JP2009294429A - 原稿圧着板の開閉装置並び事務機器 - Google Patents

原稿圧着板の開閉装置並び事務機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 駆動部の小型化を図れると共に低コスト化を図れる原稿圧着板の開閉装置を提供する。
【解決手段】 事務機器の機器本体に対して原稿圧着板を自動と手動の双方で開閉可能に支持するもので、ヒンジ部と駆動部とからなる。ヒンジ部は、機器本体の後部側において原稿圧着板の後部を支持し当該原稿圧着板を機器本体に対して開閉可能に支持するものである。駆動部は、機器本体のヒンジ部より前部側において原稿圧着板の左右の側部のいずれか一方を支持する駆動アームと、この駆動アームへ駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、この駆動力伝達手段に備えられた駆動モータとで構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、印刷機、ファクシミリ、スキャナー等の事務機器に用いて好適な原稿圧着板の開閉装置並びにこの原稿圧着板の開閉装置を備えた事務機器に関するものである。
複写機、印刷機、ファクシミリ、スキャナー等の事務機器の機器本体には、その機器本体の上面に対して原稿圧着板が原稿圧着板の開閉装置を介して回動可能に取り付けられている。この原稿圧着板の開閉装置は、原稿圧着板を回動可能に軸支して、機器本体の上面のコンタクトガラス上を原稿圧着板で覆うことができると共に、そのコンタクトガラスを露出させることができる。原稿圧着板は、事務機器を使用しないときには、通常、機器本体の上面のコンタクトガラス上に密着して閉じられている。自動原稿送り装置を用いないで原稿をコンタクトガラス上にセットするには、原稿圧着板を開いてコンタクトガラスを露出(開放)させる必要があり、露出させたコンタクトガラスの面上に原稿を載置した後、原稿圧着板を閉じて、原稿圧着板で原稿をコンタクトガラス上に圧着させるものである。
このように、原稿圧着板を操作する場合には、一般には手動で行うことがほとんであった。手動による原稿圧着板の操作は、特に老人や車椅子に乗った人やその他の障害者にとっては操作し難いことがあり、また、両手で持った原稿をセットするには、一度原稿をおいて原稿圧着板を開いてからでないと原稿のセットを行えなかったりした。このため、自動的に原稿圧着板を回転させる機能を備えた原稿圧着板の開閉装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この原稿圧着板の開閉装置は、事務機器の機器本体に対して原稿圧着板を回動可能に支持するヒンジ部と、このヒンジ部を自動的に駆動させる駆動部とを備えたものである。駆動部は、駆動モータと、この駆動モータの回転駆動力を減速して回動シャフトに伝達する駆動力伝達機構とを有しており、駆動モータの回転駆動力が回動シャフトを介して支持部材へ伝達されて、原稿圧着板の開閉が自動で行われるようにしたものである。
特開2008−63785号公報
特許文献1に記載されている原稿圧着板の開閉装置は、駆動力伝達機構と回動シャフトとを連結して、駆動モータの回転駆動力が回動シャフトに伝達されることにより、原稿圧着板の開閉を自動で行うものであるが、回動シャフトは原稿圧着板を開閉可能に支持するものであるので、この回動シャフトを回転させて原稿圧着板を開閉させるには大きな力が必要になる。このため、駆動モータとして高出力のモータを用いなければならず、駆動部が大型になると共にコストも高くなる。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、駆動部の小型化を図れると共に低コスト化を図れる原稿圧着板の開閉装置並びにこの原稿圧着板の開閉装置を備えた事務機器を提供することにある。
前記の目的を達成するために本発明に係る原稿圧着板の開閉装置は、事務機器の機器本体に対して原稿圧着板を自動と手動の双方で開閉可能に支持する開閉装置であって、ヒンジ部と駆動部とからなり、前記ヒンジ部は、前記機器本体の後部側において前記原稿圧着板の後部を支持し当該原稿圧着板を前記機器本体に対して開閉可能に支持するものであり、前記駆動部は、前記機器本体の前記ヒンジ部より前部側において前記原稿圧着板の左右の側部のいずれか一方或は双方を支持する駆動アームと、この駆動アームへ駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、この駆動力伝達手段に駆動力を与える駆動モータとで構成したことを特徴とする。
この発明によれば、駆動部を、機器本体のヒンジ部より前部側において原稿圧着板の左右の側部のいずれか一方を支持する駆動アームと、この駆動アームへ駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、この駆動力伝達手段に備えられた駆動モータとで構成したことで、原稿圧着板を開閉させる際に原稿圧着板に力を作用させる箇所がヒンジ部より離れたところであるので、ヒンジ部に力を作用させる場合に比して、小さな力で原稿圧着板の開閉を行え、駆動モータとして高出力のモータを用いなくてもよい。その結果、駆動部の小型化を図れると共に低コスト化を図れることになる。
本発明に係る原稿圧着板の開閉装置において、前記ヒンジ部は、リフト機構付きであることが好ましい。また、本発明に係る原稿圧着板の開閉装置において、前記駆動アームは、昇降アームであることが好ましい。また、本発明に係る原稿圧着板の開閉装置において、前記昇降アームは、駆動ケースに取り付けた小歯車と噛合するラック歯を有すると共に、機器本体を正面から見た場合にその左右方向へ移動規制された状態で一対のガイド部材の間で摺動可能に挟持される構成とすることが好ましい。また、本発明に係る原稿圧着板の開閉装置において、前記駆動ケースは、前記昇降アームの昇降方向に揺動可能に前記機器本体へ取り付けられていることが好ましい。また、本発明に係る原稿圧着板の開閉装置において、前記駆動アームは、その一端部を前記原稿圧着板の一側部に着脱可能に取り付けられる挟持手段に回転可能に取り付けられていることが好ましい。また、本発明に係る原稿圧着板の開閉装置において、前記駆動アームは、旋回アームであることが好ましい。また、本発明に係る原稿圧着板の開閉装置において、前記旋回アームは、その一端部を前記原稿圧着板に設けたガイド溝と摺動可能に係合させることが好ましい。
また、本発明に係る原稿圧着板の開閉装置において、前記ヒンジ部のリフト機構は、前記機器本体側に取り付けた取付部材に回動可能に取り付けた支持部材の自由端部側に回転可能に取り付けて前記原稿圧着板を支持するリフト部材を有するものであることが好ましい。また、本発明に係る原稿圧着板の開閉装置において、前記ヒンジ部のリフト機構は、前記機器本体上へ取り付けられる取付部材に取り付けられて前記機器本体に対し上下動可能に取り付けられた脚部を有するものであることが好ましい。また、本発明に係る原稿圧着板の開閉装置において、前記駆動力伝達手段には、手動によって前記原稿圧着板が操作された場合には、当該駆動力伝達手段と駆動アームとの接続を解除するクラッチ手段が設けられていることが好ましい。また、本発明に係る原稿圧着板の開閉装置において、前記駆動部は、前記機器本体とは別体に設けられたスタンドに設置されていることが好ましい。また、本発明に係る原稿圧着板の開閉装置において、前記スタンドは、その上に前記機器本体を載せることによって固定される載置板上に設けられていることが好ましい。また、本発明に係る原稿圧着板の開閉装置において、前記駆動アームを取り付ける駆動ケースは、前記機器本体内に設置され、前記駆動アームは、前記機器本体上に設けたガイド溝を介して当該機器本体上へ突出する構成であることが好ましい。
