JP5187589B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等に搭載される電気接続箱に係り、特に電気接続箱本体を車体パネル等に固定支持させるためのブラケットを備えた電気接続箱に関するものである。
自動車等に搭載される電気接続箱は、プリント基板やバスバー、コネクタ、ヒューズ等の配線部材を適宜に組み込んで、良好なメンテナンス性を確保しつつ効率的に配したものであって、近年では、各種の制御装置を併せ備えたものも提案されている。このような電気接続箱は、車室内やエンジンルーム等に適当なスペースを確保して装着される。その際、電気接続箱本体の外周部分に別体のブラケットを組み付けて、このブラケットを介して電気接続箱本体を車体パネル等に固定支持するようにしたものがある。電気接続箱本体とブラケットを別体とすることで、固定位置の形状が異なる場合でも、電気接続箱本体を共通にして対応できる等の利点がある。
ところで、電気接続箱は、一般に、一対のケースを互いに組み合わせることで、中空構造の電気接続箱本体が構成されている。即ち、互いに組み合わされる一方のケース(内ケース)に対して他方のケース(外ケース)が重ね合わされており、一方のケースの外周が他方のケースの周壁部で覆われた構造とされている。そして、特許文献1(特開2004−96899号公報)に記載のように、この他方のケースに設けられた周壁部に係合ロック部が形成されており、この係合ロック部に対してブラケットが取り付けられるようになっている。
ところが、特許文献1に記載された従来構造の電気接続箱では、電気接続箱本体を構成する他方のケースの周壁部だけにブラケットが固定されていることから、ブラケットの取付部分における強度を充分に確保することが難しかった。即ち、電気接続箱に大きな外力が作用すると、ブラケットが取り付けられた他方のケースの周壁部に対して荷重が集中的に作用し、その結果、該他方のケースの周壁部が一方のケースから離れて外方に膨らむように変形し易くなる。そして、このような変形によって、他方のケースの周壁部が破損したり、電気接続箱本体に対するブラケットの係合ロック部にグラツキ等が発生したり、更には、電気接続箱本体を構成する一対のケースの組付状態が不安定になったり、内部の電気回路に悪影響が及ぼされたりするおそれもあった。
なお、特許文献1に記載されているように、一方のケースの外周に突設した係止突部を他方のケースの周壁部に係止することで、該他方のケースの周壁部が一方のケースの外周から浮き上がることを防止することも考えられる。しかしながら、係止突部が、薄肉の周壁部に係止されることから、十分な強度を得難い。しかも、そのような周壁部の係止機構は、ブラケットが装着される係合ロック部を外れた位置に形成しなければならず、それ故、特に係合ロック部を複数並設する場合にはスペース確保が難しいという問題もあった。
特開2004−96899号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、電気接続箱本体を構成する一方のケースから他方のケースの浮き上がりを抑えつつ、他方のケースの周壁部に対してブラケットを安定して大きな強度で取り付けることが出来る、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、一方のケースに他方のケースが重ね合わされて、該他方のケースに設けられた周壁部内に前記一方のケースが嵌め入れられて組み付けられていることにより電気接続箱本体を構成すると共に、前記他方のケースの前記周壁部の外面には係合ロック部が形成されて、該係合ロック部に対してブラケットが取り付けられている電気接続箱において、前記他方のケースの周壁部の外周面には、前記係合ロック部が設けられており、該係合ロック部に対して、別体の前記ブラケットが前記周壁部の開口部側から係合されて取り付けられている一方、前記一方のケースの前記底壁部が前記他方のケースの前記周壁部の前記開口部側で露出されており、前記係合ロック部の近傍に位置して前記底壁部から外周面上に突出する嵌合突部が設けられていると共に、前記ブラケットには、前記係合ロック部への係合に伴って前記嵌合突部に嵌め合わされて前記一方のケースから外方への前記ブラケットの変位を規制する嵌合凹部が設けられていることを特徴とする。
