JP2005026255A - ヒートシンクおよびその製造方法 - Google Patents

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Kazushi Sakayori
一志 酒寄
Takeshi Nakai
剛 中井
Kunihiro Fukuda
州洋 福田
Hironori Kitajima
寛規 北嶋
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

【課題】放熱効率が高く、製造容易なヒートシンクおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】このヒートシンク1は、ベース2が銅粉末をプレスにより成型して焼結された銅焼結体であり、放熱フィン3は、板状体よりも放熱面積が大きくとれる丸棒状であり、ベース2に植設されている。焼結によって、銅粉末間の空気が外に追い出されるためにプレス成型された銅粉末の容積が減少する。この容積の減少により放熱フィン3が焼結された銅粉末に固定される。熱伝導率の高いベース2に放熱面積の大きくとれる放熱フィン3が固定されるため、熱効率の高いヒートシンク1を得ることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒートシンクおよびその製造方法に関し、特に、放熱効率が高く、製造容易なヒートシンクおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パーソナルコンピュータをはじめとする各種コンピュータのCPUやMPUの高性能化が進むとともにそれらの発熱が大きくなってきており、この発熱を放散させるためにヒートシンクが用いられている。
【0003】
このヒートシンクは、一般には、電子機器等の発熱体に直接またはヒートパイプ等の熱誘導材を介して接続され、熱発生部から発生する熱を自然空冷または強制空冷により放熱するための複数の放熱フィンを備えている(例えば特許文献1、2参照。)。このようなヒートシンクの性能は、ヒートシンクを構成する材質、ヒートシンクの構造および放熱面積(フィン面積)によりほぼ決定される。
【0004】
ヒートシンクを製造する方法として、従来より、以下に説明する押出加工、カシメを用いる方法、焼結による方法が知られている。
【0005】
図2は、押出加工により製造される従来のヒートシンクを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図である。このヒートシンク10は、電子機器等の発熱体に接続され、発熱体から受熱するベース11と、ベース11が受熱した熱を放熱する複数の放熱フィン12とから構成される。このヒートシンク10は、アルミニウムを押出加工することにより製造される。このヒートシンク10によれば、熱伝導率が比較的高く、軽量であり、同一断面積のヒートシンクが連続して得られる。
【0006】
図3は、カシメを用いる方法により製造される従来のヒートシンクを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C線に沿う断面図である。このヒートシンク20は、図2に示すヒートシンクと同様に電子機器等の発熱体から受熱するベース21と、ベース21が受熱した熱を放熱する複数の放熱フィン22とから構成される。このヒートシンク20は、ベース21が銅で形成され、放熱フィン22がアルミニウムで形成された銅−アルミニウム複合型ヒートシンクである。このヒートシンク20は、例えば、下記のようにして製造する。まず、所定の形状のベース21を作製し、このベース21の発熱体と接触する接触面21aと相対する面に互いに平行な複数のスリット23をプレスや切削等により形成する。次に、各スリット23に放熱フィン22をそれぞれ差し込む。次に、放熱フィン22が抜けないよう、放熱フィン22の1枚または数枚ごとに、放熱フィン22が差し込まれたスリット23の両側をかしめ、放熱フィン22をベース21に固定する。このヒートシンク20によれば、図2に示すヒートシンク10と比較して、べース21が銅で形成されており、ベース21が熱を放熱フィン22全体へ広げるヒートスプレッダとして働くため、放熱効率が改善されている。
【0007】
焼結による方法によって製造される従来のヒートシンクとして、ベースが銅複合材からなり、複数の放熱フィンが銅からなるものを一体に焼結したものが知られている(特許文献3参照。)。このヒートシンクによれば、カシメを用いる方法による図2に示すヒートシンク10と比較して、ベースだけでなく放熱フィンも熱伝導率の高い銅により形成することにより、放熱特性を向上させることができる。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−24374号公報(図1)
