JPH10148259A - シリンダ変位計測装置 - Google Patents

シリンダ変位計測装置

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JPH10148259A
JPH10148259A JP30650996A JP30650996A JPH10148259A JP H10148259 A JPH10148259 A JP H10148259A JP 30650996 A JP30650996 A JP 30650996A JP 30650996 A JP30650996 A JP 30650996A JP H10148259 A JPH10148259 A JP H10148259A
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JP
Japan
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cylinder
rod
differential transformer
displacement
coil
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Application number
JP30650996A
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English (en)
Inventor
Shoji Tozawa
祥二 戸澤
Tomoaki Ono
智昭 小野
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダ変位計測装置において、絶対的なシ
リンダ変位を高い精度で検出できるようにする。 【解決手段】 シリンダ2とシリンダ2内を摺動するピ
ストン3とピストン3に取り付けられたシリンダロッド
4とを有するシリンダ装置におけるシリンダ変位を計測
すべく、相互に異なった特性を有し、それぞれシリンダ
2とシリンダロッド4との間の相対的な移動距離に対応
した出力を得ることのできる第1差動トランス部5−1
及び第2差動トランス部5−2と、第1差動トランス部
5−1及び第2差動トランス部5−2からの出力に基づ
いて、シリンダ装置におけるシリンダ変位を演算するシ
リンダ変位演算部6とをそなえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等に
おけるブームやスティックのごとき作動部材についての
姿勢検出を行なう際に用いて好適な、シリンダ変位計測
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は油圧ショベルを示す模式的正視図
であり、この図9に示す油圧ショベル100において
は、油圧ショベル本体102に、所望の作業を行なうべ
くアーム状に連接されたアーム部材としてのブーム10
3,スティック104及びバケット105が付設されて
いる。
【0003】また、これらのブーム103,スティック
104及びバケット105のそれぞれにはシリンダ装置
106〜108がそなえられている。即ち、図示しない
エンジン(内燃機関)により駆動された油圧ポンプから
の油圧が、これらのシリンダ装置106〜108に対し
て作用することにより、上述のブーム103,スティッ
ク104及びバケット105が駆動されるようになって
いる。
【0004】従って、シリンダ装置106はブーム駆動
用油圧シリンダ装置として機能し、シリンダ装置107
はスティック駆動用油圧シリンダ装置として機能し、シ
リンダ装置108はバケット駆動用油圧シリンダ装置と
して機能するようになっている。なお、上述の油圧ポン
プからシリンダ装置106〜108に対して作用する油
圧は、運転操作室101内のオペレータによるレバー操
作量に基づき、図示しない油圧制御回路を介して制御さ
れている。即ち、油圧ショベル100においては、オペ
レータによるレバー操作に基づいて上述のブーム10
3,スティック104及びバケット105を駆動するこ
とができるのである。
【0005】このような構成により、ブーム103,ス
ティック104あるいはバケット105を作動させるに
は、オペレータが適宜レバー操作を行なうことにより、
図示しない油圧制御回路を介して油圧ポンプからの油圧
をシリンダ装置106〜108に作用させる。これによ
り、ブーム駆動用油圧シリンダ装置106やスティック
駆動用油圧シリンダ装置107あるいはバケット駆動用
油圧シリンダ装置108をレバー操作量に応じて伸縮駆
動させることができる。
【0006】従って、例えばシリンダ装置106が伸
長,収縮駆動されると、ブーム上げ動作(矢印a方向)
やブーム下げ動作(矢印b方向)を実行することがで
き、シリンダ装置107が伸長,収縮駆動されると、ス
ティックアウト動作(矢印c方向)やスティックイン動
