JP2010060361A - 音叉型振動子、音叉型振動子の製造方法および角速度センサ - Google Patents

音叉型振動子、音叉型振動子の製造方法および角速度センサ Download PDF

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Abstract

【課題】同相モードとの干渉による悪影響を回避することができる音叉型振動子を提供する。
【解決手段】音叉型圧電振動子70は、回路基板20に支持されるための長方形板状の基台部74および柱状の2つの脚部76a,76bを含む。基台部74は、回路基板20に接合されるための矩形板状の接合部74aと、接合部74aおよび2つの脚部76a,76b間に形成される矩形板状の胴体部74bとを含む。音叉型圧電振動子70において、駆動モードの共振周波数と面内同相モードの共振周波数との周波数差が1kHz以上になるように、基台部74および2つの脚部76a,76bは、胴体部74bの長さ/(胴体部74bの実質的な幅−脚部76a,76bの幅)と駆動モードの共振周波数との積が60×103以上になるように形成される。
【選択図】図4

Description

この発明は、音叉型振動子、音叉型振動子の製造方法および角速度センサに関し、特に、回路基板などのベース基板に支持されるための基台部と、基台部から延びて形成される脚部とを含み、たとえば、角速度センサなどに用いることができる音叉型振動子およびその製造方法などに関する。
図13は、従来の音叉型振動子の一例を示す図解図である。図13に示す音叉型振動子1は、基部2と基部2から延びて形成される2つの脚部3a,3bとを含み、基部2に接続された支持基板4などの支持部材を介して、基板5に支持される(特許文献1参照)。
また、図14は、従来の音叉型振動子の他の例を示す図解図である。図14に示す音叉型振動子1は、基部2と基部2から延びて形成される2つの脚部3a,3bとを含み、基部2の端部の中央に設けられた支持台6などの支持部材を介して支持される(特許文献2参照)。
さらに、図15は、従来の音叉型振動子のさらに他の例を示す図解図である。図15に示す音叉型振動子1は、基部2と基部2から延びて形成される2つの脚部3a,3bとを含み、基部2に接続された台座7を介して支持される(特許文献3参照)。
図13〜図15に示す音叉型振動子1では、いずれも、それに駆動信号を印加すれば、2つの脚部3a,3bが、それらの脚部3a,3bを有する面内において互いに開いたり閉じたりするように、駆動モードの共振周波数の基本振動で振動する。そして、この基本振動の状態で、音叉型振動子1にその長手方向に平行する軸を中心として回転角速度が加わると、脚部3a,3bには、基本振動の方向と直交する向きに互いに逆向きのコリオリ力が働き、脚部3a,3bは、互いに逆向きに変位する。そのため、音叉型振動子1の2つの脚部3a、3bの変位に関与する音叉型振動子1の出力信号から回転角速度を検出することができる。したがって、これらの音叉型振動子1を角速度センサに用いることができる。
特開2005−345404号公報 特開2004−233288号公報 特開2006−208030号公報
ところが、図13〜図15に示す音叉型振動子1では、いずれも、駆動モードの共振周波数付近において面内同相振動が発生し、駆動振動と面内同相振動との干渉による悪影響が大きい。そのため、たとえば、音叉型振動子1を角速度センサに用いた場合、角速度センサの感度やオフセットなどの基本特性が不安定となる。なお、本願において、面内同相振動とは、音叉型振動子の2つの脚部が、それらの2つ脚部を有する面内において、同相に振動すること、すなわち開いたり閉じたりするように振動するのではなく同時に同じ方向を向くように振動することをいう。
また、図13〜図15に示す音叉型振動子1では、いずれも、別部材である支持部材を介して支持されるので、別部材が増え、コストが上がる。
さらに、特に図14に示す音叉型振動子1では、基部2の幅方向の中央部で支持することによって、基板などと接続する電極構造が複雑になり、また、基板などへの直付け構造によって中央部で支持することは、搭載・接着剤塗布などの管理が難しくなり、コストが上がる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、同相モードとの干渉による悪影響を回避することができる音叉型振動子を提供することである。
この発明の他の目的は、同相モードとの干渉による悪影響を回避することができる音叉型振動子を製造することができる音叉型振動子の製造方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、同相モードとの干渉による悪影響を回避することができる音叉型振動子を用いた角速度センサを提供することである。
この発明にかかる音叉型振動子は、ベース基板に支持されるための基台部と、基台部から延びて形成される脚部とを含む音叉型振動子であって、基台部は、ベース基板に接合されるための接合部と、接合部および脚部間に形成される胴体部とを含み、胴体部を含む基台部と脚部とは、胴体部の長さ/(胴体部の実質的な幅−脚部の幅)と駆動モードの共振周波数との積が60×103以上になるように形成された、音叉型振動子である。なお、この発明において、胴体部の実質的な幅とは、胴体部の幅の平均値を意味する。
この発明にかかる音叉型振動子では、胴体部の実質的な幅が胴体部の一番広い部分の幅より狭くなるようにするために、胴体部に切込み部が形成されてもよい。
また、この発明にかかる音叉型振動子の製造方法は、ベース基板に支持されるための基台部と、基台部から延びて形成される脚部とを含み、基台部は、ベース基板に接合されるための接合部と、接合部および脚部間に形成される胴体部とを含む音叉型振動子を製造するための音叉型振動子の製造方法であって、胴体部の長さ/(胴体部の実質的な幅−脚部の幅)と駆動モードの共振周波数との関係を利用して、胴体部を含む基台部と脚部とを形成するようにした、音叉型振動子の製造方法である。
さらに、この発明にかかる角速度センサは、この発明にかかる音叉型振動子、またはこの発明にかかる音叉型振動子の製造方法により得られた音叉型振動子を含んでなる、角速度センサである。
この発明にかかる音叉型振動子では、胴体部を含む基台部と脚部とは、胴体部の長さ/(胴体部の実質的な幅−脚部の幅)と駆動モードの共振周波数との積が60×103以上になるように形成されているので、駆動モードの共振周波数と面内同相モードの共振周波数(面内同相周波数)との周波数差が1kHz以上になる。その周波数差が1kHz未満であると、同相モードとの干渉による悪影響を受ける場合があり、音叉型振動子を角速度センサに用いた場合、角速度センサの感度やオフセットなどの基本特性が不安定となる。それに対して、この発明のようにその周波数差が1kHz以上になると、同相モードとの干渉による悪影響を回避することができ、音叉型振動子を角速度センサに用いた場合、角速度センサの感度やオフセットなどの基本特性を安定にすることができる。
