JP2010210493A - 接触式ストロークセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】適用する移動体の組立作業を煩雑化することなく所望の検出精度を確保する。
【解決手段】摺動孔11aを有した第1のケース11と、第1のケース11に結合することにより、互いの間に油を充填した油室14を構成する第2のケース12と、第1のケース11に形成した油室14を外部に連通させる連通通路16と、先端部が外部に露出する状態で第1のケース11の摺動孔11aに進退可能に嵌合し、かつ油室14の内部に摺動孔11aよりも太径となるフランジ21を収容したシャフト20と、油室14に配設し、シャフト20の先端部を第1のケース11から常時突出する方向に押圧する押圧バネ50と、第2のケース12の外部においてシャフト20の変位量に応じた電気信号を出力するホール素子85とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体の移動量を検出する接触式のストロークセンサに関する。
移動体の移動量を検出する接触式のストロークセンサとしては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。このセンサは、シリンダの孔に装着したケースの内部にシャフトを備えている。シャフトは、一端部がピストンの端面に当接し、かつ他端部がシリンダの外部に突出されている。シャフトにおいてシリンダから突出した他端部には、コアが設けられている。コアの周囲となる部位には、コアの変位に応じた電気信号を出力する検出素子が設けられている。このストロークセンサでは、ピストンが移動すると、シャフトに設けたコアが移動し、その変位量が検出素子により電気信号として出力される。
特開昭64−6733号公報
ところで、上述したストロークセンサでは、検出対象であるピストンと、検出素子によって変位が検出されるシャフトとがシリンダ及びケースを介して位置決めされることになる。このため、ストロークセンサに検出精度を確保するには、シリンダとケースとを正確に位置決めした状態でピストンとともにシャフトを組み立てなければならず、適用する移動体の組立作業を煩雑化することになる。例えば、特許文献1では、ピストンのラジアル方向にガタが発生した場合、シャフトのラジアル方向の位置が変化するばかりでなく、ピストンの回転によってシャフトの向きが変化することになる。ピストンの回転力やスラスト方向力は油の流れによるフローフォースや振動、加速度によって発生し、動作条件によって常に変化する。従って、これらシャフトの位置や回転方向の向きが変化すると、ストロークセンサの検出精度が悪化するという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みて、適用する移動体の組立作業を煩雑化することなく所望の検出精度を確保した接触式ストロークセンサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る接触式ストロークセンサは、摺動孔を有した第1のケースと、前記第1のケースに結合することにより、互いの間に油を充填した油室を構成する第2のケースと、前記第2のケース及び前記第1のケースのいずれか一方に形成し、前記油室を外部に連通させる連通通路と、先端部が外部に露出する状態で前記第1のケースの摺動孔に進退可能に嵌合し、かつ前記油室の内部に前記摺動孔よりも太径となる太径部を収容したシャフトと、前記油室に配設し、前記シャフトの先端部を前記第1のケースから常時突出する方向に押圧する押圧部材と、前記第2のケースの外部において前記シャフトの変位量に応じた電気信号を出力する検出素子とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る接触式ストロークセンサは、上述した請求項1において、前記第1のケースと前記シャフトとの間に相対回転を規制する回転規制手段を構成したことを特徴とする。
また、本発明に係る接触式ストロークセンサは、上述した請求項1において、前記シャフトの先端部に形成した収容孔と、球面の一部を外部に露出させた状態で前記収容孔に転動可能に収容させた接触用の接触球とを備え、前記接触球は、前記シャフトの収容孔に挿入した後、開口端部の全周をかしめることによって前記シャフトに支持させたことを特徴とする。
また、本発明に係る接触式ストロークセンサは、上述した請求項1において、前記連通通路は、前記第1のケースにおいてシャフトの周囲となる部位に該シャフトの軸方向に沿って形成したことを特徴とする。
