JP2010511572A - パッケージ - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、多層のパッケージに関し、特に容器開口および容器底部を備える容器に関する。
【解決手段】好ましくは、少なくとも１つの外壁は、情報を表す所定の着脱自在の壁切片部を備える。本発明によるパッケージの特徴は、パッケージが少なくとも１つの内壁および１つ外壁が形成されていることにある。壁切片部は、外壁の一部としての着脱自在のカードである。
【選択図】図１

Description

本発明は、多層パッケージ、特に容器開口および容器底部を備え、好ましくは少なくとも１つの外壁が情報を表している所定の着脱自在な壁切片部を備えている容器に関する。

従来技術では、最初は隠されている情報を公衆に明かす目的を示したラベルを伴ったパッケージを開示する。
この目的のために、ユーザは、ラベルまたはラベルの少なくとも一部分をつまみ、それを剥ぎ取る。
剥ぎ取りにより、隠れた情報が公になる。情報は、ラベルの内側または最初はラベルの下に位置した層の外側に位置する。
同様に、ラベルの後に隠される情報は、例えばステッカのようなものでもよい。

異なるパッケージの種類は、ドイツ国特許６９７１２３７０Ｔ２号およびドイツ国特許６９８０７２５９Ｔ２号が知られている。

ドイツ国特許第６９７１２３７０Ｔ２号のパッケージによれば、多層ラベルは、パッケージの面に配置され、１つのまたは複数のラベルは、面に平行に配置され、貼られるかまたはラベルから剥ぎ取られる。

更に、多層パッケージの異なる種類は、慣例により知られており、飲用容器（すなわち、カップ）は、断熱カバーと組み合わせられる。
カップと断熱カバーは、大部分がボール紙からなり、別々に製造される。
断熱カバーは、断熱のために凹凸面を有し、カップを充填する前に、底部からカップをおおってゆるくスライドする。
カバーは、例えば広告のような、情報担体としての役割を担ってもよい。
カバーはカップに永続的に接合されないので、取り除くことができる。

このパッケージは、簡潔な解決手段である。しかしながら、ケースが飲用容器から分離されるという不利な点を有し、かつ、顧客にそれを渡す前に、販売スタンドの販売人員によって組み立てられなければならないので、パッケージを最後の形状に導くためには、組立作業と同様に、それぞれ別に保管が必要とされる。

本発明は、上述の種類の中で費用効果が優れ、同時により簡単なパッケージを提供するという目的に基づく。

この目的は、主要な請求項の特徴を表している機能によって解決される。
着脱自在な壁切片部は、カードとして形成され、第１に、少なくとも外壁の一体化された部品である。
ユーザがつまんだとき、適切な手段により、特に容易に、かつその他の部品の干渉なしに、パッケージから引き離すようになっている。
壁切片部そのものが情報担体としての役割を担う場合、さらに、一定の使用期間の間、所定形状の保持を要望される場合は、比較的耐性のある材料で作ることができる。
好都合にも、パッケージの外壁は、同一材料からなる。

この点に関しては、紙、ボール紙、プラスチックまたはその他同種のものが知られており、これらの材料がコーティングされることがパッケージの目的上に不可欠である。
特に、食品および食品のパッケージの場合に利用される。

従って、壁切片部そのものは、情報担体としての役割を担うことができる。
別の実施形態として、壁切片部を引き離した後に、最初は覆われている情報を公表させることになる。
ユーザが容易に壁切片部の引き離すことができるように、壁切片部および／または外壁の材料を選択することが可能なので、ユーザは複合体から壁切片部を取り外すことができる。

情報を開示するために、壁切片部は、部分的、または、完全に取り外すこともできる。
最初の事例では、それまで通り壁と接合されている。
他の事例では、壁から完全に分離される。
壁切片部を取り外している間、いずれの事例においても、情報を見る人のために外壁の範囲内で画面は開かれる。

パッケージは、食事や飲み物を提供する場合、特に飲食店（例えば軽食堂）において使用することができる。
この利用分野においては生産費が重要であるので、パッケージは、紙、ボール紙、プラスチックまたはその他同種のもので形成される。

最小限、パッケージは、２枚の壁、すなわち内側および外側の壁があり、都合のよいことに、断熱を目的として互いに分離している。
空間に起因して、断熱空間が２枚の壁の間に形成され、同様に周囲から分離することができ、その中に含まれる流体、特に空気を保持する。

