JP2010220367A - 電気接続箱 - Google Patents

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    • H02G3/081Bases, casings or covers

Abstract

【課題】電気接続箱本体を構成する一方のケースからの他方のケースの浮き上がりを抑えつつ、該他方のケースの周壁に対してブラケットを安定して大きな強度で取り付けることが出来る、新規な構造の電気接続箱を提供することを、目的とする。
【解決手段】一方のケース16の外周面に突出形成された嵌合リブ22が、他方のケース18の周壁36に形成された切欠部40に挿入された状態で、ブラケット14に形成された嵌合溝64に嵌合されることにより、他方のケース18の周壁36が、切欠部40の両縁部分において、一方のケース16とブラケット14の間で挟まれるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等に搭載される電気接続箱に係り、特に電気接続箱本体を車体パネル等に固定支持させるためのブラケットを備えた電気接続箱に関するものである。
自動車等に搭載される電気接続箱は、プリント基板やバスバー,コネクタ,ヒューズ等の配線部材を適宜に組み込んで、良好なメンテナンス性を確保しつつ効率的に配したものであって、近年では、各種の制御装置を併せ備えたものも提案されている。
このような電気接続箱は、車室内やエンジンルーム等に適当なスペースを確保して装着される。その際、電気接続箱本体の外周部分に別体のブラケットを組み付けて、このブラケットを介して電気接続箱本体を車体パネル等に固定支持するようにしたものがある。電気接続箱本体とブラケットを別体とすることで、固定位置の形状が異なる場合でも、電気接続箱本体を共通にして対応できる等の利点がある。
ところで、電気接続箱は、一般に、一対のケースを互いに組み合わせることで、中空構造の電気接続箱本体が構成されている。即ち、互いに組み合わされる一方のケースに対して他方のケースが重ね合わされており、一方のケースの外周が他方のケースの周壁で覆われた構造とされている。そして、特許文献1(特開2005−94833号公報)に記載のように、この他方のケースに設けられた周壁に係合ロック部が形成されており、該係合ロック部に対してブラケットが取り付けられるようになっている。
しかしながら、特許文献1に記載された従来構造の電気接続箱では、電気接続箱本体を構成する他方のケースの周壁だけにブラケットが固定されていることから、ブラケットの取付部分における強度を充分に確保することが難しかった。即ち、電気接続箱に大きな外力が作用すると、ブラケットが取り付けられた他方のケースの周壁に対して荷重が集中的に作用し、その結果、該他方のケースの周壁が一方のケースから離れて外方に膨らむように変形し易くなる。また、このような変形によって他方のケースの周壁が破損したり、電気接続箱本体に対するブラケットの係合ロック部にグラツキ等が発生したり、更には、電気接続箱本体を構成する一対のケースの組付状態が不安定になったり、内部の電気回路に悪影響が及ぼされたりするおそれもあった。
一方、例えば特許文献2(特開2002−34118号公報)に記載されているように、一方のケースの周壁下端部と他方のケースの周壁上端部とが接することで電気接続箱本体の周壁部を構成すると共に、それら両方のケースに亘って延びるブラケット取付部を形成し、これにブラケットを嵌合させることも考えられる。ところが、これでは両ケースにおいてブラケット取付部を構成するガイド枠の形成位置がずれていたり、ケース同士の嵌合精度が悪いと、ブラケット取付部に段差やクリアランスが発生し、ブラケットを嵌合する際に引っ掛かりが生じ、ブラケットの取付作業に支障がでるおそれがある。また、両ケースのそれぞれの周壁の高さ寸法を十分に確保し難いが故に、ケース自体の強度が保てない等の問題もある。
特開2005−94833号公報 特開2002−34118号公報
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、電気接続箱本体を構成する一方のケースからの他方のケースの浮き上がりを抑えつつ、該他方のケースの周壁に対してブラケットを安定して大きな強度で取り付けることが出来る、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
