JP2010192708A - 半導体パワーモジュール、電力変換装置、および、半導体パワーモジュールの製造方法 - Google Patents

半導体パワーモジュール、電力変換装置、および、半導体パワーモジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鍛造ヒートシンクのピンフィンの長さを均一化し、半導体パワーモジュールの反りを防止する。
【解決手段】銅材の鍛造により、ベース304、台座302およびフィン305からなるヒートシンク30を一体成形して製造する。このとき、ベース304の周辺部には、ストレートフィン305aを形成し、ベース304の中央部には、テーパフィン305bを形成する。そして、ベース304のフィン305が形成された面には、鍛造された銅材よりも硬い小球によるショットブラスト加工を施す。次に、こうして製造したヒートシンク30の上面にIGBT1aおよびダイオード1bを搭載した絶縁基板4を金属接合して、半導体パワーモジュール20を製造する。さらに、その製造した半導体パワーモジュール20を、冷却水流路19が形成された電力変換装置の筐体壁12aに取り付け、そのフィン305が冷却水流路19に水没するようにする。
【選択図】図4

Description

本発明は、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(以下、IGBTという)などの電力用半導体素子が搭載された半導体パワーモジュール、半導体パワーモジュールが搭載された電力変換装置、および、半導体パワーモジュールの製造方法に関する。
電気自動車やハイブリッド自動車などに搭載されている電力変換装置に用いられる半導体パワーモジュールは、発熱量が大きいため効率よく冷却する必要があるが、その冷却手段として液体冷却が有効である。その液体冷却では、通常、半導体パワーモジュールに、例えば、熱伝導グリースなどを介して放熱フィンが接着され、その放熱フィンが冷却水の流路の中に浸される。ところが、熱伝導グリースは、金属に比べ熱抵抗が高いという欠点を有している。
これに対して、より高い冷却能力を確保するために、熱伝導グリースを介することなく冷却部に熱を伝達する直接冷却方式の半導体パワーモジュールが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2など)。
その直接冷却方式の半導体パワーモジュールによれば、ヒートシンクの上面に絶縁層を介して電力用半導体素子が直接搭載され、かつ、ヒートシンクの下面に放熱フィンが設けられる。このとき、冷却水の流路の上面の開口部がヒートシンクの下面によって覆い塞がれている構造であるので、ヒートシンクの下面は、冷却水に直接に接触することになり、ヒートシンクの冷却効果が向上する。
この場合、ヒートシンクの材料としては、Al−SiCに代表される低熱膨張性の複合材(他に、SiC、W、Mo、Si、Ni−Feなど)や高熱伝導材料(Cu、Al)などが用いられるのが一般的である。しかしながら、前記複合材は、熱伝導率がl50〜300W/mKであるため、純銅(Cu)に比べ熱伝導率が低く、さらには、製造プロセスの複雑さからコスト高になるという問題点がある。
そこで、特許文献1には、ヒートシンクに安価で熱伝導性がよい銅(Cu)を主成分として他の金属を含有する合金を用いる例が開示されている。しかしながら、特許文献1によれば、その放熱フィンは、ヒートシンクのベースにロー付けされる構造となっている。従って、その放熱フィンの冷却性能は、ロー付け部での熱抵抗のために、例えば、純銅をベースに一体成形された放熱フィンに比べると低くならざるを得ない。
例えば、特許文献3には、ヒートシンクのベースとフィンを接合する方法として圧入する技術が開示されているが、ベースとフィンとを一体成形していないために、接合部分に隙間ができやすく、その隙間によって冷却性能が落ちるという問題がある。
また、ヒートシンクのベースとフィンとを一体成形する方法としては、特許文献4には銅粉末をプレス成形する方法が、また、特許文献5には銅粉末からバインダを用いて射出成形をする方法が開示されている。しかしながら、これらの方法では、粉末から成形するために、熱伝導率が純銅板材よりも低くなり、さらには、ボイドが発生するなどの問題がある。
ヒートシンクのベースとフィンを一体成形する他の方法として、切削加工法や鍛造加工法(例えば、特許文献6)が知られている。これらの方法は、ヒートシンクとして高い冷却性能を得ることができるという意味では、いずれも優れた方法である。しかしながら、切削加工法は、量産に不向きな方法である。また、鍛造加工法は、その適用実績が少ないために、例えば、半導体パワーモジュールのヒートシンクのベースとして十分な大きさの銅板全体にピンフィン(ピン型のフィン)を均一に形成することが難しい、などの技術課題が認識もされず、その解決策も示されていないのが現状である。
特開2007−295765号公報 特開2005−191502号公報 特開2002−18538号公報 特開2005−26255号公報 特開平9−3510号公報 特開平6−224335号公報
例えば、電力変換装置の6in1パワーモジュールなどに用いられるフィン付のヒートシンクの場合、そのベースサイズは、10cm×10cmを超える大きなものとなる。そのようなフィン付のヒートシンクを、実際に銅を鍛造して製造してみれば分かるように、どうしてもベース中央部に形成されるフィン(以下、本明細書では、とくに断らない限り、フィンはピンフィンであるとする)は、長くなりがちで、また、周辺部に形成されるフィンは、短くなりがちである。すべてのフィンの長さを揃えるのは難しい。