使用中は、良好な断熱値が発生して、新たにいれられたコーヒーを、このような二重壁パッケージ（特にカップ）に満たすことができるという効果に導く。
コーヒーがまだ高温を有する場合であっても、ユーザは手でパッケージを握持することが可能である。

カードとして形成される壁切片部は、パッケージの外壁のように比較的固く、外壁の引き離しを容易にして、想定される使用にふさわしい一定の耐久性を提供する。

さらに、パッケージ、および特に外壁に提供される壁切片部を有するパッケージは、詳しい情報担体を提供する。そのためには、消費者が壁切片部を識別し、その機能を理解して、付加情報を提示するために壁切片部を開ける協力が必要とされる。
従って、本発明の実施例は、断熱の最適化と、および最初は覆われており、かつ得がたい付加情報の提供という、２つの消極的な目的を解決する。

着脱自在な壁切片部は、パッケージ内にある製品の十分な断熱を今まで通り確保するパッケージの一部として形成される。
さらにまた、壁切片部が付加情報を提示するために取り外されるときに、外壁は同時に二重壁のカップの第２の壁として役割を担い、更に寸法変化を確保する。
２枚の壁の間隔を取ることに起因して、壁切片部は、内壁に接合されなくなった後に、さらに、特に簡単に取り外すことができる。
これは、ユーザにとって壁切片部の取扱いを容易にする。

壁切片部がパッケージの一部としても形成されるという事実のため、製造工程の経費上昇を回避することができ、壁切片部を製作して取り付ける新たな作業工程が以後に生じない。

好都合にも、所定の切取線は、壁切片部の寸法、形状および位置を決定することができる。
製造業者によって要望される寸法、形状および位置の壁切片部を手早くかつ清潔に外壁から分離可能になる。

壁切片部の形状は、実質的に長方形、矩形、円形、楕円形、台形でもよい。
これらの形状は、特に製造において簡単かつ費用効果が優れ、カップ壁から簡単な取りはずしが可能であることが示される。
もちろん、その他の形状も考えられる。

本発明の有益な実施形態において、壁切片部は、矩形であり、全長Ｌおよび幅Ｂを有する。
全長Ｌは周囲方向に延在し、幅Ｂは包絡線方向に延在する。
カップの一列に並べられた方向の壁切片部のこの配置に関しては、壁切片部は外壁から特に容易かつ簡単に取り外され、または分離される。

本発明の別の実施例において、所定の切取線は、互いに所定の切取線の両端を接合する曲げ線によって補足されてもよい。
そのため、壁切片部がカップ壁から完全に分離されることを防止することができる。
従って、壁切片部は、カップに取り付けられて残存する。

本発明の特に有益な実施形態において、壁切片部の所定の切取線は、実質的にミシン目として形成されてもよい。
ミシン目は、外壁から壁切片部の迅速な分離を可能にする。
所定の切取線の部分がミシン目を有してない場合、壁切片部の分離された面は、この領域においてなめらかであり、ミシン目跡（繊維）は一切残らない。

本発明の有益な実施形態において、壁切片部は内側および／または外側においてマーク（印象、印刷したもの）を提供する。
この理由から、広告が、例えば、壁切片部の一方の側面、壁切片部の他方の側面に適用され、コレクション・カード、または価値を有する顧客ボーナス・カードが印刷が施される。

本発明の有益な実施形態において、内壁の外側側面上に実質的にさほど重要ではないマークを配置した。
そのために、マークは、互いに開いた壁切片部に対して、カップの任意の配置で見えることが確保される。
内カップに対して外側カップを正確に配置することは、この理由から不要とされる。

本発明の特に有益な実施形態において、カップの外壁は少なくとも二次元の切断済みの部分で構成され、切断された部分は、両端が重なって接合することができる。
この構造は、着脱自在の壁切片部を有するカップの費用効果が優れ、かつ短期間に生産することができる。

本発明の好ましい実施形態において、壁切片部は、外壁でカップの円周方向に周囲で延在してもよい。
カップは、使用時においては周囲方向でユーザの手によって囲まれるので、従って、カップ底部およびカップ開口は、垂直に一列に並べられ、外壁から壁切片部の取りはずしが、円周方向の位置調整によってユーザに容易になる。

