JP2005094833A - ジャンクションブロックの固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】メンテナンス用の作業空間を少なくし、作業性を向上することにある。
【解決手段】この発明は、本体と固定部とからなるジャンクションブロックを設け、脱着可能な電装品を前記本体の底面に装着した状態で前記固定部を車体に固定したジャンクションブロックの固定構造において、前記ジャンクションブロックは本体と固定部とを別体に形成して設け、前記固定部に対して係脱される前記本体を取り外し可能に係止する係止機構を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】この発明は、本体と固定部とからなるジャンクションブロックを設け、脱着可能な電装品を前記本体の底面に装着した状態で前記固定部を車体に固定したジャンクションブロックの固定構造において、前記ジャンクションブロックは本体と固定部とを別体に形成して設け、前記固定部に対して係脱される前記本体を取り外し可能に係止する係止機構を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
この発明はジャンクションブロックの固定構造に係り、特に、メンテナンス用の作業空間を少なくすることができ、作業性を向上することができるジャンクションブロックの固定構造に関する。
車両においては、電気回路の配線等の分岐接続に用いられるジャンクションブロックを車体に固定している。ジャンクションブロックの固定構造としては、図8・図9に示すものがある。図において、102は図示しない車両の車体を構成するパネル、104はジャンクションブロックである。ジャンクションブロック104は、本体106と固定部108とからなる。本体106には、ハーネス110が接続され、底面112に脱着可能なリレー等の電装品114が装着される。固定部108には、固定用孔(図示せず)が形成される。
ジャンクションブロック104は、本体106の底面112に脱着可能なリレー等の電装品114を装着した状態で、パネル102に立設した固定ボルト116に固定部108の固定用孔を嵌挿し、固定ボルト116に固定ナット118を螺着して締め付けることにより、パネル102に固定することができる。
従来のジャンクションブロックの固定構造には、ジャンクションブロックの側面下部に突設した係止爪を、電装品の両側下端に突設した逆U字形状の係止片に係止して、ジャンクションブロックの底面に電装品を装着するものにおいて、係止片の両側部を連結するとともに外方へ突出した引掛部を一体に形成し、この引掛部に工具の先端を挿入して係止片の係止爪との係止を解除するものがある。
実開平5−55475号公報
ところで、従来の図8・図9に示すジャンクションブロック104の固定構造においては、メンテナンス等においてジャンクションボックス104を交換する際に、固定ナット118を緩めて固定ボルト116から外す必要があった。
この際に、図8に示す如く、ジャンクションブロック104の近傍にステアリングコラム120やパワーステアリング用モータ122等が配設されていると、ジャンクションブロック104周囲の空間が狭いため、工具124を固定ナット118に装着することが困難になるため、取り外しの作業時間が長くなり、作業性を悪化させる不都合がある。
これに対して、作業性を向上すべく広い作業空間を確保しようとすると、隣接したステアリングコラム120等の他の部品の配置に悪影響を及ぼす不都合がある。また、ジャンクションボックス104を交換する際には、固定ナット118を外す必要があるため、外した固定ナット118をなくしてしまう場合があった。
この発明は、本体と固定部とからなるジャンクションブロックを設け、脱着可能な電装品を前記本体の底面に装着した状態で前記固定部を車体に固定したジャンクションブロックの固定構造において、前記ジャンクションブロックは本体と固定部とを別体に形成して設け、前記固定部に対して係脱される前記本体を取り外し可能に係止する係止機構を設けたことを特徴とする。
この発明のジャンクションブロックの固定構造は、ジャンクションブロックは本体と固定部とを別体に形成して設け、固定部に対して係脱される本体を取り外し可能に係止する係止機構を設けたことにより、工具を使用せずにジャンクションブロックの本体を車体に固定された固定部から取り外すことができるため、メンテナンス用の作業空間を少なくすることができ、また、ジャンクションブロックの固定部を車体から外すことなく、リレー等の電装品を装着したジャンクションブロックの本体のみを取り外すことができるため、作業時間の短縮等の作業性を向上することができ、固定部を固定する固定ナットをなくすこともない。
この発明のジャンクションブロックの固定構造は、ジャンクションブロックの本体と固定部とを別体に形成し、固定部に対して係脱される本体を係止機構によって取り外し可能に係止することにより、メンテナンス用の作業空間を少なくし、また、作業時間の短縮等の作業性を向上する目的を実現している。
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1〜図5は、この発明の実施例を示すものである。図1・図2において、2は図示しない車両の車体を構成するパネル、4はジャンクションブロックである。ジャンクションブロック4は、図5に示す如く、電気回路の配線等の分岐接続に用いられる本体6と、パネル2に取付けられる2つの固定部8とからなる。このジャンクションブロック4は、本体6と固定部8とを別体に形成して設けている。