また、この発明にかかる音叉型振動子では、胴体部の実質的な幅が胴体部の一番広い部分の幅より狭くなるようにするために、胴体部に切込み部が形成されると、胴体部の実質的な幅が狭くなるので、同じ大きさの接合部を確保しながら、胴体部の長さを短く形成することができ、そのため、音叉型振動子の小型化を図ることができる。
この発明にかかる音叉型振動子の製造方法では、胴体部の長さ/(胴体部の実質的な幅−脚部の幅)と駆動モードの共振周波数との関係を利用して、胴体部を含む基台部と脚部とを形成するので、この発明にかかる上述の同相モードとの干渉による悪影響を回避することができる音叉型振動子を製造することができる。
この発明によれば、同相モードとの干渉による悪影響を回避することができる音叉型振動子が得られる。
また、この発明によれば、同相モードとの干渉による悪影響を回避することができる音叉型振動子を用いた角速度センサが得られる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明にかかる角速度センサの一例を示す内部透視斜視図であり、図2はその角速度センサの分解斜視図である。図1および図2に示す角速度センサ10は、ベース基板として回路基板20を含む。回路基板20は、たとえば長方形板状などの形状に形成される。回路基板20の一方面には、凹部22が形成される。凹部22は、たとえば、回路基板20の1つの角部側に片寄るような位置に形成される。なお、図2においては、凹部22は鉤形に形成されているが、後述のICが実装されえる形状であればよく、たとえば四角形状など他の形状に形成されてもよい。
回路基板20の凹部22内には、複数の電極24が、たとえば四角形状に並ぶように形成される。また、回路基板20の凹部22の外側において、凹部22に近接する短辺の近傍に、3つの長方形状の電極26a,26b,26cが並んで形成される。これらの電極26a〜26cは、その長手方向が凹部22に近接する回路基板20の短辺と同じ向きとなるように配置される。さらに、回路基板20の凹部22の外側において、凹部22に近接する長辺の近傍に、3つの長方形状の電極28a,28b,28cが並んで形成される。これらの電極28a〜28cは、その長手方向が凹部22に近接する回路基板20の長辺と同じ向きとなるように配置される。
また、凹部22と凹部22から離れた位置にある回路基板20の短辺との間には、複数対の対向電極30が形成される。それぞれの対向電極30は、回路基板20の長手方向において互いに対向するように形成される。そして、複数対の対向電極30が、回路基板20の短辺に沿って並ぶように配置される。さらに、これらの対向電極30と回路基板20の短辺との間に、複数の電極32が形成される。また、凹部22に近接する回路基板20の短辺の近傍に形成された電極26a〜26cに隣接して、複数の電極34が形成される。これらの電極34は、凹部22から離れた回路基板20の長辺に沿って配置される。
回路基板20の他方面には、図3に示すように、複数の外部電極40および8つの検査用電極42a〜42hが形成される。外部電極40は、回路基板20の対向する長辺に沿って並んで形成される。また、検査用電極42a〜42hは、外部電極40の内側に並んで形成される。4つの検査用電極42a〜42dおよび別の4つの検査用電極42e〜42hは、回路基板20の対向する長辺のそれぞれに沿って形成される。8つの検査用電極42a〜42hの中心点Cは、回路基板20の他方面において、角速度センサ10全体の重心に対応する位置Gに一致するように配置される。
回路基板20は、たとえばアルミナなどで形成される。また、回路基板20上に形成される電極24,26a〜26c,28a〜28c,30,32,34,40,42a〜42hなどは、たとえば、タングステンで形成された電極上にニッケルおよび金を順次メッキすることにより形成される。なお、回路基板20には、導電性を有する多数のビアホールやパターンなどの配線部材(図示せず)が形成されている。
回路基板20の凹部22には、IC50が嵌め込まれる。IC50は、後述の音叉型圧電振動子を駆動し、音叉型圧電振動子の出力信号を処理するために用いられる。IC50には、複数の外部電極(図示せず)が形成され、このIC50の外部電極が凹部22内の電極24にそれぞれ接続される。このとき、たとえば、電極24に金バンプ52が形成され、この金バンプ52によって電極24とIC50の外部電極とが接続される。また、IC50は、エポキシ系接着剤などからなるアンダーフィル54によって、回路基板20に固定される。
回路基板20に形成された対向電極30には、チップコンデンサ60がそれぞれ接続される。チップコンデンサ60としては、たとえば積層セラミックコンデンサなどが用いられ、その両端に形成された外部電極が、半田62などによって対向電極30に接続される。
さらに、凹部22の外側に形成された電極26a〜26cおよび28a〜28cには、それぞれの音叉型振動子として第1の音叉型圧電振動子70および第2の音叉型圧電振動子72がそれぞれ取り付けられる。第1の音叉型圧電振動子70および第2の音叉型圧電振動子72は、それぞれ、長方形板状の基台部74を含み、基台部74の長手方向における一端から柱状の2つの脚部76a,76bが延びるように形成される。これらの脚部76a,76bは、基台部74の幅方向の両端より内側において、互いに平行に延びるように形成される。また、基台部74は、回路基板20に支持されるためのものであって、特に図4および図5に示すように、矩形板状の接合部74aと、矩形板状の胴体部74bとを含む。接合部74aは、回路基板20に接合されるための部分であり、胴体部74bは、接合部74aおよび2つの脚部76a,76b間に形成される部分である。
また、第1の音叉型圧電振動子70において、駆動モードの共振周波数(たとえば30kHz)と面内同相モードの共振周波数(面内同相周波数)との周波数差が1kHz以上になるようにするために、接合部74aおよび胴体部74bを含む基台部74と2つの脚部76a,76bとは、胴体部74bの長さ/(胴体部74bの実質的な幅−脚部76a,76bの幅)がたとえば2.3になるように、すなわち、胴体部74bの長さ/(胴体部74bの実質的な幅−脚部76a,76bの幅)と駆動モードの共振周波数(30kHz)との積がたとえば69×103になるように形成される。なお、脚部76a,76bの幅とは、2つの脚部76a,76bのそれぞれ幅を合計した幅である。ここで、第1の音叉型圧電振動子70において、駆動モードの共振周波数(30kHz)と面内同相モードの共振周波数(面内同相周波数)との周波数差が1kHz以上になるようにするためには、接合部74aおよび胴体部74bを含む基台部74と2つの脚部76a,76bとは、胴体部74bの長さ/(胴体部74bの実質的な幅−脚部76a,76bの幅)が2.0以上になるように、すなわち、胴体部74bの長さ/(胴体部74bの実質的な幅−脚部76a,76bの幅)と駆動モードの共振周波数(30kHz)との積が60×103以上になるように形成されていればよい。
