JP4064766B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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    • H01R9/22Bases, e.g. strip, block, panel
    • H01R9/24Terminal blocks
    • H01R9/2425Structural association with built-in components

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車の電子制御装置とされる電子ユニットや、配線板などの内装品が、確実に保護されながら組立てられることのできる電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は、従来の電気接続箱の一形態を示すものである。
この電気接続箱501は、合成樹脂製の上カバー502と、下カバー503すなわち接続箱本体と、両カバー502,503の間に積層されて収容される電線配線板504と、バスバー配線板505とを備えるものとして構成されている。
【0003】
電線配線板504は、合成樹脂製の絶縁基板部506と、絶縁基板部506の表面に布線される複数本の絶縁被覆電線507と、絶縁基板部506を貫通すると共に電線507に圧接される端子508とを備えるものとして構成されている。端子508の一方側に圧接部508aが設けられ、端子508の他方側に雄タブ状の電気接触部508bが設けられている。
【0004】
また、バスバー配線板505は、絶縁基板部509と、この絶縁基板部509の表面に配索された複数本のバスバー510とを備えるものとして構成されている。バスバー510は、一体に立ち上げられた雄タブ状の端子511、又は、一体に立ち下げられた雄タブ状の端子511を備えるものとされている。
【0005】
各端子508,511は、上カバー502や下カバー503の各ハウジング512,513内に突出され、端子508,511と、ハウジング512,513とが組み合わされることによりコネクタが構成される。コネクタには外部ワイヤハーネスのコネクタ(図示せず)が接続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の電気接続箱501にあっては、電気接続箱501が組立てられる過程において、例えば下カバー503に、バスバー配線板505と、電線配線板504とが組付けられて移送される場合、絶縁基板部506から突出された各端子508などが保護されるために、下カバー503などに取付けられる仮カバー(図示せず)が必要とされていた。
【0007】
そのような仮カバー(図示せず)は、電気接続箱501の組立工程において必要なものとされているが、製品とされる電気接続箱501にとっては不必要なものとされ、電気接続箱501の製造過程において、そのような不図示の仮カバーは削減化されることが望まれていた。
【0008】
また、下カバー503などに不図示の仮カバーが取付けられた際に、下カバー503などに対して、不図示の仮カバーが例えばガタついた状態で取付けられていると、下カバー503などに対して、不用意に不図示の仮カバーが取外されるということや落下されることが発生され、このことから、絶縁基板部506から突出された各端子508などが保護されないといった不具合の発生が懸念されていた。
【0009】
本発明は、上記した点に鑑み、仮カバーなどの部品が必要とされることなく、電子ユニットや配線板などの内装品が確実に保護されながら組立てられることのできる電気接続箱を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電気接続箱は、各内装品が収容される接続箱本体と、該接続箱本体に装着されて各内装品を保護するカバーとを備え、前記接続箱本体に対して前記カバーが正規の位置にあるとき前記接続箱本体に対して前記カバーが所定量押圧されることにより、前記接続箱本体に設けた本係合部及びガイド受け部と、前記カバーに設けた本係止部及びガイド部とがそれぞれ係わり合わされて前記接続箱本体に前記カバーが本固定される電気接続箱であって、前記本係合部及び前記ガイド受け部と前記本係止部及び前記ガイド部は、前記カバーが前記接続箱本体に対する正規の位置において前後左右を入れ替え180度回転した仮固定位置にあるとき、前記係合部に対する前記係止部の係わり合いと前記ガイド受け部に対する特定のガイド部の係わり合いとが外れ、前記特定のガイド部を除く残部の前記ガイド受け部に対する係わり合いを保つように、前記接続箱本体と前記カバーとにそれぞれ設けられ、前記カバーが前記接続箱本体に対して正規の位置から180度回転した仮固定位置にあるとき、前記接続箱本体に対して前記カバーが前記本固定時の押圧量より小さく前記本係止部が前記接続箱本体に当たらない範囲の所定量押圧されることにより、互いに係わり合って前記接続箱本体に対して前記カバーを仮固定する仮係合孔と仮係止突起が前記特定のガイド部と前記カバーにそれぞれ設けられていることを特徴とする。
上記構成により、カバーが接続箱本体に対する正規の位置において前後左右を入れ替え180度回転した仮固定位置にあると、係合部に対する係止部の係わり合いとガイド受け部に対する特定のガイド部の係わり合いとが外れ、特定のガイド部を除く残部のガイド受け部に対する係わり合いを保ち、特定のガイド部とカバーに仮係合孔と仮係止突起をそれぞれ設けるだけで、接続箱本体に対してカバーが本固定時の押圧量より小さく本係止部が接続箱本体に当たらない範囲の所定量押圧されることにより、これらが互いに係わり合って接続箱本体に対してカバーを仮固定することができ、内装品を保護するための仮カバーが予め準備され、内装品が接続箱本体に収容されて電気接続箱が組み上げられるまでの間、仮カバーが接続箱本体に装着されて接続箱本体に収容された内装品が保護されるといったことは必要とされなくなる。内装品が接続箱本体に収容されて電気接続箱が組み上げられるまでの間は、カバーが接続箱本体に仮固定されることで、仮固定されたカバーは本固定に比べて押圧量が少なく浅く装着されている以外本固定された場合と変わらず、カバーにより接続箱本体に収容された内装品が保護されることとなる。また、カバーが接続箱本体に本固定されることで、電気接続箱が組み上げられる。従って、電気接続箱が組立てられる過程において、仮カバーは不必要なものとされることとなり、これにより、部品点数が増加されることなく、内装品はカバーにより確実に保護されることとなる。
【0011】
また、仮固定されたカバーは正規の位置において前後左右を入れ替え180度回転され本固定に比べて押圧量が少なく浅く装着されていることで、カバーの装着状態からカバーが本固定、仮固定の何れの状態にあるか容易に分かり、接続箱本体に各内装品が収容された状態のものとされているのか、又は、接続箱本体に一部の内装品だけが収容された状態のものとされているのかといったことが判別され易くなる。
【0012】
さらに、例えば組立途中の電気接続箱が移送される際に、接続箱本体に対しカバーは外れ難いものとなる。また、一部の内装品が収容された接続箱本体に他の内装品が組付けられる際に、接続箱本体に仮固定されたカバーは、多大な労力が必要とされることなく、接続箱本体から容易に取外されることとなる。
【0013】
さらにまた、組立てられた電気接続箱の接続箱本体に対し、カバーが簡単に取外されるということはない。組立てられた電気接続箱において、接続箱本体からカバーが取外されるということは少ないため、接続箱本体にカバーが本固定されることで、接続箱本体に対し、カバーは確実に取付けられた状態に維持されることとなる。
【0014】
また、接続箱本体に対し、カバーが仮固定または本固定される際に、カバーは、位置ずれされることなく容易に位置決めされて接続箱本体に取付けられることとなる。
【0015】
また、接続箱本体に対し、カバーが仮固定または本固定される際に、カバーに設けられた特定のガイド部が確認されつつ、接続箱本体にカバーが取付けられることとなる。従って、接続箱本体に対するカバーの誤組付けが防止されることとなる。
【0016】
また、接続箱本体を形成する側壁の仮係止部に、カバーに設けられた特定のガイド部の仮係合部が係り合わされることで、カバーは、接続箱本体に容易で確実に仮固定されることとなる。
【0018】
請求項2に係る電気接続箱は、請求項1項に係る電気接続箱において、前記各内装品として、端子が立設された配線板と、該端子に対応した相手側端子を備えるコネクタ付の電子ユニットとが用いられ、該配線板の上層部に該電子ユニットが搭載されることで、該端子と、該相手側端子とが通電可能に接続されることを特徴とする。
上記構成により、配線板と、電子ユニットとは、容易で確実に通電可能に接続されることとなる。また、電気接続箱の組立工程の途中段階において、配線板に立設された端子は、カバーが接続箱本体に仮固定されることにより、確実に保護されることとなる。
【0019】
請求項3に係る電気接続箱は、請求項2に係る電気接続箱において、前記端子は、前記配線板に装着されたバスバーの一方に設けられ、該バスバーの他方と、該配線板に配索された電線とが接続されて、該配線板に電気回路が構成され、前記電子ユニットに装着された前記コネクタは、該コネクタに装備された前記相手側端子の一部が、該電子ユニットを構成する基板の回路導体にはんだ付けされたPCB用コネクタとして用いられたことを特徴とする。