さらに、このような大面積のヒートシンクのベース上には、電力用半導体素子が搭載された絶縁基板がハンダなどの金属接合によって貼り合わせられる。その場合、銅材のヒートシンクのベースとセラミックスなどの絶縁基板の線膨張係数の差により、前記金属接合後に、ベースが基板側に凸に反ってしまうという現象が生じる。
以上のような技術的な問題に鑑み、本発明の目的は、例えば、10cm×10cmを超えるような大きなベースサイズの鍛造フィン付きヒートシンクであっても、そのピンフィンの長さを均一化することができ、かつ、ベースの反りを防止することが可能なフィン付きヒートシンクを備えた半導体パワーモジュールおよびその製造方法を提供するとともに、その半導体パワーモジュールを用いた電力変換装置を提供することにある。
本発明に係る半導体パワーモジュールは、複数の電力用半導体素子を搭載した絶縁基板と前記複数の電力用半導体素子から発生する熱を放熱するヒートシンクとを含んでなる半導体パワーモジュールであって、所定の形状の雌金型に投入した金属材を所定の形状の雄金型により押圧して加工する鍛造加工により、平板状のベースの片面に複数の放熱フィンが一体的に形成されたヒートシンクと、前記複数の電力用半導体素子が搭載された絶縁基板とが、前記ヒートシンクのベースの放熱フィンが形成された面と反対側の面に、金属接合されたものであることを特徴とする。
さらに、本発明に係る半導体パワーモジュールは、前記複数の電力用半導体素子を搭載した絶縁基板を金属接合する前に、前記ヒートシンクのベースの放熱フィンが形成された面に、前記金属材よりも硬い小球を投射するショットブラスト加工を施したものである。また、本発明に係る半導体パワーモジュールは、そのヒートシンクに一体的に形成される放熱フィンが、その断面形状が略円形状のピンフィンであるものとし、そのヒートシンクのベースの外周部には、先端部分のフィン径と根本部分のフィン径とが略同じであるようなピンフィンが形成され、ベースの中央部側には、先端部分のフィン径が根本部分のフィン径よりも小さくなるようなピンフィンが形成されているものである。
本発明によれば、電力変換装置に用いられる半導体パワーモジュールの鍛造ヒートシンクのピンフィンの長さを均一化することができ、かつ、ヒートシンクのベースの反りを防止することができる。
本発明の実施形態に係る電力変換装置の回路ブロック構成の例を示した図。 本発明の実施形態に係る電力変換装置の外観斜視図の例を示した図。 本発明の実施形態に係る電力変換装置筐体の内部構造の例を示した図。 本発明の実施形態に係る半導体パワーモジュールが電力変換装置の筐体に取り付けられた様子を模式的に示した図。 本発明の実施形態に係る半導体パワーモジュールの分解図の例を示した図。 本発明の実施形態に係る半導体パワーモジュールで用いられるヒートシンクの下面を上にして見た場合の斜視図の例を示した図。 銅を鍛造してヒートシンクを製造した場合に形成されるA部フィン群におけるフィンの長さの分布の例を示した図。 本発明の実施形態に係る半導体パワーモジュールで用いられるヒートシンクの鍛造工程の例を示した図。 本発明の実施形態に係る半導体パワーモジュールで用いられるヒートシンクの鍛造工程の第1の変形例を示した図。 本発明の実施形態に係る半導体パワーモジュールで用いられるヒートシンクの鍛造工程の第2の変形例を示した図。 本発明の実施形態に係る半導体パワーモジュールで用いられるヒートシンクの鍛造工程の第3の変形例を示した図。 本発明の実施形態の第3の変形例の鍛造工程によって製造されたヒートシンクを用いた半導体パワーモジュールが電力変換装置の筐体に取り付けられた様子を模式的に示した図。 本発明の実施形態の第4の変形例に係る半導体パワーモジュールが電力変換装置の筐体に取り付けられた様子を模式的に示した図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電力変換装置の回路ブロック構成の例を示した図である。図1に示すように、電力変換装置200は、バッテリ136とモータジェネレータ192とに接続されて、バッテリ136から供給される直流電流を3相の交流電流に変換して、モータジェネレータ192へ供給する装置である。
本実施形態に係る電力変換装置200は、バッテリ136から供給される直流電流を安定化し、平滑化するためのコンデンサモジュール500と、直流電流から3相の交流電流を生成するためのインバータ装置140を含んで構成される。また、インバータ装置140は、3つの上下アーム直列回路150からなるインバータモジュール144と、それを制御する制御モジュール170と、を含んで構成されている。
インバータモジュール144において、上下アーム直列回路150のそれぞれは、IGBT1aとダイオード1bとの並列接続回路からなる2つの電流スイッチ回路が直列に配置されて構成される。上下アーム直列回路150の上下端は、それぞれ、バッテリ136の正極および負極に接続される。そして、その上側(正極側)に配置されたIGBT1aとダイオード1bとからなる電流スイッチ回路は、いわゆる、上アームとして動作し、下側(負極側)に配置されたIGBT1aとダイオード1bとからなる電流スイッチ回路は、いわゆる、下アームとして動作する。
インバータモジュール144は、このような上下アーム直列回路150が3組設けられた、いわゆる、3相ブリッジ回路によって構成される。そして、それぞれの上下アーム直列回路150の中点位置、すなわち、上下の電流スイッチ回路の接続部分からは、3相の交流電流u,v,wが出力され、その出力された3相の交流電流u,v,wは、モータジェネレータ192へ供給される。
