JP2013205326A - 振動片の製造方法、振動片、振動子、電子部品、電子機器 - Google Patents

振動片の製造方法、振動片、振動子、電子部品、電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】検出腕の側面に垂直露光によって電極を形成する。
【解決手段】第1検出腕40及び第2検出腕50において、第1主面11と第1主面11と互いに表裏関係にある第2主面12とをつなぐ側面41,42,51,52に、電極を有する振動片10の製造方法であって、側面41,42,51,52が、第2主面12に対して傾斜している傾斜面を形成する工程と、この傾斜面の表面に電極膜90を形成する工程と、電極膜90の表面にレジスト膜91を形成する工程と、第1主面11に対する垂直露光及び現像によってレジスト膜91の一部を除去し、電極膜90の一部を露出させる工程と、露出された電極膜90の一部を除去して検出電極62及びGND電極63とを形成する工程と、を含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、振動片の製造方法、振動片、及びこの振動片を用いた振動子、電子部品、電子機器に関する。
従来、基部から延設される振動腕を有し、この振動腕の主平面と側面に電極が設けられた振動片において、振動片の外形形状をウェットエッチングによって成形し、主平面と側面とに設けられる電極を、斜め露光によって形成する製造方法が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2010−226639号公報 特開2010−283425号公報
上述した特許文献1や特許文献2では、ウェットエッチングを用いて振動片の外形形状を形成しているが、振動片がエッチング異方性を有する材質の場合、エッチング面(側面)において異なった角度の傾斜面が形成されることがあり、その結果、不要振動が発生しやすくなる。従って、不要振動を抑制するために、側面を主平面に対して垂直に近い傾斜角度に近づけるため、オーバーエッチングを行わなければならず、高精度な形状形成は容易ではない。
また、電極形成は、斜め露光によって行っているが、側面電極を形成する際、主平面に設けられる平面電極では斜め方向からの光の回り込みによって電極幅が狭くなり、断線される恐れがある。このような場合には、平面電極と側面電極とを別工程で形成しなくてはならない。
また、ウェットエッチングによる外形形成では、各エッチング面の傾斜角度が無視できないほどに差が出る場合があり、斜め露光では、その傾斜角度の差によって側面電極のパターン精度が低下してしまうという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る振動片の製造方法は、第1主面と前記第1主面と互いに表裏関係にある第2主面とをつなぐ側面に、電極を有する振動片の製造方法であって、前記側面が、前記第2主面に対して傾斜している傾斜面を形成する工程と、前記傾斜面の表面に電極膜を形成する工程と、前記電極膜の表面にレジスト膜を形成する工程と、前記第1主面に対する垂直露光及び現像によって前記レジスト膜の一部を除去し、前記電極膜の一部を露出させる工程と、露出された前記電極膜の一部を除去して前記電極を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
本適用例によれば、側面に傾斜面を形成し、垂直露光によって不要な金属膜を除去して電極を形成することから、従来技術のように、第1主面に設けられる上部電極(例えば、引き回し電極)と、側面に設けられる電極(例えば、検出電極とGND電極)とを斜め露光で形成する際に光の回り込みによって電極幅が狭くなることがなく、上部電極がある場合には、上部電極と側面電極とを共通の露光工程で形成することができる。
[適用例2]上記適用例に係る振動片の製造方法において、第2主面に対する前記傾斜面の前記傾斜角度が60度〜89度の範囲であること、が好ましい。
傾斜角度を60度〜89度の範囲にすれば、実使用範囲の振動片の厚み又は傾斜の高さ(例えば、60μm〜200μmの範囲)において垂直露光によって所望の電極幅を有する側面電極を形成することができる。
[適用例3]上記適用例に係る振動片の製造方法において、前記傾斜面を形成する工程は、ドライエッチングによって行われること、が好ましい。
例えば、第1主面側からドライエッチングを開始すれば、加工位置が深くなるにつれて第1主面側ではリデポジション(再堆積)が発生するこことから第2主面側に向かって加工量が少なくなり、その結果、側面に傾斜面を形成できる。この傾斜面の傾斜角度は、ドライエッチング装置のプラズマ電力、加速電圧、エッチングガス種、圧力、流量、基板温度などで調整することが可能である。