上記構成により、配線板のバスバーの一方に設けられた端子と、電子ユニットに装着されたPCB用コネクタとにより、配線板と、電子ユニットとは、確実に通電可能に接続されて電気回路が機能されることとなる。
【0020】
請求項11記載の電気接続箱の製造方法は、接続箱本体に内装品を収容し、該接続箱本体にカバーを仮固定させて該内装品を保護し、該接続箱本体から該カバーを取外し、該内装品に他の内装品を装着させた後に、該接続箱本体に該カバーを本固定させることを特徴とする。
上記構成により、内装品を保護するための仮カバーを予め準備し、内装品を接続箱本体に収容させて電気接続箱を組み上げるまでの間、仮カバーを接続箱本体に装着させて接続箱本体に収容された内装品を保護するといったことは必要とされなくなる。内装品を接続箱本体に収容させて電気接続箱を組み上げるまでの間は、接続箱本体にカバーを仮固定させて、接続箱本体に収容された内装品をカバーにより保護させる。また、電気接続箱を組み上げる際には、カバーを接続箱本体に本固定させる。これにより、電気接続箱を組立てる工程において、仮カバーは不必要なものとされ、電気接続箱を製造する際に部品点数が増加するということもなく、カバーにより内装品を確実に保護させることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る電気接続箱の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は、本発明に係る電気接続箱の一実施形態を示すものである。
【0022】
図1〜図4に基づいて電気接続箱1に関する各方向について説明する。
図1および図2の如く、接続箱本体70にカバー60が装着される側を上側とし、接続箱本体70に合成樹脂製の支持部材100が装着された側を下側とする。また、接続箱本体70にヒューズブロック80(図6,図7)が装着されるために、図1の如く、接続箱本体70に対して各音叉端子38が位置する側を前側とし、図2の如く、接続箱本体70を形成する側壁72bが位置する側、即ち、接続箱本体70に一対の取付部材120が装着された側を後側とする。また、図2および図4の如く、カバー60に各突出部62tが設けられた側をカバー60の前側とし、カバー60に開口部65が設けられた側をカバー60の後側とする。また、図1〜図3の如く、接続箱本体70を形成する一側壁72aから他側壁72cに向けた方向、又は、他側壁72cから一側壁72aに向けた方向を左右の方向とする。
【0023】
なお、この明細書における「上下」、「前後」、「左右」の定義は、各部を説明する上で、便宜上、定義されたものであり、必ずしも電気接続箱の実使用時における方向や、電気接続箱の製造方法が行われる際の電気接続箱の方向と一致するものではない。
【0024】
図1および図2に示される電気接続箱1は、図3に示される合成樹脂製の各配線板101 ,102 、及び、図6に示される電子ユニット5などが収容される合成樹脂製の接続箱本体70(図3)と、この接続箱本体70に装着されて、前記各配線板101 ,102 や、前記電子ユニット5(図6)などを保護する合成樹脂製の上側カバー60(図1,図2,図4,図5)とを備えるものとして構成されている。
【0025】
図3の如く、接続箱本体70は、底壁(図示せず)と、不図示の底壁の周囲に設けられた各側壁72a,72b,72cとによって、収容部73が設けられた略矩形箱状のものとされている。
【0026】
図2および図3の如く、接続箱本体70の後部側壁72bに、スライドガイド状をした一対の装着部72pが設けられている。前記装着部72pに対応して、図1〜図3の如く、一部湾曲状に形成された取付部材120に、スライドガイド部122が設けられている。接続箱本体70の装着部72pに、スライドガイド部122を備える湾曲状の取付部材120が、着脱自在にスライド装着されている。
【0027】
湾曲状の取付部材120が相手側取付体(図示せず)に確実に装着されるために、貫通孔を備える固定部125が前記取付部材120に設けられている。また、取付部材120の湾曲部127は、各形状をしたリブ128により補強されている。
【0028】
また、接続箱本体70の両側壁72a,72cに、複数の枠状取付部72hが設けられている。何れかの枠状取付部72hに、図1〜図3に示される前記取付部材120と異なる形状をした他の取付部材(図示せず)が、着脱自在に装着される。
【0029】
前記接続箱本体70の上層側に位置する略矩形板状をした配線板101 の下側に、略矩形板状をした他の配線板102 が位置するものとされている。両配線板101 ,102 は、接続箱本体70に収容される各内装品101 ,102 とされている。
【0030】
図3の如く、上側の配線板101 は、略平板状をした基板部111 を備え、この基板部111 に貫通孔形状をした位置決め部11jが設けられている。また、各バスバー30の端部に設けられた各雄端子部33,36が、略平板状をした基板部111 の上側に向けて、基板部111 から立設されている。また、図1および図3の如く、バスバー30Lは、雄タブ形状をした端子部33Lの根元が折り曲げられ、バスバー本体31Lが延設されると共に折り曲げられて、音叉端子部38Lへと続いている。各バスバー30,30Lには、錫メッキPが被覆されている。
【0031】
また、図6に示される電子ユニット5が、図3に示される配線板101 の上側に確実に固定されるために、配線板101 を形成する基板部111 の上側に、固定孔15L を備える複数の円筒状固定部15が設けられている。上側の配線板101 は、図6に示される電子ユニット5が取付けられる搭載部として用いられる。
【0032】
図6に示される電子ユニット5が、図3に示される配線板101 の上側に取付けられる際に、配線板101 の基板部111 に設けられた複数の固定部15の固定孔15L と、電子ユニット5の基板部5Aに設けられた複数の固定部5Vの固定孔5VL とが合わせられ、ねじ等の止具(図示せず)が、前記各固定部5V,15の各固定孔5VL ,15L に挿通保持されることで、図6に示される電子ユニット5は、図3に示される配線板101 の上側に確実に固定される。
【0033】
図6の如く、他の内装品5とされる電子ユニット5は、回路導体5Bが印刷された合成樹脂製の絶縁基板部5Aすなわちプリント基板部5Aに、ICパッケージ5H、コンデンサ5J、リレーすなわち継電器(図示せず)が組付けられるリレー接続台5K、一コネクタ5L、他のコネクタ5Pなどの電気・電子関連部品が取付けられ、これらのものが銅箔の各回路導体により通電可能に接続されて電子制御装置が構成されている。
【0034】
「IC」とは、集積回路を意味し「integrated circuit」の略称とされている。「IC」は、電子回路の一種とされ、トランジスタ、ダイオード、抵抗、コンデンサなどの多くの回路素子が、一つの基板部上または基板部中に結合され、これらの間が配線で接続された高密度構造の電子回路とされている。
【0035】
電子制御装置(electronic control unit) は、「ECU」と略称して呼ばれることが多い。電子制御装置は、コンピュータによって制御される制御手段や、判定手段などを備えるものとされている。また、合成樹脂製の絶縁基板部5Aに印刷された各回路導体5Bは、透明もしくは半透明をした絶縁被膜5Cによって保護されている。
【0036】
合成樹脂製のコネクタハウジング5M内に、金属製の端子(図示せず)が挿着されて、一コネクタ5Lが構成されている。また、一コネクタ5Lに対応して、一コネクタ5Lの下部に略矩形状の開口部5Dが基板部5Aに設けられたものとされている。これにより、一コネクタ5Lの下側から、バスバー30の端子部36が接続可能なものとされている。
【0037】
一コネクタ5Lに備えられた各端子の取付部(図示せず)が、絶縁基板部5Aに印刷された各回路導体5Bに「はんだ付け」されて、各端子と各回路導体5Bとが通電可能に接続されている。このように、図6に示される一コネクタ5Lは、垂直取付形のPCB用コネクタ5Lとして用いられる。PCBとは「Printed Circuit Board 」を意味する。
【0038】
また、他のコネクタ5Pは、金属製の各雄型の端子5Tと、合成樹脂製のコネクタハウジング5Qとを備えるものとして構成され、各雄型の端子5Tは、絶縁基板部5Aに印刷された各回路導体5Bと通電可能に接続されている。
【0039】
図4および図5の如く、上側カバー60の周壁62に複数のガイド部67,67T,67U(図5)が設けられ、これらのガイド部67,67T,67Uに対応して、図3に示される如く、接続箱本体70の周壁72に複数のガイド受け部77,77T,77Uが設けられている。
【0040】
図3の如く、接続箱本体70のガイド受け部77,77T,77Uは、略T溝状をしたガイド溝77,77T,77Uを備えるものとして形成され、このようなガイド溝77,77T,77Uに対応して、図4および図5の如く、上側カバー60のガイド部67,67T,67U(図5)は、略板状に形成されたガイド片67,67T,67Uを備えるものとして形成されている。
【0041】
