JP2007186083A - ジャンクションボックス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジャンクションボックス2とブラケット3とを備える場合に、取付作業工数及び取付スペースの低減を図ることができるジャンクションボックス装置を提供する。
【解決手段】ジャンクションボックス2の第1ボックス取付用フランジ22とブラケット3の第1ブラケット取付用フランジ32とを重ね合わせ、且つ、ジャンクションボックス2の第2ボックス取付用フランジ25とブラケット3の第2ブラケット取付用フランジ34とを重ね合わせて、両者を一体的にする。この一体的にしたジャンクションボックス2及びブラケット3を車両ボディ部材1の同一箇所に固定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の電気配線部品が接続されて電気配線分配の中継点となるジャンクションボックス装置に関するものである。
車両に搭載されるジャンクションボックスの取付容易化に関して、種々の提案がされている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、車載部品においては、特に標準部品化が進められている。ジャンクションボックスもその一つである。従って、車種に関わりなく、標準部品化されたジャンクションボックスが搭載されている。しかし、車両の仕様によっては、標準部品化されたジャンクションボックスのみでは、電気配線分配の中継に関してリレーやコネクタなどが不足することがある。このような場合には、標準部品化されたジャンクションボックスの他に、リレーやコネクタなどを固定するブラケットを用いている。そして、このブラケットは、ジャンクションボックスの近傍に、ジャンクションボックスとは別に、車両リンフォースなどに取り付けている。
特開2005−45882号公報
そして、標準部品化されたジャンクションボックスとブラケットとを有する場合に、これらを車両リンフォースなどに取り付ける際には、これらを別々に車両リンフォースへ取り付けている。そのため、取付作業工数が増大する。さらに、車両リンフォースの別々の位置にジャンクションボックスとブラケットを取り付けているので、取り付けスペースが増大する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、取付作業工数及び取付スペースの低減を図ることができるジャンクションボックス装置を提供することを目的とする。
本発明のジャンクションボックス装置は、車両ボディ部材と、車両ボディ部材に取り付けられ、且つ、第1の電気配線部品が接続されて電気配線分配の中継点となるジャンクションボックスと、車両ボディ部材に取り付けられ、且つ、第2の電気配線部品を固定するブラケットとを備える。
そして、車両ボディ部材は、第1被取付部と第2被取付部とを備える。また、ジャンクションボックスは、第1の電気配線部品が接続されて電気配線分配の中継点となるボックス本体と、ボックス本体から外部に延在し、且つ、第1被取付部に取り付けられる第1ボックス取付用フランジと、ボックス本体から外部に延在し、且つ、第2被取付部に取り付けられる第2ボックス取付用フランジとを備える。さらに、ブラケットは、第2の電気配線部品を固定するブラケット本体と、ブラケット本体に配置され、第1ボックス取付用フランジに重ね合わせた状態で第1被取付部に取り付けられる第1ブラケット取付用フランジと、ブラケット本体に配置され、第2ボックス取付用フランジに重ね合わせた状態で第2被取付部に取り付けられる第2ブラケット取付用フランジとを備える。
つまり、ジャンクションボックスとブラケットは、一体的に重ね合わせられた状態で、車両ボディ部材の第1被取付部及び第2被取付部に取り付けられる。すなわち、ジャンクションボックスとブラケットとは、実質的に一部品として、車両ボディ部材の第1被取付部及び第2被取付部に取り付けられる。従って、本発明のジャンクションボックス装置におけるジャンクションボックス及びブラケットは、従来のジャンクションボックスとブラケットとを別々に車両ボディ部材に取り付ける場合に比べて、取付作業工数を低減できる。
さらに、ジャンクションボックスとブラケットとは、上述したように、一体的に重ね合わせられた状態で、車両ボディ部材に取り付けられる。つまり、ジャンクションボックスとブラケットとは、車両ボディの同一箇所に配置されることになる。従って、従来のようにジャンクションボックスとブラケットとを別々の場所に配置する場合に比べて、省スペース化を図ることができる。