【特許文献2】
特開2001−53201号公報(図1)
【特許文献3】
特開2001−223307号公報(第3頁)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、押出加工やカシメを用いる方法により製造される従来のヒートシンクによれば、断面形状が長手方向に同一のものしか製造できないため、放熱面積を拡大することに制限があるという問題がある。また、焼結による従来の方法によるヒートシンクによれば、焼結時の収縮の際に内部応力が発生するため、放熱フィンに曲がりや折れが生じるという問題がある。
【0010】
従って、本発明の目的は、放熱効率が高く、製造容易なヒートシンクおよびその製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、上記目的を達成するため、発熱体に接続され、前記発熱体から発生した熱を受熱し、それを外部に放出するヒートシンクにおいて、受熱した前記熱を外部に放出する複数の放熱部材と、金属焼結体からなり、焼結によって前記複数の放熱部材の基端部を保持して前記発熱体に接続される受熱面を有するベースとを備えることを特徴とするヒートシンクを提供する。
【0012】
第2の発明は、上記目的を達成するため、焼結金属粉末をプレス成型して成型体を形成する第1のステップと、前記成型体に複数の取付け部を形成する第2のステップと、前記複数の取付け部に複数の放熱部材を取り付ける第3のステップと、前記複数の放熱部材が取り付けられた前記成型体を焼結する第4のステップとを含むことを特徴とするヒートシンクの製造方法を提供する。
【0013】
第1および第2の発明によれば、焼結の際、焼結金属粉末の間の空気が追い出され、容積が縮小して放熱部材がベースに固定される。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係るヒートシンクを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。このヒートシンク1は、電子機器等の発熱体に接続され、発熱体から発生した熱を受熱するベース2と、ベース2が受熱した熱を放熱する複数の放熱フィン3とから構成される。
【0015】
ベース2は、熱伝導率の高い銅、銅合金、アルミニウム等からなる焼結金属粉末を用いることができるが、ここでは銅粉末をプレス成型して焼結された銅焼結体とする。ベース2に放熱フィン3の基端部3aが挿入される複数の穴2aが形成されている。
【0016】
放熱フィン3は、熱伝導率の高い銅、銅合金、アルミニウム等の金属からなるが、ここでは銅からなる丸棒状とする。放熱フィン3を固定する際、放熱フィン3の基端部3aの先端は、図示しない発熱体と接触することができるようにベース2の発熱体との受熱面としての接触面2bから露出している。
【0017】
このヒートシンク1は、以下のようにして製造する。まず、銅粉末をプレスしてベース2に対応する形状に成型する。次に、プレス成型した成型体に複数の放熱フィン3を取り付けるための複数の穴2aをプレスあるいは切削により形成する。次に、この複数の穴2aに銅からなる丸棒状の複数の放熱フィン3を挿入し、加熱炉に投入し、所定の温度および所定の時間加熱して焼結する。焼結に伴って、成型体の銅粉末間の空気が外に追い出されるため、成型体の容積が減少する。この容積の減少により放熱フィン3の基端部3aが焼結されたベース2に強固に固定される。
【0018】
この実施の形態によれば、下記の効果が得られる。
(イ)熱伝導率の高いベース2に放熱面積の大きくとれる放熱フィン3が複数個固定されるため、熱効率の高いヒートシンク1を製造することができる。
(ロ)放熱フィン3を固定するためのカシメを行わないため、組立工程を削減することができるとともに、ヒートシンク1を容易に製造することができる。
(ハ)放熱フィン3は、銅からなる棒状体により形成したため、焼結体により形成したフィンと比較して曲がりや折れが生じにくくなるとともに、放熱特性が良くなる。
(ニ)ベース2は、熱伝導率が高い銅の焼結体により形成されているため、ベース2から放熱フィン3に熱移動がスムースに行われ、放熱効率が低下することがない。
(ホ)接触面2bから露出した放熱フィン3の基端部3aの先端は、発熱体から熱が直接伝達されて、放熱フィン3から放熱するため、放熱効率が高くなる。
(ヘ)丸棒状の放熱フィン3は、板状体よりも放熱面積を大きくとることができるため、放熱効率が高くなる。
