JP3802705B2 - ワイヤハーネス用コネクタの固定構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤハーネス用コネクタの固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、工場で生産された標準装備のみの自動車では、オーディオやフォグランプ、リヤワイパなどの電気機器類が購入者の希望に応じて追加装備されることになるため、これらの電気機器類のスイッチをインストルメントパネルに追加設置し得るようにしておく必要がある。
【0003】
このため、従来におけるインストルメントパネルには、各種の追加装備される電気機器類のスイッチが配置されるべき箇所に取付孔を予め形成しておき、この取付孔にスイッチ用オープニングカバーを嵌合して閉塞するようにしている。
【0004】
そして、前記取付孔にスイッチを後から設置した際に、該スイッチに対しコネクタを介して接続するべきワイヤハーネスを予めインストルメントパネル内に配索しておき、そのワイヤハーネスをテーピングによりインストルメントパネル内の適正な場所に固定しておくようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、斯かる従来手段においては、ワイヤハーネスがテーピングにより固定されている一方で、コネクタ自体は何ら固定されずに自由に動ける状態となっていたため、自動車の振動でコネクタがインストルメントパネルの裏面に衝突して異音や破損を生じるという問題があった。
【0006】
また、ワイヤハーネスをインストルメントパネル内の適正な場所にテープで止めていく作業に手間がかかるため、このようなテーピングの作業の省略化が望まれているという事情もある。
【0007】
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、自動車に追加装備される電気機器類のスイッチに対して接続すべきワイヤハーネスのコネクタをインストルメントパネル内の適正な場所に嵌合して安定固定することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ベースプレートに一体成形されたコネクタホルダに、コネクタの挿入方向奥側に単段ターミナル配列のコネクタの高さ寸法に対応した第一のコネクタ保持部を形成すると共に、その手前側に二段ターミナル配列のコネクタの高さ寸法に対応した第二のコネクタ保持部を形成し、これら第一及び第二の各コネクタ保持部に対し、コネクタの左右方向の動きを規制する左右規制部と、嵌合したコネクタの掛止爪を掛止せしめる係合孔とを個別に設け、しかも、これら左右規制部と係合孔を含む第一及び第二の各コネクタ保持部の形状をコネクタホルダの中心線を軸に180゜回転しても同じ形状となるような対称形状としたことを特徴とするワイヤハーネス用コネクタの固定構造、に係るものである。
【0009】
従って、本発明では、適正な場所にベースプレートを固定配置しておき、該ベースプレートに一体成形されたコネクタホルダに対し、ワイヤハーネスのコネクタを挿入して第一及び第二の各コネクタ保持部の何れかに嵌合させると、該コネクタ保持部の左右規制部によりコネクタの左右の動きが規制されると共に、該コネクタの掛止爪が係合孔に掛止されてコネクタがコネクタホルダから抜脱しないよう保持されるので、ワイヤハーネスをテーピングしなくてもコネクタ自体を安定固定することが可能となる。
【0010】
また、ワイヤハーネスのコネクタを挿入して第一及び第二の各コネクタ保持部の何れかに嵌合させるに際し、当該コネクタが単段ターミナル配列のコネクタ保持部である場合には、コネクタホルダの奥側に形成した第一のコネクタ保持部に嵌合し、当該コネクタが二段ターミナル配列のコネクタ保持部である場合には、コネクタホルダの手前側に形成した第二のコネクタ保持部に嵌合すれば良いので、固定すべきコネクタのターミナル配列が単段タイプでも二段タイプでも対応することが可能である。
しかも、本発明においては、左右規制部と係合孔を含む第一及び第二の各コネクタ保持部の形状をコネクタホルダの中心線を軸に180゜回転しても同じ形状となるような対称形状としているので、第一及び第二の各コネクタ保持部に対しコネクタの天地が逆であっても支障なく嵌合させることが可能である。