また、本発明に係る接触式ストロークセンサは、上述した請求項1において、前記シャフトに永久磁石を配設し、前記検出素子は、前記シャフトの変位に伴う磁界の変化に応じて電気信号を出力する磁気検出素子であることを特徴とする。
本発明によれば、予め組み立てた第1のケースと第2のケースとによってシャフトが支持されるため、既に所望の検出精度が確保された状態にある。従って、適用する移動体の組立時においてはこれら三者の位置決めが不要となり、組立作業を煩雑化することなく、所望の検出精度を確保することができる。
図1は、本発明の実施の形態1である接触式ストロークセンサの断面側面図である。 図2は、図1における II−II 線断面図である。 図3は、図1における矢視 III 図である。 図4は、図1に示した接触式ストロークセンサにおいてシャフトの先端部を拡大して示す要部断面図である。 図5は、図4における V−V 線断面図である。 図6は、図1に示した接触式ストロークセンサの動作を順に示す断面側面図である。 図7は、図1に示した接触式ストロークセンサの第1変形例においてシャフトの基端部及びその要部を拡大して示す断面図である。 図8は、図1に示した接触式ストロークセンサの第2変形例においてシャフトの基端部を拡大して示す要部断面図である。 図9は、図1に示した接触式ストロークセンサの第3変形例においてシャフトの基端部及びその要部を拡大して示す断面図である。 図10は、図1に示した接触式ストロークセンサの第4変形例においてシャフトの基端部を拡大して示す要部断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る接触式ストロークセンサの好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の実施の形態である接触型のストロークセンサを示したものである。ここで例示するストロークセンサは、可変容量型油圧ポンプPの斜板を動作させるピストンAを計測対象とし、その移動量を検出することにより斜板角センサとして用いられるものである。図には明示していないが、油圧ポンプPは、建設機械のエンジンによって駆動されるもので、エンジンとともにエンジンルームに配設されている。ピストンAは、ケーシングCの内部において往復移動することにより図示せぬ斜板の角度を変更するものである。ケーシングCの内部は、常時油によって満たされた状態にある。
図1及び図2に示すように、ストロークセンサは、耐圧容器10とシャフト20とを備えている。耐圧容器10は、2つのケース11,12を互いに結合することによって構成したものである。本実施の形態では、油圧ポンプPのケーシングC内に発生する油圧に耐えるだけの剛性を有した耐圧容器10を適用している。第1のケース11及び第2のケース12は、それぞれ基端部が開口した筒状を成し、かつ先端部が細径の円筒状を成すもので、オイルシール13を介在させた状態で第2のケース12の基端部を第1のケース11の基端部に嵌合させることにより互いの間に油室14を構成している。第1のケース11において細径の円筒状に形成した部分は、その先端面が開口して摺動孔11aを構成している。これに対して第2のケース12では、細径の円筒状に形成した部分の先端面が閉塞してある。図中の符号15は、第1のケース11の基端部外周に装着したオイルシールである。
この耐圧容器10には、連通通路16が形成してある。連通通路16は、第1のケース11と第2のケース12との間に構成した油室14を外部に連通させるための細径の孔であり、第1のケース11の基端部において摺動孔11aの周囲となる部位に該摺動孔11aの軸心に沿って形成してある。
シャフト20は、中間部にフランジ(太径部)21を有し、かつ一端部が円柱状を成すもので、フランジ21を含む部分を油とともに油室14に収容し、かつ円柱状に形成した一端部を第1のケース11の摺動孔11aに軸心方向に沿って進退可能に嵌合した状態で耐圧容器10に配設してある。このシャフト20には、円柱状に形成した部分の先端部に二面幅22が設けてあるとともに、先端部に接触球30が配設してある。
二面幅22は、シャフト20の軸心を挟んで互いに平行となるように形成した平面であり、シャフト20が第1のケース11に対して摺動した場合に常に摺動孔11aの開口端部に対応するように形成してある。
接触球30は、図4及び図5に示すように、シャフト20の先端面に形成した収容孔23に複数の支持球40を介して収容させた後、収容孔23の開口端部全周を軸心側に向けてかしめることにより、球面の一部を外部に露出させた状態でシャフト20の先端部に転動可能に支持させてある。図からも明らかなように、シャフト20の先端部には、被接触体であるピストンAとの接触範囲をより大きく確保すべく、先端に向けて漸次外径が小さくなるようにテーパ面24が構成してある。