第一の態様によれば、ブラケットが、嵌合突部と係合ロック部とを介して、一方と他方の両方のケースに固定される。これにより、ブラケットに作用する外力を両方のケースに分散させることができ、ブラケットの取付強度が効果的に高められ得ると共に、安定した取付状態が有効に確保され得る。それ故、ブラケットに作用する外力が他方のケースの周壁部に集中的に作用することを阻止する機構が、単一の嵌合突部によって効率的に実現される。
しかも、嵌合突部が、他方のケースを介することなく、ブラケットの嵌合凹部に対して直接に嵌合される。このため、他方のケースの周壁部の強度に関係なく、ブラケットの電気接続箱本体に対する取付強度を大きく確保できる。
さらに、嵌合突部が、一方のケースの底部と側壁部との強度の大きなエッジ部分に設けられて、嵌合突部において高い強度が確保される。このような嵌合突部が有する十分な強度を巧みに利用して、ブラケットの他方のケースに対する取付強度の向上、更には、嵌合突部による一方のケースに対するブラケット固定力(拘束力)の向上が、有効に図られ得る。
更にまた、係合ロック部に対するブラケットの装着方向と、嵌合突部に対するブラケットの装着方向とが同一方向とされている。それ故、係合ロック部及び嵌合突部に対する組付けを、単一の操作で簡単に実施出来る。
本発明の第二の態様は、第一の態様に記載のものにおいて、前記係合ロック部が周方向で隣り合う二つの前記係合ロック部により構成されていると共に、前記嵌合突部が前記二つの係合ロック部の周方向間に位置している構造としたものである。
第二の態様によれば、二つの係合ロック部の間に嵌合突部を設けるだけで、ブラケットの他方のケースに対する取付強度の向上を図ることができることから、限られたスペースを有効に利用しつつ複数の係合ロック部を設けて、ブラケットの支持強度を大きく確保することができる。
本発明の第三の態様は、第一又は第二の態様に記載のものにおいて、前記嵌合突部が、細幅の脚部と、該脚部の突出先端部において前記ブラケットの前記嵌合凹部の嵌め合わせ方向に延びる広幅の頭部とを有しており、前記脚部が前記一方のケースの前記底壁部の外周角部から底面上にまで亘って延びて突出形成されてなる構造としたものである。
第三の態様によれば、例えば、他方のケースの周壁部の開口部から露出する、一方のケースの側壁部分が小さくとも、嵌合凹部に嵌め合わされる嵌合突部の頭部の有効長さを大きく確保することが可能となる。それによって、嵌合突部による一方のケースに対するブラケット固定力(拘束力)の向上が、より有効に図られ得る。
本発明の第四の態様は、第三の態様に記載のものにおいて、前記一方のケースの前記底壁部の底面に補強リブが突出形成されており、該補強リブに対して前記係合突部の前記脚部が連結されている構造としたものである。
第四の態様によれば、嵌合突部の強度が有利に高められ得る。また、それによって、嵌合突部による一方のケースに対するブラケット固定力(拘束力)が、更に一層効果的に高められ得る。
本発明に従う電気接続箱にあっては、一方のケースからの他方のケースの浮き上がりを抑えることができると共に、電気接続箱本体に対してブラケットが、簡単な構造と優れたスペース効率をもって大きな強度で安定的に取り付けられ得る。
本発明の一実施形態としての電気接続箱を示す斜視図。 図1に示した電気接続箱の上面図。 図1に示した電気接続箱を構成する電気接続箱本体の内ケースと外ケースとの組付状態を示す斜視図。 図1に示された電気接続箱を構成するブラケットを示す斜視図。 図1に示された電気接続箱を構成するブラケットを示す、図4とは別の斜視図。 図2のVI−VI断面における部分拡大説明図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1及び図2に、本発明の一実施形態として、電気接続箱10を示す。電気接続箱10は、電気接続箱本体11に対してブラケット12が取り付けられた構成とされており、ブラケット12において、自動車の車体パネル(図示せず)に取り付けられるようになっている。
