JP2002034118A - 電気接続箱のブラケット取付構造 - Google Patents

電気接続箱のブラケット取付構造

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JP2002034118A
JP2002034118A JP2000217570A JP2000217570A JP2002034118A JP 2002034118 A JP2002034118 A JP 2002034118A JP 2000217570 A JP2000217570 A JP 2000217570A JP 2000217570 A JP2000217570 A JP 2000217570A JP 2002034118 A JP2002034118 A JP 2002034118A
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mounting
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locking
identification symbol
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Yuichiro Ichikawa
雄一郎 市川
Masaaki Ishiguro
雅章 石黒
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気接続箱に設けたブラケット取付部にブラ
ケットを取り付ける際に、取り付けの可否を容易に識別
できる上に、低コストで生産できる電気接続箱のブラケ
ット取付構造を提供する。 【解決手段】 電気接続箱2のケース3の周壁部Sに設
けたブラケット取付部7a,7bの目視可能な第1取付
端面14a,14bに識別記号L,Rのうちの一方を半記号
として形成し、ブラケット取付部7a,7bに取り付け
るブラケット4a,4bの目視可能な第2取付端面17
a,17bに識別記号L,Rのうちの他方を半記号として
形成した。ブラケット取付部7a,7bにブラケット4
a,4bを取り付けた際、正規の取り付けであれば意味
の読み取り可能な識別記号L,Rが合成され、取り付け
を誤った場合は識別記号が形成されないので、取り付け
の可否を識別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に使用さ
れる電気接続箱に関し、特に電気接続箱にブラケット
(自動車のランプなどの部品)を正確に取り付けるため
のブラケット取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車用ワイヤーハーネスを
種々の電装品に分岐接続する際に電気接続箱(ジャンク
ションボックス)が使用されていて、例えば特開平8-25
1759号公報,特開平8-251761号公報,実開平5-9122号公
報等により開示されている。以下、従来の電気接続箱の
一例として特開平8-251761号公報により開示された電気
接続箱の概要を説明する。
【0003】図7に示す電気接続箱20は、アッパーケー
ス21の上部表面に各種電気部品22やソケット23を配設す
るとともに、アッパーケース21の周壁21aに複数のブラ
ケット係止部21bが突設されている。なお、アッパーケ
ース21の下側には、図8以下の各図に示すようにアンダ
ーケース25が設けられているが、図7は平面図であるの
で図示されていない。電気接続箱20は長方形状で、ブラ
ケット係止部21bは各長辺側に2個、各短辺側に1個ず
つ設けられている。
【0004】次に、ブラケット係止部21bの構成とブラ
ケット35の係止作用を図8ないし図11に基づいて説明す
る。各ブラケット係止部21bは、平面略コ字状のガイド
枠3における両先端部32が互いに対向する方向に折り曲
げられているとともに、略中央部に弾性的に変形する係
止爪33が設けられている。一方、各ブラケット35は、ガ
イド枠31内に図8に矢印Cで示すように下方から嵌合さ
れるガイド突起36と、係止爪33に係止する係止凹部37と
を備えている。
【0005】ブラケット係止部21bのうち、図8の手前
側に設けたブラケット係止部21bにブラケット35を係止
する場合は、図8に矢印Cで示すようにブラケット係止
部21bに形成したガイド枠31の下方からブラケット35に
形成したガイド突起36を嵌合する。次いでブラケット35
を押し上げると、ガイド枠31内に突出している係止爪33
が平板状に撓み変形する。そして、ブラケット係止部21
bの上端とブラケット35の上端とが面一になった時点
で、係止爪33が弾性的に復動して係止凹部37に係止し、
ブラケット35が図9に示すようにブラケット係止部21b
に係止、言い換えれば固定される。
【0006】以上に、図8の手前側に設けたブラケット
係止部21bにブラケット35を係止する作用を述べたが、
奥側に設けたブラケット係止部21bにブラケット35を係
止することもある。この場合は、図10に矢印Dで示すよ