また、前記の目的を達成するために本発明に係る事務機器は、前記の本発明に係る原稿圧着板の開閉装置を備えたことを特徴とする。この発明によれば、前述と同様に、駆動部を、機器本体のヒンジ部より前部側において原稿圧着板の左右の側部のいずれか一方を支持する駆動アームと、この駆動アームへ駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、この駆動力伝達手段に備えられた駆動モータとで構成したので、小さな力で原稿圧着板の開閉を行え、駆動部の小型化を図れると共に低コスト化を図れる。
以上説明したように本発明に係る原稿圧着板の開閉装置並びに事務機器は、駆動部を、機器本体のヒンジ部より前部側において原稿圧着板の左右の側部のいずれか一方を支持する駆動アームと、この駆動アームへ駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、この駆動力伝達手段に備えられた駆動モータとで構成したので、小さな力で原稿圧着板の開閉を行え、駆動部の小型化を図れると共に低コスト化を図れる。
以下、本発明に係る原稿圧着板の開閉装置並びに事務機器を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明に係る第1の原稿圧着板の開閉装置を備えた事務機器の一例を示す図である。図2は本発明に係る第1の原稿圧着板の開閉装置の一例を示す図である。図3〜図7は本発明に係る駆動部の一例を示す図である。図8及び図9は本発明に係るヒンジ部の一例を示す図である。本発明に係る第1の原稿圧着板の開閉装置は、図1及び図2に示したように、事務機器2の機器本体20に対して原稿圧着板3を開閉可能に支持するヒンジ部4と、原稿圧着板3を自動的に開閉動作させる駆動部5とを備え、原稿圧着板3の開閉を自動と手動の両方で行えるものである。事務機器2としては、特に限定されず、例えば、複写機、印刷機、ファクシミリ、スキャナー等が挙げられ、特に複写機が好ましいものとして挙げられる。原稿圧着板3には、例えば、原稿自動送り装置31が設けられている。
ヒンジ部4は、一般に原稿圧着板の開閉装置と言われるもので、原稿圧着板3を事務機器2の機器本体20に対して開閉可能に支持するものであり、通常、2つのヒンジ部4で原稿圧着板3を支持している。2つのヒンジ部4は、原稿圧着板3を機器本体20に対して開閉可能に支持できれば、同じものでも異なるものでもよい。図1に示す例では、2つのヒンジ部4として同じものを用いて原稿圧着板3を機器本体20に対して開閉可能に支持する例が記載されている。
ヒンジ部4は、図8及び図9に示したように、例えば、機器本体20に取り付けられる取付部材41と、この取付部材41に回動シャフト46を介してこの回動シャフト46と共に回動可能に軸支された支持部材42と、この支持部材42に重なり合うと共にこの支持部材42の自由端部に回動可能に軸支され、かつ、原稿圧着板3に取り付けられるリフト部材43と、取付部材41と支持部材42との間に設けられ、原稿圧着板3を開成方向に回動付勢すると共にリフト部材43を支持部材42と重なり合う方向へ付勢する弾性手段44とを備えている。なお、本発明において開成方向とは、ヒンジ部4を介して原稿圧着板3を回転させる際に原稿圧着板3がコンタクトガラス21から離間する方向をいう。また、本発明において閉成方向とは、開成方向と逆方向で、ヒンジ部4を介して原稿圧着板3を回転させる際に原稿圧着板3がコンタクトガラス21に近づく方向をいう。
取付部材41は、機器本体20に着脱可能に取り付けられる底板111と、底板111の両側端部からそれぞれ底板111に対して直交する方向(略直交する方向も含む。)に延びると共に互いに対向する両側板112とから主になる。底板111は、略矩形状に形成され、ビス等で機器本体20に取り付けられる取付孔(図示せず)が設けられている。側板112は、底板111とにより略L字状に形成され、その先端部(上部)に、回動シャフト46が軸受け(図示せず)を介して挿通されるシャフト孔116が設けられている。すなわち、シャフト孔116に軸受けを取り付け、この軸受けに回動シャフト46が挿通される。側板112のシャフト孔116より底板111側(下方)で、かつ、内側(前方)に偏した位置には固定ピン孔(図示せず)が設けられている。両側板112の固定ピン孔に固定ピン48が挿通されている。固定ピン48は、後述する弾性手段44の第1端部すなわち後述の第2スライダー142の底部の外表面が当接する受圧部材であり、この受圧部材は、固定ピン48等のピンに限定されず、ローラ例えば受圧ローラ等でもよい。
支持部材42は、矩形平板状の上板121と、上板121の両側端部からそれぞれ上板121に対して直交する下方向(略直交する方向も含む。)に延びると共に互いに対向する両側板122と、側板122の先端部を互いに対向する側に90°折り曲げてなる案内板123とからなる。両側板122の一端部(先端部)には、ヒンジピン47が挿通されるヒンジピン孔127が設けられていると共に、作動ピン49が入り込む切欠部124が設けられている。両側板122の他端部(後端部)には、回動シャフト46が挿通されるシャフト挿通孔(図示せず)がそれぞれ設けられている。これらシャフト挿通孔と取付部材41のシャフト孔116とが孔合わせされてこれら孔に回動シャフト46が挿通されることによって、取付部材41に対して支持部材42が回動可能に支持されている。
リフト部材43は、リフト機構を構成するものである。なお、リフト機構は、設けても設けなくてもどちらでもよいが、設けることが好ましい。リフト部材43は、原稿圧着板3の後端側にビス等で着脱可能に取り付けられる略矩形平板状の上板131と、この上板131の両端部からそれぞれ上板131に対して直交する下方向(略直交する方向も含む。)に延びると共に互いに対向する両側板132とから略コ字状であって支持部材42を覆うように形成されている。両側板132には、リフト部材43を原稿圧着板3に取り付けるための取付孔(図示せず)を有するフランジ(図示せず)がそれぞれ設けられている。
側板132の一端部(先端部)近傍であって上板131側の箇所にはヒンジピン挿通孔(図示せず)が設けられていると共に、ヒンジピン挿通孔より下側には作動ピン49が挿通される作動ピン孔137が設けられている。両側板132の作動ピン孔137に作動ピン49が挿通されて固定されている。両側板132のヒンジピン挿通孔(図示せず)と支持部材42の両側板122、122のヒンジピン孔127とが孔合わせされてこれら孔にヒンジピン47が挿通されることによって、リフト部材43と支持部材42とがヒンジピン47を軸に互いに回動可能に連結されている。
また、上板131の後端部近傍には、原稿圧着板3の水平位置を調節する水平位置調節手段45が設けられていることが好ましい。水平位置調節手段45は、例えば、上板131の後端部近傍であってその幅方向の中央部(略中央部を含む。)に設けられた調節ネジ151とからなる。調節ネジ151の先端が支持部材42の上板121に当接して、調節ネジ151の調節により支持部材42とリフト部材43との間隔が調節されて、原稿圧着板3の水平位置が調節されるようになっている。尚、調節ネジには、図示してない緩み止め防止用の調節ナットを取り付けることが好ましい。
弾性手段44は、原稿圧着板3を開成方向に回転付勢すると共に、リフト部材43を支持部材42と重なり合う方向へ付勢し、かつ、原稿圧着板3が所定の開成角度以下のとき、原稿圧着板3を付勢する付勢力が原稿圧着板3のモーメントより小さいものである。弾性手段44は、例えば、支持部材42内に嵌合されている一対のスライダー141、142と、これらの一対のスライダー141、142内に設けられているコンプレッションスプリング44aとを有している。なお、本発明における開成角度とは、機器本体20の上面であるコンタクトガラス21面に対する原稿圧着板3の角度である。本発明における所定の開成角度とは、例えば、弾性手段44による原稿圧着板3を付勢する付勢力が原稿圧着板3のモーメントより小さくなる角度である。