作(矢印d方向)を実行することができ、さらに、シリ
ンダ装置108が伸長,収縮駆動されると、バケットダ
ンプ動作(開き動作,矢印e方向)やバケットカール動
作(巻き込み動作,矢印f方向)を実行することができ
る。
【0007】ところで、上述の油圧ショベル100の如
き、油圧によりブーム103やスティック104のごと
き作動部材が駆動されるような装置においては、オペレ
ータによる操作を正確に行なうため、また適切な制御を
自動的に行なうべく、作動部材の位置や角度を検出する
ための機構をそなえている。上述の作動部材の位置を検
出するための機構としては、例えばシリンダ装置のシリ
ンダ変位を検出するシリンダ変位センサがある。
【0008】このシリンダ変位センサとしては、例え
ば、シリンダロッドにマーキングとして磁性体及び非磁
性体を交互に配置するとともに、磁性体の通過数をカウ
ントする磁気センサをシリンダに固定しておくインクリ
メントタイプのものがある。このようなインクリメント
タイプのシリンダ変位センサにおいては、シリンダ変位
に伴うマーキングの通過数を磁気センサからの検出情報
からカウントして、このカウント値によりシリンダ変位
を検出するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
シリンダ変位センサにおいては、カウント値としてはあ
くまで相対的なものであり、シリンダ装置が初期位置
(シリンダ装置が最大伸長状態又は最大収縮状態)にあ
る状態からでないと、収縮又は伸長駆動された絶対的な
シリンダ変位を検出することができない。
【0010】即ち、このようなシリンダ変位センサを、
例えば上述の油圧ショベル100に適用した場合には、
作業中の作動部材の位置を検出するためにブーム10
3,スティック104及びバケット105を、その都度
上述の初期位置に戻す必要があり、障害物に囲まれた狭
い場所等、作業環境によっては作動部材を初期位置に戻
すことができない場合が考えられるのである。
【0011】これに対し、シリンダ装置の変位を絶対的
に検出するシリンダ変位センサとして、リニアポテンシ
オメータや超音波を応用したものもある。ここで、リニ
アポテンシオメータを応用したものは、可変抵抗を用い
ることにより、シリンダ変位に応じて変化する出力電圧
値に基づいてシリンダ変位を検出するようになってお
り、超音波を応用したものについては、シリンダロッド
に固定された超音波発振源からの超音波が、シリンダに
固定された反射面により反射して戻ってくるまでの時間
を計測することにより、シリンダ変位を検出するように
なっている。
【0012】しかしながら、上述の如きシリンダ変位を
絶対的に検出するようなシリンダ変位センサにおいて
は、その検出精度はいずれもセンサ周囲の温度変化の影
響を受けやすく(リニアポテンシオメータにおける可変
抵抗の抵抗値又は超音波伝播速度は温度依存性が高
い)、高い精度でシリンダ変位を検出することができな
いという課題がある。
【0013】なお、上記各種のシリンダ変位センサは、
油圧ショベル100におけるシリンダ装置106〜10
8以外の他の用途にも用いることができるが、その場合
においても、上述とほぼ同様の課題がある。本発明は、
このような課題に鑑み創案されたもので、温度依存性が
なく、絶対的なシリンダ変位を高い精度で検出すること
ができるようにした、シリンダ変位計測装置を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため、本発明のシリ
ンダ変位計測装置は、シリンダと該シリンダ内を摺動す
るピストンと該ピストンに取り付けられたシリンダロッ
ドとを有するシリンダ装置におけるシリンダ変位を計測
すべく、相互に異なった特性を有し、それぞれ上記のシ
リンダとシリンダロッドとの間の相対的な移動距離に対
応した出力を得ることのできる第1差動トランス部及び
第2差動トランス部と、上記の第1差動トランス部及び
第2差動トランス部からの出力に基づいて、該シリンダ
装置におけるシリンダ変位を演算するシリンダ変位演算
部とをそなえて構成されたことを特徴としている(請求
項1)。
【0015】また、本発明のシリンダ変位計測装置は、
該第1差動トランス部を、上記のシリンダ及びシリンダ
ロッドのうちの一方に取り付けられて上記のシリンダと
シリンダロッドとの間の相対的な動きに追従しうる第1
ロッド部材と、該第1ロッド部材に第1ピッチ間隔で配
設された複数の第1コア部材と、上記のシリンダ及びシ
リンダロッドのうちの他方に取り付けられて該第1ロッ
ド部材に設けられた該第1コア部材と対になって差動ト
ランスを構成する第1コイル部とをそなえて構成すると
ともに、該第2差動トランス部を、上記のシリンダ及び
シリンダロッドのうちの一方に取り付けられて上記のシ
リンダとシリンダロッドとの間の相対的な動きに追従し
うる第2ロッド部材と、該第2ロッド部材に該第1コア
部材の配設ピッチ間隔とは異なる第2ピッチ間隔で配設