上側カバー60の各ガイド片67,67T,67Uは、上側カバー60の周壁62から上側カバー60の外側に向けて突出された支持部67aの先に設けられている。また、図3の如く、接続箱本体70の各ガイド受け部77,77T,77Uは、接続箱本体70の周壁72よりも外側に突出された枠部77bと、図4および図5に示される前記上側カバー60の前記支持部67aに対応した細長い溝77a(図3)とを備えるものとして形成されている。
【0042】
また、図4および図5の如く、上側カバー60の側壁62a,62b,62cに、本係止突起69aを備える本係止部69が設けられている。このような本係止部69に対応して、図3に示される接続箱本体70の側壁72a,72b,72cに、本係合突出部79aを備える本係合部79が設けられている。
【0043】
図4および図5の如く、上側カバー60は、略矩形状の天壁61と、この天壁61の周囲に設けられた各側壁62a,62b,62c,62dとを備え、図5の如く、内側に収容部63が設けられている。図6に示される電子ユニット5の他のコネクタ5Pに対応して、図4および図5の如く、上側カバー60の天壁61に、略矩形状をした開口部65が設けられている。
【0044】
図4および図5の如く、上側カバー60の開口部65周縁にリブ65aが設けられている。また、上側カバー60の開口部65周縁に設けられた前記リブ65aに続き、上側カバー60の内側に向けてガイドリブ65bが延設されている。前記リブ65aは、図6に示される他のコネクタ5Pを構成するコネクタハウジング5Qの上端部5Rに対応して形成され、図4および図5に示される前記ガイドリブ65bは、図6に示される他のコネクタ5Pを構成するコネクタハウジング5Qの側壁部5Sに対応して形成されている。
【0045】
図4の如く、上側カバー60の側壁62dに、複数の略T字状突出部62tと、一対の窓62wとが設けられている。また、上側カバー60の強度を向上させるために、図5の如く、縦横に交差するその他の各リブ61a,61bが、上側カバー60を形成する天壁61の内側に設けられている。
【0046】
図2の如く、この電気接続箱1は、接続箱本体70に対し、カバー60が正規の位置で本固定が可能とされるものである。また、図1の如く、この電気接続箱1は、接続箱本体70に対し、カバー60が正規の位置において前後左右を入れ替え180度回転された正規の位置と異なる他の位置にあるとき仮固定が可能とされるものでもある。
【0047】
このような構造をした電気接続箱1とされていれば、電気接続箱1の組立工程において、配線板101 (図3)に備えられた各端子36群などを保護するための仮カバー(図示せず)が予め準備され、各配線板101 ,102 や、図6に示される電子ユニット5などが、図3に示される接続箱本体70に収容されて、電気接続箱1が組み上げられるまでの間、不図示の仮カバーが接続箱本体70に装着されることで、接続箱本体70に収容された配線板101 の各端子36群などが保護されるといったことは必要とされなくなる。
【0048】
各配線板101 ,102 や、図6に示される電子ユニット5などが、図3に示される接続箱本体70に収容されて電気接続箱1が組み上げられるまでの間は、図1に例示される如く、カバー60が接続箱本体70に仮固定されることで、カバー60により接続箱本体70に収容された配線板101 の各端子36群などが保護されることとなる。
【0049】
また、図2に例示される如く、カバー60が接続箱本体70に本固定されることで、電気接続箱1が組立てられる。従って、電気接続箱1が組立てられる過程において、上記仮カバー(図示せず)は不必要なものとされることとなる。このようにすることで、電気接続箱1の組立工程において部品点数が増加されることなく、図1〜図3に示される配線板101 の各端子36群などは、カバー60により確実に保護されることとなる。
【0050】
図2に例示される電気接続箱1は、カバー60が接続箱本体70に本固定される直前の状態のものとされている。また、実際に電気接続箱1が組み上げられる際には、図6および図8に例示されるハウジング部材50と、図6に例示される電子ユニット5と、図6および図7に例示されるヒューズブロック80とが、図2に例示される接続箱本体70に装着される。
【0051】
図4および図5に例示されるカバー60と、図6に例示される電子ユニット5と、図8に例示されるハウジング部材50と、図6および図7に例示されるヒューズブロック80とは、図1〜図3に示される電気接続箱およびその製造方法の一実施形態と、図6〜図9に示される電気接続箱およびその製造方法の他の実施形態とに共用可能なものとされる。
【0052】
図8の如く、ハウジング部材50の両側にガイド部52hが設けられ、このガイド部52hに対応して、図3の如く、接続箱本体70の両側壁72a,72cの前端部近傍にガイド受け部76が設けられている。接続箱本体70のガイド受け部76は、略T溝状をしたガイド溝76を備えるものとして形成され、ガイド溝76に対応して、図8の如く、ハウジング部材50のガイド部52hは、略板状に形成されたガイド片52hを備えるものとして形成されている。ハウジング部材50のガイド片52hは、ハウジング部材50の周壁52の外側に突出された支持部52jの先に設けられている。
【0053】
また、図3の如く、接続箱本体70のガイド受け部76は、接続箱本体70の側壁72a,72cよりも外側に突出された枠部76bと、前記ハウジング部材50の前記支持部52j(図8)に対応した細長い溝76a(図3)とを備えるものとして形成されている。
【0054】
図1の如く、接続箱本体70にカバー60が仮固定される際のカバー60の取付方向は、図2の如く、接続箱本体70にカバー60が本固定される際のカバー60の取付方向に対し、角度にして180°すなわち前後反対の方向とされている。
【0055】
このような構造をした電気接続箱1とされていれば、図1の如く、接続箱本体70に各配線板101 ,102 などは収容されているが、図6に示される電子ユニット5は、配線板101 に未装着の状態とされているといったことや、図3に示される配線板101 に、図6に示される電子ユニット5が装着されて、図2に示される接続箱本体70に、必要とされる内装品が全て収容された状態のものとされているといったことは、判別され易くなる。
【0056】
図3に示される接続箱本体70の一対の仮係止部74に、図4および図5に示されるカバー60の一対の仮係合部64が係り合わされることで、図1の如く、接続箱本体70にカバー60が仮固定される。具体的に説明すると、接続箱本体70にカバー60が仮固定される際に、図4および図5に示されるカバー60の一対の特定のガイド片67Tが、図3に示される接続箱本体70の一対の仮係止突起74を乗り越え、接続箱本体70の一対の仮係止突起74に、図4および図5に示されるカバー60の一対の仮係合孔64が係り合わされることで、図1に示されるカバー60は、同じく図1に示される接続箱本体70に仮固定される。
【0057】
図2および図3の如く、接続箱本体70の仮係止突起74に傾斜摺接面74aが設けられている。この傾斜摺接面74aは、接続箱本体70からカバー60が容易に取外されることができるようにするために、仮係止突起74に設けられたものとされている。前記仮係止部74および前記仮係合部64は、容易に着脱自在とされるセミロック手段とされる。
【0058】
このようにして、接続箱本体70にカバー60が仮固定されていれば、例えば組立途中の電気接続箱1(図1)が移送される際に、接続箱本体70に対しカバー60は外れ難いものとなる。また、予め接続箱本体70に収容された配線板101 に、次の組立工程で電子ユニット5(図6)が組付けられる際に、接続箱本体70に仮固定されたカバー60(図1)は、多大な労力が必要とされることなく、接続箱本体70から容易に取外されることとなる(図3)。
【0059】
また、図1に示される如く、接続箱本体70にカバー60が仮固定される際に、接続箱本体70の各本係合部79に、カバー60の各本係止部69が係り合わされるといった不具合は発生されない。接続箱本体70にカバー60が仮固定される場合、接続箱本体70の各本係合部79と、カバー60の各本係止部69とは不一致の状態とされ、接続箱本体70と、カバー60とが本固定されるということは発生されない。
【0060】
電気接続箱の仕様などにより、電気接続箱に、前記セミロック手段が設けられることなく省略されたものも使用可能とされる。電気接続箱の仕様や、電気接続箱が組立てられる製造ラインなどにより、接続箱本体70にカバー60が仮固定されることなく電気接続箱が組立てられてもよいが、そのような状態で電気接続箱が移送された場合、例えば振動などにより、接続箱本体70からカバー60が外されてしまうといった不具合の発生が懸念される。そのような不具合の発生を回避させるために、例えば輪ゴムなどの仮止め手段(図示せず)が用いられて、カバーと、接続箱本体とを仮固定させてもよい。
【0061】
図3に示される接続箱本体70の各本係合部79に、図4および図5に示されるカバー60の各本係止部69が係り合わされることで、図2に例示される如く、接続箱本体70にカバー60が本固定される。具体的に説明すると、図3に示される接続箱本体70の各本係合突出部79aの係合面79bに、図4および図5に示されるカバー60の各本係止突起69aの係止面69b(図4)が係り合わされることで、図2に示されるカバー60は、同じく図2に示される接続箱本体70に本固定される。
