JPH07128006A - 磁気式ストローク検出センサ - Google Patents

磁気式ストローク検出センサ

Info

Publication number
JPH07128006A
JPH07128006A JP2243793A JP2243793A JPH07128006A JP H07128006 A JPH07128006 A JP H07128006A JP 2243793 A JP2243793 A JP 2243793A JP 2243793 A JP2243793 A JP 2243793A JP H07128006 A JPH07128006 A JP H07128006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
detection sensor
detection
coil
piston rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2243793A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Murakami
晋一 村上
Kazuo Inoue
和生 井上
Michihiro Tani
通弘 谷
Jitsuo Uda
実雄 右田
Mitsuru Ono
充 尾野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Minerva KK
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Minerva KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd, Minerva KK filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2243793A priority Critical patent/JPH07128006A/ja
Publication of JPH07128006A publication Critical patent/JPH07128006A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Actuator (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出感度を向上でき、さらには耐熱性,耐
熱サイクル性に優れた磁気式ストローク検出センサを提
供する。 【構成】 非磁性体製のピストンロッド5に磁性部1
2を所定間隔あけて形成してなる磁気スケールの変位量
を検出センサ15を用いて検出する場合に、この検出セ
ンサ15を第1,第2検出側コイル17,18とこれに
共通の励磁側コイル16とで構成するとともに上記セン
サ15を2組設け、各コイル16〜18のコア2,22
a,22bに、厚さ1mm以下の軟磁性合金板の積層体を
採用する。また軟磁性合金板にセンダスト系合金薄板を
採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気スケールの軸方向
移動量,あるいは回転角度等を検出する磁気式ストロー
ク検出センサに関し、特に低速度域において検出感度を
向上でき、さらには耐熱性,耐熱サイクル性に優れた検
出コイルの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車においては、乗心地や走
行性を向上させるためにショックアブソーバのピストン
ロッドの変位量を検出し、この検出値に応じて減衰力や
車高を制御する制御装置が搭載されている。このような
ピストンロッド等の変位量を検出するセンサとして、従
来、悪環境下での安定性,信頼性の点から主として磁気
式のセンサが用いられている。しかしこの種の磁気式サ
ンサのうち、例えば、通常用いられるMR素子,ホール
素子では、使用可能な温度範囲が−10〜80℃程度と
狭いことから、自動車のエンジンルーム内,排気系等の
ような大きな熱サイクルが発生する箇所には使用できな
い。また、上記MR素子やホール素子の場合、検出対象
の磁気スケールがマグネット等着磁した磁性体でなけれ
ばならないが、高温下(例えば 150℃以上)において検
出対象が安定した磁力を保持することは困難であり、こ
の点からも使用温度環境が制限される。
【0003】一方、コイルのインダクタンス値の変化で
変位量を検出する磁気コイル式のストローク検出センサ
は、コイルに直流バイアス電流を印加してコアを磁化さ
せることから、磁化されていない磁性体でも検出するこ
とができる。このことから磁気スケールは高温下でも使
用でき、従って上記自動車のような熱サイクルが発生す
るような箇所にも採用できる。このような磁気コイル式
ストローク検出センサとして、従来、非磁性体のピスト
ンロッドの外周に所定間隔をあけて磁性部を形成し、ピ
ストンロッドの軸方向進退に伴う磁性部の通過を2つの
検出センサで検出するようにしたものが提案されている
(例えば、特開昭61-281902 号公報,特公平1-34328 号
公報参照)。上記各検出センサは、コアを挿入してなる
コイルボビンの外周に検出用コイル及び励磁用コイルを
巻回するとともに、これを磁気シールドケース内に収容
した構造となっている。また、上記各検出センサのコア
は、例えば酸化物系のソフトフェライトの鋳塊を所定形
状,大きさに切削加工したものが採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の磁気式ストローク検出センサでは、各検出センサが