された複数の第2コア部材と、上記のシリンダ及びシリ
ンダロッドのうちの他方に取り付けられて該第2ロッド
部材に設けられた該第2コア部材と対になって差動トラ
ンスを構成する第2コイル部とをそなえて構成すること
もできる(請求項2)。
【0016】この場合においては、上記の第1ロッド部
材及び第2ロッド部材を相互に並列的に配置するととも
に、上記の第1コイル部材及び第2コイル部材を対向し
て同じ位置に配置することができ(請求項3)、さら
に、上記の第1ロッド部材及び第2ロッド部材を、それ
ぞれ上記のシリンダ及びシリンダロッドのうちの他方に
取り付けられたガイド部材により案内されるべく構成す
ることもできる(請求項4)。
【0017】また、本発明のシリンダ変位計測装置にお
いては、該シリンダ変位演算部を、該第1差動トランス
部の出力位相と、該第2差動トランス部の出力位相の差
情報に基づいて、該シリンダ装置におけるシリンダ変位
を演算するように構成することもできる(請求項5)。
【0018】
【発明の実施の形態】
(a)本発明の一実施形態の説明 以下、図面により、本発明の実施の形態について説明す
ると、図1〜図6は本発明の一実施形態にかかるシリン
ダ変位計測装置を示すもので、図1は本実施形態にかか
るシリンダ変位計測装置を示す模式的上視図、図2は本
実施形態にかかるシリンダ変位計測装置を示す模式的正
視図、図3(a),(b)はいずれも本実施形態におけ
る差動トランスを示す図、図4〜図6は本実施形態にか
かるシリンダ変位計測装置の動作を説明するための図で
ある。
【0019】さて、本実施形態にかかるシリンダ変位計
測装置は、例えば前述の図9に示す油圧ショベル100
のように、油圧シリンダ装置(以下、単にシリンダ装置
と記載)106〜108によりブーム103,スティッ
ク104及びバケット105のごとき作動部材が駆動さ
れるような装置において、シリンダ装置106〜108
のシリンダ変位を検出する際に適用することができるも
のである。
【0020】ここで、図1又は図2において、1はシリ
ンダ変位計測装置であり、このシリンダ変位計測装置1
は、シリンダ2とシリンダ2内を摺動するピストン3と
ピストン3に取り付けられたシリンダロッド4とを有す
るシリンダ装置におけるシリンダ変位を計測すべく、差
動トランス部5及びシリンダ変位演算部6をそなえてい
る。
【0021】ここで、差動トランス部5は、相互に異な
った特性を有し、それぞれシリンダ2とシリンダロッド
4との間の相対的な移動距離に対応した出力を得ること
のできる互いに隣接した第1差動トランス部5−1及び
第2差動トランス部5−2とをそなえている。ここで、
第1差動トランス部5−1は、第1ロッド部材5−11
及び第1コイル部材5−12をそなえて構成され、第2
差動トランス部5−2は、第2ロッド部材5−21及び
第2コイル部材5−22をそなえて構成されている。
【0022】ここで、第1ロッド部材5−11は、一端
がシリンダロッド4に支部7を介して取り付けられてシ
リンダ2とシリンダロッド4との間の相対的な動きに追
従しうるものであって、複数の(図1に示すものにおい
ては、♯1〜♯11の11個の)第1コア部材5−13
が第1ピッチ間隔pで配設されている。また、第1コイ
ル部材5−12は、シリンダ2に取り付けられて、第1
ロッド部材5−11に設けられた第1コア部材5−13
と対になって差動トランスを構成するものである。
【0023】同様に、第2ロッド部材5−21について
も、一端がシリンダロッド4に支部7を介して取り付け
られてシリンダ2とシリンダロッド4との間の相対的な
動きに追従しうるものであって、複数の(図1に示すも
のにおいては、♯1〜♯11の11個の)第2コア部材
5−23が第1ピッチ間隔pとは異なる第2ピッチ間隔
p+α(α>0)で配設されている。
【0024】さらに、第2コイル部材5−22は、シリ
ンダロッド4に取り付けられて第2ロッド部材5−21
に設けられた第2コア部材5−23と対になって差動ト
ランスを構成するものである。また、第1ロッド部材5
−11及び第2ロッド部材5−21は、相互に並列的に
配置されるとともに、第1コイル部材5−12及び第2
コイル部材5−22が対向して同じ位置に配置されてい
る。
【0025】換言すれば、第1ロッド部材5−11及び
第2ロッド部材5−21は、ともにシリンダ変位に対し
て両端部を揃えて配置され、第1コイル部材5−12及
び第2コイル部材5−22についてもシリンダ変位に対
して両端部を揃えて配置されている。また、上述の第1
ロッド部材5−11及び第2ロッド部材5−22の他端
はシリンダ2に取り付けられたガイドレール9上を摺動
する摺動部材8に接続されている。これにより、第1ロ
ッド部材5−11及び第2ロッド部材5−22は、シリ
ンダ2内を摺動するピストン3の動きと同調して摺動さ
れるようになっている。
【0026】換言すれば、上述のシリンダ2に取り付け
られたガイドレール9及び摺動部材8により、上述の第