【0062】
また、図5の如く、カバー60の各本係止突起69aに傾斜摺接面69cが設けられているから、図2の如く、接続箱本体70にカバー60が本固定される際に、図5に示されるカバー60の各本係止突起69aは、図3に示される接続箱本体70の各本係合突出部79aを容易に乗り越えることができることとなる。前記本係止部69および前記本係合部79は、一度、係り合わされると容易に分離され難い本ロック手段とされる。
【0063】
このようにして、接続箱本体70にカバー60が本固定されていれば、組立てられた電気接続箱1の接続箱本体70に対し、カバー60が簡単に取外されるということはない。組立てられた電気接続箱1において、接続箱本体70からカバー60が取外されるということは少ないため、接続箱本体70にカバー60が本固定されることで、接続箱本体70に対し、カバー60は確実に取付けられた状態に維持されることとなる。
【0064】
図4および図5の如く、カバー60を形成する周壁62の四隅近傍に、各ガイド部67が設けられている。また、前記各ガイド部67に対応して、図3の如く、接続箱本体70を形成する周壁72の四隅近傍に、各ガイド受け部77が設けられている。
【0065】
図1の如く、接続箱本体70にカバー60が仮固定される際に、カバー60に設けられた四箇所の前記ガイド部67と、接続箱本体70に設けられた四箇所の前記ガイド受け部77とが合わせられる。また、図1に示されるカバー60が前後方向において180°回動されて、図2の如く、接続箱本体70にカバー60が本固定される際に、カバー60に設けられた四箇所の前記ガイド部67と、接続箱本体70に設けられた四箇所の前記ガイド受け部77とが合わせられる。
【0066】
このような構造をした電気接続箱1とされていれば、図1の如く、接続箱本体70にカバー60が仮固定される場合や、図2の如く、接続箱本体70にカバー60が本固定される場合の何れの場合においても、カバー60は位置ずれされることなく容易に位置決めされて、接続箱本体70に取付けられることとなる。
【0067】
図4および図5の如く、カバー60に一対の特定のガイド部67Tが設けられている。カバー60の特定のガイド部67Tは、カバー60の両側壁62a,62cの前後方向略中央部に立設されている。また、前記一対の特定のガイド部67Tに対応して、図3の如く、接続箱本体70に一対の特定のガイド受け部77Tが設けられている。接続箱本体70の特定のガイド受け部77Tは、接続箱本体70の両側壁72a,72cの前後方向略中央部に凸設されている。
【0068】
図1の如く、接続箱本体70にカバー60が仮固定される際に、カバー60に設けられた一対の特定のガイド部67Tと、接続箱本体70に設けられた一対の特定のガイド受け部77Tとは、不一致の状態とされる。また、図1に示されるカバー60が前後方向において180°回転されて、図2の如く、接続箱本体70にカバー60が本固定される際に、カバー60に設けられた一対の特定のガイド部67Tと、接続箱本体70に設けられた一対の特定のガイド受け部77Tとが合わせられる。
【0069】
図2および図5の如く、カバー60に一対の別のガイド部67Uが設けられている。前記一対の別のガイド部67Uは、カバー60の後部側壁62bに立設されている。また、前記一対の別のガイド部67Uに対応して、図2および図3の如く、接続箱本体70に一対の別のガイド受け部77Uが設けられている。前記一対の別のガイド受け部77Uは、接続箱本体70の後部側壁72bに凸設されている。
【0070】
図1の如く、接続箱本体70にカバー60が仮固定される際に、カバー60に設けられた一対の別のガイド部67U(図5)と、接続箱本体70に設けられた一対の別のガイド受け部77U(図3)とは、不一致の状態とされる。また、図1に示されるカバー60が前後方向において180°反転されて、図2の如く、接続箱本体70にカバー60が本固定される際に、カバー60に設けられた一対の別のガイド部67Uと、接続箱本体70に設けられた一対の別のガイド受け部77Uとが合わせられる。
【0071】
このような構造をした電気接続箱1とされていれば、図1の如く、接続箱本体70にカバー60が仮固定される場合や、図2の如く、接続箱本体70にカバー60が本固定される場合の何れの場合においても、接続箱本体70に対し、カバー60に設けられた一対の特定のガイド部67Tや、カバー60に設けられた一対の別のガイド部67Uの装着状態が確認されつつ、接続箱本体70にカバー60が取付けられることとなる。従って、接続箱本体70に対するカバー60の前後方向の誤組付けが防止され易くなる。
【0072】
図4および図5の如く、カバー60の側壁62a,62cに突設された一対の特定のガイド部67Tに、略矩形貫通孔形状をした仮係合孔64が設けられている。また、前記仮係合孔64に対応して、図3の如く、接続箱本体70を形成する一対の側壁72a,72cの上部外側に、仮係止突起74が設けられている。
【0073】
前記仮係合孔64が設けられたカバー60と、前記仮係止突起74が設けられた接続箱本体70とを備える電気接続箱1とされていれば、図2に示す本ロック時の所定の押圧量よりも小さく、図1に示すようにカバー60の本係止部69が接続箱本体70に当たらない範囲の所定量、接続箱本体70に対しカバー60が下向きに押圧され、図1の如く、接続箱本体70を形成する各側壁72a,72cの仮係止突起74に、カバー60に突設された各特定のガイド部67Tの仮係合孔64が係り合わされることで、カバー60は、接続箱本体70に容易で確実に仮固定されることとなる。
【0074】
図4および図5の如く、カバー60を形成する各側壁62a〜62cに各本係止部69が設けられ、各本係止部69に本係止突起69aが設けられている。前記各本係止部69に設けられた本係止突起69aに対応して、図3の如く、接続箱本体70を形成する各側壁72a〜72cの各本係合溝部79内に、本係合突出部79aが設けられている。
【0075】
前記本係止突起69aが設けられたカバー60と、前記本係合突出部79aが設けられた接続箱本体70とを備える電気接続箱1とされていれば、図2の如く、接続箱本体70を形成する各側壁72a〜72cの各本係合溝部79内の本係合突出部に、カバー60を形成する各側壁62a〜62cの各本係止突起69aが係り合わされることで、カバー60は、接続箱本体70に容易で確実に本固定されることとなる。
【0076】
接続箱本体70にカバー60が本固定すなわち本ロックされる場合、図2の如く、接続箱本体70の側壁72aに設けられた三箇所のガイド溝77,77T,77と、カバー60の側壁62aに設けられた三箇所のガイド片67,67T,67とが合わせられると共に、図3〜図5の如く、接続箱本体70の側壁72cに設けられた三箇所のガイド溝77,77T,77と、カバー60の側壁62cに設けられた三箇所のガイド片67,67T,67とが合わせられ、これと共に、図2の如く、接続箱本体70の後部側壁72bに設けられた二箇所のガイド溝77U,77Uと、カバー60の後部側壁62bに設けられた二箇所のガイド片67U,67Uとが合わせられる。
【0077】
そのような状態で、接続箱本体70に対しカバー60が下向きに所定量押圧されると、接続箱本体70の各本係合溝部79内の本係合突出部79a(図3)に、カバー60の各本係止突起69a(図2)が係り合わされることとなる。これにより、接続箱本体70に対して、カバー60は、容易に外されることなく確実に本ロックされることとなる。
【0078】
図1,図2,図6,図7に示される電気接続箱1,1T の組立手順について説明する。先ず、図3の如く、接続箱本体70に各配線板101 ,102 を収容する。次に、図1の如く、接続箱本体70にカバー60を仮固定させて、配線板101 ,102 に備えられた各端子36群を保護する。図1に示される電気接続箱1が次の組立工程の現場に移送された後に、接続箱本体70からカバー60を取外す。
【0079】
以下に、図4〜図9を用いて、次の組立現場に移送された電気接続箱1T の組立手順について続けて説明する。
図4〜図9は、本発明に係る電気接続箱の他の実施形態を示すものである。
【0080】
図3に示される接続箱本体70と、図6に示される接続箱本体70T とを比較すると、図3の如く、接続箱本体70の周壁72を形成する各側壁72a,72b,72cの形状と、図6の如く、接続箱本体70T の周壁72T を形成する各側壁72aT ,72bT ,72cT の形状とは、一部異なるものとされている。
【0081】
図3に示される接続箱本体70の各側壁72a〜72cは、全て高さが揃えられたものとされているが、図6に示される接続箱本体70T の各側壁72aT 〜72cT においては、高さが揃えられておらず、左右両側壁72aT ,72cT の後半部がやや高く形成されている。また、接続箱本体70T により複数の端子部36が確実に保護されるために、複数の端子部36が並設された部分に対応して、側壁72cT の上端部が高くされ、接続箱本体70の一側壁72aT と、他側壁72cT とは、左右非対称なものとされている。
【0082】