うに奥側のブラケット係止部21bにブラケット35を嵌合
し、前述と同様に押し上げる。そして、係止爪33が係止
凹部37に係止した時点で、図11に示したように奥側のブ
ラケット係止部21bにブラケット35が固定される。
【0007】ブラケット係止部21bにブラケット35を固
定した状態では、ブラケット係止部21bに設けたガイド
枠31内にブラケット35のガイド突起36が嵌合し、しかも
ブラケット係止部21bに設けた係止爪33がブラケット35
に設けた係止凹部37に係止する。従って、ブラケット35
がブラケット係止部21bから抜け出す等の虞れがなく、
ブラケット35とブラケット係止部21b、言い換えれば電
気接続箱とは安定に一体化される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ブラケット係
止部21bは複数である上に同一構造であり、固定される
ブラケット35も複数である上に同一構造である。従っ
て、本来は図8の手前側に示したブラケット係止部21b
に、本来は奥側のブラケット係止部21bに係止されるべ
きブラケット35が係止されることがあっても、両者が同
一構造であるから、係止した時点では作業者は正規の係
止であるか否かを検知することができない。このような
問題は、複数のブラケット21bの全てにブラケット35を
係止する場合、あるいは選択的に係止する場合のいずれ
においても発生する。
【0009】このような問題を解消する手段として、或
るブラケット係止部21bとこれに係止されるブラケット
35の双方について、互換性が無くなるように構造を変更
することが考えられる。しかし、この場合は金型の構造
が複雑になるうえに、部品点数が多くなってしまい、コ
スト高の一因になるばかりでなく、作業性が悪化する等
の新たな問題が発生する。
【0010】本発明の目的は、電気接続箱とブラケット
との係止を正確に、しかも効率よく係止できる電気接続
箱のブラケット取付構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記課題
は、各種電気部品を装着したケースの周壁部にブラケッ
トを着脱自在に取り付けるためのブラケット取付部を設
けた電気接続箱のブラケット取付構造において、前記ブ
ラケット取付部の目視可能な第1取付端面に識別記号を
分割した一方の半記号を形成するとともに、前記ブラケ
ット取付部への取り付け時に前記第1取付端面に連接し
且つ目視可能な前記ブラケットの第2取付端面に前記識
別記号を分割した他方の半記号を形成し、前記ブラケッ
ト取付部に前記ブラケットを取り付けることにより合成
される前記識別記号の如何によってブラケット取り付け
の可否を判別可能に構成したことを特徴とする電気接続
箱のブラケット取付構造によって解消できる。
【0012】このような電気接続箱のブラケット取付構
造によれば、ブラケット取付部にブラケットを取り付け
た時、ブラケット取付部とブラケットとが正規の組み合
わせであれば、ブラケット取付部の第1取付端面に形成
した識別記号の半記号と、ブラケットの第2取付端面に
形成した識別記号の半記号とが合成され、正規の取り付
けであると識別できる。これに対し、ブラケット取付部
とブラケットとが正規の組み合わせでない場合は、識別
記号が意味を有するように合成されず、誤った取り付け
であることを識別できる。
【0013】なお、識別記号は,数字,英文字,和文
字,色彩,各種記号またはこれらの組み合わせであつて
もよく、識別記号として数字が適用された場合は、正規
の取り付けにより第1取付端面と第2取付端面に掛かる
ようにして、読み取り可能な数字が合成され、誤った取
り付けの場合は読み取り可能な数字が形成されない。従
って、作業者は識別記号が読み取り可能か否か、或いは
意味を認識できるか否かによってブラケット取り付けの
可否を簡便に知ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気接続箱のブラ
ケット取付構造の第1実施形態を図1に基づいて詳細に
説明する。図1は本実施形態の電気接続箱のブラケット
取付構造の構成を示す要部の平面図、図2はブラケット
の誤った取り付け形態を例示する要部の平面図である。
なお、実施形態の説明にあたっては、従来例の説明に参
照した図面を適宜援用する。
【0015】図1に示すように本実施形態の電気接続箱
のブラケット取付構造(以下、単にブラケット取付構造
と略称する)1は、電気接続箱2と、該電気接続箱2を
構成するケース3の周壁部3aに設けられたブラケット
取付部7a,7bと、該ブラケット取付部7a,7bに
着脱自在に固定されるブラケット4a,4bとを備えて
いる。
【0016】電気接続箱2は、従来例と同様に積層した
ケースのうちの上ケース3の上面に例えばリレースイッ
チのソケット5を設けたり、内部に電気配線を施して構
成されたものであり、本実施形態では積層された上下ケ
ース3の周壁部3aの二箇所に、ブラケット取付部7
a,7bが所定間隔を介して突設されている。
【0017】ブラケット取付部7a,7bは、後述する
