JP2860865B2 - コネクタの端子固定装置 - Google Patents

コネクタの端子固定装置

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JP2860865B2
JP2860865B2 JP26191393A JP26191393A JP2860865B2 JP 2860865 B2 JP2860865 B2 JP 2860865B2 JP 26191393 A JP26191393 A JP 26191393A JP 26191393 A JP26191393 A JP 26191393A JP 2860865 B2 JP2860865 B2 JP 2860865B2
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terminal
housing
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大輔 谷岡
勲 越智
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U Shin Ltd
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Yuhshin Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハウジングの先端に
カプラーを挿着してハウジング内の端子板とカプラー内
の端子とを相互に接続するようにしたコネクタにおける
端子固定装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のコネクタにおいては、端子板が
細長い形状であるとハウジングの先端に相手カプラーを
挿着する時に端子板が撓み、接続しにくくなる場合があ
る。これは、端子板が基部のみで支えられて先端の接続
側が自由端となっているために剛性が不足気味となり、
端子板が変形しやすくなるためである。このため、端子
板が細長くて立ち上り部が長くなるようなものでは、端
子板をインサート成形してハウジングと一体化すること
が一般的である。しかしながら、このようなインサート
成形は金型が複雑であると共に成形材料も多く必要とな
り、成形コストが高くなるという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
問題点に着目し、別体の端子板とハウジングとを端子ベ
ースに固定する構造でありながら、端子板を確実に保持
できるようにすることを課題としてなされたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、この発明では、細長い端子板の基部を端子ベース
に固定すると共に、端子ベースから立ち上がった端子板
を囲む形状のハウジングを端子ベースに固定し、このハ
ウジングの先端に相手カプラーを挿着することによって
上記端子板と相手カプラー内の端子とを相互に接続する
ように構成されたコネクタにおいて、端子板とハウジン
グのいずれか一方に形成した凹部あるいは穴に他方に形
成した凸部を係止させることにより端子板をその先端付
近においてハウジングに対して位置決めする係止部を設
け、且つハウジング内に挿入されて固定されることによ
り上記係止部を係止した状態に保持する固定部材を設け
ている。
【0005】
【作用】係止部の凹部あるいは穴に凸部を係止させて端
子板を位置決めし、その状態で係止部を固定部材で押さ
えることにより、端子板はハウジングに確実に固定され
て変形が防止される。このため、ハウジングの先端に相
手カプラーを挿着する時でも端子板が撓むことがなく、
接続が困難になるようなことはない。
【0006】
【実施例】次に、自動車のイグニッションスイッチ背面
の端子接続部における一実施例について説明する。
【0007】図1は全体の側面図であって、1はイグニ
ッションスイッチ、2はその端子ベース、3は端子ベー
ス2に固定されたハウジング、4はカプラーである。図
2に示すように、ハウジング3の内部には複数個の端子
板5,6が設けられており、イグニッションスイッチ1
に対する図の左側からのキーの回転操作に応じて、これ
らの端子板5,6の接続が切り替えられるようになって
いる。これらの端子板5,6は細長い形状であり、基部
5a,6aを端子ベース2に固定され、端子ベース2か
ら立ち上がって先端の接続部5b,6bをハウジング3
の先端部内に互いに平行に配置するように取り付けられ
ており、図1に矢印で示すようにカプラー4をハウジン
グ3の先端に挿着することによって、カプラー4内の図
示しない端子に接続される。なお、2aは端子固定用リ
ベット、3aはハウジング固定ねじ、3bはハウジング
3の上面に設けられた開口穴、4aはカプラー4内の端
子に接続されているリード線を示す。
【0008】7は係止部であり、端子板5,6の接続部
5b,6bよりやや内側部分にそれぞれ形成された穴7
aと、これに対応してハウジング3の内面に支持壁8及
び9を突設してその端縁にそれぞれ形成された凸部7b
とで構成されている。この穴7aと凸部7bの位置は、
ハウジング3を端子ベース2に固定した時に図4に示す
ように穴7aに凸部7bが挿入され、ハウジング3に対
して端子板5,6が位置決めされるように選定されてい
る。
【0009】11は固定部材であって、図2はこの固定
部材11がハウジング3の先端に挿入された状態、図3
は挿入されていない状態をそれぞれ示す図であり、図5
はこの固定部材11の斜視図である。すなわち、固定部
材11は押さえ板11aとつまみ部11bを備えたもの
で、押さえ板11aには端子板5が挿通される端子穴1
1cを設けると共に、側縁と上縁にはそれぞれ係止爪1
1d,11eが形成されており、下縁は端子板6に当接
する押さえ面11fとなっている。なお、端子穴11c
の端子板挿入側にはテーパ状のガイド面11gを設けて
ある。
【0010】図6及び図7はハウジング3の先端を図2
の矢印Aの方向に見た図であり、図6は固定部材11を
挿入していない状態、図7は挿入した状態をそれぞれ示
し、図6には端子板5,6を鎖線で示してある。ハウジ
ング3には支持壁8,9の間に端子板5,6が挿通され
