3A、3Bの第2主面3Aa、3Bbの位置を撮像するとき、可撓性板11A、11Bに向けて光を照射する。可撓性板用光源54からの光は、撮像部51であるカメラの光軸の途中に設けられるハーフミラー55で反射され、カメラの光軸と同軸的に可撓性板11A、11Bを照らす。
尚、本実施形態の可撓性板用光源54の照明方式は、同軸照明であるが、可撓性板用光源54からの光が可撓性板11A、11Bで反射され撮像部51に入射する限り、多種多様であってよい。例えば、カメラの光軸を囲むように配置されるリング照明、カメラと別に設けられる外部照明などであってもよい。
剥離装置10は、補強板3A、3Bの板厚DA、DB(図3及び図9(b)参照)を検出する板厚検出部60A、60B(図3参照)をさらに備える。板厚検出部60A、60Bは、例えば分光干渉法によって透光性を有する補強板3A、3Bの板厚DA、DBを検出する。
板厚検出部60Aは、積層体6の上面6a(即ち、上側の補強板3Aの上面3Aa)に向けて光源から検査光を照射し、積層体6で反射した干渉光を分光器で分光し、分光した光を受光器で受光し、受光波形を解析して上側の補強板3Aの板厚DAを算出する。検査光は所定の広さの波長を有し、受光波形の解析では波長に対する強度の変化を解析する。上側の可撓性板11Aには、検査光及び干渉光を通過させる貫通孔14Aが形成されている。
同様に、板厚検出部60Bは、積層体6の下面6b(即ち、下側の補強板3Bの下面3Bb)に向けて光源から検査光を照射し、積層体6で反射した干渉光を分光器で分光し、分光した光を受光器で受光し、受光波形を解析して下側の補強板3Bの板厚DBを算出する。検査光は所定の広さの波長を有し、受光波形の解析では波長に対する強度の変化を解析する。下側の可撓性板11Bには、検査光及び干渉光を通過させる貫通孔14Bが形成されている。
分光干渉法は、補強板3A、3Bに含まれる樹脂層5A、5Bの屈折率と、基板2A、2Bの屈折率とが異なる場合に用いられる。尚、補強板3A、3Bが支持板4A、4B(図2参照)のみで構成される場合、支持板4A、4Bの屈折率と、基板2A、2Bの屈折率との差が異なる場合に、分光干渉法が用いられる。分光干渉法では、基板2A、2Bと補強板3A、3Bとの界面8A、8Bで、屈折率が変化していればよい。
尚、分光干渉法の代わりに、三角測量法を用いてもよい。三角測量法では、所定の波長を有する検査光を用いて補強板3A、3Bの板厚DA、DBを検出する。三角測量法では、分光器が不要なので、コストが安い。一方、分光干渉法は、板厚の検出精度が良い。
剥離装置10は、剥離装置10の各種動作を制御する制御部80を備える。制御部80は、CPU、ROMやRAM等の記憶媒体等を含むコンピュータで構成される。記録媒体に記録されたプログラムをCPUに実行させることにより、剥離装置10の各種動作を制御する。制御部80は、算出部81、撮像処理部82、監視部83、調整処理部84を有する。
尚、算出部81、撮像処理部82、監視部83、撮像部51、及び画像処理部52等で位置検出部が構成される。位置検出部は、詳しくは後述するが、界面8A、8Bに対して垂直な方向(例えば鉛直方向)における、ナイフ20の刃先20aに対する補強板3A、3Bの第2主面3Aa、3Bbの相対位置(距離LA、LB等)を検出する。
次に、上記構成の剥離装置10の動作について説明する。剥離装置10の各種動作は、制御装置70による制御下で行われる。
積層体6は、可撓性板11B上に水平に載置される。可撓性板11Bが積層体6の下面6bを真空吸着すると、可撓性板11Aが積層体6の上面6aに押し付けられ、積層体6の上面6aを真空吸着する。このとき、可撓性板11A、11Bは平板状になっており、板厚検出部60A、60Bが、補強板3A、3Bの板厚DA、DBを検出する。板厚検出部60A、60Bは、検出結果を調整処理部84に供給する。
次いで、撮像処理部82は、ナイフ移動部30及び積層体移動部40によって積層体6及びナイフ20を撮像部51に対して相対的に移動させて、撮像部51によってナイフ20の刃先20aの位置と上側の補強板3Aの上面3Aaの位置とを別々に撮像させる。