さらに、第2の音叉型圧電振動子72において、駆動モードの共振周波数(たとえば48kHz)と面内同相モードの共振周波数(面内同相周波数)との周波数差が1kHz以上になるようにするために、接合部74aおよび胴体部74bを含む基台部74と2つの脚部76a,76bとは、胴体部74bの長さ/(胴体部74bの実質的な幅−脚部76a,76bの幅)がたとえば1.4になるように、すなわち、胴体部74bの長さ/(胴体部74bの実質的な幅−脚部76a,76bの幅)と駆動モードの共振周波数(48kHz)との積がたとえば67.2×103になるように形成される。ここで、第2の音叉型圧電振動子72において、駆動モードの共振周波数(48kHz)と面内同相モードの共振周波数(面内同相周波数)との周波数差が1kHz以上になるようにするためには、接合部74aおよび胴体部74bを含む基台部74と2つの脚部76a,76bとは、胴体部74bの長さ/(胴体部74bの実質的な幅−脚部76a,76bの幅)が1.25以上になるように、すなわち、胴体部74bの長さ/(胴体部74bの実質的な幅−脚部76a,76bの幅)と駆動モードの共振周波数(48kHz)との積が60×103以上になるように形成されていればよい。
第1の音叉型圧電振動子70および第2の音叉型圧電振動子72は、それぞれ、図4および図5に示すように、積層される2つの音叉型の圧電体基板80,82を含む。圧電体基板80,82は、たとえばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などの圧電体材料で形成され、たとえば互いに逆の厚み方向に分極される。
第1の音叉型圧電振動子70および第2の音叉型圧電振動子72において、これらの圧電体基板80,82間には、内部電極84がそれぞれ形成される。
また、第1の音叉型圧電振動子70および第2の音叉型圧電振動子72において、一方の圧電体基板80の表面には、3つの駆動検出用電極86,88,90が、幅方向に間隔を隔ててかつ内部電極84に対向するようにそれぞれ形成される。この場合、圧電体基板80の表面側において、たとえば直線状の一方の溝80aが一方の脚部76aの幅方向の中央部に延びるように形成され、たとえば直線状の他方の溝80bが他方の脚部76bの幅方向の中央部に延びるように形成される。そして、駆動検出用電極86,88は、一方の溝80aによって互いに分割される。また、駆動検出用電極88,90は、他方の溝80bによって互いに分割される。そのため、端部側の駆動検出用電極86は、基台部74から脚部76aに延びるように形成される。また、端部側の駆動検出用電極90は、基台部74から脚部76bに延びるように形成される。さらに、中央の駆動検出用電極88は、基台部74から両方の脚部76a,76bに延びるように形成される。なお、駆動検出用電極86,88,90間の溝80a,80bの幅は、駆動検出用電極86,88,90間における短絡を防止するために基台部74において接合部74aを含む部分で広く形成され、さらに、駆動検出用電極86,88,90による効率を上げるために脚部76a,76b部分で狭くなるように形成されてもよい。
さらに、第1の音叉型圧電振動子70および第2の音叉型圧電振動子72において、他方の圧電体基板82の表面には、全面電極92がそれぞれ形成される。全面電極92は、圧電体基板82を分極する際に用いられるものである。そのため、全面電極92は、圧電体基板82を分極しない場合など必要のない場合には、形成されなくてもよい。
第1の音叉型圧電振動子70と第2の音叉型圧電振動子72とは、回路基板20の凹部22の外側に形成された電極26a〜26cおよび電極28a〜28cに取り付けられる。このとき、接合材100を用いて、2つの音叉型圧電振動子70,72の接合部74aにおいて駆動検出用電極86,88,90が、それぞれ、電極26a,26b,26cおよび電極28a,28b,28cに接合される。接合材100としては、たとえば異方導電性接着剤、導電性接着剤、樹脂−金属複合材料、金バンプなどが用いられる。駆動検出用電極86,88,90間においては絶縁性を確保する必要があるため、接合材100として、異方導電性接着剤や樹脂−金属複合材料を用いる場合には、基台部74の接合部74aにおいて3つの駆動検出用電極86,88,90側の表面の全面に接合材100を付与することができるので量産性は上がるが、その他の材料を用いる場合には、それぞれの駆動検出用電極86,88,90に分割して接合材100を付与する必要がある。このように、第1の音叉型圧電振動子70および第2の音叉型圧電振動子72の基台部74は、それぞれ、接合部74aが回路基板20に接合されることによって、回路基板20に支持される。
第1の音叉型圧電振動子70および第2の音叉型圧電振動子72は、ほぼ直交する向きに配置されるが、それぞれの振動が他の圧電振動子に影響を与えないように、異なる共振周波数たとえば30kHzと48kHzとでそれぞれ駆動するために異なる共振周波数を有するものが用いられる。第1の音叉型圧電振動子70の脚部76a,76bは、第2の音叉型圧電振動子72の脚部76a,76bより長く形成される。それにより、第1の音叉型圧電振動子70は、第2の音叉型圧電振動子72より低い共振周波数を有する。
低い共振周波数を有する第1の音叉型圧電振動子70は、回路基板20の短辺の近傍に形成された電極26a〜26cに接続される。また、高い共振周波数を有する第2の音叉型圧電振動子72は、回路基板20の長辺の近傍に形成された電極28a〜28cに接続される。これらの第1の音叉型圧電振動子70および第2の音叉型圧電振動子72の脚部76a,76bは、回路基板20の短辺および長辺に沿って、凹部24側に向かって延びるように配置される。
IC50およびチップコンデンサ60などで形成される回路の必要な部分が、電極24、対向電極30および配線部材(図示せず)を介して、回路基板20の他方面に形成された外部電極40に接続される。また、第1の音叉型圧電振動子70および第2の音叉型圧電振動子72の駆動検出用電極86,88,90は、電極26a〜26c,28a〜28cおよび配線部材(図示せず)を介して、IC50の回路に接続されるとともに、回路基板20の他方面に形成された検査用電極42a〜42hに接続される。このとき、第1の音叉型圧電振動子70および第2の音叉型圧電振動子72の駆動検出用電極86,88,90は、それぞれ、2列に配置された4つの検査用電極42a〜42dおよび4つの検査用電極42e〜42hに接続される。