識別信号L,Rを分割した半記号を除いて同一構造であ
るが、説明の便宜のため別符号を付して説明する。な
お、ブラケット4a,4bも後述する識別記号を分割し
た半記号を除いて同一構造であるが、説明の便宜のため
図1の左方へ取り付けられるブラケット4aと、図1の
右方へ取り付けられるブラケット4bとに分けてある。
ブラケット4a,4bは、例えば車体フレームに構成さ
れたもの、照明ランプと一体に構成されているもの等の
いずれであってもよく、図1にはブラケット取付部7
a,7bに着脱自在に係止される部分を係止部8a,8
bとして図示した。
【0018】ブラケット取付部7aは、平面コ字状のガ
イド枠11aの両先端部12aを互いに対向する方向に折り
曲げるとともに、略中央部に弾性的に変形する係止爪13
aを設けた構造になっている。そして、一対のガイド枠
11aの基部に相当する第1取付端面14aの表面に、即ち
図1の構成にあっては基部の目視可能な上面に、識別記
号Lを横方向に2分割した一方の半記号が形成されてい
る。この一方の半記号は、図2に示すように単なる1本
の縦線であり、半記号のままでは意味不明である。
【0019】図1の右方に示したブラケット取付部7b
は、平面コ字状のガイド枠11bの両先端部12bを互いに
対向する方向に折り曲げるとともに、略中央部に弾性的
に変形する係止爪13bを設けた構造になっている。そし
て、ガイド枠11bの基部に相当する第1取付端面14b、
図1の構成にあっては基部の目視可能な上面に識別記号
Rを横方向に2分割した一方の半記号が形成されてい
る。この一方の半記号は、一方が直線状で他方が円形に
形成され、半記号のままでは意味不明である。
【0020】係止部8aは、ガイド枠11a内に例えば下
方から嵌合されるガイド突起15aと、係止爪13aに係止
する係止凹部16aとを備え、ガイド突起15aの目視可能
な上面である第2取付端面17aに、識別記号Lの他方の
半記号が形成されている。この他方の半記号は、L字の
下半分であり、鉤型なっているので半記号のままでは意
味不明である。
【0021】これに対し、係止部8bはガイド枠11b内
に例えば下方から嵌合されるガイド突起15bと、係止爪
13bに係止する係止凹部16bとを備え、ガイド突起15b
の目視可能な上面である第2取付端面17bに、識別記号
Rの他方の半記号が形成されている。この他方の半記号
はR字の下半分であって、図2の下部に示すように半記
号のままでは意味不明である。
【0022】次に、ブラケット取付構造1の識別作用に
ついて説明する。先ず、ブラケット4aをブラケット取
付部7aに取り付ける際の識別作用について説明する。
この場合、ガイド枠11aにガイド突起15aを差し込み、
次いで第1取付端面14aと第2取付端面17aとが面一に
なるまで摺動させ、係止爪13aと係止凹部16aとを係止
させる。この結果、ブラケット4aが上下左右のいずれ
にも移動不可に係止され、ブラケット4aがブラケット
取付部7aに、言い換えれば電気接続箱2の周壁3aに
係止される。
【0023】この際、ブラケット4aが正規であれば、
図1に示すように識別記号Lが合成され、意味のある文
字が形成されるので、作業者はブラケット取付部7aに
正規のブラケット4aが取り付けられたことを目視によ
り識別できる。
【0024】ところで、ブラケット取付部7aに仮にブ
ラケット4bを取り付けようとした場合は、ブラケット
4bの構造がブラケット4aと同一であるから同様に取
り付けることはできる。しかし、識別記号が図2に示す
ように係止爪13aの左右に、しかも第1取付端面14a
と第2取付端面17bとに分割されてしまうので意味不
明になり、作業者はブラケットの選択を誤ったことを識
別できる。
【0025】次に、ブラケット4bをブラケット取付部
7bに取り付ける際の識別作用について説明する。この
場合、ガイド枠11bにガイド突起15bを差し込み、次い
で第1取付端面14bと第2取付端面17bとが面一になる
まで摺動させる。この結果、係止爪13bが係止凹部16b
に係止され、ブラケット4bが上下左右のいずれにも移
動不可に係止され、ブラケット4bがブラケット取付部
7bに、言い換えれば電気接続箱2の周壁3bに係止さ
れる。この際、ブラケット4bが正規であれば、図1に
示すように識別記号Rが合成され、意味のある文字が形
成されるので、作業者は取付部7bに正規のブラケット
4bが取り付けられたことを目視により識別できる。
【0026】ところで、ブラケット取付部7bに仮にブ
ラケット4aを取り付けようとした場合は、ブラケット
4aの構造がブラケット4bと同一であるから同様に取
り付けることはできる。しかし、識別記号が図2を参照
して説明したように係止爪13bの左右に、しかも第1取
付端面14bと第2取付端面17bとに分割されてしまうの
で意味不明になり、作業者はブラケットの選択を誤った
ことを識別できる。
【0027】次に、本発明の第2実施形態を図3ないし
図6を参照して説明する。図3はブラケット取付部及び
ブラケットの構成を示すブラケット取付構造の要部の斜
視図、図4は取付部へのブラケットの取り付け状態を示
