JP2001325841A - ワイヤーハーネスの組み立て治具 - Google Patents
ワイヤーハーネスの組み立て治具Info
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Abstract
ーネスを図板上で組み立てる作業がスムーズに行なえる
ようにする。 【解決手段】 合成樹脂で形成した本体1の上面の幅方
向中央に、下方の途中に至るまでの手前側から後方へ貫
通する空洞2を設け、そこをコネクタCを収容して仮固
定する受け部2とする。本体1の一方の側壁1aに上下
方向に貫通する溝3を設け、その溝3に合成樹脂で形成
した角材の押圧部材6を嵌め込み、押圧部材6に設けた
長穴に本体1側に設けたなべネジ4を挿通させて押圧部
材6の離脱を阻止するとともにスライド可能に保持す
る。コネクタCを受け部2に挿入して、残りの装着予定
の電線の後差しを全て終了した後、押圧部材6で係止部
材20を押圧してコネクタC内の端子Tに作用させる。
Description
係止された係止部材を押し込んで、端子を係止部材で二
重係止する仕様のコネクタを有したワイヤーハーネスを
図板上で組み立てる際の治具に関する。
ヤーハーネスでは、ワイヤーハーネス相互間の接続やワ
イヤーハーネスと電装品との接続のためにコネクタが用
いられる。このコネクタは一般に合成樹脂で形成されて
おり、そのキャビティ内に金属の端子が装着されたもの
である。端子は、いわゆるランス方式で係止されて装着
されており、雄型とそれに対応する雌型があって、雄型
端子が装着されたコネクタと、それに対となった雌型端
子が装着されたコネクタとを嵌合させると、雌雄の端子
が結合して電気的に接続される。
体的に形成した可撓性の係止アームをキャビティ内の空
間に向けて突出させ、この係止アームを端子の電気接触
部の孔や肩部に係合させて端子の抜けを阻止するもので
ある。端子をキャビティ内に挿入する過程では前記係止
アームは端子に当接して弾性変形し、端子が完全に挿入
されると、係止アームが元の形状に復帰して端子の孔や
肩部に係止する。こうして、端子をキャビティ内に完全
挿入すれば、端子が自動的にコネクタに係止するように
なっている。
より堅固なものにするため、端子の挿入後に端子に係合
する係止部材をコネクタの側面から嵌め込んで、前記ラ
ンス方式に加えて端子を二重に係止する構造のコネクタ
が普及している(例えば、特公平4−23391号公報
参照)。
コネクタの側面に貫通孔が形成されており、この貫通孔
に係止部材が挿入される。この係止部材は、端子をコネ
クタに挿入する以前は端子の挿入が可能な位置に仮止め
されて退避しており、端子を挿入した後にコネクタ内に
押し込まれて二重係止が達成される。
ネクタを有するワイヤーハーネスについては、図板上に
配置されたコネクタの受け具にコネクタを仮固定して、
後挿入用の端子をキャビティに挿入してランス方式で係
止して、全ての端子をランス方式で装着した後、その状
態のコネクタの前記係止部材を直接指で押圧して二重係
止して組み立てを完了している。
り、一人の作業者が一日に多数のコネクタを処理するの
で、指先が痛んだり、受け具に対するコネクタの着脱が
頻繁に行なわれるので、負担が重く、生産性も低い。
構造のコネクタを有するワイヤーハーネスを図板上で組
み立てる際の作業性を改善して、生産性の向上を図るこ
とにある。
に、この発明は、上記コネクタを、上記係止部材がコネ
クタ内の端子に作用しない状態で仮固定可能となった受
け具を組み立て図板上に配置し、その受け具に、そこに
仮固定されたコネクタの上記係止部材を押圧してコネク
タ内の端子に係止させるための押圧部材を設けたのであ
る。
係止した後、コネクタを仮固定したまま、前記押圧部材
で係止部材を端子に作用させることができるので、ラン
ス方式による係止の後、係止部材による係止が続けて行
なえて組み立てがスムーズに進められる。
を、上記コネクタの少なくとも上記係止部材が仮止めさ
れている部分を収容してコネクタを仮固定する収容空間
を有したものとし、上記押圧部材として、その収容空間
に収容されたコネクタの前記係止部材が対応する位置の
側壁に設けられた貫通溝にはめ込まれてその一部が前記
受け具の外方に突出したものとし、その突出部を押圧す
ることにより、前記収容空間内に突出して前記係止部材
を押圧するものとすることができる。
実施の形態を説明する。この実施形態で組み立て対象と
するワイヤーハーネスのコネクタには、前記二重係止構
造を有するものが含まれている。先ず、二重係止構造を
有したこの実施形態のコネクタについて図1を参照して
説明する。
しており、図の右側端面に設けられた複数の開口Vが電
線Wに装着された端子Tが挿入されるキャビティVであ
り、図に表わされないキャビティVの底面に端子Tが係
止されるランスが形成されている。このキャビティVに
端子Tを挿入すると、前記したように、自動的にランス
に係止されてコネクタCに装着されるようになってい
