JP2001256871A - 転倒検出スイッチ - Google Patents

転倒検出スイッチ

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JP2001256871A JP2000069667A JP2000069667A JP2001256871A JP 2001256871 A JP2001256871 A JP 2001256871A JP 2000069667 A JP2000069667 A JP 2000069667A JP 2000069667 A JP2000069667 A JP 2000069667A JP 2001256871 A JP2001256871 A JP 2001256871A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スイッチ自体の小型化と組立性の向上を図り得
ると共に、防水性に対する信頼性を向上させ得る転倒検
出スイッチを提供する。 【解決手段】車両に取り付けられる有底筒状のケース
と、該ケースの底部側に回転軸を介して回動自在に配置
された振り子と、ケース内に配置され振り子の回動角度
に応じて所定の信号を出力する検出器を有するプリント
基板と、ケースの開口を封止すると共にカプラー嵌合部
を有する嵌合部材とを備え、ケースの底部側内面に振り
子の回転軸の少なくとも半分を支持するケース側軸受部
を設け、嵌合部材にケース側軸受部に支持された回転軸
を支持する嵌合部材側軸受部を設けると共に、該嵌合部
材のカプラー嵌合部内にプリント基板に接続された端子
を突出させてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、自動二輪車、AT
V等の車両の転倒を検出して、例えばエンジンの制御等
を行うための転倒検出スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、自動二輪車等の転倒を検出す
る検出スイッチの場合、ケース内に、リードスイッチ、
ホールIC、フォトカプラ、メカスイッチ等の検出器
と、これらの検出器をオン・オフさせる振り子等を配置
すると共に、ケースにシール部材を介してカバーを被
せ、このカバーをケースにネジ止め、溶接あるいはポッ
ティング等で固定することによって構成されている。そ
して、その代表的な転倒検出スイッチとしては、例えば
実公昭63−10487号公報に開示されている。
【0003】この転倒検出スイッチ51は、図7及び図
8に示すように、上蓋52で覆われた下ケース53に、
リードスイッチ54や複数本の出力コード55が接続さ
れた基板56が固定されると共に、この基板56に対向
する状態で下ケース53に支軸57を介して3本の腕5
8a〜58cを有する回動体58が回動自在に取り付け
られている。また、回動体58の2本の腕58a、58
bには磁石59がそれぞれ埋設固定され、下方に指向し
た腕58cには錘り60が固定されている。
【0004】そして、この転倒検出スイッチ51は、下
ケース53の回り止めピン61が係合した取り付け金6
2を介して車体に取り付けられ、車体の転倒で回動体5
8が回動すると、2本の腕58a、58bに設けられた
磁石59の一方がリードスイッチ54に対向して該リー
ドスイッチ54が例えばオンして、車両の転倒が検出さ
れるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この転
倒検出スイッチ51においては、下ケース53に対して
基板56や回動体58を支軸57に沿って平行に配置
し、基板56に接続された出力コード55を下ケース5
3外部に引き出す構造であるため、各部品の形状が大型
かつ複雑化して検出スイッチ51自体の形状が大型化す
ると共に、部品点数も多くなって組立工数が増加する
等、組立性の面でも劣るという問題点があった。また、
下ケース53と上蓋52間や下ケース53からの出力コ
ード55の引き出し部等の複数箇所にシール機構が必要
となり、組立性の低下を一層招き易くなると共に、車体