振動片が水晶のようにエッチング異方性がある場合、ウェットエッチングでは、振動片の幅の両側で傾斜角度が大幅に異なる場合があるが、ドライエッチングによれば、この傾斜角度の差を小さく抑えることができ、且つその傾斜角度を任意にコントロールすることができ、振動片の側面電極を高精度に形成することができる。
[適用例4]上記適用例に係る振動片の製造方法において、前記傾斜面形成する工程は、前記第1主面側及び前記第2主面側からの両面ドライエッチングによって行われること、が好ましい。
両面ドライエッチングによれば、第1主面と第2主面との中間位置に最大幅がある傾斜面を形成することができる。従って、第1主面側の傾斜面と第2主面側の傾斜面とに、垂直露光によって側面電極を形成することができる。なお、第1主面に上部電極がある場合、第2主面側に下部電極がある場合においても、両面側からの垂直露光によって、上部電極と下部電極と側面電極とを同じ工程で形成することが可能となる。
[適用例5]上記適用例に係る振動片の製造方法において、前記傾斜面を形成する工程は、前記側面に段部を形成する工程を含むこと、が好ましい。
このように形成された断面形状は、例えば、段部により第2主面側より第1主面側の幅が狭くなるような段付形状となる。
このような製造方法では、振動片の外形形状を形成する工程と、振動片に段部を形成する工程と、を有する。例えば、第2主面から段部に至る外形側面と、段部から第1主面に至る段部側面に傾斜面を形成すれば、垂直露光によって外形側面と段部側面の両方に側面電極を形成することができる。
[適用例6]上記適用例に係る振動片の製造方法において、前記傾斜面を形成する工程は、前記第1主面側または前記第2主面側または両方に溝を形成する工程を含むこと、が好ましい。
このような製造方法では、振動片の外形形状をドライエッチングにより形成する工程と、第1主面または第2主面にドライエッチングにより溝を形成する工程と、を有する。従って、この溝の内壁にも傾斜面を形成することができることから、垂直露光によって外形側面と溝の内壁面との両方に側面電極を形成することができる。
[適用例7]本適用例に係る振動片は、第1主面と、前記第1主面と互いに表裏関係にある第2主面と、前記第2主面に対して傾斜しており、前記第1主面と前記第2主面とをつなぐ傾斜面と、前記傾斜面に設けられている電極と、を備えていることを特徴とする。
本適用例によれば、前述した適用例に記載の効果を奏する振動片を形成することができる。また、傾斜面に形成する側面電極を複数に分割可能であり、電極配線の設計自由度が増すという効果がある。
また、ドライエッチングによって外形形状を形成すれば、振動腕の両側側面の傾斜角度の差が小さくなり、不要振動の発生を抑制することができる。その結果、高精度、高安定性を有する振動片を実現できる。
[適用例8]上記適用例に係る振動片において、前記第2主面に対する前記傾斜面の傾斜角度が60度〜89度の範囲であること、が好ましい。
傾斜角度を60度〜89度の範囲にすることによって、光の回りこみを抑えて側面電極を精度良く形成することができる。
[適用例9]本適用例に係る振動子は、上記適用例に記載の振動片が、パッケージに収容されていること、を特徴とする。
本適用例によれば、前述した適用例に記載の効果を有する振動子を実現できる。
また、振動片をパッケージ内に密閉すれば、外部からの水分や塵埃の浸入を防ぎ、振動の安定性を持続させることができる。
[適用例10]本適用例に係る電子部品は、上記適用例に記載の振動片が、回路基板または回路装置に実装されていることを特徴とする。
本適用例によれば、前述した適用例のいずれかに記載の効果を有する回路部品を実現できる。
[適用例11]本適用例に係る電子機器は、上記適用例に記載の振動片が搭載されていること、を特徴とする。
本適用例によれば、前述した適用例のいずれかに記載の効果を有する電子機器を実現できる。
実施形態1に係る振動片の概略構成を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A切断面を示す断面図。 第1検出腕と第2検出腕の電極構成を示し、(a)は実施例1、(b)は実施例2、(c)は実施例3を模式的に示す断面図。 水晶ウエハーに複数の振動片を形成する場合を示す平面図。 実施形態1に係る振動片の製造方法の主要工程を示す断面図。 側面電極の形成方法を模式的に図示した説明図。 傾斜角度と、側面電極幅の関係を示すグラフ。 実施形態2に係る検出腕の断面形状及び電極構成の実施例を示し、(a)は実施例1を示す断面図、(b)は実施例2を示す断面図、(c)は実施例3を示す断面図。 振動子の概略構成を示す断面図。 電子機器の一例として示す携帯電話機の斜視図。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
なお、以下の説明で参照する図は、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材ないし部分の縦横の縮尺または膜厚は実際のものとは異なる模式図である。