本発明の有益な実施形態において、壁切片部は、カップの包絡線方向に延在している切断済みの部分の端部に近接してもよい。
切断済みの部分の両端が重なって接合している場合、壁切片部の取り外しが容易になり、端部に近接している壁切片部の部分が物質特性に起因して突設するので、その結果、ユーザによって容易に保持される。

本発明の別の実施例において、壁切片部は、切断済みの部分の端部を越えて重なり合うようにして突設して、取っ手を形成してもよい。
壁切片部が取り外されると、このフラップは、極めて容易につまむことができ、取り外しプロセスを速めることができる。

本発明の特に好適な実施形態において、接触区間は、切断済みの部分と重なり合う部分において、壁切片部に近接してもよい。
この接触区間は、切断済みの部分の端縁部の中央部分を切り抜いた部分に形成され、この部分は、実質的に他に対して平行に延在している２つの端部によって形成され、隣接する壁切片部により端縁部上に垂直に立つ。
切断済みの部分が両端が重なって接合している場合、切断済みの部分の材料は接触区間の領域では重ならず、カップの円周壁に対して製作される凹部によって引き起こされ、壁切片部は、ユーザの指で持ち上げ、より容易に分離することができる。

本発明の別の実施例において、切断済みの部分は、より容易に壁切片部を開口するために、壁切片部に隣接するホルダを有してもよい。
このホルダは、壁切片部で取り付けられる、フラップのような取手でもよい。
このような手段によって、壁切片部の握持および取り外しは、ユーザにとって著しく容易になる。

本発明の特に有益な実施形態において、壁切片部の全長Ｌは幅Ｂより大きく、全長Ｌは周囲方向に延在する。
相互に対する２つの寸法の比は、壁切片部の切り取り作用についての影響をすることができる。
全長Ｌが幅Ｂより大きいので、全長Ｌが円周方向に延在する。この利点により、切り取り位置をユーザの必要に応じて改善することもできる。

本発明の別の実施例において、壁切片部は、角度αで傾斜する方法で配置することができる。
壁切片部を傾いて配置することにより、壁切片部の切り取り動作が改善されるのみならず、内壁上のマークはどの方向でも実施でき、マークが常に壁切片部の開口の中に見えるようになる。

一方では、壁切片部の全長Ｌは、カップの面線に向かう方向に配置されてもよいので、パッケージが有用な上記位置以外の位置にあっても、ユーザは壁切片部を取り外すことが可能である。

パッケージの周囲方向の壁切片部の対称軸が交点を壁切片部の端部により形成する場合、端部に近接している接触区間に、特に丸味を付けるのに有利である。
壁切片部の位置および交点に対する対称軸は、角度αに依存して可変可能である。
壁切片部がこの領域において丸味を付けられるので、非対称配置は光学的に認識されることができない。
さらにまた、この配置によって、壁切片部の有益な切り取り位置を製作することができる。

本発明の実施形態は、次の図面を用いて記載されている。
第１実施例のパッケージを示す図である。 外壁の一部として形成される壁切片部を有し、図１に従ってパッケージを示す図であり、壁切片部は、部分的に分離したことを示している。 図１および図２に従ってパッケージを示す図であり、壁切片部が分離され、外壁から除去されたことを示している。 図１〜３に従ってパッケージのための外壁の二次元の切断済みの部分を示す図であり、接触区間は、外側で切断されたことを示している。 第２実施例のパッケージを示す図である。 第３実施例のパッケージを示す図である。 第４実施例のパッケージを示す図である。 第５実施例のパッケージを示す図である。 第６実施例のパッケージを示す図である。 第７実施例のパッケージを示す図である。 第８実施例のパッケージを示す図である。 第９実施例のパッケージを示す図である。

図１は、本発明によるパッケージの正面図をカップの形状において示し、内壁３、外壁２および外壁２の一部として形成される壁切片部４を有することを示している。
内壁３は二次元の切断済みの部分で構成され、両端が重なって接合する。
外壁２は、二次元の切断済みの部分６で構成され、カップの製造の間、重なり合っている部分９で両端が重なって接合する。
内壁３は、外壁２の下端部に対して、間隔を取って下端部とともに配置され、この下端は底部部分中の容器底部１１として形成される。
内壁３の外側寸法は、外壁２の外側寸法より小さいので、内壁３が外壁２に配置され、内壁３と外壁２との間の仕切りが、二重壁のカップ１の断熱の役割を担い、かつ、流体（特にガス）によって充填される。
カップ１は、容器底部１１の反対側に容器開口１０を有する。
容器開口１０において表面上圧着されたマウス・ロールが配置され、内壁３の一部として形成され、外壁２を一周する。
内壁３および外壁２は、容器開口と、容器底部１１の方向の所定の角度のテーパ領域で互いに接合し、その結果、円錐台の形状が、内壁３の底部部分に製作され、外壁２がさらに接合する。
この構造によって、二重壁のカップは、寸法的に安定性のある形状を達成する。