への取り付け時の防水性に対する信頼性が劣るという問
題点があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、請求項1記載の発明の目的は、スイッチ自体
の小型化と組立性の向上を図り得ると共に、防水性に対
する信頼性を向上させ得る転倒検出スイッチを提供する
ことにある。また、請求項2記載の発明の目的は、請求
項1記載の発明の目的に加え、スイッチの組立性をより
向上させ得る転倒検出スイッチを提供し、請求項3記載
の発明の目的は、請求項1または2記載の発明の目的に
加え、振り子を安定支持してより確実な転倒検出を行い
得ると共に回転軸の支持構造を簡略化させ得る転倒検出
スイッチを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、車両に取り付
けられる有底筒状のケースと、該ケースの底部側に回転
軸を介して回動自在に配置された振り子と、ケース内に
配置され振り子の回動角度に応じて所定の信号を出力す
る検出器を有するプリント基板と、ケースの開口を封止
すると共にカプラー嵌合部を有する嵌合部材とを備え、
ケースの底部側内面に振り子の回転軸の少なくとも半分
を支持するケース側軸受部を設け、嵌合部材にケース側
軸受部に支持された回転軸を支持する嵌合部材側軸受部
を設けると共に、該嵌合部材のカプラー嵌合部内にプリ
ント基板に接続された端子を突出させてなることを特徴
とする。
【0008】このように構成することにより、ケースを
車体に取り付けた状態で車体が転倒すると、ケース内に
配置された振り子が回転軸を中心に所定方向に回動し、
この振り子の回動によって、プリント基板に実装された
検出器から所定の信号(転倒信号)が出力される。この
転倒信号は、ケースの開口に嵌合された嵌合部材のカプ
ラー嵌合部内に突出した端子から、該嵌合部に嵌合され
たカプラーを介して外部に出力されエンジンの作動等が
制御される。
【0009】前記振り子の回転軸が、有底筒状のケース
内面のケース側軸受部とケースの開口を封止する嵌合部
材の嵌合部材側軸受部とによって支持されると共に、転
倒信号を出力する端子が、カプラー嵌合部内に突出して
設けられることから、ケース内にその長手方向に沿って
振り子やプリント基板あるいは嵌合部材を効率的に収納
配置できてスイッチ自体の小型化が図れると共に、部品
点数が削減されスイッチの組立性が向上する。また、シ
ールがケースの開口で嵌合部材との間だけで良く、防水
性に対する信頼性も向上する。
【0010】また、請求項2記載の発明は、嵌合部材
が、その突出端部に嵌合部材側軸受部を有するスペーサ
と、該スペーサの外側のケース内にシール材を介して嵌
合されたキャップと、で形成されていることを特徴とす
る。このように構成することにより、ケースの開口にス
ペーサ、シール材及びキヤップを順に嵌合させることに
より、嵌合部材を開口に封止状態で嵌合することがで
き、スイッチの組立性がより向上する。
【0011】また、請求項3記載の発明は、回転軸の一
端側が嵌合部材の嵌合部材側軸受部で支持されると共
に、回転軸の他端側がプリント基板の端部で支持されて
いることを特徴とする。このように構成することによ
り、振り子の回転軸が嵌合部材側軸受部とプリント基板
の端部とで両端支持され、安定した回動動作が得られる
と共に、検出器実装用のプリント基板に回転軸の支持機
能を兼用させることができて、回転軸の支持構造が簡略
化される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1〜図6は、本発明に係
わる転倒検出スイッチの一実施例を示し、図1がその正
面図、図2がその底面図、図3が図1のA−A線断面
図、図4が図2のB−B線断面図、図5が図4のC−C
線断面図、図6が図5のD、E部を拡大した横断面図で
ある。
【0013】図1〜図6において、転倒検出スイッチ1
(以下、単にスイッチ1という)は、ケース2と、この
ケース2内に配置された振り子3及びプリント基板4
