JP2014232034A - 直動機構の変位検知装置、及び該装置を備えた車両の後輪操舵装置 - Google Patents

直動機構の変位検知装置、及び該装置を備えた車両の後輪操舵装置 Download PDF

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Abstract

【課題】変位センサを電子回路基板に適切に装着し、小型化、低コスト化を可能とする直動機構の変位検知装置、及び、その変位検知装置を備え、組付が容易で、低コスト化を可能とする後輪操舵装置を提供する。
【解決手段】複数の素子を実装する電子回路基板40と、この電子回路基板を所定の間隙を以って支持する支持基板46と、ロッド2に平行に固定する永久磁石5bと、この永久磁石の移動経路に対向する範囲で電子回路基板の中央部に配置し永久磁石の磁束変化を検出する変位センサ5aとを備え、変位センサ近傍で電子回路基板を支持基板に固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ナット部材の回転運動をロッドの直線運動に変換する直動機構に装着し、ロッドの軸方向変位を検知する変位検知装置に関する。また、この変位検知装置を備え、車両の後輪を支持するサスペンション機構に介装し当該後輪を操舵する車両の後輪操舵装置に関する。
一般的な直動機構として、ナット部材と、これに螺合するロッドを有し、ナット部材の回転運動をロッドの直線運動に変換する直動機構が知られており、そのロッドの軸方向変位を検知する変位検知装置も知られている。例えば、車両の四輪操舵システム(4WS)の一部を構成する後輪操舵装置として、種々の態様の装置が知られているが、基本的な構成は、下記の特許文献1に記載のような「車両の後輪に連結されるロッドと、ロッドを支持するとともに車両のシャシーに固定されるハウジングと、ハウジングに収容されるとともに前記後輪を操舵すべく前記ロッドを駆動するモータ」から成り、そのロッドの駆動機構として直動機構が用いられている。同様の車輪操舵装置に係る下記の特許文献2には、後輪の絶対舵角量を検出する手段として、ラック軸の移動を検出する後輪舵角センサが設けられており、上記の変位検知装置に対応している。
特許第5098242号公報 特許第3601170号公報
上記特許文献2においては、後輪舵角センサについて、ホールICを有し、ラック軸に装着された永久磁石の移動量に応じて転舵位置を表す信号が出力される旨説明されており、同文献の段落〔0036〕には「後輪舵角センサ21は図6に示す基板31上に配置される」と記載されているが、この基板は「後輪舵角センサ21と永久磁石21aとの間隙の管理」(同段落〔0037〕に記載)を行うものであり、複数の素子を実装する電子回路基板に相当するものではない。一般的に、電子回路基板にはセンサを適切に保持し得る程の剛性は求められないので、直接センサを装着することは行われていない。従って、特許文献2においては、後輪舵角センサが装着されるサーボユニットは電子制御ユニットと別体として形成されており、一体化も示唆されているものの、後輪舵角センサが電子制御ユニット内に配置されることまで想起し得るものではない。
一方、上記特許文献1に記載の車輪操舵装置においては、モータのハウジングと減速機構のハウジングが螺着され、更に後者のハウジングとカバーがロックナットによって締結されており、これらに加えて変位検知装置が装着されるので、部品点数が多いだけでなく、組み付けが困難でコストアップ要因となる。
そこで、本発明は、直動機構に装着し、ロッドの軸方向変位を検知する変位検知装置において、変位センサを電子回路基板に適切に装着し、小型化、低コスト化を可能とする直動機構の変位検知装置を提供することを課題とする。
また、本発明は、車両の後輪を支持するサスペンション機構に介装し当該後輪を操舵する車両の後輪操舵装置において、上記の変位検知装置を備え、組付が容易で、低コスト化を可能とする後輪操舵装置を提供することを別の課題とする。
上記の課題を達成するため、本発明は、ナット部材と、該ナット部材に螺合するロッドを有し、該ナット部材の回転運動を前記ロッドの直線運動に変換する直動機構に装着し、前記ロッドの軸方向変位を検知する直動機構の変位検知装置において、複数の素子を実装する電子回路基板と、該電子回路基板を所定の間隙を以って支持する支持基板と、前記ロッドに平行に固定する永久磁石と、該永久磁石の移動経路に対向する範囲で前記電子回路基板の中央部に配置し前記永久磁石の磁束変化を検出する変位センサとを備え、該変位センサ近傍で前記電子回路基板を前記支持基板に固定するように構成したものである。