(実施形態1)
(振動片)
まず、振動片の1例をあげ、図面を参照して構成を説明する。
図1は、実施形態1に係る振動片の概略構成を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A切断面を示す断面図である。図1に示すように、振動片10は、X軸とX軸に直交するY軸からなる平面に展開され、互いに表裏関係にある第1主面11と第2主面12とを有する。なお、第1主面11及び第2主面12に垂直な軸をZ軸とする。振動片10の材料が水晶の場合、X軸は電気軸、Y軸は機械軸、Z軸は光学軸である。振動片10は、基部20の端部から+Y方向に第1振動腕31と第2振動腕35とが延設され、基部20の他方の端部から−Y方向に第3振動腕40と第4振動腕50とが延設され構成されている。
図1(a)に示すように、基部20と第1振動腕31と第2振動腕35とで音叉形振動片を構成し、基部20と第3振動腕40と第4振動腕50とで音叉形振動片を構成している。この二つの音叉形振動片は基部20で結合されている。このような構成の振動片10をH型振動片と呼ぶことがある。
なお、第1振動腕31と第2振動腕35は互いに平行で同じ長さ、同じ断面形状で構成され、第3振動腕40と第4振動腕50は互いに平行で同じ長さ、同じ断面形状で構成されている。本実施例では、第1振動腕31と第2振動腕35とが駆動腕(励振腕)であって、第3振動腕40と第4振動腕50とが検出腕である。よって、以降の説明では、第3振動腕40を第1検出腕40、第4振動腕50を第2検出腕50と表す。
図示は省略するが、第1振動腕31と第2振動腕35には電極が形成されており、この電極は励振電極(駆動電極)である。また、第1検出腕40と第2検出腕50には電極が形成されており、この電極は検出電極とGND電極である。励振電極は、第1振動腕31と第2振動腕35の表面を介して基部20の第1主面11及び第2主面12に延設され、検出電極とGND電極は第1検出腕40と第2検出腕50の表面を介して基部20の第1主面11及び第2主面12に延設されている。
このように構成される振動片10は、角速度センサー素子を構成しており、第1振動腕31と第2振動腕35は、それぞれ−X方向と+X方向に変位可能である。そして、励振電極に励振信号(交流信号)を入力することで、第1振動腕31と第2振動腕35とは、±X方向に屈曲振動する。
励振信号を入力しているときにY軸(検出軸という)まわりに振動片10を回転させると、第1振動腕31と第2振動腕35との振動方向(面内振動)に対して直角方向にコリオリの力が発生し、このコリオリの力によって第1振動腕31と第2振動腕及び第1検出腕40と第2検出腕50が±Z方向に面外振動する固有振動が励起される。このとき、第1検出腕40と第2検出腕50には圧電効果によって電気軸であるX軸方向に分極が生じる。そして、検出電極に発生する表面電荷量を測定することで、振動片10の角速度を検出することができる。
次に、第1検出腕40及び第2検出腕50の断面形状について説明する。なお、本実施例では、第1振動腕31及び第2振動腕35の断面形状は、第1検出腕40及び第2検出腕50と同じにすることもできるので説明を省略する。また、振動片10における各振動腕及び各検出腕の断面形状は、一つに限らず複数形状が適合可能であるが、図1(b)では、それらの一つを例示して説明する。
図1(b)に示すように、第1検出腕40の−X方向の側面41は傾斜角度θ2の傾斜面からなり、+X方向の側面42は傾斜角度θ1の傾斜面からなる。一方、第2検出腕50の−X方向の側面51は傾斜角度θ2の傾斜面からなり、+X方向の側面52は傾斜角度θ1の傾斜面である。
振動片10の材質が水晶であって、エッチングによって外形形状を形成する場合、製造ばらつきや水晶結晶方位のエッチングレート差によって傾斜角度θ1と傾斜角度θ2は異なる。
さらに、外形形状形成をウェットエッチングで行う場合には、傾斜角度θ1と傾斜角度θ2の差は大きくなる。また、ドライエッチングで行う場合には、傾斜角度θ1と傾斜角度θ2の差はほとんどないか、無視できるほど小さい。
次に、各検出腕に設けられる電極(検出電極)の構成について説明する。
図2は、第1検出腕40と第2検出腕50の電極構成を示し、(a)は実施例1、(b)は実施例2、(c)は実施例3を模式的に示す断面図(図1(a)のA−A切断面)である。
まず、実施例1について図2(a)を参照して説明する。図示するように、第1検出腕40の側面41には、検出電極62とGND電極63とが形成され、側面42にはGND電極63と検出電極62とが形成されている。また、第1主面11には上部電極としての引き回し電極61が形成されている。
一方、第2検出腕50にも同様に、側面51には検出電極62とGND電極63とが形成され、側面52にはGND電極63と検出電極62とが形成されている。また、第1主面11には上部電極としての引き回し電極71が形成されている。