外壁２は、カードの形の壁切片部４を有し、好ましい実施例では、ミシン目を入れられた所定の切取線５を有する。
この所定の切取線５は、二次元の切断済みの部分６の製造の間、接着している。
外壁２の壁切片部４の寸法、形状および位置は、任意に可変である。
所定の切取線５は、薄い部分が壁切片部４を外壁２から分離する所定の切取線５でもよい。
接触区間８は、切断済みの部分６の重なり合う部分において、切断済みの部分６の端部７に配置される。
図５に示すように、切断済みの部分６は、接触区間８の領域の外側で切断される。

カップ１の製造の間、切断済みの部分６は両端が重なって接合されるので、端部７が重なり合う部分９を形成し、壁切片部４がカード形状の外壁２において提供され、接触区間８の領域で突設する。
この突起部分は、より容易にユーザの指により壁切片部４を開口する役割を担う。
わずかにこの部分を持ち上げることによって、所定の切取線５のミシン目が破損され、所定の切取線５に沿った壁切片部４から意図した分離が、力の更なる作用でなし遂げられる。

壁切片部４を持ち上げる役割を担う部分は、接触区間８の領域ではミシン目を有していない。

カードの形の壁切片部４は、片側上および／または両側上に印刷が施される。
図１は、刷り込まれた壁切片部４を有するカップの刷り込まれた外壁２を示す。

図２は、カップ１の外壁２において、部分的に分離された壁切片部４を示す。
壁切片部４は、ミシン目を入れられた所定の切取線を有する。
外壁２からカードとして形成される壁切片部４の分離は、カップ１の内壁３を破損しない。
カップ１内部に位置する壁切片部４の側面にも、印刷が施される。
ユーザからは、壁切片部４がカップ１の外壁２から取り外された場合のみ、マークが見えるようになる。

仮に、壁切片部４の所定の切取線５が外周全体に沿って形成されない場合、分離プロセスは、カップ１の外壁２から壁切片部４を完全には取り外すことができない。
壁切片部４は、少なくとも部分的に外壁２に接合して残存する。

次の図３〜９において、図１による壁切片部４の異なる実施形態を示す。
これらの図において、他の全ての図と同様に、同一の部分は、同じ参照番号によって特徴を表され、単に図と関連して部分的に言及される。

図３は、カップ１の外壁２のカードとして形成される壁切片部４の好ましい実施例を示す。
壁切片部４は、全長Ｌおよび幅Ｂの寸法を有し、全長Ｌは幅Ｂより大きい。
全長Ｌは、カップ１の周囲方向Ｕにおいて延在する。
２つの短い端部が丸い形状を有することによって、一方では、壁切片部４の外側の外観が影響され、他方では、ユーザによって壁切片部４をつまむことを容易にされる。
長い端部が容器開口１０と平行して延在するように、壁切片部４が配置される。
しかしながら、壁切片部４は、さらに容器開口１０に対して任意の角度で配置される。

図４は、外壁２の二次元の切断済みの部分６を示し、部分６は両端が重なって接合し、内壁３と共に、二重壁のカップ１を形成する。
カード形状の壁切片部４は、切断済みの部分６の所定の切取線５によって形成される。
切断済みの部分の端部７で外側の接触区間８が切り外されるので、接触区間８が、端部７に対して垂直で、壁切片部４に近接して延在している２つの端部を形成する。
接触区間８の材料は、切断済みの部分６から取り出される。

