JP2010536729A5 - - Google Patents

Claims (34)

1. 種子処理組成物の使用であって、該組成物が以下のもの、すなわち
   活性成分；
   下記式（Ｉ）
   

   

   [式中、各Rは、互いに独立して、水素もしくはC ₁ -C ₄ アルキルを表し; AlkはC ₂ -C ₆ アルキレンを表し; nは5〜60の値を有し; かつXは-SO ₃ H ₂ または-PO ₃ Hである]
   で表されるポリアリールフェノールポリアルコキシエーテルリン酸塩および／またはポリアリールフェノールポリアルコキシエーテル硫酸塩またはその農業上許容される塩基付加塩；ならびに
   コポリマーが、
   (i) 少なくとも1種のエチレン性不飽和カルボン酸のエステルのモノマー単位であって、そこにおいて、該カルボン酸エステルが、一般式(II)：
   (R ¹ ) _n -X-(CHR ² CH ₂ O) _w -(CHR ³ CH ₂ O) _x -(CHR ⁴ (CH ₂ ) _y O) _z - (II)
   [式中、
   R ¹ は、水素または1〜40個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素残基、好ましくは直鎖もしくは分枝鎖、飽和もしくは不飽和C ₁ 〜C ₆ -アルキルであり；
   R ² 、R ³ 、R ⁴ は、互いに独立して、水素またはC ₁ 〜C ₄ -アルキルであり；
   w、x、zは、互いに独立して、0〜100の値であり、w、xおよびzの合計は0よりも大きく；
   yは、1〜20の値であり；
   Xは、NまたはOであり、
   XがOである場合、nは1であり；XがNである場合、nは2である]
   のアルコキシレート残基を有するもの；および
   (ii) 少なくとも1種の別の共重合可能なコモノマーのモノマー単位
   を含むコポリマー、
   を含む前記使用。
2. ポリアリールフェノールポリアルコキシエーテル硫酸塩が、CAS-No. 119432-41-6を有する化合物であるか、ポリアリールフェノールポリアルコキシエーテルリン酸塩が、CAS-No. 176776-21-9を有する化合物である、請求項１に記載の使用。
3. 少なくとも0.1重量％、好ましくは少なくとも0.5重量％、特に少なくとも1重量％のポリアリールフェノールポリアルコキシエーテルリン酸塩および／またはポリアリールフェノールポリアルコキシエーテル硫酸塩を含み、かつ、50重量％以下、好ましくは20重量％以下、特に5重量％以下のポリアリールフェノールポリアルコキシエーテルリン酸塩および／またはポリアリールフェノールポリアルコキシエーテル硫酸塩を含む、請求項１または２に記載の使用。
4. エチレン性不飽和カルボン酸がアクリル酸および／またはメタクリル酸である、請求項１〜３のいずれか１項に記載の使用。
5. 一般式(II)のアルコキシレート残基が、式(IIa)：
   R¹-O-(C₂H₄O)_z- (IIa)
   [式中、
   R¹は、請求項１に定義される通りであり、好ましくは直鎖または分枝鎖、飽和または不飽和C₁〜C₆-アルキルであり；
   zは、1〜100の値である]
   のエトキシレート残基である、
   請求項１〜４のいずれか１項に記載の使用。
6. 共重合可能なコモノマーが、アクリル酸メチルおよび／またはメタクリル酸メチルである、請求項１〜５のいずれか１項に記載の使用。
7. コポリマーが、少なくとも5 kDaの重量平均分子量を有する、請求項１〜６のいずれか１項に記載の使用。
8. コポリマーが、CAS-No. 111 740-36-4を有する化合物である、請求項１〜３のいずれか１項に記載の使用。
9. 少なくとも0.1重量％、好ましくは少なくとも0.2重量％、特に少なくとも1重量％のコポリマーを含み、かつ20重量％以下、好ましくは10重量％以下、特に3重量％以下のコポリマーを含む、請求項１〜８のいずれか１項に記載の使用。
10. 組成物がさらに凍結防止剤を含む、請求項１〜９のいずれか１項に記載の使用。
11. 凍結防止剤がグリセリンである、請求項１０に記載の使用。
12. ポリアリールフェノールポリアルコキシエーテルリン酸塩および／またはポリアリールフェノールポリアルコキシエーテル硫酸塩ならびにコポリマーに加えて、場合により5よりも大きいHLB値を有する別の界面活性剤をさらに含む、請求項１〜１１のいずれか１項に記載の使用。
13. 前記5よりも大きいHLB値を有する別の界面活性剤が存在する場合には、その量が１重量％以下である、請求項１２に記載の使用。
14. 前記5よりも大きいHLB値を有する別の界面活性剤が存在する場合には、その量が０．５重量％以下である、請求項１２に記載の使用。
15. 水性懸濁液濃縮物である、請求項１〜１４のいずれか１項に記載の使用。
16. 組成物が活性成分として、ピラクロストロビン、トリチコナゾール、またはピラクロストロビンおよびトリチコナゾールを含む、請求項１〜１５ののいずれか１項に記載の使用。
17. 種子処理組成物であって、該組成物が以下のもの、すなわち
    ピラクロストロビン；
    下記式（Ｉ）
    