シャフト20の収容孔23には、中ぐり加工を施すことにより、奥側端部に手前側端部よりも内径の大きな収容部25が構成してある。収容部25は、内周面25aが接触球30の外径よりも大きな内径を有するように形成してある。収容孔23の内底面には、外周部に平坦面23aが形成してあるとともに、中心部に台状部23bが形成してある。平坦面23aは、シャフト20の軸心に直交するように形成した環状を成す一連の平面である。台状部23bは、外周部よりも先端側に向けて突出した突部であり、シャフト20の軸心を中心とした円錐台状に構成してある。
接触球30とともに収容孔23に収容させた複数の支持球40は、接触球30に対して十分に小さい外径を有した球体である。本実施の形態では、接触球30としてΦ5mmのものを適用し、かつ支持球40としてΦ1.5mmのものを9個適用している。これらの支持球40は、収容孔23の内底面に形成した平坦面23a及び収容部25の内周面25aに当接するとともに、接触球30に対してそれぞれが球面を介して点接触することにより、接触球30が平坦面23a、収容部25の内周面25a及び台状部23bと接触するのを阻止した状態で転動可能に支持するように機能する。
これらシャフト20と耐圧容器10との間には、図1及び図2に示すように、押圧バネ(押圧部材)50及び回転規制リング(回転規制手段)60が介在させてある。押圧バネ50は、耐圧容器10の油室14に配設したコイルバネである。押圧バネ50の一端部は、シャフト20のフランジ21に当接し、押圧バネ50の他端部は、第2のケース12の基端部と先端部との間に構成した段部12aに当接している。この押圧バネ50は、圧縮した状態でフランジ21と段部12aとの間に配設してあり、シャフト20の先端部が常時第1のケース11の先端部から突出するように押圧している。回転規制リング60は、図3に示すように、シャフト20において二面幅22を形成した部分に嵌合する中心孔を有した円板状部材である。この回転規制リング60は、図1及び図2に示すように、第1のケース11の先端部にかしめることにより第1のケース11に対して相対回転しないように固定してある。
また、シャフト20には、その基端部に永久磁石80が配設してある一方、耐圧容器10の外側面にホール素子(磁気検出素子)85が配設してある。永久磁石80は、シャフト20の基端部よりも細径の円柱状を成すもので、シャフト20の基端部に設けた装着孔20bに挿入した後、装着孔20bの開口端部全周を軸心側に向けてかしめることによりシャフト20に保持させてある。ホール素子85は、第2のケース12を介して永久磁石80の磁界を検出し、該検出した磁界に応じた電気信号を出力するもので、第2のケース12において細径の円筒状に構成した先端部に配設してある。ホール素子85を配設した第2のケース12の外周部は、モールド樹脂86によって封止され、さらにカバー部材87及びキャップ部材88によって覆うようにしている。カバー部材87は、ホール素子85を封止したモールド樹脂86の外周部及び第1のケース11と第2のケース12との接続部を覆う態様で耐圧容器10に配設してある。より具体的には、カバー部材87のかしめ部87aによって第1のケース11に結合してある。キャップ部材88は、ホール素子85に接続したリード線85aを外部に延出させた状態でカバー部材87の基端部に装着してある。
上記のように構成したストロークセンサは、第1のケース11の基端部を介して油圧ポンプPのケーシングCに形成した取付孔CHに取り付け、図2に示すように、シャフト20の先端部に保持させた接触球30をピストンAに形成した斜面AAに当接させ、カバー部材87のボルト挿通孔87bを介してボルトBを締結することによってケーシングCに保持させるようにしている。
この状態から油圧ポンプPの斜板角を変化させるべくピストンAが動作して図中の左右方向に移動すると、図6に示すように、斜面AAの作用によってシャフト20が図中の上下方向にストロークし、このシャフト20のストロークに伴う永久磁石80の磁界変化がホール素子85によって検出されることになる。この結果、ホール素子85から出力される電気信号に基づいて油圧ポンプPの斜板角を検出することができるようになる。
ここで、上述したストロークセンサでは、ピストンAの移動に伴って斜面AAに当接した接触球30が転動することになる。しかも、転動する接触球30は、複数の支持球40に点接触した状態にあり、シャフト20に形成した収容孔23の平坦面23aや内周面と直接接触することがない。従って、ストロークセンサを長期に亘って使用した場合にも接触球30に早期に摩耗や損傷を来す恐れがなく、適用する油圧ポンプPのメンテナンスを容易化することができるようになる。尚、接触球30を支持する支持球40は、収容孔23の平坦面23a及び収容部25の内周面25aに接触した状態にあるが、支持球40は接触球30が転動する際に転動することがなく、また転動する必要もない。従って、支持球40についても早期に摩耗や損傷を来す恐れはない。