図7は、撮像部による撮像時の剥離装置の状態を示す図である。図7(a)はナイフ20の刃先位置の撮像時における剥離装置の状態を示し、図7(b)は上側の補強板3Aの上面位置の撮像時における剥離装置の状態を示す。図8は、撮像部によって撮像される画像を示す図である。図8(a)はナイフ20の刃先位置を撮像した画像を模式的に示し、図8(b)は上側の補強板3Aの上面位置を撮像した画像を模式的に示す。図8において、画素の輝度の低い部分を斜線の網掛けで示す。
例えば、撮像処理部82は、図7(a)に示すように、撮像部51によってナイフ20の刃先20aの位置を撮像する。ナイフ20の刃先20aは、刃先20aに向けて光を照射するナイフ用光源53と撮像部51との間に配置される。よって、図8(a)に示すように、ナイフ20の周辺の画像がナイフ20の画像20Pよりも明るくなるので、ナイフ20の刃先20aの位置を示す画像20aPが明確になる。撮像部51によって撮像された画像は、画像処理部52に供給される。画像処理部52は、撮像部51から供給された画像を画像処理し、撮像部51に対するナイフ20の刃先20aの相対位置を検出する。画像処理部52は、画像処理の結果を算出部81に供給する。
次いで、撮像処理部82は、図7(b)に示すように、ナイフ移動部30によってナイフ20を撮像部51に対して待機位置まで下げる。この間、監視部83は、撮像部51に対するナイフ20の相対位置の変化を監視する。相対位置の変化は、ナイフ20の移動距離MA(図7(b)参照)の他、ナイフ20の移動方向を含む。監視部83は、例えば鉛直駆動用モータ32のエンコーダ部32bを用いて監視を行う。監視部83は、監視結果を算出部81に供給する。また、撮像処理部82は、積層体移動部40によって積層体6を撮像部51に対して所定位置まで上げる。
その後、撮像処理部82は、撮像部51によって上側の補強板3Aの上面3Aaの位置を撮像する。このとき、上側の可撓性板11Aの端部は、撮像部51によって撮像される部分15Aで、可撓性板用光源54からの光を撮像部51に向けて反射する。よって、図8(b)に示すように、可撓性板11Aの画像11APが補強板3Aの画像3APよりも明るくなるので、補強板3Aの上面3Aaの位置を示す画像3AaPが明確になる。上記部分15Aは、光反射率を高めるため、反射膜(例えば白い塗料の膜)で構成されてよい。上記部分15Aの画像15APがより明るくなる。撮像部51によって撮像された画像は、画像処理部52に供給される。画像処理部52は、撮像部51から供給された画像を画像処理し、撮像部51に対する補強板3Aの上面3Aaの相対位置を検出する。画像処理部52は、画像処理の結果を算出部81に供給する。
算出部81は、画像処理部52による画像処理の結果に基づいて、図7(a)に示すナイフ20の刃先20aと、図7(b)に示す補強板3Aの上面3Aaとの鉛直方向における相対位置を算出する。相対位置は、距離GA(図7(b)参照)の他、上下関係を含む。距離GAは、画像中での距離GAP(図8(b)参照)と、比例定数との積から算出される。比例定数は予め試験等で決定され、制御部80の記憶媒体に記憶される。
算出部81は、画像処理部52による画像処理の結果に基づく算出結果と、監視部83の監視結果とに基づいて、ナイフ20の刃先20aと、上側の補強板3Aの上面3Aaとの鉛直方向における相対位置を算出する。相対位置は、距離LA(図7(b)参照)の他、上下関係を含む。例えば図7(b)では、ナイフ20の刃先20aが、補強板3Aの上面3Aaよりも下方に位置する。補強板3Aの上面3Aaと下面3Abとの間の距離は、補強板3Aの板厚DAと等しい。
調整処理部84は、算出部81の算出結果と、板厚検出部60Aの検出結果とに基づいて、ナイフ20の刃先20aと、界面8Aとの間の鉛直方向における間隔WA(図7(b)参照)を算出する。次いで、調整処理部84は、間隔WAを調整する調整部(例えばナイフ移動部30)を動作させ、間隔WAを略0(ゼロ)に調整する。
その後、制御部80は、ナイフ移動部30によってナイフ20を水平に移動し、図5(a)に示すように基板2Aと補強板3Aとの界面8Aの一端に挿入させる。その結果、界面8Aに剥離の起点が形成される。