図５は、長い端部がカップ１の包絡線方向Ｍの方向に延在する図４のような壁切片部４を示す。
この実施形態は、重なり合っている部分９の接触区間８を有していない。

図６において、壁切片部は、カップ１の周囲方向Ｕにおいて、周囲に配置される。
容器開口１０および容器底部１１に対する壁切片部４の距離は、任意である。

更なる実施形態において、壁切片部４は、図７に示すように、楕円形状を有する。
楕円形の輪郭線の寸法および位置は、カップ１の外壁２で、任意に配置される。

図８は、全長Ｌおよび幅Ｂの寸法を有する壁切片部４の更なる実施形態を示す。
本実施例において、全長Ｌは、幅Ｂより大きいので、矩形の壁切片部４が製作される。
全長Ｌは、さらに幅Ｂと同様に同程度に大きいので、長方形の壁切片部４が製作される。
壁切片部４の角は、丸みが付けられている。

図９は、図８による壁切片部４の更なる実施形態を示す、全長Ｌは周囲方向Ｕに延在し、幅Ｂは包絡線方向Ｍに延在する。
壁切片部４の端部は、丸みを付けられている。

内壁３および外壁２は、互いに対して任意の方向に配置されて、容器底部１１と同様に容器開口１０でマウス・ロール１２に互いに接合される。
内壁３は、周囲のマークを有するので、壁切片部４が外壁２から取り出されるとすぐに、このマークは常に視認できる。

好ましい実施例において、カードとして形成される壁切片部４は、両側に印刷が施される。
ユーザが持つカップ１の外壁２には、広告またはある行為に対する参照事項が印刷される。
壁切片部４が外壁２から分離された後で、ユーザは、それまでカップで内部に位置した壁切片部４の側面にも注目することができる。
壁切片部４の裏面には、例えばボーナス・ポイントの広告またはコレクタ・カードが、銘記される。
カップ１から分離された壁切片部４は、例えばステッカの形でカップ１の外壁２上に配置され、ボーナス・ポイント用コレクタ・カードとしての役目を果たす。

同様に、形状および壁切片部４のマークのための更なるオプションが可能であることに、注目しなければならない。
１つのオプションとして、例えば、形状が会社のロゴに該当したり、または他のいかなる幾何学形状を有することがあげられる。

外壁２は、実質的に紙、ボール紙またはその他同種のものからなり、したがってより容易に印刷することができる。例えば外側に取り付けられるポリエチレンのプラスチック箔によって、印刷特性は、さらに改善することができる。
内壁３は、実質的に紙、ボール紙またはその他同種のものから形成され、加えてパッケージに塗布されたプラスチック層を有する。

説明された実施形態から派生して、パッケージは、いくつかの点で改良することができる。
例えばパッケージ、特に容器の形状は、長円体、矩形または円筒形の容器を形成するように変化させることができる。（図１０、１１および１２）。

さらにまた、内側および／または外側の壁は、例えばプラスチックのように変形し易くて堅い材料を用いて形成することもできる。

壁切片部を矩形の容器の角領域に位置させることにより、壁切片部の端部は、向こう側に突出して重なりを形成し、壁切片部を容易に分離できる。

図１１による矩形の容器において、二次元余白の重なりを角領域と同様に角柱の側面に位置させ、領域を構成することもできる。

Claims (25)