本発明の特徴とするところは、一方のケースに他方のケースが重ね合わされて、他方のケースに設けられた周壁内に一方のケースが嵌め入れられて組み付けられていると共に、他方のケースの周壁の外面には係合ロック部が形成されて、係合ロック部に対してブラケットが取り付けられている電気接続箱において、一方のケースの他方のケースに対する重ね合わせ方向に延びる脚部と頭部からなる嵌合リブが一方のケースの外周面に突出形成されていると共に、他方のケースの周壁には一方のケースの嵌合リブが挿入される切欠部が形成されている一方、ブラケットには嵌合リブに対応する嵌合溝が形成されて、嵌合溝に対して一方のケースの嵌合リブが嵌合されていると共に、嵌合リブが係合ロック部の近傍に設けられていることにある。
本発明の電気接続箱においては、一方のケースの外周面に突出形成された嵌合リブが、他方のケースの周壁に形成された切欠部を通って外方に突出されており、この突出した嵌合リブに対して、ブラケットが嵌合されて取り付けられている。これにより、他方のケースの周壁が、切欠部の両縁部分において、一方のケースとブラケットの間で挟まれることとなる。
それ故、他方のケースの周壁が一方のケースから外方に離れる方向の変位は、該一方のケースに対して位置決めされたブラケットで押さえ付けられることで阻止される。従って、ブラケットを通じて外力が及ぼされた場合にも、他方のケースの周壁が一方のケースから離れて外方に変形して浮き上がることが防止される。その結果、車体パネル等に対して電気接続箱を大きな支持強度と支持安定性をもって取り付けることが出来るのである。
また、本発明では、一方のケースおよび他方のケースにおける外周の少なくとも一つの辺部において、辺長方向の中間部分に嵌合リブと切欠部がそれぞれ形成されていると共に、切欠部を挟んだ辺長方向の両側に係合ロック部が形成されている態様が、好適に採用される。
このような態様を採用すれば、他方のケースの周壁の一つの辺部のうちで周方向両端よりも変形剛性が小さく撓み易い中央部分に対して、嵌合リブとブラケットとによる変形拘束作用を効果的に及ぼすことが出来る。また、中央部分よりも変形剛性が大きい周方向両端側に位置する部分に係合ロック部を設けたことにより、係合ロック部によるブラケットの固定強度も一層効果的に確保され得る。
さらに、上述のように他方のケースの周壁の辺部における周方向両側部分に係合ロック部を形成するに際しては、併せて以下の構成を採用することが望ましい。即ち、一方のケースの外周面には、他方のケースの係合ロック部に対応する位置において、一方のケースの他方のケースに対する重ね合わせ方向に延びる脚部と頭部からなる係止リブが突設されていると共に、他方のケースの係合ロック部には、係止リブが係合する係止溝が形成されており、係止溝に対して係止リブが嵌合されている構成を、併せて採用することが望ましい。
これにより、係合ロック部においても、係止リブの係止溝への嵌合作用に基づいて、他方のケースが一方のケースから外方に離隔することを直接に阻止することが出来る。
また、本発明では、ブラケットを一方のケースと他方のケースの重ね合わせ方向に相対変位させることにより、嵌合リブおよび係合ロック部に対してブラケットが嵌合されて組み付けられると共に、ブラケットにおける嵌合リブに対する嵌合が係合ロック部に対する嵌合に先立って開始されるように、それら嵌合リブと係合ロック部におけるブラケットに対する嵌合開始位置が異ならされている構成を、採用しても良い。
上記構成を採用することにより、両ケースを組み合せた後にブラケットを取り付けるに際して、先ず、ブラケットを嵌合リブに嵌合させることで、その後に嵌合される係合ロック部に対してブラケットが自動的に位置決めされ得る。それ故、両ケースの組み合わせ後におけるブラケットの取り付け作業を、容易に且つ速やかに行うことが可能となる。
本発明の一実施形態としてのブラケット付の電気接続箱を示す平面図。 図1におけるII−II方向の断面図。 図1におけるIII−III方向の断面図。 図1に示された電気接続箱を構成する電気接続箱本体の側面図。 図1に示された電気接続箱本体の要部を拡大して示す底面図。 図1に示された電気接続箱を構成するブラケットの正面図。 図6に示されたブラケットの底面図。 本発明の別の実施形態としての電気接続箱におけるブラケットの嵌合部分を示す側面図。 本発明の更に別の実施形態としての電気接続箱におけるブラケットの嵌合部分を示す側面図。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図1乃至3には、本発明の一実施形態としての電気接続箱10が示されている。電気接続箱10は、電気接続箱本体12に対して、一対のブラケット14,14が組み付けられた構造とされている。