本体6は、一側壁10と他側壁12と一端壁14と他端壁16と上壁18と底壁20とから略長四角形状に形成される。本体6には、上壁18の上面22に設けたハーネス接続部24に図示しないハーネスが接続され、底部20の底面26に設けた装着部28に脱着可能なリレー等の電装品30が装着される。固定部8は、図3・図4に示す如く、本体6の各端壁14・16に対峙する本体用取付部32とパネル2に対峙するパネル用取付部34とから構成され、パネル用取付部34に固定用孔36を形成して設けている。
このジャンクションブロック4には、固定部8に対して係脱される本体6を取り外し可能に係止する係止機構38を設けている。係止機構38は、図3に示す如く、固定部8の本体用取付部32に固定側係止部40を設け、本体6の各端壁14・16に本体側係止部42を設けている。
固定側係止部40は、車体のパネル2に対して垂直方向に延びる一対の固定側係止溝44を設けている。本体側係止部42は、固定側係止部40の固定側係止片44に摺動して係合・抜脱される一対の本体側係止片46を設けている。
また、この実施例の係止機構38は、固定側係止部40の一対の固定側係止溝44間に段差状のストッパ部48を設け、本体側係止部42の一対の本体側係止片46間に前記ストッパ部48に係合・解放される弾性変形可能な係合片50を設けている。係合片50は、弾性復元力によりストッパ部48に弾性係合させることができ、指で押さえて弾性変形させることによりストッパ部48から解放させることができる。
ジャンクションブロック4をパネル2に固定する際には、図1に示す如く、パネル2に立設した固定ボルト52に固定部8の固定用孔36を嵌挿し、固定ボルト52に固定ナット54を螺着して締め付けることにより、固定部8をパネル2に取付ける。また、本体6の底面26には、電装品30を装着する。
ジャンクションブロック4は、本体6の底面26に電装品30を装着した状態で、パネル2に対して垂直方向から本体6を固定部8に接近させ、本体6に設けた本体側係止部42の一対の本体側係止片46を、固定部8に設けた固定側係止部40の一対の固定側係止溝44に係合して摺動させることにより、本体6を固定部8に係止することができる。
このとき、ジャンクションブロック4は、固定部8の固定側係止溝44に本体6の本体側係止片46を係合して摺動させると、固定部8の固定側係止溝44間に設けたストッパ部48に本体6の本体側係止片46間に設けた係合片50が弾性係合されることにより、振動等による固定部8からの本体6の抜脱を防止することができる。
固定部8に本体6を係止したジャンクションブロック4を取り外す際には、係合片50を指で押さえて弾性変形させることによりストッパ部48から解放させた状態で、パネル2に対して垂直方向に本体6を固定部8に対して移動させ、本体6に設けた本体側係止部42の一対の本体側係止片46を、固定部8に設けた固定側係止部40の一対の固定側係止溝44から抜脱させることにより、本体6を固定部8から取り外すことができる。
このように、このジャンクションブロック4の固定構造は、ジャンクションブロック4を本体6と固定部8との別体に形成し、固定部8に対して係脱される本体6を取り外し可能に係止する係止機構38を設けたことにより、工具(図示せず)を使用せずにジャンクションブロック4の本体6を車体を構成するパネル2に固定された固定部8から取り外すことができ、また、ジャンクションブロック4の固定部8をパネル2から外すことなく、リレー等の電装品30を装着したジャンクションブロック4の本体6のみを取り外すことができる。
このため、このジャンクションブロック4の固定構造は、取り外しに工具を必要としないため、メンテナンス用の作業空間を少なくすることができ、また、本体のみを取り外すことができるため、作業時間の短縮等の作業性を向上することができ、さらに、従来のように固定ナット54を外す必要が無いため、固定ナット54をなくすこともない。
また、このジャンクションブロック4の固定構造は、係止機構38として、車体のパネル2に対して垂直方向に延びる固定側係止部40を固定部8に設け、この固定側係止部40に摺動して係合・抜脱される本体側係止部42を本体6に設けている。
これにより、このジャンクションブロック4の固定構造は、車両のインストルメントパネル下部のように、多数の部品が隣接して固定された空間にジャンクションブロック4が固定されている場合でも、隣接した他の部品と干渉することなく、ジャンクションブロック4の本体6を取り外すことが可能である。
なお、この発明は、上述実施例に限定されることなく、種々応用改変が可能である。
例えば、図6は、第1の変形例を示すものである。このジャンクションブロック4の固定構造は、固定部8の本体用取付部32に本体6の各端壁14・16に向かって開口する収容孔56を形成するとともに、この収容孔56内にスプリング58によって本体6の各端壁14・16に向かって弾性付勢されるボール60を収容し、本体6の各端壁14・16にボール60が弾性係合される係合凹部62を夫々形成したものである。
このジャンクションブロック4の固定構造は、固定部8のスプリング58によって弾性付勢されるボール60を本体6の各端壁14・16の係合凹部62に弾性係合させることにより、係止機構38によって固定部8に係止された本体6が振動等によって抜け出すことを防止することができる。