上記の変位検知装置において、前記変位センサが一定の方向に平行に延出する複数のリードを有すると共に、前記電子回路基板が一定の方向に平行に延出する複数のランドを有し、該複数のランドに前記変位センサの複数のリードが接合され、該複数のリードが前記永久磁石の移動方向に対して直交する方向に平行に延出するように、前記電子回路基板が前記支持基板に螺子固定される構成とするとよい。
また、本発明の後輪操舵装置は、車両の後輪を支持するサスペンション機構に介装し当該後輪を操舵する車両の後輪操舵装置において、前記サスペンション機構に第1の連結部材及び第2の連結部材を介して連結するハウジングと、該ハウジングを構成する筒体内に収容する電動モータと、前記筒体内に収容し前記電動モータの出力を減速する減速機構と、該減速機構に連結して回転するナット部材及び該ナット部材に螺合すると共に前記第2の連結部材に連結するロッドを有し、前記ナット部材の回転運動を前記ロッドの直線運動に変換する直動機構と、前記ハウジングを構成し、前記筒体から延出する前記ロッドを囲繞するように配置して前記筒体に固定する筐体と、該筐体内に配置し複数の素子を実装する電子回路基板と、該電子回路基板を所定の間隙を以って支持する支持基板と、前記ロッドに平行に固定する永久磁石と、該永久磁石の移動経路に対向する範囲で前記電子回路基板の中央部に配置し前記永久磁石の磁束変化を検出する変位センサとを備え、該変位センサ近傍で前記電子回路基板を前記支持基板に固定するように構成したものである。
上記の後輪操舵装置において、前記変位センサが一定の方向に平行に延出する複数のリードを有すると共に、前記電子回路基板が一定の方向に平行に延出する複数のランドを有し、該複数のランドに前記変位センサの複数のリードが接合され、該複数のリードが前記永久磁石の移動方向に対して直交する方向に平行に延出するように、前記電子回路基板が前記支持基板に螺子固定される構成とするとよい。
本発明は上述のように構成されているので以下の効果を奏する。即ち、本発明の直動機構の変位検知装置においては、複数の素子を実装する電子回路基板と、該電子回路基板を所定の間隙を以って支持する支持基板と、ロッドに平行に固定する永久磁石と、該永久磁石の移動経路に対向する範囲で電子回路基板の中央部に配置し永久磁石の磁束変化を検出する変位センサとを備え、該変位センサ近傍で電子回路基板を支持基板に固定するように構成されているので、変位センサを電子回路基板に適切に支持することができ、小型軽量化が可能となり、コスト低減が可能となる。
上記の変位検知装置において、変位センサが一定の方向に平行に延出する複数のリードを有すると共に、電子回路基板が一定の方向に平行に延出する複数のランドを有し、該複数のランドに変位センサの複数のリードが接合され、該複数のリードが永久磁石の移動方向に対して直交する方向に平行に延出するように、電子回路基板が支持基板に螺子固定される構成とすれば、検出誤差を最小に抑えつつ容易且つ適切に装着することができ、正確な検知精度を維持することができる。
また、後輪操舵装置においては、筒体から延出するロッドを囲繞するように配置して筒体に固定する筐体と、該筐体内に配置し複数の素子を実装する電子回路基板と、該電子回路基板を所定の間隙を以って支持する支持基板と、ロッドに平行に固定する永久磁石と、該永久磁石の移動経路に対向する範囲で電子回路基板の中央部に配置し永久磁石の磁束変化を検出する変位センサとを備え、該変位センサ近傍で電子回路基板を支持基板に固定するように構成されているので、変位センサを電子回路基板に適切に支持することができ、小型軽量化が可能となり、後輪操舵装置全体としてのコスト低減が可能となる。
上記の後輪操舵装置において、変位センサが一定の方向に平行に延出する複数のリードを有すると共に、電子回路基板が一定の方向に平行に延出する複数のランドを有し、該複数のランドに変位センサの複数のリードが接合され、該複数のリードが永久磁石の移動方向に対して直交する方向に平行に延出するように、電子回路基板が支持基板に螺子固定される構成とすれば、検出誤差を最小に抑えつつ容易且つ適切に装着することができ、正確な検知精度を維持することができる。