1ロッド部材5−11及び第2ロッド部材5−22を案
内するガイド部材を構成する。さらに、上述の第1,第
2コイル部材5−12,5−22としては、例えば図3
(b)に示すように、1次コイル10−1の両側に二次
コイル10−2,10−3が配置された円筒状のコイル
により構成することができる。
【0027】また、上述したように、シリンダ2内を摺
動するピストン3に同調して、第1ロッド部材5−11
も摺動しているので、第1コイル部材5−12内には第
1ロッド部材5−11上の少なくとも一つ(♯1〜♯1
1のうちの少なくとも一つ)の第1コア部材5−13が
位置し、同様に、第2コイル部材5−22内には第2ロ
ッド部材5−21上の少なくとも一つ(♯1〜♯11の
うちの少なくとも一つ)の第2コア部材5−23が位置
している。
【0028】従って、上述の第1コイル部材5−12及
び第1コイル部材5−12内に位置する第1コア部材5
−13が対になって、例えば図3(a),(b)に示す
ような差動トランス(又は差動変圧器)10が構成され
ることになる。同様に、第2コイル部材5−22及び第
2コイル部材5−12内に位置する第2コア部材5−2
3が対になって、図3(a),(b)に示すような差動
トランス10が構成されることになる(以下、第1,第
2コイル部材5−12内に位置する第1,第2コア部材
5−13,5−23を単にコアと呼称する場合があ
る)。
【0029】ここで、この図3(a),(b)に示す差
動トランス10は、第1コイル部材5−12(又は第2
コイル部材5−22)を構成する3つのコイル10−1
〜10−3及び1つのコア5−13(又はコア5−2
3)を有している。また、コイル10−1は交流電源1
1に接続される一次コイル(P)であり、コイル10−
2,10−3は逆極直列に接続されて出力電圧信号を取
り出す二次コイル(S1 ,S2 )である。換言すれば、
二次コイル10−2の一端と二次コイル10−3の一端
とが接続される一方、二次コイル10−2の他端と二次
コイル10−3の他端との間の電位差を出力電圧信号
(交流信号)として出力するようになっている。
【0030】ところで、上述したように、第1ロッド部
材5−11及び第2ロッド部材5−21に配設される第
1コア部材5−13及び第2コア部材5−23のピッチ
間隔は異なるので、上述の2つの出力電圧信号の位相差
はシリンダ変位に応じて変化するようになっている。即
ち、第1差動トランス部5−1の二次コイル10−2,
10−3側からの出力電圧信号については図4(a)の
点線(A1)に示すようになり、第2差動トランス部5
−2の二次コイル10−2,10−3側からの出力電圧
信号については図4(b)の点線(A2)に示すように
なる一方、第1差動トランス部5−1又は第2差動トラ
ンス部5−2の一次コイル10−1に供給される交流電
源11からの電圧信号は、ともに図4(a),(b)の
点線(B1)のようになる。
【0031】即ち、この場合においては、第1,第2差
動トランス部5−1,5−2の一次コイル10−1に供
給される交流信号(B1)は、交流電源11から共通に
供給されているので、第1コイル部材5−12からの出
力電圧信号は、そのまま交流電源11からの入力信号に
対する位相差φ1 を示す一方、第2コイル部材5−22
からの出力電圧信号についても、そのまま交流電源11
からの入力信号に対する位相差φ2 を示している。
【0032】従って、差動トランス10としての第1コ
イル部材5−12及びコア5−13の対からの出力電圧
信号(A1)と、差動トランス10としての第2コイル
部材5−22及びコア5−23の対からの出力電圧信号
(A2)との位相差は、φ1−φ2 として算出すること
ができる。即ち、この位相差φ1 −φ2 に基づいて、上
述の差動トランス10の構成要素としてのコア5−13
(又は5−23)が、11個のコア部材(♯1〜♯1
1)のうちのどれかを特定することができるようになっ
ており、特定されたコア部材により、シリンダ変位を大
まかに検出することができる。
【0033】さらに、差動トランス10の構成要素とし
てのコア5−13(又は5−23)の、第1コイル部材
5−12(又は第2コイル5−22)内の位置に応じ
て、出力電圧信号(A1)〔又は(A2)〕の大きさ
(振幅)が変化するようになっている。即ち、図3
(b)において、例えばコア5−13が第1コイル部材
5−12を構成する円筒の長手方向の中央位置(Null Po
sition)にあるとき、1次コイル10−1と二次コイル
10−2,10−3との磁気結合の度合いは等しいが、
コア5−13が例えば“+X”方向に移動すると、一次
コイル10−1と二次コイル10−2の磁気的結合が強
くなり、一次コイル10−1と二次コイル10−3の磁
気的結合が弱くなる。これは二次コイル10−2,10
−3から出力される出力電圧信号により示すことができ
る。
【0034】換言すれば、二次コイル10−2,10−