一対のスライダー141、142は、断面矩形の有底筒体状に形成されている。一対のスライダー141、142は、互いの開口部が向き合うように支持部材42内にそれぞれ個別に摺動可能に嵌合されて、この一対のスライダー141、142内にコンプレッションスプリング44aが収容されている。一対のスライダー141、142は、取付部材41の底板111と支持部材42(上板121)が略平行になっているとき(例えば機器本体20の上面のコンタクトガラス21上に原稿圧着板3を密着させたとき(原稿圧着板密着時))、支持部材42内に嵌合される長さで形成されている。
コンプレッションスプリング44aは、その個数は特に限定されず、1個でも2個以上でもよく、例えば1個設けられ、一対のスライダー141、142をそれぞれ互いに離間する方向に付勢するものである。コンプレッションスプリング44aは、原稿圧着板3を開成方向に回転付勢すると共に、原稿圧着板3が所定の開成角度(例えば、20°(20°前後も含む。))以下のとき、原稿圧着板3を付勢する付勢力が原稿圧着板3のモーメントより小さいものである。
先端部側のスライダー(第1スライダー141ということがある。)の底部の外表面である閉塞面がコンプレッションスプリング44aの付勢力によって作動ピン49を押圧して、支持部材42とリフト部材43とが重なり合うようになっている。すなわち、コンプレッションスプリング44aの付勢力によってリフト部材43の上板131の調節ネジ151の先端が支持部材42の上板121に当接して、支持部材42の上板121とリフト部材43の上板131とが重なりあう又は略重なりあうようになっている。
後端部側のスライダー(第2スライダー142)の底部の外表面には、傾斜部143が設けられている。この傾斜部143は、固定ピン48に当接する個所である。すなわち、機器本体20の上面のコンタクトガラス21に原稿圧着板3が密着している状態、すなわち、原稿圧着板3が閉成位置である状態(図8参照。)から原稿圧着板3を開成方向に回動シャフト46を介して回転させると、固定ピン48に当接する箇所が傾斜部143に沿って摺動すると共に、第2スライダー142がコンプレッションスプリング44aによって支持部材42内を後端部側へと押圧されて摺動し、コンプレッションスプリング44aが徐々に伸びる。そして、原稿圧着板3が、最大使用開放角度になると、その回転が原稿圧着板回動規制機構(図示せず)によって規制される。なお、図8及び図9中、符号145は延出片を示している。これにより、固定ピン48の外表面に第2スライダー142との摺接を円滑にする潤滑用のグリスが塗布されていても、延出片145が固定ピン48の外周の大部分を覆うために、原稿圧着板3によって押圧されることによって変形した原稿の端部が固定ピン48側へはみ出しても、この端部がグリスが塗布されている固定ピン48に接触して汚れてしまうことはないようになっている。この延出片145は、例えば、第2スライダー142の幅より若干短い寸法の幅で形成されていることが好ましい。
本発明における最大使用開放角度とは、機器本体20の上面であるコンタクトガラス21面に対する原稿圧着板3の角度であって、原稿圧着板3の開成方向の回転が規制される角度である。この最大使用開放角度は、特に限定されないが、例えば、60°(60°前後を含む。)〜70°(70°前後を含む。)であることが好ましく、例えば、70°(70°前後を含む。)である。
また、前記のコンプレッションスプリング44a内に流体ダンパ装置144やスプリングダンパを設けてもよい。流体ダンパ装置144は、原稿圧着板3が閉成方向に回転したとき、原稿圧着板3の所定の開成角度以下(例えば10°前後以下)においてのみその原稿圧着板3の回転速度を低減させるように動作するものである。流体ダンパ装置144は、例えば、オイルダンパ装置等である。流体ダンパ装置144の取り付け方は、実施例のものとは逆方向に、即ちシリンダー144a部分を第2スライダー142側に、ピストン144bの側を第1スライダー141側に向けて取り付けてもよい。
駆動部5は、事務機器2の機器本体20に対してヒンジ部4を介して開閉可能に支持されている原稿圧着板3を自動的に開閉動作させるものである。駆動部5は、例えば、原稿自動送り装置31が設けられて原稿圧着板3の重心が片寄った側の機器本体20の側面に設けられている。なお、駆動部5は、機器本体20の残りの側面に設けるようにしてもよい。駆動部5は、ヒンジ部4より事務機器2の前部側の原稿圧着板3の側面を支持する駆動アームと、この駆動アームへ駆動力を伝達する駆動力伝達手段52と、この駆動力伝達手段52に備えられた駆動モータとで構成されている。
駆動アームは、図1〜図4に示したように、細長の断面矩形の棒状に形成される昇降アーム51である。昇降アーム51の上端部となる一端部が原稿圧着板3の一方の側面の略中央部より若干前部側に回転可能に取り付けられている。原稿圧着板3の一方の側面の略中央部より若干前部側には、回転支持シャフト53が原稿圧着板3の幅方向に突出して取り付けられている。回転支持シャフト53は、例えば、略矩形平板状の取付片53aに突出され、この取付片53aが例えばビス53b等で原稿圧着板3の側面に取り付けられることによって(図3参照。)、回転支持シャフト53が原稿圧着板3の幅方向に突出して取り付けられている。昇降アーム51の一端部には、貫通孔51aが設けられており、この貫通孔51aにガイド部材54を介して回動シャフト46が挿通されることによって、昇降アーム51が原稿圧着板3の一方の側面に回転可能に取り付けられている。
また、昇降アーム51の原稿圧着板3や機器本体20とは反対側の表面には、図1〜図6に示したように、その長手方向に延びる凹部55が設けられている。この凹部55内は、開口部の幅より広がった係合部として形成されている。この係合部のヒンジ部4側の内面には、その長手方向に直線上に多数の歯が設けられてラック歯56として形成されている(図5及び6参照。)。
駆動力伝達手段52は、昇降アーム51を上下方向に昇降させるために駆動力を昇降アーム51に伝達するものであり、駆動モータと、駆動モータの回転駆動力が減速されて伝達されると共に、昇降アーム51のラック歯56と噛合する小歯車68とを有し、駆動力伝達手段52と昇降アーム51とによりラックピニオン機構が構成されている。
駆動モータは、例えば、パルスモータ59等である。このパルスモータ59が駆動ケース60内に取り付けられている。駆動ケース60は、2つの枠部材60a、60bと両壁部60c、60dと中壁部60eとからなる。駆動ケース60は、機器本体20の側面に回転可能に取り付けられている。原稿圧着板3の側面の昇降アーム51が回転可能に取り付けられている箇所より下方であって機器本体20の側面の上方には、回転支持シャフト61が突出して取り付けられている。回転支持シャフト61は、例えば、略矩形平板状の取付片61aに突出され、この取付片61aが例えばビス61b等で機器本体20の側面に取り付けられることによって(図4参照。)、回転支持シャフト61が機器本体20に突出して取り付けられている。駆動ケース60の一方の側面(機器本体前面側の側面)近傍の高さ方向の略中央部には、貫通孔60fが設けられており、この貫通孔60fにガイド部材62を介して回転支持シャフト61が挿通されることによって、駆動ケース60が機器本体20の側面に回転可能に、すなわち、昇降方向に揺動可能に取り付けられている。なお、駆動力伝達手段52の駆動ケース60を、図11に示したように、機器本体20内に設置するようにしてもよく、この場合、機器本体20には、昇降アーム51が機器本体20上へ突出すると共に昇降するガイド溝78が設けられている。このように、駆動ケース60及び昇降アーム51の一部が機器本体20内に収容されることにより、見栄えがよく外観が優れたものになる。