    

    [式中、各Rは、互いに独立して、水素もしくはC ₁ -C ₄ アルキルを表し; AlkはC ₂ -C ₆ アルキレンを表し; nは5〜60の値を有し; かつXは-SO ₃ H ₂ または-PO ₃ Hである]
    で表されるポリアリールフェノールポリアルコキシエーテルリン酸塩および／またはポリアリールフェノールポリアルコキシエーテル硫酸塩またはその農業上許容される塩基付加塩；ならびに
    コポリマーが、
    (i) 少なくとも1種のエチレン性不飽和カルボン酸のエステルのモノマー単位であって、そこにおいて、該カルボン酸エステルが、一般式(II)：
    (R ¹ ) _n -X-(CHR ² CH ₂ O) _w -(CHR ³ CH ₂ O) _x -(CHR ⁴ (CH ₂ ) _y O) _z - (II)
    [式中、
    R ¹ は、水素または1〜40個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素残基、好ましくは直鎖もしくは分枝鎖、飽和もしくは不飽和C ₁ 〜C ₆ -アルキルであり；
    R ² 、R ³ 、R ⁴ は、互いに独立して、水素またはC ₁ 〜C ₄ -アルキルであり；
    w、x、zは、互いに独立して、0〜100の値であり、w、xおよびzの合計は0よりも大きく；
    yは、1〜20の値であり；
    Xは、NまたはOであり、
    XがOである場合、nは1であり；XがNである場合、nは2である]
    のアルコキシレート残基を有するもの；および
    (ii) 少なくとも1種の別の共重合可能なコモノマーのモノマー単位
    を含むコポリマー、
    を含む前記組成物。
18. 組成物がトリチコナゾールをさらに含む、請求項１７に記載の組成物。
19. ポリアリールフェノールポリアルコキシエーテル硫酸塩が、CAS-No. 119432-41-6を有する化合物であるか、ポリアリールフェノールポリアルコキシエーテルリン酸塩が、CAS-No. 176776-21-9を有する化合物である、請求項１７または１８に記載の組成物。
20. 少なくとも0.1重量％、好ましくは少なくとも0.5重量％、特に少なくとも1重量％のポリアリールフェノールポリアルコキシエーテルリン酸塩および／またはポリアリールフェノールポリアルコキシエーテル硫酸塩を含み、かつ、50重量％以下、好ましくは20重量％以下、特に5重量％以下のポリアリールフェノールポリアルコキシエーテルリン酸塩および／またはポリアリールフェノールポリアルコキシエーテル硫酸塩を含む、請求項１７または１８に記載の組成物。
21. エチレン性不飽和カルボン酸がアクリル酸および／またはメタクリル酸である、請求項１７〜２０のいずれか１項に記載の組成物。
22. 一般式(II)のアルコキシレート残基が、式(IIa)：
    R ¹ -O-(C ₂ H ₄ O) _z - (IIa)
    [式中、
    R ¹ は、請求項１７に定義される通りであり、好ましくは直鎖または分枝鎖、飽和または不飽和C ₁ 〜C ₆ -アルキルであり；
    zは、1〜100の値である]
    のエトキシレート残基である、
    請求項１７〜２１のいずれか１項に記載の組成物。
23. 共重合可能なコモノマーが、アクリル酸メチルおよび／またはメタクリル酸メチルである、請求項１７〜２２のいずれか１項に記載の組成物。
24. コポリマーが、少なくとも5 kDaの重量平均分子量を有する、請求項１７〜２３のいずれか１項に記載の組成物。
25. コポリマーが、CAS-No. 111 740-36-4を有する化合物である、請求項１７〜２０のいずれか１項に記載の組成物。
26. 少なくとも0.1重量％、好ましくは少なくとも0.2重量％、特に少なくとも1重量％のコポリマーを含み、かつ20重量％以下、好ましくは10重量％以下、特に3重量％以下のコポリマーを含む、請求項１７〜２５のいずれか１項に記載の組成物。
27. 組成物がさらに凍結防止剤を含む、請求項１７〜２６のいずれか１項に記載の組成物。
28. 凍結防止剤がグリセリンである、請求項２７に記載の組成物。
29. ポリアリールフェノールポリアルコキシエーテルリン酸塩および／またはポリアリールフェノールポリアルコキシエーテル硫酸塩ならびにコポリマーに加えて、場合により5よりも大きいHLB値を有する別の界面活性剤をさらに含む、請求項１７〜２８のいずれか１項に記載の組成物。
30. 前記5よりも大きいHLB値を有する別の界面活性剤が存在する場合には、その量が１重量％以下である、請求項２９に記載の組成物。
31. 前記5よりも大きいHLB値を有する別の界面活性剤が存在する場合には、その量が０．５重量％以下である、請求項２９に記載の組成物。
32. 水性懸濁液濃縮物である、請求項１７〜３１のいずれか１項に記載の組成物。
33. 有効量の請求項１〜３２のいずれか１項に記載の組成物を1製造単位の種子に施用することを含む、種子を処理する方法。
34. 請求項１〜３２のいずれか１項に記載の組成物により処置された種子。