3から出力される出力電圧信号の大きさにより、第1コ
イル5−12内のコア5−13の位置(変位)を示すこ
とができるようになっている。具体的には、二次コイル
10−2,10−3からの出力電圧信号の大きさ(振
幅)は、コア5−13の変位に応じて図5のesに示す
ことができる。
【0035】即ち、コア5−13が第1コイル部材5−
12を構成する円筒の中央位置(Null Position) にある
ときには、第1コイル部材5−12からの出力電圧信号
esの大きさは“0”であり、コア5−13がこの中央
位置から“+X”又は“−X”方向に離れるに従って出
力電圧信号esの値は大きくなる。第2コイル部材5−
22からの出力電圧信号についても同様である。
【0036】従って、第1コイル部材5−12(又は第
2コイル部材5−22)からの出力電圧信号のうちの少
なくとも一方の大きさ(振幅)に基づいて、上述の如く
特定されたコア5−13(又は5−23)の第1コイル
5−12(又は第2コイル5−22)に対する相対位置
を検出することができ、検出された相対位置に基づい
て、シリンダ変位を高精度で検出することができる。
【0037】なお、この図5に示すes1は二次コイル
10−2の端子電圧であり、es2は二次コイル10−
3の端子電圧である。即ち、出力電圧信号esの大きさ
は、二次コイル10−2の端子電圧es1の大きさと二
次コイル10−3の端子電圧es2の大きさとの差に対
応するようになっている。また、上述の図5に示す出力
電圧信号esについて、コア5−13の変位と出力電圧
信号esの位相の関係を含めると(又は直流的に示す
と)、図6に示すようになる。
【0038】ところで、図1,図2に示すシリンダ変位
演算部6は、第1差動トランス部5−1及び第2差動ト
ランス部5−2からの出力電圧信号に基づき、シリンダ
装置におけるシリンダ変位を演算するものである。具体
的には、シリンダ変位演算部6は、第1差動トランス部
5−1からの出力電圧信号の位相と第2差動トランス部
5−2からの出力電圧信号の位相との差情報とともに、
2つの出力電圧信号のうちの少なくとも一方の振幅値に
基づいて、上述のシリンダ変位を演算するものであり、
位相差・振幅値計測部6a,メモリ6b及びシリンダ変
位出力部6cをそなえて構成されている。
【0039】即ち、位相差・振幅値計測部6aは、上述
の第1差動トランス部5−1からの出力電圧信号(A
1)と一次コイル10−1に印加された電圧信号(B
1)との位相差φ1 と、第2差動トランス部5−2から
の出力電圧信号(A2)と一次コイル10−1に印加さ
れた電圧信号(B1)との位相差φ2 とを計測し、さら
にこれらの位相差情報φ1 −φ2 を計測するものであ
る。なお、この場合においては2つの出力電圧信号(A
1),(A2)の位相差をφ1 −φ2 とすることができ
る。
【0040】さらに、この位相差・振幅値計測部6a
は、上述の2つの出力電圧信号(A1),(A2)のう
ちの少なくとも一方についての振幅値を計測するもので
あり、このように計測された位相差情報φ1 −φ2 及び
振幅値情報は、シリンダ変位出力部6cに出力されるよ
うになっている。さらに、メモリ6bは、上述の第1差
動トランス部5−1及び第2差動トランス部5−2から
の出力電圧信号の位相差φ1 −φ2 に対応した大まかな
シリンダ変位に関する情報を保持するとともに、上述の
図6に示すような振幅値情報に対するコア変位(即ち位
相差に対応した大まかなシリンダ変位に対する微細なシ
リンダ変位)に関する情報を例えば関数情報として保持
しておくものである。
【0041】また、シリンダ変位出力部6cは、差分演
算部6aからの出力電圧信号の位相差φ1 −φ2 の演算
結果を入力され、この演算結果をアドレス情報として上
述のメモリ6bを参照することにより、差動トランス1
0の構成要素としてのコア5−13(又は5−23)
が、11個のコア部材(♯1〜♯11)のうちのどれで
あるかを特定するとともに、振幅値情報に基づいて、特
定されたコア5−13(又は5−23)のコイル内変位
をメモリ6cからの関数に基づいて計測するものであ
る。
【0042】換言すれば、シリンダ変位出力部6cは、
位相差振幅値計測部6aからの位相差情報φ1 −φ2
基づき、メモリ6bの内容を参照することにより、シリ
ンダ変位を大まかに計測するとともに、位相差振幅値計
測部6aからの振幅値情報に基づき、位相差情報φ1
φ2 から大まかに計測されたシリンダ変位情報に対する
高精度のシリンダ変位を計測する。
【0043】上述の構成により、本発明の一実施形態に
かかるシリンダ変位計測装置では、シリンダ2内を摺動
するピストン3の動きに同調して、シリンダロッド4に
取り付けられた第1ロッド部材5−11及び第2ロッド
部材5−22が、ガイド部材としての摺動部材8及びガ
イドレール9により摺動する。差動トランス部5を構成
する第1差動トランス部5−1及び第2差動トランス部
5−2では、二次側電圧としての出力電圧信号(A