このように、ジャンクションボックスが標準部品化されている場合であっても、別途設けるブラケットの形状をジャンクションボックスに合わせるように形成することで、取付作業工数及び取付スペースの低減を図ることができる。もちろん、ジャンクションボックスが標準部品化されていない場合であっても、ジャンクションボックスとブラケットとを備える場合にも、本発明を適用することはできる。
また、本発明のジャンクションボックス装置において、ジャンクションボックスは、第1ボックス取付用フランジ及び第2ボックス取付用フランジのうち少なくとも何れか一方に突出形成されるピンをさらに備え、第1ブラケット取付用フランジ及び第2ブラケット取付用フランジのうち少なくとも何れか一方は、ピンに係合する凹状又は孔状の係合部を形成するようにしてもよい。
つまり、ジャンクションボックスが備えるピンとブラケットが備える係合部とが、相互に係合することで、ジャンクションボックスとブラケットとがより一体的となる。さらに、ジャンクションボックスとブラケットとの相互の位置決めが可能となる。従って、ジャンクションボックスとブラケットとを重ね合わせることが容易になると共に、両者を重ね合わせた状態で車両ボディ部材へ取り付けることが容易となる。
また、本発明のジャンクションボックス装置において、ジャンクションボックスは、第1ボックス取付用フランジ及び第2ボックス取付用フランジのうち少なくとも何れか一方とボックス本体との結合を補強するリブをさらに備え、ブラケットは、ブラケット本体に配置され、且つ、リブに係止されるロック部をさらに備えるようにしてもよい。
つまり、補強用のリブを利用して、ジャンクションボックスとブラケットとを一体的に固定している。このように、ジャンクションボックスが標準部品の場合に、リブを有していれば、ロック部に係合する部分を新たに形成することなく、両者を一体的に固定することができる。そして、補強用のリブは、ジャンクションボックスに標準的に形成されている場合が多いので、標準部品化されたジャンクションボックスに対しても、多くの場合に適用することができる。
このように、ジャンクションボックスとブラケットとを一体的に固定することができると、ジャンクションボックスとブラケットとを別の場所にて組み付けておくことができる。すなわち、サブ組立が可能となる。そして、サブ組立を行ったジャンクションボックスとブラケットを車両ボディとの組付位置へ搬送し、車両ボディに組み付けることができる。従って、ジャンクションボックスとブラケットとが実質的に一部品として取り扱うことができるので、実質的に部品点数の削減を図ることができる。
また、本発明のジャンクションボックス装置において、ブラケットは、第1ボックス取付用フランジ及び第2ボックス取付用フランジのうち少なくとも何れか一方の周端面を押圧する押圧部をさらに備えるようにしてもよい。
ここで、ブラケットが平板状とすると、ジャンクションボックスの第1ボックス取付用フランジ又は第2ボックス取付用フランジと重ね合わせられる面、及び、その反対面(以下、「重ね合わせ面」という)が存在する。そして、ブラケットの外面のうち重ね合わせ面以外の板厚面が周端面である。ただし、周端面のうち一部は、ボックス本体に結合しているので、押圧部が押圧する周端面は、ボックス本体に結合している部分以外の板厚面となる。
つまり、周端面は、ボックス本体から最も離隔した頂部と、ボックス本体と頂部との間に位置する側部とを含むことになる。そして、押圧部は、頂部及び側部のうち少なくとも何れか一方を押圧するようにする。
このように、この周端面を押圧部が押圧することで、ジャンクションボックスとブラケットとを一体的に固定することができる。これにより、ジャンクションボックスとブラケットとを別の場所にてサブ組立が可能となる。そして、サブ組立を行ったジャンクションボックスとブラケットを車両ボディとの組付位置へ搬送し、車両ボディに組み付けることができる。従って、ジャンクションボックスとブラケットとが実質的に一部品として取り扱うことができるので、実質的に部品点数の削減を図ることができる。
特に、上述したリブと係合部とを備え、且つ、周端面を押圧部により押圧することで、両者はより一体的に固定される。つまり、ジャンクションボックスとブラケットとの相互位置のガタを低減することができる。これにより、ジャンクションボックスとブラケットとの一体性が増すと共に、これらを車両ボディに取り付けた後においてもガタにより生じる異音などを防止することができる。