パルスモータ59の回転軸59aには、図4〜図7に示したように、回転歯車63が取り付けられている。回転歯車63は、第1歯車64の大歯車64aと噛合されている。第1歯車64は、駆動ケース60に支持シャフト69を介して回動可能に取り付けられ、回転歯車63より直径が大きな大歯車64aと、大歯車64aより直径が小さな小歯車64bとを有する。この小歯車64bは、第2歯車65の大歯車65aと噛合されている。第2歯車65は、駆動ケース60に支持シャフト70を介して回動可能に取り付けられ、大歯車65aより直径が小さな小歯車65bを有する。この小歯車65bは、第3歯車66の大歯車66aと噛合されている。第3歯車66は、駆動ケース60に支持シャフト71を介して回動可能に取り付けられ、大歯車66aより直径が小さな小歯車66bを有する。この小歯車66bは、小歯車部67の大歯車67aと噛合されている。小歯車部67は、駆動ケース60に支持シャフト72を介して回動可能に取り付けられ、大歯車67aより小径部72aを介して小歯車68が設けられてなる。小径部72aは、昇降アーム51の凹部55の開口部の幅より小さな直径で形成されている。また、小歯車68は、昇降アーム51の凹部55の開口部の幅より大きな直径で、ラック歯56と噛合する直径で形成されている。
これにより、パルスモータ59の回転駆動力は、第1〜第3歯車64、65、66、小歯車部67を介して小歯車68に減速した状態で伝達されるようになっている。また、駆動ケース60の上下面であって他方の側面寄りには、昇降アーム51が駆動ケース60の機器本体20側の壁部60cと中壁部60eとの間を上下方向に貫通した状態で挿通されるように挿通孔60gが設けられている。また、駆動ケース60内には、挿通孔60gを介して貫通された昇降アーム51をガイドするガイド部材であるガイドローラ73が設けられている。ガイドローラ73は、駆動ケース60に設けられたシャフト74の壁部60cと中壁部60eとの間の外周に回転可能に設けられている。このガイドローラ73が駆動ケース60内の高さ方向に2つすなわち一対設けられている。駆動ケース60内に挿通されている昇降アーム51の凹部55内には、小歯車68が位置されてこの小歯車68とラック歯56とが噛合されて、昇降アーム51が、小歯車68及び一対のガイドローラ73によって左右方向へ移動規制されるようにガイドされていると共に、小歯車68の回転により昇降して、原稿圧着板3の開閉が自動的に行われるように構成されている。
また、回動シャフト46には、原稿圧着板3の機器本体20に対する角度を検出する
角度検出センサ(図示せず)が連結されていることが好ましい。角度検出センサとしては、特に限定されず、例えば、エンコーダ等が用いられる。また、角度検出センサは、原稿圧着板3の機器本体20に対する角度を検出することができれば、その設置箇所は特に限定されない。
また、駆動部5には、手動で原稿圧着板3を開閉する際に軽く開閉できるように、クラッチ手段が設けられていることが好ましい。このクラッチ手段としては、手動で原稿圧着板3を開閉する際に、パルスモータ59へ伝達される回転トルクを切ることができるものであれば機械式であっても電気式であっても、とくに限定はない。図10(a)と(b)に示したものは電磁クラッチを用いた例であって、この電磁クラッチ80は、パルスモータ59の動作時にON状態になるものである。図10(a)は解り易いように支持シャフト70とこの支持シャフト70へ取り付けられる大歯車65aと小歯車65bを省略してある。図10(b)は電磁クラッチ80の部分のみを図示してある。この電磁クラッチ80は、駆動ケース60内に取り付けたクラッチケース81内に外側回転体82と内側回転体83とを設け、電磁石によって外側回転体82と内側回転体83の連結或は連結解除を行うもので、電磁石による動作手段としては、ソレノイド式、或は外側回転体82と内側回転体83との間に配置した磁性鉄粉(パウダー)を磁化する方式等のものが考えられる。このようにして、外側回転体82にパルスモータ59の回転軸に取り付けた回転歯車63と噛み合う大歯車84aを固定し、内側回転体83に大歯車84aと軸心を共通にして支持シャフト85へ取り付けられた小歯車84bを固定すると、手動による原稿圧着板3の操作時には外側回転体82と内側回転体83との連結は切られているので、手動に伴う回転トルクはパルスモータ59に伝達されないことから電気ブレーキが係ることなく軽く開閉操作を行うことができる。これに対し、原稿圧着板3を自動で開閉させる際のパルスモータ59のON状態のときには、外側回転体82と内側回転体83とは電磁力によって連結状態にあるので、大歯車84aと小歯車84bとは共に回転し、パルスモータ59の回転駆動力が原稿圧着板3へ伝達され、これを自動的に開閉することができるものである。以上のものは電磁クラッチ80が駆動ケース60へ固定されたものについて説明したが、この電磁クラッチ80が大歯車84a、或は小歯車84bと共に回転するように構成することもできる。さらに、電磁クラッチは他の歯車のところに設けることもできる。
制御部23は、原稿圧着板3の開成方向又は閉成方向に回転を行う際にパルスモータ59等の制御を行うものである。なお、制御部23は、図1に示す例では機器本体20に設けられているが、これに限定されるものではない。制御部23は、機器本体20の操作パネル22上に設けられた原稿圧着板自動開スイッチ25を例えば押込み操作することによりパルスモータ59を駆動させて原稿圧着板3を開成方向に自動的に回転させる自動開回転機能、及び、機器本体20の操作パネル22上に設けられた原稿圧着板自動閉スイッチ26を例えば押込み操作することによりパルスモータ59を駆動させて、開成位置にある原稿圧着板3を閉成方向に自動的に回転させる自動閉回転機能が備えられている。なお、本発明において開成位置とは、コンタクトガラス21上に原稿を載置し得る位置に原稿圧着板3が位置されていることをいい、原稿圧着板3が最大使用開放角度(略最大使用開放角度を含む。)に位置されている場合等をいう。
自動開回転機能は、原稿圧着板自動開スイッチ25を例えば押込み操作することにより、パルスモータ59を駆動させて閉成位置にある原稿圧着板3を開成方向に自動的に回転させるものである。なお、自動開回転機能は、原稿圧着板自動開スイッチ25を例えば押込み操作した後には直ちに原稿圧着板3が開成方向に自動的に回転せずに、原稿圧着板3を所定の開成角度まで手動で開成方向に回転させてからパルスモータ59を駆動させて原稿圧着板3を開成方向に自動的に回転させて原稿圧着板3が最大使用開放角度(略最大使用開放角度を含む。)に位置されるようにしてもよい。すなわち、原稿圧着板3が閉成状態から所定の開成角度に至ったときにパルスモータ59がONされて原稿圧着板3が自動的に最大使用開放角度(略最大使用開放角度を含む。)になるように回転するようにしてもよい。
自動閉回転機能は、開成位置にある原稿圧着板3を閉成方向に自動的に回転させることができれば、特に限定されないが、原稿圧着板3の閉成方向の回転速度を、原稿圧着板3の機器本体20への衝撃を抑制する点及び原稿圧着板3を機器本体20に対して浮くことなく密着させる点から低速にする低速機能を有していてもよい。この自動閉回転機能の低速機能は、開閉センサや角度検出センサ等からの信号により原稿圧着板3が機器本体20に密着したときに原稿圧着板3の閉成方向の回転が停止するようにパルスモータ59を制御することが好ましい。なお、自動閉回転機能としては、原稿圧着板3を閉成方向に自動的に回転させる際に、原稿圧着板3が所定の閉成角度以下のとき、パルスモータ59の駆動を停止させたり、電磁クラッチ80を作動してパルスモータ59の回転駆動力の回動シャフト46への伝達を解除したりして、原稿圧着板3の閉成方向の回転を手動又は自重で行うようにしてもよい。
なお、本発明における閉成角度とは、機器本体20の上面であるコンタクトガラス21面に対する原稿圧着板3の角度であり、開成角度と同じであるが、便宜上、原稿圧着板3を閉成方向に回転させる際には、原稿圧着板3のコンタクトガラス21面に対する角度を閉成角度ということがある。本発明における所定の閉成角度とは、前記の所定の開成角度以下の角度であれば特に限定されず、例えば、15°(15°前後を含む。)である。