る。
を二重係止するための係止部材20が仮止めされてい
る。この係止部材20は外形が帯板状を成しており、図
には表れないが、その下面からコネクタC内の前記キャ
ビティVのランスに向かう係止突起が突設されている。
は図のように手前側の部分20aが浮き上がっている
が、最終的に二重係止が達成された際には、この浮き上
がった部分20aが押圧されて、(b)に示すように、
係止部材20の表面はその前後のコネクタCの表面と面
一になるようになっている。次に、このコネクタCをワ
イヤーハーネスに組み付けるためのこの実施形態のワイ
ヤーハーネスの図板について、図2を参照して説明す
る。
は種々の治具が配設されているが、この図では、図の煩
雑さを避けるため、前記二重係止構造のコネクタを組み
付けるためのものだけを表している。図に示すように、
図板B上にはワイヤーハーネスの電線の配索経路Rが定
められており、その経路R上の所々に前記二重係止構造
のコネクタを仮固定するための受け具10が配置されて
いる。なお、符号11で指示したものはワイヤーハーネ
スの電線を受ける金具である。
り、図3(a)に示すように、直方体の本体1と、それ
に組み込まれて前記二重係止用の係止部材20を押圧す
る押圧部材6とから成る。そして、その本体1の下面に
突設された柱9を介して図板B上に立設されている。
貫通し、上面開口の空洞2が設けられていて縦断面がコ
字状となっている。この空洞2がコネクタCを収容して
それを仮固定するための受け部2である。
止された前記係止部材が受け部2の内壁に当接してこれ
に押圧されて端子Tに係止してしまうことのないよう、
その係止部材のコネクタ表面から浮き上がった部分に対
しても、それを逃がすための隙間が設けられていてゆる
やかに収容されるようになっている。この受け具10に
コネクタCを仮固定して、装着予定の全ての端子Tをラ
ンス方式で装着した後、二重係止を施すための前記係止
部材を押圧するのが本体1に設けられた押圧部材6であ
る。次に、その押圧部材6について説明する。
間にはその側壁1aの上面から下面に貫通する溝3が設
けられており、この溝3に受け具10と同じ合成樹脂で
形成された角材の押圧部材6がゆるやかにはめ込まれて
いる。図3(b)は、その押圧部材6と前記本体1を分
解して示したものである。
下方向の二点において前後方向に貫通する幅方向の長穴
7が設けられており、本体1側の前記溝3の部分には、
この押圧部材6を嵌め込んだ際に、その長穴7を前後方
向に通過するなべネジ4が溝3の後側の側壁1aから手
前側の側壁1aに渡る形で本体1にねじ込まれている。
従って、この押圧部材6は、そのなべネジ4によって溝
3から離脱することなく、かつ、長穴7によって側壁1
aに直交する方向にゆるやかにスライド可能となってい
る。
に示すように、押圧面を大きくした押圧板8を固定し
て、指に掛かる負担を小さくしてもよい。以上のような
形状の受け具10に対し、図4に示すように、その本体
1の上方からコネクタCを受け部2に挿入する。この図
4の状態を平面視したのが図5(a)である。
材20を押圧して、コネクタC内に完全に押し込んでコ
ネクタC内の端子Tに作用させる。その状態を平面視し
たのが図5(b)である。
圧して端子Tを二重に係止した後、受け具10からコネ
クタCを取り出して、ここまでのワイヤーハーネスの組
み立て作業が完了する。
り、前記と同様、新たなコネクタCを受け部2に挿入す
るが、その際、押圧部材6を前記図5(a)の状態に戻
す必要はない。
縁部には図3(b)に示すようにテーパ面6aが形成さ
れており、挿入されてくるコネクタCの仮係止状態の係
止部材20の膨らみの部分20aがこのテーパ面6aに
沿って押圧部材6を受け具10の外側に押し出すので、
押圧部材6は自然と前記図5(a)の状態に戻るからで
ある。
受け具10の側壁1aの溝3にゆるやかに挿入されてい
るだけであって、新たなコネクタCの挿入時に前記仮係
止状態の係止部材20の膨らみの部分20aが押圧部材
6のテーパ面6aからの反力によって押し込まれてしま
うようなことはない。こうして、新たなコネクタCを受
け具10にセットして5(a)の状態に復帰させた後、
再び押圧部材6で係止部材20を押圧して、コネクタC
内の端子に作用させる。
ネクタをその係止部材が端子に作用しない状態で仮固定
可能となった受け具を組み立て図板上に配置して、その
受け具に前記係止部材を押圧してコネクタ内の端子に係
止させるための押圧部材を設けたので、端子をキャビテ
ィ内に挿入した後、コネクタを受け具から取り外すこと
なく仮固定したまま、その押圧部材で係止部材を押圧し
て二重係止ができるので組み立てがスムーズに進めら
れ、作業性が向上する。
斜視図で示したものであり、(a)に係止部材が押圧さ
れる前のものを、(b)に押圧された後のものを示して
いる。
板を模式的に示した斜視図である。
視図で示し、(b)に受け具本体と押圧部材を分解して