と、ケース2の開口2aを封止する嵌合部材5とを有し
ている。前記ケース2は、樹脂成形によって断面略正方
形状の有底筒状に形成され、その底壁2b側の両外面に
は車体への取付部6がそれぞれ一体成形され、この取付
部6の孔にはグロメット7が嵌合固着されている。ま
た、ケース2の底壁2b側の内部両側面には、開口2a
方向に突出した軸受部8、9が一体成形され、この軸受
部8、9には軸受凹部8a、9aが形成されている。
【0014】前記振り子3は、例えばアルミニウム等の
金属製の略円盤状に形成され、円盤の外周部の一部に略
扇形状の切欠き3aを設けることによって、直径方向の
一方側が重く他方側が軽くなるように設定されている。
そして、その中心位置には軸孔3b(図3参照)が穿設
され、この軸孔3bに挿通された回転軸10の両端部
が、ワッシャ11を介して前記軸受部8、9の軸受凹部
8a、9aに支持されている。また、振り子3の重量が
重い反切欠き3a側には磁石嵌合孔12(もしくは磁石
嵌合凹部)が形成され、この磁石嵌合孔12に円柱状の
磁石13が嵌合固着されている。
【0015】前記プリント基板4は、その一方の表面側
(例えばパターン側)に検出器としてのホールIC14
が半田付け固定されると共に、このホールIC14の各
端子に接続された3つの端子部には、端子15a〜15
bの一端部が半田付け固定されている。そして、このプ
リント基板4は、その両端部がケース2の両側壁内面に
形成された基板挿入溝16(図3参照)にそれぞれ挿入
されることによって、ケース2内の所定位置に配置され
ており、このプリント基板4の前記振り子3の磁石13
の回動円周線と対向する位置にホールIC14が実装さ
れている。
【0016】また、3本の端子15a〜15cは、例え
ば両側の端子15a、15cの他端部が直線状態でケー
ス2の開口2a方向に指向すると共に、中央の端子15
bの一端部側が折曲された状態でかつその他端部がケー
ス2の開口2a方向に指向している。これにより、3本
の端子15a〜15cは、ケース2の開口2a内におい
て図2に示す位置関係に設定されている。
【0017】前記嵌合部材5は、図4及び図5に示すよ
うに、スペーサ17とシール材18及びキャップ19で
形成され、スペーサ17は、その外形形状がケース2の
内形形状と略合致した形状を有してケース2内に嵌合さ
れる嵌合部17aと、この嵌合部17aの一外周面上に
ケース2の底壁2b側に向けて突出した軸受部17bを
有している。また、スペーサ17の嵌合部17aには、
前記端子15a〜15cが挿通する3つの端子挿通孔2
0がそれぞれ形成されると共に、嵌合部17aの開口2
a側の面には嵌合凹部17cが形成されている。
【0018】そして、このスペーサ17の嵌合部17a
の嵌合凹部17c側の面には、ゴム等の弾性体からなり
嵌合孔18aを有する前記シール材18がケース2の内
面に嵌合密着状態で配置され、このシール材18の開口
2a側の面には、嵌合孔19aを有する前記キャップ1
9がケース2の開口2aに嵌合状態で配置されている。
なお、シール材18は、ケース2の開口2aに密着して
封止する適宜の材質及び形状に設定され、キャップ19
は、その一外周面にケース2の開口2a側の一側面に設
けられた係止孔21(図5参照)に係止する突起19b
が設けられている。
【0019】そして、ケース2の開口2aに嵌合された
シール材18やキャップ19の嵌合孔18a、19a及
び前記スペーサ17の嵌合凹部17cにより、嵌合部材
5にカプラー嵌合凹部22が形成され、このカプラー嵌
合凹部22の形状は、カプラー23(図5参照)の外形
形状に略合致するように設定されている。これにより、
カプラー嵌合凹部22にカプラー23が嵌合すること
で、カプラー23とケース2が機械的に連結されると共
に、カプラー23の端子(図示せず)と前記端子15a
〜15cとが電気的に接続される。
【0020】次に、このスイッチ1の組立方法と動作の
一例について説明する。先ず、スイッチ1の組み立て
は、樹脂成形されたケース2の開口2aを上面側にし、
この開口2a側から、磁石嵌合孔12に磁石13が嵌合