また、制御モジュール170は、インバータモジュール144を駆動制御するドライバ回路174と、ドライバ回路174へ制御信号を供給する制御回路172と、を含んで構成される。ここで、ドライバ回路174から出力される信号は、インバータモジュール144の上アームおよび下アームの各IGBT1aに供給され、そのスイッチング動作を制御して、各上下アーム直列回路150から出力される交流電流u,v,wの振幅や位相などを制御する。
制御回路172は、インバータモジュール144における各IGBT1aのスイッチングタイミングを演算処理するためのマイクロコンピュータを備えている。そのマイクロコンピュータには、入力情報として、モータジェネレータ192に対して要求される目標トルク値、上下アーム直列回路150からモータジェネレータ192へ供給する電流値、およびモータジェネレータ192の回転子の磁極位置などが入力される。
これらの入力情報のうち、目標トルク値は、図示しない上位の制御装置から出力された指令信号に基づく。また、電流値は、各上下アーム直列回路150から出力される交流電流の電流値を検出する電流センサ180の検出信号に基づく。また、磁極位置は、モータジェネレータ192に設けられた図示しない回転磁極センサの検出信号に基づく。
また、制御モジュール170は、過電流、過電圧、過温度などの異常検知を行う機能を有し、上下アーム直列回路150を保護している。ちなみに、各アームのIGBT1aのエミッタ電極は、ドライバ回路174に接続され、ドライバ回路174は、それぞれのIGBT1aごとにエミッタ電極における過電流検知を行い、過電流が検知されたIGBT1aについては、そのスイッチング動作を停止させ、過電流から保護する。
また、制御回路172には、上下アーム直列回路150に設けられた図示しない温度センサや、上下アーム直列回路150の両端に印加される直流電圧を検出する検出回路などからの信号が入力され、それらの信号に基づき、過温度、過電圧などの異常を検知する。そして、過温度、過電圧などの異常を検知した場合には、全てのIGBT1aスイッチング動作を停止させ、インバータモジュール144全体を過温度、過電圧などの異常から保護する。
なお、以上に示した電力変換装置200において、IGBT1aおよびダイオード1bからなる電流スイッチ回路は、MOSFET(金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ)を用いて構成してもよい。また、インバータモジュール144は、2つの上下アーム直列回路150を含んで構成され、2相の交流電流を出力するものとしてもよい。さらに、電力変換装置200は、図1の回路構成とほとんど同様に構成される3相(2相)の交流電流を直流電流に変換する装置であってもよい。
図2は、本発明の実施形態に係る電力変換装置の外観斜視図の例を示した図である。図2に示すように、電力変換装置200は、機械構造的には、上部ケース10、筐体12および下部ケース16によって構成される。
本実施形態の場合、筐体12の内部には、2つのインバータモジュール144が収納されている。そして、筐体12の上部には、制御モジュール170などが収納された上部ケース10が取り付けられ、また、筐体12の下部には、コンデンサモジュール500が収納された下部ケース16が取り付けられている。
また、筐体12の内部には、インバータモジュール144を冷却するための図示しない冷却水流路が形成されている。そして、筐体12の1つの側壁には、その冷却水流路に冷却水を供給するための冷却水入口配管13と、インバータモジュール144により温められた冷却水を冷却水流路から排出するための冷却水出口配管14と、が設けられている。
また、筐体12の他の側壁には、2つのインバータモジュール144に対応して2つの交流ターミナルケース17が設けられている。そして、そのそれぞれの交流ターミナルケース17には、3相の交流電流u,v,wに対応する3本の交流ターミナル18が保持されている。さらに、上部ケース10の1つの側壁には、制御モジュール170が上位システムなどの外部装置と信号の送受信を行うための信号線を保持したコネクタ21が設けられている。
図3は、本発明の実施形態に係る電力変換装置200の筐体12の内部構造の例を示した図である。図3に示すように、筐体12の内部には、ダイキャストなどで形成された冷却水流路19が設けられている。冷却水流路19の上部は、開口部となっており、その開口部は、その上部に配置される2つの半導体パワーモジュール20によって塞がれる。このとき、筐体12の構造体と半導体パワーモジュール20との間には、オーリング15が挟み込まれ、オーリング15は、冷却水が冷却水流路19から漏出するのを防止する。
ここで、半導体パワーモジュール20とは、ヒートシンクが付加されたインバータモジュール144を指すが、現実は、ヒートシンクのベース上にインバータモジュール144が坦持された構造をしている。従って、本実施形態の場合、ヒートシンク自体が冷却水流路19の上部の開口部を塞ぐ役割を担っている。なお、半導体パワーモジュール20の物理的な構造については、別途図面を参照して詳しく説明する。
さらに、図3に示すように、冷却水入口配管13から供給された冷却水は、冷却水流路19の部分(a)から部分(b)を経て、部分(c)へ流れ込み、部分(d)を経て、冷却水出口配管14から排出される。ここで、冷却水流路19の部分(a)と部分(b)との間は、筐体12の構造体に設けられたトンネルを介してつなげられ、また、冷却水流路19の部分(c)と部分(d)との間は、同様に、筐体12の構造体に設けられたトンネルを介してつなげられている。
また、半導体パワーモジュール20の周縁部には、その上部に配置される制御モジュール170や、筐体12の側壁に設けられる交流ターミナルケース17との間を接続するための電流線や信号線の電極などが設けられている。