る開口部12が形成されており、開口部12の両側縁に
は固定部材11の係止爪11dが係合する係止段部13
が、また支持壁8の基部には係止爪11eが係合する係
止段部14がそれぞれ形成されている。
【0010】ハウジング3を端子ベース2に固定する際
には、開口部12に端子板5,6が挿入されるような所
定の姿勢で端子ベース2に組み付けた後、固定ねじ3a
で固定する。これにより、開口部12に挿通された端子
板5,6は図6に鎖線で示すように端子板5が支持壁8
の端縁に接し、また端子板6が支持壁9の端縁に接する
と共に、各係止部7の穴7aに凸部7bがそれぞれ挿入
された状態となり、ハウジング3に対して端子板5,6
が位置決めされる。
【0011】固定部材11のハウジング3への挿入はこ
の状態で行われる。すなわち、つまみ部11bを手で持
ちながら各端子板5を対応する端子穴11cに挿通し、
更に係止爪11d,11eがそれぞれ係止段部13,1
4に係合する所定位置まで固定部材11をハウジング3
の先端に挿入する。これによって、固定部材11がハウ
ジング3に固定されると共に、各端子板5は端子穴11
cで拘束されて凸部7bが穴7aから外れることができ
ない状態となり、また端子板6は固定部材11の押さえ
面11fで押さえられて穴7aから凸部7bが外れるこ
とができない状態となり、端子板5,6もハウジング3
に確実に固定される。
【0012】従って、端子板5,6が細長い形状で基部
5a,6aから先端の接続部5b,6bまでの距離が長
い場合でも、先端付近でハウジング3に固定されるので
変形することがなくなり、カプラー4を挿着する時に端
子板5,6が撓んだりして接続が困難になるようなこと
はなく、接続が容易になると共に接続部の信頼性も向上
するのである。また組み付けられた固定部材11は、ハ
ウジング3の開口穴3bからドライバー等の工具を挿入
して係止爪11d,11eを係止段部13,14から外
すことによりハウジング3から取り外すことができる。
従って、ハウジング3の交換なども可能であり、サービ
ス性が向上する。
【0013】なお、上述の実施例は自動車のイグニッシ
ョンスイッチ背面の端子接続部における例であるが、こ
の発明は他の各種のスイッチや電気部品の端子部、一般
的なコネクタ類等に広く適用することができる。また、
実施例では端子板5,6の穴7aとハウジング3の凸部
7bで係止部7を構成しているが、穴の代わりに凹部を
形成したり、あるいは端子板に凸部を、ハウジングに凹
部や穴を設けるなど、適宜の構造を採用することができ
る。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明のコネクタの端子固定装置は、凹部あるいは穴と凸部
からなる係止部によりハウジングに対して端子板をその
先端付近において位置決めした後、この係止状態を固定
部材で保持するようにしたものである。
【0015】従って、別体の端子板とハウジングとを端
子ベースに固定する構造でありながら、細長くて変形し
やすい端子板をハウジングに確実に固定してカプラー挿
着時の端子板の撓みなどをなくすことができるのであ
り、インサート成形ではない比較的安価な構造によって
接続が容易で信頼性の高いコネクタを得ることができる
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の全体の側面図である。
【図2】同実施例の要部を断面で示した側面図である。
【図3】同じく実施例の要部を断面で示した側面図であ
る。
【図4】同実施例の係止部の斜視図である。
【図5】同実施例の固定部材の斜視図である。
【図6】同実施例のハウジング先端の正面図である。
【図7】同じく実施例のハウジング先端の正面図であ
る。
【符号の説明】
2 端子ベース 3 ハウジング 4 カプラー 5,6 端子板 5a,6a 基部 5b,6b 接続部 7 係止部 7a 穴 7b 凸部 11 固定部材 11c 端子穴 11d,11e 係止爪 11f 押さえ面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い端子板の基部を端子ベースに固定
    すると共に、端子ベースから立ち上がった端子板を囲む
    形状のハウジングを端子ベースに固定し、このハウジン
    グの先端に相手カプラーを挿着することによって上記端
    子板と相手カプラー内の端子とを相互に接続するように
    構成されたコネクタにおいて、端子板とハウジングのい
    ずれか一方に形成した凹部あるいは穴に他方に形成した
    凸部を係止させることにより端子板をその先端付近にお
    いてハウジングに対して位置決めする係止部を設け、且
    つハウジング内に挿入されて固定されることにより上記
    係止部を係止した状態に保持する固定部材を設けたこと
    を特徴とするコネクタの端子固定装置。
JP26191393A 1993-09-24 1993-09-24 コネクタの端子固定装置 Expired - Lifetime JP2860865B2 (ja)

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JPH0794227A JPH0794227A (ja) 1995-04-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3391628B2 (ja) 1996-04-30 2003-03-31 三菱電機株式会社 電動パワーステアリングの制御装置
JP2998929B2 (ja) 1997-08-18 2000-01-17 本田技研工業株式会社 電動パワーステアリング装置
JP4223916B2 (ja) 2003-10-07 2009-02-12 三菱電機株式会社 電動式パワーステアリング制御装置
EP1886897A4 (en) 2005-05-20 2010-03-17 Nsk Ltd CONTROL FOR ELECTRIC POWER STEERING DEVICE
JP5257307B2 (ja) * 2009-09-14 2013-08-07 住友電装株式会社 コネクタ

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