JPWO2018003085A1 - 車載用アクチュエータ - Google Patents

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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

永久磁石(5)と、永久磁石(5)の内側に回転可能に配置された回転子(6)と、回転子(6)の中央穴(6a)に形成された雌ネジ部(6b)と螺合する雄ネジ部(2a)を有し、回転子(6)の回転を直線運動に変換して直線移動するシャフト(2)と、シャフト(2)の軸方向の一端部に固定された、当該シャフト(2)の直動位置を検出するためのポジションセン用サマグネット部(10)とを備えた。

Description

この発明は、車両用のバルブ等を駆動する車載用アクチュエータに関するものである。
一般に、自動車エンジン等においては、フィードバック制御される種々のアクチュエータが用いられる。例えば、エンジン排気ガスを吸気通路に循環させる排気ガス循環バルブ、またはターボ排気圧を調整するウェストゲートバルブを駆動するためのアクチュエータとしては、直動出力のアクチュエータが用いられている。
この直動出力の車載用アクチュエータでは、磁石の磁場により発生した回転力により回転子が回転され、この回転子の回転がねじ機構により直線運動に変換される。ねじ機構を構成する出力シャフトの直動位置はポジションセンサで検出され、検出された出力シャフトの直動位置に応じて回転子の回転動作が制御されることにより、バルブの開弁または閉弁が制御される。
出力シャフトの直動位置を検出する構造として、例えば特許文献1に開示された構造が用いられている。特許文献1の電制アクチュエータでは、出力シャフトの直動位置を検出するために、ポジションセンサ用マグネット部が固定された検出シャフトを、付勢部材により出力シャフト側に付勢させながら組み付け、検出シャフトを出力シャフトに追動させる。ポジションセンサは、ポジションセンサ用マグネット部の磁気変化から検出シャフトの変位量を検出し、検出した変位量に基づいて出力シャフトの直動位置を検出する。
国際公開第2012/017476号
上記特許文献1に記載された車載用アクチュエータは、従来製品として求められてきた出力シャフトのシャフト長であれば十分に構成可能であった。また、組立が容易となることから、特許文献1のように出力シャフトと検出シャフトとを分割した構造が採用されていた。
しかし、近年では、出力シャフトのシャフト長を長くすることが要求されており、出力シャフトのシャフト長が長くなると、ポジションセンサ用マグネット部に用いる検出用磁石が大型化する。検出用磁石が大型化すると、車両の振動環境を考慮した場合に、ポジションセンサ用マグネット部が固定された検出シャフトを出力シャフトに付勢する付勢部材の付勢力を増加させる必要があり、増大した付勢部材の荷重を受ける側の部材も大型化してしまう。これらにより、車載用アクチュエータ全体が大型化してしまうという課題が生じていた。
また、車載用アクチュエータの組み立てを考慮すると、出力シャフトと検出シャフトとを一体化させることが困難であり、付勢部材および付勢部材の付勢力を受けるための部材を省略することができないという課題あった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、シャフト長の長いシャフトを適用した場合にも、車載用アクチュエータ全体のサイズが大型化するのを抑制することを目的とする。
この発明に係る車載用アクチュエータは、固定子と、固定子の内側に回転可能に配置された回転子と、回転子の中央の穴部に形成された雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を有し、回転子の回転を直線運動に変換して直線移動するシャフトと、シャフトの軸方向の一端部に固定された、当該シャフトの直動位置を検出するためのポジションセンサ用マグネット部とを備えたものである。
この発明によれば、シャフト長の長いシャフトを適用した場合にも、車載用アクチュエータ全体のサイズが大型化するのを抑制することができる。