図4は、本発明の実施形態に係る半導体パワーモジュール20が電力変換装置200の筐体12に取り付けられた様子を模式的に示した図である。図4に示すように、半導体パワーモジュール20は、フィン305を有するヒートシンク30(銅など熱伝導率の高い金属からなる)のベース304上に、電力用半導体素子であるダイオード1b、IGBT1aなどの発熱素子1が搭載された絶縁基板4が金属接合されて構成される。
ここで、絶縁基板4は、セラミック基板であってもよく、薄い絶縁シートであってもよい。絶縁基板4の上面には、配線層としての基板上金属導体板3が形成され、その基板上金属導体板3の上部には、素子下ハンダ2を介してダイオード1b、IGBT1aなどの発熱素子1が接合される。また、絶縁基板4の下面には、基板下金属導体板5が形成され、絶縁基板4は、基板下金属導体板5および基板下ハンダ6を介して、ヒートシンク30のベース304に金属接合される。
ヒートシンク30は、ベース304、台座302およびフィン305によって構成されるが、本実施形態では、これらを銅の鍛造により一体成型する。一体成型することにより、フィン305をベース304にロー付けする必要がなくなるので、フィン305を含むヒートシンク30の放熱性能が向上するとともに、その生産性も向上する。
また、ヒートシンク30は、鍛造によって成形されるので、その材料が柔らかい金属の銅であっても、ベース304のビッカース硬度をHv50以上とすることが可能となり、温度サイクルによって生ずるベース304のラチェット変形を抑制し、ベース304と電力変換装置200の筐体壁12aとのシール性を向上させることができる。
また、絶縁基板4は、熱伝導グリースでなく金属であるハンダ(基板下ハンダ6)によりベース304に接合されるので、発熱素子1で発生する熱を効率よくベース304へ伝導させることができ、加えて、ベース304、台座302およびフィン305は、一体成形されているので、フィン305までの熱伝導性を向上させることができる。
さらに、図4に示すように、電力変換装置200の筐体12の筐体壁12aには、その上面が開口した冷却水流路19が形成されている。半導体パワーモジュール20が筐体壁12aに取り付けられると、冷却水流路19の上面の開口部は、ベース304によって塞がれるとともに、フィン305は、冷却水流路19に突出した状態となる。このとき、フィン305および台座302は、冷却水流路19を流れる冷却水に直接接触することになり、効率よく冷却される。
半導体パワーモジュール20は、ベース304の周縁部に設けられた図示しないボルト穴などを介して、筐体壁12aにボルト止めされる。そのとき、冷却水流路19の周囲には、オーリング15が挟み込まれ、オーリング15により冷却水流路19をシールする。
なお、本実施形態では、シール材をオーリング15としているが、オーリングの代わりに樹脂材・液状シール・パッキンなどを用いてもよい。
また、本実施形態では、フィン305は、放熱効率のよい円形ピン型フィン(以下、ピンフィンという)であるとする。図4には、フィン305について、ストレートフィン305aおよびテーパフィン305bの区別があることが示されているが、その詳細については後記する。
なお、フィン305は、円形ピン型に限定されず、楕円ピン型や平板フィンやコルゲート型フィンであってもよい。円形ピン型や楕円ピン型のフィン305を用いた場合には、冷却効率を向上させることができるのに対し、平板フィンやコルゲート型フィンを用いた場合には、冷却水を流すための圧力損失を低減させることができる。
図5は、本発明の実施形態に係る半導体パワーモジュール20の分解図の例を示した図である。図5を用いて、半導体パワーモジュール20の製造方法について、その概略を説明する。
半導体パワーモジュール20を製造する場合には、まず、上面および下面に金属導体板(基板上金属導体板3および基板下金属導体板5)が形成された絶縁基板4を用意し、その絶縁基板4上にダイオード1bやIGBT1aなどを、ハンダ(素子下ハンダ2)を用いて接合する。その接合などの工程は、一般に周知の技術であるので、ここではその説明を省略する。
次に、別途、銅を鍛造して製造したヒートシンク30を用意する。前記したように、ヒートシンク30は、ベース304、台座302およびフィン305が一体成形されたものである。本実施形態では、鍛造後のヒートシンク30のベース304に対し、図5に示すような初期反りを付与する。すなわち、ベース304は、絶縁基板4を接合する面側が凹状に反ったものとなる。
次に、ダイオード1bやIGBT1aなどが搭載された前記の絶縁基板4を、初期反りが付与されたヒートシンク30のベース304に、ハンダ(基板下ハンダ6)などを用いて金属接合する。その金属接合に際しては、絶縁基板4もベース304もハンダの溶解温度近くまで熱くなるが、常温に戻った場合には、絶縁基板4の線膨張係数よりもベース304の線膨張係数が大きいために、ベース304のほうが大きく収縮する。従って、接合された絶縁基板4およびベース304は、常温に戻るとき、いわゆる「バイメタル」と同様の原理により、絶縁基板4側に凸になるような応力が発生する。その結果、常温時には、その反りがなくなり、ベース304の上面は平坦な面となる。
なお、ベース304にあらかじめ付与する初期反り量は、常温時に戻ったときにその初期反り量がなくなるように、実験や試作などによって、適宜、定められるものとする。
また、ヒートシンク30は、鍛造後、初期反りを付与する前に、そのベース304の上面が平坦な状態で、ベース304の周縁部に設けられる固定用のボルト穴の穴あけなどの切削加工が施される。そして、基板下ハンダ6の濡れ性を高めるためにベース304の上面に形成された酸化物などを除去する工程が実施され、その後、初期反りを付与する工程へと進行する。