本発明のジャンクションボックス装置によれば、取付作業工数及び取付スペースの低減を図ることができる。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。本実施形態のジャンクションボックス装置について、図1〜図8を参照して説明する。図1は、ジャンクションボックス装置の構成部品の組み付け前の状態を示す図である。図2は、ジャンクションボックス装置の構成部品の組み付け後の状態を示す図である。図3は、図2の右側から見た図である。図4は、図3のA矢視の拡大図である。図5は、図4のD−D断面図である。図6は、図3のB部分の拡大図である。図7は、図6のE矢視図である。図8は、図3のC−C断面図である。
まず、図1〜図3を参照して、ジャンクションボックス装置の概略構成について説明する。ジャンクションボックス装置は、車両リンフォース1と、車両固定部材(図示せず)と、ジャンクションボックス2と、ブラケット3とから構成される。そして、ジャンクションボックス2及びブラケット3は、車両リンフォース1及び車両固定部材に一体的に取り付けられる。つまり、ジャンクションボックス2の第1ボックス取付用フランジ22とブラケット3の第1ブラケット取付用フランジ32とが重ね合わされ、且つ、ジャンクションボックス2の第2ボックス取付用フランジ25とブラケット3の第2ブラケット取付用フランジ34とが重ね合わされた状態で、車両リンフォース1及び車両固定部材の同一箇所に取り付けられている。
次に、ジャンクションボックス装置の詳細構成について説明する。ジャンクションボックス装置を構成する車両リンフォース1(本発明における車両ボディ部材)は、筒状の金属製からなり、インストルメントパネル(図示せず)の車両前側近傍に車両左右方向に延在するように配置されている。そして、この車両リンフォース1には、後述するジャンクションボックス2及びブラケット3を取り付けるための取付座11(本発明における第1被取付部)が設けられている。この取付座11には、ボルト12が固定されている。
車両固定部材(本発明における車両ボディ部材)は、ここでは、エアーコンディショナーのケースとしている。このエアーコンディショナーのケースは、車両ボディに固定された部材である。そして、この車両固定部材には、車両リンフォース1と同様に、ボルトが固定された取付座(図示せず)(本発明における第2被取付部)が設けられている。この車両固定部材の取付座は、車両リンフォース1の取付座11と同様に、ジャンクションボックス2及びブラケット3を取り付けるための座である。
ジャンクションボックス2は、第1の電気配線部品が接続されて、電気配線分配の中継点となるものである。例えば、バッテリから供給される電力を車両の各電気部品へ分配するために用いられる。このジャンクションボックス2は、多数の車両に標準的に用いられるように、規格を統一した標準部品化が図られている。つまり、車両の仕様に関わりなく、共通のジャンクションボックス2が適用される。
このジャンクションボックス2は、図1〜図3に示すように、全体としては、概略直方体状をなしている。そして、ジャンクションボックス2は、ボックス本体21と、第1ボックス取付用フランジ22と、回り止めピン23と、第1補強用リブ24と、第2ボックス取付用フランジ25と、第2補強用リブ26とから構成される。
ボックス本体21は、直方体状をなしている。具体的には、図1及び図2において、ボックス本体21の左右方向(以下、「車両左右方向」という)の幅が、上下方向(以下、「車両上下方向」という)の幅及び前後方向(以下、「車両前後方向」という)の幅よりも狭くなるような形状とされている。そして、このボックス本体21の内部には、第1の電気配線分配に用いられる複数のリレーやコネクタなどが配置されている。つまり、ボックス本体21が、第1の電気配線部品が接続されて、電気配線分配の中継点となる部分である。
第1ボックス取付用フランジ22は、図1、図3及び図4に示すように、略円弧状の板状からなる。この第1ボックス取付用フランジ22は、ボックス本体21の図1の手前上端(車両後上端)から外部に延在している。この第1ボックス取付用フランジ22の中央には、車両リンフォース1の取付座11に固定されたボルト12が貫通する第1ボックス円形孔221が形成されている。そして、この第1ボックス円形孔221がボルト12を貫通して、第1ボックス取付用フランジ22が、車両リンフォース1の取付座11に固定される。
回り止めピン23(本発明におけるピン)は、図1、図4及び図5に示すように、円柱状からなり、第1ボックス取付用フランジ22の車両後方面の垂線方向に突出するように一体形成されている。この回り止めピン23は、この回り止めピン23は、図2及び図5に示すように、後述するブラケット3の第1ブラケット取付用フランジ32に形成される係合孔322に係合される。
第1補強用リブ24は、図1、図3及び図4に示すように、ボックス本体21と第1ボックス取付用フランジ22とに一体的に3カ所形成されている。具体的には、第1補強用リブ24は、ボックス本体21の車両上方面及び第1ボックス取付用フランジ22の車両前方面に立設されている。この第1補強用リブ24は、ボックス本体21と第1ボックス取付用フランジ22との結合を補強するためのものである。