実施の形態1に係る車載用アクチュエータの構成を示す部分断面図である。 実施の形態1に係る車載用アクチュエータのシャフトとポジションセンサ用マグネット部との固定構造を示す部分断面図である。 図2のA−A線断面図である。 実施の形態1に係る車載用アクチュエータの金属部材の斜視図である。 シャフトとシャフト固定部との固定領域を示す図である。 シャフトとシャフト固定部とをねじ止めした状態を示す図である。 実施の形態2に係る車載用アクチュエータの構成を示す部分断面図である。 実施の形態2に係る車載用アクチュエータのシャフトとポジションセンサ用マグネット部との固定構造を示す部分断面図である。 図9A、図9B、図9Cは、ポジションセンサ用マグネット部とケースの関係を示す図である。 実施の形態3に係る車載用アクチュエータのシャフトとポジションセンサ用マグネット部との固定構造を示す部分断面図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る車載用アクチュエータの構成を示す部分断面図である。
図1では、一例として、車載用アクチュエータ1がターボ用ウェストゲートアクチュエータである場合を示している。車載用アクチュエータ1は、シャフト2と、シャフト2に連結したロッド3と、ロッド3を直動方向へ直線移動させるモータ部4と、ブラシ8、電源供給端子部9およびポジションセンサ20等を備える。ロッド3の端部には、レバー30が屈曲自在に取り付けられている。レバー30は、支点31を中心に回動し、一体となって動いてウェストゲートを開閉するウェストゲートバルブ(不図示)が固定されている。
図1では、モータ部4としてブラシ付きモータを用いた場合を示している。モータ部4は、固定子である永久磁石5、回転子6、整流子7等を備える。
永久磁石5は、車載用アクチュエータ1内の部材に固定される。回転子6は、永久磁石5の内側に回転可能に配置される。また、回転子6は、コア61と、このコア61に装着されるボビン62と、このボビン62に巻回されるコイル63とで構成されている。コイル63は、整流子7に接続され、この整流子7とブラシ8とが摺接して電源供給端子部9から供給された電源が、コイル63に供給される。ポジションセンサ用マグネット部10は、シャフト2の一端部に固定され、シャフト2の直動方向Xへの直線移動に追従し、ケース13内を直動方向Xに直線移動する。ポジションセンサ用マグネット部10は、シャフト2の直動位置を検出するための磁気発生媒体である。ポジションセンサ20は、ポジションセンサ用マグネット部10の磁気変化を読み取り、シャフト2の直動位置を検出する。ケース13は、ポジションセンサ用マグネット部10等を収容する筐体である。
回転子6の中央に設けた穴部である中心穴6aには雌ネジ部6bが形成されている。シャフト2の外周面には、回転子6の雌ネジ部6bに螺合する雄ネジ部2aが形成されている。シャフト2の雄ネジ部2aが形成されていない一端側は回転子6の中心穴6aに挿入され、他端側はモータ部4から外部に突出してロッド3の一端と直結される。
回転子6の中心穴6aに挿入されたシャフト2の雄ネジ部2aが形成されていない一端側は、ポジションセンサ用マグネット部10と固定される。シャフト2の他端側は、ロッド3に連結される。
モータ部4のロッド3側には、シャフト2を直動方向Xに移動自在に支持するガイド穴11を開設したボス12が固定されている。ボス12のガイド穴11には、シャフト2が挿通され、シャフト2の軸方向への移動がサポートされる。ガイド穴11は正円ではなく、シャフト2の回転を抑制する形状、例えば楕円、一部に直線を有する円の形状または十字形状等であり、シャフト2の外周もガイド穴11の内周形状に相当する形状を有している。このボス12のガイド穴11に、シャフト2を挿通されることにより、シャフト2の軸周りの回転を抑制し、且つ軸方向への移動をサポートしている。
次に、車載用アクチュエータ1の動作を説明する。