ここで、4つ並んだ一方の検査用電極42a〜42dのうち、両外側の2つの検査用電極42a,42dに第1の音叉型圧電振動子70の中央の駆動検出用電極88が接続され、内側の2つの検査用電極42b,42cに第1の音叉型圧電振動子70の両側の駆動検出用電極86,90が接続される。また、4つ並んだ他方の検査用電極42e〜42hのうち、両外側の2つの検査用電極42e,42hに第2の音叉型圧電振動子72の中央の駆動検出用電極88が接続され、内側の2つの検査用電極42f,42gに第2の音叉型圧電振動子72の両側の駆動検出用電極86,90が接続される。
回路基板20の一方面上には、IC50、チップコンデンサ60、第1の音叉型圧電振動子70および第2の音叉型圧電振動子72を覆うようにして、キャップ110が取り付けられる。キャップ110は、たとえばアルミナや洋白などの材料で、回路基板20の外形に合わせた矩形の器状に形成される。
キャップ110を回路基板20に取り付けるために、キャップ110の端部と回路基板20との間にキャップ接着剤112が付与される。キャップ接着剤112としては、たとえばアルミナなどの絶縁性のキャップ110を取り付ける場合には、エポキシ系接着剤などが用いられ、洋白などの導電性のキャップ110を取り付ける場合には、エポキシ系接着剤およびエポキシ系導電性接着剤などが用いられる。
キャップ110には、防爆用の貫通孔114が形成される。貫通孔114は、第1の音叉型圧電振動子70の基台部74に対応する位置において、キャップ110の角部の近傍に形成される。貫通孔114は、第2の音叉型圧電振動子72の基台部74に対応する位置において、キャップ110の角部の近傍に形成されてもよい。つまり、貫通孔114は、キャップ110を180°回転させて回路基板20に取り付けても、IC50の上に配置されない位置に形成されることが好ましい。
次に、図6などを参照して、この角速度センサ10の回路構成について説明する。ここでは、角速度センサ10において、第1の音叉型圧電振動子70に関連する回路構成と第2の音叉型圧電振動子72に関連する回路構成とが同様の回路構成であるため、先に、第1の音叉型圧電振動子70に関連する回路構成について詳しく説明し、その後に、第2の音叉型圧電振動子72に関連する回路構成について簡単に説明する。
角速度センサ10において、第1の音叉型圧電振動子70の駆動検出用電極86,90は、電極24,26a,26cおよび配線部材(図示せず)を介して、IC50に含まれる入力バッファ200の2つの入力端に接続される。この入力バッファ200は、一方の出力端および他方の2つの出力端を有し、一方の出力端は2つの入力端に入力されている信号の和の信号を出力するためのものであり、他方の2つの出力端は2つの入力端に入力されている信号を出力するためのものである。IC50内において、入力バッファ200の一方の出力端は、信号の振幅を制御するための振幅制御回路202の入力端に接続され、振幅制御回路202の出力端は、信号の位相を適正にするための移相回路204の入力端に接続される。IC50内の移相回路204の出力端は、電極24,26bおよび配線部材(図示せず)を介して、第1の音叉型圧電振動子70の駆動検出用電極88に接続される。このようにして、第1の音叉型圧電振動子70には、駆動用の帰還ループが形成される。なお、第1の音叉型圧電振動子70の駆動検出用電極86,88,90は、上述のように、4つの検査用電極42a〜42dの所定のものにそれぞれ接続されている。
IC50内において、入力バッファ200の他方の2つの出力端は、差動増幅回路206の2つの入力端に接続され、差動増幅回路206の出力端は、振幅調整回路208を介して、同期検波回路210の一方の入力端に接続され、さらに、入力バッファ200の一方の出力端は、検波クロック生成回路212を介して、同期検波回路210の他方の入力端に接続される。同期検波回路210は、その一方の入力端に入力されている信号を、その他方の入力端に入力されている信号(検波クロック)に同期して検波するためのものである。同期検波回路210の出力端は、IC50の1つの外部電極(電極24)に接続され、この外部電極と基準電圧が印加されるIC50の別の外部電極(別の電極24、外部電極40(REF))との間には、電極30および配線部材(図示せず)を介して、コンデンサC1(チップコンデンサ60)が接続される。
さらに、IC50内において、同期検波回路210の出力端は、調整回路214の1つの入力端に接続される。この調整回路214は、同期検波回路210の出力信号を温度補償するためのものである。そのため、IC50内には、シリアルインタフェース216、ロジック回路218、メモリ220および温度センサ222が設けられる。シリアルインタフェース216は、その3つの入力端がIC50の3つの外部電極(3つの電極24)および3つの外部電極40(ACS、ACLKおよびASDIO)にそれぞれ接続され、その出力端がロジック回路218の入力端に接続される。また、ロジック回路218の入出力端がメモリ220の入出力端に接続される。さらに、メモリ220のVPP電圧端子は、IC50の外部電極(電極24)および外部電極40(VPP)に接続される。そのため、実際に測定された第1の音叉型圧電振動子70の温度変化に対するインピーダンス変化特性に関するデータなどのさまざまなデータを、外部電極40から、シリアルインタフェース216およびロジック回路218を介して、メモリ220に記憶することができる。また、ロジック回路218の出力端が調整回路214の別の入力端に接続される。そのため、メモリ220に記憶されているデータを、ロジック回路218を介して、調整回路214に与えることができる。さらに、温度センサ222の出力端が、調整回路214のさらに別の入力端に接続される。したがって、調整回路214によって、その入力信号すなわち同期検波回路210の出力信号を、メモリ220に記憶されているデータおよび温度センサ222の出力信号に基づいて温度補償することができる。
なお、図示していないが、メモリ220は、上述の振幅調整回路208にも接続され、メモリ220に記憶されているゲインに関するデータに基づいて、振幅調整回路208によって差動増幅回路206の出力信号の振幅を調整することができる。
IC50内において、調整回路214の出力端は、ローパスフィルタ224の入力端に接続される。ローパスフィルタ224は、角速度センサ10で検出する角速度の周波数たとえば10Hz〜50Hzを含む低周波帯域を通過するためのものである。ローパスフィルタ224の出力端は、IC50の外部電極(電極24)、電極30および外部電極40(OUTx)に接続される。なお、ローパスフィルタ224は、入力信号を通過して出力する別の出力端も有し、その別の出力端は、IC50の別の外部電極(電極24)および別の電極30に接続される。そして、ローパスフィルタ224の出力端および別の出力端間(電極30間)には、コンデンサC2(チップコンデンサ60)が接続される。