各々専用の励磁コイルを有していることから各励磁コイ
ルからの磁束に位相差が生じたり、あるいは相互に干渉
したりすることから検出感度が低く、検出精度を向上さ
せるうえでネックとなっている。また各々の検出センサ
が、励磁用コイル及び検出用コイルを有する分だけ構造
が複雑になり、かつ大型化する問題もある。また従来の
直流バイアスタイプのセンサは移動速度に対して微分型
であるため、低速度域においては十分な出力を得ること
が困難である。
【0005】また、上記従来装置で、上記ロッドの温度
変化や、シャフトと検出コイルのエアギャップの変化等
により出力信号が大きく変化した場合、信号検出のしき
い値の設定が困難となる。そのため、ピストンロッドの
移動方向を検出することができず、該検出が上記磁性部
分と非磁性部分の出力信号レベルが大きく変化しない場
合に限定される問題がある。
【0006】さらに、上記従来のコア材に使用されるソ
フトフェライトやアモルファス合金は 150℃以上での透
磁率の低下が著しいことから、高温雰囲気での使用や大
きな熱サイクルが発生する箇所での使用が困難であると
いう問題がある。
【0007】本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、0〜低速度域での検出感度を向上して検出精
度を向上できるとともに、構造の簡素化,小型化を図る
ことができ、またスケールの移動方向を常に安定して検
出でき、さらには耐熱性,耐熱サイクル性に優れた磁気
式ストローク検出センサを提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、磁性
体と非磁性体とを交互に配設してなる磁気スケール、又
は磁性体に複数の凹状の溝を形成してなる磁気スケール
の変位量を検出する磁気式ストローク検出センサにおい
て、2つの検出側コイルと、該検出側コイルにバイアス
用磁束を印加する共通の励磁側コイルとからなるコイル
組立体で構成したことを特徴としている。
【0009】請求項2の発明は、上記組立体がストロー
ク方向に2組設けられていることを特徴としている。
【0010】請求項3の発明は、上記請求項1又は2の
発明において、コイルのコアが軟磁性合金板で構成され
ていることを特徴としており、請求項4の発明は、上記
請求項3の発明において、軟磁性合金板がセンダスト系
合金板であることを特徴としている。
【0011】請求項5の発明は、請求項3又は4の発明
において、コイルのコアが厚さ1mm以下の軟磁性合金薄
板の積層体からなることを、請求項6の発明は、上記セ
ンダスト系合金薄板が液体急冷法で形成されたものであ
ることを特徴としている。
【0012】ここで、上記軟磁性合金板としては、セン
ダスト系合金の他にパーマロイあるいはファインメット
(登録商標)が採用でき、これらの薄板を例えば樹脂製
接着剤で接着して積層体とすることとなる。
【0013】上記センダスト系合金には、Fe−Si−
Al,Fe−Si−Co,Fe−Si−Ga,Fe−A
l−Ge等が採用できる。
【0014】また、上記センダスト系合金薄板は双ロー
ルによる液体急冷法により製造されたものを採用するの
が以下の理由から望ましい。まず、双ロール急冷法を用
いたセンダスト系合金板は鋳造法によるものと比較して
結晶が極めて微細であるため、磁気理論により磁気特性
が優れている。また、センダスト系合金板は難加工材で
あるため、1mm以下の薄板を製造するには鋳造材を加工
するより急冷法による方がコスト的に安価である。なお
上記双ロール急冷法は、一対のロールを圧接させた状態
で互いに対向する方向に回転させ、このロール間にセン
ダスト系合金溶融を供給し、この合金溶融をロールの接
触部で急冷凝固させるとともに圧延することによって連
続した急冷薄板を製造する方法である。
【0015】
【作用】請求項1の発明に係る磁気式ストローク検出セ
ンサによれば、2つの検出側コイルと共通の励磁側コイ
ルとで構成したので、バイアス用磁束がいずれの検出側
コイルに対しても同一となり、従って位相差が生じたり
相互に干渉したりすることはなくなり、従ってこの点か
らも検出感度をさらに向上できる。この場合に、交流バ
イアス電流を印加することにより、検出コイルにはバイ
アス周波数に見合った出力が常に得られその振幅が磁性
部と非磁性部で変化することを検出するため、低速度域
においても感度の低下がない。また、2つの検出側コイ
ルに対して1つの励磁側コイルを共用している分だけ構
造が簡単になり、かつ全体としての小型化が図れる。
【0016】請求項2の発明に係る磁気式ストローク検
出センサによれば、上記3つのコイルを持つ組立体をス
トローク方向に2組設けたので、温度変化等が発生して
もストロークの移動方向を判別することができる。
【0017】請求項3の発明に係る磁気式ストローク検
出センサによれば、コイルのコアに軟磁性合金板を、ま
た請求項4の発明ではセンダスト系合金板を用いたの
で、透磁率は高温領域においても室温時と略同等の値を
示し、しかも高周波領域での飽和磁束密度の低下が少な
いという特性が得られる。また請求項5の発明では、コ
イルのコアに厚さ1mm以下の軟磁性合金薄板の積層体を
採用したので、同じ厚さの積層していない一枚の合金板
より高周波領域での飽和磁束密度及び透磁率の低下が少
ないという特性が得られる。(以下、合金薄板を積層せ
ずに単体でそのまま使用した材料を非積層材、またそれ
からなるコアを非積層コアと呼ぶ。)その結果検出感度
を向上できるとともに、耐熱性,耐熱サイクル性を向上
でき、従来では困難であった 150℃以上の高温下での使
用が可能となり、用途を拡大できる。