また、自動開回転機能及び自動閉回転機能は、原稿圧着板3を開成方向又は閉成方向に自動的に回転させるときに、原稿圧着板3を回転させるトルクとは異なる大きなトルクが発生したときには、パルスモータ59の駆動を停止させる停止機能を有してもよい。トルクの検出手段としては、トルク検出センサを回動シャフト46等に設けるようにしてもよいし、また、パルスモータ59のパルスと角度検出センサから得られる回動シャフト46の角度とを比較して回動シャフト46の角度がパルスモータ59のパルスから得られる想定の回動シャフト46の角度よりずれている場合に大きなトルクが発生したとして、パルスモータ59の駆動を停止させるように停止機能を構成するようにしてもよい。
また、制御部23は、閉じ忘れ防止機能を有してもよい。閉じ忘れ防止機能は、例えば、開閉センサ35や角度検出センサ(エンコーダ)等からの信号に基づき原稿圧着板3が所定時間経過しても開成位置であるときに、原稿圧着板3が閉じ忘れであるとして原稿圧着板3を閉成方向に自動的に回転させるものである。このように閉じ忘れ防止機能を有することにより、原稿圧着板3の閉じ忘れを防止することができる。
開閉センサ35は、例えば、機器本体20のヒンジ部4の近傍に設けられ、原稿圧着板3が開成位置か閉成位置かを検出するものである。開閉センサ35としては、無接触型のセンサでも接触型のセンサでもどちらでもよく、図示例では、接触型のセンサである。この接触型の開閉センサ35は、突出方向に付勢された接触子36が機器本体20から突出しているときに開成位置とする電気信号を送り、原稿圧着板3が機器本体20に密着しているときには、機器本体20により接触子36が付勢力に抗して機器本体20内に収容されて閉成位置とする電気信号を送るものである。なお、接触子36が機器本体20から突出しているか、機器本体20内に収容されているかのどちらか一方の状態のときに信号を送って原稿圧着板3の開閉を検出するようにしてもよい。
また、制御部23は、原稿圧着板3の手動開閉操作時に原稿圧着板3を開成方向又は閉成方向に回転させる際に補助力を発生させる補助機能を有してもよい。補助機能は、例えば、原稿圧着板自動開スイッチ25又は原稿圧着板自動閉スイッチ26が操作されていない状態で原稿圧着板3が回転されているときに、エンコーダからの信号に基づいて原稿圧着板3が所定の角度になったときに原稿圧着板3の回転を補助するように機能するものである。特に閉回転時における補助機能は、原稿圧着板3が閉成方向に回転したとき、原稿圧着板3の所定の開成角度以下(例えば10°前後以下)においてその原稿圧着板3を低速で回転させるようにパルスモータ59を駆動させるようにする機能を有することが好ましい。このように補助機能を有することにより、原稿圧着板3の手動による回転を容易に行えることができる。
また、補助機能としては、原稿圧着板自動開スイッチ25又は原稿圧着板自動閉スイッチ26が操作されていない状態で原稿圧着板3が停止したときから手動で原稿圧着板3を開成方向又は閉成方向に回転させたときに、エンコーダからの信号に基づいて原稿圧着板3の回転を検知し、この原稿圧着板3の回転を補助するようにパルスモータ59を駆動させるように機能するようにしてもよい。すなわち、原稿圧着板3の動きに合わせて補助力を付加して軽い力で原稿圧着板3の開閉を行えるように補助機能を構成するようにしてもよい。これにより、原稿圧着板3の手動での開閉が容易に行えるようになる。
また、制御部23は自動開閉機能を有してもよい。自動開閉機能としては、例えば、原稿圧着板自動開スイッチ25又は原稿圧着板自動閉スイッチ26が操作されていない状態で原稿圧着板3が停止したときから手動で原稿圧着板3を開成方向又は閉成方向に回転させたときに、エンコーダからの信号に基づいて原稿圧着板3の開閉を自動的に行うようにパルスモータ59を駆動させるように機能するようにしてもよい。すなわち、原稿圧着板3が手動で開閉すると、その動作方向に自動的に原稿圧着板3の開閉が開始するように自動開閉機能を構成するようにしてもよい。これにより、原稿圧着板3の開閉が容易に行えるようになる。
また、制御部23は、原稿圧着板3を手動で開閉するときに、小歯車68の回転駆動力のパルスモータ59側への伝達を解除するように電磁クラッチ80を作動させるクラッチ機能を有していることが好ましい。クラッチ機能は、例えば、原稿圧着板3を手動で開閉するとき、所定の開成位置までは小歯車68の回転駆動力のパルスモータ59側への伝達を解除するものである。
次に、本発明に係る第1の原稿圧着板の開閉装置1の作用を説明する。
事務機器2が使用されていない状態は、通常、機器本体20のコンタクトガラス21に原稿圧着板3が密着されている閉成状態(図8参照。)である。コンタクトガラス21の面上に原稿を載置するのに手動で原稿圧着板3を回転させるには、まず、原稿圧着板3の前方(ヒンジ部4が取り付けられている箇所とは反対側の端部又はその近傍等)を持って原稿圧着板3を上方に持ち上げる。すなわち、原稿圧着板3を回動シャフト46を軸に回転させて、図1及び図9に示したように、コンタクトガラス面を外部に露出させて原稿圧着板3を、例えば、開成位置(開成角度が略70°)に位置させる。このとき、電磁クラッチ80によって小歯車68とパルスモータ59との動力の伝達を解除することにより、パルスモータ59のディテントトルク等がフリクション負荷として原稿圧着板3を開くときに作用しないので、原稿圧着板3をフリクション負荷が係ることなく開くことができる。
また、自動で原稿圧着板3を開くには、原稿圧着板自動開スイッチ25を例えば押込み操作する。この原稿圧着板自動開スイッチ25の操作により、パルスモータ59が駆動される。パルスモータ59の駆動により、パルスモータ59の回転駆動力が第1〜第3歯車64,65,66を介して小歯車68に伝達されて小歯車68が回転して、この小歯車68と噛合するラック歯56を介して昇降アーム51が上方に移動し、原稿圧着板3が昇降アーム51の上方への力によって自動的に開き、コンタクトガラス面が外部に露出して原稿圧着板3が開成位置に至る。これにより、露出したコンタクトガラス21の面上に原稿を載置することができる。
コンタクトガラス21の面上に原稿を載置した後、持ち上げた原稿圧着板3を手動で降ろす(閉じる)場合には、原稿圧着板3を閉成方向に回転させると、原稿圧着板3はコンタクトガラス21と接触する方向に回動シャフト46を軸に回転する(下方に移動する)。このように原稿圧着板3を閉成方向に回転させる場合、最初はコンプレッションスプリング44aの付勢力に抗するために多少の力が必要になるが、例えば、原稿圧着板3の開成角度が20°(20°前後を含む。)以下になると、原稿圧着板3のモーメントがコンプレッションスプリング44aによって原稿圧着板3を付勢する付勢力より大きくなるので、原稿圧着板3を容易に回転することができる。このとき、流体ダンパ装置144が設けられているために、原稿圧着板3の開成角度が例えば10°(10°前後を含む。)になると、流体ダンパ装置144によって原稿圧着板3の回転速度が低減されるので、原稿圧着板3が勢いよくコンタクトガラス21に衝突することがない。また、原稿圧着板3の閉成方向における回転速度が速くなったときに、電磁クラッチ80が駆動すれば小歯車68の回転力がパルスモータ59に伝達され、パルスモータ59のディテントトルク等がフリクション負荷として負荷されるので、原稿圧着板3の回転速度が低減されることになる。その結果、原稿圧着板3が勢いよくコンタクトガラス21に一層衝突することがなくなる。