すブラケット取付構造の要部の斜視図、図5は他のブラ
ケット取付部及びブラケットの構成を示すブラケット取
付構造の要部の斜視図、図6は他のブラケット取付部へ
のブラケットの取り付け状態を示すブラケット取付構造
の要部の斜視図である。
【0028】なお、本実施形態と第1実施形態との主な
相違点は、他の識別記号が適用されていること、ブラケ
ット取付部を設けた位置が異なっていること等である。
従って、第1実施形態と同様の作用をなす部材について
は同一の符号を付して、説明を適宜援用する。
【0029】本実施形態におけるブラケット取付構造1
は、図3に示すように電気接続箱2を構成する上下ケー
ス3,6の周壁部Sにブラケット取付部7a,7bを設
け、該ブラケット取付部7a,7bに図4及び図6に示
すようにブラケット4a,4bを取り付ける構成になっ
ている。ブラケット取付部7a,7bは第1実施形態と
同様の構成であって、それぞれがガイド枠11a,11b、
係止爪13a,13b、第1取付端面14a,14b等を備えて
いる。第1取付端面14aには、識別記号1の上半分が一
方の半記号として形成され、第1取付端面14bには識別
記号2の上半分が他方の半記号として形成されている。
【0030】また、ブラケット4a,4bは第1実施形
態と同様の構成であって、それぞれがガイド突起15a,
15b、係止凹部16a,16b、第2取付端面17a,17b等
を備えている。第2取付端面17aには、識別記号1の下
半分が他方の半記号として形成され、第2取付端面17b
には識別記号2の下半分が他方の半記号として形成され
ている。
【0031】次に、ブラケット取付構造1の識別作用に
ついて説明する。先ず、ブラケット4aをブラケット取
付部7aに取り付ける際の識別作用について説明する
と、図3に矢印Aで示すようにガイド枠11aの下側から
ガイド突起15aを差し込む。次いで第1取付端面14aと
第2取付端面17aとが面一になるまで摺動させると、係
止爪13aが係止凹部16aに係止する。この結果、ブラケ
ット4aが図4に示すように取付部7aに、言い換えれ
ば電気接続箱2の周壁Sに係止される。この際、ブラケ
ット4aが正規であれば、図4に示すように識別記号1
が合成され、意味のある文字が形成されるので、作業者
は取付部7aに正規のブラケット4aが取り付けられた
ことを目視により識別できる。
【0032】ところで、ブラケット取付部7aに仮にブ
ラケット4bを取り付けようとした場合は、ブラケット
4bの構造がブラケット4aと同一であるから同様に取
り付けることはできる。しかし、識別記号1,2のいず
れも形成されないので、作業者はブラケットの選択を誤
ったことを識別できる。
【0033】次に、ブラケット4bをブラケット取付部
7bに取り付ける際の識別作用について説明すると、図
5に矢印Bで示すようにガイド枠11bの下側からガイド
突起15bを差し込む。次いで第1取付端面14bと第2取
付端面17bとが面一になるまで摺動させると、係止爪13
bが係止凹部16bに係止する。この結果、ブラケット4
bは移動不可に係止され、ブラケット4bがブラケット
取付部7bに、言い換えれば電気接続箱2の周壁3bに
係止される。この際、ブラケット4bが正規であれば、
図6に示すように識別記号2が合成され、意味のある文
字が形成されるので、作業者は取付部7bに正規のブラ
ケット4bが取り付けられたことを目視により識別でき
る。
【0034】ところで、ブラケット取付部7bに仮にブ
ラケット4aを取り付けようとした場合は、ブラケット
4aの構造がブラケット4bと同一であるから同様に取
り付けることはできる。しかし、識別記号1,2のいず
れも形成されないので、作業者はブラケットの選択を誤
ったことを識別できる。
【0035】以上の如く、本実施形態における電気接続
箱のブラケット取付構造1は、ケース3の周壁Sに設け
たブラケット取付部7a,7bにブラケット4a,4b
を取り付ける際に、識別記号L,R,1,2が合成され
たか否かにより、ブラケット4a,4bが正規に取り付
けか否かを識別できる。従って、作業者は極めて簡便に
ブラケット取り付けの可否を識別でき、誤った取り付け
の防止と作業効率の向上とを図ることができる。
【0036】以上に本発明の実施形態を説明したが、本
発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、
種々変形可能である。例えば識別記号は、英文字や数字
に限定されず,色彩,丸や三角等の図形であってもよ
い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電気接続箱
のブラケット取付構造は、電気接続箱を構成するケース
の周壁部にブラケット取付部を設けるとともに、該ブラ
ケット取付部の目視可能な第1取付端面に識別記号を分
割した一方の半記号を形成し、ブラケット取付部に着脱
自在に取り付けられるブラケットの目視可能な第2取付
端面に識別記号を分割した他方の半記号を形成したもの
である。
【0038】従って、ブラケット取付部にブラケットを