より具体的には、電気接続箱本体11は、一方のケースとしての内ケース14と、他方のケースとしての外ケース16を有している。図1〜図3に示されるように、内ケース14は、合成樹脂製の函体であって、略長方形状の底壁部18とこの底壁部18の外周縁部から、底壁部18の厚さ方向一方側に突出し且つ周方向に連続して延びる周壁部20とを一体的に有している。なお、以下の説明において、便宜上、内ケース14の周壁部20の底壁部18からの突出方向を(図2の紙面に垂直な方向)を上下方向、底壁部18の長手方向(図2中の上下方向)を前後方向、底壁部18の幅方向(図2中の左右方向)を左右方向と言う。
内ケース14の底壁部18には、その上面に複数の装着筒部22が一体的に立設されており、図示しないコネクタやリレー、ヒューズ等が収容されるようになっている。
また、外ケース16は、全体として、内ケース14よりも僅かに大きな合成樹脂製の函体であって、略長方形状の底壁部28と、この底壁部28の外周縁部から上方に突出し且つ周方向に連続して延びる周壁部30とを、一体的に有している。
そして、内ケース14の周壁部20が外ケース16の周壁部30内に、その上側開口部を通じて嵌め入れられている。これにより、外ケース16の周壁部30の内面に内ケース14の周壁部20の外面が重ね合わされると共に、外ケース16の上側開口部が内ケース14の底壁部18にて閉塞された状態で、内ケース14と外ケース16とが、互いに組み付けられて、電気接続箱本体11を構成している。なお、内ケース14と外ケース16との組付状態下で、内ケース14の底壁部18の全体と周壁部20の基端部とそれらの間に形成される外周角部21が、外ケース16の周壁部30の開口部から上方に突出して、外部に露出されている。
電気接続箱本体11の内部には、図示しないプリント基板やバスバー等の配線部材が収容されるようになっている。それらの配線部材の一部が、内ケース14の底壁部18に立設された装着筒部22内に形成された貫通孔24を通じて外部と連通可能にされており、装着筒部22に装着される電気部品と電気的に接続されたり、装着筒部22に装着されるコネクタを介して外部の電装品と電気的に接続されるようになっている。
一方、ブラケット12は、図4に示されるように、複数のリブにて補強された筐体状のブラケット本体32と、このブラケット本体32の側部に突設された固定脚部34とを一体的に有する、電気接続箱本体11とは別体の合成樹脂成形品からなっている。ブラケット本体32の上端部には、ボルト挿通孔36が、設けられている。このボルト挿通孔36に挿通された、図示しない固定ボルトが車体パネルに締結されることにより、ブラケット12が、車体パネルに固定されるようになっている。固定脚部34の下端部には、クランプ固定用孔37が設けられており、図示しないワイヤーハーネスに装着されたクランプが固定されるようになっている。
このブラケット12が、電気接続箱本体11に対して、従来には見られない特別な構造で取り付けられている。
すなわち、図4及び図5から明らかなように、ブラケット12のブラケット本体32には、その下端部に、取付板部38が、上下方向に延びるように一体形成されている。この取付板部38は、厚さ方向一方の面が、略長方形状を有する取付面40とされている。この取付面40の上下方向に直交する幅方向の両端部には、案内部42が、それぞれ1個ずつ一体形成されている。それら2個の案内部42は、何れも、取付面40の幅方向の内側に向かって開口し、且つ上下方向に延びる案内溝44を有している。
また、2個の案内部42,42の間に位置する取付面40の幅方向中間部において、取付面40の幅方向中心部を間に挟んだ両側の箇所には、第一筒状受部46が、それぞれ1個ずつ一体形成されている。それら各第一筒状受部46は、何れも、上下方向両側に向かって開口する、扁平で幅広の四角筒形状を有しており、それぞれの扁平な内孔からなる2個の挿入空間部48,48が、取付面40の幅方向中心部の両側において、上下方向に延びるように形成されている。
