JP2011522531A5 - - Google Patents

Description

本発明の一態様によれば、本発明において使用される適切な極性非プロトン溶媒は環状化合物である。環状化合物は環状基本構造を有する。例にはここに開示された環状化合物を含む。他の実施態様では、極性非プロトン溶媒は以下の式１−４から選択されうる：

ここで、ＸはＯであり、Ｒ１はアルキルジイルである。

Claims (15)

1. 少なくとも一種の核酸配列と、二本鎖ヌクレオチド配列を変性させるために有効な量の少なくとも一種の極性非プロトン溶媒と、ハイブリダイゼーション溶液を含有するハイブリダイゼーション組成物であって、前記極性非プロトン溶媒の濃度が１％から９５％（ｖ／ｖ）であり、前記極性非プロトン溶媒は環状基本構造を有し、
   前記極性非プロトン溶媒が、
   

   

   からなる群から選択される、
   ハイブリダイゼーション組成物。
2. 前記極性非プロトン溶媒が非毒性である請求項１に記載のハイブリダイゼーション組成物。
3. 但し、前記組成物が１０（ｖ／ｖ）％未満のホルムアミドを含むか、又はホルムアミドを含まない、請求項１又は２に記載のハイブリダイゼーション組成物。
4. 前記極性非プロトン溶媒が、ラクトン、スルホン、サルファイト及び／又はカーボネートである請求項１から３の何れか一項に記載のハイブリダイゼーション組成物。
5. 前記極性非プロトン溶媒が、１７．７から２２．０ＭＰａ^１／２の範囲の分散溶解度パラメータ、１３から２３ＭＰａ^１／２の範囲の極性溶解度パラメータ、及び３から１３ＭＰａ^１／２の範囲の水素結合溶解度パラメータを有する請求項１から４の何れか一項に記載のハイブリダイゼーション組成物。
6. 緩衝剤、塩、促進剤、キレート剤、洗浄剤、及びブロッキング剤からなる群から選択される少なくとも一種の更なる成分を更に含む請求項１から５の何れか一項に記載のハイブリダイゼーション組成物。
7. 促進剤がデキストラン硫酸であり、塩がＮａＣｌ及び／又はホスフェートバッファーである請求項６に記載のハイブリダイゼーション組成物。
8. デキストラン硫酸が１０（ｗ／ｖ）％から３０（ｗ／ｖ）％の濃度で存在し、ＮａＣｌが３００ｍＭから６００ｍＭの濃度で存在し、及び／又はホスフェートバッファーが５ｍＭから２０ｍＭの濃度で存在する請求項７に記載のハイブリダイゼーション組成物。
9. １５（ｖ／ｖ）％の少なくとも一種の極性非プロトン溶媒、２０（ｗ／ｖ）％のデキストラン硫酸、６００ｍＭのＮａＣｌ、及び１０ｍＭのクエン酸バッファー（ｐＨ６．２）を含有する請求項１から８の何れか一項に記載のハイブリダイゼーション組成物。
10. ハイブリダイゼーションアッセイにおける請求項１から９の何れか一項に記載のハイブリダイゼーション組成物の使用。
11. 核酸配列をハイブリダイズさせる方法において、
    − 細胞及び組織試料中にある第一核酸配列を提供し、
    − 第二核酸配列を提供し、
    − 二本鎖ヌクレオチド配列を変性させるために、少なくとも一種の極性非プロトン溶媒を含有するハイブリダイゼーション組成物を提供し、及び
    − 第一及び第二核酸配列とハイブリダイゼーション組成物を、第一及び第二核酸配列をハイブリダイズさせるために少なくとも十分な時間の間、組合せることを含み、
    前記極性非プロトン溶媒は環状基本構造を有し、
    前記極性非プロトン溶媒が
    

    

    からなる群から選択される、方法。
12. 前記ハイブリダイゼーション組成物が第二核酸配列を含有する、請求項１１に記載の方法。
13. 前記ハイブリダイゼーション組成物が請求項１から９の何れか一項に定義のものである、請求項１２に記載の方法。
14. 変性及びハイブリダイゼーション工程が別個に生じる請求項１１から１３の何れか一項に記載の方法。
15. ハイブリダイゼーション工程が８時間未満、又は１時間未満、又は３０分未満、又は１５分未満、又は５分未満を要する請求項１１から１４の何れか一項に記載の方法。