本発明の直動機構及び変位検知装置の一実施形態を示す横断面図である。 本発明の一実施形態の直動機構に供される筐体及び変位検知装置の横断面図である。 本発明の一実施形態の変位検知装置における電子回路基板の平面図である。 本発明の一実施形態の変位検知装置における電子回路基板のランド部を拡大して示す平面図である。 本発明の一実施形態の変位検知装置における検知センサのリードと電子回路基板のランドの接合状態を拡大して示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る後輪操舵装置の全体構成を示す横断面図である。 本発明の一実施形態におけるアクチュエータ部分を拡大して示す横断面図である。 本発明の一実施形態におけるコントローラ部分を拡大して示す横断面図である。
以下、本発明の実施形態に関し、先ず、直動機構及び変位検知装置の一実施形態について図1乃至図5を参照して説明する。図1において、直動機構3cは、回転運動するナット部材36と、このナット部材36に螺合するロッド2を有し、ナット部材36の回転運動をロッド2の直線運動に変換するものであり、螺子機構とも呼ばれる。本実施形態の変位検知装置5は、上記ロッド2の軸方向変位を検知するもので、変位センサ5a及び永久磁石5bを備え、永久磁石5bは磁石ブロック50内に保持されている。変位センサ5aは例えば磁気ベクトルセンサで構成され、永久磁石5bの移動経路に対向する範囲で電子回路基板40の中央部に配置され、永久磁石5bの磁束変化を検出するように構成されている。尚、直動機構3cは、後述する後輪操舵装置に搭載され、ナット部材36は軸受37に回転可能に支持され、ロッド2は筐体12を挿通するように装着される。
図1及び図2に示すように、ロッド2の両側面には、軸方向に長尺となる長溝(略矩形の凹部)2r、2sが形成され、両者間を貫通する貫通孔2hが形成されている。而して、一方の長溝2rに磁石ブロック50が配置され、反対側の長溝2sから貫通孔2hにボルト51が挿通されてナット54に螺合され、磁石ブロック50がロッド2に固定されるように構成されている。
一方、電子回路基板40には、図示は省略するが複数の素子が実装されており、その中央部に変位センサ5aが配置される。電子回路基板40は、図3に示すように螺子穴41乃至45が形成されており、その螺子穴41乃至45に図1及び図2に示す螺子(代表してSで示す)が挿通され、所定の間隙を以って支持基板46に固定されている。特に、螺子穴45は変位センサ5a近傍に設けられており、四隅の螺子穴41乃至44に加えて螺子穴45の位置でも電子回路基板40が支持基板46に螺子固定されるので、変位センサ5aは安定した状態で支持される。
また、図5に拡大して示すように、変位センサ5aは一定の方向に平行に延出する複数のリード(代表して5axで表す)を有しており、これと対応するように、電子回路基板40には一定の方向に平行に延出する複数のランド(代表して47で表す)が形成されている。一般的な実装手段と同様、リード5axがランド47に接合される際の誤差を吸収し得るように、各ランド47は各リード5axより大きな面積を有しているが、両者の長手方向(図5のy方向)の寸法差は幅方向(図5のx方向)の寸法差の4倍程になっており、許容取付誤差がこれに比例することになる。本実施形態では、各リード5ax及び各ランド47が永久磁石5bの移動方向(ロッド2のストローク方向)STに対して直交する方向(図5のy方向)に平行に延出するように、電子回路基板40が支持基板46に螺子固定される。而して、永久磁石5bの変位ひいてはロッド2の変位の検出誤差を最小に抑えることができ、正確な検知精度を維持することができる。尚、図1及び図2に示すその他の符合は、後述する後輪操舵装置の構成部品の符合と同様であり、これらについては後述する。
次に、上記の構成になる変位検知装置5を備えた後輪操舵装置の実施形態について、図6乃至図8を参照して説明する。本実施形態の後輪操舵装置は四輪操舵システム(4WS)の一部を構成するものであるが、前輪操舵装置は従前と同様であるので省略している。また、車両の後輪を支持するサスペンション機構には種々の態様があるが、本実施形態では、図6に二点鎖線で示すように構成されており、車両の後輪RL、RRを支持するリヤアクスルRAへの支持部RSと、リヤアクスルRAに軸支され揺動中心Cを中心に揺動するリンクLSとの間に、本実施形態の後輪操舵装置を構成するアクチュエータユニットAUが介装され、これによって支持部RSとリンクLSとの間が伸縮駆動され、リンクLSの揺動に応じてタイロッドTR、TRを介して後輪RL、RRが操舵される。