ベース304に初期反りを付与する方法としては、希望する曲率を有する金型を用いてベース304をプレス矯正する方法や、粒径が40μm〜1.3mm程度で、ビッカース硬度がHv300以上の小球を、ベース304の下面(フィン305側の面)に投射し、ショットブラスト効果により反りを付与する方法(以下、ショットブラスト加工またはサンドブラスト加工という)がある。
プレスで初期反り矯正する方法には、金型の寿命を考慮しなければならない管理の問題や、反り量の微調整が困難であるという問題が生じる。それに対して、粒径が40μm〜1.3mm程度で、ビッカース硬度がHv300以上の小球を、ベース304の下面に投射するショットブラスト加工の場合には、絶縁基板4が接合されるベース304の上面を傷つけることなく、ベース304に初期反りを付与することができ、かつ、その初期反りを細かく調整することができる。そこで、本実施形態では、初期反りを付与する方法として、後者のショットブラスト加工を採用したが、前者のプレスで矯正する方法であってもよい。
以上のようにしてヒートシンク30のベース304に初期反りを付与しておけば、ベース304の上面にダイオード1bやIGBT1aなどが搭載された絶縁基板4を金属接合して半導体パワーモジュール20を製造した後には、前記した原理により、反りのない半導体パワーモジュール20が得られる。
図6は、本発明の実施形態に係る半導体パワーモジュール20で用いられるヒートシンク30の下面を上にして見た場合の斜視図の例を示した図である。なお、このヒートシンク30は、初期反りが付与される前のものであるとする。
図6に示すように、実施形態では、ヒートシンク30の鍛造を容易にするために、フィン305と台座302との間で、フィン305の根本部分に丸み(以下、この丸み部分を根元R306という)が設けられている。
また、ベースの304のフィン305が設けられた面のフィン305が設けられた領域を除く部分については、冷却水流路19のシール性、つまり、オーリング15との密着性を向上させるために、フライス加工が施されている。そのため、フィン305が設けられた領域には、台座302が残った形状となっている。そして、そのフライス加工では、半導体パワーモジュール20を筐体壁12aに取り付けるためのボルト穴307も、併せて切削される。
ところで、ヒートシンク30のベース幅308やベース長309は、絶縁基板4上に搭載される発熱素子1(ダイオード1bおよびIGBT1a)の大きさに直流電流や交流電流の電極端子の大きさを合わせたものなどによって決まる。ちなみに、3相ブリッジのインバータモジュール144の場合、1つの半導体パワーモジュール20には全12素子(2素子×3相×2アーム)が搭載される。
そして、その搭載されるダイオード1bのサイズが12.5mm×7.3mm、IGBT1aのサイズが14mm×12.5mmである場合には、そのベース幅308は、145mm程度、ベース長309は、130mm程度となる。また、ダイオード1bのサイズが10mm×7.0mm、IGBT1aのサイズが10mm×10mmである場合には、そのベース幅308は、100mm程度、ベース長309も100mm程度となる。
以上のように、全12素子(2素子(IGBT1a+ダイオード1b)×3相×2アーム)からなる3相ブリッジのインバータモジュール144が、物理的に一体構成された半導体パワーモジュールは、しばしば、6in1パワーモジュールと呼ばれる。
図7は、銅を鍛造してヒートシンク70を製造した場合に形成されるA部フィン群におけるフィン305の長さの分布の例を示した図である。ここで、A部フィン群とは、図6において、点線で囲った領域(A部)に含まれるフィンをいう。また、その領域(A部)に含まれるフィン305は、すべてストレートフィン305aであるとする。ストレートフィン305aとは、円形のピンフィンであって、ピンフィンの根元部分(根元R306部分を除く)の直径と先端部分の直径がほぼ同じであるようなピンフィンをいう。
ヒートシンク70の鍛造については、図8以下の図を参照して詳しく説明するが、一般に、鍛造においては、上からプレスする力が、ベース304の中央部に集中し、周辺部で弱くなりがちである。そのため、フィン305の長さは、図7に示すように、ベース304の中央部に設けられたフィン305で長くなり、ベース304の周辺部に設けられたフィン305で短くなることが分かる。とくに、ベース面積の大きい3相ブリッジ構成の6in1のパワーモジュールの場合、フィン305の長さにばらつきが生じやすい。
長さにばらつきのあるフィン305が冷却水流路19に突出した場合、フィン305の間を流れる冷却水の流速分布にもばらつきを生じるとともに、冷却水に接触しているフィン305の表面積が不均一となり、その結果、フィン305ごとの冷却性能が不均一となる。フィン305ごとの冷却性能が不均一となった場合には、全体のフィン305の総冷却性能も低下する。
フィン305の長さを揃える一般的な方法として、鍛造後に、その長さが不揃いのフィン305に対して、フライス加工やエンドミル加工などの機械加工を施す方法がある。しかしながら、本実施形態のように、フィン305が細長いピンフィンの場合には、その機械加工によって、フィン305が倒れたり、破損したりすることが多くなる。また、機械加工の加工時間は、一般に、長い時間を要し、かつ、その加工コストも増大する。
そこで、本実施形態では、長さが長くなりがちなベース304の中央部のフィン305をテーパフィン305bで形成し、長さが短くなりがちな周辺部のフィン305をストレートフィン305aで形成することによって、鍛造されたフィン305の長さが均一になるようにする。ここで、テーパフィン305bとは、円形のピンフィンであって、ピンフィンの根本部分(根元R306部分を除く)の直径よりも先端部分の直径を小さくしたような円形のピンフィンをいう。