1),(A2)をシリンダ変位演算部6に出力する。
【0044】シリンダ変位演算部6の位相差・振幅値計
測部6aでは、上述の出力信号電圧(A1),(A2)
を入力され、これらの信号(A1),(A2)の位相差
φ1−φ2 を計測するとともに、信号(A1),(A
2)のうちの少なくとも一方の大きさ(振幅)を演算す
る。シリンダ変位出力部6cは、位相差振幅値計測部6
aからの位相差情報φ1 −φ2 に基づき、メモリ6bの
内容を参照することにより、シリンダ変位を大まかに計
測するとともに、位相差振幅値計測部6aからの振幅値
情報に基づき、位相差情報φ1 −φ2 から大まかに計測
されたシリンダ変位情報に対する高精度のシリンダ変位
を計測する。
【0045】このように、本発明の一実施形態にかかる
シリンダ変位計測装置によれば、第1差動トランス部5
−1及び第2差動トランス部5−2により、相互に異な
った特性を有し、それぞれ上記のシリンダとシリンダロ
ッドとの間の相対的な移動距離に対応した出力電圧信号
を得ることができるので、シリンダ変位演算部6におい
て、これらの出力電圧信号からシリンダ変位を演算する
ことができ、これにより、温度依存性がなく、絶対的な
シリンダ変位を高い精度で検出できる利点がある。
【0046】特に、本実施形態にかかるシリンダ変位計
測装置を図9に示すような油圧ショベル100に適用す
れば、この油圧ショベル100においては、作業現場の
環境に影響されることなく、シリンダ装置106〜10
8のシリンダ変位を計測することができる。これによ
り、検出されたシリンダ装置106〜108のシリンダ
変位情報に基づいて作業機姿勢を作業現場の環境によら
ずに正確に算出することができ、算出された作業機姿勢
に関する情報に基づいてオペレータ操作の正確化や作業
現場の環境に即した適切な自動制御を行なうことができ
る等、作業効率を飛躍的向上を期待することができる。
【0047】また、第1ロッド部材5−11及び第2ロ
ッド部材5−21が相互に並列的に配置されるととも
に、第1コイル部材5−12及び第2コイル部材5−2
2が対向して同じ位置に配置されているので、装置をコ
ンパクト化させることができる利点もある。 (b)本実施形態の変形例の説明 上述の本実施形態においては、第1差動トランス部5−
1及び第2差動トランス部5−2は互いに隣接して設け
られているが、これに限定されず、例えば図7に示す模
式的正視図のように、第1差動トランス部5−1及び第
2差動トランス部5−2を隔離させて設けることもで
き、このようにしても上述の本実施形態と同様の利点を
得ることができる。
【0048】また、上述の本実施形態においては、第1
ロッド部材5−11及び第2ロッド部材5−21をシリ
ンダロッド4に取り付けるとともに、第1コイル部5−
12及び第2コイル部5−22をシリンダ2に取り付け
ているが、これに限定されず、例えば図8に示す模式的
正視図のように、第1ロッド部材5−11及び第2ロッ
ド部材5−21をシリンダ2に取り付けるとともに、第
1コイル部5−12及び第2コイル部5−22をシリン
ダロッド4に取り付けることもできる。
【0049】この場合においては、第1コイル部5−1
2及び第2コイル部5−22は支部12を介してシリン
ダ2に取り付けられ、第1ロッド部材5−11及び第2
ロッド部材5−21は支部13を介してシリンダロッド
4に取り付けられている。なお、図7,図8中、図1,
図2と同一の符号は、同様の部分を示している。さら
に、上述の本実施形態においては、2つの出力電圧信号
から計測された位相差情報及び振幅値情報に基づいて、
メモリ6bを参照することによりシリンダ変位を計測し
ているが、これに限定されず、シリンダ変位演算部6に
おいては、位相差情報及び振幅値情報をパラメータとし
た関数演算により一意的にシリンダ変位を計測すること
もできる。
【0050】この場合においては、例えば以下に示すよ
うにシリンダ変位を演算することができる。ここで、第
1コア部材5−13に通し番号n=0(♯1)〜n=1
0(♯11)を設定すると、第1コイル部5−1の二次
コイル10−2(10−3)からの出力電圧信号の大き
さ(振幅)V1は、第1ロッド部材5−11と第1コイ
ル部5−12との相対的な位置関係(図10参照,シリ
ンダ変位に相当)に応じて図11に示すように変化する
ようになっている。
【0051】同様に、第2コア部材5−23の位置を通
し番号n=0(♯1)〜n=10(♯11)とすると、
第2コイル部5−2の二次コイル10−2(10−3)
からの出力電圧信号の大きさ(振幅)V2は、第2ロッ
ド部材5−21と第2コイル部5−22との相対的な位
置関係(図10参照,シリンダ変位)に応じて図11に
示すように変化する。
【0052】なお、図11中、dは出力電圧信号V1
(又はV2)の最大値である。また、上述の第1コイル
部材5−1及び第2コイル部材5−2からの出力電圧信
号の大きさの差V1−V2は、第1コア部材5−13