次に、実施例2について図2(b)を参照して説明する。図示するように、第1検出腕40の側面41には、検出電極62とGND電極63とが形成され、側面42にはGND電極63と検出電極62とが形成されている。また、第1主面11には引き回し電極61、第2主面12には引き回し電極66が形成されている。
一方、第2検出腕50にも同様に、側面51には検出電極62とGND電極63とが形成され、側面52にはGND電極63と検出電極62とが形成されている。また、第1主面11には引き回し電極71、第2主面12には引き回し電極72が形成されている。
次に、実施例3について図2(c)を参照して説明する。図示するように、第1検出腕40の側面41には、検出電極62とGND電極63とが形成され、側面42にはGND電極63と検出電極62とが形成されている。
一方、第2検出腕50にも同様に、側面51には検出電極62とGND電極63とが形成され、側面52にはGND電極63と検出電極62とが形成されている。
なお、各実施例において、検出電極62とGND電極63の電極幅は、振動片10の厚みと、隣り合う電極間がショートしない範囲の間隔とから各検出腕に適切に設定される。
なお、上述した各電極は、第1検出腕40及び第2検出腕50のY方向に延設されている。
(振動片の製造方法)
次に、実施形態1に係る振動片10の製造方法について図3、図4を参照して説明する。なお、本実施形態に係る振動片10の製造方法は、前述した実施例1(図2(a)、参照)に示す電極構成の場合について第1検出腕40と第2検出腕50とを例示して説明する。また、本実施形態の製造方法は、単一の水晶ウエハーに複数の振動片10を形成し、振動片10の集合体として一括して製造する製造方法を例示する。なお、製造方法としては、このように集合体による一括製造に限らず、一つの水晶ウエハーに対して一つの振動片10を形成する製造方法でも、適用可能である。
図4は、本実施形態に係る振動片10の製造方法の主要工程を示す断面図、図3は、水晶ウエハーに複数の振動片10を形成する場合を示す平面図である。
まず、図4(a)に示すように、水晶ウエハー1の第1主面11にエッチングマスク80を形成し、複数の振動片10の外形形状を形成する。この際、振動片10は、図3に示すように、水晶ウエハー1に振動片10が複数配置され、基部20と、基部20から延設された第1振動腕31、第2振動腕35、及び第1検出腕40、第2検出腕50とを形成する。この時点では、振動片10は基部20において連結部2で水晶ウエハー1と連結されている。
エッチングマスク80は、レジスト、またはCr、Au、Niまたはそれらを含んだ金属化合物などの単層、またはそれらの積層膜構造体を用いる。そして、第1主面11側から、ドライエッチングによって振動片10の不要部分を除去し、図3に示すような外形形状を形成する。ドライエッチング工程では、CxFy等のエッチングガスを採用することが望ましい。エッチングガスはドライエッチング装置にてプラズマ・ラジカル化され、反応性ガスとなり、一部はリデポジション(再堆積)の役割を有し、一部はイオンミリングの役割を有する。
第1主面11側からドライエッチングを開始すれば、加工位置が深くなるにつれて加工部分の入口側(第1主面11側)はリデポジション(再堆積)が発生し、第1検出腕40の側面41,42、及び第2検出腕50の側面51,52は、第2主面12側に向かって加工量が減少して、図4(a)に示すような傾斜面が形成される。各傾斜面の第2主面12に対する傾斜角度は、+X方向側ではθ1、−X方向側ではθ2となる。ドライエッチングによれば、θ1≒θ2である。この傾斜面の傾斜角度θ1,θ2は、ドライエッチング装置の加速電圧と電流密度で調整することが可能である。
なお、振動片10の外形形状を形成する工程では、ウェットエッチングを用いることも可能である。
次に、図4(b)に示すように、外形形状が形成された振動片10の表面に電極膜90を形成する。電極膜90は、下地層としてCr、上層としてAu層を積層したAu/Cr積層構造体である。電極膜90は、周知の蒸着技術やスパッタ技術等を用いて形成する。
次に、図4(c)に示すように、電極膜90の表面にレジスト膜91を形成する。レジスト膜91は、周知のスプレー、スピンコート、ディップや電着法等を用いて形成する。
次に、図4(d)に示すように、露光用マスク81を用いて露光・現像によってレジスト膜91をパターニングする。露光用マスク81にはCr等を用いる。露光は、第1主面11に対して、いわゆる垂直露光を行い、電極膜90の一部を露出させ、開口部を形成する。第2主面12側に形成されたレジスト膜91も除去される。第2主面12側に形成されたレジスト膜91の除去は、第1主面11側からと第2主面12側からの同時露光を行ってもよい。