電源供給端子部9、ブラシ8、整流子7を介して回転子6に電源が供給されると、電磁気力が発生し、永久磁石5の磁場による回転力が回転子6に発生する。回転子6が回転すると、その中心穴6aの雌ネジ部6bと螺合しているシャフト2の雄ネジ部2aが該雌ネジ部6bから駆動力を受ける。シャフト2は、ボス12に設けられたガイド穴11にサポートされ、回転することなく直動方向Xに直線移動し、当該シャフト2に直結されたロッド3のレバー30の一端を押圧する。押圧されたレバー30は、支点31を中心に回動してウェストゲートバルブ(不図示)を開弁また閉弁状態にする。また、ポジションセンサ20は、シャフト2の直動位置を検出する。
次に、シャフト2とポジションセンサ用マグネット部10との固定構造について、図2から図4を参照しながら説明する。
図2は、実施の形態1に係る車載用アクチュエータ1のシャフト2とポジションセンサ用マグネット部10との固定構造を示す部分断面図である。図3は、図2のA−A線断面図である。図4は、金属部材14の斜視図である。
図2および図3に示すように、ポジションセンサ用マグネット部10は、検出用磁石10aと、検出用磁石10aに取り付けられた金属部材14と、樹脂材料等の外装部材10bとで一体構造となっている。検出用磁石10a、外装部材10bおよび金属部材14の一体構造は、例えば検出用磁石10aとこの検出用磁石10aに固定された金属部材14とを、外装部材10bで鋳込み、成形することにより形成される。
金属部材14は、図4に示すように、シャフト2の外周面に固定される円柱形状のシャフト固定部14aと、検出用磁石10aの外周面に固定される四角柱形状の検出用磁石固定部14bを有している。シャフト固定部14aと検出用磁石固定部14bは、例えば金属板を折り曲げ成形して形成される。検出用磁石固定部14bは検出用磁石10aに固定され、外装部材10bで鋳込まれる。なお、シャフト固定部14aは、ポジションセンサ用マグネット部10の外装部材10bから突出するように鋳込みが行われる。
なお、図4で示した金属部材14の形状は一例であり、検出用磁石10aの大きさおよび形状、シャフト2の太さおよび形状に応じて適宜変更される。例えば、検出用磁石10aを円柱形状都市、検出用磁石固定部14bを円筒径としてもよい。また、金属部材14は、シャフト2をポジションセンサ用マグネット部10に固定させるために必要となる強度が確保できる形状であればよく、図4の形状に限定されるものではない。
シャフト2の一端側は、シャフト固定部14aに挿入または圧入される。シャフト2とシャフト固定部14aとの固定強度を確保するために、上記挿入または圧入の後にシャフト2の側面とシャフト固定部14aの端部とを、溶接、接着またはかしめ等の固定方法を用いて固定してもよい。図5は、シャフト2とシャフト固定部14aとの固定領域の一例を示す図であり、領域Bで示した部分が溶接、接着またはかしめ等の固定方法で固定される。
また、シャフト2とシャフト固定部14aとの固定強度を確保するために、シャフト2とシャフト固定部14aとを、シャフト2の軸方向に対して垂直方向からねじ止めまたはピン止めしてもよい。図6は、シャフト2とシャフト固定部14aとをネジ15を用いてねじ止めした状態を示す図である。ネジ15を用いてねじ止めを行う領域を確保するために、シャフト固定部14aをシャフト2の軸方向の長さを、ネジ15を用いてねじ止めができる程度に長くすれば良い。
上述した構成を用いた車載用アクチュエータ1は、モータ部4にシャフト2を挿通させた後、シャフト2の一端側をポジションセンサ用マグネット部10のシャフト固定部14aに挿入または圧入し、必要であれば溶接、接着、かしめ、ねじ止めまたはピン止め等の固定処理を行う。その後、ケース13をポジションセンサ用マグネット部10に嵌め込み、組み付けを行う。
検出用磁石10aと共に一体構造とされた金属部材14を用いることにより、シャフト2をポジションセンサ用マグネット部10に固定することが可能になる。これにより、従来の車載用アクチュエータで用いられていた検出シャフトと出力シャフトとを1本のシャフト2で機能させることができる。そのため、従来の車載用アクチュエータのように、検出用シャフトを出力シャフト側に付勢するスプリング等の付勢部材を配置したり、付勢部材による付勢力を受ける部材を設ける必要がなくなり、車載用アクチュエータの部品点数を削減することができる。また、検出用シャフトを出力シャフト側に付勢する付勢部材を設ける必要がなくなると、車載用アクチュエータ1全体の大型化の問題を生じさせることなく、モータ部4のストローク長、即ちシャフト2のシャフト長を拡大させることができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、シャフト2をポジションセンサ用マグネット部10に固定するように構成したので、シャフト長を長くした場合にも、車載用アクチュエータ全体のサイズが大型化するのを抑制することができる。