さらに、取付面40における2個の第一筒状受部46,46の形成部位よりも上側部位の幅方向中心箇所には、第二筒状受部50が、一体形成されている。この第二筒状受部50は、下方に向かってのみ開口しており、第一筒状受部46よりも狭幅の扁平な有底筒形状を呈している。第二筒状受部50において、突出側の広幅の筒壁部には、スリット52が上下方向の略全長に亘って延びるように形成されている。そして、このスリット52の形成側とは反対側の広幅の筒壁部において、第二筒状受部50が取付面40に固着されている。これによって、第二筒状受部50の扁平な内孔からなる嵌合凹部54が、取付面40の上端部の幅方向中心箇所において、上下方向に延び且つ下方に向かって開口するように形成されている。
一方、図1〜図3に示されるように、電気接続箱本体11の外ケース16の周壁部30において、長辺方向に延びる第一周壁部分30aと第二周壁部分30bの外面には、第一係合体56と第二係合体58とが、それぞれ1個ずつ、一体形成されている。それら第一係合体56と第二係合体58は、第一及び第二の各周壁部分30a,30bの長手方向の両端部に、それぞれ位置している。
第一係合体56は、係合板部60を有している。この係合板部60は、第一及び第二周壁部分30a,30bの長手方向に延びる平板形状を呈し、第一及び第二周壁部分30a,30bの外面に対して所定距離を隔てて対向配置されている。そして、この係合板部60が、その長さ方向の両側端部と中間部に一体形成された端部連結部62,62と中間連結部64において、第一及び第二周壁部分30a,30bに対して一体的に連結されている。
また、係合板部60には、端部連結部62,62の内側と中間連結部64の両サイド部分において、スリット状の細長い切欠部66が、それぞれ1個ずつ設けられている。それら各切欠部66は、係合板部60の上側の側面から上下方向の中央部付近まで、上下方向に真っ直ぐに延びる形態を有している。以下の説明において、それら4つの切欠部66を、前側に位置するものから順番に、第一切欠部66a、第二切欠部66b、第三切欠部66c、第四切欠部66dと言う。
これによって、係合板部60には、第一切欠部66aと第二切欠部66bとの間の部分にて、第一係合ロック部68が形成されている一方、係合板部60の第三切欠部66cと第四切欠部66dとの間の部分にて、第二係合ロック部70が形成されている。それら第一係合ロック部68と第二係合ロック部70は、何れも、上下方向に延びる平板からなる同一のリップ形状とされている。そして、そのような第一及び第二係合ロック部68,70が、第一及び第二周壁部分30a,30bの長さ方向において、十分に近接して、配置されている。
また、そのような第一係合体56の係合板部60の長さ方向の両端には、各端部連結部62から側方に突出し且つ上下方向に所定長さで延びる摺動突部72が、それぞれ一体形成されている。更に、第一係合体56の係合板部60と対向する第一及び第二周壁部分30a,30bには、上下方向に延びる嵌合部74が、それぞれ2個ずつ設けられている。それら各嵌合部74の内側には、断面T字状の溝部が形成されている。
第二係合体58は、係合板部60が、第一及び第二周壁部分30a,30bの外面に対して、2個の端部連結部62,62のみにて連結されて、係合板部60に、1つの係合ロック部が設けられている以外、第一係合体56と同様な基本構造を有している。
一方、図3に示されるように、電気接続箱本体11の内ケース14の底壁部18には、嵌合突部76が、一体形成されている。この嵌合突部76は、全体として、T字形状を呈し、広幅の平板状の頭部78と、この頭部78に一体形成された、細幅の脚部80とからなっている。