【0018】請求項6の発明に係る磁気式ストローク検
出センサによれば、センダスト系合金薄板を液体急冷法
で形成したので、鋳造材を加工するよりコスト的に安価
に製造することができるとともに、上述のセンダスト系
合金薄板の特徴を合わせ持つことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1ないし図7は請求項1,3〜6の発明に
係る第1実施例による磁気式ストローク検出センサを説
明するための図である。本第1実施例では、車両のショ
ックアブソーバのピストンロッドのストローク量を検出
する場合を例にとって説明する。図において、1はショ
ックアブソーバであり、これのシリンダ3の下端は図示
しないサスペンションアームに連結され、ピストンロッ
ド5の上端は車体に連結されている。このショックアブ
ソーバ1は、オイル2が充填された上記シリンダ3内に
ピストン4を摺動自在に挿入し、該ピストン4に上記ピ
ストンロッド5の下部5aを固着するとともに、該ロッ
ド5の上部5bをシリンダ3の外方に突出した構成とな
っている。またシリンダ3の上端には端板6が配設され
ており、この端板6の軸心を上記ピストンロッド5が貫
通している。この端板6とピストンロッド5との間には
シール用Oリング7が配設されている。
【0020】上記ピストン4にはこれにより区分けされ
た油室8a,8bを連通するオリフィス孔9が形成され
ている。また上記ピストンロッド5の下端には減衰力を
調整するための減衰力可変機構10が設けられている。
さらに上記ピストン4とシリンダ3の下端との間にはコ
イルバネ11が配設されており、このバネ11は上記ピ
ストン4を伸長方向に付勢している。
【0021】上記ピストンロッド5は、Mnを含むSU
S304 等からなる高マンガン非磁性鋼材からなり、この
ピストンロッド5の外周面には、これの軸方向に所定ピ
ッチ(例えば0.4mm)ごとに磁性部12がストライプ状に
形成されている。この磁性部12は、上記ピストンロッ
ド5に、例えば軸方向に 0.4mmピッチで、幅0.2mm,深さ
0.4mmのリング溝13を形成し、この溝13内に電気メ
ッキによりFeを充填して形成されたものである。この
磁性部12とピストンロッド5とは同一面をなすよう形
成されており、またこれの外周面には厚さ10〜30μm の
硬質クロムメッキ膜14が形成されている。なお、上記
ピストンロッド5の各磁性部12間部分が非磁性部5c
となっている。
【0022】また、上記シリンダ3の上端のピストンロ
ッド5に臨む部分に、本実施例の磁気式ストローク検出
センサ15が配設されている。この検出センサ15には
信号処理回路23を介在させてCPU24が接続されて
いる。このCPU24は上記信号処理回路23からのパ
ルス信号をカウントすることによって上記ピストンロッ
ド5の移動距離を算出し、この算出した移動距離に応じ
てアクチュエータ25を介して減衰力可変機構10を駆
動し、これにより減衰力を調整するよう構成されてい
る。
【0023】上記検出センサ15は、励磁側コイル16
の両側にそれぞれ第1,第2検出側コイル17,18を
配置し、これを図示しない磁気シールドケース内に収容
して構成されている。上記各コイル16〜18は、例え
ばポリイミドアミド樹脂からなるボビン19の外周に、
ポリイミドアミド樹脂を被覆してなる銅線(コイル巻
線)20を巻回するとともに、各ボビン19の軸心にそ
れぞれ略T字状のセンタコア21,略L字状の第1,第
2検出コア22a,22bを挿入埋設し、この各コア2
1,22a,22bの上部をボビン19から外部に突出
させた構成となっている。上記各銅線20の両端には端
子16a,17a,18aが接続されている。
【0024】また、上記励磁側コイル16のセンタコア
21の両側面には、上記第1,第2検出側コイル17,
18の第1,第2検出コア22a,22bが非磁性体2
6を介在させて対向しており、この非磁性体26の存在
によりセンタコア21と各検出コア22a,22bとの
間にはギャップが設けられている。ここで、上記第1,
第2検出コア22a,22bはそれぞれ磁性部12,非
磁性部5cに対向するように配置されている。また、磁
性部12の形成ピッチを 360度として、第1,第2検出
コア22a,22bは互いに 270度,又は90度離れてい
る。
【0025】そして、上記センタコア21は、図5に示
すように、厚さ0.06mmのセンダスト合金薄板21aを5
枚重ねてなる積層体から構成されており、上記両検出コ
ア22a,22bも同様にセンダスト合金薄板の積層体
から構成されている。上記センダスト合金薄板21a
は、Si 8.8wt%,Al 5.5wt%,残部Feからなるも
ので、これは上述の双ロール急冷法により製造されたも
のである。この双ロール急冷法により得られた急冷薄板
をエポキシ樹脂を介在させて接着し、これを機械加工に
より切削して形成されたものである。
【0026】また、上記検出側コイル16の入力端子1
6a,16a間には、所定周波数の交流バイアス電流を
印加する発振器28が接続されている。また上記第1,
第2検出側コイル17,18の出力端子17a,18a
間に上記信号処理回路23が接続されている。この信号
処理回路23は、主として上記第1,第2検出側コイル
17,18の出力の比較信号を出力する比較器23a
と、該比較信号を検波する検波器23bとで構成されて
いる。
【0027】次に、本実施例において検出コイル15の
動作について説明する。図6及び図7に示すように、励
磁側コイル16に発振器28により例えば5kHz の交流
バイアス電流を印加する。この状態で、ピストンロッド