斜視図で示したものである。
示したものである。
で示したものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 コネクタハウジングに挿入された端子を
ハウジングに仮係止した係止部材を押し込んで係止する
仕様のコネクタに全ての装着予定端子を挿入した後、前
記係止部材を押し込んで係止するためのワイヤーハーネ
スの組み立て治具であって、 組み立て図板上に配置され、上記コネクタを、上記係止
部材がコネクタ内の端子に作用しない状態で仮固定可能
となった受け具を有し、その受け具に、そこに仮固定さ
れたコネクタの上記係止部材を押圧してコネクタ内の端
子に係止させるための押圧部材が設けられていることを
特徴とするワイヤーハーネスの組み立て治具。 - 【請求項2】 前記受け具が、前記コネクタの少なくと
も前記係止部材が仮止めされている部分を収容してコネ
クタを仮固定する収容空間を有しており、前記押圧部材
は、その収容空間に収容されたコネクタの前記係止部材
が対応する位置の側壁に設けられた貫通溝にはめ込まれ
てその一部が前記受け具の外方に突出しており、その突
出部を押圧することにより、前記収容空間内に突出して
前記係止部材を押圧するようになっていることを特徴と
する請求項1に記載のワイヤーハーネスの組み立て治
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000143136A JP2001325841A (ja) | 2000-05-16 | 2000-05-16 | ワイヤーハーネスの組み立て治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000143136A JP2001325841A (ja) | 2000-05-16 | 2000-05-16 | ワイヤーハーネスの組み立て治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001325841A true JP2001325841A (ja) | 2001-11-22 |
Family
ID=18649998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000143136A Abandoned JP2001325841A (ja) | 2000-05-16 | 2000-05-16 | ワイヤーハーネスの組み立て治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001325841A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2003203426B2 (en) * | 2002-04-04 | 2007-04-26 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Cover for connector insertion |
KR20150106705A (ko) * | 2014-03-12 | 2015-09-22 | (주)동산전자 | 케이블 하네스 자동 조립 공정용 지그 |
CN113118730A (zh) * | 2021-05-13 | 2021-07-16 | 中国重汽集团济南动力有限公司 | 一种用于汽车线束自动装配的机构及方法 |
-
2000
- 2000-05-16 JP JP2000143136A patent/JP2001325841A/ja not_active Abandoned
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2003203426B2 (en) * | 2002-04-04 | 2007-04-26 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Cover for connector insertion |
KR20150106705A (ko) * | 2014-03-12 | 2015-09-22 | (주)동산전자 | 케이블 하네스 자동 조립 공정용 지그 |
KR101598346B1 (ko) * | 2014-03-12 | 2016-02-29 | (주)동산전자 | 케이블 하네스 자동 조립 공정용 지그 |
CN113118730A (zh) * | 2021-05-13 | 2021-07-16 | 中国重汽集团济南动力有限公司 | 一种用于汽车线束自动装配的机构及方法 |
CN113118730B (zh) * | 2021-05-13 | 2022-05-03 | 中国重汽集团济南动力有限公司 | 一种用于汽车线束自动装配的机构及方法 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20070301 |