アクチュエータユニットAUは、ハウジング1にロッド2が軸方向移動(直線運動)可能に支持され、その一端部がボールジョイントJLを介してリンクLSに連結され、ハウジング1がボールジョイントJAを介して支持部RSに連結されており、アクチュエータ3によってロッド2が駆動され、リヤアクスルRAの支持部RSとリンクLSとの間が伸縮駆動されるように構成されている。具体的には、アクチュエータ3を構成する電動モータ3aはコントローラ4によって制御され、電動モータ3aの回転出力が減速機構3bによって減速された後、前述の直動機構3cを介してロッド2の直線運動に変換されるように構成されている。尚、本実施形態では電動モータ3aはブラシレスモータで構成されている。
本実施形態においては、ハウジング1は主としてアクチュエータ3の構成部品(電動モータ3a等)を内蔵するハウジング1aと、主としてコントローラ4の構成部品(電子回路基板40等)を内蔵するハウジング1bに大別され、ハウジング1aを構成する筒体10に連結カバー11が接合されると共に、ハウジング1bを構成し上下及び軸方向に開口部を有する筐体12が接合され、この筐体12の上下の開口部に蓋体15及び16が接合されるように構成されている。本実施形態のハウジング1は金属製で、連結カバー11及び筐体12はアルミニウム製で、筒体10並びに蓋体15及び16は鉄製である。
アクチュエータ3は、図7に拡大して示すように構成され、ステータ24にコイル23が巻装された状態で、筒体10内に圧入固定されている。電動モータ3aの出力軸は中空回転軸20で構成され、この中空回転軸20は、筒体10内に挿入される環状のモータカバー25の内径部25aと、筐体12に形成される環状溝12aに対し、夫々軸受25b及び12bを介して回転可能に支持されている。中空回転軸20の軸方向中間部には、電動モータ3aのロータを構成するコア21が圧入固定され、このコア21の円周方向に均等に永久磁石22が配設されている。
更に、中空回転軸20内には、ロッド2が同軸に配置され、ハウジング1に対し軸方向移動(直線運動)可能に支持されると共に、ハウジング1に対し回転不能に支持されている。尚、ロッド2と筐体12の支持部との間にはブッシュ2a及び2bが介装されているが、これらはロッド2の軸方向移動を円滑に行うために摺動抵抗を低減するものである。即ち、本実施形態は言わば片持支持の伸縮機構であるので、ブッシュ2a及び2bには両端支持の軸方向移動機構における軸受としての機能は要求されない。
本実施形態の減速機構3bは遊星歯車機構30で構成され、外歯歯車のサンギヤ31が中空回転軸20と一体的に結合され、中空回転軸20と共に回転可能に支持されている。また、内歯歯車のリングギヤ33が筒状保持部材のホルダ34に固定されており、外歯歯車のプラネタリギヤ32がサンギヤ31及びリングギヤ33に噛合しサンギヤ31回りを回転するように配設されている。そして、このプラネタリギヤ32を、ピン35を介して回転可能に支持するキャリアとして、ナット部材36がホルダ34に対し軸受37を介して回転可能に支持されている。軸受37はボールベアリングで、その内輪37aがナット部材36に嵌合されると共に、その外輪37bがホルダ34に嵌合され、C字状のスペーサ37cによってナット部材36に保持されている。
本実施形態においては、ホルダ34及びピン35は金属製(例えば鉄製)であるが、サンギヤ31、プラネタリギヤ32及びリングギヤ33が合成樹脂製であり、サンギヤ31は金属製の中空回転軸20に一体成形されている。そして、リングギヤ33はホルダ34に対し回転不能に支持され、ホルダ34は筒体10に対して回転不能に支持されている。即ち、図7に示すように、筒体10内に形成された環状溝10aにスナップリング14が保持され、このスナップリング14の環状側面と連結カバー11の環状開口端面との間に、軸受37の外輪37b及びホルダ34が挟持された状態で、筒体10の減速機構3b側(図7の左側)の開口端に形成された螺子部に環状のロックナット13が螺合され、筒体10と連結カバー11が締結される。而して、ロックナット13の螺合に伴って生ずる軸方向の押圧力によって、軸受37の外輪37b及びホルダ34はスナップリング14と連結カバー11との間に強固に挟持され、この結果、ホルダ34は筒体10に対して回転不能に保持される。
そして、ロッド2の一端部の外周面に所定の軸方向長さに亘って台形螺子が形成された雄螺子部2cとナット部材36の内周面に形成された雌螺子部36cが螺合するように配置されており、これらナット部材36とロッド2によって直動機構3cが構成されている。尚、ロッド2の脱落防止用に、雄螺子部2cの先端にはナット2dが螺着されている。ロッド2は、前述のように支持されているので、ロッド2に付与され得る軸方向の荷重は、ナット部材36、軸受37、ホルダ34及びスナップリング14を介して、筒体10及び連結カバー11で吸収される。