続いて、図4(e)に示すように、ドライエッチングまたはウェットエッチングにより前工程で露出された電極膜(不要な電極膜)を除去して電極を形成する。詳述すると、第1検出腕40には、第1主面11に引き回し電極61が形成され、側面41には第1主面側から検出電極62及びGND電極63、側面42には第1主面側からGND電極63及び検出電極62が形成される。一方、第2検出腕50には、第1主面11に引き回し電極71が形成され、側面51には第1主面側から検出電極62及びGND電極63、側面52には第1主面側からGND電極63及び検出電極62が形成される。これらの電極を形成した後、レジスト膜91を除去し、水晶ウエハー1の連結部2を切断して振動片10を個片化する。
上述した垂直露光によって側面電極が形成可能であることについて、図5、図6を参照して説明する。
図5は、側面電極の形成方法を模式的に図示した説明図である。ここでは、第2検出腕50を例示して説明する。なお、レジスト膜91の図示は省略している。図5に示す露光用マスク81の斜線部分は遮蔽部であり、遮蔽部間の白抜き部分は光透過部(開口部)である。露光用マスク81の遮蔽部は、第1主面11の引き回し電極71とGND電極63の電極幅H1にわたる範囲と、検出電極62の電極幅H2を遮蔽する範囲に形成されている。
図5では、GND電極63と検出電極62の形成範囲でアライメントする必要がある範囲がアライメント幅で表されている。また、GND電極63と検出電極62との間の距離Dは、マスク最小開口部幅で律せられる。そして、少なくとも、GND電極63の形成範囲、検出電極62の形成範囲を必ず確保するための範囲以内にアライメント精度を設定する必要がある。また、第1主面11に形成される上部電極71の形成範囲は露光用マスク81の開口部幅H3で表される。
このように構成される露光用マスク81を用いて、側面電極を形成する場合、側面に形成される各電極の幅は、振動片厚み(第2検出腕50の厚み)と傾斜角度によって律せられる。そのことを図6を参照して説明する。
図6は、傾斜角度θ1と、側面電極幅(H1,H2)の関係を示すグラフである。このグラフは、図5に示す関係を基に、傾斜角度θ1の違いによって側面電極幅がどのくらいになるかを計算して求めたものである。横軸に傾斜角度θ1、縦軸に側面電極幅(H1,H2)を表し、振動片厚み(第2検出腕50の厚み)が60μm、70μm、80μm、100μm、150μm、200μmの場合の各側面電極幅の計算値をプロットしている。
図6に示すように、側面電極幅H1,H2が存在する傾斜角度θ1は、振動片厚みが200μmであれば略89度まで、振動片厚みが100μmであれば略88.2度(θmax)まで、振動片厚みが70μmであれば略87.5度(θmax)まで、振動片厚みが60μmであれば略87度(θmax)までである。また、傾斜角度θ1が小さくなるほど(傾斜が大きくなるほど)、側面電極幅H1,H2は大きくとれることが分かる。しかし、あまりにも傾斜角度が小さくなると素子特性が悪化するため、傾斜角度θ1は60度以上が好ましい。
ここで、GND電極63及び検出電極62各々の電極幅H1,H2が存在する傾斜最大角度θmaxは、θmax=tan-1{T/(L1+2L2)}で表すことができる。
なお、第2検出腕50の厚みをT、マスク最小開口幅をL1、アライメント精度をL2とする。従って、振動片10の厚みT(但し、T≧10μm)に対する傾斜角度θ1は、60度≦θ1≦θmaxの範囲に設定することが望ましい。
なお、傾斜角度θ1とθ2の差は、2度以内とすることがより好ましい。これは、第1検出腕40と第2検出腕50の共振周波数が一致しない場合の振動漏れの影響を抑制することが可能な角度差である(なお、チューニングすることも含める)ことからである。
以上説明した振動片10の製造方法によれば、第1検出腕40、及び第2検出腕50の各側面41,42,51,52に傾斜面を形成し、垂直露光によって不要な電極膜90を除去して電極を形成することから、従来技術のように、第1主面11に設けられる上部電極61,71と、各側面41,42,51,51に設けられる検出電極62及びGND電極とを斜め露光で形成する際に光の回り込みによって電極幅が狭くなってしまうことがなく、上部電極と検出電極及びGND電極とを共通の露光工程で形成することができる。
また、側面41,42,51,52に傾斜面を形成して垂直露光する方法では、側面部に厚さ方向に複数に分割された側面電極を形成することが可能で、振動片10の配線の設計自由度が増すという効果もある。
また、傾斜角度θ1,θ2を60度〜89度の範囲にすれば、実使用範囲の振動片厚み(60μm〜200μmの範囲で選択された振動片厚み)において垂直露光によって所望の側面電極幅を有する側面電極を形成することができる。