ローパスフィルタ224の出力端すなわち外部電極40(OUTx)は、外部に設けられるハイパスフィルタ226の入力端に接続される。ハイパスフィルタ226は、信号中の直流成分をカットするためのものである。ハイパスフィルタ226は、コンデンサC3および抵抗器R1を含み、その入力端と出力端との間にコンデンサC3が接続され、その出力端とIC50の基準電圧が印加される別の外部電極40(REF)との間に抵抗器R1が接続される。
ハイパスフィルタ226の出力端すなわちコンデンサC3および抵抗器R1の接続点は、外部電極40(AINx)に接続される。この外部電極40(AINx)は、電極24などを介して、IC50内において後段アンプに用いられるオペアンプ228の正入力端に接続される。後段アンプは、外部電極40(AINx)に入力されている信号の振幅をたとえば50倍程度増幅するためのものである。オペアンプ228は、その負入力端が電極24などを介して外部電極40(AFBx)に接続され、その出力端が別の電極24などを介して別の外部電極40(APOx)に接続される。また、これらの外部電極40(AFBx、APOx)には、外部に設けられるローパスフィルタ230が接続される。ローパスフィルタ230は、抵抗器R2およびコンデンサC4を含み、抵抗器R2およびコンデンサC4は、外部電極40(AFBx、APOx)間に並列に接続される。また、外部電極40(AFBx)と基準電圧が印加される別の外部電極40(REF)との間には、抵抗器R3が接続される。そのため、オペアンプ228を含む後段アンプによって、外部電極40(AINx)に入力されている信号の振幅をたとえば50倍程度増幅して、オペアオンプ228の出力端すなわち外部電極40(APOx)から出力することができる。
また、IC50内には、スイッチSWが設けられる。スイッチSWは、外部電極40(AINx)に接続されるIC50の外部電極(電極24)とIC50の基準電圧が印加される別の外部電極40(REF)に接続されるIC50の別の外部電極(別の電極24)との間に接続される。また、スイッチSWは、外部電極40(SCT)に接続されるIC50の外部電極(電極24)に接続される。さらに、スイッチSWは、外部電極40(SCT)に入力される制御信号によって、オンまたはオフに切替えることができるように構成されている。このスイッチSWをたとえば0.2秒間オンにすることによってハイパスフィルタ226のコンデンサC3を充電すれば、ローパスフィルタ224の出力端すなわち外部電極40(OUTx)の信号が短時間でオペアンプ228の正入力端に伝達され、オペアンプ228の出力端すなわち外部電極40(APOx)における出力信号の立上り時間を早めることができる。
なお、外部電極40(VCC)は、配線部材(図示せず)を介して、IC50のVCCおよびVDDに接続される電極24にそれぞれ接続され、外部電極40(GND)は、配線部材(図示せず)を介して、IC50のGNDに接続される電極24に接続される。また、外部電極40(SLP)は、配線部材(図示せず)を介して、IC50のスリープ制御用端子に接続される電極24に接続される。
角速度センサ10において、第1の音叉型圧電振動子70と同様に、第2の音叉型圧電振動子72の駆動検出用電極86,90は、電極24,28a,28cおよび配線部材(図示せず)を介して、IC50に含まれる入力バッファ200と同様の入力バッファ200´の2つの入力端に接続される。入力バッファ200´の一方の出力端は、振幅制御回路202と同様の振幅制御回路202´、移相回路204と同様の移相回路204´、電極24,28bおよび配線部材(図示せず)を介して、第2の音叉型圧電振動子72の駆動検出用電極88に接続される。このようにして、第2の音叉型圧電振動子72にも、駆動用の帰還ループが形成される。ただし、駆動用の帰還ループは、第2の音叉型圧電振動子72における駆動周波数が、第1の音叉型圧電振動子70における駆動周波数(30kHz)より高くなるように48kHzに形成される。
入力バッファ200´の他方の2つの出力端も、差動増幅回路206および振幅調整回路208と同様の差動増幅回路206´および振幅調整回路208´を介して、同期検波回路210と同様の同期検波回路210´の一方の入力端に接続され、さらに、入力バッファ200´の一方の出力端は、検波クロック生成回路212と同様の検波クロック生成回路212´を介して、同期検波回路210´の他方の入力端に接続される。図示していないが、調整回路208´にもメモリ220が接続され、メモリ220に記憶されているゲインに関するデータに基づいて、振幅調整回路208´によって差動増幅回路206´の出力信号の振幅を調整することができる。また、検波クロック生成回路212´は、検波クロック生成回路212と比べて、第2の音叉型圧電振動子72の高い駆動周波数に対応して周期の短い検波クロックを生成し、同期検波回路210´における検波の周期も、同期検波回路210における検波の周期と比べて短い。
同期検波回路210´の出力端は、IC50の1つの外部電極(電極24)および電極30に接続され、この電極30と基準電圧が印加されるIC50の別の外部電極(別の電極24、外部電極40(REF))との間には、コンデンサC5(チップコンデンサ60)が接続される。
さらに、IC50内において、同期検波回路210´の出力端は、調整回路214と同様の調整回路214´の1つの入力端に接続される。また、調整回路214´の別の入力端およびさらに別の入力端には、メモリ220および温度センサ222がそれぞれ接続される。そのため、メモリ220に記憶されているデータを、調整回路214´に与えることができる。さらに、調整回路214´によって、同期検波回路210´の出力信号を、メモリ220に記憶されている第2の音叉型圧電振動子72に関するデータおよび温度センサ222の出力信号に基づいて温度補償することができる。
IC50内において、調整回路214´の出力端は、ローパスフィルタ224と同様のローパスフィルタ224´の入力端に接続される。ローパスフィルタ224´の出力端は、IC50の外部電極(電極24)、電極30および外部電極40(OUTy)に接続され、ローパスフィルタ224´の別の出力端は、IC50の別の外部電極(電極24)および別の電極30に接続される。ローパスフィルタ224´の出力端および別の出力端間(電極30間)には、コンデンサC6(チップコンデンサ60)が接続される。
ローパスフィルタ224´の出力端すなわち外部電極40(OUTy)は、ハイパスフィルタ226と同様の外部に設けられるハイパスフィルタ226´の入力端に接続される。ハイパスフィルタ226´は、その入力端と出力端との間にコンデンサC7が接続され、その出力端とIC50の基準電圧が印加される別の外部電極40(REF)との間に抵抗器R4が接続される。