取り付けた時、ブラケット取付部とブラケットとが正規
の組み合わせであれば、ブラケット取付部の第1取付端
面に形成した識別記号の半記号と、ブラケットの第2取
付端面に形成した識別記号の半記号とが合成され、意味
のある識別記号が形成されるので、作業者は正規の取り
付けである、と識別することができる。
【0039】これに対し、ブラケット取付部とブラケッ
トとが正規の組み合わせでない場合は、識別記号が意味
を有するように合成されず、誤った取り付けであること
を識別できる。なお、識別記号は、数字,英文字,和文
字,色彩,各種記号またはこれらの組み合わせであつて
よく、識別記号として数字が適用された場合は、正規の
取り付けにより第1取付端面と第2取付端面に掛かるよ
うにして、読み取り可能な数字が合成され、誤った取り
付けの場合は読み取り可能な数字が形成されない。
【0040】以上の如く、本発明にあっては、ブラケッ
ト取付部へのブラケットの取付けの可否を識別記号の合
成により簡便に識別できるので、ブラケット取付部及び
ブラケットは同一構造のものでもよい。この場合、複雑
な構造の金型が不要になり、部品の種類削減と相まって
生産コストを低減できる。また、ブラケット取付け時の
可否の識別が簡単であり、誤った取り付けを確実に防止
できるので、作業効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気接続箱のブラケット取付構造の第
1実施形態を示す要部の平面図である。
【図2】ブラケットの取り付け状態を示す要部の平面図
である。
【図3】本発明の電気接続箱のブラケット取付構造の第
2実施形態を示す要部の斜視図である。
【図4】一方のブラケット取付部へのブラケット取り付
け状態を示す要部の斜視図である。
【図5】他方のブラケット取付部へのブラケット取り付
け過程を示す要部の斜視図である。
【図6】他方のブラケット取付部へのブラケット取り付
け状態を示す要部の斜視図である。
【図7】従来の電気接続箱の構成を示す平面図である。
【図8】一方のブラケット取付部へのブラケット取り付
け過程を示す要部の斜視図である。
【図9】一方のブラケット取付部へのブラケット取り付
け状態を示す要部の斜視図である。
【図10】他方のブラケット取付部へのブラケット取り
付け過程を示す要部の斜視図である。
【図11】他方のブラケット取付部へのブラケット取り
付け状態を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 電気接続箱のブラケット取付構造 2 電気接続箱 3,6 ケース 4a,4b ブラケット 7a,7b ブラケット取付部 11a,11b ガイド枠 12a,12b 先端部 13a,13b 係止爪 14a,14b 第1取付端面 15a,15b ガイド突起 16a,16b 係止凹部 17a,17b 第2取付端面 S 周壁部 L,R,1,2 識別記号
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 5/02 H05K 5/02 E // B60R 16/02 610 B60R 16/02 610A 610J Fターム(参考) 3J001 FA02 GB01 HA04 JD16 KA19 KB01 4E360 AB12 AB18 AB20 AB22 EA03 EA27 EB02 EC03 EC05 EC12 ED03 ED12 ED23 ED27 FA02 GA06 GA44 GA53 GB93 GB94 GC08 5G361 AA06 AB01 AC02 AC13 AE02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種電気部品を装着したケースの周壁部
    にブラケットを着脱自在に取り付けるためのブラケット
    取付部を設けた電気接続箱のブラケット取付構造におい
    て、 前記ブラケット取付部の目視可能な第1取付端面に識別
    記号を分割した一方の半記号を形成するとともに、前記
    ブラケット取付部への取り付け時に前記第1取付端面に
    連接し且つ目視可能な前記ブラケットの第2取付端面に
    前記識別記号を分割した他方の半記号を形成し、前記ブ
    ラケット取付部に前記ブラケットを取り付けることによ
    り合成される前記識別記号の如何によってブラケット取
    り付けの可否を判別可能に構成したことを特徴とする電
    気接続箱のブラケット取付構造。
  2. 【請求項2】 前記識別記号は、数字,英文字,和文
    字,色彩,各種記号またはこれらの組み合わせであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載した電気接続箱のブラケ
    ット取付構造。
JP2000217570A 2000-07-18 2000-07-18 電気接続箱のブラケット取付構造 Pending JP2002034118A (ja)

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