一般に、鍛造によるピンフィン形成時に、上部から同じ力が加えられた場合には、テーパフィン305bよりもストレートフィン305aのほうが長く形成される。その理由については、後記するが、この現象を利用すれば、上からプレスする力が集中するベース304の中央部のフィン305をテーパフィン305bで形成し、プレスする力が弱まる周辺部のフィン305をストレートフィン305aで形成すれば、中央部に形成されるテーパフィン305bの長さと、周辺部に形成されるストレートフィン305aの長さと、を略々揃えることができる。
以上のように、本実施形態では、鍛造した結果として、ベース304に形成されるフィン305の長さを揃えることができるので、鍛造後に、フィン305に対して機械加工を施す必要がない。従って、フィン305を備えたヒートシンク30の製造効率は向上するとともに、その製造コストは低減される。
図8は、本発明の実施形態に係る半導体パワーモジュール20で用いられるヒートシンク30(30c)の鍛造工程の例を示した図である。本実施形態では、フィン305を備えたヒートシンク30(30c)を鍛造加工によって製造する。
まず、図8(a)に示すように、フィン305の形状をした穴部805が形成された雌金型801(プレス支え側)に母材となる銅材を入れ、雄金型802(プレス側)でプレスする。そうすると、銅材は、雌金型801の穴部805に圧入されるとともに、ヒートシンク30のベース304およびフィン305が形成される。このとき、雌金型801の周辺部の穴部805aは、その上部(入口部)の径も下部(底部)の径も同じように形成されている。一方、雌金型801の中央部の穴部805bは、その径が上部(入口部)から底部に行くに連れて次第に小さくなるように形成されている。すなわち、穴部805bの内壁は、垂直面に対して微小な傾斜角、いわゆるテーパ角を有している。
つまり、穴部805bの内壁は、垂直な内壁に対して、底部に行くほど径が小さくなるようなテーパ角を有しているので、その内壁は、圧入される銅材にとって抵抗として作用する。従って、上部から同じプレス力を受けた場合、テーパ角を有する穴部805bに圧入される銅材の長さは、テーパ角がない(つまり、垂直な)内壁を有する穴部805aに圧入される銅材の長さよりも短く形成される。
従って、雌金型801の周辺部には、垂直な内壁を有する穴部805aを形成し、雌金型801の中央部には、テーパ角を有する穴部805bを形成しておけば、ヒートシンク30aのフィン305の長さは、略々同じ長さになる。
なお、穴部805bのテーパ角はすべてが同じである必要はなく、例えば、実験や試作の結果に基づき、そのテーパ角を穴部の位置により適切な値に調整すれば、ヒートシンク30aのフィン305の長さを、より均一化することができる。
次に、以上のようにして鍛造されたヒートシンク30aは、ノックアウトピン803によって雌金型801から押し出され、取り出される(図8(b)参照)。そして、その取り出されたヒートシンク30aに対して、フライス加工が施されるが、そのフライス加工により、ベース304の上面の全体が滑らかに平坦化され、かつ、ベース304の下面のフィン305が形成されていない領域が滑らかに平坦化されたヒートシンク30bが得られる(図8(c)参照)。なお、このフライス加工に際しては、台座302が形成されるとともに、必要に応じてボルト穴307(図6参照)が切削加工されて形成される。
次に、ヒートシンク30bのベース304の下面(フィン305が形成された面)に、粒径が40μm〜1.3mm程度で、ビッカース硬度がHv300以上の小球804を、小球投射機800から投射する。ここで、銅のビッカース硬度は、鍛造してもHv300にははるかに及ばない(つまり、小球804は銅よりも硬い)ので、ベース304の下面の表面部が圧縮される。従って、その表面部は、横に延されたような状態となるので、その表面部が凸状、つまり、ベース304の上面が凹状になる反りを生じる。その結果、ベース304の上面が凹状に反ったヒートシンク30cが得られる。なお、このような加工は、ショットブラスト加工と呼ばれる。
以上のようなショットブラスト加工が施されると、ベース304の下面の表面は、絶縁基板4(図4参照)が接合される上面の表面よりも粗くなる。このとき、その表面粗さは、Ra1.0を超えるが、オーリング15(図4参照)で冷却水流路19をシールするとき許容される表面粗さRa3.2以下に抑えることができる。
以上、本実施形態によれば、ヒートシンク30のベース304に反りのない半導体パワーモジュール20を得ることができ、さらには、鍛造という量産に適した方法により、ヒートシンク30のフィン長の均一化を図ることができる。その結果、冷却効率に優れた電力変換装置200を得ることができる。
このような電力変換装置200は、自動車やトラックなどの車両駆動用電力変換装置として好適であるばかりでなく、電車、船舶、航空機などの電力変換装置、工場設備を駆動する電動機の制御装置として用いられる産業用電力変換装置、家庭の太陽光発電システムや家庭の電化製品を駆動する電動機の制御装置に用いられる家庭用電力変換装置に対しても適用することができる。
(実施形態の第1の変形例)
図9は、本発明の実施形態に係る半導体パワーモジュールで用いられるヒートシンクの鍛造工程の第1の変形例を示した図である。この実施形態の変形例では、鍛造工程のうち、ショットブラスト加工の工程のみを変形している。すなわち、図9に示すように、この実施形態の変形例では、ヒートシンク30のベース304の下面の台座302を除いた部分にマスク900を設けた後、ショットブラスト加工を施す。そして、ショットブラスト加工終了後、マスク900を除去する。