より詳細には、電気接続箱本体12は、中空構造のケースを備えており、このケース内に配線基板等が収容されている。該ケースは、一方のケースとしての内側ケース16と他方のケースとしての外側ケース18を互いに組み合わせて形成されている。
内側ケース16は、全体として浅底の矩形皿形状である。また、内側ケース16の周壁20には、嵌合リブ22が設けられている。この嵌合リブ22は、脚部24と頭部26からなる略T字断面とされている。脚部24は、内側ケース16の周壁20の外周面から略垂直に突設されており、この脚部24の突出先端部において脚部24の幅方向両側(図4及び図5の左右方向)に突出するようにして頭部26が一体形成されている。
このような嵌合リブ22は、内側ケース16の周壁20のうち一対の短辺壁部28,28のそれぞれに形成されている。また、嵌合リブ22は、各短辺壁部28の長さ方向(図4及び図5の左右方向)の略中央部分に位置しており、短辺壁部28の高さ方向(図4の上下方向)にT字形の一定断面で延びている。特に本実施形態では、嵌合リブ22の延出方向の一方の端面が、内側ケース16の底壁29の外面(下面)と同じ平面上に位置している。
また、内側ケース16には、嵌合リブ22が突出形成された各短辺壁部28において、嵌合リブ22を挟んだ長さ方向(周壁20の周方向)の両側に係止リブ30が突設されている。この係止リブ30は、脚部32と頭部34からなる、嵌合リブ22より一回り小さな略T字断面とされている。そして、各係止リブ30は、嵌合リブ22と同様に内側ケース16の周壁20の外周面から略垂直に突設されており、嵌合リブ22と平行に略一定断面で延びている。また、本実施形態では、両係止リブ30,30の延出方向の一方の端面が、前記した嵌合リブ22の延出方向一方の面と同じ平面上に位置している。
一方、外側ケース18は、内側ケース16よりも一回り大きな矩形枠体形状とされており、その周壁36には、一対の短辺壁部38,38のそれぞれにおいて、スリット形状の切欠部40が形成されている。この切欠部40は、各短辺壁部38において、内側ケース16に設けられた嵌合リブ22と対応する位置に設けられている。また、切欠部40は、嵌合リブ22の脚部24の幅寸法よりも僅かに大きな幅寸法を有しており、周壁36の開口端から周壁36の高さ方向に延びていて、嵌合リブ22の延出長さよりも僅かに大きな長さ寸法を有している。
さらに、外側ケース18の各短辺壁部38には、内側ケース16に設けられた係止リブ30,30と対応する位置に、係合ロック部42,42が形成されている。この係合ロック部42は、全体として短辺壁部38の外周面上に突出するブロック形状とされており、その突出先端面には、短辺壁部38の高さ方向に延びる中央溝44が形成されている。更に、この中央溝44内に板状弾性係止片46が設けられている。該板状弾性係止片46は、中央溝44の長さ方向一方の端部から他方の端部に向かって(外側ケース18の底壁側となる図3の右方に向かって)延び出した片持構造の弾性片とされている。
また、係合ロック部42には、上記中央溝44の両側壁48,48を構成する部分において、ケース側係合溝50,50が形成されている。これらのケース側係合溝50,50は、係合ロック部42の両側方(短辺壁部38の周方向両側)に開口している。そして、ケース側係合溝50,50は、後述するブラケット14の差し込み側となる、短辺壁部38の高さ方向先端側で開放されている。
また、係合ロック部42には、上記中央溝44の底壁部分において、短辺壁部38の内周面に開口する係止溝52が形成されている。この係止溝52は、内側ケース16の係止リブ30に対応した略T字断面形状で、短辺壁部38の高さ方向に延びており、内側ケース16の組み付け側となる短辺壁部38の高さ方向先端側に開放している。
このような構造とされた係合ロック部42は、各短辺壁部38の外面において、周壁36の周方向で切欠部40を挟んだ両側に一つずつ設けられている。特に本実施形態では、外側ケース18の周壁36のコーナー部分の近くに一つずつ設けられている。
上述の如き構造とされた内側ケース16と外側ケース18は、各開口部側において互いに重ね合わされて、外側ケース18の周壁36内に内側ケース16の周壁20が嵌め入れられた状態で組み付けられている。これにより、内部に収容空間が形成された中空箱体構造の電気接続箱本体12が形成される。このように内側ケース16と外側ケース18が組み付けられた状態では、係止リブ30が係止溝52に嵌合されていると共に、嵌合リブ22が切欠部40に挿し入れられている。