第2ボックス取付用フランジ25は、図3、図6及び図7に示すように、略円弧状の板状からなる。この第2ボックス取付用フランジ25は、ボックス本体21の図1の奥下端(車両前下端)から外部に延在している。すなわち、第2ボックス取付用フランジ25は、ボックス本体21のうち第1ボックス取付用フランジ22が延在する位置の対角位置から外部に延在している。この第2ボックス取付用フランジ25の中央には、第1ボックス円形孔221と同様の大きさからなる第2ボックス円形孔251が形成されている。そして、この第2ボックス円形孔251が、車両固定部材の取付座に固定されたボルトを貫通して、第2ボックス取付用フランジ25は、車両固定部材の取付座に固定される。
第2補強用リブ26は、図3、図7及び図8に示すように、ボックス本体21と第2ボックス取付用フランジ25とに一体的に3カ所形成されている。具体的には、第2補強用リブ26は、ボックス本体21の車両下方面及び第2ボックス取付用フランジ25の車両後方面に立設されている。この第2補強用リブ26は、ボックス本体21と第2ボックス取付用フランジ25との結合を補強するためのものである。
ブラケット3は、電気配線分配に際してジャンクションボックス2では不足するリレーやコネクタなどの第2の電気配線部品を固定される。つまり、リレーやコネクタなどを多数使用する車両において、標準部品化されたジャンクションボックス2では十分でない場合に、ブラケット3にリレーやコネクタなどを固定している。このブラケット3は、ブラケット本体31と、第1ブラケット取付用フランジ32と、第1押圧部33と、第2ブラケット取付用フランジ34と、第2押圧部35と、ロック部36とから構成される。
ブラケット本体31は、リレーやコネクタなどの第2の電気配線部品を固定する部品である。このブラケット本体31は、図1〜図3に示すように、ボックス本体21の車両左右面よりも大きな三角形の板状をなしている。そして、ブラケット3がジャンクションボックス2に一体的に配置された場合には、ブラケット本体31は、ボックス本体21の車両左面に重ね合わされるように配置される。
第1ブラケット取付用フランジ32は、図1〜図5に示すように、板状からなり、ブラケット本体31の車両後上端に、ブラケット本体31の垂線方向に延在するように形成されている。この第1ブラケット取付用フランジ32は、ジャンクションボックス2の第1ボックス取付用フランジ22に重ね合わされるように形成されている。そして、第1ブラケット取付用フランジ32には、第1ブラケット円形孔321と、係合孔322とが形成されている。第1ブラケット円形孔321は、第1ボックス取付用フランジ22に形成される第1ボックス円形孔221と同様の大きさ、すなわち車両リンフォース1の取付座11に固定されたボルト12が貫通する大きさからなる。さらに、第1ブラケット取付用フランジ32が第1ボックス取付用フランジ22に重ね合わせられた状態において、第1ブラケット円形孔321は、第1ボックス円形孔221と一致するようにされている。
係合孔322は、第1ブラケット円形孔321の近接した位置に、円形状に形成されている。この係合孔322は、回り止めピン23が挿通する大きさからなる。そして、第1ブラケット取付用フランジ32が第1ボックス取付用フランジ22に重ね合わせられた状態において、係合孔322は、回り止めピン23が挿通して係合することができる位置に形成されている。ただし、係合孔322の内径は、回り止めピン23の外径よりも大きくしている。これは、回り止めピン23を係合孔322に容易な係合組付けを可能とするためである。
第1押圧部33は、図3及び図4に示すように、ブラケット本体31に対向するように、第1ブラケット取付用フランジ32の車両前方面に突出して配置されている。詳細には、第1押圧部33とブラケット本体31との間に第1ボックス取付用フランジ22が配置されるように、第1押圧部33は設けられている。この第1押圧部33は、ブラケット本体31側の面に2カ所の三角突起状に形成されている。つまり、第1ボックス取付用フランジ22と第1ブラケット取付用フランジ32とが重ね合わせられた状態において、第1押圧部33は、第1ボックス取付用フランジ22の周端面のうち側部を押圧している。
ここで、第1ボックス取付用フランジ22の周端面とは、第1ボックス取付用フランジ22のうち第1ブラケット取付用フランジ32との重ね合わせ面の周囲の面である。そして、周端面のうちの側部とは、周端面のうちボックス本体21から最も離隔した頂部とボックス本体との間に位置する部分である。