頭部78は、外ケース16の前記第一周壁部分30aに設けられた第一係合体56の中間連結部64の直上に位置している。また、そのような位置において、頭部78が、外ケース16の第一周壁部分30aと重ね合わされる内ケース14の周壁部分20aの外部に露出した基端部と、周壁部分20aと底壁部18との間に形成される外周角部21とに対向して、内ケース14と外ケース16との嵌め合わせ方向たる上下方向に延び出している。脚部80は、頭部78の周壁部分20aや外周角部21との対向面における幅方向の中央部から一体的に延び出している。そして、外周角部21と、底壁部18に一体形成された、補強リブとしての装着筒部22の筒壁面とに対して、一体的に連結されている。これよって、嵌合突部76が、内ケース14の底壁部18に一体形成されている。このように構成された嵌合突部76は、外ケース16の周壁部分30aに設けられた第一係合ロック部68と第二係合ロック部70の間の直上に位置して、頭部78の一部を、内ケース14の周壁部20の外面上に突出させている。そうして、頭部78の上下方向長さが、有利に長くされている。また、脚部80、更には嵌合突部76の内ケース14に対する連結強度が、効果的に高められている。
また、内ケース14の前記周壁部分20aとそれに対向する周壁部分20bのそれぞれの外面には、複数の係合リブ82が一体形成されている。これらの係合リブ82は、何れも、外ケース16の第一周壁部分30aと第二周壁部分30bにそれぞれ設けられた嵌合部74の断面T字状の溝部に嵌合可能なT字状の断面形状を有している。
そして、図2及び図6から明らかなように、外ケース16の第一周壁部分30aに設けられた第一係合体56の第一係合ロック部68と第二係合ロック部70とが、ブラケット12の2個の第一筒状受部46,46の各挿入空間48,48内に、下側から挿入されている。このとき、外ケース16の第一周壁部分30aに設けられた2個の摺動突部72,72が、ブラケット12の取付面40に設けられた案内部42の各案内溝44内に、それぞれ嵌合されている。これにより、第一及び第二係合ロック部68,70に対して、ブラケット12の2個の第一筒状受部46,46が、外ケース16の周壁部30の開口部側から係合されて、ブラケット12が、外ケース16に対して固定されている。
また、そのような状態下で、内ケース14に設けられた嵌合突部76の頭部78が、ブラケット12の第二筒状受部50の嵌合凹部54内に挿入されていると共に、嵌合突部76の脚部80が、第二筒状受部50のスリット52内に挿通されている。これにより、外ケース16の周壁部30に対するブラケット12の各第一筒状受部46の係合に伴って、嵌合突部76が、ブラケット12の第二筒状受部50の嵌合凹部54に嵌め合わされている一方、ブラケット12が、内ケース14に対して、その周壁部分20aからの外方への変位が規制された状態で、固定されている。なお、この嵌合突部76の嵌合凹部54への嵌合により、嵌合突部76が、第二筒状受部50の底部の内面に当接することで、そのような当接状態からのブラケット12の下方への移動が規制されるようになっている。
このように、ブラケット12が、外ケース16と内ケース14の両方に固定された状態で、電気接続箱本体11に対して取り付けられている。また、そのような状態下で、内ケース14の周壁部分20a,20bの外面に設けられた断面T字状の複数の係合リブ82が、外ケース16の第一及び第二周壁部分30a, 30bに設けられた複数の嵌合部74のT字状の溝部内に挿入されて、係合されている。更に、図示されてはいないものの、外ケース16の第一周壁部分30aに設けられた第二係合体58や、外ケース16の第二周壁部分30bに設けられた第一及び第二係合体56,58には、ブラケット12とは別のブラケットやブラケット以外の各種の部材が、係合して、固定されるようになっている。