5が軸方向に進退移動すると、該ロッド5の磁性部12
が第1検出側コイル17,及び第2検出側コイル18の
直前を通過する毎に、各コイル17,18のインピーダ
ンスが変化し(図7(1),(2) 参照)、この出力信号が信
号処理回路23の比較器23aに入力される。この比較
器23aからの比較信号(図7(3) 参照)は検波器23
bで不要部が検波されてパルス信号(図7(4) 参照)と
なり、このパルス信号がCPU24に入力される。そし
てCPU24はこのパルス信号をカウントすることによ
ってピストンロッド5の移動距離を算出し、この算出し
た移動距離に基づいて減衰力可変機構10をアクチュエ
ータ21を介して駆動することにより減衰力を調整す
る。これにより車両の乗心地や走行性が向上する。な
お、上記ピストンロッド5の中立位置は学習制御により
最も頻度の多い値とする。
【0028】このように本実施例によれば、センタコア
21,第1,第2検出コア22a,22bにセンダスト
合金薄板21aを積層してなる積層体を採用したので、
従来のバルク材に比べて検出感度を向上でき、それだけ
検出精度を向上できる。ちなみに、本実施例の検出側コ
ア22の検出精度は−30〜150 ℃の温度範囲で使用した
場合、±0.5mm であった。また感度は従来の非積層材に
比べて大幅にアップした。
【0029】また検出センサ15を励磁側コイル16と
第1,第2検出側コイル17,18とで構成したので、
1つの検出コアに励磁用コイルと検出用コイルとを巻回
した従来構造に比べて検出感度を向上できる。即ち、従
来構造では、励磁用コイルが専用であったためバイアス
用磁束に位相差が生じたり、相互干渉が生じたりしたが
本実施例では励磁側コイルを共有しているのでこれらの
問題を回避でき、かつ小型化を図ることができる。また
交流バイアス電流を印加するようにしたので、ピストン
ロッド5が静止,あるいは非常に低速で移動した場合に
おいても良好な感度,精度を得ることができる。
【0030】また、本実施例では、センダスト系合金薄
板21aを採用したので、−40〜250 ℃の範囲での使用
が可能となることから、耐熱性,耐熱サイクル性を向上
でき、従来では困難であった高温雰囲気での使用を可能
にできる。
【0031】また、上記実施例では、非磁性材からなる
シャフトに磁性部をストライプ状に形成したものを使用
したが、磁性材からなるシャフトにストライプ状に溝切
り加工を施し溝部を非磁性部とみなしたシャフトを使用
しても良い。この場合コストの低減を図ることができ
る。
【0032】なお、上記実施例では、検出側コイル1
7,18を2つ用いてピストンロッド5の移動方向を判
定するように構成したが、移動方向を判定する必要がな
い場合は検出側コイルは1つでも良い。また、上記実施
例では、センダスト合金薄板を採用した場合を例にとっ
て説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、
例えばパーマロイ,ファインメット(登録商標)等の軟
磁性合金板を用いても良く、この場合も検出感度を向上
できる。
【0033】また、上記実施例ではショックアブソーバ
1のピストンロッド5の移動量を検出するようにした場
合を例にとって説明したが、本発明の用途範囲は勿論こ
れに限られるものではない。例えば、自動車におけるス
テアリングの舵角,アクセルの開度,あるいはエンジン
やABS用車輪の回転数,回転速度等の検出にも適用で
きる。また一般産業用の油空圧シリンダのストローク,
高圧プロセス用バルブシャフトのストローク,ロボット
アームの角度,あるいは工作機械におけるテーブル位置
等の検出にも適用できる。
【0034】図8及び図9は、上記検出センサ15をA
BS(アンチロックブレーキシステム)における車輪回
転速度検出に適用した第2実施例を示す図である。図
中、40は車輪支持部であり、これは、車幅方向に延び
るアスクルシャフト40aをベアリング41を介在させ
てハウジング42で回転自在に支持するとともに、この
ハウジング42をサスペンションアーム43に固着し、
上記シャフト40aの先端部に車輪を支持するホイール
プレート44を固着した構造となっている。また、上記
アスクルシャフト40aにはロータ45が固定されてい
る。このロータ45は磁性体製で歯車状の直径50mmφの
プレートであり、これの外周面45bには 0.4mmピッチ
で溝45aが半径方向に凹設されており、1回転あたり
196パルスの信号が得られるよう構成されている。そし
て、上記ハウジング42には上記第1実施例で説明した
のと同様の、コアにセンダスト合金薄板の積層体を用い
た検出センサ15が装着されており、この検出センサ1
5は上記ロータ45の溝45aを臨む位置に配置されて
いる。
【0035】上記ABSにおいて、車輪の回転とともに
ロータ45が回転すると、検出センサ15で該ロータ4
5の外周面45bと溝45aとの磁性の強弱を検出し、
これのパルス信号をCPUでカウントし、車輪速度を算
出する。そして車体速度と車輪速度とを比較し、急ブレ
ーキにより車輪がロックして両速度の差が所定値以上に
なるとブレーキ油圧を減圧してブレーキ力を弱め、上記
ロックを解除し、これにより車体の横滑り等を防止す
る。
【0036】本実施例においても、センダスト合金薄板
の積層体を採用し、かつ励磁側コイルと第1,第2検出
側コイルとで構成したので、検出感度を向上でき、上記
実施例と略同様の効果が得られる。この場合、検出セン
サの検出精度は−30〜150 ℃の温度範囲で使用した場
合、±1.8 ゜であった。また検出信号は0〜3000rpm の
範囲で良好な感度,精度が得られた。さらに、検出対象