つまり、第1押圧部33の第1押圧箇所331が、第1ボックス取付用フランジ22の周端面の側部をブラケット本体31側へ押圧している。従って、第1ボックス取付用フランジ22と第1ブラケット取付用フランジ32とが重ね合わせられた状態において、第1押圧部33は、第1ボックス取付用フランジ22と第1ブラケット取付用フランジ32との車両左右方向のガタを低減するように作用する。
第2ブラケット取付用フランジ34は、図1、図3、図6及び図7に示すように、板状からなり、ブラケット本体31の車両前下端に、ブラケット本体31の垂線方向に延在するように形成されている。この第2ブラケット取付用フランジ34は、ジャンクションボックス2の第2ボックス取付用フランジ25に重ね合わされるように形成されている。そして、第2ブラケット取付用フランジ34には、第2ブラケット円形孔341が形成されている。第2ブラケット円形孔341は、第2ボックス取付用フランジ25に形成された第2ボックス円形孔251と同様の大きさ、すなわち車両固定部材の取付座に固定されたボルトが貫通する大きさからなる。さらに、第2ブラケット取付用フランジ34が第2ボックス取付用フランジ25に重ね合わせられた状態において、第2ブラケット円形孔341は、第2ボックス円形孔251と一致するようにされている。
第2押圧部35は、図3、図6及び図7に示すように、第2ブラケット取付用フランジ34の車両前方面の車両前下端に、第1ブラケット取付用フランジ32側を向くように配置されている。この第2押圧部35の第1ブラケット取付用フランジ32側の面が、円弧凹状であって、三角突起状に形成されている。つまり、第2ボックス取付用フランジ25と第2ブラケット取付用フランジ34とが重ね合わせられた状態において、第2押圧部35は、第2ボックス取付用フランジ25の周端面のうち頂部を押圧している。
ここで、第2ボックス取付用フランジ25の周端面とは、第2ボックス取付用フランジ25のうち第2ブラケット取付用フランジ34との重ね合わせ面の周囲の面である。そして、周端面のうち頂部とは、周端面のうちボックス本体21から最も離隔した部分である。
つまり、第2押圧部35の第2押圧箇所351が、第2ボックス取付用フランジ25の周端面の頂部を第1ブラケット取付用フランジ32側へ押圧している。従って、第2ボックス取付用フランジ25と第2ブラケット取付用フランジ34とが重ね合わせられた状態において、第2押圧部35は、第2ボックス取付用フランジ25と第2ブラケット取付用フランジ34との車両前下から車両後上方向へのガタを低減するように作用する。
ロック部36は、ブラケット本体31のうち第2ブラケット取付用フランジ34の近傍に形成されている。ロック部36は、図8に示すように、ブラケット本体31から遠い側の端部(図8の左下側)を支点として、ブラケット本体31に近い側の端部(図8の右上側)が揺動可能に弾性変形可能な板状をなしている。そして、このロック部36の揺動端付近には、図8の上側に突出する突起部361が形成されている。この突起部361は、第2補強用リブ26に対して、車両左右方向に向かって係合するようにされている。つまり、第1ボックス取付用フランジ22と第1ブラケット取付用フランジ32とが重ね合わせられ、且つ、第2ボックス取付用フランジ25と第2ブラケット取付用フランジ34とが重ね合わせられた状態において、突起部361は第2補強用リブ26に係合するようにされている。従って、ロック部36は、第2補強用リブ26を係止する。
次に、ジャンクションボックス装置の構成部品の組付方法について説明する。まず、ジャンクションボックス2とブラケット3とを一体的に嵌め合わせる。具体的には、第1ボックス取付用フランジ22を第1ブラケット取付用フランジ32に重ね合わせ、且つ、第2ボックス取付用フランジ25を第2ブラケット取付用フランジ34に重ね合わせる。このとき、回り止めピン23を係合孔322に係合させる。さらに、ロック部36の突起部361を第2補強用リブ26に係合させる。
このように、回り止めピン23と係合孔322、及び、ロック部36と第2補強用リブ26とにより、ジャンクションボックス2とブラケット3とは相互に一体的にされる。ただし、回り止めピン23と係合孔322との間には、取付容易化のために僅かなガタを設けている。また、ロック部36と第2補強用リブ26との係合関係においても、僅かなガタが形成される。
しかし、ジャンクションボックス2とブラケット3とを一体的に嵌め合わせることで、第1押圧部33が第1ボックス取付用フランジ22を押圧し、且つ、第2押圧部35が第2ボックス取付用フランジ25を押圧する。従って、上記のガタが低減される。