【0011】
尚、第一及び第二の各コネクタ保持部に対し個別に設けられる左右規制部は、必ずしもコネクタの左右両端面に沿い摺接するようなガイド面などとして形成する必要はなく、例えばコネクタの上下端面に誤組防止対策などとして該コネクタの挿入方向に向け形成されている突条や溝などを利用し、これらに対応した溝(スリット)や突条(突起)などを第一及び第二の各コネクタ保持部の上下位置に形成しておけば良いので、幅寸法が異なる複数種類のコネクタについて左右方向の動きを規制することが可能である。
【0012】
更には、第一のコネクタ保持部における係合孔の直後に、第二のコネクタ保持部の係合孔を大きめに開口しておくことにより、奥側の第一のコネクタ保持部に嵌合したコネクタの掛止爪の解除作業を、手前側の第二のコネクタ保持部の係合孔から簡便に行うことが可能である。
【0013】
また、本発明においては、ベースプレートがスイッチ用オープニングカバーであることが好ましく、このようにすれば、スイッチ用オープニングカバーを室内側から取り外すだけで直ちにコネクタ及びワイヤハーネスがインストルメントパネル内から引き出されるので、各種の追加装備される電気機器類のスイッチに対しワイヤハーネスを簡単に接続することが可能となる。
【0014】
また、例えばベースプレートをインストルメントパネルとして該インストルメントパネルの裏面にコネクタホルダを一体成形する場合と比較して、型構造が小さく且つ簡素なもので済むので、製作コストを低く抑えることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0016】
図1〜図13は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図1〜図7に示す如く、インストルメントパネル1に開口した取付孔2(図1参照)に嵌合し得るようにしたスイッチ用オープニングカバー3の裏面に、その背面を開放した箱型を成すコネクタホルダ4が一体成形されており、該コネクタホルダ4における左右方向(図1における矢印Aが示す方向)の両側面には、前記取付孔2にスイッチ用オープニングカバー3を嵌合して固定させるための膨出部5が、その基端部を除く周縁部(図2参照)をコネクタホルダ4の左右両端面から切り離されて適宜に内側へ弾性変位し得るように設けられている。
【0017】
前記コネクタホルダ4の内部には、図8に示す如き単段ターミナル配列としたワイヤハーネス6’用コネクタ6の高さ寸法xに対応した第一のコネクタ保持部7が、前記コネクタ6の挿入方向(図1における矢印Bが示す方向)の奥側に形成されていると共に、図9に示す如き二段ターミナル配列としたワイヤハーネス8’用コネクタ8の高さ寸法yに対応した第二のコネクタ保持部9が、前記コネクタ8の挿入方向(図1における矢印Bが示す方向)の手前側に形成されている。
【0018】
より具体的には、前記コネクタホルダ4の奥側における上下両面の所要範囲が矩形状に窪んで、この部分が単段ターミナル配列のコネクタ6の高さ寸法xに対応した高さ寸法となるように狭められ、しかも、その高さ寸法を狭められた部分の左右両側に当該コネクタ6の幅寸法より若干大きな幅寸法を隔てて副側壁10が夫々形成されて前記第一のコネクタ保持部7が形成されるようにしてある。
【0019】
そして、前記各副側壁10の内側面には、単段ターミナル配列のコネクタ6の左右方向の動きを規制する左右規制部として、当該コネクタ6の挿入方向に延びる突条11が張り出し形成されており、両突条11により前記コネクタ6の左右両側面が挾持されるようになっている(図10参照)。
【0020】
更に、図示する例においては、第一のコネクタ保持部7の上下方向(図3における矢印Cが示す方向)の両面に、単段ターミナル配列のコネクタ6の上面両側に誤組を防止する目的で設けられている突条12を案内し得るようスリット13(特に図1参照)が形成されており、このスリット13も左右規制部として機能することになる。
【0021】
第一のコネクタ保持部7の上下両面における各スリット13に挟まれた位置には、嵌合した単段ターミナル配列のコネクタ6の掛止爪14を掛止せしめるための係合孔15(特に図1参照)が開口されている。
【0022】