また、原稿15が厚い本等のように厚さが厚い場合、原稿圧着板3を閉成方向に回転させる(下方に移動させる)と、原稿の支持部材42側の端部又はその近傍に原稿圧着板3の支持部材42の近傍の一部が接触し、原稿の支持部材42側の端部とは反対側の端部と原稿圧着板3との間に空間が形成される。すなわち、原稿圧着板3は浮いた状態となる。その浮いている原稿圧着板3をコンタクトガラス21側に押圧すると、作動ピン49が第1スライダー141を第2スライダー142側に押圧してコンプレッションスプリング44aの付勢力に抗して第1スライダー141が第2スライダー142側に移動し、原稿圧着板3がヒンジピン47を軸に回転する。すなわち、原稿の上部を覆うように原稿圧着板3が移動する(図2(b)参照。)。例えば、その原稿の上部が平坦面である場合には、この上部に原稿圧着板3が面接触する。よって、厚さが厚い原稿が安定してコンタクトガラス21の面上に密着することになる。この閉成操作を自動で行うことができることが、本発明の特徴の一つである。即ち、厚い原稿をコンタクトガラス上へ載置した後、原稿圧着板自動閉スイッチ26を押し込み操作すると、パルスモータ59が原稿圧着板3の開成方向と逆方向に回転し、昇降アーム51が下方へ移動することによって、原稿圧着板3を閉じることができる。この特徴は、昇降アーム51がヒンジ部4より前部側において原稿圧着板3の側部を支持していることによるものである。
また、通常時に自動で原稿圧着板3を閉じるには、原稿圧着板自動閉スイッチ26を例えば押込み操作する。この原稿圧着板自動閉スイッチ26の操作によりパルスモータ59が開成方向とは反対方向に回転駆動される。パルスモータ59の駆動により、パルスモータ59の回転駆動力が第1〜第3歯車64,65,66を介して小歯車68に伝達されて小歯車68が回転して、この小歯車68と噛合するラック歯56を介して昇降アーム51が下方に移動し、原稿圧着板3が昇降アーム51の下方への力によって自動的に閉じ、原稿圧着板3がコンタクトガラス面に密着する。このとき、自動閉回転機能が低速機能を有していると、原稿圧着板3が所定の開成角度以下のとき、パルスモータ59が制御されることによって、原稿圧着板3の閉じる方向への回転速度が低減されるので、原稿圧着板3が勢いよくコンタクトガラス21に衝突することがない。
このように、原稿圧着板3のヒンジ部4より前部側に取り付けられている昇降アーム51の昇降動作により原稿圧着板3が自動的に開閉することにより、原稿圧着板3を開閉させる際に原稿圧着板3へ力を作用させる箇所がヒンジ部4より離れたところであるために、ヒンジ部4例えば回動シャフト46に力を作用させて原稿圧着板3を動作させる場合に比して、小さな力で原稿圧着板3の開閉を行え、駆動モータとして高出力のモータを用いなくてもよいので、駆動部5の小型化を図れると共に、コストを低減することができる。従って、本発明に係る第1の原稿圧着板の開閉装置1の小型化を図れると共に低コスト化を図れることになる。
また、リフト部材43に水平位置調節手段45を設けたので、原稿圧着板3のコンタクトガラス21に対する位置を調節することができ、より安定して原稿をコンタクトガラス21に密着させることができる。
また、駆動モータがパルスモータ59であると、原稿圧着板3を自動的に開成方向又は閉成方向に回転させるときに、原稿圧着板3を回転させるトルクとは異なる大きなトルクが発生したときには、パルスモータ59が脱調するので、モータやその他の駆動部5等の破損を防止することができる。
なお、リフト機構として支持部材42に回動可能に取り付けられるリフト部材43を用いた場合について説明したが、これに限定されない。例えば、図12に示したように、取付部材91が脚部92を有し、この脚部92を機器本体20の上面の後端部近傍に高さ方向に延びる取付孔27に挿入することによって、リフト機構を構成するようにしてもよい。また、脚部92を筒体状に形成し、この脚部92内にスライダーを収装するようにしてもよい。
図13は、本発明に係る第2の原稿圧着板の開閉装置を備えた事務機器の一例を示す図である。この図は、第2の原稿圧着板の開閉装置の構成がわかり易いように機器本体及び原稿圧着板を簡略した図である。図14は、本発明に係る昇降アームの先端部の他の例を示す図である。図13に示したように、第2の原稿圧着板の開閉装置200は、駆動部5を機器本体20の側面の近傍に設けたスタンド201に取り付け、かつ、昇降アーム51の先端部の原稿圧着板3への取付を挟持手段210を用いて行ったものであり、その他の構成は第1の原稿圧着板の開閉装置1と同じであるので、その説明を省略する。
スタンド201は、機器本体20の側面の近傍の床上等に設置されるものである。スタンド201は、例えば、機器本体の上部近傍まで上方に延び、上部の一部(昇降アーム51が突出すると共に昇降する箇所)が開口された矩形筒体状に形成されている。このスタンド201内の上方に駆動部5の駆動ケース60が回転可能(昇降方向に揺動可能)に取り付けられていると共に、昇降アーム51の一部がスタンド201内に収容されている。スタンド201の下部には、安定した状態で立設させるための床面状等に載置される載置板202が設けられている。載置板202は、その一部に機器本体20の一部を載せることによって固定した載置板202上にスタンド201を立設させることができる。また、駆動部5の駆動ケース60をスタンド201内の上方に設けることにより、機器本体20の側面に駆動部5を取り付けるための孔等を開けたりすることがない。さらに、駆動ケース60及び昇降アーム51の一部がスタンド201内に収容されることにより、見栄えがよく外観が優れたものになる。
挟持手段210は、昇降アーム51の先端部の原稿圧着板3への取付を2つの挟持片を用いて行うものである。挟持手段210としては、特に限定されず、図14に示したように、2つの挟持部213を有するコの字状の挟持体211と、一方の挟持部213に、他方の挟持部213と対向すると共に移動可能に取り付けられている挟持片214とで構成してもよい。なお、挟持手段210としては、2つの挟持片を移動可能に形成すると共に、これら2つの挟持片が弾性部材によって挟持片間の間隔が狭くなるように付勢したものでもよい。挟持体211の基部212の外面には、昇降アーム51の先端部が回転可能に取り付けられている。挟持片214は、例えば、矩形平板状に形成され、一方の挟持部213に螺合されるビス215等によって他方の挟持部213に対してその間隔が調節できるようになっている。このように挟持手段210を用いて昇降アーム51の先端部の原稿圧着板3への取付を行うことにより、昇降アーム51の原稿圧着板3への取付位置の調節を容易に行うことができると共に、原稿圧着板3に昇降アーム51を取り付けるための孔等を開けたりすることがない。なお、第1の原稿圧着板の開閉装置1において、挟持手段210を用いて昇降アーム51を原稿圧着板3に取り付けるようにしてもよい。
図15及び図16は、本発明に係る第3の原稿圧着板の開閉装置を備えた事務機器の一例を示す図である。これらの図は、第3の原稿圧着板の開閉装置の構成がわかり易いように機器本体及び原稿圧着板を簡略した図である。第3の原稿圧着板の開閉装置では、駆動部5が、原稿圧着板3の前後方向にスライド可能でかつ回転可能に取り付けられている駆動アームである旋回アーム351と、この旋回アーム351を回転させる駆動力伝達手段であるところの図19乃至図21に示したように、回転駆動手段360とで構成されていることに特徴がある。なお、第1の原稿圧着板の開閉装置1と同一部材には同一符号を付し、その説明を省略することがある。
旋回アーム351は、図15〜図20に示すように、細長の断面矩形の棒状であって上方が原稿圧着板3に近づくようにクランク状に折り曲げられた形状に形成されている。旋回アーム351の上端部となる一端部は、原稿圧着板3の一方の側面に原稿圧着板3の前後方向にスライド可能でかつ回転可能すなわち揺動可能に取り付けられている。原稿圧着板3の一方の側面には、ガイド部材352がビス359等によって取り付けられている。ガイド部材352の表面には、長手方向に延びるガイド溝である係合凹部353が設けられている。この係合凹部353内は、開口部の幅より広がった係合部354として形成されている。旋回アーム351の一端部には、係合凹部353内に挿入される係合シャフト355が固定されている。この係合シャフト355の係合凹部353内の外周には、例えば、係合部354の幅と略同じか若干小さな径のローラ部材356が回転可能に取り付けられている。これにより、旋回アーム351の一端部がガイド部材352を介して原稿圧着板3の一方の側面に原稿圧着板3の前後方向にスライド可能でかつ回転可能に取り付けられている。