そして、このようにジャンクションボックス2とブラケット3との一体部品を車両リンフォース1及び車両固定部材に固定する。具体的には、第1ボックス取付用フランジ22の第1ボックス円形孔221と第1ブラケット取付用フランジ32の第1ブラケット円形孔321に、車両リンフォース1の取付座11のボルト12を挿通して、ナットにより固定する。また、第2ボックス取付用フランジ25の第2ボックス円形孔251と第2ブラケット取付用フランジ34の第2ブラケット円形孔341に、車両固定部材の取付座のボルトを挿通して、ナットにより固定する。
以上より、ジャンクションボックス2とブラケット3とを一体的にした状態で、車両リンフォース1などに固定するので、取付作業工数及び取付スペースの低減を図ることができる。
ジャンクションボックス装置の構成部品の組み付け前の状態を示す図である。 ジャンクションボックス装置の構成部品の組み付け後の状態を示す図である。 図2の右側から見た図である。 図3のA矢視の拡大図である。 図4のD−D断面図である。 図3のB部分の拡大図である。 図6のE矢視図である。 図3のC−C断面図である。
符号の説明
1:車両リンフォース、 2:ジャンクションボックス、 3:ブラケット、
11:取付座、 12:ボルト、
21:ボックス本体、 22:第1ボックス取付用フランジ、 23:回り止めピン、
24:第1補強用リブ、 25:第2ボックス取付用フランジ、
26:第2補強用リブ、
31:ブラケット本体、 32:第1ブラケット取付用フランジ、 33:第1押圧部、
34:第2ブラケット取付用フランジ、 35:第2押圧部、 36:ロック部、
221:第1ボックス円形孔、 251:第2ボックス円形孔、
321:第1ブラケット円形孔、 322:係合孔、 331:第1押圧箇所、
341:第2ブラケット円形孔、 351:第2押圧箇所、
361:突起部

Claims (5)

  1. 車両ボディ部材と、
    前記車両ボディ部材に取り付けられ、且つ、第1の電気配線部品が接続されて電気配線分配の中継点となるジャンクションボックスと、
    前記車両ボディ部材に取り付けられ、且つ、第2の電気配線部品を固定するブラケットと、
    を備えるジャンクションボックス装置であって、
    前記車両ボディ部材は、第1被取付部と第2被取付部とを備え、
    前記ジャンクションボックスは、
    前記第1の電気配線部品が接続されて電気配線分配の中継点となるボックス本体と、
    前記ボックス本体から外部に延在し、且つ、前記第1被取付部に取り付けられる第1ボックス取付用フランジと、
    前記ボックス本体から外部に延在し、且つ、前記第2被取付部に取り付けられる第2ボックス取付用フランジと、
    を備え、
    前記ブラケットは、
    前記第2の電気配線部品を固定するブラケット本体と、
    前記ブラケット本体に配置され、前記第1ボックス取付用フランジに重ね合わせた状態で前記第1被取付部に取り付けられる第1ブラケット取付用フランジと、
    前記ブラケット本体に配置され、前記第2ボックス取付用フランジに重ね合わせた状態で前記第2被取付部に取り付けられる第2ブラケット取付用フランジと、
    を備えることを特徴とするジャンクションボックス装置。
  2. 前記ジャンクションボックスは、前記第1ボックス取付用フランジ及び前記第2ボックス取付用フランジのうち少なくとも何れか一方に突出形成されるピンをさらに備え、
    前記第1ブラケット取付用フランジ及び前記第2ブラケット取付用フランジのうち少なくとも何れか一方は、前記ピンに係合する凹状又は孔状の係合部を形成する請求項1記載のジャンクションボックス装置。
  3. 前記ジャンクションボックスは、前記第1ボックス取付用フランジ及び前記第2ボックス取付用フランジのうち少なくとも何れか一方と前記ボックス本体との結合を補強するリブをさらに備え、
    前記ブラケットは、前記ブラケット本体に配置され、且つ、前記リブに係止されるロック部をさらに備える請求項1又は2に記載のジャンクションボックス装置。
  4. 前記ブラケットは、前記第1ボックス取付用フランジ及び前記第2ボックス取付用フランジのうち少なくとも何れか一方の周端面を押圧する押圧部をさらに備える請求項1〜3の何れか一項に記載のジャンクションボックス装置。
  5. 前記周端面は、前記ボックス本体から最も離隔した頂部と、前記ボックス本体と前記頂部との間に位置する側部とを含み、
    前記押圧部は、前記頂部及び前記側部のうち少なくとも何れか一方を押圧する請求項4記載のジャンクションボックス装置。
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