が上記ロータ45に溝45aを形成するだけで良いの
で、コストの低減を図ることができる。
【0037】図10は、本実施例の検出コイル15の温
度依存性を測定した試験結果を示す。同図からも明らか
なように、センダスト合金薄板を積層したコアを採用す
ることによって、透磁率は 250℃においても室温(20
℃)と同等又はそれ以上の値を示しており、大幅に温度
特性が向上していることがわかる。
【0038】また、図11及び図12は、本実施例のセ
ンダスト合金薄板の積層体(実線で示す)と、同成分の
センダスト鋳塊を切削加工して形成した非積層材(破線
で示す)との板厚による透磁率の変化,及び周波数によ
る磁束密度の変化を測定した試験結果を示す。図11か
らも明らかなように、本実施例の積層コアは非積層材コ
アに比べて厚さによる透磁率の低下が少なく、センサと
して使用する際のコア厚さにおいても積層前の薄板(0.
06mm)と略同様の透磁率が得られている。また、図12
からも明らかなように、本実施例の積層コアは、非積層
材コアに比べて1kHz 以上の高周波領域における飽和磁
束密度の低下が少なく、高周波領域においても優れた特
性が得られていることがわかる。
【0039】ここで上記第1実施例では、ピストンロッ
ド5の移動方向は両検出コイル15から得られるパルス
信号の立ち上がりの先,後により判定しているため、二
値化の基準値を設定する必要がある。しかしこの方法で
は、上記シャフトの温度やエアギャップの変化等により
出力信号が変動した場合に、しきい値の設定が困難にな
る問題が懸念される。この問題を解決するには、しきい
値を設けずに移動方向を検出することが考えられる。
【0040】1図13ないし図21は請求項1,2の発
明に係る第3実施例を説明するための図であり、上記の
懸念を回避するために本実施例では第1実施例における
ストローク検出センサ15と同一構造の検出センサA,
Bをシャフトのストローク方向に磁性部12の形成ピッ
チの1.75倍の距離をあけて2組に配置している。そ
して、第1,第2検出側コイル17,18の差分利用に
より各ストローク検出センサA,Bの出力信号を求め、
該両検出信号の符号検知によりピストンロッド5の移動
方向を判定するよう構成されている。
【0041】次に、本実施例において上記ピストンロッ
ド5の移動方向を検出する方法を図14〜図21に基づ
いて説明する。図14はピストンロッド5の磁性部1
2,非磁性部5cと検出側コイル17,18との相対位
置及び出力を示す模式図、図15〜図19は本実施例の
ストローク検出センサA,Bの配置関係を示す模式図、
図20はピストンロッドの移動方向とストローク検出セ
ンサA,Bの出力との関係を示す図、図21はストロー
ク検出センサA,Bの出力波形図である。
【0042】本実施例では各ストローク検出センサA又
はBの出力として、上記第1検出側コイル17の出力か
ら第2検出側コイル18の出力を差し引いた差分を利用
している。そのため、図14において、ピストンロッド
5とストローク検出センサA又はBが(a)に示す相対
位置にあるときは上記差分(ストローク検出センサの出
力)は+から0を差し引いた結果+を示し、(b)の相
対位置にあるときは(i),(ii)の場合共に各コイル17,
18の出力がある値で等しいことからその差分は共に0
を示し、(c)の相対位置にあるときは−を示す。
【0043】ここでピストンロッド5とストローク検出
センサA,Bとが図15〜図19の相対位置にあると
き、各センサA,Bの出力はそれぞれ図15〜図19及
び図20で表される。即ち図15の場合のセンサA,B
の出力は図15及び図20の(a)に示すように(−,
0)を示し、この状態からシャフトが右方向に0.25
ピッチ分移動すると、出力は図16及び図20の(b)
に示すように(0,+)となり、さらに0.25ピッチ
分移動すると図17及び図20の(c)に示すように
(+,0)となる。反対に図15の状態から左方向に
0.5ピッチ分移動すると、出力は図18,図20の
(d)の(0,−)を経て図19,図20の(e)の
(+,0)を示す。この出力変化は、図21に示すよう
に正弦波となる。従って、これら出力の符号の変化を検
知するだけで、ピストンロッド5の移動方向が検出でき
ることとなる。
【0044】このように本実施例では、2つのストロー
ク検出センサA,Bを設けるとともに、各ストローク検
出センサA,Bの出力として上記第1,第2検出側コイ
ル17,18の出力差分を利用して上記ピストンロッド
5の移動方向を検出するようにしたので、該シャフト5
の温度やエアギャップの変化等により出力信号が変動し
てもしきい値の設定が困難になることはない。そのた
め、移動方向の検出を安定して行うことができる。
【0045】また本実施例においても上記第1実施例と
同様に、従来構造に比べて検出感度を向上でき、バイア
ス用磁束に位相差が生じたり、相互干渉が生じたりする
問題を回避でき、かつ小型化を図ることができる。また
ピストンロッド5が静止,あるいは非常に低速で移動し
た場合においても良好な感度,精度を得ることができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に係る磁気
式ストロール検出センサによれば、2つの検出側コイル
と共通の励磁側コイルとからなる組立体で構成したの
で、検出感度を向上できる効果があるとともに、2つの
検出側コイルに対して1つの励磁側コイルを共用してい
る分だけ構造が簡単になり、かつ全体としての小型化が
図れる効果がある。
【0047】また請求項2の発明では、3つのコイルを
持つ組立体をストローク方向に2組設けたので、各組立