回転駆動手段360は、旋回アーム351を回転させるものであり、旋回アーム351の回転を行えるものであれば特に限定されず、例えば、正逆回転可能な駆動モータを備えている。駆動モータは、例えば、パルスモータ361等である。このパルスモータ361が駆動ケース362内に取り付けられている。駆動ケース362は、2つの枠部材362a、362bと両側壁362c、362dと中壁362eとからなる。駆動ケース362は、機器本体20の側面に取付片362fを介してビス362gによって取り付けられている。
パルスモータ361の回転軸361aには、図18〜図21に示したように、回転歯車363が取り付けられている。回転歯車363は、第1歯車364の大歯車364aと噛合されている。第1歯車364は、駆動ケース362に支持シャフト369を介して回動可能に取り付けられ、回転歯車363より直径が大きな大歯車364aと、大歯車364aより直径が小さな小歯車364bとを有する。この小歯車364bは、第2歯車365の大歯車365aと噛合されている。第2歯車365は、駆動ケース362に支持シャフト370を介して回動可能に取り付けられ、大歯車365aより直径が小さな小歯車365bを有する。この小歯車365bは、第3歯車366の大歯車366aと噛合されている。第3歯車366は、駆動ケース362に支持シャフト371を介して回動可能に取り付けられ、大歯車366aより直径が小さな小歯車366bを有する。この小歯車366bは、第4歯車367と噛合されている。第4歯車367は、駆動ケース362に回動可能に取り付けられている回転シャフト368に取り付けられている。回転シャフト368の表面側(機器本体とは反対側)の端部は、その表面より突出して係合部368aとして形成されている。この係合部368aは、非円形、例えば、円形の一部を切り欠いた形状に形成されている。この係合部368aが旋回アーム351の端部に嵌合された状態で取り付けられている。これにより、パルスモータ361の回転駆動力は、第1〜第3歯車364、365、366を介して第4歯車367に減速した状態で伝達されて、回転シャフト368を介して旋回アーム351が回転して、原稿圧着板3の開閉が自動的に行われるように構成されている。
このように構成しても、第3の原稿圧着板の開閉装置300は前記の第1の原稿圧着板の開閉装置1と同様の作用効果を奏する。すなわち、事務機器2が使用されていない状態は、通常、機器本体20のコンタクトガラス21に原稿圧着板3が密着されている閉成状態(図16参照。)である。コンタクトガラス21の面上に原稿を載置するのに手動で原稿圧着板3を回転させるには、まず、原稿圧着板3の前方(ヒンジ部4が取り付けられている箇所とは反対側の端部又はその近傍等)を持って原稿圧着板3を上方に持ち上げる。すなわち、原稿圧着板3を回動シャフト46を軸に回転させて、コンタクトガラス面を外部に露出させて原稿圧着板3を、例えば、開成位置(開成角度が略70°)に位置させる。このとき、電磁クラッチ80によって小歯車68とパルスモータ361との動力の伝達を解除することにより、パルスモータ361のディテントトルク等がフリクション負荷として原稿圧着板3を開くときに作用しないので、原稿圧着板3をフリクション負荷が係ることなく開くことができる。
また、自動で原稿圧着板3を開くには、原稿圧着板自動開スイッチ25を例えば押込み操作する。この原稿圧着板自動開スイッチ25の操作により、パルスモータ361が駆動される。パルスモータ361の駆動により、パルスモータ361の回転駆動力が第1〜第3歯車364,365,366を介して第4歯車367に伝達されて回転シャフト368を介して旋回アーム351が回転し、原稿圧着板3が自動的に開き、コンタクトガラス面が外部に露出して原稿圧着板3が開成位置に至る。これにより、露出したコンタクトガラス21の面上に原稿を載置することができる。
コンタクトガラス21の面上に原稿を載置した後、持ち上げた原稿圧着板3を手動で降ろす(閉じる)場合には、原稿圧着板3を閉成方向に回転させると、原稿圧着板3はコンタクトガラス21と接触する方向に回動シャフト46を軸に回転する(下方に移動する)。このように原稿圧着板3を閉成方向に回転させる場合、最初はコンプレッションスプリング44aの付勢力に抗するために多少の力が必要になるが、例えば、原稿圧着板3の開成角度が20°(20°前後を含む。)以下になると、原稿圧着板3のモーメントがコンプレッションスプリング44aによって原稿圧着板3を付勢する付勢力より大きくなるので、原稿圧着板3を容易に回転することができる。このとき、流体ダンパ装置144が設けられているために、原稿圧着板3の開成角度が例えば10°(10°前後を含む。)になると、流体ダンパ装置144によって原稿圧着板3の回転速度が低減されるので、原稿圧着板3が勢いよくコンタクトガラス21に衝突することがない。また、原稿圧着板3の閉成方向における回転速度が速くなったときに、電磁クラッチ80が駆動すれば小歯車の回転力がパルスモータ361に伝達され、パルスモータ361のディテントトルク等がフリクション負荷として負荷されるので、原稿圧着板3の回転速度が低減されることになる。その結果、原稿圧着板3が勢いよくコンタクトガラス21に一層衝突することがなくなる。
また、原稿15が厚い本等のように厚さが厚い場合、原稿圧着板3を閉成方向に回転させる(下方に移動させる)と、原稿の支持部材42側の端部又はその近傍に原稿圧着板3の支持部材42の近傍の一部が接触し、原稿の支持部材42側の端部とは反対側の端部と原稿圧着板3との間に空間が形成される。すなわち、原稿圧着板3は浮いた状態となる。その浮いている原稿圧着板3をコンタクトガラス21側に押圧すると、作動ピン49が第1スライダー141を第2スライダー142側に押圧してコンプレッションスプリング44aの付勢力に抗して第1スライダー141が第2スライダー142側に移動し、原稿圧着板3がヒンジピン47を軸に回転する。すなわち、原稿の上部を覆うように原稿圧着板3が移動する。例えば、その原稿の上部が平坦面である場合には、この上部に原稿圧着板3が面接触する。よって、厚さが厚い原稿が安定してコンタクトガラス21の面上に密着することになる。この開閉操作を自動で行うことができることが、本発明の特徴の一つである。即ち、厚い原稿をコンタクトガラス上へ載置した後、原稿圧着板自動閉スイッチ26を押し込み操作すると、パルスモータ361が原稿圧着板3の開成方向とは逆の方向へ回転し、旋回アーム351が旋回して原稿圧着板3を閉じることができるものである。この作用効果を奏することができる理由については前述した。
また、通常時に自動で原稿圧着板3を閉じるには、原稿圧着板自動閉スイッチ26を例えば押込み操作する。この原稿圧着板自動閉スイッチ26の操作によりパルスモータ361が開成方向とは反対方向に回転駆動される。パルスモータ361の回転駆動力が第1〜第3歯車364,365,366を介して第4歯車367に伝達されて回転シャフト368を介して旋回アーム351が回転し、原稿圧着板3が自動的に閉じ、原稿圧着板3がコンタクトガラス面に密着する。このとき、自動閉回転機能が低速機能を有していると、原稿圧着板3が所定の開成角度以下のとき、パルスモータ361が制御されることによって、原稿圧着板3の閉じる方向への回転速度が低減されるので、原稿圧着板3が勢いよくコンタクトガラス21に衝突することがない。
このように、原稿圧着板3のヒンジ部4より前部側に取り付けられている旋回アーム351の回転により原稿圧着板3が自動的に開閉することにより、原稿圧着板3を開閉させる際に原稿圧着板3へ力を作用させる箇所がヒンジ部4より離れたところであるので、ヒンジ部4例えば回動シャフト46に力を作用させて原稿圧着板3を動作させる場合に比して、小さな力で原稿圧着板3の開閉を行え、駆動部5の小型化を図れる。従って、本発明に係る第3の原稿圧着板の開閉装置300の小型化を図れると共に低コスト化を図れることになる。