このように、本実施形態では、ナイフ20の刃先20aと、界面8Aとの間の鉛直方向における間隔WAが、ナイフ20の刃先20aに対する補強板3Aの上面3Aaの相対位置(距離LA、及び上下関係)と、補強板3Aの板厚DAとから算出される。よって、界面8Aの位置を直接検出することが困難な場合に、界面8Aの位置を精度良く検出することができ、ナイフ20を界面8Aに精度良く挿入することができる。
その後、制御部80は、図5(b)に示すように基板2Aと補強板3Aとの界面8Aを一端側から他端側に向けて順次剥離するように、複数の可動体12A、12Bを所定の順序でフレームFrに対して移動させ、可撓性板11A、11Bを撓み変形させる。
基板2Aと補強板3Aの剥離完了後、制御部80は、可撓性板11Aによる真空吸着を解除する。その後、可撓性板11Aから補強板3Aが取り外される。続いて、可撓性板11Aが基板2Aに押し付けられ、基板2Aの上面を吸着する。このとき、可撓性板11A、11Bは平板状になっている。
次いで、撮像処理部82は、ナイフ移動部30及び積層体移動部40によって、補強板3B及びナイフ20を撮像部51に対して相対的に移動させて、撮像部51によってナイフ20の刃先20aの位置と下側の補強板3Bの下面3Bbの位置とを別々に撮像させる。
図9は、撮像部による撮像時の剥離装置の状態を示す図である。図9(a)はナイフ20の刃先位置の撮像時における剥離装置の状態を示し、図9(b)は下側の補強板3Bの下面位置の撮像時における剥離装置の状態を示す。図10は、撮像部によって撮像される画像を示す図である。図10(a)はナイフ20の刃先位置を撮像した画像を模式的に示し、図10(b)は下側の補強板3Bの下面位置を撮像した画像を模式的に示す。図10において、画素の輝度の低い部分を斜線の網掛けで示す。
例えば、撮像処理部82は、図9(a)に示すように、撮像部51によってナイフ20の刃先20aの位置を撮像する。ナイフ20の刃先20aは、刃先20aに向けて光を照射するナイフ用光源53と撮像部51との間に配置される。よって、図9(a)に示すように、ナイフ20の周辺の画像がナイフ20の画像20Pよりも明るくなるので、ナイフ20の刃先20aの位置を示す画像20aPが明確になる。上記部分15Bは、光反射率を高めるため、反射膜(例えば白い塗料の膜)で構成されてよい。上記部分15Bの画像15BPがより明るくなる。撮像部51によって撮像された画像は、画像処理部52に供給される。画像処理部52は、撮像部51から供給された画像を画像処理し、撮像部51に対するナイフ20の刃先20aの相対位置を検出する。画像処理部52は、画像処理の結果を算出部81に供給する。
次いで、撮像処理部82は、図9(b)に示すように、ナイフ移動部30によってナイフ20を撮像部51に対して待機位置まで下げる。この間、監視部83は、撮像部51に対するナイフ20の相対位置の変化を監視する。相対位置の変化は、ナイフ20の移動距離MB(図9(b)参照)の他、ナイフ20の移動方向を含む。監視部83は、例えば鉛直駆動用モータ32のエンコーダ部32bを用いて監視を行う。監視部83は、監視結果を算出部81に供給する。また、撮像処理部82は、積層体移動部40によって補強板3Bを撮像部51に対して所定位置まで上げる。
その後、撮像処理部82は、撮像部51によって下側の補強板3Bの下面3Bbの位置を撮像する。このとき、下側の可撓性板11Bの端部は、撮像部51によって撮像される部分15Bで、可撓性板用光源54からの光を撮像部51に向けて反射する。よって、図10(b)に示すように、可撓性板11Bの画像11BPが補強板3Bの画像3BPよりも明るくなるので、補強板3Bの下面3Bbの位置を示す画像3BbPが明確になる。撮像部51によって撮像された画像は、画像処理部52に供給される。画像処理部52は、撮像部51から供給された画像を画像処理し、撮像部51に対する補強板3Bの下面3Bbの相対位置を検出する。画像処理部52は、画像処理の結果を算出部81に供給する。