1. 開口（１０）および底部（１１）を有する容器であって、
   少なくとも１つの外壁（２）が、情報を表わす所定の着脱自在な壁切片部（４）を備える多層のパッケージ（１）において、
   前記パッケージ（１）は、少なくとも１つの内壁（３）および１つの外壁（２）が形成され、
   前記外壁（２）の一部としての前記壁切片部（４）は、着脱自在なカードである、ことを特徴とするパッケージ（１）。
2. 前記パッケージ（１）が飲料用のパッケージである、ことを特徴とする請求項１に記載の多層のパッケージ（１）。
3. 少なくとも前記外壁（２）が用紙、ボール紙、プラスチックまたはその他同種のもので形成される、ことを特徴とする請求項１又は２に記載のパッケージ。
4. 前記パッケージは特に２枚の壁（２，３）からなる、ことを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１つに記載のパッケージ。
5. 前記壁（２，３）が互いに距離をおいている、ことを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１つに記載のパッケージ。
6. 前記壁（２，３）との間に断熱空間が形成される、ことを特徴とする請求項１乃至５のいずれか１つに記載のパッケージ。
7. 前記断熱空間が特にガスのような流動体によって充填される、ことを特徴とする請求項１乃至６のいずれか１つに記載のパッケージ。
8. 前記壁切片部（４）が固定している、ことを特徴とする請求項１乃至７のいずれか１つに記載のパッケージ。
9. 前記壁切片部（４）の形状および位置のサイズは、所定の切取線（５）によって決定される、ことを特徴とする請求項１乃至８のいずれか１つに記載のパッケージ。
10. 前記壁切片部（４）の前記形状は、略長方形、略矩形、略円形、略楕円形、略台形のいずれか１つである、ことを特徴とする請求項１乃至９のいずれか１つに記載のパッケージ。
11. 前記壁切片部（４）が略矩形であり、全長（Ｌ）および幅（Ｂ）を有し、
    前記全長（Ｌ）は前記周囲方向（Ｕ）に延在し、前記幅（Ｂ）は前記カップの前記外層方向（Ｍ）に延在する、ことを特徴とする請求項１乃至９のいずれか１つに記載のパッケージ。
12. 前記所定の切取線（５）が、前記所定の切取線（５）の両端を互いに接続する曲げ線によって補足される、ことを特徴とする請求項１乃至１１のいずれか１つに記載のパッケージ（１）。
13. 前記壁切片部（４）の前記所定の切取線（５）がミシン目として略形成される、ことを特徴とする請求項１乃至１２のいずれか１つに記載のパッケージ（１）。
14. 前記壁切片部（４）は、内側および／または外側の側面上にマークによって提供される、ことを特徴とする請求項１乃至１３のいずれか１つに記載のパッケージ（１）。
15. 略周囲のマークは、前記内壁（３）の前記外側の側面に配置される、ことを特徴とする請求項１乃至１４のいずれか１つに記載のパッケージ（１）。
16. 前記カップ（１）の少なくとも前記外壁（２）は、二次元の切断済みの部分（６）から構成され、
    前記カップ（１）を組み立てるときに、前記カップ（１）自体によって接合される、ことを特徴とする請求項１乃至１５のいずれか１つに記載のパッケージ（１）。
17. 前記壁切片部（４）が前記カップ（１）の前記周囲方向の前記外壁（２）に向かって延在する、ことを特徴とする請求項１乃至１６のいずれか１つに記載のパッケージ（１）。
18. 前記壁切片部（４）が前記切断済みの部分の端部（７）に対して隣接され、
    前記端部が前記カップ（１）の前記外層方向において延在している、ことを特徴とする請求項１乃至１７のいずれか１つに記載のパッケージ（１）。
19. 前記壁切片部（４）は、部分的に重なり合うように前記切断済みの部分（６）の前記端部（７）を越えて突設し、ホルダの役割を担うフラップを形成する、ことを特徴とする請求項１乃至１８のいずれか１つに記載のパッケージ（１）。
20. 接触区間（８）は、前記切断済みの部分（６）の部分的に重なり合っている部分（９）において前記壁切片部（４）に接合される、ことを特徴とする請求項１乃至２０のいずれか１つに記載のパッケージ（１）。
21. 前記切断済みの部分（６）は、前記壁切片部（４）に隣接して容易に前記壁切片部（４）を開口するためのホルダを有する、ことを特徴とする請求項１乃至２０のいずれか１つに記載のパッケージ（１）。
22. 前記壁切片部（４）の前記全長（Ｌ）は、前記幅（Ｂ）より大きく、
    前記全長（Ｌ）は、前記カップ（１）の前記周囲方向（Ｕ）に延在する、ことを特徴とする請求項１乃至２１のいずれか１つに記載のパッケージ（１）。
23. 前記壁切片部（４）は、前記周囲方向（Ｕ）に対して角度αで傾斜して配置される、ことを特徴とする請求項１乃至２２のいずれか１つに記載のパッケージ（１）。
24. 前記壁切片部（４）の前記全長（Ｌ）は、前記カップ（１）の前記包絡線（Ｍ）の方向に配置される、ことを特徴とする請求項１乃至２３のいずれか１つに記載のパッケージ（１）。
25. 前記パッケージ（１）の前記周囲方向（Ｕ）の前記壁切片部（４）の前記対称軸は、前記壁切片部（４）の端部を有する交点（１３）、前記接触区間（８）に隣接している前記端部を形成し、
    前記接触区間（８）の前記対称軸に対する前記交点（１３）は、前記角度αにより可変である、ことを特徴とする請求項１乃至２４のいずれか１つに記載のパッケージ（１）。

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