ここで、単段ターミナル配列のコネクタ6の掛止爪14は、図11の断面図に示すように、コネクタ6の前端側を基点として後端側を弾性変位により傾動し得るようにしたレバー部16の途中に形成されており、このレバー部16の自由端をドライバの先などで押し下げて掛止爪14を前記係合孔15から解除し得るようにしてある。
【0023】
尚左右規制部としては突条11、スリット13の他副側壁10を適宜寸法としてガイド面とすることにより設定しても良い。
【0024】
また、前述した第一のコネクタ保持部7の手前側には、上下両面の所要範囲を前記第一のコネクタ保持部7の上下両面より浅く窪ませて成る第二のコネクタ保持部9が形成されており、該コネクタ保持部9の上下一方の面から他方の面までの高さ寸法がほぼ二段ターミナル配列のコネクタ8の高さ寸法yとなるようにしてある。
【0025】
ここで、前記上下の面の夫々には突条17が設けられ、該突条17は、第二のコネクタ保持部9に嵌合した二段ターミナル配列のコネクタ8の左右方向の動きを規制する左右規制部として、前記コネクタ保持部9の上下両面について前後一対で形成したものであり、これら各突条17に対しては、前記コネクタ8の上面に形成された溝18が係合されるようになっている。
【0026】
即ち、図13の断面図に示すように、二段ターミナル配列のコネクタ8の掛止爪19も、先の単段ターミナル配列のコネクタ6と同様に、コネクタ8の前端側を基点として後端側を弾性変位により傾動し得るようにしたレバー部20の途中に形成されているので、このレバー部20を傾動可能に分離形成している一方の溝18が前記各突条17に対して係合されるようになっている。
【0027】
ここで、図9及び図12に示されている例では、二段ターミナル配列のコネクタ8の他方の溝21が該コネクタ8の前面まで貫通していないが、これは両方の溝18,21がコネクタ8の前面まで貫通している別の種類のものと区別する目的で採用している形状であり、少くとも図示例のように必ずコネクタ8の前面まで貫通している側の溝18に対して係合するように各突条17を形成しておけば、どちらの種類のコネクタ8に対しても対応することが可能である。
【0028】
また、第二のコネクタ保持部9の上下面には、嵌合した二段ターミナル配列のコネクタ8の掛止爪19を掛止せしめるための係合孔22(特に図1参照)が開口されており、この係合孔22を図示のように大きめに開口しておけば、奥側の第一のコネクタ保持部7に嵌合したコネクタ6の掛止爪14の解除作業を、手前側の第二のコネクタ保持部9の係合孔22からドライバを差し入れてレバー部16の自由端を押し下げることにより簡便に行うことが可能である。
【0029】
一方、二段ターミナル配列のコネクタ8の掛止爪19を係合孔22から解除するに際しては、図12に示す如く、コネクタホルダ4の背面より後方へコネクタ8の後部が張り出すようにすれば、手でレバー部20の自由端を直接摘んで簡単に押し下げることが可能である。
【0030】
また、左右規制部としては副側壁23を適宜寸法としてガイド面とすることにより設定しても良い。
【0031】
尚、前述した第一及び第二の各コネクタ保持部7,9の形状は、コネクタホルダ4の中心線Oを軸に180゜回転しても同じ形状となるような対称形状としてあり、このようにしておけば、第一及び第二の各コネクタ保持部7,9に対しコネクタ6,8の天地が逆であっても支障なく嵌合させることが可能である。
【0032】
而して、インストルメントパネル1の取付孔2に嵌合固定したスイッチ用オープニングカバー3裏面のコネクタホルダ4に対し、単段ターミナル配列のコネクタ6を挿入すると、該コネクタ6は、奥側の第一のコネクタ保持部7に嵌合されることになり、該コネクタ保持部7の各副側壁10の突条11により前記コネクタ6の両側面が挾持される一方、コネクタ保持部7上面の各スリット13に対し前記コネクタ6上面両側の各突条12が案内されて当該コネクタ6の左右の動きが規制され、しかも、このコネクタ6の掛止爪14が係合孔15に掛止されて当該コネクタ6がコネクタホルダ4から抜脱しないよう保持される。
【0033】