このような構造とされた電気接続箱本体12には、更に一対のブラケット14,14が組み付けられ、これら一対のブラケット14,14を介して、電気接続箱本体12が車体パネル等に取り付けられるようにされる。
本実施形態では、電気接続箱本体12の内側ケース16の底壁が車体パネルに対向する状態で、図1の上下方向が鉛直上下方向となり左右方向が水平方向となるようにして、電気接続箱10が自動車に装着されるようになっている。この装着状態下で鉛直上下方向となる電気接続箱本体12の両辺部分が、それぞれ、ブラケット14を介して、車両パネルに固定的に支持されるようになっている。なお、本実施形態では、両ブラケット14,14の形状が互いに異なっているが、電気接続箱本体12への取付構造は互いに同じとされている。そこで、以下では、一方のブラケット14(図1中の上側のブラケット14)だけについて、電気接続箱本体12への取付構造を説明する。
ブラケット14には、図6及び図7に示されているように、車両パネルに取り付けられるパネル側固定部分54と、電気接続箱本体12に取り付けられるケース側固定部分56が、本体部分58と連続して一体形成されている。
パネル側固定部分54は、図示しない車両パネルの固定座部に重ね合わされる固定板部60を有している。この固定板部60には、ボルト挿通孔62が形成されており、このボルト挿通孔62に挿通される固定ボルトによって、パネル側固定部分54が車両パネルに固定されるようになっている。
また、パネル側固定部分54の固定板部60から略垂直に延び出すようにして本体部分58が形成されている。これにより、ブラケット14にて、電気接続箱本体12が、車両パネルから離隔して配設支持されるようになっている。
さらに、パネル側固定部分54から延び出した本体部分58の延出先端側には、ケース側固定部分56が形成されている。このケース側固定部分56は、本体部分58の幅方向となる水平方向両側に広がっている。そして、ケース側固定部分56が、電気接続箱本体12の上端の短辺部分を上方から略全幅に亘って覆うようにして、電気接続箱本体12の上端部分に取り付けられている。
また、ケース側固定部分56の略中央には、内側ケース16の嵌合リブ22に対応した位置に嵌合溝64が形成されている。この嵌合溝64は、内側ケース16の嵌合リブ22に対応したT字状断面で、電気接続箱本体12への組付方向となる本体部分58の延出方向にストレートに延びている。なお、この嵌合溝64は、延出方向両側で開放されている。
更にまた、本体部分58には、嵌合溝64を幅方向(図6及び図7の左右方向)に挟んだ両側において、ロック用係合部66,66が形成されている。ロック用係合部66は、幅方向両側において、電気接続箱本体12への組付方向にストレートに延びる一対のブラケット側係合溝68,68を有している。これらのブラケット側係合溝68,68は、ロック用係合部66の幅方向両側に位置する壁部70,70が立ち上げられており、ロック用係合部66の幅方向内方に向かって相互に対向する開口部をもって形成されている。
また、ロック用係合部66の幅方向中央部分には、一対のブラケット側係合溝68,68の間に係止溝72が形成されている。この係止溝72の一方の端部(電気接続箱本体12への組付側端部)には、溝底面から突出する係止突起74が形成されている。
さらに、本実施形態では、ブラケット側係合溝68の溝方向一方の開口端面76が、嵌合溝64の溝方向一方の開口端面78よりも、電気接続箱本体12への組付方向で距離:D(図7参照)だけ後方に位置している。
このような構造とされたブラケット14は、電気接続箱本体12に組み付けられることにより、電気接続箱本体12の嵌合リブ22とブラケット14の嵌合溝64が嵌合されると共に、電気接続箱本体12の係合ロック部42とブラケット14のロック用係合部66とが嵌合されるようになっている。
ブラケット14の電気接続箱本体12への組み付けは、ブラケット14を電気接続箱本体12に対して内側ケース16の底面側から電気接続箱本体12の高さ方向にスライドさせて、嵌合リブ22を外側ケース18の開口端側から嵌合溝64に挿入することにより、嵌合リブ22を嵌合溝64に嵌合させると共に、ロック用係合部66の係止溝72に係合ロック部42を挿入して、係合ロック部42をロック用係合部66の係止溝72に嵌合させる。