また、この実施の形態1によれば、ポジションセンサ用マグネット部10は、当該ポジションセンサ用マグネット部10と一体構造とされた金属部材14を介して、シャフト2の一端部に固定されるように構成したので、出力シャフトと検出シャフトとを一体化することができる。
また、この実施の形態1によれば、金属部材14は、シャフト2に溶接された金属部材、シャフト2に接着された金属部材、またはシャフト2にかしめられた金属部材としたので、シャフトとポジションセンサ用マグネット部との固定の強度を確保することができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、磁力を用いてシャフト2とポジションセンサ用マグネット部10とを固定する構造を示す。
図7は、実施の形態2に係る車載用アクチュエータの構成を示す部分断面図である。
車載用アクチュエータ1aでは、検出用磁石10aとシャフト2との間に配置した固定部材16を介して、検出用磁石10aとシャフト2とが固定される。
固定部材16は、磁性体で構成され、ポジションセンサ用マグネット部10の検出用磁石10aに磁着する。また、固定部材16は、検出用磁石10aに磁着する面と対向する側に、シャフト2の先端部に設けた凸部2bを圧入させる圧入凹部16aが形成されている。また、固定部材16の外周側面には円環状の凹部16bが形成されている。
ポジションセンサ用マグネット部10は、検出用磁石10aと外装部材10bとで一体構造となっている。ポジションセンサ用マグネット部10の一体構造は、例えば、検出用磁石10aを外装部材10bで鋳込み、成形することにより形成される。ポジションセンサ用マグネット部10のシャフト2が固定される面には、固定部材16が嵌合可能な嵌合凹部10cが外装部材10bにより形成される。嵌合凹部10cは、検出用磁石10aの磁石面が露出するように形成されている。また、嵌合凹部10cの内周面には、固定部材16の円環状の凹部16bと嵌合可能な円環状の凸部10dが形成されている。
シャフト2の凸部2bは、固定部材16の圧入凹部16aに圧入されて固定され、その後、固定部材16がポジションセンサ用マグネット部10の嵌合凹部10cに挿入され、円環状の凹部16bと円環状の凸部10dとを嵌合させる。これにより、固定部材16の上面16cがポジションセンサ用マグネット部10の検出用磁石10aに着磁してシャフト2がポジションセンサ用マグネット部10に固定される。また、円環状の凹部16bと円環状の凸部10dとの嵌合により、シャフト2がポジションセンサ用マグネット部10から抜け落ちるのが抑制される。
また、固定部材16は、検出用磁石10aの磁力により、検出用磁石10aに磁着していることから、検出用磁石10aから離反することがない。また、仮に固定部材16が検出用磁石10aに磁着している力よりも大きな力が、固定部材16が検出用磁石10aから離反する方向に加わった場合にも、固定部材16の円環状の凹部16bと、外装部材10bの円環状の凸部10dとが嵌合していることから、固定部材16がポジションセンサ用マグネット部10から抜け落ちるのを抑制することができる。
さらに、図8に示すように、固定部材16の検出用磁石10aと当接する上面16cは、適度な曲率半径を設けて構成される。これにより、固定部材16の上面16cと検出用磁石10aとは点接触となる。この点接触により、固定部材16がポジションセンサ用マグネット部10に対して若干の動きを許容するようにフレキシブルに固定され、シャフト2もポジションセンサ用マグネット部10に対してフレキシブルに固定される。さらに、固定部材16と嵌合凹部10cとの間にクリアランスが存在する。これによっても、固定部材16がポジションセンサ用マグネット部10に対してフレキシブルに固定され、シャフト2もポジションセンサ用マグネット部10に対してフレキシブルに固定される。