このようなことから、図6に示される枠部77bI が備えられたガイド受け部77I の高さと、特定のガイド受け部77TI の高さと、本係合部79I の高さとは、図3に示される枠部77bが備えられたガイド受け部77の高さと、特定のガイド受け部77Tの高さと、本係合部79の高さと比較して、長いものとされている。
【0083】
図3に示される接続箱本体70と、図6に示される接続箱本体70T とを比較し、各相違点について説明したが、その他の部分については、図3に示される接続箱本体70と、図6に示される接続箱本体70T とは、略同じ構成のものとされている。
【0084】
また、図3に示される配線板101 と、図8に示される配線板10とを比較すると、図3の如く、配線板101 を形成する基板部111 の形状と、図8の如く、配線板10を形成する基板部11および他の基板部11Aの形状とが、異なるものとされると共に、電源モジュール6の装着位置が異なるものとされているが、その他の部分については、図3に示される配線板101 と、図8に示される配線板10とは、略同じ構造のものとされている。
【0085】
このように、図1および図2に示される電気接続箱1と、図6および図7に示される電気接続箱1T とを比較すると、接続箱本体70,70T と、配線板10,101 とに一部異なる部分が見られるが、図1および図2に示される電気接続箱1と、図6および図7に示される電気接続箱1T とは、略同じ形態のものとされている。図6〜図9に示されるものにおいて、図1〜図3に示されるものと共通なものとされる部分については、同一の符号が付され、その詳細な説明は省略されている。
【0086】
次の組立現場に移送された電気接続箱1T の組立手順について説明すると、図6の如く、カバー60が取外された接続箱本体70T に、ヒューズブロック80を装着させる。また、カバー60が取外された接続箱本体70T 内の配線板10に、図8に示されるハウジング部材50を装着させる。その後、図6の如く、配線板10に電子ユニット5を装着させて、配線板10と、電子ユニット5とを通電可能に接続させる。接続箱本体70T に対し、各内装品の装着作業を全て終了させた後に、図7の如く、接続箱本体70T にカバー60を本固定させて、電気接続箱1T を組み上げる。
【0087】
このような手順によって、電気接続箱1T が組立てられることにより、配線板10(図6)に備えられた各端子36群などを保護するための仮カバー(図示せず)を予め準備し、図8および図9に示される各配線板10,20や、図8に示されるハウジング部材50や、図6に示される電子ユニット5などを接続箱本体70T に収容させて電気接続箱1T を組み上げるまでの間、不図示の仮カバーを接続箱本体70T に装着させて、接続箱本体70T に収容させた配線板10の各端子36群などを保護するといったことは必要とされなくなる。
【0088】
図8および図9に示される各配線板10,20や、図6に示される電子ユニット5などを接続箱本体70T に収容させて、電気接続箱1T を組み上げるまでの間は、図6に示される接続箱本体70T に、図4および図5に示されるカバー60を仮固定させ、前記カバー60により、接続箱本体70T (図6)に収容された配線板10の各端子36群などを保護させる。
【0089】
また、電気接続箱1T を組み上げる際には、図7の如く、カバー60を接続箱本体70T に本固定させる。これにより、電気接続箱1T を組立てる工程において、上記仮カバー(図示せず)は不必要なものとされ、電気接続箱1T を製造する際に部品点数が増加するということもなく、配線板10の各端子36群などを確実に保護させることが可能となる。電気接続箱の組立手順について、電気接続箱の製造方法の一例を示したが、電気接続箱の他の組立手順に関する製造方法も有効とされる。
【0090】
図6の如く、この電気接続箱1T は、接続箱本体70T の上方側の外部に装備される外部ワイヤハーネス(図示せず)から、コネクタ部3を経て、接続箱本体70T の内部の上方側に装備される電子ユニット5まで、複数のバスバー30を介して通電可能に接続される構造のものとされている。
【0091】
図8および図9の如く、各雄端子36は、配線板10に装着された各バスバー30の一方に設けられたものとされている。また、各バスバー30の他方と、各配線板10,20(図9)に配索された各電線9とが通電可能に接続されて、各配線板10,20に電気回路が構成される。
【0092】
また、図6の如く、電子ユニット5に装着されたコネクタ5Lは、コネクタ5Lに装備された不図示の相手側端子の一部が、電子ユニット5を構成する基板5Aの回路導体5Bにはんだ付けされて通電可能に接続されたPCB用コネクタ5Lとして用いられている。
【0093】
配線板10の各バスバー30の一方に設けられた各雄端子36と、電子ユニット5に装着されたPCB用コネクタ5Lに備えられる不図示の相手側端子とにより、配線板10と、電子ユニット5とは、確実に通電可能に接続されて、電気接続箱1T に構成された電気回路は、確実に機能されることとなる。
【0094】
図6に示される接続箱本体70T に収容される各内装品として、図8の如く、上側に向けて複数の雄端子36が立設された配線板10と、この配線板10に備えられるハウジング部材50と、図9の如く、前記配線板10に組付けられる他の配線板20と、図6の如く、上側に向けて立設された複数の雄端子36に対応の相手側端子(図示せず)を備えるコネクタ5L付の電子ユニット5とが用いられた。
【0095】
図8および図9の如く、各内装品10,20とされる二つの配線板10,20は、互いに組付けられた状態で、図6に示される接続箱本体70の収容部73内に備えられる。図8の如く、ハウジング部材50と、電子ユニット5(図6)とが組付けられる上層の配線板10に、各バスバー30が装着されている。また、図9の如く、前記上層の配線板10に組付けられる下層の配線板20に、各バスバー30が装着されている。また、図8に示される他の電子ユニット4が、図9に示される配線板20の収容部20Pに装着される。
【0096】
図9の如く、各種形状をした電気接触部37E,37F,37G,37Hを備える金属製のバスバー30E,30F,30G,30Hが、合成樹脂製の配線板20に装着されている。バスバー30F,30Hの一部が略クランク形状に折り曲げられて、バスバー30F,30Hに電気接触部37F,37Hが形成されている。また、バスバー30G,30Hの電気接触部37G,37Hは、バスバー30E,30Fの電気接触部37E,37Fよりも細い形状をした電気接触部として形成されている。
【0097】
また、図8および図9の如く、各種端子部36A,36B,36C,36Dを備える金属製のバスバー30A,30B,30C,30Dが、合成樹脂製の配線板10に装着されている。バスバー30C,30Dの端子部36C,36Dは、バスバー30A,30Bの端子部36A,36Bよりも細い形状をした電気接触部として形成されている。
【0098】
各種バスバーは、プレス成型機などが用いられて金属製平板に打抜き加工が行われて、例えば長尺状などの各種形状をした端子金具素材が形成され、その後、端子金具素材に曲げ加工などのプレス成型加工が行われることで、所定の形状に形成される。
【0099】
各種形状をした前記バスバー30A,30B,30C,30D,30E,30F,30G,30H(図9)の符号を代表するものとして、バスバーは符号30として示されている。また、ハウジング部材50(図8)のハウジング本体51に合わせられるバスバー30の各端子部33F(図9)の符号を代表するものとして、前記端子部は符号33として示されている。また、各種形状をした上記端子部36A,36B,36C,36D(図8,図9)の符号を代表するものとして、ハウジング部材50に設けられた突出片55と合わせられる端子部は、符号36として示されている。また、各種形状をした前記電気接触部37E,37F,37G,37H(図9)の符号を代表するものとして、電気接触部は符号37として示されている。
【0100】
図8および図9の如く、各種バスバー30に錫メッキPが被覆されている。各種バスバー30に「めっき処理」が施されることで、端子部33,36、又は電気接触部37、又は音叉端子部38、又は圧接端子部39が、相手側端子もしくは相手側電気接触部と通電可能に接触された際に、接触安定性や、接続性が向上されることとなる。また、通電可能に接続される部分の酸化が防止されることとなる。
【0101】
溶接接続性及び接触安定性を向上させるために、少なくとも一方ないし両方の端子部もしくは電気接触部に「めっき処理」が施されていれば、端子部もしくは電気接触部の耐食性は向上される。また、長尺状に形成された各バスバー30の全長に渡って、予め錫メッキPなどのメッキ材Pが被覆されていれば、各バスバー30が腐食されるといった不具合の発生は未然に防止されることとなる。これにより、長期に亘って安定された性能を維持できる各バスバー30が使用可能となる。
【0102】
錫は、銀白色で金属光沢をもち、延性・展性に優れる性質を備えるものとされている。錫は、大気中で強く加熱されると酸化されるものであるが、常温状態において錆は発生されないものとされ、このようなことから、錫は、光沢が失われないものとされている。このように、錫は、空気中で変化され難い性質のものとされているから、鉄、鉄鋼、銅などの各種金属成形体の表面に錫鍍金が施されていれば、金属成形体の腐食は進行されず、金属成形体は長期に亘って錫鍍金の被覆層に保護されることとなる。