また、図7は、第2の変形例を示すものである。このジャンクションブロック4の固定構造は、一方の固定部8の本体用取付部32に下方向の本体6の一端壁14に向かって延びて開口する係止孔64を形成して設け、この係止孔64に係止される係止体66を本体6の一端壁14に上方向に向かって突出させて設けたものである。
このジャンクションブロック4の固定構造は、一方の固定部8の係止孔64に本体6の一端壁14の係止体66を係止するとともに他方の固定部8の固定側係止部40に本体6の他端壁16の本体側係止部42を係止することにより、上下方向に指向して係止する係止孔64及び係止体66と垂直方向に指向して係止する固定側係止部40及び本体側係止部42とによって、固定部8に対して本体6を2つの異なる係止方向において係止させることができ、本体6を固定部8に安定して固定することができる。
この発明のジャンクションブロックの固定構造は、ジャンクションブロックの取り外しに工具を必要とせず、本体のみを取り外せば良いため、メンテナンス用の作業空間を少なくして作業性を向上するとができ、他の部品の配置に悪影響を及ぼすことなく、空間の有効利用を図ることができる。
2 パネル
4 ジャンクションブロック
6 本体
8 固定部
26 底面
30 電装品
38 係止機構
40 固定側係止部
42 本体側係止部
44 固定側係止溝
46 本体側係止片
48 ストッパ部
50 係合片
52 固定ボルト
54 固定ナット
4 ジャンクションブロック
6 本体
8 固定部
26 底面
30 電装品
38 係止機構
40 固定側係止部
42 本体側係止部
44 固定側係止溝
46 本体側係止片
48 ストッパ部
50 係合片
52 固定ボルト
54 固定ナット
Claims (2)
- 本体と固定部とからなるジャンクションブロックを設け、脱着可能な電装品を前記本体の底面に装着した状態で前記固定部を車体に固定したジャンクションブロックの固定構造において、前記ジャンクションブロックは本体と固定部とを別体に形成して設け、前記固定部に対して係脱される前記本体を取り外し可能に係止する係止機構を設けたことを特徴とするジャンクションブロックの固定構造。
- 前記係止機構は、車体に対して垂直方向に延びる固定側係止部を前記固定部に設け、この固定側係止部に摺動して係合・抜脱される本体側係止部を前記本体に設けたことを特徴とする請求項1に記載のジャンクションブロックの固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003321053A JP2005094833A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | ジャンクションブロックの固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003321053A JP2005094833A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | ジャンクションブロックの固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005094833A true JP2005094833A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34452836
Family Applications (1)
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JP2003321053A Pending JP2005094833A (ja) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | ジャンクションブロックの固定構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005094833A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010220366A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱 |
DE102010015879A1 (de) | 2009-03-16 | 2010-10-07 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd., Yokkaichi | Elektrisches Verteilergehäuse |
JP2017139395A (ja) * | 2016-02-05 | 2017-08-10 | 日本電気株式会社 | 設置金具 |
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2003
- 2003-09-12 JP JP2003321053A patent/JP2005094833A/ja active Pending
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DE102010015879B4 (de) * | 2009-03-16 | 2014-05-15 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Elektrisches Verteilergehäuse |
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