固定部材16およびシャフト2が、ポジションセンサ用マグネット部10に対してフレキシブルに固定されると、シャフト2の傾き等を許容することができ、シャフト2のシャフト長が長くなった場合にも、シャフト2が直動方向Xに直線移動する動作を妨げることがない。
以上のように、この実施の形態2によれば、シャフト2は、一端部に、固定された磁性体の固定部材16を備え、ポジションセンサ用マグネット部10は、固定部材16が磁着する嵌合凹部10cを備えるように構成したので、出力シャフトと検出シャフトとを一体化することができ、シャフトのシャフト長を長くした場合にも、車載用アクチュエータ全体のサイズが大型化するのを抑制することができる。
また、この実施の形態2によれば、固定部材16が外装部材10bに嵌合凹部10cに嵌合され、固定部材16の外周側面に形成された円環状の凹部16bと、嵌合凹部10cの内周面に形成された円環状の凸部10dとが嵌合するように構成したので、シャフトがポジションセンサ用マグネット部から抜け落ちるのを抑制することができる。
なお、上述した実施の形態2では、固定部材16が嵌合する嵌合凹部10cが検出用磁石10aの磁石面が露出するように形成される構成を示したが、検出用磁石10aの磁石面を露出させず、この磁石面を肉薄の外装部材10bで覆うように一体成形してもよい。
実施の形態3.
実施の形態3では、ポジションセンサ用マグネット部10とケース13が、シャフト2の軸受け機能およびシャフト2の回転を抑制する機能を備える構成を示す。
実施の形態1および実施の形態2で示した車載用アクチュエータ1,1aは、図1で示したように、モータ部4のロッド3側には、シャフト2を直動方向Xに移動自在に支持するガイド穴11を開設したボス12が固定されている。
実施の形態1および実施の形態2のように、ガイド穴11を開設したボス12を備えている場合の、ポジションセンサ用マグネット部10とケース13の関係を図9Aに示している、図9Aは図2におけるC−C線断面図である。ポジションセンサ用マグネット部10とケース13との間には、クリアランスが設けられている。当該クリアランスにより、ポジションセンサ用マグネット部10に固定されたシャフト2が直動方向X以外の方向にも移動するが、ボス12に開設されたガイド穴11がシャフト2の移動をサポートし、且つシャフト2の回転を抑制することにより、回転子6の回転をシャフト2の直線運動に変換させることができ、シャフト2が直動方向Xに直線移動する動作を可能としている。
一方、この実施の形態3のポジションセンサ用マグネット部10とケース13の関係を図9Bおよび図9Cに示している。図9Bおよび図9Cは、図9Aと同様に、図2におけるC−C線断面図で想定される図を示している。
図9Bでは、ポジションセンサ用マグネット部10とケース13との間のクリアランスを、ポジションセンサ用マグネット部10がケース13内を移動可能な最小限のスペースに抑制している。また、図9Cでは、ポジションセンサ用マグネット部10とケース13との間のクリアランスは、図9Aと同様に設けているが、ポジションセンサ用マグネット部10の側面に外周方向に突出する角柱突部10eを設けている。この角柱突部10eが、ポジションセンサ用マグネット部10がケース13に対して回転する、またはがたつくのを抑制し、シャフト2が直動方向Xに直線移動するのをサポートする。
図9Bおよび図9Cに示したように、ポジションセンサ用マグネット部10の外周形状と、ケース13の内周形状とを、ポジションセンサ用マグネット部10とケース13と相互に回転するのを規制する形状とすることにより、図10に示す車載用アクチュエータ1bの構成を適用することができる。車載用アクチュエータ1bでは、シャフト2が軸周りに回転することなく直動方向Xに直線移動するのをサポートできるため、ガイド穴11を開設したボス12を設ける必要がなく、同様に車載用アクチュエータ1b全体のサイズを小さくすることができる。