体の出力の符号判別により、温度変化等が発生してもス
トロークの移動方向を安定して常に検出することができ
る効果がある。
【0048】さらにまた請求項3の発明では、コイルの
コアに軟磁性合金板を、また請求項4の発明ではセンダ
スト系合金板を用いたので、透磁率は高温領域において
も室温時と略同等の値を示し、しかも高周波領域での飽
和磁束密度の低下が少ないという特性が得られる。また
請求項5の発明では、コイルのコアに厚さ1mm以下の軟
磁性合金薄板の積層体を採用したので、同じ材料の非積
層材に比べて高周波領域での飽和磁束密度及び透磁率の
低下が少ない特性が得られる。その結果検出感度を向上
できる効果があるとともに、耐熱性,耐熱サイクル性を
向上でき、高温下での使用が可能となり、用途を拡大で
きる効果がある。
【0049】また請求項6の発明では、コイルのコアに
液体急冷法を用いたセンダスト系合金薄帯を採用したの
で、鋳造材を加工するよりコスト的に安価に製造するこ
とができる効果があるとともに、上述のセンダスト系合
金の特徴を合わせ持つ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による磁気式ストローク検
出センサを説明するためのショックアブソーバの断面図
である。
【図2】上記第1実施例の磁気式ストローク検出センサ
の配置状態を示す模式図である。
【図3】上記第1実施例の検出センサを示す斜視図であ
る。
【図4】上記第1実施例の励磁側コイルを示す斜視図で
ある。
【図5】上記第1実施例のセンダスト合金薄板の積層体
からなるセンタコアの斜視図である。
【図6】上記第1実施例の検出センサの回路図である。
【図7】上記第1実施例の検出センサの出力波形図であ
る。
【図8】本発明の第2実施例による磁気式車輪速度検出
センサを説明するための断面図である。
【図9】上記第2実施例における検出コイルとロータと
の関係を示す模式図である。
【図10】上記第1,第2実施例の効果を確認するため
に行った試験結果を示す特性図である。
【図11】上記第1,第2実施例の効果を確認するため
に行った試験結果を示す特性図である。
【図12】上記第1,第2実施例の効果を確認するため
に行った試験結果を示す特性図である。
【図13】請求項1,2の発明に係る第3実施例におけ
るピストンロッドと検出センサとの位置関係を示す模式
図である。
【図14】上記第3実施例のピストンロッドと検出セン
サとの相対位置と出力との関係を示す模式図である。
【図15】上記第3実施例のピストンロッドと各検出セ
ンサとの配置関係及び出力を示す図である。
【図16】上記第2実施例のピストンロッドと検出セン
サとの配置関係を示す図である。
【図17】上記第3実施例のピストンロッドと検出セン
サとの配置関係を示す図である。
【図18】上記第3実施例のピストンロッドと検出セン
サとの配置関係を示す図である。
【図19】上記第3実施例のピストンロッドと検出セン
サとの配置関係を示す図である。
【図20】上記第3実施例のピストンロッドの移動方向
と検出センサA,Bの出力との関係を示す図である。
【図21】上記第3実施例の検出センサA,Bの出力波
形図である。
【符号の説明】
5 ピストンロッド(磁気スケール) 5c 非磁性部 12 磁性部 15,A,B 磁気式ストローク検出センサ(コイル組
立体) 16 励磁側コイル 17,18 検出側コイル 21 センタコア(励磁側コイル) 21a センダスト合金薄板(軟磁性合金) 22a,22b 検出側コア 45 ロータ(磁気スケール) 45a 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 右田 実雄 高知県香美郡香我美町下分684番地1 株 式会社ミネルバ高知工場内 (72)発明者 尾野 充 神戸市中央区脇浜町1−3−18 センサ ー・テクノロジー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体と非磁性体とを交互に配設してな
    る磁気スケール、又は磁性体に複数の凹状の溝を形成し
    てなる磁気スケールの変位量を検出する磁気式ストロー
    ク検出センサであって、2つの検出側コイルと、該検出
    側コイルに交流バイアス用磁束を印加する共通の励磁側
    コイルとからなるコイル組立体で構成されていることを
    特徴とする磁気式ストローク検出センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記3つのコイルを
    持つ組立体がストローク方向に2組設けられていること
    を特徴とする磁気式ストローク検出センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、各コイルのコ
    アが軟磁性合金板で構成されていることを特徴とする磁
    気式ストローク検出センサ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、軟磁性合金板がセン
    ダスト系合金板であることを特徴とする磁気式ストロー
    ク検出センサ。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4において、コイルのコア
    が厚さ1mm以下の軟磁性合金薄板の積層体からなること
    を特徴とする磁気式ストローク検出センサ。
  6. 【請求項6】 請求項5において、センダスト系合金薄
    板が液体急冷法で形成されたものであることを特徴とす
    る磁気式ストローク検出センサ。