このショットブラスト加工では、マスク900が設けられた部分には、小球804が直接には当たらないので、その表面の表面粗さが悪化することはない。従って、電力変換装置200の筐体壁12a(図4参照)に設けられた冷却水流路19の上部の開口部をベース304によって塞ぐ場合、筐体壁12aとベース304との密着性、シール性が向上する。そして、オーリング15で冷却水流路19をシールする場合に好適である。
(実施形態の第2の変形例)
図10は、本発明の実施形態に係る半導体パワーモジュールで用いられるヒートシンクの鍛造工程の第2の変形例を示した図である。図10に示すように、この実施形態の変形例では、雄金型802a(プレス側)が小さく、プレスは、2回に分けて実施される。このような鍛造加工は、鍛造のプレス機のプレス力が比較的小さい場合に好適である。
この実施形態の変形例では、フィン305形成用の穴部805は、雄金型802aに設けられている。その場合、雄金型802aの中央部にプレス力が集中しやすいことを考慮して、雄金型802aの周辺部には、テーパ角のない(つまり、垂直な)内壁を有する穴部805aを設け、雄金型802aの中央部には、テーパ角のある内壁を有する穴部805bを設ける。
そして、図10(a)に示すように、雌金型801aに母材となる銅材を入れ、雄金型802aで第1回目のプレスを実行する。このプレスによりヒートシンク30dの第1群(図面左側グループ)のフィン305が形成される。このとき形成されるフィン群の周辺部には、ストレートフィン305aが形成され、中央部には、テーパフィン305bが形成され、それらのフィンの長さは、略々同じになる。
次に、同じ雄金型802aで第2回目のプレスを実行し、第2群(図面右側グループ)のフィン305が形成される(図10(b)参照)。この場合も、形成されるフィン群の周辺部には、ストレートフィン305aが形成され、中央部には、テーパフィン305bが形成される。
以下、前記した実施形態と同様であるが、以上のようにして鍛造されたヒートシンク30dは、ノックアウトピン803によって雌金型801から取り出される(図10(c)参照)。そして、その取り出されたヒートシンク30dに対して、適宜、フライス加工が施され(図10(d)参照)、さらに、フライス加工されたヒートシンク30eに対して、ショットブラスト加工が施される(図10(e)参照)。
以上のようにして、前記した実施形態(図8参照)の場合と同様のヒートシンク30eを得ることができるが、本変形例の場合には、ベース304の中央部にもストレートフィン305aが形成される点で、前記した実施形態とは相違している。
(実施形態の第3の変形例)
図11は、本発明の実施形態に係る半導体パワーモジュールで用いられるヒートシンクの鍛造工程の第3の変形例を示した図である。本実施形態の変形例の鍛造工程では、台座302が形成されないことを特徴とする。
まず、図8で説明した鍛造工程の場合と同様に、雌金型801bに母材となる銅材を入れ、雄金型802bでプレスし、原型のヒートシンク30fを鍛造する(図11(a)参照)。次に、ノックアウトピン803によって、原型のヒートシンク30fを押し出して、取り出す(図11(b)参照)。この原型のヒートシンク30fの形状では、フィンが設けられていないベース領域306が厚く形成される。この点は、図8で説明した鍛造工程で形成されるヒートシンク30aと相違する。
次に、前記原型のヒートシンク30fにフライス加工を施し、この実施形態の変形例で定める所定の形状のヒートシンク30gを得る(図11(c)参照)。すなわち、そのフライス加工では、まず、ベース304のうち、厚く形成されたベース領域306の部分が切削され、さらに、ベース304のフィン305が形成されていない面が切削され、ベース304が全体として薄く加工される。その後、ヒートシンク30gに対し、前記した実施形態と同様のショットブラスト加工が施され、ベース304に反りが付加される(図11(d)参照)。
図12は、以上に説明した本発明の実施形態の第3の変形例の鍛造工程によって製造されたヒートシンク30gを用いた半導体パワーモジュール20aが電力変換装置200の筐体12に取り付けられた様子を模式的に示した図である。この構造は、図4に示した模式図とほとんど変わるものではないが、相違といえば、フィン305が形成された領域のベース304の厚みにある。
すなわち、本実施形態の変形例では、台座302が設けられていないので、その分、フィン305が形成された領域のベース304の厚みは、前記した実施形態(図4参照)の場合よりも小さいといえる。従って、発熱素子1からフィン305までの距離は、本実施形態の場合のほうが短いことになるので、その分、熱抵抗が低減され、フィン305の放熱効果が向上する。
(実施形態の第4の変形例)
図13は、本発明の実施形態の第4の変形例に係る半導体パワーモジュール20bが電力変換装置200の筐体12に取り付けられた様子を模式的に示した図である。この実施形態の変形例におけるヒートシンク30hは、そのフィン305がすべてテーパフィン305bであることを特徴とする(あるいは、すべてストレートフィンであってもよい)。
その場合には、前記したように、ベース304の周辺部のフィンの長さは、ベース304の中央部のフィンの長さよりも短く形成されることになる。その場合、冷却水流路19の深さが中央部でも周辺部でも同じであったときには、周辺部の冷却水流路19では流路の抵抗が小さくなる。すると、冷却水の流速および流量は、冷却水流路19の周辺部で大きくなり、その結果、周辺部では、フィン305の冷却性能が向上するが、中央部では、フィン305の冷却性能が低下し、全体としての冷却性能が低下することになる。