ハイパスフィルタ226´の出力端すなわちコンデンサC7および抵抗器R4の接続点は、外部電極40(AINy)に接続される。この外部電極40(AINy)は、電極24などを介して、IC50内において後段アンプと同様の別の後段アンプに用いられるオペアンプ228´の正入力端に接続される。この別の後段アンプは、外部電極40(AINy)に入力されている信号の振幅をたとえば50倍程度増幅するためのものである。オペアンプ228´は、その負入力端が電極24などを介して外部電極40(AFBy)に接続され、その出力端が別の電極24などを介して別の外部電極40(APOy)に接続される。また、これらの外部電極40(AFBy、APOy)には、ローパスフィルタ230と同様の外部に設けられるローパスフィルタ230´が接続される。ローパスフィルタ230´の抵抗器R5およびコンデンサC8が、外部電極40(AFBy、APOy)間に並列に接続される。また、外部電極40(AFBy)と基準電圧が印加される別の外部電極40(REF)との間には、抵抗器R6が接続される。そのため、オペアンプ228´を含む別の後段アンプによって、外部電極40(AINy)に入力されている信号の振幅をたとえば50倍程度増幅して、オペアオンプ228´の出力端すなわち外部電極40(APOy)から出力することができる。
また、IC50内には、スイッチSWと同様のスイッチSW´が設けられる。スイッチSW´は、外部電極40(AINy)に接続されるIC50の外部電極(電極24)とIC50の基準電圧が印加される別の外部電極40(REF)に接続されるIC50の別の外部電極(別の電極24)との間に接続される。また、スイッチSW´も、IC50の外部電極(電極24)および外部電極40(SCT)に接続される。さらに、スイッチSWも、外部電極40(SCT)に入力される制御信号によって、オンまたはオフに切替えることができるように構成されている。そのため、このスイッチSW´をたとえば0.2秒間オンにすることによってハイパスフィルタ226´のコンデンサC7を充電すれば、ローパスフィルタ224´の出力端すなわち外部電極40(OUTy)の信号が短時間でオペアンプ228´の正入力端に伝達され、オペアンプ228´の出力端すなわち外部電極40(APOy)における出力信号の立上り時間を早めることができる。
ここで、上述の角速度センサ10において、用いられる第1(第2)の音叉型圧電振動子70(72)の製造方法の一例について説明する。
まず、多層基板が形成される。この多層基板は、2枚の圧電体基板と3枚の電極とを交互に積層したものである。一方の圧電体基板は多数の圧電体基板80となるものであり、他方の圧電体基板は多数の圧電体基板82となるものである。多層基板において、2枚の圧電体基板間の1つの電極は、多数の内部電極84となるものであり、一方の圧電体基板の表面側の別の1つの電極は多数の駆動検出用電極86,88,90となるものであり、他方の圧電体基板の表面側のさらに別の1つの電極は多数の全面電極92となるものである。
そして、その多層基板において一方の圧電体基板の両面の電極間と他方の圧電体基板の両面の電極間とにそれぞれ直流電圧を印加することによって、一方の圧電体基板と他方の圧電体基板とが互いに逆の厚み方向に分極される。
それから、そのように分極された多層基板は、音叉型圧電振動子70(72)を囲む長方形状の多数のチップに切断される。そして、そのように切断されたチップには、切込みを入れることによって、基台部74および脚部76a,76bがそれぞれ形成される。それから、チップの基台部74および脚部76a,76bには、溝80a,80bがそれぞれ形成される。なお、チップには、溝80a,80bが形成されてから、基台部74および脚部76a,76bが形成されてもよい。このようにして、個々の音叉型圧電振動子70(72)が製造される。
なお、上述のように分極された多層基板の一方の圧電体基板およびその表面側の電極には、多数の音叉型圧電振動子70(72)の駆動検出用電極86,88間の溝80aおよび駆動検出用電極88,90間の溝80bに対応する溝がそれぞれ形成される。そして、溝80a,80bに対応する溝が形成された多層基板は、各音叉型圧電振動子70(72)の輪郭に沿って個々の音叉型圧電振動子70(72)に切断されてもよい。
上述のようにして、音叉型圧電振動子70(72)を製造する場合、音叉型圧電振動子70(72)において、胴体部74bの長さ/(胴体部74bの実質的な幅−脚部76a,76bの幅)と駆動モードの共振周波数との関係を利用して、胴体部74bを含む基台部74と2つの脚部76a,76bとが形成される。
具体的には、第1の音叉型圧電振動子70を製造するために、接合部74aおよび胴体部74bを含む基台部74と2つの脚部76a,76bとは、胴体部74bの長さ/(胴体部74bの実質的な幅−脚部76a,76bの幅)がたとえば2.3になるように、すなわち、胴体部74bの長さ/(胴体部74bの実質的な幅−脚部76a,76bの幅)と駆動モードの共振周波数(30kHz)との積がたとえば69×103になるように形成される。
さらに、第2の音叉型圧電振動子72を製造するために、接合部74aおよび胴体部74bを含む基台部74と2つの脚部76a,76bとは、胴体部74bの長さ/(胴体部74bの実質的な幅−脚部76a,76bの幅)がたとえば1.4になるように、すなわち、胴体部74bの長さ/(胴体部74bの実質的な幅−脚部76a,76bの幅)と駆動モードの共振周波数たとえば48kHzとの積がたとえば67.2×103になるように形成される。
このようにして、駆動モードの共振周波数と面内同相モードの共振周波数(面内同相周波数)との周波数差が1kHz以上になる第1の音叉型圧電振動子70および第2の音叉型圧電振動子72が製造される。
次に、上述の角速度センサ10の作動状態について説明する。この角速度センサ10では、たとえば、第1の音叉型圧電振動子70が、回路基板20の短辺に平行するX軸を中心として加わる回転角速度を検出するために用いられ、第2の音叉型圧電振動子72が、回路基板20の長辺に平行するY軸を中心として加わる回転角速度を検出するために用いられる。
第1の音叉型圧電振動子70において、入力バッファ200、振幅制御回路202および移相回路204からなる駆動用の帰還ループによって自励振駆動回路が形成され、脚部76a,76bは、たとえば図7に示すように、互いに開いたり閉じたりするように、駆動モードの共振周波数(30kHz)の基本振動で振動する。脚部76a,76bが互いに開いている状態(図7に実線で示す状態)では、第1の音叉型圧電振動子70において、中央の駆動検出用電極88を形成した部分が伸びて、両側の駆動検出用電極86,90を形成した部分が縮んでいる。逆に、脚部76a,76bが互いに閉じている状態では、第1の音叉型圧電振動子70において、中央の駆動検出用電極88を形成した部分が縮んで、両側の駆動検出用電極86,90を形成した部分が伸びている。この基本振動のときに、2つの脚部76a,76bは、分極方向に対して同じ状態で対称的に振動するため、両側の駆動検出用電極86,90からは同じ信号が出力される。そのため、検出回路用の差動増幅回路206ひいては外部電極40(APOx)からは、「0」の信号が出力される。