このように、本実施形態の電気接続箱10においては、ブラケット12が、外ケース16と内ケース14の両方に固定された状態で、電気接続箱本体11に取り付けられるようになっている。それ故、例えば、ブラケット12が外ケース16のみに固定される従来品に比して、ブラケット12の電気接続箱本体11に対する取付強度が十分に大きくされている。また、ブラケット12に対して、電気接続箱本体11から側方に向かって引き剥がされる方向に大きな外力が作用しても、その際に、外ケース16の第一周壁部分30aと内ケース14の周壁部分20aとに応力が分散される。それによって、そのような外力の作用により、外ケース16の第一周壁部分30aが内ケース14の周壁部分20aから離れて外方に膨らむように(浮き上がるように)変形することがない。その結果、そのような変形によって、外ケース16の第一周壁部分30aが破損したり、電気接続箱本体11に対するブラケット12の取付部分にグラツキ等が発生したり、更には、電気接続箱本体11を構成する内外ケース14,16の組付状態が不安定になったり、内部の電気回路に悪影響が及ぼされたりすることが、効果的に解消され得る。また、本実施形態では、内ケース14の係合リブ82と外ケース16の嵌合部74の溝部との係合によっても、内ケース14の周壁部分20aからの外ケース16の第一周壁部分30aの浮き上がりが有利に防止され得る。
また、本実施形態では、外ケース16の第一周壁部分30aに、第一及び第二の二つの係合ロック部68,70が、互いに近接位置して、設けられている。これによって、外ケース16に対する第一及び第二の係合ロック部68,70の形成スペースを十分に小さく為した上で、ブラケット12が、電気接続箱本体11に対して、より安定的に且つ十分な強度をもって有利に取り付けられ得る。
さらに、第一及び第二の係合ロック部68,70の間の小さなスペースに対応した内ケース14の周壁部分20aに、嵌合突部76が設けられている。それ故、外ケース16の第一周壁部分30aの内ケース14の周壁部分20aからの浮き上がりを防止して、ブラケット12の外ケース16に対する取付強度の増大を図る構造が、極めて小さなスペースを有効に利用して、有利に実現され得る。
また、嵌合突部76が、内ケース14に対して高い強度をもって取り付けられている。その上、嵌合突部76の頭部78が、十分に長い上下方向長さを有している。これによって、ブラケット12が、内ケース14、ひいては電気接続箱本体11に対して、より大きな強度で取り付けられ得る。
さらに、内ケース14と外ケース16の組付方向と、ブラケット12の第一筒状受部46に対する第一及び第二係合ロック部68,70の係合方向や、ブラケット12の第二筒状受部50の嵌合凹部54に対する嵌合突部76の嵌合方向とが同一の方向とされている。このため、例えば、内ケース14と外ケース16との組付による電気接続箱本体11の形成操作と、電気接続箱10に対するブラケット12の取付操作とを一挙に行うことが出来、電気接続箱10の形成作業の簡略化が有利に図られ得る。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、その具体的な記載によって限定されない。例えば、ブラケット12の電気接続箱本体11に対する取付位置や取付個数等は、電気接続箱本体11の形状や大きさ等に応じて、適宜に変更され得る。
前記実施形態では、外ケース16の周壁部30に二つの係合ロック部68, 70を周方向で隣接して設けると共に、周壁部30の開口部から露出する内ケース14の底壁部18に二つの係合ロック部の間に位置するように嵌合突部76を設ける構成が採用されていたが、係合ロック部の配設スペースや要求されるブラケットの支持強度等により、一つの係合ロック部に対して嵌合突部を一つ設けるようにしてもよい。例えば、外ケース16の周壁部30に一つの係合ロック部を設けると共に、この係合ロック部の真上或いは斜め上など、係合ロック部の近傍に位置するように一つの嵌合突部を形成する構成も本発明に含まれる。
さらに、外ケース16や内ケース14の強度や空きスペース等を考慮して、一つの係合ロック部に対して複数の嵌合突部を設けて、ブラケット12の係合ロック部への係合に伴って、ブラケット12の嵌合凹部が複数の嵌合突部と係合するようにしてもよい。加えて、二つ以上の係合ロック部を周方向に隣接して設けると共に、それら複数の係合ロック部の近傍に位置する少なくとも一つの嵌合突部を設ける構成も本発明に含まれる。