また、前記コネクタホルダ4に対し、二段ターミナル配列のコネクタ8を挿入すると、該コネクタ8は、前記各副側壁10の後端及び第一のコネクタ保持部7の上下両面の後端が成す段差に突き当たる位置まで挿入されて手前側の第二のコネクタ保持部9に嵌合されることになり、該コネクタ保持部9上面の前後一対の突条17が、前記コネクタ8のレバー部20を傾動可能に分離形成している一方の溝18に対し係合されて当該コネクタ8の左右の動きが規制され、しかも、このコネクタ8の掛止爪19が係合孔22に掛止されて当該コネクタ8がコネクタホルダ4から抜脱しないよう保持される。
【0034】
即ち、ワイヤハーネス6’,8’のコネクタ6,8を挿入して第一及び第二の各コネクタ保持部7,9の何れかに嵌合させるに際し、当該コネクタが単段ターミナル配列のコネクタ6である場合には、コネクタホルダ4の奥側に形成した第一のコネクタ保持部7に嵌合し、当該コネクタが二段ターミナル配列のコネクタ8である場合には、コネクタホルダ4の手前側に形成した第二のコネクタ保持部9に嵌合すれば良いので、固定すべきコネクタのターミナル配列が単段タイプでも二段タイプでも対応することが可能である。
しかも、左右規制部を成す突条11、スリット13、突条17と係合孔15,22を含む第一及び第二の各コネクタ保持部7,9の形状をコネクタホルダ4の中心線Oを軸に180゜回転しても同じ形状となるような対称形状としているので、第一及び第二の各コネクタ保持部7,9に対しコネクタ6,8の天地が逆であっても支障なく嵌合させることが可能である。
【0035】
尚、図示する例において、第一のコネクタ保持部7の各副側壁10の突条11により単段ターミナル配列のコネクタ6の両側面を挾持するようにした構成によれば、該コネクタ6の両側面を線接触で案内し且つ挾持することができるので、例えばコネクタ6の左右両端面を副側壁10に沿い摺接するようなガイド面とした場合より前記コネクタ6を挿入し易くなり、制作時の精度管理も緩和されるという利点がある。
【0036】
また、第二のコネクタ保持部9上面(下面でも可)の前後一対の突条17を二段ターミナル配列のコネクタ8上面の一方の溝18に対し係合させるようにした構成によれば、例えばコネクタ8の左右両端面を副側壁23に沿い摺接するようにした場合に保持されるコネクタが1つに限定されるのに対し、当該コネクタ8の幅寸法に関係なく左右の動きを規制することが可能となるので、二段ターミナル配列のコネクタ8における幅寸法の異なる複数種類について対応することが可能となるという利点がある。
【0037】
従って、上記形態例によれば、自動車に追加装備される電気機器類のスイッチに対して接続すべきワイヤハーネス6’,8’のコネクタ6,8を、そのターミナル配列が単段及び二段の何れであっても、また、その天地が逆であっても、インストルメントパネル1の取付孔2に嵌合したスイッチ用オープニングカバー3裏面のコネクタホルダ4に対し嵌合して安定固定することができるので、自動車の振動でコネクタ6,8がインストルメントパネル1の裏面に衝突して異音や破損を生じる虞れを未然に回避することができる。
【0038】
また、ワイヤハーネス6’,8’をテーピングするという手間のかかる作業を省略して、コネクタホルダ4に対しコネクタ6,8を嵌合させるだけで作業を完了することができるので、組み付け時における作業員の労力負担を大幅に軽減することができる。
【0039】
更に、特に本形態例においては、スイッチ用オープニングカバー3を室内側から取り外すだけで直ちにコネクタ6,8及びワイヤハーネス6’,8’をインストルメントパネル1内から引き出すことができるので、各種の追加装備される電気機器類のスイッチに対しワイヤハーネス6’,8’を簡単に接続することができ、作業性を大幅に向上することができる。
【0040】
しかも、例えばコネクタホルダ4のベースプレートをインストルメントパネル1として該インストルメントパネル1の裏面にコネクタホルダ4を一体成形する場合と比較して、本形態例のように前記ベースプレートをスイッチ用オープニングカバー3とした方が型構造が小さく且つ簡素なもので済むので、製作コストを低く抑えることができる。
【0041】
尚、本発明のワイヤハーネス用コネクタの固定構造は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、ベースプレートをインストルメントパネルとして該インストルメントパネルの裏面にコネクタホルダを一体成形するようにしても良いこと、また、必要に応じて三段以上のターミナル配列のコネクタの高さ寸法に対応した第三のコネクタ保持部を増設することも可能であること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】