また、振動片10の第1検出腕40及び第2検出腕50の側面を形成する工程は、ドライエッチングによって行われる。第1主面11側からドライエッチングを開始すれば、加工位置が深くなるにつれて第1主面11側ではリデポジション(再堆積)が発生するこことから第2主面12側に向かって加工量が少なくなり、その結果、側面に傾斜面を形成できる。この傾斜面の傾斜角度θ1,θ2は、ドライエッチング装置のプラズマ電力、加速電圧、エッチングガス種、圧力、流量、基板温度などで調整することが可能である。
振動片10が水晶のようにエッチング異方性がある場合、ドライエッチングにより加工すると、振動片10の+X方向側の傾斜角度θ1と、−X方向側の傾斜角度θ2とが、θ1≒θ2とすることができるので、第1振動腕31及び第2振動腕35幅の両側で側面電極の寸法差を抑えることができる。
また、ドライエッチングによれば、傾斜角度θ1とθ2の差を2度以内の角度差を抑えることができるので、傾斜角度の差によって発生する第1検出腕40と第2検出腕50の共振周波数の不一致による振動漏れの影響を抑制することができる。
なお、以上説明した振動片10の製造方法では、実施例1(図2(a)、参照)の電極構成について説明したが、実施例2(図2(b)、参照)や実施例3(図2(c)、参照)にも適用可能である。
実施例2の構成では、第1検出腕40と第2検出腕50の第2主面12側から、垂直露光によって、下部電極66,76を形成することが可能であり、第1主面11側と第2主面12側からの同時露光も可能である。
実施例3の構成では、第1主面11側の露光用マスク81の上部電極61,71に相当する位置に光透過部(開口部)を形成しておけばよい。
なお、振動片10の外形形状の形成工程では、第1主面11及び第2主面12の両面からの両面ドライエッチングや、二度のドライエッチングによって、上述した実施形態1とは異なる断面形状を有する振動腕及び検出腕を形成することが可能である。よって、それらの幾つかを実施形態2に例示して説明する。
(実施形態2)
続いて、実施形態2について、具体的な実施例をあげ説明する。
図7は、実施形態2に係る振動腕の断面形状及び電極構成の実施例を示し、(a)は実施例1、(b)は実施例2、(c)は実施例3を示す断面図である。なお、各実施例では、第2検出腕50を例示している。
まず、実施例1に係る第2検出腕50と、第2検出腕50の電極構成について説明する。
図7(a)に示すように、第2検出腕50には、第1主面11と第2主面12との中間位置に最大幅がある側面56a,56b,57a,57bが形成されている。
このような断面形状は、振動片10の第1主面11及び第2主面12の両面に、実施形態1と同様なエッチングマスク80を形成し、両面方向からドライエッチングを行うことによって、図示するような第1主面11と第2主面12との中間位置に最大幅がある側面56a,56b,57a,57bを形成できる。
−X方向の側面56a,56bの傾斜角度はθ2、+X方向の側面57a,57bの傾斜角度はθ1となる。
そして、第1主面11側と第2主面12側とに、実施形態1(図4、参照)と同様に電極膜90とレジスト膜91とを積層形成し、第1主面11側と第2主面12側との露光用マスク81(図4(d)、参照)を配置し、両面からの垂直露光によって、上部電極71、下部電極76、検出電極72,75及びGND電極73,74を形成する。
従って、本実施例による構成であっても、第1主面11側の側面56a,57aと第2主面12側の側面56b,57b各々に、両面方向からの垂直露光によって検出電極72,75及びGND電極73,74とを形成することができる。
なお、上部電極71、下部電極76、及び検出電極72,75、GND電極73,74のうち、いずれかが存在しない構成も可能である。
続いて、実施形態2の実施例2について説明する。実施例2は、振動片10の外形形状が、第2検出腕50の側面に、傾斜面を有する段部が設けられていることを特徴とする。
図7(b)に示すように、第2検出腕50には、第1主面11と第2主面12との中間位置に第1主面11側の幅を狭めるような段部58a,58bが形成されており、段部58aから第1主面11までの間に傾斜面を有する段部側面56cが形成され、段部58aから第2主面12までの間に傾斜面を有する外形側面56dが形成されている。一方、段部58bから第1主面11までの間に傾斜面を有する段部側面57cが形成され、段部58bから第2主面12までの間に傾斜面を有する外形側面57dが形成されている。−X方向の段部側面56cと外形側面56dの傾斜角度はθ2、+X方向の段部側面57cと外形側面57dの傾斜角度はθ1となる。
このような断面形状は、まず、ドライエッチングによって、実施形態1(図4(a)、参照)と同様な外形形状(断面形状)を形成し、さらに、第1主面11の幅を狭めるパターンのエッチングマスクを形成し、ハーフドライエッチングによって段部58a,58bを形成することで実現できる。
そして、実施形態1(図4、参照)と同様に電極膜90とレジスト膜91とを積層形成し、第1主面11側に露光用マスク81を配置し、両面からの垂直露光によって、段部側面56cにかかる検出電極72を形成し、段部側面57cにかかるGND電極74を形成し、外形側面56dにGND電極73を形成し、外形側面57dに検出電極75を形成する。