固着されると共に軸孔3bに回転軸10が挿通され、か
つ回転軸10の両側にワッシャ11を嵌装した振り子3
を挿入し、回転軸10の両端部をケース2の軸受部8、
9の軸受凹部8a、9a内に嵌挿する。この時、回転軸
10はその両端部が軸受凹部8a、9aに位置決めされ
つつ容易に嵌挿される。
【0021】これにより、振り子3の回転軸10の少な
くとも上半分がケース2の軸受部8、9に支持され、こ
の状態で予めホールIC14と端子15a〜15cの一
端部が半田付け固定されたプリント基板4の幅方向の両
端部をケース2の基板挿入溝16に挿入して、プリント
基板4をケース2内に配置する。このプリント基板4の
ケース2内への配置によって、プリント基板4の端部4
aで軸受部8の軸受凹部8aが塞がれる。
【0022】プリント基板4をケース2内に挿入配置し
たら、次に、スペーサ17をその軸受部17bをケース
2の内側方向にし、かつ嵌合部17aの端子挿通孔20
にプリント基板4の各端子15a〜15cを挿通しつつ
嵌合部17aをケース2内に嵌合配置する。このスペー
サ17のケース2への嵌合によって、スペーサ17の軸
受部17bの上端でケース2の軸受部9の軸受凹部9a
が塞がれ、振り子3の回転軸10の両端が、ケース2の
軸受部8、9にプリント基板4の端部4aとスペーサ1
7の軸受部17bとによって回転自在に支持される。な
お、スペーサ17や端子15a〜15cのケース2への
装着は、この方法に限らず、例えば生産時に端子15a
〜15cをスペーサ17にインサート成形し、端子15
a〜15cにプリント基板4を半田付けして一体化した
後に、これをケース2にはめ込むようにしても良い。
【0023】そして、スペーサ17をケース2に嵌合し
たら、シール材18を嵌合し、その後キャップ19を嵌
合して、該キャップ19の突起19bをケース2の係止
孔21に係止させる。これにより、スペーサ17、シー
ル材18及びキャップ19の3つの部材からなる嵌合部
材5でケース2の開口2aが封止され、3本の端子15
a〜15cがカプラー嵌合凹部22内に突出した状態の
スイッチ1が得られる。
【0024】このようにして組み立てられたスイッチ1
は、例えばケース2の底壁2b側を上面側してその取付
部6のグロメット7で車体の所定位置にネジ固着して車
体に装着し、この装着されたスイッチ1のカプラー嵌合
凹部22に、図示しない出力コードが接続されたカプラ
ー23を嵌合させる。そして、このスイッチ1は、車体
が転倒しない通常の状態において、振り子3は図4の実
線で示す位置となって、その磁石13がプリント基板4
のホールIC14に対向し、磁石13による磁気でホー
ルIC14がオン(もしくはオフ)して非転倒信号が端
子15a〜15cを介して出力され、例えばエンジンの
作動が可能な状態となる。
【0025】一方、車体が転倒した場合は、車体の傾き
によりスイッチ1の振り子3が回転軸10を中心に、例
えば図4の二点鎖線で示すように回動して、その磁石1
3がホールIC14と対向しない位置となる。これによ
り、ホールIC14が磁石13の磁気を受けることがな
くなりオフ(もしくはオン)して転倒信号が端子15a
〜15cを介して出力され、例えばエンジンの作動が不
可能な状態となる。つまり、車両の転倒による振り子3
の回動動作に応じて、検出器としてのホールIC14が
オン・オフして非転倒信号か転倒信号が端子15a〜1
5cからカプラー23を介して出力されることになる。
【0026】このように、上記実施例のスイッチ1によ
れば、有底筒状でカプラー23と略同形状のケース2内
に振り子3やプリント基板4及び嵌合部材5が配置され
て構成されるため、スイッチ1自体の外形形状をカプラ
ー23の外形形状と略同一の小型に形成することができ
て、例えばスイッチ1自体の運搬・保管の容易化が図れ
ると共に、車両の軽量化対策等にも容易に対応すること
ができる。
【0027】また、有底筒状のケース2内に振り子3の
回転軸10が支持される軸受凹部8a、9aを有する軸
受部8、9を一体成形し、この軸受凹部8a、9aをプ