(通し番号n=0〜10)の変位に応じて図12に示す
ようになっている。即ち、第1コイル部材5−1と通し
番号n=0の第1コア部材5−13とが差動トランスを
構成した場合には、出力電圧信号の差V1−V2は、当
該差動トランス内の第1コア部材5−13の変位に応じ
て図12の(k1)に示すようになる。
【0053】同様に、第1コイル部材5−1と通し番号
n=1の第1コア部材5−13とが差動トランスを構成
した場合には、第1コア部材5−13の変位に対する出
力電圧信号の差V1−V2は図12の(k2)のように
なり、第1コイル部材5−1と通し番号n=2の第1コ
ア部材5−13とが差動トランスを構成した場合には、
第1コア部材5−13の変位に対する出力電圧信号の差
V1−V2は図12の(k3)のようになる。
【0054】ここで、シリンダ変位を求めるために、差
動トランスの構成要素となっている第1コア部材5−1
3の通し番号nを求める際には、第1コイル部5−1の
二次コイル10−2(10−3)からの出力電圧信号V
1の微分値V1′と、第2コイル部5−2の二次コイル
10−2(10−3)からの出力電圧信号V2の微分値
V2′とに応じて、以下に示す式(1)〜(3)を用い
ることができる。
【0055】なお、pは第1ピッチ間隔の値で、p+α
は第2ピッチ間隔で、dは出力電圧信号の最大値で、X
1は差動トランスの構成要素としての第1コア部材5−
13の、第1コイル部5−1内の変位であり、出力電圧
信号V1の値から算出することができる。 ・V1′>0且つV2′>0、又は、V1′<0且つV
2′<0の場合 n={(p+α)/2dα}・|V1−V2|−(X1/p) …(1) ・V1′<0且つV2′>0の場合 n={(V1−V2)・(p+α)/2d} +{(2p+α)/p}・X1−(p+α) …(2) ・V1′>0且つV2′<0の場合 n=−{(V1−V2)・(p+α)/2d}+{(2p+α)/p}・X1 …(3) 上述の(1)〜(3)にて算出された差動トランスの構
成要素となっている第1コア部材5−13の通し番号n
を用いることにより、求めるべきシリンダ変位Xは、以
下に示す式(4)を用いて算出することができる。
【0056】 X=n・p+X1 …(4) 即ち、シリンダ変位演算部6において、上述の第1ピッ
チ間隔の値p,第2ピッチ間隔の値p+α,出力電圧信
号の最大値dを予め保持しておき、上述の差動トランス
部5からリアルタイムに計測される出力電圧信号の値V
1,V2及びX1の値に基づいて、式(1)〜式(4)
の演算を適宜用いることにより、関数演算のみでシリン
ダ変位を計測することができるのである。
【0057】(c)その他 上述の本実施形態においては、シリンダ変位計測装置
を、油圧ショベル100におけるシリンダ装置106〜
108のシリンダ変位を検出するために用いているが、
本発明によればこれに限定されず、これ以外の他の用途
にも用いることができるが、その場合においても、上述
の本実施形態の場合と同様に、温度依存性がなく、絶対
的なシリンダ変位を高い精度で検出することができる利
点がある。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明(請求項1
〜5)のシリンダ変位計測装置によれば、第1差動トラ
ンス部及び第2差動トランス部により、相互に異なった
特性を有し、それぞれ上記のシリンダとシリンダロッド
との間の相対的な移動距離に対応した出力電圧信号を得
ることができるので、シリンダ変位演算部において、こ
れらの出力電圧信号からシリンダ変位を演算することが
でき、これにより、温度依存性がなく、絶対的なシリン
ダ変位を高い精度で検出できる利点がある。
【0059】また、請求項3記載の本発明のシリンダ変
位計測装置によれば、第1ロッド部材及び第2ロッド部
材が相互に並列的に配置されるとともに、第1コイル部
材及び第2コイル部材が対向して同じ位置に配置されて
いるので、装置をコンパクト化させることができる利点
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかるシリンダ変位計測装置を示
す模式的上視図である。
【図2】本実施形態にかかるシリンダ変位計測装置を示
す模式的正視図である。
【図3】(a),(b)はいずれも本実施形態における
差動トランスを示す図である。
【図4】(a),(b)はいずれも本実施形態にかかる
シリンダ変位計測装置の動作を説明するための図であ
る。
【図5】本実施形態にかかるシリンダ変位計測装置の動
作を説明するための図である。
【図6】本実施形態にかかるシリンダ変位計測装置の動
作を説明するための図である。
【図7】本実施形態にかかるシリンダ変位計測装置の変
形例を示す模式的正視図である。
【図8】本実施形態にかかるシリンダ変位計測装置の変
形例を示す模式的正視図である。
【図9】油圧ショベルを示す模式的正視図である。
【図10】本実施形態にかかるシリンダ変位計測装置の