【0103】
配線板や、電気接続箱の仕様により、各バスバーに上記錫めっき等のめっき処理が行われずに、めっき処理が省略されたものも使用可能とされる。
【0104】
図9の如く、合成樹脂製の配線板10,20の裏側に、金属製バスバー30の圧接端子部39が挿着される一保持部29や、タブ形状をした金属製バスバー30の電気接触部37が挿通される他の保持部27などが、多数、設けられている。また、接続箱本体の基壁に配線板10,20などが確実に固定されるために、略円筒状に形成された複数の固定部25,26が、配線板20を形成する基板部21の裏側に設けられている。前記複数の固定部25,26に、ねじなどの止具(図示せず)が挿通される固定孔25a,26aが設けられている。
【0105】
図9に示される多くの一保持部29の収容部内に、バスバー30の圧接端子部39が備えられている。また、前記圧接端子部39に圧接接続される電線9が、前記一保持部29に挿通保持される。電線9すなわち布線9は、細い直径をした複数の軟銅線がより合わされて回路導体(図示せず)が構成され、不図示の回路導体の周囲にポリ塩化ビニル製の絶縁被覆体(図示せず)が設けられることで構成された断面略円形の線状体とされている。
【0106】
また、配線板10,20に電線9が配索される際に、配線板20に設けられた円柱状突出部24の側面に沿って、電線9が適度に曲げられることで、配線板20に布線される電線9の延長方向が変えられる。配線板10,20は、布線シートとして取り扱われる。
【0107】
図8の如く、上側の配線板10は、水平な略矩形状の基板部11と、水平な略矩形状の基板部11の周囲に設けられた垂直の各側板部121 ,122 ,123 とを備えるものとして形成され、このような配線板10に複数の電線9が配索される。また、配線板10を形成する側板部12の一側板部121 に、回路を構成する複数の電線9の端部9cがまとめて配設されている。図9の如く、過半数の電線9の端部9cが、配線板10の一側板部121 にまとめて配設されている。
【0108】
また、下側の配線板20は、水平な略矩形状の基板部21と、水平な略矩形状の基板部21の周囲に設けられた垂直の各側板部221 ,222 ,223 とを備えるものとして形成され、このような配線板20に、複数の電線9が配索される。また、配線板20を形成する側板部22の一側板部221 に、回路を構成する複数の電線9の端部9cがまとめて配設されている。過半数の電線9の端部9cが、配線板20の一側板部221 にまとめて配設されている。
【0109】
図8および図9の如く、電線9の端部9cに対応して、配線板20の一側板部221 に、複数の取付部22aが設けられ、複数の取付部22aに、複数の電線9の端部9cが固定されている。また、同じく、電線9の端部9cに対応して、配線板10の一側板部121 に、複数の取付部12aが設けられ、複数の取付部12aに、複数の電線9の端部9cが固定されている。
【0110】
図9の如く、配線板20の一側板部221 に設けられた取付部22aは、電線9の端部9cを保持可能な略凹状の溝22aとして形成され、この略凹状をした溝22aに電線9の端部9cが押入されている。また、同じく、配線板10の一側板部121 に設けられた取付部12aは、電線9の端部9cを保持可能な略凹状の溝12aとして形成され、この略凹状をした溝12aに電線9の端部9cが押入されている。
【0111】
図8および図9の如く、電線9の端部9cに設けられた端面すなわちカッタなどの刃物(図示せず)による切断面は、図8の如く、上側の配線板10を形成する水平な基板部11と、基板部11の周囲に形成された垂直な側板部12との外側に位置するものとされている(図9)。また、電線9の端部9cに設けられた端面すなわち不図示の刃物による切断面は、下側の配線板20を形成する水平な基板部21と、基板部21の周囲に形成された垂直な側板部22との外側に位置するものとされている。
【0112】
このようにして、配線板10,20に複数の電線9が配索されていれば、複数の電線9の端部9cに設けられた切断面は、何れの切断面とも配線板10,20の布線エリア10A,20A内に存しないこととなる。布線エリア20Aとは、図9に例示される如く、基板部21と、各側板部221 ,222 ,223 とで囲まれた配線板20の内側の電線配索部を意味する。
【0113】
図8の如く、各金属製バスバー30の一端に、タブ形状をした端子部36が設けられている。また、金属製バスバー30の他端に、同じくタブ形状をした端子部33が設けられている。電源モジュール6に突設または貫設されたタブ形状の各端子部33と、合成樹脂製の配線板10に突設された端子部36とは、これらが組付けられる合成樹脂製の接続箱本体70T (図6)に対し、上側に向けて延設されている。モジュールとは、装置、機械、システムが構成される部分のものとされ、機能的にまとめられたものを意味する。
【0114】
また、図8の如く、ハウジング部材50に設けられた合成樹脂製の周壁52の一端側から突出片55が延設されて、合成樹脂製のハウジング本体51と、合成樹脂製の突出片55とが一体に成形されている。突出片55は、略逆L字状に形成された薄肉状の板状部材として形成されている。
【0115】
図8の如く、突出片55の肉薄部55nに段差部55jが設けられて、ハウジング部材50の突出片55に肉厚部55mが形成されている。突出片55の肉薄部55nと、突出片55の肉厚部55mとは、同材質の合成樹脂材料が用いられて一体に成形されている。また、前記突出片55の肉厚部55mに、複数のバスバー30の端子部36が挿通される複数のキャビティ部56が設けられている。キャビティとは、空隙もしくは空所または抜き穴を意味するものとされる。突出片55の肉薄部55nに、例えば突出片55に対して別体の成形体として形成された肉厚部(55m)が取付けられたものも使用可能とされる。
【0116】
電気接続箱1T を構成する接続箱本体70T と、電源モジュール6と、合成樹脂製の配線板10とに、合成樹脂製のハウジング部材50が装着されることで、タブ形状をした金属製の各端子部33が、ハウジング部材50を形成するハウジング本体51の収容部53内に突設して位置し、コネクタ部3が構成される。図8の如く、各端子部33は、ハウジング本体51に設けられた収容部53の開口部54内に位置するものとされている。
【0117】
また、前記コネクタ部3が構成されると共に、ハウジング部材50の突出片55に設けられた複数の前記キャビティ部56に、配線板10から上側に向けて突設された複数の前記端子部36が挿通される。その際に、位置決めが行われずに傾けられていた複数の端子部36は、図6および図8の如く、ハウジング部材50の突出片55に設けられた各キャビティ部56に挿入される。これにより、複数の端子部36は、略一直線上に整列されて矯正される。また、矯正された各端子部36は、電子ユニット5に設けられた一コネクタ5L(図6)の各端子(図示せず)と通電可能に接続される。
【0118】
図6の如く、電子ユニット5、配線板10などは、接続箱本体70T の収容部73に内装される。また、ハウジング部材50に設けられた突出片55などのように、ハウジング部材50の一部は、接続箱本体70T の内部に位置し、図7の如く、ハウジング部材50のハウジング本体51は、接続箱本体70T の外部に露出される。コネクタ部3は、不図示の外部ワイヤハーネスと容易に接続可能とされるために、電気接続箱1T の外部に備えられている。
【0119】
図8の如く、電源モジュール6が容易に上側の配線板10に組付けられるために、上側の配線板10の基板部11に段差部11Bが設けられると共に、電源モジュール6の基板部6Aの形状に対応した一段下側の他の基板部11Aが、配線板10の上側の基板部11から延設されている。配線板10に設けられた上側の基板部11と、一段下側の他の基板部11Aとは、段差部11Bにより連結されて一体に成形されている。
【0120】
図8の如く、上側の配線板10を形成する他の基板部11Aに、略円筒状をした位置合わせ部15Bが設けられている。配線板10の他の基板部11A上に設けられた略円筒状の位置合わせ部15Bは、電源モジュール6の基板部6Aよりも上側に突出されている。ハウジング部材50が、電源モジュール6と、上側の配線板10とに容易に取付けられるために、電源モジュール6の基板部6Aの円形孔(図示せず)を通り抜けて、前記略円筒状の位置合わせ部15Bが上側に向けて突設されている。略円筒状をした複数の前記位置合わせ部15Bに対応して、ハウジング部材50の突出片55に、略円形孔をした複数の位置合わせ部55bが設けられている。
【0121】
また、ハウジング部材50が位置決めされつつ上側の配線板10の基板部11上に取付けられるために、配線板10の基板部11に、略円筒状をした複数の位置決め部11hが設けられている。前記略円筒状をした複数の位置決め部11hに対応して、ハウジング部材50の突出片55に、略円形孔をした複数の位置決め部55hが設けられている。
【0122】