(ト)要求される放熱性に応じた長さ、表面積の放熱フィン3を選択することにより放熱効率の高いヒートシンクを容易に製造することができる。
【0019】
なお、放熱フィン3は、丸棒状の他に四角形等の角棒状でも、板状であってもよい。これらは、いずれも放熱面積を増加させることができる。また、放熱フィン2の固定に焼結体を用いることにより、放熱フィン2の形状に関わらず熱効率のよいヒートシンク1を容易に製造することができる。
【0020】
また、放熱フィン3を板状のものとした場合、ベース2となるプレス成型された銅粉末に板状の複数の放熱フィンを取り付けるための複数のスリットを形成する。これによれば、図3に示す従来例のようにカシメを必要としないため、板の間隔を狭くすることができ、放熱フィンの数を増やして放熱面積を増やすことができるとともに、ヒートシンク1を容易に製造することができる。
【0021】
また、放熱フィン3の基端部3aをベース2の発熱体との接触面2aに達するまで挿入しなくてもよい。この場合、穴を貫通させなくてもよい。
【0022】
また、プレスによりベース2に相当する形状に成型する際に、複数の穴2aも同時に形成してもよい。これにより、製造工程を減少させることができるため、ヒートシンクを安価に製造することができる。
【0023】
【実施例】
本発明に係る実施例について説明する。ヒートシンク1の放熱フィン3となる銅棒は、直径3mm×長さ30mmのものを用い、ベース2となるプレスにより成型された銅粉末は、平均粒経20μmのものを用いた。銅粉の焼結条件は950℃で3時間である。この実施例によれば、切削工法等に比べ、非常に安価で、熱効率の高いヒートシンクを容易に製造することができた。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、焼結により容積が縮小することを利用して放熱部材をベースに固定するため、放熱部材とベースとの密着性が高くなり、放熱効率が高いヒートシンクおよびそのようなヒートシンクを容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るヒートシンクを示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。
【図2】押出加工により製造される従来のヒートシンクを示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図である。
【図3】カシメを用いる方法により製造される従来のヒートシンクを示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1、10、20 ヒートシンク
2、11、21 ベース
2a 穴
2b 接触面
3、12、22 放熱フィン
3a 基端部
22a 接触面
23 スリット

Claims (6)

  1. 発熱体に接続され、前記発熱体から発生した熱を受熱し、それを外部に放出するヒートシンクにおいて、
    受熱した前記熱を外部に放出する複数の放熱部材と、
    金属焼結体からなり、焼結によって前記複数の放熱部材の基端部を保持して前記発熱体に接続される受熱面を有するベースとを備えることを特徴とするヒートシンク。
  2. 前記放熱部材は、棒状体であることを特徴とする請求項1記載のヒートシンク。
  3. 前記棒状体は、前記基端部の端面が前記ベースの前記受熱面から露出していることを特徴とする請求項2記載のヒートシンク。
  4. 前記放熱部材は、板状体であることを特徴とする請求項1記載のヒートシンク。
  5. 焼結金属粉末をプレス成型して成型体を形成する第1のステップと、
    前記成型体に複数の取付け部を形成する第2のステップと、
    前記複数の取付け部に複数の放熱部材を取り付ける第3のステップと、
    前記複数の放熱部材が取り付けられた前記成型体を焼結する第4のステップとを含むことを特徴とするヒートシンクの製造方法。
  6. 前記第1および第2のステップは、前記プレス成型の際に前記成型体を形成するとともに前記複数の取付け部を形成することを特徴とする請求項5記載のヒートシンクの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007115937A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Mitsubishi Materials Corp 冷却器及び冷却器の製造方法
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