上述の如くブラケット14が電気接続箱本体12に組み付けられた状態で、嵌合リブ22は、嵌合溝64における嵌合リブ22の差入側とは反対側の端部に位置している。また、係合ロック部42における一対のケース側係合溝50,50のそれぞれに対して、ロック用係合部66におけるブラケット側係合溝68,68の一方の側壁が嵌合されている。更に、板状弾性係止片46が係止突起74に係止されている。
要するに、ブラケット14は、その嵌合溝64及びロック用係合部66を、電気接続箱本体12の嵌合リブ22及び係合ロック部42に対して挿入する作業によって、電気接続箱本体12に対して組み付けられている。そして、この挿入操作により、嵌合溝64と嵌合リブ22およびロック用係合部66と係合ロック部42の上述の如き嵌合状態が、同時に実現されるようになっている。
ところで、本実施形態では、ロック用係合部66における係止溝72の溝方向一方の開口端面76が、嵌合溝64の溝方向一方の開口端面78よりも、電気接続箱本体12への組付方向で距離:Dだけ後方に位置していることから、ブラケット14,14を電気接続箱本体12に組み付ける際に、嵌合リブ22の嵌合溝64への嵌合が、係合ロック部42とロック用係合部66の嵌合に先立って開始される。
加えて、係合ロック部42における中央溝44の両側壁48,48には、それぞれ、嵌合開始側の端部に傾斜した切欠80が形成されている。これにより、係合ロック部42とロック用係合部66の嵌合の初期における位置決めを余裕をもって行うことが出来るように、ガタツキ(誤差)吸収機構が構成されている。
このような構造とされた電気接続箱10においては、ブラケット14,14が電気接続箱本体12に組み付けられた状態で、嵌合リブ22が嵌合溝64に嵌合されて、嵌合溝64の両側壁が嵌合リブ22の脚部24を幅方向両側から挟み込んでいる。これにより、各短辺壁部38における切欠部40の両縁部分が、内側ケース16の短辺壁部28と嵌合溝64の両側壁で挟まれることとなる。その結果、電気接続箱本体12に何等かの外力が作用したとしても、外側ケース18の内側ケース16からの浮き上がりを効率的に抑えることが出来て、電気接続箱本体12に対するブラケット14,14の取付強度を大きく且つ安定して確保することが出来る。
特に本実施形態では、短辺壁部38において内側ケース16から浮き上がり易い部分である長さ方向中央部分に切欠部40が形成されていることから、各短辺壁部38の内側ケース16から浮き上がり易い部分が内側ケース16の短辺壁部28と嵌合溝64の両側壁で挟まれて拘束されることとなる。その結果、外側ケース18の内側ケース16からの浮き上がりを一層効率的に抑えることが出来る。
また、本実施形態では、係合ロック部42が切欠部40とコーナー部分の間に設けられていることから、係合ロック部42を挟んだ両側において、嵌合溝64の両側壁と内側ケース16の短辺壁部28による変形拘束作用と、コーナー部分の補強作用が働くこととなる。その結果、電気接続箱本体12に対するブラケット14,14の固定強度を極めて効率的に確保することが可能となる。
特に本実施形態では、切欠部40を挟んだ両側に係合ロック部42が設けられていることから、電気接続箱本体12に対するブラケット14,14の固定強度をより一層効果的に確保することが出来る。
さらに、本実施形態では、係合ロック部42に形成された係止溝52に対して、内側ケース16に設けられた係止リブ30が嵌合していることから、外側ケース18の内側ケース16からの離隔を直接に制限することが出来る。その結果、外側ケース18の変形を一層効果的に抑えることが可能となる。
更にまた、本実施形態では、嵌合リブ22の嵌合溝64への嵌合が、係合ロック部42とロック用係合部66の嵌合よりも先に為されることから、嵌合リブ22の嵌合溝64への嵌合に基づいて、係合ロック部42をロック用係合部66に対して位置決めすることが出来る。その結果、係合ロック部42のロック用係合部66への嵌合を効率良く行うことが出来る。
以上、本発明の一実施形態について詳述してきたが、例えば、嵌合リブは、頭部が脚部よりも幅広であれば、特に限定されない。鉤状(逆L字形状)等であっても良い。