なお、実施の形態2で示した固定部材16を介して、シャフト2を検出用磁石10aに着磁させる場合には、固定部材16の外周を角柱形状にして、図9Bまたは図9Cに示したポジションセンサ用マグネット部10とケース13との関係を適用することにより、同様にシャフト2が軸周りに回転することなく直動方向Xに直線移動するのをサポートすることができ、車載用アクチュエータ1bの直動方向Xのサイズを小さくすることができる。
以上のように、この実施の形態3によれば、ポジションセンサ用マグネット部10の外周形形状と、ポジションセンサ用マグネット部10を収容するケース13の内周形状とが、回転子6の回転方向への互いの相対回転を規制する形状を有するように構成したので、シャフト2の直線移動をサポートし、回転を抑制するボス12を設ける必要がなくなり、車載用アクチュエータ全体のサイズを小さくすることができる。
上記以外にも、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る車載用アクチュエータは、検出用シャフトと出力用シャフトを一体化することが可能なため、従来よりも長いシャフトの適用が要求される車載用アクチュエータを構成することができる。
1,1a,1b 車載用アクチュエータ、2 シャフト、2a 雄ネジ部、2b 凸部、3 ロッド、4 モータ部、5 永久磁石、6 回転子、6a 中心穴、6b 雌ネジ部、7 整流子、8 ブラシ、9 電源供給端子部、10 ポジションセンサ用マグネット部、10a 検出用磁石、10b 外装部材、11 ガイド穴、12 ボス、13 ケース、14 金属部材、14a シャフト固定部、14b 検出用磁石固定部、15 ねじ、16 固定部材、17 部材、20 ポジションセンサ、30 レバー、31 支点、61 コア、62 ボビン、63 コイル。
この発明に係る車載用アクチュエータは、固定子と、固定子の内側に回転可能に配置された回転子と、回転子の中央の穴部に形成された雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を有し、回転子の回転を直線運動に変換して直線移動するシャフトと、シャフトの軸方向の一端部に固定された、当該シャフトの直動位置を検出するためのポジションセンサ用マグネット部とを備え、シャフトは、軸方向の一端部に、固定された磁性体の固定部材を備え、ポジションセンサ用マグネット部は、固定部材が磁着する開口部を備えたものである。

Claims (6)

  1. 固定子と、
    前記固定子の内側に回転可能に配置された回転子と、
    前記回転子の中央の穴部に形成された雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を有し、前記回転子の回転を直線運動に変換して直線移動するシャフトと、
    前記シャフトの軸方向の一端部に固定された、当該シャフトの直動位置を検出するためのポジションセンサ用マグネット部とを備えた車載用アクチュエータ。
  2. 前記ポジションセンサ用マグネット部は、当該ポジションセンサ用マグネット部と一体構造とされた金属部材を介して、前記シャフトの一端部に固定されていることを特徴とする請求項1記載の車載用アクチュエータ。
  3. 前記金属部材は、前記シャフトに溶接された金属部材、前記シャフトに接着された金属部材、または前記シャフトにかしめられた金属部材であることを特徴とする請求項2記載の車載用アクチュエータ。
  4. 前記シャフトは、前記軸方向の一端部に、固定された磁性体の固定部材を備え、
    前記ポジションセンサ用マグネット部は、前記固定部材が磁着する開口部を備えたことを特徴とする請求項1記載の車載用アクチュエータ。
  5. 前記開口部は、前記固定部材が嵌合する嵌合凹部であることを特徴とする請求項4記載の車載用アクチュエータ。
  6. 前記ポジションセンサ用マグネット部の外周形状と、前記ポジションセンサ用マグネット部を収容するケースの内周形状とは、前記回転子の回転方向への互いの相対回転を規制する形状であることを特徴とする請求項1記載の車載用アクチュエータ。
JP2018524681A 2016-06-30 2016-06-30 車載用アクチュエータ Active JP6529673B2 (ja)

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