算出部81は、画像処理部52による画像処理の結果に基づいて、図9(a)に示すナイフ20の刃先20aと、図9(b)に示す補強板3Bの下面3Bbとの鉛直方向における相対位置を算出する。相対位置は、距離GB(図9(b)参照)の他、上下関係を含む。距離GBは、画像中における距離GBP(図10(b)参照)と、比例定数との積から算出される。比例定数は予め試験等で決定され、制御部80の記憶媒体に記憶される。
算出部81は、画像処理部52による画像処理の結果に基づく算出結果と、監視部83の監視結果とに基づいて、ナイフ20の刃先20aと、下側の補強板3Bの下面3Bbとの鉛直方向における相対位置を算出する。相対位置は、距離LB(図9(b)参照)の他、上下関係を含む。例えば図9(b)では、ナイフ20の刃先20aが、補強板3Bの下面3Bbよりも下方に位置する。補強板3Bの下面3Bbと上面3Baとの間の距離は、補強板3Bの板厚DBと等しい。
調整処理部84は、算出部81の算出結果と、板厚検出部60Bの検出結果とに基づいて、ナイフ20の刃先20aと、界面8Bとの間の鉛直方向における間隔WB(図9(b)参照)を算出する。次いで、調整処理部84は、間隔WBを調整する調整部(例えばナイフ移動部30)を動作させ、間隔WBを略0(ゼロ)に調整する。
その後、制御部80は、ナイフ移動部30によってナイフ20を水平に移動し、図6(a)に示すように基板2Bと補強板3Bとの界面8Bの一端に挿入させる。その結果、界面8Bに剥離の起点が形成される。
このように、本実施形態では、ナイフ20の刃先20aと、界面8Bとの間の鉛直方向における間隔WBが、ナイフ20の刃先20aに対する補強板3Bの下面3Bbの相対位置(距離LB、及び上限関係)と、補強板3Bの板厚DBとから算出される。よって、界面8Bの位置を直接検出することが困難な場合に、界面8Bの位置を精度良く検出することができ、ナイフ20を界面8Bに精度良く挿入することができる。
その後、制御部80は、図6(b)に示すように基板2Bと補強板3Bとの界面8Bを一端側から他端側に向けて順次剥離するように、複数の可動体12A、12Bを所定の順序でフレームFrに対して移動させ、可撓性板11A、11Bを撓み変形させる。
基板2Bと補強板3Bの剥離完了後、制御部80は、可撓性板11A、11Bによる真空吸着を解除する。その後、可撓性板11Bから補強板3Bが取り外され、可撓性板11Aから基板2Aが取り外される。
このようにして、積層体6から補強板3A、3Bが剥離された後、バックライト等が組み込まれ、製品であるLCDが得られる。
尚、本実施形態の剥離装置10は、LCDの製造工程において用いられるが、本発明はこれに限定されず、他の電子デバイスの製造工程において用いることが可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されない。特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記実施形態の剥離装置10では、ナイフ20の挿入前に、界面8A、8Bが水平に配置されているが、界面8A、8Bが鉛直に配置されてもよいし、界面8A、8Bが水平面に対して傾斜していてもよい。
また、上記実施形態では、補強板3A、3Bの第2主面3Aa、3Bbの位置を精度良く検出するため、可撓性板12A、12Bの端部のうち、撮像部51によって撮像される部分15Aに光反射膜(例えば白い塗料の膜)を形成したが、光吸収膜(例えば黒い塗料の膜)を形成してもよい。光反射膜と、光吸収膜とは、補強板3A、3Bの側面の状態に応じて使い分けられる。例えば図11に示すように、補強板3Bの側面の角部が面取りされている場合、補強板3Bの側面に入射した光が撮像部51に向けて反射せず、撮像部51によって撮像される補強板3Bの画像が暗くなるので、可撓性板11Bの画像が明るくなるように光反射膜が用いられる。補強板3Bの画像が暗くなる場合としては、補強板3Bの側面の角部が面取りされている場合の他、補強板3Bの側面に傷があり光が散乱される場合が挙げられる。一方、補強板3Bの側面が平坦面であって、面取りされていない場合、補強板3Bの側面に入射した光が撮像部51に向けて反射し、撮像部51によって撮像される補強板3Bの画像が明るくなるので、可撓性板11Bの画像が暗くなるように光吸収膜が用いられる。