そこで、本実施形態の変形例では、冷却水流路19の周辺の底部にテーパ部(流路周辺底部19a)を設け、その流路周辺底部19aでは、周辺に行くほど、冷却水流路19が浅くなるようにした。その結果、冷却水流路19における冷却水の流速および流量の均一化し、フィン305の冷却性能の均一化を図ることができる。従って、冷却水の流速および流量の不均一による冷却性能の低下を防止することができる。
1 発熱素子
1a IGBT
1b ダイオード
2 素子下ハンダ
3 基板上金属導体板
4 絶縁基板
5 基板下金属導体板
6 基板下ハンダ
10 上部ケース
12 筐体
12a 筐体壁
13 冷却水入口配管
14 冷却水出口配管
15 オーリング
16 下部ケース
17 交流ターミナルケース
18 交流ターミナル
19 冷却水流路
19a 流路周辺底部
20 半導体パワーモジュール
21 コネクタ
30 ヒートシンク
70 ヒートシンク
136 バッテリ
140 インバータ装置
144 インバータモジュール
150 上下アーム直列回路
170 制御モジュール
172 制御回路
174 ドライバ回路
180 電流センサ
192 モータジェネレータ
200 電力変換装置
302 台座
304 ベース
305 フィン
305a ストレートフィン
305b テーパフィン
306 ベース領域
307 ボルト穴
308 ベース幅
309 ベース長
500 コンデンサモジュール
800 小球投射機
801 雌金型
802 雄金型
803 ノックアウトピン
804 小球
805 穴部
900 マスク

Claims (8)

  1. 複数の電力用半導体素子を搭載した絶縁基板と前記複数の電力用半導体素子から発生する熱を放熱するヒートシンクとを含んでなる半導体パワーモジュールであって、
    所定の形状の雌金型に投入した金属材を所定の形状の雄金型により押圧して加工する鍛造加工により、平板状のベースの片面に複数の放熱フィンが一体的に形成されたヒートシンクと、
    前記複数の電力用半導体素子が搭載された絶縁基板と、
    が前記ヒートシンクのベースの前記放熱フィンが形成された面と反対側の面に、金属接合されたこと
    を特徴とする半導体パワーモジュール。
  2. 前記複数の電力用半導体素子が搭載された絶縁基板が金属接合される前の前記ヒートシンクのベースの前記放熱フィンが形成された面に、前記金属材よりも硬い小球を投射するショットブラスト加工が施されたこと
    を特徴とする請求項1に記載の半導体パワーモジュール。
  3. 前記ヒートシンクのベースに形成された放熱フィンは、その断面形状が略円形状のピンフィンであり、
    前記ベースの外周部側には、先端部分のフィン径と根本部分のフィン径とが略同じであるようなピンフィンが形成され、前記ベースの中央部側には、先端部分のフィン径が根本部分のフィン径よりも小さくなるようなピンフィンが形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の半導体パワーモジュール。
  4. 複数の電力用半導体素子を搭載した絶縁基板と前記複数の電力用半導体素子から発生する熱を放熱するヒートシンクとを含んでなる半導体パワーモジュールを備えた電力変換装置であって、
    前記半導体パワーモジュールは、
    所定の形状の雌金型に投入した金属材を所定の形状の雄金型により押圧して加工する鍛造加工により、平板状のベースの片面に複数の放熱フィンが一体的に形成されたヒートシンクと、
    前記複数の電力用半導体素子が搭載された絶縁基板と、
    が前記ヒートシンクのベースの前記放熱フィンが形成された面と反対側の面に、金属接合されて構成され、
    前記電力変換装置の筐体壁に設けられた冷却水流路に前記放熱フィンが水没するように、前記筐体壁に取り付けられたこと
    を特徴とする電力変換装置。
  5. 前記冷却水流路の深さは、前記冷却水流路が設けられた前記筐体壁に取り付けられる前記半導体パワーモジュールの中央部に対応する冷却水流路部分で深く、前記半導体パワーモジュールの周辺部に対応する冷却水流路部分で浅いこと
    を特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 複数の電力用半導体素子を搭載した絶縁基板と前記複数の電力用半導体素子から発生する熱を放熱するヒートシンクとを含んでなる半導体パワーモジュールの製造方法であって、
    所定の形状の雌金型に投入した金属材を所定の形状の雄金型により押圧して加工する鍛造加工により、平板状のベースの片面に複数の放熱フィンが一体的に形成された形状のヒートシンクを製造する工程と、
    前記製造したヒートシンクのベースの前記放熱フィンが形成された面と反対側の面に、前記複数の電力用半導体素子が搭載された絶縁基板を金属接合する工程と、
    を備えたこと
    を特徴とする半導体パワーモジュールの製造方法。
  7. 前記複数の電力用半導体素子が搭載された絶縁基板が金属接合される前の前記ヒートシンクに対し、そのヒートシンクのベースの放熱フィンが形成された面に、前記金属材よりも硬い小球を投射するショットブラスト加工を施す工程を、さらに、備えたこと
    を特徴とする請求項6に記載の半導体パワーモジュールの製造方法。
  8. 前記ヒートシンクを製造する工程で用いられる前記雌金型または前記雄金型には、その断面形状が略円形状のピンフィンを形成するための略円柱状の穴部が設けられており、
    前記雌金型または前記雄金型に設けられた穴部のうち、外周部側には、その入口部の内径と底部の内径とが略同じであるような穴部が設けられ、中央部側には、その底部の内径が入口部の内径よりも小さくなるような穴部が設けられていること
    を特徴とする請求項6に記載の半導体パワーモジュールの製造方法。

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