リント基板4の端部4aとスペーサ17の軸受部17b
とで閉塞することにより、軸受凹部8a、9a内の回転
軸10を回転自在に支持する構成であるため、ケース2
内にプリント基板4やスペーサ17を挿入するだけで軸
受機構を構成でき、従来のような軸固定用のナット等が
不要になる等、スイッチ1における部品点数を削減で
き、かつ振り子3や回転軸10等の各部品の形状の簡略
化が図れて、安価なスイッチ1を得ることができる。
【0028】また、ケース2内にその開口2a側から、
振り子3、プリント基板4、スペーサ17、シール材1
8及びキャップ19を順に挿入したり嵌合することによ
ってスイッチ1を組み立てることができるため、スイッ
チ1自体の組立性を大幅に向上させることができて、製
造コストの低減を図ることができる。さらに、プリント
基板3に予め端子15a〜15cを半田付け固定し、こ
の端子15a〜15cの他端部をケース2の開口2a側
に設けられたカプラー嵌合凹部22内に突出させている
ため、従来のような出力コードをケース2外に引き出す
必要がなくなって、カプラー23をカプラー嵌合凹部2
2に嵌合させるだけでスイッチ1の配線ができ、スイッ
チ1の車両への装着作業を容易に行うこともできる。
【0029】また、ケース2の開口2aがスペーサ17
とキャップ19間に配置されたシール材18によって封
止(シール)されると共に、端子15a〜15cがスペ
ーサ17の端子挿通孔20に略密着した状態で嵌挿され
るため、従来のように複数箇所でのシールが不要となっ
てシール機構を簡略化することができると共に、防水性
に対する信頼性を高めることができる。特に、ケース2
の底壁2a側を上面に向けて車体に装着することによ
り、ケース2内への浸水をより確実に防止できて、防水
性に対する信頼性をより一層高めることができ、スイッ
チ1に長期に亘り安定した動作を得ることが可能にな
る。
【0030】なお、上記実施例においては、ケース2に
回転軸10の略全体が嵌挿される軸受凹部8a、9aを
設け、この軸受凹部8a、9aをプリント基板4の端部
4aとスペーサ17の軸受部17bとで塞ぐことによっ
て回転軸10の軸受部を形成したが、本発明はこれに何
等限定されるものではなく、例えばケース2に半円弧形
状の軸受凹部を設け、プリント基板4やスペーサ17に
これに対応した半円弧形状の軸受凹部を設けるようにし
ても良い。また、上記実施例においては、回転軸10の
両端部をプリント基板4とスペーサ17で支持する場合
について説明したが、例えばスペーサ17に回転軸10
の両端部を支持する一対の軸受部を形成しても良い。
【0031】さらに、上記実施例においては、ケース2
の開口2aを封止する嵌合部材5をスペーサ17とシー
ル材18及びキャップ19の3つの部材で形成したが、
例えばこれらの部品の全てもしくは2つを一体化した嵌
合部材を使用しても良いし、各部材の形状やカプラー嵌
合凹部22の形状等もカプラー23の形状に応じて適宜
に設定することができる。また、上記実施例における振
り子3の形状も例えば図4の三点鎖線で示すような形状
を採用する等、適宜に変更することができるし、検出器
としてはホールIC14に限らず、リードスイッチ等の
各種検出器を使用できる。またさらに、本発明は、自動
二輪車やATVに適用して好適であるが、ジェットスキ
ー、小型雪上車、四輪自動車等の各種車両に適用するこ
とも勿論可能である。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、振り子の回転軸が有底筒状のケース内のケ
ース側軸受部とケースの開口を封止する嵌合部材の嵌合
部材側軸受部とによって支持されると共に、転倒信号を
出力する端子がケース開口側のカプラー嵌合部内に突出
して設けられているため、カプラーと略同一形状のケー
ス内に振り子やプリント基板あるいは嵌合部材を順に挿
入配置できて、スイッチ自体の小型化を図ることができ
ると共に、部品点数が削減されてスイッチの組立性を向
上させることができ、かつ、シール部分がケースの開口
と嵌合部材との間だけで良く、スイッチの防水性に対す