また、上記実施形態では、補強板3Aの第2主面3Aaの位置を検出するとき、補強板3Aの第2主面3Aa上に可撓性板11Aが載置されているが、図12に示すように載置されていなくてもよい。この場合、補強板3Aの第2主面3Aaの一部が、補強板3Aに向けて光を照射するナイフ用光源53と撮像部51との間に配置される。よって、補強板3Aの周辺の画像が補強板3Aの画像よりも明るくなるので、補強板3Aの第2主面3Aaの位置が明確になる。この場合、図13に示すように、補強板3Aの第2主面3Aa上に可撓性板11Aを載置する前に、補強板3Aと基板2Aとの界面8Aとの間にナイフ20を挿入してよい。その後、ナイフ20を挿入したままの状態で、可撓性板11Aを下降し、図5(a)に示すように可撓性板11Aで補強板3Aの第2主面3Aaを吸着する。次いで、図5(b)に示すように界面8Aを一端側から他端側に向けて順次剥離するように、基板2A及び補強板3Aの少なくとも一方(図では両方)を撓み変形させる。
また、上記実施形態の剥離装置10は、補強板3A、3Bの第2主面3Aa、3Bbの位置を検出するため、撮像部51を用いたが、例えばレーザ変位計等の非接触式の位置センサ、ダイヤルゲージ等の接触式の位置センサ、又は積層体用モータ41のエンコーダ部41bを用いてもよい。
また、上記実施形態の剥離装置10は、ナイフ撮像時と補強板撮像時との間における、撮像部51に対するナイフ20の相対位置の変化を監視部83で監視したが、相対位置の変化がストッパーなどによって予め決められている場合、監視部83で監視しなくてもよい。
また、上記実施形態の撮像処理部82は、撮像部51によってナイフ20の刃先20aの位置を撮像した後、補強板3Aの上面3Aaの位置を撮像したが、撮像の順序に制限はない。例えば、撮像処理部82は、補強板3Aの上面3Aaの位置を撮像した後、ナイフ20の刃先20aの位置を撮像してもよく、この場合、監視部83は、撮像部51に対する補強板3Aの相対位置の変化を監視する。監視部83は、例えば積層体用モータ41のエンコーダ部41bを用いて監視を行う。また、撮像処理部82は、両方の位置を同時に撮像してもよく、この場合、位置検出部は算出部81、撮像部51、及び画像処理部52で構成される。
また、上記実施形態の剥離装置10は、板厚検出部60A、60Bによって補強板3A、3Bの板厚を検出した後、位置検出部によってナイフ20の刃先20aに対する補強板3A、3Bの第2主面3Aa、3Bbの相対位置を検出するとしたが、順序は逆でもよいし、同時でもよい。
また、上記実施形態の剥離装置10は、画像処理部52としてのコンピュータを、制御部80としてのコンピュータと別に備えるが、制御部80が画像処理部52の機能を果たしてもよい。
また、上記実施形態の剥離装置10は、界面8A、8Bを一端側から他端側まで剥離するとき、可撓性板11A、11Bの両方を撓み変形させるとしたが、いずれか一方のみを撓み変形させてもよい。この場合、他方の可撓性板の代わりに、撓み変形困難な剛性板が用いられてもよい。
また、上記実施形態の剥離装置10は、界面8A、8Bの両方を剥離する装置であるが、いずれか一方のみ(例えば界面8Aのみ)を剥離する装置であってもよい。
2A、2B 基板
3A、3B 補強板
3Ab、3Ba 第1主面
3Aa、3Bb 第2主面
7 液晶層(機能層)
8A、8B 界面
10 剥離装置
11A、11B 可撓性板(支持体)
12A、12A 可動体
20 ナイフ
20a 刃先
30 ナイフ移動部
40 積層体移動部
51 撮像部
52 画像処理部
53 ナイフ用光源
54 可撓性板用光源(支持体用光源)
60A、60B 板厚検出部
80 制御部
81 算出部
82 撮像処理部
83 監視部
84 調整処理部

Claims (12)

  1. 基板と、該基板に貼り付けられた補強板とを剥離する剥離装置において、
    前記基板と前記補強板の第1主面との界面に挿入されるナイフと、
    該ナイフの挿入前に、前記界面に対して垂直な方向における、前記ナイフの刃先と前記界面との間隔を調整する調整部と、