変形例を説明するための図である。
【図11】本実施形態にかかるシリンダ変位計測装置の
変形例を説明するための図である。
【図12】本実施形態にかかるシリンダ変位計測装置の
変形例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 シリンダ変位計測装置 2 シリンダ 3 ピストン 4 シリンダロッド 5 差動トランス部 5−1 第1差動トランス部 5−2 第2差動トランス部 5−11 第1ロッド部材 5−12 第1コイル部材 5−13 第1コア部材 5−21 第2ロッド部材 5−22 第2コイル部材 5−23 第2コア部材 6 シリンダ変位演算部 6a 位相差・振幅値計測部 6b メモリ 6c シリンダ変位出力部 7 支部 8 摺動部材(ガイド部材) 9 ガイドレール(ガイド部材) 10 差動トランス 10−1 一次コイル 10−2,10−3 二次コイル 11 交流電源 12,13 支部 100 油圧ショベル 101 運転操作室 102 油圧ショベル本体 103 ブーム 104 スティック 105 バケット 106〜108 シリンダ装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと該シリンダ内を摺動するピス
    トンと該ピストンに取り付けられたシリンダロッドとを
    有するシリンダ装置におけるシリンダ変位を計測すべ
    く、 相互に異なった特性を有し、それぞれ上記のシリンダと
    シリンダロッドとの間の相対的な移動距離に対応した出
    力を得ることのできる第1差動トランス部及び第2差動
    トランス部と、 上記の第1差動トランス部及び第2差動トランス部から
    の出力に基づいて、該シリンダ装置におけるシリンダ変
    位を演算するシリンダ変位演算部とをそなえて構成され
    たことを特徴とする、シリンダ変位計測装置。
  2. 【請求項2】 該第1差動トランス部が、上記のシリン
    ダ及びシリンダロッドのうちの一方に取り付けられて上
    記のシリンダとシリンダロッドとの間の相対的な動きに
    追従しうる第1ロッド部材と、該第1ロッド部材に第1
    ピッチ間隔で配設された複数の第1コア部材と、上記の
    シリンダ及びシリンダロッドのうちの他方に取り付けら
    れて該第1ロッド部材に設けられた該第1コア部材と対
    になって差動トランスを構成する第1コイル部とをそな
    えて構成されるとともに、 該第2差動トランス部が、上記のシリンダ及びシリンダ
    ロッドのうちの一方に取り付けられて上記のシリンダと
    シリンダロッドとの間の相対的な動きに追従しうる第2
    ロッド部材と、該第2ロッド部材に該第1コア部材の配
    設ピッチ間隔とは異なる第2ピッチ間隔で配設された複
    数の第2コア部材と、上記のシリンダ及びシリンダロッ
    ドのうちの他方に取り付けられて該第2ロッド部材に設
    けられた該第2コア部材と対になって差動トランスを構
    成する第2コイル部とをそなえて構成されたことを特徴
    とする、請求項1記載のシリンダ変位計測装置。
  3. 【請求項3】 上記の第1ロッド部材及び第2ロッド部
    材が相互に並列的に配置されるとともに、上記の第1コ
    イル部材及び第2コイル部材が対向して同じ位置に配置
    されていることを特徴とする、請求項2記載のシリンダ
    変位計測装置。
  4. 【請求項4】 上記の第1ロッド部材及び第2ロッド部
    材が、それぞれ上記のシリンダ及びシリンダロッドのう
    ちの他方に取り付けられたガイド部材により案内される
    べく構成されていることを特徴とする、請求項2又は請
    求項3に記載のシリンダ変位計測装置。
  5. 【請求項5】 該シリンダ変位演算部が、該第1差動ト
    ランス部の出力位相と該第2差動トランス部の出力位相
    との差情報に基づいて、該シリンダ装置におけるシリン
    ダ変位を演算するように構成されていることを特徴とす
    る、請求項1記載のシリンダ変位計測装置。
JP30650996A 1996-11-18 1996-11-18 シリンダ変位計測装置 Withdrawn JPH10148259A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010210493A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Komatsu Ltd 接触式ストロークセンサ
JP2011252912A (ja) * 2005-04-13 2011-12-15 Sri Internatl 移動する構成要素の位置を磁気的に感知するシステムおよび方法

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