JP2243793A 1992-02-12 1993-02-10 磁気式ストローク検出センサ Withdrawn JPH07128006A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2243793A JPH07128006A (ja) 1992-02-12 1993-02-10 磁気式ストローク検出センサ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5932192 1992-02-12
JP4-59321 1992-02-12
JP2243793A JPH07128006A (ja) 1992-02-12 1993-02-10 磁気式ストローク検出センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07128006A true JPH07128006A (ja) 1995-05-19

Family

ID=26359662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2243793A Withdrawn JPH07128006A (ja) 1992-02-12 1993-02-10 磁気式ストローク検出センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07128006A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006227005A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Agilent Technol Inc インピーダンス比較による位置エンコード
JP2007240531A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Liebherr-France Sas 液圧シリンダ用の位置測定システム
JP2008506905A (ja) * 2004-07-14 2008-03-06 テネコ オートモティブ オペレーティング カンパニー インコーポレイテッド 一体化された変位センサをもつショックアブソーバ
JP2008275137A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 S & T Daewoo Co Ltd 相対変位測定センサーが設けられたダンパー
JP2009002513A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Stabilus Gmbh 位置調整要素
JP2009204346A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Panasonic Electric Works Co Ltd ポジションセンサ
JP2010210493A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Komatsu Ltd 接触式ストロークセンサ
JP2014121717A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Murata Mach Ltd 型締装置と型締方法
JP2014172471A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 遊輪装置
EP3434911A1 (de) * 2017-07-24 2019-01-30 Benteler Steel/Tube GmbH Kolbenzylindersystem mit mindestens einem rohrelement
CN109586702A (zh) * 2017-09-28 2019-04-05 三星电机株式会社 用于感测旋转主体的设备
JP2019066459A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 回転体感知装置
KR20200060195A (ko) * 2018-11-22 2020-05-29 삼성전기주식회사 이동체의 센싱 회로 및 이동체 센싱 장치
CN111208194A (zh) * 2018-11-22 2020-05-29 三星电机株式会社 感测电路和运动体感测装置

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4713584B2 (ja) * 2004-07-14 2011-06-29 テネコ オートモティブ オペレーティング カンパニー インコーポレイテッド 一体化された変位センサをもつショックアブソーバ
JP2008506905A (ja) * 2004-07-14 2008-03-06 テネコ オートモティブ オペレーティング カンパニー インコーポレイテッド 一体化された変位センサをもつショックアブソーバ
KR101253361B1 (ko) * 2004-07-14 2013-04-11 테네코 오토모티브 오퍼레이팅 컴파니 인코포레이티드 완충기, 차량의 변위 감지 방법 및 차량용 변위 센서
JP2006227005A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Agilent Technol Inc インピーダンス比較による位置エンコード
JP2007240531A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Liebherr-France Sas 液圧シリンダ用の位置測定システム