また、リフト部材43に水平位置調節手段45を設けたので、原稿圧着板3のコンタクトガラス21に対する位置を調節することができ、より安定して原稿をコンタクトガラス21に密着させることができる。
また、駆動モータがパルスモータ361であると、原稿圧着板3を自動的に開成方向又は閉成方向に回転させるときに、原稿圧着板3を回転させるトルクとは異なる大きなトルクが発生したときには、パルスモータ361が脱調するので、モータやその他の駆動部5等の破損を防止することができる。
以上説明したように本発明に係る原稿圧着板の開閉装置は、手動と自動の双方で原稿圧着板を開閉でき、駆動部を、機器本体のヒンジ部より前部側において原稿圧着板の左右の側部のいずれか一方を支持する駆動アームと、この駆動アームへ駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、この駆動力伝達手段に備えられた駆動モータとで構成したので、小さな力で原稿圧着板の開閉を行え、駆動部の小型化を図れると共に低コスト化を図れることから、特に複写機、印刷機、ファクシミリ、スキャナー等の原稿圧着板の開閉装置として好適に用いられるものである。
本発明に係る第1の原稿圧着板の開閉装置を備えた事務機器の一例を示す概略斜視図である。 本発明に係る第1の原稿圧着板の開閉装置の一例を示す概略側面図で、(a)は閉成状態を示す図、(b)は原稿圧着板を開じたときの原稿圧着板の高さが最大の状態を示す図である。 本発明に係る昇降アームの先端部の一例を示す斜視図である。 本発明に係る駆動力伝達手段の一例を示す斜視図である。 本発明に係る駆動力伝達手段の一例を示す平面図である。 本発明に係る駆動力伝達手段の一例を示す正面図である。 本発明に係る駆動力伝達手段の一例を示す分解斜視図である。 本発明に係るヒンジ部の一例を示し、原稿圧着板を閉じた状態を示す側断面図である。 本発明に係るヒンジ部の一例を示し、原稿圧着板を開いた状態を示す側断面図である。 本発明に係るクラッチ手段の一例を示す図で、(a)その平面図であり、(b)電磁クラッチの部分の背面図である。 本発明に係る第1の原稿圧着板の開閉装置を備えた事務機器の他の例を示す概略斜視図である。 本発明に係る第1の原稿圧着板の開閉装置を備えた事務機器の他の例を示す概略斜視図である。 本発明に係る第2の原稿圧着板の開閉装置を備えた事務機器の一例を示す概略図で、(a)は斜視図、(b)は正面図である。 本発明に係る昇降アームの先端部の他の例を示す斜視図である。 本発明に係る第3の原稿圧着板の開閉装置を備えた事務機器の一例を示し、原稿圧着板を開いた状態を示す概略斜視図である。 本発明に係る第3の原稿圧着板の開閉装置を備えた事務機器の一例を示し、原稿圧着板を閉じた状態を示す概略斜視図である。 本発明に係る旋回アームの先端部の一例を示す斜視図である。 本発明に係る回転駆動手段の一例を示す斜視図である。 本発明に係る回転駆動手段の一例を示す平面図である。 本発明に係る回転駆動手段の一例を示す正面図である。 本発明に係る回転駆動手段の一例を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 第1の原稿圧着板の開閉装置
2 事務機器
3 原稿圧着板
4 ヒンジ部
5 駆動部
20 機器本体
23 制御部
41 取付部材
42 支持部材
43 リフト部材
44 弾性手段
51 昇降アーム(駆動アーム)
52 駆動力伝達手段
56 ラック歯
59 パルスモータ(駆動モータ)
60 駆動ケース
68 小歯車
78 ガイド溝
80 電磁クラッチ
73 ガイドローラ(ガイド部材)
91 取付部材
92 脚部
201 スタンド
202 載置板
210 挟持手段
351 旋回アーム(駆動アーム)
352 ガイド部材
353 係合凹部(ガイド溝)
360 回転駆動手段(駆動力伝達手段)

Claims (15)

  1. 事務機器の機器本体に対して原稿圧着板を自動と手動の双方で開閉可能に支持する開閉装置であって、ヒンジ部と駆動部とからなり、前記ヒンジ部は、前記機器本体の後部側において前記原稿圧着板の後部を支持し当該原稿圧着板を前記機器本体に対して開閉可能に支持するものであり、前記駆動部は、前記機器本体の前記ヒンジ部より前部側において前記原稿圧着板の左右の側部のいずれか一方或は双方を支持する駆動アームと、この駆動アームへ駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、この駆動力伝達手段に駆動力を与える駆動モータとで構成したことを特徴とする、原稿圧着板の開閉装置。
  2. 前記ヒンジ部は、リフト機構付きであることを特徴とする、請求項1に記載の原稿圧着板の開閉装置。
  3. 前記駆動アームは、昇降アームであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の原稿圧着板の開閉装置。
  4. 前記昇降アームは、駆動ケースに取り付けた小歯車と噛合するラック歯を有すると共に、機器本体を正面から見た場合にその左右方向へ移動規制された状態で一対のガイド部材の間で摺動可能に挟持される構成としたことを特徴とする、請求項3に記載の原稿圧着板の開閉装置。
  5. 前記駆動ケースは、前記昇降アームの昇降方向に揺動可能に前記機器本体へ取り付けられていることを特徴とする、請求項4に記載の原稿圧着板の開閉装置。
  6. 前記駆動アームは、その一端部を前記原稿圧着板の一側部に着脱可能に取り付けられる挟持手段に回転可能に取り付けられていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の原稿圧着板の開閉装置。
  7. 前記駆動アームは、旋回アームであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の原稿圧着板の開閉装置。
  8. 前記旋回アームは、その一端部を前記原稿圧着板に設けたガイド溝と摺動可能に係合させたことを特徴とする、請求項7に記載の原稿圧着板の開閉装置。
  9. 前記ヒンジ部のリフト機構は、前記機器本体側に取り付けた取付部材に回動可能に取り付けた支持部材の自由端部側に回転可能に取り付けて前記原稿圧着板を支持するリフト部材を有するものであることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の原稿圧着板の開閉装置。
  10. 前記ヒンジ部のリフト機構は、前記機器本体上へ取り付けられる取付部材に取り付けられて前記機器本体に対し上下動可能に取り付けられた脚部を有するものであることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の原稿圧着板の開閉装置。
  11. 前記駆動力伝達手段には、手動によって前記原稿圧着板が操作された場合には、当該駆動力伝達手段と駆動アームとの接続を解除するクラッチ手段が設けられていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の原稿圧着板の開閉装置。
  12. 前記駆動部は、前記機器本体とは別体に設けられたスタンドに設置されていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の原稿圧着板の開閉装置。
  13. 前記スタンドは、その上に前記機器本体を載せることによって固定される載置板上に設けられていることを特徴とする、請求項12に記載の原稿圧着板の開閉装置。
  14. 前記駆動アームを取り付ける駆動ケースは、前記機器本体内に設置され、前記駆動アームは、前記機器本体上に設けたガイド溝を介して当該機器本体上へ突出する構成であることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の原稿圧着板の開閉装置。
  15. 前記請求項1〜14のいずれか1項に記載の原稿圧着板の開閉装置を備えたことを特徴とする、事務機器。
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