上記した本発明のワイヤハーネス用コネクタの固定構造によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0043】
(I)本発明の請求項1に記載の発明によれば、自動車に追加装備される電気機器類のスイッチに対して接続すべきワイヤハーネスのコネクタを、そのターミナル配列が単段及び二段の何れであっても、また、その天地が逆であっても、インストルメントパネル内の適正な場所に嵌合して安定固定することができるので、自動車の振動でコネクタがインストルメントパネルの裏面に衝突して異音や破損を生じる虞れを未然に回避することができる。
【0044】
(II)本発明の請求項1に記載の発明によれば、ワイヤハーネスをテーピングするという手間のかかる作業を省略して、コネクタホルダに対しコネクタを嵌合させるだけで作業を完了することができるので、組み付け時における作業員の労力負担を大幅に軽減することができる。
【0045】
(III)本発明の請求項2に記載の発明によれば、スイッチ用オープニングカバーを室内側から取り外すだけで直ちにコネクタ及びワイヤハーネスをインストルメントパネル内から引き出すことができるので、各種の追加装備される電気機器類のスイッチに対しワイヤハーネスを簡単に接続することができ、作業性を大幅に向上することができる。
【0046】
(IV)本発明の請求項2に記載の発明によれば、例えばベースプレートをインストルメントパネルとして該インストルメントパネルの裏面にコネクタホルダを一体成形する場合と比較して、型構造が小さく且つ簡素なもので済むので、製作コストを低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す平面図である。
【図2】図1のII−II矢視の側面図である。
【図3】図1のIII−III矢視の背面図である。
【図4】図1のIV−IV矢視の断面図である。
【図5】図1のV−V矢視の断面図である。
【図6】図2のVI−VI矢視の断面図である。
【図7】図6のVII−VII矢視の断面図である。
【図8】単段ターミナル配列のコネクタの一例を示す斜視図である。
【図9】二段ターミナル配列のコネクタの一例を示す斜視図である。
【図10】図6の第一のコネクタ保持部に単段ターミナル配列のコネクタを嵌合した状態を示す断面図である。
【図11】図10のXI−XI矢視の断面図である。
【図12】図6の第二のコネクタ保持部に二段ターミナル配列のコネクタを嵌合した状態を示す断面図である。
【図13】図12のXIII−XIII矢視の断面図である。
【符号の説明】
3 スイッチ用オープニングカバー(ベースプレート)
4 コネクタホルダ
6 単段ターミナル配列のコネクタ
6’ ワイヤハーネス
7 第一のコネクタ保持部
8 二段ターミナル配列のコネクタ
8’ ワイヤハーネス
9 第二のコネクタ保持部
11 突条(左右規制部)
13 スリット(左右規制部)
14 掛止爪
15 係合孔
17 突条(左右規制部)
19 掛止爪
22 係合孔
Claims (2)
- ベースプレートに一体成形されたコネクタホルダに、コネクタの挿入方向奥側に単段ターミナル配列のコネクタの高さ寸法に対応した第一のコネクタ保持部を形成すると共に、その手前側に二段ターミナル配列のコネクタの高さ寸法に対応した第二のコネクタ保持部を形成し、これら第一及び第二の各コネクタ保持部に対し、コネクタの左右方向の動きを規制する左右規制部と、嵌合したコネクタの掛止爪を掛止せしめる係合孔とを個別に設け、しかも、これら左右規制部と係合孔を含む第一及び第二の各コネクタ保持部の形状をコネクタホルダの中心線を軸に180゜回転しても同じ形状となるような対称形状としたことを特徴とするワイヤハーネス用コネクタの固定構造。
- ベースプレートがスイッチ用オープニングカバーであることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス用コネクタの固定構造。
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