そして、この基本振動の状態で、第1の音叉型圧電振動子70にX軸を中心として回転角速度が加わると、脚部76a,76bには、基本振動の方向と直交する向きにコリオリ力が働く。脚部76a,76bに働くコリオリ力は互いに逆向きであるため、2つの脚部76a,76bは、たとえば図8に示すように、互いに逆方向に変位する。図8に実線で示す変位状態においては、駆動検出用電極86が形成された一方の脚部76aでは、一方の圧電体基板80が縮み、他方の圧電体基板82が伸び、逆に、駆動検出用電極90が形成された他方の脚部76bでは、一方の圧電体基板80が伸び、他方の圧電体基板82が縮んでいる。図8に実線で示す変位状態とは逆の変位状態では、図示していないが、一方の脚部76aでは、一方の圧電体基板80が伸び、他方の圧電体基板82が縮み、逆に、他方の脚部76bでは、一方の圧電体基板80が縮み、他方の圧電体基板82が伸びている。この変位によって、両側の駆動検出用電極86,90からは、逆位相の信号が出力され、差動増幅回路206からは、回転角速度に応じた大きい信号が出力される。このように出力される信号の大きさと極性とは、回転角速度の大きさと回転方向とにそれぞれ対応する。
差動増幅回路206の出力信号は、その振幅が、メモリ220に記憶されているデータに基づいて振幅調整回路208によって調整される。このように振幅が調整された信号は、同期検波回路210によって、検波クロック生成回路212の検波クロックに同期して検波される。検波された信号は、調整回路214などによって、温度補償される。温度補償された信号は、ローパスフィルタ224によって必要な低周波帯域が通過され、ハイパスフィルタ226によって直流成分がカットされる。そして、直流成分がカットされた信号は、オペアンプ228などからなる後段アンプで増幅され、オペアンプ228の出力端すなわち外部電極40(APOx)から出力される。したがって、外部電極40(APOx)からの出力信号の大きさと極性とによって、X軸を中心として加わった回転角速度の大きさと回転方向とを検出することができる。
第2の音叉型圧電振動子72においても、第1の音叉型圧電振動子70と同様に、脚部76a,76bが、入力バッファ200´などからなる駆動用の帰還ループによって、駆動モードの共振周波数(48kHz)の基本振動で振動する。ただし、第2の音叉型圧電振動子72においては、Y軸を中心として加わった回転角速度に応じて、脚部76a,76bの基本振動の向きが変位する。そのため、第2の音叉型圧電振動子72に関しては、差動増幅回路206´ひいては外部電極40(APOy)からの出力信号の大きさと極性とによって、Y軸を中心として加わった回転角速度の大きさと回転方向とを検出することができる。
この角速度センサ10では、第1の音叉型圧電振動子70および第2の音叉型圧電振動子72において、それぞれ、胴体部74bを含む基台部74と2つの脚部76a,76bとは、胴体部74bの長さ/(胴体部74bの実質的な幅−脚部76a,76bの幅)と駆動モードの共振周波数との積が60×103以上になるように形成されているので、駆動モードの共振周波数と面内同相モードの共振周波数(面内同相周波数)との周波数差が1kHz以上になる。そのため、この角速度センサ10では、第1の音叉型圧電振動子70および第2の音叉型圧電振動子72において、それぞれ、同相モードとの干渉による悪影響を回避することができ、角速度センサの感度やオフセットなどの基本特性を安定にすることができる。
ここで、上述の角速度センサ10などの角速度センサに用いられる音叉型圧電振動子において、胴体部を含む基台部と2つの脚部とが、胴体部の長さ/(胴体部の実質的な幅−脚部の幅)と駆動モードの共振周波数との積が60×103以上になるように形成されていると、駆動モードの共振周波数と面内同相モードの共振周波数(面内同相周波数)との周波数差が1kHz以上になるかどうかについて調べたシミュレーション結果について説明する。
このシミュレーション結果を図9のグラフに示す。図9に示すグラフは、駆動モードの共振周波数が30kHz、48kHzおよび23kHzであるそれぞれの音叉型圧電振動子において、胴体部の長さ/(胴体部の実質的な幅−脚部の幅)と駆動モードの共振周波数および面内同相周波数の周波数差との関係を示す。
図9に示すグラフより、それぞれの駆動モードの共振周波数の音叉型圧電振動子において、胴体部の長さ/(胴体部の実質的な幅−脚部の幅)と駆動モードの共振周波数との積が60×103以上になると、駆動モードの共振周波数および面内同相周波数の周波数差が1kHz以上になることがわかった。
また、上述の角速度センサ10では、音叉型圧電振動子70(72)がそれぞれ回路基板20に直接的に接合されているので、別部材を介して接合する従来のものと比べて、別部材のためのコストを低減することができる。
さらに、上述の角速度センサ10では、音叉型圧電振動子70(72)がそれぞれ異方導電性接着剤で回路基板20に接合されると、音叉型圧電振動子70(72)および回路基板20間の電極構造が簡単になり、しかも、音叉型圧電振動子70(72)の搭載や接着剤塗布などの管理が容易になり、その分においてコストを低減することができる。
さらに、上述の角速度センサ10では、音叉型圧電振動子70(72)において、それぞれ、基台部74の接合部74aの幅全体で接合していることにより、直線状の溝80a,80bを形成して出来た駆動検出用電極86,88,90それぞれに導通させることが可能になるため、構造が単純であり、量産性が上がる。
また、上述の音叉型圧電振動子70(72)の製造方法では、本願発明者が新たに見出した胴体部74bの長さ/(胴体部74bの実質的な幅−脚部76a、76bの幅)と駆動モードの共振周波数との関係を利用して、胴体部74bを含む基台部74と脚部76a,76bとを形成するので、駆動モードの共振周波数と面内同相モードの共振周波数(面内同相周波数)との周波数差が1kHz以上になり、同相モードとの干渉による悪影響を回避することができる音叉型振動子を製造することができる。
さらに、上述の音叉型圧電振動子70(72)の製造方法では、複数の音叉型圧電振動子70(72)の圧電体基板80,82などの材料として多層基板を用いるので、圧電体基板80,82などを個々の音叉圧電体基板70(72)ごとに接着する工程を省略することができ、音叉型圧電振動子70(72)を容易に製造することができ、しかも、音叉型圧電振動子70(72)の量産性に優れているという効果を奏する。
図10は、この発明にかかる角速度センサに用いられる音叉型圧電振動子の他の例を示す平面図である。図10に示す音叉型圧電振動子70では、図4および図5に示す音叉型圧電振動子70と比べて、基台部74の胴体部74bにおいて幅方向の両側部分に、脚部76a,76bの外側の輪郭に沿って、矩形状の切込み部75a,75aがそれぞれ形成されている。