また、ハウジング部材50の突出片55に、略円孔状に形成された複数の固定部55dが設けられると共に、電源モジュール6の基板部6Aに、略円孔状に形成された複数の固定部6Dが設けられ、さらに、これらの固定部6D,55dに対応して、上側の配線板10に設けられた他の基板部11Aに、略円筒状に形成された複数の他の固定部(図示せず)が設けられると共に、図9の如く、下側の配線板20の基板部21に、略円筒状に形成された複数の他の固定部26が設けられ、さらに配線板20の収容部20Pに他の電子ユニット4が備えられると共に、他の電子ユニット4の基板部などに略円形孔をした固定部(図示せず)が設けられ、これらの前記各固定部に、長尺状をしたねじ等の止具(図示せず)が挿通されて、ねじの螺合部(図示せず)などが、接続箱本体70T (図6)の底壁71の固定部(図示せず)に螺合などされることで、ハウジング部材50と、電源モジュール6と、上側の配線板10と、下側の配線板20と、他の電子ユニット4とが、共に接続箱本体70T に確実に固定される。
【0123】
図6に示される電子ユニット5が確実に電気接続箱1T 内に装着されるために、図8の如く、配線板10を形成する基板部11の上側に、固定孔15AL を備える複数の固定部15Aが突設されている。また、これと共に、配線板10を形成する他の基板部11Aの上側に、固定孔15BL を備える複数の固定部15Bが突設されている。
【0124】
配線板10を形成する他の基板部11Aの上側に突設された略円筒状の固定部15Bは、電源モジュール6や、ハウジング部材50の取付位置方向が容易に判明されるための位置合わせ部15Bを兼ねたものとして形成されている。略円筒状をした複数の前記固定部15A,15Bに対応して、図6の如く、電子ユニット5の基板部5Aに、略円形をした固定孔5VL を有する複数の固定部5Vが設けられている。
【0125】
配線板10の上層部に電子ユニット5が搭載されることで、配線板10上の突出片55に備えられた複数の雄端子36と、電子ユニット5のコネクタ5Lに備えられた不図示の相手側端子とが通電可能に接続される。
【0126】
詳しく説明すると、上側の配線板10およびハウジング部材50の突出片55から上側に向けて突設された各端子部36と、電子ユニット5に設けられた一コネクタ5Lの各端子(図示せず)とが合わせられると共に、配線板10の基板部11に設けられた固定部15Aの固定孔15AL と、配線板10の他の基板部11Aに設けられた固定部15Bの固定孔15BL と、電子ユニット5の基板部5Aに設けられた固定孔5VL とが合わせられ、ねじ等の止具(図示せず)が、電子ユニット5の基板部5Aに設けられた固定孔5VL から、配線板10の基板部11に設けられた固定部15Aの固定孔15AL 、又は他の基板部11Aに設けられた固定部15Bの固定孔15BL(図8) へ挿通され、ねじの螺合部(図示せず)などが、図9に示される固定部25の固定孔25aと螺合などされることで、電子ユニット5は、確実に配線板10,20と固定される。
【0127】
このような構造をした電気接続箱1T とされていれば、配線板10と、電子ユニット5とは、容易で確実に通電可能に接続されることとなる。また、電気接続箱1T の組立工程の途中段階において、接続箱本体70T 内に位置する配線板10の上側に向けて立設された複数の雄端子36は、図4および図5に示されるカバー60が、図6に示される接続箱本体70T に仮固定されることにより、確実に保護されることとなる。
【0128】
また、コネクタ部3と、電子ユニット5とは、コネクタ部3と、電子ユニット5とが備えられる接続箱本体70T の上層部に隣り合って併設される。また、コネクタ部3と、電子ユニット5とは、接続箱本体70T の収容部73内に装備される配線板10の上方に並設される。
【0129】
このような配置構造をした電気接続箱1T とされていれば、接続箱本体70T に対し、電子ユニット5は取付けられ易いものとなる。また、図7に示される電気接続箱1T のコネクタ部3に、外部ワイヤハーネス(図示せず)のコネクタ(図示せず)が接続される際の接続作業は行われ易いものとなる。
【0130】
図6および図7に示される如く、ヒューズブロック80が、電気接続箱1T の前側に備えられている。ヒューズブロックとは、複数のヒューズが、ハウジング、ベース、ホルダなどの相手取付体に組付けられて一体とされた状態のブロック状部品を意味する。
【0131】
また、このヒューズブロック80は、各ヒューズ(図示せず)を保護する合成樹脂製の前面カバー90を備えるものとして構成されている。この前面カバー90は、カバー本体91と、このカバー本体91の上側に設けられ、ヒューズブロック本体81に対し着脱自在な一対のヒンジ部92と、カバー本体91の下側に設けられ、合成樹脂製のヒューズブロック本体81に対し前面カバー90が開閉される際に開閉動作が行われ易くされるための操作部93とを備えるものとして形成されている。
【0132】
ヒューズブロック本体81の前側に設けられた一対のヒンジ部82に、前面カバー90の上側に設けられた一対のヒンジ部92が組付けられることで、ヒューズブロック本体81に、前面カバー90が開閉自在に取付けられる。このように、ヒューズブロック本体81の前面にカバー90が開閉自在に取付けられていれば、ヒューズブロック本体81内部に装着された不図示の各ヒューズの交換などといったメンテナンスが行われ易いものとなる。
【0133】
また、ヒューズブロック本体81の前部上側と、前部下側とに、係止突起88,89を備えるそれぞれ一対の係止部88,89が設けられている。ヒューズブロック本体81の前部下側に設けられた一対の係止部88に対応して、接続箱本体70T の前部下側に、矩形状をした係合孔78を備える一対の係合部78が設けられている。また、ヒューズブロック本体81の前部上側に設けられた一対の係止部89に対応して、ハウジング部材50の前側の壁52fに、矩形状をした係合孔59を備える一対の係合部59が設けられている。
【0134】
接続箱本体70T の前部下側に設けられた一対の係合部78と、ヒューズブロック本体81の前部下側に設けられた一対の係止部88とが係り止めされることで、接続箱本体70T にヒューズブロック本体81が確実に装着される。また、ヒューズブロック本体81の前部上側に設けられた一対の係止部89と、ハウジング部材50の前側の壁52fに設けられた一対の係合部59とが係り止めされることで、接続箱本体70T と、接続箱本体70T に組付けられたヒューズブロック80とに、ハウジング部材50が組付けられる。
【0135】
図6および図7に示されるヒューズブロック本体81の内部に、図9に示される複数層の各音叉端子部38が備えられる。複数層の各音叉端子部38は、各種バスバー30が延設されて形成されたものとされる。
【0136】
図6の如く、内部に複数のブレード型ヒューズ(図示せず)を備えるヒューズブロック80が、接続箱本体70T の前側に装着されることで、ヒューズブロック本体81の内部に備えられた各ブレード型ヒューズのタブ端子(図示せず)と、図9に示される複数層の各音叉端子部38とが通電可能に接続される。
【0137】
このように、不図示の各ブレード型ヒューズを内部に備えるヒューズブロック80(図6)が用いられて、不図示の各ブレード型ヒューズのタブ端子が、図9に示される複数層の各音叉端子部38と通電可能に接続される電気接続箱1T (図6)とされていれば、複数のブレード型ヒューズ(図示せず)は、容易で迅速に電気接続箱1T に装備されることとなる。従って、電気接続箱1T に対し、不図示の各ブレード型ヒューズの取付作業性が向上される。
【0138】
電気接続箱の仕様により、図9に示される複数層の各音叉端子部38に代えて、例えばタブ状端子や、雌型の端子が用いられたもの等(図示せず)も使用可能とされる。
【0139】
図6の如く、接続箱本体70T 内に電子ユニット5が組付けられた後に、図4に示されるカバー60が接続箱本体70T に被せられると共に、接続箱本体70T に組付けられることで、図7に示される如く、電気接続箱1T が組立てられる。
【0140】
その際に、図6に示される接続箱本体70T の各本係合部79に、図4に示されるカバー60の本係止部69が係り止めされることで、カバー60は、ガタつくことなく確実に接続箱本体70T に取付けられる。また、これと同時に、図4および図5に示されるカバー60の側壁62dに設けられた複数の掛合部62kと、図8に示されるハウジング部材50の周壁52に設けられた複数の掛止部52kとが合わせられる。
【0141】
図7に示される電気接続箱1T は、自動車メーカなどに製品として出荷される。また、自動車メーカなどにおいて、図6に示される電子ユニット5が、電気接続箱1T を構成する接続箱本体70T に装着されてもよい。図7に示される電気接続箱1T の点検や修理などが行われるとき以外は、接続箱本体70T に対して本ロックされたカバー60が接続箱本体70T から取外されるという作業は、まず行われない。
【0142】
図7に示される電気接続箱1T のコネクタ部3に、不図示の外部ワイヤハーネスのコネクタが通電可能に接続されると共に、電気接続箱1T の他のコネクタ部5Pに、他の外部ワイヤハーネスのコネクタ(図示せず)が通電可能に接続される。このような電気接続箱1T は、自動車などの電気配線に接続されるジャンクションボックス(J/Bと略称する)として用いられる。また、電気接続箱は、例えばリレーボックス(R/Bと略称する)等として用いられることも可能とされる。