従って、本実施例のような段部58a,58bがある構成であっても、第1主面11側からの垂直露光によって、側面電極72〜75を形成することができる。
なお、第1主面11に上部電極を形成しても、第2主面12に下部電極を形成してもよく、検出電極72,75、GND電極73,74のうち、いずれかが存在しない構成も可能である。
また、本実施例では、図7(b)に示す断面形状を、時計回り方向に90度回転させた断面形状、反時計回りに90度回転させた断面形状にも適用可能である。
続いて、実施例3について説明する。実施例3の振動片10は、第1検出腕40及び第2検出腕50の第1主面11側に、傾斜面を有する溝が設けられていることを特徴とする。
図7(c)に示すように、第2検出腕50には、第1主面11側に溝79が形成されている。溝79は第1主面に達する傾斜面79a、79bと、底部79cとから構成されている。
このような断面形状は、まず、ドライエッチングによって、実施形態1(図4(a)、参照)と同様な断面形状を形成し、さらに、第1主面11に溝79の開口部に相当するパターンのエッチングマスクを形成し、溝79の底部79cに達するハーフドライエッチングによって傾斜面79a、79bを有する溝79を形成する。+X方向の側面57と傾斜面79aの傾斜角度はθ1、−X方向の側面56と傾斜面79bの傾斜角度はθ2となる。
そして、振動片10の表面全体に、実施形態1(図4、参照)と同様に電極膜90とレジスト膜91とを積層形成し、第1主面11側に露光用マスク81を配置し、第1主面11方向からの垂直露光によって、側面56,57のそれぞれに側面電極62,63を形成し、溝79内の傾斜面79a,79bにかかるGND電極70及び検出電極69を形成する。
従って、本実施例のような溝79がある構成であっても、第1主面11側からの垂直露光によって、側面56,57に検出電極62及びGND電極63、溝79内の内壁面に検出電極69及びGND電極70を形成することができる。
なお、第2主面12に下部電極を形成してもよく、第2主面12側に溝79を設ける、または第1主面11側と第2主面12側の両方に溝79を設ける構成としてもよい。
(振動子)
続いて、前述した振動片10を備えた振動子について説明する。
図8は、振動子100の概略構成を示す断面図である。振動子100は、前述した実施形態1または実施形態2に記載の振動片10と、振動片10を格納するパッケージ101と、から構成されている。
パッケージ101は、パッケージベース102と、シームリング104と、リッド103等から構成されている。パッケージベース102は、振動片10を収納できるように凹部が形成され、その凹部に振動片10を載置する支持台部105が設けられている。
振動片10の基部20(詳しくは第2主面12側表面)には、前述した第1振動腕31、第2振動腕35、及び第1検出腕40、第2検出腕50に前述した方法を用いて形成された各電極に連続した接続端子(図示せず)が配設されている。
本実施形態では、第1振動腕31と第2振動腕35とに形成される電極は励振電極(駆動電極)であり、第1検出腕40と第2検出腕50とに形成される電極は検出電極及びGND電極である。
支持台部105には、振動片10に設けられる接続端子と接合するための接続パッド(図示せず)が設けられており、接続端子と接続パッドとが接合される。接続パッドは、パッケージベース102内の図示しない配線に接続され、パッケージベース102の外底面に設けられた外部接続端子106,107と接続されている。
そして、振動片10を支持台部105に接合した後、シームリング104を用いてパッケージベース102とリッド103とを接合し、内部を減圧状態で封止する。
なお、パッケージベース102内に、発振回路を備える構成としてもよい。
上述したように、振動子100は、前述した振動片10を備えていることから、前述した実施形態1及び実施形態2に記載の効果を有する振動子を実現できる。
また、振動片10をパッケージ101内に密閉すれば、外部からの水分や塵埃の浸入を防ぎ、振動の安定性を持続させることができる。
(電子部品)
続いて、電子部品について説明する。図示は省略するが、電子部品は、前述した振動片10または振動子100が、回路基板や他の回路装置に実装されている。
前述した振動片10が角速度センサーや加速度センサーである場合、手振れ検出回路装置、位置検出装置、傾斜計装置等の物理量検出装置に適用可能である。さらに、センシングデバイスやタイミングデバイスとしても適用可能である。
(電子機器)
続いて、前述した振動片10または振動子100を備えた電子機器について説明する。
図9は、電子機器の一例として示す携帯電話機の斜視図である。携帯電話機1000は表示部1001と、複数の操作ボタン1002と、受話口1003と、送話口1004とを備え、内部回路構成要素のタイミングデバイスなどとして上述した振動片10また振動子100を備えて構成されている。