    前記界面に対して垂直な方向における、前記ナイフの刃先と、前記補強板の前記第1主面とは反対側の第2主面との相対位置を検出する位置検出部と、
    前記補強板の板厚を検出する板厚検出部と、
    前記位置検出部の検出結果と、前記板厚検出部の検出結果とに基づいて、前記調整部を動作させる調整処理部とを備える剥離装置。
  2. 前記位置検出部は、前記ナイフの刃先の位置、及び前記補強板の前記第2主面の位置を撮像する撮像部と、該撮像部によって撮像された画像を画像処理する画像処理部と、該画像処理部の画像処理結果に基づいて前記相対位置を算出する算出部とを備える請求項1に記載の剥離装置。
  3. 前記位置検出部は、前記調整部によって前記ナイフ及び前記補強板を前記撮像部に対して相対的に移動させて、前記撮像部によって前記ナイフの刃先の位置と前記補強板の前記第2主面の位置とを別々に撮像させる撮像処理部をさらに備える請求項2に記載の剥離装置。
  4. 前記位置検出部は、前記ナイフの刃先の位置の撮像時と前記補強板の前記第2主面の位置の撮像時との間における、前記撮像部に対する前記ナイフの相対位置の変化、及び/又は前記撮像部に対する前記補強板の相対位置の変化を監視する監視部をさらに備え、
    前記算出部は、前記監視部の監視結果と、前記画像処理部の画像処理結果とに基づいて前記相対位置を算出する請求項3に記載の剥離装置。
  5. 前記ナイフの刃先の位置の撮像時に、前記ナイフの刃先に向けて光を照射するナイフ用光源をさらに備え、
    前記ナイフの刃先の位置の撮像時に、前記ナイフの刃先は、前記ナイフ用光源と前記撮像部との間に配置される前記請求項3又は4に記載の剥離装置。
  6. 前記補強板は透光性を有し、
    前記板厚検出部は、分光干渉法によって前記補強板の板厚を検出する請求項1〜5のいずれか一項に記載の剥離装置。
  7. 補強板で補強した基板上に機能層を形成する工程と、前記機能層が形成された前記基板と前記補強板とを剥離する工程とを有する電子デバイスの製造方法において、
    前記基板と前記補強板の第1主面との界面にナイフを挿入する前に、前記界面に対して垂直な方向における、前記ナイフの刃先と前記界面との間隔を調整する調整工程を有し、
    該調整工程は、
    前記界面に対して垂直な方向における、前記ナイフの刃先と、前記補強板の前記第1主面とは反対側の第2主面との相対位置を検出する位置検出工程と、
    前記補強板の板厚を検出する板厚検出工程と、
    前記位置検出工程で検出された前記相対位置、及び前記板厚検出工程で検出された前記補強板の板厚に基づいて前記間隔を調整する調整処理工程とを備える電子デバイスの製造方法。
  8. 前記位置検出工程では、前記ナイフの刃先の位置、及び前記補強板の前記第2主面の位置を撮像する撮像部によって撮像された画像を画像処理して、前記相対位置を算出する請求項7に記載の電子デバイスの製造方法。
  9. 前記位置検出工程では、前記ナイフ及び前記補強板を前記撮像部に対して相対的に移動させて、前記撮像部によって前記ナイフの刃先の位置と前記補強板の前記第2主面の位置とを別々に撮像させる請求項8に記載の電子デバイスの製造方法。
  10. 前記位置検出工程では、前記ナイフの刃先の位置の撮像時と前記補強板の前記第2主面の位置の撮像時との間における、前記撮像部に対する前記ナイフの相対位置の変化、及び/又は前記撮像部に対する前記補強板の相対位置の変化と、画像処理の結果とに基づいて前記相対位置を算出する請求項9に記載の電子デバイスの製造方法。
  11. 前記ナイフの刃先の位置の撮像時に、前記ナイフの刃先は、前記ナイフの刃先に向けて光を照射するナイフ用光源と前記撮像部との間に配置される請求項9又は10に記載の電子デバイスの製造方法。
  12. 前記補強板は透光性を有し、
    前記板厚検出工程では、分光干渉法によって前記板厚を検出する請求項7〜11のいずれか一項に記載の電子デバイスの製造方法。
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