また、嵌合リブ22と係合ロック部42のブラケット14に対する嵌合開始位置を異ならせる態様としては、電気接続箱本体12に対するブラケット14の嵌合方向で嵌合開始点が互いに異ならされている態様であれば、特に限定されない。嵌合リブ22と係合ロック部42の嵌合開始点が互いに異なる位置に設定されている態様(電気接続箱本体12側で嵌合開始点が互いに異なる位置に設定されている態様)の他、嵌合溝64とブラケット14における係合ロック部42への嵌合部分の嵌合開始点が互いに異なる位置に設定されている態様(ブラケット14側で嵌合開始点が互いに異なる位置に設定されている態様)、更には、これらを組み合わせた態様であっても良い。
具体的には、例えば、図8に示されているように、電気接続箱本体12における嵌合リブ22の形成位置を係合ロック部42よりもブラケット14,14への組付方向で先端側にしても良い。このような態様においては、外側ケース18の周壁36に対して、ブラケット14,14への組付方向(外側ケース18の開口方向)へ突出する突出壁82が設けられており、この突出壁82に形成された切欠部40内に嵌合リブ22が挿し入れられている。或いは、図9に示されているように、嵌合リブ22の頭部における延出方向一方の端面84を、係合ロック部42における一対の側壁48,48の溝方向一端面86よりもブラケット14,14への組付方向で先端側に位置させても良い。なお、図8及び図9においては、理解を容易にするために、前記実施形態と同様な構造とされた部材及び部位については、図中に、前記実施形態と同一の符号を付してある。
さらに、嵌合リブの頭部よりも幅広な切欠部を採用しても良い。このような態様においては、ブラケットが複数種類存在すること等によって、嵌合リブの位置が変更される場合に、他方のケースを共通にしたとしても、嵌合リブの位置ずれを吸収することが出来る。なお、このような態様においても、切欠部の幅方向両縁部分が嵌合溝の両側壁と内側ケースで挟まれることが望ましいが、切欠部の幅方向両縁部分の何れか一方だけが嵌合溝の何れか一方の側壁と内側ケースで挟まれていても良い。
10:電気接続箱,14:ブラケット,16:内側ケース(一方のケース),18:外側ケース(他方のケース),22:嵌合リブ,24:脚部,26:頭部,30:係止リブ,32:脚部,34:頭部,36:周壁,40:切欠部,42:係合ロック部,52:係止溝,64:嵌合溝

Claims (4)

  1. 一方のケースに他方のケースが重ね合わされて、該他方のケースに設けられた周壁内に前記一方のケースが嵌め入れられて組み付けられていると共に、前記他方のケースの前記周壁の外面には係合ロック部が形成されて、前記係合ロック部に対してブラケットが取り付けられている電気接続箱において、
    前記一方のケースの前記他方のケースに対する重ね合わせ方向に延びる脚部と頭部からなる嵌合リブが前記一方のケースの外周面に突出形成されていると共に、前記他方のケースの前記周壁には前記一方のケースの前記嵌合リブが挿入される切欠部が形成されている一方、前記ブラケットには前記嵌合リブに対応する嵌合溝が形成されて、該嵌合溝に対して前記一方のケースの前記嵌合リブが嵌合されていると共に、前記嵌合リブが前記係合ロック部の近傍に設けられていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記一方のケースおよび前記他方のケースにおける外周の少なくとも一つの辺部において、辺長方向の中間部分に前記嵌合リブと前記切欠部がそれぞれ形成されていると共に、前記切欠部を挟んだ辺長方向の両側に前記係合ロック部が形成されている請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記一方のケースの外周面には、前記他方のケースの前記係合ロック部に対応する位置において、前記一方のケースの前記他方のケースに対する重ね合わせ方向に延びる脚部と頭部からなる係止リブが突設されていると共に、前記他方のケースの前記係合ロック部には、前記係止リブが係合する係止溝が形成されており、前記係止溝に対して前記係止リブが嵌合されている請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記ブラケットを前記一方のケースと前記他方のケースの重ね合わせ方向に相対変位させることにより、前記嵌合リブおよび前記係合ロック部に対して前記ブラケットが嵌合されて組み付けられると共に、前記ブラケットにおける前記嵌合リブに対する嵌合が前記係合ロック部に対する嵌合に先立って開始されるように、それら嵌合リブと係合ロック部における前記ブラケットに対する嵌合開始位置が異ならされている請求項1乃至3の何れか1項に記載の電気接続箱。
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