図10に示す音叉型圧電振動子70では、図4および図5に示す音叉型圧電振動子70(72)と比べて、胴体部74bの実質的な幅が狭くなるため、同じ大きさの接合部74aを確保しながら、駆動モードの共振周波数および面内同相周波数の周波数差を1kHz以上にするために胴体部74bの長さを短く形成することができ、音叉型振動子の小型化を図ることができる。
また、このような切込み部75a,75aは、脚部76a,76bの外側の輪郭に沿って形成されるので、脚部76a,76bの輪郭とともに容易に形成することができる。
図11は、この発明にかかる角速度センサに用いられる音叉型圧電振動子のさらに他の例を示す平面図である。図11に示す音叉型圧電振動子70では、図4および図5に示す音叉型圧電振動子70と比べて、基台部74の胴体部74bにおいて幅方向の両側部分のそれぞれの中央に、矩形状の切込み部75b,75bがそれぞれ形成されている。
図11に示す音叉型圧電振動子70でも、図10に示す音叉型圧電振動子10と同様に、胴体部74bの実質的な幅が狭くなるため、同じ大きさの接合部74aを確保しながら、駆動モードの共振周波数および面内同相周波数の周波数差を1kHz以上にするために胴体部74bの長さを短く形成することができ、音叉型振動子の小型化を図ることができる。
なお、このような切込み部75b,75bは、基台部74の胴体部74bの幅方向の両側から容易に形成することができる。
図12は、この発明にかかる角速度センサに用いられる音叉型圧電振動子のさらに他の例を示す平面図である。図12に示す音叉型圧電振動子70では、図4および図5に示す音叉型圧電振動子70と比べて、基台部74の胴体部74bにおいて幅方向の両側部分に、脚部76a,76bの外側の輪郭からのびて、テーパ状の切込み部75c,75cがそれぞれ形成されている。
図12に示す音叉型圧電振動子70でも、図10および図11に示す各音叉型圧電振動子10と同様に、胴体部74bの実質的な幅が狭くなるため、同じ大きさの接合部74aを確保しながら、駆動モードの共振周波数および面内同相周波数の周波数差を1kHz以上にするために胴体部74bの長さを短く形成することができ、音叉型振動子の小型化を図ることができる。
また、これらのテーパ状の切込み部75c,75cは、基台部74の胴体部74bを欠けにくくする。
なお、上述の音叉型圧電振動子70(72)は、それぞれ、特定の共振周波数(30kHz,48kHz)で駆動するように構成されているが、この発明は、他の共振周波数で駆動するように構成されている音叉型圧電振動子にも適用され得る。
また、上述の音叉型圧電振動子70(72)では、圧電体基板80,82が互いに逆の厚み方向に分極されているが、圧電体基板80,82は、同じ厚み方向に分極されてもよく、または、圧電体基板80のみが厚み方向に分極されてもよい。
さらに、上述の音叉型圧電振動子70(72)では、圧電体基板80に溝80a,80bが形成されているが、これらの溝は、隣接する駆動検出用電極間で短絡することがない場合など溝を形成する必要がない場合には形成されなくてもよい。
さらに、上述の音叉型圧電振動子70(72)では、積層される2つの圧電体基板を有するが、この発明は、積層される3つ以上の圧電体基板を有する音叉型振動子にも適用され得る。
この発明にかかる音叉型振動子は、角速度センサなどに利用される。
この発明にかかる角速度センサの一例を示す内部透視斜視図である。 図1に示す角速度センサの分解斜視図である。 図1に示す角速度センサに用いられる回路基板の他方面を示す斜視図である。 図1に示す角速度センサに用いられる第1(第2)の音叉型圧電振動子を示す斜視図である。 図4に示す第1(第2)の音叉型圧電振動子を示す平面図である。 図1に示す角速度センサの回路構成を示すブロック図である。 図1に示す角速度センサの第1(第2)の音叉型圧電振動子が基本振動で振動している状態を示す図解図である。 図1に示す角速度センサの第1(第2)の音叉型圧電振動子が図7に示す基本振動で振動している状態において回転角速度が加えられることによって変位している状態を示す図解図である。 駆動モードの共振周波数が30kHz、48kHzおよび23kHzであるそれぞれの音叉型圧電振動子において、胴体部の長さ/(胴体部の実質的な幅−脚部の幅)と駆動モードの共振周波数および面内同相周波数の周波数差との関係を示すグラフである。 この発明にかかる角速度センサに用いられる音叉型圧電振動子の他の例を示す平面図である。 この発明にかかる角速度センサに用いられる音叉型圧電振動子のさらに他の例を示す平面図である。 この発明にかかる角速度センサに用いられる音叉型圧電振動子のさらに他の例を示す平面図である。 従来の音叉型振動子の一例を示す図解図である。 従来の音叉型振動子の他の例を示す図解図である。 従来の音叉型振動子のさらに他の例を示す図解図である。
符号の説明
10 角速度センサ
20 回路基板
50 IC
60 チップコンデンサ
70,72の音叉型圧電振動子
74 基台部
74a 接合部
74b 胴体部
75a,75b,75c 切込み部
76a,76b 脚部
80,82 圧電体基板
84 内部電極
86,88,90 駆動検出用電極
110 キャップ

Claims (4)

  1. ベース基板に支持されるための基台部、および
    前記基台部から延びて形成される脚部を含む音叉型振動子であって、
    前記基台部は、
    前記ベース基板に接合されるための接合部、および
    前記接合部および前記脚部間に形成される胴体部を含み、
    前記胴体部を含む前記基台部と前記脚部とは、前記胴体部の長さ/(前記胴体部の実質的な幅−前記脚部の幅)と駆動モードの共振周波数との積が60×103以上になるように形成された、音叉型振動子。
  2. 前記胴体部の実質的な幅が前記胴体部の一番広い部分の幅より狭くなるようにするために、前記胴体部に切込み部が形成された、請求項1に記載の音叉型振動子。
  3. ベース基板に支持されるための基台部、および
    前記基台部から延びて形成される脚部を含み、
    前記基台部は、
    前記ベース基板に接合されるための接合部、および
    前記接合部および前記脚部間に形成される胴体部を含む音叉型振動子を製造するための音叉型振動子の製造方法であって、
    前記胴体部の長さ/(前記胴体部の実質的な幅−前記脚部の幅)と駆動モードの共振周波数との関係を利用して、前記胴体部を含む前記基台部と前記脚部とを形成するようにした、音叉型振動子の製造方法。
  4. 請求項1若しくは請求項2に記載の音叉型振動子、または請求項3に記載の製造方法により得られた音叉型振動子を含んでなる、角速度センサ。
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