なお、本発明を適用した電子機器としては、上述したような携帯電話機1000に限らず、例えば、電子ブック、パーソナルコンピューター、ディジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器などに好適に用いることができる。
本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、振動片として水晶を用いた例を説明したが、水晶以外の圧電体材料を用いることができる。例えば、窒化アルミニウム(AlN)や、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、四ほう酸リチウム(Li247)、ランガサイト(La3Ga5SiO14)などの酸化物基板や、ガラス基板上に窒化アルミニウムや五酸化タンタル(Ta25)などの圧電体材料を積層させて構成された積層圧電基板、あるいは圧電セラミックスなどを用いることができる。
また、圧電体材料以外の材料を用いて振動片を形成することができる。例えば、シリコン半導体材料などを用いて振動片を形成することもできる。
また、振動片の振動(駆動)方式は圧電駆動に限らない。圧電基板を用いた圧電駆動型のもの以外に、静電気力を用いた静電駆動型や、磁力を利用したローレンツ駆動型などの振動片においても、本発明の構成およびその効果を発揮させることができる。
また、本発明の振動片は、H型振動片に限らず、音叉型振動片、ダブルT型振動片、等各種振動片にも適用可能である。
10…振動片、11…第1主面、12…第2主面、20…基部、31…第1振動腕、32,33…第1振動腕の側面、35…第2振動腕、40…第1検出腕、41,42…第1検出腕の側面、50…第2検出腕、51,52…第2検出腕の側面、62…検出電極、63…GND電極、61,71…引き回し電極、80…エッチングマスク、81…露光用マスク、90…電極膜、91…レジスト膜。

Claims (11)

  1. 第1主面と前記第1主面と互いに表裏関係にある第2主面とをつなぐ側面に、電極を有する振動片の製造方法であって、
    前記側面が、前記第2主面に対して傾斜している傾斜面を形成する工程と、
    前記傾斜面に電極膜を形成する工程と、
    前記電極膜にレジスト膜を形成する工程と、
    前記第1主面に対する垂直露光及び現像によって前記レジスト膜の一部を除去し、前記電極膜の一部を露出させる工程と、
    露出された前記電極膜の一部を除去して前記電極を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする振動片の製造方法。
  2. 前記第2主面に対する前記傾斜面の傾斜角度が60度〜89度の範囲であること、
    を特徴とする請求項1に記載の振動片の製造方法。
  3. 前記傾斜面を形成する工程は、ドライエッチングによって行われること、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の振動片の製造方法。
  4. 前記傾斜面を形成する工程は、
    前記第1主面側及び前記第2主面側からの両面ドライエッチングによって行われること、
    を特徴とする請求項3に記載の振動片の製造方法。
  5. 前記傾斜面を形成する工程は、
    前記側面に段部を形成する工程を含むこと、
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の振動片の製造方法。
  6. 前記傾斜面を形成する工程は、
    前記第1主面側及び前記第2主面側の少なくとも一方に溝を形成する工程を含むこと、
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の振動片の製造方法。
  7. 第1主面と、
    前記第1主面と互いに表裏関係にある第2主面と、
    前記第2主面に対して傾斜しており、前記第1主面と前記第2主面とをつなぐ傾斜面と、
    前記傾斜面に設けられている電極と、
    を備えていることを特徴とする振動片。
  8. 前記第2主面に対する前記傾斜面の傾斜角度が60度〜89度の範囲であること、
    を特徴とする請求項7に記載の振動片。
  9. 請求項7または請求項8に記載の振動片が、パッケージに収容されていること、
    を特徴とする振動子。
  10. 請求項7または請求項8に記載の振動片が、回路基板または回路装置に実装されていることを特徴とする電子部品。
  11. 請求項7または請求項8に記載の振動片が搭載されていること、
    を特徴とする電子機器。
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