一方、図8に示すように、コントローラ4として、電子制御装置(図示せず)を構成する電子回路基板40及び前述の変位検知装置5を構成する変位センサ5a及び磁石ブロック50がハウジング1b内に収容されている。尚、図8に示す変位検知装置5は図1及び図2と同様の構成であるので、ここでの説明は省略するが、磁石ブロック50はロッド2の直線運動時の軸方向変位を検出する機能を有する共に、ロッド2の回転を阻止する機能を有している。
而して、本実施形態のアクチュエータ3においては、電動モータ3aによって中空回転軸20が回転駆動されると、その回転出力が遊星歯車機構30の減速機構3bによって減速されてナット部材36が回転駆動され、更に、直動機構3cによって、ナット部材36の回転運動がロッド2の直線運動に変換される。この結果、前述のようにリヤアクスルRAの支持部RSとリンクLSとの間が伸縮駆動されて、後輪の舵角が調整される。
1 ハウジング
2 ロッド
3 アクチュエータ
3a 電動モータ
3b 減速機構
3c 直動機構
4 コントローラ
5 変位検知装置
5a 変位センサ
5ax リード
5b 永久磁石
10 筒体
11 連結カバー
12 筐体
13 ロックナット
14 スナップリング
15、16 蓋体
20 中空回転軸
25 モータカバー
30 遊星歯車機構
31 サンギヤ
33 リングギヤ
34 ホルダ(筒状保持部材)
36 ナット部材
37 軸受
40 電子回路基板
46 支持基板
47 ランド
50 磁石ブロック

Claims (4)

  1. ナット部材と、該ナット部材に螺合するロッドを有し、該ナット部材の回転運動を前記ロッドの直線運動に変換する直動機構に装着し、前記ロッドの軸方向変位を検知する直動機構の変位検知装置において、複数の素子を実装する電子回路基板と、該電子回路基板を所定の間隙を以って支持する支持基板と、前記ロッドに平行に固定する永久磁石と、該永久磁石の移動経路に対向する範囲で前記電子回路基板の中央部に配置し前記永久磁石の磁束変化を検出する変位センサとを備え、該変位センサ近傍で前記電子回路基板を前記支持基板に固定することを特徴とする直動機構の変位検知装置。
  2. 前記変位センサが一定の方向に平行に延出する複数のリードを有すると共に、前記電子回路基板が一定の方向に平行に延出する複数のランドを有し、該複数のランドに前記変位センサの複数のリードが接合され、該複数のリードが前記永久磁石の移動方向に対して直交する方向に平行に延出するように、前記電子回路基板が前記支持基板に螺子固定されることを特徴とする請求項1記載の直動機構の変位検知装置。
  3. 車両の後輪を支持するサスペンション機構に介装し当該後輪を操舵する車両の後輪操舵装置において、前記サスペンション機構に第1の連結部材及び第2の連結部材を介して連結するハウジングと、該ハウジングを構成する筒体内に収容する電動モータと、前記筒体内に収容し前記電動モータの出力を減速する減速機構と、該減速機構に連結して回転するナット部材及び該ナット部材に螺合すると共に前記第2の連結部材に連結するロッドを有し、前記ナット部材の回転運動を前記ロッドの直線運動に変換する直動機構と、前記ハウジングを構成し、前記筒体から延出する前記ロッドを囲繞するように配置して前記筒体に固定する筐体と、該筐体内に配置し複数の素子を実装する電子回路基板と、該電子回路基板を所定の間隙を以って支持する支持基板と、前記ロッドに平行に固定する永久磁石と、該永久磁石の移動経路に対向する範囲で前記電子回路基板の中央部に配置し前記永久磁石の磁束変化を検出する変位センサとを備え、該変位センサ近傍で前記電子回路基板を前記支持基板に固定することを特徴とする車両の後輪操舵装置。
  4. 前記変位センサが一定の方向に平行に延出する複数のリードを有すると共に、前記電子回路基板が一定の方向に平行に延出する複数のランドを有し、該複数のランドに前記変位センサの複数のリードが接合され、該複数のリードが前記永久磁石の移動方向に対して直交する方向に平行に延出するように、前記電子回路基板が前記支持基板に螺子固定されることを特徴とする請求項3記載の車両の後輪操舵装置。
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