【0143】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、各内装品が収容される接続箱本体と、接続箱本体に装着されて各内装品を保護するカバーとを備え、接続箱本体に対し、カバーは、正規の位置で本固定が可能とされると共に、正規の位置において前後左右を入れ替え180度回転した正規の位置と異なる他の位置で接続箱本体に対してカバーが本固定時の押圧量より小さく本係止部が接続箱本体に当たらない範囲の所定量押圧されることにより、仮固定が可能とされた電気接続箱とされているから、内装品を保護するための仮カバーが予め準備され、内装品が接続箱本体に収容されて電気接続箱が組み上げられるまでの間、仮カバーが接続箱本体に装着されて接続箱本体に収容された内装品が保護されるといったことは必要とされなくなる。内装品が接続箱本体に収容されて電気接続箱が組み上げられるまでの間は、カバーが接続箱本体に仮固定されることで、仮固定されたカバーは本固定に比べて押圧量が少なく浅く装着されている以外本固定された場合と変わらず、カバーにより接続箱本体に収容された内装品が保護されることとなる。また、カバーが接続箱本体に本固定されることで、電気接続箱が組み上げられる。従って、電気接続箱が組立てられる過程において、仮カバーは不必要なものとされることとなり、これにより、部品点数が増加されることなく、内装品はカバーにより確実に保護されることとなる。
【0144】
また、接続箱本体にカバーが仮固定される際のカバーの取付方向は、接続箱本体にカバーが本固定される際のカバーの取付方向に対し、180度回転された反対の方向とされ、かつ、本固定に比べて押圧量が少なく浅く装着されているから、接続箱本体に各内装品が収容された状態のものとされているのか、又は、接続箱本体に一部の内装品だけが収容された状態のものとされているのかといったことが判別され易くなる。
【0145】
さらに続箱本体にカバーが仮固定されるから、例えば組立途中の電気接続箱が移送される際に、接続箱本体に対しカバーは外れ難いものとなる。また、一部の内装品が収容された接続箱本体に他の内装品が組付けられる際に、接続箱本体に仮固定されたカバーは、多大な労力が必要とされることなく、接続箱本体から容易に取外されることとなる。
【0146】
さらにまた、接続箱本体の本係合部に、カバーの本係止部が係り合わされることで、接続箱本体にカバーが本固定されるから、組立てられた電気接続箱の接続箱本体に対し、カバーが簡単に取外されるということはない。組立てられた電気接続箱において、接続箱本体からカバーが取外されるということは少ないため、接続箱本体にカバーが本固定されることで、接続箱本体に対し、カバーは確実に取付けられた状態に維持されることとなる。
【0147】
また、カバーにガイド部が設けられ、ガイド部に対応して接続箱本体にガイド受け部が設けられ、接続箱本体にカバーが仮固定される際に、ガイド部と、ガイド受け部とが合わせられ、且つ、接続箱本体にカバーが本固定される際に、ガイド部と、ガイド受け部とが合わせられる電気接続箱とされているから、接続箱本体に対し、カバーが仮固定または本固定される際に、カバーは、位置ずれされることなく容易に位置決めされて接続箱本体に取付けられることとなる。
【0148】
また、カバーに特定のガイド部が設けられ、特定のガイド部に対応して接続箱本体に特定のガイド受け部が設けられ、接続箱本体にカバーが仮固定される際に、特定のガイド部と、特定のガイド受け部とは不一致の状態とされ、接続箱本体にカバーが本固定される際に、特定のガイド部と、特定のガイド受け部とが合わせられる電気接続箱とされているから、接続箱本体に対し、カバーが仮固定または本固定される際に、カバーに設けられた特定のガイド部が確認されつつ、接続箱本体にカバーが取付けられることとなる。従って、接続箱本体に対するカバーの誤組付けが防止されることとなる。
【0149】
また、カバーの特定のガイド部に仮係合部が設けられ、接続箱本体を形成する側壁に仮係止部が設けられた電気接続箱とされているから、接続箱本体を形成する側壁の仮係止部に、カバーに設けられた特定のガイド部の仮係合部が係り合わされることで、カバーは、接続箱本体に容易で確実に仮固定されることとなる。
【0151】
請求項2記載の発明によれば、各内装品として、端子が立設された配線板と、端子に対応した相手側端子を備えるコネクタ付の電子ユニットとが用いられ、配線板の上層部に電子ユニットが搭載されることで、端子と、相手側端子とが通電可能に接続される電気接続箱とされているから、配線板と、電子ユニットとは、容易で確実に通電可能に接続されることとなる。また、電気接続箱の組立工程の途中段階において、配線板に立設された端子は、カバーが接続箱本体に仮固定されることにより、確実に保護されることとなる。
【0152】
請求項3記載の発明によれば、端子は、配線板に装着されたバスバーの一方に設けられ、バスバーの他方と、配線板に配索された電線とが接続されて、配線板に電気回路が構成され、電子ユニットに装着されたコネクタは、コネクタに装備された相手側端子の一部が、電子ユニットを構成する基板の回路導体にはんだ付けされたPCB用コネクタとして用いられているから、配線板のバスバーの一方に設けられた端子と、電子ユニットに装着されたPCB用コネクタとにより、配線板と、電子ユニットとは、確実に通電可能に接続されて電気回路が機能されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電気接続箱の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】 同じくカバーが電気接続箱に本係止される状態を示す斜視図である。
【図3】 接続箱本体に内装品が収容された状態を示す斜視図である。
【図4】 カバーの外部を示す斜視図である。
【図5】 同じくカバーの内部を示す斜視図である。
【図6】 本発明に係る電気接続箱の他の実施形態を示し、内装品が収容された接続箱本体に他の内装品が装着される状態を示す分解斜視図である。
【図7】 同じく電気接続箱の組立状態を示す斜視図である。
【図8】 内装品を示す斜視図である。
【図9】 同じく内装品の裏側を示す斜視図である。
【図10】 従来の電気接続箱の一形態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1,1T 電気接続箱
5 電子ユニット(内装品)
5A 基板
5B 回路導体
5L コネクタ
9 布線(電線)
10,101 ,102 ,20 配線板(内装品)
30,30A〜30D バスバー
36,36A〜36D 端子部(端子)
60 上側カバー(カバー)
62a〜62d 側壁
64 仮係合孔(仮係合部)
67 ガイド片(ガイド部)
67T 特定のガイド片(特定のガイド部)
69 本係止部
70,70T 接続箱本体
72a〜72c,72aT 〜72cT 側壁
74 仮係止突起(仮係止部)
77 ガイド溝(ガイド受け部)
77T 特定のガイド溝(特定のガイド受け部)
79 本係合溝部(本係合部)

Claims (3)

  1. 各内装品が収容される接続箱本体と、該接続箱本体に装着されて各内装品を保護するカバーとを備え、前記接続箱本体に対して前記カバーが正規の位置にあるとき前記接続箱本体に対して前記カバーが所定量押圧されることにより、前記接続箱本体に設けた本係合部及びガイド受け部と、前記カバーに設けた本係止部及びガイド部とがそれぞれ係わり合わされて前記接続箱本体に前記カバーが本固定される電気接続箱であって、
    前記本係合部及び前記ガイド受け部と前記本係止部及び前記ガイド部は、前記カバーが前記接続箱本体に対する正規の位置において前後左右を入れ替え180度回転した仮固定位置にあるとき、前記係合部に対する前記係止部の係わり合いと前記ガイド受け部に対する特定のガイド部の係わり合いとが外れ、前記特定のガイド部を除く残部の前記ガイド受け部に対する係わり合いを保つように、前記接続箱本体と前記カバーとにそれぞれ設けられ、
    前記カバーが前記仮固定位置にあるとき、前記接続箱本体に対して前記カバーが前記本固定時の押圧量より小さく前記本係止部が前記接続箱本体に当たらない範囲の所定量押圧されることにより互いに係わり合って前記接続箱本体に対して前記カバーを仮固定する仮係合孔と仮係止突起が前記特定のガイド部と前記カバーにそれぞれ設けられている
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記各内装品として、端子が立設された配線板と、該端子に対応した相手側端子を備えるコネクタ付の電子ユニットとが用いられ、該配線板の上層部に該電子ユニットが搭載されることで、該端子と、該相手側端子とが通電可能に接続されることを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 前記端子は、前記配線板に装着されたバスバーの一方に設けられ、該バスバーの他方と、該配線板に配索された電線とが接続されて、該配線板に電気回路が構成され、前記電子ユニットに装着された前記コネクタは、該コネクタに装備された前記相手側端子の一部が、該電子ユニットを構成する基板の回路導体にはんだ付けされたPCB用コネクタとして用いられたことを特徴とする請求項2記載の電気接続箱。
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