さらに、上述したストロークセンサでは、図4に示すように、支持球40が配設される収容部25の内径を収容孔23よりも大きく形成しているため、シャフト20の軸心に対して接触球30の中心と支持球40の中心とを結ぶ線の傾斜角度αを大きく取ることが可能となる。これにより、接触球30において被接触体との接触範囲をより大きく確保することができるようになる。この場合、シャフト20に対しては、旋盤等の切削機械を用いてシャフト20の収容孔23に中ぐり加工を施せば、収容孔23の平坦面23a及び収容部25の内周面25aを容易に、かつ精度良く成形することが可能である。従って、シャフト20に対する接触球30の配置位置にばらつきが発生する恐れがなく、検出精度の向上に寄与することができる。
また、上述したストロークセンサでは、収容孔23の内底面中央部に台状部23bを形成しているため、収容孔23に複数の支持球40を挿入した場合、これら支持球40が収容孔23の外周側に案内された状態に維持される。従って、接触球30を収容させる際に支持球40がこれを阻害することがなく、組立作業を容易に行うことが可能になる。
一方、図6に示すように、ピストンAの移動に伴ってシャフト20がストロークする間においては、耐圧容器10に構成した油室14の容積がシャフト20のストロークに伴って変化するため、油室14の油とケーシングCに満たされた油とが連通通路16を通じて互いに流通するようになる。
ここで、上記ストロークセンサによれば、連通通路16がシャフト20の軸心に沿って直線状に延在し、かつ直接ケーシングCの内部に開口している。このため、連通通路16の加工性を向上させることができるばかりでなく、油が流通する際の圧力損失を可及的に低減することができる。これにより、油室14とケーシングCとの間で流通される油がシャフト20のストローク動作に影響を与える恐れがなく、ピストンAの移動を検出する際の応答性を向上させることが可能になる。しかも、耐圧容器10の油室14から連通通路16を通じて吐出された油は、ケーシングCの内部を満たす大量の油と拡散されて十分に放熱されることになるため、その後、連通通路16を通じて耐圧容器10の油室14に吸い込まれた際にホール素子85の冷却を図ることが可能になる。この結果、例えば油圧ポンプPを配設したエンジンルームが高温に曝された状況下にあっても、斜板角の検出精度に影響を与える恐れがなくなる。
尚、上述した実施の形態では、シャフト20の基端部に形成した装着孔20bに永久磁石80を挿入した後、装着孔20bの開口端部全周をかしめるようにしているが、例えば、図7の第1変形例に示すように、永久磁石80の端面にワッシャ100を配設し、このワッシャ100を介して装着孔20bの開口端部全周をかしめるようにしても良い。ワッシャ100において装着孔20bの開口側に位置する部位には、外部に向けて漸次外径が小さくなるテーパ面101が形成してある。この第1変形例のように、ワッシャ100を介して永久磁石80をシャフト20に保持させた場合には、永久磁石80の端面がワッシャ100の端面に当接した状態となるため、単にシャフト20における装着孔20bの開口端部をかしめた場合に比べて永久磁石80との接触面積が大きくなる。この結果、振動や衝撃が加えられた場合にも、永久磁石80の損傷を可及的に抑制することが可能になる。
また、上述した第1変形例では、ワッシャ100にテーパ面101を形成し、このテーパ面101に対してシャフト20における装着孔20bの開口端部をかしめるようにしているが、これに限定されず、例えば図8の第2変形例に示すように、ワッシャ110において装着孔20bの開口側に位置する部位の外周部に外部に向けて漸次外径が小さくなるテーパ面111を形成し、さらにその中央部に円柱状部112を構成するようにしても良い。中央部に円柱状部112を有するワッシャ110を適用した場合には、シャフト20における装着孔20bの開口端部をかしめると、シャフト20における装着孔20bの開口端部が細径の円筒状に成形されることになる。従って、永久磁石80をシャフト20の装着孔20bから外部に逸脱させるような力が加えられた場合にも、図7に示した変形例1に比べて、シャフト20の開口端部を拡開させることがより困難となり、耐久性の点できわめて有利となる。