JP2008275137A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 S & T Daewoo Co Ltd 相対変位測定センサーが設けられたダンパー
JP2009002513A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Stabilus Gmbh 位置調整要素
JP2009204346A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Panasonic Electric Works Co Ltd ポジションセンサ
JP2010210493A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Komatsu Ltd 接触式ストロークセンサ
JP2014121717A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Murata Mach Ltd 型締装置と型締方法
JP2014172471A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 遊輪装置
EP3434911A1 (de) * 2017-07-24 2019-01-30 Benteler Steel/Tube GmbH Kolbenzylindersystem mit mindestens einem rohrelement
CN109586702A (zh) * 2017-09-28 2019-04-05 三星电机株式会社 用于感测旋转主体的设备
JP2019066459A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 回転体感知装置
US11274944B2 (en) 2017-09-28 2022-03-15 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Apparatus for sensing rotating body
CN109586702B (zh) * 2017-09-28 2023-03-31 三星电机株式会社 用于感测旋转主体的设备
KR20200060195A (ko) * 2018-11-22 2020-05-29 삼성전기주식회사 이동체의 센싱 회로 및 이동체 센싱 장치
CN111208194A (zh) * 2018-11-22 2020-05-29 三星电机株式会社 感测电路和运动体感测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07128006A (ja) 磁気式ストローク検出センサ
US8106650B2 (en) System and method for measuring movement of a component from rings magnetized in a magnetically hard layer
US7584672B2 (en) Magnetostrictive torque sensor
US5515221A (en) Magnetically stable shields for MR head
US6160395A (en) Non-contact position sensor
JPH04360009A (ja) 多層磁気構造及び磁気抵抗センサ
US6147487A (en) Magnetic rotation detector for detecting characteristic of a rotary member
JPH0855312A (ja) 磁気抵抗センサ装置
JP2009204435A (ja) 薄膜磁気センサ
US5663641A (en) Rotational speed detection unit
JP2001133337A (ja) 磁歪式トルクセンサ及び磁歪式トルクセンサを搭載した電動パワーステアリング装置
JP3651619B2 (ja) 磁気抵抗効果型トランスデューサ及び磁気記録装置
KR100284227B1 (ko) Gmr 헤드, gmr 헤드의 제조 방법 및 자기 디스크 구동장치
US7064649B2 (en) Magneto-resistive layer arrangement and gradiometer with said layer arrangement
US5805389A (en) Magnetoresistive head
JPH05272906A (ja) 磁気式ストローク検出センサ
US6427534B2 (en) Permanent magnet rotary accelerometer
JP2006046987A (ja) トルクセンサ及びその製造方法
US20200290676A1 (en) Vehicle with steering angle sensor
JP2000266619A (ja) トルクセンサ及びステアリングシャフトのトルク検出装置
JP6893267B1 (ja) 磁気検出装置
JP2009229380A (ja) 薄膜磁気センサ
JPH06323202A (ja) Egr装置の還流ガス量制御装置
JPH0559374B2 (ja)
JP2583851B2 (ja) 磁気抵抗型磁気ヘツド

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000509