る信頼性を向上させることができる。
【0033】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、ケースの開口に嵌合部材
としてのスペーサ、シール材及びキャップを順に嵌合さ
せることにより、嵌合部材を開口に封止状態で嵌合する
ことができるため、スイッチの組立性をより向上させる
ことができる。
【0034】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1または2記載の発明の効果に加え、振り子の回転軸
が嵌合部材側軸受部とプリント基板の端部とで両端支持
されるため、振り子の安定した回動動作が得られると共
に、検出器実装用のプリント基板に回転軸の支持機能を
兼用させることができて、回転軸の支持構造をより簡略
化することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる転倒検出スイッチの一実施例を
示す正面図
【図2】同その底面図
【図3】同図1のA−A線断面図
【図4】同図2のB−B線断面図
【図5】同図4のC−C線断面図
【図6】同図5のD、E部を拡大した横断面図
【図7】従来の転倒検出スイッチの部分断面図
【図8】同その上蓋と取り付け金を取り除いた正面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・転倒検出スイッチ 2・・・・・・・・・ケース 2a・・・・・・・・開口 2b・・・・・・・・底壁 3・・・・・・・・・振り子 3a・・・・・・・・切欠き 3b・・・・・・・・軸孔 4・・・・・・・・・プリント基板 4a・・・・・・・・端部 5・・・・・・・・・嵌合部材 8、9・・・・・・・軸受部 8a、9a・・・・・軸受凹部 10・・・・・・・・回転軸 13・・・・・・・・磁石 14・・・・・・・・ホールIC 15a〜15c・・・端子 17・・・・・・・・スペーサ 17a・・・・・・・嵌合部 17b・・・・・・・軸受部 17c・・・・・・・嵌合凹部 18・・・・・・・・シール材 18a・・・・・・・嵌合孔 19・・・・・・・・キャップ 19a・・・・・・・嵌合孔 22・・・・・・・・カプラー嵌合凹部 23・・・・・・・・カプラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 9/04 H01H 9/04 E

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に取り付けられる有底筒状のケース
    と、該ケースの底部側に回転軸を介して回動自在に配置
    された振り子と、前記ケース内に配置され振り子の回動
    角度に応じて所定の信号を出力する検出器を有するプリ
    ント基板と、前記ケースの開口を封止すると共にカプラ
    ー嵌合部を有する嵌合部材とを備え、 前記ケースの底部側内面に振り子の回転軸の少なくとも
    半分を支持するケース側軸受部を設け、前記嵌合部材に
    ケース側軸受部に支持された回転軸を支持する嵌合部材
    側軸受部を設けると共に、該嵌合部材のカプラー嵌合部
    内に前記プリント基板に接続された端子を突出させてな
    ることを特徴とする転倒検出スイッチ。
  2. 【請求項2】前記嵌合部材は、その突出端部に前記嵌合
    部材側軸受部を有するスペーサと、該スペーサの外側の
    ケース内にシール材を介して嵌合されたキャップと、で
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の転倒検
    出スイッチ。
  3. 【請求項3】前記回転軸は、その一端側が前記嵌合部材
    の嵌合部材側軸受部で支持されると共に、その他端側が
    前記プリント基板の端部で支持されていることを特徴と
    する請求項1または2記載の転倒検出スイッチ。
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