また、前記実施形態では、2個の係合ロック部68,70が、外ケース16の第一周壁部分30aに設けられた2個のリップ状の平板からなり、そのような各係合ロック部68,70が、ブラケット12に設けられた第一筒状受部46の挿入空間48,48内に挿入されて、係合されるようになっていた。これに代えて、外ケース16の第一周壁部分30aに、2個の係合ロック部として、2個の第一筒状受部46,46を設ける一方、ブラケット12に、2個のリップ状の平板からなる係合部を設ける。そして、それら各係合部を、係合ロック部としての各第一筒状受部46に係合させて、ブラケット12を外ケース16に固定するように為すことも可能である。その他、係合ロック部の具体的な構造や、係合ロック部とブラケットとの係合構造は、公知の各種の構造が適宜に採用され得る。
また、嵌合突部として、内ケース14の底壁部18に、第二筒状受部50を突設する一方、ブラケット12に対して、頭部78と脚部80とを有するT字状の係合部を一体形成する。そして、そのような係合部を第二筒状受部50に嵌合させることにより、ブラケット12を内ケース14に固定することも出来る。なお、その際には、第二筒状受部50が、上方に向かって開口する片側有底の筒形状とされる。また、嵌合突部と嵌合凹部は、それらの嵌合により、他方のケースたる内ケース14からのブラケット12の外方への変位を規制可能なものであれば、具体的な形状が特に限定されるものではなく、それら嵌合突部と嵌合凹部の嵌合構造としても、公知のものが適宜に採用可能である。
10:電気接続箱 11:電気接続箱本体 12:ブラケット 14:内ケース(一方のケース)16:外ケース(他方のケース) 18:底壁部 20,30:周壁部 21:外周角部 22:装着筒部(補強リブ) 54:嵌合凹部 68:第一係合ロック部 70:第二係合ロック部 76:嵌合突部 78:頭部 80:脚部

Claims (4)

  1. 一方のケースに他方のケースが重ね合わされて、該他方のケースに設けられた周壁部内に前記一方のケースが嵌め入れられて組み付けられていることにより電気接続箱本体を構成すると共に、前記他方のケースの前記周壁部の外面には係合ロック部が形成されて、該係合ロック部に対してブラケットが取り付けられている電気接続箱において、
    前記他方のケースの周壁部の外周面には、前記係合ロック部が設けられており、該係合ロック部に対して、別体の前記ブラケットが前記周壁部の開口部側から係合されて取り付けられている一方、
    前記一方のケースの前記底壁部が前記他方のケースの前記周壁部の前記開口部側で露出されており、前記係合ロック部の近傍に位置して前記底壁部から外周面上に突出する嵌合突部が設けられていると共に、
    前記ブラケットには、前記係合ロック部への係合に伴って前記嵌合突部に嵌め合わされて前記一方のケースから外方への前記ブラケットの変位を規制する嵌合凹部が設けられていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記係合ロック部が周方向で隣り合う二つの前記係合ロック部により構成されていると共に、前記嵌合突部が前記二つの係合ロック部の周方向間に位置している請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記嵌合突部が、細幅の脚部と、該脚部の突出先端部において前記ブラケットの前記嵌合凹部の嵌め合わせ方向に延びる広幅の頭部とを有しており、前記脚部が前記一方のケースの前記底壁部の外周角部から底面上にまで亘って延びて突出形成されている請求項1又は2に記載の電気接続箱。
  4. 前記一方のケースの前記底壁部の底面に補強リブが突出形成されており、該補強リブに対して前記嵌合突部の前記脚部が連結されている請求項3に記載の電気接続箱。
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