さらに、上述した実施の形態、変形例1及び変形例2では、いずれも永久磁石80として円柱状を成すものを適用しているが、永久磁石の形状はこれらに限定されない。例えば、図9に示す変形例3のように、両端部が漸次細径となる柱状の永久磁石120を適用することも可能である。この場合、永久磁石120の端面に介在させるワッシャ130としては、永久磁石120の端部を収容するための凹部131を有したものを適用することが好ましく、さらに、永久磁石120の端部とシャフト20の装着孔20bとの間にスペーサ140を介在させることによって両者間のがたつきを防止することが好ましい。ワッシャ130において装着孔20bの開口側に位置する部位に、外部に向けて漸次外径が小さくなるテーパ面132が形成してあるのは、変形例1及び変形例2と同様である。
また、図8の第2変形例と同様、図10に示す変形例4のように、ワッシャ150において装着孔20bの開口側に位置する部位の外周部に外部に向けて漸次外径が小さくなるテーパ面151を形成し、さらにその中央部に円柱状部152を構成したものを適用しても良い。中央部に円柱状部152を有するワッシャ150を適用した場合には、シャフト20における装着孔20bの開口端部をかしめた場合、シャフト20における装着孔20bの開口端部が細径の円筒状に成形されることになる。従って、この図10に示す変形例4においても、永久磁石120をシャフト20の装着孔20bから外部に逸脱させるような力が加えられた場合、図9に示した変形例3に比べて、シャフト20の開口端部を拡開させることがより困難となり、耐久性の点できわめて有利となる。
尚、上述した実施の形態では、可変容量型油圧ポンプPの斜板角センサとして用いられるストロークセンサを例示しているが、必ずしもこれに限定されず、シャフトを介して被接触体の表面に接触するものであれば、その他のものにも適用することが可能である。
また、上述した実施の形態及び変形例1〜4では、いずれもシャフト20の太径部をフランジ21として一体に成形したものを例示しているが、必ずしも太径部が一体である必要はなく、リングを装着する等、別の部品を装着することによって太径部を構成しても良い。
さらに、上述した実施の形態では、第1のケース11に形成した摺動孔11aの軸心に沿って、つまりシャフト20の軸方向に沿って連通通路16を形成しているため、上述したように加工性の点、圧力損失の点、ホール素子の冷却の点で有利となるが、必ずしもシャフト20の軸方向に沿って形成する必要はなく、シャフト20の径方向に沿って形成しても構わない。また、第1のケース11に連通通路16を形成したもののみを例示しているが、第2のケース12に形成しても良い。
10 耐圧容器
11,12 ケース
11a 摺動孔
14 油室
16 連通通路
20 シャフト
21 フランジ
22 二面幅
23 収容孔
30 接触球
40 支持球
50 押圧バネ
60 回転規制リング
80 永久磁石
85 ホール素子
86 モールド樹脂
87 カバー部材
88 キャップ部材
120 永久磁石

Claims (5)

  1. 摺動孔を有した第1のケースと、
    前記第1のケースに結合することにより、互いの間に油を充填した油室を構成する第2のケースと、
    前記第2のケース及び前記第1のケースのいずれか一方に形成し、前記油室を外部に連通させる連通通路と、
    先端部が外部に露出する状態で前記第1のケースの摺動孔に進退可能に嵌合し、かつ前記油室の内部に前記摺動孔よりも太径となる太径部を収容したシャフトと、
    前記油室に配設し、前記シャフトの先端部を前記第1のケースから常時突出する方向に押圧する押圧部材と、
    前記第2のケースの外部において前記シャフトの変位量に応じた電気信号を出力する検出素子と
    を備えたことを特徴とする接触式ストロークセンサ。
  2. 前記第1のケースと前記シャフトとの間に相対回転を規制する回転規制手段を構成したことを特徴とする請求項1に記載の接触式ストロークセンサ。
  3. 前記シャフトの先端部に形成した収容孔と、
    球面の一部を外部に露出させた状態で前記収容孔に転動可能に収容させた接触用の接触球と
    を備え、前記接触球は、前記シャフトの収容孔に挿入した後、開口端部の全周をかしめることによって前記シャフトに支持させたことを特徴とする請求項1に記載の接触式ストロークセンサ。
  4. 前記連通通路は、前記第1のケースにおいてシャフトの周囲となる部位に該シャフトの軸方向に沿って形成したことを特徴とする請求項1に記載の接触式ストロークセンサ。
  5. 前記シャフトに永久磁石を配設し、
    前記検出素子は、前記シャフトの変位に伴う磁界の変化に応じて電気信号を出力する磁気検出素子である
    ことを特徴とする請求項1に記載の接触式ストロークセンサ。
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